グッチ(GUCCI)が6月2日、17年ウィメンズクルーズコレクションをロンドンで発表した。ショーが行われたのは、イギリスのロイヤルファミリーとの縁も深く、ロンドンで最も由緒ある歴史的建造物で世界文化遺産にも登録されているウェストミンスター寺院の回廊。ファッションブランドがウェストミンスター寺院でファッションショーを開催するのは、長い歴史の中で今回が初めてとなる。当日は初聖歌隊のコーラスが厳かに響く中、90以上のスタイルが披露された。
2016年06月05日シャネル(CHANEL)が、15-16年メティエダールコレクション「パリ イン ローマ」の広告キャンペーンを公開した。同広告キャンペーンでは、アメリカの女優、クリステン・スチュワートをモデルとして起用。クリステン・スチュワートは、これまでに13-14年メティエダールコレクション、15SSアイウエアコレクション、「11.12」ハンドバッグコレクション、アイメイクアップの最新ラインでもモデルを務めてきた。今回の15-16年メティエダールコレクションでは、パリのアパルトマンに漂うラグジュアリーな雰囲気の中、スモーキーな目元と赤いリップスティック、乱れたボブヘアが印象的な姿で、イタリアのモノクロ映画に出てくるような官能的なヒロインを演じている。写真やムービーもモノクロとなっており、シンプルなニットにゴージャスな大ぶりのメタリックジュエリーを合わせた黒と白のシルエットがコントラストをなしている。レースのパッチワークが巧みに描き出されたタイツにも、シャネルを象徴する黒と白のバイカラーのミュールが合わせられた。また、ウルトラソフトなカーフスキンを使用した新しいバージョンのアイコンバッグ「2.55」も登場している。動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube: ,
2016年06月05日イラストレーターでアートディレクターのエドツワキ(Ed TSUWAKI)による個展「QUAKENESS : REBIRTH」が6月10日から22日まで、表参道ヒルズ同潤館3階のギャラリー・表参道ロケット(ROCKET)にて開催される。同展では、モードイラストレーションで世界的に著名なエドツワキが昨年発表した、それまでに発表してきた作品とは一線を画す、アクリルやメディウムを用いたアブストラクトペインティングシリーズ「QUAKENESS」を、最新作を加えて展示する。「QUAKENESS」は、絵の具を木版に流し込み、数日間かけて乾かし、乾くうちに新たな絵の具を加えることで、新たな表層が生まれるという手法で制作。地球や宇宙を感じさせる生命体、地表と海面の境界線というような言葉を彷彿とさせる、自然と人間の表現による力強さを感じさせるシリーズとなっている。なお、最終日にはエドツワキの生誕50周年を祝うイベントも開催予定だ。【イベント情報】Ed TSUWAKI「QUAKENESS : REBIRTH」会場:表参道ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ同潤館3階会期:6月10日~22日時間:11:00~21:00(日曜日は20:00まで、6月22日は18:00まで)
2016年06月05日ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)がフレグランスコレクション「ジルスチュアート クリスタルブルーム オードパルファン」から7月1日、新作として「ジルスチュアート クリスタルブルーム エターナルダズル オードパルファン」(30ml 5,500円、50ml 7,500円)を発売する。「ジルスチュアート クリスタルブルーム オードパルファン」は、輝く美しい瞬間をきらめくような花々の香りで表現したコレクション。香り全体に深みをあたえるチュールアコードが100種類以上のマテリアルをひとつひとつ開花させ、心地よく包み込みながらまとう者をより魅力的に輝かせてくれる。今回は、次々に咲き誇る多彩なブーケを思わせる「ジルスチュアート クリスタルブルーム オードパルファン」、雪をまとった花々のような優美で清楚な香りが特徴の「ジルスチュアート クリスタルブルーム スノー オードパルファン」に続く新作が登場。「ジルスチュアート クリスタルブルーム オードパルファン」の咲き誇る花々の透明感と甘さのある香りをそのままに、色気を感じる、ほろ苦さを含む大人の香りのフレグランスに仕上げられた。トップノートでは、スイートピーやスノードロップの繊細で透明感のある香りと、ベルガモットやレモン、カシスのジューシーでさわやかな香りが、太陽のきらめきと重なり、輝きに満ちた気持ちへ高めてくれる。続くミドルノートでは、マグノリアの上品な甘さと、ミモザやダリアのさわやかな香りが融合し、限られた時間だけに出会えるゴールドに輝く太陽に導く。また、キーマテリアルであるサンセットシャインアコードが、香りの素材ひとつひとつを光に照らされたように輝き立たせる。エンドは、オスマンサスとイランイランの深みのある大人な甘さと、あたたかみのあるセダーウッドの香りが、チュールアコードにのせられて太陽の輝きとともにあふれ出す。ボトルはサンセットの光を浴びてゴールドにきらめく花々をイメージ。キャップには5枚の花びらを持つクリスタルイエローの花が3つ束ねられ、オーロラに輝くスワロフスキー クリスタルが花の中心にはめ込まれた。台座には花のおしべ、めしべをイメージしたフラワーモチーフのレリーフも施されている。
2016年06月05日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)は、6月10日から新ライン「B Yohji Yamamoto」のファーストコレクションとなる16-17AWコレクションの展開を伊勢丹新宿店を含む全国のヨウジヤマモトショップでスタートする。B Yohji Yamamotoというブランド名のアルファベット「B」は、「Black」、「Big Silhouette(ビッグシルエット)」、「B面」という3つ意味を持ち、現代女性に向けてヨウジヤマモトの新たな一面を表現するシンプルかつユニセックスでスポーティーなデイリークローズを提案していく。ファーストシーズンの16-17AWコレクションでは、ヴィンテージボアを使用したショート丈のブルゾンや、ホワイトステッチを施したオーバーサイズのコート、ゆったりとしたシルエットのグラフィックTシャツなど普段のコーディネートに取り入れやすい気軽さが特徴のアイテムを展開する。カラーパレットはブラック、ネイビー、エクリュ。なお、6月8日から14日までの阪急うめだ本店3階プロモーションスペース31での期間限定ショップで先行発売される。
2016年06月05日誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスのクリエーションの源に迫る展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。彼の頭の中を覗いてみたかのようなデジタルインスタレーションも。展覧会レポート1/2はこちら。■ ポールの頭の中には何が映る?今回の展示では、映像インスタレーションも用意されている。ポールの脳内を表現したブースだ。ここでは数々のイメージがデジタルビジョンに次々と映し出され、テキスタイルの柄や色彩のインスピレーションになっただろう、ポールが目にとめた様々なシーンがまるでコラージュのように伝わってくる。ポールの頭の中をデジタルインスタレーションで表現■ ポールのオフィスとデザインスタジオをそっくり再現「本展覧会には、いわゆるファッションの展覧会のようにマネキンが並ぶような展示はない。もっと根源的なファッションがどうやって生まれてくるのかを、つまびらかに伝える展示になったと思う」と語るのは本展を企画したデザインミュージアム館長のデヤン・スジック。続けて「もし僕が18歳の学生だったら、刺激的なこの展示会場から1日出てこられないくらいわくわくすると思うよ」とにこやかにコメントするポール。デザインスタジオを再現したブース型紙からスワッチまで、そっくりそのまま再現したデザインスタジオからは「クリエーションがどんな環境の中から生まれるのか」をまっすぐに伝えたいという意図が汲み取れる。ここに展示されるパソコンには次々と映像が映し出され、テーブルに置かれたラジオからは音楽が流れてくる。まさに、このスタジオでスタッフとポールたちが動き出しそうな程にリアルに再現されたスタジオ。この雰囲気の中からポール・スミスのクリエーションが生まれてきたのだという思いに駆られるブースで、前述のデヤン館長もお気に入りのブースだという。■ 世界に広がるポールのクリエーション展覧会も終盤に近づいてくると、ポールの頭の中から紡ぎ出された具体的なシェイプを持った展示へと遷っていく。「一つとして同じ店舗はない」という、世界各都市のポール・スミスのショップの外観や内観、またショップデザインにおいて大事な役割を果たす、床材やモチーフなども合わせて展示されている。そして、最後のブースにはファッションデザイナーであるポール・スミスの手腕を余すことなく詰め込んだ洋服が展示される。かつて礼服を仕立てるテーラーで学んだポールが大切にする仕立ての技術が伝わるアイテムもあれば、ポールが大切にしている「シンプルな中に特別な何か」を添えるために考え出した裏地やステッチをポップにするというアイデアに触れられる洋服もある。最後のブースではじめて洋服が登場するそして、出口へ向かうと、壁に貼られた大きなポストイットに書かれた「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS(毎日が新しいはじまり)」というポールの言葉で閉じられた本展覧会。(ここで撮影した写真にハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、会場内でプリントアウトしてくれるサービスも)「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS」というポールからのメッセージこの展覧会を通じて感じたことは、ポールがいつだって、新しい何かに「HELLO」といえる眼差しを持ってクリエーションと向き合い続けているということだ。「いつも新しい目で世の中を見続けること」「何でもないことから、何かを見つける目を持つこと」-- この“目を凝らす”ことを長きに渡り繰り返してきたからこそ、ポール・スミスはポール・スミスであり続けるのだろう。世界70ヶ国で自身のブランドを展開しようと、名だたるブランドやクリエーターとのコラボレーションにおいても、いつも彼は自分の心に問いかけ、「YES」「NO」を判断できる眼差しを持ち続けていることを、この展覧会に集った2,800点余の作品を通じて教えてもらった。【展覧会情報】ポール・スミス展HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH■ 京都会場会期:2016年6月4日から7月18日会場:京都国立近代美術館■ 東京会場会期:7月27日から8月23日会場:上野の森美術館■ 名古屋会場会期:9月11日から10月16日会場:松坂屋美術館
2016年06月05日ポール・スミスと聞いて何を思い浮かべるだろうか?カラフルな色使いにウィットに富んだモチーフ…。ロンドンのカルチャーを映し出し、トラディショナルでありながら革新的。誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスが、ポール・スミスたる所以を解き明かす展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。■ ポールのクリエーションをかきたてるものとは?初夏の京都、緑の木々に映える明るいピンクで「HELLO KYOTO」描かれたエントランスから展示はスタートする。今回ビジュアルでメインカラーになっているピンクは、日本の人たちに明るく前向きな気持ちを感じてもらえたらというポール自身の願いからだそう。展覧会の音声ガイドの声は、ポール・スミスを愛する俳優の松田翔太最初のブースでは、ポールのコレクションの中から数々の絵画や写真が壁一面に展示されている。このコレクションにはアンディ・ウォーホールのような著名なアーティストの作品もあれば、友人や家族、時にポールのファンから送られてきたものも。この展示を通じて、「何でもないものからも、価値を見いだしていくこと」というポール・スミスのクリエーションの根源に流れるメッセージが伝わってくるようだ。■ ポールのキャリアの「はじまりの場所」続いては、ポール自身も「この展覧会では、自分のすべてを正直にさらけ出した」と語るように、彼のキャリアがどのようにスタートしたのかを回顧するブースが用意されている。手を大きく伸ばせば反対の壁に触れてしまいそうな3m四方のホワイトキューブ。このサイズこそが、ポール・スミスが1970年にノッティンガムにオープンした1号館のサイズなのだ。来場者はこのキューブに入ることで、ここからポールの物語が広がっていったのだと、フィジカルに体感することが出来るだろう。そのキューブの奥には、ポール・スミスの最初のプレスルームが再現されている。といっても、このプレスルームはパリのホテルの一室。ベッドの上に黒い布を引き、シャツ6枚とニット2枚が置かれ、スーツ2着がクローゼットにかけられている。そう、いまや世界70ヶ国で販売されるポール・スミスも、たった10着のコレクションからはじまったのだ。ポール・スミスの初めてのショールームはパリのホテルの一室。用意されたのは10着の洋服だった■ ポールのクリエーションを支える人彼のルーツを語る上で欠かせない人物がいる。一人は11歳のポールに写真の楽しさを教えてくれたアマチュアカメラマンだった父。会場には、父からポールが譲り受けたカメラと共に、デビッド・ベイリーやマリオ・マスティーノなど著名なカメラマンが手掛けた広告キャンペーンビジュアルが並ぶ。そして、ポールに服づくりを教えてくれた妻のポーリーン。ポール自身「彼女がいなければ、何も実現できなかったでしょう」と語る。彼女が与えてくれたファッションにおける大切な要素を、過去のビジュアルやスケッチと共に披露している。ポールと妻ポーリーンとのエピソードが伝わる展示も続いて、ポールのクリエーションの源へと、視覚的に導いてくれるゾーンへと足を進めてみよう。
2016年06月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Conor Donlon』ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)『Concordo』に始まるヴォルフガング・ティルマンスのアーティストブックの4作目。かつてのアシスタントでありロンドンの「ドンロン・ブックス」の店主、そしティルマンスの長年の友人であるコナー・ドンロンを長期に渡って撮った写真。人気インテリア雑誌『Apartamento』の表紙を飾るなどティルマンスの写真にしばしば登場するコナー・ドンロンがロンドンのライフスタイルやカルチャーシーン、ナイトライフを体現する。【書籍情報】『Conor Donlon』著者:Wolfgang Tillmans出版社:Walther Konig言語:英語ソフトカバー/192ページ/240×160mm発刊:2016年価格:3,300円
2016年06月04日蜷川実花による写真展「IN MY ROOM」が、6月18日から7月4日まで渋谷パルコパート1・3階のパルコミュージアムで開催される。同展は、8月7日に一時休業をするパルコミュージアムの締めくくりに、渋谷パルコと縁の深いアーティストたちによる3つの展覧会を行う企画「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITIONS」の第1弾となるもの。会場では、6月30日に発刊される蜷川の写真集『IN MY ROOM』から収録作品を展示する。『IN MY ROOM』は雑誌『EYESCREAM』の人気連載「蜷川実花のプライベートモード」が書籍化したもので、今最も旬な“オトコたち”を、プライベートモードに捉えた写真作品が綴られている。選ばれた“オトコたち”は、窪塚洋介、永瀬正敏、綾野剛、斎藤工、村上淳、渋谷慶一郎、妻夫木聡、金子ノブアキ、松山ケンイチ、早乙女太一、大森南朋、玉木宏、猪子寿之、堂珍嘉邦、伊勢谷友介、浅野忠信、坂口健太郎、東出昌大など。蜷川実花は、2001年「第26回木村伊兵衛写真賞」受賞発表の後に新作写真展「まろやかな毒景色」をパルコギャラリーで開催。以降、2003年「Liquid Dreams」、2008年「蜷川妄想劇場」、2012年「へルタースケルター」と継続的にパルコで個展を発表してきた。2007年には初監督作品となる映画『さくらん』の展覧会「さくらん極彩色絢爛展」をパルコミュージアムで開催、監督2作目となる映画『へルタースケルター』ではパルコの広告に起用されるなどした、パルコゆかりのアーティストである。【イベント情報】「IN MY ROOM」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:6月18日~7月4日時間:10:00~21:00(7月4日は18:00まで、入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月04日ディオール(Dior)が6月3日、発売以来数々の国で売上No.1を記録した新フレグランス「プワゾン ガール オードゥ パルファン」(30ml 8,500円、50ml 1万2,500円)の国内販売をスタートする。「プワゾン ガール」は、1985年に初めて発売され、日本でも大ヒットした「プワゾン」シリーズの新作。ビターオレンジの香りで、ベネズエラ産トンカビーンにみずみずしいオレンジが甘美な官能性を、グラース産ローズのフローラルノートがスパイシーな女性らしさを漂わせるビタースウィートフローラルなフレグランスとなっている。今年2月にヨーロッパ各地で発売され大ヒットを記録し、現在も多くの若い女性から支持を得ている。日本国内での取り扱いは、ディオール公式オンラインブティックと、表参道ディオールブティックの直営ブティック2店舗のみ。オンラインブティックでは期間限定で「プワゾン ガール」購入と同時にサンプルも一緒に配達。先にサンプルで香りを試し、万が一合わない場合は30日間の返品受付を保証している。
2016年06月04日ミラノサローネと並びパリで開催される世界的なインテリア・プロダクトデザインの総合見本市パリ メゾン・エ・オブジェに今年1月に出展した日本ブランドの凱旋企画展が6月1日より日本橋三越本店でスタートした。同展は日本で唯一公式にパリのメゾン・エ・オブジェより冠の使用を認められているイベントとして、昨年10月に第1回凱旋展を開催。2回目となる今回は本館1階ホールと本館5階リビングフロアで行われ、日本の伝統技法、繊細な技術をモダンなデザインで表現し、パリでも高い評価を得た日本のライフスタイルブランド16社1団体がポップアップで紹介されている。1階ホールは7日まで、5階は6月28日まで開催される。前回に引き続き、京都とミラノにデザインスタジオとショップを持つスフェラ(SFERA)が1階と5階の両フロアで展開。ドイツにアトリエを構える名古屋の有松絞りをベースにしたプロダクトを展開するスズサン(SUZUSAN)も引き続き出店。重要文化財の指定を受けたフランス産赤斑大理石とイタリア産卵黄色大理石を張りつめた1階中央ホールで、新しい日本のイメージを担うデザインプロダクツが天女像を背景に並んだ。1階同ホール(7日まで開催)ではミラノサローネやフランクフルトのアンビエンテなどの国際見本市でも高い評価を得ている”組子”の技法をを小箱やオブジェなど立体で表現した新潟上越市の猪俣美術建具店のKinomo、彫刻家の高橋靖史氏が手掛けJR九州のななつ星のドアハンドルとしても使用されている木製ドアハンドルのブランド・すがたかたち、秋田の丸松銘木店の職人による編み込みの化粧板ALMAJIRO、色紙を合板に挟み込むことで美しいストライプの木口を実現した北海道の滝口ベニヤのペーパーウッドといった木工ブランドと共に、ファニチャーラグのZAPPETO、創業100年を超える京都・川並鉄鋼の切削加工技術をデザインに応用したメタルアートMETALSPICE、毛先にナノミネラルコーティングを施すことにより水だけで磨けるという歯ブラシMISOKAを開発した大阪箕面の夢職人のブースを設置。パリ以外では国内で初めて一堂に会し、実際に商品も販売されている。また本館5階ギャラリー・ライフ・マイニングでは、ニューヨークで高い評価を得ている布のテクスチャーをセラミックで表現したテーブルウェアを制作するOVOセラミックス、淡路島のお香と播磨のマッチというそれぞれの老舗がコラボしたお香hibi、鳥取の伝統的手漉き和紙技術を背景にモダンなランプシェードなどで提案する谷口・青谷和紙、新潟・燕市のカトラリーなどを手掛ける青芳製作所、1891年(明治24年)創業の手刷り木工版画の老舗、京都の竹笹堂、光学ガラスを使った祈りの道具FROM NOWHEREを開発したカドミ光学、“はがせる” 水性塗料のマスキングカラーなど、自社の技術を現代の生活に向けて開発する老舗のメーカーの注目商品が並ぶ。また、同エリアでは江戸切子や東京七宝、江戸更紗、江戸指物、江戸銀器、染工、木版、組紐、刷毛、御簾、網代編みなど東京の伝統工芸品を世界に発信するプロジェクト「東京手仕事」の製品も展示販売されている。Text:野田達哉
2016年06月04日“真実の愛を象徴するアイコン”、ティファニー(TIFFANY & CO.)のエンゲージメントリング「ティファニー セッティング」が、今年で誕生130周年を迎える。1886年に発表されたこの「ティファニー セッティング」は、創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーがブリリアントカット ダイヤモンドの比類なき美しさを引き立てるリングを作りたいという思いから生まれたもの。ダイヤモンドをベゼルにセットしていた当時それまでのリングとは違い、6本のプラチナの爪でダイヤモンドをリングのバンドから持ち上げるという革新的なデザインにより、あらゆる方向から光を取り込みダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すことがかなった。ティファニーに16年勤務してきた宝石加工技師ヘンリー・シウダが「ティファニーは、世界で認められたダイヤモンドの99.96%を振るい落としています」と語るように、バンドの上にセットされたラウンド ブリリアントカットのダイヤモンドは、業界で設けられた基準を遥かに超えた最も厳しいダイヤモンドの評価基準を満たしたもの。ヘンリー以外にも、業界で45年働いてきたダイヤモンドのカットと研磨を専門とするバグワティーとマネク・パテル兄弟や、熟練の技術で同じ高さ、 重さ、 角度に宝石をカットすることのできるトマス・ジウラなど、工房には一流の職人たちがそろう。これまで多くの人々を魅了してきた“永遠の輝き”に裏打ちされるのは、紛れもない彼らのクラフトマンシップである。これらの事から、ティファニーのダイヤモンド エンゲージメント リングにはすべての商品に、生涯そのダイヤモンドの品質を保証するフル ライフタイム ワランティとティファニーのダイヤモンド鑑定書が添付されいる。
2016年06月04日トラヤカフェ六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店、青山店では、期間を分けて4種類の「みぞれ」を提供する。6月17日から7月10日まで販売の1品目は、「マンゴーと豆乳ミルクのみぞれ」。さっぱりとしたマンゴーのみぞれと、優しい口当たりの豆乳ミルクのみぞれに、白あんベースのあんペースト「バニラとレモン」をのせた。7月11日から31日までは、オレンジとレモンの爽やかさとぴりりとした生姜を味わえる「シトロンジンジャーのみぞれ」が登場。店内仕込みのラズベリーのあんペーストがのせられている。8月1日から22日までは、フレッシュなすいかをピューレにして、白みつのみを加えて作った「すいかのみぞれ」を提供。ラムの風味を利かせたあんのソースを敷き、すいかの種に見立てた小豆を散らしている。8月23日から9月15日まで販売される「抹茶とシトラスミルクのみぞれ」は、香り高い抹茶のみぞれに柑橘系の香りを合わせた豆乳のみぞれをのせたもの。あんペースト「小倉あん」がグラスの底に敷かれた。なお、価格は六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店が単品税込1,026円、ドリンクセットが税込1,458円、青山店はスモールポーションで税込864円。その他、食事メニューも用意されている。6月3日から30日までは、じゃがいもベースのスープに、アスパラガスとキャベツのソテーをあわせ、こんがり焼いたベーコンをのせた「季節の野菜スープ(アスパラガスとキャベツ)と全粒粉スコーン」(税込1,188円、平日限定ドリンク付きランチセット/税込1,001円)が登場する。また、6月17日から9月中旬頃までは、六本木ヒルズ店、表参道ヒルズ店、青山店、あんスタンド新宿店にて、希少な白小豆でつくった白あんにレモンピューレやはちみつ、バニラビーンズを加えたあんペースト「バニラとレモン」(税込864円)を販売する予定だ。
2016年06月04日そごう・西武が、プライベートブランド・リミテッドエディションのスペシャルゲストデザイナーにカール・ラガーフェルドを起用した。70年代より、他に先駆けてヨーロッパのファッションを日本に持ち込むなど日本のファッション業界に貢献してきた西武百貨店。今回は、価値や品質を重視した、他にはない独自性が特徴のアイテムを展開するリミテッドエディションのゲストデザイナーとして、モード界のレジェンドであるカール・ラガーフェルドを任命。ブランド名を「リミテッドエディション バイ カール・ラガーフェルド(LIMITED EDITION by KARL LAGERFELD)として、9月に新作コレクションを発売する。西武池袋本店、そごう横浜店などそごう・西武15店舗、ショッピングサイト「e.デパート」にて展開される。
2016年06月04日ディオール(Dior)が阪急うめだ本店で6月8日から14日までの期間、花々を連想させるフレッシュで明るいカラー コレクションを限定販売する。5色のアイシャドウパレット「サンク クルール」からは、オートクチュールのカラーとエフェクトをアイシャドウに注ぎ、艶やかなイブニングドレスをイメージした、爽やかなスカイブルーを基調とした「226 クール ドゥ フルール」(7,600円)と、生命力あふれるローズの花びらからインスパイアされた、カラフルなパステルカラーが詰まった「436 ブトン ブトン ド オール」(7,600円)が同店限定で登場。ディオール アディクト リップ マキシマイザーからは唇を内側から瞬時にふっくらとボリューミーに演出するベストセラーリップグロスの限定色「005 フレッシュ ピンク」(3,600円)を、ディオール アディクト グロスはグラマラスなボリュームでプランプリップを叶えるフェミニンなライトピンクの「259 パール」(3,400円)、ディオール ヴェルニはジェルネイルの仕上がりを叶えるピュアなスカイブルーの「301 ブルーエット」(3,000円)、フレッシュな血色感で頬を彩り、明るい印象に導くコーラル ピーチディオール ブラッシュ「553 カクテル ピーチ」(5,700円)がそれぞれ数量限定販売される。阪急うめだ本店3階にあるディオール バックステージ ストゥーディオでは、ディオール専属アーティストが個人に合わせて美しさを引き出すメイクサービス&レッスンも予約にて受け付けている。(※要店舗問い合わせ)また、販売期間中の阪急うめだ本店1階では、ディオールの特別な空間で香りのコレクションを体験できる「ディオール・レ・パルファン・イベント」も開催される。
2016年06月03日ディーゼル(DIESEL)のホームコレクションライン「ディーゼル リビング(DIESEL LIVING)」が、イタリアのインテリア&デコレーションブランド・セレッティ(SELETTI)とコラボレートしたテーブルウェアコレクション「DIESEL LIVING with SELETTI」の第2弾を発売する。今回発売されるのは、宇宙をテーマにしたテーブルウェアコレクション。世界的に有名なデザイン誌『ウォールペーパー』の「Wallpaper Design Awards 2015」も受賞したプレートセット「コズミック ダイナー(COSMIC DINER)」は、“宇宙”をテーマに、9つの惑星と太陽、月の幻想的な美しさを表現した。価格は「SATURN」、「CALLISTO」、「NEPTUNE」が4,800円、「MARS」、「URANUS」、「JUPITER」が6,800円。「TITAN」、「PLUTO」、「VENUS」が9,800円、「MOON」が1万1,800円、「SUN」が1万4,800円。その他、70年代に活躍した本物のロケットのグラフィック、色、質感からインスパイアされたロケット型ソルト&ペッパーミル(1万6,800円、1万8,800円)や、宇宙飛行士の花瓶(1万2,800円)、宇宙から落下した隕石のようなデザインのグラス(4,800円、5,800円)、月のクレーターからインスパイアされたコーヒーカップ(1,500円)とボウル(7,800円、1万1,800円)などが登場する。展開店舗は、DIESEL GINZA、DIESEL OSAKA、DIESEL SHIBUYA、DIESEL 青山、DIESEL 六本木ヒルズ、DIESEL 二子玉川、DIESELラゾーナ川崎、DIESEL クレアーレ、DIESEL 神戸、DIESEL 福岡にて。
2016年06月03日セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)から夏に欠かせないアイテム、フラットサンダルシリーズが登場した。都会の装いにもぴったりの「SAINT TROPEZ」(7万8,000円)はメタリックレザーにゴールドパーツがアクセントとなる2カラーで、バイカラーがアクティブなシーンでも高級感をもたらしてくれる「BLANCHE」(4万円)は3カラーの2シリーズが今回新たに登場した。いずれのシリーズもこれからの季節にぴったりのラバーソールを使用し、リラックスした大人のサマースタイルを演出してくれる。
2016年06月03日東京・代々木の代々木VILLAGE by kurkkuでは6月1日から9月30日まで、大人気企画であるビアテラスを今年もオープンする。今年は、14年に人気を博し多くのリクエストがあった「Beach Garden」が復活。期間中は代々木VILLAGEを象徴する庭が、ノウゼンカズラや南国の植物によってビーチガーデンに大変身。都会のオアシスに現れた開放的なビーチで夏を満喫することができる。裸足にもなれる砂浜のテーブル席がある「VILLAGE ZONE」では、MUSIC BARのバーテンダーがつくる夏にピッタリのフローズンカクテルやテラス限定のアラカルトメニューを提供。ドリンクには、「サッポロ黒ラベル 生」(700円)や、「ホワイト サングリア」(1,200円)、「バカルディ ビター モヒート」(1,100円)、「フローズンM.Bモヒート」(1,200円)が登場。フードは、「ピッツァ マルゲリータ」(1,400円)や「ピッツァ クアトロ フォルマッジ」(1,600円)、「たっぷりウニのパスタ」(2,300円)、「手長エビのパスタ」(2,600円)、「新鮮野菜のバーニャフレッダ」(1,500円)といったメニューが展開される。一方、エントランス付近の「CONTAINER ZONE」では、浜辺の海の家を散策するように好きなお店で夏のおすすめメニューを気軽に楽しむことができる。店舗のラインアップは、SUPER Me、Meat Bar Maison、代々木カリー、FRESCO COFFEE ROASTERSとなっている。営業時間は18時から22時(※22時以降はテラス席より店内へ移動となる)、コンテナゾーンは24時まで。
2016年06月03日近年ブラジルで高く評価されている写真家の大原治雄(1909~1999)の写真展「大原治雄写真展 ―ブラジルの大地と家族の記憶―」が、6月7日まで伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーで開催されている。大原治雄は、17歳で家族とともに高知県から移民第1号としてブラジルに渡り、サンパウロの農園で働いた後、開拓民としてパラナ州ロンドリーナに入植。28歳の頃に小型カメラを購入し、農作業の合間にブラジルの自然や家族の姿、変わりゆくロンドリーナの町などを撮るようになった。その後、ブラジル国内外の写真展に出品するようになり、1998年には「ロンドリーナ国際フェスティバル」で初の個展を開催すると大きな反響を呼び、「クリチバ市国際写真ビエンナーレ」(パラナ州)に第2回(1998年)、第3回(2000年)と連続で紹介され、ブラジル国内で高い評価を受けた。現在、高知県の高知県立美術館で「大原治雄写真展」も、6月12日まで開かれている。今回同展では、リオデジャナイロオリンピック2016を記念し、約30点の写真作品を展示。若くしてブラジルの地に渡り、家族や仲間たちと切り拓き育て上げた広大な農場、そこで働く農民の日常風景、愛する家族の姿をこつこつと穏やかに写した写真作品などが紹介されており、現在東京で見られるのはここだけであり貴重な機会となっている。また、6月18日から7月18日まで兵庫県の伊丹市立美術館でも日本初の大規模個展が開かれる。【イベント情報】「大原治雄写真展 ―ブラジルの大地と家族の記憶―」会場:伊勢丹新宿店本館5階 アートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1会期:6月1日~7日
2016年06月03日韓国でかき氷ブームを巻き起こしたコリアンデザートカフェ・ソルビン(雪氷)が6月30日、東京・原宿のグリーンオーク原宿(東京都渋谷区神宮前1-14-34)の2階に日本1号店「SULBING HARAJUKU」をオープンする。ソルビンは、韓国の伝統菓子に斬新なアイデアを加え、現代風にアレンジしたスイーツを提供するカフェ。13年に韓国・釜山に1号店をオープンすると、口に入れた瞬間にすっと溶けるふんわりとしたパウダースノーのようなミルクかき氷が若者を中心に大ヒットし、韓国で一大かき氷ブームを巻き起こした。14年には、1年間で最も消費者のニーズに応えヒット商品を生みだした12ブランドに贈られる「韓国ブランド大賞」を受賞し、現在では韓国国内に500店舗以上を展開するほど急成長を遂げている。日本第1号店となる「SULBING HARAJUKU」では、香ばしいきな粉とパリパリのアーモンドがマッチした看板メニュー「インジョルミ・ソルビン(きな粉餅かき氷)」をはじめ、今年3月にH.I.S.が発表した「本場で食べたい!世界の絶品スイーツランキング」で1位を獲得した期間限定販売の「センタルギ・ソルビン(生いちごかき氷)」、冬にも大人気のホットスイーツ「インジョルミ・トストゥ(きな粉餅トースト)」などを販売。その他、日本限定メニューも導入される予定だ。
2016年06月03日エンダースキーマ(Hender Scheme)が6月4日、ドーバー ストリート マーケット ギンザ限定コレクションをドーバー ストリート マーケット ギンザ(東京都中央区銀座6-9-5)4階で販売開始。「manual industrial products」と呼ばれ毎シーズン1型ずつ新たに展開しているエンタースキーマのオマージュラインのセルフオマージュとも解釈できる今回の限定コレクションは、エンタースキーマ初の試みとなるアッパーがネイビー、ライニングがナチュラルという配色がポイント。ひとつひとつあえて手作業で制作され、表面的なデザインではなく見え方の違いをデザインしている。使用する革、パーツにネイビーの濃淡が生まれたことで通常のナチュラルカラーとは異なる雰囲気を感じられるドーバー ストリート マーケット ギンザ限定コレクションは、数量限定販売となっている。
2016年06月03日スポークンワーズプロジェクト(spoken words project)がKOKKAと協同し、プリントテキスタイルに特化した新しいファッションソーイングブランド・スリーミニッツ(3min.)をスタートする。スリーミニッツは、自分で服を縫うことへの新しい提案を行うファッションソーイングブランド。ブランド名は、“3分間クッキング”で楽しく気軽に料理を作るように服を作ろうという提案から名付けられた。アートディレクターは長嶋りかこ、インテリアコーディネーターは小林恭、小林マナが務める。メイン商品となるのは、素材となるプリント生地、オリジナルデザインの服の型紙、その作例写真などが一冊にまとまったアートブック仕様の豪華ボックスキット。生地と型紙は年2回新作を発表し、街の生地屋で測り売りされる。ファーストコレクションは8月より販売開始を予定。その他、6月1日よりオープンしたウェブサイト()では、各商品の販売の他、縫い方などの手引きを解説。また、ファッションブランドとしても独自性を追求し、顧客への提案をコレクションショーやプレゼンテーションなどで提案するなど、“買う”服と“作る”服のあり方を再考してその融合を目指す。なお、最終的には布にまつわるアイテムを、ファッションに限らず雑貨や空間まで裁縫で作っていく予定だ。
2016年06月03日シャネル(CHANEL)が9月17日から17年1月8日まで、ヴェネツィア市内のカ ペーザロ国際現代美術館で展覧会「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」を開催する。「CULTURE CHANEL」は、シャネルが07年にスタートした展覧会プロジェクトで、フランスのキュレーターであるジャン=ルイ フロマンが、シャネルというブランドの歴史とガブリエル・シャネルの人生を毎回異なるテーマで辿る。これまでに、モスクワのプーシキン美術館、上海当代芸術館、北京の中国博物館、広州オペラハウス、パリのパレ ド トーキョー、韓国の東大門デザインプラザで開催されてきた。第7回目となる同展では、“彼女と書物との関係、そして読むことについて”をテーマに、ガブリエル・シャネルのクリエイティブな世界を喚起。オバジーヌの孤児院での孤独な少女期から晩年まで、ガブリエル・シャネルは様々な書物とその作者たちによって導かれ、空想力を育み、見えないものに対して神秘的な探究を行い、独自の世界観が形成された。彼女が手にした書物は、ホメロス、プラトン、ウェルギリウス、ソポクレス、ルクレティウス、ダンテ、モンテーニュ、セルバンテス、セヴィニエ 公爵夫人、ステファヌ マラルメなど古典から現代まで多岐にわたる。会場では、視覚的な一致や相似を提示しながら現代の視点で書物や書くことを取り上げ、ガブリエル・シャネルの創作コンセプトに呼応する詩の世界についてスポットを当てる。数々の献辞や歴史的文書、写真、図版がファッションアイテムとともに展示され、ガブリエル・シャネルの美意識、古典主義とバロック趣味、ロシアやヴェネチアの輝きへの愛着をライブラリーのように紐解いていく。また、パリのアパルトマンにある美術品をはじめ、ジュエリーや香水など初公開となる展示品も並ぶ。【イベント情報】「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」会場:カ ペーザロ国際現代美術館住所:Santa Croce 2076, 30135 Venice, Italy会期:9月17日~17年1月8日(c) FONDAZIONNE MUSEI CIVICI DI VENEZIA
2016年06月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・銀座のNADiff du Champ(ナディッフ デュ シャン)です。■『Provoke-Between Protest and Performance』本書は今年1月にウィーンにて開催された、「PROVOKE展」に合わせてドイツのSteidl社から発行されたカタログである。当展覧会は、ウィーンに続いて、スイスのヴィンタートゥール、パリ、そしてシカゴの美術館へ巡回予定である。『プロヴォーク(Provoke)』とは、1968年に創刊された写真同人誌の名前である。ひいては、その創刊者たちやその周辺の作家が表したその作風を「プロヴォーク的な」と言ったり、または彼らが活躍した時代を「プロヴォークの時代」と呼んだりすることもある。それは「思想のための挑発的資料」というサブタイトルに分かるように、「挑発」を意味する言葉だ。創刊者は、中平卓馬、高梨豊、多木浩二、岡田隆彦といった面々であった。そして、2号から参加することになる森山大道も、もちろんプロヴォークにおける主要な写真家である。わずか3号までの発行で廃刊となったにも関わらず、「プロヴォーク」という言葉は写真史に強烈に記憶され、いまなお議論や研究の対象となっている。一体彼らは、何に挑んでいたのか。ベトナム戦争、キューバ危機、そして東大安田講堂事件を始めとする学生運動などが盛んに行われていた60年代から70年代の社会情勢において、写真はその役割を問い直された。写されたものは、本当に「リアル」なのか。もしくは、写真が提示する「リアル」とは一体何なのか。その場に行かずとも目撃することができる、世界中に共有される出来事の「イメージ」とそれに対応する「言葉」はもはや形骸化していた。『プロヴォーク』の総括集となった『まずたしからしさの世界を捨てろ』において、中平卓馬は、溢れる戦争の写真に対し不感症になっている自分や社会への違和感について、こう述べるのである。「それはおそらくこれらの膨大な写真が、みずから〈記録〉写真と名のりながらも、実は世界にまっすぐ眼をむけることなく、使い古した言葉による図式、戦争→悲惨→戦争反対にのってそれらの言葉をイラストレートすることしか望んでいないことに関連する」本書に収められた写真はどれも、粒子が荒く、ピントはあっておらず、ざらついて、一体何を写したのやら判別できないものもある。いわゆる「アレ、ブレ、ボケ」と揶揄もされたその作風は、自分自身が世界を「見る」という行為を見つめ直した痕跡である。それは必ずしも、美しくピントがあっているものではない。決定的瞬間などでもない。日々流れていく風景を、横目に流し見、時にフラつきながら、時に何かに吸い寄せられ、そして中には忘れてしまうものも、記憶に残るものもある。それは、もはや「これ」と言葉で名づけることのできない残像なのである。そのようにして世界を見るということ、そして写すということ、その行為そのものを問い直した写真家たち各々の戦いは、『プロヴォーク』にはじまり、それぞれの道へと分岐していく。通底していたのは、カッコつきの「リアル」への懐疑と挑戦である。当時にも増して、「それっぽい」写真や言葉によるイメージが増幅する現代において、当時の日本の写真家たちの戦いは、世界の目にどう映っているのか。作品が収録されている主な写真家は、中平卓馬、東松照明、森山大道、高梨豊、北井一夫、細江英公、榎倉康二、荒木経惟など、挙げきれないほど。また寺山修司や赤瀬川原平など、『プロヴォーク』に近しかった芸術家たちも取り上げられ、写真のみならずプロヴォークに影響を与え、プロヴォークに影響を受けた界隈の作品まで見通すことができる1冊だ。『プロヴォーク』の第一人者たちへのインタビューはもちろんのこと、当時の社会情勢にフォーカスしながら、海外の出版社による印刷とセレクトによってここまで結集した『プロヴォーク』を見直すことは、今もって現代における私たち自身の世界の見方を問い直す、新鮮な驚きになるはずである。【書籍情報】『Provoke-Between Protest and Performance』版元:Steidl判型:190mm×250mm/ソフトカバー/680ページ(写真点数600枚)定価:1万240円
2016年06月02日ホテルニューオータニ東京では7月16日から9月4日まで、都内最大級のアウトドアプール「ガーデンプール」がオープンする。敷地面積2,000平方メートルを誇る「ガーデンプール」は、ヤシの木や緑豊かな木々に囲まれ、都会にいながらにしてリゾート気分が味わえるアウトドアプール。今年も昨年に引き続いて“ハワイアントロピカル”をテーマに開催される。プールサイドレストラン「OUTRIGGER」では、人気の「ハワイアンバーガー」や「トロピカルプレートランチ」などのハワイアンメニューをはじめ、“ホテルの美味しい”を集めたレストランSATSUKIの人気メニューや、ホテルオリジナルブレンドの八穀米を使った「Jシリアルロコモコ」などに加え、オリジナルフード・カクテルも登場する。そのほか予約制で、10席限定フリーフロードリンクの付いたプライベートシート「ルアーナ(LUANA)」や、1棟限定テントスタイルのラグジュアリープライベートコテージ「カバナ(CABANA)」も用意している。また、7月22日から9月3日の18時から22時まで、真夏の夜に“大人のリゾート空間”を満喫できる「POOL by NIGHT THE "O" LOUNGE」もオープン。ホテルスタッフによるフレア バーテンディングや真夏の夜にぴったりな国内トップクラスの人気DJがBGMを演出するイベントなどが開催される。夏の関連イベントとして、8月9日、10日には日本庭園内で「大江戸紀尾井町祭」、8月15日から19日には鉄板焼「もみじ亭」でプレミアムビアガーデンも開催される予定。
2016年06月02日ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)が、12星座をモチーフにした限定ネイルカラー「ジルスチュアート ホロスコープネイルズ」(10ml 各1,800円)から2種類の新色を発売する。6月3日に発売される蟹座モチーフの「courageous Cancer」は、天の川の輝きをイメージしたミルキーウェイホワイトカラーのネイルカラー。7月1日に発売される獅子座モチーフの「majestic Leo」は、永遠に輝き続ける満天の星空をイメージしたトゥインクルスターゴールドカラーとなっている。また、7月1日には、「ジルスチュアート ホロスコープネイルズ」をより輝かせるための限定トップコート「Wish on secret stars!」(10ml 1,800円)を発売。透明のさらりとしたトップコートに、様々な色味のパールや、“シークレットスター”がランダムに入れられた。ツヤ感の高い成分であるポリッシュグロウポリマーを配合することで、クリスタルガラスのように透明感の高いツヤやかな仕上がりを実現し、さらにネイルカラーのもちも高めてくれる。
2016年06月02日メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が展開するカフェ キツネ(CAFE KITSUNE)が、6月4日から夏仕様となり、夏季限定メニューの販売を開始する。昨年の夏季限定メニューとして登場した「水出しアイスコーヒー」(税込750円)、「抹茶のシェケラート」(税込750円)、「エスプレッソアフォガード」(税込750円)に加え、エルダーフラワーを煮出した自家製シロップを加えたリラックス効果の高い「レモネード」(税込550円)、ミントの葉を贅沢に使用する「チョコレートミント」(税込750円)、丁寧に抽出したビターなエスプレッソをトニックウォーターで割る爽快感がクセになる「エスプレッソトニック」(税込600円)が新メニューとして追加される。また、カフェ キツネのロゴが入ったデイリーユース仕様のオリジナルトートバック(税込4,104円)も夏季限定メニュースタートに合わせて発売する。
2016年06月02日蜷川実花が6月30日、いま最も旬な“オトコたち”36人のポートレートを収録した新作写真集『IN MY ROOM』を発売する。同写真集は、雑誌『EYESCREAM』の人気連載「蜷川実花のプライベートモード」を完全書籍化もの。同連載に登場したいま最も旬な“オトコたち”36人のポートレート約250カットを収録し、巻末には各被写体とのインタビューも掲載される。今回登場するのは、新井浩文、窪塚洋介、永瀬正敏、綾野剛、斎藤工、村上淳、MIYAVI、渋谷慶一郎、菅田将暉、妻夫木聡、金子ノブアキ、松山ケンイチ、早乙女太一、大森南朋、竜星涼、玉木宏、登坂広臣、猪子寿之、村上虹郎、大東駿介、小林直己、堂珍嘉邦、NAOTO、鈴木亮平、柄本佑、伊勢谷友介、三浦貴大、中村達也、瀬戸康史、浅野忠信、坂口健太郎、間宮祥太朗、成田凌、吉村界人、東出昌大、窪田正孝ら36人。なお、関連イベントとして、東京・渋谷のパルコ-ミュージアムで6月18日から7月4日まで写真展「IN MY ROOM」を開催する。【書籍情報】『IN MY ROOM』著者:蜷川実花出版社:スペースシャワーネットワーク並製/192ページ/B5判発刊:2016年6月30日価格:3,000円【イベント情報】「IN MY ROOM」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:6月18日~7月4日時間:10:00~21:00(7月4日は18:00まで、入場は閉場の30分前まで)入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月02日ラコステ(LACOSTE)が6月11日、『ピーナッツ(PEANUTS)』とのコラボレーションによる新作ポロシャツを発売する。10年に『ピーナッツ』の生誕60周年を記念し、初のコラボレーションを行ったラコステと『ピーナッツ』。今回のコラボレーションでは、15年に引き続き、スヌーピー、チャーリー・ブラウン、ウッドストックといった可愛らしいキャラクターたちが、ワニと一緒に暴れ回る。スヌーピーとウッドストックがワニから犬小屋を取り返そうと協力しあったり、チャーリー・ブラウンがワニとウッドストックの連合チームとテニスの試合に興じる。今回はこの2つのスケッチが、アイコニックなポロシャツに色あせない刺繍で施された。各モデルが、メンズ(1万4,000円)、ウィメンズ(1万3,000円)ともにブラック、ネイビー、グレーの3色で展開される。(c) 2016 Peanuts Worldwide LLC
2016年06月02日パンをモチーフにした便箋を収録した書籍『かわいいパン レターブック』が、6月9日に発売される。美味しそうなパンの写真や人気作家のパンにまつわる作品を用いたかわいい便せんの数々を収録した同書は、プレゼントにも最適な1冊である。参加作家は、彦坂木版工房、ぱんとたまねぎ、堀道広+パンラボ、岩崎美里など。また関連書籍として、ヨーロッパ、アジア、日本など世界のパンを通じて、文化的な背景を写真とイラストで伝える『世界のかわいいパン』が2015年2月に刊行されている。【書籍情報】『かわいいパン レターブック』出版社:パイ インターナショナルソフトカバー/208ページ/A5変型発刊:2016年6月9日価格:1,680円
2016年06月02日