じつは男性にも更年期障害がある。対処せずに放置していると、心身の不調を招くうえ、うつ病などほかの病気を悪化させてしまうこともあるという。夫の健康と生命を守るために、あなたも男性更年期障害について知っておこうーー!「俳優の渡辺裕之さん、お笑い芸人の上島竜兵さんが立て続けに亡くなりました。10日、渡辺さんの密葬を終えた妻の原日出子さんが、所属事務所を通じてコメントを発表。渡辺さんが自律神経失調症と診断され、一時は薬を服用していたことや、心の病いで治療を始めていたことを明かされました」(芸能記者)充実したキャリアを築き、今も活躍している60代の男性芸能人の相次ぐ訃報。じつは50代から60代にかけての男性は、ホルモンバランスの変化から、心身に不調をきたしやすいのだという。マイシティクリニック院長で泌尿器科医の平澤精一さんはこう語る。「男性ホルモンは『社会性のホルモン』ともいわれ、人との接触が減ると減少し、『男性更年期障害』になってしまうことがあります。不眠やうつ傾向、強い倦怠感や男性機能の低下など、さまざまな症状がある。自律神経失調症を併発して互いに悪影響を及ぼし、症状がひどくなる場合もあります」男性ホルモンの量は20代をピークに、年齢を重ねるごとに徐々に減少していく。「日常生活のストレスもホルモン量に影響します。50代に多い中間管理職は、上や下からの締め付けが厳しく、仕事のストレスでホルモンが消耗されることもあります。じつは、男性ホルモンはコレステロールから作られます。この世代の男性には、健康診断の数値を気にして、肉を食べる機会を減らしている人も多い。特にアルコールの摂取量が多く、炭水化物ばかり食べている人は、男性ホルモンの値に注意が必要です」■男の“見え”がなくなると危険それでは、どのような症状が見られれば、要注意なのか。マオメディカルクリニック院長の植月俊介さんが教えてくれた。「男性ホルモンは、仕事などでライバルに打ち勝つ意欲を生み出したり、現実的な考えに基づき決断したりする気持ちを支えます。このホルモンが減少すれば、当然、仕事や趣味に対する意欲が薄れ、集中力の低下を招くことに。ホルモンのバランスが崩れるため、不安感やイライラ感など精神的症状が出るし、ひげも伸びにくくなり、筋肉量が減ってメタボ体形になるなど身体的な症状も出る。交感神経や副交感神経の切り替えができず、発汗やのぼせ、だるさや疲れやすさなど自律神経失調症の症状も、代表的です」直接の自殺企図などのきっかけになることは稀だが、うつ病を合併したり、男性更年期の治療を通じて、うつ病が発見されることも多いという。しかし、女性の更年期障害は広く知られているが、男性の更年期障害への認知度は低い。閉経という明確なきっかけがなく、個人差が多いため、見過ごされがちだ。極端なケースでは30代や、逆に60代以降に症状が出たりすることも。「仕事への意欲が低下しても、“疲れのため”とか“年のせい”と片づけてしまうことが多いんです。イライラしたり怒りっぽくなる症状も、自分では気づきにくいもの。妻が『お父さんの性格が変わったね』と気づき、夫の手を引いて来院されるケースも少なくありません。男性更年期障害の早期発見には“家族の目”も大切なのです」(前出・平澤さん)そこで、平澤さんの監修のもと、妻が注意すべき9つのサインをチェックリストにした。4つ以上引っかかったり、ほかに気になる点がある場合は、医師の診断を受けるように強く求めよう。【夫は更年期障害?「妻のためのチェックリスト」】□ がっしり体形だったのに、手足が細くなりビール腹になった□ 服装や髪形を気にしなくなった□ 眠れないのか、夜中に何回かトイレに行っている□ ゴルフなど、打ち込んでいた趣味に興味を示さなくなった□ ちょっとしたことで怒ったりイライラしたり、神経質になった□ 仕事へのやる気が低下しているようだ□ 仕事や将来に対する不安を口にするようになった□ 発汗が激しくなった□ ひげをそる頻度が減った。そっていない日も、ひげが気にならなくなった「クリニックを受診する場合は、女性の更年期障害には『婦人科』がありますが、日本には『男性科』がないので、泌尿器科が守備範囲となります。問診表や男性ホルモン値の測定を含む血液検査などを活用して、診断します。男性ホルモン値の低下が認められれば、ホルモン補充療法をします。2~4週間ごとに、自己負担3割なら1回800円ほどの注射を打ったり、ホルモンが含まれるクリームを利用するのが一般的。さらに亜鉛製剤や補中益気湯などの漢方薬を併用します」(平澤さん)医学的アプローチだけでなく、生活習慣の見直しも必須。「男性ホルモンを増やすために、コレステロールは不可欠。赤身の肉、卵、牛乳、納豆など、良質なタンパク質を心がけましょう。また男性ホルモン分泌量との関連性が指摘される、亜鉛を含むカキやレバーなどを食事に取り入れてもいいでしょう」(平澤さん)有酸素運動、無酸素運動をすることでも男性ホルモンの分泌が活性化されるという。さらにーー。「私は男性ホルモンを“見えっぱりホルモン”とも呼んでいます。アメリカの研究で、スポーツカーとファミリーカーに乗っている男性を比較したところ、前者の男性のほうが男性ホルモン値が高いという結果が出ています。服装でも同様のことが言えて、地味より派手がおすすめ。いくつになっても男性は“モテたい”“よく思われたい”という気持ちを持つことが大事です。夫と一緒にスポーツをして大げさにほめてあげたり、夫のスタイリストとして、明るい服装をコーディネートするのも効果的でしょう」(平澤さん)男性更年期障害のリスク軽減のために、夫婦で“男性ホルモン活動”をはじめてみよう。
2022年05月19日「自分が先駆者として、子育てをしていても女優はできるんだということを立証できたら」こう語ったのは広末涼子(41)。5月6日、第14回べストマザー賞の授賞式が行われ、芸能部門で同賞を受賞した広末は、目を潤ませながら喜びを口にした。今では3児の母だが、最初は悪戦苦闘の日々だったという。「広末さんは’04年に結婚、出産し、育児のため1年半ほど女優を休業しましたが、人気絶頂の20代前半で育休を取る考えに好意的ではない人も少なくなかったといいます。またママ友とのコミュニケーションにも苦労したそうです」(テレビ局関係者)特に昨年から海外留学中の長男・A君(18)との向き合い方には苦心してきたようだ。「中学生ごろから反抗期を迎えたA君の感情の波が読めず、接し方に悩むことも多かったといいます。今ではすっかり親子仲は良好で、この前の母の日には留学先からA君が、プレゼントを渡すよう下の子供たちに指令を出していたそうですよ」(広末の知人)そんなA君の“驚きの目撃情報”を本誌はキャッチした。「今年の春ごろ、空港でおそらく留学先から一時帰国したA君と迎えにきた広末さんの姿を見かけたのですが、A君はいままで見たことがないほどのイケメンだったんです!広末さんに似た中性的な顔立ちで、周囲の人も思わず振り返るほどでした」(目撃した男性)芸能界でもすでに話題のようだ。「イケメンかつ広末さんの“二世”となれば大きな話題になること間違いなし。芸能界デビューを望む声も一部であります」(芸能関係者)前出の知人は言う。「広末さんは“とにかく経験させること”を教育方針にしているといいます。現時点で広末さんにA君をデビューさせる意向はないようですが、A君自ら芸能界を志望すれば、喜んで応援すると思います」広末は4月に発売したエッセイでこうつづっている。《いろんなことを禁止して、それで危険回避した気になったり、遊びを取り上げて勉強を押しつけたりするような親にはなりたくない》(『ヒロスエの思考地図しあわせのかたち』)広末の“放任子育て”がまさかの親子共演を導くかも?
2022年05月19日5月11日、関係者の注目を集める1冊の本が出版された。タイトルはずばり『秋篠宮』。皇嗣である秋篠宮さまの肉声が収められた書籍だ。著者は元毎日新聞記者の江森敬治氏。秋篠宮ご夫妻とは31年以上も交流があるという。宮内庁関係者は、今回の出版は異例なことだと語る。「秋篠宮さまは、皇太子と同等の皇嗣という重い立場にある方です。これほどの立場の方の肉声が本になるのは極めて異例のことです。出版は江森氏の独断ということはなく、秋篠宮さまのご意向をくんだものとみていいでしょう」江森氏は’17年6月から’22年1月まで、37回も秋篠宮さまのもとに通い、インタビューを敢行していた。眞子さんと小室圭さんの結婚問題の経緯も、秋篠宮さまのお言葉を交えて詳しく語られている。皇室とメディアに詳しい名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんは、出版の意図をこう推察する。「おそらく、世間にあふれているイメージに対して、自分自身はどういう思いを抱いているのか伝えたかったのではないかと思います。この本を読むと、秋篠宮は一貫して結婚を認めつつも、小室さんに対して説明を求めています。しかし、思うようには展開していかず、秋篠宮の苦悩が見て取れます。自分の考え、そして結婚問題の背景にある象徴天皇制自体が抱えるさまざまな問題を、国民に考えてほしいという思いがあったのではないでしょうか」掲載された江森氏によるインタビューは、眞子さんの婚約内定報道の翌月から始まる。当初から、お相手の小室圭さんに対する世間の反応は好意的なものばかりではなかった。弁護士事務所でパラリーガルとして働いていた小室さんの年収は、300万円程度ではないかと推測されていた。しかし秋篠宮さまは「いまのお仕事が定職ですよ」「パラリーガルのままでもいいですよ」とお答えになり、まったく問題にされなかったという。江森氏が、今回の結婚に反対されたことはないかと尋ねても、秋篠宮さまは「反対する理由はありません」と、きっぱりお答えになったそうだ。’17年11月の誕生日会見でも、秋篠宮さまは小室さんについて「非常に真面目な人だというのが第一印象でした。そして、その後も何度も会っておりますけれども、その印象は、変わっておりません。また、娘のこと、娘の立場もよく理解してくれていると思います」と、べた褒めされている。小室さん本人の人柄を信頼しきっていらっしゃったのだ。しかし、事態は急転。小室さんの母・佳代さんと元婚約者との間に、約400万円の金銭トラブルがあると報じられたのだ。報道から2カ月後の’18年2月、結婚の延期が決まった。秋篠宮さまは小室さんに何度も、金銭トラブルについて国民への説明を求められたというが、無視されたという。そして、小室さんは3年間の米国留学を決めてしまう。このころ秋篠宮さまは江森氏に「どうするのだろうと思って……」と、つぶやかれたという。また、秋篠宮さまは結婚延期が長引くことで、小室親子への厳重な警護が続くことも懸念された。警備費用の原資は国民の税金であり、小室さんに警備のありようについて検討するように伝えたというが、反応は鈍かったという。「この本で経緯を振り返ると、当初は結婚に賛成していた秋篠宮さまが、金銭トラブル報道を機に、小室さんに対して非常に厳しい姿勢に転じたことがわかります。とくに強調されているのは、小室さんが秋篠宮さまのご要望を拒否し続けていたことです。秋篠宮さまは、自分はできる限りのことをしたのだと訴えたいのかもしれません」(皇室担当記者)
2022年05月19日5月11日、皇嗣である秋篠宮さまの肉声が収められた書籍『秋篠宮』(小学館)が刊行された。著者は元毎日新聞記者の江森敬治氏。秋篠宮ご夫妻とは31年以上も交流があるという。江森氏は’17年6月から’22年1月まで、37回も秋篠宮さまのもとに通い、インタビューを敢行していた。眞子さんと小室圭さんの結婚問題の経緯も、秋篠宮さまのお言葉を交えて詳しく語られている。一方、本を読んだ宮内庁関係者は、気になることがあったと語る。「結婚問題について、小室さんへの厳しい言葉が掲載された一方、眞子さんに対しては苦言めいた言葉はいっさいないのです。秋篠宮さまと眞子さんの関係は、いまだに冷え込んだままのようですから、親子を引き離した小室さんへの“恨み節”のようにも感じられました」当初、小室さんの収入面の不安などが報じられても、秋篠宮さまは「反対する理由はありません」ときっぱりお答えになっていたという。しかし、およそ半年後に事態は急転。小室さんの母・佳代さんと元婚約者との間に、約400万円の金銭トラブルがあると報じられたのだ。報道から2カ月後の’18年2月、結婚の延期が決まった。秋篠宮さまは小室さんに何度も、金銭トラブルについて国民への説明を求められたというが、無視されたという。そして、小室さんは3年間の米国留学を決めてしまう。このころ秋篠宮さまは江森氏に「どうするのだろうと思って……」とつぶやき、困惑を隠さなかったという。いまや“娘の夫”となった小室さんへの怒りを隠さずに伝えた『秋篠宮』だが、前出の宮内庁関係者は、こう指摘する。「小室さんは独断で、説明拒否や突然の留学といった行動をとったわけではなかったのです。眞子さんの指示があったはずなのに、その点には触れられていません」眞子さんは’21年10月の結婚会見で次のように述べていた。「圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました」つまり、小室さんが金銭トラブルについて説明しないまま渡米したことも、眞子さんのお願いに沿った行動だったのだ。「秋篠宮さまの要望、そして国民感情を無視した小室さんの行動には、眞子さんが少なからず関わっていたのです。しかし、眞子さんに疑問を投げかけ、批判するような言葉は『秋篠宮』には掲載されていません。秋篠宮さまは、眞子さんの気持ちが冷め、小室さんから離れることをいまだに期待されているのではないでしょうか。アメリカの眞子さんに“目を覚ましなさい”と呼びかけられているかのようです」(前出・宮内庁関係者)離れ離れになった愛娘への未練がにじむ、異例の“肉声本”。眞子さんがそのページをめくることはあるのだろうか。
2022年05月19日元参議院議員による“グリーン車タダ乗り詐欺”を発端に、国民の怒りが再燃している議員特権の問題。そこには以前と変わらず、数々の不正がはびこっているようだーー。「公私の区別をしないで、JR無料パスを悪用している議員はいくらでもいると思いますよ。極端な話、愛人とお忍びで温泉旅行に行くときに使ったってわからない。もしバレても“視察で行った”と言い続ければ、うやむやになる。過去にも京都や熱海に遊びに行った議員が、そう言ってごまかしていましたね」こう語るのは、現職のベテラン国会議員A氏だ。5月8日、現職の国会議員に成りすまし、新幹線のグリーン券をだまし取ったなどとして、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで元参議院議員の山下八洲夫容疑者(79)が逮捕された。事件発覚後、国会議員に支給される鉄道乗車証(通称・JR無料パス)が、再び国民の注目を集めることに。これは、新幹線のグリーン車や寝台特急の個室を含むJR全線がタダで乗り放題という夢のような“議員様パス”だ。山下容疑者が悪用したJR無料パスは、落選した12年前にすでに失効しているが、落選後も継続して使っていたという。なぜ、これまで発覚しなかったのか。「顔写真もなく、赤く“国会”と書かれたパスを有人改札でサッと見せればOKなんです。駅員さんも国会議員だと思うから、名前や有効期限をいちいち『確認させてください』とは言いにくい。だから10年以上もバレなかったのでしょう」(前出・A議員)過去にも現職議員が公務外で使用した疑惑がたびたび問題視され“不正の温床”とも言われてきたJR無料パス。それでも廃止されることなく現在に至っている。A議員によると、現職議員には1年に1回、パスが支給される。山下容疑者のように選挙で落選した元議員は国会からパスの返却を求められるそうだが、返却しなくても、特に罰則規定はないという。この管理のずさんさが、不正がはびこる原因にもなっている。今回の事件をきっかけに、“議員特権”に対する国民の怒りが再燃している。その1つが、議員たちが暮らす“億ション”並みの豪華な議員宿舎だ。東京・赤坂の一等地にある3LDKの衆議院議員宿舎(家賃約12万5,000円)と、紀尾井町にある参議院議員宿舎(家賃約15万8,000円)は、いずれも周辺相場の4分の1ほどと破格で住むことができる。中堅の国会議員B氏が、宿舎で目撃したあきれた実態をこっそり明かしてくれた。「入口には警察官が立ち、宿舎内には警備員が巡回、もちろん監視カメラもあります。そんな中でも、深夜にクラブの女性と一緒に帰ってくる議員もいるんです。名前は言えませんが(笑)。別の日の深夜には、正面玄関から顔を隠して出ていく怪しい女性も見かけました。顔やたたずまいを見るだけで、だいたい議員の家族か秘書かはわかります。きっとラブホ代わりに使っている議員もいるんでしょうね……」部屋のカードキーさえあれば、誰でも家族のように簡単に宿舎に入れるのだ。セキュリティはかなり緩いと言えるだろう。■文通費は6年間で7,200万円そして議員特権と言えば、昨年から大きな問題となっている「文書通信交通滞在費」(通称・文通費)。“第二の給料”とも呼ばれる、月額100万円の活動費だ。別のベテラン国会議員C氏は次のように語る。「実際のところ、文通費の月額100万円は“非課税の給料”です。参議院議員の場合は解散がないので歳費と手当とは別に6年間で7,200万円が確実にもらえることに。だから大した活動もしていない議員や、1期で辞めるつもりの議員にとっては、文通費はかなりうれしい特権のはず」経費を削減し、文通費もできるだけ使わない。別口座に全額プールして貯金をしている議員がいてもけっして不思議ではないという。「国民から“おいしすぎる特権だ”と言われても返す言葉もありません。都心でマンションが買えるようなお金をもらっているわけですからね」(C議員)前出のB議員は、文通費に関して、公私の使い分けをしていないことを正直に白状する。「毎月、同じ口座に歳費(給料・103万5,200円)と文通費が振り込まれます。合算された203万5,200円を収入として考えるので、文通費から何にいくら使ったかなど、いちいち把握はしていないのが実情です。基本的に同じ財布から出るお金なので、公私の使い分けをしている議員は少ないでしょう。領収書も必要ないですから」10日、立法府をつかさどる三権の長・細田博之衆議院議長は、国会議員の歳費について「議長でも100万円しかもらっていない」「1人あたり月給で100万円未満であるような手取りの議員を多少増やしたって罰は当たらない」と発言し、猛批判を浴びている。やはり、国会議員を長く務めていると、金銭感覚がマヒしてしまうと言わざるをえない。国民を代表して、民意を行政や財政に反映させるーー。それが国会議員の本分であるからこそ、私たちの血税が数々の議員特権に投入されているはずだ。【厚遇されすぎな「国会議員特権」一覧】〈歳費・手当〉歳費(給料):月額103万5,200円手当(ボーナス):年額637万円(2回に分けて支給)〈活動費〉文書通信交通滞在費:月額100万円(領収書の添付不要、非公開、非課税)立法事務費:月額65万円(所属会派に支給)交通費:グリーン車含むJR全線無料パス、往復航空券(月3回)など議員会館:永田町の事務所(約100平方メートル)が無料議員宿舎:港区赤坂の3LDKに約12万5,000円で入居可など〈その他〉公設秘書の給与:約2,500万円(3人まで雇うことができる)議員の先生方に、職務を全うしているという自負があるのなら、それぞれの使い道を堂々と詳らかにできるのではないだろうか。
2022年05月19日コロナ禍で迎える3度目の夏を前に、政府内でもにわかに浮上した“マスクを外すべきか否か”の議論。専門医は「今こそ外す決断をする時機にきている」と強く主張するーー。「人との距離が2メートル以上確保できている場合には、マスクを外すことを推奨している」“首相の女房役”の松野博一官房長官は、5月12日の記者会見でこのように語った。そのいっぽう、岸田文雄首相は「今の段階でマスクの着用緩和は現実的ではない」と、同じ日に行われた参議院厚生労働委員会で明言した。新型コロナウイルスの流行で定着した「マスク習慣」だが、国の方針が揺れている。その背景には、第6波ピークアウト後も下がりきらない新規感染者数がある。「マスクはコロナ対策としては有効です。とはいえ、すべての人が外出時にマスクを着用する『ユニバーサル・マスキング』をいつまでも続けるわけにはいきません。私は、この7月からはマスクを外すべきだと考えています」そう語るのは、感染症の専門医で、浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫先生だ。浜松市感染症対策調整監として新型コロナ対策のアドバイスにあたる矢野先生は、元日本感染症学会中日本地方会会長。専門医による“マスクを外すべき”という発言の根拠を聞いてみよう。「’03年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、“症状が出た人”がウイルスを伝播させていたため、発症者を隔離することが感染抑制につながりました。いっぽう新型コロナは“無症状の人”も周囲に感染させる特性がある。感染を抑え込むことが困難であり、『ウィズコロナ』と捉えることが前提となります。そのうえで『重症化』を予防することがポイントです」(矢野先生・以下同)矢野先生は、マスクを外すための重要な条件として“ワクチン3回目接種”“国産のコロナ治療薬の開発”“コロナウイルスの弱毒化”を最初に挙げる。「3回目のワクチン接種で、重症化予防の高い効果を得られることが明らかになっています。国内でも接種が進んでおり、6月末には希望者への接種が終わりそうです。また、服用しやすいコロナ治療薬もカギ。塩野義製薬が開発中で実用化のめどが立っている『3CLプロテアーゼ阻害薬』も、重症化予防の効果が期待できます。さらに、20世紀初頭に流行したスペインかぜが年月をかけて弱毒化し、現在のインフルエンザの型のひとつになったように、新型コロナにおいても、今後出現する変異株では重症化率が下がる可能性が考えられます」これら3つの条件が整い、感染しても重症化を防ぐ見通しが立つ7月こそ、逃してはいけないタイミングなのだという。■マスクを着用し続けるデメリットとは同時に、マスク着用を続けるデメリットを見極めることも重要だ。「7月は、気温が上昇して熱中症の患者が急増します。高齢者はエアコンが効いた室内でもマスクをしたままだと熱中症になることもあり、最悪の場合は死に至ります。昨年に比べ外出機会が増えている今年は、熱中症患者の増加が予想されます。熱中症リスクを避けるためにも、夏にはマスク着用をやめるべきでしょう」そして、矢野先生はマスク習慣による“副作用”が将来的に表れてくることを危惧している。「人間はさまざまな病原体に遭遇し、感染することで免疫を獲得していきます。手足口病やヘルパンギーナ、おたふくかぜなど、大人になってから感染すると重症化しやすい病気も少なくありません。特にワクチンがない『サイトメガロウイルス』は、子どものころに感染しても無症状や鼻かぜ程度のケースがほとんどですが、大人になってから感染すると大きなリスクに。妊娠中の女性が感染すると、母子感染によって生まれてくる赤ちゃんに目や耳の障害、頭が小さくなる小頭症などを高確率で引き起こします」現時点でもサイトメガロウイルスに対する免疫をもつ妊婦は7割程度。それがさらに低下することが懸念されるという。「マスク着用によって、“小児期に感染すべき感染症”に遭遇する機会が奪われてしまうことも大きな問題なのです」また、4月から9月は病院の閑散期にあたることも7月にマスクを外せる理由のひとつに。「わたしは病院経営に関わったことがあるのでわかりますが、病院は10月から病床が埋まりはじめ、冬には満床になります。閑散期である夏は、医療従事者のマンパワーに比較的余裕があります。マスクを外すことでコロナ感染者が増えることも予想されますが、7月からであれば冬に入る前に感染のピークを迎えるため、医療ひっ迫を防ぐことができます」■ウィズコロナでは“メリハリある対策”をただ、コロナ感染後の後遺症を心配してマスクを外すのをためらう人も多くいるが。「コロナ後遺症は明らかになっていない部分が多いですが、『重症者は軽症者よりも後遺症が多い』『ワクチン接種者は未接種者よりも後遺症が少ない』という報告があります。3回目のワクチン接種をして、後遺症になりにくい体を作ることが大切です」もちろん、高齢者施設や病院など、重症化リスクがある人と接する場合や、多くの人が密集する場など、マスク着用が必要となるケースはある。最後に矢野先生はこう語る。「新型コロナには、メリハリのある対策が重要。正しく怖がりながら、適切に付き合っていくことが求められています。マスクを外すことは、その大きな一歩なのです」感染対策は大切だが、マスクを外すことで得られるメリットも存在する。「ウィズコロナ」を考えるうえで、私たちもそのことに目を向ける必要があるだろう。
2022年05月19日59歳以下は“基礎疾患あり”の人だけが対象になる4回目接種。自分は関係ないと思っていても、実は対象の場合も!打つべきかどうかの判断基準を医師に解説してもらったーー。「4回目接種の対象外の方は、現段階で国のほうから接種機会を提供することはありません」59歳以下の新型コロナワクチン4回目接種について、こう話すのは、厚生労働省担当者だ。5月下旬にも始まるワクチン4回目接種。接種対象となるのは、“60歳以上の人”、“18歳から59歳までの基礎疾患のある人”、“医師が重症化リスクがあると判断した人”だ。3回目の接種から5カ月以上が経過すれば4回目接種を受けることができる。これまでと異なり、ワクチンを打てる人たちが限定される4回目接種。本当に、それ以外の人は打たないでよいのだろうか?日本ワクチン学会や日本ウイルス学会などの理事も務める長崎大学医学部教授の森内浩幸さんはこう語る。「現在、ワクチンの“感染予防”の効果は少なくなってきています。いま供給されているワクチンは最初に発見されたウイルスを対象に作られたもの。デルタ株以降、変異を繰り返すうちに、ワクチンによる感染予防の効果が下がってきました。イスラエルのデータでは、3回目までしか接種していない人に比べ、感染率を30%ほど下げる効果しかありません」1回目のワクチン接種の際、ファイザー製では70~80%以上の感染予防効果が報告されていた。「さらに、せっかく得た感染予防の効果も接種1カ月後で大きく下がり、2カ月後で接種していない人とほとんど変わらない程度になったと報告されているんです」一方で、“重症化予防”の点では、ワクチンは依然有効だ。「厚労省が4回目のワクチンとして使用を決めたのはファイザー製とモデルナ製。この2社のワクチンは、感染を防ぐ抗体を作るだけでなく、体内でウイルスに感染した細胞をつぶしてウイルスの増殖を防ぐ“細胞性免疫”を作ってくれます。この細胞性免疫が作用する部分は、変異が進んだオミクロン株においても80%程度保たれているため、重症化を防ぐ効果が望めるんです」健康な人は、3回の接種で重症化を防ぐ免疫が十分ついているため4回目を接種しても重症化を防ぐ効果は大して上がらない。「しかし、重症化リスクのある基礎疾患を持つ方や高齢者では、追加接種を受けることで重症化や死亡リスクを大幅に下げられることがわかりました。そのため4回目接種の対象は、重症化リスクの高い、60歳以上や基礎疾患を持つ人に限ることとなったのです」ファイザー社の報告によると、60歳以上の高齢者では3回目接種までしか受けていない人に比べ、重症化する確率を4分の1に抑えることができるという。■59歳以下でも基礎疾患があれば接種を今回のワクチン接種、「基礎疾患持ちではないし受けなくていいや」と思っている人も多いだろう。しかし、実は自分で認識していなくても、基礎疾患や重症化リスクがあり、医師によって接種が認められる場合もあるという。「過去に健康診断で、病院への受診を勧められたにもかかわらず放置している人は、一度医師の診察を受けるとよいでしょう。医師の診断を受けていないだけで、基礎疾患に該当する可能性があります」そう語るのは、ナビタスクリニック理事長の久住英二さん。さらに、基礎疾患というと、糖尿病や心不全など重い病気ばかりを想像しがちだが、高血圧や大きないびきを特徴とする睡眠時無呼吸症候群も含まれている。また、BMIが30以上の肥満の人も、4回目接種の対象だ。4回目接種は、自治体によって接種券の配布方法が異なる。大阪市は3回目接種から5カ月が経過した18歳以上の全住民に接種券を郵送するが、対象者以外は接種できない。埼玉県戸田市では60歳以上の人だけに接種券を送付するという。「18歳以上59歳以下で基礎疾患のある方が4回目接種を受けるには、接種券の送付を申請する必要があり、それに関する案内を全戸に配布しています」(戸田市新型コロナウイルスワクチン接種対策室)つまり現状で示されている方針に沿えば、59歳以下の人はワクチンを接種したほうがよいか医師に相談して判断し、場合によっては接種券を取り寄せる必要がある。そこで、本誌は4回目接種をすべきかどうかを判断するためのチェックリストを作成した(画像参照)。まずは自分が打ったほうがいいのかどうかを確認し、かかりつけ医などに聞いてみよう。これらの基礎疾患はなぜ重症化リスクを高めるのだろうか?「コロナは肺炎を引き起こしたり上気道に炎症を起こすことがわかっていますから、呼吸器に疾患がある場合は注意が必要です。たとえば、肺気腫やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など。ぜんそくは重症化リスクにはそれほど関係ないことがわかってきましたが、治療をしている場合はかかりつけ医に相談してみるとよいでしょう」さらにコロナウイルスに感染して重症化すると、心臓や腎臓、肝臓にも負担がかかるため、これらの疾患を持つ人も注意が必要だ。「基礎疾患には含まれなくても、気になる疾患がある人は、かかりつけ医に相談するとよいでしょう。現在の病状をふまえて、接種の必要性を判断してくれますよ」自治体が接種券を送ってくれずに重症化するのは避けたいもの。自分の身を守るため、接種の必要性を見極めよう!■「4回目接種」打つべき人チェックリスト※画像内の基礎疾患は抜粋です。四回目接種の対象となる基礎疾患にはこれら以外に染色体異常、重症心身障害、重い精神疾患や知的障害がある人も含まれます。詳しくは自治体が発表する資料を確認してください。
2022年05月19日「訃報を聞いた百恵さんはとても落ち込んでいるそうです」(百恵さんの知人)3月に長男・三浦祐太朗(38)のもとに第1子が誕生し、おばあちゃんとなったばかりの百恵さん(63)に悲しい知らせが届いた。“山口百恵”のマネージャーを務めた小田信吾さんが4月30日に急性心不全でこの世を去ったのだ。83歳だった。「小田さんは’68年にホリプロに入社し、百恵さんや和田アキ子さん(72)のマネジメントを担当し、スターにしました。’84年にはホリプロの社長に就任し、その後は会長として東証1部上場も果たしています」(芸能関係者)数々のタレントを育てた小田さんだが、百恵さんへの思い入れは特別なものがあったという。「当時は清純派の王道アイドルが全盛でしたが、小田さんは『ほかのアイドルにはない陰がある』とデビュー時から百恵さんの稀有な才能を見抜いていたそうです。そして、チーフマネージャーとして、阿木燿子&宇崎竜童夫妻が手掛けた『横須賀ストーリー』や『プレイバックpart2』といった代表曲を世に送り出し、百恵さんのカリスマ的な人気を作り上げたのです。百恵さんも自分らしさを尊重してくれる小田さんのことを誰よりも信頼していたといいます」(前出・芸能関係者)その後、’80年に三浦友和(70)と結婚し、人気絶頂のまま引退。芸能界復帰をかたくなに固辞し、関わりも極力断った百恵さんの“窓口”になったのも小田さんだった。小田さんと親交のあった芸能リポーターの城下尊之さんは言う。「百恵さんは引退後も小田さんとは交流を続けたそうです。テレビの映像使用や歌手関連の仕事の許可を小田さんが百恵さんに確認していたそうです。ただ、小田さんは仕事の連絡に徹し、引退後の生活には踏み込まなかったそうです。百恵さんはそうしたところにも信頼を寄せており、相談があれば二つ返事でOKをしていたと聞いています」引退後も心を許した数少ない“友人”を失った百恵さん。大きな心境の変化を迎えていると、前出の知人は言う。「一昨年に全楽曲をサブスクリプション配信で解禁、昨年も引退コンサートをテレビで再放送していましたが、その際も小田さんが連絡を取っていたと聞いています。そんな現役時代の生き証人でもある小田さんが亡くなったことで、今後の許可を断るということではないですが、百恵さんの中には“これで山口百恵はひと区切り”という思いもあるそうです」49年にわたって“山口百恵のマネージャー”として支え続けた小田さん。今度は天国から“三浦百恵さん”を応援し続けることだろう。
2022年05月19日華原朋美(47)が、またもや男性問題で注目を集めている。週刊文春によると夫であり所属事務所「伝元」代表の大野友洋氏に結婚・離婚歴があり、また元妻との間に3人の子がいたことも発覚。合わせて元妻へのDV行為や、養育費の不払なども報じられたのだ。これを受けて華原は14日公開のYouTube動画で「私もダマされて籍入れちゃって、バカみたい」「夫と一緒にいれるか、いま自分の胸に問い質しています」と発言。そして15日には、華原さんのTwitterで大野氏が謝罪文を公開。また17日には伝元の公式Instagramで謝罪文が公開された。大野氏は《今後は元パートナーに対して誠実に対応して行きたいと思っています》とした上で《妻に対しても、今まで以上に大切にして行きたいと思っています》とコメント。同時に《華原朋美は伝元のもとで一からお仕事をして行くということになりました》として、今後も変わらないバックアップを宣言している。問題はいったん終息したように見えるが、周囲からはまたもや男性問題で波乱に巻きこまれた華原の精神面を心配する声が聞こえてくる。かつては音楽プロデューサー・小室哲哉氏との公私にわたる関係で一躍、時代を代表する歌姫となった華原。そして破局後は、精神的に不安定な時期があったとも伝えられてきた。だからこそ、彼女のピュアさや脆さを心配する声が今回も上がっているのだ。なぜ彼女は男性問題で何かしらの“いわく”がついてしまうのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは「“だめんず”に振り回される女性には、異性との関わりに一定の共通点があります」と言う。以下、その詳細について語ってもらったーー。■“だめんず”に振り回される女性に共通する2つのことパートナー女性に対して問題のある振る舞い(たとえば嘘や一方的な別れ方をするなど)をする“だめんず”は、いったいなぜ生まれるのか。そこには男性側の原因はもちろんのこと、女性側に助長させる要素がある場合も。そしてその接し方には、共通点があるようです。1つは、男性に対する依存度が高すぎるということです。たとえば男性を好きってなり付き合うようになると、「あなたしか見えない」「心も体もすべてあなたに分かってほしい」といったようになるタイプです。こうした女性は“強すぎる繋がり”を求める傾向があります。“だめんず”はもちろん、男性自身に問題があります。しかし女性側が強すぎる信頼を寄せてしまうと、相手としては傲慢さや怠慢さに拍車がかかってしまう。そして“だめんず気質”を助長させてしまうこともあるのです。もう1つは、女性側に感覚的すぎたり感情的すぎたりする傾向があることです。いわゆる、“恋愛気質”な女性です。なぜ感覚的・感情的すぎると問題なのか。それは相手に対して疑惑や引っ掛かりを覚えたとしても「好き」という感情を止められず、冷静な判断ができないまま問題が大きくなってしまうことがあるからです。たとえば今回の報道でいえばプロポーズ時に戸籍を見せられ、結婚歴等はないと伝えられたと華原さんは話しています。ただ改めて考えるとプロポーズの際に戸籍を見せること自体、やや不思議な行動のようにも感じます(華原さんが見せてほしいと要求した可能性はありますが)。ご本人がその際に違和感を覚えたかどうかは分かりません。ただ感覚的・感情的すぎると、冷静に考えたら「ん?」と感じるような行動があっても見逃してしまうところがあります。そうなると確認して問題を未然に防いだり、早いうちに対策を取ったりすることができなくなる。そして最終的に自分の手に負えないところまで問題が発展してから気づくというケースが起きてしまうのです。今回の騒動は、いったん終息したようにも見えます。しかし華原さんのTwitterに書き込まれた大野氏のコメントには、《プライベートでの話し合いはまだ解決しておりません》ともあります。夫婦としてのあり方についてはこれから協議がなされるようですが、おそらく筆者だけでなく、多くの人が思っていることでしょう。「朋ちゃん、どうか幸せになって!」とーー。(文:おおしまりえ)
2022年05月19日インド北部のウッタラーカンド州に住むプラサードさん夫妻が、息子夫婦を相手取り5,000万インドルピー(約8,300万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こした。THE TIMES OF INDIAなどが報じている。元政府職員のサンジーヴ・プラサードさん(61)と妻サダナさんは、1人息子の教育に稼ぎのほとんどを費やしてきたという。CNNが報じている申立書には以下のような訴えが綴られていた。「彼らは息子を育て、教育を与え、有能にし、ついにはパイロットの職に就くまで育て上げました。彼らは隣人たちが孫と遊ぶ姿を見て、自分たちにも孫がいるべきだと感じたのです。彼らは息子とその妻だけで生きていくために結婚させたのではないと主張しています。だからこそ、来年までに孫を生むか、賠償金を払うべきだと言っているのです」訴状によると、プラサードさんは五つ星ホテルでの結婚式代金に加え、新車の購入費用、新婚旅行代金まで負担したという。しかし、結婚してから6年経っても孫を抱かせてくれないことにしびれを切らし、訴訟に踏み切ったのだ。「この年になって孫がほしくてたまらないのに、この人たち(息子と嫁)は私たちのことなど考えていない、という態度なのがいちばんの問題なんです」と、プラサードさんはAP通信に語っている。
2022年05月18日連日、世間を大きく騒がせている山口県阿武町の給付金誤振込み問題。4月8日に同町役場の職員が、24歳の男性に誤って4,630万円を振込んでしまってから1カ月あまり。ようやく収束の兆しが見えてきたようだ。5月18日に配信されたFNNプライムオンラインの報道によると、男性は「お金を使ってしまったことは大変申し訳なく思っている。少しずつでも返していきたい」と返金する意向を示しているという。もとをたどるとこのトラブルは職員の“勘違い”から生じたが、この男性が頑なに返還を拒んだことで事が大きくなってしまった。「同町では新型コロナ対策として住民税非課税の463世帯を対象に、1世帯につき10万円の給付手続きがなされました。しかしその後に職員が誤って、4,630万円の金額と名簿の1番上にあった男性の氏名が記載された振込依頼書を銀行に提出してしまったのです。町は再三にわたって返還を求めましたが、男性は『僕は悪くない』などと反発。その後も職員が男性に接触を試みるも、『もう元には戻せない』『罪は償います』と開き直っていたのです」(全国紙記者)返還を拒否する男性に頭を悩ませた町は、5月12日に男性に対して「不当利得の返還」を求めて提訴。これを受けて、男性の代理人弁護士は16日に会見を開いた。「男性は約2週間かけて4,630万円を口座から移動させていました。すでにお金を使ってしまったことから、弁護士は『返還は難しい』と説明していました。男性はこれまで、警察の事情聴取に2回応じたようです。注目されていたお金の使途ですが、男性は『海外のネットカジノに使った』と説明しているようです」(前出・全国紙記者)1カ月あまり経て、ようやく返金の意思を示したという男性。しかし4,630万円もの負債を返済していく苦労以上に、厳しい“茨の道”が待ち受けていそうだ。「この男性は、同町がPRする『空き屋バンク制度』を利用して’20年10月に転入してきたばかりでした。誤振込みが発覚し、返還を拒んだ後には勤め先も退職したといいます。一方で町は提訴したことを発表した際に、男性の本名と住所を公開。そのためネット上では男性の本名が拡散され、顔を特定しようとする動きまで現れました。そもそもこの男性は、町に対して不誠実な対応をとってきました。さらには税金を遊興費に使ってしまったことで、多くの国民から反感を買ってしまうことに。お金を返済するにあたっては、再就職する必要があると思います。ですが本名も知れ渡ってしまっては、勤め先を見つけるのも一苦労するのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)後悔先に立たず。男性は今、自らの行いをどのように受け止めているだろうか。
2022年05月18日いつまでたってもお金が貯まらない……。そう思っているあなた、まずは自分のキッチンを見渡してみてーー!「家の中で、主婦の“お城”といえるのがキッチンです。家計が赤字と嘆いている人のお宅を拝見すると、床に物が積まれ、流しの中に使った食器がそのまま置かれていたり、とても居心地のよい空間とはいえない家庭がほとんどなんです」こう話すのは、マネーコンサルタントで7,000人以上の女性のお金の悩みを解決してきた市居愛さん。「家計整理アドバイザー」の育成も手がける市居さんは次のように語る。「家計の節約のなかで、食費の占める割合は大きいもの。キッチンが乱れていると、料理をする意欲が失せがちになり、割高な外食や出来合いの総菜の比率が高くなる傾向が顕著。食費の節約にはまず料理をする気になるような整ったキッチンにする必要があるんです」市居さんが教える、効率よく整えて「お金のなるキッチン」を作るポイントが次の10カ条だ。【1】賞味期限カレンダーを作って冷蔵庫に貼る冷蔵庫の中身ですが、卵や牛乳、ドレッシング、ケチャップなどの調味料の賞味期限はついつい忘れがち。広告チラシの裏などを活用して「オリジナル賞味期限カレンダー」を作成し、冷蔵庫のよく目につくところに貼っておくのがおすすめ。それぞれの食品を開封したら、冷蔵庫に入れる際に、その賞味期限を書き込み、使い終わったら消し、また新たに書き込む。このメモの存在が食品ロスを防ぎ、節約につながります。【2】調理器具をよく使うものとあまり使わないものに分け、半年使わなかったら処分する流しの下のスペースや引出しに、調理器具が積み重なっていませんか。キッチン空間のムダであり、探す時間のロスを生む元凶です。よく使うものだけをキッチンに残して、あとは箱などに入れて分類。そのなかで半年使わなかった器具は処分する決心を。「いつか使うかも」という考えは、余分なものを買い込みがちで節約の敵。まずは器具を整理し、自分の気持ちを「ムダ遣いしないマインド」に切り替えることが大切です。【3】食器は「1人ひとつ」に絞り8割減らすふだん使う食器は、持っているもののうちの2割程度といわれます。茶わん、スープ皿、パスタ皿などを家族1人につきひとつに絞りましょう。使っていない食器を見ると「なんとなく持っている食器」や「もったいなくて捨てずにいる食器」が多いことに気づくはず。これらはスペア分を残して思い切って捨てること。棚に空間が生まれると取り出しやすく、皿同士をぶつけることがなくなり、さらに調理時間の短縮にもつながります。【4】カップ麺や缶詰などのストックは一カ所にまとめるカップ麺や缶詰などの保存食品は、家族から「ない」と言われたりするストレスもあって、つい多めに買ってしまいがち。これがキッチンの棚に入りきらずにあふれ出したり、賞味期限切れを生むムダの原因になっています。まずこうした保存食品は目の届くところ一カ所にまとめ、どのストックがいくつあるのか、常に確認できるようにしておくこと。買いすぎ買い忘れを防ぐとともに、いざ必要となったときの使い勝手も格段によくなります。【5】必需品のストックの購入はひとつまでカップ麺などを箱買いしてしまっている家庭はお金が貯まりません。店頭で安売りしていたりすると、ついまとめ買いしがちですが、結局、賞味期限内に食べきれず処分してしまうケースがほとんどです。パスタソースなど3袋入りという場合はしかたありませんが、基本的にストックは「ひとつだけ」に徹すること。大量買いをするのは衝動買いと同じムダ遣いマインド。「ひとつ買い」で自分を律することが節約マインドを育てるコツです。【6】止水栓を絞って水量を限定するレバー式蛇口は全開になりやすいので、ついムダに勢いよく水を使ってしまいがち。自分は気をつけていても、なかなか家族は節水に協力してくれないもの。そういうときは、シンクの下にある水道の止水栓を必要最低限の水量まで絞ってしまう方法が有効です。家族に「水の出しすぎ!」と何度も注意していると、それだけでお互いの心がギスギスすることも。そんなときは相手の行動をとがめるのではなく、物理的にできなくしてしまうのも手ですよ。【7】キッチンの床に物を置かない市居さんがお金持ちの人のキッチンをのぞいて発見したことのひとつが床にあまり物が置かれていないことでした。床に物を置くのが当たり前になると、せっかく新しく買ったものも散らかった床に置くことになり、ゴミに見えてしまうことに。不必要なものに埋もれて、本当に必要なものが見えなくなります。これがお金が逃げていく原因になるのだとか。「お金のなるキッチン」にするには、物を減らす努力が必要です。【8】食器用洗剤を万能洗剤として使う洗剤の種類が増えすぎて困っていたとき「なんとか1種類に減らして節約できないか」と市居さんが選んだのが、食器用洗剤。食器用洗剤は油汚れを落とすための洗剤なので、浴槽の皮脂汚れから、トイレやフローリングの汚れ、壁についた手垢まで、なんでも落とすことが可能だとか。水で10~20倍に薄めて、かすかに泡立つ程度にしたものをボトルに詰めてトイレや浴室に置いておけば、複数の洗剤をそろえるムダがなくなります。【9】家中のゴミ箱をキッチン一カ所にまとめる私たちは日ごろ、食品と同時に食品トレイや梱包資材など、ゴミになるものも一緒に買っています。ゴミを買っていると思うと残念。市居さんが自宅のゴミを減らすために実践しているのが、家中のゴミ箱を一カ所にまとめること。家族全員が意識的にゴミを捨てることで、購入時に包装を辞退するなど、出るゴミの量が半分近くに。ゴミを少なくすることも節約の心構えのひとつ。【10】床や家電製品は「拭く」ことで「福」を呼び込む掃除というと掃除機を使いがちですが、その電気代はコード付きで10分2円程度。キッチンだけでも年間100回掃除すると200円です。その電気代を節約するには「拭く」こと。流し台を拭いたついでに、冷蔵庫や食器棚、電子レンジなど油汚れの多い場所を拭き、床も磨きましょう。「拭く」は「福」と読み方が同じ。電気代の節約だけでなく、キッチンの汚れを拭き清めれば、心の疲れが軽くなり、福を呼び込めるはずです。「まず冷蔵庫の扉のよく見えるところに、中の食材の賞味期限を書いて忘れないようにしてください。そしてキッチン全体を整える。食器類、調理器具類は最低限の数に減らし、止水栓を絞るなどして節水も徹底。最後にこまめによく拭くことで、居心地をよくすることも大切」(市居さん)こうして効率的ですっきりしたキッチンにすることで、お金も時間も節約でき、家全体の運気を上げるキッチンになるという。ぜひ実践してみては?【PROFILE】市居愛最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している
2022年05月18日4月から5月にかけて、東京と大阪でディナーショーを開いた松田聖子(60)。昨年12月18日に愛娘の神田沙也加さん(享年35)を亡くして以来、歌手活動をようやく再開した。年末には、毎年恒例のディナーショーを予定しており、また昨年は辞退することとなった『NHK紅白歌合戦』への出場も目指しているという聖子。本誌が入手した彼女の“涙の肉声”には、歌にとどまらない仕事への決意がにじんでいたーー。「周囲に、『休んでいるほうがつらい。もう立ち止まらないし、映画監督もまたやる』と話しています」(前出・芸能関係者)聖子は昨年10〜11月に開催された第34回東京国際映画祭にて、『フォークロア2:あの風が吹いた日』で映画監督デビューを果たした。作品のジャンルがホラーだったこともあり話題を呼んだ。「公開後の評価も良好で、製作サイドの意向と本人のやる気もあって、もともと“松田聖子監督”の2作目の作品は予定されていました。ただ、そんななかで沙也加さんが亡くなってしまいました。それまでは、前作と同じホラー作品を考えていたそうですが、いまでは家族愛をテーマにした構想もあると聞きました。早ければ全国ツアーが終わったあと、10月ごろから映画製作にも着手するのではないでしょうか」(映画関係者)聖子が再びメガホンを取る決意を固めたのは、やはり沙也加さんの存在が大きいようだ。「あまり知られてはいませんが、沙也加さんはSF映画が好きで、その影響で聖子さんも一時期、『スター・ウォーズ』シリーズのグッズを集めていたことがありました。映画は、母娘の絆のひとつでもあるとも言えます。だからこそ聖子さんは、再び監督として映画と向き合おうとしているのだと思います」(前出・知人)沙也加さんに見守られて、“永遠のアイドル”は一歩ずつ前へと進むーー。
2022年05月18日「ディナーショーも好評のうちに幕を閉じ、いまは6月に控えた全国ツアーに向けて着々と準備を進めているようです」(音楽関係者)4月に東京、5月に大阪でディナーショーを開いた松田聖子(60)。昨年12月18日に愛娘の神田沙也加さん(享年35)を亡くして以来の活動再開となった。ステージ上では、沙也加さんへの思いを語った一幕がーー。「東京公演では、2011年に『NHK紅白歌合戦』で沙也加さんと歌った坂本九さんの『上を向いて歩こう』を涙ながらに歌い、会場からはすすり泣く声も聞こえてきました。沙也加さんとの思い出を振り返り、『私は沙也加の歌声が大好きでした。今も沙也加の歌声は私の心の中に響いています』と語っています。大阪の会場は、沙也加さんが小さいころに家族で年末年始に泊まった思い出が詰まったホテル。ステージに立った聖子さんも感慨深い様子だったと聞きました」(聖子のファン)本誌は3月上旬、自宅に近いデパートを訪れた聖子の姿を目撃している。そこは、沙也加さんが幼いころ、母娘で買い物に行っていた場所だった。そして、ディナーショーを目前にした4月上旬には、聖子は自宅に近いとある撮影スタジオにも足を運んでいた。「そこは、聖子さんが1980年代後半から愛用しているスタジオ。沙也加さんを連れて訪れたこともたびたびあって、母娘の思い出がいっぱい詰まった場所のひとつなのです」(前出・音楽関係者)最愛の娘を失った悲しみを乗り越えるために、思い出を原動力にする聖子。それを象徴するかのように、肌身離さず持ち歩く形見の品があるという。■「これ、沙也加のものなの」「実は、聖子さんが現在使っているハンドミラーは沙也加さんが使っていたものなのです」(芸能関係者)沙也加さんが生前使っていた手鏡は、2021年7月に彼女がポーチの中身を紹介するという動画内にも登場しているものだ。「あるスタッフが、仕事を再開した聖子さんがシルバーのシンプルなハンドミラーを使うようになっていたのに気づいたのです。これまで聖子さんが使っていたのは、目立つ装飾が施されたものでしたから、目につきやすかったのでしょう。そのスタッフが『それ、きれいですね』と聞くと聖子さんは、『これ、沙也加のものなの』と答えたそうです」(前出・芸能関係者)とはいえ、沙也加さんとの永訣から5カ月ほど。聖子が負った“傷”は、いまだ癒えずーー。「気を使って、周囲に落ち込む様子を見せることはほとんどありません。しかしいまでも、聖子さんは悲しみを押し殺して仕事と向き合っています。ただ、形見の品に現場でも使うものを選んだことは、彼女らしいなと思いました。聖子さんは、時間があるときはヘアメークに頼らずに、自分でメークをすることがあり、常にある程度のメーク道具はバッグに入れて持ち歩いています。ハンドミラーを選んだのは、沙也加さんとともに歩んでいくという聖子さんの思いの表れなのでしょう」(聖子の知人)
2022年05月18日キングコングの西野亮廣(41)が手がけた絵本『えんとつ町のプペル』が5月12日、バレエ作品となることが明らかになった。今年1月には東京・新橋演舞場で『プペル〜天明の護美人間〜』として歌舞伎化され、市川海老蔵(44)が主演を務めたことでも記憶に新しい『プペル』。バレエ作品となるのは初めてだが、ある舞台関係者は懸念を抱いているという。「『プペル歌舞伎』は原作の絵本に惚れ込んだ海老蔵さんが自ら西野さんにオファーしたことで実現しました。長女・ぼたんさん(10)と長男・勸玄くん(9)も出演することもあり、注目作になると見込まれていました。さらに原作者の西野さんはオンラインサロンを開催するなど根強い人気を誇っています。歌舞伎ファンだけでなく西野さんファンの集客も期待され、チケット入手は困難になるのではと発表当初は予想されていました」しかし蓋を開けてみると……。「海老蔵さんが出演する新橋演舞場での新春歌舞伎は例年大人気でチケット争奪戦になるほどですが、『プペル歌舞伎』は空席が目立つ日もあったのです。さらに一部の席のチケット料金が値下げされたそうですが、これは売上を少しでも伸ばすためではないか、と見る向きもあります。『プペルバレエ』は満員になるといいのですが……」想定外の結果となった『プペル歌舞伎』。バレエでは汚名返上なるかーー。
2022年05月18日「平成から令和への御代替わりから丸3年がたちました。上皇ご夫妻は4月下旬から、念願だった赤坂御用地の仙洞御所での生活を始められています。5月9日には、上皇さまがお引っ越し以来初めて外出し、皇居の生物学研究所を訪ねられました」そう語るのは皇室担当記者。上皇ご夫妻に先立ち、天皇ご一家も昨年9月に皇居・御所にお引っ越しされている。皇室担当記者が続ける。「もともとの予定では、天皇ご一家・上皇ご夫妻・秋篠宮ご一家、3家それぞれのご新居の改装工事は、今年3月末までにすべて完了している予定でした。しかし秋篠宮邸の改修工事が大幅に遅れており、完了は秋ごろになる見通しと、宮内庁は発表しています」’20年春にスタートした秋篠宮邸の工事。近くにある赤坂東邸も同時に改修し、渡り廊下で結ぶという大規模なもので、総工費は33億円と発表されている。「ちなみに天皇ご一家のお住まいである御所の改修費は約8億7千万円です。従来の建物を極力そのまま活用し、増改築も行わなかったため、その金額におさめることができたそうです。工事規模が異なるとはいえ、秋篠宮邸改修の33億円については“高すぎるのではないか”という声が宮内庁内でも上がっています。現在、秋篠宮ご一家は御仮寓所にお住まいですが、こちらは9億8千万円かけて新築されました。皇嗣家の新生活にかかる費用は、合わせて43億円ほどということになりますね」改修工事が遅れている理由について宮内庁は、2つの点を挙げている。新型コロナの影響で2カ月ほど工事が中断されたこと、そして密を避けるために作業員の数を減らしたために作業が遅れたことだ。だが、ある宮内庁関係者によれば“別の理由”もあるのだという。「改修工事に携わっている関係者によれば、秋篠宮ご夫妻、とくに紀子さまからの“追加要求”が続いていたのだそうです。要求を受けて関係者は、そのたびに作業を変更するわけですが、『とても3月までに終了するペースではない』と、語っていました。それで結局、半年の延期を宮内庁が発表したようなのです」■「もっと金(きん)を」という驚きの要求がもともと秋篠宮ご夫妻がいちばんこだわられていたのは、“可能な限り、生態系を崩さないような工事を”ということだった。「緑が豊かな赤坂御用地のなかでも、秋篠宮邸の周辺には、多くの動植物が生息しています。とくに昆虫は一般的な図鑑には掲載されていないような希少種もいるのです。悠仁さまは生物学にも深い関心をお持ちですから、秋篠宮ご夫妻としては悠仁さまのためにも環境を大切にしたい、というお考えがあったのでしょう。秋篠宮ご夫妻は、工事の進捗を確認するために何度も現場にいらしています。建物の形が整っていくうちに、“皇嗣家として、さらにふさわしい邸宅に”というお気持ちも膨らんでいったのでしょうか。追加要求のなかで、改修工事関係者たちを特に驚かせたのは、“もっと金(きん)を使用してほしい”というものでした。工期が延び、作業も増えれば人件費もかさみます。そのうえ、材料も新たに発注するわけですから、彼らは“工期だけではなく、予算もオーバーしてしまうのではないか”と、懸念していました」(前出・宮内庁関係者)“金を使用するスペース”とはどういった場所なのか?前出の皇室担当記者によれば、「新しい秋篠宮邸には、ご一家の私室部分のほかに、ご公務に使用される公的部分もあるのです。金を使用するとして、まず考えられるのは会見ルームです。改修前にも記者会見に使用されていた部屋があり、後ろの壁には、薄く紋様が描かれた金色の絵が貼られていました。改修を機に、より広い会見ルームを設けるとすれば、背景の金色の絵も大きくなるでしょう。ほかにも、海外からの賓客を接遇する部屋の豪華さを増すために、あしらいに金を使う可能性などもあると思います。大規模改修の理由の1つが“皇嗣として賓客を接遇する機会も増えるため”でした」紀子さまが節約に励んでいることは、宮内庁内でも有名だった。メモ用紙として裏紙を再利用されていたことも報じられている。「そんな倹約家の紀子さまが、工期が延びてしまうほど、設計の変更や手直しを求められているのは、皇嗣家として品位を高め、また賓客の接遇を晴れ晴れしく演出したいという強い使命感があるからなのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
2022年05月18日キングコング・西野亮廣(41)が原作を手がけた絵本『えんとつ町のプペル』。これまでにミュージカルやアニメ映画、さらには歌舞伎作品になるなど、多角的な展開をしてきたが、今年10月にバレエ化されることが明らかとなった。しかし、これにバレエファンから反発の声があがっている。物議を醸しているのは、『プペルバレエ』の企画者がnoteに投稿した内容。すでに削除されているが、記事には次のような文言が掲載されていたのだ。《私たちは、プペルバレエを古典作品にすることを目指しています。それは、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」などと同じ棚に並べるということです》これについてある舞台関係者は語る。「『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』はいずれもかのチャイコフスキー作曲。1890年代に初演された作品で、“3大バレエ作品”として愛されてきました。しかし、これらは“長く愛される古典”になることを目的として作られたものではなく、長い年月をかけて愛され続けた結果、古典となったです。企画の段階から“3大バレエに並ぶものを作る”と考えているのは、古典を軽視していると言われても仕方ありません」さらに企画者は、『プペルバレエ』の古典化のために必要なこととして《全国のバレエ教室の発表会レパートリーとなる》《世界中のバレエ団のレパートリーとなる》と挙げている。「演目として定着すれば、バレエ教室の発表会やバレエ団の公演で上演されることも増えるかもしれませんが、教室やバレエ団は演目の使用料を支払う必要があります。上演されるたびに使用料が発生するので、企画者側にとっては長期的な利益が見込めます」(前出・舞台関係者)構想の段階から、“古典”を強調する『プペルバレエ』だが、SNS上では、“古典を軽視している”と反発の声があがっている。《演目として定着させて、演目使用料、楽曲使用料、バレエだし発表会ごとに長期的収入もオッケー。とか言うサロンの新しいビジネスモデルだったりしてなー(嫌すぎる)》《プペルがバレエまできたか。良い作品だから何度も上演されて、いつの間にか古典と言われるようになるんじゃないの?初めから古典作りますってなんか違う気がする。見えてくるのは金儲けのみ。だからプペ関連は胡散臭く思ってしまう》《紆余曲折ありながらも愛され続けて現代まで伝わってきたのが現在古典作品と言われているものであって、「古典作品として生き残らせる」が1番に来てるのはもう違うのよ》《プペルバレエ、古典にすることを目指してるって言ってる割に古典作品に対する敬意が微塵も感じられなくて草》
2022年05月18日キッチンの淀みは心とお金の淀みなのだそう。冷蔵庫の中のいらないものを整理して、お金が貯まる体質に変わろうーー!「家計整理アドバイザー」の育成も手がけ、マネーコンサルタントで7,000人以上の女性のお金の悩みを解決してきた市居愛さんは次のように語る。「家計の節約のなかで、食費の占める割合は大きいもの。キッチンが乱れていると、料理をする意欲が失せがちになり、割高な外食や出来合いの総菜の比率が高くなる傾向が顕著。食費の節約にはまず料理をする気になるような整ったキッチンにする必要があるんです」なかでも、市居さんがキッチンで「食費を減らす」もっとも重要な場所というのが冷蔵庫だ。「毎日、買ってきた食材をすぐさま冷蔵庫に無造作に入れて、一度入れてしまうと賞味期限を忘れて、野菜やソースなどを腐らせてしまうこともしばしば。同じものをまた買ってきたりもして、結局捨ててしまうことになる。これは冷蔵庫の中でお金を腐らせている状態。とりあえず冷蔵庫の中をきちんと整えるだけで、現在の食費の出費を2割ほど減らすことができます」冷蔵庫の中のムダを減らすだけで、食費を2割も削減できる?にわかには信じがたい人も多いだろう。そこで、実際冷蔵庫整理に着手!今回挑戦したのは……。藤本家:夫婦、子ども2人食費:月平均8万円「相談者の藤本聖子さん(仮名)は日中は仕事に出かけ、帰宅途中のスーパーで夕方の特売品を目当てに買い物するのが日課でした。買ってきた食材は冷蔵庫に入れ、食べきるのはその日買ってきた肉や魚だけで、冷蔵庫の中は散らかり放題。『お金が貯まらない』とこぼす彼女に、私は『まず冷蔵庫を整えましょう』と提案しました」(市居さん・以下同)【市居さんのアドバイス】〈1〉段ごとに食材の配置を決める〈2〉いまある不要なものを捨てる〈3〉1週間買い出しリストを作る〈4〉食品の買い物は週に2回に限定。買い物する曜日を決める「最初に、冷蔵庫の中に入っている食材をすべて出すことから始めます」食材が温まらないように、手早い作業が肝心。初めは冷蔵室の上部と扉ポケットにある食材をとにかくすべて取り出し、テーブルに並べる。「新商品だったので買ってそのままのドレッシングや、使いきれなかったすき焼きのタレ、いつ使ったかわからないジャムなど、賞味期限切れやもういらないと思うものは端によけてください」そして、各棚に改めて食品を入れ直す。このとき、賞味期限のある食品はその日付をメモしてから戻すようにする。「冷蔵庫の棚が4段の場合、1段目は嗜好品類、2段目は日常必需品、3段目は作り置きのおかずや生菓子など1~2日で食べきるもの、4段目は空きスペースにして、その日に使う食材や作り置きの鍋をそのまましまえる場所にしておきます。この配置を常にキープすることで、冷蔵庫の中で腐らせることを極力防ぐことができます」次に、テーブルの端によけておいた死蔵品の点検だ。「捨てる前にメモでリストにして、今回捨てることになった食品は二度と買わないようにするのが節約の鉄則。ジャムなどはなるべく1回で食べきれるサイズの瓶にする。豆板醤など、いつ使うかわからないけど必要と思っている調味料がある家庭は、なくても料理はできると割り切る勇気が節約には必要です」冷蔵室をすっきりさせたら、冷凍室も同様に。■主菜を決めて、買い物は週に2回、曜日を決める「次は冷蔵庫の中、特に野菜や肉、魚などの生鮮食品を中心とした買い物のサイクルを作る実践です」まず基本として、食品の買い物をする曜日を週に2日決め、これ以外の日は買い物はしない。「藤本家には、月曜と木曜のみスーパーに行って買い物することを守ってもらいました。月曜には月~水のメインのおかずを決め、それに必要な食材を買います。たとえば月曜は刺身などの生もの、火曜、水曜は炒め物や煮物を中心にするとよいでしょう。野菜類でよく使うもの、もつものは1週間分買います。予算は9,000円に。木曜には木~土の主菜メニューを決めます。また鮮度のいいものを木曜に、金曜、土曜はもつものにし、追加購入。予算は7,000円に。日曜は、冷蔵庫にあるものを確認し、鍋やカレー、シチューなどにして食べきり、チルド室と野菜室を空っぽにします」こうすることで、必要がないものは買わなくなり、冷蔵庫の中でものを腐らせることがなくなった。このやり方を1カ月間実践した藤本家が1週間にこれだけは必要なものとしてリストアップしたものだ。「それまで藤本家では食費に月平均8万円かかっていましたが、この方法を実践することで月6万5,000円に。冷蔵庫で月1万5,000円分の食費が腐っていたのです」ぜひあなたも、食材の好き嫌いなどをカスタマイズしてオリジナルのものを完成させ、週2回の買い物で朝夕の食事を賄ってみて。必ず今の食費の2割は節約することができるはずだ。【PROFILE】市居愛最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している
2022年05月18日「一般論で言えば、本当であれば許せないなという気持ちがある」5月17日、FNNプライムオンラインの取材にこう怒りをにじませたのは山口県阿武町の花田憲彦町長。新型コロナ対策による住民税非課税世帯への給付金を、同町役場の職員が24歳の男性に誤って4,630万円を振り込んでしまった問題が紛糾の一途をたどっている。男性は金銭の返還を拒んだ上に、行方不明だと報じられていた。町は12日、「不当利得の返還」を求めて男性を提訴したことを発表。町が公表した訴状の概要欄には男性の本名、住所が明記されており、ネット上では波紋を呼んだ。町からの提訴を受けて、16日に男性の弁護士が会見を開いた。報道によると、弁護士は男性が給付金を所持していないことから「返還は難しい」と説明。さらに報道陣の「お金を使ってしまって返せないのか」との質問に、弁護士は「何か財産的価値のあるものが本人の手元に残っている状態ではないと聞いている」とコメントしたという。「男性はこれまで、警察の事情聴取に2回応じているとのことです。居所が不明とされていましたが、この弁護士によるとスマホが警察から返還されていないことからそのような誤解が生じたといいます。男性は今後も、警察の事情聴取に応じる意向のようです」(全国紙記者)男性は警察の事情聴取に応じたものの、お金は手元に残っていないーー。そんななか、新たな情報が。JNNの報道によると、男性は「ネットカジノに全て使った」と関係者に説明しているというのだ。冒頭の花田町長の怒りは、誤振込みされた給付金が「ネットカジノ」に使われた可能性に触れてのもの。花田町長は改めて、「公金の回収に全力を尽くしたい」と主張したという。確かに、誤振込みは町役場側の手続きミスだが、男性がそのことを知った上で本来受け取る予定のない多額の金銭を持ち逃げしたのは事実。それに加えて、男性は“自分は悪くない”とまで開き直っていたというのだ。「誤振込みが発覚した直後、副町長は男性の母親を伴って男性の勤務先に返還を求めに行きました。しかし男性は、『どうして僕は悪くないのに、押し付けてくるんだ』などと反発したそうです。さらにその1週間後、男性は『お金は戻せない。罪を償う』とまで言い切ったのです。さらに男性は2週間かけて、4,630万円をほぼ全額口座から動かしていました。このお金の原資は言うまでもなく税金です。それを返還することなく『ネットカジノ』という遊興費に使ったとすれば、多くの国民からさらなる反感を買うことになるでしょう」(前出・全国紙記者)「僕は悪くない」と開き直った上に、“ネットカジノつぎ込み疑惑”まで浮上した男性。ネット上には、非難の声が溢れている。《どこが、僕は悪くないじゃ~~~》《いきなり4000万以上の金が振り込まれてたら、正直びびって使おうとは思わないかな!》《私が町民だったらたとえ面識ある相手だろうがそれまでの印象が良かろうがネコババは許せないな。まだ魔が差して10万円使っちゃいました〜ならともかくネットカジノで4630万溶かしましたはないわ》《4630万ネコババして、ネットカジノで擦って、無一文になって、どうやって暮らしてくの??》
2022年05月18日「皇族である前に一人の人間である」帯にこう書かれたキャッチコピーで5月11日に発売された、元毎日新聞宮内庁担当記者でジャーナリストの江森敬治氏による単行本『秋篠宮』(小学館刊)。江森氏は秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの婚約が発表された直後の’17年6月から’22年1月まで、計37回にわたって秋篠宮さまに取材。当時、結婚問題に揺れる眞子さんの父親として、皇嗣として、苦悩を抱えていた秋篠宮さまの心情が垣間見える内容となっている。11日放送の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)では、本書を特集。江森氏は秋篠宮さまと31年以上も個人的なつき合いが続いているという。本書の執筆にあたって江森氏は、「私も新聞記者でありますので、やはり事実を事実としてありのまま伝えるということが大切なのだなと思いました」と語っていた。定例会見以外での秋篠宮さまの異例とも言えるインタビューは話題を呼び、通販サイト「Amazon」では本のランキングで49位にランクインしている(5月17日現在)。また、「Amazon」のカスタマーレビューでは、《今まで知らなかったエピソードその他、拝読出来て良かったです》《長い時間と繋がりのある記者であればこそ、垣間見える殿下の人となりを切り取ることが出来たのだと思います》と賞賛するレビューが。そのいっぽうで、本書の平均評価は5つ星中、「1.6」と、かなりの低評価だ。さらには本書を読んでいないにもかかわらず、“荒らし”のようなコメントとともに星1の評価をつける人が。《レビューによると買わないが正解の気がしました。ブックオフでワゴンに行くのは近日中かな。星は本当は0》《予約していましたが、レビューや評価が激低なので購入はやめました。ブッ○オフで100円くらいになったら買うかな》《レビュアーの方々の意見を拝見し、お金の無駄遣いをせずに済みました!ありがとうございます》一方で、SNS上ではこのような辛辣なコメントに、《『秋篠宮』(小学館)のAmazonレビュー酷すぎてショックを受けてる。予想はしていたが、しんどい》といった声も上がっている。発売と同時に波紋を広げている本書。13日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)にも出演した江森氏は、本書を秋篠宮さまにお渡しにはなられたものの、「お読みになられたかどうかはわからない」と語っていた。果たして秋篠宮さまは、どのように受け止めていらっしゃるだろうか。
2022年05月18日BPO青少年委員会は4月15日、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解を発表した。この見解でBPOは、芸人に苦痛を与える“笑いの取り方”に対し警告を示している。同委員会は見解の中で「『出演者の心身に加えられる暴力』を演出内容とするバラエティー番組」として、痛みの範囲を“心身”と定義している。30年以上もNSC(吉本総合芸能学院)で講師を務め、かつてナインティナインにも指導していたという“伝説の講師”本多正識氏は心の痛みを伴いかねない笑いについて、どう考えるだろうか?そこでまず、“見た目イジリ”について尋ねた。「一昔前は『チビ、デブ、ハゲ』というと何をしなくても笑いの取れる、一つの強い武器を持っているようなものでした。ですから、講師として教える際にも『その武器を全面に出して頑張りや』と言っていました。ですが、今は顔や体の特徴をネタにして笑いをとろうとすると、『バカにしている』『人の気持ちを理解していない』などSNSで厳しい声が上がります。見た目をネタにすることで不快に思う人がいる限り、こういった笑いは社会が許容してくれない時代になってきていると思います」本多氏は「見た目をネタにしなくても、工夫すれば笑いはいくらでもとることができます。芸人はその技やテクニックを考えてほしいですね。逆に今は“見た目以外のネタで笑わせる技を磨くチャンス”だと考えてほしいんです」と明かす。■アインシュタインが笑いを取れるのは、愛情をもって面白がっているからいっぽうで本多氏は、アインシュタインの稲田直樹(37)についてこう語る。「彼がNSCに入学してきた時は、ビックリしました。髪の毛薄いし、顎がとんがっているし……。いわば、“武器をいくつも持っている”状態だったんです。ですが、はたして“それが笑いに繋がるのか”という心配もありました。なので、『武器だと思うけど、細心の注意を払って使わないとアカンよ』と言ったのを覚えています」そんな稲田は’19年の『よしもとブサイクランキング』で1位に輝いた際、会見で「僕はプロのブスです。だから何を言われても大丈夫ですが、間違っても一般の人に『アインシュタインの稲田に似てる』とか絶対に言わないでください」と訴えていた。本多氏は「稲田君の話したことは、名言やと思います」といい、こう続ける。「稲田君がそう言えるようになったのは、相方の河井ゆずる君(41)の存在が大きいのではと思います。河井君のツッコミは、優しくてソフト。稲田君の顔をイジる時も、愛情のあるツッコミをするんです。稲田君が傷つかないようにイジるので、観ている方も稲田君を容姿でバカにしなくなる。そして愛情をもって面白がる。そんな接し方が、河井君のツッコミで伝わっていったから稲田君は容姿で笑いがとれるんだと思います」■BPOが厳しくなっても、笑いがとれないわけではない本多氏は「これからも容姿をイジる笑いの取り方はなくならないと思います」という。そして「容姿をイジると見ている人みんなが怒るかというと、そうでもない。稲田君のように炎上しない芸人もいれば、炎上してしまう芸人もいる」とし、こう続ける。「だから、イジり方次第だと思うんです。本当に線引きが難しいのですが、『愛情をもって容姿をイジっているよ』と伝わるケースは、不快に思う人がまだ少ないのではないでしょうか。単にハゲだのチビだのと言ってバカにしないならば、まだまだ容姿をイジって笑いをとることは成立すると思います」しかし本多氏は「とはいえ、何もそこまでして危険な橋を渡る必要はありません。容姿イジりに頼らなくても、他のやり方で面白いことを考えれば済むだけの話です。その方法はいくらでもありますからね」と付け加える。最後に、本多氏は“笑いの今後”について見解を示した。「今後いっそうBPOは厳しく警告するでしょうし、コンプライアンスも厳しくなるでしょう。ですから芸人に関していうと、人を傷つけずに笑いがとれるようなネタを作ることのできる、いわば“本当に力のある芸人”が残っていくと思います。そして、この傾向は“質”と“レベル”を上げるためにはいいことだとも思います。BPOが厳しくなったからといっても、お笑いができないということは全くありません。他にいくらでも笑いをとる方法があり、磨くべき技もたくさんある中で、業界全体としては全くマイナスになっていないと思います。芸人たちもテレビ局サイドもそういう風に考えて、お笑いやバラエティ番組に取り組んでいってほしいですね」潮目が変わりそうなバラエティ業界。これからは、“愛のある笑い”が増えてくるのかもしれない。
2022年05月18日「家の中で、主婦の“お城”といえるのがキッチンです。家計が赤字と嘆いている人のお宅を拝見すると、床に物が積まれ、流しの中に使った食器がそのまま置かれていたり、とても居心地のよい空間とはいえない家庭がほとんどなんです」こう話すのは、マネーコンサルタントで7,000人以上の女性のお金の悩みを解決してきた市居愛さん。「家計整理アドバイザー」の育成も手がける市居さんは次のように語る。「家計の節約のなかで、食費の占める割合は大きいもの。キッチンが乱れていると、料理をする意欲が失せがちになり、割高な外食や出来合いの総菜の比率が高くなる傾向が顕著。食費の節約にはまず料理をする気になるような整ったキッチンにする必要があるんです」なかでも、市居さんがキッチンで「食費を減らす」もっとも重要な場所というのが冷蔵庫だ。「毎日、買ってきた食材をすぐさま冷蔵庫に無造作に入れて、一度入れてしまうと賞味期限を忘れて、野菜やソースなどを腐らせてしまうこともしばしば。同じものをまた買ってきたりもして、結局捨ててしまうことになる。これは冷蔵庫の中でお金を腐らせている状態。とりあえず冷蔵庫の中をきちんと整えるだけで、現在の食費の出費を2割ほど減らすことができます」冷蔵庫の中のムダを減らすだけで、食費を2割も削減できる?にわかには信じがたい人も多いだろうが、さっそく市居さん流の「冷蔵庫の整え方」を教わっていこう。■冷蔵庫の中身をすべて出して整理する「多くの家の“物置化”している冷蔵庫を一気に整えるには、本当に必要なものだけを必要なぶんだけしか入れない見切りと覚悟が必要になります」最近の家庭に多い500リットルサイズの冷蔵庫を参考にして、「まず最初に、中に入っている食材をすべて出すことから始めます」食材が温まらないように、手早い作業が肝心。初めは冷蔵室の上部と扉ポケットにある食材をとにかくすべて取り出し、テーブルに並べる。「新商品だったので買ってそのままのドレッシングや、使いきれなかったすき焼きのタレ、いつ使ったかわからないジャムなど、賞味期限切れやもういらないと思うものは端によけてください」そして、各棚に改めて食品を入れ直す。このとき、賞味期限のある食品はその日付をメモしてから戻すようにする。「冷蔵庫の棚が4段の場合、1段目は嗜好品類、2段目は日常必需品、3段目は作り置きのおかずや生菓子など1〜2日で食べきるもの、4段目は空きスペースにして、その日に使う食材や作り置きの鍋をそのまましまえる場所にしておきます。この配置を常にキープすることで、冷蔵庫の中で腐らせることを極力防ぐことができます」この際、大切なのは、なるべく奥まで物を入れないこと。「今の冷蔵庫は背が高く、高い位置の棚の奥は女性ではなかなかのぞけず管理が行き届きません。物はできるだけ手前に置くことです」次に、テーブルの端によけておいた死蔵品の点検だ。「捨てる前にメモでリストにして、今回捨てることになった食品は二度と買わないようにするのが節約の鉄則。ジャムなどはなるべく1回で食べきれるサイズの瓶にする。豆板醤など、いつ使うかわからないけど必要と思っている調味料がある家庭は、なくても料理はできると割り切る勇気が節約には必要です」■冷凍室&野菜室も種類や色別に整理冷蔵室をすっきりさせたら、冷凍室に移ろう。「同じように手早く一度すべてをテーブルに並べ、冷凍食品などの賞味期限をチェック。冷凍室の中をご飯、うどんなどの主食、冷凍食品、作り置きおかずなど、種類別に仕分けして入れ直します」この際も、賞味期限切れの食材があれば捨て、食品名をメモする。「最近の家庭の冷凍室にあるものでもっともムダなものは保冷剤です。1〜2個を残して、あとはすべて捨ててしまってください」最後は野菜室。「ほかの野菜に埋もれて見えなくなっているものを腐らせがち。すべての野菜が一目で見えるように、なすなら紫、ピーマンやいんげんは緑、大根やかぶは白など、色別にまとめて置いておくと、栄養素の偏りも自然とチェックできて、家族の健康にも役立ちます」冷蔵庫の中のいらないものを整理して、最も「お金の滞る場所」を整え「入出金」を視覚化し、お金が貯まる体質に変わろう!【PROFILE】市居愛最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している
2022年05月18日険しい顔つきで、陸橋の手すりに駆け寄り、足をかけてよじ登ろうとする女性ーー。金髪のショートカットが映える彼女は、柴咲コウ(40)。放送中のドラマ『インビジブル』(TBS系)の撮影だった。「『インビジブル』は犯罪エンタテインメント。主人公は高橋一生さん(41)演じる刑事で、彼とタッグを組むミステリアスな“犯罪コーディネーター”を柴咲さんが演じています」(テレビ誌ライター)本誌が目撃したのは4月下旬。東京が夏日を記録した汗ばむ気候のなか、革ジャン姿で冒頭のアクションを何度も行っていた。スタンバイ中も会話や笑顔は一切なし。ストイックに演技に集中しているようだ。最近の柴咲は、女優業が活発。「4月に主演映画『ホリック xxxHOLiC』が封切られたばかり。9月公開の映画『沈黙のパレード』は、『ガリレオ』シリーズの映画第3弾で、同シリーズに柴咲さんが14年ぶりに復帰することでも話題です。大泉洋さん、有村架純さんと共演する映画『月の満ち欠け』も今冬公開です」(スポーツ紙記者)一方で、柴咲には社長の顔もある。’16年にアパレル事業などを展開する会社「レトロワグラース」を設立。’20年4月には、20年以上所属した芸能事務所から独立し、自らのマネージメントも自社で担当するように。「アパレル事業では、環境に配慮したサステナブル(持続可能)な製品を展開。また今年に入ってからは、柴咲さん以外のタレントも所属するなど、事業の幅を広げています」(前出・スポーツ紙記者)しかし、会社の業績はあまり芳しくないようで……。「’21年末の決算では1億6,718万円の赤字。この5年を見ても毎年赤字で、累積赤字は4億円強です」(前出・スポーツ紙記者)ただこの業績を、税理士法人・響の佐々木丈彦税理士に分析してもらうと、「必ずしも危険な状態とは言えない」という見立て。「今後、新たな資金調達ができなければ経営は厳しいと言えるでしょうが、柴咲さんの会社の場合、出資をしてくれている企業がありますから、その出資者がどう考えているかではないでしょうか。エンタメ事業は業績の変動が大きくもあり、4億という大金も想定内の“先行投資”だという可能性はあると思います。柴咲さんのネームバリューを生かして、将来的に大きな利益が出ることを見据えている可能性は大いにあります」“柴咲ブランド”を生かすためにも、女優業での活躍は重要だろう。現在、40歳。そんな二足のわらじ生活を支えるのは……。「美容、健康面では、“菌活”に取り組んでいます」(芸能関係者)菌活とは、発酵食品やきのこ類など、体にいい働きをする菌を食事に積極的に取り入れること。「昔から納豆などの発酵食品が好きでしたが、ここ数年、さらにこだわりが強くなり、キムチや味噌は手作りしているほどですよ」(前出・芸能関係者)『インビジブル』の視聴率は、1ケタ台とやや苦戦中。菌食パワーで社長業も女優業も浮上なるか。
2022年05月18日5月15日、Twitterにこんな衝撃的な投稿が――。《バインミー買いに行った帰りに東急東横線で激ヤバなのに遭遇してしまった。電車止まって運転手が怒鳴ってた。趣味は決して否定しないけど、一部の撮り鉄さん》列車の撮影を趣味とする、いわゆる“撮り鉄”と呼ばれる複数の男性が、遮断機によじ登って電車を撮影する様子の写真もあわせて投稿されていた。こうしたルール無視の”撮り鉄”に対してネットでは批判の声が殺到。《常識どこいったwwヲタ活(撮り鉄)するなら公式(会社)に迷惑かけんなや》《ここまでする連中がいるんだね…正直、ありえないわ》《こういうアホなことするから、真面目な撮り鉄の方々が迷惑かかる》本誌が投稿者に話を聞くと、15日の13時50分頃、神奈川県川崎市中原区内の東急電鉄・目黒線の踏切で起こった出来事のようだ。投稿者は当時の様子について「異常に気づいた運転手が電車を止め、そこから下りるように怒鳴っていましたが、注意された張本人たちは走って逃げていました」と、騒然とした当時の様子を明かしてくれた。さらに、今回の件について東急電鉄にも問い合わせたところ、次の回答が。「撮影時のマナーについてお願いをしておりますが、マナーに関してはお客さまのモラルに頼らざるを得ず、当社と致しましてもその対応に非常に苦慮しているところでございます」東急電鉄では駅構内や電車を撮影する際、以下のように注意喚起しているという。(1)運行中の列車に向けてのフラッシュ使用禁止(2)立入禁止区域での撮影禁止(3)列車運行に影響をおよぼす行為禁止(4)三脚および脚立等を使用しての撮影禁止それでも減ることのないマナー違反な”撮り鉄”による迷惑行為。一部の人の行為が、撮り鉄全体の評判を貶めていることに気づくべきではないだろうか――。
2022年05月18日5月11日に亡くなった上島竜兵さん(享年61)の出演する、ケツメイシ『友よ~この先もずっと…』のミュージックビデオがYouTubeで8,000万再生を突破。さらにAmazon Musicのランキングで1位となるなど、上島さんの功績が音楽業界でも注目を集めている。『友よ~この先もずっと…』は、もともと’16年4月にリリースされた楽曲。そのMVはダチョウ倶楽部の友情を描いた作品で、熱々おでんや熱湯風呂といった芸に興じる様子とともに、3人の思い出の写真も収められている。そのため発売当時、ケツメイシは「完全にダチョウさんのPVになってしまいました(笑)」といい、上島さんも「親よりも嫁よりも長くいるメンバーが3人とも50歳を過ぎて、より愛しくなりました」とコメント。双方にとって、思い出深いMVだったようだ。そんな“笑って泣けるMV”に出演する上島さんが亡くなったのは5月11日のこと。その2日後、ケツメイシの公式Twitterは《謹んでお悔やみ申し上げます》《お仕事がご一緒出来た事、大変光栄でした。心よりご冥福をお祈りいたします》と追悼コメントを発表した。すると同MVはいっそう注目を集めることとなり、今月14日にはYouTubeでの再生回数が8,000万回を突破。さらに15日19時頃には8,150万回だったところ、16日13時時点で8,260万回に。18時間で110万回も再生されたのだ。またAmazon Music「人気のミュージックビデオ」部門では、BTS『Butter』や星野源『喜劇』を超えて1位となった。さらに音楽配信サイト『レコチョク』では、11日のデイリーランキングで11位に急浮上。15日には3位を記録している。発売から6年を経て、再び注目を集めている『友よ』。天国の上島さんも、自身の仕事ぶりを誇らしく感じているかもしれない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月17日「自宅から搬送された病院でダチョウ倶楽部のメンバーである肥後克広さん(59)と寺門ジモンさん(59)は、上島さんのご遺体に対面することができました。その顔はまるでバラエティ番組収録のロケバスで寝ているときのようで……。肥後さんたちや事務所スタッフが泣きじゃくる中にも、みんなに愛された“竜ちゃん”の顔がそこにはありました」(事務所関係者)5月11日未明に亡くなった、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(享年61)。ダチョウ倶楽部がブレークした『お笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)で共演したビートたけし(75)や“お笑い第三世代”の同期である松本人志(58)や出川哲朗(58)ほか超大物タレントもこぞってコメントを発表するなど、日本中に衝撃を与えた。「同日の午前0時ごろ、自宅で妻の広川ひかるさん(51)がぐったりしている上島さんを発見。すぐに119番して病院に運ばれましたが、深夜1時ごろに死亡が確認されました」(スポーツ紙記者)最近は役者業にも進出。この4月も『恋に無駄口』(テレビ朝日系)、『やんごとなき一族』(フジテレビ系)に出演するなど、仕事の幅を広げていた。共演者のひとりは“異変”など微塵も感じなかった、と証言する。「上島さんは持ちギャグを見せるなど、現場を明るく盛り上げてくれていました。緊張している若手には率先して声をかけるムードメーカーでした。本当にいい人でした。ただただ、驚きです」上島さんは“師匠”と慕う志村けんさん(享年70)を2年前、新型コロナで亡くしたばかり。それだけにコロナには人一倍気を使っていた、と前出の事務所関係者は強調する。「自らコロナを警戒して、大好きな飲みの席など含め、できる限り外出を自粛していたんです。以前は不摂生でしたが、最近は健康にも気を使い、ウオーキングなどもしていました。仕事も順調で、バラエティ番組からドラマ、イベントへの出演がずっと先まで決まっていたし、亡くなる前日も担当マネージャーと電話で仕事の打ち合わせをしています。死につながる原因がまったくわからないんです……」■学生時代は藤山寛美さんに憧れ、役者を目指していた’61年、兵庫県丹波市に生まれた上島さん。父親は住宅設備メーカーに勤めるサラリーマン。酒癖や女癖が悪く、母親を苦労させていたと『週刊文春』’18年3月8日号のインタビューで語っている。《芸事が大好きで、めでたい席では率先して謡曲の「高砂」を歌ったりしてね。お酒好きなのも似てる》幼少期から人気者だったという上島さんの小中学校の同級生は、当時、松竹新喜劇の話をしていたことを今も鮮明に覚えていた。「ドタバタの吉本新喜劇よりも、藤山寛美が客を泣かせて笑わせる松竹新喜劇のほうがいいよね、なんて話をしていました。『何回見ても同じところで笑えて、同じところで泣ける。藤山寛美さんはすごい!』と興奮していることもありましたね」上島さんは最初はお笑い芸人ではなく俳優を目指していたという。「中学生時代に映画に目覚めて、俳優名鑑を暗記していたほどでした」(地元の知人)劇団青年座研究所の試験に受かり、上京して1年がたったころ、母親が倒れた。直腸がんだった。一度、帰郷し、母親の退院を見届けて再上京。しかし、今度は父親が自己破産。一家は全員千葉県市川市に引っ越してきた。「弟さんは大学を休学して働き始め、母親も掃除の仕事をし始めたそうです。上島さんは青年座を受け直したものの今度は不合格に。そのためテアトル・エコーの夜間部に通い、寺門さんと出会ったのです。後に南部虎弾さんと肥後さんが加わり、’85年にダチョウ倶楽部が誕生しました」(演芸関係者)’87年に南部が脱退し、現在の3人体制となった。’89年、ダチョウ倶楽部は『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』に出演。背負ったリュックを爆破されるなど、おなじみのリアクション芸でお茶の間の人気者に。’93年に「聞いてないよォ」で流行語大賞銀賞を受賞。’94年には、ものまね芸人の広川ひかると結婚。当時『お笑いウルトラクイズ』の放送作家をしていた、江戸川大学教授でお笑い評論家の西条昇さんは、こう証言する。「上島さんの芸風はバカバカしいことに徹したものでしたが、ふだんは人に気を使うし、真面目。いつも笑顔で接してくれました。サービス精神も旺盛で、酔うと直径15センチほどの灰皿を局部にあてながら服を脱ぐ芸を見せてくれたことも。昔ながらの喜劇人だったと思います」■40代から「竜兵会」を始めたのは志村さんへの恩返し順風満帆に見えたが、上島は当時、マンネリ感に内心焦りを感じ始めていたと打ち明けている。《そのうちドタバタやるようなお笑いがテレビの画面から消えていってね。30代の終わりごろには、なんか「新しいこともしなきゃいけないのかな」なんて漠然と思ってたんですよ》(『BIG tomorrow』’16年10月号)前出の演芸関係者が続ける。「そんなとき、友人のプロレスラー・川田利明さんから電話があり、“志村さんと一緒に飲んでいるからどうか”と。面識がなかった上島さんは『明朝早いから……』と断るも、志村さんが『俺も早いんだ。来いよ』と言われて初めて麻布十番の飲み屋で会ったといいます」志村さんは、上島が抱える不安を言い当て、こう告げた。「お前ら、最近ネタやってねえだろう。飛ばされたり、熱い、痛いとか、そんなのばっかりやっていて。じゃあ『バカ殿』のネタづくりやらせてやろうか」その3日後には『バカ殿』の仕事が入っていたという。上島さんは「『バカ殿』で40代を突っ走れたようなもんですよ」と感謝の言葉を口にしている。志村さんの恩を返さんとばかりに、上島さんは動き出した。《40代に入ってからかな。吉本の芸人なんかだと、番組が終わった後に「飯でも食いにいこうか」というノリがあるじゃないですか。そんなノリが東京の芸人にはないから、「毎週水曜、ラジオで生放送やってるから、ヒマな奴は遊びに来ない?ギャラ出ないけど、終わったら居酒屋でご馳走するから」と言ったら、まだヒマだった有吉弘行、土田晃之、劇団ひとりといった若手が来てくれるようになって》(『BIG tomorrow』’16年10月号)これが「竜兵会」の始まりだ。東京・中野の韓国料理店オジャンドンの店主はこう振り返る。「上島さんが飲むのは芋焼酎のロック。お気に入りはホルモン鍋で、後輩たちから『おい、上島!』と朝までイジられていました」■連日酔っぱらって泣きながら「自分の信じるお笑いの道を進め」と――数十万円におよぶ日もあったという飲食代はすべて上島さんが支払った。猿岩石を解散し、仕事がまったくなかった有吉弘行(47)を特にかわいがっていた上島さんは、今年2月のラジオ番組でうれしそうに当時をこう振り返っていた。「深夜2時に連絡してもほかのメンバーは反応がなくても有吉だけは出た。『ダメだったらいいよ』って言っても必ず来た」10日連続で飲んだことも……。「上島さんは食事や金銭面でも有吉さんの面倒を見ていました。『月30万やるから、仕事せずにいつも俺のそばにいてくれ』とまで言ってくれた上島さんの励ましがあったから、有吉さんは踏ん張れたと感謝しているそうです」(芸能プロダクション関係者)上島さんが後輩たちによく話していたのが、志村さんからの愛ある教えだったという。「『マンネリをずっと続けるのは実力が必要だし、難しいけど大切』だと。“いくらくすぶっても自分の信じる笑いの道を進め”と連日酔っぱらって泣きながら伝えていたそうです」(前出・演芸関係者)その後、毒舌キャラで再ブレークした有吉だが、上島から受けた恩義を一時も忘れることはなかったとテレビ局関係者は言う。「テレビでは上島さんを頻繁にイジっていましたが『上島さんをバカにされると俺は怒りのスイッチが入る!』と力説していました。去年の上島さんの還暦の誕生日にはオメガの腕時計を贈っていました。夏目さんとの結婚を事前に報告したのも上島さん。泣かない有吉さんが泣くときは『上島さんの葬式だけ』とも言っていました」上島さんの訃報が流れた11日、有吉は『有吉ゼミ』『有吉の壁』(日本テレビ系)の収録があった。「誰も声をかけられないほど憔悴した様子で時間ギリギリにスタジオ入り。ただ、本番は気丈にこなしたそうです」(テレビ局関係者)上島さんは昨年7月、自身の考える最高の葬式についてテレビ番組でこう語っている。「やっぱり僕は定番として、棺桶に豆絞りのふんどしを入れてもらって、おでんはコンビニのパックのおでんをそのまま入れてもらって……。お棺は一度ガタンと落としてもらって、そのとき出てこなかったらほんとに死んでると。そのとき初めて(みんな)泣く」あまりに早すぎる死。上島さんの枕元には有吉からの腕時計が宝物として置かれていたという。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月17日「10月クールのフジテレビ系列の連ドラで長澤さんの主演が内定したそうです」(テレビ局関係者)公開中の映画『シン・ウルトラマン』など話題作への出演が続く長澤まさみ(34)。連ドラ主演は’18年の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)以来、4年半ぶりだが、長澤にとって新境地の作品となるようだ。「昨年10月に新設された月曜午後10時からの“月10”枠で、ミステリーものになるそうです。長澤さんは未成年にまつわる事件を追う記者を演じるといいます」(前出・テレビ局関係者)久しぶりとなる連ドラ復帰の陰には、苦境にあえぐフジテレビの打算もあるようだ。「昨年11月に早期退職者を募集するなど、フジテレビはかつてない業績不振にあえいでいます。そこで、起死回生の救世主として、ここ数年、出演作が軒並み大ヒットを記録し、“日本でいちばん数字が取れる女優”と名高い長澤さんにオファーをしたそうです。3度映画化もした『コンフィデンスマンJP』の実績もありますからね」(ドラマ制作関係者)近年は映画への出演が続き、連ドラ出演を控えていた長澤が出演を決めた大きな理由があった。そこには“憧れの女優”の存在が。「『大豆田とわ子と三人の元夫』(’21年、カンテレ・フジテレビ系)と『カルテット』(’17年、TBS系)で松たか子さん(44)とタッグを組んだプロデューサーが新ドラマを担当するそうです。長澤さんは、若手時代に出演した’05年放送のスペシャルドラマで共演して以来、憧れの女優として松さんの名前を挙げ続けています。そんな松さんが信頼するプロデューサーということも、出演する決め手の一つになったと思います」(前出・制作関係者)長澤は共演以来、松の背中を17年間追い続けてきた。「舞台での松さんの演技に衝撃を受け、長澤さんも精力的に舞台へ出演するようになったそうです。松さんも映画『マスカレード・ホテル』(’19年)で久しぶりに長澤さんと共演した際、その成長ぶりをとても喜んでいたといいます。すでに長澤さんは、今回の連ドラで『松さんに成長した姿を見せたい!』ととても張り切っていると聞いています」(制作関係者)松への憧れを胸に、長澤は新ドラマで“女王の貫禄”を見せることだろう。
2022年05月17日「なんでこんなことになるんだろう。この10年間、芸能人の死去のニュースはあったけど、こんなショックなことはないわ……」こう語ったのは、上沼恵美子(67)だ。上沼は5月16日、自身のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で上島竜兵さん(享年61)を追悼。「誕生日が近かったら小さなブーケとかを持ってきてくれた」というエピソードを明かしつつ、「タレントは自分が商品やからね。あんな繊細な心の持ち主は、しんどいかもしれないね」とありし日の上島さんを回想していた。「上島さんは上沼さんの番組に、2ヵ月に一回のペースで出演。’20年7月に放送された『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)の最終回にも出演していました。エピソードトークを話す上島さんに、上沼さんが鋭いツッコミをいれるのが共演時のお決まり。上沼さんにプレゼントや番組スタッフに差し入れを送るなど気遣いも欠かさず、みんなから愛されていたんです」(テレビ局関係者)亡くなる1ヵ月半前となる、3月27日に放送された『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)にも出演していた上島さん。“西の女帝”から寵愛されたのは、上沼の良き理解者でもあったためだという。「上沼さんが’19年に開催された『M-1グランプリ』の審査で、お笑いコンビ・和牛を厳しく批判しました。その言動が賛否両論となるなか、上島さんはラジオで『当初はイジるつもりだったけれど、話すうちに観客が引いてしまったのでそのまま怒ることにしたのでは』と理解を示していました。いっぽう、上沼さんのトーク中に“笑い泣き”したら喜んでくれるだろうと思い実践したことも。ただ『嘘泣きだとバレちゃった』と上島さんは笑って話していました」(ラジオ局関係者)さんま、たけしから上沼恵美子まで、数多くの大御所から愛された上島さん。その喪失はあまりにも大きい。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月17日「日本赤十字社の名誉総裁をお務めの雅子さまにとって、全国赤十字大会への出席は非常に重みのあるご公務です。コロナ禍により2年連続で中止となっていた赤十字大会ですが、ようやく3年ぶりに開催されます」(皇室担当記者)5月19日、全国の赤十字会員やボランティアの代表を集め、功績のあった個人や団体を表彰する全国赤十字大会が開催される。雅子さまは5月9日には、天皇陛下とご一緒に日本赤十字社の社長と副社長と御所で面会し、説明を受けられた。皇室と赤十字社のつながりは深い。歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。「歴代皇后は赤十字社の活動に積極的に関わってきました。明治天皇の后(きさき)であった昭憲皇太后は、国際赤十字に基金を下賜され、今日でも昭憲皇太后基金として世界のさまざまな地域で赤十字の活動に役立てられています。昭和天皇の后であった香淳皇后も、戦時中に各皇族妃とともに戦傷病者の慰問活動などを熱心に行いました。平成の時代には美智子さま、そして令和の時代には雅子さまが、その役割を引き継いでいるのです」この2年あまり、コロナ禍のため大会が中止となっただけでなく、外出を伴う公務も制限されていたが、その間も雅子さまは医療従事者に心を寄せられてきた。’20年11月、両陛下は全国4つの赤十字病院をオンラインでご視察。雅子さまは「皆様が力を尽くされていることに敬意を表します」と、コロナ禍と闘う医療関係者にねぎらいの言葉をかけられた。昨年12月の誕生日のご感想でも、国内外で新型コロナの治療法の研究などが進んでいることに触れ、《一歩ずつではあっても、我が国、そして世界の人々が着実にこの試練を乗り越えていくことができるよう願っています》とメッセージを記されていた。「雅子さまは日本赤十字社の名誉総裁として、とくに医療従事者をサポートしたいという思いは強かったのではないでしょうか。それだけでなく、雅子さまは並々ならぬ思いがあるようです。それは、女性皇族の団結を示したいという思いです」そう語るのは宮内庁関係者。今回の全国赤十字大会には、名誉副総裁をお務めの紀子さま、寬仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまもご出席の予定となっている。「雅子さまは今年5月で皇后となられて4年目に入りましたが、皇室の現状に危機感を抱かれているようです。コロナ禍で、国民とのふれあいの機会はほとんどなくなりました。皇居での一般参賀も、’20年の1月以来開かれていません。平成から令和への御代替わりという重要な時期に国民との接点が激減したことは大きな痛手でした。雅子さまは、妃殿下が勢ぞろいする全国赤十字大会をきっかけとして、女性皇族の力で現状を打破しようと呼びかけられているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)■妃殿下方が一丸となり皇室の一体感を示す前出の小田部さんも「雅子さま自身も、お務めへの意気込みやご覚悟が高まっておられるのではないか」と語る。「会場に臨席されることは、長引くコロナ禍のなかで従事されてきた医療関係者などへの励みにもなるでしょう。そして、雅子さまのみならず、紀子さま、信子さま、久子さまが一丸となってご公務を担われるのは、皇室の一体感や安定感を国民に示すことになります」実は、妃殿下方は5月に入ってから、活動の幅を広げられている。久子さまは5月12日、女性の生活向上を目指すボランティア組織「国際ソロプチミスト東京―東」の設立50周年式典に出席された。紀子さまも同日、秋篠宮さまとご一緒に、地域の現場で献身的な医療活動に取り組む医師を顕彰する「日本医師会赤ひげ大賞」の表彰式に出席されている。さらに信子さまは5月9日、香川県の直島を訪れ「瀬戸内国際芸術祭」の作品を鑑賞された。これまで最小限に抑えられていた地方ご訪問も、再開する方向に舵が切られたのだ。「平成の初めの数年、上皇陛下と美智子さまはなるべく早く全都道府県を回ろうと、5泊6日で4県を巡るといった過密日程の地方ご訪問を何度もなさいました。そうやって“国民とともにある皇室”を目指されたのです。しかし、天皇陛下と雅子さまの場合は即位関連儀式を終えた矢先にコロナ禍となってしまいました。そうした苦境を乗り越えるためにも、オンラインの活用だけでなく感染対策のもと地方への訪問を増やしていくことも不可欠です。雅子さまは妃殿下方にも、ご公務への出席、そして国民と触れ合う機会を増やしていくことを呼びかけられているのではないでしょうか。これまで、控えめな印象もあった雅子さまですが、令和の皇室を団結させるべくリーダーシップを示されるご覚悟なのです」(前出・宮内庁関係者)雅子さまのリーダーシップのもと女性皇族が輝くことで、令和の皇室はさらに国民に支持されていくだろう。
2022年05月17日殺人未遂容疑で指名手配されていた女が、自身の娘2人に漂白剤を飲ませ、そのうちの1人が命を落とした。WSMV4などが報じている。米フロリダ州オセオラ郡保安官事務所の発表によると、5月8日に殺人事件発生の通報を受けて駆けつけた警官が、車の運転席で意識を失っているジョアン・ゼフィール(36)と3歳の娘を発見した。もう1人の8歳の娘は車の近くで立ち尽くしていたという。またゼフィールは、オレンジ郡で殺人未遂事件を起こしており、この件を家族に説明するために帰宅していた。「出頭する前に子どもたちと過ごしたい」と2人の娘を連れて出かけたが、同日、「オレンジ郡で殺しかけた相手がブードゥー教の呪いをかけたに違いないから、娘を殺して自分も死ぬ」と家族に電話してきたという。ゼフィールはその直後に娘に漂白剤を飲ませたとみられている。3人は病院に運ばれたが、3歳の娘は残念ながら亡くなった。8歳の姉は命に別条はなく、親族に引き取られた。ゼフィールは殺人と殺人未遂、児童虐待の容疑で逮捕され、保釈なしで勾留されているという。
2022年05月16日