デザイナー・コシノアヤコ(小篠綾子)の物語を映画化。映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)として、2025年に公開される。日本のファッションデザイナーの草分け的存在・コシノアヤコ映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)は、2011年の連続テレビ小説「カーネーション」でも題材とされた、コシノアヤコの生涯を映画化した作品。日本のファッション界に革命をおこし、昭和から平成を駆け抜けたデザイナーの“草分け的存在”であるコシノアヤコの物語を描く。コシノアヤコは、娘たちもまたファッションデザイナーとして活躍していることで広く知られている。コシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコの三姉妹が、それぞれ自身のブランドを立ち上げて国際的に活動している。映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)の発表に際し、コシノヒロコは「お母ちゃんにまた会えるから、嬉しいなあ」と喜びをコメント。また、コシノジュンコは「お母ちゃんのパワーすごいよ!」と作品への期待を語り、コシノミチコは「この作品で、お母ちゃんにカンヌ映画祭に出てもらいます!」と意気込みを見せている。【作品詳細】映画『コシノアヤコの生涯』(仮題)公開時期:2025年製作総指揮:瀬古口精良脚本:池田テツヒロ監督:榎本次郎音楽:フジパシフィックミュージック撮影:曽根剛製作:TM JAPAN・テンダープロ・日本映画振興財団・日本TOYOエグゼクティブプロデューサー:井内徳次 ・ 友田ゆうき
2023年10月16日小篠ゆまのデザインにより、MKタクシーの制服が15年ぶりにリニューアル。2020年3月21日(土)より導入される。MKタクシーの制服が15年ぶりにリニューアルMKグループは、1960年に京都でのタクシー運行を開始し、2020年で60周年を迎えるのにあわせて、今回のリニューアルを行う。初期のデザインからはじまり、1972年にモリハナエのデザイン、2005年に小篠ゆまのデザインと変遷を遂げてきたMKタクシーの制服。新制服は、前回と同じくコシノヒロコの次女でファションデザイナーの小篠ゆまが手掛けた。男性・女性用制服全てが刷新展開される制服は、冬季コート、男女のパンツスーツ、男性用のジャケット3種・ベスト・シャツ・ネクタイ、そして女性用のジャケット・ベスト・シャツ・スカーフで、オールシーズン着用可能なものとなっている。なお、ジャケットは北海道限定の防寒用を含み、女性はネクタイも併用できるようにした。実用性に長けた素材を採用素材は実用性に長けたものを採用。ジャケットには、通常の5倍となる10万回もの摩擦試験をクリアした、シートベルトの摩擦にも強いナイロンを使用した。防菌・防臭効果があり、洗濯可能なイージーケア対応だ。シャツは、ニット素材を採用することでストレスフリーな着心地を実現している。シワになりにくいアイロンがけも簡単で、形状安定に優れている。男性用制服のデザイン男性の制服は、メインデザインに加えてハイヤーなど専用の制服も用意。メインデザインは、ハンティングスタイルを基本にし、クローズカラーでも着用できるような仕様に。ハイヤーなど専用の制服は、気品ある英国トラッドのテーラードをデザインソースに取り入れ、襟にはピークドラペルを採用した。女性用制服のデザイン一方女性の制服は、スタンドカラーで正統感を出しながらも、日本らしい着物の打ち合わせをジャケットとベストに取り入れた。袖山に配したギャザーや、高めの位置でほどよくシェイプされたウエストラインで、デザイナーが独自に開発したクチュールの要素を盛り込んでいる。首元にあしらうスカーフによって、華やかな演出を加える。【詳細】MKタクシー 制服リニューアル導入日:2020年3月21日(土)対象:MKタクシーグループ 全国9社(エムケイ株式会社、札幌エムケイ株式会社、 東京エムケイ株式会社、名古屋エムケイ株式会社、滋賀エムケイ株式会社、大阪エムケイ株式会社、関空エムケイ株式会社、神戸エムケイ株式会社、福岡エムケイ株式会社)※東京MKはネクタイのみリニューアル。対象者:約3,200人台数:タクシー1,419台/ハイヤー418台制服の種類:冬季コート、男女ともにパンツスーツ男性:三種類のジャケット(北海道限定防寒用含む)・ベスト・シャツ・ネクタイ女性:女性用ジャケット・ベスト・シャツ・スカーフ(ネクタイも併用)※オールシーズン着用、組み合わせは季節により異なる。
2020年01月31日歩き方を変えて、人生を変えよう!2020年3月4日(水)、セブンアカデミーにおいて、『《1日講座》50歳からの歩き方』が開催される。現役モデルの藤原弘子が、美しくエレガントに見える歩き方やしぐさを伝授。日常の何気ない動作を変えて、毎日をより輝かせる方法を学ぶことができる。開催時間は13:30から15:30まで。持ち物はパンプス。受講料はセブンアカデミー会員が4,400円、一般が5,280円。セブンアカデミーの住所は東京都千代田区九段北4-2-29 セブンアネックスビル6階。受講予約はセブンアカデミーのウェブサイトにて受け付けている。問い合わせはセブンアカデミー(電話番号:03-6697-0771)まで。30年以上モデルとして輝き続けている藤原弘子藤原弘子は雑誌「装苑」のミス装苑に選出され、モデルとしてデビュー。現在は株式会社ネポエットに所属し、モデルやウォーターネイルシール、書道講師として活動している。「クロワッサンプレミアム」、「家庭画報」、「婦人画報」、「美しいキモノ」、「ミセスのスタイルブック」などの雑誌や、ショー、広告、TVなどで活躍。デビューから30年以上経った今も、美ボディをキープし続けている。(画像はセブンアカデミーより)【参考】※セブンアカデミー※株式会社ネポエット
2019年12月15日銀座に自身のギャラリー、KHギャラリーを2012年にオープンして以降、アーティスト小篠弘子としての活動と、デザイナーヒロココシノとしてのアーカイブは、シーズンを重ねるごとにその距離を縮めている。10月20日、東京・恵比寿ガーデンホールで発表された17SSコレクションは「BOUNDARY~あたりまえへの挑戦~」をテーマに、キュビズムをスポーティで表現した。ショーはお決まりの花道スタイルのランウェイを設けず、シアター風に中央にスクエアの平面のステージをライティングで描き出す。光のインスタレーションは昨年京都、今年は芦屋でコラボレーションしているアーティスト集団サークルサイド(circle side)の作品。現在、滋賀県近江八幡市で行われている展覧会「BIWAKOビエンナーレ2016 見果てぬ夢」で「Resonance」という作品を発表している。コレクションは大胆な曲線とアシンメトリーな表現で、ジャージー素材をドレスやスキニーなパンツスタイルなどでラインナップ。デニムやメッシュ、ビッグシルエットといったシーズントレンドをさらりと取り入れながら、アートとの境界線をモードで遊んだゆとりのコレクション。アートモチーフは自らの絵画からのカットアップ、表面変化のあるニットやオプティカルプリント、ストライプやチェックを幾何学的に組み合わせることで、二次元と三次元を揺蕩う。なお、ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)は9月1日付けで代表取締役社長に長女の小篠由佳が就任。前社長の小篠弘子は代表取締役会長となり、アーティストワークに専念できる体制が新たにスタートした。Text: 野田達哉
2016年10月28日公表されているリリースや資料などには“敬愛する画家へのオマージュ”としか記載されていないが、その画家がマティスであることはファーストルックを見れば明らか。ヒロココシノの16SSコレクションは15日、恵比寿ガーデンホールで行われた。マティスの切り絵からインスピレーションされた色の洪水は、さまざまな花のプリントやレーザーカットされたモチーフに形を変えてランウェイに咲き乱れる。さらに花、ボタニカル、アニマルプリントがミックスされたコレクションは「シュールな画集」というテーマそのもの。より光沢感を増したコーティング、パンチングやラミネート、ヒートカットのスカラップなど、最先端のハイテク技術が駆使された素材や加工の贅沢さとともに、縁に墨をにじませトンボが手描きされたフィナーレの白のシルクドレスまで、洋服のテクニックが詰まった分厚い一冊の画集で構成された。ヒロココシノの長いコレクションの歴史の中でマティスがテーマになったのは初めてのことだという。「服に落とし込みやすいテーマだから、あえてこれまではやらなかった」とデザイナーの小篠弘子本人がショーの後、明かしてくれた。「今なら、少し辛口な表現でやれば面白いかなと思って」と笑う。次のコレクションは「自分の原点に戻る」とその声は力強い。text:野田達哉
2015年10月22日コシノヒロコがファッションデザイナーから離れ、ひとりのアーティストとして2011年にパリ装飾美術館で行った際に制作された大作が、銀座のKHギャラリーで日本初公開された。「コシノヒロコ 四季の対比」と題された今回の作品展は、コシノが本格的に絵画に取り組むようになった2011年の作品と新作を展示。メキシコを旅した時にインスピレーションを得、2011年に発表しテキスタイルのプリントとしてもコレクションに使用されたサボテンの作品なども公開されている。完成された作品の上に新たに石膏など新しい色、画材を重ねることで陰影をつけた新作など、月と太陽、光と影、暖と寒など自然界の様々な対比をテーマに、それを四季の移ろいとして構成し、描きながら作品を構築していく作家としての哲学を感じさせる企画となっている。今回パリの個展で発表し、国内では初公開となった大作は「これまで書では屏風など大きな作品は数多く発表していたけれど、今回展示したのは絵画として初めて手がけた大きさ。自宅のアトリエで見ているより、やはりギャラリーに展示されて存在が際立った」とは小篠弘子本人の弁。3月のメルセデスベンツファッションウィーク東京で発表された15-16AWコレクションでは、北欧の森をテーマに植物や動物の絵画モチーフが動的な美しさが洋服に落とし込まれ、若返りを果たしたコレクションとなったが、今回のアート作品では幻想的ながら静的な作品として展示され、コシノワールドの多面的、複層的な魅力が表現されている。現在は「2年後に予定されているイタリアでの大きなエキジビションを準備中」と、常に新しい活動に向けて精力的な創作が続く。今回の展覧会は6月14日まで開催される。【イベント情報】「コシノヒロコ四季の対比」会場:KHギャラリー銀座住所:東京都中央区銀座4-3-13 和光並木通ビルB1F会期:5月20日~6月14日時間:10:30~19:00(会期中無休)入場無料
2015年05月22日「KHギャラリー銀座」はコシノヒロコ(小篠弘子)による展覧会「午睡の協奏曲 ~妖精達のささやき~」を15年2月22日まで開催する。今回展示されるのは、コシノヒロコが手掛けるレリーフ状の作品。布を寄せたシワやヒダは動物や植物の姿を描き、無邪気な妖精と戯れる幻想的な世界を出現させた。その他、国際芸術祭「BIWAKO ビエンナーレ 2014」に出品された作品も登場する予定。【展覧会情報】小篠弘子午睡の協奏曲(まどろみのコンチェルト) ―妖精達のささやき―」会場:KH ギャラリー銀座住所:東京都中央区銀座 4-3-13 和光並木通りビル B1F会期:12月11日から15年2月22日無休時間:10:30から19:00但し12月27日から15年1月4日は冬期休業。
2014年12月16日ファッションデザイナーとアーティストの二つの顔を持つ小篠弘子(コシノヒロコ)が8月24日まで、東京・銀座のKHギャラリーで展覧会「樹、そして生、輝、軌、喜、気・・・」を開催している。2012年のギャラリーオープンから7回目となる今回の展覧会は、小篠が長年描いてきた「樹」をテーマにした15体の作品を集めたもの。新作の他、以前パリで展覧会を行った時に発表した作品や今年1月に京都で行われた小篠の喜寿を祝う会で飾られた屏風などを展示している。オープニングレセプションに出席した小篠氏は「13年前、芦屋にアトリエをオープンした時には、そこに植えたセンペルセコイヤのように、一生みずみずしく、若々しくいたいと思い、アトリエをセンペルと名付けた。今も自然の中で生活することが大切だと考え、東京でファッションの仕事をし、週末には芦屋に戻って自然や樹から元気をもらって作品を作るという生活を続けている。ある意味で、樹は私の永遠のテーマ。人間には無い自然のエネルギーの強さや大地に根を張り、でんと構える姿や生き様に憧れている」と話した。【イベント情報】樹、そして生、輝、軌、喜、気・・・会場:KHギャラリー銀座住所:東京都中央区銀座4-3-13和光並木通りビル地下1階会期:8月24日まで時間:10:30から19:00会期中無休(8月9日から17日は夏期休業)
2014年06月16日画家・黒田アキと小篠弘子によるトークセッションが11月26日、東京・銀座のKHギャラリーで行われた。2月23日まで同会場で開催されている展覧会「黒田アキ『宇宙庭園=コスモガーデン』+小篠弘子」のオープニングレセプションで行われたもの。2人はコラボレーションや今後などについて語った。トークセッションは「黒田先生は大御所中の大御所。現代のシャガールともいえる凄い人。でも、お話をしてみると、面白くて、いい『おっちゃん』で、楽しいことをしよう、ということになった」(小篠氏)、「僕も緊張したが、初めて会ったときから、昔から知っている人と話しているように感じた」(黒田氏)という出会いの印象からスタート。今回のコラボレーションについて、小篠氏は「通常のように、それぞれの作品を並べるのではなく、もっと違う、面白いことをしたかった。そこで、先生の作品の中に私(の作品)が入っていくようなものにした。私はコスモガーデンの中で、迷いに迷って、さまよっている感じだった。でも、迷うことも面白かった。迷うというのは、どこかにたどり着こうとすることだし、人生はいつも迷っているものだから。それがコスモガーデンのテーマなのかな、と思った」と説明。黒田氏はコスモガーデンについて「簡単に言うと、僕の頭の中。誰でも入ることができるが、答えは出したくないし、答えは出ないと思う。(見る人にも)迷ってほしいし、僕自身迷っている」と話した。また、小篠氏は来年の春に、パリで(画家小篠弘子として単独での)個展を開催することも発表。小篠氏は「黒田先生が違うジャンルの人とコラボレーションしているのを見てうらやましいなと思っていたが、今回はお互いに画家としてのコラボレーション。始めたばかりの新人と大家とのコラボレーションは、おこがましいことだし、何とかなるやろという思いもあったが、やってみて、やっぱりあかんやろと思った。でも、そのうち……」と、画家としての意気込みを語った。それに対して、若い頃からパコ・ラバンヌとカフェで語り合うなど、ファッションデザイナーとも親交があり、最近も若手デザイナーのモデルを務めたという黒田氏は「そのうち、僕もファッションをやります(笑)」と切り返し、会場を沸かせた。
2013年12月03日