チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (268/342)
韓国のマルチエンタテインメントグループ・SUPER JUNIORのキュヒョン、リョウク、イェソンからなるユニット、SUPER JUNIOR-K.R.Y.(スーパージュニアケーアールワイ)が、新シングル『Promise You』(1月23日発売)のミュージック・ビデオをYouTubeの「エイベックスチャンネル」で公開した。SUPER JUNIOR-K.R.Y.の公演チケット情報同曲は、遠く離れていてもお互いを感じ合う大切な人への想いがつづられ、なかなか来日することができないメンバーとファンの絆も表現したというメッセージ・ソング。映像は、温かい雰囲気で、メンバーがやさしく歌う姿が印象的だ。今月22日より3日間、神戸ワールド記念ホールで行われたSUPER JUNIOR-K.R.Y.のコンサート・ツアーの兵庫公演でお披露目され、メンバーからのクリスマス・プレゼントにファンは大喜び、ライブの盛り上がりは最高潮に達したという。なお、SUPER JUNIOR-K.R.Y.は、1月22日(火)・23日(水)・24日(木)に同ツアーの追加公演を日本武道館で行う。
2012年12月26日韓国出身の人気男性グループ・超新星が12月24日、幕張メッセ国際展示場でライブ・ツアー(6都市8公演)の千葉公演を開催。ライブ前に会見を行い、公演への意気込みと来年の抱負について語った。超新星の公演チケット情報この日、リハーサル中にグァンスが花道から転落するというアクシデントに見舞われ、会見には急きょ彼を欠いた4名で登壇。公演を控え、ゴニルは「メンバーが意見やアイディアを出して作ったライブです。ソロ・ステージを含め、今までになかったライブになっている。クリスマス・イブにたくさんのファンの前でライブができてアーティストとして幸せ」と語った。リーダーのユナクが入隊中だが、5人でも精力的に活動してきたメンバーは「(本来の6人から)5人になって大変だと思っていたが、ファンが守ってくれたので頑張れた。今年はメンバーの個別活動が多かった」(ソンモ)とが2012年を総括した。2013年には、いよいよユナクが除隊し、グループに戻ってくる。「ファンのみなさんにパワーアップした超新星をお見せできるのが楽しみ。ユナクがいなかった間に、5人がどれくらい成長したかをユナクに見せたい」(ゴニル)、「来年も超新星として、個人として全力で走っていきたい」(ソンモ)と抱負を述べた。同ツアーは、超新星のプライベートに密着した、Mnet Japan(CSほか)の番組『超新星の24/7』とのコラボレーションで実現。2013年には番組続編のシーズン2(2月4日より毎週月曜 午後11時45分)の放送が決定した。ゴニルは「シーズン1では個人の生活などに密着したが、シーズン2ではアーティストとしての姿をアピールしたい。楽しい作品になると思う」と番組の見どころを紹介した。ライブでは、会見を欠席したグァンスが左手に包帯を巻いた姿で合流。5人揃って超新星のヒット曲はもちろん、ジヒョクがSPY(サイ)の『GANGNAM STYLE』を披露するなどそれぞれが魅力あふれるソロ・コーナーを展開。また、サンタの帽子を被り、クリスマス・ソングを歌いながら広い会場を縦横無尽に走り回ってプレゼントを配るなどしてファンを喜ばせた。エンディングでは、グァンスが「来年も超新星の活動に、ずっとついて来てくいださい。メリー・クリスマス!」と声高らかにファンに感謝と祝福の言葉を述べ、全25曲、3時間を超えるライブの幕を閉じた。取材・文:坂本ゆかり
2012年12月25日韓国の女優キム・ソナが12月20日、都内でファンイベントを開催。事前に会見を行い、最新主演ドラマ『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』について語った。キム・ソナのほかの写真同作は、仕事一筋に生きてきた30代後半のキャリア女性、ファン・ジアン(キム・ソナ)が、偶然に出会った年下の男性パク・テガン(イ・ジャンウ)と一夜を共にしたことから妊娠してしまい、人生最大の選択に直面するというラブ・コメディ。キム・ソナは、シューズメーカーのトップデザイナーで、自分にも他人にも厳しいヒロインをクールに演じ、『私の名前はキム・サムスン』などで見せた人懐っこいイメージとは違う魅力を発揮した。華麗なファッションと美しい靴の数々も見どころで、キム・ソナは「今までの作品では、そんなにお化粧をしたり、かわいい洋服を着たりすることがなかったので、(今回は)ファッションなどを楽しみにしている方も多いのでは」と語る。自身は普段はリラックスしたパンツスタイルを好むそうだが、ジアンはハイウェストのスカートやブラウス、タイトスカートなどを着こなすキャリアウーマン風ファッションが目を引く。スタイリングには自身も意見を出したそうで、「いくらファッショナブルでも、その人の性格によって(選ぶスタイルが)違うんじゃないかな」とキャラクターを考慮、スタイルのポイントについて「ブラックが中心。ブラックの中にスカートは赤とか、毎日、ひとつポイントを決めて、靴を見せるコーディネイトにしました」と話した。ほかにも、シングルマザーが現実でぶつかる様々な問題をリアルに描き、また、幸せをつかむために、自らの手で人生を切り開いていくヒロインの姿が、多くの女性たちの共感を呼んだ。見どころは同世代の女性たちへのメッセージにもある。キム・ソナは「『人生の選択は自分でしなければいけないし、(その選択に)責任を持とう』ということ。『自分が選択した道なら後悔はしない。一生懸命に生きていこう』というのがシンプルだけど伝えたいこと」と語った。自身も、ピアニストから女優へと進路を変更したことが最大の選択だったという。もし、女優という道を選択していなければ、「今頃、誰かのお母さんになっているか、どこかでピアノを弾いているか、誰かに教えているか、だと思うんです」と人生の“if”を想像し、「今の仕事はすごく幸せ。現場にいるのが好きなので」と満足げな笑顔を見せた。イベントでは、トークショーほか、観客のひとりをジアンのスタイルにする企画があり、実際にキム・ソナを担当したヘアメイク、スタイリストが観客を大変身させた。また、鈴木聖美の『TAXI』ほか2曲を熱唱、Perfumeの『ワンルーム・ディスコ』のダンスを披露しファンを沸かせた。このイベントの模様は2月2日(土)18時35分よりKNTV(CSほか)にて放送される。なお、『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』は1月12日(土)午後10時からKNTVで放送開始、2月6日(水)にDVD-BOXIが発売される。取材・文:佐藤結
2012年12月25日韓国出身の男性6人組グループ・BOYFRIEND(ボーイフレンド)が12月23日、TOKYO DOME CITY HALLで初めてのワンマンライブを開催した。BOYFRIENDのアーティスト情報会場はクリスマス・ムードたっぷり。鐘の音とともに、サンタクロースたちによって6つの巨大なプレゼントボックスがステージに運び込まれると、その中から純白の衣装に身を包んだ王子のようなメンバーが登場。韓国デビュー曲『BOYFRIEND ~JAPANESE VER.~』の日本語バージョンや日本デビュー曲『Be my shine ~君を離さない~』などたて続けに3曲を歌うと、メンバーは「メリー・クリスマス!」と挨拶。詰め掛けたファンを前に、リーダーのドンヒョンは「ついにこの日が来ました。僕たちの初のワンマンライブです」と感慨深げに述べると、会場は温かい歓声に包まれた。日本でリリースした2枚のポップなシングル曲はもちろん、大人の男の強さと弱さの2面性を表現した韓国での最新曲『JANUS』では“かわいい”イメージを覆す熱いパフォーマンスも。日韓のヒット曲に加え、ソロ・コーナーでは、ヨンミンとクァンミン、ミヌのダンスのほか、11月に韓国で発売した1stアルバム収録の、ヒョンソン、ジョンミン、ドンヒョンのソロ曲を披露するなど、初ワンマンとは思えない多彩なステージングで魅了。また、クリスマスということもあり、メンバーがサンタに扮し『ジングルベル』などのクリスマス・ソングを歌いながら、プレゼントを配ったり、花道がそのまま浮き上がりゴンドラへと変化、まるでサンタのソリのように3階バルコニーの高さまで吊り上げられるなど、驚くような舞台装置や演出でクリスマス・ムードを盛り上げファンを喜ばせた。アンコールでは、サンタの衣装を模したTシャツ姿でメンバーが登場。ファンの熱気に感激の様子で、「みなさんからのたくさんの愛を感じて、本当に感動しました。明日も明後日も、来年も10年後もずっと会いたい。これからもヨロシクです!」(ミヌ)と語ると、3月27日(水)に3rdシングル『瞳のメロディ』のリリースを発表。日本テレビ系人気アニメ『名探偵コナン』(毎週土曜 午後6時)のエンディングテーマとして2月からオンエアされることを伝えると、その新曲を早くもライブで公開。最後に『キミとDance Dance Dance』を会場と一緒に歌うと、全20曲、熱いライブの幕を閉じた。なお、この公演は、12月22日から3日連続の5回公演で1万人以上を動員した。取材・文:坂本ゆかり
2012年12月25日ベトナム戦争の現実を鮮烈に切り取った写真「安全への逃避」で1966年のピューリッツァー賞を受賞、世界中に今も多くのファンを持つフォト・ジャーナリスト、澤田教一。彼の短くも濃い人生と、妻サタとの絆を描く舞台『ホテル マジェスティック』が、玉木宏の主演で上演される。タイトルになっている“ホテル マジェスティック”は、ホーチミン(旧サイゴン)で現在も経営を続けている老舗ホテル。ベトナム戦争時は海外から集まった特派員が多数滞在し、取材の起点となったことでも知られている。これが初舞台となる玉木を支えるのは、酒井美紀、徳山秀典、秋山真太郎(劇団EXILE)、紫吹淳、そして別所哲也ら実力派の面々。12月21日、脚本の樫田正剛と演出の星田良子も交え、都内で制作発表が行われた。『ホテル マジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』チケット情報緊張気味に登壇した玉木は、「20代の頃から舞台に挑戦したいと思っていたので嬉しい。澤田さんとは比べ物になりませんが、僕も写真を撮るのが好きなので、1枚の写真で物語や意味を伝える難しさを感じることがある。その共通点を大切に演じたい」と意気込みを語った。妻サタ役の酒井は「戦場に行くことに反対するものの、夫の気持ちを尊重して自分も付いていくサタさんの強さと覚悟はすごい。同時に、誰にでもある家族を思う気持ちを表現できたら」と熱く話した。続いて、米軍に所属する傭兵・湯川役の徳山は「傭兵になるに至った裏側、理由まで意識してやりたい」、澤田の同級生で商社マンの中嶋を演じる秋山は「澤田とのやりとりを通して戦争の哀しさを伝えられれば」と、それぞれに本作への想いを語った。澤田の同僚の女性カメラマン、平良を演じる紫吹が「女性の戦場カメラマンと聞いて、まず思い浮かんだのは山本美香さん。どんな気持ちでいたかは想像しか出来ないけれど、そういった人たちの想いが伝わるような舞台にしたい」と話すと、玉木が真剣な表情でうなずくひとコマも。それを受けるように、「戦争の写真を撮ることが仕事の人たちにとって、生きる意味やジャーナリズムを気持ちの中でどう整理しているのか。その部分もしっかりと考えながら舞台に立っていたいですね」と澤田の上司・大河内役の別所も話した。途中、サタさんからのメッセージが読みあげられると、「気が引き締まる思い」と感動の面持ちの玉木。夫婦の出身が青森であることから、劇中のサタとの会話は津軽弁になるとか。口ベタだが一度決めたら後に引かないと言われた武骨な澤田を、玉木がどう演じてくれるのか。新境地で見せる、玉木の新しい表情に注目だ。公演は来年3月7日(木)から17日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、3月20日(水・祝)から24日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。ともにチケット発売中。取材・文佐藤さくら
2012年12月25日古田新太が天下の大泥棒・石川五右衛門に扮する劇団☆新感線の人気シリーズ最新作『SHINKANSEN☆RX「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」』が、12月19日に東京・東急シアターオーブにて開幕した。出演はほかに三浦春馬、蒼井優ら。劇団☆新感線 SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』チケット情報もともとは「古田新太には石川五右衛門のヅラがよく似合う」という思い付きから始まったという今シリーズ。2008年、2010年公演に続いての第3弾だ。1作目では南の島、前作ではヨーロッパの小国を舞台に大冒険活劇を繰り広げた五右衛門だが、今回の舞台は初の日本。空海が開いた寺にある黄金目玉像という仏像を盗むも、それは金メッキのガラクタ。だが実はそれにこそ空海が残した莫大な埋蔵金の隠し場所が暗号として刻まれていた。そのお宝をめぐり女盗賊、盗賊目付、堺の悪徳商人、さらに天下人秀吉や、前作から五右衛門との因縁を引きずった南蛮人までも登場、怪しげな人々が入り乱れ、陰謀や復讐や恋が繰り広げられていく。とにかくこれぞ劇団☆新感線、と手を叩きたくなる、派手で粋で、血湧き肉躍る舞台。轟音で鳴るロック、フライングなど派手な演出、さらにおバカ要素もてんこもりで、思いっきり笑って楽しめる。ちゃらんぽらんのようで決めるところはバシっと決める古田の五右衛門はもはや鉄板。ユニークな“五右衛門ヅラ”すら次第にカッコ良く見えてくるから不思議だ。また探偵的ポジションである盗賊目付、明智心九郎役の三浦春馬が、新感線初参戦とは思えぬハマりっぷり。ルックス良し歌良しダンス良しで、さらにコメディセンスも抜群。“ウザ爽やか”とでも呼ぼうか、彼ならではのキャラクター造形で百戦錬磨の新感線メンバーと渡り合っても一歩も引かないインパクトで、舞台人としてのセンスの高さを見せ付けた。蒼井優も映像で見せる印象とは180度違う、おきゃんな娘を好演。女盗賊・猫の目お銀をぴょんぴょん元気に飛び跳ねながらキュートに演じる。また三浦演じる心九郎と双璧をなすうっとおしさをかもすシャルル王太子を、ミュージカル界のプリンス・浦井健治が前作に続きハジけた演技で楽しげに演じれば、悪役ポジションで村井國夫&麿赤兒のベテランコンビがビシっと舞台を締める……と、キャスト陣の豪華さも他に類をみないほど。まさにお祭りのような舞台になっている。新感線ではめずらしい、謎解き要素も加わった今回の作品。五右衛門らが挑む暗号解読に加え、男女の心の謎解きも物語の軸のひとつ。この部分を三浦と蒼井がしっかりと演じ、観劇後、熱狂の中にもほのかに爽やかな余韻を残させる。年末年始の忙しい間を縫っても観に行きたい、ジャパニーズ・エンターテインメントだ。公演は1月27日(日)まで同劇場にて。その後2月6日(水)から28日(木)まで大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)でも上演される。チケットは発売中。
2012年12月25日韓国出身のソロ歌手、パク・ジョンミンが12月19日、TOKYO DOME CITY HALLでファンイベントを行った。ジョンミンのアーティスト情報前日には、パク・ジョンミンに瓜ふたつと噂されているROMEOが同所でライブを開催。自身が放つダーク・ファンタジーの世界観に併せ、終始黒の衣装でステージを展開した。しかし、パク・ジョンミンは、対極をなす目が覚めるような純白の衣装に身を包んで登場。韓国で最新曲『Beautiful』を披露すると、天使のコスプレで現れた司会者のYumiとともに、芝居と歌を交互に展開するミュージカル仕立ての舞台をスタートさせた。自身の愛を削り人々に愛を与えるジョンミンは、愛を削りすぎてパワーが減少し、自分の名前を忘れてしまう。自分の名前を思い出すためには、誰かから愛をもらわなければならない。そして、過去と未来へ時間の旅に出るが目的は達成できず……。現代に戻り、客席のファンの愛で、名前を思い出すというストーリー。童話のようなファンタジックな芝居に客席も興味津々だった。バブル全盛の80年代、ロカビリーブームの50年代、そして、未来を旅するというストーリーの内容に沿って、ジョンミンは『異邦人』(久保田早紀)や『さよなら』(オフコース)、『365日』(Mr.Children)などJ-POPの名曲を披露し、その美声で観客を魅了した。しかし、“馬”というニックネームを持つジョンミンが、馬に乗るというシーンはファンの笑いを誘ってしまい、「芝居の台本には、僕の意見も反映されている。でも、みんなが笑うポイントが想像していたところと違う!」とファンの反応にダメ出し。芝居でもトークでも巧みな日本語で爆笑をさらうエンターテイナーぶりを発揮した。またこの日は、公式ファンクラブの名称が『家族』に決定したことをジョンミン自ら発表。「今日は韓国から母と姉が来ています。ファンのみんなも同じ家族。もっと仲良くなろう!」と呼びかけ、福山雅治の『家族になろうよ』を熱唱した。後半は、ジョンミンの楽曲『毎日クリスマス』なども披露。全13曲と芝居の楽しいステージでファンを楽しませたジョンミンは「今年もありがとう!来年もよろしくね!」と締めくくり、終演後にはファンクラブ会員との握手会に臨んだ。取材・文:坂本ゆかり
2012年12月25日1974年に宝塚歌劇で初演された、池田理代子原作の『ベルサイユのばら』。当時“ベルばらブーム”に火をつけるほどの大ヒットを記録し、その後も再演が重ねられてきた宝塚の代名詞的作品が、1月より月組で上演される。主人公を変えたさまざまなバージョンがある中でも今回は『オスカルとアンドレ編』。そこで、月組を率いるトップスター・龍真咲(りゅう・まさき)に、この大作にかける想いを訊いた。宝塚歌劇月組『ベルサイユのばら』チケット情報2001年に「フェルゼンとマリー・アントワネット編」で初舞台を踏んだ龍は「強い巡り合わせとご縁を感じます」と目を輝かせる。しかも今回挑むのは、男装の麗人オスカルと、オスカルを愛するアンドレの二役。準トップスター・明日海(あすみ)りおとの役替わりで演じるのが見どころのひとつだ。オスカルを演じるにあたっては、男役ならではの壁を感じたと語る。「女性でありながら男として生きる男装の麗人。男役のキャリアを積んできた中で、この役柄を演じるのは難しいと感じました。だからこそ、手応えも大きいです」。舞台は王妃マリー・アントワネットが生きた18世紀のフランス。その絢爛豪華な世界観や登場人物たちのさまざまな愛を巡るストーリーが、宝塚の雰囲気にぴたりとハマる。だからこそファンが多く、期待も大きい。「原作ファンの方、宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』ファンの方、そしてそのどちらも愛する方、それぞれきっと心は同じ。キャラクターの心情やセリフについて強いイメージを持たれていると思うので、より理想に近づけられるように心がけたいです。プレッシャーも大きいですが、この二役を演じられることを幸せに思い、どんなに苦しんでも作り上げたいと思います」。初演から繰り返し上演されてきた本作だが、今回はさらにクリーンアップ。パワーアップした月組バージョンが観られるという。「説明ゼリフがほとんどなくなっていますし、プロローグがまた新しく作られていますので、今までご覧になられた方も新鮮な目で観て頂けると思います。あと、馬車に乗って飛んでいくラストシーンがいちばんの見せ場。かなり高いところまで昇っていくので、2階席のお客様にも喜んで頂けると思います」。前作の『ロミオとジュリエット』で、龍を中心とする月組がスタート。そこで大きな一歩を踏み出せたことが“組”としての自信に繋がっている。「『ロミオとジュリエット』を経て、月組のエネルギーがさらに上昇しています。来年はもっと組の一人一人の顔を観て頂けるように、下級生も個々をアピールしてほしいです。私自身は、オスカルと同様、自分の信念をまっとうして進んでいきます」。1月1日(火)から2月4日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、2月15日(金)から3月24日(日)に東京宝塚劇場にて。チケットぴあでは東京公演のインターネット先行抽選を12月25日(火)11:00より受付スタート。取材・文:黒石悦子
2012年12月25日2013年も増々+LOVE<プラスラヴ>キャンペーン拡大進行!!!来春の、ワンマンライブ(東京、名古屋)&イベントライブ(大阪)の先行予約がスタートした。群を抜くライブパフォーマンスで圧倒的なLOVEワールドを魅せつけるLOVE LIVE。2013年ワンマンライブ初めは、LOVEのデビュー記念日となるメモリアルライブとして決定。大阪でのライブは、LOVEがDJを務めるFM大阪「LOVE RADIO」主催のイベントライブ。西と東で遠く離れていても復興に向かう想いを持ち寄り音楽で繋ぐイベントとして今年3月にも実施し、その第2回目が開催される。【東京】「LOVE Live 2013 Antidote Love Songs~愛の抗体 +LOVE30型~」■日時:2013年3月14日(木)19:00/19:30■場所:下北沢GARDEN(東京都)【名古屋】「LOVE Live 2013 Antidote Love Songs ~Supported by Kotaro~」■日時:2013年4月7日(日)17:00/17:30■場所:ell.SIZE(愛知県)■チケット料金:3,800円(税込)D代別500円■一般発売:2013年2月2日(土)オフィシャルサイト先行予約受付2012年12月21日(金)18:00~1月7日(月)23:30(チケットは下記関連リンクより受付)「LOVE RADIO 今日ここにいるという事 第2回」■日時:2013年3月9日(土)16:30/17:00■場所:umeda AKASO(大阪府)■チケット料金:3,000円(税込)D代別500円※ピカピカ小学1年生入学と頑張る小学2年生支援お祝いセット代込み。■一般発売:1月26日(土)*オフィシャルサイト先行予約受付*2012年12月21日(金)19:30~1月20日(日)23:59(チケットは下記関連リンクより受付)そして、オフィシャルサイト内にある店番常駐ウェブショップ「こうたろうのお店」にてCDリリースされている最新アルバム「Antidote Love Songs」が、来年1月9日(水)にiTunesより配信開始する。全12曲、アルバム購入にはボーナストラックとして、11月に渋谷で行われたワンマンライブからド根性テイクの「Antidote For Life」のライブ音源も。新しい年を迎え、またLOVEの音楽に触れる機会がひとつできた。2013年も増々+LOVE(プラスラヴ)な一年になりそうだ。
2012年12月21日2月8日(金)に東京JOYPOLISにてクラブイベントOTODAMA JOY STUDIOが開催される事が決定した。毎年夏に神奈川県逗子海岸で開催される海の家ライブハウス音霊 OTODAMA SEA STUDIO。真夏の逗子海岸を盛り上げてきた音霊が今回、東京JOYPOLISでクラブイベントOTODAMA JOY STUDIOを開催する事となった。出演者は逗子の音霊でもお馴染みDAISHI DANCE、DJ usus (from RIP SLYME)、森田昌典(STUDIO APARTMENT)など豪華なDJが登場。更にi-depとDE DE MOUSEがライブを披露する。会場の一部アトラクションも開放予定とのことで、音楽以外でも楽しめるイベントとなりそうだ。■OTODAMA JOY STUDIO日時:2013年2月8日(金)21時開場/5時終演予定出演:DAISHI DANCE/DJ usus (from RIP SLYME)/DJ YUMMY/N°6/note native/森田昌典(STUDIO APARTMENT)【LIVE】:i-dep/DE DE MOUSE料金:前売り男性2,500円/女性1,500円当日男性3,000円/女性2,000円(入場時ドリンク代別途500円必要)チケット一般発売日2013年1月12日(土)発売※本公演は成人限定イベントになります。未成年のご入場は一切お断り致しますので、ご了承ください。※要顔写真付身分証明書。(入場時提示)
2012年12月21日同名コミックを原作に、迫力あふれる試合シーンを再現して人気のミュージカル「『テニスの王子様』青学vs比嘉」が12月20日、東京・日本青年館 大ホールで開幕した。ミュージカル『テニスの王子様』青学vs比嘉 チケット情報テニスの天才少年、越前リョーマ(小越勇輝)が青春学園(通称・青学(せいがく))中等部のテニス部メンバーとともに、試合を通じて成長する姿を描くシリーズ作品。2003年からスタートした1stシーズンから2ndシーズン第5作まで、9年間で累計動員数140万人超を記録するヒット作だ。今回は、前作で関東大会優勝を果たした青学が全国大会の初戦に挑む「青学vs比嘉」編。キャストは主演の小越勇輝を除いた青学メンバー11人全員を一新して上演する。青学の前に立ちはだかるのは、レギュラー全員が沖縄武術を体得した武闘派集団・沖縄比嘉中。リョーマは、一撃必殺サーブ・ビッグバンでラケットもろとも弾き飛ばす比嘉中選手に苦戦を強いられる。はたしてリョーマはサーブを打ち返せるのか。そして、パワーに勝る相手校から青学は勝利をもぎ取ることができるのか。初日当日、公演を前に会見も行われ、主演の小越勇輝、青学テニス部部長・手塚国光役の多和田秀弥、最大のライバル校・立海中の真田弦一郎役の小笠原健が意気込みを語った。小越は「新青学に代がわりして初めての公演。最初は不安があったが、今はワクワクが大きい」「僕はセカンドシーズンの最初から出演しているので、ひと公演づつ気持ちをつないでいくことができた。全国大会から加わる11人には気持ちを伝えながらやってきたので、僕たちの青学カラーを見ていただけたら。このメンバーで全国優勝までいけるか、わかりませんが、みんなで全力で舞台に臨みたい」、多和田は「勇輝以外はみな同じスタートライン。今は勇輝が青学をひっぱってくれているが、勇輝が背負っているものを少しでも軽くしてあげながら、いずれはひっぱっていける存在になりたい」、小笠原は「新青学を稽古場でずっと見てきたが、勇輝も今までと違う逞しさを感じたし、みんなもこれからどんどん成長していくと確信している。彼らのパワーに負けないよう取り組んでいきたい」とそれぞれコメントした。公演は12月25日(火)まで。その後は大阪、愛知、宮城、福岡公演を経て、来年2月8日(金)から東京凱旋公演を行う。
2012年12月21日映画史にその名を刻む名作『ロッキー』の名曲をオーケストラの生演奏で贈るコンサート「ロッキー in シネマ・ミーツ・シンフォニー」(仮題)の開催が決定した。「ロッキー in シネマ・ミーツ・シンフォニー」の公演情報シルヴェスター・スタローン主演で1976年に全米で公開され、世界的大ヒットを記録した『ロッキー』。そのシリーズ全6作品の名シーンを特別編集した映像の上映と、読売日本交響楽団による劇中曲の演奏で贈るのが本コンサートだ。世界中の映画館で巻き起こった『ロッキー』の熱い感動が、コンサート会場で再び蘇る。「ロッキー in シネマ・ミーツ・シンフォニー」(仮題)は、4月6日(土)にオーチャードホールで開催。チケットぴあではプレイガイド最速先行を12月25日(火)11時まで受付。
2012年12月21日玉木宏が初舞台にして初座長を務める舞台『ホテル マジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』(3月、東京・大阪・名古屋で上演)。今作品はベトナム戦争を撮影し、ピュリツァー賞を受賞した戦場カメラマンの澤田教一とその妻、そして同僚や友人らとの人間模様を描くオリジナルストーリーだ。実在したカメラマン澤田を演じる玉木にインタビューした。『ホテル マジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』チケット情報玉木は役への心構えについて「戦場カメラマンというとかなりシリアスなイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、それよりも澤田さんの人間らしさを表現できればと思っています。資料を読む限り、澤田さん自身、最初からカメラの腕が飛びぬけてうまかったり、完璧な人というわけではなかったんです。ピュリツァー賞をもらい評価されていく中で『これじゃダメだ』と自分が変わっていったような方なんですよね。そういう人間くささが出せればいいなと今の時点では思っています」と気負いがない。また、澤田が撮影した写真を見てこんな感想をもったという。「戦場カメラマンの方って、撮った後はどうしてるんだろう? といつも気になっていたんです。澤田さんの代表作である『安全への逃避』という写真は家族が川を渡りながら逃げ惑っている姿を捉えたものですが、これを撮った後、澤田さんはやはりこの家族を助けたそうなんです。そういう人間性があるからこそ撮れるものなのかもしれないと思う」。初舞台については「舞台は20代半ば頃からずっとやりたいと思っていたんです。いろんなタイミングが重なって今回ようやくできることになった。とにかくうれしいというのが一番でした」と率直な気持ちを語った。共演は酒井美紀、徳山秀典、秋山真太郎(劇団EXILE)、紫吹淳、別所哲也ら。脚本は劇団方南ぐみの樫田正剛、演出は星田良子が担当する。公演は東京・新国立劇場中劇場にて3月7日(木)から17日(日)まで上演。その後、大阪・森ノ宮ピロティホールにて3月20日(水祝)から24日(日)まで、名古屋・名鉄ホールにて3月26日(火)から27日(水)まで巡演する。チケットは12月22日(土)より一般発売開始。なお、玉木宏のインタビュー全容はチケットぴあ『今週のこの人』のコーナーにて掲載。
2012年12月21日12月20日、都内で『新橋演舞場 二月喜劇名作公演』の出演者による記者会見が行われ、水谷八重子、中村梅雀、渋谷天外、藤田朋子、英太郎、山村紅葉が公演に向ける意気込みを語った。演目には、『お種と仙太郎』『大当り高津の富くじ-江戸育ち亀屋伊之助-』『おやじの女』の3つが並ぶ。『お種と仙太郎』は、息子夫婦の仲の良さを妬んで嫁をいびる姑と、じっと耐える妻、そしてそんな関係を見るに見かねた周囲の人情を描いた作品で、今回は、2006年の京都・南座での公演に出演した英と山村が、ふたたび姑と嫁に扮して贈る。そして、「関西弁が苦手なので、どうかと思っていたら、江戸の人間に変えていただくことができた」と梅雀が語るのは、藤山寛美の得意演目を書き直した『大当り高津の富くじ-江戸育ち亀屋伊之助-』。「甘やかされて育った伊之助は、まっすぐで気の良い男。“こういうことがあったらいいな”と観ていながらホロッとくる、ほっこりと心が温まるような舞台にしたい」と抱負を語った。一方、『おやじの女』は、劇団新派と松竹新喜劇の本格的な共演に注目度が高い。死んだ義太夫語りの妻、愛人、弟が繰り広げる新喜劇作品で、波乃久里子、水谷、渋谷がそれぞれの役を演じる。水谷は言う。「“江戸の新派、大阪の新喜劇”というように同じような立場にあるもの同士が一度何かで正式にご一緒できればなと常々思っていました。そこに今度は元前進座の方(梅雀)まで加わって一座ができたのは、楽しみでうれしいこと。それぞれの劇団のカラーが一色に溶け込んだマーブルのような楽しさを出したいと思います」。なお、波乃は、5日に弟の中村勘三郎さんが亡くなったばかりということで記者会見に欠席。「喜劇公演の会見という楽しいお席で悲しい話題が出ましても申し訳ないと存じ、出席をご遠慮させていただくことにいたしました」と書面でメッセージを寄せた。『二月喜劇名作公演』は、東京・新橋演舞場にて2月1日(金)から24日(日)まで上演。チケットは12月25日(火)に一般発売を開始する。
2012年12月21日来年4月から東京・帝国劇場で上演される名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』のチケット最速先行受付が12月20日(木)11:00よりスタートする。『レ・ミゼラブル』チケット情報19世紀フランスを舞台に、貧困に苦しむ民衆の姿や革命を目指す若者たちの戦いを描くヴィクトル・ユゴーの名作を舞台化した英国産のミュージカル。日本でも1987年初演以来、幾度も上演されてきたヒット作だ。今回はロンドン版25周年を記念して制作された“新演出”で上演する。主人公ジャン・バルジャン役には、これまで長く同役を演じてきた山口祐一郎に加え、劇団四季を経て、現在は母国・韓国のミュージカル界で活躍をしているキム・ジュンヒョンが新たにキャスティング。バルジャンを追う刑事ジャベール役には、前回バルジャン役を演じていた吉原光夫ほか、川口竜也が抜擢されている。また、エポニーヌ役には笹本玲奈らおなじみの顔ぶれのほか、人気声優の平野綾が新キャスティングされているのも話題だ。公演は2013年4月23日(火)から7月10日(水)まで。チケットぴあでは、有料会員向けWEB抽選先行「いち早プレリザーブ」を12月20日(木)11:00から1月6日(日)18:00まで、無料会員向けWEB抽選先行プレリザーブを12月21日(金)11:00から1月8日(火)11:00まで受付。
2012年12月20日12月19日、日本サッカー協会は日本代表各カテゴリーの2013年スケジュールを発表した。2013年3月26日(火)・ヨルダン戦で『W杯』出場を決めたいザッケローニ日本代表監督、昨年の『W杯』優勝、8月の『ロンドン五輪』銀メダルを経て、さらなる成長を求める佐々木則夫なでしこジャパン監督、来秋『U-17W杯』が控える吉武博文U-17日本代表監督らが一堂に会した。『キリンチャレンジカップ2013』日本代表×ラトビア代表 チケット情報来年6月にはプレW杯と言える『コンフェデレーションズカップ』という大勝負が待っているザッケローニ監督だが、まずは『W杯アジア最終予選』が重要だと語った。「2012年はポジティブな一年だった。2012年の目標はふたつ。『W杯最終予選』でいいポジションにつけ、2013年につなげることと、2011年よりもチームの成長を促すこと。個人的な見解だが、十分に目標をクリアしたと自負している。ただ、まだチームは『W杯』出場を決めたわけではない。『W杯予選』に簡単な試合は一試合もない。最後まで全力を尽くして戦いたい。まず2013年は『W杯』出場を早く決め切る。その後にチームのさらなる成長を促す方針を決めていきたい」。ザックは『コンフェデ杯』についても語った。「ブラジル、メキシコ、3チーム目はどこか忘れたが(ザッケローニ監督の母国・イタリア)、非常にタフなグループに入った。だが、私は日本代表を信頼している」。さらに、日本人選手の決定力不足に付いて質問が飛ぶと、持論を展開する。「もしかしたら、日本代表はチャンスを多く作っているから、選手が『またチャンスが来るだろう』と思っているのが問題かもしれない。世界のトップに対して、チャンスを継続的に作られればいいが、多くのチャンスを作れないかもしれない。技術面ではなく、慣れの問題」。また、佐々木監督は「2015年『W杯』連覇が目標。来年はチームをさらにベースアップし、新たな選手の発掘もして、2014年の予選に望みたい」と次なる山を目指し、吉武監督は「1996年生まれ以降の選手を作品と捉え、博覧会(U-17W杯)で見せるつもりでやっていきたい」と意気込んだ。「9~11月に日本代表の欧州遠征が組むと、収入が減り支出が増幅するが」と問われた、大仁邦彌日本サッカー協会会長は「お金はかかるが、代表チームは強くないといけない。まず代表が強くなること、強くなってお金がさらに集まるという順番にしたい」と笑いを誘った。2013年2月6日(水)・ホームズスタジアム神戸で開催される『キリンチャレンジカップ2013』日本代表×ラトビア代表のチケットは12月22日(土)一般発売開始。
2012年12月20日謎のアーティスト・ROMEO(ロメオ)が12月18日、TOKYO DOME CITY HALLで初めての単独ライブを開催した。ROMEOのアーティスト情報国籍も正体も不明だが、韓国出身の男性5人組グループSS501のメンバー、パク・ジョンミンに瓜ふたつと噂されているROMEO。同ライブでは、ROMEO誕生の過程、そして、悲しい運命を背負った愛と宿命を、全15曲でシアトリカルに表現した。トークは一切なし。ROMEOの記憶をフラッシュバックさせたようなムービーと楽曲が交互に披露され、そのムービーとダンス、歌詞が三位一体となってまるでロック・オペラや一編の映画のよう。ベッドや檻などのセットも使用し、独特なステージを展開した。これまで、シングル発売のタイミングに併せて行ったイベントで、ROMEOという人物と、彼が生きるダーク・ファンタジーのような世界の断片を見せてきたが、このライブはその世界観の完成形ともいえるステージとなった。公演終了後には、1stアルバム『Midnight Theatre』(12月19日発売)購入者対象のライブ「ROMEO EXTRA LIVE」も開催。『Hide and Seek Love』と『君を、守りたい』を、ライブ本編とは異なるピアノの伴奏でしっとりと聴かせた。客席は写真撮影が可能の上、会場から抽選で選ばれた3名がステージ上で、ROMEOが歌う姿を間近で鑑賞できる特典もあるなど、ファンにとって特別な空間となった。さらに、この日はハプニングのようなサプライズも。これまで言葉を発することのなかったROMEOが、最後に「ありがとう」と感謝の言葉をポツリ。このたった一言を残してステージを後にすると、場内は騒然となった。なお、翌日の12月19日(水)には同所で、そっくりと噂されるパク・ジョンミンのクリスマス・ファンイベントが行われる。取材・文:坂本ゆかり
2012年12月19日今年、東京・新国立劇場 オペラハウスのクリスマスシーズンは、アシュトン版の『シンデレラ』を上演中だ。数多くの演出家に愛され、あらゆる改訂版が存在する作品だが、シンデレラストーリーの王道といわれるのが、この英国の名振付家フレデリック・アシュトンのバージョンである。プロコフィエフの甘く美しい旋律が織りなす、グランドバレエの傑作を堪能した。新国立劇場バレエ『シンデレラ』チケット情報初日を務めたのは福岡雄大と小野絢子のペア。小野は冒頭から愛らしく、上半身はしなやかに、足元は小刻みの特徴的な動きと物語性のあるマイムを駆使し、舞台を充実させていた。アシュトン版ではすでに継母は亡くなっていて、意地悪な姉ふたりに男性ダンサーを起用し、気の強い上の姉を山本隆之、やや気の弱い下の姉を高橋一輝が演じており、普段はダンスール・ノーブルの山本からは考えられないような、大胆なメイクと派手な動きに観客も大いに笑って楽しんでいた。秋の精を演じた長田佳世は、正確な動きの上にもうひとつ優しい意味を含ませたような表現をかぶせ、ひと際印象的であった。また、魔法を掛けられたシンデレラが銀色の豪華な馬車に乗って舞台を駆け抜けた第1幕のラストは、おとぎ話が現実の風景となり、気持ちが高揚せずにはいられない。舞踏会は八幡顕光が冒頭から瞬発力の高い道化で登場。相変わらずの高い跳躍とピルエットで舞台を盛り上げていた。福岡雄大は絵の中から抜け出してきたような理想の王子様で、着飾って登場した美しいシンデレラに惹かれ、一瞬のうちにふたりの恋が始まるのも無理はないだろう。義理の姉たちがオレンジを持って、元気に踊るバリエーションは圧巻で、舞踏会のハイライトのひとつとなっている。アシュトン版は最終幕で、シンデレラと家族に絆を与え、王子と幸せなエンディングを迎えるラストシーンで幕を閉じるが、どこか憎めない姉たちが改心し、シンデレラの幸せを受け入れる温かさは、アシュトンならではの演出だろう。また、特筆すべきは新国立劇場のダンサーたちが持つクォリティの高さで、繊細で美麗な衣装に身を包み、真摯な情熱を持って舞台を創りあげていた。休憩時間もロビーでは夢の続きのように、サンタに扮したダンサーたちが、ガラスの靴を持って観客に声を掛けて廻り、ネイルやメイクの無料サービスで少女たちがお姫様の気分を味わえるような演出が行われていた。劇場が一体となって観客へ贈ったクリスマスの贈り物。それほど愛が溢れた舞台であった。公演は12月24日(月・祝)まで。チケット発売中。取材・文:高橋恭子(舞踊ジャーナリスト)
2012年12月19日「音楽×映像」で表現するミュージックビデオシングルを6作連続リリース中のシンガーソングライターLOVE。いよいよ第6弾『Sha-la-la』が本日iTunesより配信スタート!無類の靴好きシンガーソングライターLOVEと、シューズメーカーDIANAとの完全コラボレーション作品!DIANAをイメージして作詞作曲された『Sha-la-la』が、ミュージックビデオシングルとしてリリースされます。LOVEがパーソナリティを務めるTOKYO FM 「LOVE CONNECTION」での出逢いをきっかけに実現した作品。観ているだけで華やかな気分になれる映像には、ダイアナシューズが次から次へと艶鮮やか登場します!12月19日(水)、iTunesより配信スタート!そして!2013年のワンマンライブとイベントライブ決定!!!【東京】「LOVE Live 2013 Antidote Love Songs~愛の抗体 +LOVE30型~」■日時:2013年3月14日(木)19:00/19:30■場所:下北沢GARDEN(東京都)【名古屋】「LOVE Live 2013 Antidote Love Songs」■日時:2013年4月7日(日)17:00/17:30■場所:ell.SIZE(愛知県)■チケット料金:3,800円(税込)ドリンク代別500円■一般発売:2013年2月2日(土)*オフィシャルサイト先行予約受付*2012年12月21日(金)18:00~1月7日(月)23:30(チケットは下記関連リンクより受付)「LOVE RADIO 今日ここにいるという事 第2回目」■日時:2013年3月9日(土)16:30/17:00■場所:umeda AKASO(大阪府)■チケット料金:3,000円(税込)ドリンク代別500円※ピカピカ小学1年生入学と頑張る小学2年生支援お祝いセット代込み。■一般発売:1月26日(土)*オフィシャルサイト先行予約受付*2012年12月21日(金)19:30~1月20日(日)23:59(チケットは下記関連リンクより受付)<LOVE情報>■最新アルバム「Antidote Love Songs」、ミュージックビデオシングル6作品の購入はオフィシャルサイトSHOPから■ラジオレギュラー東京と大阪でラジオパーソナリティとしても活躍中。TOKYO FM「LOVE CONNECTION」毎週(月)~(金)11:30~13:00生放送。FM OSAKA「LOVE RADIO」毎週(金)19:30~21:30生放送。
2012年12月19日初の映画『YOSHII CINEMAS』の公開を記念して、吉井和哉が1月11日(金)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行う事が決定した。『YOSHII CINEMAS』は3部形式で構成されている作品で、ひとつは内田けんじ監督、吉井和哉・主演、相武紗季、豊原功補ら出演による話題の「予告編の形をとった超短編」作品『点描のしくみ Queen of Hearts』予告編。ひとつは最新ツアー「YOSHII KAZUYA .HEARTS TOUR 2012」の一部をスピード公開。あとひとつは山本透監督が過去のドキュメンタリー映像を再編集し、品川徹・大野拓朗出演による新たな撮り下ろし映像を加えて完成させた『LOST -誰が彼を殺したか-』の3作品からなる。『YOSHII CINEMAS』は1月11日(金)より全国の映画館で公開。公開初日に吉井が行う舞台挨拶はMCを交え、30分程度のトークショーを予定。なお、チケットぴあではこちらの舞台挨拶付き前売りチケットの先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は12月24日(月・祝)午後11時59分まで。■「YOSHII CINEMAS」舞台挨拶日時:2013年1月11日(金)19:00(トークショーは30分を予定しております)劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都)登壇メンバー:吉井和哉料金:全席指定2500円(税込)※劇場特典付き
2012年12月19日韓国出身の5人組ボーイズ・グループ、MYNAME(マイネーム)が12月17日、Zepp Tokyoで日本で初めての単独コンサート「MYNAME 1st LIVE~What’ Up~」東京公演を開催し、2700人のファンを熱狂させた。MYNAMEのアーティスト情報大阪と東京の2か所で行ったライブの最終日となるこの日は、7月にリリースした日本デビュー曲『Message』でスタート。冒頭から会場を盛り上げると、インスが「初の単独コンサートがスタートしました。東京ドームという夢に向かってスタートできてうれしい」と満面の笑顔で目標を述べ、セヨンが「全部、みなさんのおかげです」とファンに感謝を伝えた。韓国と日本でリリースした楽曲に加え、メンバー各自が特技を活かしたソロ・ステージも披露。クリス・ブラウンのカバー曲『Run It』でキレのあるダンスと歌を聴かせたセヨンは、着ていたTシャツを破き、見事に割れた6パックの腹筋を見せると客席から悲鳴が上がった。また、クリスマスを目前に控えたこともあり、「クリスマス・メドレー」をファンにプレゼントするコーナーも設けられ、メンバーの可愛らしさも発揮した。韓国デビューの際には“アイドルが育てたアイドル”として話題となったMYNAMEだが、プロデューサーである元Fly To The Skyのファニから激励のメッセージビデオが贈られると、Fly To The Skyの楽曲メドレーで美しい歌声を聴かせたるなど、音楽的にもさまざまなバリエーションで見せ、アーティスト性の高さを存分に活かしたライブを展開した。止まないアンコール応え、再度ステージにメンバーが登場すると、リーダーのコヌが「3月27日に初めてのアルバムが発売されます!」と発表。そして、アルバム収録曲『WE ARE THE NIGHT』が1月からのドラマ『お助け屋☆陣八』(読売テレビ・日本テレビ系)主題歌に決定したことも併せて公表すると、このアルバムから新曲『ANONYMOUS』を初披露し嬉しいサプライズで会場を沸かせた。最後には末っ子のチェジンが「夢を叶えるため、ひとつになって一歩ずつ歩いていきたい。ずっと一緒にいてくれますよね?」とファンに手紙を読み上げ、『Message』をアカペラでファンと一緒に歌ってライブの幕を閉じた。取材・文:坂本ゆかり
2012年12月19日自身が学生時代を過ごした京都を主な舞台に、独特の幻想的世界観を展開する人気作家・森見登美彦の短編『新釈 走れメロス』が青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』として舞台化され、12月の横浜でのプレビュー公演を皮切りに、東京と大阪で上演される。森見作品の舞台化は『夜は短し歩けよ乙女』(2009年)に続く2作目。この日が初対面という原作の森見と脚本・演出の松村武に話を聞いた。『詭弁・走れメロス』チケット情報取材前に稽古場を見学したという森見はその感想を聞かれ、「すごいアホやなと思いました。自分が書いているときもアホやなと思ったんですけど、実際に目の前でエネルギッシュにやられているところを見ると、輪をかけてアホやなと(笑)」。対する松村も、「ハイ、アホな感じです」と全面同意。「台詞量も運動量も相当!今日初めて通し稽古をしたんですけど、みんな途中で電池が切れてましたね。特に若手が。若くない小劇場チームはむしろ意地で頑張ってました(笑)」原作は、太宰治『走れメロス』の森見流パロディ。部室を失うピンチに陥った“詭弁論部”の大学生・芽野(武田航平)は、学内を取り締まる図書館警察長官(市川しんぺー)に、部室奪還の条件として珍妙な提案を持ちかけられる。友人・芹名(山下翔央)を人質にそれを飲んだ芽野は、“約束を守らないことこそ友情の証“との詭弁を振りかざし、京都の街を逃げ回る!会話というより地の文に独特の面白味がある原作の文体をどう脚本化するか、松村は非常に悩んだと言う。「この原作も基本追っかけあいでじっくり会話する場面がないんですよ。それで悩んでいたとき、森見先生が「太宰の筆が進んでどうしようもないみたいな、転がっていく感じこそが『走れメロス』だ」と書いていらっしゃって。ならば地の文をもうこのまま、2、3人が入れ替わり立ち代わり怒涛のように言い続けたら、転がっていく感じが作れるんじゃないかと思って」(松村)「『キャストの人数これだけ?』と思ったぐらい、少ない人数で入れ替わり立ち代わりやっていただいて(笑)。走り続けているような文章で書きたいと思った作品だったんですけど、それをちゃんと汲み取って舞台上でやっていただいているんだなと思いました」(森見)怒涛の舞台は実にアホな、だが妙に感動的なフィナーレを迎える。「あそこで気持ちが高まるってなんか間違ってるって感じがすごくしたんですけど(笑)、持っていかれてしまいました」と原作者に言わしめたその場面まで、キャストも観客もノンストップで駆け抜ける!■青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』12月27日(木)・28日(金)KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ※プレビュー公演1月4日(金)~17日(木)銀座博品館劇場(東京)2月2日(土)サンケイホールブリーゼ(大阪)公演のチケットは発売中取材・文武田吏都
2012年12月19日ASKAがステージに登場して1曲目を歌い出した瞬間に、このツアーがすごいものになっていくのは間違いないと確信した。『ASKA CONCERT TOUR 12>>13 ROCKET』の初日、12月14日の東京・オリンパスホール八王子でのステージ。まずASKAの歌声がとても表情豊かで伸びやかでふくよかだ。気心の知れた百戦錬磨のメンバーによるバンドも人間味あふれる演奏を展開していた。バンドというよりもオーケストラと言いたくなるような広がりのあるサウンドになっていて、一体感と立体感と臨場感がハンパではない。歌と演奏にすっぽり包み込まれていくような気持ち良さを何度も感じた。ASKA 全国ツアー情報「今回のツアーは“ROCKET”というタイトルなんですが、タイトルを決める時期にアルバムができてなくて、勢いで“ROCKET”で行こう!って。でもアルバムは“ROCKET”ではなく『SCRAMBLE』になりました。勢いを持って最後まで突き抜けるライブにできたらと思っています」やはりニューアルバムがあるって、素晴らしい。最新作『SCRAMBLE』はオリジナル・アルバムとしては約7年ぶりの作品なのだが、単純にどの曲もいい。しかもライブ映えする曲が揃っていて、大きな空間で鳴らされることで、より深く届いてくる。もちろん過去のナンバーもバランス良く配置されていて、集大成的なライブとしても成立している。ガラッとアレンジが変わった曲もあって、その変貌ぶりもスリリングだ。多彩な選曲だが、最後まで一気。つまりそれだけ個々の曲の密度が濃いということ、そしてすべての曲が同じ方向に向かって突き進んでいるということ。本編の最後の歌のあるフレーズでは一気に鳥肌が立った。それがどこかはこのライブを体験すれば、きっと実感できるはずだ。アンコールでは東日本復興支援アルバムとして会場限定で先行リリースされている『僕にできること』からの曲も披露された。このアルバムは彼が愛している昭和歌謡の名曲のカバー集なのだが、この中の楽曲を歌う時の彼は本当に楽しそうだ。ただの音楽好きとしての素顔が見えてくる。来年春まで続くツアー。音楽のパワーがこの“ ROCKET”をさらに加速させていくのは間違いないだろう。『ASKA CONCERT TOUR 12>>13 ROCKET』は来年3月19日(火)・20日(水・祝)の大阪公演まで全30公演が予定されている。また、ロングインタビューや、堂本剛とのスペシャル対談、CD・ギター・本などの愛用コレクション紹介、本ツアーや最新作についてなど、ASKAのすべてを総力取材した初のMOOK本『ぴあ&ASKA』も発売中だ。取材・文長谷川誠
2012年12月18日Faceのアルバム『扉』が12月12日にリリースされた。【その他の画像はこちら】今作『扉』はシンガー/ミュージシャンとしての活動における青木隆治の別名義「Face」での初アルバムとなる。タレント青木隆治とは別の顔を見せる本作では、七色の声を持つ彼だからこそ表現出来るバラード曲からポップスまで、実に幅広く変幻自在に自身を表現している。青木は12月27日(木)から全国ツアー「青木隆治 CONCERT TOUR 2012-2013」を開催。2013年1月29日(火)の日本武道館公演まで10公演行われる。チケットは残りわずかのため、お早めに!■青木隆治 CONCERT TOUR 2012-201312月27日(木)ニトリ文化ホール(北海道)12月29日(土)仙台サンプラザホール(宮城県)1月5日(土)大阪国際会議場メインホール(大阪府)1月6日(日)愛知県芸術劇場大ホール(愛知県)1月9日(水)福岡サンパレス(福岡県)1月14(月・祝) 広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)1月15日(火) サンポートホール高松(香川県)1月18日(金)新潟県民会館(新潟県)1月20日(日)金沢歌劇座(石川県)1月29日(火)日本武道館(東京都)
2012年12月18日2013年5月11日(土)・12日(日)に東京・味の素スタジアムで行われるTOKYO ROCKS 2013にBlurとPrimal Screamの出演が決定した。これまでにMy Bloody Valentaineとillionの出演が決定している同フェス。今回出演が決まったBlurは2003年のサマーソニック以来10年ぶり、Primal Screamは今年のROCKS TOKYOに引き続き2年連続の来日となる。来年1月には新たに日本を代表するロックバンドのラインナップを発表するとのこと、興味のある方はご確認を。なお、チケットぴあではチケット一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施中。今回の先行で購入する方は、下記の早割りの値段で購入できるので、お見逃しなく。受付期間は12月20日(木)午後11時59分まで。■TOKYO ROCKS 2013公演日:2013/5/11(土)12(日)会場:味の素スタジアム(東京都)チケット代金:1日券-12,500円/2日通し券-23,000円/2日通し券(早割)-21,000円出演者:Blur/illion/My Bloody Valentaine/Primal Scream and more
2012年12月18日井上芳雄、高橋愛が主演するミュージカル『ウェディング・シンガー』の製作発表が12月17日、都内にて行われた。結婚をテーマにした作品ということで、実際の結婚式場で開催されたこの製作発表には1200名の応募の中から選ばれたファン60名も参加。笑いに溢れたハッピーな会見となった。ミュージカル『ウェディング・シンガー』チケット情報作品は、結婚式を盛り上げるウェディング・バンドマンのロビーと、式場のウェイトレス、ジュリアの恋を軸にしたミュージカル・コメディ。アダム・サンドラー主演の1998年のアメリカ映画を舞台化したもので、日本では2008年初演、2011年の再演を経て今回が3度目の上演となる。80年代アメリカの音楽やダンスのオマージュに溢れ、個性的な登場人物が巻き起こすドタバタに劇場が笑いに包まれるキュートな作品だ。初演よりロビーを演じている井上はそのままに、今回はジュリアに高橋愛、その従姉ホリーに彩吹真央、ロビーのバンド仲間サミーに吉野圭吾という新キャストが加わる。会見では、井上が「大好きな作品です。前回はちょうど震災の時期の公演で、3月11日当日も公演していたんですが、直後はやはり日本中が沈んでいました。そんな時にこんなバカバカしい楽しい話をやっていていいのかなと思ったのですが、結果的に舞台の力でお客さまと一緒になって笑いながら前に進んでいこうという気持ちになり、作品の力を改めて感じました。でも観たくても来られなかったお客さまも大勢いて、完全な形で公演ができたとはいえなかったので、再々演をやらせていただけるのはすごく嬉しい」と感無量のコメント。また初参加の高橋が「こんなに愛されている作品に出ることができて本当に幸せ。CDをずっと聴いているんですが、聴いているだけで元気になれるので、皆さんもこの作品を観て元気になっていただきたいなと思います」と話し、演出を務める山田和也が「舞台は1985年のニュージャージー。ここでは戦争も起こっていませんし、革命もありません。ドラマチックな要素はまったくない、日常の中でおこるミュージカル。でもそこにこそこの作品の価値や大切な事がこめられています」とその魅力を解説した。また、今回の公演は「ファイナル・ステージ」と銘打たれているのも気になるところ。これに関して山田は「この人たちが結婚適齢期に見えるのもそろそろ限界かな、と」と会場を笑わせ、井上は「僕は毎回、これがファイナルで当然だと思ってやっています。ある意味、再演がある作品というのは奇跡。ですからいつもと変わらず一生懸命やりたい。…これが大好評だったらリターンズがあるかもしれないし(笑)」と含みをもたせた。公演は3月1日(金)から20日(水・祝)まで東京・シアタークリエ、3月23日(土)・24日(日)に福岡・博多座、3月31日(日)に東京・日本青年館 大ホールにて。チケットは東京公演が12月22日(土)、福岡公演が1月19日(土)にそれぞれ一般発売を開始する。
2012年12月18日演劇で人間関係を表すのに最も小さい単位“三人芝居”をテーマに、東京芸術劇場が企画した<3×3(さんかけるさん)>シリーズ。その第1弾である『ポリグラフ 嘘発見器』は、世界的な演出家でパフォーマーでもあるロベール・ルパージュの作品を、吹越満が実際の稽古を通して練り直し、新たな演出でおくる舞台だ。キャストは吹越のほかに、フランス人と日本人の血を引く美貌が印象的な太田緑ロランス、俳優活動だけでなくダンサーとしても国内外の舞台に立つ森山開次の3人。初日が開いたばかりのその舞台を、東京芸術劇場・シアターイーストで観た。『ポリグラフ~嘘発見器~』チケット情報カナダの都市ケベック。駆け出しの女優ルーシー(太田)は、地下鉄の飛び込み事件を目撃したのをきっかけに、犯罪学者デイヴィッド(吹越)と親しくなる。2人はルーシーの友人フランソワ(森山)の働くレストランで食事をするが、デイヴィッドはフランソワが以前担当したポリグラフの被験者であることに気づく。数年前に起きた凄惨な殺人事件にフランソワが関わっており、さらに新作映画で演じる役がその事件で殺された女性ということを知るルーシー。3人の関係は、次第に奇妙な様相を見せ始め…。ルパージュの舞台は“フィジカルシアター”(身体と言語が融合した作品)と呼ばれ、芝居と強い身体的表現、さらに映像での効果を取り入れたアーティスティックな構成が特徴。美学に貫かれた世界観を構築するため、キャストは高い身体能力と共に、全編にわたって常とは異なる緊張感を強いられる。自らが演出と主演を兼ねる<ソロアクト>シリーズで同じく身体表現を追求してきた吹越だが、今回はルパージュという他者の演出作法をベースに、オリジナルの文脈で咀嚼した吹越版『ポリグラフ』を展開してみせる。本作は吹越いわく「我々3人の“ポリグラフズ”というユニットが演じている」体裁をとっているとか。キャストはしばしば舞台端のパーテーションの影にたたずむところを客席から目撃され、過去の殺人事件が明らかになってゆくステージ中央では、ルーシーとフランソワ、デイヴィッドの記憶がフラッシュバックのように挿入される。スローモションさながらにゆっくりと倒れ込むルーシー、クラブで激しくトリップするフランソワ、過去のとある記憶に何度も戻ってゆくデイヴィド。観る者は3人の現在と過去、そして“ポリグラフズ”が演じる今を行き来しながら、次第に誰かの夢に入り込んでゆくような心地よさに襲われる。危険と知りながら、美しい誘惑者たちに身を委ねたくなるような。そんなスリリングな魅力にあふれた1本である。公演は12月28日(金)まで東京芸術劇場 シアターイーストにて。その後、2013年1月13日(日)から14日(月・祝)までまつもと市民芸術館(長野)、1月20日(日)えずこホール(宮城)、1月26日(土)から27日(日)までシアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。取材・文佐藤さくら
2012年12月17日1924年にアメリカで実際に起きた少年誘拐殺人事件をミュージカル化し、世界中で上演されている『スリル・ミー』。昨年、日本でも初演が行われ、来年3月には早くも3度目の再演が予定されている。来年3月の再演に先立ち、12月9日にはスペシャルプレイベントを開催。会場には約700名のファンが詰めかけた。『スリル・ミー』チケット情報『スリル・ミー』は出演者が男優ふたりと、ピアノが1台だけという、シンプルな構成で展開するミュージカル。次回の再演はトリプルキャストで行われ、前回の再演でも好評を博した松下洸平と柿澤勇人、良知真次と小西遼生のふた組と、韓国版スリル・ミーで熱狂的なファンをもつチェ・ジェウンとチェ・ジホが出演する。イベントには日本人キャストである松下、柿澤、良知、小西の4人が登場した。作品に登場する“私”(松下・良知)と“彼”(柿澤・小西)は、成績優秀で育ちの良いゲイの青年。ニーチェの「超人」思想に感化された“彼”は、自分こそが超人であると考え、スリルを味わうために、そして自らが優れていることを証明するために犯罪に手を染める。“私”は“彼”に愛されたいがために、その犯罪に加担する。さらなるスリルを求めて、犯罪は次第にエスカレート。完全犯罪が可能だと考えた“彼”は、偶然出会った少年を殺害する。完璧な計画だったが、“私”が現場に落としてしまったメガネをきっかけに、ふたりは逮捕されてしまう。34年後の仮釈放審議の場で、過去を語る“私”は、“彼”に衝撃の真実を明らかにする。プレイベントでは、サスペンス調の作品とは打って変わって、賑やかな雰囲気の中、前回再演時の裏話をはじめ、プレゼントやゲームなどで集まったファンをもてなした。イベントの最後には、それぞれのペアが、セリフを交えて劇中歌を披露。良知と小西は“彼”が“私”に完全犯罪の方法を教え込む緊張感のあるシーンを再現し、松下と柿澤は、ふたりが初めて犯罪を犯した後の心境をしっとりと歌い上げた。良知は再演について「前回すべて出し切ったという思いがあるので、またゼロから新たに作り直す気持ちで挑みたい」とコメント。初演から出演している松下は「初演当初はこんなにも多くの方に愛される大きな作品になるとは思ってもみなかった。舞台は観てもらって完成するもの。次回の再演も皆さんと一緒に完成させたい」とファンにメッセージを送った。公演は2013年3月14日(木)から24日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:大林計隆
2012年12月17日少年隊の植草克秀主演の舞台『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』が1月に東京・青山劇場で開幕する。青山劇場といえば、少年隊がデビューした翌年の1986年以来、23年間、少年隊主演ミュージカル『PLAYZONE』を上演してきた縁の劇場だ。植草にとっては“ホーム”と呼べるようなこの劇場で、明治維新の志士たちと妖怪たちが繰り広げる歌あり、芝居あり、コントあり、レビューと何でもありの“新ジャンルエンターテイメント”を上演する。『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』チケット情報物語は文明開化した明治時代を背景に描かれる。シェイクスピアの名作『夏の夜の夢』をモチーフに、妖精・パックならぬ妖怪・座敷わらしが活躍する本作。『夏の夜の夢』ではパックがいたずらで魔法の惚れ薬を塗る相手は恋人たちだが、座敷わらしがいたずらするのは、伊藤博文、井上馨、後藤象二郎、板垣退助ら誰もが知る歴史上の偉人たち。ここから大騒動のお祭り騒ぎが巻き起こる。植草が伊藤博文を演じるほか、左とん平が座敷わらし、矢崎広が後藤象二郎、滝口幸広が妖怪のぬらりひょん、紫吹淳が篤姫に扮する。この奇想天外な舞台に出演する矢崎、滝口、紫吹からコメントが寄せられた。矢崎「新年の初めなので、みんなで『ドリームジャンボ』な事が出来たらいいなと思います。後藤象二郎は話の軸になっている人物なので、軸である事を意識して取り組みたいです。知っている方も一緒で心強いですし、植草さんをはじめ、先輩方に支えてもらいながら面白いものを作っていきたいです!」滝口「今回の舞台は俳優として大活躍されている先輩方から、小劇場で活躍中の方まで色んなジャンルの方々がたくさんいて、そんな先輩方から多くを学びたいです。“ぬらりひょん”をとにかく楽しんで、明るく演じたいと思います!」紫吹「こんなに若いメンバーが多い現場は初めてです。若い男の子ばかりだし、女性の比率も低い現場なので押しつぶされないようにしたいです。若いエキスを吸いとって頑張ります(笑)。今回は誰もが知っている篤姫とは少し違いますが、その中でも芯の強い女性をしっかり出していきたいと思います」公演は1月6日(日)から13(日)まで東京・青山劇場、1月26日(土)に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。チケットは発売中。
2012年12月17日小栗旬が来年5月、『髑髏城の七人』以来2年ぶりに舞台出演する。作品は、山田風太郎の異色の歴史小説『魔群の通過』を原作に、長塚圭史が書き下ろす新作『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』。小栗と長塚は今回初顔合わせとなる。小日向文世など『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』出演者の写真維新前夜、尊王攘夷の志を胸に決起し、京を目指した水戸藩天狗党の過酷な行軍を描いたのが原作。舞台では天狗党の残党による復讐集団、さいみ党にスポットを当て、目的も志も見失い復讐の幽鬼と化しながらも尚、正義を求める男たちの姿を描いていく。共演に小日向文世、白石加代子、小野武彦ら実力派を揃え、来年5月、東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演。■「あかいくらやみ~天狗党幻譚~」日程:2013年5月5日(日)~26日(日)予定※その後、大阪公演も予定。会場:東京・Bunkamuraシアターコクーン出演:小栗旬、小日向文世、白石加代子、原田夏希、小松和重、古舘寛治、横田栄司、福田転球、中山祐一朗、伊達暁、長塚圭史、中村まこと、大鷹明良、小野武彦他チケット発売:2013年2月24日(日)
2012年12月14日