ぴあがお届けする新着記事一覧 (921/922)
直木賞作家・葉室燐の小説を、日本映画界の重鎮・木村大作監督が映画化した『散り椿』が本日から公開になる。岡田准一と西島秀俊が本作で初共演を果たし、黒木華、池松壮亮、緒形直人、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子らが出演する。本作は、亡き妻の最後の願いを叶えようと、かつて追放された藩に戻って奔走する男、瓜生新兵衛(岡田)の生き様を描く時代劇。西島は新兵衛のかつての親友で、新兵衛と対峙することになる榊原采女を演じる。木村監督は、黒澤明監督作品『隠し砦の三悪人』の撮影助手として映画界に入り、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を5回受賞するなど、日本を代表する撮影監督として活躍。2009年には『劔岳 点の記』で初めてメガホンをとり、第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。名実ともに日本映画界の重鎮として知られている。本作では、同じく黒澤監督の元で助監督を数多く務めた後に映画監督になった小泉堯史が脚本を手がけ、全編オールロケーションで撮影が行われた。また木村監督は本作で、殺陣や重厚な人間ドラマを描きつつも、新兵衛と亡くなった妻の妹・里美(黒木華)のラブロマンスを作品の中心に据える新たな試みに挑戦。撮影された画も、登場人物の生き様も美しい時代劇は、幅広い層の観客を魅了することになりそうだ。『散り椿』9月28日(金)より全国公開(C)2018「散り椿」製作委員会
2018年09月28日本日9月23日、『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』が最終日を迎える。岐阜県中津川市にて、100%ソーラーエネルギーを活用して行われる野外ロックフェス『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』。オーガナイザーは、シアターブルックのフロントマンでありギタリスト、音楽プロデューサーとしても活躍する佐藤タイジだ。“太陽光でロックする”をテーマに、2012年12月に日本武道館にて『THE SOLAR BUDOKAN』を立ち上げ、その後、そのテーマに賛同する多くのアーティストを迎えて開催されるように。中津川の開催は今年で6年目を迎え、さらに10月には、佐藤の出身地・徳島県で初開催することも決定している。シアターブルックはじめ、JUN SKY WALKER(S)、サンボマスター、ACIDMAN、フラワーカンパニーズが登場した昨日22日を終え、いよいよ最終日。本日は、ヤバイTシャツ屋さん、go!go!vanillas、Yogee New Waves、Creepy Nuts、NakamuraEmiら、音楽性もその形態も様々な新進気鋭のアーティストが集う一方で、The Birthday、怒髪天、ストレイテナーなどの、このフェス常連のベテラン組も出演する。そして、大トリを務めるのはDragon Ash。本イベントに出演するのは4度目であり、『THE SOLAR BUDOKAN』には欠かせないバンドだ。昨年デビュー20周年を迎え、止まることなく作品をリリースし続けているDragon Ash。この日も新曲から定番のアンセムまで、幅広い楽曲が披露されることだろう。『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』はライブの他にも、食品の安全にこだわったフードや、ファミリー層で楽しめる様々な企画、豊かな自然を楽しめる環境など、その細部までこだわり抜いたイベントだ。この機会にぜひ足を運んでみよう。イベント情報"中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018"9月22日(土)、23日(日)岐阜県中津川公園内特設ステージ公式サイト:
2018年09月23日本日9月19日、AKB48が53枚目のシングル『センチメンタルトレイン』を発売する。表題曲『センチメンタルトレイン』には、今年6月に行われた『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~』から、上位16名が選抜メンバーとして参加している。1位を獲得してセンターを務めたのはSKE48・松井珠理奈。総選挙終了後に長期休養中だったが、9月6日に復帰を果たした。8月に公開されたMVは、休養のため松井不在での制作となったが、そのストーリー設定では、松井が主人公に。漫画家・志村貴子による絵コンテや代役、さらにCGなどのアイデアを活用し、彼女が“帰ってくる場所”を空けたままの作品に仕上がった。また、復帰後には追撮、再編集してMVの完全版を制作するとのことで、その映像は、シングルに封入されているシリアルナンバーで視聴できるように。ファンにとっては、見逃せない作品となっている。また、本日に4年ぶりのアルバム『ソングライン』をリリースしたのはくるり。通算12枚目のオリジナルアルバムとなり、収録曲は、先行リリースされた『How Can I Do?』『特別な日』『その線は水平線』『春を待つ』『だいじなこと』『忘れないように』を含む全12曲。初回限定盤A及びBには3月にZeppTokyoで行われたツアー『線』の最終公演から、全20曲を完全収録。くるりのアルバムで、ライブ1本が丸ごと収められるのは今回が初めてだ。一方、ヤバイTシャツ屋さんも、7枚目のシングル『とってもうれしいたけ』と、2枚目のライブDVD『Tank-top of the DVD Ⅱ』を同時リリース。さらにリリース後は10月からゲストも迎えたツアーを開催し、年末の『COUNTDOWN JAPAN 18/19』をはじめとしたイベントの出演も決定。ヤバイTシャツ屋さんの快進撃は今後も続きそうだ。『センチメンタルトレイン』 初回限定盤リリース情報『センチメンタルトレイン』9月19日(水)1,645円(税別)形態:CD+DVD初回限定盤:イベント参加券封入※会場・開催日時未定通常盤:生写真1種ランダム封入Type A<CD収録曲>新曲3曲+inst3曲計6曲収録予定M1.センチメンタルトレイン(世界選抜メンバー)M2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)M3.友達じゃないか?(ネクストガールズ)M4.M1(off vocal ver.)M5.M2(off vocal ver.)M6.M3(off vocal ver.)<DVD収録内容>新曲3曲のMV収録予定Type B<CD収録曲>新曲3曲+inst3曲計6曲収録予定M1.センチメンタルトレイン(世界選抜メンバー)M2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)M3.ある日 ふいに…(フューチャーガールズ)M4.M1(off vocal ver.)M5.M2(off vocal ver.)M6.M3(off vocal ver.)<DVD収録内容>新曲3曲のMV収録予定Type C<CD収録曲>新曲3曲+inst3曲計6曲収録予定M1.センチメンタルトレイン(世界選抜メンバー)M2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)M3.ひと夏の出来事(アップカミングガールズ)M4.M1(off vocal ver.)M5.M2(off vocal ver.)M6.M3(off vocal ver.)<DVD収録内容>新曲3曲のMV収録予定Type D<CD収録曲>新曲3曲+inst3曲計6曲収録予定M1.センチメンタルトレイン(世界選抜メンバー)M2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)M3.波が伝えるもの(第10回世界選抜総選挙記念枠)M4.M1(off vocal ver.)M5.M2(off vocal ver.)M6.M3(off vocal ver.)<DVD収録内容>新曲3曲のMV収録予定Type E<CD収録曲>新曲3曲+inst3曲計6曲収録予定M1.センチメンタルトレイン(世界選抜メンバー)M2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)M3.“好き”のたね(SHOWROOM選抜)M4.M1(off vocal ver.)M5.M2(off vocal ver.)M6.M3(off vocal ver.)<DVD収録内容>新曲3曲のMV収録予定※収録内容・仕様等は変更になる場合あり。くるり『ソングライン』ヤバイTシャツ屋さん『とってもうれしいたけ』
2018年09月19日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日2016年に日本初演されて大旋風を巻き起こし、ミュージカル作品としては初めて読売演劇大賞にも輝いた『ジャージー・ボーイズ』日本版。その待望の再演が本日9月7日(金)、東京・シアタークリエを皮切りとする全国ツアーの幕を開ける。作品の誕生は2004年に遡り、翌年ブロードウェイに進出すると2017年までの大ロングランを達成した後、現在はオフ・ブロードウェイに場所を移して続演中。日本では、クリント・イーストウッド監督による映画版の公開(2014)、来日公演(2015)を経て、満を持しての日本版製作となった。作品の最大の魅力は、1960年代に活躍した4人組コーラスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の軌跡を描く物語を彩る、彼ら自身のヒット曲の数々だ。《君の瞳に恋してる》や《シェリー》などは、たとえ彼らの名を知らなくても、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうスタンダード・ナンバー。だが、よしんばそれすら聴いたことがなかったとしても、彼らの音楽に熱狂した60年代の人々の気持ちが追体験できるようになっているのが本作だ。その秘密は、リードボーカルであるフランキー・ヴァリの唯一無二の歌声を再現する、フランキー役の俳優にある。逆に言えば、「もっと歌って!」と切望したくなる歌声を持った俳優がいなければ成功はあり得ないなか、日本に中川晃教がいたことは奇跡のような幸運だ。一方、中川フランキーは変わらぬまま他のメンバー3人にはWキャストが組まれ、2通りの“ボーイズ”を楽しめるのは日本版ならではの魅力。初演を知るチームWHITEと新メンバーが2人加わったチームBLUE、それぞれのハーモニーに心ゆくまで酔いしれたい。シアタークリエにて10月3日(水)まで。文:町田麻子
2018年09月07日海底の深くから浮上してきた最強にして最恐の巨大ザメ・メガロドン、通称“MEG”が大暴れするパニックアクション映画『MEG ザ・モンスター』が明日から公開になる。主演を務めるのは、かつて水泳の飛び込み競技でイギリス代表チームに所属し、俳優転身後は様々な敵をブチのめしてきた最強の男ジェイソン・ステイサム。あらゆるものを破壊し、飲み込むMEGと、ステイサムの対決の行方は?スティーヴン・スピルバーグ監督が1975年に発表した『ジョーズ』は現在も語り継がれる傑作で、劇中に登場する巨大ザメの凶暴さを記憶している人は多いはずだ。しかし、本作に登場するMEGは、あのジョーズの3倍の大きさで、生物学の常識を超えたモンスターだ。そこで、ステイサム演じる潜水レスキューのプロフェッショナル、ジョナス・テイラーは海洋エキスパートを集めてチームを結成。MEGに立ち向かう。これまでにサメ映画は幾度となく公開されており、サミュエル・L・ジャクソンが演説に熱中している間にサメが襲ってくるシーンが有名な『ディープ・ブルー』や、サメ映画のお約束を過剰に盛り上げることで人気を博した『シャークネード』シリーズなどが存在するが、本作は圧倒的なスケールで描かれるMEGの描写と、観客を驚かせ、恐がらせる仕掛けが満載で、北米では予想を上回るヒットを記録した。日本では通常の上映だけでなく、IMAXや3D、4Dでの上映が用意されており、MEGの迫力と恐怖を“体感”しながら楽しむこともできそうだ。『MEG ザ・モンスター』9月7日(金)全国公開
2018年09月06日『親密さ』『ハッピーアワー』の濱口竜介監督の最新作『寝ても覚めても』が公開されている。本作は同じ顔を持つふたりの男性の間を揺れ動く女性・朝子を主人公にした作品で、劇中には観客が衝撃を受ける展開や、アッと驚く決断が描かれるが、監督はそこで描かれるドラマを「驚くと同時に深く納得する」ものだという。観客は朝子のドラマをどのように受け止めるのだろうか? 濱口監督と朝子を演じた唐田えりかに話を聞いた。大阪で暮らす女性・朝子はある日、麦に出会い、瞬く間に恋に落ちる。彼女は麦とずっと一緒にいることを願うが、ある日、麦は忽然と姿を消してしまう。2年後、朝子は東京にある小さな喫茶店で働いていた。そこで彼女は店の向かいにあるオフィスにデリバリーのコーヒーポットを回収しに行き、麦とまったく同じ顔の男性・亮平に出会う。ふたりの顔があまりにも似ていることに朝子は激しく動揺するが、朝子と亮平は少しずつ距離を縮めていき、ふたりは恋人になる。時が流れ、朝子は亮平と穏かな日々を過ごしていたが、ある日、彼女は麦の行方を知ってしまう。東京藝術大学在学中に発表した『PASSION』で注目を集め、以降、様々な作品を手がけてきた濱口監督は、オリジナルではなく、柴崎友香の同名小説の映画化で商業映画デビューすることになった。「プロデューサーの方と2014年ぐらいから何か映画をやりましょうという話になって、やりたい原作はありますか? と言われたときに僕が出したのがこの小説だったんです。最初に読んだ時から“これは映画になるな”とは思っていたんですけど、当時は自分が映画化したいと思ってもできる状況ではなかったですし、“これは映画化できるな”という印象だけはありました。これは本当にラッキーしかないというか(笑)、これまでは自分で脚本を書きながら考えるしかなかったわけですけど、今回は原作の構造を脚本にしていけば、これまで自分が四苦八苦してきたことをやらなくて済む原作だった。だから、原作と少し変えた部分もありますけど、基本は原作をちゃんと映画化して、そこに説得力をもたせることができるかが大事でした」見た目はまったく同じだけど、タイプはまったく違うふたりの男性に出会う朝子の心は揺れ動き、突然の出来事に翻弄され、想像もしなかった決断をして突き進んでいく。映画化するにあたり、朝子を誰が演じるのか? オーディションが行なわれ、濱口監督は本作が本格的な映画デビューになる唐田えりかを選んだ。「出来すぎた話ですけど、オーディションで“彼女しかいない”って思ったんですよね」一方の唐田も朝子のキャラクターをすんなりと受け入れることができたという。「最初に脚本を読んだ時からすごく感情移入できましたし、朝子がとる行動に対して疑問も感じなかったんです。私も直感で動いてしまうというか、ウソがつけないタイプだし、今という瞬間を大事に生きてきたので、演じていても“朝子は何でこんなことするの?”という場面がまったくありませんでした」それでも唐田は演技の経験が多いわけではない。だからこそ、麦と亮平を演じた「東出(昌大)さんの存在は本当に大きかった」と振り返る。「東出さんは麦の場面と、亮平の場面ではまったく違う感じで、私の感情も違ってくるんですよ。監督から“相手のお芝居をちゃんと見て聞いてください”って言われてたんですけど、東出さんをはじめ、共演者のみなさんのお芝居をちゃんと見ていたら感情が自然と出てきましたし、みなさんに助けていただいたおかげで、あの場所にいることができたという気持ちが大きいです」(唐田)、「演技というのは、相互作用で出来ているはずだから、唐田さんは本当に素晴らしいと思って見てましたけど、それは東出さんのおかげであるとずっと思ってました。お互いが与え合って、返し合っていた気がしますし、今回の映画は常に役者さんたちが先を走っていって、それを追いかけていく感覚がずっとありました」(濱口監督)撮影の裏側は彼女が語った通りだが、物語の世界では朝子の周囲の人間が、彼女のとる行動や選択によって大きな影響を受ける。これから映画を観る人も多いため、詳しくは語れないが、劇中で朝子がとる“選択”に衝撃を受ける人がいるかもしれない。しかし、ここで描かれる行動は決して不可思議だったり、突飛なことではなく、誰もがとり得る選択だ。「小説を読んでいるときも、“まさかそう来るのか!”と思いながら、すぐに“でも朝子はそういう人だよな”って。それは、驚くと同時に深く納得する体験なんですよ」(濱口監督)、「この選択は事前に何かがあって決まったことではなくて、“その瞬間にすべてが決まってしまった”という感覚なんだと思います」(唐田)平凡な出来事の繰り返しだと思っていた私たちの日常には突然、想像もしなかったことが起こる。想像もしなかったような選択をする。そこには予兆も準備もない。それは突然やってきて、私たちの日常を変えてしまう。いや、そもそも日常とはそういうものかもしれない。それは恐怖なのか? それとも希望なのか? 唐田は「もちろん恐怖もあるかもしれないですけど、私は“希望”だと思います」と笑顔を見せる。「自分のことを押し殺したくないし、自分に正直でいたいと思っています。直感で動いた結果、人を傷つけてしまうことが仮にあったとしても、それがあってこその“今”だし、すべてがつながっているわけだから後悔はないだろうし、それを信じてやっていきたいと思います」濱口監督も「人間はいつも最良だと思った選択しかできないと思う」と語る。「現実認識としては、どれだけ幸福であっても、何が起きるかわからないし、すべてがひっくりかえることはあると思っています。でも昔、大学の先輩に“選んだことがいいことになる”って言われて、まったくそうだなって思ったんですよ。人間はいつも自分なりにその時のすべてを勘定に入れて何かを選ぶわけで、それがどんな結果になろうと、やはりそれが最良の選択なんですよね。だから、自分で選択をする限り常に、待っている結果はあり得る最良のものだと思いますし、それを“希望”と呼ぶのかはわからないですけど、基本的に僕は“人生はいい方向にしか進まない”と思っています」『寝ても覚めても』公開中(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会
2018年09月05日Aimerが本日9月5日、シングル『Black Bird / Tiny Dancers / 思い出は奇麗で』をリリースする。本作は、Aimer通算15枚目のシングルで、表題曲としてバリエーションに富んだ3曲が掲げられている。『Black Bird』は、土屋太鳳×芳根京子W主演となる映画『累-かさね-』(9月7日公開)の主題歌、『Tiny Dancers』はアップテンポなナンバーで、『思い出は奇麗で』は、今年6月の父の日にあわせて発表された楽曲。全編アニメーションで構成された『思い出は奇麗で』のMVは、2013年公開の『今日から思い出』より続くシリーズ作品で、今作が7作目となる。映像には、父と子の心温まる思い出が描かれており、公式ファンクラブで募った家族との写真も使用されている。映画『累-かさね-』は、累計発行部数220万部を超える同名コミックを、佐藤祐市監督が実写化。幼い頃から醜い容姿に劣等感を抱きながらも天才的な演技力を持つ累(芳根京子)と、恵まれた美しさを持ちながらも舞台女優として開花できずにいたニナ(土屋太鳳)は、口紅を力を借りて、演技力と美貌を兼ね備えた完璧な女優“丹沢ニナ”になる。しかし、2人が恋に落ちた新進気鋭の演出家・烏合零太(横山裕)が手がける大作舞台への主演が決まり、それぞれの欲望と嫉妬心が抑えられなくなるというストーリーだ。『Black Bird』のMVにも、主演ふたりが登場している。Aimerはこれまで『Fate』シリーズをはじめとする数々のアニメ作品の主題歌を手がけてきたが、実写映画は今回が初。その予想のつかないストーリーのエンディングをどう彩っているのだろうか。期待して劇場に足を運びたい。なお、本日には、V.I (from BIGBANG)『THE GREAT SEUNGRI』、After the Rain(そらる×まふまふ)『イザナワレトラベラー』、グループ魂『もうすっかり NO FUTURE!』などもリリースされる。リリース情報『Black Bird / Tiny Dancers / 思い出は奇麗で』(初回版)15th single『Black Bird / Tiny Dancers / 思い出は奇麗で』2018年9月5日(水)発売 / 先行配信中初回生産限定盤(CD+DVD)価格:¥1,620(税込)通常盤(CD only)価格:¥1,350(税込)DISC1(CD)M1「Black Bird」※映画『累-かさね-』主題歌M2「Tiny Dancers」M3「思い出は奇麗で」M4「今日から思い出 Evergreen ver.」M5「Black Bird(Movie ver.)」※初回生産限定盤のみDISC2(DVD)※初回生産限定盤のみM1「Black Bird」MUSIC VIDEO(Movie ver.)M2「Ref:rain」MUSIC VIDEOリリース情報『Aimer Hall Tour 18/19 “soleil et pluie”』千葉公演10月31日(水)市川市文化会館開場17:30 / 開演18:30福岡公演11月3日(土)福岡サンパレスホテル&ホール開場16:00 / 開演17:00広島公演11月4日(日)広島文化学園HBGホール開場16:00 / 開演17:00岡山公演11月9日(金)岡山市民会館開場17:30 / 開演18:30愛媛公演11月10日(土)松山市民会館 大ホール開場16:00 / 開演17:00栃木公演11月23日(金・祝)宇都宮市文化会館開場16:00 / 開演17:00埼玉公演11月25日(日)大宮ソニックシティ 大ホール開場16:00 / 開演17:00北海道公演11月30日(金)札幌文化芸術劇場 hitaru開場17:30 / 開演18:30滋賀公演12月8日(土)滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール開場16:15 / 開演17:00奈良公演12月9日(日)なら100年会館開場16:00 / 開演17:00東京公演12月18日(火)東京都 国際フォーラムA開場17:30 / 開演18:3012月19日(水)東京都 国際フォーラムA開場17:30 / 開演18:30静岡公演12月24日(月・祝)アクトシティ浜松 大ホール開場 16:00 / 開演17:00宮城公演1月5日(土)仙台サンプラザホール開場16:00 / 開演17:00岩手公演1月6日(日)盛岡市民文化ホール 大ホール開場16:00 / 開演17:00兵庫公演1月13日(日)兵庫県 神戸国際会館こくさいホール開場16:15 / 開演17:00愛知公演1月14日(月・祝)名古屋国際会議場センチュリーホール開場16:00 / 開演17:00新潟公演1月18日(金)新潟テルサ開場17:45 / 開演18:30石川公演1月20日(日)本多の森ホール開場16:00 / 開演17:00大阪公演1月25日(金)フェスティバルホール開場17:30 / 開演18:301月26日(土)フェスティバルホール開場15:00 / 開演16:00V.I (from BIGBANG)『THE GREAT SEUNGRI』3CD+DVD(通常盤)After the Rain『イザナワレトラベラー』(初回限定盤A)グループ魂『もうすっかり NO FUTURE!』(通常盤)
2018年09月05日マーベルの最新作『アントマン&ワスプ』が公開されている。本作はマーベル最小ヒーローのアントマンと、彼の新たな相棒ワスプの活躍を描いた作品で、前作に続いて監督を務めたペイトン・リードは「他のマーベル映画には描かれていない関係」を描くことに力を注いだと語る。本作の主人公スコット・ラングは、ピム博士が開発した特殊なスーツを着ることで体長1.5センチになることができるヒーロー“アントマン”として活動中。3年ぶりのシリーズ最新作では、ピム博士の娘ホープが同じく特殊スーツを着て“ワスプ”としてアントマンと新コンビを結成する。リード監督は、スポ根ドラマを現代的に描いたガールズムービー『チアーズ!』や、1950年代のコメディのテイストを巧みに盛り込んだ『恋は邪魔者』などで知られる才人で「軽快なトーンとコメディの要素を盛り込んで、観客が感情移入できるドラマをテンポよく描いていきたい」と語る人物だ。マーベル映画は重厚なドラマや、ファンタジー色の強いものなど様々なタッチの作品をリリースしているが、『アントマン』は監督の語る通り、コミカルな要素をたっぷりと盛り込んで、語りのリズムを重視して描かれた。「ですから、最新作ではそれらの要素をすべて拡大して描きたいと思いました」そこでリード監督が新作で最も力を注いだのが、タイトルにもなっているアントマンとワスプのコンビネーションだ。ふたりはお互いに惹かれあっているが“恋人”と呼べる関係ではなく、軽口を叩き合ったり、イヤミを言い合ったりするが、お互いに助け合うパートナーだ。「この映画はラブコメではないのですが、1930~40年代のロマンティック・コメディの要素があるんですよ」と笑顔を見せるリード監督は、当時の作品を参考にふたりの関係を演出したという。「往年のロマンティック・コメディ映画は、スコットとホープの関係を演出する上で参考にしました。ハワード・ホークス監督の『ヒズ・ガール・フライデー』に出てくるケーリー・グラントとロザリンド・ラッセル、ジョージ・キューカー監督の『フィラデルフィア物語』、フランク・キャプラ監督の『或る夜の出来事』のクラーク・ゲーブルとクローデット・コルベールも! ストーリー全体を構成する上で最も参考になったのは『ミッドナイト・ラン』です。あの映画は構成が面白くて、途中に様々な出来事が起こりはしますけど、要はロバート・デ・ニーロがチャールズ・グローディンを連れて、地点Aから地点Bに行くだけの話。映画のゴールがとてもシンプルなんです」まるで漫才の“掛け合い”のようにセリフの応酬があり、キャラクターが目まぐるしくリアクションしていくのが、ロマンティック・コメディの魅力だが、本作ではそのメソッドをアクション・シーンにも活用している。「その通りです。まず大前提として、それぞれのキャラクターに基づいたアクションにしたいと思いました。何かが起こった瞬間ではなく、それに対して登場人物がどう“リアクション”するのかを大事にアクションを組んでいますし、スコットとホープの関係が変化していく中で、それぞれがどんな反応をするのかを重視しました。その上で、バスター・キートンのようなサイレント映画的な要素も盛り込みたかったので、ビジュアルだけで笑えるアクションがあるかも気を配りました」リード監督がアクションやサスペンス的な要素が多いマーベル映画に、これらのテイストを盛り込んだのは「アントマンとワスプのような男女の関係は、他のマーベル映画では描かれていないから」だ。「ですから本作でふたりの関係を描けることは大きなチャンスでしたし、監督する上で最も重要なポイントでした。実は前作を手がけるまで私はマーベル映画に偏見を持っていて“ヒットしているけど、制作の現場はどうせ工場のようなところなんだろ?”と思っていました。でも実際に仕事をしてみると、マーベルはフィルムメイカーの個性をすごく尊重してくれるんですよ。私がマーベル映画にもたらすことができるのは、リズムのよい語りとコメディのトーン、そして観客が親密だと思えるドラマです。だから新作では前作以上に家族的で、みなさんに共感してもらえる作品を目指しました」『アントマン&ワスプ』公開中(C)Marvel Studios 2018
2018年09月03日NODA・MAP第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』が9月1日(土)、東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕する。今作は坂口安吾をこよなく愛する野田秀樹が、安吾の『桜の森の満開の下』と『夜長姫と耳男』を中心に、いくつもの安吾作品を混ぜ合わせて新たにつくり出した作品。1989年、劇団 夢の遊眠社での初演以降、2度の上演を重ね、昨年には『野田版 桜の森の満開の下』として歌舞伎にもなった。野田作品の中でもとりわけファンが多く、上演が待ち望まれてきた今作に集ったのは、妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太といった豪華な面々。いずれも野田作品への出演経験をもつキャストばかりだ。なかでも注目すべきは、天海祐希の役どころ。胸に大きな策略を秘めたオオアマという役で、宝塚退団後初の男役を演じることとなる。平成元年に生まれたこの作品を、野田は「もはや古典」と呼び、現代劇としてはじつに17年ぶりの上演に挑む。平成最後の年に野田が再び新たに立ち上げる「桜の森」は、どんな世界になるだろうか。9月12日(水)まで行う東京公演の後、9月28日(金)からはフランスで行われる『ジャポニスム2018』の公式プログラムとしてパリ国立シャイヨー劇場で上演し、10月は大阪、北九州、11月にはふたたび東京と、のべ3か月にわたるロングランに挑む。文:釣木文恵
2018年09月01日マーベル映画“最小”ヒーローの新たな活躍を描く映画『アントマン&ワスプ』が本日から公開になる。タイトル通り、アントマンと相棒の女性“ワスプ”が主人公の作品だ。天才的な発明家で自由自在に武器を繰り出すアイアンマンや、時空を操るドクター・ストレンジ、神の子ソーなど、マーベル映画には強くて大きくて勇ましいヒーローが数多く登場するが、アントマンはその中で最も小さく、最も普通のキャラクターだ。彼は、ピム博士が発明した特殊スーツを着ることで体長1.5センチになり、蟻(アント)を仲間に戦うが、その正体は冴えない男スコット・ラング。彼は現在、アベンジャーズ同士の戦いに加わったためにFBIの監視下で自宅謹慎中で、特殊スーツもなければ、自宅から出ることもできないマーベル映画史上“最弱状態”にある。そんなある日、彼の前に再びホープが現れる。彼女は特殊スーツの生みの親ピム博士の娘で、自身もスーツを着て“ワスプ”として行動し量子の世界に旅立ったまま帰ってこない母ジャネットを取り戻そうと活動中。母の奪還計画にはスコットの協力が必要らしく、彼は監視の目をかいくぐって家の外に出るが、そのことでスコットは新たなトラブルと戦いに巻き込まれる。前作『アントマン』は、主人公が小さくなることで日常にあるキッチン用品やバスタブが大きくなったように見える映像が話題を集めたが、最新作ではアントマンは小さくなるだけでなく自身が巨大化する機能を装備。アントマンとワスプが小さくなったり、元のサイズに戻ったりしながら繰り広げられるアクションシーンやカーチェイスは圧巻だ。また、頼りないが大事なところで勇気を発揮するアントマンと、頼りになるが実は心に孤独や迷いを抱えているワスプがお互いを認め合ってコンビになっていくドラマや、ピム博士と本当に生きているのかどうかもわからない妻ジャネットの物語など、ストーリーも盛りだくさん。マーベル映画はすべての作品が同じ世界観を共有しているため、先ごろ公開になった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にまつわるエピソードが劇中に登場するのかも気になるところだ。『アントマン&ワスプ』8月31日(金)より全国公開
2018年08月31日マーベルの最新映画『アントマン&ワスプ』が明日から公開になる。特殊なスーツを着ることで体長が1.5センチになる蟻(アント)サイズのヒーローと、その相棒ワスプの活躍を描いた作品だが、前作『アントマン』に続いて主演と脚本を務めたポール・ラッドは「ファンタジックな設定の作品だからこそ、そこにリアルなテーマを盛り込みたかった」と振り返る。そこで彼らは、痛快なアクションとギャグがつまった最新作に家族のドラマを盛り込んだが、ラッドは家族を単なる“血がつながった人々”とは考えていないようだ。2015年に製作された映画『アントマン』の主演に選ばれたラッドは、共同脚本も手がけ、自身の演じるスコット・ラングが力強いヒーローではなく、どこにでもいる普通の男、それどころか少し“ダメな部分がある男”であることにこだわった。前作のスコットは前科があるせいで定職につけず、養育費も払えないため、愛する娘と暮らすこともできなかった。しかし、スコットは金に困って忍び込んだ屋敷で、体長が縮む特殊なスーツと、スーツを開発したピム博士に出会い、アントマンに任命される。「こんなことを言うとみんな驚くかもしれないんだけど、僕は……マイティ・ソーを演じるのに向いてる役者ではないんだ!」と笑うラッドは、「どこにでもいるような男が想像もしなかった状況に放り込まれる方が僕も演じがいがあるし、個人的には短所のある普通の人間に惹かれるんだ。だから監督とも話をして、新作でもスコットの“普通の男”の部分にフォーカスをあてて脚本をつくっていった」と振り返る。「それに、1作目を観てもらった人はよくわかってると思うけど、スコットよりもホープの方がヒーローに向いてるしね」ホープはピム博士の娘で、格闘能力が高く、頭脳も明晰、決断も早い優れた女性だ。前作でホープはスコットを鍛えるために登場し、本作ではスコットと同じように特殊スーツを着て“ワスプ”として活躍する。「脚本を書く前にいろんな“コンビもの”映画を観て研究したけど、やはり対称的な性格のふたりが揃う方が楽しいんだよ。ホープはいつだって効率優先でビジネスライクに動くのに対して、スコットはいつもモゴモゴと愚痴を言ったり、集中力のない感じなんだ(笑)。でも、その方がコンビとしては楽しいし、今回の映画では、そんな正反対のふたりがお互いの良い部分を認め合い、足りない部分を補完しあって、真のパートナーシップを築いていく道のりを描いている」新作は、特殊スーツで縮小を続けた結果、量子の世界に旅立ってしまったピム博士の妻ジャネットを連れ戻す計画のために、スコットとホープ、ピム博士が再会するところから始まる。しかし、様々な勢力がピム博士の開発した装置が据えられた研究所を狙っており、物語は二転三転。登場人物も自動車もサイズが自在に変化する怒涛のアクションが繰り広げられる。しかし「アリの背中に乗って空を飛びまわるようなファンタジックな設定の作品だからこそ、そこにリアルなテーマを盛り込みたかった」と語るラッドは、新作を“家族の物語”にすることにこだわった。「この映画を、マーベルの他の映画にはないトーンや資質をもつ作品にしたいと考えていた。だから、家族のドラマを描いたんだと思う」ラッドが語る通り、本作ではピム博士にとっては妻、ホープにとっては母ジャネットの物語が描かれ、アントマン=スコットは愛する娘のために戦い続けるべきか迷う。しかし、本作ではさらに踏み込んで、血のつながりのないピム博士とスコットが擬似的な父子関係を見せたり、新キャラクターの女性“ゴースト”とある人物の家族的な関係が描かれる。「家族の形はいろいろあると思うけど、僕は友人だって“ファミリー”だと思うんだ。デイヴィッド・リンチ監督の『ストレイト・ストーリー』の中で“1本の棒は折れやすいが、束になれば折れない。それが家族と言うもの”ってセリフが出てくるけど、まさにそういうことだと思う。お互いの面倒を見て、お互いが支えあう関係。ひとりでも強いけど、集まるともっと強くなる。僕はこの映画で、そういう意味での“家族”を描きたかったんだと思う」本作を注意深く観ると、愉快な場面やアクションの背後に、様々な“家族”のドラマが描かれていることに気づくだろう。血がつながった家族、想いを継承したふたりが築きあげた家族、相手をずっと見守り続ける家族、そして最強の凸凹コンビを結成する家族……『アントマン&ワスプ』は楽しくて、ハラハラして、じっくりと観ると意外に深い! そんな映画に仕上がった。「今回の映画は他のマーベル映画を観ていなくても独立して楽しめる内容にしたよ。もちろん、シリーズをずっと観てくれている人には……気づいてもらえる部分も盛り込んだけどね!」『アントマン&ワスプ』8月31日(金)より全国公開(C)Marvel Studios 2018
2018年08月30日ゲスの極み乙女。が本日8月29日に『好きなら問わない』を発売する。本作は、『達磨林檎』以来、1年3カ月ぶりのアルバム。今年1月にシングルリリースした「戦ってしまうよ」「イメージセンリャク」、先行配信中の「オンナは変わる」「もう切ないとは言わせない」「颯爽と走るトネガワ君」をはじめとした全13曲が収録される。その中には「私以外私じゃないの(Remix by PARKGOLF)」や、「ホワイトワルツ(adult ver.)」も収められ、既発曲がどう新たにアレンジされているのかも注目だ。『好きなら問わない』は、川谷絵音がワーナーミュージック・ジャパン内に立ち上げた新レーベルTACO RECORDS(読み:タコレコーズ)からの第一弾リリース作。川谷は、ゲスの極み乙女。、indigo la Endでの活動をはじめ、DADARAYのプロデュースを手がけ、ジェニーハイにもプロデュースとギターで参加、さらにインストゥルメンタルバンドのichikoroを結成するなど様々なプロジェクトを同時並行で進めており、今後の活動からも目が離せない。『好きなら問わない』のリリース後は、全国13カ所をめぐるツアー『ゲスなのか、タコなのか』の開催も決まっている。今年6月に東京・NHKホールで行われた結成6周年記念ライブではステージにダンサーも登場するなど、ライブごとに新たな試みにも挑戦している彼ら。今回のツアーではどんなパフォーマンスを見ることができるだろうか。なお、本日23日には、KICK THE CAN CREW『住所 feat.岡村靖幸』、AAA『COLOR A LIFE』、sumika『ファンファーレ/春夏秋冬』などの新作が多数リリースされる。リリース情報『好きなら問わない』4th Full Album 『好きなら問わない』好きなら問わない(通常盤)/ WPCL-12913 ¥3,000(+税)好きなら問わない + MTV Unplugged(初回限定盤)/ WPZL-31488 ¥4,500(+税)<収録曲>1.オンナは変わる ※先行配信中2.はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした3.イメージセンリャク4.もう切ないとは言わせない ※先行配信中5.戦ってしまうよ ※スマホオンラインゲーム「クラロワ」TVCMソング6.sad but sweet7.僕は芸能人じゃない8.颯爽と走るトネガワ君 ※TVアニメ「中間管理録トネガワ」オープニングテーマ曲9.ゲンゲ10.私以外私じゃないの(Remix by PARKGOLF)11.招かれないからよ12.ホワイトワルツ(adult ver.)13.アオミ■ライブ情報2018年全国ツアー 『ゲスなのか、タコなのか』ツアー日程9月14日(金) Zepp Sapporo 開場/18:00 開演/19:009月22日(土) 高松 festhalle 開場/17:30 開演/18:309月23日(日) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM 開場/17:00 開演/18:009月28日(金) Zepp Osaka Bayside 開場/18:00 開演/19:009月29日(土) 福岡 DRUM LOGOS 開場/17:30 開演/18:3010月4日(木) 青森 Quarter 開場/18:30 開演/19:0010月5日(金) 仙台 Rensa 開場/18:00 開演/19:0010月7日(日) 新潟 LOTS 開場/17:00 開演/18:0010月12日(金) 名古屋 DIAMOND HALL 開場/18:00 開演/19:0010月14日(日) 富山 MAIRO 開場/17:00 開演/18:0010月17日(水) 高崎 club FLEEZ 開場/18:30 開演/19:0010月21日(日) 京都 KBSホール 開場/17:00 開演/18:0010月26日(金) 東京国際フォーラム・ホールA 開場/18:00 開演/19:00KICK THE CAN CREW『住所 feat.岡村靖幸』AAA『COLOR A LIFE』sumika『ファンファーレ/春夏秋冬』
2018年08月29日マーベル映画最新作『アントマン&ワスプ』が31日(金)から公開になる。本作はタイトル通り、体長1.5センチのヒーロー、アントマンと、彼の頼れる相棒ワスプの物語だが、“ワスプ”ことホープ・ヴァン・ダインを演じたエヴァンジェリン・リリーは「彼女が“完璧な相棒”と言われたら、私は演技に失敗したと思うんです」と語る。強くて、有能で、アントマンのピンチを救うワスプは完璧なパートナーではないのか? リリーに話を聞いた。本作の主人公のひとり、スコット・ラングはかつて人生のドン底にいた。前科があるせいで定職にありつけず、愛する娘と一緒に暮らすこともできなかった。仕方なく彼は空き巣に入り、忍び込んだ屋敷で、体長が1.5センチになってしまう不思議なスーツとスーツを開発した偏屈な男ピム博士に出会う。博士はかつて自分でスーツを着て、妻のジャネットと共に戦っていたが妻を失い、人の目を避けて暮らしていた。そんな折、未曾有の危機が彼らに襲いかかり、博士はスコットを“2代目アントマン”に指名する。そこで彼を鍛えるために現れたのが、ピム博士の娘ホープだ。彼女は格闘能力が高くて頭脳も明晰だが、母がいなくなったことが原因で父との間に確執があり、スコットに対しても容赦がない。前作の結末でホープは父と和解し、スコットとも仲良くなるが、彼女を演じたリリーは最新作でも「ホープの不安や孤独、もろさを演技で表現することを目標にした」と語る。「ホープは8歳の時に母親を失って、父親に頼りたくても不在で、彼女はひとりぼっちで育ったんですね。人間がひとりで成長していかなければならないことほど、さみしいことはありません。その結果、彼女は強くて有能な女性になりましたが、誰かと一緒に行動することを学ばないまま大人になってしまいました。相手に弱みを見せたり、時には誰かに頼ることを知らない女性なわけです」最新作でホープは、“死んだ”のではなく、特殊スーツを着て縮み続けた結果として“量子の世界”に旅立った母を救うべく、父のピム博士と計画を練る。その過程で、親子は再びスコットと行動を共にし、ホープは“ワスプ”としてアントマンとタッグを組むことになる。「彼女が“完璧な相棒”と言われたら、私は演技に失敗したと思うんです。というのも、私は彼女の不安定さを表現したいと思っていましたし、ホープはこの物語を通して、これまでに学んでこなかったこと、つまり誰かと一緒に行動することを知っていくわけですから」彼女が語る通り、ホープ=ワスプは完璧な女性ではなく、アントマンとの関係もどこかぎこちない。それはアントマンがアベンジャーズと一緒に行動したせいで、特殊スーツの秘密が世の中にバラされてしまったことも関係しているが、多くの部分はホープの生い立ちに関係がある。そこでリリーは本作を演じる上で「ピム博士を演じたマイケル・ダグラスの演技から大きなインスピレーションを受けた」と振り返る。「母のいないホープは父を模範に育ったはずですが、ピム博士はご存知の通り、他人を寄せつけない人間なんです(笑)。結果として、他人に対する扱いの悪いピム博士と同じようにホープも育ったはずだと考えて演技を組み立てていきました」このプランは結果として、映画のタイトルにもなっている“アントマン&ワスプ”の関係を描くことにも重要な役割を果たしたようだ。「ピム博士は他人は寄せつけないのに、なぜかスコットだけは彼の心の中に入っていくことができて、結果的にアントマンになるわけですよね? 同じようにスコットはホープの心の中にも入っていける人物なんです」他人に心を開かないピム博士、彼を見て同じように育った娘ホープ=ワスプ、ふたりが愛する妻であり母ジャネット、そして頼りないけど相手の心の奥深くまで入っていける男スコット=アントマン。アクションシーンや謎に満ちたドラマだけでなく、主要な4人のキャラクターの関係の変化を見ることで、本作をより深く楽しめるはずだ。『アントマン&ワスプ』8月31日(金)より全国公開
2018年08月27日映画『検察側の罪人』が本日から公開になる。ベストセラー作家・雫井脩介の同名小説を、『関ヶ原』の原田眞人監督が映画化したサスペンス・エンターテインメント作品で、木村拓哉と二宮和也が共演する。犯人不明の殺人事件の捜査を進める中で、浮上してきた容疑者・松倉。松倉は過去に時効になった事件の容疑者でもあった。その松倉を何としてでも罰し、罪を償わせることを誓う最上(木村)。その容疑者の取り調べを任された沖野(二宮)。その最中で、沖野が最上へ向けていた“信頼”が“疑念”に変わっていく。緊迫感あふれるドラマと、観客の予想を裏切る衝撃的な展開を描きながら、時効、冤罪、司法制度への考察とともに“正義とは何か?”というテーマが浮かび上がってくる。ふたりの他に、吉高由里子、八嶋智人、松重豊、山崎努ら豪華キャストが出演する。なお、現在発売中の“ぴあ Movie Special 2018 Summer”は、表紙と巻頭特集に二宮和也が登場。撮り下ろしインタビューが掲載されている。『検察側の罪人』8月24日(金)より全国公開(C)2018 TOHO/JStorm
2018年08月24日8月24日(金)から10月1日(月)までの34日間にわたり、国立新美術館にて開催される『荒木飛呂彦原画展JOJO 冒険の波紋』。一般公開に先駆けて21日(火)に内覧会が行われ、荒木飛呂彦氏が新作大型原画制作の目的や作品への思いを語った。荒木飛呂彦氏による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の、シリーズ誕生30年の集大成として行われる同展。初公開を含む肉筆原画約280枚、関係資料や多彩な展示物約200点とともに、JOJOの歩みと歴史をひも解いていくという内容だ。会場内は、シリーズのストーリーを振り返る「ジョジョクロニクル」から始まり、「宿命の星 因縁の血」「スタンド使いはひかれ合う」「JOJO’s Design」「ハイ・ヴォルテージ」「映像展示AURA」「新作大型原画ゾーン」「ジョジョリロン」と、8つのチャプターで構成されいてる。中でも一番の目玉となるのが、同展のために荒木氏が描き下ろした、高さ2メートルの大型原画12枚からなる《裏切り者は常にいる》だ。『荒木飛呂彦原画展JOJO 冒険の波紋』()
2018年08月23日今年2月に劇場公開され、泣ける映画として話題を呼び大ヒットした映画『今夜、ロマンス劇場で』のブルーレイ・DVDが本日より発売開始。この度、本作のメイキング映像が公開された。モノクロ映画の中から現実世界に飛び出してきたヒロイン・美雪を演じるのは、現在放送中の主演ドラマ『義母と娘のブルース』が話題の綾瀬はるか。彼女に恋をする映画監督志望の青年・健司には『シグナル 長期未解決事件捜査班』でドラマ初主演を務めた坂口健太郎だ。また、健司に想いを寄せる映画会社の社長令嬢を本田翼、映画スター俊藤龍之介を北村一輝が演じる他、中尾明慶、石橋杏奈、西岡徳馬、柄本明といった豪華キャストが集結。そして、未完の映画脚本を大切にしている老人を演じた名優・加藤剛にとっては、本作が最後の作品となった。このファンタジックでロマンティックなラブストーリーをスクリーンに映し出すのは、数多くのヒットドラマを演出し、映画『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』シリーズを代表作に持つ武内英樹監督。興行収入ランキング初登場第1位の大ヒットスタートとなり、公開7週目で興収10億円を突破した。本日よりリリースされたBlu-ray豪華版とDVD豪華版は、本編ディスクに特典DVDを加えた2枚組。合計150分を超える特典映像には、素顔のキャストに密着した秘蔵映像満載の“メイキング”や、惜しくもカットされた“未公開シーン集”、キャストたちが本音でトークする公開記念特別番組“豪華キャストが本音でしゃべっちゃいますSP”、ジャパンプレミアやバレンタイン特別ライトアップイベントなどを収めた“イベント映像集”に加え、あの劇中映画『怪奇!妖怪とハンサムガイ』の予告篇が、特典ディスクの“どこか”に収録されているという。他にも、華麗な衣装の登場シーンを選択可能なファッションチャプター機能を備えており、綾瀬の衣装からシーンを選択して楽しむことができる。また、Blu-rayには豪華版、通常版ともにヘッドフォンだけで映画館と同じ5.1chサラウンド音響を体感できるHeadphone:X音声を収録。劇場で楽しんだ人も、これからの人も満足できる内容となっている。公開されたメイキング映像の一部では、クランクイン初日を迎えた綾瀬の意気込みや、森を駆け抜けるシーンなど、キャストとスタッフがどのようにこの作品を作り上げていったのか、撮影時の舞台裏、キャストの素顔などが垣間見える貴重なものとなっている。『今夜、ロマンス劇場で』豪華版Blu-ray(本編Blu-ray+特典DVD)6700円+税豪華版DVD(本編DVD+特典DVD)5800円+税通常版Blu-ray4700円+税通常版DVD3800円+税発売中
2018年08月17日劇団四季のミュージカル『キャッツ』東京公演が、8月11日(土)、大井町に建てられた専用劇場、キャッツシアターで開幕した。東京公演は、4年6か月のロングラン記録を作った五反田・大崎公演以来9年ぶり5回目。首都圏でも、横浜公演以来6年ぶりとなる。ロングラン中には、11月11日(日)に日本上演35周年の節目を迎え、来年3月12日(火)には、日本公演通算1万回を達成する予定だ。キャッツシアターに入って、まずやることと言えば“ゴミ探し”だろう。都会のゴミ捨て場を舞台に、24匹の個性的な猫たちが歌い踊る『キャッツ』の劇場は、客席の壁面が、猫から見たサイズに拡大されたゴミのオブジェで埋め尽くされる。そこで毎回話題になるのが、その公演地にゆかりのある“ご当地ゴミ”だ。この東京公演では、東京土産の定番〈東京ばな奈〉、東京タワーの公式キャラクター〈ノッポン兄弟〉、劇場のある品川区の観光大使〈シナモロール〉のぬいぐるみ、読売巨人軍のキャップなどが作られていて、この日も、開演前や休憩時間には、約3000点のゴミの中から、これら“ご当地ゴミ”を探す観客の姿が多く見られた。撮影:下坂敦俊また、今公演から、『マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~』のナンバーが、歌詞はそのままで、明るい曲調に変わっている。一瞬、「おや?」という顔をした人も多かったが、初日は熱心な四季ファンが多かったためか、既にその情報を知っていたり、先行して使われていた『ソング&ダンス The Spirt』や『ソング&ダンス65』で聴いていた人もたくさんいたようで、皆、ノリのいい曲調にすぐ馴染んで楽しんでいた。さらに、初演や再演を観たファンには懐かしい『ランパスキャット~けんか猫~』のナンバーが、装いも新たに再登場。31年ぶりの復活ということで、大多数の観客にとっては初めて耳にするメロディだろう。また以前聴いた人も、ビジュアルや振付が新しくなって、新鮮に感じられるはずだ。今回の東京『キャッツ』は、これまでとはちょっと違う。新しいキャッツワールドを体験したい人は、早めにチェックしよう。文:原田順子
2018年08月12日東京の中心の夏の風物詩といえる『神宮外苑花火大会』が、夏真っ盛りの8月11日に開催される。観覧場所となる明治神宮外苑の各会場からは、スターマインなど1万2000発の花火が打ち上げられ、風情がありまた勢いのあるさまざまな花が夜空を彩る。メインとなる神宮球場は全席指定で、コンサートをはじめ、レーザー光線とサーチライトの競演などをゆったりと楽しむことができる。ほかの会場でも人気アーティストによるライブが行われる。<開催日・場所・料金>・2018年8月11日花火/19:30~20:30(開場時間は会場により異なる)※荒天の場合は翌日に順延・明治神宮外苑(神宮球場、軟式球場、秩父宮ラグビー場ほか)・神宮球場(全席指定)、アリーナSS席8500円、アリーナS席・スタンドS席7000円、アリーナA席・スタンドA席6000円、スタンドB席5000円秩父宮ラグビー場(全席指定)スタンド席3500円神宮軟式球場(全自由)前売3500円/当日4500円チケットぴあ『2018神宮外苑花火大会』()<問い合わせ>日刊スポーツ新聞社神宮外苑花火大会事務局03-3547-0920平日10:00~18:00【公式ホームページ】 『2018神宮外苑花火大会』()<アクセス>JR総武線「千駄ケ谷駅」・「信濃町駅」・「代々木駅」下車、または地下鉄「外苑前駅」・「青山一丁目駅」・「表参道駅」・「北参道駅」下車、または地下鉄都営大江戸線「国立競技場駅」下車写真:(c)日刊スポーツ新聞社
2018年08月11日サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットらが出演する映画『オーシャンズ8』が本日から公開になる。人気作『オーシャンズ11』の流れを汲む新たな作品で、“オーシャンズ”の名を冠した過去の傑作群のエッセンスがしっかりと引き継がれている。得意分野をもったプロフェッショナルがチームを結成し、綿密な計画を立て、お宝を狙う。映画の世界では数多くの傑作を生み出してきた定番ジャンルだが、本作の源流にあるのは1960年製作の映画『オーシャンと11人の仲間』だ。フランク・シナトラを筆頭に、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・Jr.ら個性的なキャストが顔を揃え、大晦日にラスベガスのカジノの金庫を襲撃するフランク・オーシャンと仲間たちの奮闘を描いた作品で、クライム映画の面白さ、俳優たちの生み出す軽妙なノリ、少しだけ哀愁が混じる展開が好評を集めた。そんな作品を新生させ、スクリーンに再びフランクを復活させたのが、スティーヴン・ソダーバーグ監督とジョージ・クルーニーのコンビだ。ふたりはブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、ドン・チードルら仲間を集めて2001年に『オーシャンズ11』を発表。設定や展開を現代的にアップデートし、クルーニー演じるフランクと仲間たちの新たな計画を描いた本作は大ヒットを記録した。そして、本日から公開になる『オーシャンズ8』は、フランクの妹デビー・オーシャンが主人公の物語だ。犯罪一家に生まれ育った彼女は仮釈放されるとすぐに新たな犯罪計画を始動。ターゲットは世界最大のファッションの祭典“メットガラ”で、7人の仲間と共に厳重なセキュリティを突破して、総額1億5000万ドルの宝石を狙う。これまでの“オーシャンズ”作品同様、得意分野をもったクセの強いキャラクターが集結し、軽快なテンポで物語が展開。俳優たちの掛け合いの面白さ、彼女たちが揃ったことで生まれる“チーム感”も健在だ。観客の予想を華麗に裏切る展開も次々に待ち受けており、他の犯罪映画にはない、“オーシャンズ”の名を冠した作品だから出せるノリの良さとワクワク感がつまった作品になっている。『オーシャンズ8』8月10日(金)より全国公開
2018年08月10日トム・クルーズ主演の人気シリーズの第6弾『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が公開され、大ヒットを記録している。本シリーズはこれまで全作、違うフィルムメイカーが監督を務めてきたが、本作で初めてクルーズと長年タッグを組んでいるクリストファー・マッカリーが連投することになった。しかし、マッカリー監督が本作で目指したのは、人気シリーズの定型を“破壊”すること、そして過去5作が決して描かなかった“禁断の領域”に足を踏み入れることだった。監督に話を聞いた。マッカリー監督は、2008年に『ワルキューレ』の脚本を手がけたのを皮切りにトム・クルーズと繰り返しタッグを組んできた。クレジットされていないがシリーズ4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の脚本づくりに参加し、前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では脚本と監督を担当。シリーズを熟知しているマッカリーに対するクルーズの信頼は厚く、前作に続いて彼が新作を手がけることになったが、マッカリーは「あえて前作とは違う監督が撮った作品のようにしたいと思いました」と振り返る。「私が続けて監督するからこそ、あえて前作とはまったく違う感性で、違う視点で映画を描きたいと思いました」彼がそう思ったのには理由がある。「私はトムに言ったのです。『…ローグ・ネイション』は、その前の映画『…ゴースト・プロトコル』が作り上げた定型を踏襲しているけど、同じ型でもうひとつ映画を作ってしまったら、きっと観客は“パターン化”を感じてしまうだろう。もちろん、成功しているシリーズのうまくいってる部分を変えてしまうのだからリスクはある。でも、シリーズを成長させたいのであれば、破壊する必要があるのではないか? とね」マッカリーの提案に対するクルーズの返事は“YES”だった。「そこで私はまず、撮影監督をロブ・ハーディに変えることからスタートしました。ロバート・エルスウィットは前2作品の撮影を手がけ、映画のルック(見た目/画面の設計)を作り上げた人物ですからね。その後、プロダクション・デザイナー、作曲家、衣装デザイナー……編集のエディ・ハミルトン以外の主要なスタッフをすべて変更しました。そうすることで、前作とは異なるトーンで語り、異なるトーンで物語を描き、前作よりもダークかつエモーショナルなドラマにしたいと考えました」さらにマッカリーは、クルーズと一緒に映画をつくる際、必ず彼に投げる質問をした。「今回はどうしたい? ひとつ何かしたいとしたら、それは何?」。クルーズの回答はハッキリしていた。「ジュリアの物語に取り組みたい」本作の主人公イーサン・ハントは、アメリカの諜報組織“IMF(Impossible Mission Force)”のメンバーで、様々な得意分野をもった仲間とチームを結成して“不可能”としか思えない作戦を成功させてきた。変装の名人で圧倒的な作戦遂行能力を誇るイーサンは、IMFにとって欠かすことができない人物だが、かつて現場を退いていた時期があった。彼は愛する女性ジュリアと穏かに暮らすために教官の道を歩んでいたが、教え子を救うために現場に一時復帰。その過程で、愛するジュリアにも危険が及んでしまう。結果としてふたりは離れて暮らすことを選び、イーサンは現場に戻り、ジュリアはその身に危険が及ばないよう保護された状態で穏かに暮らしている。やがて、イーサンは謎の犯罪組織“シンジケート”を追う中で、英国の諜報員イルサに出会う。自身と同じスパイの世界に身を投じている彼女に惹かれたイーサンは、イルサにも穏かな環境で暮らしてほしいと願うが、イルサは危険な任務から離れない。前作『…ローグ・ネイション』は、イーサンとイルサたちがチームを結成して“シンジケート”の首領ソロモン・レーンを捕らえたところで幕を閉じたが、最新作では3つのプルトニウムが何者かによって盗まれ、“シンジケート”の残党によって結成された犯罪組織が浮上する。「ジュリアをシリーズに戻したいとトムから言われた時に、“とってつけた”ようには戻したくないと思った」というマッカリー監督は、過去のシリーズを見直しながら、新作で何を主題にするべきか考え続けた。そこでマッカリー監督が注目したのは、シリーズ第1作目で、イーサンがラングレーにあるCIA本部に潜入するシーンだった。イーサンがワイヤーで吊るされたまま、天井から部屋に忍び込む場面が有名だが、監督が着目したのはそれより少し前の場面だ。イーサンは即席でリクルートしたメンバー、フランツ・クリーガー(ジャン・レノ)と施設に忍び込むが、クリーガーが警備員をナイフで殺そうとするとイーサンは全力でそれを阻止する。「あのシーンでイーサンがクリーガーを制止して“Zero body count(日本語字幕では“殺すな”になっている)”と叫ぶのを見たとき、イーサンは大勢の命も、たったひとりの命も同じように扱っていると思ったんです。これこそがイーサン・ハントのモラル(倫理)で、新作では彼のモラルの問題を扱おうと思いました。というのも、イーサンのモラルは観客にとっては魅力のひとつで、強みのように思えますが、悪人は彼のモラルを“弱点”として扱い、そこにつけこむと思ったからです。そして、ひとりの命も大勢の命も等しく大事するイーサンは、ジュリアの存在も、世界を救うことも等しく重荷に感じていると思ったからです。イーサンは、自分が世界を救う仕事に就いてしまったことで、ジュリアの人生を変えてしまったと罪悪感を感じているわけですから」全世界を危機に陥れるプルトニウムと、たったひとりの仲間の命が等しく大事なイーサンは新作の冒頭でミスをおかし、窮地に立たされる。自分は世界を救いたいが、そのために仲間が犠牲になることを許せない。しかし、自分が世界を救おうとした結果、最も愛する女性ジュリアの人生は後戻りできないほど変わってしまった。それは犠牲ではないのか? そして自分が世界を救おうと行動した結果として、新たな悪が出現し、心惹かれる女性イルサと時に対立し、彼女を危険な局面に立たせてしまう。それでもまだ、イーサンは世界を救おうとするのか?「このシリーズにおいてアクションが重要なのは当然のことで、だからこそアクションではなくイーサンの“心の旅”を映画の中心に据えたかった」と力を込めるマッカリー監督は、この想いを実現するために本作で初めて“禁断の領域”を描くことを決めた。「これまでのシリーズでは、イーサンが実際に何を考えているのか、チームのメンバーも観客も想像するしかありませんでした。しかし、今回の映画では冒頭でアクションを描かずに、このシリーズで初めてイーサンの“内面”を描きました。そうすることで、観客がイーサンの胸の内を誰よりもわかっている状態から物語を始めることができますし、観客とイーサンが“強いつながり”を持てると思いました」観客はイーサンの心の奥底を覗き、彼の葛藤を感じながら、息つまるアクションとサスペンスを楽しみ、イーサンとジュリアの関係、イーサンとイルサの関係の変化を見守る。書いているだけで盛りだくさんだが、驚くべきことに、これらは同時進行で描かれ、クライマックスではすべての要素がひとつの状況に集まる。本作は命がけのスタントで観客を魅了するアクション映画であり、ヒーローのモラルを問うシリアスなドラマであり、ひとりの男とふたりの女をめぐる複雑なラブ・ストーリーでもある。「ありがとう! 私が目指したのはまさにそれなんです。観客にそう思ってもらいたくて、私はこの映画をつくったのです」『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公開中
2018年08月07日ハナレグミが本日8月7日、『ハナレグミ 2018 ツアー ど真ん中』の追加公演を東京・新木場STUDIO COASTにて開催する。6月8日の宇都宮からスタートし、7月21日の大阪城音楽堂まで、全14箇所をまわったあとの追加公演となる本日のライブ。リリースツアーではないこともあり、これまでの長きキャリアの中から様々な時期に発表された楽曲が披露されるという。ハナレグミは昨年10月に、2年ぶりのアルバム『SHINJITERU』を発売した。同作は、永積崇が作詞作曲を手がけた曲はもちろん、「君に星が降る」(作詞:竹中直人、作曲:坂本龍一)のカバー、セッションによって生まれた曲、さらに堀込泰行、阿部芙蓉美らを招いた楽曲も収録。永積の歌声が心地よく響く、自然体のアルバムとなった。その後は、アルバムのレコーディングメンバーを加えたバンドセットで全国ツアーも行った。そして今年はじまった『ど真ん中』ツアー。この夏はフジロックをはじめとした全国の夏フェスにも出演している。ライブに力を入れた活動を展開している今のハナレグミが表現する“ど真ん中”とは、いったいどんな音楽なのだろうか。さらに、このあと10月からは、ハナレグミとフジファブリックによるスペシャルユニット「ハナレフジ」初のツアーも開催。両者はこれまでにも交流があり、昨年末のイベントで初めて「ハナレフジ」として出演。永積は「フジファブリックはね、独特の音を鳴らすブッ飛んでる人たちなんですよ。僕に限らず、誰が歌ってもフジファブリックになるという…、それこそバンド」とコメントしている。こちらの公演でもまた、永積の様々な歌声を楽しめそうだ。
2018年08月07日昨日8月4日より『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』がスタートした。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』は、国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)で開催される夏の野外ロックフェス。今年で19回目の開催となり、今週末2日間と来週末(11〜12日)の計4日間行われる。昨年は4日間で延べ27万4000人を動員した、日本でも有数の音楽イベントだ。本日5日の目玉アクトといえば、まずは初出演となる松任谷由実。今年デビュー45周年を迎え、ベストアルバム発売、さらに来月9月からは約12年ぶりの全国アリーナツアー開催と精力的な活動が続く。日本の音楽史に残る数々の名曲を歌ってきた松任谷由実だけに、夏フェスのステージ上でどんな歌を聞かせるのか、期待が集まる。また、同会場最大の規模を誇るメインステージGRASS STAGEのトリを飾るのはASIAN KUNG-FU GENERATIONだ。さらに来週には、ゴールデンボンバーやmiwa、MAN WITH A MISSON、ゲスの極み乙女。、Superflyといった幅広い層から愛されるアーティストや、KEYTALK、KANA-BOON、岡崎体育、ヤバイTシャツ屋さん、04 Limited Sazabysなど、若者から熱い支持を受ける新進気鋭のアクトもGRASS STAGEの舞台に登場。そして、最終日12日の大トリを務めるのは、サザンオールスターズだ。桑田佳祐は昨年ソロで同フェスに出演しているが、サザンオールスターズとして登場するのは2005年以来、13年ぶり。今年6月25日にデビュー40周年を迎え、今なお新曲を発表し続けるサザンオールスターズが、夏のひたちなかに帰ってくる。イベント情報『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』日程:8月4日(土)・5日(日)、11日(土)・12日(日)8:00開場/10:30開演/19:30終演予定場所:国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)【8月4日(土)】あいみょん / Aqua Timez / 雨のパレード / 175R / UVERworld / NGT48 / m-flo / エレファントカシマシ / 大森靖子 / THE ORAL CIGARETTES / オメでたい頭でなにより / CAPSULE/中田ヤスタカ / キュウソネコカミ / 筋肉少女帯 / クリープハイプ / CREAM / 欅坂46 / go!go!vanillas / coldrain / Saucy Dog / SAKANAMON / サニーデイ・サービス / Survive Said The Prophet / SHE’S / シシド・カフカ / SUPER BEAVER / 鈴木愛理 / SPECIAL OTHERS / Takaryu / 竹原ピストル / dustbox / DJ’TEKINA//SOMETHING a.k.a ゆよゆっぺ / DJやついいちろう(エレキコミック) / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / NAMBA69 / BURNOUT SYNDROMES / HUSKING BEE / パノラマパナマタウン / バンドハラスメント / banvox / BIGMAMA / フジファブリック / Base Ball Bear / PENGUIN RESEARCH / THE BAWDIES / め組 / MONGOL800 / Yogee New Waves / LiSA / Lenny code fiction【8月5日(日)】ASIAN KUNG-FU GENERATION / ASH DA HERO / 天月-あまつき- / Anly / HY / Aimer / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / 奥田民生 / OLDCODEX / きゃりーぱみゅぱみゅ / Crossfaith / Gotch / さユり / サンボマスター / SIX LOUNGE / 柴田隆浩(忘れらんねえよ)/ SKY-HI & THE SUPER FLYERS / スキマスイッチ / sumika / DATS / DJライブキッズあるある中の人 / 手嶌葵 / teto / TOTALFAT / Dragon Ash / NakamuraEmi / Nulbarich / never young beach / KNOCK OUT MONKEY / HYDE / BAND-MAID / BiSH / 平井 大 / PHONO TONES × ADAM at / Plastic Tree / フレデリック / フレンズ / POLYSICS / MY FIRST STORY / My Hair is Bad / マカロニえんぴつ / マキシマム ザ ホルモン / 松任谷由実 / The Mirraz / MUCC / UNISON SQUARE GARDEN / yonige / ReVision of Sence / 緑黄色社会 / レキシ【8月11日(土・祝)】Ivy to Fraudulent Game / 新しい学校のリーダーズ / あゆみくりかまき / アルカラ / androp / 家入レオ / indigo la End / 打首獄門同好会 / Official髭男dism / KANA-BOON / 感覚ピエロ / KEYTALK / きのこ帝国 / 9mm Parabellum Bullet / 空想委員会 / グッドモーニングアメリカ / Creepy Nuts / KEMURI / ゴールデンボンバー / ZAZEN BOYS / G-FREAK FACTORY / Shiggy Jr. / 清水ミチコ / SHANK / 四星球 / チームしゃちほこ / Dizzy Sunfist / 出口博之 / でんぱ組.inc / てんぷらDJアゲまさ a.k.a. 小野武正(KEYTALK) / どついたるねん / ナオト・インティライミ / NICO Touches the Walls / the band apart / Hump Back / ビッケブランカ / a flood of circle / Bentham / ポルカドットスティングレイ / MAN WITH A MISSION / Mrs. GREEN APPLE / miwa / MOSHIMO / ももいろクローバーZ / mol-74 / Yap!!! / 夜の本気ダンス / Rhythmic Toy World / Little Glee Monster / locofrank【8月12日(日)】ACIDMAN / 阿部真央 / アンジュルム / 宇宙まお / ENTH / おいしくるメロンパン / 大塚 愛 / 岡崎体育 / ORANGE RANGE / the GazettE / Gacharic Spin / GOOD4NOTHING / GLIM SPANKY / kz(livetune)/ ゲスの極み乙女。 / SILENT SIREN / サザンオールスターズ / cinema staff / JUN SKY WALKER(S) / 私立恵比寿中学 / Superfly / THE STARBEMS / ストレイテナー / SOIL&"PIMP"SESSIONS / Czecho No Republic / CHAI / ちゃんみな / DJ和 / Nothing’s Carved In Stone / パスピエ / THE BACK HORN / BACK LIFT / ハルカミライ / fhána / 04 Limited Sazabys / FOMARE / BRADIO / BLUE ENCOUNT / ブルゾンちえみ with B / HEY-SMITH / ベリーグッドマン / POT / 魔法少女になり隊 / モーニング娘。’18 / ヤバイTシャツ屋さん / ユアネス / RHYMESTER / ROTTENGRAFFTY / LONGMAN / 忘れらんねえよ
2018年08月05日トム・クルーズ主演の超大作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が本日から公開になる。シリーズ6作目で、これまでの“M:I”シリーズが描いてきたドラマの総決算的な内容になっている。本作の主人公イーサン・ハントは、CIA内にある組織“IMF(Impossible Mission Force)”のスゴ腕エージェントで、世界の危機を救うために得意分野をもつ仲間とチームを組んで、“不可能”としか思えない作戦に挑んできた。映画は息つまるサスペンス、ド派手なアクション、トム・クルーズの身体をはったスタントなど見どころ満載だが、シリーズを通じてイーサンのドラマが少しずつ描かれてきた。変装の名人で圧倒的な作戦遂行能力を誇るイーサンは、IMFにとって欠かすことができない人物だが、かつて現場を退いていた時期があった。彼は愛する女性ジュリアと穏かに暮らすために教官の道を歩んでいたが、教え子を救うために現場に一時復帰し、その過程で、愛するジュリアにも危険が及んでしまう。結果としてふたりは離れて暮らすことを選び、イーサンは現場に戻り、ジュリアはその身に危険が及ばないよう保護された状態で穏かに暮らしている。長年に渡ってイーサンとチームを組んできたコンピューターの魔術師ルーサーも、かつてイーサンのピンチを救い、自身もエージェントになったベンジーも、進展することはないイーサンとジュリアの関係をそっと見守っている状態だ。やがて、イーサンは謎の犯罪組織“シンジケート”を追う中で、英国の諜報員イルサに出会う。自身と同じスパイの世界に身を投じている彼女に惹かれたイーサンは、かつてジュリアに対してしたように、イルサにも穏かな環境で暮らしてほしいと思うが、イルサは危険な任務から離れない。前作『…ローグ・ネイション』は、イーサンとイルサたちがチームを結成して“シンジケート”の首領ソロモン・レーンを捕らえたところで幕を閉じたが、最新作では3つのプルトニウムが何者かによって盗まれ、“シンジケート”の残党によって結成された犯罪組織が浮上。IMFのチームは絶体絶命の危機に陥ってしまう。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、先の読めない展開、映画史に残る超絶スタントを織り交ぜながら、イーサンと仲間たちのチームプレイ、惹かれあっているのに時に対立せざるを得ないイーサンとイルサの、そして離れ離れになってしまった元妻ジュリアのドラマが同時進行で描かれる。いずれの設定も“シリーズ初心者”でもついていけるよう丁寧に描写されているが、長年に渡ってシリーズを見続けてきたファンは、過去の設定やドラマがすべて投入された“総決算”的な作品だと感じられるはずだ。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』8月3日(金)公開
2018年08月03日明治時代の日本生まれにしてフランス・パリを拠点に活躍した画家、藤田嗣治。その画業の全貌を解き明かす大回顧展『没後50年藤田嗣治展』が7月31日(火)より東京都美術館にて開幕する。1886年に東京で生まれた藤田嗣治は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んだ後、26歳でパリに留学。エコール・ド・パリの寵児として活躍し、第二次世界大戦中は戦線取材と作戦記録画の制作にも邁進した。戦後、ニューヨークを経て再びパリに戻った藤田はカトリックの洗礼を受け、晩年にはフランス国籍を取得。1968年に同地で81歳で亡くなった。『没後50年藤田嗣治展』は、長らく画業を通覧する展覧会の機会が少なかった画家の、これまでにないスケールとなる大回顧展。パリのポンピドゥー・センター、パリ市立近代美術館、ベルギー王立美術館、ジュネーヴのプティ・パレ美術館、アメリカのシカゴ美術館など、欧米の主要な美術館から初来日作品も含め約20点の代表作を含む、精選された作品100点以上を一堂に展示。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」による裸婦は、数年前に修復を終えた大原美術館の《舞踏会の前》や、東京国立近代美術館の《五人の裸婦》ほか、最盛期1920年代の作品が集う。展示は8つのテーマに分かれ、年代ごとに藤田の画業の変遷を辿っていくことになる。東京美術学校時代の自画像から、華やかな20年代のパリの人々の肖像、乳白色の下地に黒く細い輪郭線で描く裸婦、中南米やアジア各国の旅の絵画、第二次世界大戦中の作戦記録画、そしてカトリックの洗礼を受けた後のキリスト教絵画へ。その画業を俯瞰することで、激動する時代の空気感、各地の人々や文化を独自のスタイルで捉えた藤田絵画の魅力をあらためて堪能することができる。代表作から初来日となる作品、そして、これまで紹介されることの少なかった作品がまとまった形で展示される同展。このまたとない機会に藤田芸術の全てを感じ取ってほしい。【開催情報】『没後50年藤田嗣治展』7月31日(火)〜10月8日(月・祝)東京都美術館にて開催【関連リンク】『没後50年藤田嗣治展』()
2018年07月31日『JUJU HALL TOUR 2018「I」』が、7月30日、31日に東京国際フォーラムホールAにて開催される。同公演は、JUJUが2月に発売した7枚目のオリジナルアルバム『I』を携えてまわる全国ホールツアー。全44公演となり、さらに15周年を記念した追加公演として、大阪城ホールと日本武道館でも開催される。アルバム『I』は、収録曲全曲に異なるプロデューサーを迎えて制作されたアルバムだ。小田和正プロデュースの『あなたがくれたもの』、平井堅として初の楽曲提供作品であり、女優の吉田羊とのデュエット曲『かわいそうだよね (with HITSUJI)』、そして映画『祈りの幕が下りる時』のために書き下ろした『東京』。ジャズ、R&B、EDM、歌謡曲といった様々な音楽ジャンルを横断した、バラエティに富んだ作品に仕上がっている。そして、その中心にあるのは、言うまでもなく、これまでのキャリアで培ってきたJUJUの歌の力だ。『JUJU HALL TOUR 2018「I」』は、4月よりスタートし、国際フォーラムでの公演は、いよいよツアーも終盤にさしかかっての開催。日本各地でのライブを経て、この日の公演では新曲を中心に、JUJUの歌唱力が存分に発揮されること間違いないだろう。さらに、来月8月13日から9日間、BLUE NOTE TOKYOにて『JUJU JAZZ LIVE 2018』も開催。2011年から毎年恒例となっており、JUJUのルーツであるジャズををテーマにしたこのライブ。選りすぐりの凄腕ミュージシャンがサポートメンバーとして参加し、スタンダードナンバーからオリジナル曲までが披露される。全国ツアーとは異なる雰囲気を楽しめるこちらの公演も注目だ。ツアー情報全国ホールツアー『JUJU HALL TOUR 2018「I」』7月30日(月):東京国際フォーラム ホールA7月31日(火):東京国際フォーラム ホールA8月3日(金):仙台サンプラザホール8月4日(土):仙台サンプラザホール8月10日(金):本多の森ホール8月11日(土):富山オーバード・ホール※追加公演9月9日(日):大阪城ホール10月9日(火):日本武道館10月10日(水):日本武道館
2018年07月30日トム・クルーズが主演を務める人気シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が8月3日(金)から公開になる。本シリーズは、主人公イーサン・ハントと仲間たちの“チームワーク”が見どころのひとつで、サイモン・ペッグ演じるベンジーはメンバーの中でも特に人気のキャラクターだ。私たちはなぜベンジーのことが好きなのか? 新作でベンジーはどんな活躍をみせるのか? サイモン・ペッグにベンジーが愛される理由、そして“M:I”シリーズの魅力を語ってもらった。イーサン・ハントは特殊組織“IMF(Impossible Mission Force)”のスゴ腕エージェントで、これまでも仲間と共に数々の“不可能”としか思えない作戦に挑んできた。イーサンがタッグを組む仲間は得意分野のあるプロのエージェントで、厳しい訓練を経てIMF内で活躍しているスーパーヒーローだ……ひとりを除いては。「ハハハハハ! そうだね! 確かにベンジーはスーパーヒーローじゃないな。でも彼は、ありえないことが次々に起こる本作と観客をつなぐ“窓口”の役割を果たすキャラクターなんだ。観客はベンジーに感情移入して、彼と一緒に危機的状況を怖がったり、時には作戦に疑念を抱いたりする。その一方で、ベンジーは成長もしているよ。元はラボの技師だったのに、訓練を積んで、今では世界を救うために戦っているわけだからね。ベンジーは新作のたびに大きな変化があるので、撮影に入る前はいつも“この次は一体、どんなことが起こるんだろう?”って楽しみだよ」ペッグが語る通り、ベンジーは新作が公開されるたびに変化し、成長を遂げている。そして、シリーズのファンなら誰もが知ることだが、ベンジーはスーパーヒーローではないが、いつだって最後の最後に頼りなる“ここ一番でキメてくれる最高の男”だ。「そうだね。ベンジーをこのシリーズから取り除いてしまったら、様々なミッションは成功しなかっただろうね。そこがこの映画の面白いところなんだよ! というもの、このシリーズは常に“チームの重要性”を描いているから、イーサンがチームの中心にいるけど、誰かひとりでも欠けてしまったら方程式が機能しなくなって、作戦が失敗してしまう。イーサンもまたシリーズを通して、作戦は自分ひとりでは成功しないことを学んでいく。それは今回の映画でもキチンと描かれているよ」さらにペッグは、チームの重要性を最も深く理解しているのは、主演のトム・クルーズだという。「トムはこの物語を最も深く理解している人だから、イーサンとメンバーの関係の変化や、ちょっとしたやり取りが、このシリーズの中でどれだけ重要かよくわかっているんだ。それに、イーサン・ハントは自分の命がそれほど大事じゃないみたいだけど(笑)、仲間の命をとにかく大事にするキャラクターとして描かれている。トムは、真の意味での“フィルムメイカー”なんだ。実際に彼の名前が脚本や監督の欄にクレジットされることはないけど、トムは映画づくりのすべての側面で経験を積んでいるし、映画づくりのすべての過程に関わっている。観客は彼の演技とスタントに目がいくけど、実際のトムは映画づくりのあらゆる作業に貢献しているんだ」ペッグも自ら脚本を執筆するなど“フィルムメイカー”の顔を持ち合わせており、ベンジーの存在と行動が“作品全体”に及ぼす効果をよく理解している。「この映画では、あまりにもすごい出来事が次々に起こるから、息をつく時間を用意しないと観客が息苦しくなってしまうんだ(笑)。ベンジーは“笑い”でそれを実現させているけど、他のキャラクターもそれぞれのやり方で実現させていると思うよ」。その際、ポイントになるのは、ベンジーがコミカルな振る舞いをしたり、面白いことを言っても、映画のテンポやトーンが一切ブレないことだ。チームが危機的な状況にある時も、ベンジーは確実に観客を笑わせ、少しホッとさせる。しかし、映画の緊迫感は失われていない。「そうだね。僕の経験上から言えることだけど、非常に切迫した状況でも、どこかに笑える部分は残っているものなんだ。“緊張”と“笑い”は決して排他的な関係ではなくて、恐ろしい状況あっても、必ず笑えるような面白い部分がある。そもそも“生きる”とはそういうことだと思うよ」新作のたびに頼もしくなっていく、しかし愛らしさやキャラクターは変わらずに、観客と作品をつなぐ“架け橋”になってくれるベンジーは“M:I”シリーズになくてはならない男だ。その勇姿は『…フォールアウト』でも存分に楽しめるし、ペッグは「次回作もある」と断言する。「これでもし、新作の際に僕に声がかからなかったら“えええええ!”って声が出るだろうな(笑)。僕はすでにファミリーの一員だと思ってるからね。トムはまだこのシリーズに対する意欲を失ってないし、イーサン・ハントはトムのキャリアの中で重要な位置を占めるものだ。賭けてもいいけど、次回作はあると思うよ!」『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』8月3日(金)公開
2018年07月27日『FUJI ROCK FESTIVAL ‘18』が明日7月27日から3日間、新潟県湯沢町の苗場スキー場にて開催される。今年で22回目、苗場に場所を移してからは20回目の開催となるフジロック。出演が発表されているのは総勢251組、その豪華ラインナップは発表時から大きな話題を呼んでいる。まず初日27日のヘッドライナーを務めるのは、ファレル・ウイリアムス率いるN.E.R.D.。7年ぶりのニューアルバム『No_One Ever Really Dies』を携えてステージに立つ。また、Post Malone、ODESZAなどの旬のアクトも出演するなど、見応え十分のラインナップ。邦楽勢からは、エレファントカシマシが満を持して初出演するというトピックも忘れてはならない。28日のヘッドライナーは、ケンドリック・ラマーだ。2017年に発売した『DAMN.』は、アメリカで年間売上チャート1位を獲得し、第60回グラミー賞で5部門を受賞。さらに、優れたジャーナリズムを表彰する『ピュリッツァー賞』にも輝いた。今世界でもっとも注目されるアーティストの貴重なステージは見逃せない。そして最終日には、ボブ・ディランが初出演する。そもそもフェスへの出演も少ないというボブ・ディランが立つ今年のフジロックのステージは、まさに伝説的一夜と呼べそうだ。来日は、今回が101回目となり、さらに2016年のノーベル賞の受賞後は初めて。どんな曲をどんな演奏で聞かせるのか。期待が膨らむばかりだ。N.E.R.D.、ケンドリック・ラマー、ボブ・ディランという盤石のヘッドライナー、そしてその前後も充実のアクトが揃った2018年のフジロック。音楽にとことん浸れる3日間が、今年もいよいよスタートする。イベント情報FUJI ROCK FESTIVAL ‘182018年7月27日(金)、28日(土)、29日(日)新潟県 湯沢町 苗場スキー場
2018年07月26日劇団☆新感線の『メタルマクベス』が豊洲のIHIステージアラウンド東京で7月23日(月)に開幕する。会場のIHIステージアラウンド東京は、約1300人を乗せた円形の客席が360度回転する画期的な舞台機構を誇り、2017年3月から今年5月まで1年3か月にわたって、同じ新感線による『髑髏城の七人』が複数のバージョンで上演され、計約55万人を動員した。その後を受けて登場する『メタルマクベス』は、宮藤官九郎が初めて新感線の脚本を手がけた作品で、初演以来12年ぶりの再演となる。新感線の多彩なレパートリーの中で、本作のように“音モノ”と分類されるのは、ロック色を前面に押し出したシリーズで、特に音楽、生演奏へのこだわりが強い。初演時、演出のいのうえひでのりから「『マクベス』を近未来、映画『マッドマックス』の世界観で」とのオーダーを受けた宮藤は、伝説のヘビーメタルバンド“メタルマクベス”の物語として、原作の骨格を残しながら、シェイクスピアを大胆に読み替えた。空前のバンドブームに沸く1980年代と、廃墟と化した西暦2218年を行き来する構成の妙と、歌詞などの細部にまでネタを散りばめた笑いのセンスが宮藤らしい。劇場機構を活かした新演出に期待が集まる今回は、7月開幕のdisc1、9月開幕のdisc2、11月開幕のdisc3と、個性の異なる3組のカンパニーが演じていく趣向。トップバッターとなるdisc1は、古巣の新感線には21年ぶりの出演となる橋本さとし、ミュージカルの実力派・濱田めぐみを配して贈る。IHIステージアラウンド東京にて8月31日(金)まで上演。
2018年07月23日超大作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が日本でも大ヒットを記録している。本作は恐竜が現代に甦った世界を舞台に新たなドラマを描く3部作の2作目で、2021年に公開が予定されている最終作につながるエピソードがふんだんに盛り込まれている。本シリーズはなぜこのような設定になったのか? 2作目では何が新たに描かれるのか? そして最終作はどこへ向かうのか? 新シリーズのすべての脚本を手がけ、前作と最終作の監督を務めるキーマン、コリン・トレボロウが“現段階で話せるすべて”を語った。まず最初に“ジュラシック”シリーズを簡単におさらいしておこう。マイケル・クライトンの小説を基に、スティーヴン・スピルバーグが伝説的な傑作『ジュラシック・パーク』を完成させたのは1990年。遺伝子操作によって現代に甦った恐竜たちが暮らすテーマ・パークを舞台にした作品は、人々に衝撃を与えた。その後、スピルバーグは続編も監督し、名匠ジョー・ジョンストンが2001年に3作目を手がけたが、その後は長らく新作が公開されることはなかった。実は3作目の公開後も、スピルバーグをはじめとする製作陣は新作を模索していたが、納得のいく脚本を作れずにいたようだ。そこで、声をかけられたのが、コリン・トレボロウと相棒の脚本家デレク・コノリーだ。トレボロウによると、彼らはスピルバーグからいくつかの“お題”を出され、それに応えるかたちで脚本執筆を進めていたらしい。「ですから当初は、3部作どころか、新しい“ジュラシック”映画をつくるかどうかも不確かな状況だったわけです」とトレボロウは振り返る。前作公開時、トレボロウはインタビューでスピルバーグから“パークはすでに開園していてある程度の時間が経っている”、“ヴェロキラプトルを調教している男が出てくる”、“遺伝子操作された恐ろしい恐竜が出てくる”の3つを盛り込むよう依頼されたと語っていたが、実はスピルバーグのリクエストはもうひとつあったという。「あの頃、スティーヴンが最も興味を抱いていたのは“恐竜を兵器として使う”というアイデアでした。当時、私たちの前には軍人が恐竜軍団を率いて戦争の準備をしている物語が描かれたプロットもありました。しかし、私は『その話をしたいのであれば、最初から恐竜が軍用兵器として登場するのではなく、人間と恐竜が意思疎通できるようになる過程を描かないとダメではないですか? だって、人間の命令を理解できなければ、恐竜は兵器として役立たないでしょう?』と彼を説得したんです。そこで、私たちは物語を当初のプロットよりも前の段階、つまり人間と恐竜が関係を構築しようとするところまで戻したわけです」前作『ジュラシック・ワールド』では、恐竜を現代に甦らせるテーマパークが新たな形で復活して人々から人気を集めているところから物語が始まる。そこでは恐竜と意思疎通をはかろうとする調教師のオーウェンと、人間と心を通わせる恐竜“ブルー”が暮らしていたが、遺伝子操作された新型恐竜が暴走してパークは大混乱に陥り、最終的に施設は崩壊してしまう。「前作を監督した際、私が最も興味を持っていたのは、恐竜を“動物”として扱うことでした。人間は動物に対して共感を覚えますし、愛着をもちますよね? 私はその部分を描きたかったのです。確かに恐竜は危険な部分がありますし、人を殺すことも可能です。でもよく考えたら、トラだってライオンだって危険ですよね? ですから、前作では人間と恐竜の関係をしっかりと描き、2作目では新たな監督J・A・バヨナとタッグを組んで、このテーマをさらに追求していこうと考えました」前作でパークが崩壊し、人間のいない島で恐竜たちは檻から出て自由に暮らしていたが、島の火山活動が活発になり、恐竜たちは窮地に立たされる。かつて施設の運営責任者だったクレアと調教師オーウェンは再び島に乗り込み、恐竜たちの救出作戦に挑むが、その背後には救出した恐竜ブルーの遺伝子を利用して、さらに恐ろしい“恐竜兵器”を生み出そうとする陰謀がうごめいていた。本作では、前作以上にサスペンス的な要素やホラー映画的な演出が盛り込まれているが、先ほどトレボロウが話した“人間と恐竜の関係性”の観点からシーンを観ると、緊迫感や恐怖だけでなく、恐竜の感じている哀しみや怯えが感じとれるし、恐ろしさの背後に複雑なドラマが息づいているのを感じられる。「その通りです! それこそが私たちが今回の映画で意図したことでした。前作は楽しくてカラフルでローラーコースターのような映画を目指しましたが、2作目ではどこか影のあるドラマを描こうとしました。むしろ、私たちはこの2作目を考えていたからこそ“1作目は明るく楽しく”を貫けたともいえます。ですから、本作で描かれる恐怖は、単に観客を怖がらせるものではなく、小さな子どもだからこそ感じる不安であったり、子を持つ親にのしかかる責任感や恐怖、そして謎めいた少女の過去だったり……複雑な要素をたくさん盛り込み、映画を最後まで観てもらえると観客に“なるほど。この映画のテーマは実はこういうことだったのか”とわかってもらえるようにしました」ちなみに本作の結末はトレボロウ曰く「次は一体、何が起こるんだろう? と観客に思ってもらえるエンディング」になっている。最終作では再び監督を務めるトレボロウは「現段階ではたくさんは喋れないんですよ」と笑顔を見せながらも「実は現在、最終作の脚本に取り掛かっています」という。「実は、今回の脚本をつくる段階で、3部作すべての物語をデレク・コノリーと話しながらつくってしまったんです。だからこそ2作目は、3部作全体のどの段階で終わればいいのか定めることができました。現在は共同脚本家のエミリー・カーマイケルと脚本を執筆しているところです。『…炎の王国』では“恐竜と人間の関係性”を主軸にして、前作からドラマを引継ぎましたが、最終作は『…炎の王国』のドラマを引き継ぎながら、登場人物たちが報われるような、希望のもてるエンディングを描きたいと思っています」『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公開中
2018年07月21日