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「今年4月、神戸市立医療センター中央市民病院で、ステージIの大腸がんの患者が告知日に来院しなかったことから放置してしまい、1年3カ月後に他科の医師が告知忘れに気づいたときは、ステージIIIに進行していた医療事故が判明。3月には、岐阜県の東海中央病院が、肝臓がん手術を受けた患者3人が医療事故で死亡していたと公表。すべて同じ40代の男性外科医が執刀していたとされています。さらに、赤穂市民病院(赤穂市)で8件の医療事故を起こし手術禁止までされたという医師が、転職先の医誠会病院(大阪市)で透析治療をせずに患者を死亡させた疑いで裁判沙汰になっています。その医師は現在でも別病院で働いていると報じられています」(全国紙記者)考えられないような医療事故が相次いで報じられているが、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんは、こう語る。「一般的に誤診はごくまれに起こるものと思われていますが、人間がおこなっている以上、一定確率で起こります。しかし、ほとんどの医師は、事故調査がなければ、ことを荒立てることはありません。カンファレンスで“これはおかしい”と思うケースも黙っているので、隠れた医療事故も多いのが現状。大病院の730件におよぶ病理解剖録を調べたことがありますが、食道の真菌感染症を食道腫瘍と間違え、放射線を当てて死亡させたケースなども見ました」こうした医師や、医療事故から身を守るため、患者サイドではどのような対策が必要になってくるのだろうか。実例をもとに、上さんに解説してもらった。■話を聞いてくれるのが「よい医師」とは限らないまず、冒頭の神戸市の事例のような告知忘れは、医師の怠慢にも見える。「医師の仕事は膨大で、処理能力が求められます。患者への伝え忘れなど、処理能力が低い医師が起こす可能性が高いです。通常、外来において一人当たり10分も時間をかけてくれる医師を“話を聞いてくれるよい医師”と思いがちですが、処理能力の高い医師は1時間に10人以上の患者を診ることができます。医師の人間性や相性などは別に、処理能力が高いほど、やるべきことをすぐにやり、やるべきことを忘れたりしないものです。外来の患者のさばき方も見ておくべきでしょう」(上さん、以下同)告知ミスに関しては、名古屋大学病院でも4月に公表されたケースがある。前立腺がんの治療のため泌尿器科を受診した患者が、CT検査で肺がんの疑いあったことから放射線医が再検査を推奨したが、泌尿器科医が見過ごし、治療が2年10カ月遅れ、患者が死亡したのだ。「あくまで一般論ですが、放射線医から“がんの疑いが濃厚”と報告があれば、素早く対応をしますが“がんの疑いが否定できない”程度であれば、放置してしまう医師もいます。それは、医師のなかに他科の医師に診察を依頼するのを嫌がる傾向があるためです。院長クラスであれば『君、精密検査をお願い』の一言で済みますが、20代、30代のコミュニケーションが苦手な若手医師は、『この書類の書き方がなってないよ』と注意されたりするのが嫌で、他科へ患者さんを紹介するのを敬遠してしまったりするのです」コミュ障の若手医師は要注意ということだ。こうした告知ミス同様、前出の東海中央病院の医療事故のように、医師の能力不足も見分けたい。「肝臓がんの摘出手術のような大きな手術の執刀医は、基本的に主治医の紹介になります。医師が紹介するのは、大学の先輩後輩などの縁故と、実績のある医師に大別できます。当然、厄介なのは、前者の縁故です」ホームページなどで医師の実績を調べることも大切なのだ。「一生に一回受けるような大手術の場合、セカンドオピニオンを受けておくことも重要。逆にセカンドオピニオンに難色を示す医師は要注意です」病院や医師の技量を示す、もっとも有用なデータは、症例数だという。「病院ホームページや書籍などでも調べることができます。症例が多ければ医師の技量も上達するものです。逆に少なければ、未熟である可能性があります」■名前確認をきちんとしているかも重要ありえないような患者や検体の取り違えも報告されている。白内障手術の際、患者Aの手術中に、看護師は患者Bの手術だと勘違いして、他人の眼内レンズを誤って挿入した事例が、昨年12月の『医療安全情報NO.205』(日本医療機能評価機構)で報告されている。少しさかのぼって2021年には、千葉大学病院で、乳がんのある左胸の標本を右胸と勘違いするなどして、本来必要のない右胸も摘出してしまった事例が報告された。「前述のとおり、まずは病院の症例数を見ることが重要です。また、このような大きなミスが起こるのは、経営が悪い病院で起こりやすい。経営難に陥れば人件費から削られ、医師の疲労によってミスが起こりやすくなると考えられます。スタッフ不足の場合、医師や看護師が雑務に追われたり、疲弊した表情をしていたり、服装が乱れていたりするものです。また、古めかしい医療機器が多い、昼間、医師が他院にアルバイトに出かけ“無医村”となっている病院なども要注意といえるでしょう」ケアレスミスは、クリニックでも起こりうる。「電子カルテであれば、同姓同名はアラートが鳴るので気づくのですが、受付で呼び出した患者が、別人だったということもあります。患者さんにも知ってほしいのは、医師が患者名や顔を覚えているとは限らないこと。診察、検査、薬局などで、医療機関がしっかり患者の名前を確認するかも、医療の質を見極めるポイントです。別人のカルテを見て診察している場合、誤投薬の原因にもなってしまいますので、症状など話がかみ合わない場合は、確認を求めることです」いまや、患者の“医療機関を見る目”も求められているのだ。
2024年06月03日「本番直前のことです。永瀬さんがライブに向けて準備をしていたところ、スタッフが持っていた先の尖った道具が、誤って永瀬さんの右耳にグサリと刺さってしまったと聞いています。ライブ欠場の原因となった突然の事故に現場は一時騒然としていました」(ライブ関係者)5月29日に京セラドーム大阪で開催されたSTARTO ENTERTAINMENTのライブイベント「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」を、King&Princeの永瀬廉(25)は右耳のけがで突如欠席した。5月30日の公演にも出られず、同日、活動休止が発表された。現在、療養中の永瀬。直近の1年間は激動であった――。「’23年5月に平野紫耀さん(27)と、神宮寺勇太さん(26)、岸優太さん(28)がKing&Princeを脱退しました。永瀬さんは、“グループを守っていきたい”という思いから髙橋海人さん(25)と2人での活動を継続しているそうです。そして’23年6月には2人体制後初のシングルを発売し、8月から12月にかけては、7都市を回るライブツアーを敢行して、King&Princeの健在ぶりを強く印象付けました。いっぽうで、11月に行われた主演映画の舞台挨拶では、汗が止まらずに2度退席。多忙な時期でしたので体調を心配する声が上がっていました」(芸能関係者)5月には、King&Prince株式会社を設立。永瀬と髙橋は共同で代表取締役社長を務めている。永瀬は会社設立の理由を、ファンクラブサイトに投稿された動画で、「可能な限り、つくる作品や、プレーヤーとしても納得したものを世の中に届けたいと思って、一番いいのが自分たちの会社をつくることだと思いました」と熱く語っていた。「会社設立後、初めてファンの前に立つSTARTO社の合同ライブに意気込んでいた永瀬さんですが、けがで無念の欠場となってしまいました」(前出・芸能関係者)■HPに記載された活動休止の報告いったい、永瀬の身に何が起きたのだろうかーー。5月30日、STARTO社のホームページに記載された活動休止の報告に、経緯が書かれていた。《5月29日(水)の公演準備の際に右耳を負傷し、その後、めまいの症状が見られたため、直ちに病院で受診をし、検査の結果、耳内にも傷が見受けられ、手術を受けました。医師からは二週間ほどの療養期間が必要とのご指示がございましたため、一時、活動を休止させて頂きます》“戦慄現場”を前出のライブ関係者が明かす。「鋭利な物体が耳の穴の深くまで入ってしまうほどの重い傷だったそうです……。永瀬さんはめまいでふらつきながら、病院に急行したと聞いています。事故後の対応のため、緊急会議が開かれ、開演時間は少し遅れてしまったそうです」(前出・ライブ関係者)永瀬のけがの状態は――。耳鼻咽喉科山西クリニックの山西敏朗院長に話を聞いた。「“めまいが起きた”という情報から推察するに、鋭利な物体が“内耳”と言われる部分にまで、何らかの影響をもたらした可能性が考えられます。尖ったものが刺さって鼓膜に穴が開くだけでは、ほとんどめまいは起こしませんが、鼓膜の奥にある内耳にまで至った場合には、めいが起きることが多いです。なぜならば三半規管があるからです。ただ、療養期間は2週間ということですので、けがの程度は鼓膜を傷つけただけで内耳にまでは及んでおらず、当たった時の衝撃でその振動が内耳の蝸牛や三半規管まで及び、一時的にめまいを引き起こしたのかもしれません」5月30日、有料会員向けのブログに、永瀬はこうつづっていた。《昨日は突然のことで驚かせてしまって申し訳ありませんでした。昨日、今日楽しみにして下さっていたみなさま、本当にすみません身体はめちゃくちゃ元気なのですが、耳を怪我してしまい、、》“元気”とはいえやはり多少の影響はあるようだ。「30日の夜、ライブを終えたSTARTO社のタレントたちは飛行機のチャーター便で帰路につきました。永瀬さんは医師からの指示もあり、同じ飛行機には乗れなかったそうです。みなさん心配している様子だったと聞いています」(スポーツ紙記者)永瀬の今後の芸能活動に問題はないのだろうか。「感染さえ起こさなければ約1~2週間で鼓膜の穴は自然に塞がります。ただ、アイドル活動への影響としては、音の感覚がすぐ今までどおりに戻るとは限りません。時間が経てば落ち着いてくるとは思いますが、耳の違和感は長引いてしまう可能性もあります」(山西院長)4月放送のテレビ番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、黒柳徹子(90)からグループとしての今後の夢を聞かれ、「応援していてよかったなって思われ続けるグループであることを2人で目指していますね」と語っていた永瀬。逆境を乗り越え、ファンのために必ず戻ってくるはずだ。
2024年06月03日ほぼ同期で年齢も近く30年来の付き合いのキャイ~ン(天野ひろゆきさん・ウド鈴木さん)、ずん(飯尾和樹さん・やすさん)。4人は所属事務所(浅井企画)も同じでデビュー当時から苦楽を共にして来ました。そんな仲よしな4人がエッセイ集『キャイ~ン ずん 作文集 ほぼ同じで、ぜんぜん違う』(徳間書店)を刊行。下積み時代の思い出の地巡りや、4人での旅行の模様、ボケとツッコミが飛び交う座談会、4人それぞれの思いが書かれた作文集など盛りだくさんな内容となっています。今回のインタビューでは4人それぞれが初めて会ったときのお互いの印象や仲良くなったきっかけなどを、これまた4人とほぼ同期で年齢も近いインタビューマン山下が聞きました(前後編の前編)。■高倉健さんを意識していたウド鈴木――事務所に所属した順番はウドさん、飯尾さん、天野さん、やすさんですが、それぞれ初めて会ったときのことを覚えていますか?飯尾和樹(以下・飯尾):覚えてます。ウドが所属した半年後に僕が入って。その頃にルー大柴さんがやる喜劇の舞台に入れてもらって、その顔合わせをした事務所の応接室でウドと初めて会いました。――ウドさんが飯尾さんに初めてあったときの印象は?ウド鈴木(以下・ウド):当時の専務に、「すごい人が来た」というのは聞いてたんですよ。何がすごいのかというのはわからなかったんですけど会ってわかりました。すごい顔のデカい人(笑)。ホントに自分が(飯尾さんの顔で)日陰になるような…獅子舞いのようなすごい迫力で。やす:今は歯並びがいいけど、あのころは違うもんな。ジャイアントコーン見たいな歯で。天野ひろゆき(以下・天野):赤塚不二夫タッチの。ウド:飯尾さんにすごい丁寧にあいさつしてもらって。礼儀が正しくて、いい人だと思いました。飯尾:いや、僕もそっくり同じ感想でしたね。ウドはガスコンロのとろ火みたいな顔してね。それで今みたいに「どうも!ウドです!あーー!」とかじゃなくて「どうも鈴木任紀です」って、渋いんですよ。ウド:当時はそういうキャラだったんです。飯尾:ガスコンロのとろ火見たいな顔で「どうも」って言われても笑いをこらえるのに大変で。「芸能界ってこういう人が来るんだ」って思って俺も衝撃でした。でもね。そこから2ヶ月後にウドのアパートの部屋に行ったんですよ。なんで渋くやってんだろうと思ったら高倉健さんのポスターがドーンて貼ってあって。やっぱり人間ない物ねだりなんだなと思いました。――ウドさんは当時、高倉健さんを意識してたんですね。ウド:健さんに憧れてこの世界に入りまして。飯尾:じゃあ浅井企画じゃないだろ!――結果、全然違うキャラクターになりましたね(笑)。天野:不器用なところは一緒だけど(笑)。飯尾:健さんは役だから。■次に会ったときは『ウド鈴木』になっていた――高倉健さんの路線からどう変わって行ったんですか?飯尾:次に会ったときはもう『ウド鈴木』でした(笑)――早いですね。ウド:関根(勤)さんが「ウドは中身が健さんだからなぁ!」と。天野:ウドちゃんは生き方とかベースが二枚目なの。飯尾:関根さんが「ウド、タバコ吸ってるときの顔。渋くてかっこいいな」って言ったら次の日から1日1箱のタバコが2箱になって。ウドはあと20回渋い顔を見せたくて。――ナルシストな部分もあるんですね。天野:後は自意識過剰な部分があるかも。「天野君、こないだドラマで女優さんと共演してたけど、あの女優さん俺のことなんか言ってた?」って。言うわけねぇだろ(笑)。――ウドさんは自分のことがめちゃくちゃ好きなのかもしれませんね。天野:そう。ウドちゃんは「天野く~ん、天野く~ん」って言ってるけど自分のことしか興味ないから。ウド:そんなことないよ!天野く~ん!(笑)■キャイ~ン衝撃の出会い「7時間遅れてパンチパーマのウドが」――ウドさんと飯尾さんが天野さんと初めて会ったのはいつですか?飯尾:俺とウドが出会って1年後ぐらいに事務所がお笑いライブを開くことになって。天野:それで稽古場に飯尾っちとか俺とか事務所の若手芸人がみんな集まる決起集会みたいな日があったんです。飯尾:そのときに天野と初めて会ってちょっとだけ話したね。「まだ学生ですか?」とか。天野:そう。俺も「もうこの世界は長いんですか?」とか普通に話してたんですけど、その会にウドちゃんが7時間遅刻してきて。そこで初めて会った。ウド:そのころ深夜のアルバイトを掛け持ちしてて寝過ごして。それで一応行ってみたら皆さんまだいて「遅れました。すいません」って言ったら、みんなが「そういうことで、これからよろしくお願いします」って〆の挨拶をしてて。天野:そのときのウドちゃんの格好がペイズリー柄のシャンバーに白のスラックスにエナメルの靴を履いてパンチパーマ。「やべぇな。芸能界ってまだ怖いのかな。関わりたくないな」と思って俺はすぐに稽古場から出ていったの。ウド:そのときに飯尾さんとかは「7時間も遅れたら普通来ないぞ」っていじってくれてたんですよ。でも天野君と当時の相方さんだけスーッと、僕に興味を示さずに出て行ったんです。「なんだあの人!…しかし後に相方となる」天野:わかるか!(後編へ続く)
2024年06月02日ほぼ同期で年齢も近く30年来の付き合いのキャイ~ン(天野ひろゆきさん・ウド鈴木さん)、ずん(飯尾和樹さん・やすさん)。4人は所属事務所(浅井企画)も同じでデビュー当時から苦楽を共にして来ました。そんな仲よしな4人がエッセイ集『キャイ~ン ずん 作文集 ほぼ同じで、ぜんぜん違う』(徳間書店)を刊行。下積み時代の思い出の地巡りや、4人での旅行の模様、ボケとツッコミが飛び交う座談会、4人それぞれの思いが書かれた作文集など盛りだくさんな内容となっています。今回のインタビューでは4人それぞれが初めて会ったときのお互いの印象や仲良くなったきっかけなどを、これまた4人とほぼ同期で年齢も近いインタビューマン山下が聞きました(前後編の後編)。■「こいつ筋金入りのバカだ」。天野がウドに心を許した瞬間――ウドさんと初めて出会ったとき、天野さんは別の人とコンビを組んでいたんですね。そのころはウドさんも別のコンビを組んでたんですか。ウド:そのときはコンビを解散して一人になってました。飯尾:前のコンビのとき、ツッコミをウドがやってたんですよ。「わぁー!あーー!わぁー!」って。ネタみせの審査員に「ツッコミが何を言ってるかわからない」って言われてましたから(笑)。――ウドさんのツッコミにツッコミがいりますね(笑)。天野さんはウドさんと距離を置いていたのに、なにがきっかけで打ち解けることになったんですか?天野:次に会ったときにウドちゃんが両指で鼻ほじってて。それで話しかけたの。そしたらウドちゃんに「今、集中しているから話しかけないで」って言われて(笑)。「あっ、この人は筋金入りのバカだ」って思って。そこから話すようになったの。――それからどうなってコンビを組むことになるんですか?天野:俺も前のコンビを解散して、そのときに作家の山中伊知郎さんに「じゃあ二人でためせば」と言っていただいて。でもウドちゃんは、コンビ別れをしたときが余りにも切なくて「もう一人でやろう」って決めてたの。ウド:僕がだらしなくて自分のせいでコンビ解散したんで「一人でやる」って心に決めたときだったんですよ。――それがなぜ組むことになったんですか?ウド:一人でやったら全然ウケなかったんです(笑)。天野:ウドちゃんがやったショートコントが15分あって(笑)。――ショートじゃないじゃないですか(笑)。天野:それでウドちゃんが「続きまして」って言ったときにお客さんが倒れたの。もうオンステージ(笑)。ウド:それで周りから「やっぱり一人じゃダメだな」という声が直接聞こえて来て。――直接言われたんですね(笑)。周りからなんとなくとかではなく。ウド:それで「どうしたもんかな」というときに山中さんに「コンビを組んでみたら」って言っていただいて。天野:それでウドちゃんから電話がかかってきて。ウド:一世一代のことなんで僕は寝ないで考えて決心して、正座して天野君に家から電話したんです。「もしもし!天野君ですか!ウド鈴木です!僕と!コンビを!組んで!もらえませんでしょうか!!」って言ったら天野君が「(めんどくさそうに)はいはいはいはい、わかりました、はいはい」って。天野:なんかウドちゃんの温度の上がり方が怖かったの。俺、ゲームやってたし(笑)。■「なんの意味があるんだ」天野が仕事を拒否する一方、ウドは…――天野さんとやすさんが初めて会ったのは?やす:僕が最初に会ったのは前のコンビでネタみせに行ったときでした。ウドちゃんはあんまり変わってないけど天野君は尖ってました。なんかギラギラしてて話しかけられない感じで。天野:当時、ナインティナインと初めて会ったときに、岡村(隆史)君に俺が言ったのが「お笑いなのにダンスやってる人だよね」って(笑)。――尖ってますね(笑)。ナイナイさんは当時『天然素材』というお笑いユニットグループでダンスをやっててアイドル的な人気もありましたから。天野:よくケンカにならなかったよね。岡村くんは俺のことを「やな人だな」って思ったって(笑)。岡村君がキャーキャー言われてたから…今考えたら単なる嫉妬だよね。やす:天野君は当時、会話はお笑いが全てみたいな…。「君、話してるけど、どうやってオチをつけるの?」みたいな感じなの。だから俺はなんにも話せなかったんです。飯尾:それはやすの話があまりにも全部普通の話だったからじゃない?やす:あ~うっかり!コラ!俺の話がひどすぎたのか(笑)。後、天野君は給料制になったときに事務所に「これぐらいもらわないとやらない」って金額を提示したりとか…もう俺と全然感覚が違うの。でも「俺は能力がある」という、この天野君の自信がすごいなと。天野:お笑いライブ1本しか出てないころなのに「大卒と同じぐらい給料もらえないと、やれないですね」って(笑)。そしたら専務が社長に話してくれたのよ。――いい事務所ですね。若手のころ天野さんは『アイドル水泳大会』の仕事に不満を持っていたそうですが。天野:あったね。アイドルが乗る発泡スチロールを水の中から持つ係で。「この仕事になんの意味があるんだ」と。それで楽屋に閉じこもって「こんなことをやるのは本当に嫌だ。俺は行かない」ってマネージャーに言ってて。それで楽屋のモニターを見たらウドちゃんが「これがやりたかったです!」見たいな感じで発泡スチロールをノリノリで持ってて(笑)。ウド:アイドルの人たちとプールに入るのが俺は夢だったんですよ。そんな機会はないんですから。天野:「プールの水、飲んじゃったよ」なんて言ってんの(笑)■連泊で仲を深めたコンビ結成前のずん――やすさんが飯尾さんと初めて会ったときはどうでしたか?やす:ライブで何回かは顔を合わせていたんですが、アニマル梯団のおさるさんと飲んでるときにおさるさんが「今から飯尾君の家に行こうよ」って。それで家に行ったらいて。今まで会ったことのない柔和な顔でほんわかした不思議なオーラで。「なんなんだこの人はっ」て感じ。それでしゃべったら「面白いな~」って、一発でファンになって。飯尾:その日二人とも泊まって、おさるは次の日帰ったんですよ。やすはそこから2泊ぐらしていったんだよな。やす:俺は当時風呂なしだったんですが、一軒家で風呂があるんですよ。「やす、風呂入っていけばいいじゃないか」って言ってくれて。飯尾:そしたらそこから「帰らないな、こいつ」みたいな。――やすさんは今では優雅な日常を送っているそうですがやす:恵比寿のホットヨガに行って、そのあと表参道のヘッドスパ、足ツボマッサージのリフレクソロジー行って、行きつけのカフェでアッサムティを飲む。最近はそれに学芸大学の水素吸入も加わりました。(笑)天野:CEOの生活じゃない(笑)。ウド:やすぼんはトレンドをとらえてる感じがしますね。やす:トレンドとかじゃなく好きなことをやってたら…たまたまですよ。天野:気づいたら意識高い系の生活してたの?やす:そうです。天野:ふざけるな!常温で水道水飲んどけよ(笑)。
2024年06月02日「もう34年も前の作品ですか!当時は30代半ばで、職場の若い先輩役から課長役が増えていったころですね」こう振り返るのは宅麻伸さん。80~90年代は、とにかく女性にモテる役が多かった印象だ。「でも、20代の若いころは新人刑事役が多かったし、戦争を扱う作品では丸刈りになっていたし、わりと泥くさい感じだったんです。それが『抱きしめたい!』のスペシャル版(1989年、フジテレビ系)で、いきなりタキシード姿でピアノを弾いたりする役に。生まれて初めてモテる役を演じたのはこのときです」こんな経緯が『クリスマス・イヴ』の脚本家、内館牧子さんの目に留まったのだろう。「ボクにとって内館先生の作品は同作が初めてでした。たしかに“モテる上司”としては描かれているのですが、さらに“女たらし”の要素も加わっていました。どうも内館先生のボクに対する印象は、女性にだらしない男性のようです。その後、内館先生の作品に出演したのは『都合のいい女』(1993年)ですから(笑)」『クリスマス・イヴ』では吉田栄作の上司を好演した。「撮影の待ち時間に、栄作君はよく『アメリカで勝負したい』と言っていました。大きな夢を語る好青年という印象で、その後、本当に渡米するのだからすごいなと思いました」銀行員役だったため、現場の吉田はスーツ姿だったが、撮影を終えて現場から帰るときにはTシャツ&ジーパンに。「そう、爽やかで“やっぱり、栄作君はコレだよな”と思っていました。ボクもこんな“爽やか路線”で行きたかったのですが、台本を読むと、どんどん女たらしに拍車がかかるんです」妻(羽田美智子)がいるにもかかわらず、職場では清水美砂演じる愛人と不倫関係。しかも、吉田の恋人役・仙道敦子にも手を出してしまうのだ。「今でも忘れられないのが、ボクの自宅でこの3人が一堂に会するシーン。“どうやって演じるの、これ!”って。プロデューサーや演出家の方々の案だと思うのですが、妻役の羽田君が気まずい雰囲気が流れる室内で、くるみを黙々と割り続けるんです。それがものすごく緊迫感を与えて、役を忘れておびえてしまいました」こうした役どころがハマり、代表作となる『課長島耕作』(1993~1998年、フジテレビ系)でも“モテ男”“課長”ぶりを存分に発揮することになったのだ。『クリスマス・イヴ』(TBS系・90年~)大手都市銀行の総合職社員・藤井剛(吉田栄作)と一般職の女性(仙道敦子)の行内結婚を巡る恋愛模様を描く。エリートの象徴が都銀の総合職だったり、結婚と仕事の2択に悩んだり、クリスマス・イヴが一大イベントだったり、できる上司がすぐ不倫したりと、バブルみの強い作品。【PROFILE】たくましん1956年、岡山県生まれ。1979年、『七人の刑事』の刑事役で本格的に俳優デビュー。『どうする家康』のような渋みのある役から、『勇者ヨシヒコと魔王の城』のユーモラスな役まで幅広く活躍している。
2024年06月02日ほぼ同期で年齢も近く30年来の付き合いのキャイ~ン(天野ひろゆきさん・ウド鈴木さん)、ずん(飯尾和樹さん・やすさん)。4人は所属事務所(浅井企画)も同じでデビュー当時から苦楽を共にして来ました。そんな仲よしな4人がエッセイ集『キャイ~ン ずん 作文集 ほぼ同じで、ぜんぜん違う』(徳間書店)を刊行。下積み時代の思い出の地巡りや、4人での旅行の模様、ボケとツッコミが飛び交う座談会、4人それぞれの思いが書かれた作文集など盛りだくさんな内容となっています。2012年、やすさんはバラエティ番組のロケで大けがに見舞われました。新潟のスキー場でゴムボートに乗って滑走し、タイムを争うコーナーで腰を強打し骨折。病院に搬送され手術を受けるという事態になったのです。今回はやすさんが大けがを負った、当時の皆さんの心境についてインタビューマン山下が聞きしました。■「息子は腹をくくっているはず…」――相方の飯尾さんは、さぞかし驚かれたのでは?飯尾:そうですね。その日のロケが、やすも面白くて全員ウケてたんですよ。やす:俺はそのとき、「ずん、売れるな」と思ったんです。それで僕が最後のレースでガァー―! って行っちゃったんですよね。飯尾:やすは放送されないと思ったから「これ俺だけ編集でカットできないかな」って言ってて。「いや、それはいいよ。おまえは治ることだけ考えろよ」って。そしたらやすが「万が一車椅子になったとき…」とか言うから。やす:このケガは「もう無理だろうな」と思ったんで。飯尾:そこから言い合いですよ。「いい、そんなこと考えなくて、歩くことだけ考えとけ」って。天野:やすは腹のくくり方がすごいんですよ。やす:自分でおもいっきり突っ込んだんで「しょうがない」と思って。天野:普通そこまでならないって。飯尾:やすのお父さんもすごかったね。手術がうまくいって、後はリハビリ次第だってときに、宮崎からお父さんが病院に来たんですよ。お父さんがまた、薄い黄色いサングラスかけて迫力あるんです。「マフィアかな」ってぐらいの(笑)。それで番組の関係者や上層部の10数人がエレベーターの前でお父さんを待ってて。「大事なお子さんにケガさせてしまって申し訳ございませんでした」って。そしたらお父さんが「いや、靖英(やすひで)も覚悟して仕事をしてると思うんで、どうなろうともう大丈夫です。あいつは」って。天野:すげぇお父さんだな。普通だったら「ウチの息子をどうするんだ」ってテレビ局とか、みんなに文句いいますよね。飯尾:みんなが「いやいやお父さん」って言ってたら「いや、息子は腹くくってると思いますから」って。■「やすぼんはスーパーマン」――ウドさんはそのときどう思ってたんですか?やす:ウドちゃんも何回もお見舞いに来てくれて。助かりましたよ。ウド:やすぼんの体が良くなることを願ってました。その中で僕ができることは「見舞いに行っておバカな話や、自分のドジな話をして、やすぼんに少しでも笑ってもらうことだなぁ」と思っていました。そういう日々の中ある日、夜に面会に行ったとき、病室にやすぼんの姿がなかったんです。「いったいどこに行ったんだろう?」と探したら、灯りが少しおちた廊下の奥のリハビリ器具が置いてあるところで、一人黙々とリハビリをしていたんです。その姿を見たときに「やすぼんは何てスゴイ人なんだ!」って。――復帰に向けて努力してたんですね。ウド:リハビリは辛くて切なくて、諦めたくなると聞いていましたが、やすぼんは自らを発奮させて、時間を惜しんで努力する。男として人間として惚れました。名医のお医者さんに手術をして頂けたことや、病院の皆さんの愛情と励まし…しかも看護師さんがみんな可愛くて。飯尾:看護師さんが可愛くて?ウド:すごい丁寧にやすぼんのことを思ってくれているから、よかったなと。飯尾:ウドは看護師さんに会いにきてたんだろ!(笑)やす:そういえばウドちゃん、看護師さんと話がはずんでました(笑)。ウド:でも全員が可愛かったんですよ。――「だからしょうがないでしょ!」じゃないんですよ(笑)。ウド:やすぼんが元気になったのはその看護師さんのおかげもあると思うんです。そしてやはり、やすぼんの清らかな精神とたゆまぬ努力や「みんなの思いに感謝して応えたい」というまっすぐで優しい強い気持ちが奇跡を起こしたのだと思います。やすぼんは、正に、スーパーマンです!そう!やす~パ~マン!です!■「いつ何時も笑いを忘れるな」。お見舞い大喜利大会が始まった――当時は冗談が言える雰囲気もあったんですか?天野:俺は冗談が言える空気じゃないときに「やす、大丈夫か?骨が折れて大変なんだろ?」ってアロンアルフアを持って行きましたから(笑)。やす:「骨がくっつかなかったら、これで」って。「くっつくか!」(笑)。天野:いつ何時も笑いを忘れるなという明石家さんま師匠の教えを守って。やす:後、腰をケガしてるのにお見舞いにフラフープ持ってくるやつもいたし。しかもそれが二人いたんですよ。天野:そのお見舞い大喜利、かぶりたくないな。飯尾:出川(哲朗)さんがお見舞いに来てくれたんですけど、出川さんはロケとかで全身ケガしてるじゃないですか。それで家に置いてあった今まで自分がケガしたときにつけてたギブスを、病院の1階で全部付けて。やす:両足、両手ギブスで松葉杖をついて出川さんが病室に入ってこられたんですよ。飯尾:それで出川さんが「やす、甘いこと言ってじゃねぇぞ」って言ってたんですけど、やすが剣道の銅みたいなバカでかいコルセットを付けているのを見て「やす、それには勝てないわ~そのコルセットは持ってないわ」って(笑)。
2024年06月02日6月に入り、大詰めを迎えつつある春ドラマ。今期も多くの魅力的な作品が登場し、最終回が待ちきれないという人も多いだろう。脚本や演出もさることながら、ドラマの見応えに大きく影響を与えるのはやはり出演する俳優たちの演技力だろう。そこで、プライム帯放送の春ドラマに出演する主演俳優・女優について、500人を対象にアンケート調査を実施。“演技が素敵、上手い!”と思うのは誰なのかを聞いた。今回は、主演女優について発表する。3位に選ばれたのは、『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)で主演を務める杉咲花(26)。杉咲演じる川内ミヤビは、優秀な若手脳外科医だったが、不慮の事故で過去2年の記憶を喪失してしまったうえ、今日のことを明日には忘れてしまうという後遺症を負ってしまう。本作で共演する若葉竜也(34)は、WEBメディア「Real Sound」のインタビューで、杉咲について「彼女の背中を見て手を抜ける人っていないと思うんです。なぜかと言うと、同じ現場にいたらわかるんですが、誰にも見えないところで血の滲むような努力をしているから」と語り、杉咲の演技への真摯さを絶賛している。その熱意は画面越しに、しっかりと届いているようだ。アンケートでは杉咲に対して、「自然体で何も違和感がない」「台詞がない場面での演技が上手い」など、静かでリアルな演技に賞賛が集まった。また、「昔から演技が上手いと思っていたが今見たら更に上手く話に凄い引き込まれる」など、杉咲自身の成長を感じる人もいた。演技派として高い評価を受ける杉咲。‘16年の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。‘20年後期のNHKの連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインを務めた。今年3月には映画『市子』で「第78回毎日映画コンクール」の女優主演賞に加え、「第47回 日本アカデミー賞」優秀主演女優賞を受賞するなど、その実力を如実に示してきた。毎日映画コンクール受賞に際するWEBメディア「ひとシネマ」のインタビューでは、撮影の際に意識していることを「矛盾なんですけど、表現しないことです」と語っていた杉咲。その自然な演技は「アンメット」でも視聴者の心を掴んでいるようだ。2位に選ばれたのは、『9ボーダー』(TBS系)で主演を務める川口春奈(29)。川口演じる大庭七苗(おおば・なな)は自身と同じ29歳。仕事ぶりが評価され最年少で副部長に抜擢されるが、その間元カレや友人たちが結婚や出産をしていくことに複雑な思いを抱えている。という役どころ。木南晴夏(38)演じる七苗の姉・六月、畑芽育(22)演じる妹の八海とのテンポの良い掛け合いは見どころの一つ。姉妹の苦悩を自身の人生と重ねる視聴者も多いが、川口自身もその役柄に共感することがあるという。そのためか、アンケートでは「喜怒哀楽の絶妙な演技が秀逸」「年代毎の悩みや葛藤を上手く描いているドラマだと思いますが、川口春奈さんが主演だからこその良さが出ているドラマだと感じたからです」「切なさや葛藤などリアルな気持ちが伝わる演技」など、川口の等身大な演技に好感を持つ声が相次いで寄せられた。‘20年に放送されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、急遽沢尻エリカの代役を務めた川口。NHKはその起用について「確かな演技力がある」と発表していた。その後、’22年のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演したほか、主演を務めた同年のドラマ『silent』(フジテレビ系)は大きな話題を呼ぶなど、着々と評価を高めている。今回の配役も、川口のキャラクターとマッチしていたことも相まって、心を動かされる視聴者が続出したようだ。そして栄えある1位に選ばれたのは『Destiny』(テレビ朝日系)で主演を務める石原さとみ(37)。演じるのは「横浜地方検察庁」中央支部の検事・西村奏役。亀梨和也演じる大学時代の恋人と12年ぶりに再会したことをきっかけに、青春時代のある事件が甦り、運命の波に翻弄されていくことになる。‘22年に第一子を出産した石原。本作は3年ぶりの連続ドラマ復帰作となった。子育てに追われる石原は、本作のセリフを子供の寝かしつけをしながら覚えたという。また、大学時代を自ら演じたことも話題となった。アンケートでは、「大学生役や検事など全然違うが、演技が上手くて見入ってしまうから」安定した演技力を評価するだけでなく、「結婚を機に演技に磨きがかかったと思う」「母親になっても益々綺麗になり観ていても美しさに見とれてしまう」と、ライフイベントを経てその魅力に磨きがかかったと絶賛する声が多く寄せられた。石原といえば、現在公開中の映画『ミッシング』での演技も話題になっている。映画では、これまでの”石原さとみらしさ”を封印し、失踪事件で娘を失い心を失った母親を演じた石原。憔悴した母親役を演じるため、ボディーソープで髪を洗い、リップクリームも塗らないという徹底ぶりを見せたという。実際、その生々しい演技に圧倒される人が続出。各所から絶賛の声が寄せられている。今回のアンケートでも、「現在公開中の映画とはまた全然違う演技をしていらっしゃるので」と、『ミッシング』との役柄の差に驚く声も寄せられた。役者としての幅を広げている石原。その活躍が今後も期待される。
2024年06月02日【前編】学生出産、看護師を経て48歳で出家…“駆け込み寺”の庵主さん「自分を好きになる方法」より続く兵庫県姫路市網干区。瀬戸内海もほど近い場所に、その寺はある。山門をくぐると、出迎えてくれるのは、2匹の猫と柔和な表情の庵主(あんじゅ)さん。ここは悩める女性の駆け込み寺、不徹寺だ。これまで多くの人の悩み相談を受けてきた庵主さん。看護師として終末医療に向き合いながら、シングルマザーとして二女を育て上げたのち、48歳で仏門に入った異色の尼僧だ。『駆け込み寺の庵主さん』(双葉社)の著書も出すなど、その見識は広く知られている。この日も寺を訪れた女性たちが。不徹寺の一泊二日の修行体験に密着した。■赤ん坊に立ち返ったら悩みも消える「泊まりがけの修行体験に備え、張り切って家でストレッチしていたら、かえって腰を痛めてしまいました。ご迷惑かけますが、今日からよろしくお願いします」4月13日(土)の正午前、兵庫県姫路市にある臨済宗妙心寺派・松壽山不徹寺の本堂で、主婦の梶田有紀子さん(73)が言えば、「私も含めみなさんいいお年で、あちこち痛いとこばかり。互いにいたわり合っていきましょう」誰からも親しみを込めて尼寺の主を意味する“庵主さん”と呼ばれている、25代住職の松山照紀さん(61)が笑顔で応じる。不徹寺は、江戸時代に女流俳人の田ステ女が創建してから300年以上にわたり、代々、尼僧が守り続けてきた、門跡寺院を除けば日本唯一の禅寺だ。この日は午後から、女性限定、携帯や化粧はご法度の「1泊2日の修行体験」が行われることになっており、梶田さんは大阪から同世代の友人と参加したのだった。「今年1月に妹をがんで亡くすなど、立て続けに身内に不幸があって、うつ状態になりました。私は自分より家族のことで悩んで仏教の本も読み尽くしましたが、余計にわからなくなりました。今は知識を増やすより、助けてほしいという思いが正直あります」それを聞いた庵主さんが、おでこの辺りを指さしながら、「なまじ学ぶと、ココで考えるようになってしまいがちです。この本堂の壁に、『不生』という墨文字の額がありますね。ふしょう、と読みます。ごく簡単に言えば、あなたそのものが仏だから生まれたままの姿でいい、との意。赤ん坊に立ち返ったら、恐れもない、欲もない、それは幸せなことじゃないかと。そこを忘れて、自分というものを立ち上げたばかりに、あれが欲しい、これは嫌だ、となる。今日と明日とで、そんな教えの一部でもかじってみてください」そこへ、ふらりと1匹の黒猫が現れ、庵主さんの膝へ。「この織部は、座禅などしていると、『しっかりやってるか?』と覗きに来ますが、知らん顔しといてください(笑)。もう1匹の白ちゃんも夕方には帰ってきます」この2匹の寺猫が登場する同寺のX(旧ツイッター)も大人気だ。「先日は、夫のDVに苦しむ女性がやってきて、私と話したあと、しばらく縁側で織部と日なたぼっこをして、『また報告に来ます』と言って戻られました」山門は朝4時から開かれ、電話相談も無料で受け付けるなど、いまや不徹寺は女性たちにとって現代の駆け込み寺であり、「人生リセット寺」の別称もあるほど。参加者らの許しを得て修行体験に同行した。■「“お母さん”や“奥さん”という名前の女性はいない」午後3時になると「作務」の時間となり、これも300年の歴史を持つ禅堂である宝林堂の前庭で修行体験の梶田さんたちは草取りを始めた。「作務とは、禅の奉仕労働です。しばらくの間、何も考えず、作業に没頭してみてください」そう説明する庵主さんに、梶田さんが問いかける。「60歳を過ぎたころより、ふだんから何かに集中しようとしても、頭のどこかに、常に生きていく不安があります。誰もが、こんなに悩んでいるものでしょうか」うなずきながら聞いていた庵主さんは、静かに語り始めた。「子育て、病気、不倫、嫁姑問題など女性からの電話相談はほぼ毎日で、ときには夜中に『眠れないんです』と泣きながらかかってくる。一人暮らしじゃないんです。家族がいても、『寂しい』と言うんですね。実は今朝も、この修行体験が始まる前に、関西から50代後半のご夫婦が訪ねてこられました。“夫の定年後の生活プランに夫婦で食い違いが生じて困っている”と」夫は会社生活から解放されたら、今度は夫婦の時間を楽しみたいと考えている。一方の妻は、「60代、70代を前に自分の体のメンテナンスだけで精いっぱいなのに、もう主人の面倒まで見る気力はありません。気がつけば、この人の世話ばかりしてきた。子育ても終えて“私の人生っていったい何だったんだろう”って、つい考えてしまうんです」庵主さんが言う。「双方の話を聞いてわかったのは、とにかく奥さんの心身が、もういっぱいいっぱいだということ。だから私、『一回、離れてみてはどうですか』と助言しました。夫婦の問題だけじゃありません。何事もそう。疲れたら、一回、全部やめてみる、降りてみる、捨ててみることも大事」だから、「夫婦は仲よく」「相手を恨むのはよくない」など、耳ざわりのよいだけの言葉を簡単には口にしない。「私は『ぶり返す悩みは、とことん吐き出しなさい』と言います。その代わり、心の粗大ゴミは、いったん捨てたら追いかけないこと。いまや人生百年時代で、定年してからが長い。相手の人生を尊重して干渉しないのは互いのためでもあるんです。あとは、おふたりが別居期間の後に、どう判断するか。いっそ別れるか、イヤイヤながらも生活できそうならばそれもよし。あくまで決めるのは、あなた自身。“お母さん”や“奥さん”という名前の女性はいません。素敵なあなただけの名を思い出して、自分らしく生きる時間を大切にしてください」ただし、庵主さんは自身の体験から、離婚には相応の覚悟も必要なことも必ず付け加えるという。「妻たちには、はっきり言います。『離婚して、家庭からいわゆる主人と呼ばれる存在がいなくなると、日本の社会は非情なものですよ』と。私自身、離婚後に世間の冷たい風にさらされたときは、『女と思ってなめとんな』と、自分を奮起する材料にしましたけど」このあと、草取りの作務を終えた梶田さんたちは、手作りうどんの薬石(夕食)と写経を済ませ、明朝の4時起床に備えて、早くも21時には消灯となった。■“人生リセット寺”で庵主さんと寺猫がいつでも待っている「すごく気持ちよかったです」「一瞬ですが、初めて、何も頭にない無の状態を味わえました!」修行2日目。朝8時からの宝林堂での座禅会を終えた梶田さんら参加者がすっきりとした表情で言うのに答えて、庵主さん。「足がしびれませんでしたか(笑)。座禅も写経も、行為の意味を考えるのではなくて、ただ座る、ただ書くことが大事なんです」この後、梶田さんたちは庵主さんから人生指南の法話を聞き、続いて斎座(昼食)では禅宗の作法にのっとっての精進料理を体験し、すべての修行メニューを終えた。これら修行の進行をサポートしたり、寺のSNSの編集などを3年前から担当しているのが、秘書兼広報担当の“ツイ担さん”(40)。「庵主さんは、とにかく元気で明るい方です。最近、早朝4時半からの読経をフェイスブックで生配信する『朝のおつとめ』が好評ですが、これでいちばん元気をもらっているのは、実は庵主さん。お経を終えた5時半ごろが一日のなかでいちばん元気かも(笑)。本当に修行好きなんです。3秒で寝落ちできる方なので健康面は安心ですが、貧乏寺で修理のため屋根や塀に自ら上られるのでケガだけは心配ですね」今年1月に起きた能登半島地震では、直後から「被災地の女性を寺で受け入れます」というメッセージを発するだけでなく、月2ペースで庵主さんやツイ担さんが現地を訪問しての支援も続けている。さらに庵主さんには今後、看護師や看取り士のキャリアを生かして取り組みたいことがある。「僧侶である私のライフワークとして、終末期看護や在宅看取りのお手伝いもしていきたい。また、男女平等の時代ですが、不徹寺の歴史を考えても、私はあえて女性のための寺を打ち出していきたいと思ってます」そして午後1時過ぎ、梶田さんたちを山門で見送る。この2日間をふり返って、梶田さんは、「私は家族のために悩んでいたつもりでしたが、見方を変えると、私のほうが家族依存で恩着せがましくなっていたかもしれません。庵主さんに言われたように、これからは、まず自分に目を向けて生活していきたい。すぐには変われないかもしれませんが、修行体験でその練習ができました」梶田さんたちが山門を出ようとするまさにそのとき、2匹の寺猫たちも出てきて、一緒にお見送りする。彼女たちの背中に向かい、庵主さん、「織部も白ちゃんも『おつかれさま』と言ってます!また、いつでも、うちの寺に心の粗大ゴミを捨てに来てください」悩める女性たちの居場所である不徹寺を訪ねれば、いつも庵主さんの笑顔と、気ままな寺猫たちが出迎えてくれる。(取材・文:堀ノ内雅一)
2024年06月02日兵庫県姫路市網干区。瀬戸内海もほど近い場所に、悩める女性の駆け込み寺として知られる尼寺・不徹寺がある。300年以上続くこの寺を守るのが、25代住職の松山照紀さん(61)。“庵主(あんじゅ)さん”と呼ばれる照紀さんは、これまで多くの人の相談を受けてきた。悩める女性の心がわかるのは、庵主さんも“そう”だったから。『駆け込み寺の庵主さん』(双葉社)の著書もある庵主さんの数奇な人生を教えてもらった。■二女に恵まれるも、夫から突然の離婚要求が「うちは両親と祖父母が農業と養鶏を営んでいて、私も中学に入ると、兄と一緒に早朝3時から収穫を手伝っていました。幼いころの私は、野山を駆け回る、ただのじゃじゃ馬でしたね(笑)」1962年(昭和37年)8月5日、福岡県筑紫野市に生まれた庵主さんは、地元の小中学校を経て、九州女子高(現・福岡大学附属若葉高)から九州産業大学商学部へ。先生になりたくて教職課程も選択した。「入学後に、中学から続けていた卓球サークルに入り、ここで1歳上の男性と出会って交際がスタート。2年生の冬に妊娠します。内緒にしたまま、大きなおなかで、成人式にも親の用意してくれた振り袖を着て出席しました」成人式を終え、両親に妊娠を打ち明けると父親は激怒したが、結婚後に大学を中退して20歳で長女を出産すると、状況は一変。「典型的な九州男児の父も、孫にはデレデレのおじいちゃんになり和解します。その後、会社員となった夫の転勤で、私たち家族は神奈川県平塚市に転居しました」翌年には第2子の妊娠がわかり、里帰り出産での帰省中に、父親が55歳で突然死する。これを機に九州に戻り夫の実家での同居が始まるが、突然離婚を切り出されるのは、結婚8年目のことだった。「夫は、『自分は結婚には向かないタイプだった』と。つい、『はあ!?』と口から漏れてしまうような理由でした。もちろん納得はしませんが、子供をどちらが育てるかという話し合いのなかで、彼が『どっちでもいいよ』と投げやりに言うセリフを聞いて、ああ、この人にとって家族とはそれほどのものだったのかと、決心がつきました」27歳で離婚して実家に戻ったが、これ以降、90代の祖母、70代目前の母親に、7歳と4歳の幼女という、女ばかり5人の生活がその肩に重くのしかかる。何のキャリアも資格もなくパートの面接にも落ち続けていたとき、台所で洗い物をしていて割れたコップで手を切った彼女は、手際よく処置をする看護師を見てひらめいた。「そうだ。“手に職”で、看護師の資格を取ろう」働きながら准看護師の資格が取れる看護学校へ入学し、午前中は見習い看護師として働き、夜勤もあるハードな日々が始まった。直後に学校の図書館で出合うのが、当時、上智大学教授だったアルフォンス・デーケン氏らが編者となった『生と死を考える』。「生だけでなく死を考えることがよりよい人生につながるという内容に出合った瞬間、頭が真っ白になるくらいの衝撃でした。すぐに東京のデーケン先生の勉強会にも通うようになりました」さらに同じころ、憧れていたマザー・テレサがインドのコルカタで運営していた慈善施設「死を待つ人々の家」でのボランティアも敢行。「インドでは、マラリア、エイズなどで重篤な患者さんも多かった。2週間ほどの滞在でしたが、多くの死の現場に立ち会うなかで、死に関しては誰も平等なんだと知ったことは、その後の私の生き方のひとつの軸となりました」30歳で准看護師となって、3年ほどが過ぎたときだった。「激しい倦怠感と微熱が続き、結核性胸膜炎との診断で即入院。この病床で、自分の魂をあの世に持っていかれそうな体験をします。病状よりショックだったのは、いざ死と直面したとき頭に浮かんだのが、家族の心配より『まだ死にとうない』という恐怖だったこと。5年近くも真剣に死生学を学んできても、そんなもんは何の役にも立たんと知り愕然としたんです」35歳で正看護師の資格を取得。老人ホームで働く一方、ホスピスでのボランティアをするうちに、もっと日本人の死生観を学びたいと、母校の九産大に再入学して民俗学を学び始めた。そして1999年春、人生の転機が訪れる。「卒論も執筆がうまくいかずモヤモヤした思いで過ごしていたとき、太宰府の観世音寺の前を通りかかったんです」いつもは通り過ぎていた道だったが、なぜかその日は車を降りた。「立派な本堂ではなく、吸い寄せられるように奥へと行くと、ほーっ、こんな所にも小さなお寺が、ほーっ、院というんやと、そんな出合いでした」さらに、ふと門前の掲示板に目が留まる。「座禅会のお知らせがあって、参加費500円だと。そのとき、なぜかすんなりと、『次の日曜は参加しよう』と思ったんです。これが、私のお坊さんとしての第一歩でした」■見つけた運命の場所。気づけば、日本中の女性が集う寺に「お坊さんへの第一歩で、戒壇院で座禅をしても、モヤモヤとした気持ちが一気に晴れることはありませんでした。ただ、心が静まっていく感覚はたしかにあって、私はハマっていくんですね」この後、有料老人ホームの活動を通じて知り合った柴田久美子さん(日本看取り士会会長)に誘われ、島根県・隠岐の離島で柴田さんが設立した看取りの施設「なごみの里」にて看護師として働いた。多くの看取りの現場も体験して7年後に福岡に戻り、再び座禅会に熱心に通い始める。やがて戒壇院の住職からも強く勧められ、2010年11月3日に得度し、晴れて僧侶となる。48歳だった。「子供たちも独立していたし、で丸坊主になるのも、なんの抵抗もありませんでした。私の決意を知ってましたから、出家のときも、娘や孫、母まで駆けつけてくれました」そこから岐阜県の天衣寺にて、俗世とのつながりを一切断ち、雲水(修行僧)として3年半の厳しい修行を重ねた。そして、「同期の尼僧さんが挨拶回りをするというのに同行して姫路方面に来て、ふらりと不徹寺の山門をくぐった瞬間、『ここだ!』と、まさに直感が降りてきたんです」30年近く僧が不在の無住状態となっていたこの寺に、まさに導かれるようにしてたどり着いた。「2016年11月、私が正式に庵主を務めるようになったとき、ここはを持たない地域の寺で、訪れる人もほとんどいませんでした。近所の老師から、『よくぞ、この貧乏寺に来てくれた』と喜ばれたのを覚えてます(笑)。では、私は何をしていたかというと、読経などのおつとめと、あとは千坪の庭がありますから掃除したり、壊れた壁を修理したりでした」黙々と作務をこなす姿を目にした近所の住人と挨拶を交わすようになると、やがて気取りのない人柄にふれた人たちが、「うちの主人が」「うちの子が」と立ち話や相談をするようになっていく。「さらに座禅会や写経会を開いたり、娘に聞いてSNSを始めたあたりから、日本中の女性たちが電話してきたり、訪ねてきたり。コロナ禍のときも、うちは催事をストップしませんでしたから、むしろこの時期に多くの声がかかるようになりました」いまや、現代の駆け込み寺の主として、多くの女性たちの悩みや孤独を受け止める日々だ。「私はいつも、まずお相手の話をじっくり聞くことから始めますが、ほとんどの悩みに共通しているのが、過去の自分に縛られていること。『あのときなんでこんなことをしたんだろう』『なぜあんなことを言ったのか』と。よくないとわかっていても、ついつい考えてしまう、というやつですね」そんなとき、庵主さんはこう語りかける。「過去のイヤなことを思い出したら、そのたびに『あれはあれでよかったんだ』と、ひとつひとつ判子をつきなさい、花マルを付けていきなさい。過去は変えられないんです。今は年を重ねてしまって悔やんでいるけど、当時はその行為があなたにとって精いっぱいだったはず。ならば、変えられない過去にも、今の自分にも、おっきな花マルを付けて『こんな私でもいいや』と思えると、初めて自分を好きになれる。すると自然にまわりも愛することができます」特に50代以降の人に、早く気付いてほしいという。「これから私たち、人生の総決算です。もう、腹立たしい他人や過去のことを考えているヒマはないはず。時間というベルトコンベヤーに乗って、棺おけのほうにまっすぐに突き進んでいる状況。だったら、人のことで悩むより、自分にエネルギーを注がないと、もったいない。苦悩しているさなかは、目の前しか見えてません。でも、ちょっと顔を上げたら、あんなに青空が広がっている。そんな習慣をつけましょう。落ち込んだら、空を見たり、ときにはコーヒー一杯飲んで、『まっ、いいか』と口に出してみる。もっともっと、自分よがりになっていいんです」【後編】“駆け込み寺”の庵主さん語る女性のあり方「あなたの名前は“お母さん”でも“奥さん”でもありません」へ続く(取材・文:堀ノ内雅一)
2024年06月02日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】遊びの誘いがいつも“私から”な、3人組の友達グループ。自分から誘うのをやめてみると、あちらから誘いが来ないまま3カ月が経過。しかも残りの2人が遊んでいるのをSNSで見てしまい。ついに「どうして誘ってくれないのか?」を切り出してみた。返ってきたのは意外な返答でーー。> 前話:「無理して来させてたら悪いなーって」誘ってくれない友達(3)>過去のお話はこちら【全4話】兄ばかりだいじにする母【人間まおのヒトモヤ】【全4話】パートを始めた妻と夫のすれ違い【人間まおのヒトモヤ】【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。4月から『おはスタ』(テレビ東京系)で「あげおとティム」のアニメ放送がスタート!
2024年06月01日6月に差し掛かり、春スタートのドラマがいよいよクライマックスを迎え始めている。今期もっとも高視聴率をキープしているのが、型破りの弁護士を描いた『アンチヒーロー』(TBS系)だが、『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)『ブルーモーメント』(フジテレビ系)も“王道もの”として評価は高い。恋愛ものでは『366日』(フジテレビ系)やリバイバルされた『東京タワー』(テレビ朝日)なども話題を呼んでおり、人気シリーズ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)も放送中だ。充実したラインナップとなった今期だが、どのドラマも軒並み、主演俳優らの演技力を評価する声は多い。そこで本誌は、春ドラマで単独主演を務めている「演技が上手い」と思う俳優・女優をテーマに500人を対象にアンケート調査を実施。ここでは、演技が上手いと思う「主演俳優」についての結果を公表する。まず、3位に選ばれたのは『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)で主演を務める木村拓哉(51)。本作は「大手ゼネコン」と「刑務所」が舞台となっている異色のドラマ。木村は無実の罪で逮捕された設計者・狩山陸を演じており、天海祐希(56)演じる余命わずかな妻のもとに帰るため、脱獄を試みるというストーリーだ。木村が、“脱獄犯”を演じるということで話題の本作。いつもとは違った顔を見せる木村の迫真の演技に、驚いた視聴者も多かったようだ。「どんな役をやってもキムタクイズムは出るが表情、間の取り方など引き込まれるし次も見ようと思わせるから」「昔のようなキムタク感がなく昔より自然な演技になっていると感じたから」「喜怒哀楽がはっきり伝わってくるから」「セリフに感情が籠っていて見ていて面白かった」「歳をかさねるごとにしぶさがましてカッコイイ」4月行われたキャスト登壇イベントにて、共演している斎藤工(42)から「今回弁護士として狩山(木村の役)と対峙したときに、目を見て背筋がぞぞぞっとしました。鳥肌が立ちました」と評されていた木村。竹内涼真(31)も「木村さんが“マジで本気”なのでこちらも本気でいけます!」と発言しており、木村の本気度がうかがえる。つづいて2位に選ばれたのは、『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で主演を務める山下智久(39)。本作は気象学で自然災害に立ち向かうための組織・SDM(特別災害対策本部)を舞台にしており、山下は気象庁気象研究所所属の研究官・晴原柑九朗を演じている。お天気お兄さんとして報道番組に出演しつつも、SDMの一員として消防・医療など各分野のエキスパートらと奮闘する様子を描いている。原作漫画は気象学者の荒木健太郎氏が監修しており、かなり専門的な知識や用語も多い本作。しかし、緊迫感のある災害現場でも的確に指示をする山下の演技は、大ヒットした医療ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)を彷彿とさせるようだ。アンケートでは、「役に入り込んでいる感が伝わるから」と、ハマり役だと称賛する声が多く寄せられた。「コード・ブルーの時代から医療に関する演技が、素晴らしいと思っていたからです」「コードブルーからずっと見てますが目が印象的で引き込まれます。目も演技してるように感じます」「山下さんの作品は、キャラクターの異なるものが多いが、いつも違和感なく見れているため」「ドラマをみていて引き込まれる感じがあるから」「今までの作品も色々見てきたがいろんな役をこなしているから」4月に行われた制作発表で「今回のドラマもしっかり見てくださる方に災害に対する知識や希望を届けられる作品になると思います。現場でキャスト、スタッフ、魂込めて戦っています」と語った山下。『コード・ブルー』で得た知見が、本作にも表れているのだろう。そして、1位に選ばれたのは『アンチヒーロー』(TBS系)で主演を務める長谷川博己(47)。本作はTBS『日曜劇場』枠で放送されており、長谷川はどんな証拠があっても被疑者の無罪を勝ち取るために奮闘する弁護士・明墨正樹を熱演。殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチヒーロー”の姿を通して、本当の「正義」や「悪」について考えさせられるようなストーリーだ。放送前、長谷川が「正直、ドラマでここまでのことを描いてよいのか心配になる」とコメントを寄せるほど“ギリギリ”の場面を描いている本作。裁判のシーンでは専門用語が数多く飛び出すうえ、ヒーローとは言い難い弁護士という難しい役どころだが、長谷川の演技力を称賛する声は多い。「長台詞が多いドラマで役柄がとても個性があって難しいと思うのにこなしている」「難しい台詞もすらすら読んでいて、不自然さがない。落ち着いた演技で安心して見ていられる」「役柄に合った容姿で演技もメリハリがあってよい」「演じている人間性を把握しながら、 表現豊かに演じていると思います」「ニヒルな弁護士表情が最高」長台詞について、同局のインタビューで「大変名誉なことなのですが、僕はなぜか長ゼリフが多い役を演じることが多いんですよね」と自ら振り返っていた長谷川。長台詞のコツについて「言っていることが難しくても、感情の流れを見たら主張したいことがわかるように心がけています」と明かしていた。作品の面白さもあいまって、長谷川の演技は高い評価を得ているようだ。
2024年06月01日韓国の大手芸能事務所「HYBE」との対立が波紋を呼んでいた、同社の子会社レーベル「ADOR」のミン・ヒジン代表(45)。先日の“号泣会見”は日本でも話題になったが、5月31日に開いた会見では“激変”とも言える満面の笑みで登場した。「ミン代表は自らプロデュースしたNewJeansを連れた“独立”を画策したとして、HYBEから背任の疑いで刑事告発されていました。彼女は先月25日に緊急記者会見を開き、約2時間にわたってHYBEの主張を全面的に否定。『HYBEが私を裏切った』などと、徹底抗戦の構えを見せていました。さらにNewJeansについても、HYBEの新人グループ・ILLITが“コンセプトを模倣した”と指摘。会見では野球帽にTシャツというラフな装いでしたが、号泣したり、身振り手振りを交えて感情的になったりする場面もありました」(芸能関係者)K-POPファンをザワつかせた“お家騒動”だが、韓国の裁判所は5月31日にミン氏の解任決議を認めない決定を下した。「HYBEは31日にADORの臨時株主総会を開き、ミン氏ら経営陣の解任案を議決すると見られていました。しかしミン氏側がこの議決権を行使できないよう申請した仮処分が30日に認められ、ミン氏は代表職を維持できるようになったのです」(前出・芸能関係者)裁判所の決定によって解任の危機を免れ、31日に再び会見を開いたミン氏。明るいイエローのカーディガンにジーンズを合わせ、ヒールを履いた華やかな装いで会場に登場。大勢の報道陣の前で、「個人的にぬれぎぬを晴らしたのでスッキリした」と明るい笑顔を見せていた。また、HYBEに対して「妥協点を見つけたい」と和解を求める姿勢を見せ、「誰のための紛争なのかわからない。何のための紛争なのかもわからない」とコメント。会見途中には涙を浮かべる一幕もあったが、どこか余裕を感じさせる振る舞いだった。さらに最初の会見時は、“ショックで3日間シャワーを浴びていなかった”とも明かしていた。約1カ月前の“号泣会見”とは大きく異なるミン氏の“激変ぶり”は、Xでも驚きの声が広がっている。《この自己プロデュースたるや!》《ミンヒジン表情変わりすぎだろ》《ハイブに大勝利すぎるwwwwwwめちゃくちゃ顔色いいwwwwwwwwwww》《変わり身の早さにビックリしたけど、この割り切りの良さは嫌いではない。つうか、好きかも。ミン・ヒジン、やるなぁ。人たらしだなぁ》
2024年06月01日1986年から始まった『あぶ刑事』シリーズ。神奈川県警横浜港署に勤める刑事、タカこと鷹山敏樹(舘ひろし)と、ユージこと大下勇次(柴田恭兵)のバディが数々の事件を解決する。唯一無二のキャラクターが繰り出す名言にド派手なアクション、バブルを象徴する肩パッド入りの衣装など、昭和の香りたっぷりの演出が話題となり、時代を超えて愛される人気シリーズに。劇場版最新作公開を記念して、名シーンをプレイバック!■昭和編【1986年】テレビドラマ『あぶない刑事』【軽妙で洒脱な演出と作風で人気となったテレビドラマ第1作。当初2クールで終了予定だったがその人気ぶりから2クール追加され、1年にわたって放送された。伝説はここからスタート!【1987年】劇場版『あぶない刑事』劇場版第1作。犯人から手錠を掛けられ、タンゴを踊りながら港署に戻ってきたこのシーンは有名。毎度奇抜なファッションの真山薫(浅野温子)、負けずに派手な松村優子(木の実ナナ)らも話題に。【1988年】劇場版『またまたあぶない刑事』柴田恭兵演じるユージの「関係ないね!」が飛び出した劇場版第2作。当時「ユージ走り」をまねする人が続出。近藤課長(故・中条静夫さん)の「大バカ者!」はあぶ刑事の代名詞的セリフに。【1988年】テレビドラマ『もっとあぶない刑事』テレビシリーズ第2作は半年にわたって放送。エンディングは舘ひろしの『翼を拡げて~open your heart~』で当時、歌まねした人も多いだろう。走り続け、最後はジャンプで締める。【1989年】劇場版『もっともあぶない刑事』劇場版第3作は、バブル時代を感じさせる大迫力のカーチェイスにド派手な銃撃戦が見どころとなった。テレビシリーズからの宿敵、暴力団組織・銀星会との抗争に終止符が打たれた。■平成編【1996年】劇場版『あぶない刑事リターンズ』前作から7年ぶりの復活となった劇場版第4作。タカとユージは国際テロリストに立ち向かうことに。近藤課長の後任として、新任課長・深町役に小林稔侍が登場する。【1998年】テレビドラマ『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル’98』テレビの単発スペシャルドラマを前編、映画『あぶない刑事フォーエヴァー』を後編として展開。テレビドラマ放送から12年たち、タカ&ユージにさらに渋みと貫禄が増している。【1998年】劇場版『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』国際テロ組織を相手に、タカがバイクに乗ってショットガンを撃ち、ユージが横浜の街を走りまわる!当時の横浜の景色も必見。レギュラーメンバーはもちろん豪華ゲスト陣にも注目。【2005年】劇場版『まだまだあぶない刑事』劇場版第6作で7年ぶりの公開。テレビドラマ放送から約20年がたち、新人だった仲村トオル演じる町田透は捜査課長、薫も少年課課長に出世。本作では核爆弾騒動に対峙する。【2016年】劇場版『さらば あぶない刑事』ドラマ放送開始から30年!定年退職目前の2人。「長くいすぎたね。この街に」(ユージ)、「いつか別れるときが来るさ」(タカ)。過去の名シーンがプレイバックされるエンディングもエモい!■令和編【2024年】劇場版『帰ってきた あぶない刑事』ドラマ放映開始から38年、劇場版前作から8年ーー。タカ&ユージが横浜にカムバック!8年前の劇場版は、定年退職し、刑事を引退した2人がニュージーランドで探偵事務所を開設したところで終わった。そして8年後、いろいろあって2人は横浜へ戻ってくることに。横浜での探偵事務所の依頼人第1号はタカとユージどちらかの娘かもしれない?という、土屋太鳳演じる彩夏という女性だった。彩夏の母捜しという依頼を引き受け、2人は刑事ではなく探偵として横浜の街を縦横無尽に駆けめぐる。テレビドラマ第1作では新人刑事だった仲村トオル演じる町田透は万年課長、いつも破壊的なファッションで登場する浅野温子演じる真山薫も期待を裏切らない騒々しさ。懐かしのあの人たちも登場。クールでスタイリッシュな刑事モノとして社会現象ともなったドラマ第1作から、昭和・平成・令和、3つの時代を超え、「ダンディー鷹山」と「セクシー大下」の最強バディが復活。誰よりも拳銃を撃ちまくり、誰よりも横浜を走りまわったタカ&ユージの活躍ぶりをご覧あれ。イッツショータイム!
2024年06月01日星野源(43)を巡る“不倫デマ”を拡散し、波紋を呼んだインフルエンサー・滝沢ガレソ氏。連日、批判に晒されるなか、“まさかの行動”を見せた。5月22日、ガレソ氏はX上に《超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手が、結婚後に今度は番組共演した某NHKアナとW不倫》《男性歌手の所属事務所が10億円を支払って》などと投稿。名前は明かしていなかったものの、ネット上ではたちまち“星野源のこととでは?”といった憶測が凄まじい勢いで拡散することに。しかし23日未明に星野の所属事務所がX上ですぐさま《滝沢ガレソ氏によるXでの投稿に関連して、アミューズ所属の星野源の名前を挙げての憶測が拡散され当社にも多くのお問合せが寄せられています。星野源において当該投稿にある事実は一切なく、また当社が記事をもみ消した事実も一切ありません。虚偽の情報の拡散、発信には法的措置を検討いたします》と全否定。星野本人も同日に自身のSNSですぐに否定。さらに28日放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、「100%、1つもやっていませんから、完全なデマです。このうわさ、臆測に事実は1つもありません」とコメントし、電話で生出演した妻・新垣結衣(35)とともに改めて噂を打ち消した。全方位から完全否定されてしまったガレソ氏には厳しい批判が寄せられているが、本人は“平常運転”のようだ。発端となったXの投稿は31日19時時点で削除しておらず、連日、これまで通り発信を続けている。そんななか30日には、《【意識調査】先日投稿した不倫ゴシップについて、えげつない量の批判を頂戴しています。今後の運営方針について皆さんのご意見をお聞かせください!》と、星野の不倫デマを受けてと思われる意見調査を実施するなど殊勝な姿勢を見せたかと思いきや……。31日、ガレソ氏はXにこうポストした。《【悲報】滝沢ガレソさん、わりと最悪なタイミングで公式グッズを販売開始》なんと、このタイミングで公式グッズの販売を開始したのだ。続けて、「ガレソお守り」「ガレソラバーストラップ」「ガレソステッカー」と今回発売する商品ラインナップを紹介し、投稿にはガレソ氏のキャラクターがあしらわれた各グッズの写真と販売サイトのリンクも添付されていた。実際に販売サイトを覗いてみると、お守りとラバーストラップは各1650円、ステッカーは各880円で販売されていた。寺社で売られているお守りの平均的な値段が1000円前後であることを考えると、強気な値段設定と言えるだろう。星野の所属事務所から法的措置の可能性も大いにありえるガレソ氏。果たして、このお守りのご利益のほどはーー。
2024年06月01日5月28日、YouTuberのヒカル(33)が自身のYouTubeチャンネルを更新。YouTuberの相馬トランジスタの新居に突撃し、対談する動画を公開した。動画内で相馬が「最近、テレビの人がYouTubeに対する火力強ないすか?」と話を振ると、ヒカルは千鳥・大悟(44)のある発言に言及した。「いや多分言ってましたよね。大悟さんがなんか子どもに『この人たちなんなの?』って言われたときに『パパになれなかった人たちだよ』みたいな」これは、4月に放送された『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、霜降り明星・粗品(31)が「YouTuber、おもんないっすよね?」と出演者たちに意見を求めた際の大悟の発言を指している。この発言を例に挙げ、ヒカルは「悔しいんでしょ、芸人って。だって悔しくなかったらわざわざ名前出さないっしょ。本当に自分が勝ってると思ってるんだったら、わざわざ下を見て、蟻を見てなんか言います?」と持論を展開した。続けて、「なれなかったのももちろんそうですけど、(芸人が)俺にもなれないですからね。あと、なりたくねえから。俺はなりたくない、別に。俺を選ぶ人の方が多いんじゃないかなって思うけどな。だって稼いでるし、自由やし、制限ないし」とコメント。さらに、「芸人も別に大半は普通でしょ。全然、俺の方が上やと思っとうから。俺が好きな芸人さんってダウンタウンとかあのレベルやから。(中略)とんねるずさんとかさんまさんとかレジェンド。あそこになれなかった人たちでしょ?俺だって子どもに聞かれたら言うで。『この人たち何?』って。『あ、ダウンタウンになれなかった人だよ』って」と、大悟の発言に真っ向から反論した。最後にヒカルは芸人とコラボなどで直接対決したいと提案。その際、過去に共演して衝撃を受けたお笑い芸人の名前を挙げた。「6年くらい前に俺テレビ一瞬出て、そのときにブラマヨの吉田さん見て面白すぎて、もうなんか怖かったんですよ。レベル高っ!と思って。当時の自分からしたらもう考えられないぐらい面白くて。あ、こんなレベルなんだって」一時期、“第二のダウンタウン”と称されたブラックマヨネーズの吉田は、“ダウンタウンになれなかった芸人”を認めないヒカルからの評価も高いようだ。
2024年05月31日身近な交通機関として、通学や通勤など人々の生活を支える市営バス。そんななかXでは、横浜市交通局によるバス乗務員への“周知”に議論が起こっている。きっかけは横浜市会議員の太田正孝氏(78)が5月30日に、《ついにここまで来たか!バス乗務員不足の為、本来の夏期休暇をお買い上げとなりました》とXに投稿したこと。あわせて、「バス乗務員の夏季休暇について(通知)」と題する文書のスクリーンショットが添えられていた。この文書の発行日付は5月30日となっており、深刻な乗務員不足の状況を踏まえてこう説明がなされていた。《夏季休暇取得期間にはさらに厳しい状況になることが想定されるため、令和6年度に限り、下記要件に該当する職員について、付与された夏季休暇全てを取得しない者については相応の額を支給することで、人員不足による勤務組み合わせの困難さの緩和を図ります》記載された支給額は、《5日で50,000円※支給は、5日間全てを取得しない場合に限ります》とのこと。また支給日は、《12月の期末勤勉手当と合わせて支給(給与明細には「業績手当」として載ります。)》と記されていた。対象者や対象外となる乗務員についても決められていたが、あくまで希望者を募るという内容だった。太田氏の投稿は瞬く間に拡散され、《1日1万円って安すぎですよねぇ〜》《有給の買い取りは違法だと聞いた事ありますが…》《人手不足いよいよやばいなー!》と異論を呈する声が続出する事態に。■担当者が明かした目的「年度末の人手不足を未然に防ごうという取り組み」そこで本誌は、“夏季休暇の買取”の経緯について横浜市交通局・人事課を取材。担当者によれば、この件がXで拡散していることは把握しているとのこと。批判の声が上がっていることも踏まえて、事情を説明してくれた(以下、カッコ内は全て担当者)。「今年4月に2回の減便を行うなど、現在、バスの乗務員不足で大変困っている状況です。また年度末になると、有給が残っている職員の有休消化が加速するため、このままいくともっと人手が不足することが予測されます」横浜市営交通局ではバス乗務員は地方公務員であり、労働基準法で定める年次有給休暇とは別に特別休暇のひとつとして夏季休暇があるという。担当者によれば「この夏季休暇を取得しないことで、夏の間に通常の年次有給休暇の消化を進められます」とし、乗務員に協力してもらうことで年度末の人手不足が少し解消できる見込みだという。その上で、「夏季休暇の5日間を使わなかった乗務員には、お金を支給することでインセンティブを設け、年度末の人手不足を未然に防ごうという取り組みです」と説明した。夏季休暇を取得しない乗務員は勤務にあたることになるが、あくまで強制ではなく希望者のみ。その5日間を休まないで出勤してくれた乗務員には、「業績手当」として5万円を支給するという仕組みだ。なお夏季休暇の取得期間は6月〜9月となっているため、支給されるのは12月の期末勤勉手当と同じタイミングになるとのこと。■Xで相次ぐ「違法では?」の指摘にはキッパリ否定こうした取り組みの背景について、担当者は「4月1日現在で125名のバス乗務員が不足しています」と深刻な事情を告白。さらにドライバーの時間外労働の上限が、年間960時間に制限されたことに伴う「2024年問題」も影響しているという。これまで乗務員の休息期間は継続8時間だったが、変更後は11時間(最低9時間以上)の確保が必要に。担当者は、「乗務員たちに休んでもらう分、人材を確保しなければならなくなったのですが、なかなか思うように人手が集まりません」と吐露。いっぽうXでは、支給金額に対して「安すぎる」と批判の声も目立った。だが「いま市営バスは赤字でもあるので、5万円の支給が精一杯というところです」と、財政的に余裕がないことも明かしていた。また、“夏季休暇の買取”は「労働基準法に反するのでは?」との声もあったが、担当者は「労働基準法で定める年次有給休暇を買い上げるのは違法ですが、独自に定めた特別休暇を買い上げるのは何ら違法ではありません」キッパリ否定。「労働組合へは正式に提案し、円満に合意しています」といい、「その際にあまり休暇を取りたがらない乗務員からは、『かえってお金を頂けてありがたい』とのお話があったと聞いています」と好意的な声もあったようだ。さらに「現場の方でも、数名の乗務員から問い合わせをいただいていると聞いています」と明かし、担当者はこう呼びかけていた。「我々は乗務員とも円満に話し合って進めております。何より市民の皆さまの“足”であるバスが、また減便になってしまっては申し訳ありません。乗務員と協力して行っている取り組みとして、ご理解していただけるとありがたいです」
2024年05月31日米イリノイ州シカゴで29日、2年前に全裸でパトカーを盗み、警官を轢いた女に無罪判決が言い渡された。CBS News Chicagoなどが報じている。ウィットリー・テンプル(34)は2022年6月13日、全裸の状態で路上に横たわっているところをシカゴ警察のエドワード・ポピッシュ巡査に発見された。救助するためポピッシュ巡査がパトカーから降りると、テンプルはパトカーに乗り込んで巡査を轢き、そのまま彼を引きずったという。現場から走り去ったテンプルは時速90マイル(約144キロ)で高速道路を疾走し、最終的に4台の車に次々とぶつかり停止。テンプルは第1級殺人未遂、車両ハイジャック、盗難車所持、警官への過重暴行などで逮捕された。ポピッシュ巡査は命に別条はなかったものの脳しんとうを起こし、頭に数針縫う傷を負ったという。今年になって始まった裁判で弁護側は、事件当時、テンプルは精神耗弱状態にあったと主張。またWGN9によると、警官に発見される直前にテンプルは性的暴行を受けていた上、「何者かが自分をつけ狙い、家族共々殺そうとしている」という妄想に取り憑かれており、責任は負えないと答弁した。判事は無罪の判決を下し、テンプルは保釈されることになった。しかし今後メンタルヘルスの治療計画を立てるため、裁判所で専門家と面談することが義務づけられた。
2024年05月31日ナインティナインの岡村隆史(53)と矢部浩之(52)が5月30日深夜の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。波紋を広げている元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)の発言に言及した。番組冒頭で岡村はSNS上での“顔の見えない”喧嘩について「昔だったら鼻で笑って流してたようなこと」も、Xでは直接会って話すわけでもなく言い合いになる状況について「やっぱり怖いな」などと発言。その流れで「知ってる?M迫さんと粗品の“あれ”とか、 もうすごいニュースになってるから」と宮迫と霜降り明星の粗品(31)との最近の“舌戦”に話が及んだ。このところ宮迫と粗品は、粗品が4月の地上波番組出演時に「先輩じゃない。あいつ、もうやめてるから」と宮迫を呼び捨てにして批判したことを皮切りに、配信動画などでお互いを批判しあってきた。5月28日には人気YouTuber・ヒカル(33)のバースデーイベントでヒカルと舞台に登壇した宮迫が粗品に”宣戦布告”する動画がSNSで拡散。動画内で宮迫は「エンジンかかってきた。粗品に言いたい」とし「テレビに出てたときの俺を超えてから言え」と自分の方が格上であると宣言。さらに「お前『アメトーーク!』みたいな番組作ったか?顎しゃくれてデコに刺さって死ね!」と粗品を挑発しており、大きな注目を集めている。岡村はこの一連の応酬について、「あれ、みんな“プロレス”やって言うねんけど、ホンマにプロレスなんかな?もうわからんなってきて……。俺、M迫さんはホンマに怒ってんちゃうかなと思って。タイプ的に。俺もやっぱり殺されかけたことがあるから」と、“ネタ”ではないと推測。矢部も「話題作りかわからない」と同意した。さらに、岡村は「粗品はお笑いっぽくやってるような気はしてんねんけど、宮迫さんって“クッ!”てなるやん」と指摘。矢部も「プチっていくとね、こう昔からなる」と同調した。一方で、岡村は「ほんまに昔からすごく仲良くさせてもらってて、すごい可愛がってもらって、毎日一緒にいたからね、M迫さんとは」とし、「だから、なんていうのかな、粗品の仕掛けに乗せられて何か言うてまうのも、なんか宮迫さん、大丈夫かなと思ったり。あ、M迫さんね、大丈夫かなと思ったりすんのよね」と、親しいがゆえの心配をみせた。矢部も「やっぱり何十年も後輩にテレビで色々言われたら、スルーすんのもな〜みたいな。難しいよね」と宮迫に同情する様子。しかし、岡村はヒカルのバースデーイベントでの宮迫の発言については「それでも、なんかちょっと嫌やってん、俺は。『テレビ出てた時の俺を超えてから言うてこい』みたいな。M迫さん、それ言わんといてと。そんなん言わんでもええやんかって思ったのと、『アメトークみたいな番組を作ったことあるんか!?』みたいなことも言うてまうわけよ」と苦言を呈すと、矢部も「いき過ぎ、いき過ぎ」と苦笑した。岡村は「別にそこまで言わんでもええんちゃうの。って、俺はちょっと思ってもうたのよね」と話すと、矢部も「でもこれは、もうずっと若い時一緒おったんやったら余計わかるやん。もう治らへんやん」とし、「自分を保つためにね、自分の実績とか自己評価も高く言ってしまうタイプやんか。これは治らへんから、そういう人やねん(笑)」と諦観した。岡村も「『アメトーーク!』って番組、作ったんは(プロデューサーの)加地君やったりするわけやんか。もちろん一緒にやってきたのはわかるけども。俺らも『めちゃイケ』っていう番組をやらしてもらったけど、あれは『めちゃイケ』、言うたら片岡飛鳥という演出家がいての、もとやんか」と宮迫に釘を刺した。矢部も同意して「制作が、もう優秀なスタッフが集まって」と言うと、岡村も「それに乗っかっとけば面白くなってますよっ!ていうことやったやんか。なんか全部、自分ひとりで、“こういう縛りがあって、こういうトークして、こうやって…”っていうMCって役回りもあるけども、『アメトーーク!』作ったか?って……それ言うてもうたらアカンと思うねん、俺はな」と宮迫の驕りを指摘した。矢部も「だからもうホトちゃん(元相方の蛍原徹)はずっとそういうのをわかってて、ずっとやってきて、で、堪忍袋の緒が切れたわけやんか。限界よろしく」といい、岡村も「そういうことで雨上がり決死隊っていうのは解散してしまったんやけど」とコンビ解消の内情を振り返った。そして、現在の宮迫と粗品のバトルについても、「みんなが言う、なんかあんまり使いたくない言葉やけど、“プロレス”やって言うてんのとは“ちゃうようになってまうで”って思うねんけども……。まあ俺がまたこんなこと言ってたら、俺に何かいろんな矢が飛んでくるかわからんから、あんまり言いたくないねん」と複雑な胸の内を明かした。
2024年05月31日日本時間5月30日、女優のナオミ・ワッツ(55)がインスタグラムを更新。自身が表紙を務めた雑誌『ハリウッドリポーター』の写真を投稿した。この表紙にはナオミ・ワッツのほかにもニコール・キッドマン、ジェニファー・アニストンなど豪華な顔ぶれが並んでいる。ナオミ・ワッツは01年にアメリカ版リメイク映画『ザ・リング』で主演を務め、日本での知名度を高めた。その後、03年の映画『21グラム』でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、05年の映画『キング・コング』で一躍ブレイク。過去、日本に住んでいた経歴もあり、日本での人気も高い女優だ。今もなお一線級で活躍するナオミ・ワッツだが、私生活では元パートナーで俳優のリーヴ・シュレイバーとの間に二人の息子をもうけている。今、そのうちの一人で次男のサミュエル・カイ(15)がネット上で注目を集めているという。きっかけは『GANTZ』や『いぬやしき』などのヒット作で知られる漫画家の奥浩哉氏の5月31日のXでの投稿だ。奥氏はサミュエル・カイが写った4枚の写真と合わせて、《ナオミ・ワッツの息子のカイ君が立派な女性に成長していて驚いた》というコメントを掲載。これを見たXユーザーからはサミュエル・カイの美貌に驚く声があがっている。《どえらい美人。幼少期から整ってたんですなぁ》《とにかくチート級のかわいさ》《ナオミ・ワッツの息子くん本当に奇跡的に美しいからな》サミュエル・カイは現在芸能活動などは行っていないというが、いつの日かナオミ・ワッツとともに来日してくれることを期待したい。!–hidefeed–>■「どえらい美人」と絶賛されたサミュエル・カイ
2024年05月31日改正道路交通法が5月17日に成立し、自転車に反則金を課す「青切符」の導入が決まりました。近年、交通事故全体の数が減るいっぽうで、自転車事故は2年連続で増加。全交通事故に占める自転車事故の割合も2017年以降増加傾向で、2022年は23.3%です(警察庁)。さらに、自転車関連の死亡・重傷事故の4分の3に、自転車側にも一時不停止などの違反があるというデータもあり、自転車の取り締まりが課題になっていました。これまでも、自転車事故を減らすための取り組みはありました。2015年6月からは交通ルールに違反した人に「自転車指導警告カード(イエローカード)」の交付を始めました。ただし、イエローカードに罰則はありません。2022年10月からは信号無視など事故につながりかねない危険な行為に「告知票・免許証保管証(赤切符)」を発行。書類送検や前科がつく可能性が出てきました。2023年の赤切符を含めた検挙件数は約4万4千枚。ですが、起訴や罰則におよぶ例は少なく、赤切符だけでは違反行為の歯止めにならないとの見方もありました。そこで、軽めの違反でも反則金を徴収する「交通反則告知書(青切符)」を、2年後の2026年から導入することになったのです。■自転車保険は月200~500円。よく乗る人は必ず加入して青切符で取り締まるのは16歳以上で、違反行為は信号無視や一時不停止、右側通行、ブレーキ不良、傘さし運転やイヤホンをつけたままの運転など113種の行為。特に携帯電話の“ながら運転”は厳しく取り締まるようです。反則金は未定ですが、原動機付自転車と同様になる見込みです。とすると、傘さし運転が5千円、信号無視や右側通行、歩道通行などが6千円、携帯のながら運転は1万2千円等でしょう。自転車は免許不要で誰でも乗れることから歩行者と同じ“交通弱者”だと考える方もいますが、道路交通法上では「軽車両」です。事故を起こせば加害者になることもあり、2013年には1億円近い賠償を命じた裁判もありました。賠償額が高額になっても、自動車には自賠責保険の加入義務があり、任意の自動車保険で多くのドライバーが備えています。いっぽう、自転車には強制加入の仕組みはありません。ただ「自転車保険」の加入を義務付ける都道府県は増えてきました。自転車保険の保険料は月200~500円が多く、大きな負担にはならないでしょう。自転車をよく使う人は、必ず加入してほしいと思います。また、被害者への賠償には自動車保険や火災保険などに付帯される「個人賠償責任補償特約」が利用できます。ただし、自転車事故による自分のケガの補償は含まれないのでご注意を。今は努力義務ですが、自転車走行中のヘルメット着用ももっと浸透してほしいです。みんなで交通ルールへの意識を高めて、安全な国にしていきましょう。
2024年05月31日5月中旬、関東近郊のアミューズメントパーク。平日昼間の客足もまばらなこの場所で、本誌が目撃したのは松下洸平(37)だ。「ドラマ『9ボーダー』(TBS系)のロケでした。松下さんはヒロインの川口春奈さん(29)の相手役で、物語のキーとなる記憶喪失の人物を演じています。松下さんと川口さんは撮影が止まっている間もバスケをしたり、スマホで写真を撮り合ったりと、終始笑顔で、とても仲むつまじい様子でした」(制作関係者)同作では松下のある特技に注目が集まっているという。「実は彼は美術系の高校と音楽系の専門学校を卒業し、俳優を始める前は絵を描きながら歌うアーティストとして活動していました。今回のドラマでも、アコースティックギターを弾きながら甘い歌声を披露して話題となっています」(前出・制作関係者)彼がマルチな才能を持ち合わせているのは母の影響だという。「お母さまは幼稚園教諭、画家のほか、ボディビルダーとして東京都の大会でチャンピオンに輝くなど、多彩な経歴の持ち主です。松下さんが子供のころから続けていた油絵ではなく、歌手の道に進むと伝えたときも理解を示し、応援してくれたのだとか。母子家庭で育った松下さんはお母さまを大切にしています。お母さまも頻繁に彼の家を訪れていて、出演作品はすべてチェックしているそうです」(前出・制作関係者)母が見ているのは松下のドラマの演技だけではないという。「共演する女優さんについて、『あのコはどんなコなの?』とよく聞かれるそうです。女性関係を厳しくチェックしていて、女性への接し方や見極め方など恋愛の助言もされているとか。結婚相手については『家庭を守り、健康的で食べることや料理が好きなコがいい』と言われていて、松下さんも『母が気に入らないと結婚は無理だ』と話しているそうです」(前出・制作関係者)母の指南もあって、松下は過去に共演した女優からの評判も高い。「人たらしの松下さんはどの現場でもモテモテの“共演者キラー”です。NHK大河ドラマ『光る君へ』での再共演が決まった吉高由里子さん(35)は、彼との再会を熱望していたと聞いています。富田靖子さん(55)も共演した際、『かわいい!息子にしたい!』と終始メロメロだったそうです」(前出・制作関係者)今の母のお気に入りは、共演中の川口だという。「松下さんが『きれいなコだけど飾ってなくて、食べっぷりもいい』と話したそうで、お母さまの印象がとてもよかったのだとか。2人は現場でも意気投合しています。川口さんは松下さんのライブに行って歌声に感動していたそうですし、ひょっとしたらひょっとするかもしれませんね」(前出・制作関係者)“マッチョ母”の期待に応え、松下が「共演婚」する日も近いかも。
2024年05月31日《放送される番組の内容は事前に当社内で審査をしております。外部の制作会社が制作する番組については、番組の内容や出演者などを事前に通告していただき、当社内にて協議した上で制作していただくことを関係各社にお願いしております》5月30日、千葉テレビが宮迫博之(54)のテレビ出演報道をめぐって声明を発表した。きっかけは28日に、宮迫が自らのYouTubeチャンネルで5年ぶりの地上波出演が決定したと報告したこと。6月3日放送予定のタレント育成バラエティ『匠の教室』(千葉テレビ)にゲスト出演すると明かし、番組MCを交えた打ち合わせや収録の様子を一部公開していた。しかし、これは宮迫の“フライング”だったようだ。千葉テレビは冒頭のように説明し、次のように放送を否定したのだった。《ネットニュース等で報道されている宮迫博之氏出演の番組は、そのような通告もなく外部の制作会社によって制作されたものです。よって当番組の放送の予定はありません》■吉本退社後も世間を騒がしてきた宮迫の“フライング”結局、“お蔵入り”となったかたちだが、テレビ局と制作会社の間でコミュニケーションに齟齬があったことも伺える。しかし宮迫といえば、これまでも数々の“フライング”が世間を騒がしてきた。反社会的勢力との闇営業問題によって、’19年7月19日に吉本興業から契約を解消された際もドタバタ劇が波紋を呼んだ。「宮迫さんは契約解除された翌20日の朝に、Xで同日午後からロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(52)と謝罪会見を開くと告知。あまりに急なアナウンスだったため、事前に把握できなかったメディアもあったようです。会場では受付開始前から窓口が殺到し、警備員が出動するほど混雑したのです」(スポーツ紙記者)翌’20年1月にはYouTuberへの転身が話題になり、いまでは128万人の登録者数を抱えている。しかしこの行動は、相方だった蛍原徹(56)を裏切るかたちとなった。「そもそもYouTubeチャンネルの開設は、蛍原さんにとって寝耳に水でした。蛍原さんは地道に舞台やライブ活動をこなすことで、コンビ活動を継続させたいと考えていました。コンビは’21年8月に解散しましたが、宮迫さんは同時並行でヒカルさん(33)と焼肉店『牛宮城』のオープンを進めるなどYouTuber仲間と親交を深めるばかり。同じ闇営業問題が取り沙汰された田村亮さんやカラテカ・入江慎也さんは、地上波復帰を果たしていますが、“世間の納得”が得られるよう地道に努力してきたからでしょう。彼らと大きな差が開いてしまったのは、自業自得と言えるのではないでしょうか」(WEBメディア記者)■地上波復帰騒動の裏では “アメトーーク発言”も炎上そんな宮迫だが、最近では霜降り明星・粗品(31)への反発も物議を醸している。「粗品さんに名指しで『おもんない』『先輩じゃない』と批判され、宮迫さんは直後に公開した“緊急動画”で『芸人を辞めたわけではない』と憤っていました。さらに印象を悪くしたのは、28日に開かれたヒカルさんのバースデーイベントでの発言でしょう。Xで拡散した動画のなかで、『テレビに出てた時の俺を超えてから言え!』『お前、「アメトーーク」みたいな番組、作ったけ?』と粗品さんを猛批判。しかし『アメトーーク』は加地倫三プロデューサーが手がけており、宮迫さんひとりが制作してきたわけではありません。現に宮迫さんがいなくなった今も人気番組として続いており、宮迫さんの自信過剰な発言に批判が相次いでいます」(前出・WEBメディア記者)宮迫の“アメトーーク発言”は、芸人から見ても違和感があったようだ。30日深夜放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、矢部浩之(52)は「行き過ぎてんなぁ」と苦笑。岡村隆史(53)も“演出家やスタッフがいてこそ”と考えを示し、宮迫について「それを言うてもうたらアカンと思う」と苦言を呈していた。“旧友”の2人からも苦言を呈されるなど、混迷を極める宮迫。行末は、果たしてーー。
2024年05月31日今年の夏も猛暑が予想されているが、気をつけたいのは“梅雨”の時季。暑くないからと自分の渇きに鈍感な結果、おしっこが黄土色、熱中症で倒れるなんてことは避けたい。気象庁の3カ月予報によると、今年も高温多湿の暑さが厳しい梅雨~夏を迎えるようだ。気温が上がると注意したいのが脱水症や熱中症。「脱水症は体に必要な水分量が減ってしまっている状態のことで、熱中症にもなりやすくなります」こう話すのは湘南鎌倉総合病院救命救急センター、救急総合診療科部長の関根一朗先生。「気温が高くなると起きやすい熱中症ですが、湿度も高くなることによって汗をかきにくくなり、体温コントロールのしにくさにつながります。なので、梅雨の時季から患者が増えるのです。私たちの救急外来でも、毎年この季節になると、脱水症、熱中症の患者が非常に増えます」(関根先生、以下同)人間の体の約5~6割は水分だが、汗や尿などによって体外に排出される水分量や塩分量のバランスが崩れると脱水症になり、めまいやふらつき、頭痛、しびれなどの症状が現れる。さらに熱が放出されないと、熱が体内にたまってしまう熱中症に進んでいく。熱中症になると、血液の濃度が高くなって固まりやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞などの生命の危機を招く重篤な疾患にもなりかねない。■注意が必要なのは高齢者。りんごジュースで対策を厚生労働省の調べによると、2022年に熱中症で死亡した人の86・3%が65歳以上の高齢者だ。高齢になると、口渇感が自覚症状として出にくくなる。そのため、喉が渇いていることに気づかず、いつの間にか脱水症状になっていることも少なくない。さらに更年期世代の女性も意外と注意が必要なのだそう。ホットフラッシュなどの自律神経の症状が出ていると、脱水症状であることに気づきにくいかもしれないという。「“こまめに”水分を取ることがいちばんの予防ですが、喉が渇いたらではなく、あらかじめ水を飲む時間を決めておいたり、トイレに行ったら水分を取るなど、意識的に水分補給を行ってください。また、水分を体内に入れるだけではなく、水分をため込むためにはミネラル分が必要です。理想は塩分を含んだ経口補水液を飲むことですが、塩味が苦手な場合はりんごジュースを水で2倍に薄めたものをおすすめしています」補給する水分量は約1~1.5リットル。少しずつ分けて飲むことが重要だ。ちなみにスポーツ飲料など、砂糖が加えられている飲料はおすすめしないと関根先生は言う。「スポーツ飲料は塩分だけでなく糖分を多く含んでいます。糖分を含んだ飲み物は、胃腸の中に水分が引き込まれて、より脱水症状を招きかねません」アルコール飲料には利尿作用があり、本人が気づかないうちに脱水症状を招くこともあるため、BBQや海水浴場など屋外での飲酒時には注意が必要だ。■体の各所に現れる脱水の印を見逃さないことそんな脱水症状を未然に防ぐために、ぜひ知っておきたいのがセルフチェックの方法。関根先生に自宅でできるセルフチェックの方法をいくつか教えてもらった。「脱水症状になると最初に現れるのが粘膜の渇きです。口の中が乾燥している、目が渇いている感じがするときは体の水分が不足してきているサインです。同時に脇の下も人間の体の水分と関係する部位で、常にしっとりしているはずなのですが、脱水症状になると脇の下が乾いてきます」次に、鎖骨の下あたりにある皮膚を3秒ほどつまんで離す方法。「皮膚が元に戻るのに3秒以上かかるようであれば、皮膚のハリの低下がみられる脱水症状のサイン。手の甲の皮膚をつまむ方法もありますが、手より太ももや鎖骨下の皮膚のほうが、正確性が高いです」爪押しも有効性があるという。「指先を心臓の高さに上げたうえで、もう片方の親指と人差し指で指先を5秒間圧迫します。その指を離したときに、爪の色が元のピンク色に戻るのに2秒以上かかる場合は、体の中の水分量が足りていない可能性が。ただ爪を圧迫するチェックは、原因が別のものである場合もあるため、ほかのチェックも加えて行いましょう」さらに観察したいのが尿の色だ。「野外で活動をしたりスポーツするなど、急に汗をかくことで体内の水分が急激に減って尿の色が濃くなる場合もありますが、高齢者の場合は、高温多湿な場所で過ごしている間に、日々、取る水分よりも体外に出る水分の量のほうが多くなり、数日~数週間ほどかけてじわりじわりと脱水状態になっていく場合があります。これが一般的にいわれている“隠れ脱水症”というものです」正常な尿の色は薄い黄色だが、赤、茶色が混じった褐色になると脱水症のサインの可能性がある。排尿の回数は一般的には1日に5~7回が正常回数とされているので、排尿回数を確認するのもいいだろう。こうしたチェック法を組み合わせて行うことで、脱水状態を見逃さないようにし、暑い季節を健康に過ごそう。
2024年05月31日「5月24日に映画『帰ってきた あぶない』が公開され、タカ&ユージが8年ぶりにスクリーンに帰ってきました。いくつになっても変わらない2人にファンからは驚きの声が上がっています」(映画関係者)’86年にスタートした同シリーズで、主人公のタカこと鷹山敏樹を演じる舘ひろし(74)。今作でもバイクアクションをこなすなど、70歳を超えても“ダンディズム”は健在だ。「舘さんの体形は若いときから変わっていないそうです。『あぶない刑事』第1作で着用していたスーツを今でも着ることができるのだとか。食事制限や筋トレなどは行っておらず、趣味のゴルフが体形維持のだといいます」(映像制作関係者)誰もが知る名優の舘だが、俳優デビュー前の’70年代前半にはファッションデザイナーのドン小西(73)と共に、アパレル会社でデザイナーとして勤務していた。こういった経験もあってか、服装に対してポリシーがあるようだ。かつて週刊誌のインタビューでこう語っていた。《ぼくは自分で気にいったものしか着ない。衣装でも、気にいらなくて着ないことがあるし、着ててもすぐ脱いじゃうね》(『女性セブン』’90年7月5日発売号)“ダンディー鷹山”の着用するスーツにも信念がーー。「舘さんは、幼少期から英国好きの祖父に“品のある服を着ろ”などといった教えを受け、彼も町の仕立て屋さんでコートや洋服を作ってもらい着ていたそうです。そんな生い立ちから、舘さんは“服装に関して保守的”と自称し、シンプルな着こなしを好んでいます。スーツはさらにこだわって、40年以上前から懇意にしているデザイナーに、オーダーメイドで製作してもらっています。衣装も同じ人に頼んでいて、『あぶない刑事』第1作のスーツもこのデザイナーが製作したとか。元デザイナーである舘さんの頭の中には、スーツのイメージがあって、これをデッサンして渡し、作ってもらうこともあると聞いています」(芸能関係者)舘が「温かい、生きてるって感じね」と絶賛するスーツとは……。舘のスーツを製作しているメーカーの社長に取材した。「舘さんのこだわりのひとつは“時流に合ったデザインを”ということです。流行に合わせて、肩幅が広くなったり狭くなったり、ズボンの幅も狭くなったり広くなったり、そのときそのときで微妙に変わっていくのです。“そこを外さないように”ということをいつも言われます。もうひとつのこだわりは“シルエットがきれいに見えるように”ということです。スーツにやわらかくきれいな曲線が出るように気にかけていらっしゃいますね。たとえば、夏は綿を、冬はウール素材を使うのですが、舘さんのスーツにはそれぞれのいちばんやわらかい生地を使うように心掛けています」舘の衣装への情熱が伝わる逸話が。前出の芸能関係者が明かす。「ある作品で医師を演じた際、回廊を歩くシーンで着ていた白衣のひだが気に入らなかったそうです。そこで自分が思い描く“きれいなたるみ”を出すために、オーダースーツのデザイナーに白衣を仕立ててもらったことがあったといいます」■「代表作を持てて、すごく幸運だった」40年以上にわたり、舘のために製作されたスーツは膨大な数にのぼる。「舘さんが’21年にテレビ出演した際に、40年間でオーダーメイドしたスーツは約800着と紹介され、『そのくらいあるかもしれない』と答えていました。アクション映画の撮影では、擦り切れたり、破れたりする可能性があるので、予備の衣装も含めて2?3着作るようにしているそうです」(前出・芸能関係者)800着ものオーダースーツにどれくらいのお金がかかっているのだろうか。前出のスーツメーカーのホームページにはスリーピーススーツで一着35万円からと書かれていた。社長に尋ねると、「35万円などのホームページに出している価格はあくまでも一般の方がオーダーハンドメイドで注文された際のお値段です。舘さんの場合は当然、一般の方向けの価格とはまた違いますし、公表はしていません」と話すのみーー。「800着のスーツを一般販売価格で計算すると、総額3億円を超えます。全て自宅に保管してあるわけではなく、着なくなったものは人にあげたり処分したりすることもあるそうです。共演を機に櫻井翔さん(42)や綾野剛さん(42)は舘さんのスーツを譲り受けていました」(前出・芸能関係者)5月20日配信の「FASHION PRESS」のインタビューで、《僕は、俳優人生でこういう“代表作”と言える作品を持てたことが、すごく幸運だったと思う。一人の俳優として、とても強くしていただきましたね》と熱く語っていた舘。自他ともに認めるダンディーな傑作には、スーツ代3億円の重みがあった!
2024年05月31日5月30日、松本潤(40)がSTARTO ENTERTAINMENTを退所し、独立した。嵐としてはSTARTO社とのエージェント契約を継続するが、新たな道を模索していくこととなる。故ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題が噴出して以降、変革を迫られた旧ジャニーズ事務所。所属タレントにとっても今後を考え直すきっかけになったようで、松本だけでなく岡田准一(43)、生田斗真(39)、二宮和也(40)らも退所を選択している。しかし、この問題以前にも独立を選択したタレントは多数。そこで本誌は、20歳以上の男女500人にアンケートを実施。旧ジャニーズ事務所時代を含め、退所したタレントのなかで退所後の活動に「がっかりした」と思う人を調査した。第3位は近藤真彦(59)。21年4月いっぱいで退所した。若かりし頃はソロ歌手として、またたのきんトリオとしても人気を博した近藤だったが、退所の引き金となったのは自身の不倫。20年11月、不倫を報じられた近藤は旧ジャニーズ事務所より無期限の活動自粛を命じられ、そののちに退所するという“ジャニーズの長男”としてはお粗末すぎる結末を迎えた。退所後は23年4月に「日本レースプロモーション」の取締役会長に就任。いっぽうで、古巣から発足したSTARTO社についての「新しくてかっこいい名前だよね」という発言に不快感を示す人も少なくなかった。「大物ぶっているが、何をしているのかよくわからない」「自分に都合悪いことは言わない」「過去の栄光にしがみついてるように感じる」第2位は田口淳之介(38)。16年3月31日をもってKAT-TUNを脱退し、旧ジャニーズ事務所を退所した。退所後はソロで音楽活動を行ったり、プロ雀士としてリーグ戦などに取り組んだりと、さまざまな分野に進出。しかし、尾を引くのは退所後の不祥事。19年5月、大麻取締法違反の疑いで逮捕され、その後懲役6カ月、執行猶予2年の判決を言い渡されている。今年1月には自身がプロデュースするビストロカフェ・レストラン「Junno‘s Table」を東京・渋谷にオープン。自ら店頭に立って接客する姿も話題になったが、どうしても“逮捕”というマイナスイメージはぬぐい切れないようだ。「薬のイメージが抜けないから」「逮捕されたから」「不祥事を起こしたため」近藤と田口を抑えた第1位は手越祐也(36)。20年6月に退所し、YouTubeで退所会見を開いたことで話題を集めた。手越は20年春、新型コロナウイルス流行初期に飲み歩く姿が報じられ、批判を浴びることに。20年10月にプロデュースを手掛けた脱毛サロンがオープンするも、わずか1年半ほどで全店閉店。退所当時の勢いは下火になっている。また、未だに悪印象を引きずるのが20年8月に発売したフォトエッセイ「AVALANCHE~雪崩~」。過去に報じられたスキャンダルについて、女性の実名を挙げて語ったり、旧ジャニーズ事務所時代の同僚を“ディスる”ような内容も。ジャニーズ時代はバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)での活躍が目立ったが、世間を失望させてしまったようだ。「暴露本はありえない」「最初こそ注目を浴びたが、今はなにをしているのか把握できていないため。」「あんなに派手に辞めたのに 噂すら聞かない」浮き沈みの激しい芸能界。いつまでも人気を維持するのも簡単ではないようだ。
2024年05月31日《神妙な面持ちの寅子を、変顔で笑わせようとする優三。うまく笑えなかった寅子ですが、優三を追いかけて…》5月24日、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の公式Xが更新。この日、伊藤沙莉(30)演じるヒロイン・寅子が、仲野太賀(31)演じる夫の優三の出征を見送るシーンが放送された。「戦地へ向かう優三と心配する寅子がお互いのことを思って変顔を見せ合い、涙ながらに笑って別れる感動的な回となりました。伊藤さんの“顔芸”は度々話題となっていましたが、今回はこれまで以上に反響があったようです。Xでは《あんなに切ない変顔の応酬ある?!》《変顔で泣くのはおそらく後にも先にも今日が最後だろうな~》と、視聴者から絶賛されています」(芸能関係者)伊藤本人は『虎に翼』での顔芸について、インターネットラジオ番組『伊藤沙莉のsaireek channel』で次のように明かしている。「表情で見せることが多いから、ますますふだんやっているよりはわかりやすくやっている節がある」この豊かな表情の変化についてNHK関係者はこう評価する。「重要なシーンでの印象的な表情はもちろん、顔だけで喜怒哀楽の変化を表現できるのが、彼女の一番の強みだと思います」ただ、伊藤は自分の顔がコンプレックスだったそうだ。前出のラジオ番組では「私、浮腫んでんの。一生浮腫んでるんだよね」と語っている。そして悩みを解消するため、ある場所に通い始めたという。「’16年ごろから小顔矯正を受けるようになったと聞きました。特にお気に入りなのが’19年から通う小顔サロンで、彼女のSNSでも何度か紹介されています。サロンのオーナーは“小顔王子”と呼ばれる男性で、芸能人のなかにも彼が考案した小顔術のファンは多いのだとか。彼の施術を受ける場合の料金は、1回10万円だそうです」(前出・芸能関係者)伊藤が頼りにする高額施術はどんなものなのか。「道具を使わず手のみで行う、韓国発祥のコルギという美容法です。普通の小顔矯正やマッサージと違うのは、肌や筋肉だけでなく、骨に圧力をかける点なのだとか。血流をよくして、骨と骨の間に詰まった老廃物の流れを促進させることで、顔のたるみが緩和し、引き締まる効果があるそうです。さらに、凝り固まった表情筋をほぐすことができるので、表情が豊かになるとも言われています。最近の伊藤さんはお顔がすっきりしているように見えますし、表情のバリエーションも増えているので、効果てきめんだったのでしょう」(前出・芸能関係者)視聴者がくぎ付けになる伊藤の顔芸は、小顔王子のゴッドハンドによって生み出されていた。
2024年05月31日5月30日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所した松本潤(40)。嵐としてはSTARTO社とのエージェント契約を継続するというが、40歳を迎え“再出発”を果たすこととなった。7月からは野田秀樹の新作舞台『正三角関係』に出演する松本。東京、北九州、大阪と国内のみならず、イギリス・ロンドンでの公演も予定されている。STARTO社を退所しても変わらぬ活躍が見られそうだ。この1年で旧ジャニーズ事務所からは、生田斗真(39)、岡田准一(43)などが退所。故ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題によって事務所を取り巻く状況が大きく変化し、タレントたちも身の振り方を考える機会となったようだ。そこで本誌は、20歳以上の男女500人にアンケートを実施。旧ジャニーズ事務所時代を含め、退所したタレントで現在でも活躍していると思う人を調査した。3位に選ばれたのは二宮和也(40)。旧ジャニーズ問題を受け、「正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」と率直な心境を吐露し、23年10月に退所。同年11月に「オフィスにの」を設立した。7月クールには主演ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の続編が放送される。順調な俳優業のいっぽうで、バラエティでの活躍も目覚ましい。『だれかtoなかい』(フジテレビ系)では芸能活動休止中の松本人志(60)の代役としてMCを全う。中丸雄一(40)、山田涼介(31)、菊池風磨(29)とのYouTubeちゃんねる「よにのちゃんねる」も安定した人気を誇り、5月24日現在登録者数は444万人を超えている。「youtubeの登録数は凄いですし、CMもよく見たような気がする」「YouTubeで成功しているから」「事務所が変わったとしても、退所しても、何も変わらずメディアで活躍されていると感じるし、映画でもドラマでもCMでも、存在として必要とされている人材だと感じる」2位は岡田准一(43)。23年11月30日をもって退所し、同年12月1日に個人事務所「AISTON」を設立した。岡田に対して多かったのは俳優業での評価。旧ジャニーズ時代である15年に映画『永遠の0』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど役者としての地位を確固たるものに。退所した現在でも俳優としての印象を強く持たれている。「格闘技や俳優やバラエティなどオールマイティな活躍を見せているから」「映画で俳優として活躍しているから」「俳優として普通にやっていけているから」1位は中居正広(51)。20年3月に退所し、個人事務所「のんびりなかい」を立ち上げた。22年10月から約3ヵ月間、体調不良のため芸能活動を休止するも、その後は復帰し、現在テレビ・ラジオのレギュラー番組は5本。それ以外にも特番のMCを数多くこなしており、退所前と変わらぬ活躍を見せている。「よくメディアで見かける。また、老若男女問わず、どの世代からも好かれていると感じています。」「様々なレギュラー番組やコマーシャルに出演し活躍しているから。」「MCとしての技量があるから。 全世代に認知されているから。」所属がどこであってもその人の魅力は変わらない。それぞれのエンタメでわたしたちをいつまでも楽しませてほしい。
2024年05月31日いまだバス通学に慣れない娘を迎えに学校まで出向くことが多い毎日。ただ迎えにいくだけでは芸がないのでちょっとしたミッションを課しているのですがこと「電話で連絡を取り合う」ミッションのクリアが難しい。どこにいるのかと聞けば学校だと答えられ(それは知っている)、その場所から何が見えるかと聞けば赤い虫が見えると返ってくる(もう少し大きな目印が欲しい)。本人は大真面目なので状況を改善するための説明がなかなかに難しく、親子といえど別の人間なのだなとしみじみ感じます。
2024年05月31日5月29日、複数の男性から現金をだましとった”頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告(25)の獄中記を綴るXが更新された。取材を受けた東海テレビとのトラブルを明かした。渡辺被告は、恋愛感情を利用し男性3人から現金計約1億5000万円をだましとった詐欺罪と、詐欺マニュアルを作成し頒布した詐欺幇助の罪、そして約4000万円を脱税した罪に問われている。現在控訴中で勾留されている渡辺被告だが、支援者の手を借りながら獄中記「りりちゃんはごくちゅうです」をX上で更新中。”獄中”での生活や起こした事件について綴っており、独特の文章が注目を集めている。そんななか、29日は《東海テレビさんはひどいです!!!(`・ω・´)(大いかり大ばくはつ)うそですでも悲しいです》という書き出しから始まり、東海テレビとのトラブルを告白。投稿によると、渡辺被告は昨年11月ごろから同局の取材を複数回受けており、そのなかで生い立ちを綴った手記を書かないかと提案を受けたという。渡辺被告は《私はえーっ!!? いいのーっっ!!?と思って、「か、かきまあす(`・ω・´)震」と宣言した》と快諾し、便箋87枚にわたる手記を執筆。実際に4月19日放送の同局の『NEWS ONE』にて特集が組まれ、生い立ちとともに手記の中身が報じられた。渡辺容疑者はその手記を、逮捕前から関わりがあり情状証人としても出廷した作家の草下シンヤ氏に見てもらおうと思ったといい、《4/15頃に「手記87ページもかいたよ!読む?東海テレビに頼んでコピー送ってもらうからねえ〜」って、シンヤさんにお手紙を出した》という。その理由について、渡辺被告はこう語っている。《私が自分の手記をシンヤさんに見てほしかった理由は、シンヤさんが作家さんだから。「文字を書いて、人に伝える」ってこと、すごく大変でむずかしくて苦しくてそして何よりすばらしいことだって知っている人だと思ったから》しかし、東海テレビからは《でもでも東海テレビさんは「87ページの手記はわたせませんって》と言い渡されてしまったという。これについて《社会のルールでだめらしい。世の中にはそういうことでいっぱいあふれているらしい。私は、社会のきびしさを知りました!!》と綴っていた渡辺容疑者。本人は《でも、幸せだからOKです!!東海テレビさんありがとう》と前向きに捉えていたが、コメント欄には驚きの声が殺到していた。《えっ、見れないの!》《手記を書いた本人の意向だとしてもこういうのって難しいんでしょうか?(テレビ局側に権利がある?)どう言った形にせよ、シンヤさんの元に内容が届くといいですね》《渡せない大人の事情、正確には何なのだろうか正式な契約なのか、それともただの慣習なのか。東海テレビ側も最初に説明しなかったのね。厳しい》5月29日、草下氏もこの投稿を引用しXを更新。《この手記を公開して被害弁済にあてる計画があるのですが、東海テレビさんから手記が戻ってきません。東海テレビさん、著作権は渡邉さんにあります。返却していただくことはできないのでしょうか?》と、手記の返却を求めていた。そこで本誌が東海テレビの報道局に問い合わせたところ、次のような回答が寄せられた。「この度、『頂き女子りりちゃん』こと渡辺真衣被告に関するご質問を頂戴しましたが、個別の取材案件にはお答えしかねます」
2024年05月31日「年齢を重ねても始球式にお声がけいただいたので、感謝の気持ちを込めてマウンドに上がりました」こう語ったのは、内田有紀(48)。5月29日に東京ヤクルトスワローズ対千葉ロッテマリーンズ戦の始球式に登場し、若々しい姿が注目を集めている。内田がマウンドに立ったのは、’95年4月の巨人対ヤクルト戦以来、約30年ぶり。当時はビキニ姿の大胆なコスチュームが話題を呼んだが、今回は背番号「1000」が入ったヤクルトのユニフォームを着用して挑んだ。投球はノーバウンドとはならなかったが、30年前と変わらない爽やかな笑顔は大勢の観客を魅了したようだ。内田の年齢を感じさせない美貌はSNSでも話題になり、《時が止まっている》《これで48歳は嘘だろ》と絶賛の声が続々。’92年に女優デビューし、『ひとつ屋根の下』や主演を務めた『時をかける少女』(ともにフジテレビ系)など数々の人気ドラマに出演した内田。’94年にシングル『TENCAを取ろう! -内田の野望-』で歌手デビューすると、オリコン初登場で1位を記録。90年代を代表する人気アイドルとして、広末涼子(43)と双璧をなす人気を誇った。今年でデビュー32年目を迎えたが、長い芸能生活の間には紆余曲折もあった。「内田さんは25歳だった’00年に、演技を基礎から学び直すため『北区つかこうへい劇団』に入団。本格的に女優としての道を歩み始めました。プライベートでは’02年に『北の国から』(フジテレビ系)で共演した吉岡秀隆さん(53)と結婚し、一時は引退状態に。しかし’05年に離婚すると、女優としての活動を再開させたのです」(芸能関係者)近年では『ドクターX 外科医 大門未知子』シリーズ(テレビ朝日系)や朝ドラ、大河ドラマなど、話題作に引っ張りだこの内田。現在もドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)に出演中だ。■内田有紀が語った信頼「本当の核心の部分を知っているのはパートナー」そんな内田を献身的に支えている“恋人”の存在が。10年以上連れ添うパートナーで俳優の柏原崇(47)だ。「2人の出会いは、’95年のCM共演です。’01年1月期に放送されたドラマ『ビッグウイング』(TBS系)で再会し、恋人関係に発展したのは’09年末だといいます。これまでにツーショットも何度か報道されてきました」(スポーツ紙記者)柏原といえば’96年放送の人気ドラマ『白線流し』(フジテレビ系)で話題になり、’96年放送の『将太の寿司』(フジテレビ系)や『イタズラなKiss』(テレビ朝日系)で主演するなど人気を博した。だが、’14年に中国で配信されたショートムービー『幸せのプラン』への出演を最後に、表舞台から姿を消している状態だ。そのいっぽうで、現在は内田のマネージャーとして“裏方”に徹しているという。本誌もコロナ禍だった’20年7月下旬に、内田の撮影現場に同行する柏原を目撃している。当時は感染症対策として、フェースシールドを着用してのリハーサルが行われていた。柏原は本番直前に内田に近づくと、慣れた手つきでフェースシールドを受け取っていた。黒いTシャツにチノパンというラフな装いだったが、マスクをしていてもわかるほど端正な顔立ちだった。俳優であるはずの柏原がサポートしていることに、はじめはスタッフも驚いていたという。ドラマ関係者は当時、本誌にこう証言していた。「2人の関係性があまりに自然なので、もう慣れたそうです(笑)。柏原さんは腰が低く、かいがいしく彼女の身の回りの世話をしています。俳優の経験があるからこその視点や気づきもあるようで、内田さんも助かっているみたいですね」そんな内田は’22年10月放送のトーク番組『A-Studio+』(TBS系)で、柏原の名前は伏せつつも存在に触れたことがあった。MCの笑福亭鶴瓶(72)が内田とマネージャーが一緒にいるところに居合わせたエピソードを披露し、「ええマネージャーやねん。昔からよう知ってんのよね」と絶賛。さらにその人物について、「主役をしていた人」と素性を仄めかしていた。内田もまた、「演技コーチとして最初は一緒にやってもらってた中で、マネジメントの方も現場で一緒に」とコメント。その上で、「やっぱり一番自分の芯というか、本当の核心の部分を知っているのはパートナーじゃないですか。家族ですよね」と信頼を語っていた。いまも、デビュー当時と変わらない輝きを放ち続ける内田。その陰には、公私共に支え合うパートナーの存在があるようだ。
2024年05月30日