FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (813/854)
「プリングル 1815(PRINGLE 1815)」は、「プリングルオブスコットランド(PRINGLE OF SCOTLAND)」の創立200周年を記念したTシャツデザインコンテストを開催する。クリエーターが実力を試す場として集結する日本最大級のコンペ紹介サイト「登竜門」にて12月1日まで作品を募集。ランパントライオンやアーガイル等のブランドアイコンを自由に用いた、ブランドイメージにインスパイアされたTシャツデザインを募集する。最優秀賞受賞者1名には、200周年記念イベント参加付きの英国ツアー招待に加え作品を商品化。メンズ・ウィメンズ賞受賞者各1名にはTシャツの商品化に加え、2015年春夏コレクションより5万円相当の商品を寄贈する。いいね賞を獲得した1名にも同様の商品をプレゼント。また、1次選考を勝ち抜いた20作品への一般投票を12月5日から18日まで実施し、投票者の中から1組2名を英国旅行に招待。店頭で配布されるカードに記載されたシリアルナンバーを打ち込んで投票すると、当選確率が2倍になる。配布期間は12月1日から。
2014年11月04日東急プラザ 表参道原宿は屋上テラス「おもはらの森」でクリスマスイルミネーションを開催する。期間は11月6日から12月25日まで。このイルミネーションは“Wishes ~願いの泉~”をテーマとしたもの。オブジェクトツリーを設置する他、プロジェクターや光ファイバーを用いて、テラス中心の泉を幻想的なブルーにライトアップ。上空には雪を降らせて、まるで水面が氷結したかのような演出が行われる。館内などで提供される“願いのコイン”を投げ込むと、さらに泉のイルミネーションが変化する仕掛けも用意した。また、演出は東京駅の3DプロジェクションマッピングやNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」タイトルバックなどを制作したクリエイター、松村亮太郎が手がけている。降雪イベントは12月の毎週金曜日から日曜日までに加え、12月19日から25日まで行われる。なお、この7日間は屋上の営業時間が23時まで延長される予定。おもはらの森から望むことができる、表参道のけやき通りにも恒例のライトアップが。「ペリエ presents 表参道イルミネーション2014」の点灯期間は12月1日から25日まで。今年も明治神宮入口から青山通りまでの街路樹に灯りがともる。ほかにも表参道ヒルズの8m巨大ツリーや定番となっているアニヴェルセル 表参道の”結婚”イルミネーション、青山セントグレース大聖堂のライトアップなど様々な見どころがある表参道エリア。今年もホリデーシーズンは多くの人で賑わいそうだ。
2014年11月04日伊勢丹新宿店は、11月5日からクリスマススイーツの予約販売を開始する。同店バイヤーによれば、本年、大ヒットを記録したディズニー映画『アナと雪の女王』を想わせる“ファンタジーでかわいい系”や“パティシエのハンドメイド”などの要素が盛り込まれたスイーツを売り出していきたいという。「アンファン(Enfant)」のヘキセンハウス(販売期間は11月26日から12月9日まで/3,500円)は、雪の中の小さな家をイメージしたデザインで、五つのパーツからできた組み立て式のスイーツ。「十勝菓子工房 菓音(かのん)」のクリスマスハッピーベア(予約販売のみの受付/1,200円)は、十勝産小麦を使用した六つのプチベアとクリスマスメッセージが入ったクッキー。いずれも同店地下1階の「カフェ エ シュクレ(cafe & sucre)」で販売される。クリスマスまでの日数を数える“アドベントカレンダー”はファンタジーな気分にさせてくれる。オーストリアの古都ザルツブルグのチョコレート工房「ベルガー(Berger)」のカレンダーチョコレート(5,000円)は、24個の小窓の“今日の日付”を開けば、毎日違う味のチョコレートを提供。パッケージに描かれているエレガント・エレファントのモチーフも空想的な雰囲気。ルイ14世時代から続くフランスのティーブランド「ダマン・フレール(DAMMANN FRERE)」のカランドリエ・ドゥ・ラヴァンはフランス、中国、スリランカ、インド、南アフリカ産の紅茶をクリスマスまでの間、24回楽しむことができる。人気パティシエがアイデアと創造力で製作したスイーツも登場。「メゾン・ド・プティ・フール(Maison De Petit Four)」の西野之朗シェフが作るノエル・クーロンヌ(予約販売のみ/3,600円)は、濃厚なショコラ生地に爽やかなオレンジのコンフィがたっぷり入った状態で焼き上げられ、表面はセミドライフルーツで贅沢に飾り、華やかなクリスマスリースに仕立てられている。「ノリエット(Noliette)」の永井紀之シェフが生み出したトロン・ド・ノエル(予約販売のみ/3,705円)は、セミドライのプルーンとアプリコットをココナッツダックワーズで包んでクリスマスらしく華やかにデコレーションされた、濃厚でフルーティーなブッシュ ド ノエルだ。「エーグルドゥース(Aigre Douce)」の寺井則彦シェフが作り出すケーク オー ビュッシュ(予約販売のみ/4,300円)は、木目状に仕立てたコーヒー風味のダックワーズにしっとりとしたマロン生地と自家製の栗コンポートを合わせている。
2014年11月04日在日スイス大使館は、赤十字国際委員会(ICRC)の協力と公益財団法人広島文化センターの後援を受け、広島平和記念公園の平和記念資料館東館前芝生エリアで野外写真展「僕たちが見た戦争」を11月26日から12月27日まで開催する。ジュネーブ条約誕生と日本・スイス国交樹立150周年を記念し、本展ではスイスの人道支援の歴史を顧みると共にジュネーブ諸条約の守護者・番人と言われるICRCの現場での活動を紹介。元ICRC職員で写真家のジャン・モア(Jean Mohr)が、戦地に暮らす人々の目線から戦争の実態を伝える。モアはICRCや国連機関の職員として戦時下で自由を奪われた人々と接する中で、個々の生活にドラマがあることを見出し人道写真家に転じた。今回はカメラのレンズ越しに戦禍の人々の日常をとらえ、人道支援の大切さを訴える。企画・監修はスイス・ローザンヌのエリゼ写真美術館が担当した。
2014年11月04日虎ノ門ヒルズはクリスマスプロモーション「TORANOMON HILLS WINTER 2014」を開催する。期間は11月28日から2月15日まで。期間中には館内の吹き抜けアトリウムに、クリスマスムードを幻想的に彩るアート作品「Toranomon White Forest」が姿を現す。これは、サポーズデザインオフィスの谷尻誠、および吉田愛のコラボレーションによるもの。高さ10mの純白なスチールが立ち並び冬の森のようになるという。アトリウム内には虎ノ門ヒルズのキャラクター“トラのもん”も登場し、その姿に着想を得たという鈴の演出にも注目したい。一方、オーバル広場では28日、アーティストのジャウメ・プレンサによるパブリックアート「ルーツ」が設置される。八つの言語からなる文字によって、膝を抱えて座る人型を象った巨大彫刻は、高さ10メートルに及ぶもの。多彩な文化の壁を乗り越えて人類が共存する、そんな平和の象徴として創作された。なお、期間中には館内のレストランやショップで、様々な催しが行われる。レストランバー「above GRILL & BAR」では特別メニュー「above 1st Christmas」(1万1,000円)を、レストラン「アンダーズ タヴァン」ではクリスマス限定コース(1万9,440円から)を用意。パティスリー「Pirouette」やカフェ「MAISON KAYSER CAFE」でも、数量限定のクリスマスケーキが提供される。その他、スキンケアブランド「SULA NYC TOKYO」では、虎ノ門ヒルズ限定のギフトボックス(8,316円)を販売。森タワー2階の臨時ワゴンショップでも、「トラのもん レジンフィギュア」(3,240円)が発売される予定だ。
2014年11月04日「エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)」は、映画監督パク・チャヌクとの共同製作による映画「A Rose Reborn」を公開した。「A Rose Reborn」は、エルメネジルド ゼニアのヘッドデザイナーを務めるステファノ・ピラーティが14-15AWキャンペーンで表現したコンセプト。“新たなリーダーシップ世代”にささげた、イタリアンメゾンの鋭敏な先見の明を表現している。このコンセプトをタイトルに冠した本作では、才能溢れる若者から次世代を担うリーダーへと変貌を遂げる主人公、ステファンを通じて、知識と真実の探求を描き出した。主役を務めたのは、アジア人俳優のダニエル・ウーと英国人俳優のジャック・ヒューストン。2人の男性による東洋文化と西洋文化の融合もキーワードの一つとなった。また、作中で表現される彼らの自己認識、成長といったメッセージは、作中に登場する衣装にも表現されている。これらの衣装は、ピラーティのクリエーティブディレクションの下、ゼニアの全コレクションの中からセレクトされた。三つのエピソードから構成され、先月開催された上海国際ファッションウィークのクロージングイベントで全編が上映された。 パク監督は独特なストーリー展開やビジュアル感覚で知られ、2011年にはiPhoneのカメラを使用したショートフィルム『ナイト・フィッシング/ 波乱万丈』で、ベルリン映画祭短編部門の金熊賞を受賞している。その他、脚本はパクと日本人脚本家の藤谷文子、韓国人脚本家のチャン・チャン・フーンが手掛け、英国人作曲家のクリント・マンセル、撮影監督としてアルゼンチン人のナターシャ・ブライエらも参加し、ルカ・グァダニーノが製作の陣頭指揮を執るという、国際色豊かなコラボレーションとなっている。
2014年11月04日「ジル・サンダー(JIL SANDER)」は、新作コートを販売するポップアップストアを伊勢丹新宿店にオープン。更に、ジル・サンダー阪急梅田店にも、コート専用のスペースを設置する。期間は伊勢丹新宿店が11月12日から18日まで、阪急梅田店が19日から25日まで。14AWシーズンのコートでジル・サンダーは、特にプロポーションにフォーカス。コントロールされながらもたっぷりとしており、フルイド感のあるシルエットを目指している。また、メランジ、ダブルフェイス、ボンディングなどの加工を施した、3Dテクスチャのファブリックも特徴。ペールトーンのカラーパレットに、スペアミント、ローズ、青磁など、これまた淡い差し色を施した。伊勢丹新宿店のポップアップストアは本館3階のザ・ステージ#3にオープン。各店舗では限定コートの販売も行われる。
2014年11月04日ドイツの北部にある都市ハンブルクでは、現代ファッションをテーマとした展覧会「インサイド・アウト」が開催されている。会場はデザインや工芸作品を展示するハンブルク工芸美術館。展示されているのは、川久保玲、山本耀司、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris Van Herpen)といった80年代以降に活躍したデザイナーによる様々な衣服。本展では、55点のファッションデザインを「Exposure(暴露)」「Simulation(擬態)」「Alienation(疎外)」「Reshaping(再形成)」の四つの視点から紹介している。「Exposure(暴露)」では、本来衣服が隠すべきである身体をあえてさらすようデザインされた衣服を展示。ベルンハルト・ウィルヘルムがデザインしたのは胸の部分が切り抜かれたTシャツ。他にも身体の大部分を露わにしたガレス・ピューのドレスなど、服と身体が密接な繋がりを持つことを強く感じさせる作品が並ぶ。「Simulation(擬態)」では身体の形を変えてしまうようなデザインを紹介している。中でも特に目を引くのはイリス・ヴァン・ヘルペンのドレス。「スネークドレス」という名前の通り、蛇が身体に絡みつくような独特な形を見せている。こうした衣服によって身体は全く別の形を手にいれることが可能となる。現代のファッションと、ファッションの歴史との繋がりにも注目。「Reshaping(再形成)」で見せるのは、伝統を参照した現代のファッションデザイン。2012年に発表されたコム デ ギャルソンのイブニングドレスは20世紀初頭のドレスと共に並べられている。ここで強調されるのは過去と現代の共通性。デザイナーが過去の文脈を取り込み、新しい意味を生み出していることに気付かせてくれる。「Alienation(疎外)」では、80年代以降に生まれたファッションがもたらした意味について思いを巡らした。コム デ ギャルソンの作品はその答えの一つ。展示されているのは12-13AWコレクションで、そこでは縫い目など従来の価値観では美しいものとして見なされなかったものが強調されている。これらのデザインは今までのファッションのあり方に疑いをもたらし、同時に新しい価値観を強く感じさせてくれるのだ。展示では現代ファッションの方向性が衣服の内側にある身体へ向かうだけでなく外側へ向かうことを、そして過去の価値観を参照するだけでなく新しい価値観を追求していることを伝えてくれる。それはまさに展覧会タイトルが「裏表に(ひっくり返す)」を意味するように、一方向ではなく多方向に発展するファッションの姿に他ならない。大胆な視点から切り込んだ本展はファッションの現在を知ることができる興味深い試みと言えるだろう。【イベント情報】INSIDE OUT. Insights into Fashion会場:Museum fur Kunst und Gewerbe Hamburg(ハンブルク工芸美術館)住所:Steintorplatz 20099 Hamburg会期:6月7日から2015年春まで時間:10:00から18:00(木曜日は21:00まで)休館日:月曜日入場料:10ユーロ
2014年11月04日「エミリオ・プッチ (EMILIO PUCCI)」は、世界6都市をモチーフとするスカーフコレクション「シティーズ・オブ・ザ・ワールド(Cities of the World)」を発売する。このコレクションは、1957年にエミリオ・プッチ侯爵が、故郷フィレンツェへの思いを込めて、デザインしたスカーフ「Battistero」にインスパイアされたもの。故郷フィレンツェのサン・ジョヴァンニ広場からの眺めを表現したというこのデザインに対し、今回6都市の風景が手描きによるリアルなタッチで描かれた。そのうちの一つ「フィレンツェ」では、レモンイエローや“エミリオ”ピンクなどの明るい色彩で、フィレンツェ大聖堂がプリントされている。スペイン広場を描いた「ローマ」は、フューシャとターコイズの2色を使用。「パリ」では街を代表するモンテーニュ通りが、レッド、ターコイズ、グリーンの3色で彩られている。上海はホワイト・ピンク・レッド、ニューヨークはイエロー・グリーン・パープルというように、プッチならではの鮮やかなカラーパレットで核都市が表現されている。スカーフはすべて最高級シルクを使用し、プリントはイタリアのコモ地方で施されている。その他すべての製作工程を職人が手作業で行っている。各スカーフは各都市をイメージしたカラーボックスに収められる。全都市分がセットになった「the World Limited Edition Collector’s Set」もエミリオ・プッチの公式オンラインショップ限定販売。オンラインショップでは11月1日より先行販売がスタートしており、直営店ではフィレンツェ、ローマ、ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、上海、香港、銀座店で11月15日より順次数量限定での取り扱いを開始する。なお、6月に開催されたピッティ・イマジネ・ウオモでは、コレクションの発売を記念したイベント「Monumental Puce」が行われ、2,000平方メートルのキャンバスに「Battistero」プリントを描き、サン・ジョヴァンニ洗礼堂を、巨大なBattisteroスカーフで包み込むという大規模なインスタレーションが披露された。
2014年11月04日日本ファッション・ウィーク推進機構は都内で会見し、11月5日と6日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催する「JFW ジャパン・クリエーション2015(JFW JAPAN CREATION 2015以下 JFW-JC)と「プレミアム・テキスタイル・ジャパン2015秋冬(Premium Textile Japan 2015A/W以下PTJ)」の開催概要を発表した。全国の産地・企業が集結する国内唯一の繊維見本市「JFW-JC」には韓国、台湾、中国、タイなど海外からテキスタイルゾーンに出展する41社を含む269社が出展。付加価値の高い素材を作り出すテキスタイルメーカーとアパレル・リテール企業のバイヤーやデザイナーブランドのデザイナーのビジネスマッチングの場を提供するテキスタイル・ビジネス商談会「PTJ」には68社が出展。最新のテキスタイル、関連製品、服飾資材などを紹介する。昨年は併催による相乗効果などで両展あわせて約2万人が来場した「JFW-JC」と「PTJ」。今回の「JFW-JC」では、トレンド&インデックス・コーナーを「PTJ」来場者も自由に入ることができる会場入り口に設置。トレンドコーナーでは来年のトレンド素材576点(「JFW-JC」294点、「PTJ」282点)、JFW-JCインデックス・コーナーでは国内と海外の175点を紹介する。日本のテキスタイルやファッション、マーケットの最新情報などを紹介するセミナー「Forum」では「これが日本のワザとクオリティー」(5日14時から 辻洋装店社長 辻庸介、オンワード樫山品質管理部部長 山下隆)、「“定点観測”34年で見えたトレンド変化」(5日16時から パルコ「WEBアクロス」編集部編集長 高野公三子)、「エコを加味した機能素材のトレンド」(6日11時から 台湾テキスタイル連合会事務局次長 楊暁琴)「MilanoUnicaで得た日本の実力」(6日時から カイハラ会長 貝原良治、日本繊維輸出組合研究員武藤和芳)の4本のセミナーを開催する。その他、テキスタイルへの知識とクリエイティブな発想力を持つ人材発掘を目的とした産学連携事業「フォーラムプレゼンテーション」やメルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京でランウェイショーを行った東京レザーピッグスキン2015の展示なども実施する。尚、「JFW-JC」は入場料当日2,000円、事前登録・学生割引1,000円で一般や学生も入場することが出来る。一方、バイヤー及び招待者限定の「PTJ」では、出展ゾーニング別に各社の一押し素材をインデックスとして編集・展示するPTJインデックスコーナーを設置。テキスタイル181点、服飾資材65点の計246点を展示する。また、JFW招待バイヤーと参加企業が個別専用商談室で商談を行うビジネスマッチング・プログラムには日本素材の比率の高い大手アパレル・リテール企業4社とJFW参加4ブランド、「PTJ」出展企業20社が参加。41件のマッチングを行う。参加する大手アパレル・リテール企業とブランドはサンエー・インターナショナル「ジル スチュアート」、東京スタイル「ナチュラルビューティー」、レナウン「チャージ」、イタリー「Pink Champagne」、「マメ(mame)」黒河内真衣子、「レスザン(lessthan*)」「ミドラ(MIDDLA)」の安藤大春、「シセ(Sise)」松井征心、「ヤストシエズミ(Yasutoshi Ezumi)」江角泰俊。川島朗JFWテキスタイル事業事務局長は「両展をあわせ約2万人が来場するなど展開面積あたりでは世界一の展示会と言える。内容はこれまでと大きくは変わらないが、運営部分ではJFW-JCの受付を1カ所から2カ所に増やすとともに団体受付を設置したほか、誘導人員も増やし、さらに試験的に過去3年間の来場者名簿をもとにパスを郵送するなど、よりスムーズに入場することが出来るようにしている」と話す。
2014年11月04日三越は「三越のおせち」を発表した。12月24日まで予約販売を受け付けている。30万円の高額おせちや、杉浦非水(ひすい)描くおせち、栄養大学監修のおせちまで同店限定80種類を含む、合計282種類のおせちを用意している。「杉浦非水 『新玉(あらたま)』和洋二段」(4万5,000円)は、明治から昭和に掛け活躍したグラフィックデザイナー杉浦によって描かれた絵が重箱にあしらわれている。この絵は当時、同店PR誌『三越』正月号の表紙を飾った、和装女性をモチーフにした「新玉」(1926年発行)と、3羽の鶴を斬新なタッチで描いた「眞鶴」(1929年発行)。一の重には丸くて大粒の丹波篠山産の黒豆や、日本橋をイメージした印を焼き付けた厚焼き玉子など和の献立を、二の重にはハンガリー産の合鴨をを山梨県製の赤ワインで煮込んだ合鴨の赤ワイン煮など洋風の献立が入る。杉浦は当時、呉服店から百貨店への変革を目指す三越の革新的な宣伝広告を築いた非凡なグラフィックデザイナーで、アールヌーボーなどの洋風表現を取り入れたポスターや広告などを次々と製作し、“三越の非水か、非水の三越か”といわれるほどのインパクトを世に与えたという。老舗料亭の青柳からは、「和風おせち三段『古今』(自家製カラスミ、黒豆付)」(30万円)が登場。晴れやかな正月にふさわしい青柳の粋が凝縮されたすべてが手作りの特製おせち。同店の3代目主人である総料理長の小山裕久は、日本料理が培ってきた伝統を古今の技術を使い現代に蘇らせる名料理人。地元徳島の名物である鯛を使った様々な料理は有名で、海外における日本料理の知識や技術の普及も行い、その功により日本料理人としては唯一2012年度フランス共和国農事功労章オフィシエを受賞している。また、三越食品フロア誕生100周年を迎え、各料理界の巨匠がコラボレーションした「和洋中おせち三段『百寿(HYAKUJU)』」(3万8,000円)を実現。和食、フレンチ、中華の料理界において、巨匠と呼ばれる3人の料理人がそれぞれ1段ずつ監修した。和食界からは上述の「青柳」主人・小山裕久、フレンチ界からは「ポンドール・イノ(Pont d'Or Inno)」のシェフ・井上旭、中華料理界からは「トゥーランドット游仙境」のオーナーシェフ・脇屋友詞。一の重には青柳による海老岩石しんじょや蝦夷鮑煮などの和の味を、二の重にはポントール・イノの合鴨スモーク黒糖風味、牛頬肉の赤ワイン煮などの洋風を、三の重にはトゥーランドット游仙境の黒須の酢豚、くるみ餡炊きなどが入る。女子栄養大学の栄養クリニックの蒲池桂子教授が監修した「和洋二段おせち(野菜と魚介のムース仕立て付)」(3万3,000円)は、通常よりも薄味に仕上げ、カロリーに配慮したおせち。また、三越オリジナルおせちとして、固いものが食べにくい方に配慮した「やわらかおせち和風一段」(9,000円)、脂質や塩分を抑えた体にうれしい「選べるおせち」(1万円)も紹介している。
2014年11月04日「H&M」は過去10年間に渡って実施してきたデザイナー達とのコラボレーション企画についてまとめた本を11月6日に発売する。各コラボにおいての製作秘話が明かされる他、様々なデザイナーとの独占インタビューを掲載。コラボについての見解やコメント、立ち上げから製作までのプロセスなどを知ることが出来る。更に、未公開画像を含むキャンペーン写真やメイキング写真も収録されている。国内での取扱い店舗は、同じく11月6日に発売されるアレキサンダーワンとのコラボコレクション「ALEXANDER WANG × H&M」の取り扱い店舗でもあるH&M GINZA、H&M SHIBUYA、H&M SHINJUKU、H&M 名古屋松坂屋店、H&M SHINSAIBASHI。また、本の販売価格の25%がユニセフの児童婚対策事業に寄付される予定。本の発刊に向けてH&Mのクリエーティブアドバイザーであるマーガレッタ・ファン・デン・ボッシュは「この10年では、2004年のカール・ラガーフェルドに始まり、今日最も重要なデザイナーらとコラボレーションしてきました。それぞれのコラボレーションがあったお陰でで、世界中のファッションファンが、最も信じがたい作品を身にまとう機会を得たのです」とコメントを発表している。
2014年11月04日ライフスタイルマガジン『ペン(pen)』は、11月15日発売号でウイスキーを特集する。ハイボール人気も相まり注目が高まるウイスキーだが、「愛すべきは、ウイスキー」をテーマとする最新号ではスコッチからジャパニーズまで世界の5大ウイスキーを代表銘柄と共に紹介。日本のウイスキー発祥地とも言える山崎蒸留所でウイスキーが出来るまでの道のりを辿る。世界的な日本人ブレンダー・輿水精一が教えるウイスキーづくりの極意、ウイスキーの色や味わいを決める樽職人の仕事ぶりも紹介。世界で一番飲まれている「キング・オブ・バーボン」こと「ジム・ビーム(Jim Beam)」や「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」の蒸留所を訪問する。また、ウイスキー最強カタログには「ザ・マッカラン(The McCallan)」「ラフロイグ(Laphroaig)」「ボウモア(Bowmore)」からおなじみの「響」や「山崎」、「ワイルドターキー(Wild Turkey)」「フォアローゼズ(Four Roses)」「ノブクリーク(Knob Creek)」等のアメリカン、「ジェムソン(Jameson)」を始めとするアイリッシュ、「カナディアンクラブ(Canadian Club)」等のカナディアンまで愛飲の銘柄やこれから試したい銘柄を掲載。また、目利きのいるバーも掉尾で紹介する。第2特集は「開高健を知っているか?」。没後25年にあたる作家の開高を忍び、代表作『夏の闇』がいかにして生まれたか等、彼の足跡を辿る。
2014年11月04日コスメブランド「ナーズ(NARS)」は、ブランド20周年を記念したポップアップストア「NARS HOLIDAY 2014 POP-UP BOUTIQUE」を表参道ヒルズにオープンする。11月6日から9日まで。会場では、6日から2014年ホリデーシーズンの限定カラーコレクションのリップ、アイシャドー、ネールポリッシュなど全4アイテム・13色を、8日からはホリデーギフティングコレクションのメーキャップアイテム4種類を先行販売する。また、期間中にアイテムを購入するとオリジナルトートバッグがプレゼントされる。ポップアップストアのデザインは、NARSのロゴやパッケージデザインを手掛けるクリエーティブディレクターのファビアン・バロン率いるBaron & Baronが監修。ブランドが象徴するモダンで洗練されたスタイルを表現する。8日にはNARS創始者のフランソワ・ナーズが来日。ホリデーギフティングコレクション、またはオーデイシャスリップスティック(3,600円)2本を購入の方を対象に14時からサイン会を開催する。
2014年11月03日「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は11月1日、横浜高島屋2階に新たなショップをオープンした。新店舗は横浜エリアでは初のウィメンズブティックとなる。レディトゥウエアからバッグ、シューズ、レザー小物まで、幅広いアイテムを取り扱う。ランウエイショーで披露されたコレクションピースも豊富にそろえた。店内のインテリアはボルドーのベルベットカーテンやソファーを配置して、重厚感ある空間に仕上げた。落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとショッピングが楽しめる。
2014年11月03日星のメッセージを味方につけると、毎日のオシャレがもっと楽しく!数々の女性誌で連載を持ち、怖いほど当たると評判の西洋占星術師 ムーン・リー先生が生み出した、12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占い。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを12星座別に届けます。■牡羊座(3.21 - 4.20)運勢の変わり目が近づいています!波乱の時にはいつもとはひと味違う自分にチャレンジして。どちらが前?表?裏?といったような意表を突いたデザインのものを選ぶと自然と運が上向きに。■牡牛座(4.21 - 5.21)安泰だと思っている人にとっては、足元からぐらぐらと地位を揺るがされるような出来事が。勝負運を高めてくれるのは、ファーつきのフェミニンなワンピース、白やクリーム色のコートです。■双子座(5.22 - 6.21)コンサバティブな職場の人でも、普段の装いにどこかしらトレンドを取り入れるとラッキーに。通勤シューズをチェルシー風なショートブーツにするなど足元から始めましょう!シルバーのスニーカーも◎。■蟹座(6.22 - 7.22)金運がピカイチ。お買いもの運も上々です。チェックやアーガイルなどブリティッシュテイストなクラシカルな柄がオススメ。そこへ少しハードな印象のチェーンベルトのバッグやアクセサリーなどをプラスして。■獅子座(7.23 - 8.22)ジップやキルティングなど“近未来”的なアクセントのあるアイテムが、避難や攻撃からあなたの身を守ってくれます。カルヴェン14-15AWのようなアートをインスピレーションにしたモチーフが最高。■乙女座(8.23 - 9.23)アクネ ストゥディオズ14-15AWのようなサイケデリック柄を身につけると、ひらめきの力がより冴えるでしょう。逆さまに、人の意見に惑わされると今週はアンラッキーなので自分の直感を信じて。■天秤座(9.24 - 10.23)ホルモンバランスの崩れからヒステリックになりがち。ピンクやベージュ、ローズカラーなど女性らしく華やかなカラーが内面のコンディションを整えます。憧れブランドのアイテムも吉。■蠍座(10.24 - 11.22)シャネル14-15AWのように、スニーカーとドレッシーなスカートを組み合わせるミックスマッチで、仕事運を更に上昇。挑戦するにもいい時期。着てみたい!と思ったスタイルにも積極的にトライして。■射手座(11.23 - 12.21)ダークグレー×ネオンカラーなど、暗い色と明るい色の極端な掛け合わせが思わぬ成果を生むでしょう。調子が悪いと感じたら、転地療法が効きそう。思いっきり遠方に足をのばしてみるのもアリ。■山羊座(12.22 - 1.20)「同調」がキーワード。色もベージュやアイボリー、ラベンダーといった調和をイメージさせるものを選んで。さっぱりした性格は長所でもあるけれど、今週は好き嫌いをハッキリ言うのは避けて。■水瓶座(1.21 - 2.19)ハート、リップスティックなどキッチュな柄がラッキー。星柄のニットカーディガンなどポップなアイテムもよいでしょう。少し冷えから体調を崩しそうなので、防寒や入浴でしっかり体を温めて。■魚座(2.20 - 3.20)今年中にやるべきことがある人は前倒しで片づけて。インナーは派手にしてもOKですが基本的にグッドガールを意識したベーシックコーデを心がけると吉。ユニークなボタン使いのものはオススメ。
2014年11月03日フォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)国内初の個展が都内2ヶ所で開催されている。来日した彼女に、ファッションとアートについて聞いた。サッセンは元々ファッションを専攻し、その後写真とファインアートを学び、結果アートとファッション2足の草鞋(わらじ)を履いて、クリエーションを行ってきた。「昔からファッションには愛憎を感じる」と本人が語るように、今回展示されているようなパーソナルなプロジェクトを発展させつつも、ファッションの仕事を今後も続けていくという。「ファッションやコマーシャルの仕事を多くこなしているので、私をアーティストとして受け入れない人もいる。けれど近年では、ファッションとアートの領域が曖昧になってきており、すべてがクリエーションという大きな枠でくくられることが多い。この現象自体が刺激的で面白いと思う」とサッセンは話す。ファッションの仕事を行う上で、彼女の想像性を刺激するのはブランドを作り上げる様々な人達だ。「ブランドの裏にはそれぞれ独特な『色』を持った様々な立場の人やデザイナーがいて、彼らとコラボレーションすること自体が興味深い。例えば『カルヴェン(CARVEN)』では、プロジェクトを行った際に着任していたデザイナーのギヨーム・アンリ(Guillaume Henry)が写真に理解があることから、自由にプロジェクトを進めることができた。同時に、高いクリエーティビティーを求められ、彼の意見が刺激になる。またブランドの要望を、パズルを解くように叶えるプロセスにも関心がある。その意味で『ランバン(LANVIN)』のようなエレガントなブランドから、革新的なブランドに至るまで、様々なブランドと共にプロジェクトを行うこと自体に価値がある」「ファッションは、私にとっては遊び場、実験の場のようなもの」(サッセン)と言うように、彼女は外向的なクリエーションプロセスを楽しみながら、ファッションの仕事をこなす。反対にアートは「自分の感情を深く追求し、自らの影を浮き彫りにする作業」であると述べ、ファインアートの制作プロセスを非常に内向的な作業として捉えている。「まるで、私の中に2人の違う人格が共存しているように、ファッションとアートは全く違ったアプローチで作り上げるの」そんな中で、彼女のすべての仕事に共通するのは、「完全にコントロールすることができない写真というメディアの面白さ」だそうだ。サッセンは、ぱっと思いついた構図をドローイングし、現場で改良を加えながら写真へ起こす方法で制作する。想像上のイメージと出来上がった実際のイメージの乖離が写真の魅力だという。今後はロンドンのICA(Insttitute of Contemporary Art)での展示や、スイスのウィンタートゥール美術館などでの個展を控えているが、フォトグラファーとしての新たな企画は現在未定とのことだ。ここ最近は自身の作品のカタログの出版が相次ぎ、3月から行われたロッテルダムのオランダ写真美術館での展示では、写真からビデオやサウンドインスタレーションなどへと、作品のメディアが広がっている。今後のフォトグラファーとしての方向性が楽しみだ。
2014年11月02日コスメキッチン玉川高島屋S・C店は、モデルの道端ジェシカとコラボレーションしたポップアップショップを同店内に11月15日にオープンする。このポップアップショップのコンセプトは“道端ジェシカのメイクルーム”。オーガニック美容にこだわるジェシカと、メイクアップアーティストの早坂香須子が愛用しているアイテムをセレクトし紹介する。普段の撮影に欠かせないというシークレットアイテムの他、ミランダ・カーのメイクアップアーテイストが手掛ける日本初上陸コスメブランド「アールエムエス ビューティー(RMS Beauty)」も取り扱う。その他の取扱い予定ブランドは、「エッフェオーガニック(F organic)」「コスメア(KOSMEA)」「エムアイエムシー(MIMC)」「アリマピュア(alima PURE)」「シゲタ(SHIGETA)」「サンフード(Sunfood)」「スーパーフード(SUPERFOOD)」など。
2014年11月02日「ケンゾー パルファム(KENZO Parfums)」は11月1日、“新たな恋”をコンセプトとしたフレグランス「ケンゾー アムール マイ ラブ オーデトワレ」(8,100円)を発売した。“愛”をテーマとした「ケンゾー アムール」シリーズから、新作として発表されたホワイトムスク。そのトップノートにはグレープフルーツの香りが広がり、フェミニンなローズやピオニーのミドルノートとハーモニーを奏でる。フレッシュで可憐な香りをまとうことで愛が再び深まるという、ケンゾーならではのストーリーを表現した。ラストノートはサンダル、セダー、ムスクなどのウッディノートで、柔らかなベッドのような心地よさに包まれるという演出だ。ボトルデザインは愛の象徴であるハートをモチーフとし、ボトル底には無数のハートマークを配置した。そのうちの一つは矢に射抜かれており、このユニークなデザインもあって、「ペントアワード 2014」のラグジュアリー部門でブロンズ賞を受賞している。「ケンゾー アムール マイ ラブ オーデトワレ」は数量限定での販売となり、ケンゾーのオンラインショップのみで取り扱われる。販売期間中に同ショップで8,640円以上の商品を購入すると、オリジナルトートバッグのプレゼントも用意。
2014年11月02日ファッション誌『ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)』は、木村カエラとコラボした人気連載企画「カエラズギャラリー(kaela’s gallery)」のアートブックを発刊する。12月17日発売予定。アートブック『カエラズギャラリー(kaela’s gallery)』は木村カエラ30歳の誕生日、及び彼女と雑誌のコラボレーション10周年を記念したもの。写真家の鋤田正義と蓮井元彦による撮り下ろしストーリーに加え、独占ロングインタビューを掲載。その他、過去に掲載された3年分のアーカイブを収録するなど、全116ページに渡ってカエラのアートがギッシリ詰まった1冊となっている。書店では誌面のアートワークが飛び出したかのような、迫力の表紙デザインが目印となる。スペシャル版は木村カエラのプリントトートバッグが付録について、価格は3,500円。2,000部の限定販売となる。一方、オリジナル版の価格は3,000円。どちらも、ナイロンの公式ページで予約受け付け中だ。
2014年11月02日10月23日から31日まで開催された第27回東京国際映画祭では、日本の女優陣が「タサキ(TASAKI)」のジュエリーをまとって様々なイベントに出席し、映画祭を華やかに彩った。同映画祭のフェスティバルミューズを務めた中谷美紀は、18Kホワイトゴールドとグレーダイヤモンドで描き出した羽のモチーフの「テイク フライト」バングルに、スタッドタイプのDカラー、大粒ダイヤモンドのイヤリングをコーディネート。宮沢りえは、18Kホワイトゴールドにあこや真珠、ダイヤモンドで氷柱を表現した最新作「アイシ クルズ」のイヤーカフを着用し、国内から唯一のコンペティション作品として出品された映画『紙の月』のワールドプレミアに出席した。フェスティバルナビゲーターを務めた岡本あずさは、リボンをモチーフにした「バウンド」ティアラをメインに、バラをモチーフにした「リボンローズ」イヤリングやTASAKI のアイコンシリーズ「デインジャー」のリングをコーディネート。自身が監督した映画が上映された監督兼女優の杉野希妃は、18Kホワイトゴールドとシャンパンガーネットを素材に使用したシャンデリアタイプの「デコドレープ」のイヤリングとペンダントを着こなした。
2014年11月01日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」第9回は、ものまねメイクで話題のざわちんさんが登場。インタビュー当日は、「イセタン ミラー(ISETAN MiRROR)」との初のコラボレーションにより11月1日に発売となるアイテムについて、担当者との打ち合わせも行われた。試作品のブラシを手持ちのアイシャドウやファンデーションにつけて、毛質や使いやすさ、粉飛びなど、細部まで入念にチェック。的確に改善点を指摘する様子は、高いメイクテクニックとこだわりが窺えた。――今回のコラボアイテムのポイントは?まず、なんといっても“上品”であること。ポーチもブラシも上質感を大切にしたデザインになっています。一方で、プチプラコスメを愛用してきた私としては、同じ若い世代の方にも使って欲しいという思いがあり、手頃な価格設定にしました。――こだわったポイントを教えてください。ポーチはかっこいい系(ボルドー)とかわいい系(ベビーピンク)の2色展開。幅広い年代で使えるように品のあるデザインになっていると思います。メイクにこだわりがある方にとっても、愛用のアイテムを収納しやすいサイズ感になっています。6種類のブラシは、毛のカット、肌当たりなどすべてにこだわっています。今までにないものを作りたくて工夫したブラシばかりなので、きっと手持ちのブラシともかぶらないと思います。目新しいけど便利に使えるブラシを目指しました。イセタン ミラーとのコラボレーションアイテムは、11月1日にイセタン ミラー各店と伊勢丹オンラインで販売スタート。「Zawachinポーチ」(2,500円)は、エナメル素材にゴールドの金具の組み合わせがポイントのバニティ型ポーチ。たくさんのコスメをコンパクトに収納できるよう機能性にもこだわった。ピンクとボルドーの2色が用意されている。「Zawachinブラシ6本セット」(1万1,000円)は、ボルドーカラーにゴールドの金具をあしらったブラシのセット。アイシャドウやパウダーファンデーション、チークなど、各パーツのメイクに最適な柔らかさや形を追求したブラシには、ざわちんのメイクへのこだわりが詰まっている。その他、「Zawachinミラー」(864円)も登場する。また、発売に合わせてスペシャルイベントも実施。メイクのデモンストレーションや撮影&サイン・握手会なども予定されている。会場は、セレオ八王子(11月8日)、ららぽーとTOKYO-BAY(11月15日)、ルミネ新宿店 イセタン ミラー店内(11月16日)、ルミネ北千住店 イセタン ミラー店内(11月29日)。イベント内容や時間などは会場によって異なる。詳細は、イセタン ミラー公式サイト(www.isetanmirror.com)やイセタン ミラー公式Facebookページ(www.facebook.com/isetanmirror)で確認出来る。【ざわちんプロフィール】芸能人のものまねメイクというメイクの新分野を確立。レパートリーは100人を越え、その対象は年齢・性別・国籍を超える。新作を発表する度に多くのメディアに取り上げられ大きな話題となり、今年1月に発売した初の著書メイク本『ざわちん Make Magic』(宝島社)は発売8ヵ月で15万部を超える大ヒットとなった。来年初頭には待望の第2弾『ざわちん Make Magic 2』が発売予定。「日経エンターテインメント」上半期ヒットランキング第6位を獲得。自身の公式ブログ(アメブロ)は1日平均100万アクセスを記録し、過去最高アクセス数は前人未到の859万をアクセスを記録している。アメブロ芸能人総合ランキング第1位は通算8回獲得した。更に、「情熱大陸」(TBS)では同番組今期最高の視聴率となった他、出演した番組はいずれも高視聴率を獲得。数字を持っているタレントとしても注目を浴びている。先日開催されたTBS「オールスター感謝祭2014秋」では4人の候補者の中から国民投票で、ロッテリア「絶品チーズバーガーワイド」CM出演権を獲得し、ざわちん自身として初のCMとして10月23日から放送中。
2014年11月01日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第9回目は、有名人のものまねメイクで世間をあっと言わせ、メディアでもひっぱりだこのざわちんさん。今回、ざわちんさんのメイクや美容へのこだわりに加え、11月に発売される「イセタン ミラー(ISETAN MiRROR)」とのコラボレーションについてもお話を聞きました。――いつもメイクが話題になりますが、すっぴんもとても綺麗。美肌を保つための秘訣は?忙しい日々でも、すっぴんで過ごして肌を休める時間は意識的に作っています。敏感肌なので特別なことをすると逆に肌が荒れてしまうので、保湿などの基本的なスキンケアを大切にしています。肌に影響が出やすい睡眠や腸内環境にも気を配っています。ーー毎日テレビや雑誌にひっぱりだこと聞いていますが、そんな日々をどうやって乗り切っているのでしょう?休みの日は、1日美容デーとして、整体で全身マッサージをして、ヘアサロンやネイルサロンに行って集中メンテナンスします。メイクで目を酷使して、腕を上げたままの姿勢が多いので、マッサージは首・肩を念入りに。学生時代にバレー部で腰を痛めたことがあるので、信頼できるプロの手に任せてリフレッシュしています。――独学でメイクテクニックを習得されたというのも驚きなのですが、上達させるためのコツはありますか?上手なメイクは、ベースの肌と眉やアイラインの線がきちんと描けていることが必須条件。とくに眉は顔の印象が決まる重要なパーツ。大人っぽく見せたいなら細く眉山をしっかり描いて、逆に童顔に見せたいなら平行気味の太眉に描くなどすると、狙った印象を作ることが出来ます。あとは丸顔や面長など自分の骨格を意識するとメイクの仕上がりが変わってくると思いますよ。――仕事で多くの人に会われると思いますが、影響を受けた人はいますか?美容家のIKKOさん、メイクアップアーティストのSoahさんとお話したことがあるのですが、心に響く言葉をたくさんいただいて、本当に感謝しています。私はまだ小さいし弱い存在だと思うので、自分を信じて、と勇気づけられる言葉が印象的でした。この2人のことはとても尊敬しています。――では、会ってみたい方は?アメリカの方ですがミッシェル・ファンさん。YouTubeで世界的に人気なメイク動画を発信している方です。テイラー・スウィフト風メイクなど、見ていてとにかく面白いんです。彼女の動画がきっかけで、私もものまねメイクを極めていくことになったんですよ。――ブログではファッションも注目されていますが、どんな服が好きですか?この秋挑戦したいファッションは?シンプルで女性らしくて、かっこいいスタイルが好きです。黒と白でまとめることが多いのですが、この秋は、ボルドー系のカラーを取り入れたファッションに挑戦したいと思っています。茶色よりのボルドーやベージュを選んで、大人っぽくて品のあるファッションが今の気分。韓国ブランドの服も好きで、現地の韓国に行ったときは東大門で買い物を楽しんでいます。後半では、イセタン ミラーとのコラボレーションについて伺います。
2014年11月01日フランス発のフレグランスメゾン「ディプティック(diptyque)」は11月1日、日本初となるショップインショップを高島屋大阪店1階化粧品売り場にオープンする。店舗のみでの取り扱いとなる限定コレクション「Bazar34」を始め、全コレクションを取りそろえる。また、昨年12月にオープンした青山店と同じく、ギフトラッピングサービスも提供する予定。店内のデザインは、世界中で展開する他のショップインショップと同様に白黒のモノトーンをベースとしたデザイン。その中で、ゴールドメタルの装飾が、洗練されたモダンな空間を演出している。
2014年11月01日「イソップ(Aesop)」が、今秋冬の新作ギフトキット6種類を11月1日に発売する。「職人たちのギルド」と名付けられたこのキットは、世界の伝統的な工芸ギルドにインスピレーションを受けたもの。イソップのショップで使用されているセラミックや木材など六つの素材をモチーフに、ボディケアやスキンケアアイテムがセットになっている。「レザー」キット(9,000円)では、皮革素材の多様性にフォーカス。優しい洗い心地の「フェブラス フェイス クレンザー」の他、低発泡性で爽快感のある「コリアンダー ボディクレンザー」、リッチなうるおいの「ポストシェーブ ローション 43」がキットになった。暖かな色合いの中に確かな輝きを放つ銅に注目した「コッパー」キット(1万1,000円)は、ボディケアのための四つのアイテムをそろえた。「レスレクション ハンドウォッシュ」で洗った手には、「レスレクション ハンドバーム」でたっぷりとした潤いを。風呂やシャワーではマイルドで低発泡な「ダマスカン ボディクレンザー」を使用し、最後に「リンド ボディバーム」で全身をケア出来る。また、クラシックなスキンケアアイテムを贈りたいなら、大理石の滑らかさを重視した「マーブル」キット(1万3,000円)がおすすめ。肌をカサつかせずにメイクや汚れを落とす「フェブラス フェイス クレンザー」に加えて、「B & T バランシング トナー」と「カミリア フェイシャル クリーム」をセット。すっきりなめらかに整えた肌に、クリームが潤いを与えてくれる。その他、木材の適用性の高さにちなみ、ゼラニウムリーフボディケアから3種類をセレクトした「ティンバー」キット(8,200円)、保湿成分を贅沢に配合したパセリシードスキンケアの3アイテムを詰め合わせた「セラミック」キット(1万7,000円)。ボディケアとリップケアの定番アイテムをそろえた「テキスタイル」キット(6,400円)も用意。各キットは四角い缶に収められ、エンボス加工のスリープに包まれている。世界各地のイソップ直営店全店と百貨店のカウンター、公式オンラインストアで取り扱う。
2014年11月01日11月1日、森アーツギャラリーにて『ティム・バートンの世界 THE WORLD OF TIM BURTON』がスタートする。同展では、『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』をはじめとする数々の名作を生み出してきた映画界の奇才、ティム・バートンが手掛けた映像や美術作品を紹介。油絵、スケッチ、デザインから未公開映像作品、オブジェに至るまで、日本初公開となる約500点の作品が展示される。期間は2015年1月4日まで。作品は、大きく10のセクションに分けて展示。グループ1のテーマは「アラウンド・ザ・ワールド」。海外に長期滞在することも多いティムが、旅先で浮かんだイメージを、手元にあるスケッチブックやレストランの紙ナプキンなどに落とし込んだものを寄り集めて紹介する。中には、今や世界的に有名な映画作品のキャラクターを初めて思い付いたときにスケッチしたものもあり、“作品の出発点”を確認することも可能。キュレーターによると、「どれがどの作品のキャラクターかは敢えて記していないので、自分で発見するのも楽しみ」だとか。グループ2は「カーニヴァレスク」。このセクションでは、滑稽さとグロテスクさを両立しているティムの表現手法に迫る。グループ3「フィギュア:男? 女? 生物?」では、ティムの深層心理や思考が反映された個人的な作品を紹介、グループ4「フィルムキャラクター」では、映画のキャラクターがティムの頭に浮かんだ瞬間から映画館のスクリーンに登場する過程までを紹介する。グループ5は、少年時代のティムに大きな影響を与え、現在でも作品の主要なモチーフとなっている祝祭日にまつわるスケッチを集めた「ホリデー」、グループ6は、ティムの創作に影響を与えた先人を窺い知ることができる「影響を受けた人」、グループ7は、ティムの絵画や映画の中でも最もよく目にすることがある「誤解されがちなアウトサイダー」がテーマだ。こちらのセクションに並ぶ作品群に描かれたキャラクターたちは、いずれも「本人はよかれと思って動いても結果は散々」だとキュレーターが話す通り、どこか浮かばれない表情で、思わず心動かされてしまうこと必至だ。さらに、グループ8は「ポラロイド」、グループ9は映画関係者だけに配られたキャスト&クルーブック「書斎」、グループ10は「実現しなかったプロジェクト」を紹介する。グループ10のセクションでは、世に出ることのなかったキャラクターやストーリーもすべて、ティムの頭の中では完璧なまでの形を成し得ていたことがよく分かり、流石、後世に名を残す人は無名時代から人とはどこか違うのだと唸らされる。オープニングに先駆け、10月31日に開催されたセレモニーには、ティム・バートン本人ならびに同展オフィシャルサポーターを務めるお笑い芸人・ピースの2人が登場。綾部さんは『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ風衣装、又吉さんは『シザーハンズ』のエドワードを模したスタイルだ。続いて登場したティムは、ピースの2人に握手を求められるも、切れ味の鋭そうな又吉の手元に目をやり困惑の表情を浮かべた。ワールドワイドに活躍するティムを前に興奮気味の二人は、次回作の出演を目論んで必至のアピール合戦を開始。「交通費だけでいいから出たい」「日本で撮影を行う際は呼んでほしい」との懇願に「ぜひお願いしたいね」とリップサービスするティムに対し、今度はピースからお礼のサプライズプレゼントが披露された。プレゼントの内容はというと、ティムが大好きだという日本の怪獣映画のキャラクターたちが参加しての、鏡開きならぬ「カボチャびらき」。ハロウィンにちなんで用意された巨大なかぼちゃ型オブジェの先端を押すと、中からマシュマロやリボンが舞いあがり、会場の空を埋め尽くした。これには、ともにステージに立っていたウルトラ怪獣のダダ、ガンキュー、ピグモンも驚きの表情を見せたが、楽しげに笑うティムは、報道陣から「これまでに一番楽しかったハロウィンは?」と聞かれると「僕の人生は毎日がハロウィンのようだよ」とおどけてみせた。
2014年11月01日デザイナー・尾花はインスタグラムやLINEを最近始めたという。インスタグラムにはブランドの宣伝というよりも彼の日常がつづられている。裏面には服をデザインするだけでなくブランドを運営するマネジメント力の高さが垣間見られる。話は尾花の意外な一面へと進展した。T:尾花さんって保守的なイメージがあったんで意外でした。ひょっとしたらまだiPhoneじゃないんじゃないかって思ってたくらい(笑)。O:それがその通りでさ。実際、今年の頭までブラックベリーをSIMフリーなんてわざわざ買ってまで使ってたのよ。でもいよいよマーケット的に日本語対応しなくなったわけよ。でも(携帯を変えた)一番大きなきっかけは、ニューヨークで電話掛けてたら数日で電話代が10数万円になったことなんだよね。やばいかなって思って、「ねえ、LINEってどうなの?」って周囲に訊いたら全員「ぜひLINE導入してください」と。で、実際導入したらすごいスピード感で知り合いがつながっていって、そうこうしてるうちに今度はインスタグラム。いつかやればいいんでしょ?って感じだったんだけど、「やった方がいいかな?」って言ったらまたもや全員が、「はい。お願いします」それで、じゃあやるけど、いわゆる商売じみた投稿はやらないよ、って答えて、できる範囲のことから始めたのね。それで、ネットサーフィンとかに近いことをして、“この人はこういうの好きなんだ”と思ったらフォローするってことをやってるうちに、世の中の種明かしまで分かっちゃって。あれにはびっくりしたね。あまりの情報の速さで。T:今後ウェブで仕掛けたいこととかあるんですか?O:新しいことを仕掛けたいというよりは、やっぱり第1に考えるのは、デジタルを駆使してる人とそうでない人との差を埋めることだよね。ウェブに関することを決める会議では、俺はいつも、最もウェブに精通していない消費者としての立場から意見を言うようにしてる。インスタとか使ってない人もいるんだから、そういうツールを全く利用していない人の視線で会話して盲点を探すことがすごく大事。「便利なのは使えるあなた達にとって便利なだけで、使えない人からしたらこれ全然便利じゃないよ」ってね。そういう考えがある中で通販を解禁したのは、お取り引き様に対して、解禁することによって自由にできることの幅を広げてもらいたかったんだよね。T:すごくシステマチックに考えてますね。うちは意外と人海戦術を使ってるところがあるんで参考になります。O:システマチックにやっていくと、各部署の責任持ってる人は成長していくけど、システムに乗っかってない人は成長しなくなっていくから、ある程度の人海戦術は必要だよね。例えば、やったことない人に100% 丸投げでやらせると、完成度はどうあれ、やる気のある人なら一定の結果は出してくれるしね。T:やって失敗したとしても、それが成長につながりますからね。成長しないやつってなかなか失敗もしないんで、失敗ができる環境って必要だなって思うんですよ。会社7年やっていろんな人見てきて思うことなんですけど、大きな仕事を成し遂げている人は、年齢関係なく、今より若い時に無茶ぶりされてきた人達であることが多いですね。O:うん。だから、無茶ぶりに応えてくれた後も、更に無茶ぶりし続けたほうがいいよね(笑)。システマチックに関して言うと、うちは最初の頃は、“個人の個性をいかしましょう”っことで、各自が持ってるアイテムを、俺が発表してるコレクションアイテムに組み合わせて着てもらってたの。そうすると、ショーのとは全然違うかっこいい着方するやつが出てきたりなんかして。最初の頃のほうがアクの強いやつが集まってくるしね。でもそのうち、ただ着たいの着てるだけのやつが出てきて、「うちのブランドはこういうふうに着ましょう」って説明しないといけないようになって。で、最終的にはショップでコーディネート決めまですることになったんだよね。そういうのまでもシステマチックにやらないといけないのかって思ったけど、スタッフが考えてやってくれたことだからうれしかったってのもあったね。雑誌に掲載されて反響が出ることが事前に分かってるがゆえに、「このタイミングでこう見せていきましょう」ってことだからね。T:うちは最近、新しく入ってきた子達が、口では日本ブランドがどうたらって言いながらインポートの洋服着て出社したんで、「店に立つときは、うちで売ってるものじゃなくてもいいから日本のものを着てくださいね」ってルール設けました。プライベートで着る分にはもちろん構わないんですけどね。来年には海外に進出しようと思ってるんですけど、その過程で海外のいいものを取り入れるようなことはあったとしても、「日本のブランドを世界に発信していく」っていうコンセプトだけは変わらず大事にしたいですね。1/2「エヌハリ尾花大輔×STUDIOUS谷正人が語るファッションデジタルマネジメント」に戻る。【尾花大輔プロフィール】1974年1月28日生まれ。神奈川県出身。古着ショップ「ゴーゲッター」立ち上げにかかわり、2000年「N.ハリウッド」設立。2002年東京コレクションデビュー、現在はニューヨークに発表の舞台を移している。直営店は東京都渋谷区神宮前4-13-16。コレクションラインとは別にスーツなどの「コンパイル」、アンダーウエアの「アンダーサミットウェア」を展開。【谷正人プロフィール】1983年10月12日生まれ。 静岡県出身。中央大学商学部卒業後、2006年4月デイトナインターナショナル入社。セレクトショップ・ステュディオス事業を立ち上げ、09年2月にMBOにより独立。同年3月株式会社ステュディオスを設立する。「日本発を世界へ」をコンセプトにドメスティックブランドを扱う。原宿の路面店の他、横浜、名古屋、大阪など大都市圏のルミネやパルコなどファッションビルに出店。15年11月には発九州進出となる福岡店がオープンする。16年には海外進出、新業態ローンチを予定。
2014年10月31日先頃、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が通販サイトを解禁した。その裏には、デザイナー・尾花大輔のいかなる思いがあったのか。デジタルの進化がファッションに、そしてマネジメントにも影響を与えている現代。同ブランドを取り扱っているという立場にあるだけでなく、尾花にとって朋友とも呼べるほどの間柄にある、「ステュディオス(STUDIOUS)」代表取締役CEO・谷正人と共に、ウェブとファッションの関係性について語ってもらった。谷(以下T):ちょうど今年の東コレが幕を閉じたばかりですが、最近の東コレってそれぞれの店の顧客が観覧してて賛否両論ありますけど、個人的にはすごくいいと思ってるんです。何でかっていうと、そのブランドの洋服が好きで買ってて、一番感動してくれる人達だと思うから。尾花(以下O):うん。そもそもファッションショーの目的自体が変わってきてるよね。コレクション経験者からしてみたら、ロケーションも選ばずにずっと同じライティングでやるってどうなの?とかあるけどそれは置いといて、日本はそこまでインフルエンサーは成長してはいないけど、多かれ少なかれ人気ブロガーがいて、そういう人達が支持したことによって市場につながるっていう、全く違うシステムに変わってきてるってのはあるからね。T:ですね。そういえば、こないだの東コレでびっくりしたんですけど、フロントローに座ってるブロガー達の中に中学1年生の女の子がいたんですよ。時代は本当に変わってきたなって感じましたね。O:海外だとそのブロガー達にスポンサーがついてて、ブロガー1人ひとりにお金が落ちてくる仕組みができあがってて、誌面にも登場させてお金に換えていくんだけど、日本ってそういうことがビジネスにまで昇華されてないよね。できればその中学生にも高校に入った時点で起業してほしいくらい。オフラインがオフラインのままで終わっちゃってるもんね。T:オフライン・オンラインでいうなら、最近ファッション業界もフェイスブック、ツイッター、タンブラーなどオンラインに力入れてるイメージはありますよね。O:やっぱり情報の見やすさとか速さとかに気を配ることは大切なことで、それは僕らコレクションブランドにもできることかなって思ってる。日本人もスマホ持つようになってきたからそんなに気にしなくていいとはいえ、地方に行ったら未だにガラケー率がすごく高くて、その人たちとの差を埋めるにはどうすればいいかってことを考えるよね。一昔前だと、NIGO(R)さんがやってた頃のベイプ(ア ベイシング エイプ)のホームページなんてすごかったんだよ。クリックするとメニューの表示なんかも全部ベイプのキャラクターに変わって、あっという間に画面全体がキャラクターに埋め尽くされちゃうみたいな。ウェブの専門家が見ても驚くような仕掛けがあった。反面、Macが「Performer」のころくらいのフォントで書かれたメニューをクリックして、ただ内容を見るだけっていう、マルタンマルジェラの(当時の)ホームページみたいなのもあって、それはそれでそういうスタイルだったんだけど。でも今って、「いかに速くて便利か」ってことが最も重要で、情報も生っぽいものが速く伝わるほどいいじゃない?多分あともう1年くらいしたら、ウェブ制作会社とか存続が危うくなると思うんだよね。俺とか谷君でも、「これとこれコピペしてここ書き換えたらたらこうなる」って感じで簡単にホームページ作れちゃうと思うし、コーディングの知識なんて必要ない時代がくるんじゃないかって。既に海外のアグレッシブなブランドなんかだと自分達でタンブラーレベルで情報出してるけど、それで十分かっこいいんだし。エヌハリ尾花大輔×STUDIOUS谷正人が語るファッションデジタルマネジメント--2/2【対談】に続く。
2014年10月31日「シアター プロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」が10月30日、東京・青山スタジオにて15SSコレクションを発表した。これまでショー形式でプレゼンテーションを行ってきた同ブランドだが、今シーズンは「SHOP」というテーマのもと、ショーウィンドーをイメージしたフォトスタジオを会場にシューティングの様子を公開し全ルックを披露。“海辺の街へ旅をする”というストーリーを設定し、1から12までそれぞれシチュエーションを変えてモデル2人とマネキンにてウィークリーショーウィンドーを作り出していく。ブラック、ホワイト、ベージュを基調としたシックなトーンに、地中海の太陽や雑多な土産物店を彷彿とさせる鮮やかな色が交錯。ホテルの床のモザイク状のタイルからインスピレーションを得たモチーフは細やかなビーズを全面に施したコートやミニドレス、刺繍のスカートなどに現れる。熱帯魚をオパールプリントしたオールインワンは起毛したベルベットで仕立てられており、海辺で使用するバスタオルから着想を得たものだ。アクセサリーにもシーズンテーマは強く反映。地中海のマーケットに売っている天然石、土産物店にある貝殻をイメージしたヘアバレッタ、ネックレス、また牛革のバケツ型ショルダーバッグ、更には、旅行中に味わったキャビアを閉じ込めたアクリルヘアクリップ、ファンデーションサンプルモチーフのネックレスなど、遊び心がふんだんに詰まっている。
2014年10月31日7月30日から改装工事を行っていたエルメス(HERMES)の伊勢丹新宿店1階ブティックが11月1日、リニューアルオープンする。ブティックは増床し、エントランスが二つ設けられた。メインエントランスの扉を開くと、メゾンのアイコンであるスカーフ「カレ」が堂々と出迎える。白木による柔らかな色調の店内は、開放感にあふれ明るく心地良い雰囲気。デザインは、世界中のエルメスブティックの内装設計を手掛けるフランスのRDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール)が担当した。入り口右手にあるウインドーからは、メッシュのスクリーン1枚を隔て淡く外光が差し、にぎやかな百貨店内にありながらも、開放的かつ落ち着いた空間を演出。床はゾーンごとにタイル張りとカーペットに分けられており、それぞれのスペースの居心地が考慮されている。売り場面積236平方メートルのフロアにはメンズ・ウィメンズプレタポルテからバッグなどのレザーグッズ、テーブルウエアやブランケット、クッションなどのライフスタイルアイテム、フレグランス、ノートやマーク・ニューソンデザインのペン“ノーチラス”などのステーショナリーをそろえる「エクリチュール コレクション」、マリッジリングもそろうジュエリー、そしてウォッチまで、エルメスがある様々なシーンを提案する。テーブルウエアには新しいティーセット「Hデコ」が登場。エクリチュール コレクションは銀座メゾンエルメスに次ぎ実店舗では2店舗目の取り扱いとなる。また、今店限定アイテムとして、スカーフ柄のシルクに馬モチーフのチャームが付いたブレスレット(2万円)を用意。その他にも、テーブルウエア「シュヴァル ドリアン」に描かれている馬をフレンチラッカーで再現した数量限定のタイムピースやパヴェがきらびやかなウォッチ「メドール」など、オープンに合わせて希少なアイテムを取りそろえている。更に注目なのは新ブティックのオープンを飾る、漫画家・横山裕一の手掛けたショーウインドー。リニューアル工事中、仮囲いの外壁に描かれていた横山のモノトーン漫画から一転し、カラフルでポップ、かつ立体的な漫画がエルメスのアイテム達を引き立てる。また、この度リニューアルを記念して、11月5日から11日まで、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて、エルメス新作の万年筆「ノーチラス」を中心としたエクリチュール コレクションを披露するイベント「エクリチュールの世界―“書く”ということ―」を開催。Eメールが主流となった現代において忘れてしまいがちな“書く”ことの大切さ、豊かさを提案する。
2014年10月31日