6日、ワシントンD.C.で第32回ケネディ・センター名誉賞授与式が行われ、ロバート・デ・ニーロやブルース・スプリングスティーンをはじめとする5名の受賞者が出席、バラク・オバマ大統領も彼らを讃えるために登場した。この賞は、ワシントンD.C.にある文化施設「ジョン・F・ケネディ・センター」で、アメリカの文化に芸術を通して貢献した人々を表彰するに贈られるもので、デ・ニーロ、スプリングスティーンのほかにメル・ブルックス監督、ジャズピアニストで作曲家のデイヴ・ブルーベック、オペラ歌手のグレース・バンブリが受賞した。エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジャック・ブラック、マシュー・ブロデリック、シャロン・ストーンなど、300人の招待客の中には受賞者と縁の深いセレブたちの顔もたくさん。来夏に第3作が公開予定の『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズでデ・ニーロと共演しているベン・スティラーは、デ・ニーロ紹介のために登場するや、ステージ上を見回して、「ブルース・スプリングスティーンがいる!ブルース!!」と絶叫、さらに「あ、ノーベル平和賞の人も!」とオバマ大統領にも言及した。同じくステージに上がったメリル・ストリープは『ディア・ハンター』、『恋におちて』で共演したデ・ニーロについて「彼は、私や演劇学校の友人たちが夢に見たことを実際にやってのけました。自分を消し去って、演じる役に溶け込んでしまうんです」と、その才能を絶賛した。(text:Yuki Tominaga)記念撮影に臨む受賞者たち。ヒラリー・クリントン国務長官の姿も。© REUTERS/AFLO■関連作品:グッド・シェパード 2007年10月20日より日劇1ほか全国にて公開■関連記事:秋の夜長、人恋しくなったときに──vol.2孤独な男の人生で人恋しさに浸る生涯をCIA諜報員としての生活に捧げた男のドラマ『グッド・シェパード』13年ぶりの監督作『グッド・シェパード』を引っさげてロバート・デ・ニーロ来日!GTFトーキョーシネマショー2007『グッド・シェパード』試写会に5組10名様をご招待
2009年12月08日12月になり、いよいよ来年3月の第82回アカデミー賞を目指す前哨戦がスタート。まずは3日、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(全米映画評論委員会)賞が発表され、ジョージ・クルーニー主演、ジェイソン・ライトマン監督の『マイレージ、マイライフ』が最優秀作品賞ほか、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞に輝いた。監督賞は『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッドが受賞。主演男優賞は前述のクルーニーと『インビクタス/負けざる者たち』でネルソン・マンデラを演じたモーガン・フリーマンが受賞、主演女優賞は『An Education』(原題)のキャリー・マリガン。助演男優賞は『The Messenger』(原題)のウディ・ハレルソン、助演女優賞は『トワイライト』シリーズでおなじみのアナ・ケンドリック(『マイレージ、マイライフ』)。メリル・ストリープ主演の『恋するベーカリー』が最優秀アンサンブル演技賞を受賞した。ちなみに作品賞トップ10は『マイレージ、マイライフ』のほかに、『An Education』(原題)、『(500)日のサマー』、『ハート・ロッカー』(原題)、『イングロリアス・バスターズ』、『インビクタス/負けざる者たち』、『The Messenger』(原題)、『A Serious Man』(原題)、『スター・トレック』、『かいじゅうたちのいるところ』が選出された。今後は毎週のように何らかの映画賞発表が続き、ゴールデン・グローブ賞は来年1月17日に発表、本家のオスカーは3月7日に授賞式開催予定だ。(text:Yuki Tominaga)写真は11月末にL.A.で開催された『マイレージ、マイライフ』のプレミアの際のジョージ。© Reuters/AFLO■関連作品:マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDかいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXスター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.恋するベーカリー 2010年2月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国©2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ハート・ロッカー (原題)THE MESSENGER (原題)A SERIOUS MAN (原題)AN EDUCATION (原題)第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:“かいじゅうたち”の秘密、制作秘話を大公開メイキング画像も!渡辺謙、イーストウッドとの再会に喜び『インビクタス』ワールドプレミアジョージ・クルーニー、恋人と母親を連れて新作プレミアに出席クリント・イーストウッド、N.Y.のアメリカ映像博物館から表彰され最新作を上映痛快エンタテイメント!『イングロリアス・バスターズ』バスターズ・バッグを3名様にプレゼント
2009年12月07日米アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞の第37回ノミネート作品が12月1日、国際アニメーション協会(ASIFA)より発表され、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督によるファンタジー・アニメ『コララインとボタンの魔女3D』がディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』と並ぶ8部門で、最多の10ノミネートを獲得した。本作は、少女コララインがある日、家の扉の先に見つけた“もう一つの世界”での冒険を描くファンタジー作品。ストップモーション・アニメ独特の世界観や質感が高い評価を呼び、作品賞を始めキャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞を含む8部門でノミネートされた。アニメ界のアカデミー賞と称され、今後の賞レースを占う意味でも、前哨戦と言われる同賞にあって、これだけのノミネートを果たしたことで、今年の賞レースにおいて一歩リードを果たしたと言えそう。ほかのノミネート作品では、ディズニーのプリンセス・ラブストーリー『プリンセスと魔法のキス』が作品賞を含む5部門8ノミネート、全米でロングランヒットを記録した『くもりときどきミートボール』が4部門にノミネート。また、ウェス・アンダーソン監督による初アニメーション作品で、ジョージ・クルーニーやメリル・ストリープら豪華スターが声優として参加した『Fantastic Mr. Fox』(原題)は監督賞を含む3部門。日本からの参戦では、スタジオジブリ『崖の上のポニョ』の宮崎駿が監督賞に、久石譲が音楽賞に選出されている。果たしてどの作品に栄誉が?授賞式は2月6日(L.A.時間)にて開催。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.プリンセスと魔法のキス 2010年3月6日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.くもりときどきミートボール 2009年9月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2009 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDT■関連記事:ノムさん、ウエディング姿の夫人を優しくエスコート「母ちゃんのおかげで私がいる」榮倉奈々、声優初挑戦!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督最新作でディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待『カールじいさん』来日会見にアニマル浜口夫妻が気合いの乱入!世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!
2009年12月03日年の瀬も迫り、いよいよ、本年度の日本映画界の賞レースがスタート!先陣を切って第34回報知映画賞の全9部門が発表され、山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が作品賞を受賞し、本作の主演を務めた渡辺謙が主演男優賞に輝いた。渡辺さんの受賞は2006年の『明日の記憶』以来3年ぶり2度目。また、主演女優賞には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』、『K-20 怪人二十面相・伝』の松たか子。松さんは1997年に『東京日和』で新人賞、2004年『隠し剣 鬼の爪』で主演女優賞を受賞したのに続いての栄誉となった。このほかの部門で目を引くのが、海外の映画祭でも大きな話題を呼んだ『ディア・ドクター』。西川美和監督が女性としては初の監督賞に輝いたのを始め、瑛太が助演男優賞(※本作以外に『余命1ヶ月の花嫁』、『ガマの油』、『なくもんか』)、八千草薫が助演女優賞(※本作以外に『ガマの油』、『引き出しの中のラブレター』)と最多の3部門での受賞を果たした。新人賞には、『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』と立て続けに出演作が公開され、めざましい活躍を見せる岡田将生。また、『プライド』、『愛のむきだし』、『クヒオ大佐』で印象的な役柄を演じた満島ひかりにも同じく新人賞が贈られた。新人賞に2人の俳優が選ばれるのは10年ぶりのこと。海外部門で作品賞に輝いたのはクリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』。そして6月に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンが予定していたロンドン公演のリハーサルの様子を綴り、短い期間での公開ながら爆発的なヒットを遂げた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に特別賞が贈られた。昨年は『おくりびと』の独走状態だった日本国内の賞レース。だが、今年に関してはかなりの混戦が予想される。もちろん今回受賞した『沈まぬ太陽』、『ディア・ドクター』などが今後の賞レースを引っ張っていくことになるだろうが、選から漏れたノミネート作品を見ても『風が強く吹いている』、『空気人形』、『サマーウォーズ』、『誰も守ってくれない』など公開時から評価が高く、受賞作と遜色のない質の高い作品が並ぶ。主演男優賞でも浅野忠信(『劔岳 点の記』、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』)、大森南朋『ハゲタカ』、『笑う警官』)、佐藤浩市(『誰も守ってくれない』)、堺雅人(『南極料理人』、『クヒオ大佐』)など実力派俳優がズラリ。この混戦の賞レースを制するのはどの作品か?今後の展開が楽しみだ。第34回報知映画賞 受賞一覧作品賞 邦画部門:『沈まぬ太陽』監督賞:西川美和主演男優賞:渡辺謙主演女優賞:松たか子助演男優賞:瑛太助演女優賞:八千草薫新人賞:岡田将生/満島ひかり作品賞 海外部門:『グラン・トリノ』特別賞:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 2008年12月20日より全国東宝系にて公開© 2008「K-20」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Projectなくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員ホノカアボーイ 2009年3月14日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOTハルフウェイ 2009年2月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町2丁目ほか全国にて公開© 2009「ハルフウェイ」製作委員会重力ピエロ 2009年4月25日より宮城にて先行公開、5月23日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『重力ピエロ』製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会プライド 2009年1月17日より丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2008プライド製作委員会愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開© 愛のむきだしフィルムパートナーズクヒオ大佐 2009年10月10日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『クヒオ大佐』製作委員会グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」明日開幕東京フィルメックス「ツイてる」西川美和監督トークイベント満員“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…クリント・イーストウッド、フランスの勲章を2度目の受勲
2009年11月27日来年3月に発表される本年度のアカデミー賞の作品賞部門の最有力との呼び声が高い『ラブリーボーン』のワールド・プレミアが11月24日(現地時間)、ロンドンで開催。本作のメガホンを取ったピーター・ジャクソン監督&キャスト陣に加え、チャールズ皇太子とカミラ夫人も出席し、会場は華やかな雰囲気に包まれた。残忍な手口で殺害された14歳のヒロインが、天国の入り口から残された家族や友人たち、そして自分を死に追いやった犯人を見つめる姿を描き、批評家の絶賛を浴びている本作。この日のロンドンはあいにくの雨となったが、1,700名超の観客が会場に足を運んだ。16歳にして本年度のアカデミー賞主演女優賞の有力候補と目される、大注目の新鋭シアーシャ・ローナンは、バーバリーのドレスに、自身が演じたスージーの形見となるチャームを身に付けて登場。「あいにくの天気だけれど、プレミアには美しい夜ね」と笑顔を見せた。初めてのプレミア、しかも皇太子夫妻との対面とあって当初は緊張した様子だったが、皇太子夫妻と談笑する姿も見られた。ジャクソン監督は「初めての経験なので、とてつもなく緊張しましたが、陛下にお会いでき、とても感動しました。長い年月を費やして完成したこの『ラブリーボーン』を観ていただけるのが、とにかく本当に光栄です」と感無量といった面持ちで語った。悪天候と警備上の理由から皇太子夫妻はレッドカーペットを歩かれなかったが、ジャクソン監督とキャストに迎えられて会場に入られ、和やかな雰囲気の中、上映が行われた。3月のアカデミー賞に向けた賞レースもまもなく本格化!まずはその先陣を切って有力候補作のお目見えとなったが、今後の展開が楽しみなところ。『ラブリーボーン』は2010年1月29日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.
2009年11月26日哀川翔の主演100作目を記念して製作され、哀川さんに日本アカデミー賞優秀主演男優賞をもたらしたヒット作『ゼブラーマン』の続編『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』が来年公開される。これに合わせて、本作のエキストラが募集されることになった。2025年の近未来でのゼブラーマンの活躍を描く本作。特に、この続編で注目を集めているのが、本作からの出演となる仲里依紗扮する“ゼブラクイーン”の存在。そのセクシーな衣裳については、本作と同じ三池崇史監督作で、今年大いに話題を呼んだ『ヤッターマン』のドロンジョ(深田恭子)以上との噂も!今回、エキストラが募集されている撮影日は12月3日(木)と5日(土)の2日間だが、3日(木)の撮影では、まさにそのゼブラクイーンのライブシーンの撮影が行われる。2010年の注目作の重要シーンをキャストの一員として体感できるチャンスだ。5日(土)の撮影では、クライマックスのゼブラーマンの戦いのシーンが撮影されるのでこちらも貴重な体験になりそう。参加された方には、非売品の『ゼブラーマン』オリジナルグッズがもらえる。誰よりも早く、ゼブラーマンの雄姿を見届けろ!『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』は2010年5月1日(土)より全国にて公開。『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』エキストラ募集概要<12月3日(木)>時間10:00〜19:00撮影場所:練馬区・東映東京撮影所撮影内容:スーパーアイドル、ゼブラクイーンのライブシーン募集人員:ライブ会場の観客役…年齢、性別問わず500名募集服装持ち物:詳細はご応募後にお伝えいたします(季節は11月設定)<12月5日(土)>時間15:00〜21:00撮影場所:都内近郊(詳細はご応募後に連絡いたします)撮影内容:クライマックスシーン(ゼブラーマンの戦い)募集人員:民衆役、老若男女(小学生以上)500名募集※小学生・中学生の方、参加時間は要相談服装持物:外出する普段着でお越し下さい(季節は11月設定)※エキストラ参加希望者は、メールに住所、氏名、性別、年齢、連絡先電話番号、参加希望日を必ず明記して「zebraman2ex@yahoo.co.jp」までご応募ください。※応募はメールでのみとさせていただきます。※メール確認後、エキストラ担当者からご連絡いたします。※ご提供いただく個人情報については、エキストラ出演にご参加いただく際の緊急連絡を目的としており、その他の理由により利用および提供・開示することはありません。写真は先日行われた本作の製作発表会見。■関連作品:ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!哀川翔「死に物狂いでやります」クドカン&三池監督と再タッグ『ゼブラーマン2』
2009年11月22日来年3月の第82回アカデミー賞授賞式を前に、同賞の名誉賞授賞式「ガヴァナー・アワード」が14日、ハリウッド&ハイランドのグランド・ボールルームにて開催され、往年のフィルム・ノワールのヒロインとして名を馳せ、いまも活躍中のローレン・バコールらが受賞した。85歳のバコールは『マンハッタン・ラプソディ』で助演女優賞候補になった経験はあるが、オスカー受賞はこれが初めて。デビュー作『脱出』で共演し、後に結婚した故ハンフリー・ボガートについて、「わたしに命を吹き込み、人生を変えてくれた」と話した。この日はボガートとの間にもうけた息子であるスティーヴン・ボガートと、死別後に結婚した元夫の故ジェイソン・ロバーズの息子・サムも母親に付き添って来場していた。ほかに、低予算のB級映画の帝王として知られ、最近はジェイソン・ステイサム主演の『デス・レース』などを手がけるプロデューサー、監督のロジャー・コーマン、『ゴッドファーザー』シリーズや『アニー・ホール』から『カイロの紫のバラ』までのウディ・アレン作品などの撮影を担当したゴードン・ウィリスが名誉賞を受賞した。トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ベイティ&アネット・ベニング夫妻、モーガン・フリーマン、スティーヴン・スピルバーグといった錚々たる顔ぶれが600人ほど招待された。例年はアカデミー賞授賞式中に発表される名誉賞が、授賞式本番前に授与されるのは初めてだが、TV生中継もないせいか、会場はリラックス・ムードだったという。(text:Yuki Tominaga)授賞式での一幕。ウォーレン・ベイティやスピルバーグ、ジョージ・ルーカスなど錚々たるメンバーと壇上に立つトム・ハンクス。© Reuters/AFLO■関連作品:デス・レース 2008年11月29日より有楽座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:意外と運転上手?「デートでも自分が運転したい」アッキーナが車で行きたいのは?バブルの時代再来?ブラザー・コーン「サザン活動休止のいまが復活のチャンス」いま、“死”が爆走する!『デス・レース』試写会に5組10名様をご招待バブルガム・ブラザーズ、コンビ“復活”宣言「一緒にデス・レース戦っていきたい」GTFトーキョーシネマショー2008『デス・レース』試写会に10組20名様をご招待
2009年11月17日あの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(ティム・バートン原作)の監督、ヘンリー・セリックの最新作で、先ごろ発表された第82回アカデミー賞長編アニメーション部門賞の候補作20本の一つにも選ばれた『コララインとボタンの魔女 3D』。来年2月に日本でも公開される本作の日本語吹き替え版の声優陣が発表され、主人公のコララインの声を榮倉奈々が、また、ココラインを見守るネコとコララインの母親を劇団ひとり、戸田恵子がそれぞれ演じることが決まった。ひとコマずつ人形を動かして撮影するストップモーション・アニメーションの技術と最先端のCGが融合し、全米で初登場3位を獲得!『崖の上のポニョ』、『ATOM』などの作品と共にオスカー獲得の挑戦権をつかんだ本作。引っ越してきたばかりの家で、ふてくされていた主人公の少女・コララインが、ふとしたことから別の世界へ。そこには“別の”パパとママがいるのだが、何かがおかしい…。見せ掛けの世界で本物のパパとママを救おうと奮闘するコララインの冒険が描かれる。ちなみにオリジナル版では、あのダコタ・ファニングがコララインの声を演じたが、今回の日本語吹き替え版での榮倉さんの抜擢について、配給会社は「コララインは、好奇心旺盛で頭の良い、おませな11歳の少女。女の子らしさの中にボーイッシュな爽やかさも併せ持つビジュアルの印象が似ている榮倉さんが真っ先に浮かびました。重要なポイントとなるのが、少女らしい繊細さと、ヒロインに不可欠な凛とした強さも出せる榮倉さんの声。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のように今後、世代を超えて愛される力のある作品だと考えるからこそ、老若男女問わず広く愛される榮倉さんのキャラクターがぴったりだと考えました」と理由を説明している。意外にも、本作が声優初挑戦となる榮倉さんは「幼いときからアニメーション作品が大好きで、ビデオを買ってもらっては、擦り切れるほど毎日のように見てました。そのとき目に映っていたものは、いまでも心に残り、私の心の中で永遠の憧れとなっています。私に夢を与えてくれた作品たち、その作り手側になるということ、とてもありがたく幸せに思います。経験がなく、未知の世界ではありますが、私もコララインの世界に飛び込んで、ドキドキ、ワクワクしたいと思います」と元気に意気込みを表明!また、劇団ひとりさんが演じるのは、二つの世界を自由に行き来できる黒ネコ。配給によると「ニヒルで、自立したかっこいいネコで、かわいい外見とは裏腹の知的でシニカルな声を表現できる」という期待から起用が決定!そして、コララインの母親――二つの世界にそれぞれ存在する、忙しくてピリピリした母と、優しい母、さらにその本当の正体――という複数の役を演じ分けるのは戸田さん。それぞれのキャラクターの特徴が見え隠れするキャスティングであり、完成が楽しみなところ。名作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のセリック監督最新作とあって、早くも日本でもファンの注目を集める本作。日本語吹き替え版にも期待が集まる!『コララインとボタンの魔女 3D』は2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.
2009年11月14日書店員によって選出される文学賞として、既存の歴史ある文学賞を超える大きな注目を浴びる「本屋大賞」の影響力の増大に伴って、映画界にも“観客”の視点を意識した映画賞が次々と創設!今年の春に、映画館スタッフの投票により選出する「映画館大賞」が創設されたのに続いて、全国の独立系映画館を中心に広いネットワークを持つ「シネマ・シンジケート」加盟館である全国の映画館の館主が、才能あふれる新人映画監督を発掘し、その作品を全国で上映するという新たなプロジェクト「New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート」が発足した。「本屋大賞」に選ばれた作品が即座にべストセラーに名を連ねるのを見ても分かるように、時代が求めるのは“消費者”の視点。映画にしても同様で、プロの批評家によるレビューや評価以上に、実際に映画を観た観客の感想や採点が、実際に劇場に足を運ぶか否かを決める重要な要素になっている。いまや「口コミ」こそが映画をヒットに導く大きな武器であるのだ。そんな現状を踏まえて、今年の春には先に述べた「映画館大賞」が発足。続いて、この「映画館大賞」にも参加している全国の独立系映画館を中心に、精鋭監督を発掘すべくこの「New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート」というプロジェクトが動き出した。記念すべき第一回作品として選ばれたのは、国内外の数々の映画祭での受賞歴を持ち、短編映画の旗手と話題を呼んでいる真利子哲也の長編劇場デビュー作『イエローキッド』。ボクサーを目指す青年の日常が、気鋭の漫画家の新作「イエローキッド」のストーリーと重なっていくという、物語で緊張感あふれるスタイリッシュな仕上がりとなっている。キャストには、『クローズ ZERO』シリーズに出演している遠藤要、『パッチギ!』、『ドロップ』など、話題の日本映画には欠かせない存在を放つ波岡一喜など、新世代のエネルギッシュな俳優陣が集結!このプロジェクトをきっかけに劇場がにぎわいを見せること、そして才能あるクリエイターが一人でも多く世に出ることを願いたい。第1回受賞作『イエローキッド』は2010年2月上旬、ユーロスペースほか全国順次公開。■関連作品:イエローキッド 2010年2月上旬、ユーロスペースほか全国順次公開
2009年11月11日来年3月7日にロサンゼルスのコダック・シアターで開催される第82回アカデミー賞授賞式の司会を、スティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンがコンビで務めることが決定した。コメディ俳優、脚本家としても知られるマーティンは2001年と2003年の授賞式で司会者を経験済み。今回が初挑戦となるボールドウィンは、2004年に『The Cooler』(原題)で同賞の助演男優賞にノミネートされている。長い歴史の中で、複数の司会者の登場はこれが初めてではないが、1987年にチェビー・チェイス、ゴールディ・ホーン、ポール・ホーガンの3人が司会を務めた後、1988年からは司会者はずっと1人だった。ボールドウィンは『私の中のあなた』の弁護士役などシリアスな役はもちろん得意だが、アメリカで人気のTVシリーズ「30 Rock」でエミー賞コメディ・シリーズ部門主演男優賞を2年連続受賞し、コメディ・センスにも定評がある。「オスカー授賞式を司会するのは、人生にまたとない機会。嬉しいです」と殊勝なコメントを発表。一方、マーティンは「私の敵、アレック・ボールドウィンと2人でオスカー授賞式の司会を務められて幸せです」とユーモアを効かせた。ちなみに2人は全米でクリスマス公開予定の『It’s Complicated』(原題)で、メリル・ストリープ演じるヒロインの元夫(ボールドウィン)と男友達(マーティン)を演じている。授賞式でも息の合ったコンビぶりを見せてくれそうだ。(text:Yuki Tominaga)写真は『私の中のあなた』のボールドウィン。アビゲイル・ブレスリン扮する少女・アナの依頼を受ける弁護士役を演じた。■関連作品:私の中のあなた 2009年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© MMIX New Line Productions,Inc.All Rights Reserved.■関連記事:ニック・カサヴェテス監督インタビュー“母親”キャメロン・ディアスの素顔を語る母娘レビューをチェック!『私の中のあなた』特製フォトマウスパッドを5名様にプレゼントトム・クルーズ&キャメロン・ディアス、急接近!『Wichita』現場写真が到着カサヴェテス監督は来場せず…も一青窈は熱唱!香椎由宇は“家族愛”を語る台湾のスーパースター、ジェイ・チョウがハリウッド進出
2009年11月05日日米のキャスト・スタッフが集結し、アカデミー賞脚色賞はじめ各国の賞に輝いた名作『サイドウェイ』を日本版として新たに誕生させた『サイドウェイズ』が10月31日(土)、公開初日を迎えた。初回上映前には主演の小日向文世をはじめ、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子らキャストとチェリン・グラック監督が舞台に登壇し、映画に因みワインで乾杯し門出を祝った。ワインの聖地、カリフォルニア州・ナパを舞台に、そこで出会った男女4人の恋愛と友情、珍道中を描いた本作。現地での撮影を通して意気投合した様子の4人だが、主演の小日向さんは「こんなに宣伝プロモーションで回ったことはないので、正直疲れました」と、公開初日に少々お疲れ気味?劇中で印象に残った台詞を聞くと、「『最短距離がベストな道とは限らない』という言葉が好きです。遠回りしたって結果的には良いことが待っているとポジティブに思えたら、それは素敵なことだと思います」と笑顔で語った。ワインショップに勤務する麻有子を演じた鈴木さんは、映画をワインに例えて「この映画は、良く出来た年のワインのように、素敵な雰囲気といい思い出を醸し出してくれるような作品に仕上がっています。まずは採れたてのボジョレー・ヌーボーのように味わってください。そして、この先も味わっていただける映画なので、DVDになっても楽しんでもらえると思います」と、早くも本作のDVDまでアピールし、会場を和ませた。アメリカを拠点に活躍するグラック監督は、この日のためにわざわざカリフォルニアから来日。観客に向けて「我々、映画ファミリーへようこそ。“手づくり映画”を楽しんでください」とアピールし、4人の日本人キャストを称えた。オリジナル版に劣らず、まさにハマリ役と言える一同だが、お調子者の大介を演じた生瀬さんは役そのままの調子のよさを発揮。この映画出演の功績として「ハリウッドからのオファーがちょこちょこ来てるんだけど、まだ日本でやり残してることがあるのでお断りしてるんです」と告白するや、「今日はみなさんにご紹介しようと思って写真がここにあるんです」と言ってポケットから取り出したのは携帯電話。「釣りでこんなのを釣ったり、あと京香さんとお買いものしたのがこの写真ね…」とちっちゃい画面を披露し、客席を沸かせた。4人の中で一番年下の菊地さんは、撮影について「お兄ちゃんとお姉ちゃんの下で、何しても許される自由な環境で、一番楽しんでました。プレッシャーとか責任とか感じない、こんな現場が続いたらいいなと思います」とマイペースぶりを見せた。舞台上でも小日向さんたちに温かく見守られる中、「ナパは私一人だったらもう二度と行きたくない場所ですが、この4人でならまた一緒に行きたいです」と無邪気な笑顔で語った。最後には、巨大グラスを手に小日向さんの「お客様は神様でーす!」の合図で、一同ワイングラスを交わすと、盛大な拍手に包まれた。『サイドウェイズ』は全国にて公開中。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:小日向文世『サイドウェイズ』インタビュー海外苦手でも鈴木京香さんなら断れない!ジェイク・シマブクロインタビュー天才ウクレリストが奏でる“ワインのある風景”【TIFFレポート】小日向、通訳の英語にタジタジ凛子は監督を「いい加減」と暴露ワインをおいしく!『サイドウェイズ』特製ワインサーモメーターを3名様にプレゼント菊地凛子『サイドウェイズ』インタビューオスカー候補女優が海外に挑戦し続けるワケ
2009年10月31日出演するどの作品でも、常に独特の存在感を示している俳優・小日向文世。その小日向さんが、今度はアカデミー賞を受賞したハリウッド映画の日本版、という画期的な作品に挑んでいる。1か月にも及んだ海外ロケ、俳優としての挑戦について語ってくれた。思わず“ハリウッド映画に出てる気分”に!2人の男がカリフォルニア・ワインの聖地ナパ・バレーのワイナリーを巡るロードムービー、『サイドウェイ』の基本設定はそのまま、キャラクターを日本人に置き換えて新たなストーリーとともに展開される『サイドウェイズ』。本作の撮影が、オリジナル同様にナパ・バレーで行われたのは約1年前のこと。インタビュー部屋に飾られていた映画のポスターを眺めて「『よく行ったなぁ』って感じです…」と小日向さんはつぶやいた。「何か夢のような気分なんですよ。『あー、綺麗なところに行ったんだね〜』って」。最初にプロデューサーからオファーを受けたときは、「ワイナリー巡りよりは九州の焼酎蔵巡りの方が日本人にウケるのでは?」とおもわず考えてしまったほど想像がつかなかった、といまだからこそ明かす。しかし、そんな彼を惹きつけたのは、何よりも海外での撮影だった。「監督含め、スタッフ全員が海外の方。それは確かに面白いと思いましたね。実際、監督はチャーリー・シーンみたいな顔をしているのに、日本語ペラペラなんですけど(笑)。でも監督が『Rolling!Action!』なんて指示を出すと、『おぉ〜何だかハリウッド映画に出てる気分だな〜』って感じがしましたよ」。ところが、「実は海外はあまり好きじゃない」という驚き(!)の告白。「どんなに仕事がハードでも必ず家に帰る、というのは必須条件。でも今回ばかりは『僕はあまり海外が好きじゃないから』って断ったら、後で後悔するんじゃないかなって思いました。しかも、僕が好きになってしまう相手役が鈴木京香さん!これはやっぱり断れないでしょ?案の定キスシーンもありましたし(笑)」。小日向さんの意見も取り入れられながら、何度も書き直されたという脚本。結果、より共感できる、等身大の『サイドウェイズ』が生まれた。オリジナルと比較して観るのも面白いが、ひとつの新しい映画としても、大いに楽しめる作品となっている。「ウジウジしながらも、それなりにもがいて、何とかしたいって思っている。それを1週間ワインを飲みながら、何かひとつ見つけて帰るというところをうまく演じきれたらいいな、と思っていました。僕が思い描いた道雄を、アメリカ版とは違う形でね。どっかで『頑張れよー』ってうしろから後押ししてあげたくなるような人にはなれたかな、って思うんですけど」。「本物のワインを飲ませてくれ!」もちろんオリジナル版同様、映画のキーとなっているのが「ワイン」。とにかくワインを飲むシーンがたくさん登場するが、小日向さん自身もかなりのワイン好きだそう。「カリフォルニア・ワインがこんなにおいしいものだとは、今回の撮影で初めて知りました。フランスワインよりもおいしい!オススメ?僕はナパのピノ・ノワールが好きです。『ニュートン』という銘柄は日本にも輸入されていますよ」。ちなみに、撮影で飲んでいるワインは基本的に中身は全てグレープジュース。しかし、中には本当にワインを飲んでいるシーンもある、と裏話を教えてくれた。「夜、この撮影で今日はもう終わり、というときは『本物を飲ませてくれ!』って頼みました。酔いつぶれるシーンは、本当にワインを飲んでいましたよ(笑)」。ホテルのルームサービスでハンバーグを頼むのが大変だったという話、緊張から一週間便秘になってしまった話、撮影がオフの日にサンフランシスコに遊びに行った話…取材中、たくさんの思い出話を聞かせてくれたが、それだけ、本作は小日向さんの俳優としてのキャリアにも大きな影響を与えたことは間違いない。「1か月間も日本を離れたのは初めて。僕のプロフィールの中で、『サイドウェイズ』という作品は、とても大きな存在になると思います。海外の方が映画を観て、『フミヨを使いたいからこっち来て』って言われたらどうしよう…って言われないか(笑)。これはこれで、僕がいままで色々やってきた中のひとつなので、この映画を足がかりに海外進出したいなんて、これっぽっちも思っていないんです。今度はまた違う、日本に生活している日本人を演じたいと思っています。本当にささやかな家族の話とか演じてみたいですね」。(photo:Yoshio Kumagai/hair & makeup:Yuko Tomioka)衣裳協力:マリテ+フランソワ・ジルボー(タカセ商事)化粧品:アクセーヌ『サイドウェイズ』菊地凛子インタビュー『サイドウェイズ』ジェイク・シマブクロインタビュー■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:ジェイク・シマブクロインタビュー天才ウクレリストが奏でる“ワインのある風景”【TIFFレポート】小日向、通訳の英語にタジタジ凛子は監督を「いい加減」と暴露ワインをおいしく!『サイドウェイズ』特製ワインサーモメーターを3名様にプレゼント菊地凛子『サイドウェイズ』インタビューオスカー候補女優が海外に挑戦し続けるワケ菊地凛子&鈴木京香、仲良くぶどう柄でペアルック?『サイドウェイズ』舞台挨拶
2009年10月29日9日間にわたって数々の映画作品を上映してきた第22回東京国際映画祭(TIFF)が25日(日)にクロージングを迎え、最高賞の「東京 サクラ グランプリ」には、カメン・カレフ監督による『イースタン・プレイ』(ブルガリア)が選ばれた。『イースタン・プレイ』は東京 サクラ グランプリに加え、最優秀監督賞(カレフ監督)と最優秀男優賞(フリスト・フリストフ)も受賞し3冠を達成!ちなみに、フリストフはこの映画の撮影直後に事故で亡くなっており、壇上に立ったカレフ監督は、感謝の言葉と共に亡きフリストフを偲び、冥福を祈った。本作は、音信不通だった兄弟の再会を描いたドラマ。久々に再会してみると、2人は人種差別を巡って正反対の立場に立っていることが判明する。それぞれに苦悩を抱えた兄弟が、再会をきっかけに自らを見つめ直し、希望を取り戻そうとする姿が描き出される。男優賞の代理受賞、自らへの監督賞、そしてサクラ グランプリと3度にわたって壇上に上がったカレフ監督は「いろんなトロフィーを受け取って、帰りの飛行機でチャージを取られないか心配です」とおどけながら喜びを語った。このほか最優秀女優賞は、苦境に立たされても負けじと立ち上がり、戦い続ける女性の姿を描いたフランス映画『エイト・タイムズ・アップ』主演のジュリー・ガイエが、審査委員特別賞は、人を殺してしまい、屋根裏部屋に隠れて暮らすことになった男と、その家で家政婦をするガールフレンドの奇妙な“遠距離恋愛”を映し出した『激情』が受賞した。またコンペティション部門以外では最優秀アジア映画賞を『旅人』(韓国=フランス合作)、アジア映画賞 スペシャル・メンションを『私は太陽を見た』(トルコ)が受賞、また、この7月に51歳の若さで逝去したマレーシアのヤスミン・アスマド監督にアジア映画賞特別功労賞が贈られた。第6回を数える「日本映画・ある視点」部門の作品賞には、松江哲郎監督が今年の元旦に、1シーン・1カットのみで撮影した74分のドキュメンタリー『ライブテープ』が輝いた。松江監督は「テープ1本で撮ったという、この映画際の趣旨に合った、非常にエコな作品でして…」と笑いつつ、スタッフや映画祭関係者への感謝を述べた。今年の審査委員長を務め、自身、『アモーレス・ペロス』にて第13回東京国際映画祭でグランプリを受賞しているアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は「(グランプリは)ほとんど満場一致で決まりました。“現実”と“真実”とは異なるものですが、我々は映画の中に真実を発見した」とコメント。続けて、この映画祭で上映された作品が一作でも多く、今後、劇場公開されることを切望した。受賞結果は以下の通り【東京 サクラ グランプリ】:『イースタン・プレイ』【最優秀監督賞】:カメン・カレフ監督(『イースタン・プレイ』)【最優秀男優賞】:フリスト・フリストフ(『イースタン・プレイ』)【最優秀女優賞】:ジュリー・ガイエ(『エイト・タイムズ・アップ』)【審査員特別賞】:『激情』【観客賞】:『少年トロツキー』【アジアの風部門 最優秀アジア映画賞】:『旅人』【アジアの風部門 スペシャル・メンション】:『私は太陽を見た』【アジアの風部門 アジア映画賞 特別功労賞】:ヤスミン・アフマド監督【TOYOTA Earth グランプリ】:『Wolf 狼』【日本映画 ある視点 作品賞】:『ライブテープ』東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分
2009年10月25日いよいよ明日10月25日(日)にクロージングを迎える第22回東京国際映画祭。明日のセレモニーで15作品の中から最高賞の「東京 サクラ グランプリ」が発表されるが、それよりも一足早く、24日(土)に観客賞が発表され、カナダで製作されたジェイコブ・ティアニー監督によるコメディ『少年トロツキー』がその栄誉に輝いた。観客賞はその名の通り、コンペティション部門に出品された15作品を対象に、一般の観客の投票で最も多くの支持を得た作品に贈られる賞。実際に映画を観た観客が選ぶ賞ということで、“影の最高賞”とも言える。見事、今年の観客賞を受賞した『少年トロツキー』は、自らがロシアの革命家・トロツキーの生まれ変わりであると信じて疑わない少年が、自分が通う高校に革命家よろしく、改革をもたらそうとする姿を描いた青春コメディ。ほろ苦い恋や家庭の問題を乗り越えて突進する主人公の少年の姿に、観客の支持が集まった。六本木ヒルズアリーナで行われた授賞式には、ティアニー監督と彼の父親で、プロデューサーを務めたケヴィン・ティアニーが出席。監督は「ドウモアリガトウ!観客のみなさまが選んでくださったことを本当に嬉しく思っています。感動していると共に、身が引き締まる思いです。映画祭に関わる全ての方々、とりわけボランティア・スタッフのみなさまに御礼申し上げます」と受賞の感激と感謝の気持ちを語った。賞状と賞金1万ドル、トロフィー、花束が贈られると会場からは温かい拍手がわき起こり、記念に渡されたハッピに袖を通した2人は満面の笑みを浮かべていた。今回の受賞をきっかけに、今後の日本での劇場公開への期待も高まる。明日、執り行われるクロージング・セレモニーでは、本作を含む15作品から東京 サクラ グランプリほか各賞が発表される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日第77回アカデミー賞脚本賞に輝いた傑作ロードムービー『サイドウェイ』を、日本人キャストを迎えて新たに誕生させた『サイドウェイズ』。映画の公開に先駆けて10月5日(月)に完成披露試写会が開催され、主演の小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香の4人と、チェリン・グラック監督、そして本作の音楽を手がけたウクレレ・プレイヤーのジェイク・シマブクロが登壇し、和やかな雰囲気のもと舞台挨拶が行われた。キャストの登壇前には、ジェイクさんによる本作の主題曲「サイドウェイズ」を含むオリジナル・スコア3曲が生演奏で披露された。映画の舞台となるワインの本場・ナパの情景を想起させるような、素晴らしい演奏にたちまち観客は釘付けになり、拍手喝采が贈られた。作曲に際して映画を100回以上も観たというジェイクさんは、「観るたびに発見がありました。才能ある方々と競演できて感謝しています」と笑顔で語った。約1か月にわたり、全編カリフォルニアで現地のスタッフによって撮影された本作。主人公・道雄役の小日向さんは、実は海外は苦手のようで、「家が好きなもので、海外旅行はあまり好きじゃないんです。スタッフの英語が全く分からず、『OK』ってとりあえずニコニコ笑ってました。それがかなりのストレスだったらしく、1週間完璧に便秘になりました。顔では笑って、下はガチガチに…」と撮影時の苦労を明かし、会場を沸かせた。一方、積極的に英語で交流を図っていたという生瀬さんは、1か月の間にいろんな思い出ができたようで、「(男性の)助監督が、ラコステのポロシャツを見て『このワニは噛むんだよ』って胸をつまんできまして…、それ以来ホテルのドアを閉めるようになりました」と現地スタッフとの楽しい(?)交流をふり返った。キャスト4人だけという状況で、のどかな風景の中で結束を深めた様子の一同。菊地さんが「末っ子根性丸出しで、みなさんに甘えさせていただいて楽しい思い出でいっぱいです」と言えば、鈴木さんも「ワインも好きで、海外旅行も好きで、お仕事を忘れてエンジョイしてました」と満面の笑みを見せた。菊地さんによると、鈴木さんはご飯を全員にふるまっていたとのこと。またこの日、赤と白のぶどうの画が入った、自前の着物を身にまとって登場した鈴木さんだったが、菊地さんはそれを見て思い出したかのように、「ちなみに、アンダーウェアはぶどうです。何なら…」と大胆にも見せるふりをし、男性陣をドキッとさせた。このユニークなキャスト陣とスタッフの架け橋となったグラック監督は、「僕は添乗員みたいな気分で、これはみんなで作った手作りの映画です」と満足の出来栄えをうかがわせた。小日向さんが「アメリカ版『サイドウェイ』よりも本当に素敵な映画になったと自信を持って言える」と胸を張る『サイドウェイズ』。公開は10月31日(土)より全国にて。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:菊地凛子、流暢な英語で「ワイン大好き」『サイドウェイズ』、本場ナパで大盛況舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月06日アカデミー賞(最優秀脚色賞)を始め、世界各国で90部門以上の賞に輝いた、大人のためのロード・ムービー『サイドウェイ』を、日本初のハリウッド・リメイクした『サイドウェイズ』。ワインの聖地ナパ・バレーを舞台にした本作が、9月27日(現地時間)、同地で開催された映画祭「第23回ワイン・カントリー・フィルム・フェスティバル」のクロージング作品として上映され、出演の菊地凛子がチェリン・グラック監督と共に舞台挨拶を行った。23年の歴史を持つ同映画祭は、ハリウッド著名人を含め毎年5,000人もの観客が訪れるほどの盛況ぶり。9日間にわたり、125作品の上映とライヴイベントが行われている。この日、菊地さんはグレーのシフォンワンピース姿で登場。本作では、生まれも育ちもアメリカの女性を演じるが、「ナパにとても長く住んでいる女性の役をうまく演じられていればいいと思います。英語はそれほどよく分かりませんが、ワインのことはよく理解しています」と流暢な英語で挨拶すると、詰めかけた約400人の地元市民や映画ファンからは拍手と大歓声が贈られた。全編カリフォルニアで撮影された本作だが、ナパ・バレーの美しい景観のほか、11のワイナリーや地元の人気カフェやレストランも数々登場する。菊地さんは、ワインを片手に上機嫌な観客に向かって、「ナパもワインも大好き!」とラブコール!そんな彼女への期待をうかがわせるように鳴り止まない拍手が贈られ、本作の上映中も立ち見が出るほどの大盛況で映画祭の幕を閉じた。『サイドウェイズ』は10月31日(土)より全国にて公開。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月01日『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞したロマン・ポランスキー監督が26日、アメリカで起こした32年前のわいせつ罪で、スイス当局に拘束されたが、この措置をめぐって、ヨーロッパを中心に映画人たちの間から抗議の声が上がっている。ポランスキーは開催中のチューリヒ映画祭で功労賞を受賞し、27日に行われる授与式に出席するため、チューリヒ空港に降り立ったところで身柄を拘束された。ロサンゼルス郡検察当局の報道官はポランスキーの渡航情報を事前に入手し、スイス警察当局に逮捕状を送っていたと明らかにしている。ポランスキーは1977年に、自身の監督作『チャイナタウン』に主演したジャック・ニコルソンのハリウッドの邸宅で当時13歳だったモデルの少女に薬物とアルコールを摂取させ淫行したとして逮捕された。翌78年に訴追されたが判決前に出国し、その後フランスに拠点を置いた。米国に入国すると逮捕されるため、アカデミー監督賞を受賞した際も訪米はせず、米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいる国への渡航も控えていたポランスキーは罪状取り下げを請求していたが、ロサンゼルス地裁は棄却した。76歳のポランスキーはフランスとポーランドの二重国籍であり、両国はスイス当局に対して、ポランスキー釈放を求めている。また、フランスでは「国際的かつ文化的な場で現代の最も偉大な映画作家の1人を表彰しようとした夕べが、警察によって利用された」という内容の抗議文が作られ、コスタ・ガヴラス、ウォン・カーウァイ、モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・トルナトーレなど、ヨーロッパを中心に世界の映画人たちが署名。ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督も、ポランスキー釈放を求める声明を発表した。少女との関係は同意の上、と主張してきたポランスキーは、ロサンゼルス郡検察への身柄引き渡しに対して徹底抗戦する構えだと、彼の代理人は語っている。ハリウッドでのキャリアが絶たれたことを贖罪とみなすか、それとも罪は償われないままと判断されるのか。今後の展開が気になる。(text:Yuki Tominaga)写真は昨年、イタリアのTV番組に出演した際のポランスキー監督。© Rex Features/AFLO
2009年09月29日今回ご紹介するスマイルさんは、エミー賞作品賞にも輝いた超話題作「マッドメン」のドン・ドレイパー。前回登場した「デクスター」のデクスター・モーガンとは、ひと味もふた味も違う笑顔の持ち主です。と言うのも、ドンは現代とは常識の異なる60年代ニューヨークに生き、欲望渦巻く広告業界で活躍している敏腕広告マン。大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとして商品を売るための知恵やアイディアをひねり出す一方、クライアントをいろいろな意味で満足させなくてはならない彼にとって、笑顔はある種の武器でもあるのです。ただし!敏腕広告マンの自負を持つドンは無駄に媚びるのが大嫌いで、基本姿勢はむしろクール。男性の同僚からは一目置かれ、女子たちからは「ドレイパーさんって、ミステリアスよね〜」と胸キュンされるタイプでもあります。でも、実はそんなタイプの男性ほど、スマイルパワーは絶大!私たちの現実世界でも、いつもはあまり笑顔を見せない上司から褒められるときほど嬉しい…ってこと、ありませんか?普段は冷静なドンが口の端をちょっとだけ上げ、同僚の功績を認めたとき。普段は無関心を装っているドンが女性秘書にちらりと笑顔を見せ、「いつもありがとう。今日は早く帰っていいよ」なんて言っちゃったとき…。そのターゲットが同性であれ異性であれ、彼のスマイルはもはや鋭い凶器レベルに達し、相手をズキュンと射抜いてしまうのです。では、家庭ではどうかと言うと、ドンは良き父であり、良き夫。郊外のステキな一軒家で、元モデルの美人妻と2人の幼い子供たちに囲まれながら理想的な暮らしを送っています。となると、自然と笑顔がこぼれ落ちそうなものですが、笑顔大安売りとはいかないのが人間ドラマの佳作たる「マッドメン」の複雑さ。職場で様々なストレスを抱えるドンは完璧な家庭を持ちながらも、別次元の癒しを求めて愛人女性と密かに不倫中!夢のような自宅で良き家庭人モードに入ったときに見せる彼の笑顔は、秘密の関係を隠すドス黒スマイルでもあるのです。とは言え、そんなワケあり笑顔さえもステキに見えてしまうのがドン・ドレイパーの魅力なのですが…。演じるジョン・ハムはドン役で一躍ブレイクし、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にも輝いている38歳。「30 Rock」のエミー賞受賞クリエイター、ティナ・フェイも、彼の容貌を「地球上で最もハンサム」と絶賛したそうです。そんな彼だからこそ、一歩間違えば嫌味なキャラになりかねないドンを、危険で複雑だけれども魅力的で目の離せない主人公として成り立たせることに成功。ちなみに、俳優になる前のジョンは高校で教鞭をとっていたこともあるのだそうですが、こんなイケメン先生がいたら勉強に身が入らないですよね…。(text:Hikaru Watanabe)「マッドメン シーズン1 DVD-BOX」価格:20,790円(税込)発売元:フジテレビ映像企画部/ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオン発売中© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2009年09月10日第33回モントリオール世界映画祭において、日本から出品されていた『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞受賞という嬉しいニュースが飛び込んできたが、この快挙について、監督と共に現地入りしていた主演の浅野忠信、および日本国内で、浅野さんから受賞のニュースをメールで知らされたという松たか子の両名のコメントが到着した。並外れた文才を持ちつつも、大酒飲みで借金持ち、おまけに浮気を繰り返すという、放蕩の限りを尽くす大谷役の浅野さんは「この映画の撮影中に監督と一緒に過ごした時間は、うそのない時間だった。そういう時間も全てひっくるめて演出していただいたことで、自分でも完璧と思える芝居を引き出していただいた。この賞をいただいたことで、その“答え”が出たと思う。監督には『おめでとうございます』だけじゃ言い尽くせない。僕は、勝手に自分のことのように思って嬉しいので『ありがとうございました』という気持ちです」とストレートに喜びを口にした。大谷に翻弄されながらも明るくしなやかに、力強く生きていく妻・佐知を演じた松さんは「監督、おめでとうございます」とまずは祝福。さらに「本当にこだわって、徹底して、この『ヴィヨンの妻』の世界を、太宰の世界を突き詰めていった監督の努力の結果であり、素晴らしい栄誉だと思います。(現地の浅野さんから)今朝、本当に『やりました』っていうメールをいただきまして、本当に何か分かち合いたいという気持ちが一番ではありますが、(浅野さんと)一緒に初めて向き合ってやった作品で、こんなプレゼントをもらえて、すごく嬉しいですし『やったね』っていう感じです」と喜びを語った。すでに海外作品に数多く出演している浅野さんはもちろん、松さんにとっても本作が海外進出のきっかけとなる可能性も!『ヴィヨンの妻』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送■関連記事:根岸吉太郎監督『ヴィヨンの妻』がモントリオール映画祭で監督賞受賞!ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!
2009年09月08日昨年『おくりびと』がグランプリを制し、アカデミー賞に向けた前哨戦としても注目を浴びるようになった、国際映画祭の最高峰のひとつ、モントリオール世界映画祭。8月27日(現地時間)より開催されていた、今年で第33回目を迎える本映画祭にて、ワールド・コンペティション部門に出品されていた、根岸吉太郎監督作『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』が最優秀監督賞を獲得した。日本文学史の代表的作家・太宰治の遺した数々の作品の中でも、異彩を放つ恋愛小説を原作に、松たか子と浅野忠信を主演に迎えて夫婦の愛を綴った本作。ほかにも広末涼子、妻夫木聡、堤真一といった豪華俳優陣が根岸監督の下、華麗な競演を遂げている。授賞式の壇上に立った根岸監督は、フランス語で「メルシー・ボク(=ありがとうございます)、メルシー・ボク、メルシー・ボク、メルシー・ボク、メルシー・ボク。何度お礼を言っていいかわかりません。モントリオールと言う映画が大好きな人々の映画祭でこの映画の第一歩を歩むことができました。本当にありがとうございます」と興奮を隠しきれない様子で感謝のコメント。さらに、「個人で撮った賞ですが、日本映画全体の名誉だと思っています。自分の名前が呼ばれたときは、自分の名前ってフランス語っぽいなぁ(笑)と感じていました。地味な演出の作品なので、賞を獲れるなんて思っていませんでした。この映画の東洋的なニュアンスをきちんと読みとってもらえて大変嬉しく思います」と並々ならぬ喜びを表した。今後の賞レース、さらに日本への凱旋も楽しみな『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送■関連記事:『ヴィヨンの妻』モントリオール監督賞受賞で浅野忠信、松たか子からも喜びの声が到着ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!
2009年09月08日“結婚したい女”と“死にたい女”の奇妙な逃亡劇を描いた、俳優・岸谷五朗の初監督作品『キラー・ヴァージンロード』。9月12日(土)の公開を控え、同1日(火)、本作の試写会が開催され、上映前に岸谷監督に主演の上野樹里、寺脇康文を交えて絶妙なトークが繰り広げられた。「あなたの街の宣伝マン募集!試写会」と銘打たれた、一風変わったこの試写会には、1,500人もの応募から選ばれた観客が、一般の宣伝マンとして集結。宣伝用の映画のポスターやパンフレットなどが配布され、さらに観客は配られたハチマキを巻いて上野さんら登壇者を迎えた。この光景に岸谷監督が「ほんの少し恥ずかしいです。一生懸命作ったので観て感動してください!」と言うと、上野さんは「観てないのに宣伝するなんてすごいです」、寺脇さんも「観てたら宣伝しようと思いませんよ」と割って入り、会場を笑いに包んだ。キャスティングに話が及ぶと、10代の頃から上野さんを知る岸谷監督は、「とてつもない魅力のある、がむしゃらな子で、たくさんの力をつけていい女優になって輝き出したので“今だ”と思った。役に乗り移る、役の言葉で喋れる女優」と大絶賛。これに対し、上野さんは監督の演出について「役者さんでもあるので、お芝居でやって演出してくれるので本番は一発で撮れました。“楽しくてしょうがない”という五朗ワールドを感じ取れると思います」と笑顔で返した。一方、カツラにメガネの変装姿で撮影に挑んだ寺脇さんは「この役で僕の役者人生は終わりました。ヅラ・オン・ヅラの特殊メイクは3時間もかかりました。僕のところだけディレクターズカットしてほしいです」と、25年もの付き合いになる岸谷さんの作品を一貫して否定。これに対し、監督は「康文くんは、『相棒』で随分かっこいい役をやってて世間が勘違いしてると思ったので、本当の寺脇康文のすごさを出そうと思いました。“脇役賞”を受賞しますね」と反撃を見せ、2人の絶妙な掛け合いに会場は沸いた。また、トークショーに続き、事前に観客から募った本作のおもしろ宣伝プランが披露され、その中からグッドアイディア賞2つが岸谷監督と上野さんから発表された。その内容とは、“ウェディングドレスを着てポスターを掲げ、街を歩く”と“ウェディングドレスを着てバイクに乗りながら、旗を立てて宣伝する”とのこと。実際にこの奇抜なアイディアを実行してもらうべく、考案者には映画ののぼりと本物のウェディングドレスがプレゼントされ、この太っ腹な贈り物に会場から歓声が起こった。なお現在、本作のプロモーション活動として、上野さん扮する、ウェディングドレス姿で逃亡する花嫁・沼尻ひろ子に因んで、タレントの福田彩乃がウェディングドレス姿で30日間、30万円で全国47都道府県を回る「どん尻ビリ子の30日間逃亡日記」を実施中。既に、映画鑑賞券500枚を売り健闘を見せており、9月12日(土)の公開初日にゴールインを予定している。『キラー・ヴァージンロード』は9月12日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月02日世界的な成功を収めた『JUNO/ジュノ』や本年度のアカデミー賞を制した『スラムドッグ$ミリオネア』など、数々の良作を送り出してきたFOXサーチライト・ピクチャーズが新たに贈る、注目のロマンティック・コメディ『(500)日のサマー』。7月17日、全米10都市わずか27スクリーンにて公開された本作が、公開1か月足らずでスクリーン数を817館に拡大、公開4週目にして堂々のトップ10入り!絶賛の口コミが波及し、5週目には1,048館に拡大、ウィークデイにおいては7位にランクインするスマッシュヒットを遂げている。本作は、運命の恋を夢見る青年・トムと、本物の恋を信じない美女・サマーの500日間を描くロマンティック・コメディ。偶然乗り合わせたエレベーターで出会いでの一目ぼれから、ぴったりと合った音楽やアートの趣味をきっかけに、トムがサマーに一途に想いを寄せていくさまが描かれている。本作で長編映画監督デビューを果たしたのは、数多くのミュージック・ビデオを手がけ、2006年度のミュージックビデオ・プロダクション・アワーズにおいて年間最優秀監督に選ばれているマーク・ウェブ。「彼のミュージック・ビデオにおけるキャリアを存分に生かし、ストーリーラインに美しく爽やかな風を吹き込んだ。四季折々のカラーパレットのような繊細なタッチを加えることにより、手の込んだ手法がより奥深いものとして観客の目に映る」(LAタイムズ紙)との批評を始め、全米メディアでは絶賛の声が寄せられている。また、恋を信じないヒロイン・サマーを演じるゾーイ・デシャネルと、そんな彼女に恋をするトム役のジョセフ・ゴードン=レヴィットの絶妙なコンビネーションも話題に。『イエスマン “YES”は人生のパスワード』でキュートな歌声も披露しているゾーイと、『セントアンナの奇跡』、『G.I.ジョー』と話題作への出演が続くジョセフ。本作で一躍脚光を浴びた注目株の2人の今後も目が離せない。今年1月、インディペンデント(独立系)映画を扱う世界最大規模の映画祭、サンダンス映画祭にも正式出品され、高評価を得た本作。『リトル・ミス・サンシャイン』(’06)など、ここから評判を呼び、ヒット作を生み出す映画祭としても知られるだけに、今後の動向にも注目したいところ。全米では公開後、Twitterを始めとするオンラインの書き込みサイトで盛り上がりを見せ、「Rotten Tomatoes」でも89%が絶賛しており、早くも今年度No.1との声が上がっているほど。日本では、来年の1月より公開となるが、その評価はいかに?『(500)日のサマー』は2010年1月、TOHOシネマズ シャンテ、シネクイントほか全国にて公開。■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月、TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX
2009年08月26日『タイタニック』でアカデミー賞作品賞を始めとする11部門を制覇し、全世界で18億ドルを超える興行収入を稼ぎ、世界歴代No.1の記録を打ち立てた巨匠ジェームズ・キャメロン。彼の12年ぶりとなる監督作にして、構想14年、製作に4年を費やし、完成に向けた作業がいまだ進められている『アバター』の特別3D映像が8月21日(金)に全世界同時に上映されることが決まった。本作には、シガニー・ウィーバー(『エイリアン』シリーズ)、ゾーイ・サルダナ(『スター・トレック』)、サム・ワーシントン(『ターミネーター4』)らが出演していることが分かっている。だが、撮影は極秘裏に進められ、その詳細については、パフォーマンス・キャプチャーといった最新技術がふんだんに使用された3D作品ということ以外、これまでほとんど明らかにされてこなかった。先日、アメリカで開催されたコミック&ポップカルチャーの祭典「Comic-Con(コミコン)2009」で一部映像の上映が行われたものの、全体のストーリーはいまだ謎に包まれたままである。3Dの常識を打ち破り、「映画の中にいるような感覚をもたらす」とうわさされる本作の一部映像が上映されるスペシャルイベントが、8月21日(金)に全世界同時に開催されるというのだ。このイベントは、去る7月23日に監督の緊急発表によって開催が明らかになったもので、監督自身が編集し直した15分間の3D映像が全世界の劇場で上映されるとのこと。日本では、TOHOシネマズの全国7劇場(六本木、川崎、横浜、名古屋、梅田、難波、久山)および新宿バルト9のみでの限定開催となり、各劇場の公式サイト上で応募を受け付けている。映画の根本が変わる瞬間に立ち会える――。『アバター』特別3D映像公開イベントは8月21日(金)開催。劇場公開は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて。スペシャルイベント応募先TOHOシネマズ公式サイト新宿バルト9公式サイト■関連作品:アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開
2009年08月12日木村拓哉主演で大ヒットを記録した『武士の一分』、日本アカデミー賞で全部門優秀賞受賞の快挙を成し遂げた『たそがれ清兵衛』など、近年、映画化が続く文豪・藤沢周平の作品がまたひとつ映画化。珠玉の短編小説「花のあと」(文春文庫刊)が映画化されることになり、主人公の以登を北川景子が演じることが決まった。「花のあと」は、藤沢さんが郷里の山形県・鶴岡をモデルに創作した海坂藩を舞台にした短編を集めた作品集「海坂藩大全」の中に収められた一編。女でありながら、男顔負けの剣術の腕を持つ以登は、ただ一度、竹刀を交えた江口孫四郎に一瞬にして恋心を抱く。だが、以登、孫四郎ともに決まった許婚があった…。凛とした佇まいの以登を演じる北川さんは今回が時代劇初挑戦となる。今回の出演について「元々、時代劇はずっと挑戦してみたいと思っており、藤沢映画は演技をする者みなの憧れの作品でもあるので迷わず出演させていただきました。藤沢作品にしては珍しく、女性が主人公だと聞いたことも興味深く、一生に一度あるか分からない藤沢作品との出会いで役者として成長したい、という気持ちで臨みました」とコメント。また、撮影については「最初は着物に慣れることが大変でした。着物を身に付けた状態での歩き方、座り方などの所作はとても難しく、クランクイン前にたくさん稽古しました。今回は、殺陣も吹き替えなしでやるということで、立ち回りのシーンもかなり練習が必要とされたので苦労しました」とふり返った。以登がほのかな恋心を抱く孫四郎を演じるのは、熊川哲也率いる「Kバレエカンパニー」に所属するバレエ界の期待の新星、宮尾俊太郎。以登の許婚の片桐才助には甲本雅裕が扮し、以登の父・寺井甚左衛門を國村隼が、そして孫四郎を罠に陥れる藩の重鎮・藤井勘解由を市川亀治郎が演じる。メガホンを握るのは、原田眞人監督や篠原哲雄監督の下で助監督を務め、2008年に阿部寛主演の『青い鳥』で劇場映画デビューを果たした新鋭・中西健二。監督にとってもこれが初の時代劇となる。これまで映画化された藤沢作品において『たそがれ清兵衛』では宮沢りえが、『隠し剣 鬼の爪』では松たか子が、主人公が恋に落ちるヒロインを、『武士の一分』では檀れいが盲目の主人公を支える妻の役を演じた。北川さんが演じる以登は、たおやかさと、凛とした独立心を併せ持った女性。女性剣士としてどのような姿を見せてくれるのか?『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開
2009年08月04日コルデコット賞や国際アンデルセン賞画家賞など数々の賞を受賞し、現在までに世界中で2,000万部を超える売り上げを記録している、モーリス・センダック原作の名作絵本「かいじゅうたちのいるところ」(原題:Where the Wild Things Are)。約半世紀にわたり、親から子へと世代を超えて読み継がれてきた本作が、奇才スパイク・ジョーンズの手でついに実写映画化、2010年1月に日本で公開されることが決定!これに先駆けて、このたび気になる本作の“かいじゅう”のビジュアルが公開となった。物語の主人公は、やんちゃで感受性豊かな少年・マックス。ある日、母親とケンカして家を飛び出した彼は、知らないままにボートでとある島にたどり着く。そこでマックスが出会うのは、大きくて不思議なかいじゅうたち――。子供の頃に誰もが体験した楽しさや悲しさ、怖れ…心の奥底に眠っているものが、かいじゅうの島でのマックスの冒険を通して描かれていく。アメリカで毎年恒例で行われるホワイトハウスのイースター・イベント「イースターエッグロール」で、オバマ大統領が招かれた子供とその親たちは約3万人を前に、この原作絵本の読み聞かせを行うなど、生誕地アメリカでも不朽の名作として愛されている本作。今年のイベントの様子は、YouTubeなどで世界中へ動画配信をされ、大きな話題を呼んだ。センダック氏本人から直々に監督として白羽の矢を立てられたスパイク・ジョーンズは、ビョークやケミカル・ブラザーズなど数々のアーティストのミュージック・ビデオや『マルコヴィッチの穴』(’99)などで独特の映像世界を表現してきた世界屈指の映像派監督の一人。そのビジュアルセンスで、世界一有名な、こわくて愛くるしいかいじゅうたちの世界をどのように映像化させるのか、注目が集まる。『かいじゅうたちのいるところ』は2010年1月、全国にて公開。■関連作品:かいじゅうたちのいるところ 2010年1月、全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
2009年07月21日現在公開中の『それでも恋するバルセロナ』で、ラテン女性の気性の激しさを熱演し、本年度アカデミー賞助演女優賞に輝いたペネロペ・クルス。映画で夫を演じたハビエル・バルデムとは実生活でもカップルだが、結婚を考えてはいないという。いつか家族は持ちたいが、「結婚というものをあまり信じていない」と彼女は言う。家族や愛は信じられるし、子供も持ちたいが、制度としての結婚にこだわりはないのだそうだ。「子供はいつか、何人か欲しいけど、いますぐにではないわ。親になるからには、きちんと子育てをしたいの。子育てを、私の人生で最高のものにしたいの」と語る。もともと母性が強くて、いつも周囲の人々のお母さん的な存在になっているというペネロペは「弟や妹には、いつも私が構い過ぎるって文句を言われてるのよ」と笑う。我が子が誕生したら、本当に愛情深いママになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)『それでも恋するバルセロナ』撮影現場での一幕。© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.■関連作品:それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.■関連記事:その恋…想定外揺れる女たちに共感?反感?『それでも恋するバルセロナ』ペネロペ・クルス「ウディ・アレンとアルモドバルの間の伝言係を楽しんでるわ」エビちゃん「好きになった相手と一生一緒にいたい」ウェディング姿で幸せアピール!“モラリスト”辛酸なめ子、ペネロペ・クルスを見て魔性の女への変身願望が芽生える?スカーレット・ヨハンソン、男を落とすコスプレ7変化は必見!「予測不可能な女よ」
2009年07月09日アカデミー賞2部門を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデュースチームが再び集結し、全米で大ヒットを記録した家族ドラマ『サンシャイン・クリーニング』の公開を目前にして、スペシャル試写会イベントが7月2日(木)に行われた。サプライズゲストに映画の応援隊長として吉本興業の人気芸人、平成ノブシコブシ(徳井健太・吉村崇)とはんにゃ(川島章良・金田哲)が映画のストーリーにある清掃員のコスチュームを身にまとい、試写会場を掃除しに登壇。映画に絡めた面白トークを繰り広げ、立ち見が出るほどの観客でいっぱいの劇場は歓声と笑い声に沸いた。映画を観て「心の葛藤に共感した」というはんにゃの金田さん。主演の2人が「ダメ姉妹」ということで、「ダメな女性」についてどう思うか?と質問されると「ぶっちゃけちゃっていいですか?ダメな女性、いいと思いますよー。ダメでもがんばっていたらいいですねー」と金田節で主張。相方の川島さんも「僕より天然な人が好きなんですよ」と、“ダメ女性好き”に共感すると、平成ノブシコブシの徳井さんは、「ダメなところを補ってあげたいなって思わされますよね。守ってあげたいなって。意外にしっかりした人のほうが少ないと思いますよ。完璧な人なんてね、いないでしょ」と真面目にフォローした。次に、劇中ちょっと変わったキャラクターの家族が登場することに因んで、「みなさんの家族の中で変わった方はいますか?」と話が展開すると、「僕のお母さんは僕より天然ですからね。実家に帰ったりすると、『牛乳とミルクどっちにする?』って聞かれるんですけど、一緒だろー!みたいなね。でも僕には分かるんですよ。牛乳が冷たくて、ミルクが温かいやつって(笑)」(川島さん)、「僕のお父さんは僕の給食費を使って、パチンコ行ってましたからね。給食費を使って、景品で皮ジャン獲って帰ってくるんですよ」(徳井さん)とそれぞれ変わった家族ぶりを告白。対して金田さんは「僕のは本当に真面目な家族なんですよ!」とアピールし、ほかの3人からも「本当に金田のところは良い家族」とのコメントを受けると、「すごいんだぜ!」と再び強調して観客の笑いを誘った。最後に、映画の中には事件現場の清掃員という一風変わった職業が出てくることに対して、“変わったアルバイト経験”について聞かれると、「いろんなキオスクに朝方に新聞を届ける仕事していました。本当に肉体労働で、それでだいぶマッチョになりましたもん」と会場を笑わせた金田さんをはじめ、「僕はね、『しゃけ弁当がいいですか?焼き肉弁当がいいですか?』って聞くだけで1万5,000円貰える、本当ただそれだけのバイトしてました」(川島さん)、「僕は某有名遊園地の裏側で電気が通ってるかチェックしてました。イエス・ノー・イエスー・ノーOK!ってね」(徳井さん)、「僕はね、コンビニでバイトしていたんですけど、歌手の沢田研二さんがそのコンビニに来て、棚に並んでいるサラダを全部買っていったんですよ。だいぶサラダ好きですよ、あの人。それで僕、その後『あの人はサラダ研二だ』って叫んだら、その次の週からシフトが減りましたよ」(吉村さん)と各々の経験を披露した。『サンシャイン・クリーニング』は7月11日(土)より渋谷シネクイント、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■関連作品:サンシャイン・クリーニング 2009年7月11日より渋谷シネクイント、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2008 Big Beach LLC.
2009年07月03日日本でもミリオンセラーを記録した小説「朗読者」を『めぐりあう時間たち』の監督&脚本家コンビで映画化し、ヒロインを演じたケイト・ウィンスレットがアカデミー賞主演女優賞を受賞。ケイトの役は当初ニコール・キッドマンが演じる予定だったが、妊娠によって降板したニコールに代わり、ケイトが役を得た。ニコール降板を憂う声はあったものの、この降板劇が上手く作用したのは出来上がった作品を観れば明らか。戦後10年以上が経ったドイツを皮切りに、ひとりの少年の運命を揺るがし、ある決意のドラマへと導くことになる女性を、ケイトはパワフルな存在感の中に謎めいた哀しみを湛えながら演じ上げている。ネタばれを指摘する声が挙がるかもしれないが、主人公の少年・マイケルはケイト扮する大人の女性・ハンナと出会い、関係を持ち、やがて彼女の過去と彼女にとっては過去以上に重大な意味を持つ秘密を知る。この過去と秘密に関わってくるのが、マイケルのように戦争の記憶を持たない世代の心情と、愛とは何かを問う究極の問答。未熟だが一途な恋心を捧げた相手の秘密を知り、怒りや嫌悪を感じながらも、抗えない愛の本能に駆られて彼女を受け止めようとするどころか、彼女を無条件に受け入れることのできない自分に苦悩さえするマイケルの心の変遷が観る者の心に棘のように突き刺さってくる。その痛みの全てを抱え、大人になったマイケルをレイフ・ファインズが熱演。原題にもある“朗読者”として、この物語の語り手として、愛の深さに比例した深い苦悩を見せつけてくれる。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:愛を読むひと 2009年6月19日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.■関連記事:『愛を読むひと』スティーヴン・ダルドリー監督次作はブラピと組んでオスカー?ケイト・ウィンスレットのオスカー受賞作『愛を読むひと』試写会に10組20名様ご招待平井堅のカバーアルバムに収録の名曲が『愛を読むひと』イメージソングに決定【第81回アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜個性派編〜主演女優賞はケイト・ウィンスレット!6度目のノミネートで栄冠
2009年06月12日今年のアカデミー賞主要5部門にノミネートされ、ケイト・ウィンスレットに悲願のオスカー像(主演女優賞)をもたらした『愛を読むひと』。戦争による負の遺産を背景に描きつつ、20年におよぶ愛の物語を綴った本作がまもなく公開を迎える。これに先立って、メガホンを取ったスティーヴン・ダルドリー監督が来日。6月10日(水)、記者会見が行われた。本作を含め、これまで手がけた3本の作品全てで、アカデミー賞監督賞にノミネートされた実績を持つダルドリー監督。そのうちの1つ、『リトル・ダンサー』は日本でもファンの多い作品だが、こちらは監督自身の手で「Billy Elliot The Musical」として舞台化されており、つい先日発表されたトニー賞で主要10部門での受賞を成し遂げたばかり。この日の会見ではまず、この快挙に対し、集まった報道陣から大きな拍手が贈られ、監督は「この物語とは10年にもおよぶ歳月を共にしており、若い俳優と一緒に作品を作ることができるということも含め、本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。続いて、『愛を読むひと』に関する質疑応答が交わされた。ケイト扮するハンナと、デヴィッド・クロス演じる若き法学生・マイケルが互いを強く求め、愛し合うシーンについて、監督は「あのシーンは、終盤の撮影でまとめて撮りました。というのは2人が互いについてよく知り、安心感を持って演じてほしかったからです。まず、ケイトと私でリハーサルを行い、最後にデヴィッドが加わる形で進めていきました。求めるものをしっかりと決めてから、スピーディーに撮影を行うようにしました」と説明した。また、マイケルがハンナに様々な本を読み聞かせるシーンについても、監督なりのいろんな工夫がなされているという。「ケイトには、デヴィッドが事前に何を読むかは伝えずに撮影に臨んでもらったんです。その方がフレッシュなリアクションをしてもらえるだろうと思いました。読む本の選択については、ケイトにとって面白そうなもの、デヴィッドが読んで楽しそうなものを選びました。実際、原作には出てこない『タンタン』を読んでもらったりしましたが、これはデヴィッドに(人気キャラクターの)ハドック船長のセリフを読んでもらいたかったからです(笑)」と明かしてくれた。冒頭にも示したように、演劇界、そして映画界において数々の受賞歴を誇るダルドリー監督。監督にとって賞とは?と聞いてみると「何ともおかしなものですよね」と微笑を浮かべつつ答えたが、一方で「自分の作品に出演した俳優が賞に輝くのは、この上ない喜びです」とも。さらに今後、一緒に仕事をしてみたい俳優を尋ねると「イザベル・ユペールにマリオン・コティヤール。ブラッド・ピットとも一緒に何かしようと話しているところですよ。来年、新しい作品を撮るとき、誰がキャスティングされるか楽しみにしていてください」との答えが返ってきた。最後に監督は日本の観客に向けて「初めてこの映画の原作小説を読んだとき、心が揺り動かされました。愛すべきなのか?許すべきなのか?感情のジェットコースターに乗ったようでした。この映画を観て、そのときの私と同じような感覚を味わっていただければ幸いです」と呼びかけ、会見は幕を閉じた。『愛を読むひと』は6月19日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:愛を読むひと 2009年6月19日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.第81回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:愛とは…?オスカー女優ケイト・ウィンスレットの力強い演技に納得『愛を読むひと』『スラムドッグ$ミリオネア』の子役たち、チャリティ活動で香港訪問苦境から子供たちを救えるか?ダニー・ボイル監督がムンバイの子役たちを訪問家の強制撤去に人身売買疑惑。オスカー受賞作の子役たちが直面する過酷な現実ケイト・ウィンスレットのオスカー受賞作『愛を読むひと』試写会に10組20名様ご招待
2009年06月12日今年のアカデミー賞8冠、そして子役たちが住む家の強制撤去など、新たな話題や問題が次々登場する『スラムドッグ$ミリオネア』。今度は7日、スラム街で暮らす家の強制撤去問題の渦中の2人を含む、同作出演の子役3人が香港を訪問した。家の強制撤去が世界中に報じられたアザルディン・モハメド・イスマイル、家の強制撤去の前には実父による不正な養子縁組未遂の疑惑もあった紅一点のルビーナ・アリに、映画で主人公・ジャマールの少年時代を演じたアユシュ・マヘシュ・ケーデカールの3人は今回が初の香港訪問。香港国際空港に着いた途端に、大勢の取材陣に囲まれる大歓迎だった。3人の香港訪問は、8日にTVで生放送されたチャリティ番組に出演するため。香港でどんなことをしたいかと尋ねられ、「香港のディズニーランドに行ってみたい」と答えたアユシュは、将来の夢を聞かれて、「父と同じ俳優になりたい」と答えた。彼はほかの2人と違い、スラム暮らしではない。ちなみに好きな俳優は「ブラッド・ピット」。ルビーナは『トゥームレイダー』が好きなので、「アンジェリーナ・ジョリー」と、ブランジェリーナは彼らにも人気。ちなみにアザルディンのヒーローは、インド映画の大スター、サルマン・カーンだそうだ。3人は中国伝統の獅子舞に使うお面をプレゼントされ、獅子舞にも挑戦。また、今年のアカデミー賞最優秀主題歌賞に輝いた「Jai Ho!」を歌って踊った。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:スラムドッグ$ミリオネア 2009年4月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation第81回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワード苦境から子供たちを救えるか?ダニー・ボイル監督がムンバイの子役たちを訪問家の強制撤去に人身売買疑惑。オスカー受賞作の子役たちが直面する過酷な現実【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッドでは続編製作が流行?M・ダグラス主演作もショーン・ペンが妻との法的別居を申請
2009年06月10日