チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (309/342)
1985年のデビュー以来、映画、ドラマと映像の世界で長く活躍を続けてきた仲村トオルだが、2004年に初舞台を経験。以来、本人曰く「舞台用の筋肉や脳みそを衰えさせないため、また舞台への恐怖心が芽生えないよう」毎年コンスタントに舞台に立つ。5月に開幕を控えた最新舞台『ハンドダウンキッチン』への心境を聞いた。「ハンドダウンキッチン」 チケット情報仲村が演じるのは、巷で話題のカリスマシェフ・七島。だが彼が考案したレシピといったものはほとんどなく、実は包丁もまともに握れない。いわば偽りのカリスマシェフだが、“大事なのは味や食材やシェフの腕ではなく、客をその気にさせること”という信念を持つ男だ。「最初にプロットを読んだとき、ものすごく僕ら俳優の仕事の本質や核心に通じる話だと思いました。本気で嘘をつくというところが、僕らの仕事に似ている」と言う仲村は、「彼を少し感じ良く、人当たり良くすると僕になる、ぐらいな感じの人のような気がしています(笑)」と、役に共感を寄せる。つまり本作の主眼は七島の嘘を追及することにはなく、“人は何によって満足や感動を得るのか?”という深遠なテーマに入り込む。「お客さんがどういう料理をどんなプロセスでどんな後味が残ったときに美味しいと感じるのか。全員が不味いと言う料理はありそうな気がしますけど、美味しい料理というのは人によって違うんじゃないか、違っていいんじゃないかって。僕らの仕事も、いい役者いい芝居って結局は観る人の好き嫌いじゃないだろうかと役者を始めた頃から感じてきたんです。好き嫌いというのは個人的な背景や記憶からできているものだろうし、そこにいい悪いなんてあるのかよ、と。だからシェフも俳優も、お客さんにいい夢を見せてあげられたら詐欺師と言われずに済む、そんな商売じゃないですかね(笑)」。作・演出を手掛けるのは蓬莱竜太(モダンスイマーズ)。人生の機微を知る確かな筆致に定評ある若手劇作家だ。仲村のこれまでの舞台も、松尾スズキ、白井晃、岩松了、前川知大、ケラリーノ・サンドロヴィッチら作家性の高い演劇人との仕事が目立つが、本作でも「蓬莱竜太君という作・演出家の仕事であること」が出演の決め手となった。「そこ絶対触っちゃいけないのに!ってところに触る芝居を書く人だと僕は感じました。神経に障るというよりは、直接脳みそを触れられたような。演じる側として、胸を打つではなく心臓を握る、みたいなところまで行ってみたいなあと思ったんです」。仲村&蓬莱の到達点に、今から期待が高まる。取材・文:武田吏都公演は5月12日(土)から6月3日(日)まで東京・PARCO劇場にて開催。チケットは3月25日(日)から一般発売する。なおチケットぴあでは3月22日(木)18:00までWEBで先行販売を実施。
2012年03月19日野田秀樹の作・演出の舞台『THE BEE』(English Version)では、妻子を人質に取られたサラリーマン井戸を演じ、その高い演技力で日本の演劇ファンを魅了した英国の女優キャサリン・ハンター。彼女のひとり舞台『カフカの猿』が5月に東京・シアタートラムで上演される。2009年にロンドン・ヤングヴィック劇場での初演以来、世界中で大人気の話題作が東京で初演されるに際し、ハンターが現在の心境を語った。『カフカの猿』チケット情報本作は、フランツ・カフカの『ある学会報告』(1917年執筆・発表)をモチーフに、『THE BEE』の共同脚本家でも知られるコリン・ティーバンが脚色を担当。物語はチンパンジーから人間になった“赤いピーター”が、学会で猿から人間になる旅路について話をするところから始まる。人間に撃たれた猿が、檻に入れられ閉じ込められ恐怖を味わい、檻から出ようとする。猿は檻の外にいる人間を観察し、やがて唾を吐いたり、タバコを吸ったり、酒を飲んだりと人間の真似をはじめた。さらに人間の言葉まで話し出した。すると人々は猿を調教しようと考え、猿は有能なパフォーマーになろうと決心する。ハンターはカフカの小説を10代の時に初めて読んで「すごく面白かった」そうで、「演出家は、女優に猿の役を頼むのは失礼にあたるんじゃないかという気持ちがあったようですが、私は内心とても喜びました。それはチャレンジングな体験なのですから」と楽しそうに話す。ロンドンで上演した時の観客の反応は「外からの視点(移民)でこの劇を解釈した」とロンドンが移民の街であるがゆえの反応だったと分析。新しい国にやってきて言語や習慣を学び、家族や属してきた社会を残して新しい世界に入っていく様が、“ピーター”と同じであると。(移民の国ではない)日本で上演された場合は「進歩、進化の話として受け取られるかもしれないと思う」と語る。「人間になることを学ぶプロセスが語られてはいるが、同時に人間がいかに暴力的であるかを暗示する物語でもあります。人間は権力に固執し、破壊的な存在でもある。“ピーター”は学会の報告会でひとつ興味深い質問をします。『進化に伴う代償は何なのか?』」。ハンターはこの質問はとても重要であると語る。グローバルな社会でコミュニケーションの方法が多様化した現代において、それに伴う代償は何なのかと問う。だからこそ「生きた経験を提供する劇場という場が大切」なのだと話す。テキストはカフカの小説をそのまま使うそうだが、一部ティーバンが足した箇所があるという。“ピーター”がジャーナリストに対して語る言葉だ。「基本的にボクは孤独なんだ。私の匂いをかいでごらん、猿の匂いも、人間の匂いもしない。一体自分は何者なんだ」。ハンターいわく“これは記憶の物語”なのだと。公演は5月2日(水)から6日(日)まで東京・シアタートラムにて開催。チケットは発売中。
2012年03月19日昨年11月20日に『Flower arrangement INSPIRE ~いちかばちか~』を自費出版し、その売上を東日本大震災の復興とチベット難民キャンプに全額寄付するなど、フラワーアレンジメントを通じて活動の場を広げている長渕悦子。著書の発売当日に行われたサイン本販売会では長蛇の列が東京・自由が丘にあるOFFCIAL CAFE「Rock On」を取り囲むなど、その活動は広く認知されている。そんななか、本人発案によるフラワーアレンジメントイベント「~RockOn主催長渕 悦子 フラワーアレンジメントイベント男性大歓迎初心者入門編(かくゆう私も初心者ですが)イベント開催~」が3月31日(土)、東京・自由が丘のRockOnにて開催される。イベント開催情報長渕悦子の指導のもと、フラワーアレンジメントを体験、さらには座談会や記念撮影会などのイベントも盛り込まれた充実の内容だ。また、今回Rock Onのオリジナルコーヒーカップにアレンジメントを行うので、参加者にはそのコーヒーカップをもれなくプレゼント。タイトルのとおり、“初心者、男性も大歓迎”のフラワーアレンジメントイベントなので、ビギナーにもおすすめだ。
2012年03月19日2004年の初来日以来、ソールド・アウトを続出するアイリッシュ・ダンス・カンパニー「トリニティ」がこの夏、2年ぶり4度目の来日を果たす。その公演『トリニティ・アイリッシュ・ダンス』の記者会見が3月16日、都内にて行われた。『トリニティ・アイリッシュ・ダンス』チケット情報はこちら上半身はほとんど動かさず、下半身だけで激しいステップを踏むアイリッシュ・ダンス。日本でも『リバーダンス』『ロード・オブ・ザ・ダンス』などがよく知られているが、これらの舞台作品の大本となったのがこの「トリニティ」だ。1990年、それまで競技会が発表の場だったアイリッシュ・ダンスをエンタテインメント要素を含んだ舞台芸術として初めて扱ったのがこのカンパニー。全米をはじめヨーロッパやアジアでもチケットソールドアウトを記録している。ダンサーも実力派揃いで、世界アイリッシュ・ダンス・コンクールでは18回の世界タイトルを獲得してもいる。この日の会見にはダンサーのコリーン・ケニヨン、キーラン・コールマン、ギター&歌を担当するロイ・アーバックルが出席。公演よりひと足先に記者たちの前で、激しさの中に哀愁を漂わせるパフォーマンスを披露した。21歳ながらすでに15年トリニティで踊っているというキーランは「トリニティは『リバーダンス』などの前身の形であり、同じような(ショーアップした)方向に行くこともできたが、私たちは伝統に重きを置いています。自分たちの持っているものを押し付けることはせず、(観客と)対話していく作品です」とその魅力を語る。また同じく20歳ながら16年間トリニティに在籍し「トリニティは人生そのもの」と語るコリーンは「2010年の日本でのツアーは何よりの思い出。観客の皆さんが本当に自分たちを歓迎してくれたし、私たちの持っているスタイルを本当に理解してくれた。また来年、日本で公演が出来て嬉しい」と来日公演への意気込みを語っていた。演劇的要素も取り入れた『リバーダンス』などとは異なり、全編ほぼダンスの『トリニティ』。心を揺さぶるタップの音、整然とした群舞など、肉体の極限に挑む美しきダンス・エンターテインメントだ。公演は7月7日(土)の神奈川・関内ホール 大ホールを皮切りに、7月14日(土)から16日(月・祝)までの東京・オーチャードホールなど全国7会場にて行われる。
2012年03月19日韓流スター、リュ・シウォンが、3月21日(水)に、今年初のシングル『僕らが出会ったその場所に・・・』と、昨年末にさいたまスーパーアリーナで行った通算100回目のコンサートを収録したDVD-BOX『~NEGAI~ Ryu Siwon LIVE TOUR 2011』を同時リリースする。これを記念し、3月24日(土)に大阪・南港のATCで発売記念イベントを開催することが決定した。リュ・シウォンの最新シングルのジャケット首都圏でのイベントが多い中、関西地区で行われるとあって、ファンならずとも期待が高まるところ。当日は、トークや握手会などが予定されている。観覧は無料。同シングルは、大切な人を亡くした実体験を元に、リュ・シウォンが日本語詞と韓国語詞を手がけた渾身のバラード。今年1月から放映中の本人出演のCM「H.I.S. TVCMソング[韓国ドラマ編]」にも使用されており、切ない歌詞がファンの間で早くから話題となっている。また、DVD-BOXは、韓国人アーティストとして初となる日本でのコンサート100回目を達成した記念すべき熱狂のライブやメイキング、オフショット映像などを4時間以上収録。DVD3枚組に写真集と特製の盾が付く。
2012年03月19日2004年スイス・バーゼルを皮切りにボン、ニューヨーク、ロンドン、メルボルンなど世界各都市を巡回し、1000万人以上という驚異的な入場者数を記録した話題の展覧会「ツタンカーメン展」大阪会場が3月17日、遂に幕を開けた。『ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~』のチケット情報開幕に先駆けて3月16日に会場の大阪天保山特設ギャラリーにてオープニングセレモニーが行われ、SPサポーターのタカアンドトシと篠田麻里子(AKB48)がテープカットを行った。「ツタンカーメン展」のCMに出演しているタカアンドトシは「今日は特殊メイクの方が来れなくて普通の感じです(笑)。でも、(ネクタイは)金をイメージして来ました!!」と会場を沸かせ、同展を意識したゴージャスな金のドレスで登場した篠田は「ジュエリー系とか衣装がすごく参考になりますね」と展示品から刺激を受けた様子でと話した。また「(AKB48の)ほかのメンバーも、すごく楽しみにしています」と笑顔をみせた。3000年以上前に謎の死を遂げた古代エジプトの若き少年王ツタンカーメンの素顔に触れることができるロマン溢れる今回の展覧会では、世界的なエジプト考古学者ザヒ・ハワス博士監修の下、王の内臓が保管されていた黄金のカノポス。ミイラが身に着けていた黄金の襟飾りや、少年王の面影を伝える等身大の彫像など、王墓から発見された副葬品約50点を含む122点が展示される。大阪会場は、6月3日(日)まで大阪・天保山特設ギャラリーにて開催中。8月4日(土)から12月9日(日)まで東京・上野の森美術館でそれぞれ開催される。大阪会場の当日券は発売中。また、東京会場の特割チケットを5月11日(金)まで発売中。
2012年03月19日元宝塚歌劇団の男役トップスターの水夏希が主演し、ロックバンドLUNA SEAのギタリストSUGIZOが楽曲を手がける舞台『7DOORS ~青ひげ公の城~』。SUGIZOは俳優としても出演し、今回が初舞台となる。3月16日(金)から始まる東京公演に先立ち、前日15日に公開リハーサルが行われ、水とSUGIZOが会見に応じた。『7DOORS ~青ひげ公の城~』チケット情報ハンガリー生まれの近・現代作曲家バルトークの唯一のオペラ『青ひげ公の城』の物語を再構築し、新たな舞台劇として誕生させた本作。水が演じる羊飼いのユディットが、青ひげ公の異名をもつ公爵から結婚を申し込まれるところから物語は始まる。公爵の悪い噂を知る兄弟は反対するが、ユディットは青ひげ公の城にある全てを開くとこの世の真実を知ることができるという「7つの扉」に興味をもち、結婚を承諾する。執事に付き添われながら、ひとつずつ扉を開けていくとそれぞれの部屋の中で謎の男たちに出会う。男たちは公爵のコレクションであり、それぞれ7つの大罪を犯した罪人たちだった。最後の扉を開け、青ひげ公の真実を知ったユディットは……。水は、女性役を演じることについて「実はロングヘアー初お披露目なんです。ドレス姿もそうですし、お芝居の感じなど、宝塚を退団してから初めてのことが多いので、いろいろ緊張しています。宝塚の娘役の方をずっと見てきたので、仕種は意外と自然にできているのではないかな」とコメント。音楽を担当するSUGIZOは「子どものころからバルトークがものすごく好きで、このお話をいただいたときは、やりたいやりたい!と、とびつきました。作曲するときも、バルトークの生い立ちから全部勉強しちゃったくらい」というほどの力の入れよう。舞台上では自らのバイオリン演奏も披露する。初舞台については「怖いですね。緊張感が違います。映画やドラマは僕らにとってはレコーディングですが、舞台はまさにコンサート。一瞬一瞬が全てで、その世界に身を投じていることに自分で驚きです」と謙遜したが、水は「一歩立ったときから、SUGIZOさんは青ひげ公の空気をまとっていましたね」と稽古を振り返った。7つの大罪をモチーフにしている本作。水は「7つの大罪の扉を開けていくたびに、全部自分に心当たりがありましたね。強いてあげれば私は“傲慢”で、その場面ではドキッとすることがたくさんあります。今の時代、楽しくて明るいものがやっぱり嬉しいなと思いますが、たまに今回みたいな作品で自分と向き合っていただけたらと思います」。劇場に一歩踏み入れたとたんに、青ひげ公の城だと感じられる劇場空間も見所のひとつ。SUGIZOは「劇の最中はあまり考えすぎずに、ただインスピレーションのままに感じてもらえれば」と語った。演出は鈴木勝秀。公演は3月16日(金)から4月1日(日)まで東京グローブ座にて開催。その後、4月4日(水)・5日(木)に大坂・森ノ宮ピロティホールで上演する。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年03月16日クラシックの新進音楽家に与えられる「出光音楽賞」の第22回受賞者が発表された。「金子三勇士」の公演情報出光興産株式会社が主催する同賞は、『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)の放送25周年を記念して1990年に制定。主にクラシック音楽の活動を対象に、育成という観点から、意欲、素質、将来性、昨年度の活躍などを選考基準とし、原則30歳以下の若手の音楽家に贈られてきた。これまでの受賞者は、『題名のない音楽会』の司会を務める佐渡裕(指揮)、リヨン国立歌劇場首席指揮者の大野和士(指揮)、ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定した樫本大進(バイオリン)など。受賞後に世界の舞台へ大きく飛躍を遂げたアーティストも数多い。今回発表された第22回受賞者は、ピアニストの金子三勇士、マリンバ奏者の塚越慎子、ピアニストの萩原麻未。金子三勇士は2008年のバルトーク国際ピアノコンクール優勝。塚越慎子は2006年のパリ国際マリンバコンクール優勝。萩原麻未は2010年のジュネーヴ国際コンクール ピアノ部門・日本人初優勝。いずれも国際コンクールで多くの入賞歴をもち、今後の音楽会を担う新進演奏家として期待を集める逸材たちだ。「第22回出光音楽賞」の授賞式と受賞者によるガラ・コンサートは年内に開催され、その模様はテレビ朝日系で全国放送される予定。
2012年03月16日東京女子流が2作目のアルバム『Limited addiction』を3月14日にリリースした。東京女子流ライブ情報東京女子流は「音楽の楽しさを歌って踊って伝えたい!」と2010年1月1日に結成、確かな成長を続ける5人組ガールズ・ダンス&ボーカルグループだ。新作アルバムには、“大人な”東京女子流の魅力をアピールする『Limited addiction』『Liar』などを収録。加えて、DVD同梱盤には初のホールコンサート「CONCERT*01『Limited addiction』」よりLIVE映像5曲も収録する。さらに、5月20日(日)には東京・日比谷野外大音楽堂でライブも開催。こちらのチケットの一般発売は3月31日(土)午前10時より。チケットぴあでは3月16日(金)午前11時よりケータイ先行抽選受付、3月23日(金)午前11時よりインターネット先行抽選を受付。
2012年03月16日昨年12月にリリースしたニュー・アルバム『HUMANIA』をひっさげての全国ツアー真っ最中のNICO Touches the Wallsの新曲『夏の大三角形』が、能年玲奈出演の「カルピスウォーター」新TVCMソングに決定した。NICO Touches the Wallsライブ情報この楽曲は、「カルピスウォーター」新TVCMのために彼らが書き下ろした新曲。疾走感あふれる爽快なメロディーで、「カルピスウォーター」にぴったりの、夏に向けて気持ちを盛り上げる曲に仕上がっている。新TVCM『全力の君に ライブ準備』篇は、3月20日(火・祝)より全国で放映。『夏の大三角形』は3月21日(水)より着うた(R)で配信スタートする。また、新曲は現在彼らが行っている全国ツアー、3月20日(火・祝)の幕張公演で初披露されるようだ。いち早くNICO Touches the Wallsの新曲を聴きたい人はぜひ、チェックしよう。■NICO Touches the Walls TOUR2012 “HUMANIA”追加公演“Ground of HUMNIA”3月15日(木) 大阪:NHK大阪ホール3月16日(金) 大阪:NHK大阪ホール3月20日(火・祝) 千葉:幕張メッセ イベントホール3月25日(日) 沖縄:桜坂セントラル
2012年03月16日今年も3月30日(金)にいよいよプロ野球が開幕。阪神タイガースは、横浜DeNAベイスターズを京セラドーム大阪に迎えて開幕3連戦を行う。そして開幕の同日には、阪神タイガースのマスコット“トラッキー”たちを主人公にした球団初の絵本『でんせつのおうえんき』が発売に。この絵本と内野指定席、そしてジェット風船をセットにした特別観戦シートが発売される。「阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ公式戦トラッキー絵本+ジェット風船付シート」チケット情報絵本『でんせつのおうえんき』は、トラッキー、ラッキー、キー太のぬいぐるみを撮影した写真で構成されたもので、今にも動き出しそうなその姿は子供から大人まで思わず「カワイイ!」と声をあげたくなるキュートさ。物語は、“伝説の応援旗”を手にタイガースを応援するトラッキーたちを通して、「どんなときも、あきらめない」という気持ちを描いた心あたたまるストーリーとなっている。この絵本がセットになった企画チケットは、3塁側の内野指定席限定で3500円。3月24日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは16日(金)より先行抽選プレリザーブも実施される。
2012年03月15日東京クァルテット創設メンバーとして長年世界の舞台で活躍してきたチェリスト・原田禎夫が「東京・春・音楽祭」で3年にわたるシリーズ企画をスタートさせる。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」の公演情報NHK交響楽団・チェロ奏者だった父の薫陶のもと、幼少より才能を開花させた原田禎夫は、東京交響楽団の最年少首席チェリストを務める。渡米後は、本格的に室内楽の活動に取り組み、1969年に「東京クァルテット」を結成。ニューヨークを拠点に、その後30年にわたって活躍を続け、世界的な弦楽四重奏団としての地位を確固たるものにした。1999年に同クァルテットを離れて以降は、同門の小澤征爾が音楽監督を務めるサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団のほか、ソロ、室内楽での演奏活動に加え、後進の指導でも活躍中だ。そんな世界の舞台で活躍する日本人チェリストのパイオニア・原田禎夫が、今春より3年にわたるシリーズ企画をスタート。2004年に自ら結成したアミーチ弦楽四重奏団のコンサート、ソロ・リサイタル、そして長年の音楽仲間たちと奏でる室内楽などで、半世紀にわたる音楽家人生の集大成を披露する。東京・春・音楽祭「原田禎夫チェロ・シリーズ」は、vol.1(アミーチ弦楽四重奏団)が3月19日(月)、vol.2(原田禎夫 チェロ・リサイタル)が3月29日(木)。共に東京文化会館 小ホールにて開催。チケットは発売中。また「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、3月16日(金)から4月8日(日)まで開催。東京文化会館ほか上野の各文化施設などで約80公演(無料イベント含む)が行われる。●東京・春・音楽祭原田禎夫チェロ・シリーズ・vol.1 アミーチ弦楽四重奏団~オール・ベートーヴェン・プログラム~3月19日(月)19:00開演東京文化会館 小ホール・vol.2 原田禎夫 チェロ・リサイタル3月29日(木)19:00開演東京文化会館 小ホール今後の予定《2013年》・vol.3 室内楽 with ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ・vol.4 チェロ・アンサンブル《2014年》・vol.5 ゴルトベルク変奏曲 (vn:パメラ・フランク/va:今井信子)・vol.6 リサイタル(ベートーヴェン:チェロ・ソナタ)
2012年03月15日日本ラグビーフットボール協会は3月14日都内で会見し、3月23日(金)から開催の「HSBC セブンズワールドシリーズ 香港大会」に出場する男子7人制ラグビー日本代表メンバーを発表した。「東京セブンズ 2012」開催情報来季からワールドシリーズに常時出場できるチームが12チームから15チームに拡大。香港大会は増えた3枠に日本が入るためにも負けられない大事な大会で、7人制日本代表の村田亙監督は「目標は香港で優勝すること」と力強く宣言した。当日は、3月31日(土)・4月1日(日)に開催される「HSBC セブンズワールドシリーズ 東京セブンズ 2012」の大会概要もあわせて発表。100インチモニターで試合観戦できる多目的スペースの設置や、子どもたちによる「ゴールキックコンテスト」など観客が参加できる多数のイベントを用意し、大会を側面から盛り上げていくことをアピールした。■HSBC セブンズワールドシリーズ 東京セブンズ 20123月31日(土)9:30~予選プール/24試合4月1日(日)9:00~決勝トーナメント/21試合会場:東京・秩父宮ラグビー場出場予定チーム:ニュージーランド、南アフリカ、イングランド、フィジー、サモア、オーストラリア、ウェールズ、アルゼンチン、ケニア、フランス、スコットランド、アメリカ、ポルトガル、ロシア、香港、日本
2012年03月15日5月26日(土)・27日(日)に江東区立若洲公園で第3回目の開催を迎える東京発信のロックフェス「ROCKS TOKYO 2012」。同フェスの第3弾出演アーティストが発表となった。「ROCKS TOKYO 2012」の公演情報第3弾出演アーティストに決定したのは、FLiP、WHITE ASH(26日)、サンボマスター(27日)の3組。これで、現時点で発表された出演アーティストは、5月26日(土)が12組、27日(日)が9組となった。最新のラインナップについては下記を参照のこと。なお、今回より「ROCKS TOKYO」のオフィシャルロゴデザインが一新。アンダーワールドなどのクリエイティブで知られる、英国の先鋭的デザイン集団=TOMATOのサイモン・テイラーが手掛けている。また、チケットぴあでは、4月14日(土)からの一般発売に先駆け、現在、先行先着「プリセール」を実施中。■「ROCKS TOKYO 2012」日時:5月26日(土)12:00出演:10-FEET/ACIDMAN/the band apart/BIGMAMA/FLiP/星野源/LOW IQ 01 & MASTER LOW/NUBO/ONE OK ROCK/ストレイテナー/TOTALFAT/WHITE ASH/他料金:1日券-8500円(ドリンク代別途必要)2日通し券-15000円(ドリンク代別途必要)日時:5月27日(日)12:00出演:andymori/THE BAWDIES/THE BOHEMIANS/[Champagne]/クリープハイプ/plenty/サカナクション/サンボマスター/神聖かまってちゃん/他料金:1日券-8500円(ドリンク代別途必要)会場:江東区立若洲公園
2012年03月15日楽曲、ルックスともにポップでキャッチー、全米でブレイク中のロックバンド、ホット・シェル・レイが日本デビュー・アルバム『ホワットエヴァー』を5月9日(水)にリリース、6月には初来日ライブを東京と大阪で開催する。ホット・シェル・レイは平均年齢23歳の4人組。2011年夏にリリースした1stシングル『トゥナイト・トゥナイト』がダウンロード数200万超を記録する大ヒット、全米が注目するロックバンドだ。アルバム『ホワットエヴァー』にはこの『トゥナイト・トゥナイト』のほか、100万ダウンロードを突破、現在ヒット中のシングル『アイ・ライク・イット・ライク・ザット』など、ボーナストラックを含め全15曲が収録されている。ジャパン・デビューライブは6月14日(木)に大阪・心斎橋JANUS、17日(日)に東京・渋谷SOUND MUSEUM VISIONで開催。チケットの一般発売は5月12日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけ、チケットぴあでは1390円お得なCD付スペシャルチケット特別先行も受付中。4月15日(日)午後6時まで。
2012年03月15日最新シングル『STILL』(3月14日発売)が、13日付のオリコン・デイリーチャートで初登場1位を獲得した東方神起。同曲が、3月19日(月)から放映される江崎グリコのアイスクリーム「牧場しぼり」のTVCM曲に起用され、CMにはメンバーが出演することになった。東方神起の公演チケット情報『STILL』は、別れた恋人のことを忘れられない男性の気持ちを歌ったミディアムバラードで、切ない歌詞が心にしみる内容。開催中の全国ツアーでも歌唱されており、ユンホは「誰でも一度は経験のある切ない恋の曲。ただ切ないだけではなくて、この曲を聞いて『本当に良い恋をした』と前向きに捉えてもらえるようになれば」と語っている。なお、東方神起の全国ツアー「LIVE TOUR 2012 ~TONE~」(全国11か所26公演)は、3月17日(土)・18日(日)・20日(火・祝)にさいたまスーパーアリーナ、4月14日(土)・15日(日)・16日(月)に東京ドームで開催され、21日(土)・22日(日)・23日(月)に京セラドーム大阪でファイナルを迎える。
2012年03月15日大人計画に所属する役者として、またミュージシャンとして、いま各界から注目を集めている星野源。そんな彼の初主演作『テキサス』の稽古場を、3月17日(土)の初日まであとわずかという某日、都内のスタジオに訪ねた。『テキサス』チケット情報元々は“HIGHLEG without JESUS/長塚JESUS”として、長塚圭史の作・演出で2001年に上演された作品。当時その“HIGHLEG JESUS”を率いていた河原雅彦が、今回は演出と出演で参加する。上演当時の長塚は26歳、河原は32歳。共に下北沢の小劇場界で中心となって活動していただけに、疾走感と熱気にあふれた本作が2012年バージョンとしてどう生まれ変わるか注目だ。一新されたキャストは星野をはじめ、福田転球、政岡泰志、伊達暁ら、小劇場の遺伝子を持ちながら今では多方面で活躍する面々。加えて活躍目覚しい木南晴夏と野波麻帆、舞台出演も多い岡田義徳と高橋和也、さらにベテラン松澤一之と死角なしのキャストが実現した。舞台は東京から遠く離れたある村。恋人の伶菜(木南)と帰郷したマサル(星野)は、姉の聖子(野波)や長内駐在員(松澤)、友人のヤノケン(伊達)が様変わりしていることに驚く。かつて村に存在していた「一番大きな卵を産む雌鶏が一番の強者」という掟を信じて持ち帰った鶏も、ルールが変わったために村の強面・川島(高橋)の軍鶏にあっさり負けてしまう。伶菜を連れ去られ落胆するマサルに、借金の取立屋・四ツ星(岡田)は容赦なく返済を迫る。さらに姉の恋人・沼田(政岡)やヤノケンの友人の牛沢(福田)、マサルを好きだったという元同級生の千鶴子(吉本菜穂子)らも押しかけてきて……。稽古場に入ると、ちょうど終盤のシーン。何かを背負ったような暗い目をして叫ぶ星野に、目をギラつかせて対峙する高橋という構図に目を奪われる。いったん芝居を止め、星野と高橋に「ここまでやってもいいんじゃない?」と自分でやってみせる河原。一筋縄ではいかないストーリーだけに、微細な方向性が要となるのだ。考えつつうなずく星野だが、それでも気負う様子はない。その後も周囲とのやりとりに集中していく表情に引き込まれた。短い休憩の後は、いよいよ荒通し。冒頭で実家に帰ってくるときの星野は、まだ笑顔だ。野波や政岡とのやりとりや、どこか弱そうな取立屋の岡田にはスタッフからも思わず笑いが。それだけに、次第に見えない闇に引きずられていく登場人物たちの生々しさに戦慄を覚えた。刻々と変わる演者の表情は、まさに舞台でしか見られないもの。劇場で体感する日を、楽しみに待ちたい。公演は3月17日(土)から4月8日(日)まで東京・PARCO劇場にて開催。その後、4月14日(土)・15日(日)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、4月17日(火)・18日(水)に愛知・名鉄ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2012年03月14日2月より全国各地を巡っている錦織健プロデュース・オペラ vol.5『セビリアの理髪師』。「初めてでも楽しめるオペラ」をコンセプトに作られた本企画の魅力を、プロデューサーを務めるテノール・錦織健が自ら語ってくれた。錦織健プロデュースオペラ vol.5『セビリアの理髪師』の公演情報「私がオペラを好きになった理由のひとつは映画だったんです。ゼフィレッリの『ロミオとジュリエット』や『ブラザー・サン シスター・ムーン』とか、古いヨーロッパへの憧れです。いまヨーロッパの若者が日本のキャラクターに憧れてたりしてますが、それと同じで異文化の特別なキャラへの憧れがきっかけでした」と語る錦織健。「確かにオペラは敷居が高い。誕生したのは歌舞伎と大体同じですし、様式の違和感を最初は感じるかもしれません。だけど、それも簡単に克服可能。(私たちが作るオペラは)分かりやすいストーリー、ゲラゲラ笑えてボロボロ泣ける、そういうシンプルな要素で構成していますから、説明不要で楽しんでもらえるはず」と自信をのぞかせる。「例えば、レディー・ガガを聞いている人も全員が英語を理解している訳じゃないですよね。何だか分からないけど、あのファッションが好きだという人もいる。始まりは、興味があったから、好きだからで十分。オペラにだって難しい説明は特に要らないと思います」と語る。「オペラの醍醐味は、やっぱり鍛え上げられた歌手のテクニック。クラシック以外の分野の人は、真似したくても出来ない歌が売りですね。あと、もちろん笑いも。(今回の演目「セビリアの理髪師」の)セリフはイタリア語だし、字幕を見ただけでは笑えない。でもボディアクションやヘンな声とか(笑)、言葉で説明の必要がないギャグをたくさん織り交ぜています。よくキャストに言ってるのは、フィギュアでいえば、3回転半ジャンプしたあとにギャグをかませ!(笑)」と、そういう過酷な要素も楽しんで欲しいと話す。最後に「ビギナーの人に安心して楽しんでもらえるよう工夫を凝らしているので、安心して来て下さい!笑わせまっせ」と熱いアピールで締め括った。錦織健プロデュースオペラ vol.5『セビリアの理髪師』は、3月18日(日)・20日(火・祝)の東京公演ほか、4月7日(土)の愛知公演まで各地で開催。チケットは発売中。●錦織健プロデュースオペラ vol.5『セビリアの理髪師』[公演日程]《東京》3月18日(日)・20日(火・祝) 東京文化会館 大ホール《三重》3月24日(土) 三重県文化会館 大ホール《埼玉》3月31日(土) サンシティ越谷市民ホール 大ホール《愛知》4月7日(土) 愛知県芸術劇場 大ホール取材協力:ぴあ×starcat編集部
2012年03月13日韓国出身の9人組ガールズグループ・少女時代の新曲『Time Machine』のミュージック・ビデオが3月12日、オフィシャルFacebookで公開された。新曲MVに出演する少女時代メンバーのシーン少女時代と言えば、見事なまでにシンクロしたダンス・パフォーマンスに定評があり、新曲リリースのたびに、そのパフォーマンスに注目が集まるが、同ミュージック・ビデオでは、彼女たちの武器とも言えるダンスを封印。「少女時代を聴いてください」をコンセプトに9人9様のストーリー設定の元、それぞれが別々のシチュエーションで忘れられない恋人との過去の思い出を回想する女性を熱演している。ダンス中心では観られない、メンバーのアップの表情や涙を流すシーンも見どころ。撮影は、2月28日から連日、東京で延べ40時間をかけて行われた。29日は大雪が降る中でのロケとなり、零下1度の表参道をウェディングドレスで駆け抜けるユナ、雪の代々木公園を静かに歩くティファニー、雨に打たれるサニーなど、印象的なシーンが撮影された。『Time Machine』は、昨年12月にリリースされた少女時代の日本オリジナル1stアルバムのリパッケージ盤(2011年12月28日発売)に新曲として収録され、オンエア中の「e-ma のど飴」CM曲に起用されたバラード楽曲。ミュージック・ビデオ制作にあたり、今田耕司出演がティザー映像(予告編映像)に出演したことでも話題となっていた。
2012年03月13日3月9日、兵庫・宝塚大劇場にて、雪組公演『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』が開幕。前者はシラー作『スペインの太子 ドン・カルロス』を元にしたミュージカルで、ヴェルディのオペラ『ドン・カルロ』としても有名な作品だが、宝塚歌劇ならではの、華やかでドラマチックな物語として描かれている。音月桂のトップ就任から1年が過ぎ、充実期ともいえる、安定した雪組のパワーを見せつけた。宝塚歌劇雪組公演『ドン・カルロス』のチケット情報『ドン・カルロス』は、強大な権力を持っていた16世紀後半のスペインが舞台。王子ドン・カルロスを中心に、王妃・イサベルとカルロスとの関係を誤解する父・フェリペ二世、ネーデルラントの新教徒弾圧に心を痛めるポーザ公爵、カルロスへの愛を心に秘める女官レオノールなど、それぞれに悩みや葛藤を抱える登場人物たちが、人間的に成長していく姿をじっくりと描き出している。絵画に描かれた人物たちが動き出したかのように始まるオープニング。中世の貴族を意識した豪華なコスチュームは、見た目だけでも楽しめるほど華やか。民衆から愛されるドン・カルロスを演じる音月は、親しみやすい音月のイメージがそのままに反映されているようだ。フェリペ二世(未涼亜希)との確執や、ポーザ公爵(早霧せいな)との友情で時には揺らぎながらも、相手を思いやり、まっすぐな強い信念をストレートに見せていく。相手役の舞羽美海は、身分違いの恋のために自らの想いを抑えるレオノールを、情感たっぷりに演じている。ポーザ公爵に扮する男役2番手・早霧せいなや、父王・フェリペ二世に扮する未涼亜希も、それぞれの苦悩や孤独を滲ませながら丁寧に演じており、早霧、未涼の振り幅の広い演技力が雪組を支えていることが、改めて感じられる。ショー『Shining Rhythm!』は、光、影、ときめき、喜び、情熱、躍動をイメージしたレビュー。プロローグからグイグイと観客を惹きこむパワフルなステージで、観ていると前のめりになるほどにアップテンポなナンバーが連続する。クラブでの妖しくセクシーなナンバー、アンダルシアでの決闘のシーン、情熱的なデュエットダンス、ロックで斬新な黒燕尾のダンスと、大人っぽくもエネルギッシュに展開。団体で見せるシーンが多く、組としての力を感じ取れるショーに仕上がっている。兵庫・宝塚大劇場公演は4月9日(月)まで上演。その後、4月27日(金)から5月27日(日)まで、東京宝塚大劇場にて上演。こちらのチケットの一般発売は3月18日(日)より。チケットぴあでは一般発売に先駆けて、インターネット先行抽選(プレリザーブ)を3月14日(水)11時まで受付中。取材・文:黒石悦子
2012年03月13日多部未華子が主演する舞台『サロメ』の製作発表が3月12日、新国立劇場で行われ、多部のほか共演の奥田瑛二、麻実れい、成河、演出の宮本亜門、翻訳を手がけた作家の平野啓一郎らが登壇した。本作は、新国立劇場の演劇シリーズ「JAPAN MEETS… ―現代劇の系譜をひもとく―」の第5弾。『サロメ』は言わずと知れたオスカー・ワイルドの名作戯曲で、演劇のみならずオペラでも知られる傑作だ。今回は新たに平野がフランス語からの翻訳を手がけ、現代の日本にマッチした瑞々しい台詞劇として生まれ変わらせた。そこに宮本の演出が加わることによって、これまでの官能的なサロメ像を廃し、新たに無邪気さゆえの残酷さをたたえた人物としてサロメ像を作り変える。サロメ役は多部、そしてサロメが対立する養父ヘロデ王に奥田、元夫の弟ヘロデと再婚した母ヘロディアスには麻実、ヘロデに幽閉されていた預言者ヨナカーンに成河を配する。演出の宮本は、この2月にNY凱旋公演を終えた自身演出の舞台『金閣寺』と今回の『サロメ』の世界観に近いものがあったと話す。「思春期の主役が社会的な犯罪行為に至る。ひとりは首を切り、ひとりは金閣を燃やす。その後彼らは成長し、発見をし、何かを知っていくとともに、大きな時代の変革が起きる。『サロメ』ではキリストが生まれる前の時代を治めていたヘロデ王が時代の不安感をどう感じ、サロメがそれをどう変えていくのか。それらが読み取れる象徴的な作品だと思う」。また、多部の起用については読売演劇大賞 杉村春子賞を受賞した初舞台作品『農業少女』を観たのがきっかけだそうで、「妖艶というより芯がある。僕にとってはオスカー・ワイルドの描きたかったものと多部さんの持っているものがピタっとくる」と期待を寄せる。一方、多部は作品へのプレッシャーからかかなり緊張気味。「こういう場で自信のあることを述べたいものなのですが、なにぶん舞台経験があまりに浅いもので皆さんについていきたいなと思う次第であり、今はネガティブな言葉しか出てこないのですが、本番初日には堂々と皆さまの前に立って演じられたら」とか細い声で決意表明。それが逆に場の笑いを誘い、皆の空気を和ませていた。公演は5月31日(木)から6月17日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。チケットは3月17日(土)より前売開始。なお、チケットぴあでは3月14日(水)11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中。
2012年03月13日人気K-POPグループ・SUPER JUNIORが、5月9日(水)に日本で3rdシングル『Opera』をリリースすることになった。SUPER JUNIORの公演チケット情報同曲は、昨年11月に韓国からスタートし、12月に大阪、2月に台北で開催されたワールド・ツアー「SUPER SHOW 4」で披露され、好評を得ているダンス曲で、今回、日本語バージョンがパッケージ化される。カップリング曲は、日本オリジナル楽曲で、「旅立ち・絆」をテーマにしたミディアム・バラード『Way』が収録される。シングル発売にあたり、日本完全オリジナルで制作される『Opera』のミュージックビデオや同メイキング映像を収めたDVD付バージョンと、CD盤の2バージョンがリリースされる。CD盤の初回数量限定生産盤には、メンバーの撮り降ろし写真を使用した全9種のパズルが付く。なお、SUPER JUNIORは、5月12日(土)・13日(日)に東京ドームでライブ・ツアー「SUPER JUNIOR WORLD TOUR “SUPER SHOW 4” in TOKYO」を開催する。チケットは、4月15(日)10時より発売される。
2012年03月13日4月18日(水)にニューアルバム『NEO POP STANDARD』をリリースするORANGE RANGEが、新作完成記念のコメント映像とともに、アルバムのリードトラック『Hello Sunshine Hello Future』のミュージックビデオ(ショートバージョン)をYouTubeにて公開した。ORANGE RANGE 全国ツアー情報『Hello Sunshine Hello Future』は夏への想いを込めた軽快なポップチューン。これまで発表してきた熱のこもったサマーソングとは対照的に、爽やかな夏風の音が聞こえてきそうな爽快な楽曲だ。そのミュージックビデオも爽快感溢れる青を基調に仕上がっている。ORANGE RANGEは今年で10周年。これを記念して「毎月10日はレンジの日?」という企画を行っている。次回はアルバムリリース直前となる4月10日(火)。さらに5月10日(木)から全国ツアーもスタート。神奈川・海老名市文化会館を皮切りに全国25会場でライブを開催する。■ORANGE RANGE new album 『NEO POP STANDARD』4月18日(水)発売初回限定盤 CD+DVD VIZL-473 \3,360(税抜 \3,200)通常盤 CD VICL-63860 \3,045(税抜 \2,900)
2012年03月13日「ぴあトークバトル 名古屋グランパススペシャル」が3月26日(月)に愛知・テレピアホールで開催される。『ぴあトークバトル 名古屋グランパススペシャル』のチケット情報今年でチーム設立20周年を迎える名古屋グランパス。トークイベントには、2月に行われたキリンチャレンジ杯のアイスランド戦で日本代表初ゴールを決めた藤本淳吾と、日本代表に初選出された磯村亮太のふたりが出演する。ホスト役には、設立当時の名古屋グランパスを知るサッカー解説者、森山泰行が務め、シーズン開幕直後の貴重なタイミングに、V奪還を目指すチームの展望や、今後のサッカー日本代表、そしてグランパスの20年について熱いトークを聞くことができそうだ。 また、当日は参加者からのQ&Aコーナー、サイン入りグッズプレゼントなども予定されている。チケットは発売中。
2012年03月13日未曾有の大震災から1年。現在も続く復興状況の中、“鎮魂と復興協力への新たな思い”を舞台から届ける朗読プロジェクト、朗読『宮沢賢治が伝えること』が発表された。『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』で知られる、詩人で童話作家の宮沢賢治の言葉を、朗読劇として上演する。プロジェクトに賛同したのは総勢38名の“舞台人”。舞台で活躍している俳優、演出家、劇作家らが1公演に3名ずつ、ステージごとに様々な組み合わせで出演する。出演者は蒼井優、麻実れい、伊藤蘭、内山理名、大竹しのぶ、貫地谷しほり、木村佳乃、黒木メイサ、小池栄子、小泉今日子、小林聡美、白石加代子、鈴木杏、鈴木京香、戸田恵子、広末涼子、宮沢りえ、本谷有希子、井上芳雄、浦井健治、江口洋介、風間杜夫、篠井英介、笑福亭鶴瓶、鈴木浩介、高橋克実、段田安則、堤真一、中川晃教、長塚圭史、野村萬斎、平幹二朗、星野源、松尾スズキ、松坂桃李、三谷幸喜、八嶋智人、山本耕史(男女別・50音順)。演出は栗山民也が務める。日本の演劇界を代表する錚々たるメンバーが顔を揃え、宮沢賢治の言葉の力をエネルギーに、舞台から被災地へ思いを届ける。公演は東京・世田谷パブリックシアターにて5月9日(水)から6月3日(日)まで開催。チケットは4月7日(土)より一般発売開始。キャストの組み合わせ・出演日詳細は、シス・カンパニーのホームページ(で追って発表される。なお、公演の収益の一部を東日本の被災地へ義援金として寄付する。
2012年03月13日紅茶飲料『キリン 午後の紅茶エスプレッソティー』の新CM発表会が3月12日、都内にて行われ、新イメージキャラクターの亀梨和也が登場した。亀梨和也の新CM発表会の様子新CMは、普通の“オジサン”部長がいつもの缶コーヒー代わりに同商品を飲むと亀梨に変身するという内容。発表会でも、回転する同商品のオブジェからCMさながらの演出で亀梨が登場し、会場を盛り上げた。亀梨は、もし変身ができるとしたら何になりたいかと聞かれると、悩みながらも「女性になって、スカートを履いてみたい。どういう感じなのかなって、街とか歩いてみたいですね」と照れ笑いを浮かべた。新CMについて亀梨は「CGを使って変身していく撮影だったので、眼鏡をはずすタイミングとか、仕草とか、細かく監督からオーダーされました。『ウィンクして』とか『もっとアイドルっぽく』とか(笑)。楽しかったです」と撮影を振り返った。そして、今年で発売から26年目の『キリン 午後の紅茶』と同い年の亀梨は「午後の紅茶と同じように、長年愛してもらえるような人間になれるよう、上質な時間を過ごしていけたらいいなと思います」と語った。『キリン 午後の紅茶エスプレッソティー』は、エスプレッソ抽出の工程で最初に流れ出るおいしいところだけを贅沢に使用し、上質な香りと良質な苦味のある贅沢な味わいを実現。3月13日よりリニューアル発売される。新CM「上質になる」篇も同日より全国でオンエア。
2012年03月13日ボリス・エイフマンの『アンナ・カレーニナ』が、新国立劇場バレエ団によって2年ぶりに再演される。ロシアの文豪トルストイの名作を、身体表現の限りを尽くし、主人公たちの心理状況を舞踊作品の中に具象化させたエイフマンの代表作である。公演を間近に控え、白熱した稽古場の様子を取材した。新国立劇場バレエ「アンナ・カレーニナ」チケット情報稽古場では全幕を通してのリハーサルが行われていた。アンナに長田佳世、ヴロンスキーに厚地康雄、カレーニンにマイレン・トレウバエフと、初役のキャストたちの、迫力と繊細さが織り込まれた動きに驚かされた。パ・ド・ドゥではアクロバティックなリフトがふんだんに繰り広げられ、時にはベッドのポールを使ってバランスを取ったり、アンナがカレーニンの足を伝って着地したりと、見どころが満載だ。ソリストを含むアンサンブルは、ダンサーそれぞれに異なる動きが振り付けられ、舞台の背景にとどまらない。アンナたちが破滅に向かう中で、強烈な象徴となってアピールしていく。2幕冒頭の「士官クラブ」のシーンでは、酔っ払いたちが椅子を用いたユニークな踊りで、葛藤に満ちたドラマを和ませる。エイフマン・カンパニーから招聘され、初演から群舞を指導しているオレグ・パラードニクに、稽古を重ねるダンサーたちについて話を訊いた。「エイフマンの作品は、音楽の中に動きが凝縮された、現代バレエです。新国立劇場のダンサーたちは、伝統的なクラシックバレエのメソッドで育ち、静止のポーズに慣れているので、様々な細かい動きにとても苦労しています。また、舞台で感情的な表現をわかってもらうためには、自分を抑制しないで、思い切った表情で観客に伝えて欲しいと思います。新国立劇場のダンサーたちは、技術的な能力が非常に高いので、エイフマンの作品に対する理解力に期待しており、舞台本番まで残り少ない日々ですが、作品を完成させていきます」。同劇場が、エイフマンの作品を初演するにあたって、多数候補に挙がったが、原作が有名で、日本の観客にも馴染み深い、チャイコフスキーの音楽に紡がれた『アンナ・カレーニナ』が選ばれた。本番では、工夫を凝らした照明で暗さを感じる場面もあるが、見落としてしまいがちなつま先に至るまでの詳細な動きに、ぜひ目を留めて欲しい。恋に身を焦がし居場所を無くしたアンナが自由を求めて、死へと身を投じるラストシーンは圧巻で、忘れ難い場面として観客の心に刻まれるはず。日本のダンサーたちが贈るエイフマンの芸術を堪能して欲しい。公演は3月16日(金)から20日(火・祝)まで新国立劇場中劇場で開催する。チケットは発売中。取材・文舞踊ジャーナリスト:高橋恭子
2012年03月12日韓国出身の俳優で歌手のユン・サンヒョンが3月10日、TOKYO DOME CITY HALLにて初の全国ツアー「BLACK MOUNTAIN」の最終公演を行い、約3000人を熱狂させた。ユン・サンヒョンの初ツアーの写真同ツアーは、登山が趣味であるユン・サンヒョンが「山頂に登った時に見た景色や感じた風などをみなさんと共感したい」という思いで準備をしてきたもので、バンドやオーケストラの生演奏にコーラス隊を率いるなど、こだわりぬいたステージとなった。ヒョンビンとハ・ジウォンが主演するドラマ『シークレットガーデン』のオスカー役で日本でも人気を集めるユン・サンヒョン。出演作のオリジナル・サウンド・トラックにも積極的に参加しており、この日も、同作の楽曲『見つめる』『Here I am』、ドラマ『お嬢さまをお願い!』から『愛はどうすることもできないね』を熱唱。また、「聴いたときに一番心に響いた曲だった」という、2月15日に発売したシングルで、安全地帯のリメイク曲『悲しみにさよなら』を含む全18曲を披露した。「また僕を呼んで!」とあっさりステージを去ったものの、ダブルアンコールに応えて再登場したユン・サンヒョンは「みなさんとこの曲でひとつになりたい」とMr.Childrenの『Tomorrow Never knows』をはじめ、杉山清貴&オメガトライブの『ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-』などのJ-POPを歌い上げた。尾崎豊の『I LOVE YOU』では「この曲を聞くと20代の頃の彼女を思い出します。冬にカラオケでよく歌ってあげていました。今日は、みなさんが彼女だと思って心をこめて歌いました」と話すと、会場からはため息まじりの歓声が湧いた。最後に「次は、さらに良い企画と演出で、もっと楽しい時間を過ごしていただけるように準備したい」と話し、ファンと一緒に「ファイティン!」という言葉で元気よくコンサートの幕を閉じた。
2012年03月12日内野聖陽、田中圭が主演する舞台『幻蝶』が3月12日に開幕する。同日、東京・シアタークリエにて、舞台稽古が報道陣に公開された。『幻蝶』チケット情報はこちら作品は『キサラギ』、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどを手がける脚本家・古沢良太によるオリジナル戯曲。主人公はイケイケオヤジの戸塚保(内野)と、他人に心を開けない引きこもり青年・内海真一(田中)だ。ふたりは同じ蝶オタク――“チョウ屋”だが、戸塚はかつては蝶の捕獲で名を轟かせた男、一方の真一は蝶の飼育・撮影が趣味。性格もキャラクターもまったく逆のふたりだが、幻の蝶“シロギフチョウ”を探し求めて廃屋で共同生活を送っている。同じチョウ屋仲間ですら、その存在を否定するシロギフチョウをふたりは見つけられるのか……。真一の心を開かせようとうっとおしいほどちょっかいを出す戸塚など、物語は時にコミカルに、リズミカルに展開していく。だが戸塚にも真一にも、孤独の影が見え隠れする。「現代、楽園はどこにあるのか?」というテーマを通し、純粋な人間には生き辛い現代社会の中、信じることを貫くふたりの生き方が観るものの心に訴えかける作品になりそうだ。初日にあたり、内野は「ものごとを“信じる”ということの意味を強く投げかける舞台にしたいと思っています」、田中は「大好きな皆と、幻蝶を追いかけ続けたいと思います」とそれぞれコメントを発表した。演出は白井晃。詞的で美しい作品を数多く手がけているが、今回も木が生い茂るリアルなセットの中にも幻想的でロマンチックな世界が浮かび上がる。共演は七瀬なつみ、中別府葵、細見大輔、大谷亮介。公演は4月4日(水)まで同所にて。チケットは発売中。その後4月12日(木)から15日(日)の兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールをはじめ、広島・新潟・福岡・仙台・長野でも上演される。
2012年03月12日文壇の鬼才・橋本治の幻の戯曲『騒音歌舞伎(ロックミュージカル)「ボクの四谷怪談」』を蜷川幸雄の演出により、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて9月・10月に上演することが決定した。出演は佐藤隆太、小出恵介、勝地涼、栗山千明ら若手俳優から、麻実れい、勝村政信、瑳川哲朗らベテラン勢が顔を揃える。本作は、現代を生きる若者たち<七人の侍>の自分探しの青春群像劇で、作家・随筆家として多くの名作を輩出しながら、古典文学の現代訳や二次創作にも意欲的な橋本治が学生時代に書き下ろした幻の戯曲。それを蜷川が発掘、舞台化するもの。登場人物のねじれた青春が疾走する破天荒な物語は、橋本のダイナミックかつ繊細な手法で抽出された現代性と、『四谷怪談』の作者・鶴屋南北へのオマージュが見事に昇華されている。また多種多様な音楽が効果的に挿入されており、橋本の<四谷怪談>と<ミュージカル>への情熱がほとばしる超大作だ。音楽はロックの黄金時代といわれる1970年代に本格的な活動を開始した鈴木慶一が手掛ける。執筆されてから40年の間、活字にもされたことなく静かに眠り続けていた貴重な戯曲を、蜷川が若い俳優たちの体を通してどのように表現するのか期待したい。公演は9月17日(月・祝)から10月14日(日)まで同劇場にて上演。チケットは7月21日(土)より一般発売する。【キャスト】佐藤隆太小出恵介勝地涼栗山千明三浦涼介谷村美月尾上松也麻実れい勝村政信瑳川哲朗青山達三梅沢昌代市川夏江大石継太明星真由美峯村リエ新谷真弓清家栄一塚本幸男新川將人ほか
2012年03月12日