チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (195/342)
新国立劇場にて過去に上演され、戦後まもない日本社会でたくましく生き抜く人々の姿を在日コリアンの視点を絡めて描き、大きな反響を呼んだ鄭義信作の『焼肉ドラゴン』『たとえば野に咲く花のように』『パーマ屋スミレ』。この3作が3月から6月にかけて新国立劇場で一挙再演されることになり、1月19日に制作発表会見が行われた。鄭義信三部作 チケット情報会見には鄭義信、新国立劇場芸術監督の宮田慶子、『焼肉ドラゴン』からナム・ミジョン、ハ・ソングァン、馬渕英里何 、中村ゆり、高橋努、『たとえば野に咲く花のように』から演出の鈴木裕美、ともさかりえ、山口馬木也、村川絵梨、石田卓也、『パーマ屋スミレ』から南果歩、根岸季衣、村上淳、千葉哲也の総勢16名が出席した。『焼肉ドラゴン』と『パーマ屋スミレ』は鄭が自ら演出も務め、今回の三部作連続上演を「光栄の至り」と喜びをかみしめる。3作ともキャストの一部を入れ替えての上演となるが「新たな、錚々たるキャストのみなさんと新しく作るということで、喜びと不安、期待でいっぱいです」と意気込みを口にした。『焼肉~』はすでに本読み稽古がスタートしており、初演時に客席で鑑賞し、感動に打ち震えたという馬渕は、エネルギーあふれる脚本との格闘に「読んでるだけでボロボロになります(苦笑)。嬉しくて仕方ないんですが、本を開くと疲れます…」と苦笑いしながらも、「この作品の一員になれる幸せを噛みしめつつ、初演、再演以上の新しい『焼肉ドラゴン』を作れるよう稽古を重ねたい」と力強く語る。『たとえば野に咲く~』主演のともさかは「新国立劇場も鄭さんの作品も(鈴木)裕美さんの演出も初めての“初めて尽くし”です」と緊張の色を浮かべ、「どんな新しい景色が見られるか、楽しみ半分、恐ろしさ半分です」と語る。初演に続いて演出を務める鈴木は「演劇、俳優の力を信じている本だと思います。どの人物も美しさと頭の悪いところが、両方とも描かれている」と改めて鄭の作品の魅力を語った。4年前の『パーマ屋~』初演以来「誰よりも再演を熱望してきた」と自負する南は感慨もひとしおのよう。「鄭さんは『アジアで二番目にしつこい演出家』とご自分で仰ってましたが、北半球で一番ではないかと思います(笑)」とキッパリ。これには鄭も「アジアで一番になるように頑張りたい(笑)」と応戦。南はさらに「人生を懸けてもいいと思えぶつかりがいのある山で、役者にとって最高の幸せであり、不幸であり(笑)、試練!今後、こういう役に出会う機会はないかもしれないという思いで一期一会を感じています」と本作への特別な思いを吐露し、並々ならぬ意気込みをうかがわせた。『焼肉ドラゴン』は3月7日(月)から27日(日)、『たとえば野に咲く花のように』は4月6日(水)から24日(日)、『パーマ屋スミレ』は5月17日(火)から6月5日(日)まで、新国立劇場小劇場にて上演。なお、チケットぴあでは三部作特別割引通し券を1月21日(木)まで発売中。
2016年01月20日KAAT神奈川芸術劇場プロデュースのオリジナルミュージカル『A NEW MUSICAL JAM TOWN』が幕を開けた。少年隊の錦織一清が原案と演出を手がけ、2014年のトライアウト公演(試演)から練り上げてきた意欲作だ。ようやく迎えた本公演でそれは、まさにこれまでにない日本生まれのミュージカルとして、花開いた。A NEW MUSICAL『JAM TOWN』チケット情報物語の舞台は、横浜港につながる運河に係留された船を改築したボート・バー。その店のマスターと離婚して会えなくなっていた娘との関係を軸に、店に集まる人々の人間模様が描かれる。が、そんなストーリーを前もって説明するのが無意味に思えるほど、躍動感あふれる演者のパフォーマンスに、どんどん引き込まれていく。まずユニークだったのが幕開けだ。劇場では常となっている開演前の注意のアナウンスを、出演者がパントマイムで表現。そのまま手を叩き、足を踏み鳴らしてダンスへと移り、観るほうの気持ちを高めていく。気づいたら客席はもう、冒頭から熱い手拍子である。本編にも、そのごく自然な流れは活かされた。芝居と歌とダンスが、それぞれに印象的でありながら、違和感なく溶け合っていくのである。たとえば、娘が恋に落ちるシーン。雨の日のコンビニで再会して意識するふたりの気持ちを、ダンサーたちも加わって、傘を使ったキュートな歌と踊りで見せる。まるで一編のショーを観たような楽しさで、ふたりへの共感が生まれてくる。マスターを演じるのは筧利夫。過去に傷持つ男の哀しさも漂わせながら、筧ならではの“演劇熱”を全身から放出させて、ときにアドリブを発しながら、歌い踊る。さらにはローラースケートまでこなすのだから驚きだ。娘のあゆみ役の松浦雅の歌、その恋人となるJJ役の水田航生のダンスも客席を圧倒した。また、マスターの元妻を演じた東風万智子は妻としての苦悩を見せて物語のスパイスに。マスターの幼馴染で探偵の長谷川に扮した藤井隆が、軽妙な芝居で舞台の空気を牽引した。特筆すべきは、振付のYOSHIEを筆頭としたダンサーたち。常連客やコンビニ店員などに扮して芝居をしながら、世界で活躍するYOSHIEの独特なダンスを見せつける。音楽の西寺郷太が演奏しながらたまに芝居に加わるという洒落た演出も含め、長らく『PLAYZONE』などのミュージカルに出演し、近年は演出家として数々の舞台を手がけている錦織のアイデアがそこかしこに光る。ライブでしか味わえない興奮がたくさん詰まった舞台であった。公演は1月30日(土)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年01月20日声優・シンガーソングライターの高橋直純が2月6日(土)広島・Cave Beより全国ライブツアー『Naozumi Takahashi A’LIVE 2016 MAGIC BOX TOUR』をスタート。ツアーファイナルとなる、3月3日(木)東京・赤坂BLITZ公演まで7か所を廻る同ツアーについて、高橋本人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】1月13日に『AXIS/GOBU/GOBU』、『MOB/MayQ』、『TRICK/AGAIN』、『PON PON KING/BLUE』と、両A面シングル4タイトルを同時リリースした高橋直純。シングル収録の楽曲たちは、『MAGIC BOX TOUR』における“理想のセットリスト”をイメージして作られたのだそう。「前回のツアーが終わって、すぐに『MAGIC BOX』というツアータイトルと、やりたいことが見えてきて。そこで足りない曲を作っていったのが、4枚のシングルなんです。アルバムではなくシングルにしたのは、何が出てくるか分からない魔法の箱のように、パンッと開いた時に飛び出した色んな曲調や物語をバラバラに聴いて欲しくて。アルバムだと曲順で聴き方を限定してしまうけど、シングルだと気になった順に聴いていただくことで、曲の印象や物語が変わるというゲーム性も生まれると思ったんです。同じ曲でもラブソングと応援ソングに聴こえたという人がいたり。そういう感想を聞くと、自分でも“面白いことができているな”と思います」。今作では、ロック、バラード、エレクトロ、尺八の入った和テイストと、様々な音楽ジャンルに挑戦。ミュージシャンとしての多面性や、普段は見せない表情を見せてくれている。「僕には“ふんわり優しい”印象があるみたいなので、今回はハードな部分も出していきたいと思ったり。自分にない部分を意識的に探して、挑戦しました。歌詞や歌には自分の内面が出ていると思うんですが、“物語を作る”というテーマがあったので、作品を客観視する部分も盛り込んで。歌や曲のアレンジメントでも色んな表情が出せたと思います」。シングル4枚が形となり「ツアーのビジョンも明確に見えてきた」と語る高橋。「ライブの内容やグッズも含めて、トータルで『MAGIC BOX』を表現できたら」と意気込みを語る。「今回、シングル曲を軸にしたセットリストでやるんですが、これらの曲が加わることで“高橋直純”という筋道が一本通ったと思っていて。普段はあまり見せない面や大人な部分も出せていけたらなと思っています。いつもの僕と今まで見たことない僕が見えた上で、見終わった後に“色々あったけど、高橋だったね”と思えるところにたどり着けるだろうなと思っていて。僕を知っている人も知らない人も楽しめるし、きっと心に何かが残るライブにしますので、ぜひ遊びに来て下さい」。ツアーのチケットは発売中。取材・文:フジジュン
2016年01月20日イギリスのロックバンド、ディープ・パープルが5月9日(月)北海道・ニトリ文化ホールより約2年ぶりのジャパンツアーを開催する事が決定した。ジャパンツアーは5月18日(水)愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール公演まで7会場で行われる。【チケット情報はこちら】ディープ・パープルは1968年に結成。『ブラック・ナイト』、『ハイウェイ・スター』、『スモーク・オン・ザ・ウォーター』などがヒットし、一躍トップバンドに。1976年に一度解散するが、1984年に再結成。メンバーチェンジが激しいことでも知られており、オリジナルメンバーのリッチー・ブラックモアやジョン・ロードはすでに脱退。現在のメンバーは10期目で、イアン・ギラン(Vo.)、イアン・ペイス(Ds.)、ロジャー・グローヴァー(B.)、スティーヴ・モーズ(G.)、ドン・エイリー(Key.)の5人で現在も活動している。チケットの一般発売は、東京・大阪公演が2月6日(土)より、愛知公演が2月13日(土)より、宮城・福島公演が2月20日(土)より。なお、大阪公演のチケット一般発売に先駆けて、チケットぴあではプレイガイド最速先行を実施中。受付は1月25日(月)午前11時まで。■「DEEP PURPLE JAPAN TOUR 2016」5月9日(月)ニトリ文化ホール(北海道)5月10日(火)函館市民会舘(北海道)5月12日(木)仙台サンプラザホール(宮城県)5月13日(金)郡山市民文化センター 大ホール(福島県)5月15日(日)日本武道館(東京都)5月16日(月)フェスティバルホール(大阪府)5月18日(水)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(愛知県)料金:S 12,000円A 11,000円(税込)<来日メンバー(予定)>イアン・ギラン(Vo.)イアン・ペイス(Ds.)ロジャー・グローヴァー(B.)スティーヴ・モーズ(G.)ドン・エイリー(Key.)
2016年01月20日モーニング娘。’16や℃-ute、アンジュルムなど日本を代表する女性アイドルが所属するHello! Project(以降ハロプロ)。2015年はハロプロにとって、新メンバーの加入、エース級メンバーの卒業、レコード大賞最優秀新人賞受賞など激動の1年だった。年が明けて2016年1月2日よりハロプロとしてのツアーがスタート。昨年末にメンバーが卒業、新体制となったモーニング娘。’16のサブリーダー・生田衣梨奈に、同ツアーの魅力や意気込みについて聞いた。【チケットの詳細はこちら】今回のハロプロコンサートは内容盛りだくさんということもあり、公演時間が通常より約30分拡大。「本当に見所がいっぱいで、お祭りみたいな感じです!自分達の曲を歌うのはもちろんですが、違うグループの曲も披露します。オリジナルよりもっと良いものにしようと思って、みんな自分達の曲よりも頑張ってるかも(笑)。あとは、各グループのメンバーをシャッフルしたユニットのコーナーもあります。どの公演でどのユニットが披露するか分からないので、何回見ても新鮮ですね」と注目ポイントを挙げた。個人的には1997年生まれでユニットを作り、同じ年代ならではの感性でステージを作ってみたいそう。そんな彼女自身はバク転も披露している。「個々の個性が活かされる場なので、負けないぞ!という気持ちで頑張っています」と意気込んだ。ハロプロのツアーが終わるとモーニング娘。’16としてのツアーが開始。センターの鞘師里保が昨年末に卒業し、12人で初の単独公演となる。「夢へ向かって次のステップへ行く決断をした里保ちゃんをかっこいいと思いますし、誇りに思います。その里保ちゃんパートを誰が歌っているか、どういう風に変化したか、注目ポイントですね。ハロプロコンサートでは他グループを見て勉強することがたくさん。刺激をもらっていろいろ吸収した後の単独公演ですし、メンバーの士気が高まり結束力もより固まっているはず。昨年よりも成長したなと思われるように頑張ります!」と今から気合たっぷり。「全国の皆さんに会えるのもとても嬉しい!北海道は女の子のファンが多くて男性アイドルになった気分になるし、福岡のお客さんは反応がいいし、各エリアでどんな方たちに会えるのか楽しみです!」と笑顔を見せた。Hello! Projectのツアーはこのあと大阪、福岡、宮城、広島、北海道で開催。チケットは発売中。モーニング娘。’16単独ツアーは、3月12日(土)・13日(日)東京公演、4月23日(土)埼玉公演のチケットが1月30日(土)午前10時より発売開始。なお、チケットの一般発売に先駆けて、4月10日(日)福岡公演の先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月28日(木)午前11時まで。
2016年01月20日舞台演出家・G2とパフォーマー・松尾貴史の演劇ユニット、AGAPE storeによる新作舞台『七つの秘密』が1月15日より東京・紀伊國屋ホールで上演中。【チケット情報はこちら】AGAPE storeは1998年の結成後、毎回多彩なゲストを迎え、中島らも、後藤ひろひと、倉持裕らの作品を上演。2010年に活動を休止していたが、一昨年活動を再開、同作が活動再開の第2弾公演。放送作家・映画監督としてマルチに活動する細川徹が脚本を務め、シルビア・グラブ、池田純矢、東加奈子、坂田聡、宮崎秋人、大高洋夫のキャストが松尾の脇を固める。物語の舞台はとある小さな会社。明かりの消えたオフィスで、何やら不審な動きをしているのは事務の市川(松尾)。そこに何も知らずにやってきたのは経理の川島(シルビア)。“一体なぜ、こんな時間に!? まさか自分の秘密を知られたのでは?”と互いに焦るふたり。その夜以降、ギクシャクするふたりの様子に、営業の黒木(東)は疑惑の目を向ける。そんな黒木と市川の会話をたまたま耳にしてしまった経理の鈴木(宮崎)。“えっ、あのふたりって…!?”しかし鈴木、そして課長の溝口(大高)や事務の勅使河原(池田)にもそれぞれ別の秘密があり・・・。開幕に際し、松尾は「ご来場、誠にありがとうございます。嬉しゅうございます。今回はまた、いつにも増してご覧いいただき後に何も残らない無農薬、有機農法のデトリックス公演です。もしチャンスがあれば二度、三度ご高覧頂きますと、さらにカタルシスを感じていただけることと信じて止みません。#拡散希望です」とコメントを寄せている。AGAPE store『七つの秘密』は1月24日(日)まで、東京・紀伊國屋ホール、1月29日(金)から31日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演。現在、東京公演の当日引換券、大阪公演の前売り券が発売中。
2016年01月20日開催から今年で20周年を迎えるCAR&CUSTOMIZE MOTOR SHOW『大阪オートメッセ2016』が、2月12日(金)・13日(土)・14日(日)にインテックス大阪にて開催される。毎年20万人を超す来場者でにぎわう関西最大級のモータショーである同イベント。最新のドレスアップ&チューニングカーが会場を埋め尽くし、RCカーの白熱したレースを間近で見る事ができる『タミヤグランプリ in オートメッセ』も開催。さらに、キッズもファミリーも楽しめる、ご当地グルメを集めたフードコートやオモチャ&ホビー関連といったエンタテインメントも充実だ。「大阪オートメッセ2016」チケット情報また、関西のラジオ局FM802による本格ライブステージ『CUSTOMIZE ARENA』も開催。日替わりでSCANDAL(トークゲスト)やET-KING、ソナーポケットなどが出演する。『CUSTOMIZE ARENA』への入場は、大阪オートメッセ2016の入場券をお持ちの方はどなたでも可能だが、よりステージの前方で楽しめる“優先観覧エリア入場券”付チケットを、現在、FM802の会員制携帯サイト「802.DJ」にて先着受付中。気になる方は、にてご確認を。大阪オートメッセ2016の入場券はチケットぴあにて発売中。
2016年01月19日5月14日(土)・15日(日)に大阪、5月21日(土)・22日(日)に東京で開催される「METROCK」の第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】今回出演が決定したのは、[Alexandros]、KANA-BOON、キュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。、SHISHAMO、東京スカパラダイスオーケストラの6組。今回発表されたアーティストは東京・大阪両会場に出演する。現在チケットぴあでは、2日通し券のチケット先行予約の受付を実施中。受付は1月24日(日)午後11時59分まで。■OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2016日程:2016年5月14日(土)・15日(日)時間:開場9:00 / 開演 11:00会場:METROCK大阪特設会場(大阪府堺市・海とのふれあい広場)■TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2016日程:2016年5月21日(土)・22日(日)時間:開場10:00 / 開演12:00会場:新木場・若洲公園(東京都)料金:【2日通し券】19,000円(税込・先行販売のみの取扱い)※未就学児は保護者同伴に限り保護者1名につき1名のみ入場可。ただしエリア制限あり。出演: アルカラ / [Alexandros]【NEW!】 / indigo la End / KANA-BOON 【NEW!】/ KEYTALK / きのこ帝国 / キュウソネコカミ【NEW!】 / 9mm Parabellum Bullet / グッドモーニングアメリカ / GLIM SPANKY / ゲスの極み乙女。 【NEW!】 / サカナクション / SHISHAMO 【NEW!】 / 東京スカパラダイスオーケストラ 【NEW!】 / パスピエ / WANIMA / and more… (50音順)
2016年01月19日新制作のウラジーミル・ブルメイステル版『白鳥の湖』上演を半月後に控える東京バレエ団が1月15日、公開リハーサルおよび記者懇親会を開催。斎藤友佳理芸術監督はじめ指導陣と、日替わりで主演する3組のダンサーたちが、作品の魅力、舞台への意気込みを語った。東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』 チケット情報リハーサルで采配を振った斎藤は、昨年8月に芸術監督に就任したばかり。今回の新たなヴァージョンでの『白鳥の湖』上演は、就任後初のビッグプロジェクトとして注目される。稽古場ではロシアから招いた指導者、モスクワ音楽劇場の元ソリストで、民族舞踊をベースとしたキャラクターダンスの名手として知られたマルガリータ・ルアノ、元ボリショイ・バレエのプリンシパル、ニコライ・フョードロフの姿も。昨年秋にはモスクワ音楽劇場バレエマスター、アルカージー・ニコラエフも来日しており、初演にむけての指導体制の充実ぶりが目を引いた。ブルメイステル版『白鳥の湖』は、1953年にモスクワ音楽劇場で初演、現在も同劇場で上演され続け、パリ・オペラ座やミラノ・スカラ座でもレパートリーとなっている傑作。斎藤にとっても「ロシアで初めて観た時、心を動かされた」という思い出深い作品だ。ドラマティックな演出で知られ、とくに各国の踊りが次々と登場する第3幕が特徴的。指導者ルアノも、「第3幕はドラマティックな要素がとても強い。ダンサーたちは皆、ただ自分を美しく見せるためだけに出てくるのではなく、悪の力によって、王子の意識を虜にするために登場するのです」と、熱く語った。初日にオデット/オディール役で登場するプリンシパルの上野水香は、「新芸術監督のもとでの初めてのブルメイステル版、新鮮な気持ちで取り組んでいる」という。ジークフリート王子役の柄本弾も、「先生方の教えをすべて吸収し、素晴らしい舞台にしたい」と意欲的だ。2日目の主演は、その透明感ある美しさが目を引く渡辺理恵と、ロシアのバレエ団で活躍ののち昨年8月に入団した秋元康臣のペア。3日目には今伸び盛りの川島麻実子と岸本秀雄のフレッシュなふたりが登場する。オデット/オディール役のダンサーたちを「皆、私にとって大切なバレリーナ」と紹介する斎藤。自身のダンサーとしての経験、知識をもって全力で指導に打ち込む姿が印象的だ。王子役を指導するフョードロフも、「自分らしい、“ハンドメイド”の王子を演じてほしい」と彼らにエールをおくった。公演は2月5日(金)から7日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年01月19日イトーヨーカドーにて発売される恵方巻きの試食会が、2016年1月14日に、恵比寿『オステリア・ルッカ』で行われた。オーナーシェフである桝谷周一郎氏とイトーヨーカドーが共同開発したイタリア風 恵方巻は、「生ハムとミラノロール」「ヴェネチア風サーモンROLL」「白身フライのフリットROLL」の三種。他では食べられない独創性あふれる新食感恵方巻きを販売する。試食会のゲストには、元宝塚の遼河はるひさんと、お笑い芸人「北陽」の虻川美穂子さんも登壇。さっそく桝谷周一郎監修の恵方巻きを試食した。遼河さんは、桝谷さん夫妻とプライベートでも親交が深いそうで、3人で和気あいあいとインタビューに答えた。桝谷さんは、初めにこの恵方巻きの監修の話が来た時に、軽く終わるのかなと思っていたが、何百本もサンプルを巻かされることになり、大変な時間をついやしたという。一方、虻川さんは、桝谷さんが恵方巻きを考える話は聞いていたものの、まさかこんな素敵な恵方巻きができるとは思わなかったと答える。遼河さんは、「生ハムとミラノロール」に使用されている、パプリカや黒こしょうなどの細かい具材に気が付きコメントをしたが、虻川さんは「カリフォルニアロールみたいな……」と言い、桝谷さんに「それを言っちゃダメ」と制止されたり、「部活帰りに食べたいお弁当」といったりし、「恵方巻きだからね!」と突っ込まれた。また、虻川さんは恵方巻き3種を試食し「美味しい」と連発し、桝谷さんに「もっと遼河さんのような気の利いたコメントを言えないのか」と、ダメ出しをされたが、「桝谷が作ったということを抜きにしても美味しい恵方巻きだ」と切り返し、「抜きにしちゃダメだろう」と、夫婦漫才さながらのトークで会場を沸かせた。虻川さんは、恵方巻きを食べながらかける「願」について質問されると、子育てでてんてこまいな日々だと語り、「今年はスマートな育児と、白の似合うような母になりたいと願う」と、母親の顔をチラリと覗かせた。恵方巻きは1月30日(土)まで全国のイトーヨーカドー181店舗で予約を受付中。桝谷シェフ監修の恵方巻きを1000円(税込)以上購入したレシートでキャンペーンに応募すると、抽選で恵比寿『オステリア・ルッカ』のペアーディナー券(15.000円分)が当たる。詳しくは公式ホームページへ。「イトーヨーカドー」撮影・取材・文:牡丹餅 あんこ
2016年01月18日新国立劇場の2016/2017シーズンのラインナップ発表会見が1月15日に開催。オペラ部門に関しては、同劇場のオペラ芸術監督を務める指揮者の飯守泰次郎から、新制作作品3本を含む計9演目の説明がなされた。「新国立劇場オペラ」各公演のチケット情報2014年9月に飯守氏が芸術監督に就任し、来シーズンで3期目を迎える。ここまでの2シーズンを振り返り、1期目は「オーソドックスな作品群」、2期目は「あまり上演されないけれど、『上演してくれ』という声の多い作品」を上演してきたと説明。勝負の来シーズンについては「哲学的なドイツ作品とイタリアの作品のコントラストを強調するラインナップ」になっていると明かす。新制作となる作品は3作品。注目は2017年の同劇場開場20周年に向け、今シーズンより3年がかりで上映される運びとなっているワーグナーの『ニーベルングの指環』四部作。すでに序夜『ラインの黄金』が上演され、大きな反響を呼んだが、来シーズンは第1日『ワルキューレ』が10月のオープニングに、第2日『ジークフリート』がシーズンの終わりを飾る6月に上演される。昨年10月の『ラインの黄金』に引き続き、2作とも指揮は飯守氏、演出はゲッツ・フリードリヒとなるが、管弦楽に関しては『ワルキューレ』では東京フィルハーモニー交響楽団が、『ジークフリート』では東京交響楽団が務める。なお、残る第3日『神々の黄昏』は、2016/2017シーズンの上演となるが、こちらは読売日本交響楽団が管弦楽を務める予定であることも発表された。『ワルキューレ』のジークムントおよび『ジークフリート』のタイトルロールは、新国立劇場では『ラインの黄金』に加え、『トリスタンとイゾルデ』、『オテロ』などでおなじみのステファン・グールドが演じる。『ワルキューレ』のジークリンデ役は注目の新星ジョゼフィーネ・ウェーバーが務め新国立劇場初お目見えとなる。この2作に挟まれる形で3月に上演される新制作の作品はドニゼッティのイタリアオペラ『ルチア』。難役のタイトルロールをロシアの注目の新鋭で新国立初登場となるオルガ・ペレチャッコが演じ、日本からはライモンド役で妻屋秀和もキャスト陣に名を連ねている。上記3作以外のレパートリーで注目は2月『蝶々夫人』。栗山民也の演出で、同劇場の研修所出身の安藤赴美子が蝶々夫人を演じる。飯守氏は「やっと日本人の蝶々夫人が見つかった!」と満足そうにうなずく。このほか、『ラ・ボエーム』、『セビリアの理髪師』『カルメン』『オテロ』『フィガロの結婚』と定番のタイトルが並んでおり、飯守氏は「新鮮なスター、信頼の置けるベテランがキャスティングされており、世界レベルの劇場として高いクオリティを楽しんでいただけると思っています」と来季に向けて自信をのぞかせた。取材・文:黒豆直樹
2016年01月18日森公美子、蘭寿とむがWキャストで主演するミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の製作発表会見が1月18日、都内にて行われた。ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画を、ウーピー本人がプロデューサーとなりミュージカル化、ブロードウェイほか世界で上演されている人気作。日本では2014年に初演され、今回は待望の再演となる。物語は、黒人クラブ歌手のデロリスが、ある殺人事件を目撃したことでマフィアに追われ、修道院に逃げ込んだことから起こる大騒動を描くもの。俗っぽさ全開のデロリスとお堅い修道女たち……水と油のような両者の交流が、笑いあり涙ありで綴られていく。ディスコブーム華やかなりし70年代風の、きらびやかでノリのよい、しかし少し懐かしさもある音楽が全編に散りばめられているのも魅力だ。2年弱という異例のはやさでの再演となったが、2度目のデロリスに挑む森は「“早く再演しないと、歳とって足が動かなくなっちゃう!”と言ってましたが、こんなに早く再演できるとは」と驚きながらも喜ぶ。一方で初参加の蘭寿は「このハッピーな作品に参加できること、そして格式ある帝国劇場に初めて立たせて頂ける喜びを、驚きとともに感じています」と話した。親しみやすいキャラクターで人気の森、元宝塚トップスターの蘭寿という異色のWキャストになるが、「もうひとかたが蘭寿さんになると訊いて“おぉ、ぴったり!”と思いました。そして私は、(初演の瀬奈じゅんに引き続き)Wキャストの相手からダンスを教えていただくのが定番になっています、と蘭寿さんにお伝えしました(笑)。同じ踊りをしても同じに見えないんですが…(苦笑)」(森)、「森さんのデロリスは本当に素敵。盗みたいところだらけ」(蘭寿)とお互いについて語り、「(それぞれを観るために)最低、2回は観ないと!」とアピール。会見には他に石井一孝、大澄賢也、石川禅、今井清隆、鳳蘭、演出の山田和也が出席。大澄が「昨年、来日版も日本で上演されましたが、正直僕たちの方が勝ってるぜ、と思いました!」と強気のアピールをするなど、出演者自身がこのカンパニーに自信を持ち、公演を楽しみにしている様子。作品の魅力を問われた山田も「ストーリーの美しさ。加えて素敵な音楽、シリアスだけでなく笑いもふんだんに盛り込んだ作り。劇場に行く楽しみと喜び、ショービジネスのすべてが最高のクオリティで詰まっている」と話していた。この日は事前公募で約1500名の応募の中から当選した一般オーディエンス150名も参加。アフロヘアのかつらを被り、衣裳姿で登壇したキャストとともにカーテンコールナンバー『レイズ・ユア・ヴォイス』を歌い踊った。当日の都心はこの冬初めて本格的な雪に見舞われたが、雪をも溶かす熱いダンスと笑顔が弾け、会見場は大いにもりあがっていた。公演は5月22日(日)から6月20日(月)まで、東京・帝国劇場にて上演される。チケットは2月27日(土)に一般発売を開始する。東京公演後、大阪、愛知、岩手、北海道、宮城、福岡、静岡、長野の各地でも上演される。
2016年01月18日1月18日、ジャパンラグビートップリーグ2015-2016『LIXIL CUP 2016』ファイナルの記者会見が行われた。3年連続4回目の優勝を目指すパナソニックと6年ぶり6度目の優勝を狙う東芝の両監督・主将が出席した。【チケット情報はこちら】パナソニックのロビー・ディーンズ監督が「我々は決勝を楽しみにしているし、ファンに楽しんでもらえると思う。ファイナルにふさわしい戦いになることは間違いない。最後にどちらかが笑うことになるだろう」と言えば、東芝・冨岡鉄平監督は「ラグビーに番狂わせはないと言われているが、本当に力がある2チームが残った。この2チームはどちらが勝っても勝者にふさわしい。ファイナルらしい試合をしたい。そして最後に笑いたい」とキッパリ。両主将は次のように語った。「東芝はメンタルが非常に強い。気持ちで負けたら、やられてしまう。この2チームならば絶対いいゲームになる。やっている僕らは苦しいが、僕らが苦しいゲームほど、ファンには楽しい。(リーグ戦は)引き分けだったので、決着をつけたい」(パナソニック・堀江翔太主将)「パナソニックはV2にふさわしい素晴らしいチーム。今年も素晴らしいチームに仕上がっている。我々は追いつこうと一歩一歩進み、ここまできた。一つひとつのプレーが80分間の結果になる。勝利へかける思いは我々が一番だと思っている」(東芝・森田佳寿主将)監督に警戒する相手選手について質問が飛ぶと、こう答えた。「(ベリック・)バーンズが怪我したが、厄介な選手が出てきた(ヘイデン・パーカー)。フミ(田中史朗)も最後は締めてくる。ハーフのふたりを気持ちよくプレーさせるか、我々がプレッシャーをかけられるのかが重要」(冨岡監督)「リーチ マイケルとリチャード・カフイ。このふたりにボールを好きなように動かされるとまずいことになる」(ディーンズ監督)東芝には負けられない理由がある。冨岡監督は「昨年、不正会計があり、信用回復のために全社員ががんばっている。我々ラグビー部ができることは勝ち続けること」と胸の内を明かした。もちろん、パナソニックもタイトルを譲るつもりはさらさらない。堀江は「3連覇とか初優勝とか関係なく、ここまで来たら、ただ勝ちたい。優勝したい」とストレートな言葉を発した。『LIXIL CUP 2016』決勝・パナソニック×東芝は1月24日(日)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。同日・同所にて3位決定戦・ヤマハ発動機×神戸製鋼も開催。チケットは予定枚数終了。また、パナソニック×東芝の勝者は帝京大との『第53回日本選手権』(1月31日(日)・秩父宮ラグビー場)に臨む。こちらのチケットは発売中。
2016年01月18日新国立劇場の2016/2017シーズンのラインナップ発表会見が開催され、バレエ・ダンス部門の舞踊芸術監督・大原永子、演劇部門の芸術監督・宮田慶子が出席し、それぞれ来季の演目について説明した。バレエでは『ロミオとジュリエット』を皮切りに、12月にはクリスマスの定番『シンデレラ』、2月には新旧の名作で構成される『ヴァレンタイン・バレエ』、その後も『コッペリア』、『眠れる森の美女』、『ジゼル』と計6演目が上演される。大原氏は、新国立劇場バレエ団を成長途上にあるとし、過去のシーズンでも上演してきた「同じ演目をどう続けていくか」と継続の重要性を強調する。それは、新制作の作品が上演されないことも意味するが「消化不良になってしまったら無駄になる」といまはその時期ではないと説明。特に日本人ダンサーが国民性として宿命的に持つ、感情表現の乏しさという弱点を克服するためのプログラムであると先を見据えた。演劇部門では、過去に同劇場で『ヘンリー六世』三部作、『リチャード三世』が上演されたが、2016年がシェイクスピアの没後400年にあたることから、11月、12月の2か月で『ヘンリー四世』の第一部・第二部を連続上演。前の二作に続き小田島雄志の翻訳に鵜山仁の演出のコンビで、浦井健治、岡本健一、ラサール石井、中嶋しゅう、佐藤B作ら実力派が集う。上演に際しては第一部、第二部を単独で上演するだけでなく、第一部、二部を通しで上演する日も設ける予定。オープニングを飾るのは、一昨年の『永遠の一瞬』、昨年の『バグダッド動物園のベンガルタイガー』に続き、日本未発表の欧米の同時代作品を上演する企画で、アニー・ベイカーの2014年ピュリッツァー賞受賞戯曲『フリック』。マキノノゾミの演出で送り出す。また、3月以降は「かさなる視点 -日本戯曲の力-」と銘打ち、昭和30年代の名作に30代の新鋭演出家が挑む。三島由紀夫初の長編戯曲『白蟻の巣』を谷賢一、安部公房の『城塞』を上村聡史、田中千禾夫が戦後の長崎を舞台に書き上げた『マリアの首』を小川絵梨子がそれぞれ演出を務める。このほか、日本の近代演劇に大きな影響を与えた海外戯曲を新たな翻訳で蘇らせるシリーズ企画では、こちらもピュリッツァー賞受賞のウィリアム・サローヤンの『君が人生の時』、そして戦後、英国の演劇の歴史を塗り替えたジョン・オズボーンの『怒りをこめてふり返れ』を上演。『怒りを――』では俳優のみならず演出家としても際立った才能を見せる千葉哲也を演出に迎える。シェイクスピアから国内の名作、海外戯曲と多彩な演目が並ぶが、宮田氏は「いまの日本を強く見つめる作品群」と意気込みを口にしていた。取材・文:黒豆直樹
2016年01月18日ケツメイシが8月6日(土)に神奈川・日産スタジアムでメジャーデビュー15周年記念ライブ「ケツメイシ 15th Anniversary「一五の夜」~今夜だけ練乳ぶっかけますか?~」を開催する事が決定した。ケツメイシが同会場でライブを行うのは今回が初。今回、ライブの開催発表に伴い、特設サイトがオープン。また、3月16日(水)には通算31枚目となる両A面シングル『さらば涙 / 君と出逢って』のリリースが決定している。15周年記念ライブの詳細は後日発表される。■ケツメイシ 15th Anniversary「一五の夜」~今夜だけ練乳ぶっかけますか?~8月6日(土)日産スタジアム(神奈川県)■シングル『さらば涙 / 君と出逢って』3月16日(水)発売【CD+DVD】1,800円(税抜)【CD】1,000円(税抜)<収録内容>CD01.さらば涙02.君と出逢ってDVD01.さらば涙 MV02.君と出逢って MV【初回封入特典】ケツメイシ 15th Anniversary 「一五の夜」 ~今夜だけ練乳ぶっかけますか?~特別先行抽選予約シート★セブン-イレブン、セブンネットにて限定特典付き『さらば涙 / 君と出逢って』予約スタート!特典詳細は追ってお知らせいたします!※セブン‐イレブン各店舗では、1/16(土)10:01から店頭レジにて予約受付開始となります。★★以下のリンクより「ケツメイシ」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2016年01月18日4月7日(木)・8日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」の開催が決定した。同フェスは加山雄三の芸能活動55周年を記念して行われる。出演者は初日の4月7日(木)に加山がキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、スチャダラパーらと結成したバンド、THE King ALL STARS、斉藤和義、ももいろクローバーZ。2日目の8日(金)に加山雄三、さだまさし、鈴木雅之、ひめ風(南こうせつ・伊勢正三)、水谷豊が出演する。また、2日間の司会進行はスチャダラパーのBoseとのコンビで加山が務める。チケットの一般発売は3月5日(土)午前10時より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月25日(月)午前11時まで。■加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”日時: 4月7日(木)・8日(金)開場17:30開演18:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:【4月7日(木)】THE King ALL STARS<加山雄三 / キヨサク(MONGOL800) / 佐藤タイジ(シアターブルック) / 名越由貴夫 / 古市コータロー / ウエノコウジ(the HIATUS) / 武藤昭平(勝手にしやがれ) / タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS) / 高野勲 / 山本健太 / スチャダラパー>斉藤和義 / ももいろクローバーZ【4月8日(金)】加山雄三 / さだまさし / 鈴木雅之 / ひめ風(南こうせつ・伊勢正三) / 水谷豊【両日司会】加山雄三 / Bose(スチャダラパー)
2016年01月18日シンガーソングライターのLOVEが、ワンマンライブ『LOVE Live 2015 ~お歌と太鼓で紡年会~』を12月29日に東京・恵比寿天窓.switchにて開催。夏にリリースしたデジタルシングル『Osaka On My Mind』(「水都大阪2015 大阪大発見!水都村ビッグ盆」テーマソング)のレコーディングや、この夏大阪で開催した「水都村ライブ」にも参加したドラマーの刄田綴色(ex.東京事変)らを迎え、2015年をセッションライブで締めくくった。【チケット情報はこちら】2015年の歌い納めとなる本ライブは、アコースティックギターによる弾き語りでスタート。「年が暮れて行きますね~。ぼちぼち行きますので、歌える方はご自由にどうぞ」と話すと『君は僕のセンユウ』や『Don’t Be Sorry』などをゆったりとしたアレンジで演奏。会場は和やかな雰囲気に包まれた。つづいて刄田を招き入れると、カホンとのセッションで『Proving Your Love』を静かに聴かせたと思いきや、『あなたを忘れるその前に』や『My Name Is LOVE』ではその雰囲気を一変させ、ぶつかりあうような競演で観客を沸かせた。さらにベーシストの山崎英明が加わった『沈黙のスコーピオ』や『Fool’s Paradise』では、刄田はドラムを担当し、3人による圧巻のセッションで拍手喝采となった。ライブ中盤には、オープニングアクトを担当し、独自の世界観で観客を魅了したシンガーのヒグチアイが登場。ヒグチのオリジナルナンバー『黒い影』と、LOVEの『Burn Like A Star, Sing Like The Sun』を4人でセッションし、観客を盛り上げた。「2016年は、デビュー曲『過ちのサニー』から続いている私の中の物語を膨らませて、たくさんの曲を書こうと思います」と抱負を述べたLOVE。最後は、「言葉の力をもう一度信じる」として、おとといできという新曲『最後の泉』をひとりで初披露し、幕を閉じた。2016年は、新たな“愛の曲”を届けてくれそうだ。3月17日(木)には東京・新宿BLAZEで、今年で5年目となるLOVE主催の音楽イベント「LOVEの今日ここ東京にいるという事」の開催が決定。LOVE自身震災後何度も訪れている福島県相馬市全小学校の子供たちに文房具を贈ることを主旨とした音楽イベント。今年は矢井田瞳、中田裕二、ヒグチアイが出演する。一般発売は1月30日(土)から。大阪公演も開催が決定しており詳細は後日発表される。取材・文:門 宏
2016年01月18日1月15日、『FUJI XEROX SUPER CUP 2016(FXSC)』の開催発表記者会見が行われた。Jリーグ王者・サンフレッチェ広島×『第95回天皇杯』覇者・ガンバ大阪という『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ(CS)』の再現に、村井満チェアマンは「Jリーグ開幕を告げると同時に、『ACL』開幕前の真剣勝負の場になる。因縁の対決が楽しみ」と語った。また、両クラブには「今年は開催国枠としてではなく、アジア王者として『クラブワールドカップ』に出てほしい」と期待を込めた。【チケット情報はこちら】記者会見に登壇した水本裕貴(サンフレッチェ広島)と丹羽大輝(ガンバ大阪)は、次のように意気込みを語った。「『FXSC』はシーズンの幕開けとなる大会。素晴らしいシーズンになるように、いい結果を残したい。丹羽選手は明日30歳の誕生日なので、今日はおめでとうと言いたい。そして試合当日は(広島が勝って)おめでとうと言わせたい(笑)」(水本)「明日30歳になるが、気持ちはハタチ(笑)。フレッシュな気持ちで『FXSC』に向かいたい。『FXSC』でいい結果を出したチームが『ACL』にいい入りができると思うので、しっかりカップを掲げたい」(丹羽)相手に負けない、自軍の強みについて質問が飛ぶと、こう答えた。「チーム全員で戦う強さがある。誰が出ても一定以上のクオリティを出せる。そこはG大阪とは違うと思う。ひたむきさで勝ちたい」(水本)「新しいチームになっているので、やってみないとわからない。ただG大阪は先制されても慌てない、先制しても攻め急がない。サッカーを知っている選手が多いので、バタバタしないのが強み」(丹羽)相手の嫌なところや警戒する選手については、以下のように答えた。「(横浜F・マリノスから)アデミウソンも加入し、攻撃陣が強力。G大阪は守備も固い。本当にやり辛い相手だが、うちが勝る点もある」(水本)「広島戦は先制点がより大事になる。注意する選手は(浅野)拓磨選手。『CS』でも得点を取られているので、抑えたい」(丹羽)『CS』ではアディショナルタイムに同点弾、逆転ゴールを決めた広島が先勝し、第2戦を引き分けで終えて頂点に立った。『天皇杯』準決勝ではエース・ドウグラスを欠いた広島に、G大阪が宇佐美貴史の2ゴールなどで3-0と快勝した。広島は得点ランキング2位・ドウグラスがチームを去り、FWの補強が急務である。G大阪はブラジル人アタッカー・アデミウソンの獲得でJリーグ随一の攻撃陣を揃える。決戦まで約1か月、広島・森保一監督、G大阪・長谷川健太監督がどのようにチームを仕上げてくるのか。『FUJI XEROX SUPER CUP 2016』サンフレッチェ広島×ガンバ大阪は2月20日(土)・日産スタジアムでキックオフ。チケットは1月17日(日)午前10時より一般発売。
2016年01月15日大ブームを巻き起こした『アナと雪の女王』日本語吹替版のアナ役を演じ、その演技力と歌唱力の高さが広く世間でも認知された、神田沙也加。だが舞台の世界では、『レ・ミゼラブル』といった古典的名作から劇団☆新感線の作品、今はやりの2.5次元舞台まで幅広くこなす実力派として、すでにおなじみだ。そんな彼女が今春挑むのは、「ひと目惚れならぬ“ひと聴き惚れ”しちゃいました」と語る、フランス発のミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』。この作品に挑む心境を語ってもらった。チケット情報はこちら近年、日本にもフランス生まれのミュージカルが次々と上陸。デジタルサウンドも多用された、ノリのいいフレンチ・ロックが印象的な、華やかでポップな作品が多いが、神田もその魅力を「洗練されていて、おしゃれ。フランスだからか、やっぱりどこか美意識が高い印象があります」と語る。「『1789』も本当に、音楽がカッコいい。私もミュージカルのCDというより、普通に一枚のサントラ、アルバムとして聴いているんですよ。急にクラシカルに歌いだすものではないですし、普段ミュージカルをあまり観ない方にも勧めやすい」。物語は18世紀末、フランス革命期のパリを舞台に、革命派の若者たちや、対立する貴族側、そしてその動乱の中で生まれる愛を描いていくもの。神田が演じるのは、父を貴族に殺され革命派に身を投じる農夫・ロナンと愛し合うヒロイン、オランプ。自身は宮廷に仕える侍女であり、ロナンとの間には身分違いの壁が立ち塞がる。「ミュージカルファンって、革命とか王宮とか、好きですよね。私も例に漏れず……なんですが(笑)。何かが失われていく状況とか、刹那的なものの中にドラマを見出すのは、なぜなんでしょう。“がけっぷちで愛し合う”とかに、惹かれてしまいます。今回、私の“大好物”がひとつ増えるのでは、と思っています」と、楽しみにしている様子。演出は、『エリザベート』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』など、次々と人気作を生み出しているミュージカル界の巨匠・小池修一郎が担当する。小池作品への出演も初めてだ。「きっと、とても厳しいと思います。でも、小池先生が大事にされている部分――耽美的だったり、2.5次元的な部分だったり……というのは、共感するところがありそう。もともと先生が持っていらっしゃるモットーに対して、絶対的に賛同できる気がしたんですよ。だから、厳しくてもちゃんとついていけると思っています」。主人公ロナンをWキャストで演じる小池徹平、加藤和樹を筆頭にフレッシュなキャストも多く、ミュージカルの殿堂・帝国劇場に新しい風が吹きそうな予感。神田も「すごい新作になると思います」と期待を抱く『1789』、上演を楽しみに待ちたい。なお、オランプ役は夢咲ねねとのWキャスト。公演は4月9日(土)・10日(日)のプレビュー公演を経て、4月11日(月)から5月15日(日)まで、東京・帝国劇場にて。チケットぴあでは1月17日(日)11:00まで<いち早プレリザーブ>を受付中。その後大阪公演もあり。
2016年01月15日ミュージシャンのナオト・インティライミと俳優の小関裕太がW主演するミュージカル『DNA-SHARAKU』が東京・新国立劇場 中劇場で上演中だ。原案を作家の冲方丁、演出を小林香、音楽を井上ヨシマサ、映像演出を齋藤精一(ライゾマティクス)が手がけ、またキャストもナオト、小関をはじめ、新妻聖子、坂元健児、田野優花(AKB48)、ミッツ・マングローブ、朝海ひかる、中川晃教、イッセー尾形など各界の才能が集まった。ミュージカル『DNA-SHARAKU』チケット情報本作は、現代とふたつの未来、そして江戸時代という4つの時代を舞台に物語が展開していくSF歴史ミュージカルだ。人間の創造する心を否定する未来の支配者(=人工知能)によって、ナオト演じる柊健二と、小関演じる結城連のふたりが江戸時代に送り込まれ、創造する心の原点とされ謎に包まれる天才浮世絵師・東洲斎写楽を探し求めるというストーリー。開幕前日に行われた囲み取材では、各キャストが本番を迎える思いを語った。本作がミュージカル初出演となるナオトは「武者震いがとまらないですね。ミュージカルは初めてですが、ものすごいエンターテインメント。お芝居があって踊りがあって歌があって、さらに映像も演出もある。これはミュージカル以外ではだせない魅力ですよ」とコメント。劇中で自身が作った曲を披露することについては「そのシーンは自分のライブをやっているかのような気持ちですね」と、のびのび演じている様子。小関は見どころのひとつである映像について交えながら「映像が、和の雰囲気と調和しているのがかっこよくて、すごい好き。映像や照明など周りからくる力がものすごく強くて、稽古場よりもすごいものになっている」と本番への自信をのぞかせた。今回、母子を演じるミッツと新妻は、全然似ていないという記者からの指摘に対し「そっくりですよ(新妻)」、「遺伝しまくりよ(ミッツ)」と息ぴったりに返して会場を笑わせ、花魁役の朝海は「カツラと着物で衣装がそうとう重いので、宝塚で羽を背負って鍛えていてよかったです(笑)。江戸の小粋さ、おしゃれさ、かっこよさを皆様にお伝えできれば」と抱負を語った。ひとり芝居のイメージが強いイッセーは「ついつい舞台の中央に立っちゃう(笑)」という“ひとり癖”を明かしながら「音楽の方たちって純粋でパワーがあって毎日楽しい」と、笑顔で初めてのミュージカル出演に挑む。様々なプロフィールをもった出演者たちが、それぞれの創造する力を持ち寄って出来上がった「DNA-SHARAKU」。東京公演は東京・新国立劇場中劇場にて1月24日(日)まで上演。その後、1月28日(木)から大阪・シアターBRAVA!、2月6日(土)から福岡・キャナルシティ劇場でも公演を行う。チケットは各地公演とも発売中。
2016年01月15日劇団☆新感線の2016年春興行、いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK 「乱鶯」の製作発表が1月13日、都内で行われ、主役の古田新太をはじめ、稲森いずみ、大東駿介、清水くるみ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、いのうえひでのり(演出)、倉持裕(脚本)が登壇した。「蛮幽鬼」以来、7年ぶりに新橋演舞場での上演となる、いのうえ歌舞伎最新作「乱鶯」。立ち回りあり、サスペンス色あり、ちょっぴり大人の恋模様あり。江戸中期に暮らす市井の人々の人情味あふれるドラマが描かれる。会見では、演出を務めるいのうえが「いつもより若干大人っぽい、ビターな味わいのある『いのうえ歌舞伎』を作りたい。(座付作家の)中島かずきが書く王道の『いのうえ歌舞伎』だと少年漫画、ファンタジーの色が強く、リアルさがない。それもおもしろいが、リアルな話をやってみたい。ちょうどいいタイミングで倉持くんにお願いできた」と語ると、倉持も「やっときてくれた。待ってましたという気持ちでした。すごくうれしい。新感線はエンターテインメント。間口が広いところが魅力であこがれていた」といのうえに応えた。「古田さんから『出番が多い』と言われた」と明かすと古田は、「倉持くんがバカなせいでものすごくセリフが多い。立ち回りもそんなにないって言ってたのに、オープニングから大立ち回りです。本当に殺してやると思いました」と倉持の脚本への毒舌を披露するも、「倉持くんの台本は、セリフのやりとりやリズム感が上手だなと思う。台本を読んでて心地いい」と作品への期待もみせていた。また、7年ぶりに新感線に出演する稲森、5年ぶりに出演する大東は、ともに初共演となる古田への印象を「本当に温かくて素敵な方」(稲森)、「『お前そのカッコいきってんのか?』と早速洗礼を受けました。そこからいろいろ勉強させていただきたい」(大東)とそれぞれ語った。会見終盤には「倉持くんが書いてるので倉持くんの世界観ができると思うんですが、やってる人間は(劇団☆)新感線なので、最終的には新感線(の芝居)になると思う。だからなるべく下ネタを入れたい」と古田が会場を笑いの渦に巻き込んだ。いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK 「乱鶯」は3月5日(土)から4月1日(金)まで東京・新橋演舞場にて。1月17日(日)23:59まで先行抽選プレリザーブ受付中。
2016年01月15日3月31日は“ミミにイチ番”という語呂合わせから「オーケストラの日」に制定されている。文京シビックホールにて首都圏の全12楽団が一堂に会し、「オーケストラの日2016」を開催。無料のイベントに加え、この日のために選抜されたメンバーで結成され、指揮に川瀬賢太郎、ヴァイオリンにレイ・チェンを迎えたオーケストラによるコンサートも開催される。「オーケストラの日2016」の公演情報オーケストラの日は日本オーケストラ連盟により2006年に制定され、全国各地で様々な催しが行われる。2007年より始まり今年で10回目を迎える「オーケストラの日 2016」では、クラシックファンはもちろん、オーケストラになじみのないという方や、子どもたちもその魅力に触れることができるイベントを企画している。バックステージツアーでは、オーケストラが演奏される舞台裏がどうなっているのかを見学できるほか、小ホールではオーケストラ・メンバーによるミニコンサートも開催。0歳児も入場可能なので、お子さんが小さくてなかなかクラシックコンサートに行けないというお父さん、お母さんも一緒に生の演奏を楽しめる。また“ゲネプロ”とよばれるオーケストラの本番前の最終リハーサルの様子も公開(※4歳から入場可)。映画や舞台などでオーケストラを扱った作品では、団員同士のトラブルや指揮者への不満などがコミカルに描かれることが多いが、果たして本当のオーケストラ・リハーサルはどのようなものなのか?その目で確認するチャンス!区民ひろばには、実際に楽器を体験するコーナーもあり、気軽に文字通りオーケストラに触れることができる。15時開演のオーケストラは、首都圏のプロフェッショナル・オーケストラから選抜されたメンバーによる「オーケストラの日祝祭管弦楽団」が編成される。名古屋フィル、神奈川フィルなどで指揮棒をふるう川瀬賢太郎を迎え、ヴァイオリンには2012年のノーベル賞コンサートで最年少出演のソリストとして注目を浴びた台湾出身のレイ・チェンを招聘。曲目もジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ組曲」、「オリンピック・ファンファーレとテーマ」、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」と初心者にも親しみやすい構成となっており、一般3000円、ジュニア1500円(小学生~高校生※未就学児入場不可)という値段設定もあり、お手軽に特別な1日を楽しめそうだ。チケットは1月15日(金)より発売開始。文:黒豆直樹
2016年01月15日中山美穂が舞台『魔術』で、念願の初舞台に挑戦する。舞台『魔術』チケット情報「舞台は20代の頃から憧れていました。コンサートでのライブ感が大好きで、お芝居もやってみたいな、と。ここにきて初めてお話をいただき、脚本を読んだらものすごく面白い!まさかこの年齢になって、初めての経験ができるとは思ってもみませんでした。でも人生は一回きり。今は楽しみで仕方ありません」と喜びを語る。『魔術』は南河内万歳一座座長の内藤裕敬による書き下ろしで、演出も内藤が手がける。キャスト4人が出ずっぱりで挑む、ワンシチュエーションの会話劇だ。男女4人がおでんの屋台にたどり着くが、その途中、まるで魔術にかかったみたいに周りから人が消えてしまう。実はその4人はそれぞれの生活の中で、人との密度、距離を失っていた者たちだった…という、何ともミステリアスな物語だ。「不思議な話で、私が演じる女性も脚本だけではどんな人物なのか、まだ捉えられなくて。全てはお稽古が始まってからですね。お稽古では、内藤さんに厳しく何でも言っていただきたいです。私、激しい性格ですから傷つきますけど、早くレベルアップできるところまで持っていきたいです。人見知りも強いけど、自分をオープンにして、いいところも悪いところもさらけ出して、積極的に臨むつもりです。相手の役者さんが心開いてくださり、上手く気持ちのキャッチボールができるといいですね」初舞台の稽古場で自分をさらけ出すにはかなりの勇気が必要だろうが、「私、恥ずかしいことなんて、もうそんなにないので。失敗から学ぶことのほうが大きいと思っています」と、肝が座っているから頼もしい。演出の内藤に、中山の起用理由を聞くと、「野良猫でも、田舎にいる野良猫と都会の野良猫では違うでしょ?中山さんには都会的なシャープさがあり、油断の出来ない寂しさが伴っているのが魅力です。彼女の役は生活感がありながら、同時に都会の中を漂流している雰囲気が漂っている。初舞台でご本人も緊張なさっているでしょうが、中山美穂という存在感を舞台ならではの新しい感じで立体化したい。映像とは違う形で、ジタバタしていただこうかな」と語った。出演は中山の他、萩原聖人、橋本淳、勝村政信。公演は3月27日(日)から4月10日(日)まで東京・本多劇場、4月15日(金)から17日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。その後、4月中旬から下旬にかけて全国ツアーが予定されている。取材・文:三浦真紀
2016年01月15日帝京大が前人未到の『大学選手権』7連覇を達成し、トップリーグ優勝戦線も『LIXIL CUP 2016』準決勝を控え、いよいよラグビーシーズンが佳境に入った。だが、今季は春夏シーズンもラグビーファンの楽しみは続く。そう、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズが、世界最高峰のラグビーリーグ『スーパーラグビー』に参戦するのだ。スーパーラグビー チケット情報サンウルブズに所属する選手たちは「勝負事なので負けていいゲームはない。決勝トーナメントを目指したい」(山田章仁)、「目標は決勝トーナメント進出」(垣永真之介)、「まず開幕戦で勝ちたい」(矢富勇毅)と抱負を口にしたが、現役時代にオールブラックスの一員として活躍したマーク・ハメットヘッドコーチは、大風呂敷を広げない。ハメットHCは「1年目は大きな枠として礎を作ること。まず最初にチームを知る、選手を知ることが先決」と冷静に語った。経験がある。ハメットはプレイヤーとして4度、アシスタントコーチとして3度、クルセイダーズで『スーパーラグビー』制覇を達成したが、1年目は最下位に甘んじた。ハメットHCは振り返る。「我々クルセイダーズは最下位で苦しんでいる1年目に荒削りながらチームの土台を作り、最終的には『スーパーラグビー』で最も強いチームになることができた。サンウルブズにとって2016年は、我々が自信を持ち、『スーパーラグビー』の長い歴史の中で育む、チームとしての土台を作る年にしたい」さらに、こうも言った。「チームには自分たちがやろうとしているスタイルを信じることができる礎がなければいけない。新しいチームにカルチャーを作り、選手、スタッフがこのチームにいたいと思えるようにしたい」また、指揮官は目指すスタイルについては次のように語った。「大事なのは、日本スタイルのラグビーをしていくこと。スピードとともに、セットピースがしっかりしていなければいいラグビーはできないのでスクラム、ラインアウトも強化したい。もちろん、ディフェンスの精度も重要になってくる」『スーパーラグビー2016』開幕戦ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ×ライオンズは2月27日(土)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。チケットは1月16日(土)昼12時より先行先着「プリセール」受付、1月23日(土)昼12時より一般発売。サンウルブズの初陣となる2月13日(土)・トップリーグオールスター『FOR ALL チャリティーマッチ 2016』トップリーグXV戦・豊田スタジアムのチケットは1月16日(土)午前10時より先行先着「プリセール」受付、1月17日(日)午前10時一般発売。
2016年01月15日トップリーグ4強は昨季と同じ顔ぶれとなった。『LIXIL CUP 2016』準決勝に3連覇を目指すパナソニック、『日本選手権』覇者のヤマハ発動機、初代王者・神戸製鋼、6年ぶり6度目の優勝を狙う東芝が勝ち残ったのだ。ジャパンラグビートップリーグ チケット情報4強は1回戦でそれぞれ持ち味を発揮した。パナソニックはキヤノンを46-6と圧倒。2年連続MVPのSOベリック・バーンズ、日本代表WTB山田章仁をケガで欠いたが、ヘイデン・パーカーが10本のキックをすべて決め、児玉健太郎も2本のトライを奪う活躍を見せた。LOヒーナン ダニエル、NO.8ホラニ龍コリニアシらFW陣が攻守に前へ出て、終始ペースを握ったのだ。NTTコム戦で前半を7-7で折り返したヤマハは後半勝負でFWが圧力を増して26-7、神戸製鋼は近鉄に地力の差を見せ付け42-10と完勝した。ただ、ヤマハ・五郎丸歩はキック成功が5本中3本、神戸製鋼・山中亮平が3本すべてに失敗し、代わったキッカー・正面健司が5本中3本成功と、低調だったのは気になる。東芝とトヨタ自動車は互いの持ち味である速いアタックと粘り強いディフェンスを発揮して、接戦を演じた。だが、FWで優位に立つ東芝が徐々に押し込み、29-17と勝ち切った。準決勝のカードはパナソニック×神鋼、東芝×ヤマハとなった。2試合ともセットプレーが勝敗の鍵を握るだろう。パナソニック×神鋼はPR稲垣啓太(パナソニック)、HO堀江翔太(パナソニック)、PR山下裕史(神鋼)と日本代表のフロントローが並ぶ。ラインアウトになれば堀江が安定したスローイングを披露し、アンドリース・ベッカー(神鋼)が208cmの長身を利してキャッチする。どちらがスクラムとラインアウトで支配するか、勝負の綾となる。東芝×ヤマハは、よりセットプレーが勝敗に直結するだろう。東芝はフィジカルコンタクトに、ヤマハはスクラムに絶対の自信を持っている。自らの武器とするスクラムやモールで押し込めばこっちのもの、逆に押し込まれれば得点以上のダメージを負う危険性もはらんでいる。リーチ マイケル(東芝)や大野均(東芝)、田中史朗(パナソニック)ら『ラグビーW杯』日本代表メンバーの半数を超える16名が所属する4強対決。『LIXIL CUP 2016』準決勝は1月16日(土)・パナソニック×神戸製鋼・秩父宮ラグビー場、東芝×ヤマハ発動機・東大阪市花園ラグビー場で、決勝と3位決定戦は1月24日(日)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。『LIXIL CUP 2016』覇者に『第52回全国大学選手権』7連覇を達成した帝京大が挑む『第53回日本選手権』は1月31日(日)・秩父宮ラグビー場で開催。いずれのチケットも発売中。
2016年01月14日2014年に舞台づくりの実験段階を見せるトライアウト公演を神奈川芸術劇場中スタジオで上演して好評だったミュージカル『JAM TOWN』が2016年1月、ついにホールでの本公演として帰ってきた。初日を目前に控えた稽古場では、父と娘の感涙の物語を確かな演技力と歌唱力で伝えようとする筧利夫、松浦雅ら主要キャスト陣と、パンチの効いたダンスを繰り出すアンサンブルメンバー、そして音楽監督の西寺郷太が自ら生演奏で参加するバンドの情熱と意気込みが溶け合い、まさにカオスのパワーを生み出していた。A New Musical『JAM TOWN』チケット情報タイトルの前にわざわざ「A New Musical」とうたっているように、ミュージカルに対する先入観にとらわれることなく、さまざまな要素を詰め込んだまったく新しいミュージカル。特徴的なのはほとんどの曲を手掛ける西寺郷太の幅広い音楽性を表すように、ロックからヒップホップ、ラップ、ポップス、ソウル、R&Bまでさまざまなビートが絡み合い、ひとつとして同じテイストの曲がないところだ。それぞれの楽曲にはバラエティーに富んだ振付があり、ひとつひとつがきちんとショーとして成立している。心情の説明になりがちな楽曲部分が、補助的な立場から抜け出してパフォーマンスとして完成しているのだ。数々の舞台を彩ってきた主演の筧は、演じるマスターのキャラクターを乗せたような暖かみのある歌声。NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』や『GTO』など話題のドラマで頭角を現してきた松浦はスレンダーな身体からは信じられないほどのパワフルな楽曲からしっとりしたバラードまで見事に歌いこなす。シンガーとしても世間を沸かせた藤井隆が優れた身体能力を見せつけるようなパフォーマンスで沸かせれば、水田航生は豊かな表現力で惹き付ける。東風万智子の歌声のたおやかさには癒やされる思いだ。ダンサーたちは自分の出番の直前まで、わきで振りや仕草の確認をしている。振付のYOSHIEが要求する高い次元のダンスに応えようとぎりぎりまで集中力を高めているのだ。このミュージカルを発案し演出にあたる少年隊の錦織一清は静かに舞台を見つめているかと思えば、舞台わきで次の出番の出演者に手振り身振りで直接アドバイスし、アグレッシブに魂を注入している。最終的にどんな舞台に仕上がるのか。ミュージカルに新しい風を吹かせてくれるのは間違いなさそうだ。公演は1月13日(水)から30日(土)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。
2016年01月14日ミュージカル「忍たま乱太郎」第7弾 ~水軍砦三つ巴の戦い!~が1月9日より東京・サンシャイン劇場で上演中。【チケット情報はこちら】ミュージカル「忍たま乱太郎」は尼子騒兵衛著作の漫画『落第忍者乱太郎』、およびそれを原作として放送23年目を迎えたアニメ「忍たま乱太郎」をミュージカル化した作品。2010年の初演から6年間で公演回数は208公演を数え、入場者数は延べ15万2千人を超えている。シリーズ第7弾となる今作は、主人公である忍術学園の面々と、原作では互いをよく知る間柄として登場する兵庫水軍の出会いを描く、言わば「エピソードゼロ」的な物語。忍術学園と対立するドクタケ忍者隊の面々も登場する。開幕に先がけて、1月8日にゲネプロと囲み取材が行われた。同作への意気込みについて、七松小平太役の早乙女じょうじは「タイトルが“三つ巴の戦い“なんですが、稽古から忍術学園、兵庫水軍、ドクタケ忍者隊の3組で一緒に稽古をしてきた。明日は自信を持ってステージに立てるなと思います」と自信をのぞかせた。また、中在家長次役を務める白柏寿大は「今回からこのミュージカルに参加させて頂いたんですけど、ストンプがあったり、20人以上で行われる殺陣があったり、本当に日本に新しい風を吹き起こせるミュージカルと思っています。新メンバーとして頑張っていきます!」と語った。潮江文次郎役を務める海老澤健次は「今回、兵庫水軍が新しく入って、ドクタケもフィーチャーされて、忍術学園のメンバーもいて、本当に原作を知らない初めての方でも新しい感覚で観れる作品だと思います。一人一人の深い部分まで表現されているので、そこを観て頂きたいのと、何も考えずただ観に来て頂ければ『忍たま』の暖かさやカッコよさが伝わる作品になっていると思う」とコメント。早乙女も「2.5次元の作品は、アニメのストーリーを舞台でやるけれど、今回はアナザーストーリー。初めて忍ミュを観るという人でも、予習無しでOKな作品です」と話した。ミュージカル「忍たま乱太郎」第7弾 ~水軍砦三つ巴の戦い!~は、1月23日(土)まで池袋・サンシャイン劇場にて上演。
2016年01月14日2013年の『ラスト』から3年。WAHAHA本舗の全体公演『ラスト2~NEW HOPE 新たなる希望~』が上演される。これで最後と銘打った作品は、実は3部作のシリーズものだったのである!その第2弾となる今回は、どんなショーが飛び出すのか。作家の喰始と共にWAHAHA本舗を率いてきた佐藤正宏、柴田理恵、久本雅美が意気込みを語った。WAHAHA本舗全体公演 チケット情報「正直にお話すると、全体公演は本当に前回で打ち止めにするつもりだったんです。ところが、『本当にもうやらないんですか』という声があまりに多くて、それで3部作ということにしました(笑)」と、『ラスト2』を上演するに至った理由を喰が語り始めると、「私も『またやってほしい』と言われた」と声を揃える柴田。「こんなに惜しまれるものなんだってうれしかった」と佐藤も言う。「だからこそ、そのお客さんの期待を超えられるように頑張りたいよね」と話すのは久本だ。WAHAHA本舗の公演は、確かに、何度でも観たくなる要素が満載である。たとえば、幕が開く前に盛り上げるナレーション。それによって「いきなりクライマックスから始まる」(佐藤)ような舞台になるのだが、その声だけの出演者が、井上陽水、西田敏行、和田アキ子など実に豪華。「今回も大物に依頼する予定です」と喰が期待を高める。もちろん幕が開いてからのショーも豪華絢爛。しかも今回も、オール新作のネタとなる。柴田・久本コンビが繰り出すのは、「江頭2:50をモジッた“江頭ババア”の漫才。前に小さい舞台でやったのが面白かったから、今度は大きな舞台で観たいと喰さんにリクエストされたので、バージョンアップしたものを考えてます」(久本)。佐藤が見せるのは、劇団の女性陣を黒子に従えた日舞。「手を変え品を変え、日舞にはあり得ないものも使いながら踊ります(笑)」(佐藤)。そして、喰によると、「梅ちゃん(梅垣義明)が大舞台で歌うのはこれが最後になる」というサプライズ企画もある。今回はまた、新加入のメンバーも登場する。「一緒にやるのは今回が初めて。みんなのエネルギーに触発されるだろうし、私たちも、“お前ら、ここまでくだらなくなれるか!?”と(笑)、若手に刺激を与えたい」と柴田。「エネルギーがあふれているのがWAHAHAの面白さ」と喰も改めて感じている。創立33年目に突入してもなおパワフルに、ただただ面白さを追求していくWAHAHA本舗。久本は言う。「演劇でもお笑いでもないWAHAHA本舗にしかない世界に、今回も客席をどんどん巻き込んでいきますからね」。覚悟して臨みたい!公演は2016年5月8日(日)より東京国際フォーラムホールCでの東京公演を皮切りに全国各地をめぐる。東京公演はチケット先行抽選2次プレリザーブを受付中。取材・文:大内弓子
2016年01月13日国民的人気ゲームシリーズ「ドラゴンクエスト」をテーマにしたイベント「ドラゴンクエスト スペクタクルツアー」が今夏、開催されることが発表された。「ドラゴンクエスト」は第1作の発売から30周年、累計6,600万本の出荷数を誇る、誰もが知るビッグタイトル。節目の年を迎え、動員40万人規模のビッグイベントを全国5か所、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、大阪城ホール、名古屋・日本ガイシホール、福岡マリンメッセで開催することが決定した。本日行われた「ドラゴンクエスト30周年プロジェクト発表会」で、ドラゴンクエストの生みの親・堀井雄二は「『ドラクエ3』がテーマ。懐かしのキャラが出るステージになるのでは」と期待を寄せた。さらなるイベント詳細については、1月20日(水)19:56から日本テレビ系列で放送の「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」緊急生放送で発表。また、同イベントのチケット先行受付情報も同日20:00に発表されるという。
2016年01月13日渡辺美里が「2016年30thアニバーサリー横浜アリーナオーディナリー・ライフ祭り」を1月9日に神奈川・横浜アリーナで開催。昨年5月、大阪城野外音楽堂から全国47都道府県を制覇する「日本全国ツアー 30thRevolution」をスタートさせ、12月23日に開催された大阪フェスティバルホールで同ツアー全52公演のファイナルを迎えた美里。この日行われた公演は、30周年を無事完走し、新たに31年目のスタートを切る公演となった。【チケット情報はこちら】「10years」で幕を開けたステージは、昨年行われたツアーを支えた鉄壁のミュージシャンに加えて、新作『オーディナリー・ライフ』のプロデュースを務め、美里の30年のキャリアで初期のバンマスも務めた佐橋佳幸(g)、中期のバンマスであり数多くのアルバムのプロデュースも手がけた有賀啓雄(b)、そして現在のバンマスであるスパム春日井が揃うという超豪華な布陣で、『サマータイムブルース』、『恋したっていいじゃない』、『センチメンタルカンガルー』と、往年のヒット・ナンバーが立続けに繰り出され、佐橋に「アンコールみたいなオープニングだったね」と言わしめた豪華セットリストに場内は大熱狂。美里、佐橋、そしてDr.kyOn(key)の3人が「三ツ星団」を再結成して新作から『鼓動』を披露。続いてWEAVERの3人+三ツ星団による『夢ってどんな色してるの』も演奏され、新作で実現したコラボがステージ上でセッションされる。『Glory』では曲を提供したCaravanが登場して見事なハーモニーを聴かせた。代表曲『My Revolution』で会場がひとつになったあと、荘厳な雰囲気の中、『オーディナリー・ライフ』のイントロが響く。曲の途中でステージ上段に正装した4人のシルエットが浮かび上がり、ゴスペラーズが演奏に華を添えて本編は感動のうちに終了。アンコールでは『すき』が披露される際にスクリーンから30年に渡るライブ・シーンが映し出され、ファンの目に涙が浮かぶ。『ジャングル チャイルド』、『恋するパンクス』と激しいビートで魅了し、おごそかなイントロから『JUMP』、2時間半21曲に渡る最高の祭りは、美里の圧倒的な歌唱力が光る『Lovin’ you』でその幕を閉じた。31年目の美里の展開も続々と発表された。まずは3月に1stアルバム『eyes』を完全再現する名盤ライブが東京・Zepp DiverCityと大阪・Zepp Nambaで開催。そして5月から9月にかけて、東京、川崎、大阪、大宮の4か所でフルオーケストラ・コンサートの開催も決定した。ひとつひとつ丁寧に歌の種を植え続ける美里が、2016年も可憐な花を咲かせてくれそうだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2016年01月13日