公益社団法人 日本フィランソロピー協会は、2010年の企業フィランソロピー大賞を、アメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)に贈呈するとサイトに発表した。この賞は、社会貢献に取り組む企業を表彰するもので、今回が第8回目となる。社員・代理店含め、がんを通しての社会還元が評価アフラックは、がん保険を主力商品とする保険会社だが、がんを通して社会還元すべく、社員、保険販売代理店が一体となって、「がん・医療」をテーマにした「アフラックがん遺児奨学基金」、「アフラックペアレンツハウス」「ゴールドリボン運動」の3つの活動を柱としたプログラムを展開していることが評価されたもの。中でも、東京・大阪の専門病院で、小児がんで闘病する子どもに地方から付き添ってくる家族のために安価な宿泊施設「ペアレンツハウス」を用意、かつソーシャルワーカーの相談も受けられ、心の負担を負った家族が精神的な支えを得る場となるなど、その社会性は大きいとしている。そして、運営経費を社員や企業グループを挙げた活動でまかなうほか、奨学金、ゴールドリボン運動の展開は、本業に関連付けた活動としてステークホルダーの理解と積極的な参加により支えられており、同賞のモデルとして高く評価されたという。特別賞にシャープなど4社が選出なお、このほかに特別賞として、以下の4社が選出されている。<特別賞>【先進雇用モデル賞】アイエスエフネットグループ【人財ハーモニー賞】株式会社加藤製作所【未来への環境リレー賞】 シャープ株式会社【いのちを救うバードアイ賞】 株式会社パスコ
2010年12月25日創意工夫のホームページたち株式会社損害保険ジャパンが事務局を務める、「第8回全日本小学校ホームページ大賞」(J-KIDS大賞2010)の表彰式が13日に行われた。これはホームページをテーマとした下記の理念に基づいて、優れたサイトを持つ小学校を顕彰するというもの。『ホームページの活性化を通じて、学校と保護者・地域とのより良い関係の構築に寄与するとともに、未来を担う小学生が、主体的・積極的にホームページを使いこなす環境の醸成とリテラシーの育成に貢献する』選考総数は19,333校選考対象となったのは全国で19,333校にもおよび、7月には都道府県の代表52校が決定。10月にはさらに10校が「デジタルイメージ賞」などによって選出され、11月13日に晴れて最後の各賞が決まった。今回見事大賞である「J-KIDS大賞」を受賞したのは、埼玉県の寄居町立鉢形小学校。満開の桜の木と白い校舎が映えるトップページから、様々なリンクや子供たちの明るい表情、給食の写真などユニークで楽しい雰囲気が読み手にも伝わってくる。下記は主催者のコメント。子どもたちの明るく元気な様子が伝わってくる、はつらつとしたホームページです。トップページの「みんなのじまん 鉢小ベスト6」は見た目にも楽しく注目して欲しいコンテンツを大変上手にアピールしています。また、文部科学大臣賞には鹿児島県の鹿児島市立城南小学校が、総務大臣賞には和歌山県の新宮市立王子小学校が、経済産業大臣賞には北海道の室蘭市立喜門岱小学校が選出された。
2010年11月17日2005年に結成され、デビュー曲「BLOOD on FIRE」で日本レコード大賞の新人賞を受賞し、今年で早デビュー5周年を迎えるAAA(トリプル・エー)。5年をふり返ると、いかに彼らがこの月日をハイスピード、そして高密度で駆け抜け、その中で着実に地力を蓄え、輝きを増してきたかが分かる。平均して実に3か月から4か月で1曲という、かなりのハイペースでCDをリリースし、パフォーマンスを披露してきた彼らだが、加えてここ数年、目立つのが、グループと並行しての個々のメンバーの俳優としての活動。メンバー最年少の與真司郎(あたえ しんじろう)もまた、近年、ドラマに、舞台、映画と活躍の場を広げてきた。そんな彼が初めて映画主演を果たす『ラムネ』がまもなく公開を迎える。公開を前にじっくりと話を聞いた。與さんが演じるのは、美大への進学をあきらめきれずに思い悩む高校3年生の陽介。偶然出会い、人物画のモデルをしてもらうことになった少女との甘酸っぱいひと夏の恋が綴られる。青春映画の王道!と言うべき作品だが、こちらのそんな言葉に、與さんは初っ端から照れくさそう…というか「照れます!」と自ら堂々と宣言?「いや、これはもう青春ですね、思い切り青春映画(笑)。そりゃ照れますよ、そう言われると!」いやいや、そこまで反応していただけるとは…では、ついでにもう一問。高校生役ということで久々に学校の制服着てみての感想は?「いや、それが意外とすんなりと昔の感覚に戻ったというか…。現場に入ると若い子たちがいっぱいで、みんな制服姿なので。さすがに実年齢より下の役で、違和感あるかと思ってたんですが、着てしまうとあっさり『平気だな』と思いました」。10代後半というのは誰もが説明できない漠然とした不安や悩みを抱えているもの。與さんも、自身が演じた陽介への思いや共感をこう語る。「誰でも迷う時期ってありますよね。『これからどうしよう?』、『やりたいことがないんだけど…』とか。その中で、陽介はいろんな人と出会って、いろんなことを吸収して成長していく。そこが羨ましくもありましたね。悩みつつも、その過程で陽介が生み出したものってすごい強いなって思うんです」。翻って與さん自身は?傍から見れば同世代の若者たちと比べて、はるかに早い段階でプロとしての歩みを始め、成功を手にしてきたように見えるが…。「もちろん、やりたいことをいっぱいやらせてもらってると思います。でも、この世界にいる限り…いや、たとえ芸能界にいなくてもやっぱり、毎日悩んでますよ。あっちへ行くのか?こっちへ行くのか?新しくやりたいことできたけどどうしようか?ってね」。世は5月、世間には悩める社会人があちらこちらに蔓延する時期だが、與さんなりにこれまでの経験で身につけた、悩んだときの打開策は?「いやぁ…これは僕の良くないところなんですけど、悩み始めると考え込んで朝まで眠れなかったりすることがよくあるんです(苦笑)。それでも、考えこんだ末に答えが出ればすっきりするんですけどね。そうならないときは、周りの人間、マネージャーさんや家族や友人に話します。やっぱり人と出会って、話をすることってすごく大事ですよ。僕、これまで自分で『人見知りです』って言うことがよくあったんですけど、それはよくないことだな、と思うようになりましたね。そこで最初からで壁を作ってしまってる。だから、最近はあまり言わないようにしてます」。では、悩める社会人…というか働く人々へのメッセージを込めてもう一問。これまでに仕事でした最も大きな失敗は?「一度、大遅刻をしたことがあります…目覚ましをかけ忘れて(苦笑)。僕、ちょっとした物音でもすぐ起きちゃうタイプなのであまり寝坊はないんですが。結構、周りに遅刻するヤツもいて(笑)、それを見て、遅刻をしないっていうのは社会人として、プロとして基本だ、とか思ってたんですが…。あともう一つ、これはメンバー全員でなんですが、デビュー当時、楽屋でありえないくらい騒いで、隣の方に…名前は言えませんが(笑)…すごく怒られました、マネージャーさんが!申し訳ない(笑)」。では最後に今後について。演じることについて「メッチャ、面白い!」という與さんだが、これからやってみたい役、一緒に仕事をしてみたい俳優さん、監督は?「ちょっと影がある役とかやってみたいですね。普段できない役『こんな人間いないだろ!』っていうぐらい壊れてて、でも実はいそうな人間を演じてみたい。俳優さんで好きなのは、浅野忠信さんと椎名桔平さん。2人の渋い芝居も、役から離れたところのファッションなんかも大好きなんです。監督では、三木聡監督の作品を一時期すごく観てました。あの世界観の中で何か演じることができたら嬉しいですね」。イケメンなのにどこかフワフワ飛んでる男(失礼!)。同じくどこかブッ飛んでる三木作品の中でどうあがき、生きるのか見てみたい気も…。まずは『ラムネ』で青春にどっぷり浸かった與さんの姿を見てほしい。■関連作品:ラムネ 2010年5月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開
2010年05月27日全国150もの独立系映画館のスタッフの投票で決定する“映画版本屋大賞”と言うべき「映画館大賞 2010」が発表され、クリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』が見事、1位に輝いた。昨年の第1回と比べ約40館増えて、北海道から沖縄までおよそ150館の独立系映画館で働くスタッフが参加した今年の映画館大賞。昨年の『ダークナイト』に続き、今年も洋画が1位を獲得した。『グラン・トリノ』は頑固な白人の老人とアジア系の青年との交流を描いており、イーストウッドの俳優引退作となるのでは?とも言われている。また「イーストウッドの最高傑作」との声も挙がっており、国内でもつい先日発表された日本アカデミー賞の最優秀外国作品賞を始め、数々の映画賞を獲得。その高評価を裏付ける形で映画館スタッフが最もオススメする映画に選ばれた。2位には邦画から西川美和監督、笑福亭鶴瓶主演の『ディア・ドクター』が入った。3位には、まさに映画館で観るべき作品と言うべきか『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』がランクイン。4位には、園子温監督の4時間近くに及ぶ超大作『愛のむきだし』、5位には雪山での撮影による美しい映像が話題を呼んだ『劔岳 点の記』がそれぞれ入った。ベスト10を眺めてみると、昨年は1作もベスト10に入らなかった韓国映画から、ポン・ジュノ監督作で日本でも人気の高いウォンビンが出演する『母なる証明』が7位にランクイン。また、アニメ作品では昨年は『崖の上のポニョ』が10位に入ったが、今年は細田守監督の『サマーウォーズ』が6位に。そして日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『沈まぬ太陽』は10位という結果となった。また、3人の著名人が最も印象に残る1本を選ぶ企画「あの人の1本」には阪本順治監督、竹中直人、中谷美紀が参加。阪本監督は警察の組織的な犯罪事件を題材にした社会派ドラマ『ポチの告白』、竹中さんはギレルモ・デル・トロ製作×J・A・バヨナ監督による魅惑のスピリチュアル・ムービー『永遠のこどもたち』を選出。そして、中谷さんが選んだのは、多くのミュージシャンたちに絶大な影響を与えながらも、自分たちはブレイクすることなく、ほとんどの人の記憶から忘れ去られているバンド「アンヴィル」が、いまなおスターダムを夢見て活動を続ける姿を追ったドキュメンタリー『アンヴィル!夢を諦めきれなかった男たち』。中谷さんは「『夢を叶えるには人生は短すぎる。しかし、夢を諦めるには人生は長すぎる』と、ある監督は言いましたが、この作品はまさにそんな映画でした。ヘヴィーメタルなんて全く好きではありませんでしたし、始まって5分程で劇場を出ようか否か迷ったほど、退廃的で過剰なパフォーマンスに嫌悪感を抱いていたにもかかわらず、いつの間にか中年男たちが必死で夢を追いかけ生きる姿に引き込まれ、最後にはポケットティッシュを使いきってしまいました」という熱い感想を寄せてくれた。4月17日(土)から24日(土)までの期間には、シネマ・ヴェーラ(東京・渋谷)にて上位作品の特集上映や豪華ゲストを迎えてのトークイベントも開催。“映画ソムリエ”たちが「映画ファンに最も観てもらいたい」という情熱を持ってセレクトした、昨年を代表する名作の数々を劇場で楽しんでみては?映画館大賞 2010 ランキング1位:『グラン・トリノ』2位:『ディア・ドクター』3位:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4位:『愛のむきだし』5位:『劔岳点の記』6位:『サマーウォーズ』7位:『母なる証明』8位:『スラムドッグ$ミリオネア』9位:『イングロリアス・バスターズ』10位:『沈まぬ太陽』映画館大賞 2010 公式サイト© 花くまゆうさく■関連作品:グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開© 愛のむきだしフィルムパートナーズ劔岳点の記 2009年6月20日より全国にて公開© 2009『劔岳点の記』製作委員会サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS母なる証明 2009年10月31日よりシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて公開©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVEDスラムドッグ$ミリオネア 2009年4月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporationイングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED 沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会アンヴィル!夢を諦めきれなかった男たち 2009年10月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Ross Halfin /ANVIL! THE STORY OF ANVIL, © Brent J. Craig/ANVIL! THE STORY OF ANVIL■関連記事:【アカデミー賞】助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』クリストフ・ヴァルツ!『ハート・ロッカー』のプロデューサーがあり得ない失態で、オスカー規則違反本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠お味はどれが一番?アカデミー賞ノミネート作品にちなんだメニューの数々を公開あの名作をもう一度シネマライブ!「アカデミーナイト2010」に50組100名様ご招待
2010年03月15日書店員によって選出される文学賞として、既存の歴史ある文学賞を超える大きな注目を浴びる「本屋大賞」の影響力の増大に伴って、映画界にも“観客”の視点を意識した映画賞が次々と創設!今年の春に、映画館スタッフの投票により選出する「映画館大賞」が創設されたのに続いて、全国の独立系映画館を中心に広いネットワークを持つ「シネマ・シンジケート」加盟館である全国の映画館の館主が、才能あふれる新人映画監督を発掘し、その作品を全国で上映するという新たなプロジェクト「New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート」が発足した。「本屋大賞」に選ばれた作品が即座にべストセラーに名を連ねるのを見ても分かるように、時代が求めるのは“消費者”の視点。映画にしても同様で、プロの批評家によるレビューや評価以上に、実際に映画を観た観客の感想や採点が、実際に劇場に足を運ぶか否かを決める重要な要素になっている。いまや「口コミ」こそが映画をヒットに導く大きな武器であるのだ。そんな現状を踏まえて、今年の春には先に述べた「映画館大賞」が発足。続いて、この「映画館大賞」にも参加している全国の独立系映画館を中心に、精鋭監督を発掘すべくこの「New Director/New Cinema 2010 by シネマ・シンジケート」というプロジェクトが動き出した。記念すべき第一回作品として選ばれたのは、国内外の数々の映画祭での受賞歴を持ち、短編映画の旗手と話題を呼んでいる真利子哲也の長編劇場デビュー作『イエローキッド』。ボクサーを目指す青年の日常が、気鋭の漫画家の新作「イエローキッド」のストーリーと重なっていくという、物語で緊張感あふれるスタイリッシュな仕上がりとなっている。キャストには、『クローズ ZERO』シリーズに出演している遠藤要、『パッチギ!』、『ドロップ』など、話題の日本映画には欠かせない存在を放つ波岡一喜など、新世代のエネルギッシュな俳優陣が集結!このプロジェクトをきっかけに劇場がにぎわいを見せること、そして才能あるクリエイターが一人でも多く世に出ることを願いたい。第1回受賞作『イエローキッド』は2010年2月上旬、ユーロスペースほか全国順次公開。■関連作品:イエローキッド 2010年2月上旬、ユーロスペースほか全国順次公開
2009年11月11日