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半年に一度、ファッションに燃える一週間がやってきた!9月27日〜10月5日の9日間で開催されたパリコレクション。会場で目撃した2016年秋冬のリアルトレンドをスナップでご紹介!第一弾のトレンドアイテム編、小物やカラーに注目したディテール編その1に続き今回は柄やヘアに注目!ストリートで観測されたリアルトレンドを自分らしく取り入れてみて!ヒョウ柄で攻めたいの秋といえばヒョウ柄。定番柄も今シーズンは大胆に取り入れるのが吉!甘辛ガーリーは卒業して、モードなヒョウに変身してみない?上下でひょう!アウターでもスカートでも大きな面積で身につけてしまえば実は一気にモードな印象へと振り切れる。セクシーでゴージャスなイメージがあるヒョウ柄をカジュアルダウンするために、オーバーサイズのヒョウ柄ジャケット×デニムでさらりと着こなしましょう。小物でひょう!猫柄トレンドが熱いこの秋冬。小物でヒョウ柄を足してみたら、まるで猫ちゃんを抱えているよう?合言葉はB・C・Dこの秋冬、お買い物に迷ったらまずこの呪文を唱えれば一安心。奇抜なシルエットに頼るのではなく柄で遊ぶことができたらおしゃれ上級者!Border夏のイメージがあるボーダーも落ち着いた暖色を選べばほっこり秋テイスト。柄on柄もなんのその、ピッチのあったボーダーとストライプの組み合わせは斬新かつ可愛すぎる!Check秋の定番柄のチェックは細めのラインでマニッシュなイメージに仕上げたい。もしくはギンガムでレトロキュートに持っていく。いずれにしても、コーディネートのメインで活躍させたいのがチェックの魅力。Dots子供っぽくなりがちなドットを取り入れるなら小さめが大人っぽい&今っぽい。濃いめのブルーや深いグリーンを選べば大人ドットの完成。編み込みでお目立ちヘアファッションは服や小物だけでは完成しません。トータルでキメてこそ真の越境レディ!(大変な分、可愛くなれる!)キリッと1本パリコレ会場でひときわ目立ったのが手の込んだ編み込みヘア。頭のてっぺんからまっすぐ1本に編み込んだポニーテールはいい子ちゃんなルックに合わせたい。エッジィに2本オズの魔法使いのドロシーみたく二つのおさげにしても可愛いけど、今の気分はカッコよく!きつく編み込んで、プリンになったカラーもグラデとしておしゃれに見せる。あえて全部編みこまずに流して遊ばせるのも可愛い。トレンドをチェックしたら、自分らしく着こなすにはどう取り入れるか、ワードローブとにらめっこ。明日は浮かんだアイデアをベースにおしゃれを楽しみましょう!次回はトレンド小物編!Photo & Text : Azu Satoh
2016年10月29日半年に一度、ファッションに燃える一週間がやってきた!9月27日〜10月5日の9日間で開催されたパリコレクション。会場で目撃した2016年秋冬のリアルトレンドをスナップでご紹介!第一弾はトレンドアイテム編。ストリートで観測されたリアルトレンドを自分らしく取り入れてみて!ストライプシャツで秋の清涼感アウターいらずのほどよい気候にはトップスを主役に持ってきたいところ。秋らしい涼しげな印象を与えるストライプシャツがまさにそれ。ワンポイントアクセントのあるストライプシャツを選んで、オンオフでトレンドを取り入れちゃいましょう。カッコつけてなんぼのボウタイ着こなし方によってクールにもキュートにもなるボウタイがトレンドにIN!小ぶりのものを選べばオフィスシーンでも活用可能。シンプルな色の透け感のあるシャツなら、ピアスなど顔まわりの小物で華やかさをプラス。スリットスカートでモードな色気日常でも取り入れやすいトレンドはスリットスカート。会場ではひざ下丈のスカートに深く入ったスリットから足をのぞかせたヘルシー&セクシーなスタイルが人気。案外見えないから、思い切って深いスリットにチャレンジしてみて!ハイウエストでロング丈、スリットのライン効果でペタンコシューズでも脚長効果あり。カジュアルに決めるならデニムジャケットトップス以上コート未満、ちょっぴり肌寒い季節に役立つのがデニムジャケット。デニムonデニムにするならインパクトのあるトップスをちらりとのぞかせて上級者レイヤード。トレンドのブラ袖と合わせてまくった袖から異素材を見せれば、アクセいらずの手元のおしゃれが完成。ブラ袖?ふわ袖?ボリューム袖!春夏トレンド(こちらの記事)に引き続き爆発的人気なのが袖にフォーカスしたデザイン。街で見かけることが多い、袖が長く垂れた「ブラ袖」服に加え、様々なバリエーションでボリューミーな袖のデザインが登場!パッと花咲くフラワー袖まるで袖口が花のように広がった袖はガーリー派のマストアイテム。甘くなりすぎないようにデニムやビスチェでピリッと締める。アウターに通らないボリューム袖今の時期しかできないのがこのボリューム袖。肩から手首にかけてなだらかな曲線を描くようにボリューミーに膨らんだ袖は絶対にアウターに通らない!紐で縛ってブラさない袖手を隠すほどブラブラと垂れ下がっていたながーい袖を紐で縛ってみました!おしゃれさんはやることなすこと半歩先。これならいちいち手を洗う時まくらなくて良い。上級者はやんちゃTではずすパリコレのストリートはモード一辺倒じゃない!パンチの効いたTシャツだってさらりと着こなす。かっちりジャケットと合わせたりインパクトヘアでロゴを際立たせたり、 Tシャツというシンプルな形だからこそ着こなしの幅は自由!トレンドアイテムをチェックしたら、自分らしく着こなすにはどう取り入れるか、ワードローブとにらめっこ。明日は浮かんだアイデアをベースにおしゃれを楽しみましょう!次回はトレンドディテール編!Photo & Text : Azu Satoh
2016年10月28日旅に出たなら食も楽しまねば!パリに行く予定がある方、そうじゃない方もランチのプランに追加したくなるおすすめレストランを3つご紹介!ちょっとした工夫で自宅でも楽しめるかも?PATUCO今年の4月にオープンしたばかりのPATUCOはchausson(ショソン)とカクテルがいただけるカフェ&バー。chasussonとは、果物などを詰めた三日月型のパイのこと。手軽にサクッとスナック感覚で食べることができるのでパクパクと何個でもいけます。PATUCOでいただけるのはお菓子ではなく惣菜系のchausson。注目はそのメニューのラインナップ!メニュー名を見てみると、Gozaimasu(ゴザイマス)という怪しげな品が...中身は豚肉、キャベツ、生姜....これは、まさか!そう、餃子(風)の具が入ったchaussonなのです。言うなれば三角餃子パイ?その他にもナス、フェタ、トマト、ミントを入れたギリシャ風や玉ねぎ、ピーマン、レーズンを入れたトルコ風など、世界各国の味を楽しむことができます。ランチセットはchsusson二個と選べるサラダ、スープorポテトがついています。思い切って挑戦した餃子味は、フランス流にアレンジされてほんのり香るパクチーが意外とはまります。お持ち帰りもできるのでサクッと食べたい方もどうぞ!PATUCOAddress4 rue de la Fontaine au Roi 75011 ParisOpen12:00 - 14:30 / 19:00 - 24:00(火〜木)12:00 - 14:30 / 19:00 - 26:00(金土)HP / FacebookPascadeパスカード。この名前を聞いてピンとくるでしょうか?フランスのオーベルジュ地方の伝統料理パスカードが今パリで大人気。パリの中心、オペラ座から歩いて数分に位置するRestaurent de Pascadeは日本で聞きなれないパスカードを味わうことができます。パスカードはふわふわカリカリの厚手のクレープのような、パンケーキのような、一風変わった料理。ここでは創意工夫を施して器状にしたパスカードに具をたっぷり詰めたオリジナル料理が楽しめます。店内は大きなテーブルと2〜4人用の小さなテーブルが並び洗練された空間。メニューは昼夜共通で、豊富なワインとともにデザート系パスカードまで用意されています。顔ほどの大きさのパスカードは一人で食べれば十分満足できるボリューム。お口直しのプチトマトもさっぱり甘くて美味しい。定番メニュー「Lieu-Dip 」は蒸したポラック(スズキににた白身魚)、フライドアーティチョーク、ハーブ入りのマヨネーズ、ポレンタというコーンを粥状にしたペーストを使用。外の生地はサクサクとしていてほんのり甘く、コーンの甘みとハーブペースト、ポラックの塩味と絶妙にマッチ。一度食べたら忘れられない食感と唯一無二のフレーバーを堪能したいなら、Pascadeでちょっぴり贅沢ランチがおすすめです。PascadeAddress14 rue Daunon 75002 ParisOpen12:00 - 23:00(火〜土)HP / Facebook好きな具材でカスタムオムレツフランス料理といえばオムレツを連想する方も多いのではないでしょうか。モン・サン・ミッシェルのふわふわオムレツが有名ですが今年6月、パリにも新たに名物オムレツ店になりそうなレストランがオープンしました。黄色で統一された店内。陽気なお兄さんたちが注文したその場で調理してくれるので、あつあつの出来たてをいただけます。「Arsène, l’omelette aux œufs」は自分で具材を選んでカスタムすることのできるオムレツ屋さん。しかもハンディタイプで気軽にさくっと食べることができるのです。その秘密はサンドイッチ状の形にあり。カスタム方法は簡単。お肉、チーズ、野菜、トッピング、付け合わせのハーブの種類を選ぶだけで自分好みのオムレツサンドの完成。決められない!という方にはオススメの組み合わせメニューもあるのでご安心を。鳥のキャラクターがかわいいボックスに入ったハンディオムレツは薄切りの食パンに挟まれているのでサンドイッチ感覚で食べることができます。出来たてふわふわオムレツにとろとろチーズ、香り高いきのこ、ジューシーなハム、サクサクのパンの組み合わせは最高!サイドメニューのサクサクポテトも食べるべし!ガーリックが効いたポテトは食べ応えたっぷりのキューブ型。手軽にお持ち帰りもできるので、お外ランチのお供にいかがでしょうか?Arsène, l’omelette aux œufsAddress142 Rue St Denis 75002 ParisOpen12:00 - 14:30 / 19:30 - 22:00(不定休)FacebookText. Azu Satoh
2016年10月20日Paris Fashion Weekは世界中からファッション業界人が集うおしゃれ激戦期間。オンタイムのトレンドを探る絶好のチャンスでもあります。全10日間の会場スナップで見つけ出した今すぐ取り入れたいトレンドをご紹介!Part1は小物から。トレンドを自分らしく自由に楽しむ参考にしてみて!足元トレンドはギラギラ!Shoesのトレンドは一目瞭然、とにかくメタリック!シルバーのフラットシューズ&ブーツを筆頭にゴールド、グリーン、レッドなど、様々な色でギラつかせていた足元。全体がメタリックなものもあればヒールが光っていたり、バッグやアウターなどでもSFを連想させるような反射の強いメタリック素材が多く見られました。with デニムデニムから覗くギラギラに思わず視線集中。ちょっとメタリックは攻めすぎかも...という人はデニムと合わせてカジュアルダウンするのがベスト。靴下で遊ぶシルバーは色こそシンプルなので、他の色や異素材靴下とレイヤードして遊んでみるのも面白い。同系色でまとめる素材感で目立ってしまうメタリック。下半身は同系色でまとめてスッキリとみせるのが良さそう。どうやら靴下の色・柄選びがポイント。マスターすべしはさりげないスカーフ使いエレガントにもやんちゃにも演出できる優秀アイテム、スカーフ。今季は定番のバンダナ柄やレトロで大振りの柄などをうまく取り入れているコーディネートが目立ちました。シャツに潜ませる色柄が派手だからこそ、主役に回すのではなくあえて脇役で輝かせる。シャツを第1、2ボタンまで開けて、きゅっとチョーカーのように結んだスカーフをちらりと覗かせるのがコツ。アクセのように大きく巻くさらりと見せる一方で、大振りネックレスのように大胆に使う技も炸裂!ヌーディーカラーのタートルネックの上からシンプルな柄をさらりと巻くのは、大柄アウターを邪魔しないため。ざっくり開いた胸元に輝かせるように真っ赤なスカーフを落とす女っぽさも是非真似したいところ。パイソンが似合う強い女ですもの強さMAXのパイソン柄が人気の模様。さりげなく取り入れられるシューズから大胆なコートまで、パイソンレディーが続出。定番のホワイト・サンドベーシュだと逆にパイソン感が目立ってしまうから、あえてのレッドに挑戦してみる?耳元で揺らすbigピアススタート時間ギリギリになって走ってやってくる来場者の耳元でキラリと光るのが、ちぎれない!?と心配になるほどの大振りピアス。輝くゴールドを片方だけ幾何学模様のような、ぐにゃりとした図形が組み合わさったような、そんな形がトレンドのよう。まるで耳から下げるアート。色は一択、輝くゴールド。これでもか!と主張するために髪はあげたり、耳にかけたりするのがマスト。ヘアスタイルと合わせる耳元アートが溢れる中、茶目っ気たっぷりのキュートなモチーフも。ポンポンみたいなイヤリングが結んだカーリーヘアとマッチして可愛さ10倍。一方ショートヘアの彼女は、ストレートヘアの直線を沿うようにすっと落ちるフリンジの合わせがとても美しい。主役級ピアスだからこそヘアスタイルまでぬかりなくコーディネート!miumiuの編み上げシューズに夢中!全会場で見かけたと言っても過言ではない今季の“It”シューズは「miumiu」のリボン編み上げシューズ。ハードな太ベルトで巻かれた革のタイプ、パテントレザーのヒール、サテンのシンプルなバレリーナの3種類をとにかく見かけました。一番人気の革タイプはパリのmiumiu全店で品切れ中で、10日間は入荷待ちというほどの人気だとか。ガーリーな足首リボンにハードなテイストを混ぜるスタイリングは足元以外でも真似したい!メタリック、スカーフ、大振りピアス、パイソン...トレンドキーワードが見えてきたところで、自分らしくファッション調理タイム開始。すぐ目の前の春を先取りして、今日から早速気になるトレンドにチャレンジ!次回はPart2.洋服編①! Photo,Text : Azu Satoh
2016年10月18日年齢を問わずおしゃれ女子から絶大な人気を集めるブランドTHEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)が2017年春夏の最新LOOKをインスタレーション形式で公開。宝の山を意味するGOLDMINEがテーマとなったコレクションでは中東やアフリカを彷彿とさせるモチーフやアイテムが多く見られました。そこはまるで異国のマルシェのよう。例え使われなくなったものやガタクタでも、それがどこからやってきたのか何なのかわからない人にとっては、全く違う宝物に映るかもしれない。くるりと視点を変えて世界を見つめ直してみれば、そこには宝の山=GOLDMINEが現れる。想像力を働かせて、過去の価値を問うのではなく自分の目で新しい価値を見出そう、というメッセージが込められています。要らなくなった紙箱を解体したようなパーツ、猫ちゃんテレホンカードのピアス、ハンガーのサイズ表記に使われるパーツを模したブレスレットなど、THEATRE PRODUCTSらしいウィットに富んだアクセサリーたちも必見。ブランド初となるEC先行予約会今回ブランド初となる試みとして、2017年春夏コレクションが予約できるオンライン予約会がオフィシャルオンラインショップにて開催。10月17日(月)〜24日(月)の期間中に予約するとオンライン予約特典として「TP」ロゴ入りショッパー(紙袋)がプレゼントされます。予約はオフィシャルオンラインショップより→ PRODUCTS 2017SS "GOLDMINE"LOOK photo : THEATRE PRODUCTS official
2016年10月15日秋のパリといえばパリファッションウィーク、ワイン祭り、アートの祭典ニュイ・ブランシュなど、イベントが盛りだくさん。その中でもひときわ世界中から注目を浴びるイベントは凱旋門賞!ファッション界の最高峰の舞台がパリコレならば、凱旋門賞はまさに競馬界最高峰の舞台。せっかくの機会に行かないわけにはいかない!と、日々のパリコレ取材の合間を縫って遠征へ。繰り広げられたのは最速最高のレースと豪華絢爛な帽子ショー...?2016年は特別な年凱旋門賞は1920年、第一次世界大戦後に衰退してしまったフランス競馬の再興を掲げて誕生しました。年に一度、10月の第一日曜日に開催される競馬のG1レース(最高レベルのレース)です。毎年パリのロンシャン競馬場で行われますが、今年はロンシャンが改装工事中だったためパリ近郊ののシャンティイ競馬場で開催されました。パリ・北駅から特別列車で30分ほどでシャンティイに到着。競馬場の目の前には観光名所でもあるシャンティイ城があり、このお城の前を馬たちが駆け抜けていきます。世界でも有数の美しい競馬場なんだとか。レースは凱旋門賞の他にも行われるので、観客はレースの合間にシャンパンやアイスを楽しみながらゆったりとしたひと時を過ごします。入場料35ユーロのエリアにはビーチチェアやテーブルが置かれているのでくつろぐことができる上、十分近くで馬を見ることができます。今年は日本の馬が出場していたのではるばる日本からの来場者も多かったよう。由緒正しき凱旋門賞にはある特別な習慣があります。それは「帽子を身につけた女性は入場料が無料」ということ。残念ながら今回は場所が移ったためか帽子を身につけても無料にはなりませんでしたが、会場にはしっかりとドレスアップした紳士淑女がたくさん来場していました。日本で競馬というと少しおじさんのイメージがありますが、ヨーロッパでは手軽に楽しめる賭け事、そして昔は上層階級の娯楽としての位置付けであったので、現在の凱旋門賞にもその空気は残っているのです。さて、レースを楽しんだ後は華麗なる帽子ハントへ!出張パリスナップ!帽子編むかしむかし、フランス王妃マリーアントワネットの時代には頭をヘアアレンジやヘッドピースでこんもり盛ることが最先端のオシャレとされていました。いかに人より大きく、高く頭を見せるかに躍起になっていたレディ達は、とうとう大きな船の模型まで頭に乗せてしまったり...現代のレディ達はそこまでではないものの、ぱっと目を引く帽子でしっかり非日常のおしゃれを楽しんでいました。大きめの存在感ある帽子が人気のよう。日除けの効果はあまりなし?若い女性にはツバなしのヘッドドレスが人気。男性も正装に。帽子もバッチリ決まったムッシュたち。音楽隊が通りかかったので一緒に記念撮影をするドレスアップした来場客。老若男女、世界中からこの日を楽しみに着飾った人々がそれぞれのファッションを楽しんでいました。競馬好きでなくても、正装する人々や会場の盛り上がりだけでも殿しむことができる凱旋門賞。もし10月にパリへ行く機会があったら是非行ってみてはいかがでしょうか。その時はもちろん、素敵な帽子で着飾って!Text. Azu Satoh
2016年10月15日パリで開催される欧州最大規模のファッションの国際見本市「Who’s Next」から派生したポップアップストアがラフォーレ原宿に日本初上陸!「(RE)CREATE by Who’s Next」が明日10月14日(金)より10月20日(木)までの期間、ラフォーレ原宿2階 CONTAINERに登場します。9月にパリで展開された企画「(RE)CREATE」はファッションの国際見本市「Who’s Next」が、10月2日までパリのヴィンテージセレクトショップ「KILIWATCH」で開催していたBtoC向けプロジェクト。ラフォーレ原宿で再現するポップアップストア「(RE)CREATE by Who’s Next」では、パリでのプロジェクトアイテムと、東京のヴィンテージセレクトショップ「KILOSHOP」とのコラボレーションアイテムによるポップアップストアを展開します。パリの「Who’s Next」で展開された(RE)CREATEアイテムの一例はこちら。すべてが日本に来るわけではありませんが、日本ではなかなか手に取れないアイテムが並ぶはず。世界が注目するファッションを目撃しに、ラフォーレ原宿へいってみてはいかがでしょうか。(RE)CREATE by Who’s Next日程:2016年10月14日(金)~10月20日(木)場所:ラフォーレ原宿2階CONTAINER「Who’s Next」とは「Who’s Next」は年2回(1月・9月)、パリで開催される欧州最大規模のファッションの国際見本市。ファッション雑貨の見本市「Premiere Classe」とあわせて開催され、世界中の百貨店、専門店、ジャーリスト、編集者、バイヤーなどファッション関係者約50,000人が集まり、世界的なトレンドを見極める機会となっています。
2016年10月13日旅をしていて困ってしまうのが電池切れや電波不良のイライラ。そんな悩みも一発解消できるカフェ、そして巷で噂のspeakeasyがあるというので行ってきました。Wi-Fi電源ありますパリのフリーランス事情は日本より優しい。というのも、街中では無料Wi-Fiが使えるスポットがたくさんあるし、電源が使えるカフェも多いから。その中でもひときわ居心地が良くうっかり(!)仕事に熱中してしまうカフェがサンマルタン運河の近くにあります。Café CRAFTは2012年にオープンした電源&Wi-Fi完備の小さなカフェ。テラス席と店内合わせて30席ほどしかないので、平日朝から仕事や勉強に励む人で静かな熱気に溢れています。資料を作る人からレポートを書く学生、Facebookとにらめっこする人、ゆっくりとテラス席でくつろぐ人まで過ごし方は人それぞれ。モノトーンと木で統一された店内はモダンな仕事場であり、どこか家のような雰囲気を醸し出します。いつまででも居座ってOK(居眠りは控えてね)というのだから太っ腹。コーヒー豆はパリで人気の焙煎所兼カフェのCafé Lomiから仕入れ、挽きたての美味しいコーヒーをいただけます。ランチセットやクッキー、パウンドケーキなどフードも充実しているので1日作業に没頭しても安心。もちろん電源はフランス式なので、変換プラグも忘れずに!隣の家のWi-Fiパスがわからなくなったらうちにおいで!なんていうフランスジョークも炸裂するアットホームなカフェはきっとパリ滞在の拠点になるはず。旅先でWi-Fiや電源に困っておいしいコーヒーが飲みたいならば、Café CRAFTをオススメします。Café CRAFTAddress24 rue des Vinaigriers 75010 ParisOpen9:00 - 19:00(土日は10時から)HP / Twitter / Facebookコインランドリーの奥に潜むBarパリの街を歩けばたくさん見かけるコインランドリー。円形の窓が整然と並ぶ光景はどこかレトロで一周回っておしゃれな空気すら感じます。そんなパリのコインランドリー事情に異変が!たどり着いたのはRépublique広場近くの普通のコインランドリー。でもよーく見るとおかしな部分が....ちょっと大きすぎませんか??実はこの右のコインランドリーだけ扉になっているのです。右上のボタンを押すと扉が開き、映画『神様メール』さなが奥を突き進むと、なんともcozyなバーが出現!2015年7月にオープンしたというLavomaticは知る人ぞ知るまさに隠れ家バー。なんでも最近パリではspeakeasy=潜り酒場がちょっとしたブームなんだとか。平日の20時過ぎに訪れると店内は若者で大にぎわい。カウンターに腰掛けしっぽりと飲む人やブランコ(!)を揺らしながら美味しいワインを楽しむ人など、まさかコインランドリーの奥にあるとは思えない空間はまるでアミューズメントパークに来ているようです。もちろん空間だけではなく美味しいカクテルがLavomaticのウリ。ノリの良いお兄さんが次から次へとカクテルを作る姿を見ているだけでも美味しくお酒がいただけます。フランボワーズ、シトロン、ウォッカ、ベルモットロッソなどを混ぜたDETOXMATIC30はまるでフレッシュジュースのような甘さと後にやってくるハーブの爽やかさが疲れた体をリフレッシュするのにもってこいの一杯。旅に疲れて疲れを取りたい夜には秘密のコインランドリーバーに寄ってみてはいかがでしょうか。LavomaticAddress30 Rue René Boulanger 75010 ParisOpen18:00 - 25:00(木金土は26時まで)(日曜休み)HP / FacebookText. Azu Satoh
2016年10月07日芸術の秋!今年も東京国際映画祭2016(以下TIFF)の季節がやってきました。今年で29回目を迎えるこの映画祭は、六本木ヒルズを中心に約10日間行われるアジア最大規模の祭典です。早いもので、会期まで残り1ヶ月を切りました。そこでROBEでは、先日行われた記者発表会の様子と、注目プログラムのご紹介、と二部に渡ってみなさんに一足先にご情報をお届けします!東京国際映画祭とは?東京国際映画祭とは、1985年に始まった日本初の大規模な映画祭です。と同時に、「世界の映画産業、国際映画祭の諸問題を改善し、検討する国際機関」である国際映画製作者連盟に、唯一公認されているアジアの映画祭になります。その昔は渋谷の文化村あたりで開催されていたこともあったとか。世界中からやってくる数千の応募作品を第一線の映画人が選出し、良質な上映作品たちが幾つかの賞を目指すという熱い約10日が繰り広げられます。これらは文化振興に大きな役割を果たしており、東京国際映画祭はコンセプトとして下記の4点を挙げています。・国内外へ向けた映画の情報発信基地・クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る・未来の映像作家・映画ファンの創出・誰もが参加したくなる映画祭また、 "陸の孤島" と揶揄されることもある六本木で行われることが少しネックとも言われている本映画祭ですが、近年では新宿の映画や歌舞伎座でも上映・イベント開催をしており、今年も六本木以外でも行われるイベントなどもあるので要チェックです。(情報は公式サイトニュースにて随時公開予定)記者会見には豪華ゲストが登壇記者会見には『アズミ・ハルコは行方不明』から松居大悟監督と主演女優の蒼井優さん、『雪女』から主演俳優の青木崇高さん、そして特集として細田守監督が、それぞれゲスト登壇されました。(左より 松居大悟さん、蒼井優さん、青木崇高さん)松居監督は3年前に『自分の事ばかりで情けなくなるよ』で日本スプラッシュ部門にノミネートされたことが、その後の作品制作におけるモチベーションにつながったとの事。今回も、コンペティション選手決定前に、他映画祭からの招待を蹴って東京国際映画祭一本に賭けたとの背景に、その意気込みと思い入れの強さをひしひしと感じました。初の東京国際映画祭参加となる蒼井優さんは、原作の面白さに惹かれ出演を決めたとのことを語っていらっしゃいました。青木さんは『雪女』のオファーが昨年の釜山国際映画祭期間中に、杉野希妃監督一行と食事を囲んでいるときだったと告白。取材陣から映画界における女性進出について聞かれると、監督・主演という二足の草鞋で臨む杉野希妃監督の姿勢に刺激を受けたことを述べ、「杉野さんだからかもしれないが、強いては女性ならではの強さ、のようなものなのかもしれない」と言及していました。注目プログラム〜2人の日本人監督特集〜昨年度より始まったJapan Now特集では岩井俊二監督を、そして特別プログラムとして「映画監督 細田守の世界 / THE WORLD OF MAMORU HOSODA」と題しアニメーション映画監督である細田守監督をフューチャーすることを発表。デビュー以来、その時々の若者の心情を、独特の美学で描き続けていることで名高い岩井俊二監督。監督の名を世間に轟かせたテレビドラマ(’95年に再編集・映画化)『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』から最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』の計5本が上映されます。また、「映画監督 細田守の世界 / THE WORLD OF MAMORU HOSODA」では、10/26〜10/30には細田守監督と、各日豪華対談が行われることに。登壇ゲストは『海街Diary』の映画監督・是枝裕和監督をはじめ映画界・美術界の著名人ばかり。細田守監督ファンはもちろん、クリエイター気質の皆さんはまたとない機会になること間違えなしです。この二つのプログラムに共通するのは、初期作品から最新作品までを一挙にスクリーンで上映されるという点。監督自身も「自分の作品を一挙に振り返る機会はそうそうない」と感慨深げに話されていましたが、更新されていく部分と変わらない “作風” を垣間見ることができること請け負いです。通過率1%を勝ち抜いた世界各国からの唯一無二の16作品今回のコンペティション部門では世界各国からのべ1,502作品もの応募があり、映画祭ではそのうち16作品が上映されグランプリを競います。(東京国際映画祭の部門については記事下記の概要を参照)それぞれのプログラムの発表が主に行われた今回の記者会見で垣間見えたのは、"変革" と "次世代へのバトンを受け渡そうという姿勢" のようなものでした。より開かれた環境下で、「場所」「著名人」を巻き込みながらより映画を知って深めていただきたい、という気概を感じました。だからこそ、ファッションの "越境" を謳うROBEでの記事執筆に意義があるように感じます。そういえば、昨年TIFF観客賞を受賞した『神様の思し召し(原題:God Willing)』や、チェット・ベイカーの波乱に満ちた人生を描いた『ブルーに生まれついて(原題:BORN TO BE BLUE)』はいくつかのミニシアターで鑑賞することができます。映画祭上映をきっかけに、シアター配給につながる確率高いという意味において、映画祭での上映はきっと作品にとっても非常に大きなターニングポイントになるはずです。ぜひその瞬間をお見逃しなく。第29回 東京国際映画祭 (Tokyo International Film Festival)〈会期〉2016年10月25日(火)〜11月3日(木・祝)〈チケット販売開始時期〉一次販売 10月15日(土)12:00~二次販売 10月22日(土)12:00~※ 上映スケジュールは現在未定※ 詳細は東京国際映画祭公式サイトよりご確認ください〈部門紹介〉◆コンペティティブ・コンペティション部門※ 今年のコンペティション部門はのべ1,502作品の応募を勝ち抜いた16作品を上映・アジアの未来 部門・日本映画スプラッシュ部門◆ショーケース・特別招待作品 部門・Japan Now 部門・ワールド・フォーカス 部門◆クローズアップ・国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA 部門・日本映画クラシックス 部門・ユース 部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)Text. Midori Tokioka
2016年10月07日秋といえば、グルメ。グルメといえば、パリ!華の都、いや食の都パリでおすすめのスイーツ屋さんの情報を現地よりお届けいたします!私だけの(Mon)エクレア(Eclair)パリでここ数年ブームとなっているのが専門店。前回3月のパリスイーツ特集では生クリーム専門店を紹介しました。今回はエクレア専門店!日本にも進出し話題となった「L’Eclair de Génie」や「Atelier de l’eclair」などパリは今やエクレア激選区なのです。その波はリールにまで!そんな中、一風変わったエクレア専門店が昨年10月にオープンしたので向かってみました。“私のエクレア”という意味の「Mon Eclair」は自分で好みの味にカスタマイズできるエクレア専門店。しかも、嬉しいことにシュー生地はグルテンフリーなのです。選び方は簡単。プラリネ、シトロン、キャラメリゼタルトタタンなどから中に入れるペースト・ジャム、そしてチョコレート、バニラ、ココナッツなど上に乗せるクリーム、そして好みのトッピング2種類選ぶだけ。季節によって新鮮な素材を使用しているので、シーズンごとに自分だけのオリジナルエクレアを作ることができます。生地はグルテンフリーとは思えないほどサクサク!フレッシュなジャムによく合う濃厚なクリームは日本で味わうエクレアとは全くの別もの。小さくても満足感大のおやつです。凱旋門の近くに来たらぜひ立ち寄りたいお店!(ME) Mon EclairAddress14 rue Pavée 75004 ParisOpen10:00 - 20:00(月〜土)10:30 - 13:30(日)HP / Instagram / Facebook Profiterole Chérieお次に向かったのはピンクの内装が可愛らしいマレ地区のお菓子屋さん。ここはProfiterole(プロフィットロール)という小さなシューを積み上げてソースをかけたスイーツの専門店です。一歩足を踏み入れた瞬間から気分はまるでマリーアントワネット!Profiterole Chérieのプロフィットロールはタワー式ではなくシューを一つ使ったミニサイズ。半分に割って中にアイスを挟みます。テイクアウトも可能。定番はバニラアイスにチョコソースの組み合わせ。ひんやりアイスをサンドした小さなシュー生地に熱々のチョコソースをかければ完成。アイスとソースの温度差がそのまま、お口の中の幸福感につながります。いただいたのは季節限定のマロン&カシス。カリカリのシュー生地にカシスアイス、マロンクリーム、カシスジャムがぎゅっと詰まって小さいながらも濃厚な一品。仕上げにマロンソースを自分で上からかけていただきます。日本では見られない見た目も味も大満足のスイーツは是非写真に収めたい一品!Profiterole ChérieAddress17 rue Debelleyme 75003 ParisOpen12:30 - 18:30(火〜日)(月曜休み)HP / FacebookJean-Charles Rochoux最後はみんな大好きチョコレートのお店へ行きましょう。サンジェルマン・デ・プレ教会から少し歩いたところにあるJean-Charles Rochousx(ジャン・シャルル・ロシュー)は日本未上陸の高級ショコラティエ。店内にはまるで芸術作品のようなチョコレートの彫刻がずらりと並びます。もちろん購入可能。ここで手に入れるべき一品はフルーツ入りの板チョコ。週に一度、土曜日にしか味わうことのできない限定板チョコなのです。パティシエが朝に市場で仕入れた新鮮なフルーツを使用し、みずみずしさをそのまま閉じ込めた奇跡のフレッシュ板チョコ。この日は秋らしく旬のイチジクを閉じ込めたチョコレートでした。カットされたイチジクが甘さ控えめのブラックチョコレートでうすーくコーティングされ、一口かじった瞬間果汁がブワッと溢れます。板チョコと呼ぶには贅沢過ぎる食感。さっぱりとしたチョコレートは果実の甘みを引き出すベストパートナー。お昼過ぎには売り切れてしまうこともあるので朝一で手に入れるべし。賞味期限はたったの48時間(!)なので日本に持ち帰ることが困難な、まさに幻の板チョコなのです。ここでしか味わうことができないデザートは早起きしてでも行かなきゃ損!Jean-Charles RochousxAddress16 rue d’Assas 75006 ParisOpen10 :30~19 :30 (月のみ14 :30~)(日曜休み)HP Text. Azu Satoh
2016年10月04日海辺で映画を楽しむ「CINEMA CARAVAN」が秋も開催!10月8日(土)、神奈川・三浦半島の海やヨットの魅力を発信するべく行われる史上最大級のヨットフェスティバル「ENJOY 海 KANAGAWA」にて、逗子海岸映画祭でおなじみの「CINEMA CARAVAN」が登場します。映画の会場となるリビエラ逗子マリーナは会員制のヨットハーバー。普段は入ることのできないハーバーが特別に無料で一般開放される貴重な機会でもあります。海上では親子で参加可能なディンギー、カヤック、ヨットの体験、フライボードのパフォーマンス。地上では東京海洋大学のトークショー、Helly Hansenによるワークショップなど、海やヨットを身近に感じることができる1日となっています。また、有機野菜・無農薬米・玄米牛のコロッケなど、全国各地から集まった特産農家が集結するヤンマープレミアムマルシェや、地元の人気店による三浦半島の旬の味覚を堪能することができます。そして夕暮れには写真家・志津野雷によるインスタレーション"ON THE WATER"や、リュック・ベッソン監督による不朽の名作「グラン・ブルー」が上映。秋の潮風香るヨットハーバーで映画や音楽に浸る1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。ヨットクルーズによるフード付映画鑑賞プラン今回はヨットからの映画観賞が可能な特別プランも登場!湘南エリアでケータリングなどで活躍するAMIGO KITCHENのスペシャルピンチョスやスパークリングワインとともに、波に揺られながらヨットからの映画鑑賞を楽しむことができるかも。40名限定、要予約なのでお早めに!申し込みはCINEMA CARACVAN Facebookページより→ (c) ZUSHI BEACH FILM FESTIVAL All Rights Reserved.Life with Ocean会場:神奈川県RIVIERA 逗子マリーナ日程:2016年10月8日(土)開場:10時 〜映画上映:17時半 〜入場料金:無料主催:ENJOY海KANAGAWA実行委員会HP / Facebook
2016年09月28日台風も過ぎ去り本格的に秋の風を感じる今日この頃。読書の秋にはおしゃれカフェではなく広々とした図書館でゆったりとした時を過ごすのも良さそう。もちろん、おしゃれも忘れずにね!リブニット×台形スカートでGood Girl秋になるとGood Girlな気分になるのはなぜだろう?膝丈スカートにキュッと首元に巻いたスカーフで優等生の完成。ヒールを履いても届かない棚の本は、後ろに待機しているはずの王子様にとってもらって。ポップコーンワンピでCute Girl本を抱える姿だって計算づくしのポップコーンガール。ゆるっとしたシルエットのニットワンピースにカジュアルなデニムとスニーカーを合わせて、ギャップで勝負。ふわふわのニットなら居眠りしても気持ちいいから図書館に最適! イラストコーデはこちら:*オフショルコーデ*太ベルト活用コーデ*ピンクコーデ*猫柄コーデ*ベージュコーデ *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年09月23日9月16日(金)パリのスイーツブランド「HUGO & VICTOR」(ユーゴ アンド ヴィクトール)が玉川髙島屋S・C本館 1階に常設店としてオープン!昨年10月にオープンした1号店の伊勢丹新宿店、表参道ヒルズ店に続き待望の国内3店舗目となった「HUGO & VICTOR」はパリでは誰もが知っている高級パティスリー。チョコレートからマカロン、ケーキ、そして世界初展開となる食事メニューまで幅広いラインナップが揃います。ブランドがもつラグジュアリーな雰囲気はそのまま、二子玉川という土地柄ファミリー層でもゆったりと過ごすことのできる空間設計がHUGO & VICTOR二子玉川店の特徴。内装は、現在フランス国内外で名高い商業施設や店舗の設計・デザインを担う「YANN MONTFORT」(ヤン・モンフォー)が手掛け、洗練されたカフェスペースで食事やスイーツを堪能できます。ここでしか味わえない世界初のメニュー世界でも二子玉川店でのみ提供されるスペシャルメニューは常時3種類。「LADURÉE」などでシェフ・パティシエを務めた経歴を持つHUGO & VICTORのシェフパティシエ、ユーグ・プジェが考案した特別なレシピとして、秋の食材を用いた「かぼちゃのキッシュ 季節のサラダ添え」や「蟹とトマトとモッツァレラチーズのケークサレ 季節のサラダ添え」、そして定番レシピをHUGO & VICTOR風にアレンジした「特製クロックムッシュ 季節のサラダ添え」が揃います。上から【かぼちゃのキッシュ 季節のサラダ添え】1,100円、【蟹とトマトとモッツァレラチーズのケークサレ 季節のサラダ添え】 1,000円、【特製クロックムッシュ 季節のサラダ添え】1,200円(全て税抜き)また、オープンを記念して税抜き4,000円以上購入の方に、ブランドの代名詞でもあるブック型のケース「カルネ」をモチーフにしたオリジナルノートをプレゼント。こちらはなくなり次第終了なのでお早めに! HUGO & VICTOR 玉川髙島屋店Address東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋S・C本館 1階Tel03-6805-7025Open10:00-21:00(フード20:00/ドリンク 20:30LO.)HP
2016年09月16日グルテン&シュガーフリー、オーストラリア発のヘルシースイーツとして話題のbliss ballはもう知っている?甘い物に目がないROBE編集部がいち早く目をつけご紹介した“罪悪感ゼロ”の新世代スイーツが今話題沸騰中!先日TVで紹介された途端アクセス急増のこちらの記事『グルテン&シュガーフリー!オーストラリア発の新スイーツ「ブリスボール」で罪悪感ゼロのおやつタイム』で詳細はご確認いただくとして、気になっているみなさまに嬉しいお知らせがあります。今まで実店舗での展開はなく、ケータリングやクラウドファンディングのリターンでしかいただくことができなかったのですが、渋谷ヒカリエでの催事が決定!FOOD JEWELRYのブリスボールを直接手に取ることができるまたとないチャンスです。渋谷ヒカリエのフードフロアリニューアルに合わせて展開されるアニバーサリーな催事。期間は9月22日(木・祝) 〜 9月28日(水)の1週間なので、気になる人は急いで渋谷ヒカリエへGO! FOOD JEWELRY 渋谷ヒカリエ pop-up store期間:2016年9月22日(木・祝) 〜 9月28日(水)場所:渋谷ヒカリエB2F催事スペース営業時間:10:00〜21:00HP / Facebook / Instagram / MakuakeText. Azu Satoh
2016年09月15日だって、女の子だもん、甘いものは食べたい!夏を目前にそろそろボディも整えねば、というタイミングなのに、どうしても負けてしまう“甘い誘惑”。我慢したら我慢したで爆発して暴食してしまうし(しない?)、どうすればいいの!と悩んでいるレディに朗報。美味しく、綺麗に、可愛く、サクッと!を実現した魔法のようなおやつ“ブリスボール”をご紹介します。ブリスボールとは一口サイズのお団子のようなシルエットが可愛らしい、オーストラリア発のヘルシースイーツ Bliss Ball。その見た目のフォトジェニックな美しさからインスタグラムで話題になり、今では投稿数4万6千件を越えるほどの人気です。注目すべきはそのヘルシーさ。No Sugar砂糖不使用No GlutenグルテンフリーNo Additives添加物無しを掲げ、体に悪いものは一切含まれていない、まさに「罪悪感ゼロ」のスイーツなのです。カロリーは一粒約60キロカロリーほど。原材料はナッツ、ドライフルーツ、スーパーフード、グルテンフリーのオーツ麦などを使用し、小麦粉ではなくドライフルーツでモチモチの食感を出しています。日本初のブリスボール専門店が誕生そんな「罪悪感ゼロ」のスーパースイーツ、ブリスボールの専門店 FOOD JEWELRY が今年4月に誕生しました。代表の坪井玲奈さんは、たった一度の人生を最高に楽しみたい人たちのために、空腹を満たすだけではなく、“カラダの調子を整えるため” に食べるごはん=「メンテナンス・フード」を届けたいと思いFOOD JEWELRYを立ち上げたそう。元々ヨガスタジオの運営をしていた時にブリスボールに出会い、「メンテナンス・フード」としての可能性を強く感じたことから起業を決意。自ら本やネットで情報を集め、インスタグラムに溢れる美味しそうなブリスボールの写真から味を想像しレシピを考案したそう。ミシュラン星付レストランのシェフや医師などにアドバイスをもらい、現地での修行の末に理想のブリスボールが誕生しました。定番の味はカカオ×アーモンド with カカオニブ、イチジク×くるみ with ビーツ、抹茶×パンプキンシード with スピルリナなど。すべて素材本来の味を最大限に引き出しあうような組み合わせを考えて作られています。カカオ味を試食してみて驚いたのが、まるでトリュフチョコかと思うほどの自然な甘さと濃厚なカカオの香り。この甘さは砂糖由来ではなく、カカオの香りが引き立つように組み合わされたデーツの自然な甘さです。 現在、9月の店舗オープンに先駆けMakuakeにてクラウドファンディングを実施中。ブリスボールのお試しセットや手作りキットを購入することができます。ケータリングなども承っているそう。体と食べ物、美味しさと健康をまるっと繋げたスーパースイーツ、ブリスボールに要注目! FOOD JEWELRY2016年9月、EJ JUICE&SOUP 麹町 本店内にて出店予定HP / Facebook / Instagram / MakuakeText. Azu Satoh
2016年09月15日和三盆というとどんなイメージを持つでしょうか。サラサラとした粒子の細かい上品な砂糖、高級な和菓子に使われる材料とった印象があるかもしれません。和三盆の代表的な産地である高松で和三盆を使った落雁作りを体験をしてきました。高松駅からバスで10分ほど、路地裏の奥に潜むのは美味しい隠れ家。木型工房「豆花」は日本でも数少ない菓子木型を作る工房、そして木型を使用して和菓子作りを体験できる教室です。木型作りは江戸時代から200年続く伝統工芸の一つ。和菓子を作るためには欠かせない道具なのです。繊細な和菓子の見た目からもわかるように、木に彫られるのはたくさんの細かな曲線や計算された凹凸。全て手作業で掘られています。白壁に木型が飾られたDIY的空間はまるで宇宙船の中のよう。内装は作家のカミイケタクヤ氏によるものだそう。伝統工芸と現代アートが混じり合う空間は普通の体験教室とは少し違った空気感。いざ和三盆体験の開始です。和三盆を結ぶまずは木型に押し込む和三盆をサラサラの状態に漉して色付けをしていきます。ボウルに入った和三盆と色付け用の水、木型が並んだ作業机も手作り感ある温かな風合い。色つけと砂糖をまとめるための水を足して、まとまるまでこねた後ざるでサラサラに漉していきます。大体5分ほどで準備完了。たくさんある木型の中から作りたいものを選んでいきましょう。一人分の和三盆で大体4つの木型、12個の落雁ができます。お盆期間限定で出していた蓮の花の木型にチャレンジ。柄が細かいので砂糖が固まっていないうちにギュッギュと詰めていかないとうまく形になりません。それにしてもこの繊細な柄!粒子が細かくサラサラなので、思ったよりもたくさん詰まって砂糖がみるみる吸い込まれていきます。上部にはみ出た部分を木ベラで削り落とせば完成はもうすぐそこ。二重になっている木型の上部、薄い板の左を持ち上げながら右端をヘラでトントン叩いて木型から抜いていきます。木型から抜けたら上部の板をくるりとひっくり返して完成!しっかり詰めた分、見事に蓮の柄が浮き出てきました。お盆の蓮の花、夏の貝殻、コアラ、うさぎ、おまけでぶどうと紅葉も作ってみました。時間が経つにつれ砂糖が乾いてきて複雑な柄は作りにくくなってくるので、簡単な柄を後回しにするのがポイント。きりりと甘い和三盆作業場の奥は小さな茶室になっていて、ここで完成した和三盆の落雁をいただくことに。ずらりと並べられた木型は驚くほど大きく繊細です。一体どんな祝いの席に出る干菓子なのでしょうか。お持ち帰り用の箱には12個ほどしか入らないので、作りすぎた分を小皿に乗せて試食タイム。お抹茶とともにいただきましょう。きりりと甘い和三盆は高松に来たら是非味わいたいご当地食材のひとつ。心落ち着くアートのような空間でピンと背筋を伸ばして、和三盆の甘さと伝統を体感してみてはいかがでしょうか。 和三盆体験ルーム豆花Address香川県高松市花園町1-9-13Tel087-831-3712Open10:00~17:00(木曜定休)HPText. Azu Satoh
2016年09月10日去年のアイテムを着まわしてこそ真の越境レディへの道が開ける。コーディガンにガウチョパンツ、衣替えして出てきたアイテムの既視感にうんざりしているレディは「太ベルト」を入手すべし。コルセット並みにウエストを覆う太ベルトでアクセントを加えれば一気に今年らしいコーディネートの完成!コーディガンには上からオン コートのようなカーディガン、通称コーディガンが旋風を巻き起こした昨年の秋冬。ただ羽織るだけには飽きてしまったレディは、コルセットのような太ベルトをプラスしてみて。重めのルックスに軽さを足してくれるのはランッジェリー風キャミワンピ。部屋着で外に出ていいんです今年は!ガウチョは帯で締める もういい加減飽きた!とは言えずもはや定番化しつつあるガウチョパンツ。脱カジュアル路線を狙うなら帯のように結んだ太ベルトでぎゅっと締め上げてハードにまとめる。でも締めるのはウエストだけ、袖はボリュームがなくっちゃ! イラストコーデはこちら:*ピンクコーデ*猫柄コーデ*ベージュコーデ*星空コーデ*夜のデートコーデ *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年09月09日小さい頃の夢、覚えていますか?お花屋さん、宇宙飛行士、幼稚園の先生、アイドル、ポケモンマスター....大人になる途中で諦めてしまうような壮大な夢から、頑張れば叶いそうな夢まで、きっとたくさん思い描いていたのではないでしょうか。そして大きくなっていく中で忘れ去られてしまった夢も数知れず。もう一度、小さい頃の夢を思い起こしてみてください。その中には、今なら叶えられる夢もあるかもしれません。少しのお金と時間を使って夢を叶えるべく“あの”島へと渡りました。しまなみ海道を渡る!広島県尾道と愛媛県今治、本州と四国をつなぐ「しまなみ海道」は6本の橋で島々を結ぶ全長70kmに及ぶ自動車道。瀬戸内の美しい景色を堪能し潮風を浴びながらドライブ、サイクリングを楽しむことができる観光名所です。しまなみ海道の真ん中より少し四国寄りに位置するのが伯方の塩で有名な伯方島。誰もが聞いたことがある国民的塩ですが、実はこの島にイルカがやってきたって知っていましたか?小さい時の夢だった「イルカのお姉さん」になれると聞いて今治駅からバスに乗ること30分、伯方島へとやってきました。うさぎの島でのアイスに続き、せっかく伯方に上陸したといことで伯方の塩ソフトでスイム前の糖分補給。これが驚くほど美味しい!ここでしか食べられない限定スイーツは絶対に食べるべし。道の駅から伯方ビーチを通り「ドルフィンファームしまなみ」へ。この日ははかた夏祭りが開催されるということもあって、ビーチは多くの人で賑わっていました。道の駅「伯方S.Cパーク」に隣接した施設「ドルフィンファームしまなみ」は今年4月にオープンしたばかりの新たな名所。現在は第一次オープン中でいけすの中で泳ぐイルカやクジラと触れ合えるコースや実際に一緒に泳ぐスイム体験ができます。来年4月予定の第二次オープンではイルカビーチが誕生し、野生のイルカと触れあえたり、鯨類繁殖センターの開設が予定されているそう。今回はイルカと一緒に泳ぐ60分間の「スイムコース」を体験してきました。イルカと触れ合うのは伯方ビーチに設置されたこのいけすの中。500円の入場料を払えばいけすの近くまで見にいくことができるので、間近でイルカたちを見学することができます。着替え&お勉強いけすの中と言っても海の中なので、水着の上からしっかりスイムスーツを着ます。夏だからめちゃくちゃ暑い!着替えが終わったらスイム前のイルカのお勉強タイム。ここでイルカの習性や一緒に泳ぐイルカたちのプロフィールを教えてもらいます。水中でしか聞こえないイルカの鳴き声や体の構造など、知らないことがたくさん。今回一緒に泳ぐのはバンドウイルカたち。それぞれよく見ると体の色や大きさが違うので簡単に見分けることができます。触感は◯◯¡憧れのドルフィンスイムレクチャーを終え、いよいよ夢のスイムタイム!5〜6人がひとグループになって一匹のイルカとふれあいます。あ、奥に見えました。飼育員さんの合図でスイッと泳いできてくれたモモちゃん。初めてこんなに間近で見たイルカに、なんだか憧れのひとにあったような動揺とトキメキが...スイム前のふれあいタイムでは餌をあげたり頭を撫でることができます。イルカの表面ってどんな触感だと思いますか?なんとなくヌメヌメしてそうと思っていたのですが、触って驚きのツヤすべ肌。茄子にそっくりの触り心地なんです。お腹はすこーし柔らかい。イルカスイムの最中はさすがに写真は撮れなかったのでNo Photoですがご了承ください。ドルフィンスイムは背びれを片手で掴む形で行います。右手で背びれを掴んで体を添うように身を任せると、しっかり訓練されたイルカたちはすーっと私たちを運んでくれます。これが結構早いので、離さないように優しく掴むのはなかなかの技。スイムの後はいけすの中でシュノーケリングをつけてドルフィンウォッチの時間です。思いもよらぬところから泳いでくるイルカに若干驚きながらも、イルカの声を聞きながら、最後まで間近で触れ合うことができました。夢にまで見た「イルカと一緒に泳ぐ」時間。ほんの一瞬でしたが。瀬戸内の美しい海と最高の天気に恵まれ、一生ものの体験となりました。夢のない話をすると、1万円以下で叶えられる夢なので気になる大人はどしどし叶えていくべし!ひょんなことから思い出すであろう小さな頃の夢。あなたが忘れてしまった夢はなんですか?この記事を読んでから3日間は夢のアンテナを張っていてください。大人になった今だからこそ、叶えられる夢は必ずあるはず。 ドルフィンファームしまなみAddress愛媛県今治市伯方町叶浦甲1673Tel0897-72-8787Open9:00〜17:00 ※12月15日〜2月15日は施設メンテナンスのため休園HP Text. Azu Satoh
2016年09月06日ペールピンクからショッキングピンクまで、この秋はとにかくピンクが熱い!全身ピンクで攻めるブランドも多い中、さすがに日常ではそこまでできないので部分使いのピンクで秋のトレンドカラーを攻略しましょう。甘いだけじゃないピンクを味方につければ最強の秋の到来!ベロアピンクで優しく輝く絶対に外せないこの秋のトレンドテキスタイルは断然ベロア。こっくりカラーで大人っぽく仕上げるのも良いけど、LOKITHOのトップスのようにあえてベビーピンクでとことんガーリーに。同じく薄めのベージュのパンツで軽やかにまとめて。こゆピンクで辛く可愛くピンクは可愛いだけじゃない。ハードな印象のミリタリーアウターだって濃いめのピンクを選ぶことで可愛さの中にピリッと辛さの混じったミックスコーデのお手本アイテムに。ワイドめデニムを合わせてボーイッシュを極めるものの、ぱっと目を引くピンクで乙女心は絶対に忘れない! イラストコーデはこちら:*猫柄コーデ*ベージュコーデ*星空コーデ*夏フェスコーデ*夜のデートコーデ *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ*夏を彩るかごバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年09月02日うさぎ好きにとって楽園のような《うさぎまみれ》になれる島が日本にあるのをご存知でしょうか。広島県竹原市にある大久野島はうさぎの島として世界中から注目を集めています。撮影に訪れたこの日も韓国やアメリカ、スペインなどから来た観光客がたくさんいました。広島から電車で約2時間、JR忠海駅に近い忠海港からフェリーで向かうのは小さな島。大久野島行きの便は日に十数本程度しかないので乗り損ねたら2時間ほど待たなければいけません。しかも人気ゆえに定員オーバーでフェリーに乗れないなんてことも。定員に間に合うように早めに乗船の列に並ぶため、目の前の売店でアイスクリームを食べながらフェリーを待ちます。うさぎの餌も売っているのでこの売店か駅前のコンビニで買っておきましょう。島内では売っていないので要注意。大久野島に着いた!フェリーでプカプカと進むこと15分。赤い港とともに待ちに待ったうさぎの楽園、大久野島が見えてきました。島に着くと大久野島唯一の宿泊施設「休暇村」への連絡バスが待機。これに乗れば、うさぎがたくさん集まるという休暇村へ楽々いくことができます。せっかくならばうさぎまみれになろうと思ったのですが、旅程の関係上島について40分後のフェリーに乗って帰らなければいけなくなったので、港の周りをウロウロすることに。綺麗な海に囲まれた小さな島です。歩いて10秒、フェリー切符売り場の前の広場にいました、影なんだか模様なんだかわからないうさぎさん。無心にキャベツを貪ってます。ここに訪れる観光客は行きの切符売り場でうさぎ用のペレットを買うのですが、うさぎさん達は若干飽き気味らしくキャベツやニンジンだとよく食いつきます。夏休みの観光客の多さにうんざりしたのか、たそがれるうさぎ。たまにはひとりになりたい時もあるのかな。わかるよ。三周回ってニンジンが好きらしい。港から歩いてすぐのところに、かつて発電場だった廃墟が見えてきました。昔々、この島は毒ガス兵器の製造所として使われていたそうで、その時の名残を未だに垣間見ることができます。うさぎさん達はその頃のことは知らないよう。レンタサイクルもあるので自転車でうさぎを探しながら島を駆け巡ることができます。かつては発電所だった廃墟も今ではうさぎの楽園。 うさぎも十人十色おめめくりくりの美人さんや豚みたいな顔、フクロウみたいな顔つきまでうさぎも様々。一度にたくさん見る機会なんてないので、顔つきの違いに驚かされました。上から見るとフクロウみたいな鋭い顔。豚さんに似ている子。じと。うさぎ穴もあちこちに掘られています。気をつけないとつまずく人も。ピョコっと顔出す姿は悶絶の一言。だが出てこない。寝るうさぎこの日は人間だってうだるような暑さ。そりゃモコモコのうさぎさん達はもっと暑いに決まってます。みんな日陰で微動だにせず。眠いね。暑いね。暑くてやってられないのは人間だけじゃない。この日は36度。お尻狙い撃ち。わかったよ、眠いんだよね。みみまくらが丁度良い。ベンチの下でのびのび。いい感じの溝を見つけたようで、ぴったりぐっすり。そろそろ餌が欲しいと思っているのだろうか。汚れも気にしないほど餌が欲しい。 うさぎ愛好家もそうじゃない方も楽しめるうさぎアイランド大久野島。ぜひ一度は訪れてみたい癒しの島でした。ゴミと思いではしっかり持ち帰ろうね。Text. Azu Satoh
2016年09月01日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。お久しぶりの気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第19回目になりました。前回はキラキラのお気に入りリップの話。今回はいつも購読してくださってる皆様に、ご報告とお願いがあります。パリコレ取材にいきたい!クラウドファンディングを始めました!ん、唐突にこいつ何言ってるんだ?と思った皆様、すみません。今日はがっつり告知させてください!クラウドファンディングというシステムをご存知でしょうか?簡潔に言うと、支援してほしい人と支援したい人を繋げるもの。これは実現してほしい!というプロジェクトに対していくらか払うことで支援をし、支援のお返しとしてプロジェクト運営側から製品や情報、座談会などのリターンを得るというシステムです。今回、ROBEも皆様からの支援を募るべくCAMPFIREさんでクラウドファンディングを開始することにしました!内容はずばり「パリコレ取材に行きたい!」今年3月に行ったファースト取材はお陰様で大好評となりまして、今年の9月末から開催されるパリコレクションにて第二弾のパリ特集を組みたいと思っています。そこで、パリコレ取材のための出張費を皆様にご支援していただこうと、クラウドファンディングをすることにしました。その理由は、こちらからご覧いただければ幸いです....ひ、非常に情けないのですが(泣)前回の出張で人気だったのは会場外スナップでのトレンド分析やおばあちゃんマダムスナップ、日本未進出のグルメ特集などなど....今回はさらにグレードアップした企画を練っております。スピンオフ企画も!!ファッションが面白いのはトレンドの移り変わりだけではありません。その背景にある社会の流れとの関わりや業界の波瀾万丈物語など、ファッションをもっと楽しんでもらうためにプラスα+β+θくらいの情報をROBEでお届けしたいと思っています。ファッションが大好きな普通の女の子代表として、(勝手に代表して申し訳ありませんが)世界最高峰の舞台を普通の女の子の目線でお送りします!プロジェクトページにて修造さまにも負けない暑苦しさで思いのたけを吐いているので、ぜひご覧ください!もう一度はりますね♡支援のお返しはパリのお土産やわたしがセレクトしたお洋服などなど...ご支援&拡散どうぞよろしくお願いいたします!!Text : Azu Satoh
2016年08月31日夏真っ盛りの今だからこそ、半歩先に行きたいレディが気になるのは秋のトレンド。2016年秋冬トレンドとして急浮上した「猫モチーフ」はもうチェックしましたか?CHANELやLOEWE、Stella McCartneyなどのコレクションブランドがこぞって打ち出したのが、猫柄のウェアやアクセサリーなどの"it"アイテムならぬ"cat"アイテム。そんな猫...トレンドまっしぐらの猫を追うべく、瀬戸内海に浮かぶ「男木島」へと向かいました。人口わずか200人程度のこの小さな島は、島民の数を超える猫が暮らしていたことから「猫の島」として一躍有名に。瀬戸内海に浮かぶ島々で開催される3年に一度の大イベント、瀬戸内国際芸術祭真っ只中の8月中旬、常設展示や新作のアートを求めに多くの観光客がここ男木島へと訪れました。アートであったり、猫と戯れることであったり、それぞれ目的を抱えながら...海を越え山をくぐりやってきた越境レディの目的は、ずばりトレンドキャッツ探し!多くのコレクションブランドで登場した個性あふれる猫たちのそっくりさんは見つかるのでしょうか...?猫とアートが共存する島高松港からフェリーで40分で男木島に到着。船を降りれば猫が湧いて出てくるのでは!と想像しながら上陸すると、目の前にはフェリーの切符売り場・待合所にもなっている大きな作品が出迎えてくれました。まだ、猫には出会いません。急斜面と細い道を進みながら、集落を一周する形でアートを堪能しながら猫を探していきます。なかなかの坂道できついけど、見渡す景色と海風は最高に気持ちいい。しかし、いくら歩いても猫がいない。この暑さでへばって日陰に隠れているのだろうか?芸術祭の人の多さに驚いて逃げてしまったのだろうか?猫はどこに消えたのかと様々に憶測しながら島民の方に尋ねてみると、神社と漁港の方に集まるという情報をゲット。いましたいました、おしゃれキャットたち!ここからは出会った猫たちをブランドとともにご紹介していきます。気になるルックは想像しながら検索してみてくださいね。Undercoverの白トラダークファンタジーな世界観で日本を代表するブランドとなったUndercoverがパリで発表した2016秋冬ルックの中にも猫、猫、猫!服の部分部分にドット柄のようにプリントされているのは黒猫、茶トラ、白トラの3匹。どこか日本画に描かれた動物を思わせる三匹の猫たちは服の上をご機嫌に闊歩しています。男木島の神社で見つけたそっくり白トラはのんびりひとりで横たわっていました。カメラをじーっと見つめると、のっそのっそとベンチの下へ。綺麗な顔をした自由な白トラでした。Stella McCartneyの茶トラ働くレディ支持率No. 1のStella McCartneyはプレフォールで猫づくしのルックを披露。総勢何匹いらっしゃるの?というくらい真正面を向いたモフモフの猫ちゃんで埋め尽くされたコートは他を寄せ付けないオーラ満載。おそらく4種類の猫が描かれている中で一番そっくりで賞に輝いたのは、道端でくつろいでいた茶トラ猫。太めの尻尾が愛らしい猫ちゃんでした。LOEWEの白猫今最も波に乗っているブランドといっても過言ではないLOEWE(ロエベ)は猫トレンドの中でもインパクトMAXのアクセサリーを提案。食パンほどの大きさの猫の顔がチャームになっているネックレスはランウェイに出てきた瞬間、秋冬itアイテムで賞に輝きました。キュッとしまった小顔に何かを見透かしてそうな大きな瞳が特徴的なLOEWEキャッツ。男木島で見つけたそっくり白猫さんは人懐っこく小柄な猫ちゃんでした。前回のパリコレ取材の時に発表されたルックだったのですが、発表された翌日から街中でどどーんと広告に!このインパクトはすごい。GUCCIの黒ねこちゃんモードラバーの必須ブランドといえばGUCCI。毎シーズントレンドを生み出しファンを熱狂させるitブランドですが、今シーズンも例に漏れず猫モチーフを出してきました。大きなメガネにダサニットのタッキー(悪趣味)ルックに潜んでいたのはまるで虎のような黒猫。ガオーと大きく口を開け牙を剥き出し、襲いかかってくるようにニットの胸元で駆けまわっています。そう、まるであの配達ネコのように...!(黒猫いませんでした)猫の楽園を目指してあるけどもあるけども猫三昧な風景には出くわさず、彼らのように人懐っこい猫数匹に出会ったくらいでした。人が埋もれるほどたくさんいた猫はどこに消えてしまったのか尋ねると、返ってきたのは意外な答え。ツーリストにとっては「猫の島」として恰好の観光スポットであっても、ここで暮らす島民たちは猫の夜鳴きや悪臭、漁港や畑を荒らされるなどの被害でとても頭を悩ませてきました。「さすがにこのままでは猫と島民が一緒に暮らしていくことができない」と、今年6月に猫の不妊手術を行って山へ返したそうです。しかし「猫の島」として観光客からの人気を集めていることも事実なので、猫がいなくなってしまっても寂しいと考えた男木島では、殺処分される予定の猫を引き取って島で暮らせるようにする計画も将来的には考えているそう。猫と人間が楽しく共存していける、本当の意味での「猫の楽園」を目指していくのだとか。アートも猫も人々の生活の中に溶け込む島で出会ったトレンディキャッツ。彼らを思いながら、秋冬のおしゃれで猫と共存する道はいかがでしょうか?Text : Azu Satoh
2016年08月27日秋のトレンド前線に異常が発生!?チェック、レオパード、ベロア、コーデュロイなど秋の定番柄・テキスタイルにキュートな新参者が現れた!レオパード柄の進化系(?)猫そのまま柄、猫モチーフのアクセサリーは絶対必須のトレンドアイテム。この秋は難しいアイテムにも挑戦だ!レオパードパンツでイケメンキャッツ秋の主役といえばレオパード柄!Dries Van Notenが発表した2016秋冬コレクションで目を引いたのがポイント使いではなくコートやジャケットなどで大胆に取り入れられた上質なレオパード。セクシーな女豹ではなく目指すはイケメンキャッツ。オーバーサイズのニットベストとシャツで気取らない色気を醸し出してみて。ネコ顔スカートで最新おしゃれキャッツStella McCartneyのプレフォールコレクションに登場した強烈なネコ柄。一見着こなし辛そうに見えても、実は着やすいかもしれない。茶トラやもふもふの白猫がじーっとこちらを見つめる柄は、遠くから見ればカモフラ柄?細身スカート×ボリュームニットで逆三角形スタイルを作れば大胆柄でもすんなりまとまる。イラストコーデはこちら:*ベージュコーデ*星空コーデ*夏フェスコーデ*夜のデートコーデ*浴衣ヘアアレンジ *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ*夏を彩るかごバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年08月26日「ファッションを心から楽しんでもらうためにあなたの肌ともちゃんと向き合っていられる存在でありたい」この夏、ファッションを愛する全ての女性に優しい次世代アクセサリーブランドが誕生。スペイン語で白を意味する「blanco」は、金属アレルギー対応のアクセサリーを展開するブランド。金属アレルギーの人でも安心して身につけることができる秘密は、EVER METAL(エバーメタル)と呼ばれるメス等の医療用器具にも使用されるステン316Lを金属部分に使用しているから。(※全ての方にアレルギー症状が起こらないというわけではありません。汗をかきやすい夏場などはこまめに汗を拭き取ることをおすすめします)錆びにくく、くすみにくいため長く愛用することができ、海やプールなどおしゃれをしたい水辺のシーンでも活躍してくれます。服と同じく直接肌に触れるものだからこそ、安心していつまでも身につけられるものを選びたい。そんな願いが叶うアクセサリーブランド「blanco」に注目です。デビューシーズンは人気モデル尾崎紗代子や大田くるみとのコラボモデルも発表。今後も様々なジャンルの女の子の「欲しい」を形にしていきます。LUCKLUCK¥3,672(tax.in)耳元でゆらゆら揺れるのはまるで流星の軌跡。六角形の星に願いを込めて。love cufflove cuff¥1,944 (tax.in)片耳で聞く愛の言葉ほど甘いものはない。耳たぶに沿わせるように身につける新しいピアスの形は、新しい愛の形でもあるかもしれない。ARMSARMS¥3,888(tax.in)ハートを射止めるには1本じゃ足りない。揺れるチェーンをキャッチに繋いで、3本の矢で心も繋ぎ止める。EPICEPIC¥3,888(tax.in)海に泳ぐエンゼルフィッシュのように、誰からも愛される存在に。耳たぶを挟む二つの三角の関係は怪しくもあり、焦ったくもあり、可愛らしくもある。 blanco2016年夏スタートのアクセサリーブランド。メス等の医療用器具にも使用される金属を使用し、金属アレルギーが出にくいアクセサリーを展開する。 HP /Instagram / ShopProp Styling. aisa(Instagram / Numéro official Blog)Text&Edit. Azu Satoh
2016年08月24日渋谷の文化ファッションインキュベーションホールにて8月28日(日)、Tokyo Africa Collection 2016が開催される。新進気鋭の若手ファッションデザイナーたちがアフリカ各国をテーマに新作コレクションを発表。単なる民族衣装ではなく、東京のファッションシーンとアフリカの「知られざる姿」が融合された新感覚のファッションショーとなる。デザイナーやモデル、運営の多くが現役の学生。各大学のミスコン出場者や若手タレントなどがランウェイを彩る。エジプト・モロッコ・ソマリア・ルワンダ・タンザニア・ケニア・エチオピア・南スーダン・ガーナ・南アフリカの10か国をテーマにデザイナーたちがオリジナルの衣装を制作。レディ・ガガ御用達セレクトショップDogで個展開催経験のあるデザイナー、高校生ファッションデザインアワード最優秀賞受賞者など個性的な若手デザイナーが勢ぞろいする。運営にはルワンダでファッションブランドAlizetiを立ち上げた若手起業家、根津朋子も参加。ダンス、映像、音楽すべてが組み合わさった総合エンターテインメントで「アフリカ」の既存のイメージを覆すイベントとなる。 TOKYO AFRICA COLLETION 2016日時:2016年 8月28日(日)場所:文化ファッションインキュベーションホール東京都渋谷区桜丘町23-21渋谷区文化総合センター大和田11階時間:16:00〜18:00(開場 15:30)チケット:学生無料/普通席1,000円/VIP席10,000円チケット予約はこちら(来場特典あり)HP / Facebook / Instagram / Twitter主催:Tokyo Africa Collection運営事務局 後援:一般社団法人アフリカ開発協会 認定:TICAD VI公式サイドイベントText. Azu Satoh
2016年08月23日日本の可愛いを求めに、越境北上。福島県の玄関口郡山から電車で1時間、野口英世ゆかりの地である会津若松にはすでに本格的な夏が訪れていたようだ。会津若松の伝統工芸品、会津木綿を使用してキュートなテディベア「あいくー」を作る庄子ヤウ子さんの元へ訪れる前に、会津木綿の織元「山田木綿織元」へと足を運んだ。明治38年創業の山田木綿織元は会津若松の駅から歩いて10分ほど、ノスタルジックな街並みが残る七日町にある創業100年を超える老舗の織元。小さな敷地の中で糸の染色から織り、製品化まで全て一貫して行っている。会津木綿は今から約400年前に誕生した。当時の会津藩主、蒲生氏郷公が産業振興のために綿花栽培を始め、木綿を織ったのが起源と言われている。丈夫で厚手の生地、地域によって異なる地縞と呼ばれる縞模様、ランダムに現れる横糸のぷっくりとしたふくらみが会津木綿の特徴だ。経糸と横糸の間に空気をよく含むため汗をしっかりと吸い保温性に優れる生地は、夏はうだるほど暑く、冬は雪で埋もれるほどの極寒という会津の盆地独特の気候にもよく合うのだそう。伝統工芸品として400年以上続いてきたが、明治末から大正にかけての木綿生産の最盛期には30以上あった工場も、現在は山田木綿と原山木綿工場の2社にまで減ってしまった。それでも続いてきた伝統を絶やさぬようにと、毎日工場は動き続けている。音を立てて織る優しい縞山田木綿織元では昭和初期の豊田式織機を使用し、昔ながらの風合いを今でも大事に受け継いでいる。しかし現役で動いているのは10数台程度で、修理が必要で稼働していないものもある。機械が古いため部品がなく、修理できないままになっているのだ。一反の大きさは横幅37cm、長さ約12メートル。織り機一台で1日に織り上がるのは約一反半だが、日本全国から発注が相次ぎ今では生産が追いつかなくなっているのだとか。工場で働くのは熟練した織職人のおかあさん、おばあちゃんたちで、中にはこれから工場を担っていくのだろう若い女性もいた。生地の生産から服や小物の製品化まで、現在は20人程度で回している。小さな部屋一面に置かれている織り機とは別に、糸を整える作業をする機械やボビンに巻きつける機械もある。大きな歯車に色とりどりの糸が巻きついているのは“整経”をする機械。一反の幅を織り上げるのに必要な経糸(たていと)を作りたい縞模様、長さに合わせて揃えていく作業である“整経”の工程が会津木綿では特に重要になる。ここであの鮮やかな縞模様の配列が決まっていく。作業途中で止まっていた機械を覗いてみると、縞が出るように途中で経糸の色が変わっているのがよくわかる。上、下、上、下、と交互に離された経糸の間に横糸を通すことで一段一段織られていく。ガシャンガシャンという大きな音とともに横糸を巻き付けた杼(ひ)と呼ばれる棒が規則正しく高速で往復していく光景はなかなかダイナミック。この横糸に凸凹としたアクセントがつくのが会津木綿の特徴であり、素朴な質感が出るポイント。「工場全体がまるで機械のように動くんですよ。スイッチを入れると、みーんな動くの」製品の制作や営業を担当している3代目の奥さんが、針と木綿を持った手を動かしながら嬉しそうに答えてくれた。工場の天井には織り機一つ一つに繋がるベルトを動かす機械が連なっており、一つのスイッチで全てが稼働するそう。まるでハウルの動く城のようだった。オリジナル商品も制作工場の隣には縫い場兼販売スペースがあり、山田木綿を使用して作られた雑貨やIIE(イー)のストール、山田木綿織元のオリジナルアイテムが並んでいる。この日も頼んだ品を取りに来たり、商品を見に訪れる人が多くいた。一軒家の居間がそのまま工房になっているのもどこか暖かい雰囲気を感じる。会津木綿を使用したぬいぐるみを作る會空(あいくう)の“しまくま”も山田木綿の生地を使用。キャスケットやネクタイなど、縞模様を活かしたポップなアイテムも並ぶ。山田木綿織元オリジナルブランド「Le Cotonnier d’Aizu」はフランス語で “会津の紡績工” という意味。工場で作られた会津木綿を使用したワンピースやシャツ、エプロンや帽子といった小物をその場で制作し販売している。「木綿って素朴なイメージがあって若い人には馴染みがないから、今っぽくも着れるようにね」と、ガウチョパンツやギャザーの寄ったフリルブラウスなど、若い女の子たちでも着たいと思うようなデザインも多くあることに驚いた。しっかりとした生地、しゃりしゃりと清涼感のある肌触りは今の季節にもよく合いそうだ。木綿というと少し野暮ったくて渋い色合いで、若い子が身につけるイメージはあまりなかったが、実際生地を見てみるとカラフルな色合い、ぷっくりとした糸が出す表情に思わず「可愛い!」と声をあげてしまった。この生地が、一体どんな可愛いものに変身していくのか。どんな思いを編みこまれ形になっていくのか。可愛いを求めに越境北上はまだまだ続く。続き:会津木綿のテディベア 「あいくー」が結ぶ、私の笑顔と故郷の空Text : Azu Satoh
2016年08月23日可愛いを求めに、越境北上中。木綿とテディベアに出会えた会津若松を離れ、福島最後の目的地は福島駅から徒歩10分にある施設「チェンバおおまち」の1階にある小さなお店。「女子の暮らしの研究所」では、福島の伝統工芸品を可愛くアレンジした雑貨やアクセサリーを販売している。「ふくしまのかわいい」がぎゅっと凝縮された空間だ。出迎えてくれたのは代表の日塔マキさん、ショップスタッフの大内清加さん、店長の林崎知実さんの3人。まるで家族のように仲が良いスタッフたちからは、春先の太陽のような暖かさと親しみやすさを感じた。支援の網から抜け落ちた世代「女子の暮らしの研究所」の前身は「peach heart」という任意団体。代表の日塔さんを含む5人の女性が震災後に女の子が話し合える場を作ろうと立ち上げた。「女の子たちが自由に話せる場所」が必要だと考えた裏には支援の網から抜け落ちた世代の存在があった。震災後に様々な支援があった中で「19歳以上お母さん未満の女の子」たちに対する支援がすっぽり抜けていたのだ。18歳以下は甲状腺の検査が無料(震災当時)で、子を持つ母親だったら母子避難をはじめ、メンタルケアなどのサポートがあったのだが、19歳以上お母さん未満のこれからお母さんになる世代に対するサポートは手薄だった。現在メインスタッフ、そしてショップの店長として活躍する知実さんは震災当時19歳。実家が原発事故の避難区域となった。暮らしの中で感じる不安を打ち明けられる場所が見つからずに悩んでいたという。「そういうデリケートな不安を抱えた福島の女の子たちが、気負いせずに気持ちを晒け出せる場所があればいいなと思ったんです」任意団体peach heartは女の子のコミュニティ作りや県外への保養ツアーなどを企画。震災直後、放射能の心配からマスクをつけたくても「そんなの気にしているの?」と怪訝に思われ付けにくかったことがあり、可愛いからつけているんだと言えるようなおしゃれなマスクのデザインなどを行った。その後メンバーは各自の道を進み、日塔さんは2012年12月、株式会社GIRLS LIFE LABOを立ち上げ、女子の暮らしの研究所の運営をはじめた。女の子が自分で選択できる社会「若い女性が自分自身の暮らしについて自分なりに考え見直し、ちゃんと選択して生きていけるような社会を作ろうというコンセプトのもと活動を始めました。『女子の暮らしの研究所』という名前にはそんな思いが込められています」震災以前は遊んでばかりだったという日塔さんは「自分から半径5メートルの世界で生きていた」と震災以前の自分について語ってくれた。震災が起こったのは日塔さんが27歳の時。当時は県内のイベント制作会社に勤務していた。震災・原発事故後、日塔さんの考えは180度変わったと言う。「原発が爆発した時に国や偉い人たちを責めたけど、あるとき19歳の子に『私って見捨てられたんですかね』と言われて、はっとしたんです。18歳まではサポートがあるのに、彼女たちにはケアがなかった。でも彼女たちは選挙権がない。自分たちで選んだ結果ではなく、大人たちが選んで出来た社会で子どもたちが犠牲になっている事実に直面したとき、なんてことをしてしまったんだろうと後悔しました。そこから、自分の身内だけではなく社会全体のことも考え、意識を持って社会に参加していこうと決めたんです」自分たちの投げやりな選択で未来を潰してはいけない。自ら考えて選択できる権利があるのだからしっかりと選んでいこう。そうやって一緒に福島、日本の未来を考えていく仲間が増えればいいな、と日塔さんは優しい口調で語った。立ち上げ当初から始めたラジオ番組も好評だ。毎週火曜日の午後9時から1時間、郡山コミュニティ放送「KOCOラジ79.1MHz」で「LABOLABO♡ラジオ」を放送中。毎月設けられたテーマに沿って研究員がゲストを交えてゆるくトークしていく。恋バナといったガールズトークの一方、選挙の時には政治に関する話もする。「自分たちで選択して生きていこう。というコンセプトなので、若い女の子たちと一緒に社会のことを考えていけたら嬉しいなって。県知事選の時には立候補予定者の方を呼んで話を聞いたりしています」「わたしたちの声に耳を傾けて」木綿とシルクのピアス彼女たちは福島の伝統工芸品を使用したアクセサリーを製作・販売している。FUKUiro Pierce(ふくいろピアス)と名付けられたピアスは、会津木綿をアクリルで挟んだおはじきのような小さなピアスとイヤリング。金属アレルギーの人でも付けられるようにとキャッチは樹脂でできている。使用している会津木綿はあいくーにも使用されていた山田木綿と原山木綿のもの。福島の素材を使ってものづくりをしようと考えていた会社設立当初、会津木綿を使ってストールを作るIIE(イー)の代表、谷津さんの会社に訪れたのが会津木綿と出会ったきっかけだという。「よく見るとめちゃくちゃ可愛い!って気づいてしまって。色も渋いものだけではなくて、女子が好きそうな淡い色彩もあるんですよ」早速これで何を作ろうかというときに、「私たちの声に耳を傾けてください」という意味を込めて耳につけるアクセサリーにしようと決めた。こうして会津木綿を使用した「ふくいろピアス」が誕生した。自然にちなんだ8色で展開されるシリーズには「8つのいろのはなし」というストーリーが込められている。震災直後の女の子たちの率直な気持ちをガールズボイスとして商品それぞれに託した。外で遊ぶのが不安だったり、庭で採れた野菜を食べるのが怖かったり、福島にいる人なら感じたことがあるかもしれない気持ちは、県をまたいでしまえば伝わらなかった。こうした現実と不安の声に耳を傾けてもらいたい。「聞いて!」と押し付けるようにただ主張するのではなく、単純に可愛いと手に取ったことがきっかけで、この声を聞いてもらいたいのだ。「かわいいがキーワード。たくさんのひとに届くように、いかにポップにするかを大切にしています」第一弾の会津木綿のピアス、第二弾の会津漆のヘアアクセサリーに続き第三弾としてジュエリーラインをスタート。「HITOTOKI -kasumi-」は世界中のラグジュアリーブランドからもラブコールが絶えない福島県・川俣町の老舗「齋栄織物」が作るシルク「フェアリーフェザー」を使用している。1本1本の糸が髪の毛の6分の1の細さという世界一薄いシルクを透き通る水晶の中に閉じ込めた。霧をイメージしたというHITOTOKI -kasumi- は、極薄のシルクが光を通すため、水晶の輝き吸い込むかのように布と肌を輝かせる。縦糸と横糸は先染めした違う色の糸を作っているため、見る方向によって色が変わる不思議なジュエリーだ。女子の共感力「わかる〜!」は最強女子の暮らしの研究所が期待しているのは女の子が持つ “共感力” 。女子の会話でよく出てくる「かわい〜!」「わかる〜!」は棒読みの相槌だと感じるかもしれないが、実は無意識のうちに出ている「いいね!」という共感なのだ。共感はそのまま発信の原動力へとつながっていく。現在30名弱の研究員が在籍。福島出身者から他県出身で福島在住の女の子、学生や社会人、ママさんなど様々な個性が集まった。ファッションの好みも性格もみんなバラバラだそう。「様々なタイプの女の子が集まってお互いを認め合えるようなコミュニティです。それぞれがパワーアップしたり、自信を取り戻したりする場所になってほしい。まだまだ研究員募集中です!」個人が生まれ持った魅力を活かしのびのびと活動できるコミュニティが、福島女子たちの心の支えになっている。これは福島に限ったことではないが、自分以外の誰かに些細なことでも相談できる環境はあまりにも希少だ。「自分の悩みなんて小さなもので、言ったとしても認められないんじゃないかって不安が若い子たちにはあると思うんですけど、それを解消できるのが女子の暮らしの研究所です。真面目な話もしょうもない話もできる仲間がここにはいて、彼女たちがいるから自分に自信が持てた。自分のことも大切にしよう、健やかに生きようって思うようになりました」若干24歳ながら店を率いる店長の知実さんは自身も“じょしくら”に救われた福島の女の子の一人。福島ということがコンプレックスになってしまう子もいる中、地元の名産品や伝統工芸など、「ふくしまのかわいい」を届けることで地元である福島に対して自信を持ってほしいという。現在お店が入っているスペースは1年間限定の出店。間も無く、念願の常設店がオープンする。1階はショップ、2階はイベントを行えるようなコミュニティスペースにするそう。かわいいが持つ魔法、選択する勇気、女子たちの原動力、手仕事の尊さ、女性の多様な生き方。ここで学べることは一人一人違うはずだ。個性豊かな糸が織られることで丈夫な木綿になっていくように、空気のように軽やかなシルクが輝く色を変えるように、彼女たちそれぞれが糸となり「ふくしまのかわいい」を編みだすことで、日本中に輝きを届けようとしている。女子の暮らしの研究所さまざまアプローチで「これからの暮らし方」を考えるふくしまの女の子のためのコミュニティ。研究員として所属する女の子たちが商品開発やツアーガイド、イベントなどを企画・運営し、ふくしまの魅力と今を発信している。HP / Facebook / Twitter / Online ShopText. Azu Satoh
2016年08月19日夏も折り返し地点な今日この頃。秋服の準備に取り掛かるなら今しかない。さようならビタミンカラー、さようならガウチョパンツ!まずは秋の定番カラー、ベージュから取り入れるヌーディーな秋はいかが?ハンサム&レディなベージュを先取りしちゃいましょう。ハンサムベージュはアウターで秋のアウターとして注目すべきなのはメンズライクなボンバージャケット。大振りのファーカラーにジップ使いが今年っぽい。定番のブラックやカーキではなく、アウターとしては難度の高い明るめのベージュに挑戦してみれば一気に垢抜け感が出るはず。アウターはコンパクトサイズを選んでトーンの違う柄ゆるパンツでまとめればハンサムベージュの完成。レディベージュは流れるIラインオールベージュでまとめるなら、ボリュームは抑えめに。ニットワンピースにスカートをレイヤード、トレンドの帯ベルトで締めればガーリーなベージュも大人な印象にガラリと変わる。あえて色は他に足さないで、生地の質感のコントラストで遊んでみて。 イラストコーデはこちら:*星空コーデ*夏フェスコーデ*夜のデートコーデ*浴衣ヘアアレンジ*秋まで着れるパジャマシャツコーデ *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ*夏を彩るかごバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年08月19日モデル梨花がディレクションするMAISON DE REEFUR(メゾン ド リーファー)から新業態のMAISON DE REEFUR PLACARD(メゾン ド リーファー プラカール)、MAISON DE REEFUR KIOSQUE(メゾン ド リーファー キオスク)が誕生。MAISON DE REEFUR PLACARDはルミネ新宿店 ルミネ1、MAISON DE REEFUR KIOSQUEはルミネ新宿店 ルミネ2に同日の8/25(木)オープン。オープンに先駆け一部アイテムはWEB先行予約会を開催中。MAISON DE REEFUR PLACARDPLACARD(プラカール)=クローゼットと名づけられた新たなショップでは、ストアのオリジナルレーベル「MAISON DE REEFUR」を中心に、国内外のさまざまなセレクトアイテムを編集しよりファッションにフォーカスした商品を展開。ベーシックなスタイルの中にも、洗練された女性らしさと心地よさを感じるワードローブが揃います。ON/OFF共に活躍するウールコートを中心に展開。マニッシュに仕上げたウールコートはワンランク上の大人の女性を演出してくれます。定番のトレンチの他、レザー・ムートンやファーといったスタイリングのアクセントとなるアウターも展開。Trench Coat ¥37,000 (+tax)飽きのこないベーシックなデザインのトレンチコートはベージュ、カーキ、ネイビーの3色展開。丈夫でコシが強く程よい光沢感が特徴のチノ素材のライトオンスウェポン生地を使用したしっかりとした1枚です。バックサテン地のライナーは取り外し可能。ストレートラインがキリッとした洗練された雰囲気を醸し出します。Leather Tote Bag ¥46,000 (+tax)イタリアのファクトリーで生産したレザーバッグ。美しさを感じさせるだけでなく、使いやすさも追及したオリジナルバッグです。MAISON DE REEFUR KIOSQUEMAISON DE REEFUR KIOSQUE(メゾン ド リーファーキオスク)では、バッグやアクセサリーなどの服飾雑貨やスーベニア感覚のグッズ、フォトジェニックなコスメティックなど、日々を彩るアイテムを展開。“Un petits bonheur pour toi et moi (小さな幸せをあなたに、そしてわたしに)”をメッセージに、ギフトコミュニケーションが捗るアイテムが盛りだくさん。Tシャツ、シューズ、バッグ、アクセサリーといったファッショングッズから、ランチボックスなどのライフスタイルグッズまで幅広く展開しています。Base Ball Cap¥5,500 (+tax)T-shirts ¥3,700 (+tax)Sweat Pullover ¥6,600 (+tax)Tote Bag ¥3,700 (+tax)Square Lunch Box ¥1,800 (+tax) MAISON DE REEFUR PLACARDAddressルミネ新宿店 ルミネ1 1FOpen8月25日(木)11:00HP / InstagramMAISON DE REEFUR KIOSQUEAddressルミネ新宿店 ルミネ2 2F / 池袋パルコ 本館1FOpen8月25日(木)11:00 / 9月8日(木)10:00HP / Instagram
2016年08月17日真夏の夜のランデブー。運命の彼とは星空の下で待ち合わせ。見つけてもらうための目印なのか、恥ずかしがり屋のごまかしなのか、空に紛れる星柄の服をまとって運命の導きを待ってみる。今年の夏は、そんな夜が訪れるかも?夜空から降ってきた天女星座が散りばめられた真っ黒なドレスに身を包めば、まるで夜空から舞い降りてきた天女のよう。優しく揺れるオーガンジーの生地は、夜に溶け込んでいく。星空を見に来たのに、主役はわたし。天の川を纏う織姫夏の夜に現れたのは時期違いの織姫様。いつだって、天の川は流れているのですから。キラキラのスパンコールがまぶされたチュールのロングスカートはさながら天の川のよう。両腕に星の刺繍を抱えて、もうすぐやってくる彦星にプレゼント。イラストコーデはこちら:*夏フェスコーデ*夜のデートコーデ*浴衣ヘアアレンジ*秋まで着れるパジャマシャツコーデ*デニムミニスカ着まわし *東コレ秋冬トレンドイラストアイテムはこちら:*ベルトバッグがきてる!*ミニミニバッグ*夏を彩るかごバッグ illustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2016年08月11日