FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (839/854)
ロリータファッション愛好家の間では“ベイビー”の呼び名で親しまれる「BSSB(ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライト、Baby, The Stars Shine Bright)」のパリ店(72, Avenue Ledru Rollin 75012 PARIS)が、オープンしてから早くも7年目に入っている。フランスのみならず、ドイツやスペインなどヨーロッパ各地からの集客を誇り、今となってはヨーロッパのロリータファッションを支える最重要ブランドとなった。パリのベイビーも日本のベイビー同様、店と顧客、そして顧客同士のコミュニケーションの場となる「お茶会」を定期的に開催し、最近ではパリコレクション期間中の3月1日に会を催した。お茶会はおよそ半年毎に会場を変えて行われるが、今回は昨年の会場として特に人気の高かったラデュレ・シャンゼリゼ店を再び使用。顧客はお茶・ケーキ代として日本円で数千円の実費を支払う必要があるものの、店側は日頃の感謝を顧客に示す機会とあって、会場費や各人へのプレゼント費用など多くを負担している。お茶会では、ベストドレッサー賞などのいくつかの賞が設けられ、受賞者にはベイビーのドレスなど豪華なプレゼントが贈られるため、我こそはと着飾ったロリータ達が大集合する。お茶会は楽しい場であるが、美を競う場でもあり、その独特の緊張感が興味深い。また、青木美沙子や深澤翠といったロリータ・カリスマモデルが特別ゲストとしてやってくることもあり、本場(?)ロリータファッションの勉強会という一面もある。そんな様々な要素を持つお茶会の前売りチケットは、発売してから数十分で売り切れるほどの人気振りだ。今回は石川県の加賀友禅とロリータの融合、「加賀ロリ」の関係者がゲストとして来場。加賀ロリのキャラクター“ようちゃま”を描いた金沢大学2年生の女性が、「加賀ロリ・コンテスト」で優勝した服を着用し、加賀友禅と金沢の魅力をアピールした。加賀ロリは、今年スタートした石川県における3年計画の新ビジネスの一環で、今後、日本のアニメ・コスプレの祭典「ジャパン・エクスポ」にも参加する予定だという。ベイビーのパリ進出と時期を同じくして、ブティック出店を果たした日本のロリータブランドはいくつか見受けられたが、現在はすべて撤退し、残っているのはベイビーのみ。不景気が続くヨーロッパにありながら、顧客を開拓し続け、堅調なビジネス展開をしている。今後もヨーロッパにおける老舗ロリータブランドとして、着実に支持を広げていくに違いない。
2014年03月15日様々なシーンで活躍する女性のためのドレスを提案する「デコレーションドレス フォー ワーキング・ウーマン」が、伊勢丹新宿店本館4階ザ・ステージ#4でスタートした。会期は18日まで。オフィススタイルからパーティースタイルまで対応できるように、シンプルなドレスの上にカバードレスを重ねる「ドレス オン ドレス(DRESS ON DRESS)」を提案。40代から50代の働く女性をイメージし、「昼はビジネスシーンでベーシックな着こなしをしていても、夜はパーティーなどでセミフォーマルなドレスを着こなしたい」という潜在ニーズを捉え、三越伊勢丹と各ブランドがコラボレーションして商品を開発。いずれも三越伊勢丹のみで取り扱う「オンリー・エムアイ」商品として紹介する。ショップの装飾のテーマは「スーパーウーマン」。ファサードに描かれているイラストの女性は、実際に販売しているドレスを身にまとっていて、ビジネスシーンからセミフォーマルシーンへ変身する姿がコミカルに描かれている。「ブラン ルビエ(BLANC LE BILLET)」は伊勢丹新宿店初登場。シンプルなベースドレス(2色/3万7,800円)とアシンメトリーなカバードレス(2色/4万5,150円)のコーディネートは、片側からベースドレスが見えるデザインが施され、角度によって違うドレスのように見える。ドレープを効かせたシルエットは体のラインをうまくカバーする。「ベラルディ(BERARDI)」は、海を彷彿とさせる鮮やかなブルーが特徴的。カバードレスはシャツタイプ、メッシュ素材のドレス、ブラックドレス(いずれも4万950円)の3パターン展開で好みのテイストでコーディネートできる。「モガ(MOGA)」は、ジャージ素材のベースドレス(2万1,000円)とオーガンジー素材にエンブロイダリーレースを施したドレス(4万6,200円)を紹介。この他にも「ダブルビー(wb)」「エポカ(EPOCA)」「フィロ ディ セタ(Filo di Seta)」の全6ブランドがラインアップ。いずれのブランドもベースドレスは着心地を重視したパターンや素材でシンプルなデザインだが、カバードレスはプリーツ・メッシュ・レース・箔プリントなどを使いトレンドをバランス良くミックスさせている。また、クラッチやポーチに収納して外出先や旅行先、仕事後の社交場にも対応できるように軽くてシワになりにくい素材を使用するなど機能面も配慮。店頭では各ブランドを集結させて紹介しているため、ブランドの垣根を超えてドレスをコーディネートする事も可能だ。3月15日13時からと15時からの2回、雑誌『ハーズ(HERS)』との連動企画で、女優の賀来千香子によるトークショーと、イメージングディレクターの高橋みどりによるコーディネートレッスンを開催。ドレス オン ドレスの取り入れ方、着こなしなどについて語る。いずれも予約制で参加者にはオリジナルノベルティがプレゼントされる。
2014年03月14日2012年に閉館し建て替え工事が行なわれていた「上野松竹デパート」跡地に4月26日、飲食総合ビル「上野の森さくらテラス」がオープンする。「上野の森さくらテラス」は、昭和・戦後の面影を残しつつ上野駅前・上野恩賜公園で半世紀以上親しまれてきた「上野松竹デパート」を、地上3階、地下1階建ての大型飲食店ビルに建て替えるもの。JR上野駅不忍口から上野恩賜公園への高低差をつなぐエスカレーターを備えた吹き抜け空間を中央に配置し、上野恩賜公園への玄関口の役割も果たすという。公園側の屋上には、オープンスペースが設けられる。また同ビルの両隣には、先行して建て替えの行なわれた「上野バンブーガーデン」と「UENO3153(さいごうさん)」が並び、上野駅前・上野恩賜公園入口に新たな景観を創出する。入居店舗は和洋中19の飲食店舗。延床面積は3,785.66平方メートル。
2014年03月14日ビンテージアイウエア専門店の「ソラックザーデ(SOLAKZADE)」が、伊勢丹新宿店メンズ館1階でトランクショーを行っている。3月31日まで。今回のトランクショーのために約1,000点のデッドストック(未使用品)アイウエアを用意。ラインアップは、アメリカ製時代の「レイバン(Ray-Ban)」、ラッティ(RATTI)社製時代の「ペルソール(PERSOL)」、1950から60年代製のアメリカンビンテージ、50から70年代のドイツブランド「ローデンストック(RODENSTOCK)」「メッツラー(METZLER)」「メンラッド(MENRAD)」、1891から1940年代製の12金張り/14金無垢メタルフレーム、1950から1986年製の「オリバー・ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)」、80から90年代の「カザール(CAZAL)」「アラン・ミクリ(ALAIN MIKLI)」「エマニュエル・カーン(EMMANUELLE KHANH)」、「ジャン・ポール・ゴルチェ(JEAN PAUL GAULTIER)」、「ジャンニ・ヴェルサーチ(GIANNI VERSACE)」など。店頭では、オーナーやスタッフに直接商品の時代背景などについて聞くことができる。ソラックザーデは、2007年、岡本龍允と竜の兄弟が大阪でスタートさせた日本初のビンテージアイウエア専門店。コレクションは、1850年代製から1990 年代製までの約2万本で、すべてテッドストックで所蔵。2012年7月には、原宿・表参道沿い「goro's」の地下に初の旗艦店をオープンしている。
2014年03月14日“ファッション”とは、一体何を指し示す言葉なのか。この答えは十人十色、いや、百人百様だろう。これまでの“ファッション”これからの“ファッション”の世界に生きる人達に、“ファッションって何だろう?”とシンプルな問いを投げ掛けてみたい。初回、この問いに答えるのは、デザイナー山縣良和。1980年鳥取県に生まれ、2005年にはセントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウエアコースを首席で卒業。ジョン・ガリアーノのアシスタントを務めた後帰国し、2007年4月自身のブランド「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」を立ち上げた。2013年には坂部三樹郎と共に「絶命展」をプロデュース。デザイナーとしての活動の他、ファッション表現を学ぶ場として「ここの学校」を主宰している。ファッションの包含する範囲の広さを示すような、特異なクリエーションを行うデザイナーの1人。ランウエイや雑誌の中にあるファッションの華やかな一面ではない、新たなファッションの在り方をみせる山縣にとってのファッションとは、何だろうか。――初めて“ファッション”という存在を意識したのはいつ?初めは、自分を着飾るというところから興味を持ちました。中学生の頃です。異性が気になるような感覚と同じで、少しずつファッションを意識し初めました。ファッションについて深く考えるようになったのは、鷲田清一さんの本を読んだ時です。こんなにファッションは深いんだと感じて、これだったら自分が一生仕事に出来るかもと思いました。そこからどんどんのめり込んでいったんです。――ファッションには、日常的に身に着けられる洋服(リアルクローズ)と、クリエーションとしての洋服があり、そこには乖離があります。そのバランスをどうとられますか。バランスよく設定するのは苦手で、ここ何年かはクリエーションに特化した部分で勝負してきました。でも、徐々に自分なりの両立の仕方ができるのでは、と思い始めているのが今。リアルな部分での服にも挑戦していきたいと思っています。――なにかリアルクローズを作りはじめるきっかけがあったのでしょうか。2012年に「七福神」というショーをしました。時間も掛けましたし、精神的にもすごく集中してつくったショーで、出来るのに出してこなかったもやもやした自分を出し切りました。そのショーのお陰で、いろんな人間関係が生まれ、自分の中でも視点が広がったり、納得がいった部分がありました。だから、今ならもう少し精神的にもバランスをとってリアルな服づくりができるかなと。――山縣さんが手掛けるのは、世の中の人が思うファッション像に疑問を投げ掛けるようなクリエーションです。そのような問いを続けるのはなぜでしょう。世間で無しでしょと言われているものに対して、本当にそうなのかと考えてしまう。そういう部分を表現したい欲求があるし、題材にしたくなる。それが、自分の物づくりのエネルギーにもなっています。――その、エネルギーはどこからくるのですか。最初は自分のコンプレックスで、劣等感やバカにされたくないという思いだったと思います。それは最初のスイッチで、軽いアクセル。そこからは、のめり込んだら止まらないという僕の特徴なのか、どんどんファッションの深さと特異性に引き込まれました。そこからはファッションなめんなよ!みたいな気持ちが出てきたり(笑)。ファッションってこれだけ素敵なんだとすごく言いたくなって、それがエネルギーになっていますね。2/2に続く。
2014年03月14日「ギャップ(GAP)」は、個性やライフスタイルに光を当て自分らしい輝き方を感じてもらうプロジェクト「ブルーボックス プレゼンツ(BLUE BOX PRESENTS.)」を開始する。プロジェクト第1弾として、ライター・プロデューサーの野村訓市監修の下、3月26・27日に東京・青山のスパイラルガーデンにて展示「アイコンズ(ICONS)」、トークイベント「スピークス(SPEAKS)」を開催。アイコンズでは、『VERY』専属モデルのクリスウェブ佳子やイラストレーターの花井祐介、クリエーター集団「ライゾマティクス」率いる真鍋大度など各分野で活躍するインフルエンサーのポートレートを展示し、「個性とは何か」を感じてもらうことを企図。撮影は写真家・小浪次郎が担当。彼は27歳にして写真誌『コマーシャル・フォト』で特集された注目の若手。スピークスは、野村がゲストを迎えて「個性」について話す。26日にクリスウェブ佳子、27日に小浪が登場する。各日とも18時半開演で定員約200名。超えた場合は入場を制限する可能性あり。YouTubeのライブストリーミング機能「YouTube Live」にてライブ配信も実施(保存無し、生中継のみ)。今後は、キッズファッション誌『ミルクジャポン』とのコラボレーションによるキッズイベント「プレイ(PLAY)」(4月12日)、トーキョー ガールズ ラン(TOKYO GIRLS RUN)と協業し、「ギャップフィット(GapFit)」のトータルコーディネートでゲストランナーとフィットネスを楽しむ「ラン(RUN)」(4月26日)などを順次開催する。
2014年03月14日「ティファニー(TIFFANY & CO.)」が3月10日、そごう神戸店本館(兵庫県神戸市中央区小野柄通8-1-8)1階に国内最大規模のブティックをオープンした。これを記念して同日、女優の相武紗季がテープカットに登場。総額5億円以上のジュエリーを身にまとったドレスアップした姿を披露した。「ティファニー神戸そごう店」は、総面積110坪を誇る広さで、全国の百貨店内のティファニーブティックの中でも最大規模の店舗となる。テープカットセレモニーに参加した相武紗季は、兵庫出身。神戸そごう店の感想を聞かれると「広くて見やすい中に、これだけ豪華にジュエリーが勢揃いしている様は圧巻。気分も上がっていいですね」とコメントしていた。今回相武が着用したティファニーのジュエリーは、希少価値の高いイエローダイヤモンドのネックレスや、7カラットのエンゲージメントリングなど、その総額はなんと5.3億円。相武も「吸い込まれるような輝きの、素敵なジュエリーを身に着けることができて光栄です」とうっとりした様子。また、20歳になった際、記念に父親からティファニーのジュエリーをプレゼントされたそうで、「それが私にとっての初ティファニーでした。今でも大切にしています。それに見合った自分になりたいと思いました」と思い出を語った。同店のハイライトのひとつであるブライダルのサロンについては、「どれも素敵。エンゲージメントリングは憧れなので、いつか見に来れたらいいなと思っています。アラサーですからね(笑い)。30代で結婚できるといいかな…。自分の時間も大切なんですけど、こんな素敵なジュエリーを身に着ける日が早く来ればいいなという願望に変わりつつあります」と、憧れを口にしていた。
2014年03月13日「グッチ(GUCCI)」は3月12日、今年日本上陸50周年を迎えるのを記念したイベント「ザ・ハウス・オブ・アルチザン(The House of Artisans)」を伊勢丹新宿店本館でスタートした。18日まで。グッチの日本第1号店は、1964年にサンモトヤマ創業者・茂登山長市郎によって東京・銀座にオープンした。今回のイベントでは、同じく1960年代に誕生した「フローラ」モチーフを用いてクリエーティブディレクターのフリーダ・ジャンニーニがデザインしたカプセルコレクションを4月1日の全国発売に先駆けて販売している。また、イタリア・フィレンツェの工房からトップクラスの職人達来日し、同館4ヶ所でグッチのクラフトマンシップを紹介する企画が催されている。1階ザ・ステージでは、バッグを始めレザーグッズをフィーチャー。バンブーバッグやソーホー コレクション、ニュージャッキーバッグなどアイコンモデルをバリエーション豊富に取りそろえ、新作ハンドバッグ「レディロック」の世界限定モデルや、ソーホー コレクションの限定色も登場。カプセルコレクションのバッグは、限定である証のプレートが施されている。同会場の職人による実演コーナーでは、レディロックの製作工程を初公開している他、購入したバッグにイニシャルの刻印を施すサービスを実施。2階婦人靴 / プロモーションスペースでは、1953年のデビュー当時から60年間変わらず受け継がれてきたホースビットローファーの製作工程を披露。縫製からポリッシング、カラーリングまで4人の職人が手掛ける。また、メイド・トゥ・メジャー(オーダーメイド)サービスも受け付けており、購入商品へスペシャルブレードを施すことが可能。3階センターパーク / ザ・ステージ#3では、「フローラ」プリントの生地で仕立てたウエアとスカーフを中心に、バッグ、シューズなどもそろう。購入したスカーフには職人がハンドライティングでイニシャルを入れるサービスを用意。また、スカーフの売り上げ全額は「東日本大震災子供支援 ユネスコ協会就学支援奨学金 - GUCCI奨学生」に寄付される。また、同階ウエストパーク / プロモーションスペースではジュエリーを紹介。カプセルコレクションとして登場した「ホースビット ネックレス」は、ストーンセッティングとポリッシングを職人が会場で実演。購入商品へのイニシャルの刻印サービスも行っている。更に、同店ウインドーもグッチがジャックしており、明るいベージュと「フローラ」モチーフで春らしく彩られている。
2014年03月13日「ディーゼル(DIESEL)」はホワイトデーギフトアイテムを提案している。スタッズをモチーフにしたウォッチシリーズは、クールさとフェミニンさをあわせ持つディーゼルらしいデザイン。また、スターモチーフのアイテムも人気という。スパンコールとビーズがゴージャスにあしらわれた大振りのネックレス(1万3,800円)や、流れ星のようにスターが舞い散る立体的なグラフィックのスカーフ(1万7,800円)などをラインアップ。トレンドのショルダーにもクラッチにも使える小ぶりなバッグも用意。タブレットがり収まるレザーバッグや、マグネットで開閉する機能的なバッグなどをそろえる。
2014年03月12日創業50周年を迎える日本唯一の馬具メーカー「ソメスサドル」は、シューズデザイナー坪内浩とコラボレーションし、彼にとって初めてのバッグデザインとなる「ソメスサドル×エイチティーレーベル(SOMES SADDLE × HT LABEL)」をローンチする。「ケージ(CAGE)」(11万円)は、馬具に使われる「ベルトパーツ」に着想を得た網状のトートバッグ。ライナーを付け替えることによりオールシーズンに対応する。シンプルな「ベントー(BENTO)」(10万円)は、1枚革を立体に仕立て上げる職人技「しぼり」により成形されたパーツを、マチから底の部分で繋ぎ合わせた。両モデルともブラックとブラウンの2色展開で、本体はブライドルレザー製。ソメスサドル直営店にて先行販売する。青山店では3月19日よりオーダー会を実施。ソメスサドルは1964年北海道歌志内市にて創業。世界のトップジョッキーの鞍を手掛け宮内庁御用達となり、現在は革製品の総合メーカーに。坪内は靴のインポーター「マグナム」の創立メンバー。2008年に自身のレーベル「ヒロシ ツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI)」を設立。両ブランドが重視するメイドインジャパンのモノづくりの精神が共鳴し、本コラボが実現した。
2014年03月12日「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、2人のアーティストとコラボレーションしたTシャツコレクションを3月15日に発売する。今回選ばれたのは、音楽系プロジェクトのビジュアルを多く手掛けるルーク・トーマス(LUKE THOMAS)と、モノクロのイラストレーションで目に映る世界を表現するゼーン・レイノルズ(ZANE REYNOLDS)の2人。彼らの作品は、サンローランの14SSメンズコレクションでも採用されて注目を集めた。トーマスによるTシャツは、コレクションでもキーモチーフとして採用された“BLOOD LUSTER”をプリント。数多くのアートワークがコレクションに登場したレイノルズの作品からは、“THE MALIBU”と“MALIBU BARBARA”がTシャツとなった。いずれも3万5,000円(税抜)。取扱い店舗は、同ブランドの表参道店、新宿伊勢丹メンズ館店、阪急メンズ東京店、神戸大丸店、阪急メンズ大阪店、ドーバーストリートマーケット銀座店。
2014年03月12日フードアーティスト諏訪綾子が主宰する「フードクリエイション」は、伊勢丹新宿店にてフードパフォーマンス「ゲリラレストラン」を3月7日の一日限定で開催した。同店3階ウエストパークに用意された特別スペースには、同店が今季ファッションディレクションテーマとして掲げる「ハイインパクト・ピンク」を踏まえ、黒とピンクで統一された装飾が施された。店頭にはダイニングテーブルが設置され、当選した10名の顧客が順次来店。定刻になると突如ドラムロールが店内に鳴り響き、行き交う顧客が思わず足を止める中、トランペット奏者と共に主宰諏訪綾子が登場しイベントの幕開けとなった。今回用意された「感覚で味わう 感情のテイスト」のフルコースは全6品。様々な感情のタイトルが付いた一口サイズの料理が振る舞われた。「驚きの効いた楽しさと 隠しきれない嬉しさのテイスト」は、ホワイトチョコレートに紫菊の花びらやパチパチキャンディーを纏わせた料理。白い綿菓子に白胡椒と鯛でんぶを振りかけた「失意のテイスト」、香水瓶の噴霧器でエモーショナルエッセンスを口の中に一拭きする「一瞬にして沸きおこる怒りのテイスト」、紫色の粉の上に乗った艶のあるキャラメル状の「おさえきれない嫉妬のテイスト」、カシューナッツとブラックオリーブを合わせた「痛快さのテイスト」などが振る舞われた。ゲリラレストランでは、同氏の「どうぞお召し上がりください」の合図で手に取り一口で食べる事、そして五感で味わう事がルール。いずれの料理も見た目からはどんな味なのか全く想像ができないが、口にしてから時間が経つごとに味わいと食感が変化する仕掛けになっているようで、参加者は一口味わうごとに隣の人と顔を見合わせたり、驚きの表情を見せた。まさに五感を刺激する食が提供されたようだ。個性的なコスチュームを纏ったモデルたちが料理をサーブしたが、この衣裳には「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」などが協力している。今回、諏訪綾子は同店リモデル1周年を記念して「ハイインパクト・ピンク」をテーマにした作品を制作。「セント オブ ウーマン(Scent of woman)」と名付けられた作品シリーズ6種の写真作品が展示され、同作品がプリントされたスカーフも限定販売している。諏訪綾子は、美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない、食の新しい価値を伝える事をテーマに活動するフードアーティスト。金沢美術工芸大学を卒業後、2006年より「フードクリエイション」を主宰。2008年には金沢21世紀美術館で「食欲のデザイン」と銘打った初個展を開催。「ゲリラレストラン」は、これまでにパリ、ベルリン、シンガポール、香港、福岡、東京などで開催されており、2010年10月の開催以来、東京では3年ぶりの開催となった。
2014年03月12日”スイーツの激戦区”表参道に昨年12月オープンした、キャラメル専門店「ナンバーシュガー (NUMBER SUGAR)」(東京都渋谷区神宮前5-11-11)が人気を集めている。無添加、無着色、無香料のキャラメルをすべてお店で手作りする同店は、若干28歳の若き夫婦が営む。表参道のキャットストリートを脇に入ると見える「キャラメル」の看板。真っ白な外観にネイビーの庇(ひさし)が映えるショップは、パリの街角を思わせるような佇まいだ。店舗名の「ナンバーシュガー」が表す数字は、No.1からNo.8までフレーバーごとに番号が振られていることに由来する。No.1から順に、バニラ、ソルト、シナモン&ティー、チョコレート、ラズベリー、オレンジピール、アーモンド、ジンジャーがラインアップ。素材そのものを練り込んでいるため、本来の味や歯ごたえを堪能でき、さらに柔らかな食感で食べやすいのも人気の秘訣。飴職人の経歴をもつ店主の前原圭輔さんは、妻・幸恵さんとキャラメル専門店を開業。幸恵さんの実家が牧場だったこともあり、共通の趣味としてキャラメル作りを始めたが、当初は趣味の一環程度で出店構想は全くなかったという。「もともと人に喜んでもらえるのが好き。飲食店やバーといった類いのお店を出してみたいという思いが漠然とあったが、思いの他キャラメル作りにのめり込み、2年間試作を重ねて出店に至った。最近のお菓子は手の込んだものや複雑なものも多いが、素直においしいと思えるものを作りたいと思った。難しい感想は一切求めない」と圭輔さん。店内は洗練されたシンプルな空間で、虫眼鏡や黒電話、ティーカップなど、幸恵さんが好きだというアンティーク小物を随所に配置。イートインスペースも窓際に設え、購入したキャラメルと一緒にコーヒー(100円)が飲める。ガラス越しに製作過程が見えるキッチンでは圭輔さんがキャラメルの仕込みを行い、傍らではスタッフが一つひとつ丁寧にキャラメルをペーパーに包む姿が見える。ヨーロッパの古い老舗ホテルをイメージしたというカウンターには、専用のケースに収められた、No.1から8までのキャラメルが置かれ、カウンター奥の壁には、キャラメル瓶やラッピング箱、ショッピングバッグが並ぶ。店頭には幸恵さんが立ち、接客からお会計までを取り仕切る。こだわりの見られる内装やショッピングバッグなどは、すべて知り合いや友人へ依頼して作成。たまたま知り合いがいなかったという理由で、プロのデザイナーなどは一切入れずに作り上げた。商品のパッケージは幸恵さんが担当し、店内のポップも自ら手作りで製作している。出店地を表参道に選んだ理由について、「海外の有名店も軒を連ねる表参道で、日本の店として勝負がしたかった」と圭輔さんは答える。オープン当初は生産が追いつかず、閉店時間を待たずに品切れになってしまうこともしばしばあったが生産効率を上げ問題を解消。客層は30代の女性が中心だが、その柔らかな食感から高齢の方のリピートもあるという。今後の展望について、新しい食材を使ったフレーバーの製作、キャラメル味のケーキやドリンクなどの考案を挙げた2人。また2店舗目の出店ならびに海外への進出も視野に入れていると話す。8つのフレーバーのキャラメルは、バッグ入り(5個入り500円から)と、ボックス入り2種(12個1,100円、24個2,200円)があり、単品(1個100円から)でも購入可能。他には、瓶に収められたキャラメルクリーム2種(ミルク1,200円、ビター1,300円)、缶入りのバタースコッチ(700円)、棒付きのキャラメルキャンディー(1本100円)がある。
2014年03月11日「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)」ブランドがそろう、東京・銀座と大阪・船場のセレクトショップ「エルトブ テップ イッセイ ミヤケ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE)」では、2人のアーティストとコラボレーションしたインスタレーションを開催している。エルトブ テップ イッセイ ミヤケ / ギンザでは、ISSEY MIYAKE14SSコレクションのテーマである「Wearing Light」をテーマにアーティストの小松宏誠とコラボ。ISSEY MIYAKEがオリジナルの生地で羽根を制作し、小松がそれを“風見鶏”や“シャンデリア”として作品にした。小松作品のモチーフを使った限定アイテムも登場。ネックレス(1万4,000円)、ブローチ(1万2,000円)、イヤリング(1万4,000円)といったアクセサリーや、鮮やかなブルーの羽根柄を大胆にプリントしたTシャツ(2万3,000円)などが販売されている。期間は4月2日まで。また、4月9日から15日まで、伊勢丹新宿店本館4階=センターパーク/ザ・ステージ#4および阪急うめだ本店1階コトコトステージ11にて、同様のインスタレーションとアイテムに加え、羽根をプリントモチーフにしたプリーツシリーズも販売される。エルトブ テップ イッセイ ミヤケ / センバでは、「me ISSEY MIYAKE」のシーズンテーマ「LINE」の世界観を、アートディレクター居山浩二がオリジナルのマスキングテープ「mt」を使って店内にダイナミックに表現した。また、me ISSEY MIYAKEのストレッチプリーツの生地をテープにしたオリジナルセットも登場する。期間は4月2日まで。
2014年03月10日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は14-15AWコレクションを発表した。新アーティスティックディレクター、ニコラ・ジェスキエール初コレクションのテーマは「タイムレス」。今季最注目となるランウエイショーはルーブル宮に設えられた会場で開催され、各シートにはニコラからの意気込みがつづられた手紙が用意された。ショーは、ブラインドが上がり、外光を取り込んで清々しくスタートした。トップ・パンツは細身のシルエット。袖が細くニコラらしい。ワンピースやジャケットの切り替えや配色も彼らしいデザインだ。ウエストは高めで絞られ60年代の雰囲気。素材にエキゾチックレザー、フェイクレザー、スパンコール・金糸刺繍、リブ編み、ツイードなどクラシック・フューチャリスティック様々な素材が用いられ、タイムレスなスタイルを紡ぎ上げる。スカートは膝上丈で統一。フレアが程よく揺れるトラペーズラインにはパッチポケットがアクセントとなる。また、スパイラル状に切り替えた型も登場。一部にプラスチックを縫い付け、クロコダイルレザーのように見える。タイトスカートは斜めにスラッシュされ、異素材で切り分けられた。バッグはユニークなデザインが続々と登場。片側ハンドルのみのハンドバッグやトランクを縮小したポシェット、フタを互い違いに配したクラッチなど、どれも目を引いた。ショー終了後、顔を見せたニコラには盛大な拍手が贈られた。
2014年03月10日「レスポートサック(LeSportsac)」が、サンフランシスコ発のコスメブランド「ベネフィット(Benefit)」とのコラボレーションライン「giggle me gorgeous!(ギグル・ミー・ゴージャス)」を発売した。“お化粧は楽しくするもの”というベネフィットのコスメに対する哲学と、レスポートサックの明るく、楽しく、ハッピーなブランドの美学がマッチし実現した今回のコラボでは、バッグやコスメポーチなどが登場。クリームホワイトや黒がベースのフラワープリントにフリルをあしらったデザインや、モノトーンのストライプにホワイトローズを組み合わせたプリント、ピンナップガールのイラストに「Talk Flirty to me」とメッセージが入ったデザインなどバリエーション豊富にラインアップ。裏地にはアニマルプリントがあしらわれている。同コレクションは、レスポートサック全店で取り扱う他、発売記念して、渋谷ヒカリエを始め全国各地でポップアップショップもオープンしている。また、インスタグラムを用いたプロモーションも実施しており、表参道と銀座のフラッグシップストアでは、ハッシュタグをつけてインスタグラムやフェイスブックに投稿すると今回のコラボをイメージしてスイーツアーティストのKunicaが手掛けたアイシングクッキーがプレゼントされる。ハッシュタグは、「#レスポベネ」と「#lesportsacxbenefit」。ベネフィットは、1976年に設立。イラストが施されたパッケージングやユーモラスな商品ネーミング、セクシーで目を引くビジュアルなどで人気を呼び、現在、世界40カ国3,000箇所にコスメカウンターを展開している。
2014年03月08日フィレンツェの美術館・グッチ ミュゼオ(Gucci Museo)のコンテンポラリーアートスペースでは、フランソワ・ピノー(Francois Pinault)のコレクションが所蔵する3人の女性アーティストの作品を展示している。9月7日まで。「Femminilita Radicale」と題された本展では、エヴリン・アクセル、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフにフォーカス。過激なアプローチゆえにアート界の第一線から退いていた彼女達の作品は、近年になり個展や合同展などが開催され、再び注目を浴びている。この3アーティストの作品が一堂に展示されるのはヨーロッパでは今回が初。ベルギー出身のエヴリン・アクセルは、1935年生まれ。陶芸を学んだ後、女優として活躍。その後63年に絵画に転向し、ポップアート運動でも活躍。宇宙飛行士のヘルメットだけをかぶった裸の女性を登場させるパフォーマンスを行うなど、エロチシズムや女性らしさ、宇宙飛行などをテーマにした作品を発表した。72年逝去。アメリカ出身のリー・ロザーノは、1930年生まれ。90年代半ばに活動を開始し、くぎや金槌などをそのまま素材として表現に使用し、男性上位主義と資本主義への激しい拒絶を表す作品を創作。その過激さゆえ表舞台から遠ざかっていたが、90年代後半より再び脚光を浴び始め、現在では20世紀後半の美術史におけるキーパーソンと見なされている。1999年逝去。ポーランド出身のアリーナ・シャポシニコフは、1926年生まれ。62年ベネチア・ビエンナーレに出品し、その後パリで個展を開催。魅力的な体、苦しむ体、病気に蝕まれている体など、様々な状態にある「体」をテーマとしたスケッチや彫刻を製作した。1973年逝去。会場であるグッチ ミュゼオは、イタリアを代表するブランド「グッチ」の創立90周年を記念して、その長い歴史を振り返ることができる美術館として、11年9月にオープンした。【展覧会情報】Femminilita Radicaleピノー・コレクションから、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフ、エヴリン・アクセル会期:2014年2月21日から9月7日、無休時間:10:00から20:00会場:Gucci Museo住所:10, Piazza della Signoria, Florence
2014年03月07日伊勢丹メンズ館では「ビーチ スーツ コレクション」と題し、新たなスーツを提案するプロモーションをスタートした。同館では「エレガント・スーツ・フォー・ジャパン」と題し、シーズンごとに様々なスーツスタイルを紹介してきたが、今春は「ビーチ スーツ(Beach Suit)」を提案。海辺でのパーティやリゾートシーンをイメージしたハーフ丈のパンツを合わせたスタイリングは、スーツ=ビジネスという概念を裏切る新たな試みだ。阿部潤一が手掛ける「カラー(KOLOR)」が同プロジェクトのために製作したスーツコレクション「カラー パーペチュアル(KOLOR PERPETUAL)」の深いネイビーのジャケットは、肩とラペルにチャコールグレーの切り替えがあしらわれ、ショートパンツの裾からはオーガンジーをのぞかせて、軽やかさを演出。「クリス ヴァン アッシュ(KRIS VAN ASSCHE)」のダブルブレストのノースリーブジャケットは、今プロジェクトの限定アイテム。ノースリーブジャケットにワイドなショートパンツを合わせている。店頭のファサードにも、浜辺に寄せる波をイメージしたインタラクティブな装飾が施され、人の動きに反応して幾何学模様が変化する仕掛けが施されている。この他にも、国内外の全22ブランドと共に、遊び心ある新たなスーツスタイルを提案している。参加ブランドは、アレキサンダー・マックイーン、ジバンシィ、ジル・サンダー、ディオール オム、トム フォード、トム ブラウン、ドルチェ&ガッバーナ、バルマン オム、メゾン マルタン マルジェラ、ランバン、アー・ペー・セー、アトウ、カラー パーペチュアル、クリス ヴァン アッシュ、ジョン ローレンス サリバン、ステファン シュナイダー、ディスクエアード、ドリス ヴァン ノッテン、マーク ジェイコブス、ミハラヤスヒロ、ヨウジヤマモト、ラフ シモンズ。
2014年03月07日コスメブランド「シュウウエムラ(shu uemura)」が、写真家・映画監督として活躍する蜷川実花とコラボレーションしたコレクション「mika for shu イン ビューティー ワンダーランド」を数量限定で3月21日に発売する。3月14日より予約受付を開始する。両者のコラボは、2008年のクリスマスコレクション、2011年の桜コレクションに続き今回で3度目。今回は、シュウウエムラの人気商品に蜷川実花の作品をまとわせた。ラインアップは、クレンジングオイル(4種、450ml/7,500円から1万1,500円)、UV アンダー ベース ムース(4種、3,800円から4,000円)、デュアルフィット プレスドパウダー コンパクトケース(ブラシ付属/1,200円)、アイシャドー スパイラル デュオ(2種、各3,800円)、ミニ ネオ スター グリッツ(つけまつげ、2,800円)、ネイル スティッカー(2種、各1,500円)、ティント イン ジェラート(リップカラー・チークカラー、12色、各2,800円)。※価格はすべて税別
2014年03月06日三越伊勢丹は、オリジナル商品を提案する全館キャンペーン「オンリーMI」をスタート。伊勢丹新宿店本館1階婦人雑貨コーナーでは、「新宿の街並み」をテーマにしたイラストがプリントされたオリジナルのテキスタイルを製作し、その生地を使用したストールや、傘、ハンカチなどが販売されている。イラストは、日本テキスタイルデザイン協会の理事を務める、テキスタイルデザイナー・豊方康人によるもの。新宿周辺の街の風景と、全国(世界)から買い物客が訪れる伊勢丹新宿店をイメージして描き下ろされた。ハンカチは、ブルー、ピンク、紺の3色展開。傘はブルーのテキスタイルを採用。更に、イタリアの老舗テキスタイルメーカー「ファリエロ サルティ(Faliero Sarti)」とのコラボによるストール(ブルー)も登場する。婦人雑貨の売り場では、機能とデザイン性を兼ね備えた商品の開発がシーズン毎に常に求められている。しかし、「新しい商品をゼロから開発する際、国内外の優良ファクトリーはデザインリソースを持たないことが課題であった」と今回の企画を担当した三越伊勢丹婦人雑貨統括部の市毛菜緒バイヤーは語る。「そこで、ファクトリーとプロのデザイナー集団を繋げることから企画がスタートした。今回は、日本人のテキスタイルデザイナーが約200名加盟する法人『日本テキスタイルデザイン協会』をパートナーに選定。百貨店がファクトリーとデザイン協会の間に入り、顧客の要望を双方に伝えることで、顧客が求める機能性・デザイン性を兼ね備えた商品の開発に繋がると考えた。今回、サルティを採用したのも、オリジナルのイラストを綺麗に再現するには、モダールシルク素材を得意とし、インクジェットプリントの技術が優れているファクトリーだから。今後も、その時その時のデザインが活かせる素材や技術を持つ国内外のファクトリーと取り組んでいく」と話す。
2014年03月06日パリファッションウィーク中の3月3日、コム デ ギャルソン・パルファム パルファム(COMME des GARCONS parfums PARFUMS )の新香水「ウィステリア・ヒステリア(Wisteria Hysteria)」のローンチイベントがパリ・サントノーレ通りの同社ショップ、トレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソンで行われた。このアイテムは帽子デザイナー、スティーヴン・ジョーンズと2回目となるコラボレーションフレグランス。香りは藤をベースに清楚かつ誘惑的、フューチャリスティックかつロココ、と相反する要素を追求したという。スティーブンとのコラボらしくミニハットケースに収められる。イベントでは今回のために製作されたムービーを披露。また、ジョーンズの過去作品もディスプレイ。アントニオ・ベラルディ、マーク・ジェイコブスらとのコラボハット等が並ぶ。日本では5月発売予定。1万6,500円。
2014年03月06日「エルメス(HERMES)」の代表的アイテム、スカーフの「カレ(carre)」をクローズアップしたポップアップイベントが、3月5日より伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージにて開催されている。会期は11日まで。「BAL DE SOIE(シルク舞踏会)」と題されたイベントでは、今シーズンの新柄・新色を始めとする様々なシルクアイテムをバリエーション多彩に紹介。また、カレから発展して誕生した「ツイリー」や、スカーフリングもそろう。エルメスの今年のテーマ「メタモルフォーズーー変身」をもとに、会場の装飾も華やかに演出。カレのデザイン柄が壁一面に大胆に彩られた会場は、パリの舞踏会のホールをイメージ。訪れる人が舞踏会に参加しているような楽しさが演出された空間となっている。期間中の8・9日(14時から15時30分/17時から18時30分)には、カレを身に纏った姿をプロのカメラマンが撮影してくれるフォトイベントが、会場内の特設ブースで開催される。70年以上もの歴史を持ち、美しく多彩なカラーと、ストーリーを持った芸術的デザインで、エルメスのアイコンともいえる「カレ」。素材は代表的なシルクを中心に、カシミアシルクやコットンを採用。形も正方形だけではなく長方形や三角など多様で、基本サイズの90cmに加え、70cmから140cmまでそろい、様々な用途によって使い分けることができる。300もの繭から紡ぎ出されるシルクに、1色1色丁寧にシルクスクリーンでプリントし、美しい縁かがりを施すなど、職人の手仕事の結晶とも言える逸品は、長い間、多くの女性に愛されてきた。カレといえば、大人の女性が身に纏うイメージが強いが、現在は若い女性や男性の支持も高まっているという。エルメスでは、新しいスカーフの楽しみ方を提案するため、スカーフの結び方やスタイリングを動画やイラストで紹介するシルクアプリを13年10月にリリースしている。
2014年03月06日4人目の登壇は、守谷がとても身近な存在と語る「バックボーン(BACKBONE)」の北原哲夫。2月23日に国立代々木体育館で開催されたSENSEフェス内でのランウエイショーのスタイリングも北原が主に手掛けたという。バックボーンについて守谷は「以前は無骨なイメージもあったが、年を重ねるに連れ着心地も重視している」と語り、北原は「スタイリストとして数多くの服に触れてきたからではないか」と答える。そして北原は、ブランド開始から10年を迎え、今後バックボーンでは誰でも袖を通していいと感じてもらえるリアルクローズを追求していきたいと語った。5人目のゲストは今回が初めてのトークイベントだという「アタッチメント(ATTACHMENT)」の熊谷和幸。自身のブランド設立前に勤めていたイッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)について「僕にとって素材を開発して、作品を考えていくデザイン学校だった」とコメント。同企画の限定品として青を基調にしたジャケットとショート丈のパンツをデザイン。「SENSEだったら黒。というところを伊勢丹とのトリプルコラボということで、あえて表地は青、裏地を黒にしてみた」とコメントした。6人目の登壇は、ほぼ人前に出て語ることはないという「ユリウス(JULIUS)」の堀川達郎。自身のブランドとコラボレーションした「クボラム(KUBORAUM)」のサングラスを掛けて登場。パリでコレクション発表を続ける堀川は「ここ数回のコレクションは、前回のシーズンを引き裂いて、更地からスタートさせている。新しいことしかしたくない」とコメント。堀川の「黒はカラフル。黒だけどトーンは様々」という言葉に守谷が感銘を受けるシーンも。同企画限定品として、14-15AWのコレクションアイテムを素材を変えて提案。構築的なシルエットのブルゾンやパンツも、ポリウレタンを入れるなどして着心地の良さも備えていると話した。3/3に続く。
2014年03月05日西武渋谷店A館1階、井の頭通り沿いのウィンドーに、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」の14SSコレクションに身を包んだ綾野剛、菅田将暉、星野源、忽那汐里、黒木華、壇蜜ら、6人の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の写真を巨大なビジュアルボードで展示されている。3月10日まで。「New Cinema Face 2014」と題された同企画は、日本アカデミー賞協会と西武渋谷店とのコラボレーションで行われており、ヨウジヤマモトは衣装協力という形で参加している。また、渋谷シネパレスでは『少年H』『許されざる者』など新人俳優賞受賞作品の企画上映を3月6日まで実施。期間中、ヨウジヤマモト西武渋谷店で商品を購入すると、先着で企画上映の招待券ががプレゼントされる。
2014年03月05日日本橋三越本店は、石川県の能登・金沢・加賀の名店約50社が出店するイベント「いしかわ百万石物語展」を3月5日から10日まで、同店本館7階催物会場にて開催する。創業天保元年、代々加賀藩の御膳所でお料理方として仕え、伝統ある加賀料理を今に伝える老舗料亭「大友楼」。鶏肉と金沢名物の「すだれ麩」や椎茸を煮込んだ加賀料理を代表する治部煮を始め、おめでたい席には欠かせない伝統料理「鯛の唐蒸し」が楽しめる会席御前をイートインで提供する。また、きんつばで有名な「中田屋」を始め、加賀藩御用達の老舗和菓子店「森八」、藩政から親しまれている生姜が効いた煎餅で人気の「柴舟小出」など、有名和菓子店が実演を行う他、高級魚のどぐろの旨さを引き出した「舟楽」の棒鮨や、名物の甘海老やウニ、鮪がどんぶりになった「金澤玉寿司」の百万石こぼれ寿司など、日本海の新鮮な海の幸を堪能できる。その他、北陸のご馳走を一層引き立てる石川県の地酒を特集。「車多酒造」の天狗舞や「福光屋」加賀鷲といった希少性が高い地酒を始め、「小堀酒造店」の萬歳樂 加賀梅酒17年熟成が同店先行で販売される。また、加賀友禅や輪島塗、九谷焼など、工芸の名店も多数出品。ブルゴーニュ用のワイングラスに、九谷焼伝統の絵付技法「青粒(あおちぶ)」の第一人者、仲田錦玉の加飾による壮麗なステム(脚)が付けられた「九谷ワイングラス」など、伝統とモダンが融合した逸品がそろう。
2014年03月05日伊勢丹は、歌手・矢野顕子さんによる同店オフィシャルソング「ISETAN-TAN-TAN」のプロモーションビデオを製作した。3月5日から動画サイト・YouTubeに予告編(15秒)が配信され、4月1日より全編(3分49秒)が全世界に配信される。同曲は大の伊勢丹ファンと公言する矢野さんが昨年10月にリリースした伊勢丹への愛を表現した曲。伊勢丹の新タータン柄「マクミラン/イセタン」の誕生と共にリリースされたこの曲は、伊勢丹店内BGMとして流れていた。その軽快でリズミカルな楽曲は、伊勢丹で買い物を楽しむ顧客だけでなく、従業員の気持ちも次第に盛り上げていったという。プロモーションビデオの製作を企画した三越伊勢丹ホールディングス営業本部宣伝部の小林朋子マネージャーは、「矢野さんの新曲のサンプルを初めて聴いた時、とても可愛らしく、思わず口ずさんでしまい、足ではカウントを取っていました。“踊りたい!”“みんなで踊ろう!”。単純にそれがきっかけです(笑)」と話す。その思いをストレートに提案したところ、意外にもすぐに許可が下りたという。社内でダンサー募集をしたところ、国内外の伊勢丹スタッフから、総勢500名以上の応募があり、当初の想定人数を遥かに上回った。公式PVとして、しっかりとしたクオリティーのビデオにするため、振り付けは、「パフューム(Perfume)」の振り付け・ライブ演出を手掛けるMIKIKOさんに依頼。彼女は、矢野顕子さんが伊勢丹が好きすぎて曲を作ったという話を耳にした翌日に振り付けのオファーを受け、タイミングの良さにとても驚いたという。今回はアーティストではなく伊勢丹で働く従業員に向けた振り付けとあり、ダンスのレベルに応じた振り付けをし、両手の指を重ねて伊勢丹のタータン柄を表す振り付けを入れるなど、工夫を凝らした。「ビデオオーディションでは参加者のダンスレベルの高さに、更に撮影当日までのダンスの進歩にも驚かされた。この結束力の強さには脱帽です」とMIKIKOさん。2月に行われた撮影現場では、緊張する従業員達を前に「笑顔で楽しく」と、喚起する彼女の姿が見られた。「ダンス歴のある人、ない人。レベルは様々でしたが、“とにかくみんなで踊りたい”という気持ちは強いものがありました。ダンスには、お互いを認め合うこと、仲間とのコミュニケーションを豊かにする効果があることも分かってきました。これは、たくさんの人が集まり、エンターテイメントを作り上げる百貨店とっては欠かせない資質です。ダンスを通して、見ている人も楽しくなる、自然に口角が上がる、そんなシアワセの伝染=コミュニケーションを伝えることができれば」と小林マネージャー。矢野顕子さんの伊勢丹への思いから生まれた曲が、伊勢丹の従業員にも愛され、今回の動画制作につながった。“伊勢丹”への熱い思いは、同店の顧客にどのように届くのだろうか。伊勢丹新宿店は3月5日でリモデルから1周年を迎える。コンセプトに「ファッションミュージアム」を掲げ、五感に響くものをファッションととらえた提案している。この動画企画が、商品だけでなく、接客、装飾、店内音楽などを通じて“新しさ”を伝える同店の新たな布石となるかに注目したい。
2014年03月05日「ユニクロ(UNIQLO)」は、ニューヨーク近代美術館(以降MoMA)の全面協力の下、新プロジェクト「SPRZ NY(エスピーアールゼット・ニューヨーク、”SURPRISE NY”の造語)」を始動する。本プロジェクトは、全世界に驚きや衝撃をもたらすようなアートの発信や斬新な商品企画にチャレンジすることを目的として、ニューヨークで誕生。ユニクロとMoMAは、2013年5月より毎週金曜日の午後4時から8時まで入館無料とする「ユニクロ・フリー・フライデー・ナイト」を実施してきたが、今回は「服とアートが出会う場所」をコンセプトに、グローバル旗艦店である5番街店の2階を全面改装。斬新な商品を提供するSPRZ NYストアとして3月28日にオープンし、スターバックスがユニクロ店内に世界初出店する。第1弾の商品ラインアップでは、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)、キース・へリング(Keith Haring)、ジャック・ピアソン(Jack Pierson)、ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)、ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)、ライアン・マクギネス(Ryan McGinness)、サラ・モリス(Sarah Morris)らアーティスト8名が登場。MoMAのキュレーションをベースに選りすぐりの作品群をデザインした商品も、スペシャルエディションとして誕生する。Tシャツ、アウター、インナー、グッズなど幅広く展開し、ニューヨークや世界各国の店舗で28日発売。また、ひと足先にユニクロUSAはニューヨークの街をモチーフとした「SPRZ NY ラッキーユニクロライン(LUCKY UNIQLO LINE)」を実施する。ツイッターやフェイスブックのIDを用いてウェブ上でバーチャル行列が楽しめる行列エンターテインメントで、日本、台湾、中国、韓国でも実施されている。閉館後のMoMAを貸し切りガイドと館内を回る特別ツアーや、スターバックスのカプセル式コーヒーメーカー、SPRZ NYでのショッピングクーポンなど、参加者約5,000名にプレゼントが用意されている。
2014年03月05日三陽商会は、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」のオーセンティックなトータルコレクション「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」の生産・販売について、英国マッキントッシュ リミテッドとライセンス契約を締結した。2015年秋冬シーズンからの全国百貨店プレタゾーン並びに直営店での展開を目指し、メンズ・ウィメンズの分野で同ブランドの開発を開始する。マッキントッシュ ロンドンは、スコットランドの職人によってゴム引きコートを手作りしているマッキントッシュのモノづくりの伝統をもとに、衣料から雑貨までブランドの世界観を体現したトータルコレクションを、本物志向の大人を対象に提供。マッキントッシュ ロンドン展開により、既存のディフュージョンライン「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」とのシナジーが生まれ、更にマッキントッシュの世界を広げる見込み。
2014年03月04日雑誌『センス(SENSE)』と伊勢丹メンズ館が協業して開催中のリアルショップ「THE BLACK SENSE MARKET in ISETAN」で同誌編集長・守谷聡のトークショーが3月1日に開催された。東京メンズブランド9人のデザイナーとリレー形式でファッションや同企画のコラボアイテムについて話し合った。このイベントに参加したのは「ファクトタム(FACTOTUM)」の有働幸司、「リップヴァンウィンクル(RIPVANWINKLE)」の大野雅央、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」の尾花大輔、「バックボーン(BACKBONE)」の北原哲夫、「アタッチメント(ATTACHMENT)」の熊谷和幸、「ユリウス(JULIUS)」の堀川達郎、「マスターマインド・ジャパン(MASTERMIND JAPAN)」 の本間正章、「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」の三原康裕、「ベドウィン・アンド・ハートブレーカーズ(BEDWIN & THEHEARTBREAKERS)」の渡辺真史。対談形式のトークショーのトップバッター、ファクトタムの有働幸司は昨年の10月でブランド設立から10年の節目を迎えた。同企画のコラボアイテムとして、有働は自身のブランドの特徴ともいえるデニム素材をラペルやフラップに施したジャケットとパンツを提案。近年、スーツラインを強化する中で、同世代だという守谷や有働世代の男性にも心地よく着られるよう毛織物の産地・尾州で編んだ伸縮性のある生地を使用したという。有働は「黒は“男らしい”色。普段は結婚式に参列するなど特別なシーンで着ることが多い」と語った。2人目のゲストは、今年で17年目を迎えるリップヴァンウィンクルデザイナーの大野雅央。「ブランドを始めた当初から、一貫してシンプルなイメージ」とコメントする守谷に対し、「自分の好きなものが変わらないので、シンプルなアイテムにスポーティーな要素やミリタリーの要素を加えて進化させている」と答えた。自身のファッションについては「パンツを褒められると嬉しい」と語り、同企画のために製作したコラボアイテムでもパンツのひざ下にギャザーなど表情をつけることで、目線を下に持ってくることを意識したとコメントした。3人目のゲストはNハリの尾花大輔。今回のトークショーで唯一、守谷が初対面だという尾花とのトークは握手から始まった。現在の服作りについて尾花は「自身のブランドがチームとして熟成されてきたからこそ、自分はコレクションテーマを深く掘り下げることが出来ている」と話す。また、ファッションについて「僕の服を着た人が光ればよく、僕の服は自分がどんな人間なのかを引き立てるための支えでいい」とコメント。同企画のコラボアイテムでは、自身のブランドでは若い世代にも買いやすい価格帯を意識してきたが、今回はセンスの企画ということで価格帯を上げて、自分が一番得意なミリタリーのアイテムMA-1をエレガントなレザーで表現したという。2/3につづく。
2014年03月04日伊勢丹新宿店メンズ館は、主にビジネスウエアを取り扱う同館4・5階を3月12日にリモデルオープンする。4階は「引き継がれる正統性」、5階は「テーラークロージング」をコンセプトに再編する。メンズ館新4階は、フロア名を「インターナショナル ラグジュアリー」と称し、流行とは一線を画した普遍的な商品を取りそろえ、世界基準の商品やサービスを提供することを企図。既存のイタリアンクラシコゾーンに加え、ブリティッシュスタイルのアイテムで構成される編集ゾーンも新設。同フロアでは、顧客の多様な要望に応えるべく、カスタムメイドを強化する。オーダーメイドプレミアテーラリングのコーナーには「ロンドナー(Londoner)」「トレンザ(TRENZA)」が新登場。仮縫いの状態から試着、ピン打ちをするというオーダー方式でイージオーダーやフルオーダーに近い補正が可能となる。新5階は、フロア名を「ビジネスクロージング」に改め、サイズ、素材、スタイルの拡充を図り、多様なシーンに対応するビジネスウエアを提案する。新設される「ハウス・オブ・テーラー(HOUSE OF TAILOR)」では8人の日本人テーラーがそれぞれの世界観を表現する他、伊・英・米をそれぞれ代表する「ナポリ クラシコ」「イングリッシュ ドレープ」「オーセンティック アメリカン」3型の伊勢丹メンズオリジナルのスーツモデル展開を開始する。
2014年03月04日