FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (848/854)
「リーボック(Reebok)」は、歴代の名作を中心に展開するカジュアルライン「クラシックコレクション」において、ストリートアーティストのキース・へリング(Keith Haring)とのコラボレーションモデル第3弾を発売する。今回は、リーボッククラシックの代表モデルをベースに、キース・へリングの芸術作品を大胆に取り入れた。メンズは白地にUFOモチーフの「クラシックレザーラックス(Classic Leather Lux)」(1万3,650円)、レッドベースに躍動的なキャラクターを配した「クラシックレザーミッドラックス(Classic Leather Mid Lux)」(1万4,700円)、黒地にロボットをあしらった「エックスオーフィットハイ(Ex-O-Fit Hi)」(1万2,600円)の3モデル(24.5から30.0cm)を用意。ウィメンズには、ピンクとブラックの2色を左右それぞれに配した「フリースタイルハイ(Freestyle Hi)」(1万2,600円、22.0から26.0cm)が登場する。25日に、同日オープンの日本初の直営コンセプトショップ「リーボックフィットハブ六本木ヒルズ(Reebok Fithub Roppongi Hills)」のオープン記念限定モデルとして発売され、リーボックオンラインショップ、スニーカーショップなど一部の店舗限定で販売される。リーボックは、キース・へリングとのコラボレーションシューズ第1弾を今年2月に発売。続く第2弾は4月に登場した。
2013年10月15日もう一つの会場は、19世紀のナポレオン統括時代にベネチアに強制的に作られたフランス風の「庭園」、ジャルディーニ内のセントラル・パビリオン。ここでは、カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)の「レッド・ブック」が観客を迎え入れる。これはユングが自身のファンタジーをカラフルな絵に描き、製本したもの。蛇や竜、踊る人間など、奇怪でシュールなイメージで溢れている。アルセナーレでは「自然」「宗教」「身体」「テクノロジー」など、外界との関係によって作家が作り出すイメージが順序を追って展示されているのに対し、セントラル・パビリオンでは様々な作家の内なる「潜在意識」から派生するイメージが多数混在して展示されている。ユングに続いて、仏人作家のルネ・イシェ(Rene Iche)による、詩人アンドレ・ブルトン(Andre Breton)のデスマスク彫刻「マスク・オブ・ブルトン(Mask of Breton, 1950)」が登場。シュールレアリズムの父、ブルトンは観客を潜在意識の世界へと誘う。ここではルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)が1920年代に描いたドローイングや、神からのお告げを受けて宗教的なペインティングを描きはじめた仏人作家、オーギュスティン・レサージュ(Augustin Lesage)などの作品も展示され、カルトと哲学とオブセッションの「グレーゾーン」にある作品達が、人間の潜在意識と強く結びついたものとしてピックアップされている。様々な作家の「集合的無意識」が散らばった会場は、ドロドロとした空気で満ちている。この会場では最も優れたアーティストへ贈られる金獅子賞を獲得した、英国人作家ティノ・セーガル(Tino Sehgal)のパフォーマンス作品も観られる。セーガルは写真や映像によってパフォーマンスを記録することを好まず、「場」の特異性を生かして、作品をつくり続けている。形を持たないパフォーマンス作品が金獅子賞を受賞したのは、パフォーマンス・アートが評価される最近の流れを汲んでのことだろう。全体を通して、我々が知識を追求する過程で生まれてきた様々な視覚的「イメージ」を見せることで、人間の知識への飽くなき欲求を昇華させる行為が、あくまで主観的だと再認識させる展示になっている。更に両会場を通して一貫して見られたのは、「誰がアーティスト」なのかという問い掛けだ。アートマーケットとは直接関係を持たない、ありとあらゆるマニアックな作品が細々と集められ、泥臭く、生々しい作品も多くセレクトされた。奇麗な作品、最先端の作品よりもむしろ、「人間らしさ」というアートの根本を見せつけてくれる展示になった。このようにして、アートマーケットに偏ったアートのあり方を批判すると共に、「知識」のアーカイブの多様な方法が見せられ、ウェブ全盛時代の我々の今後のアーカイブの行く末を考えさせられる展示にもなっている。繊細でありながら、熟考されたテーマを強い意志をもって貫くキュレーションに、キュレーションを超えたアートそのものに近い感覚を憶えた。
2013年10月12日「ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)」が、シンガーのM.I.A. とのコラボレーションを発表。音楽とファッションの世界観が融合した19体からなるカプセルコレクションを発売する。デザインには、M.I.A.が10代の頃にロンドンのマーケットで見つけた偽物のヴェルサーチのアイテムからインスパイアされた万華鏡のような柄に、ヴェルサーチを象徴するメデューサやゴールドのメダル、グレカパターンなども取り入れたグラフィカルなプリントを使用。「ブランドの偽物ビジネスにかかわる人々の話題は、常にM.I.A.のカルチャーの一部。ヴェルサーチのデザインはいつもコピーされているが、ヴェルサーチが偽物をコピーすることによってコピーを作る人がコピーをされるという新しいサイクルを作りたかった」とM.I.A.は語る。ヴェルサーチは6月に、偽造品販売業者との4年越しの裁判に勝訴している。アイテムラインアップは、Tシャツ、プリントデニム、シルクシャツ、ジャージードレス、ミリタリーアウター等で、メンズ、ウィメンズの両方を展開。10月16日よりブランドの公式サイトと香港の直営店でのみ販売する。キャンペーンモデルはM.I.A. とその友人が務め、ロンドンのマーケットでメキシコ人フォトグラファーのジェイミー・マルティネス(Jaime Martinez)が撮影。マルチイメージを撮影できる特殊なカメラが使用されており、その写真を使ってGIFアニメーションも作成された。M.I.A.は11月5日に新アルバム「Matangi」をリリース予定。
2013年10月12日コスチュームジュエリーブランド「ミリアムハスケル(Miriam Haskell)」をフィーチャーしたイベントが伊勢丹新宿店3階ウエストパークで開催されている。10月22日まで。イベントでは、「ミリアムハスケル」のブランドヒストリーを50年代、60年代の作品をアーカイブ形式で紹介すると共に、2013年の最新コレクションをそれぞれの年代を象徴するスタイルや、ファッションカルチャーとともに提案。会場には、50・60年代のファッションアイコンであるオードリー・ヘップバーンやツイッギーをイメージしたマネキンのディスプレイを始め、当時のファッショントレンドの流れを取り入れたバッグや雑貨が展開されている。世界中にコレクターがいることでも知られている「ミリアムハスケル」。ショップには、数十型が展開されており、ここまでの規模で同ブランドの商品がそろう機会は少ない。ガラスパールやバロックパールを使い職人の手仕事により制作されたコスチュームジュエリーは柔らかい曲線が特徴。花や葉や木の実、植物などのナチュラルなモチーフが繊細に表現される。フォーマルなファッションだけでなく日常のファッションアイテムとして取り入れられてる。同ブランドは、1924年、ファッション界や社交界で高い人気を誇った創業デザイナーのミリアム・ハスケルが設立。ハリウッド女優のグレタ・ガルボ(Greta Garbo)を始め当時のトップスターにもファンが多く、モード雑誌『ヴォーグ(VOGUE)』の表紙のトップモデルは競って彼女のジュエリーを着けるなど、コスチュームジュエリーというカテゴリーを確立した。
2013年10月11日株式会社横浜都市みらいは、横浜市営地下鉄センター南駅前に建設中の商業施設「サウスウッド(Southwood)」を31日に開業する。住所は横浜市都筑区茅ケ崎中央6番1号。営業時間は10時から21時。当施設は「グリーン・ネイバーフッド(=環境に配慮した上質な日常生活を楽しむ地域コミュニティの形成)」をコンセプトに、近隣商圏に多く住む30から40代の団塊ジュニア層をメインターゲットに据える。建物は地上4階と地下1階の計5フロアで、延べ床面積は1万874平方メートル。「持続維持」に着目し、日本初の耐火木造を採用。2から4階にかけては、木造の柱・梁をそのまま活用した木のぬくもり感あふれる内装。また「センター南駅」の目前に位置し、駅前広場や半屋外空間への路面型店舗の配置により、日常的な買い回りの楽しさを演出した。主な出店として、ハンバーガーと生花のコラボ店「フレッシュネスバーガー&カフェwithフラアート花門」、イートインスペースを備えた食のセレクトショップとしてのコンビニエンスストア「ナチュラルローソン&フードクルック|カフェブラウン」、京都の老舗珈琲店「小川珈琲」、北海道函館が本店のジェラート店「ミルキッシモカフェ」、自然素材にこだわったスムージー店「ベビブレ」、地産地消と食育を大事にする農産物直売店「港北マルシェ」などの飲食店の他にも、全国展開するサッカー用品店「サッカーショップKAMO」、大人のスニーカーショップ「トップ・トゥ・トップ」などが展開される。
2013年10月11日東京・代々木の文化学園服飾博物館は、「明治・大正・昭和戦前期の宮廷服 -洋装と装束-」展を、10月23日から12月21日まで開催する。本展では、大礼服と呼ばれる男女の洋服、束帯や十二単、袿袴などを中心に約80点を展示する。明治時代から昭和戦前期には、天皇を中心とする体制のもとで独自の宮廷服が着用され、近代国家建設のためにヨーロッパの制度や文物を積極的に導入していた明治政府は、洋服を宮廷服としていた。その一方で、伝統的な装束が着用される場合もあり、宮廷の儀式や行事のそれぞれに応じ、身分によって着用すべき服飾が詳細に定められていた。これら宮廷服には、近代日本の一側面が示されている。会期中の11月16日と12月7日はギャラリートークも開催される。【イベント情報】明治・大正・昭和戦前期の宮廷服 -洋装と装束-会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7会期:10月23日から12月21日時間:10:00から16:30(11月15日、12月13日は19時まで)休館日:日曜日、祝日(11月3・4日は開館)入館料:一般500円、大高生300円、小中生200円
2013年10月10日新丸ビル7階飲食店ゾーン「丸の内ハウス」は、アートイベント「ザ・マザー・オブ・デザイン(the MOTHER of Design)」を28日より実施する。6回目となる今年は、ニューヨークで活躍する日本人アーティスト8人をフィーチャーした「ジャパニーズアーティスト・イン・ニューヨーク(Japanese Artists in New York)」展を開催する。11月17日まで。コムデギャルソンのアートワークを提供した大山エンリコイサム、銀座メゾンエルメスのショーウインドーを飾った江口悟、ファッションブランドのショッパーを用いた作品を発表している照屋勇賢らの他、青崎伸孝、大坪真美子、河井美咲、ヒシャム・アキラ・バルーチャ、ムラタ・タケシらの作品およそ30点を展示。また、丸の内ハウス各店ではニューヨークをテーマにした特別メニューを提供する。11月16・17日には共用部にて似顔絵パフォーマンスや音楽ライブ、ライブペインティングなどの催しが予定されている。
2013年10月10日ラルフローレンは10月12日、名古屋の大津通りに「ポロ・ラルフローレン名古屋」(愛知県名古屋市中区栄3-15-39)をオープンする。日本初となる、メンズ・ポロ、ウィメンズ・ブルーレーベルを扱う路面店となる。ファサードに18モニターからなる巨大スクリーンを設け、ポロとブルーレーベルのムービーを流す。店内面積は約330平方メートルの3フロア構成。1・2階でメンズ、3階でウィメンズを扱う。オープンに合わせ旗艦店限定品を用意。ブルーレーベルのウィメンズチェック柄コート(16万8,000円)などを発売予定。
2013年10月09日「オランピア・ル・タン(Olympia Le Tan)」がパリファッションウィークで発表した14SSコレクション。テーマは、水兵達の恋愛を描いた1952年公開のコメディ映画「A girl in every port」。会場は、夜の水族館が選ばれた。モデルは50年代ピンナップガールのようなヘアメイクに水兵帽をかぶり、水兵イラストのプリントドレスやうろこ柄のスカート、セーラーパンツに、船長のユニフォーム風のワンピースなど、キュートなマリンスタイルが披露された。たっぷりフレアの入ったミニスカートや、ウエストをベルトマークしてドレスのように着こなしたケープ付きトレンチコートやシャツドレス、ホットパンツのジャンプスーツやセットアップなど、シルエットはクラシックでセクシー。バッグにもマリンな刺繍が施され、魚の形のクラッチバッグも登場した。また、モデルの水原希子がこのショーでパリコレデビュー。セーラーカラーとリボンがポイントのラバーのスーツ姿で笑顔を振りまき、ランウエイに花を添えた。
2013年10月09日パリに本店を構え、日本では東京・浅草橋、札幌に店舗を構えるセレクトショップ、「アナトミカ」が9月27日に「オペーク丸の内」に「アヴァン・アナトミカ」をオープンした。ピエール・フルニエ氏と寺本欣児氏が作り上げる「アナトミカ」は、パリに本店を構えるコンセプトショップ。体に合う、心地よさにこだわったアイテムを厳選し、ユニセックスで品揃え。今回のオペークのインショップ「アヴァン・アナトミカ」は「完全なるアナトミカ店舗の手前」という意味で、オリジナルの日本製デニム、20年代の米国のワークウェアに使用されていたビーチクロスという素材を使ったベスト、ジャケット,コートなどのアイテムなどに加え、オールデンのシューズなど“民芸コンテンポラリー”をテーマに、アナトミカのスピリットをより強く打ち出した店舗となる。10日からはオペーク店舗の仲通りに面しスペース「The Style」で、ピエール・フルニエが手がけた最初のレディスシューズ「アルハンブラ」のポップアップイベントを23日まで展開。70年代のサンローランのコレクションシューズを手がけた職人が木型から手がけたその履き心地は、パリに多くのファンを持つことで知られる。
2013年10月09日アングラという言葉をご存じだろうか。ある年代以上の人には、懐かしい響きかもしれない。60年代後期から70年代に掛けて、アングラ(アンダーグランド)といわれる前衛的な表現者達が、演劇、ミュージック、アートシーンに登場し、日本のカルチャーを牽引していた。その中心にいた寺山修司が、今回の写真展のキーパーソンだという。写真誌『IMA』が主催する『TOKYO1970 by Japanese Photographers 9』が、銀座にあるアルマーニ / 銀座タワー9階のイベント・ホールで今月29日まで開催されている。70年代を代表する、有田泰而、沢渡朔、須田一政、立木義浩、寺山修司、内藤正敏、細江英公、森山大道、渡辺克巳(50音順)ら9人の写真家による写真展だ。自由を求める民衆が政治にもの申し、表現者達が闊達に活動していた70年代。その空気感の中で、多感にシャッターを切った9人の写真家が描く、300点に及ぶ「東京」が展示されている。キュレーターの長澤章生氏によると、「本展は、70年代を繙く鍵として寺山修司を軸に、寺山と関わりのあった写真家で構成した」とのこと。アナーキー、モード、リアリティ、70年代の東京に漂うムードが、写真家の視点により鮮やかに描き出されている。それぞれの写真は、既に発表されたものだが、「横山大道の『写真よさようなら』では40点の未発表作品が含まれ、世界的にも貴重な展示となった」と長澤氏はいう。インテリアの一部として、絵画と同じように写真を楽しみたいという気運が高まっている。そのニーズに答えるように、会場では写真の販売もおこなわれている。会期中の週末には出展写真家によるイベントを予定。【イベント情報】会期:10月29日まで時間:11:00から20:00(土・日曜日、祝日は18:00まで)会場:アルマーニ / 銀座タワー 9階東京都中央区銀座5-5-4入場料:800円ワークショップスケジュール10月12・20日「須田一政とぶらぶら歩き ~撮影&講評会~」10月19・20日「森山大道作品のシルクスクリーンワークショップ」トークセミナー10月20日「都市の中の異界」内藤正敏×中沢新一
2013年10月08日コスメティックブランド「ナーズ(NARS)」は、ファッションフォトグラファーのギイ・ブルダン(Guy Bourdin)にインスパイアされたホリデーコレクションを発売する。11月8日発売のカラーコレクションでは、4アイテム、17色をラインアップ。マットとツヤを両立させるリップスティック全5色(3,200円)、シングルアイシャドー全5色(2,625円)など、どれもブルダンらしい色彩で用意された。ホリデー限定コフレが11月22日に登場。赤のリップ型ケースにリップスティック、リップペンシル各2色をセットした「フリング」(6,720円)、赤と黒のハートがデザインされたポーチにミニサイズのアイライナー5色が収まった「ヴォイヤー」(5,460円)などが展開される。また、イセタンミラーなどのセルフセレクトショップ限定で、ブラッシュとブロンザーを組み合わせたチークパレットの「ワンナイトスタンド」(7,875円)、ブルーのリップを配したポーチに人気のミニリップ5色を収めた「プロミスキャス」(5,460円)が発売される。ブルダンは、1950年代半ばより仏ヴォーグ誌などで活躍した20世紀を代表するファッションフォトグラファー。70年代には更に才能を開花させ、死と官能を感じさせるイメージメーカーとしての地位を確立。91年に亡くなった後も、『Exhibit A』(2001年)、『In Between』(2010年)など多くの作品集がリバイバル出版されている。ナーズ創始者のフランソワ・ナーズ(Francois Nars)は、幼少時に仏ヴォーグ誌やハーパースバザー誌に掲載されていたブルダンの作品に出合ったのがきっかけで、メーキャップアーティストを志すことを決意したという。
2013年10月08日アクセサリーブランド「キューポット(Q-pot.)」と、同ブランドが展開するカフェ「Q-pot CAFE.」によるポップアップショップが、新宿高島屋にオープンする。10月16日から10月31日まで。限定のハロウィンプレート(ドリンクセット/コースター付きで1,350円)やシュガークッキー(650円から)など可愛らしいオバケのスイーツが登場。限定ネックレスや先行販売のリングなどアクセサリーの他、ランチトートバッグ(2,100円)やマグカップ(2,520円)なども店頭に並ぶ。コラボレーションも行い、スペイン発のアートキャンディー専門店「パパブブレ(papabubble)」とのコラボによるキャンディーや限定キャンディーリング(1,575円)、代官山のブライスショップ「ジュニームーン(Junie Moon)」とのドールサイズのドレス(2,940円)やカフェの制服(7,560円)の他、「ヨックモック」「モロゾフ」など高島屋内のブランドとの協業商品を予定している。
2013年10月08日7回目となる「きもの」の新たな可能性や「和」が有する価値を再発見するイベント「「TOKYO KIMONO WEEK 2013―きもの・和・日本橋―」が東京・日本橋地区で開催される。会期は10月17日から29日まで。多数の企画を用意。10月27日には日本橋の橋上を通行止めにして集合写真を撮影する、恒例の「きもの大集合写真」を実施。一般参加可能で、昨年はおよそ200名が参加した。更に同日、コレド日本橋アネックス広場では、着物着用者を対象にプロのカメラマンが写真撮影を行う「きものフォトセッション」も開催。両イベントともに参加無料。また、今年初開催となる特別プログラムとして、23日には、日本橋にゆかりのある成田屋11代目・市川海老蔵を招き、トークショーや映像上映、華道家元・池坊によるデモンストレーションなどを行う「市川海老蔵特別プログラム・和の世界」を開催。24日には、「梨園に学ぶ和のおつきあい術」と題し、俳優・中村獅童の母である小川陽子があいさつ、贈りもの、手紙などの作法を講演会形式でレクチャーする。特別ゲストとして中村獅童も参加する予定。その他、染職史家・吉岡幸雄のドキュメンタリー映画「紫」の上演、東京きものの女王2014コンテスト、きものサローネ in 日本橋、スタンプラリーなども予定している。全イベントの詳細は公式サイトで確認できる。また、期間中に着物を着て日本橋地区の「きもの特典参加店舗」マークがある店を利用すると、てぬぐいプレゼントや食前酒サービス、会計オフサービスなど、様々な特典が受けられる。
2013年10月07日「ディッキーズ(Dickies)」は、13-14AWより開始した日本の職人技を用いたウエアコレクション「匠ライン」の販売をスタートした。吉祥寺店にて取り扱い。当プロジェクトでは、値ごろで丈夫というこれまでのブランドイメージから一歩踏み出したプロダクトを、職人達が素材、縫製、加工などにこだわって製作。プロジェクトを支えるるのはすべて日本国内にある工場。デニムとワークウエアのメッカ、岡山と福山にある五つのファクトリーが中心となった。ラインアップは、デニム、チノパンツ、カーゴパンツ、ワークシャツなど。中心価格帯は、1万から2万円代。ディッキーズはアメリカ・テキサス州で1922年に創業したワークカジュアルブランド。世界約100ヶ国で展開され、メンズ、レディース、キッズをはじめ、バッグやキャップなどアクセサリーも展開されている。
2013年10月04日インディペンデント・ファッションマガジン『ユニオン(UNION)』4号が9月23日に発売された。同誌はスタイリスト、Hiroyuki Kuboと百々千晴の2人により2012年3月に創刊。アンダース・エドストローム、ホンマタカシ、鈴木親ら豪華フォトグラファーと、水原希子、橋本愛など旬の女優やモデルを起用し、毎号ハイクオリティーなファッションストーリーをつくり出している。最新号となる4号は表紙に菊地凛子を起用。挑むような強い視線が印象的なビジュアルだ。インタビューではニューヨークへの移住、女優としての葛藤と挑戦が率直に語られる。他に、初参加となるマーク・ボスウィックが写真と詩を寄稿。ホンマタカシによるノーメイクの長澤まさみのフォトシューティングなど、充実のラインアップだ。HIRO:これまでは若い女の子に向けたガーリーなテイストだったのですが、今号からは少し対象を広げる意味もあって、年齢層を上げ、大人っぽくしています。甘いガーリーはもうやめませんか、という世界的なファッションの空気を意識したこともあります。よりシャープにシックになるよう使用する紙も以前より白いものに変えました。――『UNION』はバイリンガル表記で、国外の配本先も数多い。海外からの反応も好意的で、ほぼ毎日フォトグラファーやディストリビューターからの問い合わせがあるのだという。今の日本らしさを世界に発信するという意図はあるのだろうか。百々:特に日本らしさ、東京らしさは意識していません。東京が好きで東京に住んでいるので、自然とそうなってしまう部分はあるのかもしれませんが、東京の市場に合わせてモノづくりはしていない。仕事で海外に行くことも、海外のものを見て刺激を受けることも多く、特に海外、日本と区別はしていないんです。HIRO:アニメや原宿や渋谷など、いわゆるトーキョーは、外国人から見た日本像で、僕にとってはリアルじゃない。観光地のお土産感覚だと思うんです。東京のきれいな所は普通の住宅街や光の感じにあると思っていて、撮影もそういう場所でしています。日本人が見た日本を発信したいですね。――日本人モデルを起用したファッションページも増えている。HIRO:日本に来る外国人モデルは、ヨーロッパのファッション撮影がオフになる8月に出稼ぎに来ている感覚なんですよね。それくらいクオリティーも下に見られているし、モチベーションも高くない。そういうモデルを使うより、地産地消ではないですけれど、日本人モデルの方が面白いというのもあります。今回MONA、JUN、KANA、黒田エイミ、水原佑果の日本人モデル5人が一同に並ぶページがあるのですが、迫力があって壮観でした。――もともと2004年ロンドンに留学時代に出会って意気投合したHIROと百々。帰国後はそれぞれがスタイリストとして独立し、いずれは2人で雑誌をつくりたいと話し合っていたそう。Kuboのロンドン時代の師匠であるスタイリストLeith Clarkが雑誌『Lula』を編集する現場に立ち合った影響もあった。そして実現したのが2012年。HIRO:できない理由をつくるのは簡単だけど、やってみることが大事だと思います。秘訣は良い相棒を見つけることですかね。写真がすごく好きなのですが、自分の雑誌があることで、憧れていたフォトグラファーにオファーできる。『UNION』の撮影で百々とホンマタカシさんのチームが生まれて、『GINZA』や『Purple』でもコラボレーションしているのを見るとうれしいですね。雑誌がそうしたサロン的な場所になると良いなと思います。毎号大変ですが、実は4号では広告を大分削りました。資本優先だと自分たちのやりたかったことが曖昧になってしまう気がして。クリエーティブワークをやれる唯一の場所ですから、そこを大事にしていきたい。百々:ビジネスのことばかり考えていると、なぜ2人で雑誌をやろうとしたのかわからなくなってしまうので。どっちを選ぶといえば、クリエーティブを選ぶというスタンスにしようと話しているんです。――雑誌の根底には“タイムレスな美しさ”を追求したいという思いがある。HIRO:トレンドを盛り込まないようにしています。上質なものというのは時代に関係ないと思うので。例えば白いシャツにデニム、シャネルのジャケット、エルメスのカシミアのマフラーなどのアイテムはタイムレスなものですよね。そうした常に変わらない美しさを提案したいと思っています。他の雑誌も良くチェックします。イギリスの『Twin』はクリエーティブという点でレベルが違う。見るとやる気をなくしてしまうことも。まだやりたいことの1から2%しか出来ていなくて、次にやりたいことでいっぱいなんです。百々:今、「ジンジャーエール(GINGERALE)」という甘さと辛さを組み合わせたファッションを提案するブランドのディレクションも手掛けています。スタイリストという仕事は、いろいろなモノを見ているので、自分ならこうしたいという欲しいものが明確になる職業かもしれません。コンセプトを意識しつつも、自分のフィルターを反映したスタイリングを『UNION』でも続けていきたいと思います。――リトルプレスやジンなど、従来の出版社ではない個人がつくるオルタナティブな雑誌が増えている。その中でもトップスタイリストが手掛けるクオリティーを重視したファッション雑誌は異色だ。ネットワークを築き、経験を重ねてきた彼らの挑戦に注目したい。
2013年10月03日シンプルモダンな家具にテキスタイルで遊ぶ。そんな北欧インテリアの魅力にはまったオーナー夫婦がオンラインでスタートさせたファブリックと雑貨の店「ルネ・デュー」。すでに関西圏および東京・渋谷にオフストアがあるが、6店目となる神戸店が神戸国際会館SOL地下2階(神戸市中央区御幸通8-1-6)にオープンした。神戸SOL店の売り場面積は約40坪。北欧を中心に、ヨーロッパの生地ブランドと契約を結び、取り扱う生地の種類は約500種と国内有数の品揃え。スウェーデンのデザインスタジオ「ビヨルクフォース」はじめ、一般的な北欧ファブリックのイメージを超えるデザインバリエーションに驚かされる。現地のメーカーから直輸入し、『ルネ・デュー』でしか買えないブランドも多い。インテリア・アイテムとして人気のファブリック・パネルに加え、カーテンはもちろん、オリジナルスツールやランプシェード、クッションカバーやバッグといった商品は、自分で好きな生地を選んで作るセミオーダーが可能。生地は10cm単位で販売、またハーフ幅での購入もできる。ファブリックの価格帯は¥4,000~¥5,000/m程度が中心だ。ファブリックや自社で企画デザインした小物の他、デンマークの「ルーシーコース」(lucie kaas)社の復刻アイテムやノルウェーの陶器メーカー「フィッギオ」(FIGGJO)のテーブルウエアなど、レトロで温かみのある北欧アイテムのラインナップも楽しい。
2013年10月03日仏シャンパンブランド「ドンペリニヨン(DOM PERIGNON)」が、アメリカの現代アーティスト、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)とコラボレーションしたオブジェと数量限定のギフトボックスを発売する。クーンズは今回、自身が手掛けた巨大な彫刻作品「バルーン・ヴィーナス(Balloon Venus)」をドンペリニヨンのイメージに合わせてアレンジし、ボトル収納型オブジェ、「バルーン・ヴィーナス・フォー・ドンペリニヨン(Balloon Venus for Dom Pérignon)」を制作。その作品からインスパイアされたギフトボックスには、正面と両側面にバルーン・ヴィーナスが輝き、そのバルーンの表面にはクーンズのスタジオが映り込み、彼のサインも記される。展開は「ドンペリニヨン・ヴィンテージ2004」(白)と「ドンペリニヨン・ロゼ・ヴィンテージ2003」(ロゼ)の2種。価格はギフトボックス入りで白が2万3,100円、ロゼが4万4,100円。10月初旬より順次発売。また、「バルーン・ヴィーナス・フォー・ドンペリニヨン」は、ロゼ1本がセットになり、204万7,500 円で、数量限定の受注生産。受注期間は1年間で、現在受け付け中。ドンペリニヨンは、これまでもカール・ラガーフェルドやデヴィッド・リンチら気鋭のクリエーター達とのコラボプロジェクトを実施。今年7月には現代アーティストの山口晃と「新世紀エヴァンゲリオン」などの作品で知られるアニメーションスタジオ「ガイナックス(GAINAX)」とのトリプルコラボによる映像作品が公開された。
2013年10月02日「カルヴェン(CARVEN)」が、パリファッションウィークで14SSコレクションを発表した。アーティスティックディレクターのギヨーム・アンリは、自身が高校生だった90年代を回顧。同窓だった女の子達のスタイルに、オートクチュールメゾンとしてスタートしたブランドのアーカイブを組み合わせた。当時流行したカウボーイ風ベルトのイメージは、構築的なシルエットのシンプルなドレスに繊細なビーズ刺繍で表現。オートクチュールドレスに使われるような大輪の花々は軽やかな生地にプリント。ふんわりと広がるチュールのシースルースカートの下にはショートパンツを合わせた。同じく90年代風の迷彩柄はピンクやグリーンの明るいトーンでアレンジし、迷彩柄のカットワークもトップスやドレスに施された。小花柄やギンガムチェック、デニムステッチ、Gジャンのシルバーボタンなどもポイントとして取り入れられている。シューズもウエアにそろえ、花柄やギンガムチェックをレザーの厚底サンダルやパンプスが登場。バッグもバリエーション豊かで、動物がたたずむ様子をイメージしたというユニークな籐のバッグが夏らしい。
2013年10月02日10月で創立50周年を迎える「レノマ(renoma)」が、ユナイテッドアローズ原宿本店メンズ館地下1階に、「レノマ・ポップアップストア」を11日から29日までオープンする。50周年記念コレクションを発売する。セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)、ジョン・レノン(John Lennon)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が愛用していたレノマのジャケットやブルゾンをユナイテッドアローズと協業し、現代風に再現。スウェットシャツやTシャツ、キャップなどストリート感があるアイテムを新たに加え、新時代のレノマスタイルを発信する。レノマはデザイナー、モーリス・レノマ(Maurice Renoma)が創業。1963年10月22日、パリ16区にレノマを扱うブティック「ホワイト・ハウス」をオープン。60から70年代に新スタイルでヨーロッパに名を馳せ、80年代から世界展開を開始。2000年代からは、中国、韓国、マレーシアやシンガポールなどアジアを中心にカフェギャラリーをオープン。サルバドール・ダリ(Salvador Dali)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、エリック・クラプトン(Eric Clapton)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)などが顧客リストに名を連ねた。50周年を記念し、アーカイブコレクションを展示し、フランスのマルティニエール出版からレノマの本も発刊される。
2013年10月02日アパレルブランドとのコラボレーションやCDジャケットのデザインの仕事など多方面で活躍するイラストレーター ancco(あんこ)の個展が10月29日まで伊勢丹新宿店本館2階イセタンガールギャラリーにて開催されている。「日々の暮らしの中て私たちを取り巻く世界のはかなさ」を追いかける彼女の作品は、かすみがかった色の中で発光するピンク色が特徴。全体的にピンク色が目立つが「ピンクはクールな色」とanccoさんは話し、ファンタジックな雰囲気の中にも線がしっかりと描かれ、不思議と“リアリティー”を感じさせる。個展タイトル「Spy On You」は、「あなたのスパイ」という意味。「作品を描き始めた頃から、どこにでもいる女の子、普通の女の子の日常を描き続けているが、作品の中では、女の子が持つ『誰かを想い続ける想い』を伝えたい。今回は、“スパイ”の密かに誰かを狙っているイメージからインスピレーションされている作品。女の子がいだく『誰かを思い続ける気持ち』『自分の好きな物事に執着する感情』を表現できれば。ただ、作品を観てどう感じるか、何を読み取るかは、観てくださった方々の感性によって変わってくるので、その感情の自由に楽しんで欲しい」とanccoさんは話す。今回展示されている作品は、個展のタイトルにもなっているペインティング作品『Spy On You』(5万2,500円)をはじめ、『SNS addiction』(3万1,500円)など十数点。イラストレーターとしての活動を始めた2011年頃の作品や、新たに描き下ろされた作品がそろう。いずれも女の子の日常生活のひとコマが描かれている。また、ペインティング作品以外にもシルクプリントスウェット(8,400円)や作品集(2,100円)が並ぶ。ペインティング作品は予約販売となり、会期終了後の受け渡し。会場は、作品の展示だけでなく、テーブルセットやベッドなど女の子のプライベートを表現した空間もあるインスタレーションとなっている。イラストレーター anccoは、1989年生まれ。2011年よりancco(あんこ)として絵を描きはじめる。2013年に初の個展を開催。「日々の暮らしの中て私たちを取り巻く世界のはかなさ」を追いかけているイラストレーターとしてファッションへの展開をはじめCDジャケットの仕事などを手がける。
2013年10月02日2日オープンした新商業施設「オーテモリ(OOTEMORI)」にヒュージ(HUGE)が、新しいブランドとなるレストラン「ラ・ペスケーラ-マリスケリア-(La Pesquera -MARISQUERIA-)」を開店した。地下2階の飲食フロアでは最大の323平米という面積、総138席で展開されるのはスペイン・アンダルシア地方にあるマリスケリアをイメージしたスペイン魚介食堂。同社はこれまでスパニッシュイタリアンのコンセプトレストラン「リゴレット(RIGOLETTO)」を展開してきたが、今回はスペイン色のより強いバスク地方、アンダルシア地方の海沿いの料理を、三陸や四国から直送の魚介類で提案。亀の手やココチャと呼ばれる鱈のあごなど、珍しい食材も使い、カニやエビ、貝などのブランチャ(鉄板料理)やアロス(米料理)に仕上げていく。また、今回の料理人にはエルブジのフェラン・アドレアの元で修行を積んだ同社のDAZZLE銀座の角知憲氏がディレクターで参加。モダンスパニッシュ、カジュアルなタパスも魅力。「はじめこの大手町タワーの話を聞いたときは丸の内で2店舗展開する弊社としては、ピンとこなかったが、詳細を知るうちに是非ともこの大手町という“東京のへそ”でやりたくなった。いい店になったでしょ!」と新川義弘ヒュージ代表取締役CEO。レセプションでは日本ではまだ珍しいバスク地方の微発泡白ワイン、チャコリ(TXAKOLI)を自らBOTTEGAグラスに注ぎ、来客をもてなしていた。そのワインもボトルで2,500円中心、フォアグラのタパスも500円と、価格の手頃さも人気を集めそうだ。
2013年10月02日バーチャル・フィッティングやデジタル・ファッションショーなど、最新ITファッション技術を駆使し「ファッション・オン・デマンド」を推進してきたデジタルファッション株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:森田修史)が、10月1日より共同購入サイト「リアコレ・プロジェクトショップ」を開設した。既製品を販売する一般的な通販サイトとは異なり、デザイナーやクリエイターがデザイン画など自らの作品やアイデアをサイト上に公開して購入者(バイヤー)を募り、一定数以上の購入者が集まった時点で商品を製作、販売するというもの。プロジェクト形式の、いわばクラウド・ファンディングだが、商品をファッションに特化したものは今までになかったという。出品者(オーナー)が納品時期や数量を設定、製造から購入者への配送までを担うが、商品生産はプロジェクト成立後となる受注生産。在庫リスクを回避できる上、購入予約・決済代行サービスも提供される。大量生産の難しい先端的な作品の発表の場としても魅力的だ。またバイヤーにとっては、「他では買えないもの」「だれも着ていない服」を手に入れることができ、出資者として将来有望なクリエイターを支援する機会が与えられる。出品には作品審査があり、会員登録が必要。サービスの一環として、生産ラインを持たないデザイナーへのオンデマンド受注生産サービスの提供、サプライチェーン等への自社製デザイン・パターン作成ソフト「DressingSim LSX」の貸出や独自のCG技術を使った衣服完成イメージ画像の提供など、デジタールツールを利用した生産の効率化やプロジェクト運営サービスも行なっていく。今後、一般のデザイナーやクリエイターから広く出品者を募るが、サイト開設のキックオフ・プロジェクトとして、10月1日のスタート時には下記、3ブランドが他では買えないレアアイテムを出品する。デヴォア(DEVOA)/元レスリング選手、メディカルトレーナーという経歴を持つ西田大介が起ちあげたブランド。人体構造をふまえた着心地の良さ、シルエットや縫製の美しさで多くのファンを魅了する。今回は、アーティストの作業着に着想を得たカスタムメードのコート&ジャケットを出品。パイドパイパー・リバースプロジェクト(PIED PIPER REBIRETH PROJECT)/かつてメンズ・ストリートファッションを席巻したショップPIED PIPERが、俳優・監督の伊勢谷友介率いるREBIRTH PROJECTと共に復活。その世界観はそのままに「エシカル素材」「国内生産」にこだわり、今回は、車のエアバッグ素材を使ったダウンアイテムを提供。エーディグリーファーレンハイト(A DEGREE FAHRENHEIT)/2004年にNYへ渡り、ザック・ポーゼンやフィリップ・リムを輩出した「GEN国際デザインコンテスト」で2年連続グランプリを受賞したデザイナー、天津憂によるブランド。素材やディテール、パターンにこだわり、芸術的でエモーショナルな美を追求する。
2013年10月02日伊勢丹新宿店で1日から「イタリア展イタリアフード&リビングフェスタ」がスタートした。今年で18回目を迎える同展、今回のテーマは「Dolce Vita イタリアの甘い人生」。人生を甘美にする“ドルチェ”にスポットを当て、イタリア人の大好きな味を紹介する。クリスマス菓子のイメージが強い、ドライフルーツがたっぷり入ったしっとり食感のパネットーネ。最近では、季節にあわせた食べ方を愉しむのがイタリアでも主流になってきたとか。伝統スタイルからモダンスタイルまで展開しているパネットーネを、イタリアの人気店から取り寄せて販売。同展のために開発したパネットーネ(¥5,250)を販売するアライモ社では、イートインも展開。パネットーネとスパークリングワインをセット(1人前¥1,050~)で楽しめる。イタリア人なら誰もが愛するジェラートショップもスタンバイ。イタリアで修行を積んだ祐天寺の人気ジェラートショップ「アクオリーナ」の茂垣綾介氏とイタリアジェラートトーナメントで優勝したイタリアジェラート界注目のステファノ・ダッシエ氏がコラボレート。期間中、常時17種類ものジェラート(2種盛¥561~)が愉しめる。「ステファノが優勝した際のチョコレートジェラート、またイタリア食材×日本の食材を使ったジェラート、さらに日替わりなど、ジェラート好きな方はお見逃しなく」と茂垣さん。ドルチェではないもののイタリアの味といえばピッツア。ナポリの沖合イスキア島で3代続く名店「ダ・ガエターノ」で8歳からピッツアを焼いていたピッツア界の巨匠ガエターノ・ファッツィオ氏と、彼のもとで6年修行を積み世界ではじめて暖簾分けを許された福岡のピッツェリア「ダ・ガエターノ」の舌間智英氏が、久しぶりに師弟共演。舌間さんのおすすめは、看板メニューのダ・ガエターノ(¥2,205)。燻製チーズのプローヴェラに、ルッコラやフレッシュトマト、プロシュートをトッピングされている。毎年イタリア展でも注目度が高いワインコーナーは、今年も充実の品揃えだ。イタリア最大のワイン見本市「ヴィニタリー」で大賞や金賞を受賞した9種類のワインをはじめ、北から南までさまざまな産地のワインがずらりと並ぶ姿は圧巻。またリモンチェッロやグラッパなどドルチェとあわせたいリキュールも。オリーブオイルや限定販売のアンチョビ、フレッシュチーズやパスタなども盛りだくさん。限定品も多く、甘美な人生を求め初日からレジに人があふれた。
2013年10月02日モデルの水原希子が、9月26日にパリファッションウィークで開催された「オランピア・ル・タン」の14SSショーにモデルとして登場。パリコレデビューを果たした。夜の水族館を舞台に繰り広げられたショーの中盤に登場した水原は、水兵の制服をイメージしたセクシーなラバーのジャケットとパンツ姿で、手には魚の形のバッグ。50年のピンナップガールのようなヘアメイクで笑顔でキャットウォークを披露し、観客席の日本のモデル仲間達からも歓声が上がった。「オファーが来たときはびっくりしたけど、楽しめた。オランピア・ル・タンのドリーミーでキュートでクラシカルなところ、全部が好き」とショー後、水原さんはコメント。オランピア・ル・タンはDJとして活動するとともに、フェルト刺繍を施したブック型のバッグが人気となり2009年にブランドを設立。昨年10月にパリコレクションには初参加し、今年は新人デザイナーのための「アンダム・ファッション・アワード(ANDAM Fashion Award)」のファイナリストにも選出された。バッグはすべてのデザインが個数限定生産のシリアルナンバー入りで、日本のセレクトショップでは、入荷待ちの顧客もいるという。
2013年10月01日伊藤忠商事と美濃屋は、「コンバース」ブランドにおけるアパレルのマーケティング・企画・生産・販売の強化を図るため、合弁会社コンバースアパレルを設立した。代表取締役会長には木野村守彦・美濃屋社長が、代表取締役社長には福嶋義弘・コンバースフットウェア会長(伊藤忠商事より出向)が就任。互いのノウハウと経営資源を投入することで、「コンバース」ブランドのさらなる価値向上と市場拡大を目指す。「コンバース」ブランドの日本展開にあたっては、商標権を持つ伊藤忠商事がコンバースジャパンをマスターライセンシーとし、コンバースフットウエア等のサブライセンシーと連携を取りながらブランディング及びマーケティングを行っている。今回の合弁会社設立はこれを一歩進めた形。20年間に渡って日本市場におけるコンバースブランドの価値向上に努めてきた伊藤忠商事と美濃屋は、コンバースブランドの100年を越える歴史と幅広いユーザーの支持という二つの強みをより活かすため、コアアイテムであるシューズとアパレルの連携を強化させる。今後はシューズと連携した企画を増やす共に、ショップ展開やスポーツ流通など新規販路への進出も図る。3年後の売り上げ目標は上代ベースで150億円。
2013年10月01日輸入食料品店を展開する成城石井は10月2日、オーテモリ地下2階に新業態「エピスリー・ボヌール(EPICERIE BONHEUR)成城石井」」をオープンする。営業時間は7時半から23時。面積は35坪。エキナカ展開で蓄積したコンパクトショップ運営を生かすという。約2,500アイテムを扱い、内約250アイテムが今店舗オリジナルの商品。施設ターゲットと同じく女性OLに向けた商品を多く扱う。ショップ限定で、豊富にそろえた輸入紅茶やオーガニックワイン、成城石井人気ナンバー1という「プレミアムチーズケーキ」にドライフルーツを載せたオーテモリ限定チーズケーキなどを用意。また、朝食・昼食需要を見込み、お弁当やサンドウィッチを販売する。サンドウィッチに合わせたテイクアウト用焙煎コーヒー(150円)もふるまう。商品だけでなく空間にもこだわりを見せ、内装の一部は間伐材、照明はLEDを使用。スタッフのエプロンは、「エディフィス(EDEFICE)」がデザインしたものだ。
2013年10月01日10月2日、東京・大手町の新築ビル「大手町タワー」(東京都千代田区大手町1-5-5)地下1・2階に新商業施設「オーテモリ(OOTEMORI)」が開業する。オープンに先立ち9月30日に報道陣に向けて内容が公開された。メインターゲットは「大手町で働く女性」。第一期オープンとなる今回は飲食・食物販・サービスを中心に25店舗が開店する。成城石井の新食料品店「エピスリー・ボヌール(EPICERIE BONHEUR)成城石井」、ヒュージ(HUGE)の新スぺインレストラン「ラ・ペスケーラ・マリスケリア(La Pesquera -MARISQUERIA-)」、プロント初となるコンテンポラリーアートを店舗インテリアに導入した「プロントイルバール(PRONTO ILBAR)」、ハル・ヤマシタの新和食店「ハル・ヤマシタ(HAL YAMASHITA)大手町ラウンジ(Lounge)」などの新業態の他、カレーショップ、タイ料理、オイスターバー、サンドウィッチ、バル、デリなどが軒を連ねる。どの店舗も大勢での宴会利用は前提とされず、2から4名での利用を想定した店作りとされた。商業ゾーンの環境設計を担当したのはシンプリシティ(SIMPLICITY)の 緒方慎一郎。地下2階エントランス部分は東西線と丸ノ内線をつなぐ通路と直結し、天井高15m開けた空間。地下1階から1階ビル外部の植栽エリア約3,600平方メートルの「大手町の森」を見ることができる。この森は丸の内仲通りの延長線上に位置し、同通り延伸プロジェクトの一環的位置づけ。ビジネス街の中心に緑豊かな憩いの場を提供する。開発を担当した東京建物商業施設事業部の春永宗俊氏は、「丸の内は仲通りなど早くから開発されたが、大手町はまだ進んでおらず、古いビルが多かった。従って男性サラリーマン向けの店舗が多く、女性OLが通える店が少ない。今回はその点を考慮してリーシングを行った。ランチや仕事帰りなど女性達に普段使いしていただきたい」と話す。完了となる第二期オープンは14年春を予定。今回開業したゾーンが直結する東西線と丸ノ内線をつなぐ通路の向かい側にファッション雑貨、コスメ、カフェなど5店舗が出店。ガラス張りの壁面から外光が入るという。
2013年10月01日「スリー(THREE)」は、ブランド初のフラッグシップショップ「スリー青山(THREE AOYAMA)」(東京都港区北青山3-12-13)を10月3日にオープンする。開業に先駆けて内覧会が行われた。3層の新築ビル1・2階に出店。空間デザインは建築デザイン事務所のマウントフジアーキテクツスタジオ(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)が担当した。同事務所はビル全体の設計も手掛けている。1階は物販とダイニングコーナー。ショップ空間はスリーのパッケージを彷彿とさせるグレーの色調でシンプルにまとめられた。什器には珊瑚などコスメの原料となる素材を使用。スリーのコスメはもちろんのこと、タオルやダイニングでも使用される食器、「ボッコ(bodgo)」のルームウエア、「タマキニイメ(tamaki niime)」のストールなど日本製ブランドのライフスタイルグッズも取り扱う。ミラーを置いたメイクテーブルやシンクが設けられ、化粧品を試すことが可能。また、ビューティープロデューサーの牧野和世を招いてのムーンビューティー講座など、ライフメソッドを学べるセミナーも多く予定する。営業は8時半から20時(土・休日は10時から19時)。ダイニング「リヴァイヴキッチン(REVIVE KITCHEN)」は、「ディーン&デルーカ(DEAN&DELUCA)」を展開するウェルカムをパートナーに迎え、「スリーを食べられる食卓」をコンセプトに掲げたメニューを用意。朝7時から開店し、ブレックファストメニューを提供。21時まで営業する(土・休日は10時から20時)。国産の産地直送野菜やフルーツなどをふんだんに採り入れ、グラノラやグルテンフリーのパンケーキ、豆腐やヒジキを用いたサラダボウルなど、フレンチ出身のシェフが和洋折衷のメニューを考案。加熱することなくゆっくり圧縮したコールドプレスドジュースは、ペットボトルでの持ち帰りも可能。ナチュラル志向でもそうでなくても楽しめるよう、幅広いメニューを提供する。Wi-Fiフリー。2階はスパ「リズムスパ(RHYTHM SPA)」。7時半から20時まで営業(土・休日は10時から19時)。オープンから2ヶ月間は、朝はヘッドスパ、昼はボディトリートメント、夜はフェイシャルなど、時間帯ごとの施術メニューを提供する。全3ルームが設けられ、内2部屋はフルフラットチェアでトリートメントやスチームパックが受けられるヘッドスパ専用。男性の利用も可能だ。第2、第4火曜日定休。
2013年10月01日「イソップ(Aesop)」は26日、京都に直営店をオープンした。場所は中京区柳馬場三条上る。毎回若手デザイナーによる店舗デザインが注目を集めるが、今回は、シンプリシティ(SIMPLICITY)の 緒方慎一郎が手掛けた。京都の町家をインスピレーションソースとした店舗内は黒と白の配色。黒いメッシュのベールによって、エントランスから続く通路とリテールエリアが仕切られる。銅の配管を施した島什器は、ディスプレイスペースの中央でデモンストレーションシンクとして機能。ここには、イソップの全製品が並ぶ。また、「ヒガシヤギンザ(HIGASHIYA GINZA)」の甘味やお茶、オリジナルの食器のデザインも手掛ける緒方が、イソップ京都店のオープンを記念して、限定版の最中(945円)を製作。白と黒に皮にシナモン、クローブ、カルダモン風味の餡が挟まれた和菓子だ。国内イソップ直営店、ヒガシヤ、そして香港のIFC店のみにて限定販売される。
2013年09月30日