チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (32/342)
夏の京都の風物詩・祇園祭の山鉾巡行が3年ぶりに開催される。また、今年は196年ぶりに「鷹山(たかやま)」が巡行に本格復帰する。鷹山の巡行が見られるのは7月24日(日)の後祭。見事復活をとげたその姿を、混雑を避けて安全で安心して楽しめる有料観覧席を設置。今年は後祭山鉾巡行を出発地点で見られる「烏丸御池エリア」を新設している。祇園祭山鉾巡行チケット情報有料観覧席のチケットは発売中。数に限りがあるのでご購入はお早めに!【祇園祭 特設サイト】巡行ルートや観覧席見取図など詳細はこちらから
2022年06月29日The Black Crowes(ブラック・クロウズ)、待望の来日公演が決定!公演は、11月5日(土)・6日(日)に東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN、11月8日(火)に大阪・Zepp Osaka Baysideにて開催される。The Black Crowes チケット情報2015年に解散したThe Black Crowesは、2019年に再結成しライブ活動を再開。2021年には、デビューアルバム『シェイク・ユア・マネー・メイカー』(1990年)の30周年エディションをリリースした。今回の来日は『シェイク・ユア・マネー・メイカー』30周年を祝うツアーでの上陸となるが、2005年以来、実に17年振りの来日だ。待ちに待った伝説のバンドによる、伝説のパフォーマンスをその目に焼き付けてほしい。チケットは一般発売に先駆け、6月29日(水)12:00から7月3日(日)23:59まで最速抽選いち早プレリザーブの受付を実施。
2022年06月29日パピプペポは難しいが、2023年1月17日(火)東京・Zepp DiverCityにてワンマンライブ「フラッシュバック」を開催する。「パピプペポは難しい」チケット情報パピプペポは難しいは、メンバーのカワシマユカが運営責任者とプロデューサーを務めており全楽曲の作詞も担当。キャッチーで可愛くかっこいい、ジャンルに囚われない楽曲と癖になる振付のライブパフォーマンスが魅力のアイドルグループだ。本公演のチケットは、6月28日(火)21:00から7月31日(日)23:59までオフィシャルHP先行(先着)の受付を実施。
2022年06月28日舞台『BLINK』があうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて上演中だ。1977年生まれの英国の劇作家フィル・ポーターによる『BLINK』(瞬き、きらめきの意味)は、ジョナとソフィという2人の登場人物が一風変わったラブストーリーを紡いでいく作品。2012年にロンドンで初演され、大ヒットを記録。日本初演となる今回、はかなく切ない青春を描いた本作に相応しく、若手演出家の荒井遼と若手俳優4人による上演が実現した。世間知らずで一途なジョナ(西村成忠/広田亮平)と、なかなか自分の存在を認められないソフィ(湯川ひな/黒河内りく)。二人は偶然にも同じような人生経験をしている。二人とも最近、親を膵臓がんで亡くしたのだ。自給自足の宗教コミューンで育ったジョナは、コミューンを抜け出し自立しようとする。父を亡くして一人ぼっちになったソフィは、悲しみを吹っ切ろうと父の部屋を改装して貸すことにする。やがてジョナがその部屋に引っ越してくると、二人の“出会わない”奇妙な関係が始まり、やがて惹かれあっていく......。開幕を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を観た。本公演は二人芝居を2ペアで上演するが、広田亮平と黒河内りくによる回だった。基本的にジョナとソフィの独白によって展開する、“不思議”な舞台。自身の環境を物語る台詞が中心で、脚本を読むだけでは飽きてしまいそうなものだが、荒井の演出によって、作品は立体的に仕上がっていた。複数台のOHP(オーバーヘッドプロジェクターの略。昔、小学校の授業などで使った投影機のことだ)を活用して、台詞に関連する写真などを写し、インスタレーション空間をリアルタイムで作り出したほか、俳優たちを走らせたり、転換させたり、舞台の隅々まで動かす設計。実験的でどこか儚さもあって、非常に面白い演出だった。俳優たちも健闘した。フレッシュな面々が体当たりで作品に挑んだ様子が見て取れた。技巧的ではないかもしれないが、それがいい。今しかできない若さと表現がそこには確かにあって、『BLINK』という作品を絶妙なバランスで成立させたと思う。それぞれのペアで色が全く違うという。2ペアを見比べるのも面白いだろう。なお、本公演では観劇の敷居を下げたいと、チケット1枚で2名の来場を可能としている。これを機に観劇をしてみてはいかがだろう。上演時間は、途中休憩なしの約85分。公演は7月3日(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2022年06月28日現在上演中の舞台『室温~夜の音楽~』において、初日公演を鑑賞した。ケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出したホラーコメディで、翌年に鶴屋南北戯曲賞を獲得した本作。河原雅彦が演出を手がける今回の上演版では古川雄輝が主演を務め、在日ファンクが音楽・演奏で参加する。キャストには平野綾、坪倉由幸、浜野謙太、長井短、堀部圭亮、伊藤ヨタロウ、ジェントル久保田が名を連ねた。ホラー作家の海老沢十三(堀部)と娘のキオリ(平野)父娘は田舎暮らし。12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日に、近所を巡回中の警察官・下平(坪倉)、海老沢の熱心なファンを自称する赤井(長井)、体の不調を訴えるタクシー運転手の木村(浜野)が転がり込む。そこへ出所した加害者の一人である間宮(古川)が「焼香をしたい」と訪ねて来たことから、事態は思わぬ方向へ発展して──。妹を「この世から葬った」と激昂するキオリに萎縮したかと思えば、初対面でない赤井には声を荒げるなど、相手によって言動を大きく変える間宮。演じる古川は向き合う相手の一挙手一投足をニュートラルに受けて応戦する巧みさを発揮した。被害者の家族や周囲の人々に対して強く出られないという立場上、感情を剥き出しにするシーンは少ないが、表情や間といった台本上セリフに起こされない“オフ芝居”に注目したい。キオリを演じる平野も、単なる被害者の姉にとどまらない存在感を見せつける。キオリは何かと海老沢家に立ち寄る下平に金銭を求め、「東京へ行く」と嘘をついて母親に会うなどひと筋縄ではいかないキャラクター。間宮を冷たくあしらう声色、媚態の一歩手前で下平を籠絡する視線など出色の表現力で劇世界に貢献していた。なお持ち前の歌声はカーテンコールで耳にすることができるだろう。事前の取材会で河原が言及したように、サオリの死は東京・埼玉で発生した実在の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」(1988~89年)がモチーフとなっている。事件の痛ましい描写をはじめ、得体の知れないキャラクターが生み出す薄気味悪さ・違和感が全編に潜む一方で、時折挟まれる在日ファンクの生演奏パフォーマンスが作品にサイケデリックな“陽”の雰囲気を持ち込む。グルーヴ感に満ちた彼らの既存曲や本作に書き下ろしたナンバーが不条理な空気をいかに転化させるか──。バンドと役人物を行き交い、劇中でコミックリリーフ的な役割を果たす浜野の躍動にも注目だ。上演時間は約155分(20分休憩を含む2幕)。公演は7月10日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。その後、7月22日(金)~24日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールと巡演する。チケット販売中。取材・文=岡山朋代
2022年06月27日『ローマの休日』(2020年)、『BARNUM』(2021年)と2作のミュージカルで共演した加藤和樹と朝夏まなと。1984年生まれの“同い年コンビ”がオーケストラの演奏とともにそれぞれの音楽のルーツをたどるコンサート『THE Roots 2022』が6月25日、大阪より幕を開けた。「THE Roots 2022」チケット情報指揮は『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)などで多くの編曲を手掛けるほか、ミュージカル『太平洋序曲』『スウィーニー・トッド』などで音楽監督を務める山下康介、演奏は本公演のために結成されたTHE Rootsチェンバーオーケストラだ。会場も大阪はクラシック専用の住友生命いずみホールと、最高の音響環境のなかでのコンサートは、想像と期待をはるかに超える充実の内容で楽しませてくれた。披露されたのは時代を彩った邦楽ヒットソングからミュージカルナンバーまで幅広いラインアップ。ふたりが生まれる前の名曲や生まれ年のヒット曲、思い出の曲などなど、思わず口ずさみたくなる数々の邦楽をソロやデュエットで紡いでゆく。デュエットでは加藤のまろやかで深い歌声と朝夏の透明感のあるつややかな歌声が絶妙に重なり合い、オーケストラの音色とともに重層的な広がりを見せた。ふたりの真骨頂ともいえるミュージカルナンバーでは、“和樹の夢叶えたろかスペシャル”もあり、ミュージカルファンおなじみの名曲を加藤発案のオリジナル演出で披露。その驚きの仕掛けに観客もハッと息を飲む。歌唱後に「こんな贅沢なことはない。満足です!!」と加藤、実に嬉しそう。ここでしか観られないスペシャルな体験となった。どの楽曲も異なる表情を浮かべ、歌の世界へといざなうふたり。ひとつの物語を観ているような満足感も得られた。楽曲や舞台にまつわる思いなども語り合う。宝塚歌劇の男役トップスターとして一時代を築いた朝夏は、「いろんな役に挑戦できる今は二倍楽しい」と、男女の役を演じる喜びを語った。加藤のことを終始、「おとうさん」と呼ぶ朝夏。歌ではバッチバチに決める加藤と朝夏だが、トークでは一転、リラックスした表情に。そのギャップもまた魅力的だった。アンコールはまさにふたりの“ルーツ”である渾身の一曲を披露。いそいそと準備をする姿も微笑ましい。最後には「やり切った…!」と満足げな表情を浮かべ、ステージを後にした。7月2日(土)・3日(日)には、東京・紀尾井ホールで開催する。こちらもクラシック専用ホールだけに、上質で贅沢な音のシャワーをぜひ全身で浴びてほしい。また、息ぴったりのトークもお楽しみに。取材・文:岩本
2022年06月27日映画化もされた、吉田修一の傑作小説『パレード』。ルームシェアをする5人の若者の姿を描く中で、通り魔事件なども絡み、彼らが隠していた本心や過去が露わになっていく物語だ。この小説が5人芝居として舞台化される。相馬未来役の矢島舞美と、大垣内琴美役・STU48の石田千穂に話を聞いた。取材日が初対面という二人。お互いの印象は「ふわっとした可愛らしい方。琴美ちゃんも女の子らしい子なので役にもハマりそう」(矢島)、「前髪を流している未来さんのお写真がとてもカッコ良くて、勝手にクールなイメージを抱いていたのですが、実際にお話すると笑顔が素敵で、こちらを安心させてくださる雰囲気の方」(石田)と話す。少し緊張気味の石田は、グループ外の舞台に参加するのは初めてだ。「先日、8thシングル『花は誰のもの?』でドラマミュージックビデオを撮影し、初めて映像の演技を経験しました。難しかったのですが楽しかった。アイドルを5年間やってきて、ダンスや歌は最初の頃と比べると難しいと感じることが減ってきた中で、難しいと思える新しい経験をできるのは幸せなこと。そんなところに今回のお話をいただき、ぜひやってみたいなと思いました」と、挑戦を決めた理由を語る。その話を聞いて矢島も「その気持ち、わかります」と言う。℃-uteのメンバーだった矢島、現在STU48に所属する石田と、女性グループに所属し、そこから女優として飛び出していくという経緯は共通している。「私もグループのメンバーとの舞台を経験し、お芝居って楽しい、続けていきたいと思って演劇の世界に入っていったんです。難しくて帰り道に泣いてしまうようなこともありましたが、がむしゃらに続けていくと「これはこういうことなのかな」とパッとわかる瞬間がすごく楽しくなったり、素敵な経験がたくさんできました。外部での初めての舞台の千秋楽の光景は、一生忘れられない思い出です。きっと千穂ちゃんもそういう経験になると思います」と優しくエールを送る。物語に関しては「みんなで楽しくしていてもどこか寂しかったり、若者が抱えている表に出さない心が繊細に描かれている作品」(矢島)、「明るくふるまっていても心の底には闇があって、しかもそれを気付かれていないと思っていても誰かが知っていたりする。ちょっと怖いですが、現実でもありうる話です」(石田)と、現在感じている魅力を語った。なお、積極的に「千穂ちゃん、千穂ちゃん」と話しかける矢島に対し、「何とお呼びすれば……」と迷う石田。「“やじー”とか“やじちゃん”と呼ばれたりするかな」という返答を受け、「やじちゃん……とお呼びしたいです!」。微笑ましい第一歩を踏み出した二人がどんなルームメイトになっていくのかも、楽しみだ。公演は7月16日(土)から24日(日)にかけ、東京・新国立劇場 小劇場で上演される。チケットは発売中。取材・文:平野祥恵
2022年06月24日7月23日(土)・24日(日)の2日間に渡って開催される『Road to 2025!! TEAM EXPO FES.』。大阪大学新箕面キャンパスを中心に、大阪・関西万博から“ほぼ1000日前”をテーマに、同万博が掲げる開催前から共創によりつくり上げる“参加型万博”を体現するイベントとして様々な催しが開催される。『Road to 2025!! New Music Live!!』チケット情報同会場と隣接する「箕面市立文化芸能劇場」で7月23日(土)に行われる音楽イベントに、BIGMAMA、神はサイコロを振らない、Klang Rulerの出演が決定した。キャリア、ジャンルを問わず、個性あふれる様々なアーティスト同士の共演!チケットは、6月26日(日)23:59まで最速抽選先行を実施中!
2022年06月22日登場の瞬間に舞台の空気を変えるほどの鮮烈な存在感、磨き抜かれた肉体から放たれる圧巻のムーヴメント――。これまで、各国のバレエ団でプリンシパルとして活躍し、世界中の観客を魅了してきた中村祥子。そんな彼女の、新たなる挑戦ともいえる舞台が「BALLET TheNewClassic」だ。フォトグラファーの井上ユミコが企画し、Kバレエ カンパニープリンシパルの堀内將平が舞踊監修を務める本公演のオファーを受けた際、「堀内君“らしい”」コンセプトに共感し、出演を快諾したという。「彼の“お客様に楽しんでいただきたい”という真っ直ぐな想いと、その発想力・実行力に触発されました。今回は、ヘア&メイク、衣裳、演出に至るまでを、トップクリエイターの皆さんに手掛けていただきますが、このような機会はなかなかありませんし、彼らとコラボレーションすることで、自分の表現方法も変化してくると思います。また新たな一面をお見せできればと、今からわくわくしています」自身は、東京での一般公開された舞台で初めて『瀕死の白鳥』を披露する。「ある程度の年齢やキャリアを重ねて、今まさに『瀕死』を踊る時期が来たのだと実感しています。あれほどシンプルな動きの中でドラマ性を見せなければならない上に、舞台で自然に放出されるアドレナリンの完全抑制も必要とされる本当に難しい作品ですが、単なるポジションやポーズの美しさを越えた深い表現の境地に到達できるよう、自分の中の課題と日々向き合っているところです」また、出演者全員、総勢11名による『ライモンダ』でも主軸を担うが、「これだけのメンバーが揃うと、とてもいい刺激を受けますね。リハーサルでのコミュニケーションの中でいろんな情報交換をしたり、自分に足りない部分も気づかせてもらえたり……。『ライモンダ』は、それぞれの個性が存分に発揮される構成になっていますので、素晴らしいダンサーたちとこうして共演できることを嬉しく思います」2020年にはKバレエ カンパニーの名誉プリンシパルとなり、現在はフリーランスとして、さまざまな振付家の作品に挑んでいる。「一度カンパニーという環境を離れてみると、大変なこともたくさんありますが、それもまた自分に必要な経験だと覚悟を持って乗り越えるようにしています。ダンサーはやはり踊り続けていないといけない。だからこそこの先も、心惹かれる作品に魂を捧げ、私なりのバレエ人生を最後まで突き進んでいきたいです」撮影協力:スタジオアーキタンツ取材:吉野美山
2022年06月22日舞台『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』(通称:『ままない』)が2022年7月1日(金)から博品館劇場で開幕する。本作は、葵遼太による同名小説が原作。彼女を失い、悲しみを抱えたまま高校3年生をやり直す佐藤晃が主人公。留年して、居場所がないと思っていたはずの学校生活だが、クラスメイトの白波瀬巳緒や御堂楓、和久井順平と出会い、気がつけば自分の周りに輪ができていき......。今回、主人公の佐藤晃役を演じる松本岳、同級生の和久井順平役を演じる輝山立、柿ケ原武彦役を演じる吉田知央に話を聞いた。原作を読んだ感想を尋ねると、「確かにフィクションなんですけど、誰にでも起こりうる日常の中で話が展開されていきます。本当に身近にいるような人たちが絡み合うからこそ、きっと誰の心にも刺さる、万人に楽しんでいただける作品になると思います」と輝山は言う。松本は「僕が演じる晃は、いろいろと葛藤しながらも生きている役ですが、周囲の人に助けられながら成長していく。タイトルからはなかなか内容は想像し得ないですが、読み終わったあとはいい気分になって、余韻が残りましたね」。吉田は「まだいろいろと不安定な時期の高校生たちの人間模様が描かれているので、なんか懐かしい気持ちになりました。この世界観の中に飛び込んでいけると思ったら、すごくワクワクします」と話す。登場人物たちはそれぞれ個性的なキャラクター。自身の役について、松本は「晃のように、本当に大切な人を失った経験がないので、その点は精一杯想像することしかできないです。でも、人のことをよく見ていたり、一人でいるときに考え込んでしまいそうなところだったりは似ている気がする」という。輝山は「素敵な個性の持ち主だなと思います。和久井はずっと1人で人生を進めているタイプで、誰かに頼って生きてきた自分とはギャップがあるかな」と分析。吉田は「学生だった頃を思い返すと、自分はどちらかというと晃のように陰があったと思いますが、武彦みたいな奴はクラスにいた。たくさん見本を見てきた気がします」と笑う。本作を映像ではなく、舞台化する醍醐味については「映画だとこういう雰囲気の作品も結構ありますけど、舞台だとなかなかない気がします。舞台で見るからこそ感じる色を感じていただけたら」と吉田。輝山も「周囲の人に影響を受けながら、主軸の晃の心情変化を生で見られるのはとても贅沢だと思います。それから今回はバンドの生演奏があるので、その音楽の力も舞台ならでは」と話す。最後に観客へ向けてのメッセージとして、松本は「皆さんの心に残る舞台になればいいなと思っています。原作を読まずに観に来ても面白いでしょうし、読んでから来てもらったらこれがどう舞台になるのかという楽しみが増えるはず。とりあえず、ぜひ観に来てほしいです!」と語った。公演は7月10日(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2022年06月22日大人計画のプロデュースユニット、日本総合悲劇協会(通称ニッソーヒ)が、『業音』以来5年ぶりに再々演となる『ドライブイン カリフォルニア』を新キャストで上演する。ニッソーヒは、松尾スズキが「大人計画ではできないシリアスな悲劇を」と、劇団員と松尾が自ら声をかけた俳優たちで上演、1996年に『ドライブイン カリフォルニア』で旗揚げした。関西には2004年、同作の再演で初登場。松尾のかなり刺激的な作品群とはテイストが異なり、切なくて愛おしく慈愛に満ちた悲喜劇だ。物語の舞台は、裏手に竹やぶの広がる田舎町のドライブイン、カリフォルニア。経営者のアキオ(阿部サダヲ)のもとに、14年ぶりに妹マリエ(麻生久美子)が中学生の息子ユキヲ(田村たがめ)を連れて帰郷、さまざまな人間模様の中で複雑に時が流れ出す。東京公演の上演中、阿部と大人計画に初参加する谷原章介のリモート会見が行われた。「ドライブイン カリフォルニア」チケット情報ニッソーヒには初出演となる阿部は「初演も再演も観ていますが、僕らより比較的大人な方々が出演されていて、よそゆきな感じがして自分はあまり関わらないだろうと思っていたので、アキオ役と聞いてビックリしました」とオファー時を語る。谷原は25歳ぐらいから大人計画の舞台を観劇、映像では多くのメンバーと共演経験があり、阿部とも20年以上前にドラマで共演、「念願の大人計画の舞台」と喜ぶ。が、この作品は観ていなかった。役は、14年前にマリエをスカウトし、東京でアイドルデビューさせた芸能マネージャーの若松。「登場人物の中でひとり異質な存在なので、最初迷った時期はありましたが、徐々に見えてきて。全員がどこか歪みや喪失感など欠けている部分を抱える人たちばかりで、みんなが誰か辛かった人のことを受け止めて逃がしてあげるような、希望のあるとても優しいお話。他の大人計画の作品と比べて、すごくソフトな柔らかい物語だと感じます」。初演から28年経つが「どの時代にもハマる作品で、古さがまったくない」と阿部。「松尾さんって、すごい」とふたりで声をそろえる。「笑いの数も多くて、すごくお客さんに伝わっている感じ」という東京公演から間もなく大阪へ。「サンケイホールブリーゼは初めてなので楽しみです。大阪の方に、また新しい『ドライブイン カリフォルニア』を届けられるように頑張ります」(阿部)。「砂糖菓子のように笑いがわぁ~っとまぶされていますけれど、芯の部分にある優しくて切ない物語をお届けしますので、どうか楽しみにしていてください」(谷原)。公演は6月26日(日)まで東京・本多劇場にて上演中。6月29日(水)から7月10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年06月21日日本三大祭のひとつとされる、京の夏を代表する祇園祭。千年以上の歴史を持ち、7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで、1か月にわたって多彩な祭事が行われる八坂神社の祭礼だ。なかでも17日(前祭)と24日(後祭)の山鉾巡行には大勢の人々が訪れ、京のまちは祭りの熱気に包まれる。祇園祭山鉾巡行チケット情報コンチキチンの祇園囃子が夏空に響き、山や鉾が通りをゆく山鉾巡行は、祇園祭のハイライト!今夏3年ぶりに復活する。前祭は23基の山鉾が四条烏丸から、後祭は11基の山鉾が烏丸御池から出発。美しい刺しゅうや舶来の織物など山や鉾の懸装品と呼ばれる装飾品の美しさも見事で、豪華絢爛、「動く美術館」とも呼ばれる一大ページェントが繰り広げられる。御池通には、この山鉾巡行を安心・安全にゆっくりと堪能できる有料観覧席を設置。一般席のほかに、まなび席(専用ガイドのイヤホン解説付き)も設けられる。チケットは発売中。数に限りがあるのでご購入はお早めに!【特設サイト】巡行ルートや観覧席見取図など詳細はこちらから
2022年06月21日アーティストデビュー15周年を迎え、ミュージカル界でも活躍中の加藤和樹と、宝塚歌劇団退団後も女優としてさまざまな作品で活躍する朝夏まなとが、ふたりのルーツを辿るオーケストラ・コンサート『THE Roots 2022』を大阪・東京で開催する。「THE Roots 2022」チケット情報ふたりは2020年に上演されたミュージカル『ローマの休日』では恋に落ちるアン王女と新聞記者のジョーを、2021年のミュージカル『BARNUM』ではバーナム夫妻を演じた同い年コンビ。今回のコンサートでは、ふたりが生まれる前の「プレイバックpart2」「ギャランドゥ」といった昭和歌謡から、「涙のリクエスト」「HERO」などのふたりが力をもらった楽曲、互いに歌ってほしい楽曲…と、誰もが知っている名曲をカバーする。さらに「俺は怪物」(ミュージカル『フランケンシュタイン』)、「CONGA」(ミュージカル『オン・ユア・フィート!』)、「ローマの休日」(ミュージカル『ローマの休日』)などのミュージカル曲も披露、ジャンルを問わずさまざまな楽曲をオーケストラにのせてお届けする予定だ。開催に向けて加藤と朝夏がコメントを寄せた。「お互いのrootsに迫るコンサート。2度の共演で絶対的な信頼のある朝夏さんと1984年の名曲や、ふたりだからこそ歌いたいミュージカルソングなど、ここでしか見られないステージをお届けします。リハーサルも順調に進んでいますので、ぜひご期待ください」(加藤)。「音楽で紡ぐ私たちのルーツ。世代を超えた名曲や私自身の思い出の曲を詰め込んだボリュームたっぷりのコンサートになる予感がします!同い年の二人で、楽しい時間を皆様にお届けします。一緒に盛り上がりましょう‼️」(朝夏)加藤和樹、朝夏まなとがオーケストラと織りなす珠玉のハーモニーを、ぜひ会場で感じてほしい。公演は6月25日(土)・26日(日)大阪・住友生命いずみホール、7月2日(土)・3日(日)東京・紀尾井ホールにて。チケット発売中。
2022年06月20日梅田クラブクアトロが新進気鋭バンドをマッチングするイベント『錯覚』が、8月3日(水)梅田クラブクアトロにて初開催!第一弾の今回は、betcover!!、鋭児の2組が出演。betcover!!×鋭児 チケット情報チケットは7月2日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、6月20日(月)昼12:00から26(日)23:59まで先行抽選プレリザーブを受付中。
2022年06月20日タイの人気ドラマに出演する俳優が大集結する来日イベント『GMMTV FAN FEST 2022 LIVE IN JAPAN』が2022年8月27日(土)、28日(日)に、ぴあアリーナMMで開催されることが決定した。タイのGMMTVは『F4 Thailand: タイ版花より男子』『Bad Buddy Series』『2gether』『2gether the Movie』『SOTUS the Series』『The Gifted』など話題のコンテンツを数多く生み出し、日本でも「タイドラマブーム」を引き起こして大きく注目されている。タイから日本への渡航が困難な状況が続き、人気作に出演する俳優が日本のファンに会うことができない時期が続いていたが、この度、来日イベント『GMMTV FAN FEST 2022 LIVE IN JAPAN』を日本で開催することが決定。出演は、ブライト / Bright(ワチラウィット・チーワアーリー / Vachirawit Chivaaree)、ウィン / Win(メータウィン・オーパートイアムカジョーン/ Metawin Opas-iamkajorn)、デュー / Dew(ジラワット・スッティワニッサック/ Jirawat Sutivanichsak)、ナニ / Nani(ヒランギット・チャンカム / Hirunkit Changkham)、クリス / Krist(ピーラワット・セーンポーティラット / Perawat Sangpotirat)、テー / Tay(タワン・ウィホクラット/ Tawan Vihokratana)、ニュー / New(ティティプーン・テーチャアパイクン/ Thitipoom Techa-apaikhun)、アース / Earth(ピラパット・ワッタナセーシリ/ Pirapat Watthanasetsiri)、ミックス / Mix(サハパープ・ウォンラート/ Sahaphap Wongratch)、ナノン / Nanon(コーラパット・クッパン/ Korapat Kirdpan)、オーム/Ohm(パワット・ジッサワンディー/ Pawat Chittsawangdee)の総勢11名の実力派俳優。約2万人以上を動員する、タイ出身のアーティストによる日本最大級のコンサートとなる本イベントでは、歌、演奏、ダンス、そしてファンとのアクティビティなど、日本のファンに向けて、この日のためだけに作られた特別なショーが予定されている。
2022年06月20日6月17日に幕を開ける舞台『テーバスランド』。初日に向けて公開舞台稽古が行われ、一足先にその衝撃の姿を現した。物語は、劇作家S(甲本雅裕)が、自身が企画・製作した演劇「テーバスランド」について語るところから始まる。彼は親殺しをテーマとした作品を創ろうと、実際に父親殺しの罪で終身刑に処されていたマルティン(浜中文一)を舞台に上げようとしたのだと話す。そしてここで、マルティンとの最初の出会いを再現してみようと言うのである。そう、これから始まるのは、言ってみればSが体験した物語。Sを演じる甲本が温かく観客を導いてくれることで、私たちも冒頭からスッとその世界に入ることができる。あとは、追体験するかのように彼の回想に身を任せればいいというわけだ。Sの演劇製作は、しかし、スムーズにはいかない。まず、犯罪者を舞台に上げることはできないとの通達があり、マルティンから聞く話をもとにして、オーディションで選んだ俳優フェデリコ(浜中文一)と作品を創り上げていくことに。舞台上は、マルティンと面会する場面のすぐあとに、フェデリコとの稽古の場面になったりもする。ここで驚くべきは、マルティンとフェデリコの二役を演じる浜中だ。うつむいていたときはどこか陰を持つマルティンだったのに、顔を上げると瞬時に、自信あふれるフェデリコになっている。演じ分けという言葉が当てはまらないほどの自然な変貌ぶり。当然ながら、その違いによってSの甲本の反応も変わってくる。マルティンには壊れないようにそっと触れ、フェデリコとはある種同志のような関係が育まれていく。それぞれとのやりとりに思わず笑ってしまう瞬間もあった。甲本のリアクションのセンスが光る。やがて、交流が深まるにつれ、マルティンも事件のことを話すようになる。Sは考える。オイディプスが父と知らず父を殺し、母と知らず母を妻にしたのと同様に、マルティンにも父親殺しを避けがたいものがあったのではないか。フェデリコのマルティンへの理解も進んでいく。稽古をしている姿はフェデリコなのかマルティンなのか。また、目の前に立っている檻は、マルティンがいる刑務所のものなのか、Sが創る舞台のセットなのか。境目があやふやになってくる。その混乱が心地良く、いつしか、自分ではない誰かと出会い、知っていくことによって、やさしい世界が生まれるのではないかと思い至る。作者はウルグアイ出身のセルヒオ・ブランコ。スペイン語圏演劇界で注目を集める劇作家のひとりで、今作は世界17カ国で翻訳されている。日本では今回の翻訳も手がけている仮屋浩子が初めて紹介。この日本初演につながった。戯曲の行間を膨らませた演出・大澤遊の手腕も見逃せない。たった二人だけで演じる舞台の中に、広い世界が見えてくる。取材:大内弓子
2022年06月17日榛名由梨の舞台生活60周年記念公演が10月12日(水)から16日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて開催、ミュージカル『永遠物語』~岩下俊作・作『無法松の一生』より~を上演する。「ミュージカル 永遠物語」チケット情報本作は、榛名由梨が宝塚歌劇団に在団中の1982年に宝塚バウホールで初演し、大好評を博した作品。初演以降も再演を重ね、今回は50周年記念公演での上演から10年ぶりとなる。岩下俊作の小説『無法松の一生』をもとにミュージカル化した本作は、「無法松」と呼ばれる荒くれ者の人力車夫・富島松五郎の純愛を描いた物語。今作では、松五郎を榛名が演じるほか、吉岡夫人に麻乃佳世、吉岡敏雄に燁明、結城豊造に寿ひずる、富島よねに若葉ひろみを迎えるなど、宝塚OGを中心とする豪華共演でお届けする。チケットは7月30日(土)10:00より一般発売開始。
2022年06月17日「劇団ココロゴス 第2回公演」が8月6日(土)に開催されることが決定した。本公演は、2.5次元と呼ばれるマンガやアニメ、ゲーム原作の舞台を中心に活躍する俳優たちの、役を背負わない「素」の魅力に迫ったステージ。劇団ココロゴスの「入団オーディション」と称し、劇団主宰の富田翔とゲスト2名が、与えられたシチュエーションやミッションをもとに、アドリブの即興劇を披露する。さらに、その模様をプロフェッショナル心理カウンセラーがモニタリングし、演技中のストーリー展開や行動を分析することで俳優本人の深層心理に迫っていく、という新感覚の内容だ。入団オーディションに挑戦するのは『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』で、同じユニットに所属するアイドルを演じる竹中凌平と谷水力。イベント終盤では、オーディションの合否も発表される。「第1回公演」では、蒼木陣と伊崎龍次郎がこの入団オーディションに挑戦。予想のつかない超展開の即興劇を披露し、会場を爆笑の渦に巻き込んで見事合格となっているが、今回はどんな即興劇が展開されるのか。その分析から見えてくる竹中、谷水の深層心理はどうなっているのか。主宰・富田翔が下すオーディション結果と、その場で紡がれる物語と知らない自分の魅力に気付く俳優たちの姿に期待しよう。■公演情報「劇団ココロゴス 第2回公演」8月6日(土)開催第1部:開場13:00 / 開演13:30第2部:開場17:30 / 開演18:00会場:KFC Hall出演:劇団主宰(MC) 富田翔劇団員候補(ゲスト) 竹中凌平、谷水力プロフェッショナル心理カウンセラー 浮世満理子<チケット詳細>各公演チケット:7,000円(税込)各公演チケット+DVD 付き:13,000円(税込)両公演チケット+DVD 付き:18,000円(税込)※2,000円お得※両公演チケットは先行での発売。一般発売での取扱いなし。※両公演チケット購入者は第1部、第2部ともに共通の座席。※DVD付きを複数枚購入の場合、特典(DVD)は申込者にまとめて発送予定。※DVDは完全受注生産で、第1部・第2部の両公演に加え、特典映像を収録した2枚組。※発送は11月頃を予定(予告なく変更になる場合あり)
2022年06月17日1992年のデビューから記念すべき30周年を迎えた米倉利紀が、記念すべき20周年を迎える大阪・なんばHatchで7月9日(土)に開催するスペシャルライブ。この記念すべきダブルアニバーサリーライブに、中西圭三のゲスト出演が決定した。大阪で実現する貴重なスペシャルコラボをお見逃しなく!米倉利紀チケット情報チケットは発売中。
2022年06月17日東京2大花火大会”の1つである「神宮外苑花火大会」を8月20日(土)に開催することが決定。開催は3年振り、今年で第41回目。都内で唯一、山手線内で開催されるコンサート付きの都市型花火大会として、長年親しまれてきた同大会。有名アーティストや期待のアーティストたちのライヴとともに花火を楽しめることから、会場周辺も含め、毎年約100万人を動員。東京の夏の風物詩が3年振りの開催と会って、神宮外苑花火ファンにとって、今年はいつにも増して必見の大会になる。出演者第1弾として、FUNKYMONKEYBΛBY’Sの神宮球場メインステージ出演が決定。今後の出演者情報もどうぞお楽しみに。チケットは、チケットぴあにて6月21日(火)11時より「いち早プレリザーブ」抽選販売の受付を開始。一般発売は7月1日(金)10時より開始。
2022年06月17日昨年のショパン国際ピアノ・コンクール。反田恭平、小林愛実の日本人入賞コンビに負けない注目を集めたのが、第3位の1996年生まれのスペインのピアニスト、マルティン・ガルシア・ガルシアだ。5月に初来日を果たした。ライヴ配信されたショパン・コンクールでは、楽しくてたまらないという彼の表情が印象的だった。時に口ずさみながら弾く。「もちろんプレッシャーはあったよ。コンクールだからね。でも日程が進むにつれて、だんだん楽しめるようになって、最後は会場を盛り上げようという気持ちだったんだ。ピアニストだって、楽しんでいいでしょう?口ずさんでしまうのは本能で……。音楽には必ず歌がある。ピアノというのはそれを再現する手段でしかない。歌を聴いてもらうことが何よりうれしいことなんだ」ファイナルの協奏曲は、多くの参加者が選ぶ第1番でなく、第2番だった。「審査員も客席も、1番ばかり聴き続けているわけだから、たまに2番を聴いたほうが新鮮だと思って(笑)。実際、あの作品にはフレッシュなものを感じるんだ」コンクール効果というか、今の彼は世界中どこへ行ってもショパンを弾くことを求められる。「大好きなショパンを皆さんと分かち合うのはうれしいことだけど、バロックも現代曲も大好き。もう少しバランスよくいろんな曲を弾きたいかな」今年は秋にも日本に戻ってきて、ベートーヴェンの協奏曲第5番《皇帝》を弾く。「ベートーヴェンとの関係はラヴ・ヘイト。愛しているけど嫌い、みたいなね。彼自身も自分の中にそんな葛藤があったんじゃないかな。とにかく深い音楽だよね。ベートーヴェンほど、人間の精神面に深く入っていく作曲家はいない。だからピアニストはみんな、ベートーヴェンを弾くのに時間をかけるんだと思うよ。2週間ですぐに弾けるような作品はない。その意味で難しい作曲家だね。《皇帝》は、彼の5曲の協奏曲の中で一番まばゆい作品だと思う。でも同時に、いい意味で無邪気さがある。新しい世界を見て驚いている子供のような感覚。その一方で人間の誇りみたいなものもあって、そんな相反するキャラクターによって、すごくいい曲になっているんじゃないかな。聴衆も、それぞれに異なる受け取り方ができるでしょう?演奏するのも《皇帝》が一番楽しいよ」1日先も1分先も、常に新しい自分でいたいというマルティン。秋にはまた新しい彼に出会えるはずだ。■マルティン・ガルシア・ガルシア(p)11/5(土)・6(日) サントリーホール 大ホール(東京都)
2022年06月16日2022年4月、松竹芸能所属の落語家5名で結成された落語家ユニット「五楽笑人(ゴラクショウニン)」。この記念すべき第一回公演が、7月3日(日)大阪・心斎橋パルコ SPACE14にて開催される。「五楽笑人~始動~」 チケット情報メンバーは、テレビ・ラジオでも活躍、昨年、自ら題材を見つけて取材を行い落語を創作する新ジャンル「ノンフィクション落語」を確立し注目を集めた笑福亭鉄瓶。「令和2年度 文化庁芸術祭」新人賞受賞など、数多くのタイトルを獲得している笑福亭喬介。「2021年 NHK新人落語大賞」準優勝で、今年芸歴15周年を迎える笑福亭生寿。同じく今年芸歴15周年を迎え、高座写真家としても活躍するなどマルチな才能を開花させている桂咲之輔。そして、「2018年 NHK新人落語大賞」ファイナリストである笑福亭呂好の気鋭の5名!この個性豊かな5名が、それぞれ落語初心者から落語愛好家まで楽しめる古典落語、新作落語を1席づつ披露。誰をピックアップしても受賞歴のあるもの、賞レースファイナリストの実力者揃いなので見ごたえ間違いなし!また、古典落語のその後のストーリーを五楽笑人全員で創作し、“音+映像+五人のリレー落語”で創り上げる新ジャンルの落語「ラクゴノソノゴ」を初披露する。第1弾は、誰しも一度は耳にしたことのある演目「寿限無」。古典落語では小学生時代で終わっており、その後の彼がどんな人生を歩んだのか…!?落語ファンの方はもちろん、初心者の方も十分楽しめる内容になっている。チケットは発売中。
2022年06月15日2022年4月より本格始動したチケットぴあ主催の若手バンドを応援するライブハウス企画「Grasshopper supported by チケットぴあ」。3回目を迎える「Grasshopper vol.3」は、6/27(月) 下北沢DaisyBarにて開催することが決定した。今回は「Halujio」と「Jacob Jr.」の2マンライブとなる。チケットは、6/13(月) 20:00よりチケットぴあにて販売を開始している。今秋に1stアルバムのリリースが決定しているHalujioと、6/13(月)に会場限定販売のシングル「jinrui saigonohi」を発表したばかりのJacob Jr.。2バンドとも活動の勢いを増しているこのタイミングで、ぜひライブをチェックしてほしい。【Grasshopper vol.3 チケット情報リンク】【Grasshopper supported by チケットぴあイベントサイト】
2022年06月15日もしも大切な人が、毎日記憶を失くしてしまうとしたら──劇団ナイスコンプレックスの人気作『キスより素敵な手を繋ごう』が6月に東京・福岡で上演される。前回に続き、記憶障害となる裕樹役を演じる中村誠治郎は「自分の役者人生にとって大切な作品。去年とキャストが変わり、ぜんぜん違う感覚です。目の前の人に向き合えばお芝居は変化していく。それがめちゃくちゃ楽しいです」と意欲的だ。舞台はとある下宿。極度のストレスにより一日しか記憶を保てなくなった刑事・裕樹と、その夫を支え愛し続ける妻の物語だ。新たにキャスティングされた小笠原健は、前回の上演を観劇しており「すごく良かった!やっぱりタイトルが素晴らしい。『キスより素敵なことなんかない!』と思っていたし、途中は苦しいシーンもあるけれど、タイトルの謎がとけた時に『はっ!』とします。この気持ちよさは観ないとわからない」。観劇後すぐに、旧知の仲である中村に感想を言いに行った。「正直、アクションだけの人だと思っていました。芝居うまいんですね」という照れ隠しともとれるような感想が、中村にはとても嬉しかったそうだ。「アクションが得意で芝居の他にも何かを極めようと殺陣をはじめたけれど、いつのまにか殺陣しか褒めてもらえなくなっていた。だから素直に嘘なく芝居の感想を言ってくれて、すごく嬉しかった」。作品は過去と現在が入り乱れ、病気や事件を題材としているため、演じるには心身ともに体力がいる。前回の公演では中村の顔に吹き出物が出るほど精神的に負荷があったが「そこまで臨めるのはありがたいし楽しい」と言う。過酷だが、それでも前のめりなのは、演出のキムラ真はじめ関わる人達が演劇に対して真剣だからだ。中村はよく、稽古が終わった後もキムラに連絡し、芝居の相談をする。「キムラさんは情熱的で、まっすぐで、信頼できる。いちばん良い観客です。何度も上演しているのに稽古場で泣くんですよ」。小笠原も「自分も頑張らないと、と焦ります。全員、お芝居が大好きなんだろうなという情熱がある」と背筋がのびるようだ。しかも福岡公演では、俳優がそれぞれの方言でセリフを話す。「自分の言葉に近い公演を観ると、よりリアルで面白いですよ」と自信を見せる小笠原。福岡出身の中村も「飛行機代を払う価値があります」ニヤリと太鼓判を押した。文・取材=河野桃子
2022年06月15日株式会社キューブに所属する若手俳優陣のサポーターズクラブC.I.A.のメンバーが一堂に会するイベント『本気の運動会2022』が2022年7月10日(日)、アリーナ立川立飛(東京都立川市)で開催される。チームCを率いる阿久津仁愛と、チームAを率いる井阪郁巳に意気込みや見どころを聞いた。今回のイベントは、プロスポーツの試合会場としても使われるアリーナで行われる。昼の部(14時開演)では、25m走(予選)、走り高跳び、玉入れ、綱引きなど、夜の部(17時半開演)では、超障害物競争、三輪車レース、チーム対抗全員リレーなどが繰り広げられる予定だ。阿久津が気になる競技は、三輪車レース。「多分、小さい三輪車でみんなで乗るということですよね?なかなかシュールな光景になりそうですけど、身長的な意味で、俺、得意かもしれないです」と話す。一方の井阪は、応援合戦を楽しみにしているという。「昔から応援合戦が好きで、高校野球の応援団長もしていたことがあります。本領発揮できると思います」と意気込んでいた。「本気」と冠がつく以上、ファンの本気の応援も期待している。例えば、各メンバーの名前と背番号がついた応援Tシャツを受注販売した。阿久津は自身の年齢と仁愛(にちか)の名前に因んだ「21」番、井阪はファンから「郁ちゃん」と呼ばれることが多く、好きな藤浪晋太郎投手(阪神タイガース)と同じ番号であることから「19」番にしたという。改めて自分自身のアピールポイントとファンに向けてのメッセージを尋ねると、阿久津は「いつも応援ありがとうございます。今回のイベントでは、男同士のバチバチした戦いが見られると思うので、楽しみにしていてください」と話し、「そんなに運動神経がいい方ではないのですが、僕が光り輝ける競技もあると思います。広い会場の中で、皆さんがすぐに僕を見つけられるように、LEDのような存在感を出していきたいです」。井阪は「お芝居をしているときや生配信のときとはまた違って、運動しているときは目つきも変わって、普段見られない一面が見られると思います。本気で勝ちにいくので、楽しみにしていてほしいです」。個人的に注目して欲しいポイントは、右肩の筋肉だといい「プロマイドの撮影のときより、いい感じに仕上がっています。右肩の“井阪筋”に注目です」と語っていた。チームCは阿久津ほか、加藤諒、金井成大、神田聖司、木村風太、坂上翔麻、林勇輝、星豪毅。チームAは井阪ほか、市川理矩、川原一馬、菊池銀河、坂口涼太郎、永田崇人、中谷優心、宮田龍樹、安田啓人。取材・文:五月女菜穂
2022年06月14日6月10日(金)によみうり大手町ホールにて初日を迎えた舞台S-IST Stage「ひりひりとひとり」。2020年に緊急事態宣言下で公演中止となって以来、待ちわびていたファンにとって待望の開幕となった。物語は、ひとりの俳優・工藤春男を中心に進む。所属する劇団で仲間と共に稽古をしているさ中、実家で父が孤独死をしたという知らせを受ける。暴力により家庭は崩壊、記憶から消し去った憎悪の対象の「死」という事実が、工藤春男を苦しめていく。そして、遺品を受け取る為に仲間と一緒に戻った故郷で…。作・演出の石丸さち子は、初日を迎えられた心境を「大きな緊張感を覚えているが、ともに作った仲間を信じてその時を迎えようとしている。この作品は演劇という芸術が苦しんでいたときに、劇場に足を運び、配信を観て応援してくれた人たちへの御礼状のような物語」と語った。鈴木勝吾演じる、あまりにもつらい過去を持つ工藤春男が見つける希望、森大輔の生演奏とともに届けるラストソング。こんな時代だからこそ、ひとりではないこと、何度でもやり直せることを伝えてくれる感動の舞台、S-IST Stage「ひりひりとひとり」は6月19日(日)まで上演。チケットはいずれもチケットぴあで購入できる。■タイトル:S-IST Stage「ひりひりとひとり」■会期:2022年6月10日(金)~6月19日(日)■作・演出:石丸さち子■音楽・演奏:森大輔■出演:鈴木勝吾梅津瑞樹牧浦乙葵百名ヒロキ周本絵梨香塚本幸男
2022年06月14日感情豊かでのびやかな美声と卓越したダンス力でミュージカル界の注目を集める小野田龍之介が、日本初演30周年記念公演のミュージカル『ミス・サイゴン』に出演する。一見、狂言回しのエンジニアやベトナムの少女キムに目が向く作品だが、小野田が海宝直人、チョ・サンウンと交互キャストで演じる米兵クリスもキーパーソンだ。小野田がその思いを熱く語ってくれた。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報1970年代のベトナム戦争末期、戦争孤児のキムと米兵のクリスは恋に落ちる。しかし、陥落寸前のサイゴン混乱の中、キムと離ればなれになったクリスは、母国に戻り、後に米国人女性エレンと結婚する…。6年前にもクリスを演じた小野田は「演じる前から、クリスは世の女性やお客さまから、本当に嫌われる役だなという印象が強かったんです(笑)」と明かす。「“君だけだよ”と言っているのにアメリカに戻ったら別の女性と結婚し、今の時代なら非難を浴びそうですけど(笑)、演じてみるとあの時代だからこそ選択した道というのがある。僕は毎回、クリスの役の価値を上げたい、真意を伝えたいと思っています」と力を込める。『ミス・サイゴン』を作る過程で、キャストは様々な戦争映画やドキュメンタリーを見て参考にするそうだ。「軍人たちは戦争の目的とは別に、破壊行為に走ることがあります。クリスも自分でコントロールできなかった瞬間がたくさんあり、子どもや女性を間違えて撃ってしまい、深い自責の念を抱く中で、キムと出会ったことが自分の贖罪になった。背負った罪を彼女で浄化することができるかもしれない。キムを守り抜くのが使命だと思っていたんです」。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームによる、心に染み入る楽曲も特徴だ。「クリスとキムが歌うシーンは、特にロマンティックですが、ふたりに課せられているのは、絶対に離れないという狂おしいほどのエネルギー。歌っていてこんなにも汗がこぼれる大変なシーンだとは思っていなくて。エネルギーが違った方向へ向くと、チャラチャラした男に見えてしまうので、互いを求める強い力を大切に歌いたいです」。クリスと結婚するエレンについてはどうだろう?「クリスは戦争のすべてを忘れたいと思っている。心にトラウマや傷を負った兵士や市民がたくさんいて、彼も例外ではない。クリスは聖母のような存在のエレンに心を救われた男なんですよね」。自身も年を重ねた今回は、「3人の愛の形」をより大切に演じたいという。2020年の再演はコロナ禍のため中止。世界では新たな戦争も勃発した。「改めて世界に対する祈り、生きるための祈りを深く描いた作品だと痛感しました。今まで以上の覚悟を持って、その祈りを届けたいです」。公演は7月24日(日)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場(7月24日(日)から28日(木)はプレビュー公演)、9月9日(金)から19日(月・祝)まで梅田芸術劇場メインホール、その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。大阪公演のチケットは6月19日(日)一般発売。取材・文:米満ゆう子
2022年06月13日サウンドクリエーター 夏休み特別企画『サンクリ夏休み’22』が、8月18日(木)なんばHatchにて開催される。本公演は、サウンドクリエーターが主催するライブイベントで2018年に開催されて以来、4年ぶりの開催となる。サウンドクリエーター 夏休み特別企画『サンクリ夏休み’22』チケット情報出演アーティストは、SHE’S、SCANDAL、Hump Back、ヤバイTシャツ屋さん、Atomic Skipper、ofulover、カライドスコープ、ハク。、ベルマインツ(ホープニングアクト)の9組。チケットは、6月22日(水)11:00まで先行抽選プレリザーブ受付中。
2022年06月13日過去最大規模の全国ツアー『LIVE TOUR 2022 -ROUTE 36-』を開催している山崎育三郎。6月23日(木)にはロームシアター京都 メインホールでコンサートを行う。公演に向けて思いを聞いた。山崎育三郎 チケット情報『-ROUTE 36-』という題名にしたのは、36年間の自身の人生を振り返る演出にしたからだという。前半は、6歳で出会ったミュージカル『アニー』の楽曲のほか、12歳でミュージカルデビューした『フラワー』、子どものころから憧れ、夢が叶い出演した『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ミス・サイゴン』『モーツァルト!』などのナンバーを披露する。面白いのは、山崎自身の物語を人形劇俳優の平常(たいらじょう)が表現することだ。「手作りの人形で大人向けの芝居をたったひとりで演じていて、初めて彼を見た時は、新しいエンタメだとその才能に驚かされました。今回、僕からオファーして一緒に台本を作ったんです」。制作された人形で平が山崎をはじめいろんな人物を演じるそうで、「ひとりで何役もする落語家をイメージしてもらえたら。僕自身が僕を演じるとトゥーマッチで表現がひとつになってしまう。お客さまに想像する隙間を与えたいんです」。後半は、山崎が出演したNHK連続テレビ小説『エール』で出会った楽曲のメドレーや、自身のオリジナル曲などを披露。「ミュージカルの楽曲は、完全に役として歌いますが、オリジナル曲は等身大の自分自身を乗せたいです。昭和歌謡のほか、童謡やロック、ポップスと幅広いジャンルの曲を歌うので“一人紅白歌合戦”のようになります(笑)」。また、今回のツアーのために自身が作詞した『煌めく星』や、ファンへの感謝の思いを込めた『On your side』も登場する。デビューして24年。この世界にいることを仕事だと思ったことは一回もないと言う。「自分が本当に好きでやっているだけ」とあくまで朗らか。7年前には映像の世界にも飛び込み、テレビでMCを務めるなど大忙しの日々だ。「テレビの世界はやめておけと言う人が多かったのですが、怖いところに行かないと成長できないし、やめろと言われたら、やりたくなるんです(笑)」。その成果もあり、今ではすっかりお茶の間の人気者に。「ミュージカルをいろんな人に知ってもらう自分の役割は叶ったと思います。これから一番大事なことは、自分が今どんなパフォーマンスをするかということ。別にネガティブな発想ではなく、昔から、明日どうなるかわからないという感覚がずっとあるから、それなら今日、この瞬間を全力でやろうと。それが次につながっていく日々だと思うんです」。山崎の紡ぐ物語と“今”に耳を傾けてほしい。取材・文:米満ゆう子
2022年06月13日2021年6月22日にデビューし、大阪を拠点に精力的に活動を続けるアイドルグループ「脳内パステル」。グループ名の由来はみんなの頭の中をパステルカラーで染めて、楽しく幸せな気持ちになってほしいという思いから。そんな彼女たちの1周年ワンマンライブが、6月22日(水)に大阪・BIGCATで開催される。「脳内パステル 1st anniversary Oneman LIVE ~わん・ダーランド~」チケット情報是非彼女たちのパフォーマンス体感してほしい。チケットは発売中。
2022年06月13日