チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (200/342)
ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。11月26日(木)の放送は、番組史上初の公開生放送。ゲストに、アニソンアーティスト春奈るなが登場する。春奈るなは、2012年5月、梶浦由記が作詞作曲を手掛けた『空は高く風は歌う』でメジャーデビュー。11月11日にミニアルバム『Dreamer』を発売したばかり。公開放送のチケットはあっという間に完売。大きな注目を集めている今回の放送。ニコ生公式放送では、ガチオタとして知られる彼女が、自身の様々なコレクションを紹介。前回のアニメぴあちゃんねる出演時には部屋に飾った「イナズマイレブン」などのフィギュアを紹介してくれたが、現在は一体何を集めているのか楽しみだ。アニメぴあちゃんねる会員放送では、デビュー前のコスプレ写真を披露する。ニコ生プレミアム会員放送では、恒例企画のファッションチェックを行なう。ゲストの春奈るなはもちろん、レギュラーのタカオユキ、前田玲奈、秦佐和子にCCDカメラで大接近。また、ファッションチェックではカメラを恋人に見立て、振り向きざまにカメラ目線でコメントをするのも恒例。今回は春奈るなの演技力が見ものだ。こちらも恒例企画、番組冒頭のカラオケでは、いつもの前田玲奈に加え、今回は秦佐和子もカラオケに挑戦。これまで、アニソンや歌謡曲など色々と歌ってきたが、今回はどの様な選曲となるのか楽しみだ。そして、タカオユキのキャラ弁「タカ弁」をゲストの春奈るなが試食するなど、今回もコーナーが盛りだくさんだ。「アニメぴあちゃんねる」は11月26日(木)午後8時より放送開始。■アニメぴあちゃんねる日時:11月26日(木)午後8時~午後9時30分出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 春奈るな
2015年11月25日サンフレッチェ広島に挑むのは浦和レッズか、ガンバ大阪か。『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』準決勝が11月28日(土)に迫った。浦和×G大阪のチケットは明日発売となる。『明治安田チャンピオンシップ』準決勝・浦和×G大阪 チケット情報年間2位の1stステージ王者・浦和と年間3位・G大阪は2ndステージ最終節で勢いをつけた。浦和はヴィッセル神戸を5-2と粉砕し、G大阪はモンテディオ山形を相手に5分間で4ゴールという離れ業で4-0の完勝を収めた。第16節では浦和は得点王・大久保嘉人を欠く川崎フロンターレと1-1、G大阪はサンフレッチェ広島に0-2と完敗を喫していただけに、嫌な雰囲気を払拭して、準決勝に臨むことになる。浦和はFW・武藤雄樹、李忠成、MF・柏木陽介、青木拓矢、梅崎司、G大阪は2得点の大森晃太郎、FW・長沢駿、DF・米倉恒貴と豊富な陣容がゴールスコアラーに名を連ねたのも心強い。李は神戸戦の前まで2得点と低調だったが、最後の最後に1ゴール2アシストとストライカーにふさわしいパフォーマンスを見せた。5試合連続無得点に終わった得点ランキング3位・宇佐美貴史(G大阪)も、3アシストと次を期待させる仕事ぶりを披露した。浦和は負傷で最終節を回避したFW・興梠慎三、DF・那須大亮、森脇良太が戦線復帰すれば攻守にさらに厚みを増すだろう。G大阪も最終節は出場停止だったFW・パトリックが戻ってくる。西川周作(浦和)×東口順昭(G大阪)の日本代表守護神対決や、中盤でタクトを振るう阿部勇樹(浦和)と遠藤保仁(G大阪)による主導権争いなど、各ポジションで見どころが多い浦和×G大阪。過去の直接対決ではG大阪の21勝8分19敗とほぼ互角。2012年以降は3勝3敗と全くの五分の星を残す。浦和は決勝で控える広島に対し、今季は1分1敗だが、その前まで5連勝を飾っている。G大阪も2ndでは敗れたが、1stまで対広島は公式戦4連勝をマークした。4連勝で2nd優勝を決め、年間最多勝点74をマークし1位に輝いた広島は強い。その上、中9日で決勝に臨む広島に対し、浦和もG大阪も中3日の強行軍となる。だが、サッカーは何が起こるかわからない。何かを起こすためには、準決勝の一発勝負に勝たないといけない。11月28日(土)・『明治安田チャンピオンシップ』準決勝・浦和×G大阪・埼玉スタジアム2002のチケットは11月26日(木)午前10時より一般発売。広島を迎え、準決勝勝者のホームで行われる12月2日(水)・決勝第1戦、エディオンスタジアム広島で開催される12月5日(土)・決勝第2戦のチケットは11月29日(日)午前10時より一般発売。また、『明治安田チャンピオンシップ』優勝チームがオセアニア代表のオークランド・シティーFCと対峙する『FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2015』開幕戦(12月10日(木)・横浜国際総合競技場)のチケットは発売中。Jリーグの頂点を決める戦い、そして世界最強のクラブを決する戦いを確保せよ。
2015年11月25日エリック・クラプトンが2016年4月13日(水)・15日(金)・16日(土)・18日(月)19日(火) に東京・日本武道館で2年ぶりの来日公演を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】同公演はワールドツアーの一環ではなく、日本のファンだけのために企画されたライブ。会場となる日本武道館はクラプトンが1974年に初来日公演を行った場所。アメリカのマディソン・スクエア・ガーデン、イギリスのロイヤル・アルバート・ホールと並んで、彼がこよなく愛してきた会場だ。チケットの一般発売は12月5日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は11月27日(金)午前11時まで。■黒澤楽器店 MARTIN GUITAR Presents ERIC CLAPTON 20162016年4月13日(水) 日本武道館(東京都)4月15日(金) 日本武道館(東京都)4月16日(土) 日本武道館(東京都)4月18日(月) 日本武道館(東京都)4月19日(火) 日本武道館(東京都)料金:S席13,500円 / A席12,000円(座席指定/税込)
2015年11月25日アイドルユニット、生ハムと焼うどんが2016年3月2日(水)に東京・赤坂BLITZで2回目となるワンマンライブ【生と死】を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】生ハムと焼うどんは高校の同級生である西井万理那と東理紗のふたりが、2015年3月に結成。ユニット名の由来は西井万理那が「生ハム」が好きで、理紗が「焼うどん」が好きという理由から。耳なじみのよいコミカルかつキャッチーな楽曲に加え、ライブ中にシュールで独特な世界観を持つコント調の寸劇を繰り広げ、注目を集めている。また、作詞・作曲はもちろん、毎回内容の異なるステージの脚本・演出、さらには衣装制作やライブのブッキング、運営、告知などの全てを彼女たち自身で手掛け、セルフプロデュース・ユニットを自称している。先月、新宿MARZで行われた初のワンマンライブに続き、2度目のワンマンライブとなる同公演。公演日である来年3月2日(水)は彼女たちの通う高校の卒業式直前。自分たちが女子高生であるうちに、1000人規模のライブをなんとしても成功させたいという思いから、勢いのまま決めたとのこと。ライブへの意気込みについて、生ハムと焼うどんの東理紗は「色んな大人に言われます。“1年で1000人集めた人なんていないよ”って。それが本当かどうかは分からないけど、きっとやってみれば分かるはず。まわりになんて言われようと、私達は私達。誰かに敷かれたレールを歩いて、誰かが用意してくれたゴールに入っても、そんなのつまんないよね。1000人集めた前例がないなら、私達が作ればいい。それだけです。もちろん目標や結果が全てじゃないよ。だけど人間って弱い生き物で、自分で決めた意思だって簡単に緩んじゃうから、逃げられないようにみんなに1000人動員のワンマンを発表しました。高校生最後の私達。私達の青春はほとんど生ハムと焼うどんに捧げてきました。私達の最後の青春を見に来てください」とコメントを寄せている。生ハムと焼うどんのオフィシャルサイトは11月23日にオープンしたばかり。気になる方はご確認を。チケット一般発売に先がけて、プレイガイド独占でオフィシャルサイト先行を実施。受付は11月26日(木)昼12時から12月25日(金)午後11時59分まで。■【生と死】生ハムと焼うどん ワンマンライブ2品目日時:2016年3月2日(水)開場18:00 / 開演19:00会場: 赤坂BLITZ(東京都)料金:前売り3,000円(ドリンク別)
2015年11月25日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日アメリカのミュージシャン、ブライアン・ウィルソンが、2016年4月12日(火)・13日(水)に東京・東京国際フォーラム ホールA、4月15日(金)に大阪・オリックス劇場で来日公演を行う事が決定した。【チケット情報はこちら】ソロとしては11年ぶりとなる来日公演。今回の公演は、名作として名高いビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』のリリース50周年を記念して、同作の楽曲を再現するライブ。ブライアン・ウィルソンは1942年生まれ。10代の頃、ビーチ・ボーイズを結成しキャリアをスタート。1962年にファーストアルバム『サーフィン・サファリ』をリリース。当初はサーフロックを強調していたが、すぐに他のテーマも取り込むようになり、1966年にリリースされた『ペット・サウンズ』は、史上最高のアルバムと称されることも多く、後進のアーティストに大きな影響を与えた。ビーチ・ボーイズのメンバーとしては、1988年にロックの殿堂入りを果たしている。また、ブライアンはソロ活動でも大きな実績を残している。1960年代にレコーディングしていた曲を2004年に完成させリリースした『SMILE / スマイル』は、ビルボードチャートのトップ20入りを果たし、初のグラミー賞を獲得。今年4月には11作目となるソロ・スタジオ・アルバム『ノー・ピア・プレッシャー』をリリースしている。現在、チケットの一般発売に先がけて、本日よりプリセール先着先行をぴあ独占で実施中。受付は12月1日(火)午後11時59分まで。■「『ペット・サウンズ』50周年アニバーサリー・ジャパン・ツアーBRIAN WILSON 50th Anniversary of “PET SOUNDS” JAPAN TOUR」2016年4月12日(火)東京国際フォーラム ホールA(東京都)開場 18:00 / 開演 19:004月13日(水)東京国際フォーラム ホールA(東京都)開場 18:00 / 開演 19:004月15日(金)オリックス劇場(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:00料金(全席指定・税込)S席 12500円 、 A席 10500円※未就学児童入場不可
2015年11月25日THE COLLECTORSが11月22日(日)東京EX THEATER ROPPONGIで、ツアー「SUPER DUPER」のファイナル公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは今年の9月に発売された通算21作目のアルバム『言いたいこと言えないこと言いそびれたこと』のリリースツアー。場内ぎっしりのファンの大歓声に迎えられて登場したメンバーが1曲目に繰り出したのは『TOUGH』。加藤ひさしのボーカルはハイトーンで太く艶っぽい唯一無二の輝きを放ち、古市コータローのギターはロックンロールの醍醐味をこれでもかとグイグイ叩きつける。加藤がMCで「新譜が出てます、新曲たくさんやります」と宣言した通り、その後も新作からの曲と長いキャリアの中でライブで培われた代表曲をうまく織り交ぜながら貫禄のステージを展開する。あまり来馴れない六本木で遭遇したオバちゃんの話など、途中に挟む加藤と古市の軽快なMCのやりとりも楽しい。本編は、初期の名曲『NICK! NICK! NICK!』から新作のリード曲『Tシャツレボリューション』に繋いで幕を閉じた。この日は加藤の55歳の誕生日。アンコールでは演奏中にバースデー・ケーキが運び込まれ、ロウソクを吹き消すセレモニーも。屈指の名曲「世界を止めて」で、ロマンチックな感動に会場中が染まった。そして加藤の口から、来年4月16日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂でライブを開催する事が発表された。来年結成30周年を迎えるTHE COLLECTORS。加藤の「野音がすぐ売れたらもっとでっかいとこでもやるよ」との言葉に場内は大盛り上がり。「野音がすぐ売れなかったらQUATTROに戻る」と加藤が語ると、後ろで古市が「JAM(THE COLLECTORSが初期に出演していたライブハウス)に戻る」と継いで笑いを誘し、加藤が「つまり30周年はおまえら次第だよ!」と決め台詞を放った。その後披露された『CHEWING GUM』では客席からチューインガムがステージめがけて演奏中ずっと投げ込まれる、ライブのお約束が行われた。ダブルアンコールはNHKアニメ『おじゃる丸』のエンディングテーマに採用されて低年齢層のファンを開発した『Da!Da!!Da!!!』を披露。キャリアに安住することなく良質な作品とライブを演り続ける彼らからこれからも目が離せない。日比谷野外大音楽堂公演のチケット一般発売は2016年1月31日(日)より。取材・文:浅野保志(ぴあ)■THE COLLECTORS日時:2016年04月16日(土) 開場17:15 / 開演18:00会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)料金:全席指定3,000円一般発売:2016年1月31日(日)
2015年11月25日アメリカの8人組バンド、Chicago(シカゴ)が2016年 1月9日(金)より4年ぶりのジャパンツアーを開催する事が決定した。ツアーは大阪・神奈川・愛知・宮城の4か所で開催。【チケット情報はこちら】シカゴは1967年に結成。『素直になれなくて』、『君こそすべて』、『長い夜』、『サタデイ・イン・ザ・パーク』などのヒット曲で知られ、全世界で1億2200万枚を超えるセールスを記録している。チケットの一般発売は12月13日(日)より。なお、一般発売に先がけて、先行先着プリセールを実施中。受付は12月1日(火)午後11時59分まで。■Chicago JAPAN TOUR 20161月9日(土)大阪国際会議場メインホール(大阪府)開場 17:00 / 開演 18:001月12日(火)刈谷市総合文化センター大ホール(愛知県)開場 18:00 / 開演 19:001月15日(金)パシフィコ横浜国立大ホール(神奈川県)開場 18:00 / 開演 19:001月16日(土)イズミティ21大ホール(宮城県)開場 17:00 / 開演 18:00
2015年11月25日宮本亜門の構成・演出、国際的ダンスアーティスト集団WRECKING CREW ORCHESTRAのYOKOIの振付・演出による新しいダンス・エンタテインメントが誕生する。その名も『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』。テクノロジーが進化し、豊かな自然が戻りつつある一方、人々の貧富の差が広がっている20XX年、社会からつまはじきにされた「負け犬」たちが、宇宙人の襲来に対して立ち上がるという、近未来SFアクションだ。『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う』チケット情報「ノンバーバルで、すべてダンスとアクションでストーリーを展開していきます」と教えてくれたのは、ボーカルダンスユニットw-inds.のリーダーで、今回、主役を演じる千葉涼平。「僕が演じるのは、妻を亡くして酒に溺れている工場主のダメ親父を見ながら、大好きなダンスで今の環境を抜け出したいと思っている青年。葛藤したり悩んだりしながら、周りの人達の支えで成長していく。そんな中、宇宙人が侵略してくるんです。亜門さんの演出に、WRECKING CREW ORCHESTRAの代名詞であるELワイヤーのダンスなどが加わってどうなるのか、僕らも楽しみです」。共演者は、古屋敬多、SAWADA、DOMINIQUE、TATSUO、仲宗根梨乃、矢野祐子、KREVAなど錚々たる顔ぶれだ。「超一流の方々が個性的なキャラクターを演じられるので面白いですよ。そんな中、僕が演じるのは真面目で真っ直ぐ役柄だから、逆に難しい。最初、リアルに演じていたところ、亜門さんから場面によってもうちょっとオーバーに、あるいはコミカルに演じるよう、指示をいただいたのも新鮮でした」。宇宙人の襲来という設定は一見突飛だが、大きな出来事を人がどう受け止め、行動するかは普遍的なテーマと言えるだろう。「青年にはすごく共感できます。僕自身ずっとブレイク・ダンスにのめり込んでいて、良くも悪くも一つのことしか見えないし不器用。古屋は僕とは逆のタイプで、今回の役も天才肌なので、そこはハマっているなあ、と」。ブレイク・ダンスを「自分には、なくてはならないもの」と言う千葉。「初めて韓国に行った時、有名なダンスチームのスタジオをアポなしで訪ねたら『一緒に練習しようよ』みたいな感じになって。先日、2013年に台風の被害に遭ったフィリピンを訪問した時も、子供達に歌や踊りを見せたら、一緒に歌ったり、踊りを真似してきたりしたんです。ダンスがすごいのは言葉が要らないこと。今回の舞台にも同じことが言えますよね」と目を輝かせた。デビュー15周年を来年に控え、多忙を極める中、今年初めには「一つひとつをきちんとできないならやめたい」と思ったことも。どうにか乗り切り、「仲間の有難さを改めて感じました」。「自分らしく、瞬間瞬間を楽しんで成長していきたい」と抱負を語るその姿は、主人公の青年と重なって見えた。12月5日(土)より東京・新国立劇場 中劇場、1月7日(木)より大阪・シアターBRAVA!にて上演。取材・文:高橋彩子
2015年11月24日奥田民生が11月28日(土)に広島・MAZDA Zoom-Zoomスタジアムで「奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム」を開催する。【チケット情報はこちら】今回の公演は、作務衣にタオルハチマキ姿の奥田民生が、アコースティックギター1本で弾き語るライブ「ひとり股旅」の特別編。会場は、2004年の旧広島市民球場、2011年の世界遺産・厳島神社での「ひとり股旅スペシャル」に続き、単独コンサート”史上初”開催となる広島・MAZDA Zoom-Zoomスタジアム。広島出身で熱狂的な広島東洋カープファンである奥田が、マウンドという大舞台でどんな音を響かせるのか。そして「ひとり股旅」では、自身のオリジナルナンバーはもちろん、過去にPerfumeや斉藤和義、吉田拓郎などカバー曲を披露していることもあり、セットリストにも注目が集まる。また、同公演はステージ以外でも、遊び心溢れる企画が発表されている。会場となる、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム店を含めた、広島県内の飲食店「むさし」全店では、「民生弁当」を11月29日(日)までの期間限定で販売。さらに、自身プロデュースの「股旅ラーメン」のほか、地元パティスリーによる「民生坊やクッキー」なども当日会場で販売される。チケットは股旅外野指定席のみ発売中。■奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム日時:11月28日(土) 開場12:00 / 開演15:00(雨天決行・荒天中止)会場:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島(広島県)料金:股旅外野指定席 4320円※その他席種は全て完売
2015年11月24日ホテルオークラ東京 旧本館の客室やレストラン、宴会場で使用されていた家具などの備品を販売する「ホテルオークラ東京 Charity Project for Music」。同プロジェクトの一般販売が本日11月24日(火)午後6時よりスタートする。販売は今月初めよりホテルオークラ会員組織One Harmony会員向けに実施。貴賓室「ロイヤルスイート」のカーテンを加工したクッション(9500円)や、新聞受けを加工したブックスタンド(5500円)などはすでに会員向け販売で完売。一般発売では、シャンデリアを加工したペンダント(販売価格100万円)や、イヤリング(100万円)、ルームナンバープレートと避難経路図(10000円)、オークシャンデリアを加工した記念品(1800円)などが販売される。今回の販売は「お客様との想い出の共有」、「社会への貢献」が目的となっており、販売で得た収益は音楽活動の発展に役立てられる。「ホテルオークラ東京 Charity Project for Music」一般発売は1月17日(日)午後11時59分まで。
2015年11月24日日本の3人組ロックバンド、Large House Satisfactionが11月27日(金)に東京・TSUTAYA O-WESTでワンマンライブを開催する。【チケット情報はこちら】同公演は今年の9月に発売されたミニアルバム『SHINE OR BUST』のリリースツアーファイナル。Large House Satisfactionは高校の同級生だった、 小林賢司 (Ba.) と田中秀作 (Dr.) が 組んでいたバンドに、 賢司の弟・小林要司 (Vo.&Gt.) が加入し2005年に結成。「COUNTDOWN JAPAN」 「ROCK IN JAPAN FES.」「SWEET LOVE SHOWER」 などの大型フェスに出演。入場規制が頻発するなど注目が高まっている。チケットは発売中。■Large House Satisfactionツアー「shineeeeeeeeee!!!」FINAL & ONEMAN日時:11月27日(金)開場18:30 / 開演 19:30会場:TSUTAYA O-WEST(東京都)料金:前売り3000円※ドリンク代別途必要
2015年11月24日2014年3月に第1弾公演『オズからの招待状』を上演したPONKOTSU-BARON project。約2年ぶりとなる第2弾公演で『回転する夜』の上演が本日発表となった。『回転する夜』(作:蓬莱竜太)は2007年7月にモダンスイマーズで上演された作品で、引きこもりの青年が夢のなかの過去と現在を行き来し社会への恐怖心を克服する姿を描いた全編石川弁の骨太作品である。とは言ってもファンタジー感はまったく感じない、リアルな社会性のある名作である。2012年2月にウォーキング・スタッフでは朗読劇(演出:和田憲明)で上演されており、本公演の演出も2012年の朗読劇から引き続き、和田憲明が担当する。第22回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した2014年ウォーキング・スタッフ公演「304」と同じく、作・蓬莱竜太、演出・和田憲明のタッグが再び手を組んだ本作。出演はPONKOTSU-BARON project第1弾と同様に赤澤 燈西島顕人味方良介安川純平など、2.5次元舞台をはじめ、ミュージカル、映画などで活躍する若手俳優陣。役者の嘘を感じさせない生きた芝居・リアルな空気感を追求した演出に定評がある、和田憲明と、若手俳優陣でどんな作品を作り出すのかも非常に興味深い。PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』チケット情報作:蓬莱竜太コメント「回転する夜」を書いたきっかけは高熱を出したからだ。強めの風邪薬を飲んで眠った僕はひどい悪夢を見た。長い長い悪夢からなんとか抜け出し目を覚ました。疲労困憊だった。ところが時計を見ると三分しか経っていないのだ。とても困惑した。朝を二度と見れないような錯覚に陥った。この物語の主人公はある夜から抜けられないでいる。悪夢の中を彷徨い、朝は近づかない。もしかして誰にでもあるのかもしれない。未だに脱出できないある日の記憶が。もう一度リベンジ出来るならどうしますか?演出:和田憲明コメント正直、今回の企画でこの作品を上演するのには迷いがあった。蓬莱君という作家は、私にとって大事な存在の一人だ。そんな彼の作品を演出させてもらう時には、いつも以上にプレッシャーがかかる。それを出会ったばかりの若い役者たちとやる。さらに、彼らはどうやら、ストレートプレイの経験がないと言う。でも今はこの作品で良かったと思っている。私が蓬莱作品に出会った頃、その頃の作品群に共通して強く流れていた思い、それは今の彼らだからこそ、より共有できるのではないか。そんな挑戦になればいい。今はそう思っている。公演は2015年1月30日(土)から2月7日(日)まで紀伊國屋サザンシアターにて上演される。チケットの一般発売は12月20日(日)10時開始となる。
2015年11月20日この指先は、星に届くのか──果たして、届くことは禁忌なのか。舞台『TRUMP』チケット情報永遠の命を持つ原初の吸血種《TRUE OF VAMP》=TRUMPを巡る物語は、大阪の小劇場で2009年に誕生。作・演出と今回、出演も果たす末満健一の代表作で、対となる役を入れ替えての「TRUTH」と「REVERSE」、さらに役をシャッフルした「MARBLE」とで上演される。この人気作に挑むのは、同じ19歳の高杉真宙と早乙女友貴。ヴァンプと人の間に生まれ忌み嫌われるソフィとヴァンプの高貴な家に生まれ敬われるウル、といった両役を演じる。語られるのは、思春期にあたる「繭期」を迎えた若きヴァンプが集うギムナジウム「クラン」での時間。異端だが優秀なソフィ。なぜか彼にこだわるウルは「TRUMP」の不死伝説に囚われる──そして季節外れの転校生、臥萬里が訪れて……兄、ラファエロの葛藤、対抗心を燃やすアンジェリコの野望、不安定でままならない心を抱える少年たちが辿るのは、血の悲劇か。いびつさが美しい、欠けていることが美しい、その危うさを彩る、音楽、美術、衣裳、すべてが美しい。けれど、なによりも美しいのは、その真ん中に立つ、ヴァンプたち。この日は「TRUTH」版が上演され、高杉が気高く孤高なソフィを、早乙女が壊れゆく激しいウルを、奔放で儚いアレンを武田航平が、執着するティーチャークラウスを陳内将が熱演、観る者を異界へと招く。囲み取材には高杉真宙、早乙女友貴、武田航平、陳内将、平田裕一郎、末満健一が登壇。末満「自分と深く関わる役を互いに演じることで、より役が共鳴し際立ちます。特に今回は19歳のふたりが一層ひりひりとした演技合戦を見せていて、さらに吉田メタルさんや岡田達也さんといった方々が脇を固め、異種格闘技のようなおもしろさもあります」武田「アレンの無垢さを出すために、こう観られたい、といった思いがかえって邪魔で削ぎ落とすことに苦労しました。前作にリスペクトを捧げつつ、新たに創りあげたい」陣内「僕は3年前のDステ版『TRUMP』にも出演していますが、それを超える作品にします」平田「臥萬里として、なぜ訪れたのか、隠された意思が伝わるよう演じたい」早乙女「楽しいです。高杉くんともっと深く関わって、いい作品にしたい。全員で最後まで走り抜きます」高杉「友貴くんはすごくカッコよくて、負けたくない存在でもあります。一緒に新しい『TRUMP』を作りあげて、もっともっと舞台で生きたいです」彼らが紡ぐ、新生『TRUMP』は11月29日(日)まで東京はZeppブルーシアター六本木にて、大阪は12月4日(金)から6日(日)までサンケイホールプリーゼにて上演。取材・文/おーちようこ
2015年11月20日浦和レッズにとって、最終節・ヴィッセル神戸戦は勝利が至上命題だ。『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第16節では、得点ランクトップの大久保嘉人を欠く川崎フロンターレを相手に引き分けに終わった。痛恨のドローが響き、年間1位のサンフレッチェ広島に勝点2差をつけられる2位に甘んじている。浦和レッズ×ヴィッセル神戸 チケット情報「今年こそ」の浦和サポーターの思いは、「今年も」叶わないのか。昨季の最終節を思い出してほしい。第33節にガンバ大阪が1位に躍り出て、得失点差7差で浦和は2位となった。G大阪の最終節の相手は早々にJ2降格が決まった最下位の徳島ヴォルティス。G大阪絶対有利の中、19勝5分9敗のG大阪は3勝4分26敗の徳島を崩せないまま、スコアレスドローに終わった。時を同じくして、浦和は名古屋グランパスに1-2で敗れた。G大阪0-0徳島の知らせを聞き「もし勝っていれば、再逆転優勝だったのに……」と嘆いたのは後の祭りだった。そう、勝負事は何が起こるかわからない。広島は最終節で対戦する湘南ベルマーレに1stステージは引き分けたが、その前まで8連勝を飾っている。それでも、湘南は侮れない。湘南は第14節・FC東京戦、第15節・鹿島アントラーズ戦、第16節・アルビレックス新潟戦と年間3位争い、2ndステージ優勝争い、J1残留争いの最中にいる相手に3連勝を飾っている。湘南が広島を相手に何かを起こす可能性はないとは言い切れない。何かを起こすためには、神戸に勝たないことには始まらない。だが、浦和にとって、神戸は厄介な相手である。神戸はここ2試合でJ1残留争いを展開していた松本山雅FC、モンテディオ山形を相手に連勝している。『天皇杯』4回戦で横浜F・マリノスを1-0で下すなど、チーム状況は上向きである。しかも、相手は『天皇杯』準々決勝で対峙する浦和だ。年間12位、2nd11位の神戸だが、モチベーション低下の心配はない。直接対決の成績では浦和が15勝5分11敗とリードするが、2010年以降、6勝2分1敗と神戸が圧倒する。GK・西川周作、DF・槙野智章、MF・柏木陽介は『W杯 アジア2次予選』の疲労もあるだろう。苦しい局面には、昨年、一昨年に失速した嫌なシーンが脳裏をよぎることがあるかもしれない。事実、10月以降は1勝2分1敗と今年も失速している。だが、ここで勝たなければ、過去2年間の教訓は生きない。もちろん、勝利したとしても、広島がすんなり年間1位の座に輝く可能性は高い。それでも、最終節を勝利で飾るのと、敗戦か引き分けで『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』へ突入するのでは、雲泥の差がある。浦和レッズ×ヴィッセル神戸は11月22日(日)・埼玉スタジアム2002でキックオフ。試合当日は16年間在籍したMF・鈴木啓太の退団セレモニーも実施される。チケット発売中。
2015年11月20日イギリスを代表する喜劇作家、アラン・エイクボーンの傑作『とりあえず、お父さん』が12月3日、天王洲銀河劇場にて開幕する。グレッグとジニィの若いカップルと、シーラとフィリップの熟年夫婦。4人の登場人物による恋愛にちなんだ勘違いの騒動を、小粋な笑いの連続で描くシチュエーション・コメディだ。「僕が今までに触れてこなかった作風。新たなものに取り組んでいる感覚です」と語るグレッグ役の藤原竜也と、ジニィ役の本仮屋ユイカ、シーラ役の浅野ゆう子、フィリップ役の柄本明の個性豊かなキャスト陣に、稽古場にて本作への思いを聞いた。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報「演出の綾田俊樹さんが余計なものを削ぎ落とし、よりリアリティのある、ストレートな表現となる演出をつけてくれています。一見シンプルな作品に、4人がそれぞれ葛藤しながら取り組んでいますね」そう神妙に語った藤原に対し、本仮屋は「ジニィは登場シーンがバスローブ姿だったり、キスをしたり!男女のそういう生々しい演技をするのは初めてなので、チャレンジです!」と意欲十分。その勢いの良さに藤原は苦笑いを浮かべ、浅野は「生々しいって表現が…ハハハ!」と吹き出し、柄本もニヤリ。思わず笑みが伝染する和やかなチームワークだ。「会話劇は非常に惹かれるけれど、本当に難しい。皆さん、それぞれオトボケで面白いです。最終的に“女性というのは若くても歳をとっても、したたかだな~”と感じるお話ですね(笑)」(浅野)「“コメディ”って紹介されるのって、ものすごく不利だよね(笑)。戯曲自体がすでに面白いのに、それを三次元にするのはハードルが高い。一生懸命、探り続けていくしかないかな」(柄本)シーラとフィリップをジニィの両親だと思い込んで家を訪ねるグレッグ。その彼を、フィリップを訪ねてきた青年だと思って気楽に招き入れるシーラ。グレッグを、シーラの若い恋人と誤解するフィリップ。そして勘違いの発端でありながら、状況をごまかすために嘘を重ねるジニィ。立ち稽古では、ズレた言葉の掛け合いでそれぞれの思惑が勝手な方向へと弾け出す様子を、4人が力みなく、持ち味を生かして体現。ジニィとの結婚をフィリップに嘆願するグレッグ、その真面目ゆえの間が抜けた、緩い表現がなんとも秀逸で、藤原竜也の新たな一面に強力に惹きつけられる。可憐さの中に小悪魔な表情をのぞかせる本仮屋も、手だれの先輩陣に囲まれながらの瑞々しい演技が好印象だ。訥々と語ったかと思えばいきなりの激高を見せる柄本は、一瞬にして稽古場中を笑いで埋め尽くす。その怪演を、浅野はクールビューティーな横顔と優雅な立ち居ふるまいでがっちりと受けとめていた。緻密に構成された戯曲とともに四者四様の俳優の妙味が、年末、爽やかな笑いを存分に引き出してくれそうだ。公演は12月3日(木)から23日(水・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後全国を巡演。取材・文上野紀子
2015年11月20日今年、創立30周年を迎えたキャラメルボックスのクリスマスツアーが11月19日、兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて開幕した。今作『BREATH(ブレス)』は、脚本・演出の成井豊の新作で、劇中では、同じくデビュー30周年を迎えたTUBEが本作のために書き下ろした新曲『Love In White』をテーマソングとして使用、オープニングのダンスシーンでは、『クリスマスローズ』も使われている。キャラメルボックス『BREATH』チケット情報舞台は12月の東京。都内の劇場に勤める堀江恭子(岡内美喜子)に、高校時代の同級生・赤星一馬(多田直人)から突然電話がかかってくる。一馬は「明日のニュースを見てほしい」と伝え、翌日、恭子は一馬が小説家におくられる芥山賞を受賞したことを知る。高校の卒業式の日、「芥山賞を取ったら結婚してあげる」と言った恭子の言葉を信じ、一馬は連絡をしてきたのだ。その日から一馬は、恭子の劇場で上演されている芝居に毎日訪れるようになり…。恭子と一馬をはじめとする7組の男女の物語がテンポ良く展開し、次第に交錯していく。また、その7つのエピソードを違和感なくスムーズに繋ぐ存在として、あるひとりの男・風呂木(菅野良一)が狂言回し的な立場で暗躍している。それぞれが主人公になり得る本作は、観客一人ひとりの世代や性別、立場によって捉え方も変わるはず。コミカルな演技で笑いを誘いつつ、締めるときは心をグッと鷲づかみに。さまざまな目線で見られることもあり、いろんなタイミングですすり泣きの音が響いてくる。そして、クライマックスで流れるTUBEの優しいラブソングが物語にナチュラルに溶け込み、クリスマスにぴったりの心温まる世界観に仕上がっている。いち早く、大音量で聴けるのもファンにはたまらないだろう。ベテランの西川浩幸から今作で初舞台を踏んだ新人3人まで、15人全員の熱いエネルギーがステージにあふれる。思うようにはいかない人生。それでも前を見て進んでいけばきっといいことがあるはずと、作品を通して背中を押してくれるのだ。また今作では、30周年の最後を飾る作品だけに、これまで応援してきたファンをニンマリさせる仕掛けも随所に散りばめられている。舞台装置の転換でそれが現れたときには、「わぁ~!」という驚きの声も漏れていた。そしてTUBEからは「今回のテーマソングを作るために舞台のプロットを読ませていただき、そのイメージをもとに楽曲を書き下ろしました。キャラメルボックスという劇団のまさしく“息吹”(BREATH)をそのまま詰め込んだラブソングが出来上がりました」という思いを綴ったコメントも到着。その『Love in White』が収録されたTUBEのニューシングル『灯台』は、12月16日(水)にリリースされる。神戸公演は11月23日(月・祝)まで。その後、新潟、東京でも公演。取材・文:黒石悦子
2015年11月20日去る10月、ポーランドのワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクール。この世界的ピアニストへの登竜門で、韓国人として初めて優勝したチョ・ソンジンの来日記者会見が、11月18日、駐日ポーランド共和国大使館で行われた。「チョ・ソンジン」のチケット情報チョ・ソンジンは冒頭のコメントで、「ショパンコンクールという場で第1位をいただき光栄に思います。ショパンの祖国でショパンを演奏し、ポーランドのオーケストラと共演できたことは生涯忘れられない特別な時間となりました。現地にはたくさんの日本の方が聴きに来ていて、ショパンの音楽を心から愛しているのだと思いました。応援してくださった方に、お礼を申し上げたいです」と、日本の聴衆へ感謝の言葉を口にした。彼が日本のクラシック音楽ファンから最初に大きな注目を集めたのは2009年、15歳の若さで浜松国際ピアノコンクールにアジア人として初めて優勝に輝いたときのこと。その後、2011年にはチャイコフスキー国際コンクールで第3位に入賞。その翌年からは、パリ国立高等音楽院でミシェル・ベロフ教授のもと研鑽を積んでいる。2009年当時と今の自身の音楽的な変化を尋ねられると「周りの方からいわれることはありますが、自分では何が変わったのかわからないものです」と答えた。実際、この6年間でチョ・ソンジンの音楽は深化をとげ、今回のコンクール中も、第1次からファイナルまで完成度が高く気品あるショパンを聴かせた。各ステージを振り返り、自身で満足のいく演奏ができた作品を尋ねられると「とても緊張していたためどんな演奏をしていたのか覚えていなくて、あとからYouTubeでチェックするまでわかりませんでしたが……『英雄ポロネーズ』は良かったと思います。あと、『24のプレリュード』も悪くなかったかな」とはにかんだ笑顔を見せ、会場の微笑みを誘った。彼はこの『英雄ポロネーズ』の演奏でポロネーズ賞を受賞。一方の『24のプレリュード』は、「ショパンの中でも特別に好き」な作品で、セミファイナルの課題曲が今回より“ソナタ第2番、第3番または『24のプレリュード』”から選択可能となったことで選曲したという。いずれも、同11月18日に緊急発売されたコンクールのライブ盤に収録されており、高い集中のもと奏でられたすばらしい演奏を聴くことができる。すでに祖国韓国では、このライブ盤がクラシックCDとして異例のセールスを記録。またガラコンサートのチケットが“50分で完売”するなどのニュースも伝えられている。「こうしたきっかけから、若い年代の方々がクラシックを愛してくれて、それが長く続いていくことを願っています。優勝を機にたくさんのメディアの取材を受けるようになりました。有名になるのもとても良いことですが、僕にとってはすばらしい音楽家になることのほうが大切です。これからも研鑽を積んで、良い音楽を届けていきたい」と、今後への抱負を語った。取材・文:高坂はる香(音楽ライター)
2015年11月20日シンガーソングライターのななみが11月11日にリリースしたミニアルバムより、『Lovin’ you』のミュージックビデオを公開した。【チケット情報はこちら】今回のMV製作にあたり、ななみは、TOYOTAと初音ミクのコラボ「COROLLA+MIKU」作品などで知られる日本のイラストレーター「ざいん」にイラストを依頼。完成したミュージックビデオは全篇にわたって使用されたざいんのイラストと、ななみの歌声が見事に合わさった作品に仕上がった。ななみは現在、初のワンマンツアー「ななみ 2015 tour “あなたが、生きますように。”」を開催中。残る公演は11月27日(金)東京・キリスト品川教会グローリア・チャペル公演と、29日(日)大阪・心斎橋JANUS公演のふたつ。チケットは発売中。■「ななみ 2015 tour “あなたが、生きますように。”」11月27日(金)キリスト品川教会グローリア・チャペル(東京都)11月29日(日)心斎橋JANUS(大阪府)
2015年11月20日インド系移民の両親を持つアジア系英国人シンガーのジェイ・ショーンが、12月6日(日)に東京・XEX日本橋で3年ぶりの来日公演を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】ジェイ・ショーンは2003年にデビュー。同年リリースしたシングル『Dance With You』が全英シングルチャート12位を記録。2008年には全米デビューを果たし、同年リリースしたシングル『ダウン』がアメリカのシングルチャート「Billboard Hot 100」にて1位を獲得。同作は200万枚ものセールスを記録した。同公演にはサポートアクトとしてDJのVIVID、ガールズパフォーマンスグループのTokyo Dream Girlsの出演が決定している。チケットの一般発売は11月21日(土)午前10時より。■ジェイ・ショーン来日公演12月6日(日)開場20:30 / 開演21:30会場:XEX日本橋(東京都)料金:前売り6,500円サポートアクト:DJ VIVIDTOKYO DREAM GIRL
2015年11月20日12月8日(火)より東京・EX THEATER ROPPONGIで上演されるザ・ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの人生を描いた『LENNON レノン』。同公演の上演に先がけて、ザ・ビートルズを愛する著名人よりメッセージが寄せられた。メッセージは以下。【チケット情報はこちら】「12月8日(火)、ジョン・レノンの35回目の命日に、初日の幕が開く。ビートルズ初期のラブ・ソングを除くと、ジョンの歌は彼自身の感情や経験に基づいて創られている。そして人はそこに強く共感し、自分の心とジョンの作品が対話することで、深い理解と感動を得てきた。出演者はたったふたり。ミュージカルとは違う。この日本で、六本木で、こんな風にジョンと会えると思うと私は期待で胸が苦しくなる」(湯川れい子(音楽評論家・作詞家)「ジョン・レノンが死んでから35年が経ち、伝説になっているものの、ひとりの人間としての彼の存在は意外に知られていない気がします。数々の名曲と共に、本人の言葉とあの独特のアクセントでその人となりを感じさせるこのショウはかなり期待できそうです」(ピーター・バラカン)「12月の『レノン』はジョンの人生を振り返るには格好の舞台。ジョン・ウォーターズがピアノをバックに、ジョンの一生を彼の歌と共に振り返る。ポールとの確執、ヨーコとの出会い、中傷、解散等々、よくできたステージだ」(小倉智昭)本作は、ポール・マッカートニーとのライバル競争や世間のヨーコへの反感、ザ・ビートルズの解散、息子ショーンの誕生など、ジョン・レノンの一生をギター&ボーカルとピアノの弾き語りで表現。出演者は、ギターとボーカルを担当するジョン・ウォーターズと、ピアノを担当するステュワート・ディアリエッタのふたりのみ。『ヘルプ!』『ノルウェイの森』『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』『ワーキング・クラス・ヒーロー』『ウーマン』『ジェラス・ガイ』ほか30曲以上のザ・ビートルズ、ジョン・レノンの楽曲が披露される。チケットは発売中。■『LENNON レノン』12月8日(火)~12月13日(日)会場:EX THEATER ROPPONGI (東京都)出演:ジョン・ウォーターズ / ステュワート・ディアリエッタ料金:全席指定7,500円(税込)※未就学児童は入場不可。英語上演、字幕付。
2015年11月20日大阪市北区天神橋の情報を配信するWEBマガジン「天神橋新聞」が、“酒と音楽と人”をテーマに掲げるイベントを開始。記念すべき第1回『天神橋 SAKE FES 日本酒 2015―深秋の宴―』が11月28日(土)・29日(日)、大阪・中崎町ホール・広場で開催される。「天神橋 SAKE FES 日本酒 2015ー深秋の宴ー」チケット情報同イベントでは、日本各地の蔵元が厳選した銘酒の大試飲会が行われるほか、トークショー&ライブも展開。28日(土)は『大阪で生まれた女』でおなじみのBORO、29日(日)はFM802、FM COCOLOの人気パーソナリティー、マーキー率いるバンド「愉快な仲間達バンド feat.マーキー」が登場する。また、11月28日(土)・29日(日)、12月5日(土)・6日(日)の計4日間は、天神橋筋商店街界隈のお店で、美味しい日本酒を飲みながら絶品料理が楽しめるアフターバルを実施。同イベントのチケット持参で、イベント限定セットメニューを特別料金で飲食できる。チケット発売中。【出店蔵元】富美菊酒造(富山)/浅舞酒造(秋田)/笹の川酒造(福島)/富士酒造(島根)/喜久盛酒造(岩手)/宇都宮酒造(栃木)/東薫酒造(千葉)/赤武酒造(岩手)/首藤酒造(愛媛)/本家松浦酒造場(徳島)/矢野酒造(佐賀)/福禄寿酒造(秋田)/川鶴酒造(香川)/磯蔵酒造(茨城)/六花酒造(青森)/光武酒造場(佐賀)/後藤酒造場(三重)/村重酒造(山口)/西山酒造場(兵庫)/八戸酒造(青森)/國暉酒造(島根)/岡崎酒造場(山口)/田治米(兵庫)/角口酒造店(長野)/吉田酒造(島根)/西岡酒造店(高知)/岩村醸造(岐阜)/伊藤酒造(福井)/高井(群馬)※予告なく変更になる場合あり。予めご了承下さい。※蔵元の来場は未定。【アフターバル参加店】牛タンと鉄板料理「べろべろばあ」海鮮・和食・洋食「あばれん房」フランス郷土料理「ル・クトー・ヴェール」もつ鍋「福福福屋(ふくみや)」純米酒バー「杜氏屋 (とうじや)」もんじゃ焼き「西屋 天6店」居酒屋「がっぱ食堂」串焼と串カツ(串焼き居酒屋)「串もん 西屋 天五店」カフェ「カフェ マラッカ(Cafe Malacca)」和食居酒屋「穂々恵み(ほほえみ)」※予告なく変更になる場合あり。予めご了承ください。※開催時間はイベント参加飲食店の開店時間に準じます。
2015年11月20日11月21日(土)・22日(日)に千葉・幕張メッセ国際展示ホール9~11で開催される、「OZZFEST JAPAN 2015」。同フェスの初日11月21日(土)公演に出演予定だったOf Mice & Menの出演キャンセルに伴い、日本のバンドNOISEMAKERの出演が決定。また、2日目11月22日(日)Jane’s AddictionのステージにX JAPANのYOSHIKIのゲスト出演が決まった。Of Mice & Menの出演キャンセルは、ヴォーカルのオースティン・カーライルの手術によるもの。公式サイトではバンドのマネージメントからのコメントが発表されている。また、今回新たに出演が決定したNOISEMAKERは、初日11月21日(土)STAGE Aで12時40分よりライブを行う。チケットは発売中。■Ozzfest Japan 2015【11月21日(土) DAY1】KoЯn / Evanescence / Bullet For My Valentine / Corey Taylor of Slipknot & Stone Sour / VAMPS / ONE OK ROCK / SiM / Crossfaith / MEANING / NOISEMAKER / Crystal Lakeオープニングアクト:wrong city / NoisyCell / The Winking Owl / Unveil Raze【11月22日(日) DAY2】Ozzy Osbourne & FriendsfeaturingGeezer Butler (from Black Sabbath)Tom Morello (from Rage Against the Machine)Zakk Wylde (from Black Label Society)Dave Navarro (from Jane’s Addiction)ふなっしー/ Jane’s Addiction / Hatebreed / A Day To Remember / Black Label Society / BABYMETAL / Fear, and Loathing in Las Vegas / 人間椅子 / 9mm Parabellum Bullet / HER NAME IN BLOOD / OLDCODEXオープニングアクト:ANIMETAL THE SECOND / a crowd of rebellion / 彼女 in the display / SALTY DOG
2015年11月20日ザ・ビートルズのデビュー初期から解散に至るまでの象徴的なシーンを中心に、約40曲のライブ演奏を再現していくコンサートショー『LET IT BE~レット・イット・ビー~』が11月18日に東京国際フォーラム ホールCにて開幕した。開幕前には公開ゲネプロと出演者による会見が行われ、会見には1966年の日本武道館でのビートルズ来日公演にて前座を務めた尾藤イサオも出席した。LET IT BE ~レット・イット・ビー~ チケット情報『LET IT BE』は、ウエスト・エンドやブロードウェイをはじめ世界中で上演され、100万人以上を動員。今回は昨年に続いて2度目の来日公演となる。さらに今回は1966年のビートルズ日本武道館コンサートのシーンも追加された日本特別仕様。出演者の4人はビートルズ来日時にメンバーが着用していたハッピのレプリカを着て会見に登場し「子どものころ映像でみた、ハッピ姿のビートルズと同じものを着れて興奮しています。すごくうれしい」とコメント。尾藤は、ビートルズ武道館公演にて前座を務めた後、内田裕也とともに会場に居残り、ステージすぐ下の席でライブを鑑賞した当時のエピソードとその様子を写した秘蔵写真を披露。思い出を振り返りながら「(公開ゲネプロでの)『LET IT BE』の演奏を聴いて、ビートルズは永遠だ!という思いを改めて抱きました。本番も拝見しますが、とても楽しみ」と公演への期待を語った。会見の最後には出演者から「日本に来ることができて光栄です。最高のロックンロールミュージックの演奏を、ぜひエンジョイしてください」と日本のファンに対しメッセージが送られた。公演は東京国際フォーラム ホールCにて11月22日(日)まで上演。チケットは各公演回とも前日まで当日引換券を発売中。
2015年11月20日赤毛の女の子アニーがニューヨークの孤児院を舞台に活躍するミュージカル『アニー』の“クリスマスコンサート”でハイタッチイベントが決定した。「アニークリスマスコンサート」は12月5日(土)・6日(日)に東京・サンシャイン劇場、12月22日(火)・23日(水・祝)東京・新国立劇場 中劇場にて開催が決定しており、代表曲「トゥモロー」など、アニーでおなじみの楽曲とクリスマスソングなどが披露される。「アニークリスマスコンサート」チケット情報今年で「アニー」は日本公演30周年を迎え、現代に舞台を移した映画『ANNIE/アニー』も公開されるなど、記念の年。孤児院で暮らす11歳の女の子アニーの、辛い境遇に置かれながらも前向きに生きていくストーリーは、時代と世代を越えて今もなお世界中の人々に愛されている。そんな、人々に元気を与える「アニー」とハイタッチができるイベントは12月6日(日)サンシャイン劇場17:00の回の終演後にロビーにて開催。2014年アニー、2015年アニー、そして新しくオーディションで選ばれる2016年アニーがハイタッチでお見送りをしてくれる。1回限りの限定イベント、アニーから直接元気をもらえるチャンス!チケットは発売中。■「アニークリスマスコンサート」作: 白石拓也齊藤理恵子 演出: 齊藤 理恵子出演予定: 泉 拓真・鹿志村 篤臣・矢部 貴将2014年/2015年/2016年アニー&アニーズ・サンシャイン劇場2015年12月5日(土)18:302015年12月6日(日)11:00/14:00/17:00※17:00の回終了後にロビーにてハイタッチイベントあり。・新国立劇場 中劇場2015年12月22日(火)19:002015年12月23日(水・祝)12:00/15:00/18:00<ハイタッチイベントについて>17:00の回をご観劇いただいたお客様のみ参加可能です。多くのお客さまが希望される場合、お時間がかかる可能性があります。ハイタッチのみで、写真撮影、サインや握手などはできません。アニー本人の体調等によって、参加者は当日変更となる可能性があります。
2015年11月19日11月24日(火)東京・すみだトリフォニーホールで開催される「バック・トゥ・ザ・フューチャー」inコンサートで、 来場者全員に「デロリアン・オリジナルステッカー」がプレゼントされることが決定した。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」inコンサート チケット情報2015年はシリーズ1作目が公開されてから30年目の年。そしてシリーズ2作目でマーティとドクが訪れた未来の年となる、まさに『BTTF』イヤーだ。今年の5月30日には『シリーズ1作目を“全編生演奏で観る”』コンサートの世界初演後、米・ハリウッドボール、ロンドン・アルバートホールをはじめ世界中で上演され、注目を集めている。しかも、このコンサートのために、映画音楽界の巨匠アラン・シルヴェストリがオリジナルのオーケストラスコアに加えて、新たに約15分のスコアを作曲。シルヴェストリは以下のコメントを寄せている。~「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の作曲家、アラン・シルヴェストリからのメッセージ~Great Scott!なんてこった!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」誕生30年後に、私はドクのようにタイムサーキットを30年前の1985年にセットして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が誕生した時に戻り、あの頃の興奮を再び体験できるだなんて夢にも思っていなかったよ。今回は、世界中の素晴らしいオーケストラによって新たな興奮をコンサートホールで味わえる。「道?これから行く場所に道など要らん」と劇中でドクが言うけど、時代を超越した映画と、オーケストラという、音楽のすばらしさを何世紀にもわたってその時のその土地の人に伝える器があれば、私たちはどこにでもいけるんだ。日本公演は、11月23日(月・祝)に東京国際フォーラム ホールAで開催される本公演、追加公演ともにすでに完売しているという人気ぶり。特別に追加された、11月24日(火)東京・すみだトリフォニーホールで行われる公演の来場者全員に「デロリアン・オリジナルステッカー」をプレゼント。オーケストラを務める新日本フィルハーモニー交響楽団のホームの会場、すみだトリフォニーホールで永遠の名作とオーケストラの生演奏を思う存分楽しんで。■「バック・トゥ・ザ・フューチャーinコンサート」2015年11月24日(火) 19時開演(18時30分開場)会場:すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)※プレゼント特典は11/24(火)公演のみ
2015年11月19日宝塚歌劇月組公演『舞音-MANON-』『GOLDEN JAZZ』が、11月13日、兵庫・宝塚大劇場にて幕を開けた。第一幕の『舞音-MANON-』は、フランス恋愛文学の最高峰のひとつで、バレエやオペラ作品としても人気の高いアベ・プレヴォ作『マノン・レスコー』をベースに作られたミュージカル。舞台を20世紀初頭のフランス領インドシナに置き換え、究極のラブストーリーを展開している。宝塚歌劇月組公演『舞音-MANON-』/『GOLDEN JAZZ』のチケット情報物語の主人公は、インドシナ駐在を命じられたフランスの若きエリート海軍将校シャルル。“舞音(マノン)”と呼ばれる美少女の踊り子と出会い、深い愛におぼれていく様が独立運動と絡めて描かれていく。アジアンな舞台美術、アオザイなどの衣装、弦楽器が心地良く響く音楽、ゆったりと舞うような振付…。そのすべてがどこか郷愁を感じるような、エキゾチックなムードのステージで、これまでの宝塚歌劇ではあまり見られなかった雰囲気に引き込まれていく。男役トップスター・龍真咲(りゅう・まさき)は、マノンに魅せられ、翻弄されていくシャルルを観る側も苦しくなるほどに、情感豊かに熱く演じていく。また、そのマノンを演じる娘役トップスター・愛希(まなき)れいかは、長い黒髪で少女でありながら男たちを翻弄する蠱惑的なヒロインを妖艶に演じる。美しくも時に愛らしさを見せ、“富裕層の男たちの心を捉える”という役どころをしっかりと掴んでいる。支配するフランス側のシャルルと、支配されるインドシナ側のマノン。ふたりが紡ごうとする愛に、珠城(たまき)りょう演じるマノンの兄クオン、凪七瑠海(なぎな・るうみ)演じるシャルルの親友でフランス軍人のクリストフらが絡み、ドラマチックに展開。さらに専科・星条海斗(せいじょう・かいと)が、キレ者の警察長官ギョーム役で空気をピリッと締め、シャルルの心を表す存在として立つ美弥(みや)るりかもほぼ言葉を発さない“影”の役を、その佇まいや踊りで魅せている。ふたりの愛が行きつく先…、美しく幻想的なラストシーンが胸に響いた。第二幕のショー『GOLDEN JAZZ』は、マーチングバンドの演出で、ノンストップのカーニバルが開幕。スターが次々と歌い継ぎ、華やかに熱く歌い踊る。クラブをイメージしたシーン、『Sing Sing Sing』の中詰め、客席へのサプライズ演出など、龍をはじめ、それぞれの見どころが散りばめられ、時に熱く、時にクールに色とりどりのシーンが展開していく。個性あふれるメンバーの力、そしてそれらが一つになったときのパワーに圧倒されるはず。兵庫・宝塚大劇場公演は12月14日(月)まで。また、2016年1月3日(日) ~ 2月14日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは11月29日(日)より一般発売開始。チケットぴあでは東京公演のWEB先行抽選「プレリザーブ」を11月20日(金) 11:00~11月25日(水) 11:00まで受付。取材・文:黒石悦子
2015年11月19日ミュージカル『ライオンキング』に続く、大阪四季劇場の次回作の製作発表会が11月16日、大阪市内のホテルで行われた。発表された演目は、13年ぶり4度目の大阪公演となるミュージカル『キャッツ』で、2016年7月よりロングラン上演を予定している。劇団四季のチケット情報1983年、東京・西新宿のテント式仮設劇場で初演されたミュージカル『キャッツ』。大阪には1985年3月に初登場し、国内2番目の上演地として西梅田に仮設劇場「キャッツ・シアター」を設置して上演。当時の代表・浅利慶太が「大阪で3ヵ月しかもたなかったら、劇団四季は大阪で解散する」と断言し、結果、東京を抜く13ヵ月のロングラン記録を達成した。本作はアンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作のひとつで、都会のゴミ捨て場が舞台。年に一度行われる猫たちの舞踏会に24匹の猫が集まり、それぞれの猫が歌い踊りながら自分の生き様を語っていく。舞台と客席とが一体化した劇場構造が魅力のひとつで、劇場に一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは猫たちの世界。舞台から客席に至るまで猫の視線に合わせた巨大なゴミの数々が配置され、その土地ならではのご当地ゴミも捨てられている。前回の大阪公演では阪神タイガースのメガホンなどが捨てられていたが、4度目となる今回は「なるべく前回までとは被らないようにしたい」と、振付・演出スーパーバイザーの加藤敬二。かつてマジック猫ミストフェリーズ役としても活躍した加藤は「100人のお客様がいれば、100通りのキャッツがある。それぞれの人生観をもって、詩を読むような感覚で猫の世界を想像していただければ。また、『キャッツ』は大変高度な技術が求められる作品。鍛え上げられた俳優たちのパフォーマンスにもぜひご注目ください」と、作品の見どころを語った。また、共同主催となる阪神電鉄の藤原崇起社長は「西梅田で大阪初演された1985年は、阪神タイガースが優勝した年でもあります。今回、また西梅田の地に『キャッツ』が帰ってくるということで、一緒に大阪を盛り上げたい」と語れば、劇団四季の吉田智誉樹社長も「『キャッツ』には優勝招き猫伝説という、上演する土地を本拠地とする球団が優勝するジンクスがあります。来シーズンはきっと阪神タイガースに『キャッツ』のご利益があるはずです(笑)!」とコメントした。さらに、「京都劇場も再び関西の拠点のひとつとしたい」と語り、今後の関西での展開に期待を持たせた。チケットは2016年4月発売予定。取材・文:黒石悦子
2015年11月19日2016年1月9日(土)に千葉・幕張メッセで行われる国内最大級のダンス・ミュージック・フェス「electrox 2016」。同フェスの第2弾出演者が発表された。【チケット情報はこちら】今回出演が決定したのは、AVICIIやティエストなど、名だたる有名アーティストともコラボしているDJ、KSHMR(カシミア)。AFROJACKなどの有名DJとコラボしているオランダのEDMユニット、BASSJACKERS。イタリア人の兄弟、Alessandro VinaiとAndrea VinaiによるEDMユニット、VINAIの3組。すでに発表されているアフロジャック、KASKADE、R3HABとあわせて、6組の出演が決まった。チケットの一般発売は11月28日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて先行先着「プリセール」を実施中。受付は11月23日(月)午前11時まで。■electrox 2016日時:2016年1月9日(土) 開場 / 開演 13:00会場:幕張メッセ(千葉県)出演:AFROJACK / KASKADE / BASSJACKERS / KSHMR / R3HAB / VINAI / ...and more料金:全立見12,000円※ドリンク代別途必要PLATINUM TICKET24,000円※1ドリンク付/専用エリア・ラウンジ・入場レーン・クローク有
2015年11月19日その日、劇場に訪れたすべての観客が度肝を抜かれたことだろう。それは、単行本累計発行部数1800万部突破、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて絶賛連載中の大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の舞台。【チケット情報はこちら】斜めになった八百屋舞台の奥、ボールを受けるため構えた日向翔陽(須賀健太)がいる。その力強いジャンプとともに群集に担がれ、ゆっくりと空へと舞う。同時にぐるりとステージが回り、舞台奥のステージに向かって鋭くボールが打ち込まれ、映像が炸裂する──なんだ、これは?終演後の囲み取材で、主人公・日向翔陽役の須賀健太が「原作の中に『頂の景色』という言葉が出てきますが、今回、僕らは2.5次元の頂を見せます」と力強く語った通り、そこにはまさに「2.5次元作品」としてだけでなくすべての演劇作品のなか、より高みを目指す本気がつまっていた。物語はバレーに魅せられた、日向翔陽の成長譚。偶然観た烏野高校の試合をキッカケに進学、同じ新入生にして相棒となる影山飛雄(木村達成)とぶつかり合いながらも次第に心を通わせ、選手としての一歩を踏み出すまでが描かれる。まず演出がとんでもない。八百屋と呼ばれる舞台の上から奥の壁まで全面に使い、映像で青空や町並みといった景色や漫画のコマ割りを再現、さらには試合の激しさの表現、果てはキャストの心情までが雄弁に映し出される。さらにステージ中央が円形に抜けターンテーブルのように稼働、向き合うキャストがぐるりと周り、双方の表情を客席に届けるといったさまざまな技術が駆使され、小気味良い楽曲が場面を盛り上げる。しかし、なんといっても、その真ん中で役を演じる役者がすごい。傾斜したステージにもかかわらず、実際のボールを使い(!)、軽やかに動き回り、それぞれの葛藤や思いを伝える。日向は己の技術の無さから、影山は自己中心的なプレイから試合に敗退した過去を持つ。そんなふたりは、強く願う。「まだ、コートに立っていたい……!」やがて、かつて「王様」と揶揄された影山は「独りじゃない」ということを思い知り、セッターとして初めて、日向という仲間のためにトスをあげる。そんな彼らを温かく見守る先輩たち。一幕では立ちはだかるライバル校・青葉城西高校との練習試合が描かれ、二幕では烏野高校排球部エースを巡る先輩たちの関係がつづられる──そこにあるのは生身の人間が汗をかく、舞台。「ハイテクと汗臭さの融合」と語った、演出家・ウォーリー木下の言葉通り、演劇の新たな可能性を示唆した本公演は、11月23日(月・祝)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。以後、大阪、宮城、東京凱旋と続く。取材・文:おーちようこ
2015年11月18日