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建築家・永山祐子の展覧会「建築から始まる未来-豊島×横尾忠則、宇和島×束芋×ほしよりこ-」が、東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催されている。11月24日まで。入場無料。本展では、今夏永山が手掛けた瀬戸内海周辺での二つのアートプロジェクトを、映像や写真、建築模型を用いて紹介。建築やアートのエネルギーによる地域再生を目指し、新たなコミュニティーを創造する取り組みとして話題となったプロジェクトのビジョンを提示する。一つ目の「豊島横尾館」は、現代美術家の横尾忠則の絵画作品「原始宇宙」の平面作品11点と、円塔の中や庭園でのインスタレーション作品、建築と一体となった美術館。もう一つの「AT ART UWAJIMA 2013」からは、作家の司馬遼太郎らが滞在したことでも知られる1911年創業の宇和島の老舗の「木屋旅館」をリノベーションするというアートプロジェクトを紹介。畳の一部をアクリル板にし、欄間(らんま)や壁、天井などに漫画家・ほしよりこが書く小説に基づき現代美術家の束芋が制作した映像が映し出された。他にも、宇和島のアーケードにある文具店をリノベーションしたプロジェクトや、 理想の街をつくる観客参加型の展示も登場する。会期中の11月17日には、永山と束芋によるトークショー「建築×アートの可能性」も開催。司会は、アートダイナミクスの生駒芳子が担当する。また関連商品の販売も実施。「AT ART UWAJIMA 2013」のために書かれた、ほしよりこの小説「そういう事がずっと続く」(700円)、束芋デザインの「宇和島Tシャツ」(2,500円)、宝飾品にならない真珠を蘇らせた「リパール」で作った、ほしよりこ、束芋、永山祐子監修のオリジナル限定商品などがそろう。
2013年11月08日仙台三越は球団創設9年目で初の日本一を輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスを記念して、4日から6日までの3日間「楽天イーグルス日本一おめでとうセール」を開催。初日は、雨の中開店前に約1,000人近い行列ができ、開店時間を10分繰り上げくす玉割りと共に開店。食品などのお楽しみ袋はすぐに完売。星野監督の背番号にちなんだ770円のワイシャツやネクタイなどが人気で、77万円のネックレスも完売した。楽天グッズも3時間で完売したという。同店は昨年2002年以来10年振りに食品フロアを全面改装し、10月に本館食品フロアをグランドオープン。ジャンポール・エヴァン、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ、アンリ・シャルパンティエ、ダロワイヨなど東北初出店のスイーツを始め、ワインを中心にパン、チーズなどの食材を充実させた。また仙台三越は14年3月に「エムアイプラザ三越山形店」を山交ビル1階(山形県山形市香澄町3-2-1)に出店を計画。営業面積は570平米で婦人服、婦人雑貨、食品などを中心に展開する。常設の小型店舗としては「三越石巻」「三越大河原」「エムアイプラザ三越タピオ点」に続き4店舗目となる。
2013年11月08日「ゴディバ(GODIVA)」が、2014年バレンタイン限定の「メサージュショコラコレクション」を発表した。今年は、パリ在住のアーティスト、ナタリー・レテ(nathalie lete)がパッケージをデザインした赤いリボン付きのピンクの丸箱や、シルバーや陶器のハート型のパッケージには、「Message pour vous(伝えたい、あなたへ)」をテーマに、愛や感謝のメッセージと共に花や鳥達のイラストが描かれている。また、バレンタイン限定で発売されるチョコレート「メサージュショコラ」は全6種類。ストロベリーやアプリコットなどのガナッシュやナッツのプラリネが層になり、1粒で異なる食感を提供する。表面には、パッケージと同じく「Amour(愛)」「Merci(ありがとう)」というメッセージやハートマークなどがあしらわれている。バレンタイン限定粒を詰め合わせた「メサージュショコラセレクション」(3粒入り/1,365円他)、限定粒と人気の定番チョコレートをセットにした「メサージュショコラハートボックス(6粒入り2,415円他)、丸型の期間限定ケーキ「ガトーショコラミルクチョコレートオレンジ」(3,675円)などをラインアップ。2014年1月8日から2月14日まで、有名百貨店内ゴディバショップとゴディバ専門店で販売する。また、女優の瀧本美織出演、演出家・映画監督のタカハタ秀太制作による、「伝えたい、あなたに」をテーマにしたオリジナルショートムービーが発売に合わせて1月8日に公開予定。
2013年11月07日コスメブランド「クリニーク(CLINIQUE)」は、冬の限定キット「2013クリニーク・ホリデイコレクション」を11月から順次発売を開始した。今年も、ロンドンのファッションブランド「イーリーキシモト(ELEY KISHIMOTO)」とのコラボレーション。イブニングプリムローズ(待宵草)がモチーフのオリジナルテキスタイルを使用した限定ポーチやバッグが登場した。発売中の第1弾は3タイプ。クリニークの定番美容液がセットされた「ターンアラウンド・ホリデイセット」(7,665円)は、冬の角質ケアをサポートする美容液(現品サイズ)とギフトサイズの角質ケアマスク、保湿ジェルクリーム、フォーム状クレンジング、美白UVベースの全5点にオリジナルポーチが付属。「イーブンベター・ホリデイセット」(1万4,175円)は定番の美容液(現品サイズ)の他にギフトサイズのロールオンタイプの目元用美容液、保湿ジェルクリーム、バーム状クレンジング、美白UVベースの全5点をそろえた。「チャービーリップ・ホリデイセット」(3,675円)は、クレヨンタイプのリップカラー(現品サイズ)に限定品のメイクアップコンパクトとギフトサイズのマスカラ、アイシャドー2色とチーク1色が収められた限定コンパクト(2種から選択)のセット。第2弾は11月15日、第3弾は11月29日に発売予定。
2013年11月07日「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」は、英国5ブランドとのコラボレーション企画「ヴィヴィアン・ウエストウッドラブズ(Vivienne Westwood Love’s)」を実施する。ヴィヴィアン・ウエストウッドが提唱する「多くを買わず、しっかり選んだものを長持ちさせるために、量より質を選びましょう」という精神に賛同するパートナーが選定された。1897年創業のトラベルバッグブランド「グローブ・トロッター(Globe-Trotter)」は、コラボスーツケース(12万6,000円から29万4,000円)を発売。クリームカラーとミッドナイトブルーの2色展開で、ライナーにはヴィヴィアン・ウエストウッドのシグネチャーカラーである赤と青のタータンチェックが施される。70年間に渡り英国内での製造を続ける「グローバーオール(Gloverall)」は、メイド・イン・ロンドンのダッフルコートを発表。ヴィヴィアン・ウエストウッドのマニフェスト・メッセージなどが描かれたモデル(9万9,750円)と、ダブルフェイスのタータン生地に手描き調タータンチェックをグラフィティプリントで載せたモデル(11万5,500円)の2種を用意。スコットランド北東に位置するカシミヤやウールのエキスパート「ジョンストンズ・オブ・エルガン(Johnstons of Elgin)」はカーディガン(8万4,000円)とプルオーバー(7万3,500円)を、赤と青、ソフトグレーとキャラメルのアーガイル柄各2種で発売。「ヴィヴィアン・ウエストウッドゴールドレーベル(Vivienne Westwood Gold Label)」の今期コレクションに登場したウールケープにインスパイアされた、タータンチェックのストール(2種、各5万2,500円)もそろう。1676年開業の高級帽子店「ロック・アンド・カンパニー(Lock & Co.)」は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの「Do It Yourself」というリサイクルコンセプトに基づいたハットを製作。ロック&コーのオリジナルデザインであるレノン・キャップ(2万9,400円)にはゴールドレーベルのコレクションショーの残布を使用。折り畳める柔らかい素材で作られたトリルビーハット(3色、各6万8,250円)は、自分で好きな結び目を作れるようリボンを長めにカット。両方とも、ヴィヴィアン・ウエストウッドの環境問題キャンペーン関連などのグラフィックをプリントしたオリジナルボックス付きで販売される。英国中部のレスターに自社工場を持つ高級ソックスメーカー「パンセレラ(Pantherella)」は、コラボソックス(各5,775円)を発売。フクシャピンクとスカーレットレッド、レモンイエローとサフランカラー、ミッドグレーとチャコールグレーの3種で、爪先、かかと、全体部分を片足ずつ対照にカラーリングした。ウィメンズは青山、心斎橋、名古屋、メンズは表参道、阪急メンズ大阪のヴィヴィアン・ウエストウッド各店舗にて、今月中旬より販売予定。
2013年11月06日ドイツのジュエリーブランド「ニーシング(NIESSING)」と建築家・中山英之がコラボレーションした企画展「“Graffiti” Rings by Hideyuki Nakayama」がニーシング東京(東京都港区南青山5-9-10サンク青山1階)にて11月10日まで開催されている。今企画において中山は、絵や文字をリングの表面に施すことのできるニーシングのジュエリー「グラフィティ(Graffiti)」のために、「メタルの木」と「リングのリング」の2種類を描き下ろした。また会場では、中山がコンペの際に実際に製作した建築模型「小さすぎるビル」「草原の大きな扉」「K湖のN荘」の3点と共にニーシングのジュエリーを展示するインスタレーションを設置。ディレクションを岡田栄造(S&O DESIGN)が手掛けている。今回、初めてジュエリーをデザインした中山氏は「設計する際、まずニ次元でスケッチを描いてから立体化していく。ジュエリーをデザインする時も同じ。ニーシングのジュエリーは構造力学的に無駄のないデザインが中心なので、円と線のみを使用しシンプルに世界観を表現した。リングを指の上で回すと、線と円の密度が変化して違った表情を見せるので、そこを楽しんでほしい」と話す。ニーシングは、1873年ドイツで創業。ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドからスチールや高品質なシンセティック素材を用いたジュエリーを発表。素材そのものの美しさを引き出したデザインが特徴で、バウハウス(Bauhaus)の理念を体現したジュエリーとも評されている。過去、レッドドット・デザインアワードやiFデザイン賞を受賞した。1979年、ウォルター・ウィテックによる「ザ・ニーシングリング」を発表。宝石を留める爪がなく、まるでダイヤモンドが浮遊しているかのようなデザインは特許を取得。国立工芸美術館(ノルウェー・オスロ)や美術工芸博物館(ハンブルグ)にコレクション展示されている。
2013年11月05日プラダグループは、コティ社とのフレグランスの独占パートナーシップを締結した。傘下ブランドの「ミュウミュウ(MIU MIU)」のフレグランスラインを2015年に発売するこ。コティは1904年にパリで創業。フレグランスを中心にカラーコスメティックス、スキン・ ボディケア製品を130以上の国と地域で販売している。2013年6月期の年度の純収益は46億ドル(約4,500億円)。 「バレンシアガ」「ボッテガ・ヴェネタ」「カルバンクライン」「クロエ」「マーク・ジェイコブス」など多数のラグジュアリー・ファッションブランドの商品を手掛けている。日本では、コティ・グループとブルーベル・グループが合弁で2006年に設立したコティ・プレステージ・ジャパンがコティ商品の輸入・販売を行っている。
2013年11月05日「カンゴール(KANGOL)」はブランド創立75周年を記念したパーティーをラフォーレ原宿にて行った。パーティー冒頭ではブランド初となるコレクションショーを開催。定番アイテムであるハンチング、バミューダハットによるオールドスクールなスタイリングから始まり、スポーティー、ヒップホップ、ストリートを感じさせるスタイリングを見せた。モデルにはダンサー集団のBIGDOGSS、アニメーションダンサーのTRIQSTAR、BMXライダーのWAKASA、中村tamao啓史、青文字系モデルの中田くるみなどが登場し、様々なパフォーマンスを披露した。ショー後のパーティーでは、ラップパフォーマンスやアーティスト煮るライブペインティングが行われ、会場を盛り上げた。
2013年11月04日ラフォーレ原宿は、来年の2月22日から4月6日に掛けて、ウォルト・ディズニー・ジャパン協力のもと、「ディズニーガールズ・プロジェクト・ラフォーレ・コレクション(DISNEY GIRLS PROJECT LAFORET COLLECTION)」を開催する。「ラフォーレ原宿からガールズパワーを発信」をコンセプトとして、ミニーマウスを中心に、ディズニーガールズキャラクターのみに焦点を当てた過去最大級のプロジェクトとなる。館内の約40店舗が、ミニーマウスやアリスなどのキャラクターをモチーフとしたディズニー限定商品を展開。アートディレクターを務めるグラフィックデザイナーの吉田ユニが、ウォルト・ディズニー・ジャパンと特別制作したオリジナルロゴには、ミニーマウス、アリス、マリー、白雪姫、シンデレラ、デイジーダックが登場する。2月22日はネコの日にちなんで「ディズニーマリーの日」と制定し、当日は対象アイテムの予約を開始。3月2日の「ミニーマウスの日」には、対象アイテムの販売開始に伴いイベントを実施する。また、ディズニーガールズプロジェクト対象アイテム購入者に、ラフォーレ原宿限定のオリジナルショッピングバッグを用意。リボンモチーフを用いたデザインのバッグは、ミニーマウス、アリス、マリー、白雪姫の4種。
2013年10月31日10月30日、伊勢丹のアイコンのタータン柄が「マクミラン/イセタン」となってリニューアルされた。伊勢丹新宿店において発表セレモニーが行われた。三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長執行役員の大西洋、スコットランド国際開発庁日本駐在代表スティーブン・ベーカーが出席した。セレモニーはスコットランドの伝統楽器バグパイプの演奏で幕を開けた。新タータンのパネルをバックに大西氏は、「昨秋、日本におけるタータンのプロモーションに貢献したとして、スコットランド・タータン協会からタータン・アワード(パッケージ部門)を受賞した。この受賞を機に、改めてオリジナルのタータンを作ることになった。今リニューアルは伊勢丹にとって重要なターニングポイントだ。単に紙袋の柄が変わるということではなく、新しいタータンを今後のブランディングツールとして展開していきたい。ショッピングバッグがアクセサリーとして、ファッションの一部としてお客様の生活の中に溶け込んでいってもらえれば嬉しい」また、ベーカー氏は「伊勢丹がタータンをリニューアルするのは、現状に満足することなく常に前に進む同店らしさを表していると思う。今後も伊勢丹と一緒にタータンの価値を多くの方へ広げていきたい」と語った。マクミラン/イセタンは全世界のタータンを一括統制している「スコットランド・タータン登記所」に正式に登録された。また、伊勢丹新宿店では、新しくなった「マクミラン/イセタン」を使用した商品を1階ザ・ステージや各階で展開する。
2013年10月30日ファッションデザイナーのコシノジュンコが、破天荒なパフォーマンスで知られるBiSの新メンバーとして正式加入したことが発表された。コシノはメンバー選抜のオーディションに極秘で参加。その圧倒的な存在感で合格したとのこと。コシノが加わった新生BiSは11月5日の電報の日に二子玉川ライズ・ガレリアで開催される「HOT DENPO FESTIVAL 2013」に出演。コシノがデザインしたクラッチバッグ型電報「アトラクス(Artlux)」の発売記念イベントで、コシノがデザインした新衣装をまとってBiSが新曲「恋する電報JAPAN」を披露するほか、コシノのスピーチ、BiSとコシノによる電報に関するトークセッション、握手会などが行われることになっている。アトラクスは、コシノがパリコレで発表したデザインをモチーフにゴールドでアレンジされたクラッチバッグの中に電報文がセットされた中台紙が入って届けられる電報で、受け取った後もスマートフォンや書類などが収納できるファッションバッグとして使用することができる。BiSはBrand-new idol Society、新生アイドル研究会という意味を持つアイドルグループで、2011年3月にアルバム『Brand-new idol Society』でデビュー。24時間歌い続けるライブや、樹海を全裸で走りまくるミュージック・ビデオなどアイドルとは思えないアバンギャルドな行動やビジュアルで話題を呼んでいる。今年9月にミッチェルことミチバヤシリオが脱退、5人体制で活動していたがコシノの加入により6人編成となった。
2013年10月29日コスメブランドの「ローラメルシエ(laura mercier)」は、メイクアップからボディケアまで多彩なアイテムをセットにしたホリデーキットを4回に分けて限定発売する。第1弾は、発売中の「リュクスカラーポートフォリオCS」(8,400円)。ブランドを象徴するカラー3色を含む、シルバーパールが入ったものからマットタイプまで質感の違うアイカラー6色(うち限定色4色)、チークカラー2色がセット。オリジナルミラー付きで持ち運びにも便利。第2弾は、毎年登場しているベースメイクセット「ベースメイクセレクトキット 2013 ホリデイ」(8,610円から1万1,550円)で、10月25日に発売した。ブランドが提唱する"フローレススキン"を完成させるプライマー(下地)、ファンデーション、フェイスパウダーの中から2アイテムを選べるセットで、オリジナルポーチ付き。11月8日発売の第3弾は、目元を演出するベイクドアイカラー3色を限定パッケージにセットした「ペティベイクドアイカラートリオ」(3種、2,940円)と、ミニサイズのハンドクリームが4種セットになった「ハンドクリームカルテッドvol.2」(3,150円)。11月22日発売の第4弾は、限定でキャンドル4種類がセットになった「キャンドルコレクション」(6,825円)、限定のバスソルトとホイップクリームのような軽いテクスチャーのボディークリームのセット「ボディ&バスデュオ」(2種、5,040円)、バスアイテムとキャンドルがセットになった「ボディ&バスリュクスカルテット」(2種、8,400円)、日本未発売のキャビアスティックアイカラーのミニサイズ4色がセットになった「ミニキャビアスティックアイカラーセット」(3,990円)、リップグラッセのミニサイズが5色セットになった「ミニリップグラッセセット」(2種、5,250円)。
2013年10月29日「アディダス(adidas)」は、「アディダスコンソーシアムコレクターズプロジェクト(adidas Consortium Collectors Project)」と題し、世界各国の熱狂的コレクター5名による復刻モデルをリリースする。彼らは、ドイツ・バイエルン州のヘルツォーゲンアウラッハにあるアディダス本社に招待され、創業者アディ・ダスラー(Adi Dassler)の生家やシャインフェルトのプロトタイプ製造施設、アーカイブを訪問。アディダスは、知識を提供し、私的アーカイブを記録させてくれたコレクターへの謝礼として、各人お気に入りのアーカイブモデルをごく限定的なリリースとしてリメイクする機会を提供。各コレクターとオリジナルスのデザインチームが協業し、オリジナルのシルエットでプレミアムな素材を用いたモデルを制作した。日本からは、マスターピースサウンド(MASTERPIECE SOUND)のメンバーとして活躍するアーティストの真柄尚武が参加。中学時代に創刊間もない『ポパイ(Popeye)』で目にした「カントリー(Country)」(1万3,650円)の仕上げとカラーウェイを一新し、ブルーや蛍光色のカラーコンビネーションを採用したモデルを発売する。ニューヨークでDJとして活動する「オペレーター(Operator)EMZ」は、スニーカーに夢中になった1980年頃を意識して「プロモデルエイティース(Pro Model 80s)」(1万5,750円)をリメイク。ヒップホップカルチャーに影響を受けたベルリンのコレクター、「スニーカークイーン(Sneakerqueen)」は、バスケットボールシューズの「ライバルリーハイ(Rivalry Hi)」(1万5,750円)をセレクト。フィンランド・トゥルクでソフトウエアエンジニアを務めるラルフ・ティッタネン(Ralf Tittanen)は、「聖杯」のごとく崇拝するレアモデル「バハマ(Bahamas)」(1万3,650円)をリメイク。ロンドン在住のクリエーティブディレクター兼デザイナーのロバート・ブルックス(Robert Brooks)は、独創的なアウトソール構造が目立つ「ZX550」(1万4,700円)を選んだ。日本では東京・神宮前の「エーワン・クロージング(A-1 CLOTHING)」にて、来月2日より数量限定で独占販売される。
2013年10月29日IDC大塚家具は25日、商業施設「プレミアヨコハマ」3階に、佐藤オオキによるデザインオフィス「ネンド(nendo)」とのコラボレーションによる家具セレクトショップ「エディションブルー・プレミアヨコハマ(EDITION BLUE PREMIERE YOKOHAMA)」をオープンした。東京の新宿、青山に続く3店舗目。神奈川県へ初の出店となる。エディションブルー・プレミアヨコハマは、ファミリー層をターゲットに北欧スタイルを軸にしてイタリアやドイツのモダン家具やビンテージ家具を扱う。nendoデザインの最新作のラウンジチェアを他店に先駆けて販売開始する他、老舗の曲木(まげき)家具ブランド「秋田木工」の過去のモデルをリ・デザインしたテーブル、ソファ、スツールなどオリジナルモデル9型を展示販売。また、デンマークの直輸入家具をはじめ、nendoのディレクションのもと世界中からファブリックや照明、インテリア小物までをセレクトしている。この度新たに加わった寝室ラインからは、枕カバーやベッドリネン、クッションなどが登場。また、同階共用部、隣接するドコモショップのディスプレイに同店の家具が使用されている。
2013年10月28日「コールハーン(Cole Haan)は、ブランド設立85周年限定ルナグランドロングウィングのリミテッドエディション(4万7,250円、USサイズ7~10.5)を、数量限定で発売する。トラフトン・コール(Trafton Cole)とエディ・ハーン(Eddie Haan)がブランドを設立させた1928年から85年目となる今年、宇宙旅行からインスパイアされたルナグランドロングウィングの限定版が登場。アッパーにメタリックシルバー、ソールにホワイトカラーを用い、踵までブロークが延びる店頭では阪急メンズ大阪店1階で開催されるコールハーンルナグランドのポップアップショップのみで来月6日より発売。それに先駆け、24日20時よりコールハーンの特設サイトにてオンライン先行予約販売を実施している。
2013年10月25日アートマガジン『トイレットペーパー(TOILET PAPER)』誌とのコラボレーションで制作され、女優の菊地凜子がモデルを務める「ケンゾー(KENZO)」13AWの広告キャンペーン。そのビジュアルにフィーチャーしたポップアップショップが、伊勢丹新宿店メンズ館2階にオープンした。期間は11月5日まで。ブランドの13AWの新アイコンである「EYE(瞳)」や、”クラウド(雲)””フライングタイガー”柄などがモチーフのコレクションの他、人気のスウェットやTシャツ、iPhoneケースなどが扱われる。星条旗プリントに「EYE」の3D刺繍が施されたスウェットは、伊勢丹とオープニングセレモニー、表参道ジャイルでのポップアップショップのみでの取り扱いで、グレーは伊勢丹限定。トイレットペーパーは、マウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)とピエールパオロ・フェラーリ(Pierpaolo Ferrari)が、マイコル・タルソ(Micol Talso)のアートディレクションの元、2010年にスタート。13年6月にトイレットペーパーのイメージがパリの美術館「パレ・ド・トーキョー」の正面ウインドーを飾ったのがきっかけで、ケンゾーとのコラボレーションに発展したという。
2013年10月24日「フェンディ(FENDI)」は、日本でのフレグランス販売第1弾として、25日にオードパルファム「アクアロッサ(L’ACQUAROSSA)」(30ml/7,900円、50ml/1万1,400円、75ml/1万3,900円)を発売する。ゴールドとブラックのキャップには、フェンディの象徴的なバッグ「ピーカブーバッグ」の留め金のデザインを投影。ボトルのゴールドのボトムには、ダブルFロゴを刻印した。ボックスは2種類の赤色のペカン柄で構成し、仕上げに「アクアロッサ」をゴールドで刻印。香りは、調香師デルフィン・ルボー(Delphine Lebeau)とブノア・ラプーザ(Benoit Lapouza)、そしてLVMH香水部門ディレクターのフランソワ・デュマシー(Francois Demachy)が担当。ベルガモットやタンジェリンのフレッシュなトップノートを、地中海らしいスパイシーなランタナフラワーやローズ、マグノリアなどのブーケが引き継ぎ、レッドシダーウッドやムスク、パチョリがフェミニンに締めくくるフローラルウッディ―の香り。本品のミューズには、キアラ・マストロヤンニ(Chiara Mastroianni)を選出。イタリア人俳優のマルチェロ・マストロヤンニ(Marcello Mastroianni)と、フランス人女優カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)の間に生まれた彼女が、ローマの街をバックに気高く大胆な「フェンディウーマン」を演じる。
2013年10月24日ファッションブランド「イーチ・アザー(EACH×OTHER)」がポップアップイベント「アート・ミーツ・ファッション(ART MEETS FASHION)」を23日より伊勢丹新宿店3階ザ・ステージ#3にて開催している。29日まで。毎シーズン異なったアーティストをゲストデザイナーとして招きコラボレーションを行う同ブランド。今回は7人を迎えてコレクションを展開。中心アーティストのロバート・モンゴメリー(Robert Montgomery)を始め、アレッサンドラ・ドゥルソ(Alessandra D’urso)、ナコ(Naco)、トーマ・レリュ(Thomas Lelu)、イ・ズウ(Yi Zhou)らが参加。今シーズンのテーマ「シークレット・プレイス」を元に、シャツの襟裏やジャケットの内側など見えない部分にもそれぞれの作品を施したアイテムを発表している。会場では世界初公開となるロンドンで行われたロバート・モンゴメリーのインスタレーション動画も流れる。EACH×OTHERは、ファッションデザイナーのイラン・デロイス(Ilan Delouis)とアートディレクターのジェニー・マナーハイム(Jenny Mannerheim)が2012年に立ち上げ、13-14AWより日本での展開を本格スタート。イランとジェニーの2人が選んだアーティストや詩人、ミュージシャン、フィルムメーカーなどと協業して作るクリエーティブコミュニティー機能を持つ。 “面白いことを一緒にやってやろう!”という意気込みがあるアーティストであれば、有名無名問わず世界中から発掘していくという。「着心地を優先してプレーンなデザインを好んでいる方でも“自分らしさ”を感じられる服が欲しい方は多いはず。ベーシックなパターンにデザイナー独自のアートワークが重なったコレクションなので、プレーンなテイストが好きな方にも楽しんで着てもらえると思う。毎シーズン異なったゲストデザイナーを迎えるため、今後の展開については未知の世界。どんどん進化し続ける姿も見てもらいたい」と担当アシスタントバイヤー。
2013年10月24日その名のインパクトも強烈なら、エッジーなデザインワークも世界に注目されているクリエーター、ファンタジスタ歌磨呂。ジャパニメーション、サブカルチャー、アートを多彩に組み合わせ、広告デザインから初音ミクやゆずのPVディレクション、2013年にはカルチャー誌『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』をも発表し、この10月には第二弾を発表。更にはテキスタイルのデザインにも進出し、その布地を使った洋服も発表することに。それを記念し、伊勢丹新宿店2階センターパーク/TOKYO解放区で「WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO !? ファンタジスタ歌磨呂POP UP SHOP」が10月29日まで期間限定でオープンしている。2次元のアートワークから、立体的なファッションへ。その流れについて聞いてみた。――映像やデザインワークを経て、今回、テキスタイル、そしてファッションへと活動の範囲を大きく広げられたのはどういう経緯なのでしょうか?もともと美術大学ではテキスタイルを専攻されていたとのことですが。僕は美大で織物を専攻していて、課題ではタペストリーなどを作っていたのですが、そのかたわら、織機にカメラを設置し、織られる過程をコマ撮りしてアニメーションにするなど、当時から創作のスタイルを一つに絞るということはしていなかったんです。テキスタイルからファッションという流れは今回たまたまの要素が強いのですが、テキスタイルパターンデザインは服にもなるし、インテリアにもなるし、それこそいつかはホテル丸ごとデザインできるかもしれないし。テキスタイルは衣・食・住ありとあらゆるものにインストールできるのが面白いと思うんです。大学の授業で初めて織物を作った時に強く感じたことがあるんです。まず、織機に触れることすら初めてに近いわけで、そりゃあワクワクしっぱなしなわけですよ。経糸を時間をかけて通して、シャトルを使って緯糸を入れて織物を作っていくのですが、その過程では、最終的にどういうものが仕上がるんだろう、こうやって布ってできていくんだなあとか、本当に胸がわくわくしてるんですよね。で、いざ完成して織り上げた生地を機から下ろし、出来上がった生地を見ると、何の変哲もない馴染み深い普通の布なんです。今まで頭の中で抱いていたキラキラしたものが突然にすべて去ってしまい、普通の布がただ、目の前にあるんです。幸せな青い鳥を取り逃がしたような、魔法が解けてしまったような気持ちでした。イメージとリアルの境界線がきっぱりと過程と完成の狭間で分かれてしまったんです。その時、人間の欲望の回路みたいなものに気付けた気がして、逆に感動したんですよね。想像力の果てには絶対に到達できない、だから何度も繰り返しつくり続けるのだろうっていう。すべての事象はトリミングされ、フレームの中に入っていくんですよね。胃の大きさも、人生さえもトリミングされていますよね。でも、何かをイメージし続けること、その想像力は、無限に永遠に続き、広がっていくんです。でも、それがリアルの場所に現れた瞬間、それはトリミングせざるを得ないんです。僕がテキスタイルに想いをはせるのはそこなんです。トリミングされていても、続いていくことが容易にイメージできる。魔法を失わずにいられる。ワクワクをギリギリまで失いたくない気持ち。僕にとって、無限に広がるパターンは、想像力そのものなんです。――去る9月にパリで開催されたテキスタイルの見本市「プルミエール・ビジョン」では、小松精練のブースから参加され、結果、テキスタイルコンペティション「PVアワード」でグランプリを獲得されました。色とりどりの迷彩色の中には「ドドドド」とカタカナの擬音語がデザインされているなど、正に「歌磨呂曼荼羅」と名付けたくなるようなユニークな世界観です。デザインのコンセプトはどういうところからきているのでしょうか?『ドドドド』はマンガの典型的な擬音語ですよね。僕が、アニメが好きなのは日本の宝っぽいところがあるからってのもありますが、グロテスクなものもリアルだと直視できないけど、アニメなどの二次元だと、すんなり見られるクッションのようなところが面白いなって思うんですよね。初音ミクのPVを手掛けたときも感じましたが、リアルに存在しないものなのに、人々が『いる』と信じる心や『いてほしい』と願う希望があるからこそ彼女は成立しているじゃないですか。二次元のそういう奇跡のような儚いものに魅力を感じるんです。僕の代名詞的作品に、『マンガカモ』という作品があるのですが、渋谷のスクランブル交差点を迷彩に見立てて作った作品なんです。渋谷のスクランブル交差点は1日100万人もの色んな人達が行き交ってて。渋谷だからいいでしょっていう『設定』のようなものがたくさんあって、とにかく何をしてても大丈夫という空気がそこには漂っている。女子高生は地べたに座ってメイクも出来ちゃうし、ナンパしてる人も躊躇しないくらいの人の量。僕のこの『マンガカモ』の柄は、何もない場所にあったら、目立ちすぎるくらい派手だけど、おそらく渋谷のスクランブル交差点なら、そこに紛れ込んじゃうと思うんです。違う場所ではそうではないけど、ある限定された場所では凄く普遍的なものとして捉えられてしまう不思議、みたいなことを形にした作品。しかも、芯が無く、表面だけが塗り替えられていく薄っぺらいコラージュなんです。でも、そこが面白い。例えば、コミケのコスプレ会場だったら、普段は恥ずかしがり屋さんでも、堂々と肌を露出して、コスプレを披露できるんです。その空間の中でなら、安堵にも似た勇気が持てるから出来ちゃうんです。スポーツジムだったら堂々と皆の前でエアロビできる、とかとか。そういう皆が無意識に想いを溶け込ませることのできる『設定』というのは世の中に実にたくさん溢れているんですよね。『ここでなら、これをしてもいいよね』と精神が自由になれるフィロソフィーみたいなものが渋谷のスクランブル交差点に流れているように感じたんですよね。その世界観をポップに表現したものが、『マンガカモ』なんです。――なるほど。それこそ「自由でいるための旗頭」なんですね。そうありたいと思っています。日本人って基本的にはどこか引っ込み思案で、外に向けてアピールをすることが不得手であったりしますよね。だからこそ自由を求めて『設定』を作っていくんです。『ここではこれはOK』という風呂敷を広げれば、そこに人はすぐに集まってくるんです。そして、その中で皆自由になれて自分を表現することができるんです。ちょっと分かりにくい例えかもしれないけれど、僕が愛する『機動戦士ガンダム』ではミノフスキー粒子という強力な帯電機能を持った微粒子があることによって長距離無線やレーダーの使用が不可能になり直接戦闘しかできないんですよね。でも、それって制作者側がロボット達を肉弾戦させるためにつくった設定なんですよ。でも、設定を設けることである意味その世界はリアリティーを持っていく。行為に責任を持つための『設定』を用意することで、安心してその行為に漬かれるんです。この世界にもそういった『設定』はすごく多く存在しているんですよね。そういう世界に潜む面白い設定に出合いたくて、僕はものづくりをしているのかもしれません。――そして歌磨呂さんのアートワークに接することで私達にニュータイプになれと?そこまで押しつけがましくするつもりはないです(笑)。――今回、デザイナーとのコラボでコートやダウンなど様々なアイテムが出来上がりましたが、そこにおいては何か注文はされたのですか?いえ、全くご自由に、デザインしてくださいとお願いしました。コートは表から見ると全く分からないけれど、風が吹いたり、脱いだりすると裏地にド派手なテキスタイルがあるところがすごくいいですよね。――『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』の第二弾も発表され、今後はどういう方向に向かっていくのでしょうか?エミリオ・プッチのようなテキスタイルを主軸としたブランド化も考えていらっしゃいますか?先ほどお話したようなコンセプトで、まずオリジナルのパターンのピースがあって、それがアート作品としてまず存在し、それがつながることで無限増殖するパターンになるというストーリーをコンセプトにして続けていきたいと考えています。ですが、先にテキスタイル作っちゃってるので順番が逆なので、そうなるように今は必死で作品を作っています。テキスタイル≒デザインではなく、もっと広くアートの文脈に落とし込んで展開していくことは可能だろうか。その先にファッションがあって、インテリアがあって、何か面白いことがある。いろんな可能性はが無限に広がっていければいいなと思っています。日本の広告やデザインの現場は、クオリティーがとても高いですが、すごく保守的なイメージがあるんですよね。内に向けて作っているばかりではちっとも世界には知られていかない。広告祭で賞をとっても、そんなのはその関係者しか見ないですからね。僕には自己満足にしか思えないことが多い。それは全く悪いこととは思わないけれど、もっと限定せず360度外に向けてものを作っていった方が、驚きもあるし、感動も共有できたりして単純に面白いと思うんです。マンガやアニメなど日本のオリジナルの文化を軸にそこから広がる僕らの文化を、いわば“Represent Japan”という改革を起こす1人になれたら最高ですね。
2013年10月23日三越伊勢丹の基幹3店(伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越)で、「三越伊勢丹デザインウィーク2013(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」が23日よりスタートした。注目は、伊勢丹新宿店のメイン企画で、「マルニ木工」と「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」の初コラボレーションとなる「ふしとカケラ」(本館1階ザ・ステージ)。深澤直人がデザインしたマルニ木工のアームチェア「HIROSHIMA」に、ミネ ペルホネンの余り布でパッチワークした生地や、使い込む内に擦れたところから別の色が現れ経年変化が楽しめる新作ファブリックを使用したオリジナルチェアが登場。100脚限定生産とレアな逸品を目掛けて開店前より行列ができていた。イベントでは「HIROSHIMA」の座面の形をしたミナ ペルホネンの限定バッグも3種用意。会期は29日まで。本館5階リビングフロアでは、「マリメッコ(Marimekko)」の限定品や廃盤になったファブリック、食器、ステーショナリーなどがそろうマーケット「マリカウッパ(MARIKAUPPA)」がオープン。新作「ウエザー・ダイアリー(Weather Diary)」の食器を始め、人気のプケッティ柄を使用した伊勢丹限定カラーアイテムが数量限定で登場。会期前より問い合わせが殺到しているという。その他、北欧デンマーク家具の代名詞ともいえる「フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)」のセブンチェアに英国ファブリックブランド「デザイナーズギルド(DESIGNERS GUILD)」の生地を張ったコラボチェアや、家具デザイナー・尾方新一の「ビーン・スツール(BEAN STOOL)」、陶芸家ルーシー・リーに影響を受けた若手陶芸家(青木良太、田村一、竹村良訓、田中信彦)をフィーチャーした「ライフ・イズ・アート(LIFE is ART)」、漫画『へうげもの』とコラボし茶道具を集めた「Chanoyu Oribe-tique」など多彩なイベントが開催されている。また、日本橋三越本店では、絵本作家・いちかわともこが手書きで描いた限定のマトリョーシカが29日まで展開。銀座三越ではifs未来研究所所長・川島蓉子による空想デパート「川島屋未来百貨店」がオープンしている。三越伊勢丹では「HAND MADE BY/FOR ME(私による私のためのハンドメイド)」をテーマに、11月5日までの会期中、全30を超えるイベントが予定されている。
2013年10月23日「ディオール(Dior)」は、10月23日から10月29日までの期間、伊勢丹新宿店4階=ウエストパーク/ラグジュアリーステージにポップアップショップをオープンする。「レディディオール(Lady Dior)」「ディオールバー(Dior Bar)」といったメゾンを代表するバッグコレクションの魅力を伝えると共に、伝統的なクラフトマンシップを紹介。期間中の26日から29日には、イタリアのバッグ工房から職人が来日してデモンストレーションも実施する。時間は11時から12時、13時から15時、16時から19時(変更の可能性あり)。1995年に誕生したレディディオールは、フランス大統領シラク夫人にプレゼントされたダイアナ妃が愛用されていたことでも有名。誕生当時は、ナポレオン3世のイスからインスパイアされた柄に由来する「カナージュ」という名前だったが、ダイアナ妃へプレゼントされたのを機に「レディディオール」に改名された。一方、ディオールバーは、アーティスティックディレクターのラフ・シモンズが手掛けた13SSコレクションでデビュー。ムッシュ・ディオールが生んだ「バー(BAR)ジャケット」からインスパイアされたデザインで、サイドのバタフライ型金具により、ウエストシェイプされたシルエットを表現している。バージャケットは、1947年に戦後ファッションとして発表された「8」のようなラインで女性らしさを強調する「ニュールック」を象徴するアイテム。
2013年10月22日そごう・西武は、世界的に活躍するデザインオフィス「ネンド(nendo)」と、日本の伝統工房やメーカーとのコラボレーション商品を「バイエヌ マイスター(by | n meister)」と「バイエヌ(by | n)」シリーズとして発売する。「by | n meister」では伝統技術を受け継ぐ工房と協業し、nendo×小林工業のカトラリー(各5,040円)や、nendo×源右衛門窯の磁器食器(1,260円から2万5,200円)、nendo×中川木工芸の木工食器(1万2,600円から11万3,750円)の他、和紙、西陣織、金網細工、漆器など7ジャンルの商品をラインアップ。10月22日より西武渋谷店で、11月上旬より西武池袋本店、そごう横浜店、大宮店で順次販売が開始される。更に10月22日から11月4日まで西武渋谷店にて、同シリーズの商品やプロダクトのスケッチ、試作品の展示・販売会“暮らしに小さな「!」を by | n meister展”も開催される。「by | n」ではメーカー15社とコラボし、約500アイテムの製作を計画。第1弾として10月22日よりそごう・西武でタオルを販売する。値段は630円から3,990円。来年以降、メガネ、老眼鏡、ステーショナリー、日常食器、箸などの販売を予定している。デザイナーの佐藤オオキが代表を務めるnendoは2002年に設立。東京、ミラノ、シンガポールを拠点として活動している。
2013年10月22日「コスチュームナショナル(CoSTUME NATIONAL)」は、南青山の旗艦店内のギャラリー「LAB」で、現代美術家、杉本博司の個展「Architecture of Time」を開催している。2014年1月13日まで。コスチュームナショナルは、杉本が構成・演出・美術を手掛ける人形浄瑠璃「曾根崎心中」を舞台化した「杉本文楽・曾根崎心中・付り観音廻り」の2013秋ヨーロッパ3都市公演をサポートしている。本展はこの公演を記念して実施され、レンズの焦点を無限遠の2倍に設定し、全体をぼかす独特の技法で撮影される「建築(Architecture)」シリーズの作品を展示している。同店では2011年のオープン以来、併設されているバーの壁に杉本博司の同シリーズをディスプレイしている、【イベント情報】Hiroshi Sugimoto: Architecture of Time会場: LAB / CoSTUME NATIONAL住所:東京都港区南青山5-4-30 CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex1階期間: 2014年1月13日まで時間:11:00から19:00
2013年10月21日イタリアブランド「クルチアーニ(Cruciani)」が、アメリカのマイアミ・チルドレンズ・ホスピタル財団に「クルチアーニC」のブレスレットを60万本寄付することを発表した。ブレスレットは財団のウェブサイトで販売され、その売上金は5年間で総額1200万ドル(約11億円)となる予定。同財団は、南フロリダ地区に世界最高レベルの小児科専門病院「マイアミ・チルドレンズ・ホスピタル(MCH)」を創立する目的で設立。2012-13年USニュース&ワールド・レポートでは、MCHの10の小児専門医療サービス部門が「アメリカのベスト・チルドレンズ・ホスピタル」にランク入りしている。クルチアーニは、2011年には東日本大震災の際も復興支援のためのチャリティーブレスレットを発売し、売り上げの全額を宮城県石巻市に寄付している。
2013年10月21日「プリーツ・プリーズ・イッセイ・ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」が、”熊”をモチーフにしたシリーズ「ポーラー・ベア(POLAR BEAR)」を発売した。今秋冬のテーマは、ブランド創立時からのキーワードでもある「ON THE ROAD AGAIN - 旅」。"旅先の動物園で出逢った白熊"をモチーフとして、毛足の長い素材を使用したアイテムを展開している。ラインアップは、カーディガン(4万8,300円)やパンツ(3万9,900円)、ショートパンツ(3万5,700円)、トップス(3万8,850円)など。全国のPLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEショップで取り扱う。更に路面店限定で、細かく切ったプリーツの余り布を編んで作った熊の人形「KACHINA BEAR」(小6,300円、大8,925円)も販売する。
2013年10月18日今年で7回目となる「TOKYO KIMONO WEEK 2013―きもの・和・日本橋―」が10月17日にスタートした。同日にオープニングセレモニーが開催され、TOKYO KIMONO WEEK実行委員長の桟敷正一朗氏、三井不動産日本橋街づくり推進部長の新原昇平氏に加え、初の連携企画を実施する三越日本橋本店長の中陽次氏と高島屋日本橋店店長の亀岡恒方氏が登壇した。「TOKYO KIMONO WEEK 2013」は、日本橋地区の約90店舗が参加する。歌舞伎俳優の市川海老蔵や中村獅童によるトークショーや恒例の日本橋での「きもの大集合写真」など多数の企画が29日まで予定されている。三越日本橋本店と高島屋日本橋店はイベントに合わせ同時期に着物催事「三越のきものフェスタ」と「高島屋きものウイークス~伝統と美の継承~」を開催し、両店連携のスタンプラリーも実施。三越では仕立て上がりの着物を中心とした次世代着物ショップ「華むすび」を10月23日にオープン。高島屋では23日から29日まで日本伝統の織物文化を紹介する「川島織物展」を予定している。初めて羽織袴に袖を通したという三越日本橋本店の中店長は、「三越は日本橋本町1丁目に第一号店を開いてから340年間呉服屋をやってきた。日本橋の両百貨店は今でも日本一の規模と情熱で呉服売り場を作っている。着物文化はもっと進化させ、成長させるべきもの。この秋も新しい着物の可能性を狙って売り場に手を入れ、着物を着る場を創造していきたい」と語った。高島屋日本橋店の亀岡店長は、「(着物文化の)イノベーションのためには、守って育てて継承していくことを決め、それ以外を変えていくべき。日本橋という土地、呉服、着物に携わるすべての方々の気持ちを大切にして、新しい店や会社を作っていきたい」と話し、スタンプラリーの景品として三越と共同でデザインした手ぬぐいを披露した。
2013年10月18日オープン5周年を迎えた「ヴィヴィアン・ウエストウッド・マン表参道店」(住所は東京都港区北青山3-8-17-1階)が、20日にリニューアルオープンする。営業時間は11時から20時。店内は、ロンドン・コンデュイットストリートにある「ヴィヴィアン・ウエストウッド・マン」フラッグシップストアのコンセプトに沿ってデザインされた。リニューアル初日から限定商品として、オーブライター(10万5,000円)と、ブラック、ネイビー、キャメル、ペールピンクのボウラーハット(各3万4,650円)が販売される。
2013年10月17日三陽商会とリ・スタイル、ニューヨークブランドの「クリーチャーズ・オブ・ザ・ウィンド(CREATURES OF THE WIND)」、NYを拠点に活動するパターン制作の「大丸製作所2」がコラボしたポップアップイベントが16日から22日まで伊勢丹新宿店3階ザ・ステージ#3で開催されている。会場のファサードには、トレンチコートの生地を使用した型紙(パターン)の一部を再現した大きなオブジェを装飾。NYのデザイナーたちから信頼の厚い大丸製作所2のパターン技術を駆使した会場構成となっている。同コレクションは、1950年代から60年代にかけてイギリスで流行した『テディ・ガール』をテーマに、三陽商会社内に保管されていた500点にも及ぶアーカイブスケッチ・広告ビジュアルの中から、クリーチャーズ・オブ・ザ・ウィンドが着想を得てデザインし、大丸製作所2が立体的なパターンを作成。今回のコラボレーションについてクリーチャーズ・オブ・ザ・ウィンドのデザイナーのシェーンは「メンズのアウターウェアを“よろい”のように着る『テディ・ガール』をイメージするのに、コートを得意とする三陽商会のアーカイブを使うことは理にかなっていた。そこからパターンを作り、素材を決めていくうえで、だんだんモダンなものに進化していった」と解説。ユニットを組むクリスは「60年代後半は、僕らがとても好きな時代。インスピレーションになるスケッチを探すのは楽しく、スムーズに進行できた。三陽商会のスケッチアーカイブは僕らが普段描くスケッチに似ていて驚いた」と話す。三陽商会の子会社の岩手サンヨーソーイングが縫製を行い、メンズウェアのディテールを活かしたマスキュリンなスタイルや、ポップなジャカード織りを使ったフェミニンなシルエットを提案。パターンが同じでも異素材ミックスで違ったスタイルを表現している。また「ReStyle Exclusive Capsule」では、クリーチャーズ・オブ・ザ・ウィンドのメインコレクションのアイテムをベースにしたアイテム4型をリ・スタイル限定商品として発売。光沢感のあるビニール素材をコンビ素材に用いたワンピース(7万2,450円)やブラウス(4万950円)、スカート(4万8,300円)などを展開。「今回のコレクションは“キャンディ”のようなイメージで、柔らかいソフトな包み紙と、ソリッドなキャンディ、そんな質感の違いを配色と素材で表現されている。ReStyleとのカプセルコレクションは、ビニールのようなハリ感のある素材を使用し、コレクションとの連動性を図り、価格面でも抑えたものにした」と担当バイヤー。コレクションアイテムは会期終了後、同フロアの「リ・スタイル(ReStyle)」で取り扱われる。
2013年10月17日「ディオール(Dior)」表参道店(東京都渋谷区神宮前5-9-11)4階では、「ディオールオム」のクリエーティブディレクターのクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)と、ミカエル・アムザラグ(Michael Amzalag)とマティアス・オグスティニアック(Mathias Augustyniak)のアーティストデュオM/M Parisが手掛けるインスタレーションが開催されている。10月20日まで。同展は、地下のディオールオム表参道店のリニューアルオープンに合わせて実施されたもので、コルシカ島の海辺で写真家のカリム・サドリ(Karim Sadli)により撮影された同ブランドの14年スプリングコレクションのカタログから着想を得た。四角いフレームと抽象画を組み合わせた作品と共に会場に並べられているのは、世界先行発売された14年スプリングのコレクション。マイアミのアートバーゼルからインスパイアされており、オープン記念としてジャクソン・ポロックの作品からインスパイアされた柄を使用したウォレット(8万8,200円、8万850円)も限定販売中。初日には、クリス・ヴァン・アッシュとM/M Parisの2人もパリから来日。女優のすみれやモデルの宮本彩菜らも招待され、レセプションパーティーを楽しんだ。
2013年10月17日10月15日、「シセ(Sise)」が14SSコレクションを発表した。テーマは「STORY OF A MAN(ある男の物語)」。前シーズンのインスピレーション源でもあった、デザイナー松井征心の”ヒーロー”の1人、レオナルド・ディカプリオからイメージを膨らませ、彼が映画「華麗なるギャッツビー」で演じた1人の男性の一生をコレクションに落とし込んだ。フロントにケーブル模様のラインが一本走るニットや、白いシャツ、チェスターコート、腰にシャツを巻いているように見えるデザインのパンツ、プリーツスカートなど、中性的な内面を持つ、ナイーブな少年のようなスタイルからスタート。リアルなボタニカル柄は、ギャツビーが最愛の人と再会するシーンからインスパイアされている。斜め掛けした大きなトラベルバッグは「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションアイテム。途中から、ゴールドの幾何学模様の刺繍や、ストライプのサテンのスーツなど華やかでフォーマルなモチーフ加わり、成長した大人の男性のスタイルを提案した。最後は、丸いシールで夜景を描く現代アーティストの大村雪乃の作品を表現したジャカード生地で仕立てたシリーズ。六本木や東京タワーの夜景が描かれている。「自分ももう32歳。今回はこれまでずっと追及してきた”少年性”から距離を置き、未来の男性像を表現してみたかった。ブランドとしても一歩前へ出たかったし、今自分が着たいものを作っている」と松井。
2013年10月16日