チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (247/342)
2015年2月7日(土)、神奈川・CLUB CITTA’+A’TTIC(2F LOUNGE BAR)で開催されるオールナイトイベント「BAYCAMP 201502」の第2弾出演者が発表された。今回出演が発表されたのはgroup_inou、Kidori Kidori、THE NOVEMBERS、DJダイノジ、藤田琢己aka DJ SHOCK-PANGの5組。すでにアナウンスされている出演者と合わせて12組の出演が決定した。出演者は今後も追加される。チケットの一般発売は12月27日(土)より。なお、チケットの一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施中。受付は12月18日(木)午後11時59分まで。■BAYCAMP 201502日時:2015年2月7日(土)オールナイト開場 16:00 / 開演17:00 / 終演5:00(予定)会場:川崎CLUB CITTA’+A’TTIC料金:前売3,500円(税込/D別)/当日4,000円(税込/D別)出演:溺れたエビの検死報告書 / 水曜日のカンパネラ / 夜の本気ダンス / group_inou / HINTO / Kidori Kidori / THE NOVEMBERS / VOLA&THE ORIENTAL MACHINE / Yogee New Waves / DJダイノジ(CLOSING ACT) / [DJ] FREE THROW(弦先誠人/神啓文/タイラダイスケ/cabbage boy) / [DJ] 藤田琢己a.k.a DJ SHOCK-PANG and more
2014年12月16日THE BAWDIESの新曲『KICKS!』が代々木ゼミナールのCMソングに決定した。同曲は12月3日にリリースした約2年ぶりのニューアルバム『Boys!』に収録。本日12月15日(月)より放映がスタートしているので、気になる方はご確認を。THE BAWDIESは本日12月15日(月)より全国ワンマンツアーを開催。ツアーファイナルの3月29日(日)の東京・日本武道館まで、全27公演行なわれる。なお、日本武道館公演のチケット一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施中。受付は12月21日(日)午後11時59分まで。■THE BAWDIES「Boys!」TOUR 2014-201512月15日(月)LIVE HOUSE FEVER(東京都)【OFFICIAL MOBILE会員限定ライブ】12月17日(水)Zepp Tokyo(東京都)12月20日(土)長野CLUB JUNK BOX(長野県)12月21日(日)富山MAIRO(富山県)12月23日(火・祝)NIIGATA LOTS(新潟県)2015年1月17日(土)BLUE LIVE 広島(広島県)1月18日(日)CRAZYMAMA KINGDOM(岡山県)1月22日(木)高知キャラバンサライ(高知県)1月24日(土)高松オリーブホール(香川県)1月25日(日)KBSホール(京都府)1月31日(土)甲府CONVICTION(山梨県)2月1日(日)EVENT HALL club-G(岐阜県)2月3日(火)Live House 浜松 窓枠(静岡県)2月7日(土)高崎 club FLEEZ(群馬県)2月12日(木)WEATHER KING(宮崎県)2月13日(金)大分 T.O.P.S Bitts HALL(大分県)2月15日(日)Zepp Fukuoka(福岡県)2月21日(土)水戸ライトハウス(茨城県)2月22日(日)柏PALOOZA(千葉県)2月27日(金)Zepp Nagoya(愛知県)2月28日(土)なんばHatch(大阪府)3月10日(火)Hip Shot Japan(福島県)3月12日(木)club change WAVE(岩手県)3月14日(土)Quarter(青森県)3月15日(日)仙台Rensa(宮城県)3月21日(土・祝)Zepp Sapporo(北海道)■「Boys!」TOUR 2014-2015ファイナル日時:2015年3月29日(日)開場17:00 / 開演18:00会場:日本武道館(東京都)料金:4900円
2014年12月16日漆原友紀の人気コミックを舞台化する「詠舞台『蟲師』」(よみぶたい むしし)の公演が決定、3月18日(水)より東京・青山のスパイラルホールで上演する。詠舞台『蟲師』チケット情報謎に包まれた幽玄の存在・蟲。それが引き起こす怪現象に対峙する蟲師ギンコの物語。原作は1999年から2008年まで月刊アフタヌーンで隔月連載され、2005年には長濱博史監督がアニメ化。2007年には大友克洋監督・オダギリジョー主演で実写映画化、現在も同じく長濱監督により続編のアニメが放映されている人気作だ。これをアニメ化監督の長濱が舞台原案を担当し、映像クリエイター中村和明の制作総指揮・脚本・演出で舞台化。270度にわたって視界を覆う迫力のビデオマッピングやインターネット中継でのAR活用など最新テクノロジーを駆使した新しい舞台表現を目指すという。舞台化にあたり中村は「『蟲師』の物語を、音が奏で、光が紡ぎ、聲が綴り、幽玄なる「蟲師空間」を織り成す。構想八年―漆原先生や長濱監督をはじめ『蟲師』に関わり、創ってこられた方々の“想い”というバトンを受け取り「舞台」というリアルな場で表現したいと思います」とコメントしている。出演はアニメ版の声優陣、中野裕斗(ギンコ)、小林愛(淡幽)、土井美加(声)。3月18日(水)から29日(日)まで全17公演を予定。チケットの一般発売は1月17日(土)午前10時より。
2014年12月16日大阪出身の4人組ロックバンド、KANA-BOONが2015年1月23日(金)に大阪・堂島リバーフォーラムで招待制のフリーライブ「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」を開催する事が決定した。ぴあとKDDI(au)が手がけるエンタメサイト「uP!!!」が行なってきたライブイベント「uP!!!NEXT」。同イベントの記念すべき10回目となる今回は、大阪出身のKANA-BOONを迎え、「uP!!!NEXT」初の関西で行なわれる。同ライブの開催にあたり、仙台・東京・博多の3エリアから発着する無料弾丸バスツアー付の招待も行なう。ライブ当日は、1月21日(水)にリリースされる2ndアルバム『TIME』のリリース直後ということもあり、新作から楽曲の披露も期待できそう。彼らのライブを見てみたい方は下記リンクにあるuP!!!の特設ページより申し込みを。受付は2015年1月5日(日)午後11時59分まで。■「uP!!!NEXT VOL.10~KANA-BOONの1, 2, 3で招TIME!!!~」日時:2015年1月23日(金)開場 18:00 / 開演 19:00会場:堂島リバーフォーラム(大阪府)料金:無料(完全招待制/1申込2枚まで)※ドリンク代別途500円必要※仙台、東京、博多の3エリアから発着する無料弾丸バスツアーもあり※ご入場の際、身分証明書による本人確認をさせていただく場合がありますauスマートパス会員特典:1.スマパス会員優先入場(当日、優先的にご入場いただけます)2.抽選でKANA-BOONとのミート&グリートへご招待3.抽選で仙台、東京、博多の3エリアから発着する会場までの無料弾丸バスツアーご招待
2014年12月16日12月16日に一日限定で実施されるプレミアム・クルーズ「TOHOSHINKI WITH HOTALUNA」に先駆け、東方神起が15日、東京・お台場海浜公園で行われた乗船イベントにサプライズ登場した。東方神起の公演チケット情報東方神起の新アルバム『WITH』(12月17日リリース)の発売を記念し、SF漫画『銀河鉄道999』などで知られる松本零士がデザインした水上バス「ホタルナ」がタッグを組む。通常は宇宙船をイメージしたデザインで青く彩られている「ホタルナ」がイメージを一新し、一日限定で東方神起のテーマカラーの「赤」に染めて運航。同船がカラーを変えて運航するのは初となる。この日、ふたりは一足早くクルーズを体験。ユンホは、「クルーズは久しぶりで気持ちよかったです」と語り、デッキからの景色については「キラキラしていて、キレイな絵を見ているみたい」と目を輝かせた。チャンミンは「お台場は夜景がキレイだといつも感じていたんですが、きょうは特別に、レインボーブリッジを下から見て、さらにお台場の夜景ってめっちゃカッコイイなって。こういうところでデートする人たちはどんだけ幸せなのかな」とうらやましそうに語った。「ホタルナ」のコンセプトは「新たなる旅立ち」。来年、日本デビュー10周年を前にリリースされる新アルバム『WITH』は、さらなる躍進を遂げる意味でも「新たなる旅立ち」を予感させる作品となりそう。ユンホはアルバムについて「“ともに”という意味。大きな愛を、僕たちの気持ちを伝えたい」。チャンミンも「愛って、恋人同士だけじゃなく、家族や友達、いろんな愛があると思うんです。大きな意味の愛を東方神起から皆さんに伝えたい。また、それだけじゃなく、ファンの皆さんと“ともに”そんな愛を共有したい」と作品に込めた思いを語った。来年2月からは、同アルバムをひっさげ、自身2度目の5大ドーム・ツアーを開催する。ユンホは「1回目は楽しかったけど、初めてで緊張したので、今回はさらに楽しみたいし、タイトル通り、皆さんと共感できるよう、東方神起のメッセージを伝えられるように頑張ります」。チャンミンも「ドームは物理的に距離が遠いし広いから、歌や歌詞の内容、感情を伝えるのが難しいかもしれないけど、東方神起の歌とパフォーマンスでとファンの距離が縮められるようにしたい。タイトル通り、東方神起とファンが“ともに”生きているというか、同じ感情を感じられるように頑張ります」と気合十分にステージへの意気込みを語った。また、クリスマスの過ごし方について問われると、「去年までは、大切な人と一緒に外で過ごしたいなと思ってたんですが、今年からは家で過ごしてみようかなという気持ちが出てきました。家で一緒に何か作ったりして、にぎやかではなくても思い出を作りたいなって」とユンホ。温かい一日を思わせるユンホの一方で、チャンミンは「家で休みたいです。クリスマスって、全世界的に記念すべき日かもしれないけど、僕にとってはただの休みの一日です」と少々ヤケ気味に語り、笑いを誘っていた。
2014年12月15日仙台の冬の風物詩、夜の街並みをライトアップする「2014 SENDAI 光のページェント」が12月12日からスタート。29回目を迎える今年のテーマは、あたたかな光が創り出す「よろこびと感動のステージ!」。一人ひとりの夢と希望の光が街の至るところで輝きだす。開催は31日(水)まで。毎日17時30分から23時まで(31日(水)のみ24時まで)、定禅寺通・東二番丁通~市民会館前の区間をライトアップする同イベント。初日の12月12日には、せんだいメディアテーク前・緑道で点灯式を開催。カウントダウンとともにケヤキ並木が一斉に点灯し、ページェントの始まりを華やかに演出した。会期中は、その他様々なイベントを開催。ケヤキ並木でイルミネーションを一瞬消灯後、再点灯するイベント「スターライト・ウィンク」(連日、18時・19時・20時の3回開催)をはじめ、定禅寺通のイルミネーションを見ながらピアノ演奏が聴ける、一日限定のロマンティックなコンサート(21日(日))、サンタクロースやトナカイなど思い思いの扮装をした市民やマーチングバンドによるパレード(23日(火・祝))など、様々な催しが楽しめる。チケットぴあではこのイベントを支援する募金を一口1000円から受付中。受付は12月31日(火)23時59分まで。■2014 SENDAI光のページェント[開催期間]2014年12月12日(金)~12月31日(水)※毎日17:30点灯、23:00消灯(12/31(火)のみ24:00消灯)[開催地]仙台市青葉区定禅寺通(東二番丁通~市民会館前)[受付金額]一口:1,000円、一口:3,000円、一口:5,000円、一口:10,000円
2014年12月15日フランス出身の女性シンガー、ザーズが1月10日(土)に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで約2年ぶりに来日公演を開催する事が決定した。今回の来日公演は、来年1月28日(水)に発売する、エディット・ピアフ、エラ・フィッツジェラルドなどの名曲をカバーしたアルバム『PARIS~私のパリ~』のリリースに伴って開催。一夜限りのプレミアムな公演だ。ザーズは2010年にデビュー。デビューアルバム『モンマルトルからのラブレター』が世界的なヒットを記録し、日本でも人気が高い。チケットの一般発売は12月20日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行先着プリセールを実施。受付は12月17日(水)午前10時より。■「PARIS ~私のパリ~」発売記念 ”One Night Premium Showcase”日時:2015年1月10日 (土)開場17:00 / 開演18:00会場:恵比寿 ザ・ガーデンホール(東京都)料金:全席指定3,000円(税込)※終演時間は19:00を予定しております。※6歳未満入場不可・6歳以上有料
2014年12月15日シンガー・ソングライターのLOVEが、12月10日にCafe & Dining ballo ballo 渋谷店で、カフェライブを開催。事前にTwitterやFacebookで募ったリクエスト曲を中心に、人気曲から懐かしいナンバーまで、普段とは一味違うセットリストでライブを行った。「ちょっと早いけど、今年1年ありがとう」と伝えると、カフェならではの温かみのある光のもと、アコースティック・ギターの弾き語りで人気ナンバー『君は僕のセンユウ』を演奏。続いて「今日は基本的に私ひとりなので、ビートは皆さんの手拍子。まかせてもいいですか?」と観客の手拍子にあわせて、『KISS ME IN THE RAIN』や『未来へ帰ろう』を披露。ほっこりと温かい雰囲気を作りあげた。ファンからのリクエストということもあって、心に染みいる静かな楽曲にもリクエストが寄せられた。母の日の歌『ヒヒノハ』や『Don’t Be Sorry』は優しく歌い上げ、「あなたを忘れるその前に」ではしっとりと寂しげな歌声を響かせた。観客は彼女の美しい歌声に聴き入った。最後はライブの定番曲『オドレイ』で観客と賑やかに騒ぎ、第1部を終了した。第2部は、GREAT3のドラマー白根賢一を迎えたセッション・ライブ。これまでも数々のミュージシャンとセッションを行い、その度に素敵なアレンジでファンを楽しませてきた彼女。今回は、『優しい出来事』のボサノバ・バージョンで幕を明けた。ドラムが入ったことで厚みを増したステージは、『ALWAYS NEW AGE』で観客が総立ちに!観客にお題をもらって即興で演奏する恒例のコーナーでも2人はセッションし、“STAP細胞”をテーマにマイナー調で激しいロックナンバーを披露し、観客を沸かせた。白根を送り出した彼女は、ひとりステージに残り、ライブのテーマである『ツリーを飾ろう』を披露。この1年に感謝しながら、未来への希望を祈るように歌い上げた。「来年は、今年以上にライブを増やしていこうと思います」と抱負を語った彼女は、来年で4回目の開催を迎える“LOVEの今日ここ大阪にいるという事”を3月7日(土)にサンケイホールブリーゼ(大阪府)で行うことを発表。さらに、ひとり弾き語りワンマンライブツアー“Singer Song Guitar Caravan”も決定。3月14日(土)大阪・umeda AKASO、3月15日(日)愛知・オキナワAサインバーKOZA、4月3日(金)東京・SHIBUYA TAKE OFF 7で開催。取材・文:門 宏
2014年12月15日久保田利伸が2015年4月24日(金)より神奈川・ハーモニーホール座間大ホールより全国ツアー「TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2015 “L.O.K"」を開催。同ツアーは7月28日(火) 岡山公演まで、33会場で41公演が行なわれる。ぴあでは、関東公演である4月24日(金)神奈川公演、5月23日(土)・24日(日) 東京公演、6月3日(水)埼玉公演、6月6日(土)神奈川公演のプレイガイド最速先行を実施。受付は12月16日(火)午前11時から24日(水)午前11時まで。
2014年12月15日シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演最新作「ダイハツ オーヴォ 名古屋公演」が絶賛公演中。ポルトガル語で「卵」を意味する『オーヴォ』は、草木の下で暮らす様々な生き物たちが主役のシルク史上初のファンタジー作品として注目を浴びている。会場に一歩足を踏み入れれば、実際に昆虫たちの住んでいる世界に入り込んだよう。さらに本編でもこれまでのシルクのようなミステリアスな雰囲気とは一線を画す、陽気なステージが展開されている。高度なフットジャグリングやトランポリンを使った空中演技などの圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、昆虫をイメージしたカラフルなコスチュームやメイク、細部まで意識した昆虫の動きなどにも注目だ。名古屋公演開幕から約1か月ほどたった12月某日、「オーヴォ」スペシャルサポーターである、元AKB48で現在モデルや女優として活躍中の篠田麻里子が来名。「オーヴォ」の魅力について語った。「シルク・ドゥ・ソレイユは大好きなんです。『オーヴォ』はもう3回観に行きました。特に私は、ぜひお子さんに一度観てもらいたいなって思います。日常とは違って、夢の世界というか、現実ではなかなか観られない世界だと思うんです。子どもさんの夢がもっと増えるように、ぜひ観に行ってもらえたらと思います。」そのほか、好きなキャラクターや演目について語ったインタビュー記事を「ぴあ中部版WEB」にて掲載中なので、こちらもチェックを。「ダイハツ オーヴォ 名古屋公演」は2月1日(日)まで名古屋ビッグトップ(ナゴヤドーム北)にて開催中。チケット発売中。
2014年12月15日アミューズに所属する若手俳優からなる劇団プレステージが2月8日(日)から東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で新作公演を行う。劇団員の3人、リーダーの今井隆文、猪塚健太、風間由次郎に話を聞いた。今回は脚本に北川亜矢子、演出に大関真を迎えて上演する新作『WORLD’S ENDのGIRLFRIEND』。今井は「劇団にとって、ターニングポイントになった、第3回公演「『ゼツボー荘』より愛を込めて」(2011年)という作品を作ってくれたふたり」と紹介。「人間の持つ感情をシンプルにそして、ダイレクトに伝えられる作品になると思う」と自信を覗かせた。大関の演出については「とにかく熱い」と3人は口を揃える。「僕らに足りないエネルギーを与え、教えてくれる」(風間)、「これ、舞台でどうやってやるんだよ?」という難しい演出にも、絶対にNOと言わずに具現化してくれる」(今井)、「役者側の立場をすごくわかってくれる」(猪塚)と絶大の信頼を寄せる。ただ「いい意味でも悪い意味でも劇団員の素のキャラクターを知っている方なので、次は、こちら側が大関さんの持つ概念を打ち破って、想像を超えていかなければ」(猪塚)とも。舞台は動物病院を営む一家のダメ長男を主人公にしたラブストーリー。「劇団プレステージは、メンバー全員が男なので、女性も演じます。さらに、最近では、動物の役も増えてきています」と今井。現時点では配役オーディションを控えている彼らだが、演じたい役どころを訊ねると猪塚は「動物の役をやってみたいです。今回、動物が非常に重要な役どころになります。様々なコンプレックスを抱えながらも、必死に乗り越え、そして心情を伝えていく。そんな役になるといいなと思うし、演じたいです」と動物役を志願。一方風間は「まずラブストーリーを主とした舞台は経験が少ないですし、正直恥ずかしい気持ちもあるのですが(笑)それを表現することが、今の自分を成長させると思うのでラブストーリーが思いっきりできる役がやりたい」と意気込みを語った。公演は2月8日(日)から22日(日)まで。Photo/樋口 涼Hair&Make/氏川千尋(つくる女)Styling/部坂尚吾
2014年12月15日昨年来場者数60万人を動員し人気を博した「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」が、今年も12月13日よりスタートした。12月11日に同イベントの開幕に先駆けてプレスプレビューが開かれ、会場の西の丸庭園に集まった人々を興奮させた。「大坂の陣400年」関連イベント3Dマッピングとは、建物などをスクリーンに見立て、CGの立体映像を投影するもの。昨今日本全国のイルミネーションイベントでこの技術を組み合わせる動きが出てきており、同イベントは西日本でも最大規模のイルミネーションを展開しているハウステンボスが大阪観光局とタッグを組み行われる。日本最大のイルミネーションショーと銘打って行われる同イベントは「大阪城3Dマッピング」の他、海面の波のように青色のLEDが流れる「光のビッグブルー」。高さ23メートルのピラミッド型オブジェの2面に3Dマッピングが投影される「西日本最大級のピラミッドツリー」。バロック式庭園をモチーフにしたイルミネーションがクラシック音楽にあわせて輝くエンタテインメントショー「ジュエルイルミネーションショー」などが西の丸庭園全体を光で埋め尽くす。中でも大阪のシンボルとも言える大阪城に3Dマッピングを仕掛ける「大阪城3Dマッピング」は最大の見所。巨大な城が変幻自在に歪み、踊りだし、火を吐き、崩壊し、煌きながら再構築される。中でも黄金の鳳凰と龍が乱れ飛ぶ様は昨年を上回る迫力で圧巻だ。期間中は30分に一度放映されるが、何度も見たくなるスケールの大きさだ。「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」は2015年3月1日(日)まで、大阪城 西の丸庭園にて。また大阪城では12月31日(水)まで、「大坂の陣400年天下一祭」が開催されており、その一環として「侍ミュージアム・武将ホール」も期間限定で開館。どちらもチケットは発売中。
2014年12月15日数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた蜷川幸雄。彼が2015年、80歳を迎える歳に、実に8度目となる『ハムレット』に挑戦する。主演は藤原竜也。2003年、日本演劇史上最年少である21歳でタイトルロール(主人公の名がタイトルになっている作品での主役)を演じて以来、実に12年ぶりに同じ役に挑むこととなる藤原に思いを聞いた。「ハムレット」チケット情報「『ハムレット』を演じたいというのは、実は僕から直接蜷川さんにお願いしたんです」という藤原。そのきっかけはさいたまネクスト・シアターの「2012年・蒼白の少年少女たちによる『ハムレット』」を観劇したことだった。蜷川自ら率いる、若手演劇集団の公演だ。決して有名な役者たちが出ているわけではない。しかしその舞台に彼は感銘を受けた。「観ている間、自分の思いが瞬間的にその場から離れて浮かぶような、時空を超えたような感覚になったんです。キャストの若く疾走感あふれる演技もよかったし、唯一の年輩者であるこまどり姉妹さんも素敵でしたし、何よりも演出がすばらしかった」。その勢いのまま、蜷川に「『ハムレット』をやりたい」と願い出たという。「今思えば、なんて大変なことを言ってしまったんだろうという後悔にも近い思いはあります(笑)。けれど、蜷川さんが命を削るようにして作る舞台に自分もあげてもらいたいと思った」藤原といえば、デビュー作である舞台『身毒丸』で蜷川演出を受けて以来、コンスタントに蜷川作品への出演を続けてきた。観客からすれば、蜷川と藤原はすでにツーカーの仲に思えるかもしれない。しかし今年参加した、やはりシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』で、これまでにないほど絞られたのだという。「蜷川さんに、『生まれ変わった藤原竜也を見せてくれ』と言われたんです。僕はこれまで、自分の感情が動くままに感覚的に演じてきた。それだけでは済まない場所に差し掛かったんだとわかりました」。動きや表情はもちろん、セリフひとつひとつのイントネーション、強弱に至るまで、毎日のように飛ぶ指摘。共演の吉田鋼太郎にお願いをして、自主稽古もつけてもらったという。「デビューしてから、こんなに大変だったことはない。けれどこの経験が、次に『ハムレット』を演じる時に生きてくると思う」と笑う。「感性豊かな満島ひかりさんと共演できるのも大きな楽しみ。キャストもスタッフも場所も整った。あとはもう、全力でやるだけです」公演は、1月22日(木)から2月15日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、2月20日(金)から3月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。大阪は2月25日(水)18:00に追加公演が決定しており、チケットぴあでは、プレイガイド独占先行受付を実施。プレリザーブ(先行抽選)が12月15日(月)11:00より受付開始される。一般発売は12月20日(土)より開始。取材・文:釣木文恵
2014年12月15日12月18日(木)のニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」をもって、レギュラー出演中の雨宮天、コヒメ(アフィリア・サーガ)、朝倉ゆり(バクステ外神田一丁目)が番組を卒業することが決まった。今回3人の卒業は、番組のリニューアルにともなうもの。雨宮天は2014年1月15(水)から「アニメぴあちゃんねる」にレギュラー出演。当時、TVや配信動画にはほとんど出演したことがなく、またニコニコ生放送にレギュラー出演するのもこの番組が初めてだった。番組にレギュラー出演してからは、声優として様々な作品に出演し、まさに飛躍の年に。番組では青色、漢字、焼肉が好きという素顔を垣間見せた。また、好きなものの話題となると、番組中ゲストの前でも興奮して熱く語る一面を見せた。コヒメと朝倉ゆりのふたりは、2013年7月3日(水)から1年半に渡ってレギュラー出演。コヒメは2014年は声優、小日向茜として活動。朝倉ゆりは、2014年舞台女優として主演を務めるなど、着実にステップアップ。番組の名物コーナー「セリフ読み」でも、演技の上達振りが視聴者を驚かせていた。3人の出演がラストとなる今回の放送は、特別構成の番組となる予定だが、通常通りゲストを招いてのトークも行なわれる。今回のゲストには声優ユニットStylipSの能登有沙、松永真穂、豊田萌絵、伊藤美来の4人が出演。能登有沙は書道の腕前を、松永真穂はファッションを、豊田萌絵はインテリアを、伊藤美来は良い匂いのするものと、それぞれの特技や好きな物を紹介する。StylipSは、11月に新メンバーになってから初となるアルバム『THE SUPERNOVA STRIKES』をリリース。また現メンバーとなってからは初となる東名阪ツアーを、来年3月22日(日)愛知・名古屋LIVE HALL M.I.Dより開催する。また、今回番組では、東名阪ツアーの2015年4月19日(日)に行なわれる東京・TOKYO DOME CITY HALL公演の「アニメぴあちゃんねる会員先行予約」を実施。本先行予約でチケットを購入した方には、もれなくツアーポスターをプレゼント。非売品なので、ファンの方はご確認を。20時45分~21時00分に放送する「もうすぐアニメぴあちゃんねる」では、タカオユキのスキルアップコーナー「タカオユキの今日のチャレンジ!」と名物コーナー「タカ弁」で独創的な手作り弁当を披露する。なお、タカオユキは、2015年1月以降も引き続き出演する予定。2015年1月以降のリニューアル内容に関しては未定なので、アニメぴあちゃんねるブロマガなどで逐一チェックしよう。■アニメぴあちゃんねる日時:12月18日(木)午後8時45分~午後10時00分出演:雨宮天 / 美濃部達宏 / コヒメ(アフィリア・サーガ) / 朝倉ゆり(バクステ外神田一丁目) / タカオユキゲスト:StylipS
2014年12月15日宮本亜門の演出で2012年に初演されたミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』が、2015年3月にパワーアップして再登場する。初演で話題となったAKB48グループ・メンバーによる主人公ドロシー役のオーディションを、この再演でも敢行。志望者108名の中から審査を勝ち抜いて栄冠を手にしたのは、梅田彩佳(NMB48)と田野優花(AKB48)のふたりだ。「踊ることが一番好き。踊りを見てもらったら、その楽しさは絶対に亜門さんに伝わる!と、自信を持っていました」。オーディションでの手応えをそう語る頼もしい17歳、田野優花に舞台への意気込みを聞いた。スーパー・ソウルフル・ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』チケット情報年齢よりも大人っぽいエキゾチックな瞳を輝かせて、最初に教えてくれたのは、初演のオーディションに参加した時に途中棄権したというエピソードだ。全員参加が義務だった前回は、「歌やダンスは好きだけど、演技はどちらかというとやりたくなくて、舞台にまったく興味がなかったんです。亜門さんに“正直、やりたくない人いる?”って聞かれた時に手を上げて、帰りました」と、あっけらかん。それが今では「お芝居がやりたくてしょうがなくて!」と急転直下。女優の友人たちの舞台を観に行くうちに、生の舞台が伝える感動、その素晴らしさを知ったという。新たに芽生えた演技への情熱を満面の笑顔で語る様子が、清々しく、愛らしい。「二次審査の時に、亜門さんが“前回、帰った子だ”って気づいたみたいでした。印象悪いままじゃダメだから、今回は本気なんだぞ!って気持ちを行動で表さなきゃと思って、ガッツで取り組みましたね。受かりたい!って気持ちをアピールして。亜門さんに“アナタは踊っている時の顔が本当に素晴らしい”って褒めていただいて、やった~!って(笑)」言葉の端々から伝わってくるのは、自分を信じている強さだ。「本番に強いです。ギリギリまでは心臓が飛び出そうなくらい緊張していても、ステージに立つとホッとします」「怒られたら逆に火が着くタイプ。へこまずに、じゃあやってやろう!って気持ちになりますね」芯のある朗らかさで、周囲に前向きなパワーを振り撒いていく。Wキャストでドロシーを演じる梅田はすでに今春、『IN THE HEIGHTS』でミュージカルを経験。その姿に刺激を受けて「自分もあんなふうにキラキラしたい」と発奮した。「私に夢を与えてくれた大先輩です。たくさんのことを吸収して勉強させていただきつつ、自分なりの表現を出していけたら。ミュージカルファンの方たちに認めてもらえる、心にひっかかる存在になりたいと思います」。負けず嫌いを自認する彼女の、体当たりの挑戦を見届けたい。公演は3月7(土)から22日(日)まで、東京国際フォーラム ホールCにて。チケットの一般発売は1月17日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選「いち早プレリザーブ」を実施中、12月15日(月)午前11時まで受付。取材・文上野紀子
2014年12月12日俳優の躍動的な身体と華やかな音楽に魅せられるうちに、場面はスッと移り変わり、現代にも繋がるズシリとしたテーマが現れる……。そんな2012年のNODA・MAP作品『エッグ』が、パリ公演決定を受け、豪華初演メンバーで国内でも再演される。NODA・MAP第19回公演『エッグ』チケット情報「怖いですよ。同じキャストでの再演だけに、たとえば“妻夫木くん成長してるな”とか“深津さん進化したな”とか、“あれ? 俺、衰えた?”といったことが、クリアに見えるだろうから(苦笑)」と話すのは、粒来幸吉役の仲村トオル。そう思うのも無理はない。なにせ初演では、鍛え上げた見事なボディで、架空のスポーツ“エッグ”でオリンピックを目指す一流アスリートを演じ切ったのだから。「自分の衰えを最も感じやすいのが身体的な表現。本番中にどれだけ激しく動いたかを知っている身としては、ああ、また頑張って準備しなくては……という感じです」物語は“エッグ”のベテラン選手・粒来と新人選手の阿倍比羅夫(妻夫木)、そして人気歌手・苺イチエ(深津)を軸に進む。そこで浮き彫りになるのは、スポーツと歌が持つナショナリズムや大衆の扇動性。さらに入れ子構造を大胆に使った展開で、戦中のある場所を舞台とした日本近現代史の暗部へと斬り込んで行く……。「僕自身、完成台本を読むまで、こんな展開になるとは想像もしませんでした。時間も空間も飛び超えて、もの凄いスピードで、もの凄い情報量のことが表現されているところが、『エッグ』の魅力だと思います」と仲村。粒来が“ある実験”の証拠書類を改ざんする場面での“音”が印象的だと言う彼は「鉄のペンを使った後、机をペイパーウェイトで検閲済みの判のように叩くアイディアは、ある日の本番中に思い付きました。そういった発見が公演中も結構ありましたね」と振り返る。さらに踏み込んでアプローチできる再演でも、新たな発見がありそう。「そこが再演の面白さですよね。ただ“あ、そうか”と気付く瞬間は、“なんで初演の時に気付かなかったんだ”と思う瞬間でもある(苦笑)」と彼は言うが、それは自身の成長を証明する瞬間でもあるはずだ。ストイックな粒来さながらに、「この2年を自分は無駄にしなかったと感じられるようにしなければ」と実直さを滲ませる仲村。「パリ公演も不安ですが、もしも向こうで“だいたい伝わったみたいだぞ”と感じられる瞬間があったとしたら、それは大きな感動だし、楽しみなことですね」公演は、2015年2月3日(火)から22日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、2015年3月26日(木)から4月8日(水)まで大阪・シアターBRAVA!、2015年4月16日(木)から19日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールにて。チケットは12月13日(土)より一般発売開始。取材・文/岡崎 香
2014年12月12日10月、交通事故で亡くなった奥大介さんの追悼試合が2015年1月18日(日)・ヤマハスタジアムで開催される。奥さんが現役時代所属した3クラブでチームメイトだった三浦知良、名波浩、中澤佑二が発起人となり、実現の運びとなったのだ。試合は、ジュビロ磐田、日本代表でともにプレーしたOB、現役で構成するJアミーゴスと、横浜F・マリノス、横浜FCで同じユニフォームを着たOB、現役で構成する横浜フレンズが対戦する。出場選手の発表は未定だが、発起人を中心に豪華メンバーが揃うことだろう。カズ、名波、中澤、発起人3人の共同コメントは以下の通り。「2014年10月17日、ジュビロ磐田、横浜F・マリノス、横浜FCで活躍し、それぞれのクラブの発展、日本サッカーの発展に貢献してくれた奥大介氏が急逝されました。現役時代、彼の創造的なプレー、サッカーへの情熱、その飾らない人柄に、僕らをはじめチームメイトやサポーター、多くの方々が魅了されたことと思います。彼の想いをみんなで共感し、彼と共に楽しんだサッカーで彼を送り出してあげたいという想いから、今回の追悼試合を実施することに致しました。彼の愛したサッカーを、彼に想いをよせるメンバーでプレーすることで、是非多くの方に楽しんで頂くと同時に、彼のことを偲んで頂ければと思います」J1リーグで通算280試合に出場し、62得点をマークした奥さん。磐田、横浜FMではそれぞれ2度のリーグ制覇に貢献した。Jリーグベストイレブンを3度受賞するとともに、日本代表としても26試合2得点というリザルトを残した。2007年、横浜FCで現役引退するまで、14年間を駆け抜けたのだった。『奥大介 追悼試合 ~Daisuke OKU MEMORIAL MATCH~』のチケットは12月13日(土)午前10時に一般販売開始。チケット代には70%の弔慰金が含まれ、当日の収益とともに奥さんの両親に渡される。
2014年12月12日韓国出身の5人組ボーイズグループMYNAMEが1月10日(土)広島・広島クラブクアトロより開催する全国ツアー「MYNAME LIVE HOUSE TOUR 2015 "WOW!" vol.3」。同ツアーの全公演で終演後にハイタッチ会を開催することが決まった。ハイタッチ会は、もっとファンを近くで感じたい、ファンのおかげでライブができることへの感謝の気持ちを形に出来ないかとメンバー5人で話し合った結果決まったもの。ツアーは2015年1月31日(土)東京・STUDIO COASTまで、8公演を開催。MYNAMEは2012年7月に日本デビュー。今年の3月に2ndアルバム『FIVE STARS』をリリースしている。チケットの一般発売は、福岡と愛知公演が12月13日(土)午前10時より。それ以外の公演が12月14日(日)午前10時より。■MYNAME LIVE HOUSE TOUR 2015 "WOW!" vol.31月10日(土)広島クラブクアトロ(広島県)開場17:00 / 開演18:001月11日(日)DRUM LOGOS(福岡県)開場16:00 / 開演17:001月12日(祝・月) 梅田 CLUB QUATTRO(大阪府)開場16:00 / 開演17:001月16日(金)BOTTOM LINE (愛知県)開場17:30 /開演18:301月18日(日)横浜ベイホール(神奈川県)開場16:00 /開演17:001月24日(土)京都 FANJ(京都府)開場16:00 /開演17:001月25日(日)NIIGATA LOTS(新潟県)開場16:00 / 開演17:00料金:スタンディング 6,800円(税込)※別途ドリンク代必要 ※新潟はドリンクなし※未就学児童入場不可・6歳以上有料■MYNAME LIVE HOUSE TOUR 2015 "WOW SPECIAL"~COMPLETE~1月31日(土)STUDIO COAST(東京都)開場16:00 / 開演17:00料金:スタンディング8,800円(税込)※1ドリンク付き※未就学児童入場不可・6歳以上有料
2014年12月12日キャラメルボックスの新作公演『太陽の棘 彼はなぜ彼女を残して旅立ったのだろう』が12月10日、東京・サンシャイン劇場にて開幕した。今作は脚本家・ほさかよう(演劇プロデュースユニット「空想組曲」主宰)に脚本を依頼し、劇団の成井豊が演出する新しい取り組みだ。キャラメルボックスと言えば「人が人を想う気持ち」をスローガンに掲げ、幾多の困難の末にその想いを成就させる物語を得意としている。だがこの舞台では「死別を契機に、残された人達が故人の本心を探る」という、劇団史上類を見ない物語に挑んだ。大切な存在に先立たれた人々のやりきれぬ心情を丁寧に描き、新たな刺激と可能性を呈示した意欲作に仕上がった。キャラメルボックス『太陽の棘彼はなぜ彼女を残して旅立ったのだろう』チケット情報物語は、事故で恋人を失った女性と兄を亡くした弟と従姉妹が、兄が残した手紙を手掛かりに東北へ旅に出るところから始まる。今作で劇団公演に初主演する鍛治本大樹は、弟・永沢亮二を演じる。心根の優しい青年を全身で体現化し、見事大役を果たしていた。最愛の恋人を失った星宮明音役を務めるのは岡内美喜子。残された側の悲しみを背負い複雑に揺れ動く心状は、岡内の確かな演技力により一層の真実味を増していた。そして、物語のキーパーソンである兄の永沢恭一を演じるのは多田直人。宮沢賢治を敬愛し、聡明さと正義感を持つ恭一の姿に多田自身の存在が重なった。“自己犠牲の精神”ゆえに命を落とした恭一の心の奥を探る旅は、賢治の未発表童話『ペンネンノルデの伝記』になぞられたストーリーに彩られながら、ドラマの後半で徐々に明らかになっていく。近しい者同士であっても、感情のすれ違いやどうにもならない過去のエピソードなど、人間の清濁に迫ろうとするほさか脚本の特色が随所に見られる。また、白を基調としたセットが組まれ、全体的にソリッドな舞台空間に仕上がっているのは、作品が持つ哀感の影響か。背景の白壁に画像や照明を映し出す演出は、他のキャラメルボックス作品では見かけず新鮮な印象を残す。ほさかの脚本と、演劇への熱情を包み隠さず表現するキャラメルボックスの化学反応が新たな世界を広げたと言える。来年、創立30年を迎えるキャラメルボックス。新しい刺激を内包した今回のコラボレーションは、劇団の更なる挑戦を予感させた。公演は24日(水)まで。なお、同劇場では『ブリザード・ミュージック』を25日(木)まで同時上演中。チケットは公演前日までチケットぴあにて発売。取材・文:園田喬し
2014年12月12日音楽集団、HEAVENESEが12月15日(月)に愛知・ボトムラインよりツアー「HEAVENESE ROAD TO THE CITY OF PEACE~エルサレム公演凱旋記念日本縦断ツアー~」を開催する。HEAVENESEは今年の10月に中東イスラエルでツアーを開催。今回の公演は、同ライブの凱旋公演であるとともに、HEAVENESE初となる日本国内でのツアーだ。HEAVENESEは2005年にグラミー賞9回受賞のゴスペル界のキング、アンドレ・クラウチをプロデューサーに、和楽器と西洋楽器の融合によるジャパニーズ・ソウル・プロジェクトとしてスタート。レコーディングを中心に活動し、2010年に本格的ライヴ活動を開始、2年間国内で行なった6公演全て満席を記録。2012年10月に全米デビュー、以降全米ツアーを3年連続で成功させるなど、海外公演を積極的に開催。また、2013年3月には前年の海外デビューを記念した逆輸入公演を横浜BLITZで開催し、大盛況を博した。ライブではツインボーカルのマレ&クミコを中心に、ドラム、ベース、キーボード、サックスなどの洋楽器、尺八、篠笛、和太鼓、津軽三味線などの和楽器、さらに殺陣や忍者、ラッパーやダンサーなどを加え、壮大なステージを披露している。チケットは発売中。■2014-2015 HEAVENESE ROAD TO THE CITY OF PEACE ~ エルサレム公演凱旋記念日本縦断ツアー ~12月15日(月)ボトムライン(愛知県)12月16日(火)静岡グランシップ大ホール(静岡県)12月18日(木)赤坂BLITZ(東京都)1月19日(月)BIG CAT(大阪府)1月20日(火)京都三条河原町クラブ(京都府)
2014年12月12日新橋演舞場の新年の幕開けに、今回も市川海老蔵が登場。「初春花形歌舞伎」として、2009年の初演から大幅にスケールアップをした『石川五右衛門』を、2015年1月2日(金)より上演する。そこで五右衛門役の海老蔵に、今の思いを訊いた。新橋演舞場 初春花形歌舞伎 チケット情報石川五右衛門という稀代の大泥棒を題材に、『金田一少年の事件簿』の原作者である樹林伸の原案のもと、海老蔵が新作歌舞伎をつくり上げたのは平成21年8月。誰もが知る人物だが、実はこの五右衛門、史実がほとんど残っていない人物だと言う。「つまり石川五右衛門というのは、歴史が、想像がつくった人物なんですよね。だからこそ五右衛門って自由ですし、それこそ僕が彼に感じる魅力の最高の部分でもあるんです」。その五右衛門の父が実は……というのが、新作歌舞伎『石川五右衛門』における大きなポイント。しかも今回の舞台は日本だけにとどまらず、はるか中国大陸にまで及び、より壮大な物語が展開される。「前回までは“父と子の物語”でした。今回はそういった部分も含め、“友情”、さらに“恋”という歌舞伎ならではの題材を、樹林流に書いていただいた。それを五右衛門で体現出来るというのは、とても楽しみです」。また五右衛門には、古典歌舞伎『楼門五三桐』(さんもんごさんのきり)に、京都・南禅寺にある山門での「絶景かな、絶景かな」という名ぜりふがある。このせりふを海老蔵は、劇中でなんと2回も登場させると言う。「歌舞伎の『絶景かな』というのは、あくまで様式美なんですよね。でも実はそこに五右衛門の精神性が込められていて。今回はさらにその上をいく『絶景かな』をつくるべきだなと。それまでのドラマによって、見えていたはずのものが変わって見える瞬間。その2度目の『絶景かな』を、中国大陸のどこかで実現させようと思っています」。舞台機構や演出でも、よりダイナミックな作品になると意気込む海老蔵。しかしひとつ残念な事実もある。「父(十二世市川團十郎)がいないのはやっぱり惜しまれますね。でも今回は父が演じた秀吉役を、市川右近さんが勤めてくださる。相当プレッシャーには感じていらっしゃると思いますが、右近さんが今持っていらっしゃる秀吉像を真っ直ぐ演じていただくことが、一番素敵なことじゃないかと思います」。海老蔵が贈る、新年にふさわしい豪華な演目。「皆さんの2014年の埃が落ちるよう、また2015年が無病息災で過ごせるような気迫でやれればと思います」。公演は1月2日(金)から25日(日)まで。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年12月12日シンガーソングライター、浜端ヨウヘイが12月9日(火)に東京・UNITで、デビュー記念ライブツアー「浜端ヨウヘイDebut Anniversary Live『結-yui-』」の公演初日を迎えた。浜端ヨウヘイは今年の11月に、音楽事務所オフィスオーガスタ5年ぶりの新人としてデビュー。この日の公演はバンドに江川ゲンタ(Dr)、西慎嗣(G)、カナミネケイタロウ(Ba)と名うてのミュージシャンを従え行なわれた。ライブでは新人とは思えない落ち着いた佇まいと持ち前の大きく美しい声で客席を包み込んだ。デビュー曲である『結-yui-』が披露されると、イントロが始まったとたん大きな拍手がわき、浜端が歌い出すと同時に観客の多くが口ずさんでいた。また、来年2015年2月25日(水)にリリースされる2ndシングル『無責任』も披露され、浜端の歌唱が高まるとともに客席では涙をぬぐう姿が多く見られた。同ツアーはこの後12月16日(火)に大阪・Shangri-la、17日(水)に愛知・アポロベイスで開催。チケットは大阪公演がソールドアウトのため、愛知公演のみ発売中。■浜端ヨウヘイDebut Anniversary Live『結-yui-』12月16日(火)Shangri-La(大阪府)開場 18:30 / 開演19:0012月17日(水)アポロベイス(愛知県)開場 18:30 / 開演19:00
2014年12月12日そこは暴力や憎悪がはびこる凄惨な世界だが高橋一生は「美しい舞台になるはず。そこだけは確信を持っています」と語る。演出・白井晃の生み出す舞台『マーキュリー・ファー』の世界に飛び込むことに恐怖も不安もない。「いろんな感情が希薄になりがちな社会において、僕も含め現代を生きる人間が必要としている感覚に出会う瞬間があると思います」とうなずく。舞台『マーキュリー・ファー』チケット情報英国の作家フィリップ・リドリーによる戯曲の本邦初演。人間の本能をさらけ出し“第二のデヴィッド・リンチ”とも評される彼の面目躍如とも言える作品で、ある“パーティ”の準備をする兄弟とそこに集まる人々の物語が展開する。暴力的でグロテスクな描写の中から高橋が感じたのは本質的かつ普遍的な“愛”。「この兄弟愛ってすごく野性的で普遍的。動物がじゃれ合うように、傷つけることでしか表現できない愛ってあると思うんです。先行して凄惨な描写があるけど、その内側に『透明な暴力』というか、心臓が見えている状態で殴られるような感覚を秘めているホンですね」。リドリーはイラク戦争に対する怒りを込めて本作を書いたと演出・白井晃が語るように、随所に様々なメタファーが見られるが、高橋は「兄弟が巻き込まれていく現実が、決して自分たちと遠いものとは思わない」とも。「内なるところで僕らは既に“戦争”を抱えていて、それはもしかしたらイラクの戦争よりも残酷かもしれない。僕のこれまでの三十数年の体感として持っている戦争のイメージをイラクに飛躍させることはできないけど、そうせずとも戦々恐々とした感覚はいまの僕の中にあるはず。その感覚をまずは舞台上で試してみたいと思います」。演出の白井とは2012年の『4 four』(作・川村毅)以来2度目の仕事となるが、「美」への確信は白井の存在があるゆえ。絶対的な信頼を持った上で、前回、完全な“合致”を見せた互いの感性を「溶け合わせたい」とも。「白井さんが言う“白”にあえて違う“白”をぶつけて溶けあわせたらどうなるか?白井さんとならそうやって別次元に進める気がします。今年は大河ドラマをはじめ、映像での露出も多かったが、TVの中とは全く違う姿を舞台上で見せてくれそうだ。「作品を観たあとの感想は『分からなかった』でもいいと思う。いまの時代、分からないまま放置することが難しくなっているけれど、時間をかけて咀嚼してもらって、いつかふとした瞬間に『あぁ、そういうことか!』と感じてもらえたらいいなと思います」。舞台は2月1日(日)より東京・シアタートラムにて。その後、兵庫・福岡でも公演。チケットの一般発売は12月14日(日)午前10時より。撮影・取材・原稿:黒豆直樹スタイリスト:秋山貴紀ヘアメイク:Tetsuya Mori
2014年12月11日2015年3月14日(土)に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催されるライブイベント「ビクターロック祭り 2015」の第2弾出演アーティストが発表された。斉藤和義、スガ シカオ、ハナレグミの出演が決まっている同イベント。今回出演が決まったのはKEYTALK、キュウソネコカミの2組。なおチケットの一般発売に先がけて、オフィシャルサイトでは先行を実施中。受付は12月21日(日)午後11時59分まで。■「ビクターロック祭り 2015」日時:2015年3月14日(土) 開場9:00 / 開演11:00 / 終演21:30(予定)会場:幕張メッセ国際展示場(千葉県)出演:KEYTALK / キュウソネコカミ / 斉藤和義 / スガシカオ / ハナレグミ / and more料金:前売り 9,180 円(税込)
2014年12月11日舞台『ヴェローナの二紳士』が12月7日、東京・日生劇場で開幕した。シェイクスピア初期の傑作といわれている今作は、かつてブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞を獲得している。それを今回、かねてから上演を熱望していた宮本亜門が演出。よりラテン色を強めてシェイクスピア生誕450年の今年にふさわしい、パーティーのような作品に仕立て上げた。『ヴェローナの二紳士』チケット情報T.M.Revolutionとしての活動のみならず幅広い活躍を見せる西川貴教がヴェローナの青年プロテュースを、CHEMISTRYでデビューし、昨今はソロとして新たな魅力を発揮する堂珍嘉邦がその親友ヴァレンタインを演じる。さらにプロテュースの恋人に島袋寛子、ヴァレンタインがミラノで恋する相手シルヴィアに元宝塚トップスターの霧矢大夢が扮する。主要キャストを見るだけでも“普通のミュージカル”になりそうもない。客席の前に広がるのは、何のセットもない素舞台。華やかなミュージカルを想像した観客はちょっと面食らうだろう。すると、スクリーンに映し出されるのは現代の公園の様子。やがてキャストが劇場の後ろから飛び込んできたかと思うと、あっという間にステージにヴェローナの街ができあがった。まるで落書きのようなタッチで無造作に描かれたセットの中で繰り広げられる会話は、まるで現代劇のよう。そして、とくに男性キャストの衣装は、スニーカーやセーターなどカジュアルなもの。両脇の生演奏にのせたキャストたちの伸びやかな歌声の華やかさ、耳に残るシンプルな歌詞には聞き惚れずにはいられない。中央に掲げられたシェイクスピアの似顔絵は、この芝居を見守っているようだ。シェイクスピア作品をこれほどまでにわかりやすく楽しく観られることの驚きにひたっていると、物語の舞台はミラノへ。ヴァレンタインと、少し遅れてプロテュースがやってくるミラノはそれまでの手作り感あふれるセットから一転、階層のある無機質なものに。映像も駆使され、都会らしさが伝わってくる。ミラノで変わってゆくプロテュースの軽妙な雰囲気は、まるで西川本人がテレビやラジオなどで見せる顔がそのまま活かされているようで、このキャスティングに大いに納得させられる。ほかにもシルヴィアの婚約者を演じる武田真治の活躍も見どころ。権威を傘に偉そうにしているが実は情けない男を軽やかに演じている。キャストが楽しんで演じている様子が客席にも伝わり、観客たちもいつしかお祭り騒ぎに巻き込まれている――年末気分を高めてくれるこのカーニバルはシェイクスピア初心者にも、ミュージカルを見たことのない人にもぴったりだ。公演は12月28日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文/釣木文恵
2014年12月11日2015年2月3日(火)より東京・帝国劇場で上演される、堂本光一主演のミュージカル『Endless SHOCK』の製作発表会見が12月8日に都内で行われた。同作は2000年に初演され、来年で15年目。今年10月の公演で通算上演回数1214回を数え、日本のミュージカルにおいて、単独主演回数1位を記録。この日の制作発表には、これまで応援してくれたことに感謝を込めて、ファン1722人を招待。堂本は「15年やってきたけど、そんなに長くやっている感覚はないですね。多くのファンの方に支えられたからこそこうやって続けてこれた」と感謝の念を述べた。また、ステージに飾られた15年分のポスターを見て、「気持ち悪いところからイケメンになっていく様を見ていただければ・・・(客席から拍手)拍手しているって事は同意してるってこと?(笑)。まあそれを経て一番カッコいいのが今ここにいる。(大きな拍手)あまりふざけるとこういう所ばかりニュースに使われるからやめましょう(笑)」と笑いを交えて話した。来年の同作の内容については「出演者もちょいちょい変えるし、内容もあのナンバーを変えようかなと思ったりしていますが、いつも通りお約束はしません。前のほうが良かったら戻すし。でもそうしているとジャニーさんに「YOU、いつまで同じ事やっているの!?」って怒られたりもするんですけど(笑)。この作品は自分だけのものではなく、愛してくれる皆さんの作品でもあると思っています。これからも見続けたいって思ってもらえるような作品にするべくやっていきたい」と意欲を語った。また、派手なフライングや階段落ちなども同作のみどころのひとつであるが、何歳ぐらいまでやっていきたいかという質問に「確かに今の内容では長くはできないって自分でも思ってます。ただこの作品は形を変えながらやってきたものなので、年齢とともに大きく変わる時が来るのかもしれない。それは僕にも分からない。内容を変えないまま、フライングも背筋の伸びないままやったり、階段落ちもできないから、坂にしてもらったりとかでも良いかもしれない(笑)。それは僕も見てみたいですね、「それがショックやわ!」って言いたい(笑)。まあ、あと何年とかは考えず、皆さんが求めてくださる限りは自分も応えていきたい」とコメント。この日は、報道陣による質疑応答のほかに、サプライズとして来場したファンからの質疑応答も行なった。堂本は「くだらない質問だったら却下!(笑)」と言いながら、客席に降り自分でマイクを向けた。ファンからは「キャストは光一さんの意見なのでしょうか?」という質問が投げかけられ、「そういう所に疑問を持つんだ!」と驚きながら、「報告を受けたり、ジャニーズJr.はオーディションをして、そのVTRを見て、何番目の子が良いよね、という事は言います」と丁寧に答えていた。ミュージカル『Endless SHOCK』は東京・帝国劇場で2015年2月3日(火)から3月31日(火)まで上演。
2014年12月11日現在、東京・帝国劇場にてミュージカル『モーツァルト!』が上演中だ。人気のウィーン産ミュージカルで、日本でも2002年の初演から5回目の上演となるヒット作品。今回は主人公ヴォルフガング・モーツァルトを日本初演から演じている井上芳雄のファイナル公演であることも話題。その、“ラスト・ヴォルフガング”に挑んでいる井上に現在の心境を聞いた。ミュージカル『モーツァルト!』]チケット情報作品は、天才音楽家・モーツァルトの波乱に満ちた生涯を綴った物語。2002年の初演時、23歳の井上にとっては初めてのタイトルロールだった。「自分のような若造が真ん中に立っちゃってすみません…という気持ちでした。ただ正直、主役のプレッシャーを感じるどころではなく、自分がこの役をやることで必死。力の抜き方もわからず、全力でやっていました。自分は技術も経験も役に付いていっていないけれど、せめてとにかく必死にやっていることだけは、自分がヴォルフガングをやる意味があるんじゃないかと思ってやっていたんです」と井上は当時を振り返る。また、短い生涯を周囲との軋轢の中激しく駆け抜けたこの天才の人生は、「そこまで幸せな人生を送ってきた」という井上には非常に遠いものに感じていたともいう。「ぜんぜん自分にはない要素ばかりの役だと思っていた。今も決して、僕が何もしないでもそれに見える役ではないと思うんです。でもやっぱり自分なりの積み重ねによって、今はものすごくヴォルフガングとの距離が近く感じているんです。ヴォルフガングになるぞ! 演じるぞ! という力みはほとんどない。僕も彼のことで理解できないこともあるんですよ。でもすべてわかってるフリをしてやるというより、台本に書いてあるそのままを、自分を通してやっている感覚です」。そう話す井上のヴォルフガングは、確かに自然体で舞台上に存在している。「今、すごく充実していますし、すがすがしい。宝塚の方の退団公演はこんなかんじだろうと思うくらいです(笑)」。彼の俳優生活に寄り添うようにあった本作は「俳優として色んなことを教えてくれた作品」という存在だが、モーツァルトが生涯を終えたのと同じ35歳になった今、井上はこの役を卒業する。「『モーツァルト!』だって最初はどうなるかわからないまま始めて、これだけ大きくなって愛されてきた。そういった、次の新しいスタンダード・ミュージカルを生み出す現場に関われたらいいですね」と俳優としての次の目標を語った井上。華も実力も、そして気力も蓄え、俳優として充実期に入っている彼のこと、おそらくその夢は遠からず叶えてしまうに違いない。だがまずは“井上ヴォルフガング”が伝説になってしまう前に観ておくことをおすすめする。なお、ヴォルフガング・モーツァルト役は山崎育三郎とのWキャスト。12月24日(水)まで帝国劇場にて上演中。その後1月3日(土)から15日(木)まで梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットは発売中。
2014年12月11日佐々木蔵之介と國村隼が主演する舞台『ロンドン版 ショーシャンクの空に』が12月11日(木)に東京・シアタークリエで開幕する。10日、初日を目前にした出演者たちが会見を開き、意気込みを語った。登壇者は佐々木、國村、三浦涼介、板尾創路。舞台『ロンドン版 ショーシャンクの空に』チケット情報映画も名作として人気の高い『ショーシャンクの空に』。ショーシャンク刑務所を舞台に、理不尽な状況下での希望の尊さを描き出す物語だが、囚人であるアンディ役の佐々木は「稽古場でも人として扱われないことが多い。また今日も殴られるのかと思うと毎日とても苦しかった…」と稽古での苦労を語る。一方、古参の囚人レッドに扮する國村は「佐々木君が身体を張っている分、私は一生懸命セリフをしゃべっています。レッドはお客さまをお話の世界に誘う語り部でもあるので、ひとりでたくさんしゃべらなあかんのです」と別の苦労があるよう。そんな先輩を横目に若手の三浦が「先輩方が(稽古を重ねるにつれ)どんどん辛そうになっていくのですが、僕はそれを見守るしかなかったです(笑)」と発言すると、年長者たちは一様に苦笑を浮かべていた。また作中、佐々木が肉体美を披露するシーンもあるとのことだが、記者から「女性ファンにとっては嬉しいシーンなのでは?」と問われると、「まぁ囚人なので、所長に言われるがまま(脱ぎます)。でもあれ、見て嬉しいシーンかあ!?」(佐々木)、「別に私らが見てもドキドキもせぇへんし。男にはわからんね~!」(國村)と困惑しつつも大笑い。出演者18名は男性のみ、そのありがたみは通用しなかったようだ。最後に佐々木が「だんだん寒くなってきましたが、汗をかき、男だけで本当に熱い舞台を作っています。そして本当に“希望”のある舞台です。劇場でお待ちしています!」とアピール。公演は12月11日(木)から29日(月)までシアタークリエにて。その後宮城、愛知、広島、大阪、福岡でも上演される。チケットは発売中。
2014年12月11日銀河劇場が企画したニュージェネレーションシリーズ第一弾、次世代クリエイター×若手舞台俳優による朗読劇。1週目の『春のめざめ』が好評のうちに幕を閉じ、2週目の『僕とあいつの関ヶ原』の稽古が佳境に入った。そこには、朗読劇の可能性が渦巻いていた。朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』チケット情報吉田恵里香の自身の小説に基づいたオリジナル脚本を、劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が演出。若き世代ふたりの手による『僕とあいつの関ヶ原』は、ストーリーも斬新だ。テーマは、エンターテインメント作品に取り上げられることが少なかった関ヶ原の戦い。合戦そのものよりもそこに至るまでの心理劇のほうが実は面白いと、脚本には、武将たちのあまりにも人間くさすぎる姿が暴き出されている。稽古で繰り広げられていたのも、まさしくその感情のせめぎ合いだった。中屋敷の演出でいちばんにこだわっているように見えたのは、人物の関係性である。台詞のどの部分で立つか、座るか、舞台上をどう移動するか、細やかに指示を出していく。すると、誰が優位に立ち、誰が追い詰められているのかが一目瞭然となる。たとえば、そこには登場していない人物であっても、ひとりすっくと椅子の上に立ち上がることで、周囲を圧倒する人間であるということがはっきりとわかるのだ。それはまた、出番のあるなしにかかわらず全員が舞台に上がっている朗読劇だからこそできることでもある。ナレーターと会話する場面も即興で加えられた。普通の芝居ではできないことに果敢に挑み、楽しさが膨らんでいく。関ヶ原は、いわば、徳川家康と石田三成との戦いだ。その敵対するふたりを、三上真史がひとりで演じるのもユニークだ。中屋敷は、家康なのか三成なのかわからなくなる瞬間を、あえて作ろうとしている。染音という女性と島左近を演じる武田航平、井伊直政と大谷吉継を演じる玉城裕規、小早川秀秋と福島正則を演じる宮下雄也もしかり。敵味方の攻防がさらに面白くなる仕組みだ。そして、家康の四男・松平忠吉を演じる木戸邑弥が、戦いの要となっていく。俳優たちが使う舞台セットは3脚の長椅子だけだ。周囲には無造作に積まれた椅子がある。合戦の陣地を表すかのようなそれは、よく見ると、『春のめざめ』で舞台に並べられていた椅子たちだった。俳優も、木戸と武田は『春のめざめ』に続いての出演。シリーズとしてのつながりを感じさせる工夫もなされている。公演は12月14日(日)・15日(月)、東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:大内弓子
2014年12月10日西野カナが来年5月16日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナより、約1年ぶりの全国アリーナツアーを開催する。【チケット情報はこちら】今回のツアーは、11月に発売した5枚目のアルバム『with LOVE』を携えて、11会場で18公演行われる。チケットの一般発売は3月21日(土・祝)午前10時より。なお、公式サイトではオフィシャル先行を実施。受付は12月10日(水)昼12時から14日(日)午後6時まで。■西野カナ 全国アリーナツアー2015 『with LOVE tour』5月16日(土)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)5月17日(日)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)5月30日(土)ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)(兵庫県)5月31日(日)ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)(兵庫県)6月21日(日)広島グリーンアリーナ(広島県)7月7日(火)日本ガイシホール(愛知県)7月8日(水)日本ガイシホール(愛知県)7月11日(土)愛媛県武道館(愛媛県)7月12日(日)愛媛県武道館(愛媛県)7月18日(土)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)(宮城県)7月20日(月・祝)朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター(新潟県)7月25日(土)横浜アリーナ(神奈川県)7月26日(日)横浜アリーナ(神奈川県)8月1日(土)北海きたえーる(北海道)8月15日(土)マリンメッセ福岡(福岡県)8月16日(日)マリンメッセ福岡(福岡県)8月22日(土)大阪城ホール(大阪府)8月23日(日)大阪城ホール(大阪府)
2014年12月10日