ユニバーサルミュージックは、クラウドファンディングサービスで好評のオールインワンレコードプレーヤー『SIBRECO Speaker Inbuilt record player』を、同社オフィシャルストアなど全国にて一般発売する。発売日は12月17日。価格は税抜1万5,000円。Amadana Musicは、クラウドファンディングサービス「Makuake」にてプロジェクトへの賛同者を募集し、約1カ月半の募集期間に約900人のサポーターからの支援を得て資金調達を実現したオールインワンレコードプレーヤー。本体前面両足には、ステレオで幅広いジャンルの音楽をバランス良く楽しめるようチューニングされた40mmのフルレンジスピーカーを搭載する。また、リスニング機能に加えて、デジタル変換可能なUSB端子を備えているため、デジタルファイルへの変換が可能。加えて、アナログ出力可能なRCA端子も装備されているため、手持ちのアンプ・スピーカーなどでの拡張にも対応。ダイヤルひとつで音量調整ができるようになっており、33-1/3、45、78回転の切り替えスイッチも装備する。なお、発売を記念し、東京都・中目黒の「waltz」にて、POP UP STOREもスタートするとのこと。
2015年12月08日2015年の流行語大賞に選ばれた「爆買い」は、外国人旅行者が日本で大量に買い物をすることを指す言葉。その対象のひとつが家電製品である。英語に対応できるスタッフをそろえるなど、今日では外国人旅行者を意識した家電量販店も多い。実際、日本の家電量販店は海外とどう違うのだろうか。そこで今回、日本に住む外国人20人に母国との違いを聞いてみた。○大きくて種類が豊富・「商品の数が多いです」(韓国/48歳/男性)・「種類が多くて値段も安いです」(インドネシア/37歳/男性)・「種類が豊富で安い」(トルコ/39歳/男性)・「シリアの家電量販店でも日本の製品が多く売られています。自分の予算に合わせて必要なものが買えるので、とても便利だと思います」(シリア/35歳/男性)・「興味があります。タイにはない商品が多いので、見るのが好きです」(タイ/30歳/女性)・「品質がいいものがそろっているので、生活上便利です」(ベトナム/31歳/女性)・「ミャンマーと比べられないぐらい大きくて、商品がたくさんあると思います」(ミャンマー/32歳/女性)・「非常に充実していると思います。大型スーパーみたいです」(ブラジル/30歳/女性)・「フランスより日本の方が商品が多いと思います。フランスではデパートやスーパーと一緒になっています。物を試すためには便利と思いますが、最近は通販の方がかなり安いので、結局ネットで買います」(フランス/30歳/男性)○このサービスが印象的・「チェーン店でも店員の専門知識がとてもいいと思います」(オランダ/44歳/女性)・「接客がよくて、品ぞろえがすごいです」(イタリア/38歳/女性)・「日本の家電量販店は素晴らしいです。同じところでまとめ買いするにはとても便利。古い家電を代理に処分してくれるのも大変助かります」(ウクライナ/42歳/女性)・「ポイント制度が楽しい。豊富な品ぞろえ。価格が安い。最新の電気製品がそろっている」(マレーシア/36歳/女性)・「値引きできることはすごく感動した(びっくりもした)」(カナダ/31歳/男性)・「値段は日本の方が高いと思いますが、店員とうまく話しできれば安くしてくれるのでうれしいです」(アメリカ/26歳/男性)・「騒がしい。インターネットなどの勧誘がしつこい。でも一方で、マッサージチェアを無料で使えたり、いろんな商品を手に取って見比べたりできるので楽しいです。日本の大型店はドイツよりも品ぞろえが豊富です」(ドイツ/39歳/男性)○そのほか・「中国にも日本の家電量販店は多いです」(中国/28歳/女性)・「にぎやかで呼び込みが多い」(イギリス/30歳/男性)・「あまり変わりません」(スペイン/32歳/女性)・「あまり変わらないと思います」(フィンランド/27歳/男性)○総評一番多かったのは「大きくて種類が豊富」の声で、ひとつの店でいろんな商品を試しながら購入できるところに魅力を感じているようだ。今日では海外でも日本の家電製品を購入できるところも増えているが、ハイエンドからコストパフォーマンスの高い商品まで、予算と目的に合わせて選ぶことができるのは日本の家電量販店ならではだろう。商品展開以外にも、スタッフのサービスやポイント制のようなシステムなども評価している声があった。"爆買い"ができる外国人にとっても、スタッフのきめ細かいサービスやおもてなしの心は、商品自体の魅力とともに購入意欲を注がれるところになっているのかもしれない。中には、店舗で体験しながら商品を厳選してネットで安く購入する、という活用をしている外国人もいるようだが、日本在住の外国人もまた、それぞれのスタイルで家電量販店での買い物を楽しんでいるようだ。※本文と写真は関係ありません
2015年12月08日ユーキャンと自由国民社は12月1日、「『現代用語の基礎知識』選 2015ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式を開催、 新語・流行語大賞トップ10を発表した。年間大賞は「トリプルスリー」「爆買い」、TOP10には「アベ政治を許さない」「安心して下さい、穿いてますよ」「一億総活躍社会」「エンブレム」「五郎丸(ポーズ)」「SEALDs」「トリプルスリー」「ドローン」「爆買い」「まいにち、修造!」(50音順)が選ばれた。トリプルスリーとは、プロ野球選手が「打率3割・ホームラン30本・盗塁30個」以上の成績を収めること。今年、柳田悠岐さん(福岡ソフトバンクホークス)、山田哲人さん(東京ヤクルトスワローズ)が達成したことで話題になった。「爆買い」は、中国など海外からの観光客が、日本で大量にものを買う様子を表すことばとして使われている。
2015年12月01日amadana(アマダナ)は11月25日、新ブランドAmadana Musicより、レコードプレーヤー「SIBRECO Speaker Inbuilt record player(UIZZ-18520)」を発表した。発売は12月17日で、希望小売価格は15,000円(税別)。SIBRECOは、本体正面の脚柱部に40mm径のフルレンジスピーカーを内蔵し、これ一台でアナログレコードを再生できる。対応回転数は33/45/78回転だ。また、背面にはUSBポートとアナログ音声出力端子(RCA)を装備しており、PCやアンプなどと接続できる。本体サイズはW410×D325×H117mmで、質量は約3.25kg(カバー込み)。電源は付属のACアダプターを使用する。Amadana Musicは、ユニバーサル ミュージックとの共同企画で発足。SIBRECOはAmadana Musicの第1弾プロダクトとして、2015年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」で企画が始動した。約1カ月半の賛同者募集期間に、約900人のサポーターから1,400万円以上の資金援助を受け、製品化が実現した。
2015年11月26日美容家が選ぶヒットファンデーション情報サイト「All About」にて、美容のプロが本気で選んだヒットコスメを紹介する【ベストコスメ大賞2015】が公開されている。今回は877品のノミネートがあり、「メイク編 パウダーファンデーション部門」では、花王の百貨店ブランド『エスト』から今年3月に発売された「パウダーファンデーションシルキースムース」が1位を獲得した。羽のように広がる美肌同ファンデーションの特徴は、“粉っぽくない仕上がり”と“化粧持ち”。パウダーファンデーションユーザーが特に求めるポイントを見事に叶えた商品だ。粉っぽさのない、素肌のようななめらか艶肌を実現したのは“スキンシンクロヴェール処方”。ミクロ化した粉体が、肌に均一に密着するのだという。皮脂をしっかりブロックすることで、化粧崩れも防止する。「All About」ではその付け心地のほか、シミ・そばかすなどの色ムラや気になる毛穴へのカバー力もピックアップされている。軽くサッと塗るだけで美肌が作れて、その仕上がりが長く続くと高い評価を得た。なお、同部門の第2位はヘレナ ルビンスタインの「P.C. コンパクト」、第3位はRMKの「エアリーパウダーファンデーション」が受賞した。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王株式会社プレスリリース/PR TIMES・All About ベストコスメ大賞2015
2015年11月26日マルセロ・バーロン(Marcelo Burlon)の12インチレコードとUSB、スリップマット、Tシャツのボックスセットが、11月21日より伊勢丹新宿店メンズ館2階インターナショナルクリエーターズにおいて数量限定で販売される。価格は9万円で世界100セット限定。楽曲のダウンロード配信は11月16日にスタートしており、CDの販売、ダウンロードが伸び悩む音楽市場を尻目に、マルセロらしいコレクター心を刺激するラグジュアリーピースが東京から販売がスタートした。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(Marcelo Burlon County of Milan)」として初めての音楽メディアのアイテムとなる今回のプロジェクトは、2016SSウイメンズのコレクションでも曲が使われたDJ・音楽プロデューサーのダビデ・スクィラッチェ(DAVIDE SQUILLACE)とのコラボによる「Gualicho」として発表。DJとしての経歴を持つマルセロと「This And That Lab」というレコード会社を運営するダビデの共作で、デジタルミックスが収録されたUSBスティック、ピクチャー盤になった12インチレコード、ターンテーブル用のスリップマット、限定Tシャツがスペシャルボックスに収められている。楽曲はトライバルなテクノハウス。Tシャツやスリップマットなどは同ブランドのアイコンのウイングモチーフとテクノモチーフがミックスされたグラフィックが、トロピカルな仕上がりになっている。ダビデ・スクィラッチェはイタリア、シエナ生まれのナポリ育ち。2010年6月に行われた千葉・ビッグビーチフェスティバルに来日、DJとしてプレイしている。Text:野田達哉
2015年11月21日TBSが贈る年末恒例の音楽番組「日本レコード大賞」。第57回となる今年も年末に新国立劇場から生放送されることが決定。そして総合司会を、昨年に引き続きTBSアナウンサー安住紳一郎と仲間由紀恵のコンビで務めることが明らかとなった。これに併せて各賞の受賞アーティストも発表された。今年も年末の12月30日(水)に東京・新国立劇場より生放送される「レコード大賞」。昨年は平均15.6%の高視聴率を記録し、ますます勢いをみせている。2年連続2回目の司会となる仲間さんは、今年、故・森光子の後を継ぎ舞台「放浪記」で主人公を演じるなどドラマ、映画など数多くの作品に出演する日本を代表する女優のひとりだ。そんな仲間さんは「この度、2年連続で『日本レコード大賞』の司会という大役を頂き、大変光栄に思っております。昨年と同じく安住アナウンサーと番組進行をご一緒できると伺い、とても楽しみです」と喜びを語り、「1年の日本の音楽シーンの集大成となる、華やかな音楽の祭典を盛り上げられるように、昨年の経験を活かして精一杯頑張ります」と司会への意気込みもみせている。一方、4年連続4度目の総合司会を担当する安住さんは、「ぴったんこカン・カン」や「新・情報7daysニュースキャスター」などバラエティから報道まであらゆるジャンルの番組を担当し、今や欠かすことのできない男性アナウンサーのひとり。本番組では、2001年から11年間、進行アナウンサーを務めた経験も持っている。そんな安住さんも「アナウンサーとして年末のこの式典の司会をすることは至上の興奮です。仲間さんとアイディアを出し合って歌の輝きを存分にお伝えして参ります」とコメントを寄せた。また、今年の大賞候補となる優秀作品賞には、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」、西内まりや、「AAA」を含めた今年活躍したアーティスト10組ほか、最優秀アルバム賞に「サザンオールスターズ」、さらに松田聖子(最優秀歌唱賞)、福山雅治(特別賞)、つんく♂(作曲賞)などが決定している。昨年の好評ぶりに応え、引き続き総合司会を務めることが実現した2人。出演アーティストからも絶大な信頼を寄せられている安住さんと、2年連続で今年最も輝いた音楽に華を添える仲間さん。今年も2人の掛け合いや、見事な進行ぶりに期待をしたい。「第57回輝く!日本レコード大賞」は12月30日(火)TBSにて生放送。(cinemacafe.net)
2015年11月20日2015年の「最も聴きたい曲」、「最もリクエストされた曲」を発表する「第48回日本有線大賞」が12月14日(月)に放送となる。このたび、番組の進行を務めるMCに女優の吉田羊が決定。吉田さんをサポートする進行役を、山本匠晃TBSアナウンサーと石井大裕TBSアナウンサーが務める。現在TBS金曜ドラマ「コウノドリ」に主人公の産婦人科医・鴻鳥サクラを支える助産師・小松留美子役で出演中の吉田さん。来年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」にも出演が決定しており、『脳内ポイズンベリー』『ビリギャル』といった映画をはじめドラマやCMに引っ張りだこで、今年最もブレイクした女優と言っても過言ではない。学生時代に新曲やヒットチャートをいつも「有線」で確認していたというほどの「音楽通」であり「有線通」の吉田さん。今回の吉田さんの起用について、片山剛プロデューサーは「1年を締めくくる日本有線大賞の司会として、“未年(ひつじどし)”である2015年に吉田羊さんをお迎えすることができ、まさに運命的なご縁を感じます」と期待を寄せている。番組では昨年に引き続き、公式ホームページを通じて「有線大賞で聴きたい&観たい曲」のリクエストを募集中。新旧問わず視聴者の思い出の曲を募集するという試みで、昨年は応募の中から5曲が選ばれ、番組中に披露された。「かつて学生時代の私が新曲やヒットチャートを確認するのはいつも『有線』でした。ちなみに覚えているのは、高山厳さんの『心凍らせて』。数曲に一回という頻度で流れたのですが、それもそのはず、その年の『有線大賞』はこの曲でした(1993年放送『第26回日本有線大賞』大賞受賞曲)。そんな番組のMCをこの私がお手伝い。人生とは何と奇特で想像を遥かに越えてくるのでしょうか。しかも、このような生放送のMCを務めるのは初めてですので、大変光栄ながら身の引き締まる思いと共に、軽く武者震い中です」とコメント。さらに、「2時間の生放送、しかも歴史と伝統ある音楽番組ということで、ど素人の私ではありますが、山本アナ、石井アナの胸をお借りしつつ、精一杯この大役を務めさせて頂きます」と意気込みを語っている。まさに“今年の顔”とも言える吉田さんの司会ぶりにも期待したい。「第48回日本有線大賞」は12月14日(月)19時より生放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月16日公益財団法人日本デザイン振興会は4日、2015年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、パーソナルモビリティ「WHILL Model A」(WHILL株式会社)に決定したと発表した。グッドデザイン賞は、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨機構。大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞で、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っている。「WHILL Model A」は、身体障がい者に限定せず、個人規模の移動手段として生み出された「パーソナルモビリティ」。製品を生み出したストーリーやユーザに対する共感や姿勢、乗り物としての機能や魅力が総合評価され、新しい価値基準を生み出していることが評価された。(全得票数9167票中2875票獲得/2位「電動義手」2080票/3位「和食給食推進事業」969票)会見に出席したWHILL株式会社 代表取締役社長杉江理(すぎえ さとし)氏は、「すべての人の移動を楽しくしたい、という思いで会社を設立し、開発、販売まで3年半かかった。たくさんの方が関わってくれての受賞だと感じているので、本日の喜びを皆と分かち合いたい」とコメント。また審査委員長の永井一史氏は、「毎年、デザインの評価尺度の難しさを感じつつ3658件のエントリーの中から絞り込んで決定、評価させていただいた。今年はどれが大賞になってもおかしくなかったが、蓋を開けてみたら「パーソナルモビリティ」が群を抜いて一位という結果になった。一方向だけではなく、たくさんの側面から「デザイン」をとらえてほしいというのがあり、「パーソナルモビリティ」は足の不自由な人にこうしてあげたい、という気持ちから事業を立ち上げ、量産、販売するというところまでトータルで事業を「デザイン」しているという点が大変素晴らしかったと思う」とコメントした。○「グッドデザイン大賞候補」となっていたそのほかの7件上記7点(大賞を含めると8点)は、「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したもの。
2015年11月04日inMusic Japanは11月2日、ION Audioブランドのアナログレコードプレーヤー「Air LP」を発表した。発売は11月19日。価格はオープンで、推定市場価格は14,800円前後(税込)。Air LPは、Bluetooth対応のスピーカーやヘッドホンなどとワイヤレス接続できるアナログレコードプレーヤー。ボディは天然木製で、黒のピアノ仕上げを施している。USB端子を装備しており、アナログレコードの音源をデジタル出力可能。付属のPC向け録音用アプリ「EZ Vinyl/Tape Converter」で、1曲ごとにファイルを分割して保存できる。また、iPhoneやiPadとカメラコネクションキットを介して接続し、デジタル録音することも可能だ。アナログ音声出力用としてRCAとヘッドホン端子を、アナログ音声入力用として3.5mmステレオミニ端子を備えている。本体サイズは約W406×D362×H102mmで、質量は約3.0kg。
2015年11月02日●「グッドデザイン金賞」などが決定公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」の2015年度特別賞と大賞候補が10月30日、発表された。ここでは、同日に行われた記者発表会、および同日から開幕した「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」の展示の様子をお届けする。○そもそも、グッドデザイン賞とは? 概要をおさらいグッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省(現・経済産業省)が創設した「グッドデザイン商品選定制度」が母体のデザインの推奨制度。日用雑貨から家電などの工業製品や建築物といった製品は構造物だけでなく、ソフトウェアやサービス、取り組みなどあらゆる物事を対象とし、これまでに受賞総数4万件を超える、世界でも有数の規模と歴史を持つデザイン賞だ。受賞したデザインには"Gマーク"を付けられることでも知られている。審査は、毎年春の応募から書類による一次審査、現物による二次審査を経て、まずは「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにその中から特別賞が選ばれる仕組み。審査員には日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約80人で構成される審査委員会で行われる。○今年の「グッドデザイン・ベスト100」一例今年の応募総数は3,658点。9月28日に、その中からまずは1,337点が2015年度グッドデザイン賞として選出され、このほど審査委員会の協議により、5つの部門の特別賞が計50点決定し、発表された。まずは「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」は19点が選出。時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインに送られる賞で、身近なところではパイロットコーポレーションのボールペン「フリクション」やパンをスチームで焼き上げるバルミューダの「ザ・トースター」、4月8日に開港した成田国際空港第3ターミナルのプロジェクトなどが受賞した。○「グッドデザイン金賞」一例その他には、中小企業の浴的な取り組みを顕彰する「ものづくりデザイン賞」(9点)、地域活性化をめざす総合的な取り組みに授与される「地域づくりデザイン賞」(4点)、来るべき社会の礎を築くデザインに与えられる「未来づくりデザイン賞」(17点)、震災復興に寄与するデザインを表彰する「復興デザイン賞」(1点)の各特別賞が発表された。○「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」一例また、グッドデザイン賞の最高の栄誉にあたる「グッドデザイン大賞」の候補8点も合わせて公表された。同賞は、審査員、グッドデザイン賞受賞者、および11月4日まで開催される「グッドデザイン賞の展示会場内で受け付ける来場者の投票(投票受付は11月3日まで。4日に結果発表)により決定する。●「グッドデザイン大賞」の候補を公開○審査員の総評10月30日に行われた「グッドデザイン賞特別賞発表会」に登壇した、日本デザイン振興会理事長の大井篤氏は「近年、社会の中でデザインの役割がますます大きくなっている。こうした時代環境を踏まえて、審査の過程においては、新たな試みとして社会やわれわれ一人ひとりが解決しなければならない問題・課題について、12の"フォーカス・イシュー"という形にまとめて、それらにデザインがどのように働きかけるかに目を向けることで、デザインの本質的な役割はもとより、これからの暮らしや社会を形づくる上で種になりうるもの見いだすことに努めた」と説明した。フォーカス・イシューとして掲げられたのは、「地域社会・ローカリティ」、「社会基盤・モビリティ」、「地球環境・エネルギー」、「防災・減災・震災復興」、「医療・福祉」など、社会が抱える12項目の課題だ。また、審査委員長を務めた永井一史氏も「グッドデザイン100の中から、暮らしを豊かにしていく審美性に加えて、フォーカス・イシューの視点を導入することで、より広い観点から評価したものが特別賞として選ばれている。デザインが社会の中で毛細血管のようにあらゆる場所や地域に流れはじめている今、特別賞の中にあるデザインの多様な領域や外見だけでなく、その中にあるプロセスやそれがもたらす価値やそういう観点でデザインを注目していただければありがたい」と語り、今年度の審査における新しい試みへの理解を求めた。同じく今年度から審査副委員長に就任した柴田文江氏は「これまでデザインというのはプロジェクトや問題に対して対面して物をつくってきた傾向にあったと思うが、今年は問題の内側に入って当事者が抱える問題を丁寧にひもといたものが今回ベスト100の中に多く見られたと感じる」と総評した。○グッドデザインを一覧できる「G展」2015年度のグッドデザイン賞受賞デザインやロングライフデザイン賞などを集めた「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」は、東京・六本木の東京ミッドタウンで11月4日まで開催。開場時間は11時から20時まで(最終日は17時30分まで)。入場料(6日間共通)は大人1,000円、中学生以下は無料。展示の他に、グッドデザイン・ベスト100に選ばれたデザイナーによるプレゼンテーションやトークイベントなども予定されている。ちなみに、参加することで同展のチケットが無料で入手できる参加型コンテンツ「MEETinG」も実施中。気になる人はぜひ参加してから、会場に足をはこんでみては。
2015年10月30日レコードに興味を持ち始めた若いファンや既に趣味としているライトユーザーを対象とした、レコードの世界をわかりやすく、かつ、楽しく伝える来場者参加型イベント「Vinyl moon : record people meeting」(ヴァイナル・ムーン:レコード・ピープル・ミーティング)が11月8日、東京・代官山WEEKEND GARAGE TOKYOにて開催される。2000年代半ばより、携帯音楽プレーヤー・iPodなどが普及し、音楽がデジタルデータとなって聴かれる光景も日常的なものとなった今日では、敷居が高いと思われがちなレコード。一方で、アメリカやヨーロッパをはじめとした国々では、音楽ポータブル化の反動もあり、レコードブームが沸き起こっている。海外はもちろん、日本においても、著名なアーティストがアナログ盤にMP3のデータを同梱したパッケージを発売することも珍しいことではない。"レコードを五感で楽しむ"をコンセプトとする本イベントでは、そんなレコード文化を存分に体感可能。カフェ&ダイニングでくつろぎながら、実際のレコードプレーヤーに触れて好きな盤を選んで試聴してみたり、TADL社提供のオーディオシステムで自身のお気に入りのレコードを試聴できる。また、レコード盤リサイクルによる6穴式のバインダーブック(Logu)やトレイ/ペンスタンド(Strange Stretch Records)などユニークなグッズも手に取れ、針トビやソリによる音の不安定といった疑問点の相談も行える。さらに、レコードのフリーマーケットやプレゼント抽選会も開催。フリマでは、ディスクユニオン、HMV、だるまやなどによる出張販売が行われ、抽選会ではクラフトビール・ブルームーンをオーダーするごとに抽選券を配布、当選者にはレコードを楽しむための特別な賞品が送られる。こちらは19時と21時の2回の抽選を予定。このほか、廃レコードを30枚持ち込むと、Logu製ノート1冊と交換する企画も展開する。「Vinyl moon : record people meeting」は、代官山WEEKEND GARAGE TOKYOで11月8日、17時から22まで開催。1ドリンクオーダー制で入場は無料となっている。なお、店内では食事も楽しめる。
2015年10月30日昨年「第56回輝く!日本レコード大賞」で大賞を初受賞し、メンバー個々がドラマや映画、CM出演、MC、ラジオパーソナリティなどそれぞれが活動の幅を広げている「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の初のドキュメンタリー映画の全国公開が決定した。2015年1月にリリースしたアルバム「PLANET SEVEN」では異例の大ヒットを記録し、5月からは初の単独ドームツアー「三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2015“BLUE PLANET”」もスタートさせ、福岡、名古屋、大阪、札幌、埼玉、西武の全国計6会場で行われた本公演のみならず、東京、大阪での追加公演も発表し、快進撃を続けている「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(以下「三代目JSB」)。このたび、「三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2015“BLUE PLANET”」追加公演初日となった東京ドーム公演にて、彼らの初のドキュメンタリー映画『Born in the EXILE』の全国公開が決定。企画プロデュースを「EXILE」のHIRO、監督にはドラマ「トリック」(テレビ朝日)や「情熱大陸」(TBS)などの演出のほか、「EXILE」など多くのアーティストのミュージックビデオやライブ映像を手がけてきた保母浩章が務める。本作では、メンバー全員の念願でもあった“単独ドームツアー”の舞台裏をメインに、初のレコード大賞受賞の舞台裏やレコーディング風景、CM撮影などといった「三代目JSB」としての活動や、ドラマ・映画などの個人活動、さらには彼らのプライベートにも密着し、各メンバーの個性や魅力をスクリーンに映し出す。2014年に撮影をスタートし、総撮影日数は350日以上、撮影時間は延べ600時間を超え、1年以上に渡り、彼らの苦悩や努力そしてプロフェッショナルな姿と夢を追い続ける姿勢を完全密着している。今回の映画化についてリーダーのNAOTOは「初めての自分たちのドキュメンタリー映画ですが、密着した期間も長いので、『三代目J Soul Brothers』のや、皆さんがまだ知らない部分の人間性、パフォーマンスにかける想いなど、存分に描かれていると思います」と本作に込めた想いを語った。ボーカルの今市隆二も「今回、ドキュメンタリー映画の公開が決まったということで、なかなか『三代目J Soul Brothers』自体が映画に出ることもないので、今回のドキュメンタリー映画を通して、より三代目を知って頂ける機会にもなりますし、純粋に映画を撮って頂いて光栄です」「そして日頃、『三代目J Soul Brothers』がどんな想いでとか、どのようなことをしてステージに向かっているとか、普段なかなか見られない三代目の表の顔と裏の顔を細かく感じ取ってもらえる内容になっていると思います」と喜びのコメントを寄せた。「三代目JSB」は現在公開中の『アンフェア the end』の主題歌を担当するほか、HIRO企画のドラマ「HIGH&LAW」や、岩田剛典の初主演映画『植物図鑑』など今後も話題作に出演する。まずは本作を通じて、栄光の影にある彼らの未だ知られざる新たな一面を覗いてみて。『Born in the EXILE』は2016年初春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日inMusic Japanは9月17日、ION Audioブランドのアナログレコードプレーヤー「Vinyl Motion」を発表した。バッテリーとステレオスピーカーを内蔵している。発売は9月29日。価格はオープンで、推定市場価格は9,980円前後(税込み)。Vinyl Motionは、4時間のバッテリー駆動が可能なレコードプレーヤー。アンプとステレオスピーカーを内蔵しており、この1台だけでアナログレコードを聴くことができる。黒鞄のようなキャビネットを採用し、持ち運んでの用途を意識している。USB端子を装備しており、アナログレコードの音源をデジタル出力可能。付属の録音用のアプリ「EZ Vinyl/Tape Converter」(PC用)で、1曲ごとにファイルを分割して保存することもできる。また、カメラコネクションキットを介してiPhoneやiPadとの接続し、デジタル録音することも可能だアナログ音声出力用としてRCAとヘッドホン端子、アナログ音声入力用として3.5mmステレオミニジャックを備えている。アナログ音声入力端子からの信号も、USBにデジタル出力できる。本体サイズは約W343×D254×H114mmで、質量は約2.7kg。
2015年09月17日タワーレコードは、オリジナル手帳「タワレコ手帳2016」を数量限定で発売することを発表した。販売店舗はタワーレコード全店(TOWERmini、TOWERanime含む)および直営オンラインショップ「タワーレコード オンライン」。販売開始は9月17日(9月2日正午より予約受付)。価格は1,898円(税別)。「タワレコ手帳2016」は、「自分の手で書き込むことで完成する、カスタマイズも自由自在な音楽手帳」をコンセプトに作られた、タワーレコードのオリジナル手帳。表紙はリバーシブルで、タワレコカラーの黄色いポップな表面とビジネスシーンにも適した黒を基調とした裏面の2タイプから選んで利用できる。手帳は糸かがり綴じの全416ページ、サイズはA6(高さ148mm×幅105mm×厚さ12mm)。PVCカバーシートにはペン挿しやカード入れ、ポケットが装備されている。手帳の中身に関して、スケジュールや日記などを1日1ページでたっぷり書き込める「日めくりカレンダー」では、音楽・カルチャー関連の出来事や著名アーティストの誕生日/命日、音楽にまつわる記念日などを確認できるほか、その日の自分のトピックを書き込める「MUSIC」と「LIFE」のメモ欄を用意。また、2016年12月までの13カ月分を各月見開きで掲載する「月間カレンダー」には、休日や六曜、タワレコのフリーマガジン発行日が掲載されている。このほか、日めくりカレンダーに書き込んだMUSICやLIFEのトピックから印象的なものを抜粋してまとめるための「NO MUSIC, NO LIFE.2016 まとめページ」や、アイデアや図形などを自由に書き込める「ブランクページ」、同手帳の便利な使い方を紹介する「タワレコ手帳使い方提案&ガイド」で構成されている。なお、特設サイトでは、印刷して手軽に交換できる「着せ替え表紙」や、週間カレンダーなどの追加ページ「and more!ページ」を無償でダウンロードできるということだ(9月17日より公開予定)。また、別売りの「TOEWR RECORDS 手帳カバー」は、ベルクロタイプとジッパータイプの2種類が用意。サイズはベルクロタイプが幅130mm×高さ175mm、ジッパータイプが幅130mm×高さ180mm。素材はポリエステル/PU合皮で、カラーはどちらもLACK、CAMO、CHECKの3種類ずつ。価格は各2,000円(税別)。手帳カバーの取扱店舗は、タワーレコード札幌ピヴォ店、仙台パルコ店、渋谷店、池袋店、新宿店、秋葉原店、吉祥寺店、町田 店、川崎店、横浜ビブレ店、柏店、静岡店、名古屋パルコ店、名古屋近鉄パッセ店、梅田大阪マルビル店、難波店、梅田 NU 茶屋町店、神戸店、広島店、タワーレコード オンライン。
2015年09月02日「anan」1969号9/2発売は「カラダにいいもの大賞」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。3回目にカラダにいいもの大賞特集今回は、特大ロゴが表紙です!表紙に輝くのは、「カラダに良いモノ大賞」の特大ロゴ。電車の中吊りで、駅のホームで、本屋さんで、とにかく目立って欲しい!夏の終わり、だいぶお疲れの女子たちに、この一冊がどうか届きますように…。そんな願いを込めて、ananでは異例中の異例となる、今回の「特大ロゴ表紙」が完成しました。ロゴ下に並ぶのは、掲載した商品の中でも「ん?これはどうやって使うの?」と、一見したところ何のアイテムだかわからないユニークな品々。その答えが知りたくて、ついつい手に取って、誌面でアイテムを探してくれたら…なんて、地味な下心のある仕掛けになっております。(K)
2015年09月02日stokyoは8月27日、自走式アナログレコードプレーヤー「RECORD RUNNER」を発表した。発売は9月末。価格はオープンで、推定市場価格は6,980円前後(税込み)。RECORD RUNNERは、ミニカーのようなスタイルのレコードプレーヤー。本体の下にレコード針があり、レコード盤の上をくるくると走り回りながら音楽を再生する。電源は9V形の乾電池1本。33回転のレコードのみに対応する。スピーカーも内蔵しており、本体のみでミニマムなレコード再生環境を実現できる。RECORD RUNNERは、35年前に発売された「サウンドワゴン」をリニューアルしたもの。サウンドワゴンでは自車の位置を光学的に求めており、処理はアナログで行われていた。それに対して新モデルでは、内蔵マイコンによる制御に変更。より確実にレコードの溝をトレースできるようになった。また、従来はレコード針が交換できず、針先が摩耗すると修理扱いとなっていたが、新モデルでは針をユーザー自身で交換可能となった。交換針も同社から発売予定だが、現時点では価格は未定となっている。カラーはディープパープルとライムグリーンの2色。製造はすべて国内、ハンドメイドで行われる。
2015年08月29日リアルグローブは8月12日、ADLが策定しているExperience APIに基づくスケーラブルで高速なパーソナルレコード保管システム「edo-xrs(EDO Experience Record Store)」をedo-toolkitの一部としてオープンソース化したと発表した。同システムは、個人から発生する学習記録や医療記録等をはじめとする、あらゆるパーソナルレコードを記録し、それらをスケーラブルかつ高速に蓄積するプラットフォームで、LRS(Learning Record Store)として、総務省「先導的教育システム実証事業」の学習記録データ蓄積機能に採用されている。EDOプロジェクトが目指すパーソナルデータの安全かつシームレスな相互運用を実現するために開発されており、同システムとEDOと組み合わせることにより、高速なだけでなく、安全にパーソナルデータを活用できるようになる。活用例としては、たとえば教育分野においては、eラーニングシステムや教育サービスで蓄積される学習記録データの蓄積先を「edo-xrs」にすることでより大規模な運用が可能になる。また、医療・ヘルスケア分野では、電子カルテや処方箋、心拍数などのヘルスケアレコードを活用することによる病気の予防や医療費の削減が期待される。ほかにも、IoTの普及に伴い、サービス化されたデバイスから発生する膨大な情報をシームレスに活用することの重要性がますます大きくなるなか、そのようなパーソナルデータを活用するビジネスにとっても有用となる。
2015年08月13日アナログレコードがブームとなっている今、レコードと初めて向き合う女子に向けた女子限定無料セミナー「ME AND MY RECORDS セミナー」が、8月28日に東京・渋谷のRed Bull Studios Tokyoのラウンジ、及びホールにて開催される。同セミナーを主催する「OTAI RECORD」には、レコードプレーヤーが欲しいけど何が必要なの?レコードはどうやって保管するのがいいの?買ったレコードが反っていたんだけど、どうすればいいのでしょうか?…と、いろいろな疑問が寄せられるとのこと。そういった疑問を解決すべく、レコードの音を聞いたことがない、触ったことがない人、アナログレコード初心者のためにアナログレコード音を体験したり、実際にレコードをかけてみたり、アナログレコードの仕組みやメンテナンス方法を習得できるイベントとなっている。セミナーには、「OTAI RECORD」のようすけ管理人と東洋化成の小林美憲の2人のアナログレコードマイスターが登場。また実際にION AUDIOの「Archive LP」とアナログレコードの教材を使い、WEBデザイナーでテクノDJの“レコード女子”として留河佳苗も加わることとなる。当日は、「BROWN SALT」によるおにぎりと手巻きの軽食も用意される。また定員は60名で、定員になり次第申込み終了。【イベント情報】「ME AND MY RECORDS セミナー」会場:Red Bull Studios Tokyo住所:東京都渋谷区渋谷1-3-1 SIA 青山 BLD会期:8月28日時間:19:00~22:00(開場は19:00)料金:無料
2015年08月09日●機能部門は折れないシャーペンやスティック型付箋日本最大の文具アワード「第24回 日本文具大賞」の授賞式が、8日に東京ビッグサイトで開催された。授賞式は、リード エグジビション ジャパンが主催する「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」内で実施され、会場にはメーカーや小売店関係者など多くの人が集まった。○新商品の中からピックアップ「第24回 日本文具大賞」は、2014年7月12日以降に発表・発売された新商品とリニューアル製品の中で、「機能」「デザイン」面において特に優れた文具に贈られるもの。受賞製品は、「受賞ロゴマーク」を使用することができ、売り上げもぐんと上がるという。審査員の川崎和男氏は、授賞式で受賞製品や日本の文具の未来について次のように語った。「大切なのは『問題解決商品』を作れるかどうか。消費者が求める性能・効能・機能面が優れていること、美的にできていることがポイントになります。今回選出された優秀賞受賞製品は、日本を代表する品。今後も文具業界が更に発展するよう頑張って欲しいです」(川崎氏)○「機能部門」グランプリは「万年筆のための紙」日本文具大賞では、応募製品の中から「機能部門」5品、「デザイン部門」5品を優秀賞として選出。その中から、グランプリ製品を各1品選出するという形式をとる。「機能部門」で栄えあるグランプリを受賞したのは、神戸派計画/大和出版印刷の「SUITO cleaning paper」。神戸の印刷会社が手がけた同製品は、「万年筆のペン先を美しくするため」だけに作られた製品だ。紙を「書くもの」として使うのではなく、メンテナンスアイテムにする革新的な発想と、万年筆のクリーニングに細部にまでこだわった点が評価された。授賞式に参加した代表取締役社長 武部健也氏は「SUITOは万年筆を拭くためだけに作られた製品で、『万年筆のペン先を美しい所作で綺麗にしたい』という思いから誕生しました。万年筆を使わない人には全く意味が無いものですので、(グランプリに選んだ)審査員の勇気をたたえたいです(笑)。大和出版印刷は、30人にも満たない小さい印刷会社ですが、これからも、ものづくりにこだわった新しい製品・良い製品を作り出していきたいです」と喜びを語った。SUITOを実際に使ってみると、万年筆のペン先が紙に触れた瞬間にじわっとインクが広がる。本来の目的は掃除なのだが、紙に染みていく様子が面白くつい見入ってしまう。インクの色を楽しむことができる一石二鳥の同製品、個人的には「インク沼」にはまってしまった万年筆ユーザーに強くおすすめしたい。○「機能部門」優秀賞4品続いて「機能部門」の優秀賞受賞製品を紹介する。1つ目はカンミ堂の「PENtONE」。過去にマイナビニュースで紹介した同商品は、ペンと一緒に持ち運びやすくするため、ミシン目入りのロール形式を採用したフィルム付箋だ。持ち運びやすく詰め替えが可能というデザインと機能を両立させている点が、「付箋の可能性を高めた」と高評価であった。ゼブラの「デルガード」は、世界初の機構「デルガードシステム」を採用。あらゆる角度の強い筆圧から芯を守る、「絶対に折れない」シャープペンシルとして話題になった。優秀賞受賞理由は、「世界初のシステムを搭載し、『折れないシャープペンシルという』ユーザーのニーズや問題を解決した」という点。こちらも過去にマイナビニュースで紹介している。プラムネットの「ピタットルーラー [30] オレンジ」は、一見普通の定規のように見える製品だが使ってみるとすごさがわかる。軽い力でスムーズに動かせるのだが、押さえるとピタッと止まり、ペンやカッターを使うときにもずれることはない。定規に要求される「スムーズな移動」と「確実な固定」という相反する機能を両立した点が評価された。マグネティック・ジャパンの「magnetic notes」は、どこでも貼り付く付箋。のりやテープ、磁石などを使っていないが、ピタッとくっつく。さらに、裏面はホワイトボード仕様になっているので、何回でも書きなおせる。受賞理由はのりを使わずに両面使用できる機能と、場所を選ばない情報の伝達・共有を可能にした点であった。●デザイン部門は柔らかリングノートや半永久的にかけるペン○「デザイン部門」グランプリ「デザイン部門」のグランプリ受賞製品は、切削加工で作られたタケダの「MiLLiSECOND アルミメタルメジャー」。同社は金属産業で知られる新潟県燕三条の金属加工メーカーだ。受賞製品は金属製のメジャーなのだが、メタルのボディだけを見ると「これがメジャー?」と驚く。無造作に机の上においていても絵になるデザインなのだ。表彰式では、身に付けることまで考えた洗練されたデザイン、金属加工技術により実現した繊細さが評価された。授賞式に参加した代表取締役社長 武田太一氏は、「タケダは新潟の燕市の企業です。アルミメタルメジャーは、燕市でのデザインコンクールでも賞を頂いたのでダブル受賞となります。これからもいい商品を作って、タケダをアピールしていきたいです」と今後の意気込みを語った。○「デザイン部門」優秀賞4製品最後に「デザイン部門」で優秀賞を受賞した4製品を紹介しよう。コクヨS&Tの「ソフトリングノート」は、リング部分が柔らかい樹脂でできており、手に当たっても痛くない新感覚の製品。「リングノートの『針金が手に当たって書きにくい』という問題を、デザインと素材を変えることで解決した点」が評価された。実際に書いてみると、通常のリングノートでは書き込みづらいノートの中央部分でも楽に書き込むことができる。リングノートの良さに新たなアイディアをプラスした製品となっている。セーラー万年筆の「STORiA」は、耐水性・耐光性に優れた顔料ボトルインク。万年筆などに入れて使うことができ、水にぬれてもにじみにくい。カラーバリエーションが少なかった顔料インクの幅を広げた点、書く楽しさを提供するパッケージなども評価された。ダイヤモンドの「ナプキン フォーエバー ピニンファリーナ カンビアーノ」は、ウッドボディのメタルペン。インクを使用しないので、半永久的に使うことができる。受賞理由はメタルペンでありながら圧倒的な書き味を実現した点。また、木製ペンスタンドをセットにすることで、机上に出しておけるトータルデザインも受賞のポイントとなった。マークスの「アイディアノート・エディット」は、アイディアを移動してシェアできる付箋やビジュアル化しやすいドット方眼など、「クリエイティブな思考を育てる」ための要素を盛り込んだノート。誰もがクリエイティブな思想・思考ができるように、人間の思考を徹底的に分析したとして優秀賞を受賞した。グランプリ・優秀賞受賞10製品は、10日まで東京ビッグサイトで開催中の「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」内で展示されている。※ただし、ISOTは商談を目的とした展示会のため、一般の入場は不可となっている。
2015年07月08日日本玩具協会は16日、東京国際フォーラムにて「東京おもちゃショー2015 記者発表会」および、「日本おもちゃ大賞2015 授賞式」を開催した。今年で8回目となる「日本おもちゃ大賞」は、日本玩具協会が良質で市場性に富んだ玩具・おもちゃの開発促進と活性化を目的に2008年に創設。コンセプトは「おもちゃ大賞」の大きな目的である「開発力への刺激」、「業界からの配信力の強化」に加え、2012年より新たに加わった「消費者への価値創造」の3本柱を掲げている。今年は、全部門で39社279アイテムの応募があり、計8部門の受賞が発表された。審査委員長は、これまで同様トーイズの代表取締役であり、テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』の鑑定士としてもおなじみの北原照久氏。大賞の最終審査(第3次審査)は、ノミネートされた7部門各5点、計35点のおもちゃについて、それぞれ開発者の開発趣旨や商品特徴の説明を受け、審査員が実際に商品を手にとり、部門ごとに点数を入れていく。北原氏は「プレゼンテーション時に、企画者たちは我が子のようにおもちゃを説明してくれる。これを見ていて、ノミネートされたおもちゃは、日本のみならず、世界に羽ばたくことができると実感している」と各おもちゃの開発者に称賛を送っていた。「日本おもちゃ大賞2015」の受賞作品は以下のとおり。メーカー別受賞数はタカラトミー(タカラトミーアーツ含む)が3、バンダイが2、エポック社、シー・シー・ピー、ジョイパレット、セガトイズが1。なお「ヒット・セールス賞」「特別賞」は、バンダイがダブル受賞を果たしている。○「日本おもちゃ大賞2015」受賞作品共有玩具部門:JOUJOU みつけてみよう! 色キャッチペン(タカラトミー)エデュケーショナル・トイ部門:一歳半からの体幹☆脳力トレーニング みんなで! 育脳マット(ジョイパレット)ボーイズ・トイ部門:野球盤 3D エース(エポック社)ガールズ・トイ部門:Jewel Watch(セガトイズ)キャラクター・トイ部門:ヒミツのクマちゃん(タカラトミーアーツ)イノベイティブ・トイ部門:リニアライナー超電導リニアLO系スペシャルセット(タカラトミー)ハイターゲット・トイ部門:カメラ付き超小型ヘリコプター ナノファルコンデジカム(シー・シー・ピー)特別賞:ガンダムプラモデルシリーズ(バンダイ)2014年度ヒット・セールス賞:DX妖怪ウォッチ タイプ零式(バンダイ)また、「東京おもちゃショー2015 記者発表会」では、開催に先立ち日本玩具協会会長の富山幹太郎氏があいさつ。昨年度の玩具売り上げは、前年度比109%、過去10年で最高の売り上げを記録したことを報告し、おもちゃ業界が好調であることをアピールした。また、「妖怪ウォッチやアナ雪関連のグッズ、女児向けメイキングホビーが人気を集め、今年のGW商戦も玩具市場は好調。今回のおもちゃショーでも夏休みからクリスマス商戦へ向けた新製品が発表となるため、玩具市場がさらに盛り上がることに期待しています」と、展望を語った。記者発表会では、現在の玩具・おもちゃのトレンドや市場、そして「東京おもちゃショー 2015」の見どころも紹介。2014年度の玩具市場において、特に大きく伸びた商品分野は前年度比178.6%の男児キャラクター玩具。また、雑貨が前年度比120.7%、ぬいぐるみが前年度比111.6%と大きな伸びを見せ、いずれも『妖怪ウォッチ』関連商品が好調だったことが挙げられている。一方、女児玩具も前年度比106.1%と伸び、『ファンルーム』『アクアビーズ』『ホイップる』の人気が際立ち、好調に繋がった説明した。知育・教育玩具は、前年度比104.2%。特に砂玩具の『キネティックサンド』などが人気となった『プリスクール』、『レゴブロック』の伸びが目立ったブロック、海外ブランドを中心に伸びた木製玩具などの分野が好調。そのほか、『TAMAGOTCHI 4U』などのハイテク系トレンドトイ、『プラレール E7系北陸新幹線かがやき』などのレールトイ、『アナと雪の女王』を中心にディズニー関連の商品が伸びたジグソーパズル、「ガンプラ」「ミニ四駆」が牽引したプラモデル、『ムーミン』や『モンチッチ』などぬいぐるみも売れ行きを伸ばしているという。反面、『妖怪ウォッチ』や『アナと雪の女王』人気の影響で、ほかの男児キャラクター玩具や、女児キャラクター玩具、トレーディングカードは苦戦を強いられた。季節玩具トータルでは、スポーツトイやアウトドアトイの貢献により、前年度比98.2%にとどまったものの、玩具花火やサマートイ・サマーグッズは、昨夏のゲリラ豪雨や歴史的な日照不足などの天候不順により、ともに前年より10%の売り上げ減を余儀なくされた。2014年度の総括としては、国内の玩具市場規模は店頭価格ベースで7,367億円。前年度比10.9%と、過去10年で最高を記録。また、玩具の主要10分野(ゲーム、カードゲーム、男児・女児キャラクター・ぬいぐるみなど)では、前年度比109.3%と、これも過去10年で最高の売り上げをマークした。昨年度の玩具市場が好調だった要因としては、『妖怪ウォッチ』が社会的ブームとなったほか、『アナと雪の女王』の関連グッズが爆発的にヒットしたことが挙げられ、さらに、砂玩具やけん玉といったアナログ玩具が売り上げを伸ばしたことも要因の一つだという。なお、「東京おもちゃショー 2015」の見どころについては、「夢の実現」「ウェアラブル」「インタラクティブ&コミュニケーション」「飛行」「男の子はバトル&スピード」「女の子はメイキング」「時代はアナログ」「オトナ男子・オトナ女子」と8つのキーワードが挙げられている。夢の実現:『リニアライナー 超電導リニア LO系スペシャルセット』(タカラトミー)、『野球盤 3D エース』(エポック社)などウェアラブル:『ジュエルウォッチ』(セガトイズ)、『プレイウォッチ』(タカラトミー)インタラクティブ&コミュニケーション:『オムニボット OHaNAS(オハナス)』(タカラトミー)、『ヒミツのクマちゃん』(タカラトミーアーツ)飛行:『ピコファルコン』(シー・シー・ピー)、『ナノファルコンデジカム』(シー・シー・ピー)など男の子はバトル&スピード:『ベイブレードバースト』(タカラトミー)、『ガガンガン』(タカラトミー)など女の子はメイキング:『ファンルームプラス』(ハナヤマ)、『アクアビーズ カラフルいっぱい DX』(エポック社)など時代はアナログ:『ファンルーム』(ハナヤマ)、『キネティックサンド』(ラングスジャパン)オトナ男子・オトナ女子:『HGUC RX-78-2 ガンダム』(バンダイ)、『スター・ウォーズ ナノロイド R2-D2』(タカラトミー)、『枯山水ジグソーパズル』(ビバリー)など「東京おもちゃショー 2015」は、6月18日、19日の商談見本市、20日、21日の一般公開日と計4日間にわたって東京ビックサイトで行われる。
2015年06月16日サントリーは、東京都内にて行われた「日本ギフト大賞2015」(主催:日本ギフト大賞選考委員会)において、「ザ・プレミアム・モルツ」が、プレミアムギフト賞を受賞したことを発表した。「日本ギフト大賞」は、コミュニケーションツールとしての「ギフト」を表彰するというもの。ギフトの活性化は、受ける側、贈る側の喜びを高めるだけではなく、“日本中の文化と産業を豊かにしていく”という考えのもとに設立。全国の新聞社や大学学長など幅広い分野の選考委員が、ギフト商品・サービスを独自性、創造性、社会性の視点で選考。売上や話題性、特色などの点で評価し受賞者を決定していく。今回、同商品がプレミアムギフト賞を獲得した理由について「『世界最高峰のビールをつくりたい』という醸造家の想いから生まれ、徹底的な『こだわり』をもってつくられています。大切な贈り物には、『プレミアムなものを贈りたい』という消費者のニーズを引きだした先駆者であり、プレミアムビール界をけん引する存在です」と選考委員会はコメントしている。ちなみに、同シリーズは現在、『ザ・プレミアム・モルツ』、『ザ・プレミアム・モルツ 香るプレミアム』、『ザ・プレミアム・モルツ MASTER’S DREAM』の3種類をラインナップしている。なお、同大賞では47の都道府県賞を含む全53の賞を用意。プレミアムギフト賞のほかには、「話題賞」を「三越伊勢丹のライオン像日本体育大学への寄贈」が、「音楽ギフト賞」を「楽器演奏、聖歌/声楽ギフト(村上音楽事務所)」が、「和食ギフト普及賞」を「森永絹ごしとうふ(森永乳業)」がそれぞれ受賞している。
2015年05月19日扶桑社は6日、"文房具のプロ"である売り場の店員が最高の逸品を選ぶ「文房具屋さん大賞2015」の結果を発表した。○プロが自分で買いたいものを選出同賞は、誰よりも真剣に現場で文房具と向き合う文房具店員が「自腹で買いたいか」という基準で選出したもの。「大賞」「新人賞」「コスパ賞」「デザイン賞」などの各賞から「書く」「消す」「切る」「測る」「留める」「つける」「伝える」「管理する」という「部門賞」を設けて発表した。「大賞」は、ゼブラの「デルガード」。同製品は、新機構で芯を守り、"どんなに強い力を込めても芯が折れない"という特徴を持つシャープペンシル。銀座・伊東屋は同製品について「力の加減を気にせず、思うままに書けます。電話の際のメモやアイデア出しに重宝しますね。このシャープは確かに折れません」とコメントとしている。他の賞に関する詳細は『扶桑社ムック 文房具屋さん大賞2015』で発表されている。
2015年03月11日人を大切にする経営学会主催、厚生労働省後援の第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の受賞13団体が6日公表された。○雇用管理に優れた会社を表彰同大賞は、「人を大切にする経営学会」が2010年から毎年実施しているもの。企業が本当に大切にすべき「人」たちを(1)従業員とその家族 (2)外注先・仕入れ先 (3)顧客 (4)地域社会 (5)株主とし、彼らに対する使命と責任を果たし、人を大切にする経営に取り組んでいる企業や団体の中から、特に優良な企業などを表彰し、他の模範とすることを目的としている。同大賞において、厚生労働省は今年から新たに後援と厚生労働大臣賞の交付を行う。同賞は、障害者・高齢者・女性などの活躍推進や長時間労働の削減などの総合的な雇用管理に関して優れた活動を実践した企業に贈られるもの。初回の受賞企業は、みんなが望む健康、みんなに優しいスポーツウェア」を経営理念に1956年に設立されたスポーツウェア製造業のクラロン(福島県)。受賞理由は下記の通り。「創業以来、障害者の正規雇用に取り組み、現在の障害者雇用率は実雇用率35.3%(重度ダブルカウントを含む)と、福島県トップの実雇用率である。また、高齢者雇用・女性雇用にも積極的で、最高齢は77歳の女性の営業課長であるなど、障害者、高齢者を昭和31年設立以来、今日までの長年に亘り、顕著に数多く雇用するなど、地域になくてはならない存在であることが高く評価されたため」(厚生労働省HPより)3月20日13時30分からは、東京都千代田区富士見の法政大学市ヶ谷キャンパスで、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の表彰式を実施予定。(※画像は本文とは関係ありません)
2015年03月11日「第8回WOWOWシナリオ大賞授賞式」が5日、東京・赤坂の同局で行われ、川崎クニハル氏の『双葉荘』が大賞に選ばれた。2007年に創設された同アワードは、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に寄与するというもの。第8回目を数える今年は、応募総数482編の中から大賞に川崎クニハル氏の『双葉荘』、優秀賞に大谷洋介氏の『タクハイ・ドライバー』、ネオ・ポフスキー氏の『駱駝色の女』、堀脇れいく氏の『姐さん』がそれぞれ選ばれた。『双葉荘』で見事大賞を射止めた川崎氏は「30年以上商業映像の演出の仕事をやっておりますが、実は50歳を過ぎた頃から自分でもストーリーを作りたいという欲が出てきて、今回の『双葉荘』は8作目ぐらいです。この話は私が若いころに体験した実話をベースにしており、そこから自分なりに脚色を加えていきました」と受賞作について説明し、「60歳を越えてますので、これから私はどうなるんだろうかと大変興奮しております。こういう機会を与えていただいて本当にありがたいです」と感謝の言葉。川崎氏の作品は年内にWOWOWで映像化されるが「非常にエキサイティングですね。ただ、私は普段自分でも演出するので、生まれて初めて他の方に演出されるということで、どう受け止めていいのか分かりません。これもまた面白い次の人生の第一歩かなと皆さんに感謝しております」と話していた。また、選考委員長を務めた映画監督の崔洋一は「WOWOWシナリオ大賞はオールジャンルでオリジナルが大前提。応募した方たちの野心といいますか希望というものが映像化されることで結実されます。非常に高い評価をいただけるようになりましたが、それと同時に権威にはしたくありません。いずれは世界性を持って受賞作品が国境を越え、受け入れてもらえるように今後とも選考にあたってきたいと思います」と講評した。なお、昨年大賞に選ばれた栄弥生氏の『十月十日の進化論』(尾野真千子主演)が、3月26日(22:00~)にWOWOWでドラマWとして放送される。
2015年03月06日翔泳社は2月25日、「ITエンジニアに読んでほしい! 技術書・ビジネス書 大賞2015」の技術書・ビジネス書部門の各大賞書籍を発表した。同企画は今回で第2回目の開催となる。対象書籍は技術書、ビジネス書全般で、2014年11月26日から一次投票としてWEBで投票を受け付けた。一次予選での投票数は2,100票と、第1回目よりも約3倍の票を集めたという。最終投票は2月19日に、特別ゲスト4名と、観覧席の参加者による一次投票上位6冊(各3冊)の書籍の著者、編集者、翻訳者による書籍紹介プレゼン、書籍の内容を元に投票を実施した。その結果、技術書部門大賞は「GitHub実践入門(大塚 弘記/著)」(技術評論社)に決定した。投票した人からは「エンジニア以外にGitHubを伝えるときに使えそう」「使い方だけでなく、まつわる全てに言及されているのは素晴らしい」などのコメントが寄せられている。ビジネス書部門は『「納品」をなくせばうまくいく(倉貫 義人/著)』(日本実業出版社)となった。「出版とIT業界について、うまく切り込んでいる」「情熱の伝わってくる素敵なプレゼンだった」など評価が高かった。今後は、全国主要専門書店約15店舗で「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞2015フェア」を実施する。プレゼン大会に参加した本の著者、訳者、編集者の方の直筆コメント入りのPOPも展示し、大賞やベスト10に選ばれた本を中心に展開する。
2015年02月28日Kaizen Platformは1月9日、日本一のグロースハッカーを決定する「日本グロースハッカー大賞」の創設と、授賞式兼ミートアップイベント「Japan Growth Hacker Awards 2015」の開催を発表した。グロースハッカーとは、WebサイトのUIを最適化することで、会員獲得増・受注増といった組織の目的を最大限に実現するマーケティングを理解したクリエイターのこと。米国などでは、オプティマイザー(Optimizer)と呼ばれることもあるという。これらグロースハッカーとその予備軍となるWebデザイナーやWebデベロッパー、コピーライターが、より活躍し業界が活性化することのほか、企業のマーケティング担当者に優秀なグロースハッカーを広く知ってもらい、WebサイトのUI品質向上に貢献することが同大賞の創設の目的となる。同大賞は、Kaizen Platformに登録した1300人以上のグロースハッカー(2014年11月時点)を対象に、クライアント採用数や採用率、勝率、報酬金額などを審査項目とし実施。「女性向けサイト部門」や「スマートフォンサイト部門」など計10部門の優秀なグロースハッカーを選出後、年間最優秀グロースハッカーとして「グロースハッカー・オブ・ザ・イヤー」を決定する。なお、受賞者は、2月10日に東京都・代官山のグラナダスィートで行われるイベント「Japan Growth Hacker Awards 2015」で発表される。イベントの詳細と参加申し込みは、イベントページから行うことが可能だ。
2015年01月13日ニュマークジャパンコーポレーションは、iOSアプリとも連携する、3Wのステレオスピーカをビルドインした天然木デザインのアナログレコードプレーヤー「ION AUDIO MAX LP」を発売した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は1万2,800円。同製品は、レコードの再生、PCとUSB接続しレコード音源をデジタル音楽ファイルへ変換することが可能なターンテーブル。本体にスピーカも内蔵されており、別途スピーカを用意せずとも手軽に音楽を再生することが可能となっている。また、標準のRCA出力、ヘッドフォン出力、AUX入力なども装備。33 1/3、45、78回転に対応し、45回転用のアダプタも付属している。また、付属ソフトウェアのEZ Vinyl & Tape Converter software(Mac/PC対応)は、自動的にトラックごとに分割する昨日を搭載。さらに、専用無料iOSアプリ「ION EZ Vinyl & Tape Converter」(要Apple iPad Camera Connection Kit)で、レコード音源をスマホにファイルとして取り込むことも可能となっている。
2014年12月22日タニタは、日本人の健康づくりに貢献した個人または団体を顕彰する「第11回 タニタ健康大賞」に公益財団法人日本相撲協会を選出。このほど贈賞式が行われた。今回で11回目を迎えた同賞。選定理由として、同協会が2005年に相撲の基本動作をアレンジした「相撲健康体操」を考案し、普及に努めていることがあがった。相撲健康体操は、子どもから高齢者まで誰でも無理なく運動できるのが特徴。続けることで筋肉がほぐれたり足腰が鍛えられたりするなど、基礎体力やバランス能力が向上するといわれている。同協会は、体操の指導者検定制度を導入するほか、全国各地で現役力士による講習会を開催するなどさまざまな取り組みを行ってきたという。その長年にわたる活動が評価され、今回の受賞に至った。贈賞式では、同協会を代表して第71代横綱・鶴竜関に、タニタ社長・谷田千里氏より賞状、トロフィー、副賞50万円の目録が贈呈された。鶴竜関は、「相撲健康体操をきっかけに、子どもたちが相撲に興味を持ってくれたらうれしいです」とコメント。また、自身の健康法として、ベスト体重の154kgを維持するために1日3~4回は体重を測り、それにあわせて食事量を調整していることを明かした。
2014年12月19日日本レコード協会とレコード会社23社は12月17日、YouTube上のコンテンツ動画をダウンロードできるサービス「TUBEFIRE(チューブファイア)」が著作権を侵害しているとして、運営元のミュージックゲートを相手取り、サービス停止および損害賠償を求める訴訟を起こした問題で、東京地裁で和解が成立したと発表した。ミュージックゲート側はTUBEFIREの利用において、YouTube上でダウンロード可能となっていたコンテンツ動画に関し、著作権の侵害があったことを認めた。また、日本レコード協会らに対し、すでにTUBEFIRE の提供を中止していることを確認し、今後も同サービス(名称のいかんに拘わらずこれと実質的に同一のサービスを含む)を再開しない。日本レコード協会らは、ミュージックゲートに対して損害賠償を請求しないという。
2014年12月18日