チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (182/342)
8月末より東京を皮切りに、東海、近畿、中四国エリアを巡演する(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」西コースの制作発表が行われ、出演の松本幸四郎、中村雀右衛門が登壇した。松竹大歌舞伎 チケット情報中村芝雀改め五代目雀右衛門は、今年3月に東京・歌舞伎座の襲名披露興行で父(四世雀右衛門)の名跡を継いだばかり。全国各地に歌舞伎の殿堂である歌舞伎座と同じレベルの舞台を届けたいという思いから、約半世紀前にスタートした巡業公演で襲名披露ができることに感慨もひとしおの雀右衛門。「このたび名前が変わったという大きな節目の時に、父が縁にしておりました(『仮名手本忠臣蔵』の)「七段目」という狂言で、父とたびたび共演している幸四郎のお兄様のお胸を借りて、女方として大役のおかるを勤めさせていただくことは幸せです。父の姿を思い出していただけるよう精一杯勤めたいと思います」。その「七段目」で大星由良之助を演じる幸四郎は四世雀右衛門の思い出として「(前名の)大谷友右衛門時代は映画スターだったんです。それから雀右衛門になられて。古風で本当にいい女方でした。最後の舞台の楽屋で手をとって“また綺麗になりましたね”と声をかけたらニコッと笑ってね。女方としてお相手をしていただいて、いい勉強をさせていただきました」と懐かしそうに振り返った。雀右衛門は、父から教わった言葉として「気持ちを強く持たないとダメ、女方は綺麗じゃなきゃいけない。このふたつは役者として大切にしています」と話し、おかるを演じる上では「遊女であり、女房であり、腰元である複雑な役柄で、しかも色気があって、誠実な人物。女方としていろんなものを表現しなくちゃいけません。お客様に良かったと言っていただけるよう頑張って勤めたい」と意気込みを見せた。巡業公演では、各地の様々な会場で上演するため、大きさや機構が異なるが、そのことについて幸四郎は「劇場が歌舞伎にあっていようがいまいが、そこにいらっしゃったお客様に感動していただくために私たち俳優がどう演じるかが大切。観ていただいたお客様おひとりお一人が心で感じてお楽しみくだされば」と全国で歌舞伎を楽しみに待ちわびる観客へメッセージを送った。公演は8月31日(水)から9月25日(日)まで全国21か所を巡演。演目は『當年祝春駒』、『襲名披露口上』、『仮名手本忠臣蔵』の「七段目」を上演する。
2016年06月01日浦井健治と蒼井優が禁断の愛に挑戦する――。そんな触れ込みで開幕前から注目を集める『あわれ彼女は娼婦』。イギリスの劇作家、ジョン・フォードにより1620年に描かれたこの物語は、兄・ジョヴァンニ(浦井)と妹・アナベラ(蒼井)が愛しあってしまう近親相姦の関係がクローズアップされがちだが、実は、彼らを取り巻く様々な人間の思惑が交差していく重層的な作品だ。6月8日(水)に新国立劇場で初日を迎える本作の稽古場を訪ねた。舞台『あわれ彼女は娼婦』チケット情報演出を手掛けるのは栗山民也。「演出の6割くらいはキャスティングで決まる」そう語る栗山が、浦井と蒼井を選んだ理由は、「ピュアで、ふつうの感覚」であったこと。「それぞれのたくらみが混じり合う時代のなかで、近親相姦はむしろピュアにさえ見える行為。ふつうに思える人たちが、“えっ?”と驚くような行動に突き進んでしまう、そんな人間の“業”を際立たせるには、このふたりがぴったりだと思った」と話す。浦井とは5度目のタッグ。「健ちゃんは演技に白紙の部分を必ず残す。その冷静さが魅力」と分析する。稽古場に組み上げられたセットは、作品世界を象徴するかのように広い道が大きくクロスした形になっている。栗山は「稽古場にはわからないことがたくさん存在する。この役は何を求めようとしているのか、どこへ向かおうとしているのか。それをみんなで話し合い、確認しあうことができるのが稽古場の喜びなんだ」と楽しそうに話す。その言葉どおり、一幕ごとの通し稽古が終わると栗山の周りにキャストやスタッフが集まってくる。細かなセリフのニュアンスや動きのタイミングを栗山が指摘し、キャストはそれを真剣に聞き入る。その合間に笑い声が上がることも少なくない。400年も前に書かれた戯曲をいまの時代に上演することについてはこう話す。「この作品のなかに描かれた人間といまの人たち、明らかに違うのは欲望、あるいは好奇心の強さだね。この作品の登場人物たちは、あらゆることに対する欲望がいまの何倍も濃い(笑)。すごくエモーショナル。草食系なんて言葉が生まれて、傷つくのが怖いからと何もしない若者が増えるなかで、この情熱の濃さは僕にとってすごく興味深い」と話す栗山。「劇作家は記憶の声を描く。それを現代の肉体を通して、現在形のドラマにしていくのが僕らの仕事。結論なんて存在しないし、演出家が人間に対する答えなんて出せるわけもない」と語りながら、400年前の“声”を2016年の日本に立ち上げようとする栗山。そして栗山のもと、強烈な欲望と好奇心をもった人々を演じるキャストたち。それぞれの思いが集まった稽古場には静かに熱気が立ち込めていた。公演は6月26日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。チケット発売中。なお、25日(土) 13:00回の<ぴあスペシャルデー>では出演者によるスペシャルカーテンコールを実施する。取材・文/釣木文恵
2016年06月01日韓国の俳優、キム・ジェウクが8月28日(日)に東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)でファンミーティングを開催する事が決定した。キム・ジェウクはドラマ『コーヒープリンス1号店』、『赤と黒』、『メリは外泊中』、『君を守る恋~Who Are You~』、映画『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』などの人気作に出演。日本でファンミーティングを開催するのは1年ぶり。公演終了後には参加者全員を対象とした握手会も行われる。また、新たに日本オフィシャルファンクラブ「KIM JAEUCK JAPAN OFFICIAL FANCLUB」が開設。ファンクラブは、チケット先行受付やファンクラブ有料会員限定のコンテンツ閲覧など特典満載の「有料会員」と、最新情報をいち早くメールマガジンにてお届けする「無料会員」のふたつが用意されている。現在、ファンクラブ有料会員を対象に、ファンミーティングの限定抽選先行を実施中。受付は6月19日(日)午後11時59分まで。■「Kim JaeUck 2016 Fanmeeting」日時:8月28日(日)開場15:00 / 開演16:00会場:チームスマイル・豊洲PIT(ピット)料金:席種 座席指定-12,000円(税込)※ドリンク代別途必要※3歳以下は入場不可。4歳以上はチケット必要。※公演終了後、握手会あり。※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。■キム・ジェウク日本オフィシャルファンクラブ『KIM JAEUCK JAPAN OFFICIAL FANCLUB』【有料会員(入会金 1,080円(税込)/年会費 5,400円(税込))】・会員証の発行・入会・継続特典のプレゼント・グリーティングカードの送付(不定期)・バースデーメールの送付・チケット先行予約・ファンクラブ会員限定コンテンツのご利用・メールマガジンの配信(不定期)【無料会員】・メールマガジンの配信※会員特典内容は一部変更になる場合がございます。
2016年06月01日浅利慶太プロデュース公演『この生命(いのち)誰のもの』が、6月4日(土)より東京・自由劇場にて上演される。【チケット情報はこちら】イギリス人作家ブライアン・クラークによって書かれた本作は、テレビドラマとして放映後、1978年にロンドンで初演し、ローレンス・オリビエ賞(作品賞)を受賞した。1979年に日本で初演された後、浅利が8年の歳月をかけて原作者と話し合い、舞台を日本に置き換えた改訂版で1987年から上演を重ねている。不慮の事故で身体の自由を失った若き彫刻家・早田健が選択した“治療の中止”と、病院側の“医の倫理”を巡る裁判を描く。1994年、2004年の公演で主人公・早田の担当医・北原を演じ、今回は朝田婦長を演じる坂本里咲に話を聞いた。稽古もほぼ大詰めという時期。「演出家(浅利)が毎日みっちり稽古をつけてくださってます。これまでこの作品は迫力や力で見せていた部分があるのですが、今回は役者ひとりひとりがリアリティを持って、自然にやれと言われています。これまでとはまた違った印象になると思います」。浅利が目指しているのは「本そのものの感動を、役者が透明な媒体になって客席に届ける」というものだという。「俳優は書かれているものを自分の体を通して言葉で伝えていくしかない。だから、言葉には厳密。一音でも落ちたら、お客様は『え?』ってなりますよね。そうなったときにはもう物語の世界からはずれて、役者の言葉を聞き取る方に意識が向いちゃう」と坂本は、浅利が独自に作り上げた発声法で、一音も落とさないよう、今でも訓練は欠かさないという。1994年から3度目の出演となる坂本は、演じる中で自身の変化も感じるという。「歳を重ねることで主人公の想いがわかるようになりました。以前、演じたときは、早田は特別な存在だと感じてたんです。特殊な考え方をする人だと。それが今はすごく共感できる。若いときはとにかく好きなことを一生懸命やっていればよかったのですが、役者をやめようかと悩んだ時期があり、それ以降、役者としてどう生きたいか、自分らしく生きるとは、と考えるようになり、作品が近くなりましたね」。主人公・早田はこれまで日下武史や石丸幹二とベテランが演じてきたが、今回は若手の近藤真行が演じる。「演出家には『役者として本に向かうだけじゃなく生きることを実感しろ』と言われながら、彼は今すごく一生懸命やっています。これまでとは全く違う雰囲気ですよ」。「“生命の尊厳”というと重いですけれども、生きることは素晴らしいと思っていただける舞台です。テーマを問うというものではなくて、温かい人間ドラマですので、気軽に来ていただければ」。『この生命誰のもの』は、6月4日(土)から6月11日(土)まで、東京・自由劇場にて上演。取材・文:中川實穗
2016年05月31日放映中の連続ドラマ「重版出来!」や「孤独のグルメ」シリーズなど映像でも独特の味わいを見せる松重豊が、風変わりな家族を描くコメディ『家族の基礎~大道寺家の人々~』で父親役を演じる。脚本・演出は、コメディにも定評ある倉持裕(ペンギンプルペイルパイルズ)。この新作について、ふたりに話を聞いた。舞台『家族の基礎~大道寺家の人々~』チケット情報松重と倉持の顔合わせは、舞台『昔の女』以来、7年ぶり。「俳優側の生理にもちゃんと向き合ってくれるし、すごく丁寧だなって印象でした。舞台ってやっぱり独特だから特殊に作っていく方もいるだろうけど、倉持さんはオーソドックスにリアルを追求しながら俳優の演技を導いてくれるので、本当にやりやすい演出家でしたね」(松重)「『昔の女』のときは、僕も演出していてひとつひとつ面白かった。松重さんはやっぱり身体に圧倒的な特徴があるじゃないですか(笑)。だから何やっても面白い部分はあって。小柄な奥さんにビンタされてアワアワしちゃったりとか」(倉持)「倉持さんの稽古場はディスカッションしながら作っていくので、グルーヴ感みたいなものを自然に作ってくれる。今回は前回より大きな劇場で倉持ワールドを作り上げる、ダイナミックな楽しみがあります。ただ、コメディとは銘打たないでほしかったけど。その看板が俳優をいかに苦しめるか(笑)」(松重)倉持が本作のヒントにしたものとして挙げたのは、ウェス・アンダーソン監督「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」、ジョン・アーヴィング原作「ホテル・ニューハンプシャー」など、あるユニークな一家を大河ドラマのように長く追った家族映画。「頭の中で『これがいい』と思ったら、思考の過程を見せずにひとりでトントンと進めていく。亭主関白とは違うんですが、そういう父親を松重さんに今回やってもらいたい」(倉持)「俺もわりと良かれと思って全部決めちゃう父親だなぁって、今聞いていて思いました。でも父親像といってもいろんな形があるし、かつての“親父”と呼ばれるイメージからも、今は当然変容している。倉持流を盛り込んだ世界観で“家族”というものが描かれるのであれば、たぶん面白い作品にはなるんだろうなと(笑)」(松重)母親役は松重との共演経験も多く、彼が「存在が大きくて、本当に懐の深い女優さん」と評する鈴木京香。加えて、長女役に夏帆、長男役は本作が初舞台となる林遣都と楽しみな顔ぶれが揃った。全員ひと筋縄ではいかない大道寺家は、長い旅路の末にどこにたどり着くのか。公演は9月6日(火)から28日(水)まで東京・シアターコクーンにて。その後、大阪、静岡、愛知を巡演。東京公演のチケットの一般発売は6月4日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは、東京公演のインターネット先行を実施中、6月3日(金)午後11時59分まで受付。取材・文/武田吏都
2016年05月31日演劇集団キャラメルボックス『また逢おうと竜馬は言った』が、5月28日、東京・サンシャイン劇場にて開幕した。キャラメルボックスのレパートリーの中でも屈指の人気作である本作。6年ぶり5度目の再演となる今回は「キャラメルボックスfeaturing D-BOYS」と銘打たれ、俳優集団D-BOYSから陳内将、三津谷亮、山田悠介、前山剛久の4人が参加する。今作は主演がダブルキャストでの上演。陳内・岡田ペアのBLACK CASTと、三津谷・大内ペアのWHITECASTという2バージョンがあるだけでなく、主演コンビが別のバージョンではまた異なる役を演じる「クロスキャスト」となっている。主人公は、坂本竜馬(岡田達也/大内厚雄)に憧れるツアーコンダクター・岡本(陳内/三津谷)。ツアコンなのに乗り物酔いがひどく、その醜態で恋愛においては玉砕を繰り返しているという情けない男だ。いつも同僚・本郷(山田)に助けられてばかりだが、そのことが原因で本郷の妻・ケイコ(渡邊安理)との離婚危機を招いてしまう。さらに、ツアー客がらみで絵画密輸事件に巻き込まれてしまった岡本は竜馬に叱咤されながらそれらに立ち向かうが……というストーリー。劇中の設定では、岡本は26歳というまだまだ社会に出たての若者。そんな岡本を20代のD-BOYSのふたりが演じることで、ひたむきに困難に立ち向かい、そして成長を遂げてゆく姿がリアリティを持って迫ってくる。また、セリフとアクションシーンの量が膨大であるがゆえ、キャラメル作品の中でも主人公役が過酷なことで知られる今作だが、大量の汗をかきながら全身全霊で挑む彼らの姿が舞台上の岡本とどこか重なる。キャラメルボックスのベテラン俳優ふたりが竜馬役として彼らを温かく見守り、しっかりと舞台を支えているのも大きいだろう。もちろん、キャストが変わることでのカラーの違いも楽しみのひとつ。初日前に行われた囲み取材で語った作・演出の成井豊によれば、陳内と三津谷は俳優として正反対のタイプ。「劇団公演のダブルキャストでもここまで違うことはない。好対照ですごく面白い」と成井。一方、陳内と三津谷は「成井さんの演出作品は3作目。自分の中でなんとなく掴みかけたものがあったのが、みっちゃん(三津谷)が参加することで改めて発見することが多く、化学反応というのをすごく体験しました」(陳内)「(陳内は)稽古終わってから反省会をしたり、悩みとかを聞いてもらえたりと、心強いパートナーでした。この作品はWHITEとBLACK、ふたつあって初めて完成するものだったんだなと実感します」(三津谷)と語る。ぜひ両バージョン観劇して、それぞれの魅力を堪能して欲しい。公演は6月12日(日)まで東京・サンシャイン劇場、6月16日(木)から20日(月)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2016年05月30日赤ちゃんたちが大人になってママのピンチを救う舞台『ママと僕たち』 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~ が7月に開幕する。本作は、2013年に始まった『ママと僕たち』シリーズの3作目。舞台『ママと僕たち』チケット情報今回の赤ちゃん役は、シリーズ全作に出演中の原嶋元久、初出演の佐藤永典、木戸邑弥、井澤勇貴、三浦海里、上村海成の6人。脇を固めるのは、同じく全作出演中の今井ゆうぞうら個性豊かな実力派俳優に加え、デーモン閣下の出演も話題だ。本作で久々の共演となる佐藤永典と木戸邑弥に話を聞いた。「めっちゃ仲いい」と口を揃えるふたり。ミュージカル『テニスの王子様』以来、6年ぶりの共演について感想を聞いてみると「楽しみですよ」(木戸)、「俺はイヤなのよ」(佐藤)と真逆の反応。佐藤は「演出家さんもスタッフさんもそうだけど、久しぶりに共演したらダメになってるって思われたらイヤだなっていう変な緊張感はある。その分稽古が楽しみですけど」。木戸は「(佐藤出演の舞台を)観るたびにまた一緒にやりたいなっていう気持ちが強まってて。周りからも『あの子、邑弥と一緒にやってた子でしょ、すごくよかった』って聞くし」。本作については、「劇場で観て、本当にかわいらしい作品だな、元気な作品だなって思いました。ストーリーももちろん面白いですし、芝居以外でも歌があったり踊りがあったりっていうエンタメな部分もあったりして。お子様連れで来ていただいても楽しめる作品だと思います」(木戸)。役作りについて聞いてみると「この前、(別作品の稽古場で)子供がラーメン食べながら号泣してる動画を見たんですけど、あの絶妙なかわいさとおもしろさはすごい。その要素がみんなにあったらおもしろいと思います。でも変にやると白々しくなるので、そこはがんばりたい」(佐藤)最後に意気込みを。「気楽に楽しく観られる作品になると思うので、小難しいのが苦手だって人にも来てほしいです。僕たちは赤ちゃんに全力を尽くしますので、それを楽しんで帰ってもらえるのが一番ですね」(佐藤)「『ママ僕』の作品 ファンもいらっしゃると思うので、1作目2作目のいいところは引き継ぎつつ、今回のキャストでしか生まれない『ママと僕たち』ができればいいなと思っています。自分たちも次につなげられるようにがんばりたいです」(木戸)『ママと僕たち』 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~ は、7月8日(金)から18日(月・祝)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、7月22日(金)から24日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。取材・文:中川實穗
2016年05月30日9月3日(土)に広島・みろくの里 ツネイシフィールド特設ステージで行われる野外フェスティバル「Music Resort うたたね 2016しまなみ」の第1弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】今回出演が決定したのは、さかいゆう、SEAMO、スキマスイッチ、SOLIDEMO、HIPPY、ベリーグッドマンの6組に加え、地元・広島出身の島谷ひとみがナビゲーターとして登場する。同フェスは今年で3回目。2014年に旧広島西飛行場、2015年は旧広島市民球場で開催。今年は、遊園地、温泉、プールなどが一体となった複合型テーマパーク・みろくの里内で開催される。チケットの一般発売は7月30日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、オフィシャルサイトでは先行を実施中。受付は6月12日(日)午後11時59分まで。■Music Resort うたたね 2016しまなみ日時:9月3日(土) 開場 13:00 / 開演 14:00 予定会場:みろくの里 ツネイシフィールド特設ステージ(広島県)料金:<全自由> 前売 大人-7800円(中学生以上)小学生-3800円出演:さかいゆう/SEAMO/スキマスイッチ/SOLIDEMO/HIPPY/ベリーグッドマン/島谷ひとみ(ナビゲーター)※駐車券・シャトルバス券などは後日発表予定※雨天決行/荒天中止※料金には、みろくの里入園料を含む※出演者は五十音順(島谷ひとみ除く)
2016年05月30日退屈な大学生活を送っていた青年が「娼夫」となり、さまざまな女性の欲望を受け止め、彼女たちの心を解放し、自身も成長していく──。そんな衝撃的な石田衣良の小説『娼年』と『逝年』が、舞台化される。脚本・演出を手がけるのは、三浦大輔。主人公を松坂桃李が、ボーイズクラブのオーナーを高岡早紀が演じる。この顔ぶれで、何を生み出そうとしているのだろう。舞台『娼年』チケット情報これまでも性的なテーマを追求し、人間の欲情をリアルに描いてきた三浦。『娼年』の舞台化は、「それを限界まで突き詰めるという挑戦になりそう」だと語る。「セックスで何が浮かび上がってくるかというところが原作のテーマで、本当にセックスだけに焦点を当てているので、それを生身で見せる舞台でどう表現するのか。この作品でやり切ることで、締めくくりにできるんじゃないかと思ってるんです。またそこまでたどり着かないとこの原作をやる意味はないと思うんですね」。三浦のそんな覚悟を知って、「今、思わずうれしくなっちゃいました(笑)」と喜びの声をあげる松坂。三浦の「セクシュアルなイメージがない松坂くんだからこそ、普通の青年が様々な欲望に触れ、変わっていく姿が表現できる」という期待に応えて、大胆なセックス描写にも果敢に挑もうとしている。「今まで触れたことのない色の作品ですから、このチャンスを逃したくないと思いましたし。R―15指定がついたと聞いたときも、それぐらいじゃないと表現として攻められないだろうなと覚悟しました」。そして、松坂演じる主人公を、娼夫の世界へ導く役どころを演じる高岡。三浦曰く「男性にとっての理想の女性像」でもあるが、「男性を売ることを仕事にするなんて、これほど理解不能な役をいただいたことはなかったかもしれません(笑)。でも、誰かを演じるというのは、共感できるから面白いということでもないですし、怖いけど、楽しみです。性の表現もそうですけど、それぞれの人間が隠し持っている何かが、きっと見えてくるんでしょうから」と穏やかに燃えている。おそらく、舞台で生々しい描写をする初めての作品になる。しかし、「触れ合うことによってにじみ出てくるやさしさみたいなものが見えれば」と松坂が言うように、そこに浮かぶのはやはり人間の思いになるだろう。「肌と肌の接触を目の当たりして、その温かさやあふれる欲望を、理屈じゃなく体感してほしい。それは演劇のひとつの可能性だと思っています」と三浦も力強く語る。まさに体と心に残る体験ができるかもしれない。東京公演は8月26日(金)から9月4日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケットの一般発売は6月11日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選を実施中、5月29日(日)午後11時59分まで受付。」取材・文:大内弓子
2016年05月27日日本三大八幡宮のひとつであり「やわたのはちまんさん」の名で親しまれる京都府八幡市の神社「石清水八幡宮」にて、6月18日(土)・19日(日)の2日間にわたって、田中恆清(たなかつねきよ)宮司による講演と社殿の特別拝観が、実施される。「国宝 石清水八幡宮本社―神社建築と戦国武将の信仰―」チケット情報「石清水八幡宮」は、前後二棟(内殿・外殿)からなる八幡造りの建築様式が用いられており、全国の神社で現存する八幡造りとして、最古かつ最大の規模を誇る。今年の2月、国宝に指定されたことでも知られる一方、戦国武将が厚く信仰した武将たちの聖地でもあった。今回の講演では神社建築の特徴や、織田信長公に寄進されたという「黄金の雨樋(あまどい)」など戦国武将たちのエピソードから、武将たちの石清水八幡宮に対する信仰について語られる。建築の細部に多数施されている極彩色の華麗な桃山風透かし彫りや、西門上にある蟇股(かえるまた)と呼ばれる部分に伝説の名工・左甚五郎が彫刻したと伝わる「目貫(めぬき)の猿」など、普段は見られない見事な神社建築を見ながら、歴史を振り返ってみてはいかが。チケットは、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗にて販売中。
2016年05月27日7月より東京・大阪で上演されるブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』。東京公演が即日完売したことをうけ、8月28日(日)より東京・東急シアターオーブで凱旋公演を行うことが決定した。【チケット情報はこちら】2005年に公開されたイギリス映画をミュージカル化した同作。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描く。同作はシンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題となり、2013年、トニー賞で最多となる13部門にノミネート。作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞。今もなおブロードウェイで人気を集めている。日本初上演となる今回、オリジナルの音楽・演出・振付はそのままに、岸谷五朗が演出協力・上演台本に参加。チャーリー役を小池徹平、ローラ役を三浦春馬が務める。初のドラァグクイーン役を務める三浦はアメリカ・ニューヨークに渡り、1か月間、シンディのヴォイストレーナーによるヴォーカルレッスンを受けるなど、気合十分。凱旋公演は8月28日(日)から9月4日(日)まで、東京・東急シアターオーブで上演。チケットの一般発売は6月25日(土)午前10時より。■ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』7月21日(木)~8月6日(土)新国立劇場中劇場(東京都)8月13日(土)~8月22日(月)オリックス劇場(大阪府)8月28日(日)~9月4日(日)東急シアターオーブ(東京都)
2016年05月27日ガールズグループKARAのメンバーとして活躍し、アジア中にファンを持つハン・スンヨン。2016年春よりソロ活動をスタートさせた彼女が、7月、神戸と東京で初単独イベントを行う。ハン・スンヨン チケット情報神戸は、トーク&歌唱&ゲームのほか、ハイタッチも予定された、日本ソロデビュー記念ファンミーティング。一方、東京では、歌唱&ゲームのほか、ファンとの距離を縮めたスペシャルな企画を含んだアットホームな、日本ソロ・デビュー記念ランチ・パーティーを行う。ランチ―コースを食べながらスンヨンと過ごす濃厚な時は、プレミアムな時間になることだろう。ソロとなって初の単独イベントで、どんな話が聞けるのか? また、どんな曲を歌うのか? ソロを祝うに相応しい充実したイベントに期待。イベントは7月8日(金)に兵庫・神戸国際会館 こくさいホール、7月10日(日)に東京・パレスホテル立川 ローズ・ルームにて開催。チケットの一般発売は6月4日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選実施中、5月29日(日)午後11時59分まで受付。
2016年05月27日1980年に発表された村上龍の小説『コインロッカー・ベイビーズ』が音楽劇になる。コインロッカーに捨てられ、親からも社会からも見放されたふたりの若者を描いて、今なお衝撃を与え続けているこの傑作は、舞台化によって何を伝えてくれるのか。音楽劇だからこそ届くものを、白熱の稽古場に探った。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』チケット情報稽古場に入ると、いくつかの四角い穴が二段に積み上げられたセットがあった。のちにそれが、車になったりビルになったりするのがわかるのだが、一見すると、まさにコインロッカーであり、オープニングの場面では、まさしくそこから、この物語の主人公であるふたりの少年、ハシとキクが生まれ出る。演じるのは、A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人だ。ハードなロック音楽に乗せて、シルビア・グラブ、ROLLY、そして梅棒の梅澤祐介などを揃えたアンサンブルが、捨てられた赤ん坊の歌を激しく歌い踊るなか、登場するふたり。世の中のすべてを憎むかのような鋭い目が、いきなり突き刺さる。ふたりを囲むダンスも、上げる手の角度や目線など、細かく動きを調整していくことで、その意味するところが鮮明になっていく。おそらく鼓動を表していると思われる振りや、退廃的かつ挑戦的なギター音が、冒頭から痺れさせてくれる。2場からは一気に物語が進んでいく。奇跡的に生き残ったものの暴力性を制御できなかったハシとキクが特別な音治療を受けたこと、ハシがその音と母親を探し始めること、キクが不思議な少女、アネモネと出会うこと……。それらを断片的に歌と芝居で綴っていく様は幻想的で、どこかアンダーグラウンドな芝居を観ているかのような心持ちにさえなる。そのシュールさに拍車をかけるのが、アネモネを演じる昆夏美、何役か演じる真田佑馬や芋洗坂係長の、少し狂気を帯びた芝居だ。橋本と河合がほとんど目を合わさず芝居することも興味深い。同時に舞台に立ちながら、別の時空にいる場面もある。なのに、ふたりの芝居は呼応していく。そんな演劇ならではの面白さに加えて、アンサンブルがその周囲で歌い動いて、観る者の感情を揺さぶり続ける。演出の木村信司は、原作の『コインロッカー・ベイビーズ』から「僕を殺すな。殺そうとしても生き残る。そして必ず、あなたたちの前に再び現れる」という子どもの叫び声が聞こえる、と語っている。何としても生きようとするふたりの少年の叫びが、芝居になり、歌とダンスになる。これほど演劇的な作品はないと言えるのではないだろうか。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は6月4日(土)から19日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。その後、福岡、広島、大阪を巡演。取材・文:大内弓子
2016年05月26日8月20日(土)・21日(日)に千葉・QVCマリンフィールド&幕張メッセ、大阪・舞洲サマーソニック大阪特設会場で行われるSUMMER SONIC 2016にTHE YELLOW MONKEYの出演が決定した。【チケット情報はこちら】THE YELLOW MONKEYは今年15年ぶりに活動を再開し、現在、全国ツアーを開催中。SUMMER SONICには8月20日(土)大阪公演、21日(日)幕張公演に出演する。ケットの一般発売は5月28日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、チケットぴあでは大阪公演の先行先着プリセールを実施中。受付は5月27日(金)午後11時59分まで。■SUMMER SONIC 2016日程:8月20日(土)・21日(日)【幕張】開場午前9時 / 開演 11時【大阪】開場午前10時 / 開演 11時会場:QVCマリンフィールド&幕張メッセ(千葉県)・舞洲サマーソニック大阪特設会場(大阪府)
2016年05月26日井上ひさしの傑作戯曲『頭痛肩こり樋口一葉』(東宝・こまつ座提携特別公演)が、新たに永作博美を主演に迎え今夏、上演される。5月25日、永作をはじめ出演者が舞台扮装姿で登壇した製作発表会見が行われた。舞台『頭痛肩こり樋口一葉』チケット情報『たけくらべ』『大つごもり』等の作品を残し、24歳の若さで亡くなった女流作家・樋口一葉。本作は男性中心だった明治という時代に、貧しさに苦しみ、恋を捨て、一家の主として筆一本で母と妹を守った一葉と、彼女をとりまく女性たちのたくましい姿を、井上ならではのユニークな視線で描いた評伝劇だ。井上の娘である井上麻矢こまつ座代表は「こまつ座にとっては、1984年の旗揚げ作品であり、その後何回も再演を重ねている大切な作品です。今回もこれ以上ないほど素敵な女優陣が集まった。女性のみならず、男性にも見ていただいて、生きる勇気を受け取ってほしい」と話す。永作のほか、三田和代、熊谷真実、愛華みれ、深谷美歩、若村麻由美は2013年公演に続いての出演となるが、「今日、楽屋で初めて皆さんとお会いしましたが、皆さん本当にずっと喋っている(笑)。賑やかでびっくりしました。私は新入りとして参加しますが、安心して楽しくできそう」と永作。一葉と言えば五千円札でもおなじみだが「(この作品が決まってから)五千円札は使いたくなくなりました(笑)。身近に感じてしまって…。最近、財布の中に五千円札がたまりがちです。でも一葉の人生をぞごんじない方も多いので、彼女が右往左往しながら必死に生きる姿を感じて欲しい」とも語った。なお会見では、一葉の母・多喜役の三田が今年芸能生活50周年を迎えたことを、共演者が祝うサプライズも。ケーキと花束を贈られた三田は、喜びつつ「気がついたら50年経っていました(笑)。とにかく井上ひさし先生に出会えたことが私の中で大きな宝。そして長く所属した劇団(四季)を離れて初めて出た舞台が、(樋口一葉の原作で)蜷川幸雄さん演出の『にごり江』でした。井上先生とも一葉とも、長い付き合いです」と、本作との縁を語り、「まだ舞台に立てていることを、本当に嬉しく思います」と感謝の言葉を話していた。公演は8月5日(金)から25日(木)まで、東京・シアタークリエにて。チケットは6月4日(土)に一般発売を開始する。東京公演ののち、9月に兵庫、新潟、宮城、山形、滋賀、長崎、愛知でも上演される。
2016年05月26日濱田めぐみの活動20周年を飾るソロ・ミュージカル『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』が、6月の公演に先がけ制作発表会を開催。報道陣のほか、130名のオーディエンスが招待された。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』チケット情報本作は『CATS』や『オペラ座の怪人』で知られる巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲で、1979年にロンドンで初演され、現在も世界各国で上演されるソロ・ミュージカル。サラ・ブライトマンらが演じており、日本ではこれが初上演となる。濱田は、主人公・エマの設定「デザイナー志望でニューヨークに出てきたイギリスの女の子」をイメージした衣裳で登場。本編で1曲目に歌われる『放っておいてよ』と、『一通目の手紙』を、本番同様、江草啓太のピアノ伴奏で披露した。トークには、本作の演出を担当する市川洋二郎も登壇。日本、イギリス、アメリカで活躍中の市川は、濱田が所属していた「劇団四季」からの付き合い。本作のストーリーについて市川は「ひとりの女性・エマの自立を描く物語。夢と希望を胸にニューヨークに出てきた彼女が、さまざまな喜びと悲しみに遭遇しながら、人間として少しずつ成長していきます。そのエマの旅路を観客の皆様と辿る中で、生きるとは何か、人間が自分の足で立つとはどういうことなのか、考えていけたら」と解説。70分で25曲を歌唱する本作。ソロ・ミュージカルへの挑戦について濱田は「難しいです。一瞬たりとも気が抜けないことは、ソロ・ミュージカル以外ないと思う」と苦労を語った。エマというキャラクターについては「彼女が持っている夢を諦めないという信念や情熱、バイタリティーは、自分が今まで20年間やってこれた核心の部分とすごく似ている」と共通点を語る。「ひとり芝居の醍醐味として、舞台上に他の人間が出てこないという点はすごく大切だなと僕は考えていて。舞台の転換もやる濱田めぐみっていうのはなかなか新しいと思います」(市川)と、舞台上のことは全て濱田が行うことも明らかに。その後も、互いの印象などを語り合った。最後にはタイトル曲『サヨナラは日曜日に』を披露。「自分の中に持っている一番純粋な部分、夢を持っている情熱の部分、いろいろな部分をさらけ出して、誠心誠意、心を込めて、エマという女性と共に生き、皆さんと共に素敵な旅を毎公演したいと思います」(濱田)と挨拶した。『Tell Me on Sunday~サヨナラは日曜日に~』は、6月10日(金)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年05月25日深刻な状況下にも笑いが起こり、同時に内省的な気持ちにも誘われる。ブラック・コメディと銘打つ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ上演台本・演出の舞台『8月の家族たち』は、原作者のトレイシー・レッツが祖父母の実体験を基に創作した、ユーモア溢れる家族の物語だ。「8月の家族たち August:Osage County」チケット情報猛暑のオクラホマ州にある片田舎の一軒家で、物語は展開する。父親失踪の報せを受け、次々と実家に帰省する三人姉妹たち。地元に暮らす40代独身の次女アイビー(常盤貴子)、次に夫ビル(生瀬勝久)と反抗期の娘を連れた長女バーバラ(秋山菜津子)、最後に自由奔放な三女カレン(音月桂)が婚約者のスティーブ(橋本さとし)を伴いやってくる。母方の叔母マティ・フェイ(犬山イヌコ)一家も到着するが、出迎えた母バイオレット(麻実れい)はショックとガン治療に伴う薬物の過剰摂取で半ば錯乱状態に。相変わらずの毒舌ぶりは、ディナーの席でも発揮され……。いつの間にか溜め込んだ妬み、そねみ、恨みにも似た感情が夏の暑さに膨張し、わずかな摩擦で暴発する。母娘の対立を軸に、ままならぬ家族間の問題が次々に暴かれていく。抑制のきかない女たち、その剣幕に成す術もない男たち。人生経験を積んだ人ほど、登場人物らの言動に思い当たる節があるだろう。時おり自らの家族や過去の記憶が、目の前の光景に重なる。人種や文化の違いこそあれ、家族という名の社会における、人間心理の普遍性を思う。諸悪の根源みたいな母バイオレットだが、麻実れいが演じれば不思議と品格を失わない。孤独を前におののき抗い、堪え忍ぶ様を、弱さと強さをさらけ出し果敢に演じる。三姉妹役の秋山菜津子、常盤貴子、音月桂も三者三様の個性を濃密に輝かせ、犬山イヌコ扮する叔母マティ・フェイには、「こんな親戚の叔母さんいる!」という既視感に何度も笑わせられた。迎え撃つ男優陣も実力派揃い。硬軟自在な生瀬勝久は佇まいや表情でも語り、橋本さとしは胡散臭さと色気のブレンド具合が絶妙。なかでも、マティ・フェイの夫チャーリーを演じた木場勝己は、役への理解が繊細に伝わり、終盤での激白には強く胸打たれた。約3時間をかけて、家族一人ひとりのドラマが丁寧かつテンポよく描かれる。その都度、登場人物らに対する印象は、様々に色を変えていく。最後の最後まで見終わって言えるのは、家族ですらその人間の一面しか知らないのではないか、という事実。観る人によっては実人生において、何かが解決するヒントのようなものが得られるかもしれない。公演は、5月29日(日)まで東京・シアターコクーン、6月2日(木)から5日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:石橋法子
2016年05月25日5月25日(水)にメジャー移籍後、初となるフルアルバム『ROAR』をリリースする札幌出身ロックバンドNOISEMAKERが、全国ツアー「ROAR TOUR 2016」のゲストバンド1.5弾を発表した。NOISEMAKERのチケット情報今回第1.5弾としてアナウンスされたのは、先日発表された6月24日(金)名古屋公演にNAMBA69、7月1日(金)広島公演にヒステリックパニック、7月15日(金)仙台公演にKNOCK OUT MONKEYの3組に続き、6月25日(土)大阪公演にCrossfaithの出演がアナウンスされた。9月に東名阪にて開催するCrossfaith主催イベント“ACROSS THE FUTURE 2016"のゲストとして出演する前に大阪で白熱必至の2マンライブになりそうだ。各地ゲストバンドを1組迎えて行われる2マンライブに加え、地元・札幌の7月31日(日)札幌 PENNY LANE 24公演とツアーファイナルの8月7日(日) 代官山UNIT公演でワンマンライブを開催。チケットぴあでは、6月25日(土)大阪・アメリカ村DROPで行われる公演のWEB先行先着[プリセール]を5月25日(水)昼12:00から5月27日(金)23:59まで受付。
2016年05月25日シンガーソングライターのななみが、5月12日に対バン形式の主催ライブ“nanami and shibuya duo presents「ALIVE 2016」”の第2回を東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催。“シンガーソングライターの命がけのライブを届ける”をテーマにした本イベント。この日は出演者すべてが女性となり、華やかさも加わったステージとなった。トップを飾ったのは、音楽レーベル“unBORDE”からデビューが決まった、あいみょん。ドキリとするような刺激的、かつユーモアを含んだ歌詞が魅力的で、想いを吐き出すように歌う姿が観客を釘付けにした。2番手はカヨコが登場し、1曲目からアコースティックギターを力強くかき鳴らしながら熱唱。カヨコの今の決意を綴った新曲『夢を見ろ』などパワフルなステージで魅了した。続いて登場したいであやかは、会場の熱気を優しく冷ましていくように、鍵盤の弾き語りでしっとりと歌い上げていった。母親のことを歌ったバラード『ひだり手』などを歌い上げ、会場を感動に包み込んだ。そして、イベントのトリに、ななみが登場。今年3月にリリースしたミニアルバム『桜』に収録された『勝利』からスタート。自身に歌詞を染みこませるように目を閉じたまま歌い上げ、穏やかな空気感の中にありながら、情熱的な歌を響かせた。そして、「報告がある」と切り出したななみは、2ndフルアルバム『Light in the Darkness』を7月6日(水)にリリースすることを発表。アルバムの新曲『only lonely』を披露し、「なんだかすごく幸せです。音楽が私の価値を高めてくれています」と、ステージで歌うことへの喜びをコメント。最後はイベントのタイトル曲『ALIVE』で締めくくった。アンコールには、「一緒に歌いたい方に出演してもらっているので、今回も一緒にやりたいと思います」とななみが3人をステージへ呼び込み、「勇気をもらっている曲」というケルティック・ウーマンの『ユー・レイズ・ミー・アップ』をセッション。4人の美しい歌声とハーモニーで観客を感動させた。3か月連続で行ってきた同イベントの最終回は、NIKIIE、小林未郁、金木和也を迎え、6月23日(木)に東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催。チケット発売中。また、東京、大阪、福岡で開催する全国ツアー“ななみ 2016 tour「白と黒の世界」”の先行を実施中。受付は5月26日(木)23:59まで。取材・文:門 宏
2016年05月25日TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』の放送10周年を記念した展示イベントが6月10日(金)・11日(土)・12日(日)の3日間、東京・東京スカイツリータウン東京ソラマチ5階スペース634で開催される。【チケット情報はこちら】『ひぐらしのなく頃に』は竜騎士07が手がけたサウンドノベルが原作。村で起こった連続怪死・失踪事件を描いたミステリーホラーで、同人作品でありながら口コミで大ヒットを記録。TVアニメのほか、マンガ、小説、映画とメディアミックス展開が行われた。イベントでは、物語に登場する雛見沢分校や古手神社を再現したスペースや、同イベントの撮りおろしボイスで、作品の世界観を楽しむことができる。また、複製原画や同展開催を記念した商品など、ファンにはたまらないグッズが多数販売される。入場特典としてミニイラスト色紙全6種のうち2枚をプレゼント。通常の入場チケットのほか、イベント撮りおろしボイスを収録したCDがついた「一般バンドルつきチケット」。同CDと監督・脚本を務める竜騎士07のコメント&サイン入りの特製イラスト色紙が付き、さらに入場を18時~20時の間に限定、通常とは違った演出で展示を楽しめる「スーパーオヤシロタイムチケット」の3種類の入場チケットが販売されている。■ひぐらしのなく頃に・暦 -TVアニメ10周年記念イベント-日時:6月10日(金)~12日(日)【一般入場】 10:00~18:00(最終入場 17:30)【スーパーオヤシロタイム】18:00~20:00(最終入場 19:30)予定会場:東京スカイツリータウン東京ソラマチ5階スペース634(東京都)料金:【1】一般通常チケット前売 2,000 円入場特典:ミニイラスト色紙2枚(全6種をランダムにお渡しします)【2】一般バンドルつきチケット前売 4,000 円入場特典:・ミニイラスト色紙2枚(全6種をランダムにお渡しします)・イベント場内用に録りおろされたアナウンスを収録した特製CD【3】スーパーオヤシロタイムチケット前売 8,000 円入場特典:・ミニイラスト色紙全6種コンプリートセット・イベント場内用に録りおろされたアナウンスを収録した特製CD・イラスト夜版特製色紙(箔押仕様の竜騎士 07 先生のコメント&サイン入り)※スーパーオヤシロタイム 特別演出展示に仕様変更。一般入場の10:00~18:00までの展示から、各日2時間だけの限定で展示演出が変わります。※一般入場時間(10:00~18:00)にも、チケット明記の日程に限り1度ご入場いただけます。※一般入場時間(10:00~18:00)、スーパーオヤシロタイムにそれぞれチケット明記の同日1回のみの入場になります。同じ時間帯の再入場はできませんのでご注意ください。
2016年05月24日ここのところドラマや映画で目覚ましい活躍を見せる安田顕が、舞台でもこれまでにない世界に飛び込もうとしている。2013年ピューリッツァー賞受賞作『Disgraced/ディスグレイスト-恥辱』で、本格的な翻訳劇に初挑戦するのである。今の世界が抱えるテーマを描いたアメリカ現代劇にどう挑むのか。その心境を聞いた。舞台『Disgraced/ディスグレイスト-恥辱』チケット情報この舞台に登場するのは異なるルーツを持つ人間だ。イスラム系アメリカ人の男と白人の妻、その妻の知人であるユダヤ人の男とアフリカ系アメリカ人の妻。それぞれが絶妙なバランス感覚で関係性を築きながら、アメリカという国で必死に生きていこうとしているが、ちょっとした綻びから互いへの差別や偏見が顕になり、破綻していく。そんな鋭い視点で人間を描く作品のなかで、安田が演じるのはユダヤ人のアイザック。「今はどう演じるのかまったくわからない、というのが正直なところです。ただ、こういう外国ものは、やったらハマっていくんだろうなっていう予感はあるんです。だって、全員が日本人で、まず見た目からして嘘ですからね。だからこそ、内面で勝負できるというか、心を見てもらえるっていう面白さがある。たぶん、これ、内臓を出すぐらいの感じになるんでしょう。とくに僕は、未だにさじ加減がわからなくて、常に本気でやっちゃうので。本当に内蔵を出しちゃうかもしれません(笑)」質問には必ずオチをつけて返さずにはいられないタチだという。しかし、笑いをまぶしながらも、そこには確かに本気が見える。「40歳を過ぎると細胞が全部入れ替わると聞いたことがあります。そういう時期に新しい何かを吸収できるご縁をいただいたことは感謝しかなくて。だから、こんな文芸の香りのする作品からは遠い僕ですが(笑)、何とか頑張ってついていきたいと思っています」。なかでもイスラム系の男を演じる小日向文世は「ずっと尊敬している先輩」とあって、「その方と一緒にやらせていただけるなんて、こんなにうれしくて怖いことはない」と文字通り震える。「いいカッコせず、芝居にだけ集中していきたいですね。自分が見られたくないものも見せなきゃ成立しない芝居でしょうから、逃げ場なし、出口なしっていう感じで自分を追いつめて、観てる方を前のめりにさせることができたらうれしい。あ、でも、劇場には非常口があるのでお客さまは大丈夫ですよ(笑)」。笑いを付け加えたくなるその繊細さで、この戯曲をどう表現してくれるだろうか。公演は9月10日(土)から25日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、9月27日(火)に名古屋・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、9月30日(金)から10月2日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演する。各地ともチケットの一般発売は6月26日。東京公演と兵庫公演については現在、チケットぴあにて抽選先行プレリザーブを受付中。取材・文:大内弓子
2016年05月24日ウーピー・ゴールドバーク主演の大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』をミュージカル化した『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が、5月22日(日)に東京・帝国劇場で開幕。前日に、主役のデロリス・ヴァン・カルティエをWキャストで演じる森公美子と蘭寿とむ、デロリスを匿う修道院のシスターを演じる春風ひとみ、浦嶋りんこ、宮澤エマ、修道院長を演じる鳳蘭が会見を開いた。舞台『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』チケット情報本作は、殺人事件を目撃してしまったことで命を狙われるハメになった破天荒な黒人クラブ歌手・デロリス(森/蘭寿)がカトリック修道院に囲われ、そこで暮らすシスターたちと聖歌隊の特訓を通じ友情を育んでいく物語。2009年にウーピー自身のプロデュースでミュージカル化。2014年に日本初上陸し、今回はその大ヒットを受けての再演となる。会見にはそれぞれ役衣裳で登場。前作に続きデロリスを演じる森は「素晴らしいミュージカル。五月病の方でも、本当に明るく、明日を生きる力になるのではないかと思います!」と挨拶。Wキャストでデロリスを演じ、初参加となる蘭寿は「私は帝国劇場に初めて立たせていただける喜びをかみしめながら、この超ハッピーなミュージカルでお客様と一緒に盛り上がっていきたいと思います」と笑顔を見せた。2014年からの再演について森は「2年経って少しは覚えているかと思いましたが、ゼロの状態から始まりました(笑)。でも今回はまたさらにグレードアップして素晴らしいものになったと思います」。蘭寿は「難しいところはたくさんありますが、アラン・メンケン氏の曲が本当に素晴らしくて心躍るものなので、それが歌える喜びを感じながらできたら」と語る。そんな蘭寿を宝塚歌劇団の先輩・鳳は「宝塚で培われた華やかさとか、大劇場に負けない大きさがあるので私は安心しています」と評価した。仙台出身の森は、東北公演に懸ける想いを聞かれ思わず涙を浮かべる場面も。「初演でも盛岡と宮城に行かせていただいて、みなさんからの『元気になった』『素晴らしかった』って言葉に、私たちはこの仕事やっててよかったねって。私たちが元気をもらった作品でもある。来年は九州公演もあるので、ぜひ観て頂きたい。復興にはまだまだいろんな問題がありますけども、心は楽しく、前にいくように。この作品で少しでもみなさんの心の中に温かいものが生まれれば」と話した。ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』は、5月22日(日)から6月20日(月)まで東京・帝国劇場にて。その後、大阪、愛知、岩手、北海道、宮城を巡回。2017年には福岡、静岡、長野での公演も決定。取材・文:中川實穗
2016年05月24日劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』が来年3月、横浜で上演されることが決定し、5月23日、製作発表会見が行われた。会見には劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長と、黒岩祐治神奈川県知事が出席。4年ぶりとなる四季の横浜公演に対する両者の熱い思いが語られた。名古屋公演 チケット情報『オペラ座の怪人』はパリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする“怪人”の悲しい愛の姿が描かれたミュージカル。巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの美麗な楽曲が全編を貫く、ミュージカル界を代表する傑作であり、全世界で30か国・13言語で上演され、1億4千万人以上が観たというメガヒット作だ。日本ではブロードウェイと同じ1988年に初演、以降現時点で6645回上演されている。首都圏では、東京・電通四季劇場[海]で上演されていた2013年6月以来の登場だ。また、劇団四季の横浜公演は2012年11月まで上演されていた『キャッツ』以来。吉田社長は「あざみ野に本社と稽古場を構える四季にとって、横浜はお膝もと。横浜に更なるマーケットを作り、微力ながら経済に貢献したい」と横浜での上演に気合を入れる。黒岩県知事も「私も『オペラ座の怪人』の大ファン。CATSシアターがなくなったときは、寂しいなと思っていました。神奈川県では“マグカル(マグネット・カルチャー)”の考えのもと、横浜をNYのブロードウェイのようにしたい、とやってきた。“ミュージカルが溢れる神奈川”というものが、一気に広がっていけば」と期待を寄せる。さらには「これをひとつのきっかけとして、劇団四季さんとは長い付き合いをし、色々な形で連携を深めていきたい。本当は劇団四季の全国の劇場を、すべて神奈川に持ってきて欲しいくらいです!」と話すほど、熱いラブコールを四季に送っていた。会場は、KAAT 神奈川芸術劇場 ホール。自主制作公演もさかんな公共劇場を、約5か月ものあいだ劇団四季が使うことになるが、「KAATの創造性ある作品が減るということは、まったくない。むしろ劇団四季さんから大いに刺激を受けたいと思っている」と眞野純館長。黒岩県知事も「KAATにはホール(大劇場)以外にも、スタジオやアトリエといった、公演が出来るスペースがある」と説明。劇団と県(及び横浜市)と劇場、それぞれにメリットがある公演であることを強調していた。『オペラ座の怪人』横浜公演は2017年3月開幕予定。同年8月までのロングランを予定している。なお、同演目は現在、愛知・新名古屋ミュージカル劇場にてロングラン上演中。こちらは8月21日(日)が千秋楽となる。
2016年05月24日内博貴が主演するミュージカル『グレイト・ギャツビー』の製作発表会見が5月20日、都内にて行われた。共演は相葉裕樹、愛原実花、大湖せしる、山口馬木也ほか。演出は錦織一清、脚本は『マッサン』の羽原大介が手掛ける。ミュージカル『グレイト・ギャツビー』チケット情報原作はF・スコット・フィッツジェラルドの代表作にして、アメリカ文学を代表する傑作小説。“狂騒の20年代”と呼ばれた1920年代のNYで、毎週末、絢爛豪華なパーティを繰り返す謎の大富豪、ジェイ・ギャツビー。彼は何のためにそんなことを繰り返しているのか。その裏には、あまりにも純粋な愛があった――。1974年にロバート・レッドフォードが、そして2013年にはレオナルド・ディカプリオが主演した映画もあまりにも有名だが、そのディカプリオ版を観た内が、自らプロデューサーに舞台化を提案したという。内は「映画を観終わってすぐ、これをミュージカルにしたら面白いんじゃないか、とビビっと来た。それから、やりたいやりたいと言い続けてきました。言い続けると、夢は叶うものですね」と感慨深げに話す。この物語のどこにそんなにほれ込んだのか、という問いには「デイジーというひとりの女性への熱い思い。“そんなに人を愛せる?”と、僕自身、そんな経験がないからこそ惹かれた」と内。自身とギャツビーとの共通点は「今は思いつかない」と話すも、演出の錦織からは「女にだらしない男が一途な男を演じるとマスコミが喜ぶから、そんな大俳優になってください!」というユニークなエールが贈られていた。その錦織は「25年前だったら、僕がギャツビーを演じられたのではと、(内に)嫉妬する」と話し会場を沸かせていたが、「アメリカが希望に燃えていた時代を描き出したい」と意気込みを。ヒロイン・デイジーを演じる愛原実花は「与えられた課題をこなすだけでなく、自発的にデイジー像を作っていきたい」と話していた。公演は7月2日(土)から10日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて。その後、愛知・京都・兵庫公演あり。チケットは5月28日(土)に一般発売を開始する。
2016年05月23日11月5日(土)・6日(日)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催されるSlipknot主催の音楽フェス「ノットフェス・ジャパン2016」の第2弾出演者が発表された。今回出演が決定したのは、初日の11月5日(土)にDeftones、Disturbed。2日目の6日(日)にMARILYN MANSON、Lamb of Godの4組。チケットの一般発売は8月27日(土)午前10時より。 なお、一般発売に先駆けて、オフィシャル先行を実施中。受付は6月12日(日)午後11時59分まで。■KNOTFEST JAPAN 2016(ノットフェス・ジャパン)日時:11月5日(土)・6日(日)開場 10:00 / 開演 12:00 ※リストバンド交換時間:8時~会場:幕張メッセ 国際展示場9~11ホール(千葉県)出演:Slipknot(両日HEADLINER)【11月5日(土)】 Deftones / Disturbed / and more....【11月6日(日)】 MARILYN MANSON / Lamb of God / and more....料金:1日券14,000円 / 2日通し券27,000円Tシャツ付き1日券 17,000円 / Tシャツ付き2日通し券30,000円(オールスタンディング・全て税込み)「VIPアップグレード」有り・詳細は後日発表(入場チケット購入者のみ対象)※Tシャツサイズ(S.M.L.XL)※6歳未満入場不可 / 6歳以上有料※出演アーティストの変更等による払い戻しはございません※いかなる場合でもチケットおよびリストバンドの(紛失・破損・焼失)再発行はございません
2016年05月23日キングオブコント2012・2013・2015ファイナリストのうしろシティ。料理芸人としての才能も光らせる阿諏訪泰義、衣装にもこだわりがあり裁縫好きな金子学の多才なふたり組。そんなふたりが6月・7月に5都市で第7回単独ライブ『すばらしく眠い』を開催する。うしろシティ 単独ライブ チケット情報彼らのコントは、街中にいそうな人物にスポットライトを当てることが多い。「基本的に僕らのコントは周りで見つけた“変な人”を紹介する場。見たままを紹介するのではなく、その人が一番変になれるシチュエーションを想像しています。例えば、喫茶店だったらまだ変レベルが中だけど、これが葬式だったら変レベルがマックスになるんじゃないか、といった形でキャラクターを作り上げています」と金子。一方、阿諏訪も「そんなでっかいタン吐く!?しかもそれが自分の靴に絶妙に乗っちゃう!?みたいな、目立ちたくないのに、結果目立つようになってしまうような人がいたら、そっと近づいて後ろをついていきますね」と笑う。日々、ふたりで愛すべき”変な人”を探求しているという。単独ライブツアーは1年振り。昨年は福岡で初の単独ライブを行い、今年は金子の出身地・新潟での公演が追加された。地元公演に関して金子は「うちの母はぼーっとしていて、僕の言う事で1回も笑わないんです。学生時代も、友達に面白い事言ったつもりでもウケない事が多かったので、地元でのライブが一番滑ったりして(笑)」。と反応が気になるよう。「昨年初めてツアーに組み込んだ福岡。慣れていないし、ドン滑りでもしょうがない、と思ってやったんですが、お客さんが温かくて、楽しもうとしてくれる感じが嬉しかった。またツアーで訪問できるのは嬉しいです。新潟も初めてのツアーなので、また来年戻ってくることができるようにライブ頑張らないといけないですね!」と阿諏訪も意気込む。毎回単独ライブでは新ネタを披露するふたりだが、今年の2月に過去のコントの中からファン投票で選ばれたコントなどを集めたリクエストライブを開催。昔を振り返ることができ、新ネタを作るのに良い刺激となったそう。様々な人や経験からインスピレーションを受け、うしろシティワールドをたっぷりと体感できる予感大の今回のツアー。「一生懸命笑いにきてください。もし来年、今年の5会場からどこかが無くならないためにも、エリアを代表する気持ちで笑いにきてください!」(阿諏訪)「昨年はツアーを回ったおかげで、キングオブコントで決勝に進めるネタができた。お客さんのいろんな反応を見られるのを僕たちも楽しみにしているので、ぜひ遊びにきてください!」(金子)公演は東京、福岡、愛知、新潟、大阪で6月から7月にかけて開催。チケット発売中。
2016年05月23日ザ・ヴァーヴのRICHARD ASHCROFT(リチャード・アシュクロフト)がソロとしては16年ぶりの来日公演を10月4日(火)に大阪・ZEPP NAMBA、6日(木)・7日(金)に東京・ZEPP TOKYOで開催することが決定した。【チケット情報はこちら】ザ・ヴァーヴは1990年に結成。1997年にリリースした3rdアルバム『アーバン・ヒムス (Urban Hymns)』が全世界で700万枚を超えるヒットを記録。ソロとしては、2000年にデビュー・アルバム『アローン・ウィズ・エヴリバディ』をリリースし同作は全英チャートで1位を獲得。5月20日、10年ぶり4作目となるアルバム『ジーズ・ピープル』をリリースしている。チケットの一般発売は7月9日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、先行先着プリセールを実施。受付は5月23日(月)午前10時から6月7日(火)午後11時59分まで。■NME JAPAN presents RICHARD ASHCROFT Japan Tour 201610月4日(火)ZEPP NAMBA(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:0010月6日(木)ZEPP TOKYO(東京都)開場 18:00 / 開演 19:0010月7日(金)ZEPP TOKYO(東京都)開場 18:00 / 開演 19:00
2016年05月23日松井玲奈が沖田総司を演じる舞台『新・幕末純情伝』の制作発表会が5月18日、都内で開かれ、松井玲奈、石田明(NON STYLE)、細貝圭、早乙女友貴、味方良介、荒井敦史、伊達暁、永田彬、演出の岡村俊一が登壇した。舞台『新・幕末純情伝』チケット情報本作は劇作家・つかこうへいの代表作のひとつで、新撰組の沖田総司が実は女だったというユニークな着想のもと1989年に上演された。その後も、「この作品は代々、次代のヒロインと言われる方々が(沖田を)演じて、もう30年近くなります」(岡村)というように、広末涼子や石原さとみ、桐谷美玲らが演じ、松井は9代目。沖田の相手役・坂本龍馬は石田明が演じる。松井は本格的な舞台は初挑戦。すでにひとりで殺陣の稽古を始めているそうで「初心者なので。出演者の方々はアクションがすごくできるって聞いて、足を引っ張らないように、いいものを観ていただけるように殺陣の練習はしております」と気合を見せた。石田も「歴史のある舞台。今までやってきた方々に恥じぬよう、なんやったら今までの演者に勝てるように、一心不乱にがんばりたい」と話した。メインのふたり以外はまだ役が決まっていない、という話から岡村は「(石田が4月に)骨折したので、石田くんの役も今考え直してる」と発言。石田が「僕今必死ですよ。骨折を直すために松井秀喜とかベッカムがやっている治療法全部やってるんですから!」と慌てると、共演者は大爆笑だった。岡村は「力のあるものが勝つ、というのはつかさんの遺言」「これは殺し合いの物語なので、誰より誰が強いか、というのが重要」と配役について説明した。会見後、松井、石田、岡村の囲み取材では、岡村は「松井さんは頭がいいんですよ。台本を読んでの印象を聞いても非常に解析力がある」と絶賛。会見中に話題になった石田の骨折については「でも、右手がダメながら左手があるし、左手がダメなら(刀を)口でくわえてもいいし。そういういろんなことが起きても立ってる姿を見せるのが演劇だと思っている」と話した。松井も「(本作の出演が決まり)周りの方からすごいね、楽しみにしてるよって言われて、初めてことの重大さに気付いて。みなさんの期待以上のものにできるように頑張らないといけない」と決意を述べた。つかこうへい七回忌特別公演舞台『新・幕末純情伝』は、6 月23 日(木)に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。命日でもある7月10日を挟みつかこうへい縁の東京・紀伊國屋ホール含む3会場で上演。取材・文:中川實穗
2016年05月20日若手俳優として注目を集める高杉真宙、横浜流星らが出演する舞台『闇狩人』が5月22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演中だ。1988年~90年にかけて月刊少年ジャンプにて連載された坂口いくの漫画が原作。演出は深作健太、脚本は鈴木哲也が手がける。舞台『闇狩人』チケット情報バブル期の華やかな社会の裏側で、弱者を虐げ暗躍する悪人たちを成敗する「闇狩人」たち。表の顔と裏の顔を使い分ける彼らだが、進学するか、憧れの漫画家を目指すか、将来の進路に悩む普通の若者・間武士(高杉)も、何を隠そうそんな闇狩人のひとりだ。昼の顔はいたって普通の間であるが、そんなある日、友人の父親が失踪し謎の死を遂げる。闇狩人であることを隠しながらも、友人とともにその死の真相を追っていく間は、その犯人のいる現場で、まったく別の仕事で動く闇狩人・我竜京介(横浜)と遭遇する。同じく闇狩人である三枝将(鈴木勝大)と陣内力(荒井敦史)がそれぞれ追いかけている事件も絡み合っていく中で、それら事件の背後には共通して絶大な権力をもつ皇静馬(丸山敦史)の存在が現れてくる・・・。本作の見どころはやはり殺陣のアクションシーンだ。間は定規、我竜はけん玉、三枝はギターのピック、陣内は拳法と、闇狩人ひとりひとりが個性的な武器を持ち、その武器ならではの動きだけでなく、プロジェクションマッピングなど映像を使った演出も加わり、若手俳優たちが繰り広げる様々なアクションで楽しませてくれる。また、テンポよく進行していくストーリーも単なる”勧善懲悪の痛快活劇”ではなく、闇狩人たちと対する悪の側の哲学や、自分自身のあり方の葛藤なども描かれ、人間ドラマが展開していく。東京公演の後、5月28日(土)に福岡・北九州芸術劇場大ホール、6月11日(土)・12日(日)には大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。各地ともチケットは発売中。
2016年05月20日5月27日(金)に開幕を控えた舞台『曇天に笑う』が、都内でファンを招いての製作発表記者会見を行った。曇天三兄弟の長男・曇天火役の玉城裕規、次男・曇空丸役の植田圭輔、三男・曇宙太郎役の百瀬朔、安倍蒼世役の細貝圭、金城白子役の松田凌がそれぞれ役衣裳で登場。さらに、脚本を担当する高橋悠也、演出を担当する菜月チョビ(劇団鹿殺し)も揃い、今作の魅力やエピソードを語り合った。舞台『曇天に笑う』チケット情報原作は、唐々煙の人気コミック「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)。2015年2月に初舞台化された際、全15回の公演チケットが即日完売。ファンからのアンコールの声で今回の再演が実現した。ファンを前にまず披露されたのはキャスト陣による大迫力の殺陣。会場を大いに盛り上げた。さらに今回の再演のために描き下ろされたイラストも披露され、原作者の唐々煙から届いた「キャラではなくどんな人間を見せてもらえるか今から楽しみにしております」というメッセージも読まれた。演出の菜月は初演との違いを聞かれ「人見知りですが、今回はせっかく2回目なので、人見知りを超えて、仲良くなるのも超えて、仲悪くなる気で行きたいなって。仲悪くなるくらいの勢いで最後まで作品を作っていけたら。遠慮なしにやりたいなって思ってます」と話し、玉城に「役者陣、今無言ですからね」とツッコまれた。キャスト同士の印象を問われ、玉城は植田について「新しい植ちゃんが稽古でだんだん見え始めているので、本番までにどんな植ちゃんが見られるのか今から楽しみです」、植田は百瀬について「すごくエネルギッシュ。お菓子とかご飯をあげまくって懐かせたのでペットだと思います」、百瀬から細貝については「お話の中では絡みはないですが、仲良しですよね?ふざけると全部拾ってくれるし、精神年齢は同じだと思っています」、細貝から松田については「綺麗な顔してるけど一番好きなのは笑顔。共演できて嬉しいです」、松田から玉城の印象は「座長は玉城裕規だと聞いて、これ以上に安心感のある役者さんはいない。役者から信頼される役者なのかなと思います」と語った。その後も終始和やかな空気で、稽古場でのエピソードや、菜月独自のトレーニングを披露。チームワークのよさを感じさせる会見となった。舞台『曇天に笑う』は、5月27日(金)から6月5日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、6月10日(金)・6月11日(土)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。撮影・取材・文:中川實穗
2016年05月20日