本日、11月1日から年賀状の発売がスタートした。年初のあいさつをメールで済ませる人も増えているようだが、マイナビニュースで2012年10月に採ったアンケート調査(※)によると、約5割もの人が「年賀状をパソコンで作成」、2割の人が「年賀状を出さない」と回答している。年賀状を出さない気持ちも分からなくは無い。年賀状を作成する時期は忙しく、街のプリントショップに注文する場合もつい先延ばしにしたり、自分で作成する場合でも、イラスト素材や、はがきを買う手間を惜しんだりして、気づけば大晦日!ということもありがちだ。そんな中最近では、オンラインで隙間時間に年賀状を作成できるサービスも充実しているようだ。しかも、テンプレートが豊富で、料金も安価。いったいどんなサービスがあるのか調べてみた。まずは、「ポスコミ」というサービスから。オンライン上での年賀状の作成、印刷はもちろん、投函まで行ってくれる。また、エクセルや筆王などのソフトから、住所の一括取り込みが可能。パソコンはもちろん、スマートフォンからも利用できる。印刷料金は、84円から(両面)。続いて、リプレックスと日本郵便が連携して提供する「ウェブポ」。こちらも、オンライン上での年賀状作成、印刷、投函まで行ってくれる。相手の住所がわからなくても、メールアドレスや、Gmail、Skype、TwitterのIDだけで年賀状を送ることができるのも特徴だ。テンプレートは900種類以上。料金はスポンサー付きカテゴリーのデザインの場合、印刷料は無料ではがき代込み48円、そのほかのデザインの場合、印刷料金は78円からで、別途はがき代50円が必要。mixiは、今年も11月下旬より、「ミクシィ年賀状」のサービスを実施する。検索や共有などの機能が常駐している、Windows 8の新機能「チャーム」を活用するのが特徴だ。これにより、フォトライブラリー内の写真や、端末で撮影した写真を、デザインとして利用することができる。現在は、体験版アプリを提供中で、「ミクシィ年賀状」の注文が可能になるアップデートは、12月を予定している。さまざまなサービスが展開されているが、オンラインを活用すると、コストはどのくらい下がるのだろうか。Yahoo! JAPANが博報堂アイ・スタジオと共同でサービス展開をしている「Yahoo! JAPAN年賀状」を元に計算してみた。今回は、今年挙式をした人を想定して、300枚で見積もりしている。街のプリントサービスを利用した場合、基本料金は1,470円だった。さらに、絵柄面の印刷費が1枚あたり49円、宛名印刷は1枚あたり80円。それにはがき代(1枚50円)をプラスすると、合計金額は、55,170円だ。パソコンで自作し、自宅のプリンターで印刷すると、カートリッジ費は片面だけで1枚あたり約20円。これにはがき代を加算すると、合計金額は39,390円。実際には、試し刷りや電気代などのコストが発生するので、40,000円強になるだろう。「Yahoo! JAPAN年賀状」を利用すると、絵柄面の印刷費は大口割引が適用されて、1枚あたり55円。宛名印刷の費用はかからない。これにはがき代をプラスしても、合計金額は31,500円だった。ほかのサービスと比べて1万円近くコストダウンできる。また、大口割引は、10枚以上から適用可能。10~29枚の購入で10%割引、30~49枚の購入で20%割引、50枚以上の購入で30%割引となる。基本料金はかからないし、さまざまな手間が省けるので、枚数が少なくてもお得だ。次に、オンライン上での年賀状の作成方法を調べてみた。最初にWEB上で配達先とデザインを選択。選んだテンプレートは、配置を変えたり、ペンやスタンプで編集できたりする。さらに、画面上でイメージを確認できるので便利だ。「Yahoo! JAPAN年賀状」では、パソコンはもちろん、スマートフォン(別途アプリケーションが必要)にも対応。例えば、電車での移動中にデザインを選び、住所登録などの作業は家で行えば、忙しい時期でも手軽に年賀状を作成することができる。また、WEB上で投函手配をすることはもちろん、年賀状に一筆添えたいときには、WEB上で作成したはがきを自宅へ転送することも可能(別途自宅宛の配送料が必要)。さらに、テンプレートのみの購入もできるので、出し忘れた人用の予備はがきにも活用できる。デザインテンプレートは約500種類。標準的テンプレートや光沢紙テンプレートをはじめ、エヴァンゲリヲンなどの人気キャラクターを使用したテンプレート、東日本大震災の復興支援に売上の一部が寄附されるチャリティーテンプレート、映画付テンプレートなど、豊富なテンプレートから選ぶことができる。決済方法は、クレジットカード、コンビニ払い、Yahoo! ウォレットから選択可能。さらに、SNS上の友達など、住所を知らない相手にも、TwitterやFacebookのアカウントがわかれば、年賀状を送ることができる。年の瀬は何かとせわしないが、あいさつはきちんとしたいもの。いつもギリギリで年明けに送ってしまう人や、面倒くさくて年賀状出さない人は、「Yahoo! JAPAN年賀状」などのオンラインサービスをうまく使うといいかもしれない。●Yahoo! JAPAN年賀状 ●ポスコミ ●ウェブポ ●ミクシィ年賀状(オープン前のためURLはプレスリリース) ※アンケート調査概要 調査時期:2012/10/15-10/20 調査人数:1,000人 調査対象:マイナビニュース会員(ログイン式) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月01日グラフィックデザインやデジタルコンテンツの提供などを行っているアイデア工房は、同社が運営するサイト「デザイン年賀状」の「年賀状美術館」にて、年賀状博士の資料提供・監修による「巳年特設展示場」を公開している。同展示では、巳年の年賀状を中心に、100年以上前からある年賀状をテーマ別に分け、年賀状印刷の技術やデザイン、また当時の文化や風俗習慣などについて、明治、大正、昭和それぞれの違いが楽しめるようになっている。紹介されている年賀状は、明治26年の「暦テーマ」の年賀状から始まり、明治30年代に使われた「日露戦争」をテーマとした年賀状や、欧州の文化に影響されつつも和風に仕上げられた大正の年賀状、またアダムとイブと蛇が描かれた昭和初期の年賀状など。さらに、作家の星新一氏の父、星一(はじめ)氏の会社である「星製薬」が、大正6年に使用した年賀状も展示。窓際でヘアバンドをしたモダンな女の子が、羽子板を持ってほほ笑むという、大正レトロ感あふれるデザインとなっている。なお、同サイト内「年賀状研究所」では、「エピソードで綴(つづ)る年賀状の歴史」など、年賀状の起源や歴史を知るコンテンツも用意されているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日不用品回収事業の開祥は、業界初の生前整理・遺品整理の「e品整理」フランチャイズを2012年1月から開始。2012年6月現在で15店舗のフランチャイズ契約に至っており、12月末までに1都3県、100店舗のドミナント出店を計画しているという。1都3県を中心に不用品回収事業に13年携わってきた同社は、昨今の高齢者需要の増加と、死亡率の増加に伴って身内からの依頼が急増してきたことから、高齢者向けサービスとして遺品整理の専門チェーン「e品整理」チェーンをスタート。ターゲットとなる顧客層に安心感・信頼感を与える新しいサービス体制を構築してきた。今後、さらなるチェーン展開を図るために、7月より毎週フランチャイズ加盟説明会を開催する。フランチャイズ加盟説明会は、独立・開業を目指す方を対象に毎週水曜日の14時~16時に横浜市で開催。募集するフランチャイズオーナーとエリアフランチャイズオーナーについて説明する。完全予約制で、毎回定員20名。詳細はe品整理の公式サイトでも紹介している。
2012年06月26日高齢化に伴うニーズの増加に対応するため、廃棄物処理業の株式会社リリーフはこのほど、近畿2府4県をエリアを対象にした「遺品整理業」を本格的に開始した。同社の「遺品整理業」は、亡くなった方の居宅を訪ねて、身内に代わり遺品を形見分け品と供養品、リサイクル品に分けて適正に処分し、清掃までを行うサービス。「遺品整理士」の資格を取得した担当者が、最後まで責任もって作業を行う。遺品整理士とは、遺品整理士認定協会認定の民間資格で、遺品整理の取り扱い手順や遺品整理にかかわる法規制等の知識を正しく身に付けた人に与えられるという。「遺品整理業」は、電話受付から24時間以内に見積もり作成、48時間以内に作業に着手を行う。迅速な対応に徹するため近畿エリアの範囲内にサービスを限定している。発生した廃棄物は、一般廃棄物処理業免許を持つ強みを生かして責任を持って処分。また、周辺住民に不快感を与えないよう素早い作業も心がけていくとのこと。利用料金は部屋の広さに応じて代わり、1Kで4万円~、2DKで12万円~、3DKで18万円~。さらに同社では、「遺品整理業」だけではなく、身体能力が低下し自宅の掃除や片づけが困難な高齢者宅の整理を行う「住環境整備事業」、夜逃げなど居住者が不在になった後の部屋について残置物処理の手続きから処分まで一括で対応する「残置物整理事業」も展開する予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日このシーズン、ひそかに楽しみな「年賀状」。仕事・プライベートとさまざまな方々から届いた年賀状をコタツで眺めるのも幸せなもの。でも、なかには「この年賀状はちょっと……」と思わず絶句してしまう年賀状もありませんか?面と向かっては言えないけれど、こっそりここでつぶやいてみようというわけで、もらって嫌だった年賀状を紹介します。■「様」が抜けている年賀状が届いた。わざとではないのだろうけど、がっかりした。(29歳/銀行員/女性)まずはおっちょこちょいにも「様」が抜けている年賀状。ちなみにこの方の母親は国語の先生だったそうで、そんな日本語も書けないような人とは付き合わないように、と言われてしまったのだとか。うっかりなだけに、悔やみきれない結果に。■カップルの幸せそうなプリクラ写真が年賀状に張ってあるとむしずが走る(27歳/美容師/女性)これは皆さまも経験があるのでは。「結婚しました」や、「子どもが生まれました」ならともかく、何も報告事のないカップルの写真を載せられてしまうと「幸せそうですね(怒)」と負の感情しか出てきません。自分が幸せなのは分かりますが、あまり見せびらかさないようにしたいですね。■メッセージが書いていないものが送られてきたときはちょっと寂しかった(25歳/ショップ店員/女性)いかにもコンビニで買ったような図柄の年賀状を、メッセージもなく住所だけ書かれていただけだったとか。年賀状を送ってくれるのは嬉しいけど、せめて一筆を書き添えてくれれば良かったのに。■親の知らないような恥ずかしい内容のメッセージが書かれていた。年賀状はどうしても親子で見るのでそういうのはやめてほしい(25歳/ショップ店員/女性)何が書かれてあったのかすごく気になりますが、確かに年賀状はいくら個人あてとは言え家族の目に入るもの。あまりにも個人的なメッセージはよくないかもしれません。笑ってしまう反面「ひょっとしたら自分の年賀状ももらって嫌だと思われているかも」と不安になった人も多いはず。かくいう私もその1人でした。今から“年賀状のお返し”を書く方々のために、良い年賀状の書き方をフリーライターで手紙愛好家のむらかみかずこ先生に聞いてみました!「年賀状は相手へ一度にたくさん届くからこそ、型どおりのものでは印象に残りづらくなってしまいます。余白にたった1行、手書きでメッセージを書き添えるだけで『あたたかみ』や『丁寧さ』をアピールできますよ」(むらかみかずこ先生)手書きだからこそ、得られる効果は大きい様子。■「上司・先輩」編「『今年はマラソン大会に出場します!』や『-5キロダイエットに挑戦します!』など、今年の抱負を書いてみてはいかがでしょうか。フレッシュ感や意気込みだけでなく、年明けに話す話題の1つにもなりますよ」休暇明け、上司や先輩との会話に困らない……、それって結構便利かも!■「後輩」編「『よい1年になりますように』、『今年も一緒に頑張ろう』など、相手を応援するフレーズを添えるのもオススメです。また『お互いに、よい1年になるといいね』など、願掛けのフレーズも喜ばれます」新年早々、先輩からの応援フレーズがあると、後輩としても心強いというもの。頼りがいある先輩度アップ!■「しばらく会っていない人」編「『お久しぶりです』、『ごぶさたしております』などのほかに、『お元気ですか?』、『お変わりありませんか?』といった相手を気遣うフレーズを添えましょう。また、『念願の○○資格が取れました!』、『彼女ができました!』など、近況報告も含めた旧年中のトピックを書くとしばらく会っていない相手の記憶にも残りやすくなりますよ」難しく考えると、ペンを持つ手がついつい止まってしまいがちに。シンプルな言葉で短くまとめるほうが、「相変わらずだな」、「どうしているのかな?」と、親しみを感じてもらいやすいのだとか。最後に「とにかく、楽しみながら書いてください」とむらかみ先生。事務的になりがちですが、自分らしく楽しむと、相手との心の距離が縮まるそうです!確かに、形式張ったものよりは、ちょっと変なメッセージが届いたほうが、それはそれでなんだか愛らしく思えますよね。1年後ですが、来年こそは素晴らしい年賀状を書きましょう!(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】むらかみかずこのほんのり楽しむ手紙時間むらかみ先生のオフィシャルブログ。読んでいるだけで、いいフレーズを思いつきそうです!『できる大人の“一筆添える”技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)村上先生のご著書。「できる大人」を目指す人は要チェック!マックのコピーは「よだれが出ちゃう」!?英語のスラングはどう訳す?思い切ってスラングを書いちゃうのも、カッコイイかもしれません
2010年01月05日