レキサミ(REKISAMI)のデザイナー・幾左田千佳が15-16SSからスタートさせた新ブランド「チカキサダ(Chika Kisada)」の15-16FWコレクションを展開するプロモーションが、伊勢丹新宿店本館3階=ウエストパークでスタートした。8月2日まで。同ブランドの2シーズン目となるAWコレクションでは、モノトーンを基調にしたアイテムを展開。落ち感のあるハイウエストのワンピース(5万4,000円)では、細やかなプリーツで上品さを漂わせながらも、レザー素材のハーネスを組み合わせるなど、女性が持つ強さも同時に感じさせる一着に仕上がっている。その他にも、レザーの編み込みで幾何学模様を表現したシリーズ(ワンピース 6万8,000円、ジャケット 14万2,000円)や、毛足の長いポニー素材を大胆に使ったライダースジャケット(16万円)など、存在感のあるアイテムが揃う。担当バイヤーに同スペースのコンセプトを聞くと「伊勢丹新宿店3階のプロモーションスペースは、各デザイナーが持つ魅力をストレートに表現する場として考えている。実力あるデザイナーをこのスペースで紹介していくことで、次世代のモードを発信出来たら」と語る。8月以降もロンドン、ニューヨーク、東京などから実力を備えたブランドのプロモーションを計画しているという。
2015年07月31日東京・青山の国連大学前広場にて8月1日と2日、「イタリアクラフトビールマーケット」が開催される。7月より毎週末開催してきた「クラフトビールマーケット」の一環として開催される「イタリアクラフトビールマーケット」。8月はテーマ性を重視し、青空の下、食べること・呑むことがより楽しくなる空間を提供する。今回はイタリア商工会議所と共同で、“Biritalia”と題したイタリアのビアガーデンをイメージしたものとなる。当日は、イタリア商工会議所によるクラフトビールを中心に14社30種類以上のビールを展開。中でも注目なのが、イタリアの“グリーン・ハート”と呼ばれる緑あふれるウンブリア州にあるブリュワリーで製造される「ビッラ・フレア(BIRRA FLEA)」。歴史的に有名な名水の産地グアルド・ダディーノの豊かな水源を活かし、すべて自社農園で栽培した大麦を使用して造られている。その他にも、Birra Moretti、Birrificio Angelo Poretti、Birra Menabrea、Birrificio Il Chiostro、Birra Venezia、Birra Roma、Brimmer Brewing、Blue Moon、谷中ビアホール、木内酒造、野菜くらぶ、サンクトガーレンなどによるビールが登場。また、イタリア食材のインポーターやピザ、ラザニア、ジェラートなどのフードも展開する予定だ。【イベント情報】「イタリアクラフトビールマーケット」会場:国連大学前広場住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70会期:8月1日・2日時間:10:00~17:00
2015年07月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。■『GENESIS』セバスチャン・サルガド(Sebastiao Salgado)世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られる巨匠、セバスチャン・サルガド。本書は、これまで常に人間を捉え、戦争、難民、虐殺、人間の弱さなど深い闇と向き合い、捉え、発表してきたサルガドが、その作風を変え、04年から取り組んできたプロジェクト「GENESIS(起源)」の活動記録を綴った写真集だ。同プロジェクトは今も地球上に残る、“ありのままの地球の姿”を残したガラパゴスやアラスカ、サハラ砂漠、熱帯雨林などを自らの足で何度も赴き、そこにある手つかずの美しい自然や、そこに暮らす現代社会から離れた人々の原始的な生活を写しだすことにより、現代が抱える地球環境問題や人間社会との繋がり方を再び考えさせてくれるプロジェクトとなった。「『GENESIS』は、私からの地球への“ラブレター”なのです」とサルガドは言う。人間の深い闇を見つめ続けてきた写真家・サルガドの希望への祈り。ページを捲るたびに伝わる深い祈りを感じられる1冊となっている。8月1日からは、Bunkamura ル・シネマにて『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』が上映される。数々の傑作ドキュメンタリーを世に送り出してきたヴィム・ヴェンダース監督が、サルガドの長男、映画作家のジュリアーノ・リベイロ・サルガドの協力を得て、家族を愛するひとりの男の波乱に満ちた足跡を解き明かしていく。【書籍情報】『GENESIS』出版社:タッシェン言語:英語ハードカバー/520ページ/243mmx355mm発刊:2013年価格:1万1,880円(税込)
2015年07月30日日本橋三越本店本館のウィンドウでは、8月24日まで、浮世絵師・葛飾北斎の作品をモチーフに、アートディレクターでグラフィックデザイナーの吉田ユニがクリエイティブを手掛けたアート作品が展示されている。同アート作品は、“カルチャーリゾート百貨店”を標榜する日本橋三越が日本文化・アートにクローズアップし、“アートのある暮らし”を全館で提案する企画「2015三越アート&クリエイション」の一環として製作されたもの。同店は、今なお人々を魅了してやまない葛飾北斎にクローズアップし、『北斎漫画』全15編、約4,000図をリソースに様々な催しを実施する。日本橋三越本館1階の通りに面した大きなウィンドウではコラボアートを展開。葛飾北斎が切り取った江戸の“時”に、吉田ユニの斬新な感性が融合された。吉田ユニは、野田秀樹演出舞台の広告を始め、メルセデス・ベンツ・ファッションウィーク 東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO)のビジュアルや、木村カエラ、CharaのCDジャケットなどを手掛けている。同作では、人の目を引く圧倒的なインパクトと細部までこだわり抜いたデザインによって、吉田独自の視点で解剖した北斎の世界観が再構築された。また同店本館1階の中央ホールでは、8月12日から18日まで、『北斎漫画』の原画を販売する他、現代に伝わる技術とモノづくりを体験できるイベントも開催され、北斎の時代の雰囲気を体感することができる。
2015年07月30日セイコー(SEIKO)が7月30日、東京・銀座にセイコーの高級ウオッチブランドのみを取り扱う「セイコープレミアムブティック」(東京都中央区銀座7-9-16 銀座ロータリービル1階)をオープンした。世界初の高級品のみを取り扱うセイコーブティックとなる同店では、セイコーの3つの高級ウオッチブランドである「グランドセイコー」、「クレドール」、「ガランテ」のアイテムをフルラインで展開する。また、セイコーが誇る現代の名工たちが手仕事で作り上げる3,000万円台までのマスターピース約120点も陳列。1,000万円以上のマスターピース商品購入者には、それぞれの商品が作られた雫石高級時計工房、または信州・時の匠工房への招待など、特典も用意されている。
2015年07月30日毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today’s item」の番外編として、7月31日まで、ファッション・ビューティ業界関係者が選ぶ、“東京土産”をご紹介。季節のご挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。本日は、三越伊勢丹の婦人・子供統括部 ヤングNB1 バイヤー、寺澤真理さんが推奨する、「ミントデザインズ(mintdesigns)」が「メディコム・トイ(MEDICOM TOY)」とコラボレーションしたシリーズ「FABRICK」の雑貨。「毎シーズンかわいい柄に注目している」と寺澤さん。15-16AWシーズンにはコミックの吹き出し柄とジグザグ柄が登場。アイテムは、バックパックやショルダーバッグ、PCケースなどから小物まで様々に展開される中でも「ギフトにしやすい大きさ、価格としてはカードケース、ペンケース、メガネケースが人気」と寺澤さん話す。汚れに強いPVC加工が施されたコットンのキャンバス地は、不規則なジグザグ柄をプリントし遊び心溢れるデザイン。伊勢丹新宿店でも取り扱いのある、二つ折りタイプのカードケース(3,400円)と、方口タイプのメガネケース(4,600円)、ジップで開閉するタイプのペンケース(3,800円)は、機能性と多様性のあるシリーズの中でも一押しのアイテムだ。カラーバリエーションは、ホワイト×ベージュ、ピンク×ベージュの2色。「男女ともにお洒落メガネの需要が増えた今、特にメガネケースは性別問わずギフトにおすすめ。『いつもお洒落なメガネを掛けているね…』という言葉と一緒に添えてお渡ししたらより喜んでいただけるかも」(寺澤さん)<問い合わせ先>ミントデザインズTEL:03-6450-5622
2015年07月30日アメリカ・オレゴン州の「ポートランド日本庭園」は、その敷地拡張と増設工事のため投資を募ってきたが、このほど15年9月から16年3月まで一時的に閉園し、工事を開始することを発表した。「ポートランド日本庭園」は63年に開園して以来、長年にわたり愛され現在では年間35万人以上の来場者を誇る庭園だ。総面積は約22,000m2を誇り、伝統的な平庭、露地・茶室、渓流など5つの庭園様式を楽しむことができる。9月から行われる庭園の拡張は世界的に著名な建築家である隈研吾氏が手掛けるとのことで、大きな注目を集めている。日本の伝統的なデザインに、北アメリカの太平洋岸北西部の精神を融合させたモダンなスタイルを実現することを狙いとし、LEED認証された建築物を3つと新しい庭園スペースを7箇所増築する予定だ。今回の拡張にあたってのデザインは、神社の門をくぐると目の前に村の活き活きとした光景が飛び込んでくるような、日本の伝統的な門前町のイメージにならって行われた。メインの庭園のすぐ外には文化村と中庭も新たに増設されることとなっており、そこでは今後ワークショップやギャラリー、パフォーマンスが行われるとのことだ。元来、日本庭園の技術を学ぶためには専門の書籍から学ぶか、日本語を学び日本に出向き伝統を継承するしかないと考えられてきたが、今回の「ポートランド日本庭園」の拡張や投資計画には、その技術をどんな人でも学べるようにと、新たにオープンする学会の発展も大きな目的となっており、次の世代に日本庭園や文化をもっと身近な存在として親しんでほしいという願いが込められている。アメリカ国内にこのような本格的な日本庭園があることにまず驚くが、さらに日本の庭園と遜色ないクオリティにまで昇華させていることにも大きな驚きがあった。一度は訪れてみたいものだ。※本記事は (引用元: ) の許諾を受け、翻訳・執筆を行っております。
2015年07月30日京都ホテルオークラが8月7日、第64回目を迎える文化サロン「美を写す ~美しいものを美しく再現すること~」を開催する。日本の伝統や京都の文化を再認識し、後世へと伝えることを目的として10年にスタートした京都ホテルオークラの文化サロン。第64回を迎える今回は、120余年に渡り、国宝などの文化遺産を図録や複製品として世に送り続けている便利堂コロタイプ工房長・山本修を講師に迎えて話を聞く。印刷技術の中でも特に繊細で高度な技術が要求され、美術印刷の最高峰とされる“コロタイプ”。便利堂は世界的にも希少となったコロタイプ技法を用い、国内外の美術館、博物館の美術品や書簡の複製を数多く手掛けている。また、今回から3回にわたって実施される体験型企画の第1弾として、「鳥獣戯画」の絵はがきプリント体験が行われる。自身で「鳥獣戯画」の絵をプリントし、コロタイプ印刷の技法を疑似体験出来るイベントとなっている。【イベント情報】第64回 京都ホテルオークラ文化サロン「美を写す ~美しいものを美しく再現すること~」会場:京都ホテルオークラ 3階宴会場(ランチ会場は京料理「入舟」または「桃李」)住所:京都府京都市中京区河原町通南入る一之船入町537-4会期:8月7日時間:ランチ 11:45~12:45、講演会 13:00~15:00料金:ランチ付 7,000円、講演・体験のみ 4,500円
2015年07月30日東京・南青山の老舗ビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)が、今年の9月23日をもって閉店することを発表。それに伴い、8月5日から閉店日までの50日間にわたり「完全閉店セール」を実施する。南青山に店舗を構えて50年を迎える嶋田洋書だが、その節目となる今年、運営主体の嶋田株式会社は洋書事業の撤退を決定した。同店で取り扱いのある欧米アジアから直輸入した書籍は、ファッション、デザイン、アート、建築、音楽、ウェディング、テキスタイル、料理、絵本など様々なジャンルに及び、その奥行きのある圧倒的な品揃えからこれまで多くのファンに愛されてきた。FASHION HEADLINEでも毎週火曜日に【嶋田洋書オススメBOOK】として多彩な書籍を紹介する連載企画を行っており、多くの読者に向けて新しい視点を得るきっかけ作りを提供していた。今回、そんな多くのファンに向けて行われるロングラン大感謝セールは、連載でも登場した嶋田洋書のおすすめを始めとする書籍の数々を、手頃な価格で手に入れることのできるまたとない機会。営業時間は11時から20時。なお、セール実施前の現在も謝恩値引きを行っており、一部品切れも発生しているため早めに足を運んでほしい。
2015年07月30日ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)が、12星座モチーフの限定ネイルカラー「ジルスチュアート ホロスコープネイルズ」(10ml 1,800円)の新作2種を発売する。10月2日に発売される蠍座モチーフのネイルカラー「resourceful Scorpio」は、透明度の高いベースに様々な色に輝くラメを配合した、パープリッシュニュアンスのイルミネイトホワイト。続いて11月6日に発売される射手座モチーフのネイルカラー「philosopher Sagittarius」は、紫、レッド、ゴールドなどのパールが配合された鮮やかなローズレッドに仕上げられた。キャップに施された冠には、それぞれの星座をイメージしたカラーのスワロフスキーをあしらったサインチャームが施されている。
2015年07月30日メッセージ性のあるユニークな広告が特徴のディーゼル(DIESEL)が、15-16AWシーズンのキャンペーンビジュアルを公開した。ディーゼルはこれまでも広告を通じて、時代や思潮に独自の解釈を投げかけてきた。修正された画像や大げさなコピー広告がまかり通る昨今に、15-16AWシーズンでは“Decoded by DIESEL”をテーマに、ありのままの事柄を率直に伝えるメッセージを展開する。デジタルカルチャーが浸透し、誰しもがあらゆる情報を直接読み取ることができる現代において、“ユーモア”は人々にシェアされて他者とつながる手段と捉え、未加工の写真に、「着る服を紹介しています」「軍事経験は不要です」「なんとか、かんとか」といったユーモアたっぷりの見出しを添えた気取らない表現で、消費者に敬意を表し、直接つながりたいという思いが込められている。スタイリングは同ブランドの新アーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・フォルミケッティが、撮影はリチャード・バーブリッジが担当。クリエイティブエージェンシーはスプリング・スタジオズが担当した。
2015年07月30日ミュウミュウ(MIU MIU)が新作バッグコレクション「ソヴァージュ」(11万6,000円)を発売した。クロコダイル模様が印象的な「ソヴァージュ」は、15AWコレクションで登場した光沢のあるシレを使用したバッグコレクション。ハンドル部分には、パースペックス(透明アクリルの樹脂)が用いられている。2サイズ(H30×W40×D19、H38×W35×D12)で用意されており、カラーは、H30×W40×D19がグリーン、ブラウン、オレンジ、ベージュの4色、H38×W35×D12はグリーンとブラウンの2色展開となっている。取扱いは世界中で20店舗のみとなっており、国内ではミュウミュウ青山店、銀座店、伊勢丹新宿3階店、心斎橋大丸店、名古屋店にて販売される。
2015年07月30日8月12日から24日にかけて、伊勢丹新宿店で「イセタン アート&クリエーション フェスタ 2015」が開催される。昨年開催の第1回目に続き、2回目となる今回のテーマは「ART IS THE FUTURE.(アートはミライだ)」。時代や国境を超えた新しいビジョンを創造し、クリエーションの無限性を打ち出していこうというものだ。これに伴い、リビングフロアでは「とんがりのススメ」という独自のテーマを定め、気鋭の若手作家が表現する“とんがったカッコよさ”溢れるアイテムを各種紹介。時代の先端を突き進む女性に、“カッコいい女子の暮らし方”を提案したいという考えだ。会場となるのは、同店本館5階センターパーク/ザ・ステージ#5。ネックレスやポーチ、オブジェなどのアイテムを造形する作家8名に加え、店内装飾を担当するアーティスト1名が参加する。8名のうち最も若手となるのは、陶芸の技法・素材を用いて鳥や小動物を作り続ける大福志織。トゲトゲとした見た目のセンセーショナルな作品にも定評があり、今年春には、増上寺で開催の「天祭 一〇八」に初参加してグランプリを獲得している注目度No.1作家だ。さらに、現代人の感じているコミュニケーション不全を「デジタルネットワーク」をビジュアル化することによって描き出すTask Q(飯田桂子)も注目度が高い。人間一人ひとり違う存在だからこそ生まれる不安や悩みを、圧倒的な画力でSF的絵画に昇華させていることがポイントだ。会期初日8月12日には、店内装飾担当のBAKIBAKI(山尾光平)によるライブペインティングも開催。マスキングテープを操り、その場で会場を彩っていくライブは必見。あれよあれよという間に和モダンな空間が生まれていくさまを、ぜひとも自身の目で確かめてほしい。その他の参加アーティストは、古賀崇洋、前川多仁、赤部夏美、田村一、やまだあやこ、山田浩之。個性豊かなアーティストの集結を受け、伊勢丹の担当マネーシャーは「来場して作品に直に触れることで、好みのアーティスト、好きな作品を見つけていただきたい。また、高感度でとんがった暮らしを、少しでもいいなと思ってもらえれば幸いです」とコメント。リビングフロアでも、「FASHIONの伊勢丹」をアピールしたいと気合いを覗かせていた。
2015年07月30日マルニ(MARNI)が、15-16AWウィメンズコレクションの広告キャンペーンヴィジュアルを発表した。そのヴィジュアルは、意外なほどノンシャラン。秋冬の新作を纏ったトップモデルのマルテ・メイ・ヴァン・ハースターが、床に寝転んだり、引っ繰り返したテーブルにもたれかかったり。カメラに向かって完璧なポーズを決めてみせるのではなく、穏やかに自由気ままに振る舞う様は、今やモードの主流であるエフォートレスなムードを反映したかのよう。アートディレクションはエミリオ・プッチやヴェルサーチなども手掛けるGB65が担当。シュールレアリスティックなシチュエーションと惹き付けるカラフルな色彩の妙は今回のマルニのそれでも遺憾なく発揮されている。また、撮影を手掛けたのはイギリスの女流カメラマン、ジャッキー・ニッカーソン。90年代に『VOGUE』や『ELLE』などでファッションフォトグラファーとして活躍しながらも、最近はアフリカの人々や自然を撮った一連の作品でも知られている。ジャーナリストとしてもその手腕は高く評価され、ファッションとアートの垣根を超えて活躍を続けている。彼女は今回の撮影に際し、次のように語っている。「クリエイティブ・ディレクターのコンスエロ・カスティリオーニの実験的で時に反抗的、破壊的なデザインへのアプローチが大好きです。このヴィジュアルには、洗練されたエレガンスとケオティックな感覚が混在しています。私は作品を見た時真っ先に、そこに写っている人に目が行く写真が良いと考えています。服が人を所有しているのではなく、あくまでも人が服を着用しているのですから」。15-16AWからは毎シーズン広告キャンペーンを展開していくという。
2015年07月30日「一歩踏み出そうとする人、しない人、その両方の事を考えたデザイン」と今季のコレクションについて話す、コムデギャルソン社のメンズブランド、ガンリュウ(GANRYU)のデザイナー・丸龍文人氏。『前を向くためのカジュアルウェア』をブランドコンセプトに掲げるガンリュウが、7月28日、ランウェイショーで披露した16SSコレクション。前シーズンに引き続き、会場は青山のIDOLだ。派手な色・柄など使わず、極めてベーシックなカラーでショーは始まった。ファーストルックはウインドブレーカーに使われそうな光沢のあるナイロンタフタのブラックのセットアップ。暫く無地のルックが続き、次第にインナーにストライプやドットが加わり、終盤に入ると一変、レッド、グリーン、ブルー、イエローといった原色が挿し込まれルックが賑やかになった。ウィメンズも9体のルックを、メンズと共にランウェイ形式で披露した。ウィメンズは「エクストラカジュアル」がテーマ。カジュアルを越えたカジュアル…ということで、元来フォーマルなノーカラージャケットをデニム地で仕上げている。ショーが終わり、メンズのテーマを尋ねると「オルタナティブスーツ」というキーワードが返ってきた。「オルタナティブ」という言葉を挙げたその意図とは?ランウェイショーで披露し終えたばかりの、デザイナー・丸龍文人氏に、自身のコレクションを通して表現した想いについて聞いた。(以下全文、丸龍氏のインタビュー)単純に自分が着たい服を表現した結果。ブランドコンセプトに『前を向くためのカジュアルウェア』を掲げているが、その時代々々にあった表現方法がイコール自分の着たいスタイルになります。コレクション全体を要約するのは難しいですが、“完全なスーツスタイル”を自分が着てみたかったというのが第一です。今の世の中の閉塞的な雰囲気というものに、自分自信もそうだし、いい加減、世の人々も嫌気がさしていると僕は思っています。そうはいっても、単純に面白いものを作って「どうぞ着て下さい」と出しても、それを素直に着てくれる世の中でもない。そんな簡単な時代じゃない。世のデザインを見て、面白いけど服としてどうかな?と思う事があります。ガンリュウではそういったことをやるつもりはありません。一方、「この面白くない世の中をなんとかしなくてはいけない」とデザイナーとして思うし…。皆さんそう考えていると思うのですが。閉塞的なものの象徴がひと言でいうとノームコアだと思います。面白いものは必要だけど、いきなりがらりと変わるものは受け入れられるはずがない。何事もグラデーションのように変容していくのではないでしょうか。ノームコアと面白さのグラデーションの部分をガンリュウが担うにはどうすればいいだろう…というアプローチから着想。そこから生まれたのが、「オルタナティブスーツ」です。踏み出さない訳にはいかないし、かといってアマチュアではないのでビジネスを度外視にはできない。そう考えた時に、コンサバティブな要素を用いることで、多少遊んでも、ワードローブに取り入れやすいのではという狙いがある。そういった意味で今回“スーツ”が必要でした。「オルタナティブスーツ」を直訳すると“型にはまらないスーツ”とか、“ある意味スーツ”とかそういった意味合い。例えば、複数のモデルがジャケットを交換するといったショーの演出も、型にはまらない服の楽しさを視覚的に伝えたかったから。僕の場合、セットアップのことをスーツと捉えています。元々、対となるボトムがなく、既成概念ならセットアップにならないトップスに対してボトムを共生地で作ったり、更にシャツをアンサンブルにしたり、もしくはスリーピースにしたり。欠けているものをデザインしたという意識です。たまたまショーではフィナーレに持っていきましたが、今回のコレクションのデザインは、実は『原色』から始まったんです。まずはカラフルなジャケットを自分が着たいというところが起点だったので。ではどうすればカラーのセットアップを説明のつくデザインとして表現できるのか…。デザインの全てを言葉で語るつもりはありませんが、そのように発想していきました。試行錯誤の末、僕が導き出した“オルタナティブスーツ”をコレクションから感じて頂きたいと思います。
2015年07月30日エルメス(HERMES)が、7月29日、伊勢丹新宿店本館2階の婦人靴プロモーションにレディースシューズ15-16AW新作コレクションの期間限定ショップをオープンした。期間は8月17日まで。メタリックな什器でスタイリッシュにデザインされたショップ内には、秋が待ち遠しくなるような発色の美しいショートブーツ、軽やかなパンプス、ウィークエンドスタイルにピッタリのスニーカーまで、バリエーション豊かな新作シューズを多数展開している。シューズコレクションはピエール・アルディ(PIERRE HARDY)がデザインを手がけており、レディースプレタポルテコレクションの新アーティスティック・ディレクター、ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)によるデビューコレクションと同じく、エルメスのルーツである「ライディング・スピリット」にリンクしたデザインが見られる。ショートブーツ「レクシー」(ヒール5.5cm 13万7,000円)は、クラシカルなシェーヴル・ヴェロア素材で、同メゾンのシグネチャーである“シェーヌ・ダンクル”のモチーフが、ローズゴールドの金具ジッパーのアクセントに。カラーは、ナデージュの手がけたレディースプレタポルテでもキーカラーとして使われた「レッド・ピマン」や「ブルー・キュラソー」を含む3色展開。また、70年代を彷彿させるレトロなカラーブロックも今シーズンを印象づけるデザインのひとつ。新作ロングブーツ「リーピング」は、乗馬用ブランケットから着想を得た“ロカバール”をイメージした、カラフルなストライプが特徴的だ。甲にゴールドのスタッズが印象的なスニーカー「レノックス」(27万4,000円)は、同メゾンの「コリエ・ド・シアン」(犬の首輪を意味する)のバングルからインスパイアされた。サイドに“エクスリブリス”が刻印されたエンブレムがあしらわれ、力強くも上品なエルメスらしい世界観を反映している。ハイカットのスニーカー「ジミー」(11万5,000円)は、秋冬の新素材としてムートンを採用しアップデート。「レノックス」同様、エンブレムが付いており、靴裏ラバーにも「H」がデザインされた。また、馬具モチーフのグラフィックが描かれたフラットシューズは、同柄プリントのシルクのセットアップと共にもディスプレイされ、プレタポルテとの連動性をイメージさせる。このほか、8月7日から24日まで、同店本館1階のエルメスブティックでは、インスタレーション「NUMEROS magiques」を開催。会場では“ブーツの中から飛び出す馬”や“植物に変身したバレエシューズ”など、15-16AWコレクションの新作シューズが来店者をマジカルな世界へと誘う空間が演出される。
2015年07月29日04年にデザイナーの有働幸司が立ち上げたブランド「ファクトタム(FACTOTUM)」が、正式なコレクションブランドとして国内外で展示会を行っていくにあたり、ベーシックアイテムを「ヴァリス バイ ファクトタム(VALLIS by FACTUM)」として新たに展開することを発表。7月29日から伊勢丹新宿店メンズ館2階で、31日からは代官山の路面店でも展開をスタートする。「ファクトタム」のパリでの展示会出展をきっかけとして立ち上げられた「VALLIS by FACTUM」。「ファクトタム」が正式なコレクションブランドとして国内外で展示会を行っていくのに対し、「ヴァリス バイ ファクトタム」のコレクションは国内での展示会と国内外の展開と区分けされるという。ブランド名にある「VALLIS」はラテン語で“谷”を意味し、様々な人々が集まり、リアルな日常とローカルな価値観を大切にしたい気持ちと、ファクトタムがスタートした場所である“鶯谷”から名付けられたものだ。また、「ヴァリス バイ ファクトタム」は大人の男性のための普遍的な価値を持つブランドとして、「ファクトタム」らしさを活かしつつも、服にテーマを設けず、長く着れ、着回しやすい、日常使いのしやすいワードローブを展開していくとのことだ。
2015年07月29日毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today’s item」の番外編として、7月31日まで、ファッション・ビューティ業界関係者が選ぶ、“東京土産”をご紹介。季節のご挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。本日は、FASHION HEADLINEでディレクターを務める横山達也が選者。東京・駒込にある「御菓子司 中里」の揚最中を紹介する。日本橋で明治6年に創業した中里は、大正12年にここ駒込へ移転して以来、現在も変わらぬ場所でお店を営む老舗の和菓子屋。4代目店主・鈴木嘉吉が昭和初期に考案した看板商品の「揚最中」は、胡麻油で揚げ、伊豆大島の焼き塩を振った煎餅のように丸く厚みのある最中で、北海道十勝産の小豆を練り上げた粒餡をサンド。通常の“最中“とは一風変わった斬新な一品。「程よい塩加減によって引き立つ上品な甘みと、胡麻油の香ばしい香りがやみつきに」(横山)。現店主がひとつひとつ手作りで守る昔ながらの味と技。そして、長きにわたり受け継がれるお菓子にも関わらずモダンな見た目は、類似品もなく手土産として喜ばれること間違いなし。「和菓子好きにはもちろん、普段あまり召し上がらない方にもおすすめ。ウイスキー等のお酒にも合う不思議な揚最中です。離れて住む父親と久しぶりに顔を合わせ、お酒を酌み交わしながら食す…そんなシチュエーションをイメージして選びました」(横山)駒込の本店と大丸東京店で取り扱いがある他、週1限定で、日本橋高島屋、新宿高島屋、玉川高島屋、日本橋三越本店、銀座三越、西武池袋本店、そごう千葉店でも販売。なお、販売される曜日は各店によって異なる。
2015年07月29日レペット(Repetto)が8月3日、銀座の旗艦店オープン3周年を記念して、元オペラ座のエトワールを招いたスペシャルイベントをレペット銀座2階で開催する。同イベントでは、元パリ・オペラ座バレエ団のエトワールであるイザベル・ゲラン(Isabelle Guerin)を招き、トークショー、及びサイン会を実施する。因みにエトワールは、パリ・オペラ座バレエ団で主役を踊るダンサーの花形であるプリマ・バレリーナの中でも、更に最高位のダンサーに与えれれる称号。イザベル・ゲランは、17歳でパリ・オペラ座バレエ団に入団し、1985年にブルメイステル版の「白鳥の湖」を踊った後、エトワールに任命された。その後は幅広い作品で主役を務め、退団後は世界のトップクラスのダンサーやダンスカンパニーのバレエ講師やコーチを担当している。なお、同イベントの予約は銀座店への電話で行われている。先着30名限定となっており、予定枚数に達し次第受付を終了する。【イベント情報】イザベル・ゲランのトークショー&サイン会会場:レペット銀座2階住所:東京都中央区銀座2-5-8 GM-Gビル1階、2階会期:8月3日時間:11:00~12:00
2015年07月29日アディダス オリジナルス(adidas Originals)が映画『スター・ウォーズ』とコラボレーション。人気キャラクターをモチーフにスニーカーをカスタマイズ出来る「マイ スター・ウォーズ(mi STAR WARS)」サービスを実施する。今回のサービスは、アディダス オリジナルスのシューズを、キャラクターモチーフを使って『スター・ウォーズ』仕様の一足にカスタマイズ出来るというもの。ベースとなるシューズには、「スーパースター エイティーズ(Superstar 80s)」のクラシックなデザインをベースに、アッパーにグラフィックを大胆に施した「mi STAR WARS Superstar」(1万8,000円)と、「ゼット エックス フラックス(ZX FLUX)」とスター・ウォーズの世界観を融合した「mi STAR WARS ZX FLUX」(1万6,000円)の2モデルが用意された。カスタマイズが出来るのは、グラフィックプリントやシュータン、ヒールケージ、シューレース、レースロックなど。さらに、「mi STAR WARS Superstar」のシェルトゥと「mi STAR WARS ZX FLUX」のヒールケージには、立体的にデザインされた『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ダース・ベイダーとストームトルーパーをあしらうことが出来る。また8月12日までアディダス公式オンラインショップで、『スター・ウォーズ』の限定フィギュアが当たる「adidas Originals STAR WARSキャンペーン」を実施。期間中に『スター・ウォーズ』関連商品を1万2,000円以上の購入者の中から抽選で100名に、「ストームトルーパーガンメタルver.(非売品)」をプレゼントする。
2015年07月29日トッズ(TOD’S)がメンズとウィメンズの15-16AWの広告キャンペーンを公開した。トッズが提案するイタリアのライフスタイルと哲学が表現された今回のメンズ広告キャンペーンビジュアルでは、トータルルックをフィーチャー。アイコンシューズ「ゴンミーニ」や新作スニーカー、ローファーがフォーマルなルックやカジュアルな装いに合わせられている。また、ブランドのアクセサリーやレディ・トゥ・ウエアのコレクションが拡充していることも伺える内容となっている。一方のウィメンズの広告キャンペーンビジュアルでは、コレクションから新作をフィーチャー。サルトリアル感覚とスポーティーさ、メイド・イン・イタリーのラグジュアリーが、グラフィックや縫い込みのレザーを現代的にメランジュ(取り合わせ)することにより表現されたものとなっている。洗練されたスポーツスタイル、アクセサリーを飾る幾何学的なメタル使いに表れる反逆的なバイカー風ディテールなど、中心となるテーマは“コスモポリタンスキー”。グレース・ハーツェルをモデルに起用したこの広告は、ミラノにある個人宅で撮影された。ルックの主役はアクセサリーとなっており、バッグではアイコニックな「ケープ」や新作の「ウェーブ」、シューズでは「ゴンミーニ」の新たなブーティーが登場している。
2015年07月29日着物の新たな魅力を次世代に伝えるイベント「2015 きものサローネ in 日本橋」の開催に合わせて、パレスホテル東京では10月1日から20日まで、日本を代表するキモノデザイナーの斉藤上太郎とのコラボレーションメニューを提供する。今回展開されるメニューは、斉藤上太郎のブランド「ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)」の15-16AWコレクションテーマ“DARK FAIRYTALE(ダーク・フェアリーテイル)”をイメージして製作されたもの。昨年も登場した「ファッションアフタヌーンティー ~JOTARO SAITO kimono style collection~」には、おとぎ話の代表的モチーフである林檎の形をしたショコラや、コレクションのテーマモチーフである牡丹が描かれた花柄サブレ、パイソン柄のブラックエクレアなどが詰め込まれた。ブランドロゴが記された3種のマカロンも添えられており、価格は3,900円(税込)、グラスシャンパン付きで5,600円(税込)となっている。今年は新たに「ファッションカクテル ~JOTARO SAITO kimono style collection~」も登場。コレクションテーマと同じく「DARK FAIRYTALE」の名を冠したカクテル(税込2,200円/サービス料別)は、ダージリンリキュールをベースに、コレクションのテーマカラーを活かした深い色味のフレッシュベリー3種や、ジンジャービアー、大葉など和の素材が組み合わせられた。バニラビーンズを添え、甘みと辛みのコントラストが楽しめる香り豊かな一品に仕上げられている。また同期間に、1階のロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」に着物で来場し、アフタヌーンティーを注文すると、特製スイーツをプレゼントするサービスも実施される。【限定コラボメニュー詳細】■「ファッションアフタヌーンティー~JOTARO SAITO kimono style collection~」提供場所:1F ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」提供期間:10月1日~10月20日料金:1名 3,900円、グラスシャンパン付き 5,600円(税込・サービス料別)■「ファッションカクテル~JOTARO SAITO kimono style collection~」提供場所:1F メイン バー「ロイヤル バー」/ 1F ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」提供期間:10月1日~10月20日
2015年07月29日デンマーク発のライフスタイル雑貨ストア「フライング タイガー コペンハーゲン(Flying Tiger Copenhagen)」が8月8日と9日に、「早朝フェス」や話題の「スライド・ザ・シティ」などのイベントを手掛けるフジモトタイチとタッグを組み、“ひげ”の祭典「Flying Tiger Hige Festival 2015」をSpilbar KYOTOで開催する。“ひげフェス”こと「Flying Tiger Hige Festival 2015」は、サンタクロースのトレードマークでもあり、世界中でパーティーアイテムとしても登場するハピネスの象徴である“ひげ”をテーマにしたイベント。フジモトタイチとタッグを組み、“八”という文字がひげに似ていることから制定された“ひげの日”である8月8日に合わせて開催される。当日は、参加者に同ショップの人気アイテム「マスタッシュ(口ひげ)」がプレゼントされ、参加者同士で思い思いのひげのつけ方を楽しむことが出来る他、ヒゲドライバーやOfficial 髭男dismなどのミュージシャン、京都大学髭研ヒゲ研究会など、“ひげ”をアイコンやテーマとするアーティストを迎えたパフォーマンスも実施。ひげにまつわるフードやフォトブースも用意される。また、8月8日午後8時8分8秒には、参加者全員で“ひげラインダンス”を踊るという演出も予定している。【イベント情報】「Flying Tiger Hige Festival 2015」会場:Spilbar KYOTO住所:京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町59-4 フライング タイガー コペンハーゲン京都河原町ストア3階会期:8月8日・9日時間:17:00~21:00料金:800円
2015年07月29日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が展開するブランド「グラウンド ワイ(Ground Y)」が、7月24日より渋谷PARCO PART1の1階で15-16AWコレクションを発売。アーティストの笹田靖人が描いた「GIRL」をデザインソースにしたコラボレーションアイテムを展開する。昨年、「グラウンド ワイ」のオープニングを彩った「若者」に続き、笹田靖人が新たに手掛けた「GIRL」は、女性たちを鉛筆やボールペンで細密に、あるいはそれに淡く色鮮やかな色彩をつけて描いたイラスト。精緻なディティールと軽やかな色、様々な要素の組み合わせによって、ハイテクとアナログが交差する現代の肖像ともいえる作品に仕上げた。15-16AWコレクションでは、この「GIRL」をデザインソースにしたコラボレーションアイテムを展開。アートワークを直接ハンドペイントで描いた1点物のレザージャケット(90万0,000円)を始め、爽やかなカラーリングでプリントが施されたスケートデッキ(2万8,000円)、シャツ(3万8,000円から4万5,000円)、Tシャツ(9,000円)、iPhoneケース(3,000円)、レザーポーチ(9,000円)などが取り揃えられている。
2015年07月29日シンガポールに本拠を置く高級リゾートホテルのアマンリゾーツと三井不動産が共同で、16年春にアマンの国内で2軒目となるリゾートホテル「アマネム(Amanemu)」を、三重県の伊勢志摩国立公園内に開業する。アマンにとって温泉を有する初めてのリゾートとなる同ホテルは、“真珠の湾”として世界的に知られる英虞湾(あごわん)の美しい海岸線沿いに建築される。ホテル名の「アマネム」は、サンスクリット語で“平和なる”を意味する「アマン」と、日本語の“歓び”を意味する「ネム」から名づけられた。ホテルには広大なアマン・スパ、レストラン、ラウンジなどの施設が備えられ、アマン・スパではワツ専用プールやトリートメント・スイート、ジム、ヨガスタジオなどを完備。貸し切り温泉風呂も2棟併設される。また、24室のスイートルームと4室の2ベッドルーム・ヴィラの全室には温泉が引かれる。シンプルでエレガントなスイートルームの大きなテラスからは、英虞湾に点々と浮かぶ真珠の養殖いかだや風光明媚な島々を望むことができる。リゾート内のレストランで提供される日本料理は、古代より朝廷や神宮に豊富な海産物・穀類などを献上していた“Miketsukuni(御食国)”の伝統を踏襲し、食の上での遺産を受け継いだものに仕上げられるという。アマン会長のウラジミール・ドロニン氏は、今回の展開について「『アマネム』は、ブランドとして30軒目の開業となり、都市型の『アマン東京』とは異なり、日本有数の伝統を誇る地方の魅力を余すところなくご体験いただける、類い希なデスティネーションです。日本の多様な文化に敬意を表しデザインされた『アマネム』は、伝統と現代性を融合したアマン初の温泉リゾートとなりました」とコメントを寄せている。また要望に応じて、カスタムメイドのアマンジャーニーも提供される予定。ユネスコの世界遺産に登録されている参詣道・熊野古道や神聖な神社・伊勢神宮など、地域の伝統文化を探訪する特別な体験を届けていくようだ。
2015年07月29日ロンハーマン逗子マリーナの白い柵を抜けると、海から吹き抜ける心地よい潮風。目に飛び込んでくる圧巻のヨットハーバー。海とクルーザー、青と白のコントラストに涙が出そうになった。今日はかれこれ14年のつき合いになるメンズファッションのスタイリスト・梶谷早織さんの結婚パーティーにお邪魔してきました。梶谷さんはBegin、LEON、MEN’s EX、UOMOなどで活躍し、日本の男性ファッション誌に今やなくてはならない存在。カジュアルからスーツまで幅広く提案でき、女性目線でもスタイリングできることから、私もメンズ誌で仕事をするときは本当に頼りにしていました。そんな梶谷さんのお相手は、サーフ雑誌「Blue.」のエディター・松村直斗さん。海とサーフィンをこよなく愛するだけあって、梶谷さん以上の日焼けっぷり。だからこそ、この海辺の会場がとても似合う。今回のパーティー会場となった「リビエラ ウェディング ロンハーマン」は、ロンハーマンとリビエラ東京がコラボレートして展開するウェディング企画の会場です。7月18日にオープンして、今回が栄えある第1回目となるそう。ガラス張りのカフェスペースに入ると外に停泊している船が一望できて、自分が所有しているわけじゃないのに気分があがってきます。こういう陽気な場所だと、昼から飲むアルコールが最高においしい!そして、みんなの歓声に包まれて登場した新郎新婦は、なんとふたりともサングラス姿!新郎はレイバン、新婦は’70sヴィンテージで目元を飾っていました。ドレスにサングラスが似合うのはこのロケーションだからこそ、ですね。ちなみに新婦の足下はビーチサンダルという…この抜け感が梶谷さんの絶妙なスタイリング。新郎は70’sのOPの短パンにウェストンのパテントローファーを合わせていて、会場に漂う西海岸な空気にぴったりでした。この日のゲストのドレスコードが“タンクトップ”だったので、来客は全員ラフな装い。デッキに出て潮風に当たりながらお酒を飲んで、日焼けをして、ちょっと微睡んで…。みんながバカンスしに遊びに来た感じ。ハメを外して踊ったり歌ったり、そんなくつろぎ方がとてもよく似合う。とはいえ、子どもたちも大人に負けずシーサイドを存分に満喫していました。デッキに配されたソファで大人以上にはしゃぐ姿もちらほら。結婚パーティーでは子どもが我慢させられることも多いのに、ここでは散策できたり、船を眺めたり、楽しめる要素が多いので子連れにも安心です。海を眺めながら開放的な結婚パーティーをしたい、そんな人にはぜひおすすめしたい会場。こちらは通常カフェとして運営していますが、10月からはこういった結婚パーティーの予約も受けているそう。地元の食材をパーティーフードで提供したり、ふたりの思い出のシーンをケーキで再現したり、ロンハーマンならではの引き出物の提案ができたり、さまざまな要望を聞いてくれるのも嬉しい。素晴らしいロケーションのなか、楽しい時間を過ごさせていただきました。本当にご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!
2015年07月28日2016春夏シーズンのメンズパリコレクションでも、特にビッグブランドのショーで目に付いたのがアメリカンカジュアルスタイルだった。そして、キーアイテムとなっていたのがスタジアムジャンパーだ。スタジアムジャンパーを祖とする日本のスカジャンからインスパイアされた刺繍入りシルク製ブルゾンを多数発表した「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、同じくスカジャン風パッチワークレザーブルゾンを提案した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」など、フォーマルではない、気軽に着ることのできるアイテムを前面に押し出したブランドが目立つ結果となっていた。多くにマリリン・モンローの写真をあしらった「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のコレクションでも、スタジアムジャンパーの要素が見られた。そして同時に散見されたのが、ハワイアンやカルフォルニアをイメージさせるアメリカンカジュアルの意匠。ヴァレンティノはパイナップルを、ドリス ヴァン ノッテンはエルヴィス・プレスリーから着想したハワイアンモチーフを、「サンローラン(Saint Laurent)」はカルフォリニアのサーフミュージックからインスパイアされたコレクションの中で、パームツリーモチーフで飾ったスタジアムジャンパーを発表。その他にも、先述のルイ・ヴィトンは鶴や龍などのアジアンモチーフを多用しながらも、アイビー・リーグやバスケットボールのユニフォームの要素を加え、アメリカのイメージを強烈に印象付けた。ウェアラブルなハイファッションを目指し、シンプルなアイテムを追究する結果、イメージを作りやすいアメリカンカジュアルに行き着いた、ということなのだろうか。先進的なデザインというものが出尽くした感のある現在、人々は定番商品や永遠のクラシックを志向し、脱トレンドの流れの中で登場したのがアメリカンカジュアルだった、と言えるのかもしれない。
2015年07月28日モデルの梨花がブログで紹介したことで人気に火が付いた、リラックスウェアで人気の「ベアフット ドリームズ(BAREFOOT DREAMS)」が、9月17日に新宿Flags 2階に国内初の旗艦店をオープンする。94年にアネット・クックによって設立された「ベアフット ドリームズ」は、柔らかなネルや滑らかなサテン、肌触りのよいニットなどの素材を優しい色合いで仕上げたエレガントなアイテムが特徴のブランド。柔らかくて心地良いブランケットや、ベビー&キッズウェア、ローブやフーディーなどを展開している。国内初の旗艦店の内装は、ブランド誕生の地である米カリフォルニアのマリブにあるビーチハウスをイメージしてデザインされた。リゾート地の別荘のような居心地の良い空間の中で、ポリマイクロファイバー100%のブランケットやウェアを始め、新生児から大人まで幅広い世代に向けたアイテムを取り揃える。オープンを記念して、“マリブ”が感じられる同店限定コレクションも登場予定だ。【店舗詳細】「BAREFOOT DREAMS ベアフット ドリームズ新宿フラッグス店」オープン日:9月17日場所:新宿Flags住所:東京都新宿区新宿3-37-1 新宿Flags 2F時間:11:00~22:00
2015年07月28日昨年、NHKのドキュメンタリー番組「地球イチバン」で特集された、世界一エレガントな紳士集団「サプール(SAPEURS)」を特集した写真集『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』(2,300円)。今年6月に日本語版が刊行されたがその後、大きな反響を呼び、発売1ヶ月で3刷に至ったことが明らかとなった。「サプール」は、“エレガントであることに全てを捧げる”を信念とする、コンゴ共和国の首都・ブラザビル郊外にあるバコンゴ地区を拠点とする紳士集団。彼らは決して裕福とはいえない生活を送りながら、エレガントであることに誇りと情熱を持ち、働いて貯めたお金をハイブランドの衣服注ぐ。闘争のための武器ではなく、ファッションに人生をかける姿から、非暴力・平和の体現者として世界中から大きな注目を集めている。そんな彼らを捉えた同写真集は、09年にイギリスで刊行され、ファッショニスタの間で話題になっていたものの日本語版。イタリア人写真家のダニエーレ・タマーニが「サプール」の中心的人物を撮影したスナップを始め、インタビューや彼らのファッションセンスに衝撃を受けたデザイナーのポール・スミスによる序文などで構成されている。若者たちの“ファッション離れ”が叫ばれる昨今だが、TVや雑誌などでも彼らの存在が紹介されたことで、SNSなどを見てみると、彼らの“生き様”は業界関係者だけでなく若者たちにも大きな衝撃を与えているようだ。【書籍情報】『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』著者:ダニエーレ・タマーニ出版社:青幻舎並製/224ページ/A5判発刊:2015年6月中旬価格:2,300円
2015年07月28日フランス発のフレグランスメゾン「ディプティック(diptyque)」が9月12日、東京・二子玉川に青山に継ぐ関東2店舗目のブティック(直営店)をオープンする。住所は東京都世田谷区玉川3-17-1、玉川高島屋S・C南館1階。ディプティック初となるカウンターデザインを採用した同店。店舗の中央には象徴的な“香りの祭壇”を配し、その裏にはカウンセリングテーブルが設けられた。店内では、定番品はもちろん、ブティック限定商品、新作まで幅広いアイテムを展開。9月1日より全世界のディプティックのブティックで発売がスタートする直営店限定コレクション「ル バザール デュ 34」のオードパルファンやキャンドルホルダー、ホームフレグランスなども店頭に並ぶ。また、香りをイメージしたブティック限定のギフトラッピングサービスも実施される予定だ。
2015年07月28日