チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (108/342)
2003年のCDデビューから15年。クラシックからジャズ、ポップスまで幅広いフィールドで活躍するマリンバ奏者SINSKEが、昨年12月にアルバム『Prays Ave Maria』をリリースした。クリスチャンだった祖父母に連れられ、幼い頃から教会へ通っていた彼には賛美歌や“アヴェ・マリア”は日常にある音楽だったという。「母がピアノ教師だったから音楽に導かれたんだと漠然と思っていたんですが、もっと前から“アヴェ・マリア”とは出会っていたんですよね。自分のルーツはこれかな?と思うようになって、いつか自分の作品にまとめたいと思っていました。シューベルト、グノー、カッチーニの作品等がよく知られていますが、調べれば調べるほど面白いものが見つかるんです。少しずつ準備を進めてきて、ようやく15周年のタイミングで向き合うことができました」【チケット情報はこちら】名だたる音楽家たちが作曲した数多くの“アヴェ・マリア”の中から厳選した楽曲をマリンバのためにリアレンジして収録。また、彼が“師匠”と慕う日本のマリンバ奏者の第一人者・安倍圭子氏が書き下ろした新作『祈り』も注目したい1曲だ。「『“アヴェ・マリア”そのものは作れないけれど、“アヴェ・マリア”に対する思いなら』、とこのアルバムのために作ってくださいました。安倍先生は自分がマリンバの道に進むきっかけを作ってくれた方。今回こういう形でご一緒できて本当に嬉しく思います」先日はテレビ番組で「ギター×バイオリン×DJ×マリンバ」という異色コラボレーションを披露。「“マレットを6本使って早弾き”というムチャ振りもあったりして大変でしたが(笑)、TVで観てCDを買ってくれたり、コンサートに来てくれたりする方もいらっしゃいます。こんな機会を与えて頂けたのもありがたいですね」とマリンバの魅力が広がっていくことが心底嬉しいと語る。現在は15周年を記念したツアーを全国で開催中。各地でプログラム編成を変えるなど、アニバーサリーらしく趣向をこらしている。また、スペシャルゲストに「藤原道山×SINSKE」でもお馴染みである尺八奏者の藤原道山を迎えることも話題だ。「安倍先生もそうですが、“こうなりたい”という方がいらっしゃって今の僕がある。道山さんは共演者でもあり友人でもありますが、僕にとっては永遠のスター。ライバルというより尊敬の気持ちが先にきてしまう。一緒に音を出せることが本当に喜びなんです」。そして今回のツアーの中では福岡シンフォニーホールが最大規模キャパとなる。「音楽家の間でも響きがいいと評判の高いホールですからね。本当は客席で、僕が弾いているマリンバの音を聴いてみたいんですけど(笑)。その思いはお客様に託します!ぜひ僕の代わりに楽しんで聴いてください」15周年記念ツアーは来年8月まで開催。福岡公演は、3月14日(木)・福岡シンフォニーホールにて。チケットは発売中。
2019年01月17日ミュージカルの本場・NYブロードウェイの“ディズニーミュージカル”で主要キャストを演じたスター達による 『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』。米英で大反響を呼んだこのコンサートが日本初上陸。1月31日(木)、2月1日(金)に神奈川・パシフィコ横浜で開催。来日に先駆け、日本で『ライオンキング』、『リトル・マーメイド』の幕開けにも携わった本公演のプロデューサー、ジェフ・リーと、メリー・ポピンズ役オリジナルキャストや『美女と野獣』ベル役など数々のヒロインを演じてきたアシュリー・ブラウンの最新インタビューが到着した。【チケット情報はこちら】本公演の最大の特徴についてジェフは「みんなが大好きなディズニーの名曲をたくさん聞けること。一緒に歌うこともできるしね!」と述べ、「何よりミュージカルだと限られるオーケストラの規模がコンサートでは自由。今回は45人編成の予定だよ! 曲の本質的な内容や歌手の力量が一層わかると思う」と演出内容を明かした。またゲストシンガーである海宝直人が、20年前手掛けた『ライオンキング』でヤングシンバを演じたひとりだったと知り「素晴らしい。彼は大人のシンバも演じているが、ヤングシンバとシンバ両方演じたのは世界でひとりじゃないかな!」と再会が更に待ち遠しくなったようだ。アシュリーも多忙な中インタビューに応じてくれた。彼女はディズニー作品の楽曲を「他の曲にはない特別なノスタルジアがあるの。8歳であろうと80歳であろうと曲を聴いたときに懐かしさを感じるのよ」と魅力を語り、「『メリー・ポピンズ』の『Feed the Birds』や『Supercalifragilisticexpialidocious』、『リトル・マーメイド』の『Part of Your World』、『美女と野獣』の『ア・チェンジ・イン・ミー』、そして『アナと雪の女王』から『Let It Go』をキャストみんなで歌うわ」と興奮気味にセットリストの一部を教えてくれた。今回来日する4人は “ディズニーミュージカル”でメインキャストを務めたブロードウェイのトップスター。上述したアシュリーに加えターザン役オリジナルキャストのジョシュ・ストリックランド、『ライオンキング』ムファサ役でブロードウェイ最多の出演回数を誇るアルトン・フィッツジェラルド・ホワイト、同作ナラ役を務めたキシー・シモンズ。彼らのステージを日本で観るのはファンにとって、夢のようなことだ。4人はプライベートでも親しく、家族のような間柄だという。「全員違う場所、違う家族のもとで生まれた。でも目指していたものは同じ。そして今、同じステージに立っている。どこで生まれようと、誰だろうと、自分を信じればなんでもできる。パフォーマーや歌手や俳優を目指す人がいたら、“夢は叶う”と伝えたいの。それを私たちのコンサートから感じてくれたら嬉しいわ」と熱いメッセージを贈ってくれた。是非、この日本公演で世界トップレベルのパフォーマンスを体感して欲しい。チケットは発売中。
2019年01月17日昨年2月に初演された『Like A(ライカ)』シリーズの第2弾「『Like A』room[002]」が、1月20日(日)まで上演中だ。【チケット情報はこちら】本作は、脚本・演出を三浦香、脚本を伊勢直弘、振付を當間里美、楽曲をAsuという『Club SLAZY』シリーズを手掛けたクリエイター陣による完全オリジナル舞台シリーズ。初演から出演する辻凌志朗、石賀和輝、SHUN(Beat Buddy Boi)、中谷優心、高崎俊吾、岩義人、橋本有一郎、今井稜、平牧仁(シキドロップ)に加え、今作から鎌苅健太、齋藤健心が新たに加わる。海沿いの静かな街High-Tide(ハイタイド)にある超高級ホテル『PERMANENT(ペルマネント)』で働く男たちとそこで巻き起こる物語を描くシリーズ。今作では、ハイタイドが街をあげて祝う年に1度の行事「セレブレートデー」を目前に、ハイタイドで幼馴染として育ってきたBB(辻)、バトラー(石賀)、インスペクター(SHUN)、キーパー(中谷)が思い出す、学生時代の出来事がストーリーの軸。まだまだ純粋な幼馴染4人組と、彼らを振り回すハチャメチャな先輩・マーマ(鎌苅)、さらに後輩のメーテル・ドテール(岩)とプチ(齋藤)のやりとりは、最初はおバカな青春のワンシーンの連続で笑わされるのだが、いつのまにか謎だらけの状況に。「あれ?」と思ったときにはエンディングで、1度観るとまた観たくなるのは、初演から変わらぬ特徴だ。また、楽曲も魅力的。例えば石賀の真っ直ぐな歌声とSHUNのラップ、中谷のソウルフルな歌声など、それぞれが別ジャンルに感じるものだが、本作では不思議なほど綺麗に混ざり合い、独特の空気感をつくる。平牧のピアノ生演奏も見どころのひとつだが、精密に組み立てられたミステリーと“今”を生み出すライブ感の組み合わせがおもしろい。さらに振付や衣装、舞台装置、光を使った演出なども印象的で、本作でしか見られない魅力がある。ぜひ劇場で体感してほしい。初演から出演する平牧が「エンターテイメントとしてダンスだったり演出だったり音楽自体がとても素晴らしいのは勿論ですが、舞台として物語が面白く光と影の演出となっていくので、是非そういうところも楽しんで下さい。まるっと五感をフルに使って楽しめる舞台だと思っていますし、席によって全然見えるものが変わってくるのが『Like A』のコンセプトだったりするので、ちょっと覗き見してるような気持ちも持ったりして頂いて、1度のみならず2度3度、全通して下さい!」とコメントする公演は1月20日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演中。取材・文:中川實穗※辻 凌志朗の「辻」は一点しんにょうが正式表記※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」は「大」の部分が「立」が正式表記
2019年01月16日2月1日(金)に東京・サントリーホールで、“競演”するピアニスト・外山啓介とチェリスト・辻本玲。大学の同級生であり、今やクラシック音楽界に欠かせない存在となったふたりが同じステージに立つのは、2012年ザ・シンフォニーホール(大阪)公演以来となる。演奏曲は、ショパンのピアノ協奏曲第1番とエルガーのチェロ協奏曲。公演を前にして、演奏するふたりにコンサートへの想いを聞いた。【チケット情報はこちら】ロマン派を代表する協奏曲のひとつである《ショパン ピアノ協奏曲第1番》。「ショパンの若い時の作品だけど、技術的な部分や旋律の美しさなど、その後のショパンの作品の基となるものがすべて詰まっている曲」と外山は語る。しかし、ロマンティックなイメージだけでは、この曲を弾くことはできないという。「もちろんロマン派の時代なので、例えば21連符や27連符とか出てきて、割り切れない部分が多くて合わせるのは難しい。しかし忘れてはいけないのは、ショパンは古典というものをとても強く意識している作曲家だということ。きらびやかなイメージだけで〈自分で歌おう〉とするのではなく、そこにある音を素直に表現しなさい、と教えられたことがある。だから、生み出そうとするというより、〈曲の中に入り込んでいく〉という感覚を持って演奏したいと思う」意外にもこの曲を弾くのは久々で、自分でも演奏が楽しみとのことだ。昨年日本ショパン協会賞を受賞し、充実の時を迎えている外山が改めて弾く、至高のコンチェルトに期待したい。一方、《エルガー チェロ協奏曲》について、辻本は次のように語った。「ジャクリーヌ・デュ・プレの名演が有名なため、なんとなく女性が演奏するイメージが強いけれど、それだけではない。第3楽章などはとても男性的。エルガーは非常に愛妻家で、この曲を作ってから間もなく奥さんが亡くなってしまうけれど、すでにそれを予期していたかのような、過去と未来を見つめながら人生を辿っているようなイメージがある。情熱的な部分と抒情的な部分を併せ持つ素晴らしい曲なので、ぜひ聴きにきてほしい」辻本がこの曲でプロのオーケストラと共演するのは初。力強く、表情豊かに歌う辻本のチェロが、いかにこの劇的な名曲を描くのか。チェロ・ファン必聴の演奏になるに違いない。公演は2月1日(金)東京・サントリーホールにて。チケットは発売中。
2019年01月16日8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される「SUMMER SONIC 2019」。同フェスの第1弾ヘッドライナーが発表された。出演が決定したのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。彼らがサマソニに出演するのは2011年以来となる。残る2組のヘッドライナーについては明日、明後日にわけて発表される。例年2日間開催されている「SUMMER SONIC」。10周年を迎えた2009年には3日間開催されたが、20周年を迎える今年も同じく3日間の開催となる。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2019年01月16日5月18日(土)・19日(日)大阪・METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)、5月25日(土)・26日(日)東京・新木場・若洲公園にて開催される野外フェスティバル「METROCK2019」。同フェスの第2弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、あいみょん、THE ORAL CIGARETTES、キュウソネコカミ、SUPER BEAVER、the telephonesの5組。このうち、あいみょんは大阪、SUPER BEAVERは東京のみの出演となる。現在チケットぴあでは、2日通し券の第2次チケット先行予約の受付を実施中。■OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019日程: 5月18日(土)・19日(日)会場:METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)■TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019日程: 5月25日(土)・26日(日)会場:新木場・若洲公園(東京都)【METROCK2019】出演アーティストあいみょん(大阪のみ) / Official髭男dism / THE ORAL CIGARETTES / KANA-BOON / KEYTALK / キュウソネコカミ/ SHISHAMO / SUPER BEAVER(東京のみ) / the telephones / 04 Limited Sazabys / フレデリック / and more…(50音順)★★以下のリンクより「METROCK」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2019年01月16日毎年秋に行なわれる「日本音楽コンクール」は、1932年からの長い歴史を持つ国内最高峰の音楽コンクール。「ピアノ」「ヴァイオリン」「声楽(歌曲)」「クラリネット」「トランペット」「作曲」の6部門で競った2018年度優勝者たちによる「第87回日本音楽コンクール受賞者発表演奏会」が、コンクール本選と同じ東京オペラシティコンサートホールで3月7日(木)に開催される。【チケット情報はこちら】クラリネット部門の優勝者・中舘壮志は、2016年第33回日本管打楽器コンクールでも第1位を獲得、2017年から新日本フィルハーモニー管弦楽団の副主席奏者を務める、次代を担う注目の若手奏者だ。2015年(クラリネット部門は3年に1度の実施)も本選まで進んだが(入選)、今回見事に最高の栄冠を得た。「3年前と比べて1番大きく変わったのは、オーケストラに入ったこと。たくさんの経験を積ませていただいているので、それがすべて音になったと思います。さまざまな作品に触れ、人前で吹く機会も圧倒的に増えたので、1音を出すことに対する意識が変わりました」自分の表現を聴き手にどう伝えるかを考える。そんな、演奏家に求められる本来の姿勢が評価された結果がコンクール優勝なのだろう。「コンクールって、どうしても人と比べられることを意識してしまいますが、意識したところでしょうがない。自分の音で自分のベストを出せるように勉強する作業にひたすら取り組みました。それはコンサートと同じですね」3月のコンサートでは、コンクール本選でも演奏したコープランドのクラリネット協奏曲を吹く。20世紀アメリカの作曲家アーロン・コープランドが、第二次大戦後まもなく、ジャズ・クラリネット奏者ベニー・グッドマンのために、ジャズの要素を取り入れて作曲した作品だ。「僕自身、初めて聴いたコープランドの作品がこのクラリネット協奏曲だったぐらいなので、もしかしたらあまり聴いたことがない方もいるかもしれませんが、温かい、人懐っこい感じのキャラクターの作曲家です。この作品では、曲の前半のゆったりした部分が、コープランドらしい音楽。そのあとアドリブっぽいカデンツァを挟んで、テンポの速くなる後半がジャジーな性格。クラシックとジャズ、ふたつのキャラクターの変化を楽しんでいただける音楽です」12月の取材だったので、「クラリネットを漢字1文字で表すと?」と年末ネタっぽい質問を投げたところ、さほど考える間もなく、「声」と答えてくれた。「自分の声です。クラリネットは、音色もふわっとした感じで歌声に似ていると思いますし、音楽表現するうえで自分の考えを伝えるという意味での“言葉”でもありますから」コンクール優勝で世代のトップランナーに躍り出た新鋭が、次のステップへの第一歩を、自分の「声」で高らかに宣言する。その瞬間を、ぜひ客席で共有しよう。取材・文:宮本明
2019年01月16日早乙女太一らが出演する音楽活劇『SHIRANAMI』が1月11日、東京・新国立劇場 中劇場で開幕した。通称『白浪五人男』として知られる歌舞伎の名作『青砥稿花紅彩画』を原案に、殺陣あり歌ありダンスありで、オリジナルのストーリーを展開するパワフルなステージだ。早乙女のほか出演は龍真咲、伊礼彼方、ゴールデンボンバーの喜矢武豊、松尾貴史ら。チケット情報はこちら“5人の盗っ人たち”という歌舞伎の設定はそのままに、だが時代を開国と攘夷の間で揺れる幕末に移し、日本国の存亡がかかった大事件を描くオリジナルストーリー。キャストは着物姿に立ち回りと、“日本物”ならではのステージングを大迫力で魅せていくが、流れる音楽は粋なジャズ。さらに鮮やかかつ斬新な映像を駆使し、まったく新しいエンタテインメントを創造した。とはいえ、ここぞという場面で歌舞伎の重要な要素を差し込んでくるところがニクい。弁天小僧の名セリフ「知らざあ言って聞かせやしょう」や、<稲瀬川勢揃いの場>よろしく5人揃っての口上などは、やはり「待ってました!」と気持ちも盛り上がる。5人の盗っ人に扮する俳優たちは、バックボーンもバラバラでさながら異種格闘技戦のよう。だがそれぞれ、楽しそうに演じているのが良い。美男子・弁天小僧菊之助を演じる早乙女は所作の美しさ、殺陣の見事さがさすがで、さらに色っぽい花魁姿も披露。対して元宝塚トップスターの龍は、美少年・赤星十三郎に加え、可憐な娘姿も。彫りの深い顔立ちを持ち、これまで欧米人を演じることの多かった伊礼は日本物初挑戦とのことだが、堅物の同心・南郷力丸をどっしりと好演。喜矢武は神出鬼没のお庭番・忠信利平を、柔軟な芝居で魅せた。原作では彼らを取りまとめるリーダー日本駄衛門は、本作では飄々とした味わいで松尾が演じる。バラバラの個性がスパークしながらも不思議と反発することなく、最強のチームが生まれた。初日前にはキャストと脚本・演出のG2による会見も。構成についてG2は「5人の盗賊たちがエネルギッシュに活躍する時代劇ということで、ラテンに影響されているジャズで統一してみました。今までこういう取り組みはなかったのではないのではないか」と自信のほどを。立役も女形もこなす早乙女は共演者からも絶賛の声だが「今まで女形は踊りばかりで、お芝居をしたことがあまりない。花魁でセリフを発するのも初めてなんです」と苦労を明かす。喜矢武は「基本、僕は音楽には関わりたくないのですが、(音楽活劇ということで)また音楽かい! と(笑)」とエアバンドのメンバーらしいコメントで場を和ませ、伊礼は「多ジャンルのプロが集まった。このデコボコ感がすごく魅力的」と話した。公演は1月29日(火)まで同劇場にて上演。チケットは発売中。
2019年01月15日シンガーソングライターの折坂悠太が5月31日(金)東京、6月1日(土)大阪でワンマンライブを開催することが決定した。【チケット情報はこちら】昨年10月にアルバム『平成』をリリース。様々なメディアで2018年のベストディスクとして取り上げられ、同作を携えての東名阪ツアーは全公演ソールドアウトを記録。チケットの一般発売に先駆けて、オフィシャル先行を実施中。受付は1月28日(月)午前11時まで。■“折坂悠太 Oneman Live 2019”5月31日(金)東京キネマ倶楽部(東京都)開場19:00 / 開演20:006月1日(土)Shangri-La(大阪府)開場18:00 / 開演19:00
2019年01月15日大人気乙女ゲームシリーズ『DYNAMIC CHORD』を原作とした舞台『DYNAMIC CHORD the STAGE』が、5月10日(金)より上演されることが決定した。「DYNAMIC CHORD」はバンドをテーマにした女性向けゲームシリーズ。音楽事務所兼レコード制作会社である「DYNAMIC CHORD」に所属している4つのバンドにスポットを当て、音楽の楽しさや、バンドマンとの甘く激しい恋物語を描いている。初舞台化となる同作。脚本は、映画『春待つ僕ら』(2018年)や映画『リベンジgirl』(2017)など、映画・ドラマ・舞台など様々な作品を手掛けているおかざきさとこ、演出を『うたのプリンスさまっ!うたプリLIVE』 や『ツキステ。』シリーズなど、多くのミュージカルやコンサートの振付・ステージングを手掛ける石岡貢二郎が務める。公演は5月10日(金)から15日(水)まで、東京・ヒューリックホール東京にて上演。
2019年01月15日3月17日(日)に幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールで開催されるライブイベント「MBSアニメヒストリア-平成-」。同公演に声優の宮野真守が出演することが決定した。【チケット情報はこちら】平成にMBSで放送された350本を超えるアニメの中から、厳選された作品に出演した声優や主題歌を歌ったアーティストが登場する同イベント。すでに梶裕貴、中村悠一の出演と、イベントの参加作品として『進撃の巨人』、『機動戦士ガンダムSEED』、『SSSS.GRIDMAN』が発表されていたが、今回新たに平成19年に放送された『機動戦士ガンダム00』の参加と、本作から刹那・F・セイエイ役の宮野の出演が決まった。宮野は出演決定に際し「「MBS ANIME FES.」には僕も参加させていただきましたが、スケール感と、スタッフさん達の熱さと、ファンの皆様の愛に、大変感動したのを覚えています。今回は「平成最後の大舞台」を作り上げると聞いて、僕自身大興奮しております!しかもそんな記念すべきステージに、自分の人生を変えてくれた大事な作品『機動戦士ガンダム00』として出演できる事、本当に嬉しく思います。僕らと一緒に「平成アニメ」の素晴らしさを、存分に分かち合いましょう!」とコメントを寄せている。最終的に参加アニメーション作品は15作品、登場キャストは総勢15名、アーティストは6組の出演が予定されている同イベント。今後の発表にも期待が高まる。チケットの一般発売に先駆けて、現在先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月14日(月・祝)午後11時59分まで。■「MBSアニメヒストリア-平成-」日時:3月17日(日)開場16:00 / 開演17:00(予定)※開場・開演時間は変更になる可能性がございます。会場:幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール(千葉県)
2019年01月11日企画・構成・総合演出をジャニー喜多川、演出を滝沢秀明が手掛ける舞台『滝沢歌舞伎ZERO』が2月3日(日)に開幕する。その製作発表会見が行われ、主演を務めるジャニーズJr.のSnow Man(岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介)をはじめ、関西ジャニーズJr.の向井康二、正門良規、ジャニーズJr.の目黒蓮(宇宙 Six)、影山拓也、田中誠治が登壇した。【チケット情報はこちら】松竹株式会社の安孫子正副社長が、「『滝沢歌舞伎』の新しい出発になる」と話した今作。2006年の初演から滝沢が務めてきた主演は、本シリーズに8年連続で出演するジャニーズJr.の6人組「SnowMan」が引き継ぐ。その大役をうけてメンバー岩本は「まさかこんな日がくるとは」と気持ちを明かし「新しいスタートをきれるメンバーの一員になれることを嬉しく思います」と真摯に語ると、深澤は「Snow Manは滝沢くんがいたから今ここにいます」、渡辺も「僕たちは『滝沢歌舞伎』で育ちました」と振り返り、阿部は「滝沢くんと『滝沢歌舞伎』のファンの皆様に、この作品を受け継いだのがこのメンバーでよかったと思っていただけるものにしてみせます!」、宮舘は「全身全霊で生きている証を舞台に吹き込み、お客様に届けたいです!」、佐久間は「今持てる力をすべて出してます!」と意気込んだ。今作でやりたいことについて尋ねられた向井は「フライングはひとつの夢」と語りながらも「恐れ多いので引っ張るほうをやりたいです!」と笑いを誘う。目黒は「今回、変面(一瞬で“お面”を変える中国の伝統芸能)をやらせてもらえるそうなので、あの一瞬でマスクが変わる謎を解けることにびっくりしています」、影山は「前回、初出演したときに太鼓でソロの役をいただいたので、今回の(新演出である)“メカ太鼓”のメンバーに入って進化を観ていただけたら」、田中も「去年は太鼓のシーンで苦戦したので今年はパワーアップしたいです。(“メカ太鼓”メンバーに」立候補します!」と宣言し盛り上げた。また、今作への出演にまつわる滝沢とのエピソードを問われSnow Manが「“やるよ”とひとこと言われた」、向井が「“堂々とすればいいんだよ”と言われた」など披露するなか、正門は「僕は何も言われてない。ほんまに出るんかな…」とメンバーを笑わせ、場を和ませていた。本作のポスターのイメージは桜だが、「滝沢くんが“Snow Manは、桜が散るのではなく“舞う”ようにいろいろな場所で花を咲かせる、という意味も込めた”とおっしゃっていました」(岩本)と熱い思いが込められている。そんな本作は、京都・南座にて2月3日(日)から25日(月)、東京・新橋演舞場にて4月10日(水)から5月19日(日)まで上演。取材・文:中川實穗
2019年01月11日劇団「少年社中」の20周年記念公演のファイナルを飾る「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」が1月10日に東京・池袋のサンシャイン劇場で開幕。上演を前に主演の生駒里奈、松田凌、少年社中の看板役者・井俣太良、劇団主宰で脚本・演出の毛利亘宏が会見を行なった。【チケット情報はこちら】世界を統治するトゥーランドット姫(生駒)の下、管理社会となった未来を舞台にした本作。レジスタンスの少年・カラフ(松田)は演劇で管理社会を打ち壊そうとするが、トゥーランドット姫と運命の恋に落ち…。少年社中作品への出演は2度目の生駒。「演劇で世界を変える」というコピーを掲げる本作で“座長”の重責を担うが「ついに初日を迎えるんだというワクワク感。“演劇で世界を変える”と稽古からたくさんのことを考え、作ってきました。見てくださるみなさまに想いとして、形として伝わればと」と強い思いを口にする。松田も「演劇で世界を変える」という強い決意表明に「ものすごく大きなものを掲げてサンシャイン劇場の板の上に立つわけですが、お客さまに少しでもいいので、毎日の出来事に変化を与えられる芝居になったら」と語り、見どころとして「生駒大先輩を筆頭にしたダンスは魅力的です!」と明かした。松田は初舞台出演作にして初主演作となった「ミュージカル『薄桜鬼』~斎藤一篇~」からここまで、たびたび毛利の演出作品に出演してきており「縁を感じる」とも。「いままで生きてきた人生のどの節目よりも、さらに大きな節目にしたい」と本作への並々ならぬ強い思いを語った。井俣は20周年に「自分たちがやっていること信じ抜いた結果、20年耐え抜いて今がある」としみじみ。その記念公演のファイナルを飾る本作だが「ふたりが感情をほとばしらせて走り回る姿が愛おしくて感無量です」と主演を担う生駒と松田に称賛を送った。毛利も「この作品を作るために20年やってきたという手応えを感じています」と語り「あとは演劇にとって一番大切な“お客さま”というパーツをお迎えして、爆発するんじゃないかと自信を確信に変えております」と力強く語っていた。「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」は1月20日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月24日(木)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて、1月30日(水)・31日(木)に福岡・ももちパレスにて上演。
2019年01月11日ロンドン中心部にあるウィグモア・ホールは、550席ほどの室内楽ホールながら、その舞台に立つことが一流の証と言われ、演奏家の登竜門的なステータスを誇る音楽の殿堂だ。昨年6月、そこでオール・ラフマニノフ・プログラムを弾いて絶賛を浴びたのが日本人チェリストの伊藤悠貴。3月29日(金)東京・紀尾井ホール、その再現となるラフマニノフ・リサイタルを開催する。【チケット情報はこちら】15歳からロンドンで暮らした伊藤にとって、ウィグモアはひときわ憧れの場所。ホールが認めたアーティスト以外は舞台に立つことすら適わないという格式高い名門でのチャンスに、満を持して選んだのが、「凝りに凝ったプログラミング」と自負するオール・ラフマニノフだった。少年の頃に本格的にチェリストを志すきっかけとなった作曲家であり、「ライフワーク」と公言する存在。ホールのスタッフから、「チェリストが弾くオール・ラフマニノフはこのホール初。君が新たな歴史を作ったんだ」と教えられ大感激したという。「ラフマニノフの作品には、自分自身を投影できる。その感覚は出会った頃からずっと変わることがない」と伊藤。ほぼ毎晩ラフマニノフを聴いて眠り、チェロ・ソナタはもう100回以上も弾いていると、作曲家愛をあらわにする彼にその魅力を訊ねると、まったく迷うことなく、「歌」だと言い切った。「ラフマニノフというとピアノ曲やオーケストラ曲のイメージが強いかもしれませんが、僕は歌の作曲家だと思っています。歌曲も多い。そしてチェロは歌ってなんぼの楽器です。歌わなければ意味がない。チェロで弾くのにふさわしい作曲家です」実際、ラフマニノフにはチェロのためのオリジナル作品はわずかしかないため、今回も歌曲の編曲版を多く弾くことになるのだが、「オーケストラ曲を聴いていてもラフマニノフがチェロ好きだったのは明らか。歌曲をチェロで弾くことにも、大いに意味があると思います」代表作であるピアノ協奏曲第2番に象徴される、ラフマニノフの甘く美しいロマンティックな作風を、「まるで映画音楽」と揶揄する向きもあるが、伊藤は、「そういう方々のために、今回のプログラムなんです!」と胸を張る。10代から20代前半で書いたごく初期の作品から、あまり聴かれていない中期から後期の作品までが並ぶ、クロノロジカルに作曲家の全貌を見渡す構成。「だんだん内容が深まってゆき、時代によって全然タイプの異なる曲を生んだラフマノニフの作風の変遷を、ぜひ聴いていただきたいと思います」ロンドンでは公演時間の事情で入れられなかった曲(歌曲〈夢〉作品38-5)も今回の日本公演では演奏する。これが当初意図した「完全版」なのだそう。共演ピアニストは若手のホープ藤田真央。「自分のイメージするラフマニノフにふさわしい音のクォリティを感じる」と信頼を語る。音楽の殿堂が認めた「世界基準」のチェロが歌うラフマニノフへの愛。けっして派手ではないかもしれないけれども、こういうキラリと光る大切な音楽会を聴き逃してはいけない。取材・文:宮本明
2019年01月11日2019年4月、東京と兵庫で上演されるミュージカル「王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-」のメインビジュアルが公開された。【チケット情報はこちら】「王室教師ハイネ-THE MUSICAL-」は、赤井ヒガサ原作による人気コミックの舞台化。2.5次元舞台で活躍する俳優陣が声優に挑む連動企画として、2017年4月にアニメの放送がスタート。アニメと同じキャストで同年9月には、原作コミックやTVアニメのストーリーをベースにミュージカル化。今回が舞台化第2弾となる。メインビジュアルでは王室教師・ハイネ(植田圭輔)を中心に、両サイドに座る新キャラクター・双子王子のイヴァン(橋本祥平)、ユージン(阪本奨悟)、その背後には左から第四王子・レオンハルト(廣瀬大介)、第二王子・カイ(安里勇哉)、第三王子・ブルーノ(安達勇人)、第五王子・リヒト(蒼井翔太)が並んでいる。メインビジュアルの公開にあわせて追加キャストも発表。第1弾からの続投キャストとして、ローゼンベルク役 君沢ユウキが決定。さらに、王子達の父親であり、ハイネを王室教師として王室に招いた張本人でもある国王・ヴィクトール役は藤重政孝が演じる。公演は4月11日(木)から14日(日)まで、東京・東京ドームシティホール、4月27日(土)・28日(日)に兵庫・神戸国際会館こくさいホールにて上演。現在、オフィシャル先行を実施中。受付は1月13日(日)午後11時59分まで。(C)赤井ヒガサ/SQUARE ENIX・劇場版「王室教師ハイネ」製作委員会(C)ミュージカル「王室教師ハイネ」製作委員会
2019年01月10日スティーヴ・マーティン作の舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』が2019年4月、5月に上演される。1997年の日本初演から出演する岡本健一と川平慈英に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、同時代を生きながらも会うことはなかった画家ピカソと物理学者アインシュタインがもし出会っていたらどんな化学反応が起こるのか?を描くファンタジック・コメディ。1993年にシカゴで初演され、日本では1997年と2000年に今回同様ランダル・アーニーの演出で上演。19年ぶりの上演となるが、引き続き岡本健一と川平慈英が出演し、三浦翔平、村井良大の4人の役をシャッフルした2チームで上演する。約20年ぶりの上演となることについて、川平は「これは僕の大大大好きな作品なんです。なぜなら、僕が大師匠だと思っているスティーヴ・マーティンが作ったっていうことがひとつと、もうひとつは演出家のランダル・アーニーさん。彼との出会いは大きかった。いろんな意味でポジティブな化学反応、再び、という感じです」と喜ぶ。岡本もランダルの演出は「楽しい時間しかなかった」と振り返り、「でも稽古場では“これで大丈夫なのかな?”と思うことも多かったですよ。おもしろいのかな?っていう。しかもアメリカンコメディだから日本人の感覚と合うのか心配もしましたし。だから“笑いがなくてもいいや!”という気持ちで挑んだのですが、実際に幕が開くとお客さんは笑っていて。おもしろかったですね」と語る。2チーム制となる今回、「チームROSE」ではピカソを岡本、アインシュタインを川平、シュメンディマンを村井、未来からの訪問者を三浦が演じ、「チームBLUE」ではピカソを三浦、アインシュタインを村井、シュメンディマンを川平、未来からの訪問者を岡本が演じる。チームROSEで当時と同じ“20代の”ピカソとアインシュタインを演じるが、岡本は「当時、(本作にも登場するピカソの作品)『アヴィニョンの娘たち』をニューヨークまで観に行き、これを描いた人をやるんだ…と思ったことを覚えています。あれから約20年経ちますが、男の人は特に歳をとればとるほど子供になっていくと思うので……僕らもよりアホな子供になるんじゃないかな(笑)」、川平は「稽古で“人生を邁進している人間をやれば自然とアインシュタインになる”“あなたがエンジョイしてるのを見たい”と言われたのを覚えています。20年の間にいろんな気付きがあって、“コントロール”という意味での成長はしていると思うのですが、でもそれがプラスにいくかはわからないのでね。子供のままやろうと思います!」公演は4月25日(木)から5月9日(木)まで東京・よみうり大手町ホール、5月12日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。チケットぴあでは1月12日(土)から1月15日(火)まで抽選先行を受付。取材・文:中川實穗
2019年01月10日今年、創立105周年を迎える宝塚歌劇団。その幕開けを飾る星組公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~』が、1月1日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。『霧深きエルベのほとり』/『ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~』チケット情報第一幕の『霧深きエルベのほとり』は、劇作家・菊田一夫が宝塚歌劇団に書き下ろし、1963年に初演された名作で、今回36年ぶり、5度目の再演となる。舞台はエルベ河に隣接するドイツの港町、ハンブルグ。年に一度のビア祭で浮き立つ街で出会った船乗りのカールと、家出をしてきた名家の令嬢マルギットとの身分違いの切ない恋が描かれる。華やかなショーで魅せるプロローグから一転、そこからは星組生が熱演で観客の心を揺さぶる。トップスター・紅ゆずるが演じるカールは、言動は粗野でありながら、にじみ出る空気は温かい。マルギットとは互いに見た目ではない“心”に触れたことで恋に落ち、愛を育もうとするが、そんなふたりに身分の違いは高い壁を生む…。マルギットと一緒になるためにその壁に体当たりする様、マルギットの幸せを思う姿、そんなカールの心情を紅が情感豊かに体現。荒々しさの裏にある優しさや寂しさも繊細に表現しながら、哀愁を漂わせる。トップ娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)が演じるマルギットは、世間知らずであるがゆえに真っ直ぐで、粗野なカールにも怖じけることなく向き合える。綺咲の愛らしさも生かされ、純情で可憐なお嬢様のマルギットにぴったりとハマっている。礼真琴(れい・まこと)が演じるフロリアンは、常に冷静で紳士的、自分の思いが叶わずとも、愛する人が幸せになるなら身を引くという大人の男だ。マルギットに深い愛情を持ちながらも、マルギットの心がカールにあると分かれば、ふたりを祝福し、周囲にも理解を求めようとする。愛とは何か、幸せとは何か…、マルギットを愛するカールとフロリアンの姿を見てそんなことを考えさせられ、グッと胸が締め付けられる。後半の展開には、鼻をすする音が客席のあちこちから聞こえてきていた。第二幕の『ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~』は、満天の星々を星組生にたとえたショー。躍動感のあるプロローグで始まり、J-POPを使ったメドレー、耳なじみのある洋楽のヒット曲をアレンジしたメドレー、星空を背景に一夜の夢を歌い踊る「星夢(スタム)」など、色とりどりのシーンが繰り広げられていく。それぞれの個性が活かされた“星組力”を感じさせるステージだ。公演は2月4日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場にて。東京公演は2月15日(金)から3月24日(日)まで東京宝塚劇場にて開催。東京公演のチケットは1月20日(日)発売。取材・文:黒石悦子
2019年01月08日小劇場界で活躍する40代男性俳優たちが2015年に旗揚げした劇団「ゴツプロ!」の第四回公演『阿波の音』が、1月9日(水)より東京・本多劇場で開幕。その後、大阪、台湾で上演される。その通し稽古に潜入した。【チケット情報はこちら】劇団「ふくふくや」の山野海が演出、竹田新(山野海の別名義)が脚本を手掛ける本作は、終戦後の東京の材木問屋が舞台。徳島で育ち「阿波踊りの名手」と呼ばれ村の人気者であったが自分を育てるために売春婦となった亡き母を持つ武一(泉知束)は、飲み友達だった材木問屋の親方・伝五郎(浜谷康幸)に拾われて木場(材木問屋が集まった町)で働き始める。しかしそこで偶然再会したのは、同じ村で育った幼馴染の慎之介(塚原大助)だった――。折しも日本の建築の主流が鉄筋に移り始めた時代、不安な空気を打破するために同じく阿波出身の番頭・吾助(渡邊聡)の提案で「心をひとつにしよう!」と阿波踊りを踊ることになるが……。気性は荒いが情が厚い男たちの物語。武一と慎之介の過去を軸にしながら、「過去」「いじめ」「差別」「裏切り」「因縁」「諦め」「妬み」「暴力」「つぐない」「背負わせること」「託すこと」そして「生きること」……きれいごとで済まないさまざまなものを、ひとつではなくさまざまな角度から描く。勧善懲悪とはまた違う“あるもの”は“あるもの”として包み込む視点が印象的で、そこにグイッと引き込む力強さと空気の揺れまで伝える繊細さを持った芝居は熱く、ひたひたと空間を浸していくようにクライマックスの阿波踊りに向かって進んでいく。劇中に何度も出てくる「♪何もかんも忘れて踊ろじゃないか えらいこっちゃ、えらいこっちゃヨイヨイヨイヨイ 踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」という節はどんどん意味を持っていき、観ているとさまざまな感情を引き出された。大きな見どころとなる阿波踊りのシーンでは、東京公演では吹鼓連(すいこれん)、大阪公演では大阪天水連(てんすいれん)が参加。稽古場で見たキャスト陣だけの踊りも迫力があり胸を打たれたが、さらに踊り手が加わった光景は壮観なはず!開幕を楽しみに待ちたい。台湾の烏梅劇院(ウーメイシアター)と本多劇場グループが姉妹劇場の関係を結び、その活動の一環として台湾の技術スタッフも参加している本作。公演は1月9日(水)から14日(月・祝)まで東京・本多劇場、1月18日(金)から21日(月)まで大阪・近鉄アート館、2月15日(金)から24日(日)まで台湾・華山1914文創園區烏梅劇院にて。取材・文:中川實穂
2019年01月08日国内最大級の野外音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL’19」が7月26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間、新潟・湯沢町苗場スキー場にて開催される。2018年は3日間で12万5千人を動員。さらに初めてYouTubeでライブ配信を実施し話題を集めた。例年2月頃発表される第1弾出演者に期待が高まる。一般発売に先駆けた、チケットの先行販売スケジュールが決定。1次先行は、2月8日(金)午前11時よりチケットぴあにて受付開始。詳細はチケットぴあ「FUJI ROCK FESTIVAL’19」の特設ページをチェック!■FUJI ROCK FESTIVAL ’19日程:7月26日(金)27日(土)28(日)会場:湯沢町苗場スキー場(新潟県)1次先行 料金:【1日券】18,000円【2日券】32,000円【3日通し券】39,800円★★以下のリンクより「FUJI ROCK FESTIVAL」をお気に入り登録して、情報をゲットしよう!
2019年01月07日小池修一郎の演出により、2011年に初演、2013年に再演、さらに2017年には新演出版を発表。公演毎にその人気を高めているミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、新キャストを加え再演されることに。そこで前回から引き続きの参加となる平間壮一と、2度目のオーディションでついにマーキューシオ役を射止めた黒羽麻璃央という、Wキャストのふたりに話を聞いた。【チケット情報はこちら】ロミオの親友であり、物語の大きなカギを握るマーキューシオ。前回を振り返りつつ平間は、「自分としては挑戦だったんですよね。ロミジュリのマーキューシオを、あんなちょっと狂った感じの、かなり個性的な人物につくり上げたことは。ただあれを好きだって言ってくれる人も多かったので、またあの役をやれるのはとても嬉しいです」と目を輝かせる。そんな平間のマーキューシオを、前回劇場で観ていたのが黒羽。「僕にとっては平間さんがつくったあれこそがマーキューシオで、すでに潜在意識の中に刷り込まれちゃっているんですよね。ただ自分がつくるマーキューシオの色というものも大切にしたいですし、今回新たに盗めるものもいっぱいあると思うので、稽古場でじーっと平間さんのことを観察したいなと思います」と笑う。すると平間も、「僕も黒羽くんを見て勉強させてもらいたいですし、仲良くやっていけたら」と新キャストの黒羽に期待を寄せる。シェイクスピアの不朽の名作にして、今を生きる多くの若者の心を捉えた本作。その大きな理由が小池による斬新な演出だろう。「小池さんの演出がすごくぶっ飛んでるなって思ったんです。ストリートダンスの要素が強かったり、新しいものをつくるんだって強い意志が感じられて」と平間。黒羽も「“ポップでロック”ですよね。音楽もすごくカッコいいですし!」。と、その明るい口調が一転、「ただ僕、ダンスがあまり得意ではなくて…」と少々不安顔に。「平間さんのマーキューシオはめちゃめちゃ動くのに、僕は全然動かない、みたいになるかも」と苦笑いを浮かべるも、平間が「それはそれで全然違うものになって面白いかもよ!」と先輩らしい言葉で背中を押す。チケットは常に完売。今回も争奪戦が予想されるが、もし購入を迷っている人がいたら……という問いに、平間は「迷わないで!」とひと言。さらに黒羽も「諦めないで!」と押しのひと言。彼らふたりが切磋琢磨し、いかなるマーキューシオ像を生み出していくのか。その答えは来年の開幕を待とう。公演は2月23日(土)から3月10日(日)まで、東京・東京国際フォーラムホールCにて上演。その後、愛知、大阪を周る。取材・文:野上瑠美子
2018年12月28日1974年の初演から、宝塚歌劇の代表作として脈々と受け継がれる池田理代子原作漫画の舞台「ベルサイユのばら」。来年45周年を記念して、2部構成のスペシャルステージ『ベルサイユのばら45』が東京、大阪で開催される。歴代の“ベルばらOG”が歌やトーク、コスチューム姿で名場面やフィナーレナンバーを披露する。初代オスカル役の榛名由梨、2006年公演オスカル役の朝海ひかるが、会見で意気込みを語った。「ベルサイユのばら45」チケット情報宝塚にコスチュームプレイが定着する前の時代。熱烈な原作ファンから「生身の人間には難しい」との声も上がる中、迎えた初日の舞台裏で榛名由梨は、「膝の震えが止まらなかった」と明かす。「でもね、バスティーユの場面以降出番がなかったオスカルが、軍服姿でフィナーレに出てきた瞬間、ドォーっと3階席から滝のような拍手喝采が沸き起こった。ここまでオスカル人気はすごいのかと、ご満足いただけたことへの喜びと、責任感を改めて感じました」以降の熱狂ぶりは、当時のグループ・サウンズ人気を凌ぐほど。移動時には海外アーティスト並みの警護が付き、千秋楽では警護に付いた警官が「役得だな」と漏らすほど。「想像を絶する量」のファンレターの返信には4年掛かったというのも、本当の話だ。役作りでは「ある程度男役が完成したところでの女性役(オスカル)ですから。近衛連隊長としての凛々しさを残しつつ、いかにアンドレへの女心を自然に表現するかには苦心しました」と榛名。一方、朝海ひかるは名作を受け継ぐ苦労を語る。「ベルばらとしてでき上がった振付や型を学んで、自分の体に落として演じることの難しさは想像以上でした。オスカル役が決まってからは上級生やスタッフの方々からそれぞれにアドバイスをいただき、皆さんのこだわりと作品への愛を感じました。退団して12年になりますが、今回はコスチューム姿で名場面を演じるので、皆様の期待に応えられるよう、身体も鍛え直して頑張ります!」来年創立105周年を迎える宝塚歌劇。榛名は歴史ある宝塚だからこそ実現できた、唯一無二の集大成的作品と太鼓判を押す。「コスチュームプレイの所作、ラブシーンの夢々しさ、戦場での凛々しさと儚さ、英雄でありヒロインでもあるオスカルの存在、すべてにスターを育むノウハウが詰まっている。宝塚にとっては教科書でありバイブルのようなもの。歴代のスターさんが一堂に会するので、この機会を見逃す手はないと思います」。朝海もこれほど豪華なOG公演は経験がないと声を弾ませる。「ファンの方はもちろん宝塚は観たことがないけど興味があるという方にも、楽しんでいただけると思います」公演は1月27日(日)から2月9日(土)まで東京国際フォーラムC、2月16日(土)から24日(日)まで梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2018年12月27日ダンサー、振付家、歌手のMIKEY率いるアーティスト集団・東京ゲゲゲイが、3枚目のアルバムリリースに合わせて、「東京ゲゲゲイ歌劇団」公演第3弾『黒猫ホテル』を上演する。【チケット情報はこちら】これまで、日本とアジアをストリートダンスで繋ぐ国際企画「ダンス・ダンス・アジア」シリーズやダンスエンターテインメント「ASTERISK」シリーズなど、主にダンスのフィールドで活躍してきた彼らだが、2016年に「東京ゲゲゲイ歌劇団」がスタートしてからは、音楽に力点を置いた活動が増えている。MIKEYはその理由を「ここ2~3年で、ダンスより歌メインでやりたくなっちゃったんです」と語る。「子供の頃から、何よりも耳からの感動に、感受性が揺れるタイプでした。私にとってダンスは、必要なものだけれど、音楽の魅力があってこそのもの。音楽を視覚化するのがダンスだと思っています。最初はダンスの世界で評価していただいたけれど、今、私の音楽を聴いてくれ、待ってくれる人がいる。だから、“歌劇団”という、歌が最初に来るネーミングの公演をやるんです」去る9月に東京ゲゲゲイは『Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2018』に参加し、横浜で『東京ゲゲゲイ女学院』を上演。同企画の一環として2か月のフランスツアーも経験した。その記者会見でもMIKEYは「踊りたくない」「フランスに行きたくない」と発言!この人は天の邪鬼なのか素直なのかどちらなのだろう?と思ったのだが……。「両方だと思います(笑)。今みたいに音楽中心の活動になる前からの企画だったので、趣旨が違ってしまうからお断りしようとしたのですが、それでもいいと言われて。フランスでは、若い子達から受けが良かったですね。学生ばかりの回はみんな立ち上がって一緒に盛り上がったり。私達の動画を観ていた現地のファンに道で“どうしてフランスにいるの??”と声をかけられ、公演を観に来てもらったこともありました。私自身は、海外だと歌詞が伝わらないのが気になるし、それでも観たいなら日本に来て、という感じなんですけど(笑)」どこまでもマイペースに、音楽を中心とする世界を作ろうとしているMIKEY。では、その音楽はどのように生まれるのだろうか?「曲によって違いますが、例えばテーマが“寂しい”だとしたら、音楽制作ソフトでそれに相応しいリズム体を考え、まずドラムから作ります。そこにコード進行などを加え、歌詞をつけていくんです。そうやってできた曲に、振りをつけます。来てくださる方にはぜひ、アルバムの曲が、生バンドでどう演奏され、どんな世界が広がるのか、期待していただきたいですね」公演は1月19日(土)東京・大田区民ホール・アプリコ大ホールを皮切りに全国で上演。取材・文:高橋彩子
2018年12月27日3月16日(土)に千葉・幕張メッセ国際展示場にて開催されるビクターエンタテインメント主催のロックフェス「ビクターロック祭り2019」。同フェスの出演者第2弾が発表された。【チケット情報はこちら】出演が決定したのは、Awesome City Club、木村カエラ、斉藤和義、Nulbarich、吉田凜音の5組。チケットの一般発売に先駆けて、現在セブン-イレブン先行を実施中。受付は1月8日(火) 午後11時59分まで。■ビクターロック祭り2019日時:3月16日(土)開場 9:00 / 開演 10:30 / 終演 21:00(予定)会場:幕張メッセ国際展示場(千葉県)出演:Awesome City Club / 木村カエラ / キュウソネコカミ / KREVA / go!go!vanillas / 斉藤和義 / サンボマスター / Shiggy Jr. / 四星球 / Nulbarich / THE BACK HORN / むぎ(猫) / 吉田凜音 / LOVE PSYCHEDELICO(Premium Acoustic Set) / DJダイノジ / 琴音 / 超能力戦士ドリアン / and more
2018年12月26日来年1月27日(日)まで、愛知・名古屋ビッグトップで開催中のシルク・ドゥ・ソレイユ創設30周年記念作『ダイハツ キュリオス』。来年1月10日(木)15時に「ハタチ de KURIOS」と題した特別公演が開催される。【チケット情報はこちら】2019年に成人式を迎える人と、その人の家族や友人3名までを対象に特別価格で「キュリオス」を堪能できる「ハタチ de KURIOS」。公演後にはアーティストのチャラン・ポ・ランタン、芸人の永野、中日ドラゴンズマスコットキャラクターのドアラがゲストとして登場し、新成人を祝福する。チケットは発売中。■『ダイハツ キュリオス』11月22日~2019年1月27日(日)名古屋ビッグトップ(愛知県)【ハタチ de KURIOSチケット料金】・SS 席 12,500円→特別価格 8,000円・S 席 10,000円→特別価格 6,500円・A 席、車イス席 6,500円→特別価格 4,200円※20 歳になられたご本人様の他に、ご家族・ご友人等、新成人1名につき追加3名様までご購入可能です(最大4枚まで購入可能)。※他の割引との併用はできません。※会場入場時、チケットと共に生年月日が確認できるものをご持参ください。(運転免許証、健康保険証、パスポート、学生証等)
2018年12月26日2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日5月18日(土)・19日(日)大阪・METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)、5月25日(土)・26日(日)東京・新木場・若洲公園にて開催される野外フェスティバル「METROCK2019」。同フェスの第1弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、Official髭男dism、KANA-BOON、KEYTALK、SHISHAMO、04 Limited Sazabys、フレデリック。この6組は東京・大阪いずれも出演する。現在チケットぴあでは、2日通し券の最速チケット先行予約の受付を実施中。■OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019日程: 5月18日(土)・19日(日)会場:METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)■TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019日程: 5月25日(土)・26日(日)会場:新木場・若洲公園(東京都)★★以下のリンクより「METROCK」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2018年12月26日梅田スカイビルは、先の台風21号の影響による復旧工事のため一時閉鎖していた屋上を、12月20日(木)より開放した。梅田スカイビル空中庭園展望台チケット情報屋上開放に際して、梅田スカイビルでは空中庭園公式ツイッターアカウントのフォローでプレゼントがもらえるツイッターキャンペーンを実施。期間中、Twitter@kuchu_teienをフォローし、40F屋内展望フロアのインフォメーションカウンターにてスタッフにフォロー画面を提示すると、25周年限定 梅田スカイビルフィギュアがもらえる。【キャンペーン期間:12月20日(木)~2019年1月8日(火)】営業時間は通常通り、9:30~22:30(最終入場22:00)[梅田スカイビルチケットぴあ発売情報]●梅田スカイビル空中庭園展望台入場引換券(Pコード:479-932)大人1,500円4歳~小学生700円※有効期限:発券日~1ヶ月間●梅田スカイビル空中庭園展望台 フィギュア付プレミアム前売チケット (Pコード:690-513)大人1,800円小人1,000円※4歳~小学生ファミリー5,000円※大人2名+小人(4歳~小学生)2名※有効期限:発券日~3ヶ月間文:迫亮太(Letter-inc.)
2018年12月26日台詞を使わずに、ストーリーのある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創りあげるエンタテインメント集団「梅棒」の最新作・梅棒 9th "RE"ATTACK『超ピカイチ!』が東京で幕を開け、大阪公演は2019年1月5日(土)・6日(日)に森ノ宮ピロティホール、愛知公演は1月9日(水)・10日(木)にアートピアホールで上演される。梅棒 9th “RE”ATTACK 『超ピカイチ!』チケット情報2017年に上演された梅棒 7th ATTACK『ピカイチ!』の再演である本作だが、今回は初演をブラッシュアップした【全日制ver.】と、キャストがシャッフルし使用曲も一部変わる【定時制ver.】という2バージョンでの上演となる。作・総合演出は、梅棒主宰の伊藤今人。「台詞なし」や「ダンスで表現」と聞くと難しそうに思えるが、単純明快で、どんな人が観ても楽しめるのが梅棒の魅力。“青梅英雄学園”を舞台に生徒たちが生徒会長の座を狙い巻き起こすドタバタ学園コメディは、笑えて、グッときて、キュンとするエンタテインメント作品に仕上がっている。1バージョンだけ観ても十分楽しいが、やはり今回は【全日制ver.】と【定時制ver.】2バージョンを見比べるのもオススメ。味付けは違えどベースは同じ作品だからこそ、ダンスの面白さ、演劇の楽しさ、キャストの表現力など、1バージョンではなかなか気付けない“その凄さ”が感じられる。登場するキャラクターが全員強烈だからこそ、キャストのシャッフルによって生まれる変化もより楽しいものになっている。例えば転校生の豪徳寺の“いっちゃってる感”は、全日制ver.の千葉涼平(w-inds.)と定時制ver.の野田裕貴(梅棒)で全く違う方向で極められており、それぞれの魅力が炸裂していた。また、ひとりのキャストの別人ぶりを堪能するのもオススメ。前出の千葉の場合、定時制ver.では、全日制ver.とは真逆のややどんくさい純情な男子を演じており、見た目の差はもちろん、その表現の違いに「本当に同じ人!?」と感動させられた。また、学園のマドンナ役の大野愛友佳(全日制)、高見奈央(定時制)ら1バージョンにだけ登場するキャストもいるので、そこにもぜひ注目してほしい。梅棒の作品は、今作であればYOUやRYO(Beat Buddy Boi)ら普段からダンスをしているメンバーだけでなく、納谷健や一色洋平ら俳優も参加し、抜群のダンスと豊かな表現のかけ算によって梅棒らしいのびのびとした世界観が生まれる。ダンスはわからないと思っている人もぜひ一度体感してほしい。「あの曲に振りがつくんだ!?」「あの人があの曲で踊るんだ!?」といった楽しさもある本作は、12月29日(土)まで東京・グローブ座、2019年1月5日(土)・6日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて【全日制ver.】、1月9日(水)・10日(木)に愛知・アートピアホールにて【定時制ver.】を上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穂
2018年12月25日「SUMMER SONIC 2019」が8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される事が決定した。例年2日間開催されている「SUMMER SONIC」。10周年を迎えた2009年には3日間開催されたが、20周年を迎える来年も同じく3日間の開催。すでに各日のヘッドライナーを務める3組のラインナップが決定しており、その中には日本のアーティストも含まれているとのこと。ヘッドライナーは年明けの1月中旬に、数日に分けて発表される予定。今後の発表に期待が高まる。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2018年12月25日今年の11月から12月にかけて、シリーズでは初の“蒼紅”2作連続上演中の舞台「戦国BASARA」。12月21日に、連続上演の後編となる「斬劇戦国BASARA蒼紅乱世『蒼』THE PRIDE」の初日会見、及び公開ゲネプロが実施された。【チケット情報はこちら】ストーリーは、織田信長が明智光秀の謀反により「本能寺の変」にて討死したあとの乱世を描く。更なる力を追い求めて全国へと勢力を拡大する豊臣秀吉(佐々木崇)とその部下・竹中半兵衛(末野卓磨)により、軍門を下るように迫られた伊達政宗(眞嶋秀斗)は、愛刀を奪われてしまう。窮地に陥れられた政宗は、幼少期に約束を交わしたライバル・真田幸村との想いを胸に、誇りを取り戻すべく動き始めるのであった――。主人公である伊達政宗役を演じるのは、本作がシリーズ4度目の出演となる眞嶋秀斗。「激動の時代のなかで、何に向かって、何を楽しみにして、誰とどのように生きていくのかを自分自身も考えさせられた」(眞嶋)と作品についての思いを語ると、同じく4度目となる石田三成役を演じる沖野晃司は、「初めて、舞台上で(豊臣)秀吉様、(竹中)半兵衛様と共演できるのがうれしい」と、原作ものならではの、キャラクターの関係性による喜びを語った。また、秀吉・半兵衛との因縁を持つキーマンである前田慶次を演じる伊阪達也は「久しぶりにお声かけされて、“また慶次がやれる!”と嬉しかった。お客さんも一緒に、“祭だ、祭りだ!”という感じで、このメンバーと明るく楽しくやっていきたいと思います!」と意気込みを語り、本作への期待を盛り上げた。同じく、初日会見に登壇した企画・原作監修を担う小林裕幸(CAPCOM)は、「紅と蒼、両方合わせて蒼紅乱世。紅を観た方はより全体像が分かるし、蒼だけ観てもしっかりとお話ができているので楽しめます」と、連続上演ならではの魅力はもちろん、蒼単体としての作品の完成度もしっかりとアピール。実際に、舞台中には紅だけに出演しているキャストが映像出演するという、ファンには嬉しい仕掛けも満載で、満足度が高いことは間違いないだろう。公演は12月30日(日)まで東京・オルタナティブシアターにて。チケットぴあでは当日引換券発売中。
2018年12月25日