女性自身がお届けする新着記事一覧 (854/893)
黒く、重厚な“和”のイメージが強い盛岡市の伝統工芸品、南部鉄器。ところが近年「南部鉄器のカラフルなポットがモダンでかわいい!欲しい〜」と大人気。おしゃれセレクトショップでも扱っていたり、カラーポットで紅茶がサーブされるカフェもあるなど大注目のアイテムに。もともとは海外輸出専用商品で、国内では手に入らなかったそう。 「日本の伝統的な趣きを残しつつ、繊細なフォルムに美しい色合い、洗練されたデザインのポットが海外で大人気なんです」とはこのアイテムに注目した販売者。ぜひ国内にも紹介したいとの思いから、いわば逆輸入的に特別に国内での企画プロデュースを許可された会社が販売している。洋のインテリアにもマッチする和モダンな南部鉄器のカラーポット。ティータイムがグッと華やぐ。 県中西部に位置する花巻市。昨年惜しまれつつ閉店したマルカン百貨店内の「大食堂」が、今年2月「マルカンビル大食堂」として“奇跡!?”の復活。市民が愛した公称25センチのソフトクリームは味も大きさも以前のまま。独自配合の粉から作るその味わいはとってもさっぱり!なんと40年以上前から箸で食べていたそう。その理由ははっきりせず「持って斜めにすると倒れる」「置いてなめるのははしたない」「テーブルに割箸が置いてあった」など、どれも臆測だべ〜。
2017年07月03日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第12回】家族ドラマの王道を継承する『家族を守れ』ーー女性ヒロインの健気 韓国ドラマの定番ともいえる家族ドラマも見るべき作品が少なくなったといわれて久しいが、その王道の継承ともいえるのが『家族を守れ』(’15年)だ。今回新しいテーマとして選ばれたのは、本当の家族より、疑似家族の方が家族本来の大切さを気付かせてくれるという逆説的なものだが、これが予想以上の効果を上げた(最高視聴率28%強)。 家族ドラマ作りにおいて、その条件を踏み外すことなく新味を入れるのは常に課題としてあるが、今回も、経済環境の格差から想定された設定は登場人物に見事に振り分けられている。つまり、金持ちの娘はわがままで意地の悪い性格、一方、庶民の娘は心優しく、気配りができ、料理上手で、少し人が良すぎるが、親はもちろん男を立て、兄弟及び家族の幸福を誰よりも願っているという対照的な役柄だ。主人公ヘスはその理想的な存在として、自身の不幸な家族関係を恨みもせず、血のつながらない子どもたちと助け合って毎日を生きている。その点では、紛れもない正統韓国ドラマの系譜で、伝統回帰というか、先祖返りの意味も持っているわけだ。 深刻な話の展開の中でも、笑いを誘うところは随所にある。例えば、主人公の医者の父親が、金がないことを妻になじられると「天国に貯金してあるから大丈夫」だというフレーズは傑作で、楽天的なようだが、韓国のラテン系アジア人ともいえる心性をよく表している。また、間抜けな叔父夫婦もコメディ・リリーフとして、ストーリー展開の中の息抜きになり飽きさせない。 さらに、常に主人公と対立する敵役も度を越した手段で最後まで執拗に邪魔をするが、実は悪役のほうが演じるのが難しいといわれていて、この作品も例外ではない。結末はある程度、勧善懲悪と予定調和に終わるが、そうであっても、このドラマを成り立たせているのはやはり主人公ヘスの健気さに尽きる。 かつての『男はつらいよ』の妹・さくらを演じた倍賞千恵子のような女優はこれからの日本の映画、ドラマの中では絶対出てこないだろうが、その残像をこの作品に見ることも可能だ。演じたカン・ビョルは今までは地味な脇役が多かったが、今回の抜擢で、韓国ドラマはまたしても新しい女優ーーヒロインを得た。韓国ドラマ世界の鉱脈はまだ掘り尽くせないようで、その充実ぶりはこの作品でも明らかだ。
2017年07月03日「役柄とは違って僕自身は和菓子が大好きなんです。この間も、ネットで調べて自分で粒あんを作ってみたんですよ。砂糖の加減を間違えたみたいで失敗でしたが(笑)」 そう語るのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロイン・みね子が新生活をスタートさせた「あかね荘」の近くにある和菓子屋「柏木堂」の一人息子だが甘いものが大嫌いな、ヤスハルを演じる古舘佑太郎(26)。 もともとはバンドを率いるミュージシャンで、現在は「2」(ツー)というバンドで活動中。近年は俳優業にも挑戦中だ。初めての演技経験となったのは映画『日々ロック』(’14年)。 「このとき、演じることの楽しさに魅了され、もっと挑戦していきたいと思いました」(古舘・以下同) 撮影現場では、ヤスハルの父・一郎を演じる三宅裕司との会話にも花が咲いたという。 「僕はバンドをずっとやっていたので、三宅さんが司会をされていた『いかすバンド天国』という音楽番組の話をしてみたら、気さくに答えていただきました。『あのバンドはね〜』みたいな」 みね子役の有村とは、10月公開の映画『ナラタージュ』でも共演する。 「僕より年下なのに、そう見えないくらいしっかりした、オトナな方。見ていると自分も頑張らないとなって刺激を受けます」 物語のこれからの見どころは? 「人口密度が一気に上がるというか、裏路地の空間に多彩なキャラクターが押し込まれて、演じていてもおもしろかったですし、映像で見ても楽しんでいただけると思います!」
2017年07月03日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「私立高校1年と公立中学2年の2人の娘がいますが、お金が苦しいので、下の娘には、私立への進学を諦めてもらおうかと思っています。どう説得すればいいでしょうか?」(ゆゆか〜さん・41・主婦・埼玉県) 【A】「貧乏は恥ずかしいことじゃない。卑屈になるのがよくないだけ」(蛭子能収) 「金がないけん、公立へ行って」と言えばいいだけじゃないですか。2人とも私立に行かせられないことがつらいんですかね。金がないことを子どもに言えないのは、そもそも貧乏が恥ずかしいということがあるんですよね。 オレは40歳までずっと貧乏でした。27歳で長男が生まれたときも貧しかったから、まずは「どうしよう」と考えて、ちっともうれしくありませんでした。 それでも、貧乏が恥ずかしいとか、つらいと思ったことがありません。2人の子どもにも、オレは稼ぎが悪いと正直に話していたし「金がないから我慢しなさい」と、よく言っていました。そのころのオレは、ちり紙交換をしていましたが、それを子どもたちに隠しませんでした。あえて言うと、日当で金がもらえたから毎日が給料日。金をもって家に帰れることが誇らしかったくらいです。家族を路頭に迷わさなければいいんですよ。貧乏といって、自慢することはないけれども、卑屈になることはいけないことだと思いますよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年07月03日乃木坂46の姉妹グループ・欅坂46のアイドルらしからぬダンスが各方面で話題になっている。 昨年4月発売のメジャーデビュー曲「サイレントマジョリティー」の歌詞は、総合プロデューサーの秋元康氏(59)が作詞したかなりメッセージ性の強いもの。それに加えて軍服のような衣装と、統率された演劇的なダンスパフォーマンス。さらに、センター・平手友梨奈(16)が左右に並んだメンバーの間を突き進んで行く振付は圧巻だった。 「乃木坂とは同じ『坂道シリーズ』だが、明らかにコンセプトを分けています。乃木坂はかわいらしい高級感を求めた『フランスの女子校』。それに対して欅坂は50年代後半から60年代後半に英・ロンドン近辺の若い労働者で流行した音楽やファッションをベースとした、ライフスタイル『モッズ』のような世界観を目指して結成されました」(アイドルライター) 7月1日に出演した日本テレビの音楽特番では、同局の主演ドラマ「残酷な観客達」の主題歌「エキセントリック」をテレビ初披露。サビの部分では、メンバーたちがはいていた片方のクツを投げ捨て観客やほかのアーティストの度肝を抜いた。 そんな欅坂には毎回、斬新な振り付けを考えメンバーたちのダンスレベルをアップさせている立役者がいるというのだ。 「デビュー曲から振り付けを担当しているのが、かつてはマドンナ(58)のツアーダンサーをつとめたTAKAHIRO(35)。ダンス界では世界的に活躍し、現在はダンスを普及すべく若い世代に指導したり振り付けや舞台演出の仕事をこなしています。欅坂の振り付けの依頼を受けた際には『アイドルの殻を打ち破る!』と意気込み、次々と斬新な振り付けを考えました。指導は大変分かりやすくメンバーにも評判です」(音楽業界関係者) 今後も欅坂メンバーたちの“挑戦”に期待できそうだ。
2017年07月03日秋篠宮家の長女・眞子さまと、ICU時代の同級生・小室圭さんのご婚約会見が7月8日に開かれる。ご婚約報道翌日には記者の質問に小室さんが「時期が来たら……」と申し訳なさそうに答えていたが、今度の会見ではどんなお話をしてくれるだろうか。 ところで、6月29日は秋篠宮さまと紀子さまの結婚記念日だった。眞子さまのご婚約を控え、感慨深い記念日だったはず。改めてご両親の出会いからプロポーズまでを振り返ってみたい。 お二人が出会ったのは’85年の春。学習院大学に入学したばかりだった紀子さまは構内の書店に本を探しに行き、そこで秋篠宮さまに出会われた。秋篠宮さまは1年先輩の2年生だった。 その後、紀子さまは秋篠宮さまに誘われ、東宮御所で開いていたテニスの会やサークル『自然文化研究会』へご参加。学友とともに仲を深められた。 ふたりの初デートはその年の冬。紀子さまは鎌倉に住む祖母といとこの3人で、逗子のホテルにお泊まりだった。そこへ秋篠宮さまから電話がかかってきた。このとき、秋篠宮さまも両陛下とともに葉山へ滞在されていた。 翌朝フォルクスワーゲンを運転して、紀子さまをお迎えにきた秋篠宮さま。 「では、紀子さんをお借りします」 そう丁寧に挨拶され、葉山へと紀子さまを連れていかれた。そして三浦半島を散歩中の両陛下に、紀子さまを紹介されたという。 こうして両陛下の“公認”を得たおふたり。翌’86年6月、プロポーズは目白駅近くの横断歩道だった。『自然文化研究会』の集まりから帰られる途中、信号待ちをしている間のことだった。 「私と一緒になってくれませんか?」 そう秋篠宮さまが突然のプロポーズ。紀子さまは驚きのあまり「よく考えさせていただけませんか?」と答えた。だがプロポーズを受け入れ、6年間の交際を経て’90年にご婚約。27年間、幸せな結婚生活を送られている。 秋篠宮ご夫妻と同じく、学生時代に出会われた眞子さまと小室さん。小室さんのプロポーズはどんな言葉だったのだろうか。7月8日の会見で明かされるのを楽しみに待ちたい。
2017年07月03日少年隊の東山紀之(50)がニュース情報番組のメインキャスターを務めることが明らかになり、Yahoo!検索ランキング1位に東山紀之がランクインするなど話題になっている。 東山は、10月からテレビ朝日が日曜朝に新設するニュース情報番組「サンデーLIVE(仮)」のキャスターを務める。放送時間は朝5時50分から2時間40分間の生放送番組となる。 ’15年日本テレビ系連続ドラマ「○○妻」でニュースキャスター役を演じていた東山は「ドラマでは演じたことのあるキャスターに、本当になれるなんてうれしい限りです。この僕をキャスターに選んでくださるとは!」とコメント。 なお、番組新設で現在日曜朝に放送中の「プリキュア」のみ変更はなく、「スーパー戦隊」シリーズ「宇宙戦隊キュウレンジャー」(前7時30分)は日曜午前9時半、「仮面ライダー」シリーズ(前8時)は同9時、「題名のない音楽会」は土曜午前10時(地域により異なる)に移動。「ヘボット!」と「住まいのダイエット」は終了する。 これに対しネットでは「えええ、リアル「○○妻」!!」「嬉しい東山さん」「朝早すぎるような…」「せっかくのニチアサの時間変更する意味あるかな?」などの反応を見せている。
2017年07月03日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【女のコの霊にストーカーされました】 よしもとの養成所に在学中、はじめてのライブが終わってすぐのころ。教室に高校生くらいの女のコが立っているのを見ました。 ほかのクラスメートには見えていないようだったので、「ああ、幽霊だな」と。気付いたときには消えてしまっていたんですが、それからいろいろな場所で彼女に遭遇するようになりました。 ライブ中の舞台袖にいたり、電車で隣の席に座っていたり、エスカレーターで目の前に立っていたり。そのうち家の中にまで現れるようになって。目が合うと、にーっと笑ってくるんですよ。 さすがにしんどいなと思っていたんですが、養成所を卒業してからは徐々に見かけなくなっていきました。でも、卒業してからはじめて舞台に立ったとき、そのコが客席に座っているのを見て。思わずギョッとしました。 ライブが終わり劇場から出ると、また彼女を見かけました。すると後ろから両親らしき人が現れて、一緒に帰って行ったんです。 彼女、普通に生きている人でした。僕が見ていたのは生霊だったんです。生霊を飛ばしてくれるなんてすごく熱心なファンですよね。ありがたいながらも、とても怖い経験でした。
2017年07月03日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(42歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、銀座エリア最大級の商業施設「GINZA SIX」の日本茶専門店対決だ! ■「辻利」 最初に向かったのはギンザシックス地下2階にある「辻利」。京都に本店を置く1860年創業のお茶の老舗だ。多様な店舗が並ぶ地下食品街でお客さんが列をなしている人気店。カフェスタンドとお茶などの販売スペースがあり、列の皆さんのお目当ては銀座店のみの特別メニュー「辻利ソフト濃い茶」(630円)。めた坊も10分ほど並び注文、食べてみた。抹茶が惜しみなく使われた超濃厚なソフトクリームで大満足! 販売スペースでは人気の「京濃い茶テリーヌ」(2,700円)を購入。茶匠厳選の宇治抹茶のまろやかな苦味にストロベリーソースの甘さが絶妙にマッチ。「ほうじ茶ノワゼット」はナッツに香り豊かなほうじ茶チョコがコーティングされていた。一緒にいただくお茶は「玉露辻利柴舟」(500g・1,080円)。のどごし爽やかなお茶だった。 ■「中村藤吉本店」 次に向かったのは4階にある「中村藤吉本店」。こちらは1857年創業の京都の有名店。カフェスペースはゆったりと広いものの人気店ゆえ約1時間待ち。後ろ髪引かれながら販売スペースでいろいろと気になるものを購入。それでも会計まで15分くらい待った……。 店員さんおすすめの「生茶ゼリイ(深翠)」(450円)は銀座店限定品でぷるぷるとみずみずしい抹茶ゼリーが納涼気分を高めてくれた。「生茶ゼリイ(ほうじ茶)」(390円)はほうじ茶の香ばしさとほどよい甘さの小豆が特徴。香りがすごくいい!「抹茶フィナンシェ」(257円)はお茶の風味を残しつつも洋風にアレンジされていてペロリと食べてしまった。そしてお供は「水出し煎茶」。これぞ梅雨時におすすめの風味豊かなお茶でした。 【めた坊ジャッジ】抹茶スイーツは数あれど、テリーヌは目新しかった。驚きの大きさで今回は辻利の勝利だ!
2017年07月03日「東日本大震災直後に放送開始ということで被害者の方の思いに寄り添うドラマとしてやりがいを感じ、臨んでから6年。また糸村を演じられることは、まじりっけなしにうれしいです」 そう語るのは、’11年4月のスタートから今回で第4シリーズとなったドラマ『遺留捜査』(テレビ朝日系にて木曜20時~・7月13日スタート)で、現場に残された遺留品からのメッセージを読み取り、事件を解決するマイペースで風変りな刑事・糸村聡役を演じている上川隆也(52)。 「糸村の奔放な感性は、僕が演じてきたどんな役も持っていないもの。6年という時間を経ても変わらない、糸村の“唯一感”、そこをまたどっぷり演じられる面白さも感じています」 今回、舞台は月島署から京都府警へ。強行犯捜査を担う捜査一課の特別捜査対策室に配属された糸村は、京都府警刑事役の栗山千明、戸田恵子ら新メンバーと共に新しい化学反応を巻き起こすことになる。 「栗山さんは聡明でかわいらしくてユーモアのある方。戸田さんもびっくりするくらい現場を盛り上げてくださるので、和やかに収録が進んでいます」 モチベーション、現場の状況ともに盤石な様子だが、ほかにも、上川の京都ライフを支えてくれる大切な存在がある。愛犬のノアールちゃん(7)だ。 「今回、京都で一緒に過ごすので、3カ月、撮影の合間に癒しを得られならが生活できるんじゃないかと思います」 ノアールちゃんといえば、今年1月、『徹子の部屋』に上川とともに出演。ビーフジャーキーをくわえたまま「待て」ができる、という見事な躾ぶりを披露し、上川ファンはもちろん、犬好きからも注目を浴びた。 「うちの子は、おやつの袋が開いた状態で置いてあっても、絶対に手を出さない。『食べていいよ』と言うまで我慢しています。優秀なんでしょうか。わが家に来てくれたこと、日々癒してくれることに感謝しています」
2017年07月03日ダウンタウンの松本人志(53)が7月2日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。人気アイドルグループ「欅坂46」の握手会にて男が刃物を所持し、逮捕された事件に言及した。 今回問題となったのは、6月24日に千葉・幕張メッセで行われた握手会。男は手荷物検査と金属チェックをすり抜けて果物ナイフを会場に持ち込んだうえ、会場内で発煙筒を点火した。逮捕後、男は特定のメンバーを名指しして、「刺して殺そうと思った」と供述しているという。 松本は、「極端な話、『握手会をやるのか、アイドルを辞めるのか、どっちか選べよ!』という世の中になってしまっているじゃない」と前置きしながら、「本人(アイドル)たちが腹くくるしかないよね。結局、本人たちの意思ですよ」とコメント。 安全対策の強化については、「周りがどれだけ安全に気を遣ったって、不特定多数の人間を集めて、ましてや触れ合っているわけだから、100パーセントの安全なんてありえない」と一刀両断。それでも対策の例として、「二人一組で来ないとダメ、とか。多少は抑止力になるのでは」と提案した。 いっぽう、出演していたヒロミ(52)は、“会いに行けるアイドル”というコンセプトをやめるべきだと主張。「アイドルは憧れの存在じゃないと。だって、(握手会は)怖くない?」と、握手会の実施そのものを疑問視した。この意見に松本は「そうなのかな?」と難色を示していた。 この日は、2016年に解散したアイドルグループ「乙女新党」のメンバーである其原有沙(15)も出演。自身の握手会を振り返り、「私がいたときにこういう事件は無かったけれど、アイドルを始めたときは怖かった」「長い時間握手をするファンがいるときは、(背後にいる)スタッフがはがす」と、エピソードを明かした。 Twitterでは、《CDに握手券つけてるから握手会やめることができないというのが事実なのでは?》《握手会を無くしてしまうと、CDの売り上げ数は落ちる》と握手会の実施理由を分析する声が相次いだ。松本の提案については、《他人のフリした二人が結託していて害を成そうとしてたらもっと不味い》と、“逆効果”となる危険性を指摘する声もある。
2017年07月02日大麻取締法違反の疑いで逮捕され、不起訴処分となった元KAT-TUNのメンバー田中聖(31)が1日未明に自身の公式ブログを更新。ファンや関係者に向けての謝罪文を掲載した。 田中は「ファンの皆さま、関係者の皆さまへ」と題したブログを投稿。「この度は、応援してくださるファンの皆様、関係各位の皆様に甚大なるご心配、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。」とし、「今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします。 ご心配、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。」とつづった。 また、田中が所属するロックバンドINKTのオフィシャルブログも「ファンの皆さま、関係者の皆さまへ」と題して更新され、「今後のINKT、田中聖個人の活動に関しましては、今回の司法判断を受けて、メンバーとスタッフで協議し、また改めてご報告させて頂ければと思っております」と報告。「田中聖にはアーティストとしての自覚はもとより社会人としての自覚と責任を改めて指導してまいります。」としている。 これに対しファンは「おかえり、待ってたよ!」「これからも変わらず応援していきます」「聖くん頑張って!」「待っているファンは沢山いますよ」「また歌っている姿見たいな」「早期のINKTの再開願っている」などのメッセージを送っている。
2017年07月01日史上最年少棋士・藤井聡太四段(14)が6月26日、歴代最高記録となる29連勝を達成。彼の強さの秘密から出前を頼む店まで、連日藤井四段についての報道がなされている。そんな中にわかに注目されているのが、藤井四段が30連勝をかけて対戦する相手・佐々木勇気五段(22)だ。 6月26日も対局に臨む藤井四段の姿を、佐々木五段は対局室の隅でじっと見つめていた。24連勝を決めた6月10日も、対局室で藤井四段を眼光鋭く見つめる姿が確認されている。 この様子がワイドショーなどで取り上げられ、「目力がすごい」と一躍有名に。6月27日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演した加藤一二三九段(77)も「ほんとに執念を感じますね。こういったことは、普通は今までなかったこと」とコメントしている。 そんな並々ならぬ執念に加えて話題となっているのが、その端正な顔立ち。「スイス・ジュネーブ生まれ」というプロフィールや和服姿で将棋を指す凛々しい姿なども相まって、ネット上では《2次元キャラのよう》《イケメンすぎる》と騒然。《予想外に沼だった》と佐々木五段の魅力にハマる女性も続出している。 だがイケメンながら、その実力は本物。16歳1カ月という若さでプロ入り。渡辺明竜王(46)や羽生善治三冠(46)を公式戦で破り、16年には将棋大賞で最多対局賞を獲得。勝率も7割を超えるほどで、過去には非公式試合でプロ入り前の藤井四段と対戦して勝利している。 「もし彼が30連勝を阻止すれば佐々木フィーバーがくる!」と期待の声も。2人の対決は7月2日。佐々木五段の執念は藤井四段の記録を止めるのか、鋭いまなざしにも注目だ。
2017年07月01日「彼が飛行機の隣の席に座っていても距離があって寂しいって感じ。背中にへばりついて眠るのがいちばん気持ちいい。そういう気持ちになったのは彼が初めてなんです。こんなに夫婦がいいって思わなかったわね。彼はこんな人がいるのかとびっくりするほど善良な人。そういう人に出会ってしまったということなんですよね」 こう語るのは、女優で映画監督の桃井かおりさん(66)。桃井さんは、’04年に54歳でハリウッドに挑戦するために渡米。大作『SAYURI』(’05年)に登場する“置屋のおかみ役”をオーディションで獲得し、以来、アメリカのみならず、ドイツやメキシコなど世界各国の映画に出演している。最近では、イッセー尾形さんと夫婦役を演じるラトビアと日本の合作映画『ふたりの旅路』が、6月24日に公開されたばかり。 私生活では’15年、64歳のときにアメリカで音楽関係の会社を経営する、同い年の日本人男性と電撃入籍して話題になった。熟年婚を始めて2年。現在はロスで夫婦ふたりで暮らしている。そんな暮らしに愛しさを感じてたまらないという。 「実は彼とは9歳からの知り合い。親同士も仲よくて。何十年も会っていなかったけどロスで再会しました」 長年、独身生活を謳歌してきた桃井さんが、結婚に踏み切ったのはなぜなのか。 「その後付き合うようになって『一緒に住んでます』って、彼のお母様に報告に行ったら、『結婚するの?』とか『お墓に入ってくれるの?』とか聞かれてね。最後に、『夫婦ってね、老後がいいのよ』って言われたんです。その一言が、心に染みて。ちょうど、人と人とのつながりを求めていた時期だったからかもしれない。そのとき初めて、そうか籍を入れるのか、って“結婚”を意識し始めたんです」 桃井さんは、夫との出会いを“運命”だと感じている。 「私、自分ひとりでも食べていけるくらいの財力はあったし、ボーイフレンドもいたから、いままで結婚する必要性を感じたことがなかった。ずっと一緒にいたら疲れるから、さっさと家に帰ってくれる人のほうがラクでいいな、って。別れた人たちとご飯を食べられる女でしたから。前に付き合った人を並べて『いまの彼です』って紹介したこともあった。そんな私がいまのダンナさんと暮らして、自分がこんなにかわいくて無償の愛をささげられる女だってことを発見したんです」 公私ともに順風満帆の桃井さんだが、これからひとつかなえたいことがある。 「1年で5本映画を撮ったりしていたものだから、もう少しふたりでゆっくりする時間がほしいと思うんです。庭に植えたバラがいま、一面に花を咲かせています。花束にして友達のところに持っていけるくらい咲いたし、レモンの木にも実がなったし、なんかこの生活をもっと味わわないと、と思っちゃう。しばらくはいい仕事が来ても休みたいもんね。愛犬が元気なうちに、トレーラーでも借りてふたりで旅行したいな、とか」
2017年07月01日「元マネージャーのAさんの会社に移籍するなどと言われてきましたが、3人は9月以降、特定の事務所に所属せず、しばらくは“フリー”という形で活動していくようです」(広告代理店関係者) 6月18日、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42・※)、香取慎吾(40)とジャニーズ事務所の契約が9月8日をもって終了することが発表された。SMAPの解散発表以後、3人は新規の仕事をほとんどやってこなかった。退所後にその状況が変わるのか、ファンは大きな関心をもってきた。 「SMAP育ての親であるAさんへの3人の信頼は、いまも揺らいでいません。特定の事務所に所属しないのは、3人を『彼らを想う気持ちに変わりはありません』という異例のコメントでこころよく送り出してくれたジャニー喜多川社長にきちんと礼を尽くしたい、ということでしょう。とはいえ9月以後はAさんが“フリー”の3人を背後からプロデュースして支え、仕事の窓口もAさんが受け持つことになりそうです」(前出・広告代理店関係者) 気になる3人の今後については、草なぎがナレーターを務める『ブラタモリ』(NHK)から、退所後も草なぎの出演は継続されることが発表されている。そして、こんな話も――。 「じつは今月に入ってから、Aさんがある映画会社を1人で訪れたんです。Aさんの来訪を知って、映画会社の社内は『まさかAさんがうちに来るとは……』と、騒然としたそうです」(芸能プロ関係者) 彼女が訪れたのは、大手ではなく独立系の映画会社。 「大手映画会社には、すでにジャニーズ事務所のタレントが数多く出演していますから、遠慮したのかもしれません。Aさんは10月以後の新たな活動の場を求めて、3人の映画出演を売り込んだと聞いています。それぞれの主演映画かもしれませんが、必要なのは、何よりもインパクト。稲垣さん、草なぎさん、香取さん3人の“トリプル主演映画”となれば話題性は抜群。Aさんの狙いはそこにあるのかもしれません」(前出・芸能プロ関係者) さらに語るのは、別の広告代理店関係者。 「Aさんは、基本的に退所後の3人を“俳優”として売り込んでいますが、SMAP時代にお世話になった作詞家や作曲家とも頻繁に連絡を取り合っています。映画や広告の関係者とも――。そこでも、3人を同時に起用する企画を提案しているようですよ」 しかし退所が決まったとはいえ、3人はまだジャニーズ事務所に所属している身。動き始めている“営業活動”がよけいな軋轢をうまないか心配になるが……。日本エンターテイナーライツ協会の共同代表理事・佐藤大和弁護士がこう解説する。 「一般的には、元の所属事務所との契約で禁じられていなければ、退社後の営業活動を事前に行うことは違法にはなりません。ただ、元の所属事務所を刺激したくないという配慮から、きちんと退社してからの営業活動が慣例となっています。退社前からの営業活動は、違法ではありませんが、“マナー違反”とは言われるかもしれませんね」 Aさんの活動ぶりを耳にしたテレビ局関係者の1人もこう言う。 「思い切ったことをやっている気はしますね。業界内では明確な“マナー違反”。3人の今後の活動に影響しなければいいのですが……」 元SMAPの5人全員が輝き続けることこそがファンの切なる願いだ――。 ※弓ヘンに前の旧字の下に刀
2017年07月01日「私、54歳からアメリカでひとり暮らしをしたんですけど、それまで、ずっと親と暮らしていたから『普通に生活するって、こんなに大変なんだ』ってことに遅ればせながら驚いたわけ。結婚してからもそんな普通の生活の大事さをかみしめています」 そう話すのは、女優で映画監督の桃井かおりさん(66)。桃井さんは、’04年に54歳でハリウッドに挑戦するために渡米。大作『SAYURI』(’05年)に登場する“置屋のおかみ役”をオーディションで獲得し、以来、アメリカのみならず、ドイツやメキシコなど世界各国の映画に出演している。最近では、イッセー尾形さんと夫婦役を演じるラトビアと日本の合作映画『ふたりの旅路』が、6月24日に公開されたばかり。 私生活では’15年、64歳のときにアメリカで音楽関係の会社を経営する、同い年の日本人男性と電撃入籍して話題になった。 「家にいるときは毎日、食事も作っていますよ。夫は、バーベキューのときに肉くらいは焼いてくれるけど、基本的に料理はできません。でも、『お皿どこ?』なんて聞かれるのも面倒だから、手伝ってもらうより、自分でやっちゃうほうが早いのよ」 いまの本業は“主婦”だと言う桃井さん。現在はロスで夫婦ふたりで暮らしている。桃井さんは、公開中の『ふたりの旅路』で、不慮の事故で愛娘を失い、’95年の阪神・淡路大震災で最愛の夫を亡くした女性、ケイコを演じている。舞台は、’90年代に旧ソ連から独立を果たした北欧のラトビアと神戸だ。 「独立を勝ち取るために、不条理な弾圧を受けても立ち上がったラトビアの人々と、震災で大切なものを失っても、力強く復興した神戸の人々の間には、共通点を感じます。この映画では、最愛の人を失っても、その人との“思い出”は育てることができるという“希望”を伝えたかった。私、’16年に『フクシマ・モナムール』というドイツ映画で、福島の帰還困難区域に暮らす元老芸者を演じたんです。そこで津波のシーンをそのまま描いて悲劇をなぞっても、見ている人たちの救いにはならないんじゃないかって疑問を感じたの。映画で傷を完全に治すことはできなくても、観ている間は安らげるようなものにしたいと思いましたね」 見た目には復興している神戸や、復興しつつあるように見える福島だが、「心は折れたままになっている人もいるのでは」と、桃井さんは気遣う。だから、「阪神・淡路大震災を描くまでにも、20年という歳月が必要だった」という。 「監督とは、『人は死んだら、すべて失われるんだろうか』という問いかけを、構想段階からしていました。たしかに亡くなった相手に触れることはできないけど、“感じる”ことはできる。愛する人との思い出や印象は、相手が死んだからって喪失するものじゃなくて、逆に育てることもできる。思い出には、過去だけじゃなくて“未来”があってもいいんじゃないか、って」
2017年07月01日「小泉孝太郎、お前もかー!?」 先日、俳優の小泉孝太郎さん(38)の熱愛報道写真を見ながら、思わず叫んでしまいました。 小泉孝太郎さんといえば爽やかな顔立ちだけでなく、元内閣総理大臣の小泉純一郎氏(75)の長男という生い立ちにも注目が集まる存在です。38歳男盛りの熱愛、またスクープ記者に対する真摯な対応に世間の声は好意的なようです。 ただし筆者だけではないはずです、2人の服装に「おや?」と思った人は。満島ひかり(31)似のスレンダー美人と称される彼女ですが、その格好はチュニックにジャージと思われるラフなパンツスタイル。孝太郎さんはグレーのニットに黒いパンツ、ニット帽をかぶってのラフなスタイルです。 この格好に、ネットの女性掲示板では「女性の服装の意味がわからない」「ジャージ?チュニック?なぜその組み合わせ?」「(孝太郎さんの)格好がマイルドヤンキーみたい」「いつもの爽やかなスーツとは悪い意味でギャップあるな」など両者の服装について厳しい指摘が集まります。 かくいう筆者も眉をひそめた1人です。最近芸能人のスクープ記事を眼にすることも多いですが、そこにはテレビの中の素敵な姿とは程遠く、ダサくて失笑すら覚える芸能人の素を見ることがあります。 そこで思い出されるのは、“イケメン”と称され続けた男性は40前後から残念になりがちだということ。筆者はこれを「残念イケメン現象」と勝手に呼んでいます。孝太郎さんがどうかはさておき、最近の芸能界における残念イケメン現象を振り返りながら“なぜイケメンは残念になるのか”考えたいと思います。 ■ポテンシャルの高さに頼る20代30代 そもそも顔や背格好が秀でている人はだいたい子どものころからイケメンと呼ばれ、自分の容姿の相対評価を自覚し、得をしながら成長しています。羨ましいと思う反面、彼らは自身が持つ容姿のポテンシャルの高さに甘んじてしまいがちです。 そのため年齢とともに身につけたいセンスやマナー、お金の使い方などが身につかず、内面の成長も遅れることに。そのため容姿の衰えを感じ始めるアラフォーに差し掛かったあたりで周りから「あれ?」と思われるのです。 その1つが服装のセンスのなさや、妙な若作りだったりします。小泉孝太郎さんがそうとは言い切れませんが、「マイルドヤンキーみたい」との声があったのも、こうした“残念イケメン臭”を感じ取った女性がいたからかもしれません。 ■お金の使い方は変わっていますか? 顔がよくてモテる。羨ましい限りの状態ですが、苦労せずモテを手にいれた男性が手にいれられないものがいくつかあります。その1つが、デートでの“素敵な”お金の使い方です。そこで思い出されるのが、今年に入ってグラビアタレントとの「アパホテル不倫」が暴露された俳優の袴田吉彦さん(43)です。 不倫相手。つまりは割り切った関係だったとはいえ“アパホテルのポイントカードを溜めながら、しかも女性側にも出してもらうことが常習となっていたこと”が明るみになり、世間の女性は心底がっかりしたことでしょう。さらに写真にはスヌーピーが描かれたハーフパンツを着る姿も……。 袴田さんは元ジュノンボーイという間違いのないイケメン。40代になって逢瀬の際にポイントカードを使ったり、キャラものを着用する姿は残念イケメンそのもの。きっと今まで苦労なく「いいな」と思った女性とお付き合いできてきたからこその、“ダサい生き様”なのでしょう。 ■私服が泥棒スタイルは そして私服がダサいで思い出されるのが、これまた俳優の田中哲司さん(51)です。先日妻の仲間由紀恵さん(37)の不在時に女性宅への通い不倫が暴露され、その出で立ちに筆者は驚きました。 普段はスーツ姿で独特な大人の男のオーラを発する田中さんですが、この日は紺の帽子に、紺色ジャージと紺のトレパンと全身1色スタイル。こんな闇に隠れるスタイルは田中哲司か妖怪人間だけだ!と笑ってしまいますが、とにかく私服がダサくて怪しいのにびっくりです。彼も俳優という職業柄、見た目で得をしてきたタイプ。女性にモテる経験をし、結果として変装=闇に隠れるスタイルになったのでしょうか。 ちなみに残念イケメン現象をおこす男性には“過去の栄光を自慢する人”や“今のモテ自慢をする人”など、様々なスタイルがあります。ぼんやりしていると、見た目以上に挽回困難な残念イケメン現象を引き起こすかもしれませんね。
2017年06月30日「両親の介護について取材依頼をいただくと、お答えできる場かどうか、かなり慎重に考えます。メディアで取り上げる介護って、どうしても必要以上に過酷や悲惨といったイメージづけをされがちなので。今回は『女性自身』さんの熱意に根負けしました(笑)」 そう話すのは、アナウンサーの渡辺真理さん(50)。’90年、TBSに入社『モーニングEye』『筑紫哲也NEWS23』と、同局の看板番組のキャスターを歴任した後、フリーに転身。さまざまな人気番組で活躍してきた。一方、私生活では’98年、父親(’14年に他界)、続いて母親を自宅で介護する生活を、現在まで続けている。 「もちろん、大変じゃないなんて言うつもりはないんです。実際に介護されるご家族の方が消耗し、困窮される場合もあるわけですから。ただ、放送する側にいる身としては、過酷さだけをクローズアップするのはある意味キャッチーかもしれないけれど、抵抗があるのも事実で。できれば、まず介護される側の気持ちをくみたいですよね。がんばって生きてきた人生の終盤、どなたも好んで介護生活に入られるわけでないから、興味本位でその生活を晒すことになったり、介護=過酷のひと言で片づけるのは個人的に嫌です。一方で、親世代って昭和の律義さと高度経済成長を築いたガッツを併せ持つ人たち。いつもどこかで社会の役に立ちたいと願っていて、子どもくらいの年齢のヘルパーさんに『ありがとう。ごめんなさいね、大丈夫?』と毎日聞いたりします。だから、私たち世代としてはそんな介護される側の願いをくみつつ、実情を伝えてこれからに生かしていかないと。実際に、介護の現場で働く方たちには相当なシワ寄せがいっているのも事実です。介護保険スタートから17年たちますが、制度として成熟していない現状をスピード感をもって改善していく必要性は感じています」 渡辺さんは現在、実家を増改築した横浜市内の二世帯住宅で暮らしている。2階が彼女と、’08年に結婚したフジテレビ勤務の夫の住まい。そして、もとの実家である1階で、母親が療養生活を送っている。 「一日のスケジュールですか?特筆していただくようなことは何もなくて、申し訳ないのですけど(笑)。今はデイリーの番組に参加していないので日によってまちまちですが、平日は朝6時過ぎに起きて母の様子を見て、主人を送っていって、犬や猫たちの世話をして。そのあと、自分の仕事に向かいます。要介護5の母には泊まり込みのヘルパーさんがついていてくれるので補い合いながら家事をします。職業柄、仕事中に親に何かあったとしても立ち会えない覚悟はしていますし、親自身「何かあっても仕事をやり遂げなさい」と怒るタイプではありますが(笑)。できるだけこまめに近くにいたいな、と。アナウンサーになってからレギュラーの番組をずっと受け持てていることは本当に恵まれていて幸運だと思いながら、今は泊りがけなど家族との時間を妨げる仕事は控えています。来た球は全部、打つ!って仕事の姿勢も好きで家計上も楽ですが、精神的に落ち着いて臨めないと仕事に対しても失礼になりますし。遅く結婚した主人が、今はとにかく私の親と一緒にいよう!と同居を決断してくれたことには何よりも感謝していて、助かっています」 母親は現在、要介護5。歩行もままならない状態だが、「母を見てると、人の体ってすごいと改めて実感します」と渡辺さんは語る。 「繊細だけど強くもあって、絶妙のバランスのうえに成り立っているんだ、と。免疫力が低下すると風邪など炎症が起きやすくなって、点滴で水分を補給するとむくみが出てしまうなど、心配は尽きません。でも、体が利かなくなって、もどかしくてつらいのは母自身。父のこと(介護)でも誰よりがんばってきた母だから、今の生活を少しでも楽しく感じてもらえるよう、一回でも多く笑ってもらえるよう、家族としては力の見せどころです(笑)」
2017年06月30日「今回の本で、三女の亜子が発達障がいとともに生まれたことを初めて書きました。私は美宇という日本一の卓球女子を育てた母親と言われますが、同時に障がい者の娘を育てた母親です。どちらも同じ子育てなんです。そのことを伝えたいと思いました」 そう語るのは、ドイツで開催された卓球世界選手権女子個人で48年ぶりの銅メダルに輝いた平野美宇選手(17)の母・真理子さん(48)。 山梨県甲府市郊外で卓球教室「平野卓研」を営む真理子さん。娘の応援に赴いたドイツのホテルで、新著『美宇は、みう。』(健康ジャーナル社)の原稿を書き綴った。その中で、三女の亜子さん(12)が発達障がいだと初告白したのだ。 「亜子は対人関係が希薄で思ったことをそのまま素直に行動に移しますから、幼児期は『先生のお話を聞きましょう』と言われても、嫌なのですぐに向こうに行ってダラーっとしてしまう。無理に引き戻しても逆効果。ゆっくり諭すように話して、時間をかけてやらせました」 真理子さんが美宇選手の遠征に付き添って家を空けるのが寂しくて泣いていた亜子さんは、6歳で「亜子も卓球やりたい」と言い出したそう。 「本人が『やる』と言うならママの私も徹底して付き合おうと。美宇もたまに実家に戻ったときは、卓球で亜子の相手をしてくれます。亜子にとって日本代表の姉は“雲の上”の存在。美宇から『亜子、こういう風に返すんだよ』とレッスンをしてもらうと、『美宇ちゃんが教えてくれたよ!』って大はしゃぎ。『ショートバウンドで打ち返したら相手に勝てるよ』と教えると、ひたむきに一生懸命練習していました。執着心は相当なものなんです」 3姉妹でいちばん最後に卓球を始めた亜子さんは、瞬く間に頭角を現した。昨年には小学生日本代表として海外に派遣されるまでに。「あの亜子がここまでねえ」と真理子さん自身も驚いたという。 「大体ひとりでできるようになりましたが、頬にケチャップがついていても平気とか、気になることもあります。少しずつゆっくり、ですね。美宇の目標は3年後(東京五輪)。そこで金メダルを狙っています。姉妹3人、みんながんばっているのが自慢です!」 卓球一家の子育てママはそううれしそうにほほえんだ。
2017年06月30日「正直に申し上げると、私、『介護』してるという意識はないんです。気づいたら療養の季節を迎えた両親にどう向き合うかは、全く人それぞれ、私は勝手にそばにいますが、親はうっとうしいと思ってるかもしれないですよね(笑)。『介護』と総称することで、認識が広がって共有できるよさはあるけれど、結婚にも恋愛にも働き方にも100人いたら100通りあるように、介護される側とする側にとっての心地よさを日々、一緒に探っていく作業なんだと感じます。私自身、その中で前に進む力や忘れ難い思い出が蓄積されていく……。だって、恋愛だってクタクタになって『もうイヤ!』って思いません?それでも、限りないうれしさとか切なさ、痛手すらその後の糧になったりするわけで」 こう話すのは、アナウンサーの渡辺真理さん(50)。’90年、TBSに入社『モーニングEye』『筑紫哲也NEWS23』と、同局の看板番組のキャスターを歴任した後、フリーに転身。さまざまな人気番組で活躍してきた。一方、私生活では’98年、父親(’14年に他界)、続いて母親(現在、要介護5)を自宅で介護する生活を、現在まで続けている。17年にわたる両親の療養生活で、多くのことを学んだ渡辺さん。両親の介護で見えてきた、新しい「家族」の形とは−−。 「同じサービス業として、介護職の方々の真摯な姿勢から学ぶところは、とても大きいです。加えて、ひとつ屋根の下に暮らしていると、もちろん仕事として居てくれるわけだけど、ゆるく家族のようなつながりも生まれていって。『いってらっしゃい』『ただいま』を言い合ったり、年越しそばやおせちも私が作ったものを囲んだり、仕事の現場で豪華なお弁当が出ると、自分の分を持ち帰って母とヘルパーさんとで半分こしてもらったら喜んでくれるかな?とか。両親が年を重ね、介護という季節に入ったから出会えた方たち。築ける共同体もあるっていう経験は新鮮です」 母娘を支えるのは介護スタッフだけではない。精神的な支え、それは’08年に結婚したフジテレビ勤務の夫の存在だ。 「夫ですか?私よりずっときめ細かで、優しい人です。ノロケじゃなくて、なんと言えばいいのか、親や家族との向き合いを通すと、男女という以前の、人としての彼の芯が見えてくるというか。先日も母の部屋のエアコンを『最新の空気清浄・加湿機能つきにしたら、免疫力が低下したときも少しはいいかも。だから、替えよう!』とパンフレットを食い入るように見てました。何より、母が主人のこと、大好きなんです。私が言っても聞いてくれないことでも、彼からだとすんなり聞いてくれますから(笑)」 6月27日、渡辺さんは50回目の誕生日を迎えた。 「ありがとうございます。でも、ずうずうしいんでしょうね、誕生日も年齢も忘れがちなんですよね(笑)。50歳という節目を迎えることにも、そんなに感慨を覚えていないというか。恐らく、こうやって意識せずに過ごせていること自体、何より幸せなことなんだと感じる知命(50歳)です。いっぱいいっぱいだった20代、駆け抜けた30代40代、そしてこれからも季節は巡っていくのでしょうけれど、今こうして親と過ごすことで、歳を重ねるってどんなことなのかを身をもって教えてもらってるようにも感じるんです。実は主人の両親も去年、住み慣れた神戸から私たち長男夫婦の住む横浜に引っ越してきてくれたんです。80歳を過ぎての引っ越しは大変な決断だったはず。その勇気にも励まされたり。いつも先を行く親は全身で、これから私たちが体験する季節を教えてくれている気がします」
2017年06月30日お笑いトリオ・安田大サーカスのHIRO(40)が高血圧による左脳室内出血と診断され、入院したことが30日、分かった。命に別状はないが、しばらくの間休養することが所属事務所から発表された。 事務所によるとHIROは16日に自宅で強い頭痛と嘔吐があり、自宅近くの病院で受診したところ、脳出血の疑いがあるとして脳神経外科のある都内の別の病院に救急搬送されたという。搬送先での検査の結果、高血圧による左脳室内出血と診断を受けた。 幸い、脳内での出血は軽度で命に別状はなく、言葉の不自由や手足のしびれもないという。再出血を防ぐ治療もかねて、約1カ月入院する見通しで、当面の仕事はすべて休むことが発表された。 HIROは「この度は、ご迷惑ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。今まで向き合ってこなかった自分の身体と向き合い、しっかりと治療して、健康な身体になって戻ってきたいと思います」とコメントした。 また、団長安田(43)は「最初聞いた時には状況も分からず正直ビックリしましたし、焦りました……。3人の活動は少しお休みしますが、またアホで元気な安田大サーカス3人の姿をお見せしたいと思います!」と、クロちゃん(40)は「先日お見舞いに行ったらいつものHIROくんと変わらない感じで喋っていたのでひとまずホッとしました。元気になって戻ってくるまで、団長と待っていようと思います!」とそれぞれコメントを寄せている。
2017年06月30日30日、俳優の南圭介(31)がテレビ朝日系列『宇宙戦隊キュウレンジャー』に出演することを自身のブログで発表。Yahoo!検索ランキング上位に「南圭介」がランクインし話題となっている。 ミュージカル『テニスの王子様』や舞台『K』で活躍中の南は、自身のブログで『宇宙戦隊キュウレンジャー出演決定!』と題したブログを更新。 「この度テレビ朝日系スーパー戦隊シリーズ「宇宙戦隊キュウレンジャー」12人目の追加戦士ホウオウソルジャー/鳳ツルギ役で出演することになりました!!」と報告。「10年前のオーディションからずっとずっと心のどこかで出演したい、関わりたいと思っていたスーパー戦隊シリーズ。満を持して出演が決まりました!!本当に嬉しく思っています。」と喜びを伝えた。 スーパー戦隊シリーズ41作目となる『宇宙戦隊キュウレンジャー』は今年2月より放送されており、基本メンバーが9人で構成されている。7月9日の放送から登場する南が演じる「鳳ツルギ」は、謎多き男。変身後のホウオウソルジャーは、赤と紺のコントラストの強いツートンカラーを用られ、シシレッドに続く、2人目のレッドの登場ともいえ、関心が高まっている。 これに対しネットは、「南くんおめでとう!嬉しい」「楽しみ!諦めない力だね」「ゲキレンジャー1話に出てたよね。老けないな~」「12人目…多いな」「本当にすばらしい!鳥肌がたちました」などの反応を見せている。
2017年06月30日女優の高畑充希(25)が出演中のNTTドコモの新CMでキャリアウーマンになり、お笑いコンビ・ブリリアンを従え“ブルゾンみつき with B”を披露した。 29日に新しく公開されたCM『みつきのほんき』篇では、高畑がブレイク中のお笑い芸人・ブルゾンちえみ(26)に大変身。トレードマークであるストライプのシャツとタイトスカートに身をつつみ、「あなたの一番そばにいるキャリアウーマンは誰ですか?」と語り掛け、BGMの『Dirty Work』に合わせて「たかはたみつき」と振りむく姿が放送されている。 同日、高畑は自身のインスタグラムにブリリアンとの3ショットを投稿し、「ただ後ろに従えるだけで快感をくれるなんて……やはり本物はすごいですね。笑ブリリアンさんありがとう」と共演した感想をつづった。 本家さながらの堂々とした女性の魅力を発揮している高畑に、ファンからは「セクシーですぎる」「違和感なくてかわいい!」「ブルゾンみつき最高」「動画リピが止まらない」と絶賛するコメントが殺到している。
2017年06月30日30日、お笑いタレントの陣内智則(43)とフジテレビの松村未央アナウンサー(31)が都内区役所に婚姻届を提出したと報告。 2012年秋に交際をスタートさせ、結婚の意向を示していた2人は松村アナの誕生日翌日である大安に入籍したという。 所属事務所を通じて「この度、私たち陣内智則と松村未央は正式に結婚しました事をご報告させて頂きます。」とし、「月並みではございますが…笑顔溢れる家庭を築けるよう、日々感謝の気持ちを抱きながら、永遠に二人歩んで行くことを誓います。」とコメント。 また、挙式・結婚式は未定。 これに対しネットでは「結婚おめでとうございます」「結婚式で何を歌うのかな?」「前回のようにはならないことを願うばかり」「今度こそ幸せになってほしいな」などの声が上がっている。
2017年06月30日梅雨のさなかの6月半ば、都内の赤坂見附駅からほど近いビルの2階「赤坂動物病院」の待合室では、ペットを連れた幾人もの飼い主が名前を呼ばれるのを待っていた。午後8時を過ぎても患者がやって来るのは、「365日開院・夜間急患対応」を実施しているからこその光景だ。どの飼い主の顔も、家族同然の犬や猫の健康状態が芳しくないせいか、どこか不安げだ。 「こんばんは。あら、ピッピちゃん。少々辛い抗がん剤の治療も終わって頑張ってますね」 人間でいえば老年期の15歳のミニチュアピンシャー犬に声をかけたのは、総院長の柴内裕子先生(81)。首に聴診器をかけた、小柄な白衣姿が待合室に現れただけで、雰囲気が一瞬で明るくなった。 「この子はね、2年前から悪性腫瘍を患っていて、抗がん剤治療も行っていました。でも今は大丈夫!長生きしようね」(裕子先生) ピッピの黒い小さな頭をやさしくなでる先生の隣で、飼い主の女性が「裕子先生との出会いは、もう30年前の先代の犬のときからです。かみグセがあり、困ってNHKラジオのペット相談室に電話したら、たまたま裕子先生が担当で、本当に親身になって答えてくださって。それ以来、このピッピで犬も2代目、飼い主の人間も私から娘へと2世代にわたってのお付き合いです」と話す。 「うちはね、みなさん、2世代、3世代の長〜いお付き合いです。というのも私は“日本最古の女性獣医師”ですから」(裕子先生) “日本最古”という自己紹介は裕子先生の定番だが、決して大げさな話ではない。獣医師を志すきっかけは、戦時中にまでさかのぼる。少女のころにかわいがっていた犬や動物を、理不尽な戦争のため次々に失った体験からだ。その決意を貫き、この赤坂で、日本で初めて開業した女性獣医師となったのが27歳のとき。 「当時は、ほとんどの動物病院にレントゲンもない時代。フィラリアの予防薬もなく、犬の寿命も7〜8年という、日本のペットと飼い主にとって実に不幸で情けない時代でした」(裕子先生) 世界から30年はゆうに遅れていたというペット環境途上国の日本社会のなかで、裕子先生は前出のペット相談や飼育書の出版などの啓発活動に加え、いちはやくアニマルセラピーを導入。ペットを連れて小学校や病院などを訪問する「人と動物のふれあい活動(CAPP)」は、昨年30周年を迎えた。 おととし、院長職は長女の晶子先生(53)に任せて総院長となったが、もちろん今も現役で、ときには手術も行う。 「私は、母方の祖母と猫に育てられました(笑)。物心ついたときの母の記憶は、ハイヒールを履いて出ていくポニーテールの後ろ姿です。深夜に急患が出たときも、毛布にくるまれて、やはり祖母に預けられていました」(晶子先生) 晶子先生は、それで寂しい思いをしたことはなかった、とふり返る。 「うちの母は、動物と人の幸福のために頑張る、そういう使命を持つ人なんだと思っていました。もともと画家志望だった私が大学に入り直して獣医師を継いだのは、母の後ろ姿をずっと見ていたからかもしれません」(晶子先生)
2017年06月30日「うちはね、みなさん、2世代、3世代の長〜いお付き合いです。というのも私は“日本最古の女性獣医師”ですから」 そう語るのは、都内の赤坂見附駅からほど近いビルの2階、「365日開院・夜間急患対応」を実施している「赤坂動物病院」の総院長の柴内裕子先生(81)。“日本最古”という自己紹介は裕子先生の定番だが、決して大げさな話ではない。獣医師を志すきっかけは、戦時中にまでさかのぼる。少女のころにかわいがっていた犬や動物を、理不尽な戦争のため次々に失った体験からだ。その決意を貫き、この赤坂で、日本で初めて開業した女性獣医師となったのが27歳のとき。 「当時は、ほとんどの動物病院にレントゲンもない時代。フィラリアの予防薬もなく、犬の寿命も7〜8年という、日本のペットと飼い主にとって実に不幸で情けない時代でした」(裕子先生) 世界から30年はゆうに遅れていたというペット環境途上国の日本社会のなかで、裕子先生はペット相談や飼育書の出版などの啓発活動に加え、いちはやくアニマルセラピーを導入。ペットを連れて小学校や病院などを訪問する「人と動物のふれあい活動(CAPP)」は、昨年30周年を迎えた。 「’86年当時、先進国ですでにスタートしていた、人と動物との絆“ヒューマン・アニマル・ボンド”の理念を日本の社会に広げたいと願いました」(裕子先生) ボランティアの飼い主が、自身の愛犬などを連れて高齢者施設や小学校、病院を訪ねる活動では、その“家族”として動物たちの力を借りた。 「衛生問題なども、獣医師の団体として、世界基準をクリアしていきました」(裕子先生) 良き理解者にも恵まれた。 「小児病棟に最初に入れたのは’03年で、聖路加国際病院でした。名誉院長の日比野重明先生が『動物たちは生きる力を与えてくれる』と賛同してくださったんです。これまでの全国での訪問回数は約1万9,000回で、1度の事故も、アレルギー問題も起こしていないことは、世界に誇れる本会の実績と自負しています」(裕子先生) 小林美和子さん(76)は、CAPPのチームリーダーの1人。裕子先生と、東日本大震災後に宮城の被災地を愛犬クレールとともに訪問した。仙台の仮設住宅の集会室には、20人ほどの子どもやお年寄りが待っていた。 「まず手をグーにして、犬の鼻先に持っていってください。犬がクンクンとあなたの匂いを確認したら、次はパーにして、アゴの下を『いい子ね』と言いながらなで、リラックスさせてあげてください」と小林さんが説明すると、子どもたちが目を輝かせて、最初は恐る恐る、やがて犬の体にふれた。 「わあ、モコモコしてる」「あっ、動物って、温かいんだなぁ」 小林さんは、そのとき集会室の奥にたたずんでいた3きょうだいの姿が忘れられないという。 「みなさん、娯楽からは遠ざかっていたはずなのに、3人だけが近くに来ないんです。仮設のスタッフに聞いたら、両親を亡くしたきょうだいたちだと。きっと犬の大好きなご家族だったと思うんです。最後までいてくれましたから。少しでも気持ちが癒せたかなと、胸が詰まって泣きそうになりましたが、ボスである裕子先生から、活動の間は涙を見せてはいけないと教えられていますから、グッと我慢しました」(小林さん) ’12年から裕子先生がスタートさせたのが、高齢になってからこそペットと暮らそうと呼びかけるプログラム「70歳からパピーとキトンに挑戦」。きっかけは、すでに3世代にわたる付き合いの飼い主のひと言だった。愛犬を失ってペットロスになっていた60代後半の彼女は言った。 「もう年だから、犬を飼えないのは寂しい」 その気持ちを裕子先生は理解した。裕子先生の意思をくみ取って病院スタッフのなかから活動を支えるチームができ、いくつかのルールが設定された。75歳を過ぎたら2週に1度は電話をして近況伺いすること、80歳を過ぎたら動物看護師が定期的に訪問してフォローする。そして、「大丈夫!万が一、あなたに何かあったら、その後のペットの面倒はウチ(赤坂動物病院)がしっかりと見ますから」という、裕子先生の言葉に大きな安心を得て、いまでは多くの70〜80代の飼い主がペットとの生活を楽しんでいる。 「犬や猫といると、リラックスできます。緊張がほぐれると、副交感神経が働き、幸せホルモンのオキシトシンが出ます。これが病気にならない秘訣です。動物との暮らしでは、生きがいができるだけでなく、散歩の距離は3倍に、友達の数は5倍に増えるといいます。だから、私も、実証者としては、まず女性の平均寿命まで長生きしないといけませんね。あと少し、いえ、まだまだ頑張らなきゃ!」(裕子先生)
2017年06月30日6月20日の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日全国公開)ジャパン・プレミアで、“あの王子様みたいなイケメンは!?”と、ジョニー・デップ見たさに訪れた人々の目も引き付けたブレントン・スウェイツ(27)。 アンジェリーナ・ジョリー主演作『マレフィセント』(’14年)でフィリップ王子役を射止め、アクション大作『キング・オブ・エジプト』(’16年)では主役に抜擢されるなど、話題の映画に次々と起用されている。 そんなブレントンを直撃!最新作『パイレーツ〜』に出演が決まったときの気持ちを聞くと、爽やか笑顔全開に! 「僕は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの大ファンなんだ。1作目を見たのは、14歳か15歳のときだったと思う。まさに、夢がかなったという気持ちだね。ジャック・スパロウ役のジョニー・デップは、演技への探求心が尽きない俳優。彼と仕事をして、リスクを恐れず行動することの大切さを学んだよ」 映画のロケ地は、彼の故郷オーストラリアのクイーンズランド州。 「地元で映画の撮影ができるなんて最高だよ。実家で家族と一緒に過ごしながら、仕事ができたんだ」 ブレントンは、オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーの息子ヘンリー役。父親の呪いを解こうと、ジャック・スパロウと冒険の旅に出る勇敢な青年に扮している。彼自身も危険なアクション・シーンに志願する恐れ知らず。 「剣を使ったファイトや塔からぶら下がって降りるシーンなど、スタントは可能な限り自分で演じたよ。体を動かすことが好きなんだ」 本作出演にょり、世界中で女性ファンが急増。いまや大御所となったジョニー・デップに代わり、シリーズの主役になるというウワサも! 「ジャック・スパロウと一緒なら、どこへでも行くよ。続編があるとしたら、ヴィゴ・モーテンセンと共演したいな。ヴィゴとオーランドは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで共演しているから、話がはずむだろうし。ヴィゴが『ロード〜』の撮影で使った剣を持参して、海賊を演じたら、ハマると思うよ(笑)」 自身のTwitterで山登りや赤ちゃんを抱っこする写真を披露し、ナイスガイな素顔も話題。そんなブレントンくんでも悪い男になる瞬間がある? 「もちろんあるけど、Twitterには出さないよ。どんな悪いことをしたかって?それは言えないな(笑)」 やんちゃなところは、ジョニデ以上?今後の活躍に注目だ!
2017年06月30日(写真:アフロ) 史上最年少棋士でデビュー戦以来無敗の藤井聡太四段(14)が6月26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)に91手で勝ち、歴代単独1位となる29連勝を達成した。 順風満帆にみえる彼の“棋士人生”。実は現在、高校に進学するかどうかで揺れている最中だというのだ――。 「棋士の対局は、遅いと午前1時をまわることもしばしばあります。学業との両立はかなり大変ですから、中学3年生の藤井くんは、高校進学を悩む時期でしょうね」(現役棋士) 実際、プロデビュー直前の昨年9月に本誌が“母子インタビュー”をしたときも、母親の裕子さん(47)は、困惑気味にこんな不安を口にしていた。 「大阪ばかりでなく、東京での対局も増えてきます。今はすべての時間を将棋にあてたくて、学校に行く時間ももったいないみたいです。今日も『学校に行きたくない』とブチブチ文句を言っていました。高校進学についてはどうなるのでしょうか……心配です」 棋士は勝てば勝つほど対局が増えていく。今後はますます負担がかかってくることになるということだ。 東大出身の異色の棋士・片上大輔六段(35)がこう語る。 「羽生善治三冠(46)は、年間80局という異例の対局数をこなしながら通信制高校を卒業しました。それでも将棋界の7大タイトルを全冠制覇するほどの活躍ができたのです。将棋一本の狭い世界だけでなく、高校に通って集団生活や人間関係を学ぶことはやはり大事なことだと思います」 だがいっぽうで、棋力がもっとも伸びるのも高校時代と言われているから難しい選択だ。奨励会(プロ棋士の養成機関)に子供を通わせる母親も、藤井四段の母親と同じく頭を抱えている。 「学校よりも何よりも将棋を優先しなければ強くなれません。でも、将棋で挫折した時のことを考えると、やはり高校くらいは出ておいてほしいというのが本音です」 我がこの将来を案じる母親にとっては悩ましい問題だが「藤井四段なら大丈夫」という声も多い。 「普段からよく本を読み、毎朝、新聞に目を通しているという藤井くん。そんな彼なら、たとえ高校に満足に通えなかったとしても、勉強は続けるでしょうし、社会性が失われる心配もないと思いますよ」(『ふみもと子供将棋教室』の文本力雄さん) 日本将棋連盟も“藤井シフト”を敷いて、将棋と学業の両立をサポートするという。 「できる限り、対局は土日になるよう調整しています。平日に対局が入ったとき以外はすべて出席しています。授業態度も良好だと聞いています。高校進学に関しては、本人の意思をまだ聞いていませんが、学校へはご理解を求めております」(関西本部の広報担当者) 28連勝を達成した翌日の今月22日、本誌は藤井四段の実家を訪れた。 母の裕子さんに改めて“学業問題”について聞いてみると、「今日もちゃんと朝から学校に行きましたよ」と報告してくれた。将棋と同じく人生の何手も先を読む藤井四段は、果たしてどんな答えを出すのだろうか――。
2017年06月30日《ローラ最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいるんだけど、わたしは人には絶対にしない》 《10年の信頼をかえしてください》 6月16日から17日にかけて、ローラ(27)の放った意味深なツイートが波紋を呼んでいる。“10年の信頼”を裏切ったのは誰なのか……。 「所属している芸能事務所の社長のことでしょう。彼はまだ40歳手前の若手経営者で、大学時代はボディビル大会の出場経験のあるいかつい男性。ローラは17歳のとき、渋谷で彼にスカウトされたんです」(芸能事務所関係者) ローラにとっては芸能界入りの恩人。事務所社長にとっては事務所躍進の立役者だった。だがこの10年、2人は喧嘩を繰り返し、その度に仲直りしてきたという。 「ローラは感情を素直に表に出すタイプ。一方の社長はタレントの私生活まで何かと管理してしまうところがあって、ローラはそのたびに反発していたようです」(テレビ局関係者) そんな2人の緩衝材だったのが、ローラを長年担当していた男性マネージャーだった。だが一昨年末に彼が退社したことで、両者の対立をやわらげるものがいなくなってしまったという。 「昨年ローラがハリウッドデビューを果たした映画『バイオハザードVI』が原因です。もともとハリウッド進出はローラと社長の共通の夢。海外ロケのために日本での多くの仕事をキャンセルしないといけなかったのですが、それにマネージャーが反発したんです。自分が取ってきた仕事ですから」(前出・芸能事務所関係者) 彼が去って以来、一度怒り出したローラをフォローできる人間がいなくなった。ローラの知人は語る。 「最近、ローラが信頼していた女性スタッフが辞めさせられています。これで積もり積もったものが爆発したのでは。『何で勝手に!』とローラはひどく怒っていましたから。でも今まではいくら怒っても、外に発信することはなかったのに……」 渋谷にある事務所を訪ねたが、「社長、担当者ともに不在」(スタッフ)と取り次いで貰えなかった。10年の愛憎劇は喧嘩別れに終わってしまうのか。
2017年06月30日『写真・AFLO』 6月20日に行われた竜王戦6組昇級者決定戦で、現役生活に幕を下ろした加藤一二三九段(77)。“ひふみん”こと加藤九段は、将棋界で60年以上プロ棋士として活躍してきた“レジェンド中のレジェンド”だ。 最近ではバラエティー番組での露出が増え、若者からの人気が急上昇。6月30日放送の『アウトデラックス』(フジテレビ系)にも出演し、話題をさらっている。コーラなどの飲み物を注文し過ぎる“アウトな食生活”や、これまでの“天然発言”にスタジオは大爆笑。番組放送直後、Twitterでは若い視聴者からこんな絶賛の声が殺到した。 《ひふみん最高みているだけで元気もらえるー》《ひふみん観てるだけで仕事の疲れが癒しで消えていく》《はー、ひふみんに大爆笑して涙が止まらんかった(笑)レジェンドなのに素敵なキャラだなぁ》 加藤九段は今年で77歳。なぜこんなにも若者に好かれるのだろうか。その人気のうらには、3つの秘訣があるという。 「まず大きいのが、加藤九段には“驕り”がまったく感じられない点です。『加藤先生をひふみん呼ばわりするなんて信じられない!』といった声もありますが、ご本人はすっかり自分の愛称をお気に入りだそうです。また、加藤九段は過去の栄光を自慢しません。地位の高かった人ほど、引退後も“現役モード”から抜けずに偉そうな態度をとってしまいがち。しかし加藤九段は藤井聡太四段(14)を年齢関係なくリスペクトするなど、“世代交代”をすんなり受け入れている。そんなところに、若い世代は共感を覚えているんです」(20代ファン女性) 若い人たちから天然発言をツッコまれても、嫌な顔をみせるどころか可愛らしく照れ笑いする加藤九段。そしてもう1つの理由とは―― 「最後は、加藤九段が愛妻家だということです。“愛されるおじいちゃん”は奥さんを大事にしている方が多いという統計的データがあるそうですが、加藤九段はまさにそう。中高年の“ゲス不倫”が取り沙汰されるなか、長年連れ添ってきた奥さんといつまでも仲良くしている。そんな姿が、若者の心に響くのだと思います」(前出・20代ファン女性) “ひふみんフィーバー”は今後も続きそう――。
2017年06月30日