FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (835/858)
6月に開催されたピッティ・イマージネ・ウオモの新人デザイナープロジェクトで、日本人クリエーティブディレクター、津村将勝がデザインするシャツブランド「ピリオド・フィーチャーズ(PERIOD FEATURES)」が選出され、初コレクションがプレゼンテーションされた。同ブランドは長年インテリア業界に携わってきた津村が、インドを旅したときに出合った西ベンガルの手織りのテキスタイルに魅了され、3年前から現地に何度も足を運んでシャツの試作を開始。ジャンダニ織りと呼ばれる生地は色落ちする一部の糸だけ日本から手配する以外、縫製まですべてメイド・イン・インディア。その繊細な織りから「I’m delicate」というタグが付けられ、コットン、シルクで作られた全30型のコレクションは着物の絽や紗を思わせる繊細な表情ながら、デザインはシャツに一家言あるイタリアのマーケットで勝負できる仕上がり。デビューに当たって、「最初のローンチをピッティ・ウオモで」とターゲットを決めていたという津村氏。すべてのサンプルがそろったのが開幕前日。日本での展開も未定で、ビジネスに関してもここからがスタートと言う。今回、同ブランドが選出された「ザ・レイテスト・ファッション・バズ(The Latest Fashion Buzz)」は今回で2回目。今年1月の14-15秋冬展示会では、日本から草野健一がデザインする「ケネスフィールド(Kenneth Field)」が選ばれ出展した。『ルオモ・ヴォーグ(L’Uomo Vogue)』と『GQイタリア(GQ Italia)』協力のもと、ピッティ・ウオモが「将来を約束された有望な国際的人材」として、世界中からブランドをセレクトするプロジェクトで、「Who is On Next」や「Super Talents」などと同様の取り組み。ピッティの会場内でも特別なロケーションにブースが設置され、「新しいフォーマルとエッジの効いたインフォーマルの2面性」をテーマに、「若い才能を国際的舞台に引きあげること」が目的とされている。今回はピリオド・フィーチャーズの他、クリスチャン・グエラ(Kristian Guerra)、ミスタースマート(Mr Smart)、オレンジカルチャー(Orange Culture)など、10ブランドが展示を行った。
2014年07月09日米国・ロサンゼルス(LA)の海岸沿いの町マリブで1947年から、結婚式場やアルコール・薬物依存症患者のリハビリ施設、リアリティ番組の撮影スタジオなどとして幅広く施設運営を行っている「カラミゴス牧場(CALAMIGOS RANCH)」を4代目で引き継いだギャレット・ガーソン(Garrett Gerson)が、マリブのライフスタイルをテーマにしたファッションブランド「ショーベック・マリブ(Sjobeck Malibu)」を設立した。“Sjobeck”は、スカンジナビア語で“海の傍”という意味を持っており、コンセプトは“レイドバック(のんびり)・ラグジュアリー”である。6月1日には、同ブランドをメインで扱うショップ「オット・ラブス・カラミゴス(OTTE LOVES CALAMIGOS)」がカラミゴス牧場内にオープン。オープンに至った経緯について、ガーソンは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で人と簡単に繋がることは可能だが、こういう牧場の中で食事や買い物をし、直に人と繋がるというバランスを大切にしたいと思った」と説明する。ショップのコンセプトは、“洗練されたクール&フェミニン”。ガーソンが愛用するイタリアのビンテージバイク「ベスパ(Vespa)」のイメージをテーマとした。べスパは、映画『ローマの休日』の中で女優のオードリー・ヘプバーンが乗ったことでも有名だ。「のどかな雰囲気の牧場の中で、食事をし、お酒を飲み、買い物をする。マリブの贅沢なライフスタイルを自宅へ持ち帰って」とガーソンは提案している。また、同ショップはニューヨークのセレクトショップ「オットNY」と事業提携しており、商品カテゴリーを三つに分けている。一つ目はショーベック・マリブの商品、二つ目はオットNYのオリジナル商品と16ブランドのセレクト商品、三つ目はジュエリーや石鹸などの小物と、バイク、自転車、サーフボードだ。ビンテージTシャツなど1点ものから、オリジナル・ブランド「カラミゴス」のサーフボードや自転車など、他のブティックでは手に入らない品ぞろえを目指した。商品の価格帯は、石鹸5ドル(約500円)からバイク9,500ドル(約9万5,000円)。アパレルは50ドルから650ドル(約5,000円から6万5,000円)。買い付けはパリで行い、新商品が毎月入荷する。カラミゴス牧場内にある「マリブ・カフェ (Malibu Cafe)」など、牧場内には1日に1,500人、ショップには平均500人が訪れる。開店直後には女優のジュリア・ロバーツ、歌手のピンクやバーブラ・ストライサンドなど、大物セレブも来店した。ガーソンは今後の展望として「口コミで同ショップの知名度を上げていこうと思っている。更に今年中には、マリブビーチとサンタモニカにあと2店オープンし、メンズ事業も設立する予定だ」と明かした。
2014年07月09日「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE、以下ベイプ)」と「プーマ(PUMA)」がコラボレーションしたサッカーアイテムが7月12日、発売される。「ピーナッツ(PEANUTS)」や「コカ・コーラ(Coca-Cola)」などと次々コラボレーションを行っているBAPEだが、今回はスポーツブランドのプーマとコラボ。フットボールスパイク「エヴォスピード(evoSPEED)」がベイプのオリジナルカモフラージュ「ベイプ カモ(BAPE CAMO)」を纏ったスペシャルモデル(2万7,000円)を、青山の「ベイプエクスクルーシブ(BAPEXCLUSIVE)」限定で発売する。架空のサッカーチーム「BAPE F.C.」のオフィシャルユニフォームをイメージしたゲームシャツ(1万2,000円)も登場。ベイプ カモがグラデーションになったボディの胸に、左右それぞれ「ベイプ F.C.」とプーマのロゴが入る。
2014年07月09日スイスのファッションブランド「アクリス(Akris)」は、7月19日から8月10日までの期間限定で表参道ヒルズ1階に「アイ ラブ アイ ポップアップストア」をオープンする。ストアデザインコンセプトは「カレイドスコープ(万華鏡)」。ブランドの頭文字「A」をかたどった人気のアイコンバッグ「アイ(Ai)」をフィーチャーし、万華鏡のようにディスプレイする。扱われるのは表参道を多く訪れる若い年齢層を考慮した、エントリープライスモデルがメイン。新しい客層へのアピールが狙い。テクノファブリック(11万から12万4,000円)、チェルボカーフ(13万4,000から21万円)をラインアップし、本ショップ限定でピンクの「アイ リトルメッセンジャー」(13万4,000円)を用意。また、ブランドのクラフツマンシップを象徴するホースヘア製バッグ(48万8,000円)も展示・販売する。購入者のイニシャルを刻印したオリジナルコインパース(全10色)のプレゼントや、ハンドバッグをトライアルしアンケートに答えた各日先着50名にスイーツ入りのアイ型ペーパーボックスをプレゼントするサービスも実施。初日19日14時よりスナップイベントを開催。8月1日から10日まで、14-15AWコレクションに登場した「チェーンアイ」の先行予約会を10月1日の一般発売に先駆けて行う。
2014年07月07日吉田カバンの創業者の息子である吉田克幸が2007年に創業した「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、Tシャツにシルクスクリーンで手刷りを施すカスタムオーダー会を伊勢丹メンズ館8階メンズレジデンスで行っている。7月15日まで。同ブランドは毎年夏に直営店でTシャツにシルクスクリーンのプリントを施すカスタム展を行っており、今年はそのTシャツカスタムの一部を同館でも行う運びとなった。シルクスクリーンのイラストは、同ブランドのアートワークを手掛けるmimoeによるもの。子供の日常のシーンを描いた単色のデザインや、旅先の光景を連想させる柔らかいタッチのイラストなど15型からTシャツにプリントするデザインを選ぶことが出来る。サイズはXSからXLまで5サイズ用意。素材選びから吉田が行ったというTシャツは、サイドに接ぎの無い丸編みで、脇にもシルクスクリーンプリントを入れることが可能だ。昨年に比べ、首回りを広めに変更することで、女性客でも着やすいTシャツに変更したという。オーダーから納品までの期間は約10日間。価格はTシャツ本体の7,000円に加え、プリント代(500円から3,000円)を加算する。店頭の販売担当者は「ポータークラシックの顧客層は20代から60代と幅広いが、物づくりの工程について興味があり、上質な物を長く使いたいという共通項を持っている。店頭でも動きのよいナイロンに藍を製品染めしたカバンは、経年変化が楽しめるなど、味わいが増していくところが支持されている。今回のTシャツも自分だけの1枚として、長く愛用してもらえたら嬉しい」とコメントする。ポータークラシックは、“物づくりの原点に還り、日本の物づくりの良さを表現する”という姿勢が伊勢丹が年間通して提案している「ジャパンセンスィズ(JAPAN SENSES)」の考え方と合致したことから、今年の4月より同館8階に常設のショップを展開している。
2014年07月07日開業10周年を迎え初の大規模改修を実施中のアトレ品川は、4階レストランフロアをリニューアルする。「ザ・ニューヨーク・ディストリクト(THE NEW YORK District)」を環境コンセプトにニューヨークの現在を彷彿とさせる内装とし、ビジネスパーソンが集うコミュニティーの形成を目指す。7月11日には、新規3店舗がオープン。「サラべス(Sarabeth’s)」は、エッグベネディクトやフレンチトースト、パンケーキなど定番の朝食メニューに加え、夜は「モダン・ニューヨーク・ビストロ」をテーマにニューヨーク最新トレンドを楽しめるメニューを品川店限定で提供。同日オープンのバル「リブラボキッチン(RIBLAB KITCHEN)」では、ブルックリンをイメージした空間で、名物「手づかみスペアリブ」をメインに生ハムやピザなどを提供。ニューヨークにも近日オープンする「ベルジアンビア・カフェ ルーヴェン(Belgian Beer Cafe Leuven)」では、50種以上のベルギービールと伝統的ベルギー料理をアンティークインテリアが並ぶ空間で用意。8月1日には、「生産者応援型レストラン」を30店舗以上展開するイートウォーク社の新業態「エーダブリュ ゴーゴー(AW 55)」が登場。ニューヨークのダイニングバーを思わせる店内で「畑の伝道師」の異名を持つオーナーシェフの渡邊明が、新鮮野菜を用いたアンティパストやグリル、豊富なラインアップのワインを提案する。また、ニューヨークで創業100年の歴史を誇る「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン(Grand Central Oyster Bar & Restaurant)」、生演奏が行われるイタリアンレストラン「トライベッカ(TRIBECA)」、銀座8丁目発のオーセンティックバー「モンドバー(MONDE BAR)」も4月から順次リニューアルを実施している。
2014年07月07日輝く女性達の理由に迫る連載インタビュー企画、第1回はアンジェリーナ・ジョリーさんが登場。後編では、彼女の着こなし哲学をファッションジャーナリストの宮田理江さんが解き明かします。レッドカーペットの究極ゴージャスなロングドレスから、人道支援活動での凛々しくノーブルなパンツルックまで、どれも自在に着こなすアンジェリーナ・ジョリー。女優であり、監督、プロデューサー、しかも6人の子供を育てる母親で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使も務めるアンジェリーナは立場やシーンに合わせて巧みに装いをアジャストして見せる。映画『マレフィセント』のワールドプレミアでは妖しい艶めきを帯び、たっぷりドレープを効かせたドレスで登場。邪悪な妖精役にふさわしいミステリアスなムードを漂わせた。両腕には長いスパイクが突き出たゴールドのブレスレットを着けてパンキッシュなスパイスも加えている。日本で行われたファンイベントでは「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のブラックベルベットの細身ドレスに身を包んだ。全体的にスレンダーなシルエットでありながら美しく肌を見せ、タイトな仕立てがグラマラスボディーの優美な曲線を強調する。一方、パンツスタイルもお得意。「スモーキング」をユニセックスのアイテムとして新たな解釈でよみがえらせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」の現代スモーキングを、上手に着崩してこなれ感を引き出している。あえてタイをほどいてデコルテをさらし、袖をまくって手首を露出。男性的な装いと重ね合わせた肌見せのバランスは絶妙だ。ボウタイブラウスと極太ワイドパンツの「マイケル・コース(Michael Kors)」ルックは彼女らしい選択。紛争下の性的暴力廃絶という重いテーマにふさわしく、気品と威厳をグッドバランスで響き合わせた。オールホワイトの出で立ちでも白ジャケットと膝下フレアスカートを重ね、誠実さとたおやかさを両立。共通しているのは、ポインテッドトゥでシャープな印象を引き立てているところ。マニッシュな着こなしにも「ジミー チュウ(Jimmy Choo)」のピンヒールを合わせ、凛とした美しさを湛える。アンジーの着こなしには、自立した女性像の芯の強さと華のあるエレガンスが同居する。自分流のおしゃれ哲学を貫き、マスキュリンな服やコンサバティブな着姿にも程良い色香を忍び込ませ、フェミニンを忘れない。ハイソサエティーの品格とリラクシングな艶やかさも交じり合う。騒々しい色や柄を避け、ミニマルで遊ぶ彼女のスタイリングは多くの大人女性にとってなぞり甲斐のあるお手本と言えるだろう。
2014年07月05日伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区では7月2日から15日まで、音楽カルチャーマガジン『ネロ(Nero)』とコラボレーションしたイベント「acute grrrls Nero × TOKYO解放区issue」を開催している。同店で本年5月に開催し大好評を得たという、90年代のガールズカルチャーをフィーチャーしたイベント「'90s girls culture@TOKYO解放区」。次ぎにスポットを当てたのは、同じカルチャーの中でも少女っぽいガーリーな可愛さだけではない、“エッジが効いていて(acute)、可愛くて(acute)、行動的(act)な現代の女の子達(grrrls)”。この世界観を象徴する作品としていまだに絶大な支持を集める、ソフィア・コッポラ監督作品『ヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)』(1999年)をイメージソースに、女の子達の本質的な強さと美しさをテーマにした雑誌Neroとのコラボレーションでショップは展開。店頭には今回のために製作されたNero初のオリジナルアパレルライン「ネロ クローゼット(nero closet)」や、国内外ブランドとのコラボアイテムを始め、レコードやポストカード、Neroのバックナンバーなどが並ぶ。ウエアは、「ハーツレボリューション(HEARTSREVOLUTION)」はNeroとコラボレーションしたカットソーを、「ガーリーローズ(Girly Rose)」はバージンスーサイズをイメージしたワンピースやブラウス、スカートをラインアップ。またロンドンのファッションマガジン『ルラ(Lula)』の元編集長リース・クラーク(Leith Clark)が「レン(WREN)」とコラボした「WREN×Leith Clark」のアイテムも登場。雑貨は、タイのブランド「スレトシス(Sretsis)」のハート形サングラスや伊勢丹限定アイテムのユニコーンピアス、フランスの人気バンド「フェニックス(Phoenix)」のイラストが描かれたマグカップなどがあり、同じくフランスの人気モデル・シンガー のペティート・メーラー(Petite Meller )」のニューシングル「Backpack」を先行販売する。ペティートと「オリンピアラタン(Olympia Le-Tan)」がコラボしたブルゾン(9万2,000円)も店頭で予約販売を受け付けている。井上由紀子が編集長を務めるNeroは、音楽・アート・ファッション・カルチャーが独自の視点で盛り込まれ、日本に留まらずパリやニューヨークでも注目を集めている。
2014年07月04日東京都美術館で「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」が開催されるのに合わせ、「ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)」が同展とコラボレーションした限定アイテムを発売する。商品ラインアップは、扇子、マグカップ、グラス、アクセサリー、Tシャツ、トートバッグを予定。それぞれ展示作品よりインスパイアされてデザインされている。7月19日より展覧会特設ショップ等で購入出来る。同展では、ニューヨーク・メトロポリタン美術館のエジプト・コレクションから“女性”をテーマに選び出された約200点が日本初公開となる。ヴィヴィアン タムの作品が同館に多く所蔵されていることが今回のコラボのきっかけになったという。【イベント情報】メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:7月19日から9月23日まで時間:9:30から17:30(金曜・8月12日から17日は21:00まで。入室は閉館の各30分前まで)休室日:月曜日(7月21日、9月15・22日は開室。7月22日、9月16日は閉室)入場料:一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円
2014年07月04日LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ(LVMHグループ)は7月2日、東日本大震災の被災者と復興支援の一環として福島県相馬市に「LVMH 子どもアート・メゾン」(福島県相馬市中村2-2-15)をオープンした。被災した子供達の心のケア、学力向上、情操教育と芸術活動の拠点となる場所の提供を企図。施設は相馬市によって運営され、NPO法人相馬フォロアーチームによる心のケア活動や、施設内に所蔵された絵本や書籍の読み聞かせなどを実施する。木造2階建ての施設はドーナツ状で、壁面を利用した菜園や自然と触れ合える中庭を備える。2日のオープニングセレモニーには、施設の設計を手掛けた建築家の坂茂(ばん・しげる)らが参加。市教育委員と音楽プログラムを開始した、一般社団法人エル・システマジャパンによる相馬子どもオーケストラが演奏を披露した。坂は、紙を建築資材に用いて仮設施設を造る復興支援を世界各地で行っている。東日本大震災では女川町に仮設住宅や集会所を設営した。LVMHグループは、岩手県山田町「田の浜地区コミュニティーセンター」再建、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」による宮城県気仙沼の復興と「森は海の恋人運動」支援を行っており、今回のLVMH子どもアート・メゾン建設により特に被害が大きかった東北3県の支援プロジェクトが実現した。
2014年07月04日マックス ファクターが展開するスキンケアブランド「SK-II」は、ビューティ テーマパーク「SK-II ピテラ パーク」を全国で開催するのを記念し、表参道ヒルズで7月3日にオープニングイベントを行った。会場には、ブランドミューズを務める女優の綾瀬はるかが登場。SK-IIを約6年に渡り使用し定期的に肌分析を受けているという綾瀬は、ブランドを代表する化粧水「SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス」を「(自分にとって)必要不可欠なもの。顔全体を手で優しく包み込み『入れ入れ』と浸透させる」と語った。スキンケアでは保湿を特に重視しており、美肌のポイントは「よく笑いよく眠り考えすぎないこと」だと話す。5日にオンエアが開始される新CM「いま、肌の未来を変えよう。」でも、綾瀬は同じくSK-IIミューズを務める桃井かおりと肌にまつわる掛け合いを見せる。肌の将来に不安を感じ「1日も長く、クリアな素肌でいたい」という綾瀬に、桃井が「1日も早く始めればいい。桃井、ウソをつかない」と茶目っ気たっぷりに答えるという内容だ。会場でのCM放映後、桃井からのラブレターが綾瀬へのサプライズプレゼントとして手渡された。3枚の便箋に直筆で書かれた手紙は「桃井は(綾瀬)はるか殿のSK-IIになって見守る所存。今みたいに誠実に生き続ければ大丈夫」と愛情たっぷりの内容。これから肌未来を変えたい女性たちに向けて、綾瀬は「早く始めること、続けることが大切。一緒に頑張りましょう」と笑顔でエールを送った。無料肌分析を始めとする体験型アトラクションが楽しめるSK-II ピテラ パークは、7月4日から6日までの期間限定で表参道ヒルズに登場。その後7月25日から29日まで京都タカシマヤ、9月3日から9日まで福岡・岩田屋本店にもオープンし、10月下旬まで全国主要都市にて順次開催予定。
2014年07月04日H&Mのスポーツライン「H&Mスポーツ」。ソチオリンピックでスウェーデンの公式ユニフォームに採用され、そのファッション性の高さが話題になった。H&Mは2014年をスポーツイヤーと位置付け、デザイン性と機能性を更に強化していく考えだ。大手スポーツブランドでの経験を経て、昨年7月からデザインチームの一員となった沼田修平・メンズスポーツ部門プロダクトデザイナーに話を聞いた。――デザイナーを志したきっかけは?もともと武蔵野美術大学で油絵を専攻していたのですが、アーティストとし生計を立てていくのは大変だと気付いて(笑)。卒業後、オランダのアーネム王立芸術アカデミーでプロダクトデザインを勉強しようと願書を出したら、「ここはファッションが有名な学校だから、入学するならファッション科にしなさい」と教授に勧められ、そのままファッション科に進むことにしました。在学中からアディダスのドイツ本社で働き始め、アシックスのヨーロッパ本社での勤務を経て、昨年7月にH&Mのメンズスポーツ部門プロダクトデザイナーに就任しました。――スポーツメーカーから一転、グローバルファッションリテール企業への転職ですが、H&Mのどのような点に魅力を感じたのでしょうか?H&Mの最大の魅力は、ポテンシャルの高さ。デザインの幅も広く、コラボレーションのセンスもいい。そして、ビジネス面は当然ですが、環境保護、社会的影響力においてのビジョンが明確で、短期的な利益を追求するのではなく、長期的なビジョンのもとプロジェクトを発展させることができます。H&Mスポーツに対しても同様の姿勢で取り組んでいる点に共感を覚えました。――H&Mスポーツのコンセプトを教えてください。H&Mの企業理念である「ファッションとクオリティをベストプライスで提供すること」に加え、インスパイアリングでコンテンポラリーな商品を作ることを目指しています。今年はソチオリンピックでスウェーデンの公式ユニフォームを制作したこともあり、一気に認知度がアップしました。会社として大きなチャレンジだったことは言うまでもありません。オリンピックを契機に、この1年間をスポーツイヤーとして位置付け、更に強化していきます。商品面では、14SSからコレクションを「ランニング」「アスレチック」「アウトドア」などの分野に分けて展開しています。「ランニング」では夜間の安全を確保するためにリフレクターを付けたり、可動域を考慮したカッティングや速乾性のある素材を使っています。また、「アウトドア」では防水性に重点を置くなど、それぞれのシーンに合った機能とデザインを取り入れているのが特徴です。スマートフォン用のアームバンドやソックス、バッグなど、アクセサリーも充実しています。コレクション全体の商品数も増え、毎シーズン多種類のアイテムを展開するまでになりました。現在、H&Mスポーツは世界3,000店舗の中の一部で販売しています。スポーツのフルコレクションを扱う店舗もあります。日本でもきちんとコーナー展開ができる店舗を今後増やしていきたいですね。※編集部注:H&Mスポーツ メンズの取扱い店は、H&M渋谷、新宿、ランドマーク横浜、ららぽーと横浜、二子玉川ライズ、キャナルシティ博多、名古屋松坂屋店、広島、神戸ハーバーランドumie、宇都宮インターパーク、イオンモール鹿児島、ウィメンズは、ららぽーとTOKYO-BAY、ららぽーと甲子園、キャナルシティ博多、テラスモール湘南、ダイバーシティ東京プラザ、名古屋松坂屋、モレラ岐阜、広島、心斎橋、神戸ハーバーランドumie、宇都宮インターパーク、ユニモちはら台。2/2へ続く。
2014年07月03日「うなぎパイ」を看板商品とする静岡県・浜松市の製菓会社・春華堂が、お菓子のテーマパーク「ニコエ(nicoe)」を静岡県浜北区に7月20日オープンすることを発表した。nicoeは笑顔を表す「ニコニコ」と「縁」の音を繋げてつくった造語。コンセプトは「お菓子の新しい文化とスタイルを発信する、浜北スイーツ・コミュニティ」。施設設立にはトランジットジェネラルオフィスを始めとするクリエーター達がかかわり、ロゴデザインはタイクーングラフィックス、館内スタッフのユニフォームデザインは丸山敬太、五穀屋内装デザインは永山祐子らが手掛けた。施設は延べ床面積1,573.70平方メートルの平屋建て。事業投資額は31億円、8ヶ月を残した平成26年度の間に来場者数30万人、5年後には年間50万人を目指す。テーマパークは、旗艦ショップとしてうなぎパイを始めとする和菓子や洋菓子を販売する「春華堂」、今回同社が新たに立ち上げたパイ専門ブランド「コネリ(coneri)」、同じく五穀と発酵をテーマにした新規和菓子ブランド「五穀屋」、イタリアンビュッフェ「THE COURTYARD KITCHEN」、親子のためのスペース「プレイグラウンド082」、建築家・谷尻誠率いるサポーズデザインオフィスが製作した遊具「くるりの森」と「nicoeガーデン」のランドスケープの、6エリア構成。今回「うなぎパイ」以来53年ぶりとなる新ブランド「五穀屋」と「coneri」について、常務取締役の間宮純也が説明。五穀屋は「からだに美味しい和の知恵菓子」をコンセプトとし、日本の食文化である五穀と発酵食品の味わいを取り入れた饅頭やおはぎなどの和菓子をラインアップ。coneriは「粉を味わうパイ」をコンセプトとし、国産小麦粉に味噌が原料のこうず粉をブレンドしたオリジナルの粉「こねり粉」を生地とするスティックパイ菓子を展開。売り上げ目標は5年後に五穀屋が年間5億円、coneriが年間10億円と設定している。2005年に開業した、工場見学ができる「うなぎパイファクトリー」は年間62万人を誇り、間宮氏は、「5年後には、nicoeに50万人、うなぎパイファクトリーに50万人の合計100万人を動員したい」と意気込む。
2014年07月03日イタリアのアウターウエアメーカー「サルコ(SALCO)」のポップアップストアが、伊勢丹新宿店本館4階ウエストパーク/ラグジュアリーステージに7月2日オープンした。同ブランドが日本での本格展開をするのはこれが初となる。期間は7月15日まで。アウターウエアメーカーとして高いノウハウと技術を持つサルコは、1951年にトスカーナ州で設立された。ブランド設立当初から90年代までは、レインコートの生産を主軸とし、その後同社のコアとなるダウンコートの生産を開始。この頃スポンサーとして、イタリア代表フットボールチームへコートを提供している。2000年代に入ると事業の主軸をウィメンズのダウンウエアへ移行。高品質をモットーとし、創業当初から現在まで、変わらず全工程をイタリア国内で行っている数少ないブランドの一つだ。店頭には1962年に生産されたシワになりにくい軽量コート“ウォーリー”が展示されている。ポップアップストアでは、「ベーシック(Basic)」「ファッション(Fashion)」「ラグジュアリー(Luxury)」の3ラインを展開しており、ベーシックカラーを基調にベージュやカーキのアースカラーを加えたラインアップとなっている。同ブランドはボタンなど細部のディテールにこだわりを持ち、テキスタイルにはビッグメゾンで使用されているものと同じ素材を使用しているという。ダウンコートはナイロンなどの化学繊維をメインに、レザーやファーをあしらったデザインが特徴。中心価格帯は10万円代から40万円代まで。今回のショップオープンに合わせ、本国からセールスマネージャーのイザベラ・ズッケーロとチーフディレクターのロベルタ・リッピ・サルヴァドーリが来日。「日本での展開をスタートするなら伊勢丹がベストだと思っていたが、実現に至っていなかった。今回やっとタイミングが合致し、本格展開を日本で始めることが出来た。ターゲットにしているのは常に若く美しくありたいと願う女性で、幅広い年齢層が取り入れられるアイテムをそろえている。今後の展望としては、日本人の女性からのリクエストを汲んだアイテムも提供していけたら」とイザベラ氏。
2014年07月02日「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は7月2日、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたランドセルの販売を伊勢丹新宿店6階リ・スタイルキッズで開始した。このランドセルは、同ブランドデザイナーの高橋盾が色や柄、素材をプロデュース。カラーはブラックをベースに、背あてのメッシュ部分と底にブルーを使用。かぶせ裏や内ポケットの裏地には、アンダーカバーのアイコンであるベアー柄がプリントされている。また、ネームホルダーにはアンダーカバーのロゴの箔押し、側面には両ブランドのダブルネームが入っている。メイン素材にポーターのナイロン生地を採用し、かぶせと底部分のみを撥水加工の牛革としたため重さが約1,100gと通常のランドセルに比べ200g前後軽量だという。大きさはA4クリアファイルが収まるサイズ。価格は7万1,280円で、30点のみの限定販売。このコラボレーションについて伊勢丹担当者は「もともとアンダーカバーはキッズラインのウエアにも力を入れていたが、最近はその展開が少ない傾向が続き、顧客から、もっとキッズアイテムが欲しいとの要望が多くあった。今年3月に伊勢丹でロンパースやスタイなどキッズアイテムを店頭で紹介した際も顧客の反応がよく、こちらからアンダーカバーに働きかけて今回のコラボレーションが実現した」とコメント。同会場では毎年販売している「リ・スタイルキッズ×ポーター」の通常タイプのランドセルは、8月に発売開始する予定。
2014年07月02日6月25日に創刊したタブレットマガジン「ノルディック・クーリエ(The Nordic Courier)」。同誌編集長アンブリット・エルビン・アナセンに今後の展望や北欧のリアルなライフスタイルについて聞いた。同誌は日本の顧客のために特別に編集されたタブレットマガジン。北欧5ヶ国での出版は無い。編集を行う北欧有数のメディアグループ「アラー(Aller)」は、日本の雑誌編集部から北欧に関する記事を買いたいという依頼が多数あったことに加え、ミニマルで機能的なインテリアなどに日本と北欧の共通点を感じたことから、日本でのタブレットマガジン創刊を決めたという。このタブレットマガジンでは、日本のユーザーに向けて独自に編集したコンテンツを、リビングデザイン、トラベル、フード、ビーイング(北欧の生活習慣)の4カテゴリーで伝える。毎号、前述のカテゴリーに特集コンテンツを加えた構成で北欧のライフスタイルを紹介していくという。創刊号の特集は「クラフト(手仕事)」。今回が4回目の来日になるというアンブリット氏は「日本における北欧インテリアの使い方が間違っているということではないが、北欧での使い方とは違うこともよくあります。北欧でムーミンは子供のためのキャラクター。でも日本では大人にも人気がありますよね。つまり、日本人が今持っている北欧の情報は、本当の北欧と異なる部分もある」という。この秋には英語版のローンチも控えている同誌。創刊にあたり「このマガジンにはっきりとしたDNAを与えなくてはいけないと思いました。北欧のライフスタイルを伝えるために、どんなストーリーが一番大事で、何が本当に伝えたいことなのかを考えました」と口火を切った。「北欧デザインは、そのシンプルでミニマルなデザインが語られることが多いのですが、実用的で使いやすいアイテムであることも語りたかった。北欧の人々にとっては、実用的であることは、優れたデザインであることとイコールなのです」また、デジタル版で創刊したことには意図があるという。「一つは、雑誌よりも強くユーザーとのかかわりを持ちたかったからです。それに、タブレットだと読むコンテンツを選ぶことが出来ますし、中に動画やリンクも入れ、インタラクティブですよね。ソーシャルネットワークで広がりを持たせたり、今後はEコマースに繋げたりとライブ感のある雑誌を作れるから」。北欧でもデジタル版の雑誌が主流という訳ではないというが、雑誌の出版数が減少する中で新しいプラットホームを作る流れが見られるとのことだ。同誌はタブレットマガジンからスタートしたが、店舗でのポップアップ展開、ソーシャルネットワークを使ったオンライン上でのユーザーとのコミュニケーション、誌面からEコマースへの導線を意識するなど、多面的な繋がりを構築することがマイルストーンにある。8,000kmの距離をデジタルの力で越え、北欧の今をダイレクトに伝えるこの試み。新たな潮流が世界各国で起こっていることを感じさせる。
2014年07月01日伊藤忠ファッションシステムが運営するifs未来研究所は7月1日、東京・北青山のCIプラザ2階(東京都港区北青山2-3-1)に、新商品や作品の発表の場や、交流の場などを提供する情報交流サロン「未来研サロン」を期間限定でオープンした。インテリアデザインはデザイン事務所「KEIKO+MANABU」が担当。また、サロンオープンと同時に、企業の新しい試みを発表する「WORK WORK SHOP」もオープンした。イベント以外の時間は一般にも開放している。「未来研サロン」は「おもしろい場を作ること」「新しい関係を作ること」を目的としたもの。実験的な新商品や若手クリエーターの作品を紹介すると共に、経営者とクリエーター、分野を超えた企業の交流の場を提案。月1回程度のペースで、経営者、研究者、ジャーナリスト、建築家、デザイナーなどをスピーカーに招いたトークショー「川島蓉子のおしゃべり会」も開催する。また、ジャーナリスト・コンサルタントの林信行、建築家の田根剛、ソマデザインの廣川玉枝と福井武、プロダクトデザイナー酒井俊彦など、ifs未来研究所の7人のメンバーが自主研究の成果を発表・展示するコーナーも設置。月替わりで発表する。廣川は、10月25日から11月3日に開催される東京デザイナーズウィーク2014(TOKYO DESIGNERS WEEK 2014)に合わせて、未来の日本茶について研究した「未来の茶文化」についての発表や田根とのコラボレーションによる作品の展示などを行う予定だ。一方、「WORK WORK SHOP」は企業が新しい試みに挑戦できるもので、コクヨファニチャー、コクヨS&T、ポーラ、ルミネ、ロック・フィールドの5社が参加。ルミネは「ルミネの考える未来の売り場」をテーマに、ライブペインティングユニット「81 BASTARDS」による作品など、これまで取り組んできたエコ活動、アート活動、クリエーター支援、地域支援などを各テーマごとに発信する。ポーラは肌全層分析を実施し、肌の未来を予測、1人ひとりに合わせたスキンケアとメークをご提案するオーダーシステム化粧品「POLA APE」の肌チェックブースを展開。今後はメーク&スキンケアやハンドケアの体験なども予定している。イベント以外の時間には一般開放されていて、2時間程度を目安に打ち合わせや休息などのためのフリースペースとしても無料で利用することができる。名刺を交換すれば、コーヒーも無料で飲むことができる。ifs未来研究所所長の川島蓉子氏は「業界の枠を越えてみんなが集まることができる場、売り場や市場に出す前に企業が未来に向けた商品を発表する実験の場を作りたかった」と話している。なお、7月1日から4日まで、オープニング体験イベントとして、ポーラの無料サンプルの配布(200人限定)やロック・フィールドの無料ランチ配布(女性限定100人限定)も行われる。営業時間は11時から19時。土・日曜日、祝日は休み。※イベントの実施により土日祝の開館、および営業時間などの延長あり。
2014年07月01日世界で人気のシャンパン「モエ・エ・シャンドン」は、今年で5年目となる夏の恒例イベント「浴衣でモエ・エ・シャンドン」を大阪、名古屋、福岡、仙台の4都市で7月上旬より順次開催する。7月7日18時よりグランフロント大阪のウメキタフロアで開催。浴衣ファッションショーやライブパフォーマンスなど、七夕の夜を華やかに彩るイベントが目白押し。浴衣着用だと特典もある。参加費は無料で、飲食代は別途。19日14時からは、アプローズスクエア名古屋・丸の内で実施。参加費は2グラス付きで男性3,000円、女性2,000円。浴衣での来場推奨で、撮影会や豪華ゲストによるDJ、ダンスタイムを開催。同じく名古屋で、8月9日16時からミッドランドスクエア(MIDLAND SQUARE)の44階・スカイプロムナード(SKY PROMENADE)にて開催。参加費は、1グラス付きでS席1万2,000円、A席1万円、スタンディング3,000円。浴衣での来場推奨で、豪華ゲストによるライブやトークショーを行う。着席のビュッフェも用意。福岡では、7月6日の19時にホテル・ウィズ ザ スタイル福岡(WITH THE STYLE FUKUOKA)(前売り3,500円、当日4,000円、2グラス付き)、7月13日の18時半よりヒルトン福岡シーホーク(一般5,000円、浴衣着用4,500円、3グラス+ビュッフェ付き)、8月10日の18時半よりグランドハイアット福岡(前売り3,800円、当日4,200円、1グラス+ビュッフェ付き)の3会場で実施。ラジオ番組とのタイアップDJパーティーなど、会場を盛り上げるイベントが行われる。仙台では、8月5日の20時よりヨーロッパ大衆食堂ヴァンドームにて開催。浴衣がドレスコードに設定されており、参加費は4,000円。上記の7会場には、夜空に上がる花火を背景に写真撮影ができる、夏にぴったりなデジタルフォトウォールを設置する。
2014年07月01日6月17日から20日の4日間、フィレンツェで開催された2015SSメンズ展示会のピッティ・イマージネ・ウオモ86のファッションスナップを数回にわたりお届けする。第4回目はフルビアード(ヒゲ)。
2014年07月01日7月1日発売のメンズカルチャーマガジン『アイスクリーム(EYESCREAM)』8月号(スペースシャワーネットワーク)は、メイン特集として「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」を取り上げる。題して特集タイトルは「99人によるコム デ ギャルソン(99 PERSPECTIVES on COMME des GARCONS)」だ。内容は、同誌がクリエーター99人に対し異なった質問を投げ掛け、彼らが自分にとっての「コム デ ギャルソン」を語るという単純明快なもの。同社がリクエストしたことは「同じことは繰り返したくない。やるなら新しい切り口を考えて欲しい」と、特集巻頭に掲げられている。よしもとばなな、ファレル・ウィリアムス、操上和美、森永邦彦、中村ヒロキ、蘆田裕史、高橋盾、真鍋大度、菊池武夫、妹島和世、大友克洋、猪子寿之、ヴァーバル、ジュリアン・ディス、栗野宏文、加茂克也、バジョウ、草間彌生、フィリップ・パゴウスキー等々コム デ ギャルソンとかかわりが深い者からニュージェネレーションまでが54ページにわたり登場。各々が対談・寄稿・ビジュアル製作など様々な形で“語る”。表紙のグラフィックは、アーティスト・河村康輔がコム デ ギャルソンにまつわる様々な印刷物をコピーして製作したもの。彼は以前大友克洋とコラボレーションしている。過去、『ハイファッション(high fashion)』『ペン(Pen)』『美術手帖』などで大きく特集されたコム デ ギャルソンだが、ストリート的側面が強いEYESCREAMという意外な雑誌と組むことになった。
2014年06月30日6月17日から20日の4日間、フィレンツェで開催された2015SSメンズ展示会のピッティ・イマージネ・ウオモ86のファッションスナップを数回にわたりお届けする。第3回目はブルージャケット。
2014年06月30日サンローラン(SAINT LAURENT)が、14-15AWメンズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。起用されたのは、バンド「ホワイトルーム(WHITE ROOM)」のリードシンガー、ジェイク・スモールウッド(Jake Smallwood)とギタリストのジャック・ダルビー(Jack Dalby)ら若き英国ミュージシャン2名。エディ・スリマン(Hedi Slimane)により、5月にロサンゼルスで撮り下ろされた。スモールウッドは同ブランド13-14AWメンズコレクションに登場している。ホワイトルームはブライトン出身のオルタナティブ系バンド。英ミュージシャン、ポール・ウェラー(PAUL WELLER)は「ホワイトルームからは目が離せない。特にジェイクは素晴らしい若きボーカリスト」とスモールウッドを評価している。
2014年06月30日スイスのバッグブランド「フライターグ(FREITAG)」は、サイクリストに向けたメッセンジャーバッグ「F152 ハーパー(HARPER)」(3万5,300円)とツールバッグ「F154 グレンジャー(GRANGER)」(5,300円)を発売した。プロメッセンジャーの厳しい要求にもマッチするF152 ハーパーは、頭から被る必要なく素早く背負え、前後左右に振れない左右対称モデル。エクステンションストラップにより19Lまで拡張可能な大容量で、ジッパー付きアウトポケットや取り外し可能なインナーコンパートメント、Uロックポケットが付属。「F1 ジョー(JOE)」と「F18 レックス(REX)」の後継モデルでもある。サイズは52×22×32cm。F154 グレンジャーは、サイクリストが不測の事態に見舞われた際に自転車の修理や救命に必要なアイテムを詰め込めるロールアップ式ツールバッグ。フィックスドギアライダーのパトリック・シーベース(Patrick Seabase)と共に作り上げ、サドルに固定できる仕様。タープ製フラップカバー付きのポーチにバイシクルツール、ジッパー付きインナーコンパートメントに交換用スペアやクレッジットカード、臓器提供カードなどを収容可能。サイズは14×37cm、直径約9cm。
2014年06月30日「サンローラン ミュージック プロジェクト(SAINT LAURENT MUSIC PROJECT)」の最新版に、英バンド「テンプルズ(TEPLES)」のメンバー、ジェームス・エドワード・バッグショー(James Edward Bagshaw)が起用された。写真はエディ・スリマン(Hedi Slimane)が、5月にテキサス州都・オースティン、6月にニューヨークで撮影。ファーを纏った姿、ソファーに腰掛けギターを手にするバッグショーの姿をモノクロで写し出した。9月に出版されるエディの写真集『ソニック(SONIC)』にも、バッグショーがメイン被写体の1人として登場する予定という。テンプルズは、英国・ミッドランズ出身の4人組サイケロックバンド。2012年発表の『シェルター・ソング』が反響を呼び、ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)やジョニー・マー(Johnny Marr)らビッグネームも絶賛。14年5月に初のジャパンツアーを行い、7月開催のフジロックフェスティバルにも参加予定。バッグショーはボーカル兼ギターを担当している。
2014年06月29日スペインのラグジュアリー・ポーセリン(磁器)ブランドのリヤドロが、デザイナー・森田恭通とコラボレーションした作品を7月から販売を開始する。これ先だって6月13日に同作品「Life is Flower」の発表を記念したイベントが行われ、リヤドロ社リサ・リヤドロ社長も来日した。「昨年7月にセニョール森田が奥様の大地真央さんを伴って我が社を訪れたときには、まさかこんな素敵な作品が出来上がるなんて夢にも思わなかった」と話すリサ・リヤドロ社長は今回の作品を絶賛。「リヤドロが長年培ってきたポーセリン技術と叡智で、スカルと花を用いて“生命の息吹き”を表現。作品のタイトル通りで、希望に満ちた幸せな未来を願ってます」と森田氏。リヤドロ社の職人が1枚ずつ花びらを作成し、無数の花で出来上がった作品は全世界100個限定で72万円(台座付き)。7月2日より森田が婦人服フロアのリモデルデザインを手掛けた伊勢丹新宿店で先行発売され、9日よりリヤドロブティックおよびリヤドロショップ、リヤドロオンラインショップ他、リヤドロ取り扱い店にて一般販売される。
2014年06月28日フレッド・ペリー(Fred Perry)と英ブランド「ナイジェル・ケーボン(Nigel Cabourn)」は6月16日、お互いテーブルテニスを愛しているという共通点から、コラボレーションアイテムをロンドンで発表した。フレッド・ペリーの創設者フレデリック・ジョン・ペリー(Frederick John Perry)は英国で生まれ、1930年代にウインブルドン大会を始めとする多くの世界選手権で優勝したテニスフプレーヤーとして知られているが、実はテーブルテニスの世界チャンピオンでもあった。一方デザイナーのナイジェルは、現在も週に5日は元英国代表のコーチと共に練習をしている程のテーブルテニス好き。フレッド・ペリー自身のファンでもあることから、過去にフレッドが現役時代に着用していた服からインスパイアされ「テーブルテニスをベースとしたコレクション」をテーマにコレクションを発表したこともあった。初コレクションはメンズウエアのみ。展示会場には、クラシックなユニフォームを思わせるポロシャツやブルゾンなどのカジュアルなルックに加え、トートバックやキャンバスシューズなども並んだ。ナイジェル自身が、コレクションの説明やコラボレーションに至までのエピソードを語り、来場者にスタイリングを組むなどして、デザイナーの人柄が伝わるアットホームなムードのイベントとなった。会場となったロンドン・コヴェント・ガーデンのスペースには、今秋ナイジェル・ケーボンのオンリーショップがオープンする予定という。ナイジェルは、今回のコラボに関して「フレッド・ペリーは、英国の歴史や伝統、英国生産にも注力しているという点で、私と同じく真の英国ブランドとして持つ、高い意識にとても共感出来る。更に、フレッドの大ファンであることから共作出来て光栄」と語る。
2014年06月27日「ナイキ(NIKE)」は、ブラジルの2大都市であるリオデジャネイロとサンパウロへの旅に着想を得て誕生したブラジルパックを発売した。本コレクションでは、リオとサンパウロでそれぞれ愛される3モデルのナイキのスタイルにオリジナルプリントを施して各都市を表現。手触りの良さが持ち味のジャカード地で描いた。リオパックは、リオデジャネイロの起伏に満ちた地形や豊かな緑を表現。様々なトーンの緑を使った皮革・合成皮革の素材の重ね使い、カラフルな蘭の花や野生生物などの刺繍を、ホワイトソールと組み合せた。高さを4分の3カットにしてルナロンソールを用いた「ナイキ ルナ フォース 1 MID ジャカード(NIKE LUNAR FORCE 1 MID JACQUARD)」(2万2,000円)、フルレングスのビジブルエアユニット使用の「ナイキ エアマックス 97 ジャカード(NIKE AIR MAX 97 JACQUARD)」(2万円)、90年代のフットボールに着想を得て薄いソールを用いた「ナイキ ティエンポ ズーム MID 94 ジャカード(NIKE TIEMPO ZOOM MID 94 JACQUARD)」(1万4,000円)の3モデルがラインアップ。サンパウロパックは「ポルトガル舗装」とも呼ばれる石畳の歩道をモチーフとし、フルグレインレザーの重みのあるキャンバスに、ポリエステル糸を用いたジャカードの有機的・幾何学的な模様を組み合わせた。上に重ねたパネルは端を織り込んですっきりと仕上げ、ソールはホワイト。「ナイキ ルナ フォース 1 MID ジャカード(NIKE LUNAR FORCE 1 MID JACQUARD)」(2万2,000円)、スケートボーダーのニーズに応えるために誕生した「ナイキ ブレーザー ズーム HI ジャカード(NIKE BLAZER ZOOM HI JACQUARD)」(1万4,000円)、取り外し式シュータン付き「ナイキ ティエンポ MID 94 ジャカード(NIKE TIEMPO MID 94 JACQUARD)」(1万5,000円)がそろう。Nike.com/nikelab及び一部販売店で扱われる。軽装となる夏のスタイリングにアクセントとなる足元を演出する。
2014年06月27日中野ブロードウェイに7月10日、アートギャラリー「Gallery リトルハイ」がオープンする。22日まで初回展示として造形作家・小林和史の個展「小林和史 ムシウム(MUSISUM) ―造形昆虫思考―」が行われる。展示タイトルは「虫」と「アニミズム(万物に霊魂が宿っているという考え方)」を掛け合わせた造語。小林のライフワークでもある、1枚の紙からハサミによって即興で切り抜き立体に折り上げた、本物の虫も騙されたほどリアルな切紙虫たちを展示する。「人間が自然の一部でしかないとすれば、人間も昆虫も同じ存在。視点を変えて昆虫の立場になって人間界を眺めたってイイ訳で、僕は子供の頃からそうしている」と小林氏はコメント。小林はイッセイミヤケのデザイナーを経て独立。伊勢丹新宿店、メゾンエルメス、銀座ソニービル、六本木のリッツカールトンホテルなどで展示を行う。「自然」「身体性」をテーマとするコスチュームデザインや舞台、映像、CMなどのトータルデザインを手掛け、「U2」ギタリストのジ・エッジ(The Edge)や「ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」ギタリストのロン・ウッド(Ron Wood)も作品を所持。Gallery リトルハイは、国内外から年間800万人が来館するサブカルチャーの聖地・中野ブロードウェイに出店。誰もが気軽に立ち寄れる「路面店のアートギャラリー」として誕生した。主宰する小高均氏は、「中野ブロードウェイの来館者はモノに対する感度が高く、潜在的なアート需要があると思う」と話す。小さくてコンパクト(LITTLE)な空間で上質(HIGH)なアートに出合える「人とアートを結びつける企画&レンタルギャラリー」がコンセプト。【イベント情報】「小林和史 MUSISUM ―造形昆虫思考―」会場:Gallery リトルハイ住所:東京都中野区中野5-52-15ブロードウェイセンター4階会期:7月10 日から22日時間:12:00から19:00(最終日は17:00まで)休廊日:水曜日入場無料
2014年06月27日180年以上の歴史を誇るスイスの時計ブランド「ジャガー・ルクルト(JAEGER-LE COULTRE)」が、ジュネーブで発表したばかりの新作と定番コレクションをそろえたイベント「マニュファクチュールの伝統とエレガンスフェア」を伊勢丹新宿店本館4階=ジュエリー&ウォッチで7月1日まで開催している。同フェアにはジャガー・ルクルトの定番コレクションのほか、アイコンウォッチ「レベルソ」の新作「グランド・レベルソ・ナイト&デイ」や、男性用の「マスター」の新作「マスター・ウルトラスリム1907」、女性用の「ランデヴー」の新作「ランデヴー・デイト」などがそろう。6月28日には、日本でただ1人というジャガー・ルクルト彫刻師がレベルソのケース裏にイニシャルやデッサンを施す様子を実演するデモンストレーションも行われる。時間は13時から15時までと16時から18時までの2回。また、期間中の購入者を対象に数量限定の特製ギフトも用意されている。
2014年06月26日銅版画家の山本容子が個展「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にて開催している。2005年から山本が新たなライフワークの一つとして取り組んでいる「アート イン ホスピタル」。これは、絵の持つ力で患者を始め看病する家族や医療従事者達が心穏やかに過ごせるよう病院内でアートを活用するという考え方だ。山本は自身の父の死をきっかけにアート イン ホスピタルに興味を持ち始め、福祉先進国のスウェーデンにて勉強した経験もある。まだ国内ではなじみの薄い病院でのアートについて山本氏は、「病院を訪れる患者の心情には治りたいという前向きな思いと共に、緊張や不安もある。心の底ではどこか怖い場所というイメージがあるかもしれない。実際に病院内でアートを取り入れているスウェーデンは、病院こそ最も美しく快適でなければならないという考え方だ。私もアーティストとして、アートを通じて日本での病院に対する意識を変えられないかと考えている」と話す。病院に飾られるアートに求められるものは「作品の善し悪しではなく、その環境や土地にふさわしいものでなければならない」と語る山本氏は、制作のオファーを受けると即現場に出向き、患者や病院スタッフとそこに何を描くかミーティングを重ねる。そこには彼女の「病院内のアート作品は自分の好きな世界観を描いてはダメ。その場で過ごす方々と会話を重ね、どんな絵が効果を生み出すのかを一緒に検討することが大事」という考えがあるからだ。同展示で入口すぐのスペースに展示される原画は、高松赤十字病院の西玄関に描いた作品のために制作したもの。同作品は2000年に描いた『愛の小径(Les chemins de L’amour)』というフランスのシャンソンをモチーフにしたエッチングをベースにしている。しかし、原画には元のエッチングには無い要素が描かれている。島や海、オリーブの木は現地での関係者達との会話の中で、直島や小豆島など瀬戸内海の島々と海やオリーブの木を描いて欲しいという声が上がったことから加えられた。また、病院のエントランスに飾られるという立地性から、子供の目の高さにはカエルを書き加えるなど通行者の目の高さも意識した工夫が凝らされている。高松で前述の作品を1週間掛けて描く間、患者やその家族だけでなく、病院で働く医療従事者にも日々変化する作品の制作過程を楽しみにする様子が見られたという。その経験から、彼女は「医療従事者にとって病院は日常生活の大半を過ごす場所。その場が殺風景だったら彼らも癒やされない。患者と同様、医療従事者の方にもリラックスするための空間は必要」だと考える。また、病院において求められるアートについて「環境音楽のようにさりげなく環境に溶け込み、見る人に静かに何かを語りかけてくれるものではないかと思う」と自身の考えを述べた。山本はこれまでにも同店で個展を開催してきたが、今回は百貨店で展示を行う意義を強く感じているという。「百貨店は人々が夢を求めて来る場所。買い物ついでに立ち寄って作品を見ていただき、病院におけるアートの在り方や医療現場に求められることを考えてみるきっかけになれば嬉しい」
2014年06月26日