チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (189/342)
川平慈英とシルビア・グラブが小粋な“男と女の物語”を歌と踊りでつづる、パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~が、3月13日にPARCO劇場で開幕した。「ショーガール」チケット情報本作は「パルコ劇場クライマックスステージ シーズン1」ラインナップの一作品。“パルコ劇場ゆかりの作品”として上演される。パルコ・ミュージック・ステージ「ショーガール」とは、1974年から1988年までPARCO劇場(前身の西武劇場含む)にてシリーズ上演された、劇場の歴史を語る上でも欠かせない作品。故・福田陽一郎による脚本・構成・演出と、木の実ナナと細川俊之の出演で、多くの観客に愛された。三谷幸喜演出の2014年版は、「いつかは「ショーガール」のようなショーをPARCO劇場でつくる」という三谷の念願が叶ったもの。今回はそのアンコール公演となる。出演は、2014年版に引き続き川平慈英とシルビア・グラブ。福田の舞台に幾度も立ち、共演経験も多いふたりだ。今作はまず2本の短編『再会』『チキンスープ』、ショートミュージカル本編『淋しい探偵』を上演し、そのままSHOW TIMEへ。『再会』では老人と老婆のある勘違いを、『チキンスープ』では激しい料理番組を、『淋しい探偵』では探偵と依頼者の物語を描く。そしてSHOW TIMEでは誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを抜群の歌とダンス、タップやユニークな楽器で楽しませ、聴かせる。前作より「すべてにおいてバージョンアップ」(三谷)したステージとなっている。「気恥ずかしくなるくらい、お洒落な舞台に仕上げるつもり」(三谷)という舞台だが、その「お洒落」も絶妙。川平が「日頃の疲れもきれいに吹き飛ばす、粋な大人のショー」、シルビアが「ニューヨークと勘違いしてしまうかも!!(笑)」とコメントする抜群のステージは、聴かせ、笑わせ、唸らせ、最後は気持ちのいい拍手を生む。平日のソワレは20時からという仕事帰りにも立ち寄りやすい時間帯。約90分の公演は濃密で軽やかで、大人の夜にピッタリのエンターテインメントとなっている。「演劇は固苦しくてどうも観る気がしない、と思っている人がまだいるとしたら、まず「SHOW GIRL」を観ること。こんなに楽しくてワクワクしてキラキラした世界がこの世にはあるんですから」(三谷)。パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~は、3月22日(火)まで東京・PARCO劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年03月14日2015年に藤間勘十郎演出・振付の新作舞踊劇『葛城山蜘蛛絲譚』を上演したKAAT神奈川芸術劇場の“KAAT次世代への古典芸能プロジェクト”若手舞踊公演「SUGATA」。衣裳・化粧なしの素踊りながら、故・中村富十郎の長男・中村鷹之資と中村松江の長男・中村玉太郎が大奮闘し、勘十郎、尾上菊之丞ら踊りの名手が脇を支えた公演は大評判を呼んだ。その第二弾として、新作『新説西遊記~猪八戒と沙悟浄~』が上演される。前回に続いて鷹之資、玉太郎が登場するほか、中村梅玉の部屋子・中村梅丸が出演。公演に先立って記者懇親会が開かれ、勘十郎、玉太郎、梅丸が出席した。『新説西遊記』~猪八戒と沙悟浄~ チケット情報「『新説西遊記』では鷹之資くん扮する猪八戒、玉太郎くんの沙悟浄に焦点を当て、弱い彼らが強い妖怪に立ち向かうさまを描きます。さらに、ちょっと大人の梅丸さんが孫悟空を演じます。食いしん坊の猪八戒、理屈っぽい沙悟浄、上から目線だけれど一本ネジが緩んでいる孫悟空らを主筋に、三蔵法師の恋愛という脇筋を絡めた舞踊劇です」と勘十郎は語る。出演者中、最年少の玉太郎は、中学3年生。「本来は主役ができる時期ではないので嬉しいです。前回は山神役をさせていただきましたが未熟でした。自分はまだ型ができていないので、台詞も踊りももっと頑張りたいです。計画を立ててもその通りにできないところなど、沙悟浄と僕は似ているかもしれません。河童ですが元々は人間だった役なので、人間らしさも出したいです」と静かに闘志を燃やす。現在、大学1年生の梅丸は「初めて参加致します。若手で、勉強会ではなく公演をさせていただけるのは有難いこと。孫悟空のおっちょこちょいなところや、ピンチになると周りに助けを求めるところが、僕の素の部分と重なります。今回は“なり”に頼れない素踊りで、かつ、お客様との距離が近い劇場ということですので、しっかりとキャラクターを伝えることが課題です」と意気込む。この日、学校の都合で欠席となった高校1年の鷹之資は後日、「前回は坂田金時役で、押し戻しなどを経験させていただきました。先輩がなさるのを見てはいても、実際に自分でやると発見がありましたし、頭で分かっていてもできないのだということも分かりました。猪八戒は、強くて勇ましい金時とは対照的に、弱々しく面白味のあるお役。愛嬌を出せたらと思っています」とコメントを寄せた。前回は勘十郎が土蜘蛛に扮し、蜘蛛の糸を観客にかかるほど盛大に撒いたが、今回は金魚の妖怪・霊感大王として若者達に立ちはだかる。どのような趣向が展開するのだろうか?「何もないKAATのスタジオは、演出家にとって燃える空間。変身や妖術、そしてクライマックスの水攻めをどう見せるか、古典の手法を取り入れながら知恵を絞ります。前回同様に両花道を作るほか、昔の芝居小屋にあった空井戸(からいど)のような仕掛けも考えています。その中で、前回より半歩でも、若手の成長を感じていただければ幸いです」(勘十郎)公演は3月25日(金)から27日(日)まで。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日イギリスの劇作家、ジョン・フォードの代表作『あわれ彼女は娼婦』が今夏、東京・新国立劇場で上演される。17世紀に書かれ、兄と妹の禁断の愛を描いたこの戯曲は、実際にあった事件を参考につくられたもの。日本でも何度か舞台化された本作に今回挑むのは、浦井健治と蒼井優だ。舞台『あわれ彼女は娼婦』チケット情報ふたりは2012年、劇団☆新感線の『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』で共演して以来の再会。このときは完全なるコメディだったが、今回は非常にシリアスな物語だ。「『五右衛門~』のときは出演者みんな仲が良くて、常に笑っていたんです。その印象が強くて、久しぶりに蒼井さんと会ってもなんだか笑ってしまいます」という浦井。対する蒼井は「私も『五右衛門~』でシャルルという役をやっている浦井さんしか見ていない。でもその後作品を拝見するたびに違う人のように見えるので、今回は“知らない”浦井さんとお芝居をすることになるのかなと楽しみです」と語る。兄と妹との許されない愛を描く物語だが、脚本を読んだ感想を聞くと冗談交じりに「登場人物が多い!」と声をそろえるふたり。確かに、この作品はふたりを取り巻く周りの人々の思惑が折り重なって物語が展開していく。「一見共感しづらい作品に思えるけれど、脚本を読み進めると、決して近親相姦という部分がメインというわけではないことが見えてくる。兄妹間の純愛が軸にありつつも、そこから周りの憎悪やエゴが浮き彫りになってくる愛憎劇なんです」と浦井が一転真面目に話すと、蒼井は「浦井さんの言うとおりだと思います。だからこそ私たち兄妹はつっぱしらないといけない。それは自分たちの恋愛を表現するのではなく、作品がもつものを浮かび上がらせるために。そんなふうに今は思います」と続けた。演出を手掛けるのは栗山民也。浦井は『デスノート The Musical』で栗山演出を経験している。「栗山さんは、現場と作品に愛を持って挑まれる方だから安心感があります。栗山さんがもつ揺るがないビジョンに対して、自分が何を出せるか、つねに挑戦です」と決意を新たにする浦井。一方の蒼井は栗山にストレートプレイの演出を受けることが、かねてからの念願だったという。「一度だけ、宮沢賢治さんの作品の朗読劇でご一緒したことがあったんです。そのとき、事前の下調べの深さ、読解力のすごさに驚かされました。いつかこの人の演出を受けたいという願いが思いのほか早くかなってうれしいんです。栗山さんと同じくらいの熱量で稽古に挑まなくては……まずは登場人物の名前を覚えるところから頑張ります(笑)」公演は6月8日(水)から26日(日)まで、東京・新国立劇場 中劇場にて上演。一般発売は4月2日(土)。なお 、チケットぴあでは【ぴあスペシャルデー:6月25日(土)13時回】の最速先行《いち早プレリザーブ》を3月15日(火)11時から受付開始。また《プリセール》は3月21日(月・祝)10時より申込みを開始する。取材・文:釣木文恵
2016年03月14日日本の4人組バンド、Sissyが3月17日(木)にSHIBUYA 109 ちけっとぽーと ぴあSTATION渋谷店で一日店長イベントを開催することが決定した。同イベントではSissyが4月3日(日)東京・TSUTAYA O-WESTで行うワンマンライブ「Sissy oneman live 2016」のチケット購入者を対象に、メンバーが直接チケットの手渡しを行う。Sissyは2008年に結成。これまで3作のアルバムを発表。昨年12月にはホールワンマンライブを東京・東京グローブ座で開催し、成功を収めた。4月3日(日)の公演は、アコースティック編成の昼公演とバンド編成の夜公演の2部構成で行われる。また、ワンマンライブの翌日、4月4日(月)(シシーの日)よりファンクラブを開設。1日店長イベントにおいて、ファンクラブについて直接ファンの意見を伺う「目安箱」の設置を検討している。イベントに関してメンバーは、「色んな方に直接お渡しできるのは幸せなこと!ご来店お待ちしてます!」(Vo. 松田栄作)「2014年の渋谷公会堂前以来のぴあでの店長、とびきりの笑顔でお迎えしますので沢山の方のご来店お待ちしております!」(Gt. 原理史)「へいっ、らっしゃい!直接チケットを渡せると思うと本当に嬉しいぃ!お待ちしております~!」(Dr. 佐藤公彦)「1年の修行を経て、Sissyはいよいよ攻撃開始しますよ!4/3は登り坂のスタート地点。そんな日だからこそ、ちゃんと皆さんへ直接チケットを届けたく、原点を忘れずにこのイベントをやらせてもらいます!是非お越しください!」(Ba. 示村俊人)とコメントを寄せている。今年は結成8周年イヤーということで、8つのビッグニュースを発表することを明言しているSissy。今後の動向は公式サイトでご確認を。4月3日(日)公演のチケットは発売中。■Sissyぴあ1日店長イベント日時:3月17日(木)スタート18:00 / 終了19:00※参加受付最終締切が19:00。19時半解散場所:ぴあステーション ちけっとぽーと渋谷店(東京都渋谷区道玄坂2-29-1 ファッションコミュニティ1092F)※チケットをご購入いただく方のみご参加が可能なイベントです。※一回の購入はお一人様4枚まで。※チケット購入にはチケット代以外に別途手数料がかかります。※混雑状況によっては来店いただいてもご参加いただけない場合がございます。■Sissy oneman live 2016 @TSUTAYA O-WEST4月3日(日)TSUTAYA O-WEST(東京都)【昼公演】開場 12:30 / 開演 13:00料金: 3,500円【夜公演】開場 17:00 / 開演 17:30料金: 4,000円※両公演ドリンク代別途必要
2016年03月14日“エンタテインメントの聖地”とされる館「ル・リアン」で行われるショーと、館での人間模様とを描く『SHOW ル・リアン』。出演の村井良大と平方元基はともに、ミュージカルからストレートプレイまで様々な舞台に出演してきたが、本格的なショーは初めてだと口を揃える。舞台『SHOW ル・リアン』チケット情報「僕は毎年、目標を立てるのですが、今年は挑戦する年にしたいと思っているんです」と語るのは、デビュー10周年の村井。「これまで、イメージが一変するような舞台はあまりやってこなかった気がします。でも凝り固まってしまうのが嫌で、28歳になる今年は違うことをしたかった。そのタイミングで(繋がり・絆という意味の)『ル・リアン』に出演させていただき、まさに“繋がった”感じ。ショーの中で、重さがあるから軽くもできるような表現を目指したいです」。一方、平方は「お芝居ではまず舞台上で対話を完成させなければいけないけれど、ショーは“ジャンジャン!”ってキメて、それをお客様に投げかけるみたいなところがありますよね。今回はタップダンスも披露します。ミュージカルと密接に関わるタップは、一度やってみたかったもの。30歳という節目に挑戦させていただくことは、一生の財産になりそうです。“観るは天国、やるは地獄”でとてつもなく難しいですが、どんな地獄を見たかで表現できるものも変わってくると思うので頑張りたいです」と意気込む。村井が演じるのは、館を取り仕切るMC(HIDEBOH)の下で修業する次期MC役。「タップ歴は『私のダーリン』の稽古と本番の数か月なので、HIDEBOHさんと肩を並べるのはとても無理。ただ、久々にやったら体が結構おぼえていました」と村井が言えば、平方は「良大くんは舞台上でも普段でも切り返しが早いので、MC的な役割は本領が発揮できると思います」と評した。その平方は、館で歌い踊るエンタテイナー役。「タップはもちろん音が鳴らないといけないんだけど、今は鳴らなくても感覚として楽しめるし、時折鳴るとさらに楽しい」と言う平方について、村井が「(構成・振付・演出の)本間(憲一)先生が“元基くんは音楽が好きだから、音へのこだわりがあってセンスも良い”と褒めていました」と教えてくれた。舞台では、往年のミュージカルの名曲が、今回独自の物語の中に編み込まれて展開する。「色々な場所でお客様が聴いてきたナンバーも、別の物語で表現されるので、これまでとは違う新鮮な感情が生まれるかもしれません。最後は胸がキュンとなって、タイトルの意味にも納得していただけると思います」(村井)「この場面ではこの曲、という理由も描かれるので、謎解きのように楽しんでいただけるはず。悲しみの涙ではないけど、しずくがぽつんと落ちて、次第に波紋が広がっていくような作品。そのしずくで少しでもお客様の心を動かせたら嬉しいですね」(平方)公演は3月31日(木)から東京・天王洲 銀河劇場、4月5日(火)から大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日岩松了の新作『家庭内失踪』が3月11日に開幕。岩松に岸田國士戯曲賞をもたらした傑作『蒲団と達磨』の後日譚ともいえる、ある夫婦を取り巻くミステリアスな、だが妙に笑えもするホームドラマだ。近年の岩松作品に多数出演し、その世界観を体現してきた風間杜夫と小泉今日子が夫婦役を演じる。ほかに小野ゆり子、落合モトキ、坂本慶介、そして岩松自身の全6名のキャストにより、多層的な人間ドラマが緻密に作り出されている。舞台『家庭内失踪』チケット情報いきなり、寝室から幕を開けた。夫婦の蒲団が微妙な距離感で、二組並んでいる。先妻の死後、20歳も歳下の後妻・雪子(小泉)を迎えた野村(風間)。自身は定年退職する歳となり、妻相手にコトに及ぼうとするも上手くいかない。野村が身体的、心理的に抱える繋がれなさ、充たされなさが、登場人物各々が迷走するこの物語の通奏低音として響いている。野村と先妻との間の娘・かすみ(小野)は、夫の石塚との婚姻関係を続けながらも、父と義理の母(=雪子)が暮らす実家に出戻ってきている。夫のもとに帰るよう説得するため、石塚から命を受けた部下・多田(落合)、石塚のクラシック音楽仲間・青木(坂本)も野村家に現れる。もうひとり、野村の奇妙な友人の望月(岩松)。彼は、失踪したと妻に思わせて実は近所にアパートを借り、夫の帰りを待つ妻の姿を、ピザ屋や肉体労働者などの扮装などをしながら覗き見るという謎の生活を送っている。かすみは、美しい義母の中に、父に対する軽蔑の感情があることを感じ取っていた。父への親子愛か、はたまた雪子への同性としての嫉妬か、かすみの中に芽生えたかすかな感情が、一家をかき回していく端緒となる。岩松が書く人物らしく一見淡白にも見える登場人物たちは内面に様々な感情を抱え、目に見えない人物相関図は、物語が進むにつれてどんどん複雑に。そして個々の感情はふと、ドライアイスの煙のように怒涛の勢いで、冷たく漏れ出す。その瞬間に客席で味わえる心のざわめきが岩松作品を観る醍醐味だが、本作ではそれが幾度もやって来る。「フフ……」という微笑みが印象的な小泉は、“妻”“母”“女”全ての要素をミステリアスに、だが現実的に体現してみせた。ムーディーな小泉とは対照的なのが、言葉数も多く開けっぴろげな風間。そのあっけらかんとして見えるキャラクターに、冒頭で記した“老い”にも絡む複雑な感情を忍ばせる。名優ならではのサラリとした仕事ぶりに圧倒された。舞台はリビングと和室(兼寝室)のみで、本音と建前を行き交う登場人物の心理がごとく、左右に何度もスライド。そして最後の最後には、装置的な仕掛けが待つ。岩松の掌で、たゆたうようでいて実は緻密に踊らされる快感を、隅々まで堪能していただきたい。東京公演は3月23日(水)まで本多劇場にて。その後、大阪、愛知、岐阜、静岡、富山、広島、福岡、新潟、宮崎、福島を巡演。取材・文:武田吏都
2016年03月14日11月5日(土)・6日(日)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールでSlipknot主催の音楽フェス「ノットフェス・ジャパン2016」の開催が決定した。Slipknotはアメリカ・アイオワ州で結成。1999年に『SLIPKNOT』でデビューすると、あらゆるジャンルを飲み込んだヘヴィサウンドで瞬く間に人気バンドに登りつめた。2014年にノットフェスを日本で初開催。5万人を動員し大成功を収めた。同フェスの開催決定に際し、Slipknotは「コンニチハ!!!Slipknotだ。2回目となるKNOTFEST JAPANの開催が決まった。俺らの仲間がたくさん集結するからな、楽しみにしとけよ。会場で会おうぜ!」とメッセージを寄せている。チケットの一般発売は8月27日(土)午前10時より。■KNOTFEST JAPAN 2016(ノットフェス・ジャパン)日時:11月5日(土)・6日(日)開場 10:00 / 開演 12:00 ※リストバンド交換時間:8時~会場:幕張メッセ 国際展示場9~11ホール(千葉県)出演:Slipknot(両日HEADLINER)and more...料金:1日券14,000円 / 2日通し券27,000円Tシャツ付き1日券 17,000円 / Tシャツ付き2日通し券30,000円(オールスタンディング・全て税込み)「VIPアップグレード」有り・詳細は後日発表(入場チケット購入者のみ対象)※Tシャツサイズ(S.M.L.XL)※6歳未満入場不可 / 6歳以上有料※出演アーティストの変更等による払い戻しはございません※いかなる場合でもチケットおよびリストバンドの(紛失・破損・焼失)再発行はございません★★以下のリンクより「Slipknot」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2016年03月14日野村萬斎が自身の演出・主演により実に4度目となる『マクベス』(6月、東京・世田谷パブリックシアター)に挑む。今回、新たに座組に加わり、マクベス夫人を演じるのは、シェイクスピア初挑戦となる鈴木砂羽。某日、ポスター撮影が行われた現場にて、和洋折衷の何とも不思議な衣裳に身を包んだふたりに話を聞いた。舞台『マクベス』チケット情報萬斎は過去に『間違いの喜劇』『リチャード三世』を翻案した作品を手掛けるなどいくつものシェイクスピア作品に携わってきたが、中でも本作は4演目と突出している。『マクベス』の何にそこまで惹かれるのか?そんな問いに作品を“酒”に例えこう語る。「海外(ニューヨーク・ソウル・シビウ・パリ)での成果を踏まえつつ、新たな要素を加え、じっくりと熟成させたい。役と演じる俳優自身の“化合”が行われるのがシェイクスピアの作品であり、その醍醐味がストレートに伝わるのが『マクベス』。それは僕らの中身が問われるということでもあるのですが(笑)」。新たに加わる鈴木とはNHKの朝ドラ『あぐり』以来19年ぶりの共演。当時「ハチャメチャやっていた(笑)」という萬斎を面白がっていたのが鈴木だったとか。萬斎は「たった5人の芝居ですから、相手役が変われば大きく変わる。年下の奥さんをもらって(笑)、またリフレクション(反響)が変わってくると思います」と期待を寄せる。鈴木はシェイクスピア初挑戦を自ら「新境地」と語る。既に頭の中には自分なりのマクベス夫人に対する様々な思いが渦巻いているよう。「よく“魔性の女”とか“強い女”と言われてますが、私が受け取った印象は一途で必死で“けなげな女”なんです」。その言葉に萬斎も「一生懸命に生きることが功罪を生み出していく。それが人生の難しさであり、シェイクスピアの面白いところだと思います」と嬉しそうにうなずく。さらに鈴木は、マクベスと夫人の“夫婦像”についても言及。「このふたり、すごく親密ですよね。これは持論ですが、共通の夢や野望を持った親密なふたりであるほど、互いの存在だけで満たされているから、子どもをなさないものなのかもしれないなと。まさに合わせ鏡のような夫婦だなと感じます。もしも子どもがいたら、ふたりは凶行を思いとどまっていたかもしれないけど、家族とか世継ぎの必要性とか、そういうものを超えたふたりの世界観が出来上がってる。夫人に関して言うと、面白いと思うのが、シェイクスピアはどんな小さな役にも名前を付けているのに、彼女はあくまで“マクベス夫人”なんですよね。そこに、女性の根本とも言えるような普遍性を付与してるのかなと感じますね」。そんな鈴木を頼もしそうに見つめる萬斎。このふたりが舞台上でどんな夫婦像を作り上げるのか?期待が高まる。東京公演は6月15日(水)から22日(水)まで。チケット前売りは4月16日(土)午前10時より。チケットぴあでは3月26日(土)より《いち早プレリザーブ》、4月5日(火)より《プレリザーブ》先行抽選を受付。取材・文:黒豆直樹
2016年03月14日イギリス出身のシンガー、サラ・ブライトマンが7月7日(木)北海道・北海きたえーるより来日公演を行うことが決定した。【チケット情報はこちら】『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』『クエスチョン・オブ・オナー』などのヒット曲で知られるサラ・ブライトマン。全世界でCD・DVDのトータルセールスは3,000万枚を超えており、世界を代表する歌姫のひとりだ。日本でも人気は高く、2009年に公開された映画『アマルフィ 女神の報酬』では主題歌を担当し、同作への出演も果たした。そのほか、テレビ朝日系サッカー放送で流れる『クエスチョン・オブ・オナー』など、彼女の楽曲はたびたび番組やCMで使用されている。チケットの一般発売は7月11日(月)・12日(火)東京公演が3月26日(土)午前10時より、19日(火)・20日(水)大阪公演が4月2日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、チケットぴあでは東京公演の先行を実施。受付は3月14日(月)午前11時から18日(金)午前11時まで。■SARAH BRIGHTMAN Gala concert~ 世界でいちばん美しい歌がある ~7月7日(木) 北海きたえーる(北海道)7月9日(土) ゼビオアリーナ仙台(宮城県)7月11日(月) 日本武道館(東京都)7月12日(火) 日本武道館(東京都)7月17日(日) 本多の森ホール(石川県)7月19日(火) フェスティバルホール(大阪府)7月20日(水) フェスティバルホール(大阪府)7月22日(金) センチュリーホール(愛知県)
2016年03月14日現代人が抱える苦悩と希望を、寓話性を用いたストーリーと多彩な演出を取り入れて表現し、注目を集めている舞台芸術集団・地下空港。第16回公演となる『ポセイドンの牙』は、映画『告白』での抜擢以来、映像を中心に活躍する藤原薫や、舞台『激動』(水川あさみ主演)でもメインキャストを演じた原嶋元久ら、実力派若手俳優たちを客演に迎えた意欲作。地下空港で脚本と演出を担当する伊藤靖朗と、主演を務める藤原、昨年に続いての地下空港への出演となる原嶋に意気込みを聞いた。地下空港『ポセイドンの牙』チケット情報とある海洋都市、オトガメ市。水産高校に通う須永宇宙期(ソラキ/藤原)、クリスチャンの道井磨多井(原嶋)、貝類オタクの葛先賢人(猪野広樹)、エロで頭がいっぱいの生方英(平田雄也)、お坊ちゃんな萩原安打尊(佐野勇斗)の通称"スイサンズ"は、今日も女の子の話で盛り上がっている。そんな中、自治体が資金難に陥り、水産高校が防衛人材育成高校に変わる計画が持ち上がる。スイサンズは岬の海底に眠るという〈黄金の釣針〉を手に入れることで、その計画を阻止しようとするが……。物語は謎の怪物カルナ(兼崎健太郎)やドローナ(中村龍介)、正体不明なポセイドン(滝川英治)、さらにはオトガメ市の土地を買い占めようとする企業の社員(渡辺和貴)らも登場し、壮大なスケールで展開する。「海と命、そして戦争と未来を書きたかった」という伊藤は、「そう言ってしまうと、壮大すぎるかもしれませんが(笑)。原発事故以降の海洋汚染だったり、世界中で絶滅危惧種の動物が増えていたりすることへの不安は、今では誰もが感じていること。だからこそ子供たちに未来をどう託していけばいいのか考えたいと思った」と語る。とはいえ「固いテーマでも表現は楽しく」という伊藤らしく、スイサンズの日常は、どこにでもいるバカで愛すべき男子高校生のそれだ。藤原は「戦争のことはまったく知らない世代ですけども、伊藤さんの脚本の意味を一つひとつ理解して演じたい。等身大の高校生を演じつつ、物語の後半で海の神と対決するギャップを見せることで、同世代のお客さまにも戦争の意味を伝えられれば」と表情を引き締める。隣の原嶋から「伊藤さんの稽古は体力勝負だよ」と聞かされるも、「負けず嫌いなところがあるので、そこはたぶん大丈夫」と笑顔を見せる頼もしい一面も。また原嶋演じるクリスチャンの道井役は、「欧米映画の多くがそうであるように、僕も神話や聖書をメタファーにしているところはあります」(伊藤)というだけに、物語のカギを握る役どころだ。「伊藤さんの舞台は熱くて緻密なので大変だけど(笑)、やりがいは抜群です。小道具にまで意味が込められているので、ぜひ舞台の隅々まで観てほしいですね」と原嶋も気合い充分。ふたりの瑞々しい実力が存分に発揮されるだろう本作。その開幕が今から楽しみだ。公演は6月1日(水)から5日(日)東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売は3月13日(日)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2016年03月11日4月11日(月)に東京・紀伊國屋ホールで上演される、噺・柳家喬太郎×ピアノ・佐山雅弘「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」。実はこのライブ、2011年12月に代官山のライブハウスで1日だけ上演された「森田さんライブ」から約4年半を経ての再演となる。その大元となるのは、柳家喬太郎と佐山雅弘が初共演した同年5月の舞台『ぼっちゃま』(作・鈴木聡)。ライブでは原案・構成を鈴木が担当し、ステージには舞台の役柄である元太鼓持ちの古物商・榊原(喬太郎)と、ジャズピアニスト・森田(佐山)としてふたりが登場。日本の戦前から戦後の芸能史を榊原が喋り倒し、森田がピアノを弾く、というライブがそっと開かれたのだ。そんな幻ともいえる、落語ファンにもジャズファンにも、芸能ファンにもたまらないライブが再び上演される。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」チケット情報佐山と鈴木の発案だったという初演。今回、再演する理由について佐山は「僕がずっとやりたかった」と話す。佐山「喬太郎さんは真打なので物真似とかしちゃいけないし、僕も(オスカー・)ピーターソンからいろんなスタイルができるけどそれは公ではできないわけ。自分の芸をしなくてはいけない。ところがこのライブでは、(役として)僕の勉強してきたものを大手を振って見せられる。ジャズファンだから、僕は。昔のジャズってよかったよねって自分で演奏できるってすごく嬉しいわけ。喬太郎さんもそうだと思う。『時蕎麦』をやろうが『芝浜』をやろうが喬太郎にしなきゃいけない宿命があるじゃないですか。ところが!このライブではその宿命に縛られない。ファンも喜ぶし、僕が一番喜ぶ(笑)。感動しますよ」喬太郎「榊原さんが話してるっていう設定があると喋りやすくなるんですよね。舞台の設定は戦後で、榊原は太鼓持ちを引退して古物商をしている役。私の大師匠にあたる先代の柳家小さん(5代目)は戦後真打になっているので、榊原は5代目小さんの真打の披露興行に行ったり、ひょっとすると楽屋に顔出したりしてるんだろうなってふと思ったときに、柳家喬太郎と榊原がすっと近づいて。その感覚がライブにもつながった気がします」今回の公演について聞いてみると「“日本芸能史”と非常にテーマ性があるような感じなんですけど、そういうおつもりで来られずに、僕らそういうつもりじゃやりませんからね。好きなことを演奏して好きなことを喋ってるだけなんです。そういう先輩とふたりでやるっていうライブなので。東京の桜が散り始めた時分に春の最後を楽しみに来てくれればいいんじゃないですかね」と喬太郎。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」は4月11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月11日城田優が、初めて演出に挑むミュージカル『アップル・ツリー』。『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『ファントム』など錚々たるミュージカル作品で主演を務めるほか、映画やドラマなど映像作品でも多く活躍する城田。その城田がかねてからの念願であったという“ミュージカルの演出”。その初めての挑戦となる作品が本作になる。ミュージカル『アップル・ツリー』チケット情報その作品となる『アップル・ツリー』も、城田が「ぜひやりたい」と選んだもの。アダムとイヴの物語など禁断の木の実を巡る3組の男女の愛の物語を描いたオムニバス形式のミュージカルコメディ。ブロードウェイでの初演(1966年)以来愛され続け、日本でも上演されている。5月28日の開幕に向け、この日は2度目のワークショップの真っ最中。キャストの役柄をこの日の感触で決める、というタイミング。稽古場に揃ったキャストは、城田とは『エリザベート』で共演経験があり、『レ・ミゼラブル』などでも活躍する岸祐二以外は、全員城田がオーディションに参加し、“声”を特に重視して決めたというメンバー。ワークショップではキャストがそれぞれの役をシャッフルして演じていた。仲には既に台本を覚えてしまっているキャストもおり、気合十分。全く同じセリフでも演じるキャストによって全然違う雰囲気になるのはさすが。その芝居を見て城田は、ひとりひとりにその都度「コミカルで非常に面白かったので今度は真面目な方向性でもやってみて」「そのレベルまでやってくれるのであれば、ここはもっとこうして」など、よいところは褒めながら丁寧に導いていく。そして再び同じ役を演じての変化を見て、今度は「爆発しそうな感情を抑えるようにやってみて」などもう一歩具体的に、時に城田自身が演じてみせながら、分かりやすく無駄のない言葉で伝えていく。その中で言った「大前提に骨がないと肉がつかないんですよ」というひと言は、核となる部分を大切に芝居をしてほしいという城田の演出家としての目線が伝わる印象的な言葉だった。ワークショップ中には、岸が「やりたい!」と立候補してある役を演じてみせるなど、スペシャルな時間も。ところどころに笑いがありながらも、真剣み溢れるワークショップは続いていく。さあ、配役の結果はいかに…?ミュージカル『アップル・ツリー』は5月28日(土)から6月7日(火)まで東京・赤坂RED/THEATERにて。
2016年03月11日シンガーソングライターであり俳優の中川晃教が、10年ぶりのスタジオ録音アルバム『decade』をリリース。3月10日、お台場ヴィーナス・フォートにて、リリース記念イベントを開催した。『ジャージー・ボーイズ』チケット情報2001年にデビューした中川は、その翌年・2002年にミュージカル『モーツァルト!』の主役に抜擢され、以降、数々の舞台にひっぱりだこ、その高い歌唱力は日本ミュージカル界に欠かせない存在になっている。一方で「自分はシンガーソングライターとして世に出ることが出来たのに、自分が一番大切に思っている音楽活動が出来なくなっていくということに苦しんだ時期もあった」と葛藤したことも明かす。だが「発想を変え、ライブを継続していく中で、必ず新曲を書いて、お客さんに届けていこうと思い、新曲を書き続けてきた。この10年間、アルバムとしては発売できなかったけれど、作ってきた新曲たちが育まれ、今回新鮮な形でスタジオ盤として収めることが出来た。苦しかった時期も葛藤していた時期も、すべてこの1枚のアルバムを作ることで昇華されている」と、10年ぶりのアルバムへ込めた思いを語った。イベントでは、アルバム収録曲3曲に加え、ピアノ弾き語りで4分弱の即興曲を歌うサプライズもあり、集まった大勢のファンを喜ばせた中川。披露された1曲『そして、僕は魚になる』は東日本大震災後に書いた曲であるといい、「僕は仙台出身で、父の実家は気仙沼。子どもの頃から見慣れていた、心の中に焼きついている海の景色が、一瞬にしてなくなった。何が自分は出来るだろうと、無力な自分を感じたんです。あんなに美しかった海が今は怖いと誰もが感じたと思う。その海をテーマに、やるせない気持ちを書きました。5年間、あの日を忘れることはできなかった。気仙沼にお墓参りに帰った時などに、まだまだ改善されていない景色を見ると、本当にどうなっていくんだろうと思います。でも心から復興を信じ、僕も自分で出来ることをやっていきたい」と、故郷への思いも話した。イベントのラストには、ボーナストラックとして収録された『Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)』も披露。こちらは今夏日本初演されるミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のナンバー。60年代のアメリカで一世を風靡したバンド、ザ・フォー・シーズンズの真実の物語を綴った作品で、中川は“天使の歌声”と称されたフランキー・ヴァリ役を演じる。「ミュージカルというキーワードは、いまや切っても切り離せない、中川晃教の一部になっている。そして『ジャージー・ボーイズ』は僕にとって運命を感じる作品」と中川が語るこのミュージカルの楽曲を、心の底から楽しそうに歌っていた姿が印象的だった。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』公演は6月29日(水)から7月31日(日)まで、東京・シアタークリエにて上演。チケットは4月30日(土)に一般発売を開始する。
2016年03月11日演劇集団キャラメルボックスが「2時間の作品を2作品、同一キャストで上演」という劇団史上初の企画に挑戦している。“ダブル・チャレンジ”と銘打たれたこの公演は、2月末に大阪で開幕、3月11日(金)より東京・サンシャイン劇場で上演される。キャラメルボックス チケット情報8年ぶりの再演『きみがいた時間 ぼくのいく時間』、そして新作『フォーゲット・ミー・ノット』は、どちらも梶尾真治の小説シリーズ『クロノス・ジョウンターの伝説』を原作にしたもの。東京公演に先がけ、大阪公演を観た原作者の梶尾と、脚本・演出の成井豊、出演の阿部丈二、筒井俊作より以下のコメントが到着した。<梶尾真治>大阪公演で一足はやく鑑賞させていただきました。「きみ・ぼく」の再構成もとてもテンポが良くなっていたな、と感心しました。成井さんの手による新作も工夫を凝らしてあり、さすが、感動のクライマックスに導かれました。あえて申し上げれば設定や登場人物がだぶりますので、『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を先に観て『フォーゲット・ミー・ノット』の順でご覧になることをお薦めします。原作者も驚く楽しさですよ。<成井豊>39年前にしか行けないタイムマシン、クロノス・スパイラル。このタイムマシンに乗って、ふたりの男が39年に行きます。ひとりは妻を救うために。ひとりは母を幸せにするために。描きたかったのは、ふたりの男の熱い思い。ぜひともその目で見届けてください。<『きみがいた時間 ぼくのいく時間』主演:阿部丈二>僕が演じる秋沢里志は33歳の時に最愛の妻を事故で亡くします。その歴史を変えるために、39年前にしか行けない、行ったら戻って来られないタイムマシン「クロノス・スパイラル」に乗り39年前へ飛びます。そして39年間事故の日を待ち続けます。しかし72歳になったある日、病に倒れ運命の日まで生きられない事を宣告されます。ひとりの男の孤独で壮絶な人生を全身全霊で演じます。是非劇場で見届けて下さい。<『フォーゲット・ミー・ノット』主演:筒井俊作>キャラメルボックス31周年。その最初の公演には、ふたつの作品をご用意しました。作・演出の成井豊が「『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を嵐とするなら、『フォーゲット・ミー・ノット』はそよ風のような作品にしたい」と言っていました。まさにその通り、それぞれ全く雰囲気の異なる作品になりました。どちらか1本でも結構ですが、両作品ご観劇いただけると、より楽しめます。ぜひ劇場に、嵐とそよ風を感じに来てください。お待ちしています。東京公演はサンシャイン劇場にて3月11日(金)から27日(日)まで上演。チケットは発売中。
2016年03月11日3月16日に公演初日を迎える舞台『暁のヨナ』。公演まであと6日という日に、都内で初めて役衣裳を着用しての公開稽古が行われた。舞台『暁のヨナ』チケット情報原作は、『花とゆめ』(白泉社)で連載中の同名コミック(草凪みずほ原作)。シリーズ累計330万部突破の人気作で、何不自由なく育ってきた暁色の髪を持つ王女・ヨナがある日過酷な運命の渦に巻き込まれ、幼馴染で護衛のハクや伝説の四龍と共に自らの宿命に立ち向かう姿を描く。今回、舞台化されるのは単行本14~16巻にあたる「水の部族編」。水の部族領で闇商人の売る麻薬が蔓延して多くの人々を苦しめていることを知ったヨナ(新垣里沙)は、ハク(松下優也)や四龍、水の部族長の娘・リリと共に戦う――。稽古で演じられたのは、戦いで傷を負ったヨナをハクがやさしく支えるシーン。傷を見て辛そうなハクにヨナが「気にしなくていい。笑顔でわたしを導いて」と話す静かな時間に、キジャ(北村諒)、ジェハ(木村達成)、ゼノ(橋本祥平)、シンア(鷹松宏一)の四龍らが賑やかに飛び込んでくる『暁のヨナ』らしい場面が見られた。原作でも行動を共にする6人が揃うとインパクト抜群!さらに、ヒヨウ(小野一貴)やスウォン(碕理人)との迫力あるアクションシーンも披露。実際の衣裳での動きを確認し、シーンの合間にもアクションの稽古をするキャストの姿が見られた。稽古の後の囲み取材で松下は「今日通し稽古を初めてするので、ここからいろいろ見えてくるものもあるんじゃないかなと思っています」と気合十分。新垣は「お稽古を重ねて今日初めて衣裳とメイクをしての通しなので、私たち自身も気合が入っています。殺陣のシーンなども見どころになってくるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。さらに、それぞれ「衣裳をつけて今日初めて見るものとか新しく感じることがたくさんある」(北村)、「まだ衣裳やカツラに馴染めてないのでこれからもっと上げていきたい」(小野)、「稽古のギリギリまで粘って詰めていきたい」(樋口)、「あと1週間、邁進してがんばっていきたい」(木村)、「磨きをかけてよりいい作品にしていきたい」(橋本)、「本番楽しみにしていてください!」(鷹松)、「このカンパニーならではの空気感はできてると思うので、残りの稽古一回一回を大切にしていきたい」(碕)と本番へ向けた意気込みを語った。舞台『暁のヨナ』は3月16日(水)から21日(月・祝)まで、東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演。取材・文:中川實穗
2016年03月11日4月16日(土)、東京・ベルサール渋谷ファーストで開催されるイベント「ぴあ日本酒フェスティバル2016春酒祭(はるざけまつり)」に俳優の松風雅也がスペシャルゲストとして参加することが決まった。松風はイベント参加に伴い、以下のコメントを寄せている。「ぴあ日本酒フェスティバル2016春酒祭」チケット情報■松風雅也 コメント日本酒はまさに日本の文化です!日本酒の素晴らしさは他にも心当たりはありますが、近くにありすぎると、そのモノの素晴らしさに慣れてしまい、気がつかないんですよね。素晴らしいお米と美しい水と自然の力でできる日本酒。日本に居たらこれを楽しまなきゃソンですよ。長くお酒を飲んできましたが、お酒に関わるお仕事は生まれて初めてです!厳選の酒造が一堂に会する夢のような場所、皆さんとの距離も近いとのことですので一緒に楽しみたいと思います!「ぴあ日本酒フェスティバル」は全国から選りすぐられた蔵元が多数参加する日本酒試飲イベント。昨年より春秋2度にわたって催され、これが3度目の開催。今回は43の蔵元が参加し「蔵元オススメの全国うまい!おつまみ大集合!!ベストペアリングはこれだ!!!」と題して、おすすめのおつまみとともに全国の銘酒を利き酒する。4月15日(金)には前夜祭「蔵元と語る日本酒女子会」も併催。参加者30名限定で蔵元を招いた女子会を開催する。前夜祭、本祭、ともにチケット発売中。■ぴあ日本酒フェスティバル2016春酒祭(はるざけまつり)~蔵元オススメの全国うまい!おつまみ大集合!!ベストペアリングはこれだ!!!~日時:4月16日(土)《第一部》13:00~《第二部》16:00~会場:ベルサール渋谷ファースト 2F HALL[司会]レイチェル・チャン [ゲスト]松風雅也 [出演]チャッキーズ∞インフィニティ※場内は写真撮影もOKです(ただし、ツーショット撮影やイベント進行を妨げる行為はご遠慮ください)■「ぴあ日本酒フェスティバル2016春酒祭(はるざけまつり)前夜祭」~蔵元と語る日本酒女子会~日時:4月15日(金)19:00 開演(18:30 開場)会場:ベルサール渋谷ファースト3F ぴあ株式会社プレゼンルーム
2016年03月11日4月に上演されるミュージカル『グランドホテル』の公開稽古が3月8日、都内にて行われた。GREENとREDの2チームに分け、結末も2パターン用意されるという注目の作品。主演は中川晃教(GREEN)と成河(RED)で、演出は英国出身の鬼才、トム・サザーランド。3月3日には、同氏がイギリスで上演した『グランドホテル』が、英国演劇界で栄誉ある賞「2016年オフ・ウエストエンド・シアター・アワード」の最優秀ミュージカル作品賞と最優秀振付賞を受賞したばかりで、日本での上演にも期待が高まっている。ミュージカル『グランドホテル』チケット情報物語は、1920年代のベルリンにある華やかなグランドホテルを舞台に、様々な人々が出会い、別れ、もしくはすれ違っていく群像劇。披露されたのはオープニングの『グランド・パレード』のシーン。セットが回転扉のようにくるくると回り、その中でそれぞれの登場人物の抱える事情が、会話から、行動から、少しずつ垣間見えてくる。複雑でありながら美しい音楽は、時にソロで、また時にデュエット、もしくは三重奏・四重奏で歌われ、音楽自体がさながらホテルのロビーの喧騒のような幻惑感。また音楽もさることながら、机やイスを効果的に使い、様々なシーンを作り上げていく振付も見事。あちらこちらでドラマが生まれていき、一回ではすべて追いきれない。俳優たちは大変そうだが、これがはまると、シンフォニーのように美しい世界が生まれるのだろうことは容易に想像でき、本番の舞台が楽しみになる。稽古後には、トム、中川、成河の3人の会見も。中川と成河は、お互いのチームの感想を「めちゃくちゃいいな、と思いました。ツイッターで「すごく成河さんチーム、いい!」ってツイートしちゃったくらい。色々なお客さまが一発で(作品に)引き込まれると思う。自分とは違うREDチームの個性があって、ジェラっと(嫉妬)した」(中川)、「まだ稽古序盤なので、チームの個性はこれから見つけていくところですが、(自分と同じ役をやる)アッキーに関して言うと、歌声が小学生と大学生くらいの違いがある(苦笑)。学べるところは学んで盗んで、その先に自分の個性が出てくれば」(成河)と話した。また、中川が「僕たちも今朝初めて聞いた。まさかそんな結末の違いが!」と言う、注目の“ふたつの結末”の大枠もこの日明らかに。曰く、GREENチームが悲劇的、REDチームが楽観的、とのこと。「ひとつはそれぞれのキャラクターが目指しているゴールに辿りつき、幸せを手に入れる。もうひとつは歴史が物語っている、ベルリンの1920年代終盤から30年代にかけて起こることを示唆します。人々の中にある夢や希望が剥奪される」とトム。さらに「結末だけでなく、今回ダブルキャストの役どころがたくさんあり演じ手それぞれがその人なりの解釈で人物像を作る。どちらの方がよりドラマチックだというものではない。両チームの個性にあわせ、最大限のドラマ性を作ります。でも、どちらをご覧頂いても、今までの『グランドホテル』の予想をはるかに超えていると思う」と自信をみせていた。4月9日(土)から、東京・赤坂ACTシアターにて。
2016年03月10日昨年7月にミニアルバム『round voice』でデビューしたシンガーソングライターの桐嶋ノドカが、3月より初のワンマンライブツアーを行う。デビューまでの道のりや初ワンマンライブへの思いを訊いた。【チケット情報はこちら】聖歌隊や合唱部で幼い頃から歌に触れていた彼女は、「自分の気持ちを歌いたい」という思いから高校時代より曲作りを始める。音楽大学在学中の2012年夏に音楽プロデューサーの小林武史にデモ音源を送ったのがきっかけで彼のスタジオに通い始め、2014年3月に無料配信した「ボーダーライン」が、デビュー前にもかかわらず約1か月で2,000ダウンロードを記録し注目を集めた。この頃からライブイベントへの出演が増加。「最初はもちろん緊張していたんですけど、生で歌を聴いてもらえないと私の感情が適切に伝わらないなって感じました」という彼女は、毎月2~3本のペースでステージに立った。昨年は満を持してメジャーデビューし、「情熱大陸」や「SWEET LOVE SHOWER」などの夏フェスにも出演し、大きなステージも経験した。そんな彼女の圧倒的な歌声は、確実に観客の心を掴んでいった。「私の歌を聴いてくれた人たちがライブにも来てくれて。ちゃんと人と人とのつながりになっているんだなって感じました。出会いがたくさんありましたね」と振り返る。現在は、初ワンマンに先駆けて、前哨戦となる3か月連続の全6公演のライブを完遂したばかり。「ワンマンに向けてお客さんとみんなで盛り上がっていきたいっていう思いがあって、最近あまりやってない曲のおさらいをしたり、曲についてもっと深く知ってもらったり、この曲はここで一緒に歌ってねとか、再確認しています」。今月から始まる初のワンマンライブは東名阪で開催する。「スタートラインのワンマンツアー。私だけを観に来てもらえるライブっていうのはこれが初めてなのでドキドキしています」というライブは、『round voice』の曲を始め、未リリースながらライブではおなじみのナンバー、さらにこれからの桐嶋ノドカの方向を指し示す新曲も披露する予定。「私にとってライブは、いま生きてるなって強く思える瞬間。本気で生きている私の姿が誰かの力になってくれたらいいなと思ってライブをやっています。ワンマンではその本気をマックスの状態で見せられたらいいなと思っています」と意気込みも十分だ。「1st ワンマンライブツアー 2016」は3月20日(日)愛知・名古屋ell.SIZE、3月21日(月・祝)大阪・梅田Zeela、4月2日(土)東京・Shibuya WWWで開催。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年03月10日AmebaFRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。3月10日(木)の放送では、ゲストに女性ソロシンガーの鈴木このみを迎えて放送する。現在放送中のTVアニメ『ブブキ・ブランキ』のオープニングテーマ『Beat your Heart』を歌っている鈴木。番組では、彼女が集めているキャラクターグッズの写真や引っ越したばかりの自宅の写真を紹介。また、特技の“タップダンス”をメディアで初披露。さらに『Beat your Heart』のMVを鑑賞し、コール&レスポンスのポイントなどを解説。鈴木は恒例企画タカオユキのキャラ弁当“タカ弁”の試食にも挑戦。初めて体験するであろうタカ弁のビジュアルと味にどんなリアクション見せるのか。会員放送では、CCDカメラで出演者に大接近する恒例のファッションチェックはもちろん、初出しとなる子供時代の写真を披露予定。そのほか、ライブで定番のコール&レスポンスがない彼女のために、出演者、視聴者と共にコール&レスポンス会議を行う。番組中に『Beat your Heart』を歌うミニライブを開催し、会議で決まったコール&レスポンスを実際にやってみるという企画も実施する。「アニメぴあちゃんねるブロマガ」では、鈴木このみの番組事前インタビューの様子を掲載しているのであわせてチェックしよう。なお、ぴあでは鈴木このみの5月4日(水・祝)神奈川・神奈川県民ホール大ホール公演の先行を実施中。受付は3月17日(木)午前11時まで。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、AmebaFRESH!でも同時生放送を実施。20時からはAmebaFRESH!のみ、20時30分からはAmebaFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。また、2016年2月1日にサービススタートしたぴあ株式会社と株式会社グッドスマイル ロジスティクス&ソリューションズによるアニメ系WEBサイト「Character JAPAN」にて、「アニメぴあちゃんねる」の番組レポートが紹介される。■アニメぴあちゃんねる日時:3月10日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AmebaFRESH!」のみ20:30~21:30「AmebaFRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト:鈴木このみ
2016年03月10日ミュージカル『ジキル&ハイド』が、3月5日に東京で開幕した。本作は2012年の公演以来、4年ぶりの再演。12年版では、初演から鹿賀丈史が演じてきた主役・ジキルとハイドを石丸幹二が継承し、新バージョンとしてスタート。ハイドに翻弄される娼婦ルーシーの濱田めぐみ、ジキルの婚約者エマの笹本玲奈も引き続き出演する。ミュージカル『ジキル&ハイド』チケット情報物語は、医師であるジキル博士(石丸)が長年研究してきた「人間の善と悪を分離する薬」の完成まであと一歩というところで、最高理事会から人体実験を否決され、研究の中止を余儀なくされることから始まる。エマ(笹本)との婚約パーティーの晩に、失意に沈むジキルを友人のアターソン(石川禅)がパブに連れ出し、そこで出会った娼婦ルーシー(濱田)との会話から“自分の身体で試す”という方法を思いつく。その日を境に理事会のメンバーが惨殺される事件が次々と起きる――。初日の囲み取材で、石丸は「4年、あっという間に経ったなと思っています。稽古場でメンバーがお互いの4年間の変化を味わえて、そこから生まれた化学反応を今回新たに生み出せるんじゃないかと思っています」。濱田は「お客様もこの4年間、それぞれの生活をなさってまた劇場に戻ってきたときに、どういう気持ちでこのスリリングで情熱的な舞台を観ていただけるのかなってワクワクしています」。笹本は「再演なんですけど、なにか新作を作っているような、すごく新鮮な気持ちで今回取り組むことができたので、初日の幕が開くのをすごく楽しみにしています」と期待を語った。また、ひとりの人間の光と影を演じる石丸は「今回、ジキルとハイドのキャラクターの出し方、わけ方のようなものを前回と少し変えてみたいなと思いまして、より人間臭い、そして観る方が自分の中にもハイドがいるかもと思ってくれるようなそんなキャラクターづくりをしました」と話した。具体的な変化を「ハイドになって皆さんを痛めつけるときは喜びの中でやってます(笑)」と話すと、痛めつけられる側の濱田は「けっこうな塩梅で。今回のハイドさんはさくさくと痛めつける…」と笑い、コンビネーションのよさを感じさせた。また、今作ではオーケストラピットが登場。ダイレクトで迫力のある音が楽しめる舞台となっている。ミュージカル『ジキル&ハイド』は3月20日(日)まで東京国際フォーラムにて。その後、3月25日(金)から27日(日)まで大阪、4月8日(金)~10日(日)愛知を巡演。取材・文:中川實穗
2016年03月09日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と古田新太が3度目のタッグを組む新作舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が7月に上演決定。そのビジュアルが公開された。“この上なく狂暴、きわめて不毛“と2007年の演劇界に大きな衝撃を与えた『犯さん哉』、“前作のデタラメをさらに徹底的に極める“と言いつつ震災直後の日本に猛烈なパンチを喰らわせた2011年の『奥様お尻をどうぞ』に続く、ふたりのコラボ企画第3弾。作・演出にKERA。キャストには古田をはじめ、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇ら人気俳優から小劇場の実力派まで多彩な顔ぶれが揃う。新作舞台は7月24日(日)からの東京公演を皮切りに、北九州、大阪、新潟で上演。チケットの一般発売は5月21日(土)午前10時より。■舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』<東京公演>7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場<北九州公演>8月27日(土)・28日(日)北九州芸術劇場 中劇場<大阪公演>9月1日(木)~4日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ<新潟公演>9月10日(土)・11日(日)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
2016年03月09日クラシックの名曲をディズニーならではの美しく流麗なアニメーションと融合させ、子供から大人まで多くのファンを持つ映画『ファンタジア2000』。これは1940年、ウォルト・ディズニーが「芸術性の高い作品を」と製作した『ファンタジア』のリメイク版。4月29日(金・祝)東京・東京国際フォーラムホールAより開幕する『ディズニー・ファンタジア・コンサート2016』は、その両作品の世界観をスクリーンでのアニメーションとオーケストラの生演奏とで再現するコンサートだ。今回の来日公演でも、昨年に続きヴァイオリニストの高嶋ちさ子がライブナビゲーターとして解説を担当。今回、ぴあのインタビューに答えた。クラシック初心者でも安心して楽しめる構成となっている同公演。高嶋は、「クラシックの曲にアニメの映像が付くと、より身近に感じて聴けるようになるし、アニメに曲が添えられると、よりストーリーが理解できる。音楽とアニメの両方を相乗効果で楽しめるのが魅力」と語る。続けて「"スクリーンを観ながら音楽を聴く"って映画館と同じじゃない?と、思う方もいらっしゃるかも。でも録音されたものを聴くのとフルオーケストラの演奏をナマで聴くのとでは、やっぱり音の強さが違うんです」と高嶋。「"オーボエって、こんな風に哀しみの音色を出すんだ"とか、楽器を見て楽しむのもオススメ」と鑑賞のポイントも教えてくれた。気になる曲目は、三角帽をかぶったミッキーマウスで有名な『魔法使いの弟子』(デュカス)や、ドナルドダッグが奮闘する『威風堂々』(エルガー)、蝶の形をした群れの戦いを描いた『交響曲第5番』(ベートーヴェン)、迫力満点の『火の鳥』(ストラヴィンスキー)など、選り抜かれた名曲が登場する。さらに今年は、ピアニストの清塚信也がゲスト出演。伝説の風刺漫画家アル・ハーシュフェルドが描いたニューヨークをアニメ化した映像と、清塚の弾く『ラプソディー・イン・ブルー』(ガーシュウィン)のコラボレーションは必見だ。動くものに合わせて曲を演奏することについて、「それはミュージカルも同じではあるんですが、ある意味、アニメに合わせるほうが難しいんですよ」という高嶋。「演奏が盛り上がったとして、相手が俳優さんだったら互いに呼吸を合わせられる。でもアニメは時間が決まっているので、演奏するにはテクニックが必要なんです」とプレイヤー側の苦労も語った。高嶋自身、ふたりの息子とよくDVDを観ているというディズニーファン。「オーケストラで何曲も聴けるだけで贅沢なのに、ディズニーの映像があれば気負わずに聴ける。そこがこのコンサートのいいところですよね」と話しつつ、「私も演奏したいなって」と笑顔で制作スタッフをチラリ。そのサプライズも含めて、本番のステージに期待したい。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2016年03月09日石橋凌が3月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「Neo Retro Music 2016」の東京公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは石橋の生誕60周年を記念して始動したプロジェクト「R=60 PROJECT」の一環として実施。オープニング・ナンバーは『RESPECT THE NIGHT』。伊東ミキオのピアノと太田惠資のバイオリンをバックに、情感豊かに全身でふりしぼるようなシャウトで、一気に場内の気持ちを鷲づかみにするさまは圧巻。続いてTHE GROOVERSの藤井一彦(g)を呼び込み、ARB時代の名曲『Just a 16』を披露、イントロが奏でられるだけで歓声が沸きあがった。さらにはTHE ROOSTERSの池畑潤二(ds)、HEATWAVEの渡辺圭一(b)も加わり、バンド時代の曲とソロのナンバーを交互に繰り出していく。1977年に結成され日本のロック・シーンに大きな影響を与えたバンド、ARBの曲も、今の石橋が表現することでまた新たな魅力を帯びて輝いていく。映画や小説のように心の琴線に触れる歌世界が、ロックンロールという衝動と融合していく。メンバー紹介の際に、「1980年代、各地のイベントでRCサクセションと共演して凄い人だなと思ってました」と石橋に言わしめた梅津和時(sax)とホーン・セクションも加わった贅沢な編成が素晴らしいアンサンブルを聴かせる。中盤の『形見のフォト』、『ヨロコビノウタを!』を演奏する際には、観客に「歌、手拍子、そして演奏も一緒に」と呼びかけ、たくさんのエッグシェーカーを投げ入れる演出も。それに応えて盛り上がるファンとのコラボレーションが熱い。アンコールで「自分にとって恩人がふたりいる」と切り出した石橋は、デビューのチャンスをくれた福岡KBCラジオのディレクター岸川均氏、俳優になるきっかけとなった松田優作と故人ふたりの名を挙げ『縁のブルース』を披露。さらに「What’s a wonderful world」、「Route66」と不朽の名曲を腕利きのメンバーと共にベテランならではの演奏で魅了した。「最近、国内がまた、きな臭い匂いが強くなってきてます。みんなと一緒にこの歌を歌い続けていきたいと思います」と宣言して『ピカドンの詩』で2時間40分にわたる熱演を締めたこの日のMCで「自分が尊敬する好きなミュージシャンと一緒に、魂が乱舞するカーニバルのような一夜にしたいと思っています」と、石橋の口から直接発表されて場内が大いに盛り上がったが、7月20日(水)に東京・赤坂BLITZでバースデイ・ライブの開催が決定した。チケットの一般発売は4月23日(土)午前10時より。チケットぴあでは独占先行を実施中。受付は3月21日(月・祝)午前11時まで。取材・文:浅野保志(ぴあ)■「SOULFUL CARNIVAL 石橋凌BIRTHDAY LIVE」日時:7月20日(水)開場17:30/開演18:30会場:赤坂BLITZ(東京都)【特電番号】0570(02)9947
2016年03月09日5月4日(水・祝)に赤坂BLITZにて、アニメソングシンガー・春奈るなのワンマンライブ『春奈るな LIVE 2016 “Ripple Effect”』が開催される。新曲のタイトルを冠したこのライブ。その楽曲の内容と、彼女の活動におけるライブの存在、そして本公演に向けた意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】新曲『Ripple Effect』の“Ripple”は“波紋”の意味。人気アニソンクリエイターZAQから提供された同曲は、4月より放送開始されるTVアニメ『はいふり』のエンディングテーマ。彼女にとってはじめてとなるマーチのリズムが印象的な楽曲で、「ひとつの刺激が広がって、それが強さや力に変わっていく」さまを歌った内容だ。「ブラスバンド風の金管楽器の音が初めての感覚で、耳当たりも軽やかで、グッとテンションが上がるサウンドで、聴いているだけでもすごく元気が出る一曲になっていると思います。レコーディング時にも歌っていてどんどん気持ちが高まっていって、ZAQさんから『すごくいい声が出ているね』と何度も言われたので、自分としても新しい扉が開けたというか、自信作が出来上がったんじゃないかなという気がしています」と胸を張る。収録のなかでも「ファンに対する感謝や自分の気持ちとリンクする歌詞が出てくると気持ちが乗る」と言う彼女。それはライブにおいても同様だ。「歌詞にはアニメに向けてだったり、ファンに向けてだったりのメッセージがいっぱい詰まっているので、それをひとつひとつ言葉として届けられるようにと毎回意識して歌っています。今回のライブは久しぶりにライブハウスでのスタンディングで、しかも憧れの赤坂BLITZなので、お客さんとの心の距離を縮めながらみんなで一緒に音楽を楽しめるライブにしたいと思います」と語る。さまざまな人気アニメ作品で主題歌を務めている彼女はファン層の豊かさもひとつ特徴として挙げられる。「もともとKERAというファッション雑誌にも出させていただいているので、それをきっかけに来てくれる女子も多いですね。そうした皆さんはやっぱりロリータファッションが多いのですが、前の方にも来てノッてくれています。ライブ衣装については毎回自分のアイディアを採り入れてもらっていて、今回はスタンディングなので動きやすいように少し軽量化しつつも、春奈るならしいシルエット感でキラキラした感じで制作したいと思っています」ライブにおいては衣装と最初の雰囲気作りに特に気を遣う彼女に、今回のセットリストを聞くと、「みんながテンションの上がる楽曲をたくさん入れたいなと思っていますし、さらに今まであまりライブで歌ってこなかったカップリングの曲も入れられたらと思っています。音楽を通じてみんなに元気になってもらいたいなという願いがいつもあるので、ぜひライブに来て元気になって帰っていただけたらと思います。絶対遊びに来て下さい!」と自信をのぞかせた。ワンマンライブのチケットは3月12日(土)午前10時より一般発売開始。取材・文:日詰明嘉
2016年03月09日ビーチ・ボーイズが1965年にリリースしたアルバム『ビーチ・ボーイズ・パーティ!』の最新リミックス・リマスター盤が3月9日(水)にリリースされる。【チケット情報はこちら】オリジナル盤はスタジオでのライブパーティーを収録したもの。当時ライバル関係にあったザ・ビートルズの楽曲などを演奏したカバーアルバム。リリースされるとすぐにビルボード・チャートのTOP10にランクインし、現在でもファンに親しまれている。同作に収録されたバンドメンバーによるお祭り騒ぎの会話などは、別にレコーディングされ、後から付け加えられたもの。今回リリースされるリミックス・リマスター盤ではお祭り騒ぎのパートを取り除き、全てのビーチ・ボーイズ・パーティ・セッションから集めた新たな69曲と会話部分を追加収録。さらにセッション中に撮られた写真や音楽評論家アラン・ボイドとクレイグ・スロウンスキーのエッセイ、この最新版のプロデューサー、マーク・リネットの解説が付属している。ビーチ・ボーイズの創始者であるブライアン・ウィルソンは4月12日(火)・13日(水)に東京・東京国際フォーラム ホールA、4月15日(金)に大阪・オリックス劇場で来日公演を開催。チケットは発売中。■アルバム『ビーチ・ボーイズ・パーティー!』3月9日(水)発売価格:3,456円(税込)【国内盤のみSHM-CD仕様】【日本語解説、歌詞対訳付】■「『ペット・サウンズ』50周年アニバーサリー・ジャパン・ツアーBRIAN WILSON 50th Anniversary of “PET SOUNDS” JAPAN TOUR」4月12日(火)東京国際フォーラム ホールA(東京都)開場 18:00 / 開演 19:004月13日(水)東京国際フォーラム ホールA(東京都)開場 18:00 / 開演 19:004月15日(金)オリックス劇場(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:00料金(全席指定・税込)S席 12500円 、 A席 10500円※未就学児童入場不可
2016年03月09日三島由紀夫の最後の戯曲『ライ王のテラス』が、演出・宮本亜門、主演・鈴木亮平で、47年ぶりに上演されている。世界遺産「バイヨン寺院」を建設したカンボジア王の物語に三島が託したものは何だったのか。3月4日に開幕したばかりの舞台の模様を報告する。舞台『ライ王のテラス』チケット情報この戯曲が誕生したのは、三島がアンコールトムを訪れたことがきっかけだ。カンボジア最強の王と語り継がれるジャヤ・ヴァルマン七世の美しい彫像を目にした三島はすぐに、その完璧な肉体が病に冒されていく物語を着想したという。ゆえに、王を演じる鈴木に求められたのは、まずは肉体の美しさだった。幕が開くと、その期待は否応なく高まる。宮本が自らカンボジアでオーディションをして選んだダンサーたちが民族的な舞踊を見せながら、王が見事に戦勝した様子が影絵を使って語られるのだ。カンボジアの音楽が流れ、劇場が中世のカンボジアの空気に包まれるなか現れる凛々しい王の影。そしていよいよ、第二王妃(倉科カナ)と第一王妃(中村中)が待つところに、彫像のような肉体に仕上げた鈴木が登場する。説得力は十分である。しかし、真骨頂はそこからである。民のためにと「バイヨン寺院」の建設を始めるとともに病魔に冒される王。第二王妃は献身的に支え続けるも、王の美しさが蝕まれていくことに耐えられないと彼を避ける第一王妃が王の苦悩を深くする。舞台ではもちろん肉体自体を変えることはできない。にもかかわらず、その存在に何とも言えない心もとなさがにじむ。健やかで自信にあふれた大きな王から、瞬時に見せた鈴木のその変化。“演じる”ということが見せてくれるものの力を、改めて感じることができる。王の肉体が崩壊していくに従って、観世音菩薩を模したバイヨンが完成していく様を、三島は、自分の全存在を芸術作品に移譲して滅びてゆく芸術家の人生に重ねたのだそうだ。舞台の上で、なぜ自分は病になったのかと自問自答する王の姿は、人は何のために生きるのかと、観客に問いかけてくるようでもある。王の病を利用して国の転覆を目論む宰相(神保悟志)や、愛する息子が苦しむ姿を見ていられないと毒殺を企てる王太后(鳳蘭)の人間の業にも、揺さぶられる。宮本曰く、「人間の本質を見たくないところまでえぐり出す」という三島文学の魅力を、まさにナマの肉体が体現した舞台であった。公演は3月17日(木)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。取材・文:大内弓子
2016年03月08日シンガーソングライターの上北 健が4月16日(土)に東京・日本橋三井ホールで初の東京ホールワンマン公演を開催。同公演のニコニコ生放送での中継が決定した。今回のニコ生中継は、公演のチケットが3月5日の発売に即日ソールドアウトになったことを受けて、決定したもの。上北 健は、ボーカリスト「KK」という名義でニコニコ動画に投稿していた“歌ってみた動画”が話題となり、2014年にアルバム『心音(こころね)』でメジャーデビュー。同作はオリコンデイリー9位を記録。昨年2月に開催された初のソロライブはチケットが発売5分で完売するなど、人気を博している。昨年9月にはシンガーソングライター「上北 健」名義でのメジャーデビューアルバム『SCOOP』をリリース。なお、ニコニコ生放送ライブ中継の詳細は3月17日(木)21時30分より、下記のサイトにて生放送で告知解禁となる予定。■上北健 HALL LIVE IN TOKYO"僕と君が、前を向くための歌”4月16日(土)日本橋三井ホール(東京都)開演18:00Thank you sold out!!★★以下のリンクより「上北 健」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2016年03月08日『ウィ・ウィル・ロック・ユー』などのヒットで知られるイギリスのロックバンド、Queen(クイーン)のファンイベント「~フレディ・マーキュリー生誕70年アニバーサリー・イヤー~ The Queen Day」が4月16日(土)東京・TIAT SKY HALLで開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】同イベントは昨年初開催され、メンバーの出演がないにも関わらずチケットは完売。改めて日本におけるクイーンの人気を証明した。今年の同イベントではトークとトリビュートライブが行われる。トークには初来日から計6回のクイーン日本公演の舞台監督を努めた笠原正樹が当事者ならではの貴重なエピソードを披露。ライブにはクイーンの出身国、イギリスでツアーを行い大喝采を浴びたフレディ衛藤率いるトリビュートバンドQueenessが出演。今年はフレディ・マーキュリーの生誕70年のメモリアル・イヤーという事もあり、フレディにフォーカスしたパフォーマンスが披露される。チケットの一般発売は3月12日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけてオフィシャル先行を実施中。受付は3月8日(火)午後11時59分まで。■「~フレディ・マーキュリー生誕70年アニバーサリー・イヤー~ The Queen Day」日時:4月16日(土) 開場 16:00 / 開演 16:30会場:TIAT SKY HALL(東京都)料金:自由席 前売 4,320円(税込・ドリンク代別途必要)
2016年03月08日毎年恒例、博多座での宝塚歌劇公演。今年は5月に宙組が登場する。佐賀県出身で宝塚音楽学校時代には博多座の客席に座って観劇した事もあるというトップスター・朝夏まなとにとっては、まさに凱旋と言える公演。実咲凜音と共に、九州でお披露目を行なう新生トップコンビが会見を開いた。【チケット情報はこちら】今回上演されるのは、グランド・ロマンス『王家に捧ぐ歌』-オペラ「アイーダ」より-。イタリアの大作曲家・ヴェルディの円熟期の作品として有名なオペラを元にした舞台だ。古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメスと、エジプト軍に捕えられ奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を描いた作品を、新たな脚本、新たな音楽の宝塚バージョンとして2003年に星組で初上演。第58回芸術祭優秀賞を受賞した。そして2015年、12年ぶりに宙組で上演され、こちらも大好評を博した注目作がいよいよ博多座に登場する。エジプトの将軍を演じる朝夏は「これまで王子様的な役が多かったので、強い将軍役が果たしてできるのか?」という不安もあったそうだが、「人間的な強さを大事に。誠実さや人に対しての優しさというものが総じて強く見えたらいいな、と人物像を作っていきました」とラダメス像について語った。そのラダメスと許されない恋に落ちるアイーダを演じる実咲は「王女として、気高く芯が強く凛とした雰囲気。そして祖国、家族への思いとラダメスへの思いで葛藤する非常に難しく、そしてやりがいのある役。再演ではありますが、また新たな気持で向き合い、ラダメス様にきっちりついていけるように頑張りたい」と意気込んだ。本作は宝塚作品の中でも稀に見る楽曲の多さが特徴。「全部で50曲程もあり、その歌で心情を伝えていくのが本当に難しい」と苦労を思い出しながら、「宙組自慢のコーラスの美しさ、厚みをこれほど感じられる演目もない」と2人とも自信を覗かせる。また、衣裳も注目で、将軍の鎧はトップがつける羽くらいの重さがあるとか。重厚感ある鎧を着て、凱旋するシーンは見応え充分と言える。フィナーレには宝塚ならではの華やかでゴージャスなショーも用意されており、あらゆる角度から楽しませてくれそう。もちろん「胸キュン」のシーンもあるようで、朝夏も「キュンキュンしに来てください」と笑顔を見せて締めくくった。公演は5月5日(木・祝)~28日(土)まで博多座。チケットは3月12日(土)一般発売開始。なお、一般発売に先がけて、ぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月10日(木)11時まで。
2016年03月08日2012年にフランスで初演したメガヒット作であり、昨年には宝塚歌劇で上演された大型ミュージカル「1789 バスティーユの恋人たち」。今回、小池修一郎の潤色・演出によって梅田芸術劇場に登場する。フランス革命前夜から、革命のきっかけとなった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃までを背景に、激動の中で生まれたひとつの愛をドラマチックに描く物語だ。貴族に父親を殺された農夫ロナンは、パリに出て革命に身を投じるが、マリー・アントワネットの侍女オランプと出会い、恋に落ちる…。主役ロナンには、小池徹平と加藤和樹のWキャスト。作品キャンペーンに加藤が来阪した。『1789 バスティーユの恋人たち』チケット情報アーティストであり俳優として音楽や舞台に幅広く活動する加藤は、「レディ・ベス」や「ロミオとジュリエット」などミュージカルでもキャリアを積み、デビュー10周年に大舞台で主演の座を射止めた。「節目の年に大きな作品に参加できるうれしさと、看板を背負うプレッシャーの中で、自分がどれだけのものを残せるか」と話す。また、作品について「これまでのミュージカルとはまた違った、すごく不思議な今っぽい作品。すごくロックなんです。役に関係なく、ライブコンサートで歌いたい曲ばかりで、まず楽曲に惚れました。それに物語として楽しめるだけでなく、ダンスもアクロバティックな動きがたくさんあり、演出も舞台セットや仕掛けが新しくて、ワクワクさせられる作品です」と魅力を語った。ほかのキャストには、大型ミュージカルには欠かせない実力派がズラリと顔を揃える。オランプを演じるのは神田沙也加と夢咲ねね、アントワネット役には花總まりと凰稀かなめがWキャストで出演。「とても心強いです。ロナンは熱い思いのある役なので、仲間たちの絆や団結力を意識して、みんなで作り上げていきたい。そして、大変な状況の中でも育まれる愛があることを自然に見せられたら。組み合わせで芝居も変わってくるので、できるだけいろんな組み合わせで観ていただきたいです」。これまで多くの海外ミュージカルを独自の演出で手掛けてきた小池。今回、新ナンバーも加え、宝塚版とは異なるアレンジや、フランス版に基づくオリジナル音源を用いた演出で、新たな舞台に臨む。時代背景はよりわかりやすく、物語展開はよりドラマチックに、そしてダイナミックな世界観はより迫力を増す。その演出を楽しみにしつつ「相手役が変わっても伝える思いは同じなので、その熱量を感じてほしい。とにかく、何度観ても聴いても飽きない、本当に素晴らしい作品なので、是非劇場に来てください。最低1回だけでも!(笑)」公演は、4月9日(土)から5月15日(日)まで東京・帝国劇場、5月21日(土)から6月5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2016年03月07日