「北欧のフィンランドには『サルミアッキ』なる世界一まずい飴があるらしい」。ネット上に流れる噂を検証すべく、その「サルミアッキ」を実際になめてみた。サルミアッキは、薬草の一種・リコリス(スペインカンゾウ)から抽出した成分を配合した「リコリス菓子」の1つ。このリコリス菓子に塩化アンモニウム(フィンランド語でサルミアッキ)を添加したものこそ、「サルミアッキ」だという。ネットで注文したサルミアッキは、本体が600円、送料1,000円。本体より送料が高い買い物になってしまった。数日後に自宅に届いた包みはキャラメルの箱ほどの大きさで、北欧らしくなかなかにスタイリッシュなデザインである。おもむろに箱を開けてみると、中から転がり出た「サルミアッキ」は、一辺1cm弱の菱形の小片。色合いは黒砂糖の飴玉のようだが、形が面白い。上部は盛り上がり下部がへこみ、1つひとつ繋げれば、巨大な深海魚の背骨のようだ。グミキャンデイを多少かたくした感じのサルミアッキを1つ口に投じれば、徐々に溶けていく。まず舌に伝わるのは軽い塩味。続いて「中華圏の空港」にも似た香り、つまりは「八角」にも似た香りが広がる。それほど悪くもない……との安心するうちに、香気はゴムの臭気に変わりはじめ、やがて「甘い」「苦い」「塩辛い」を煮詰めたような感覚が舌の表面をはいずり回る。とりわけ際立つ苦みが、歯と歯茎の隙間ににじむ。これは……。数分ほどでサルミアッキはすべて溶け去った。しかし舌に残るいがらっぽい感覚はなかなか消えない。口直しに紅茶を飲み下したところが、一層悪化してしまうからおそろしい。結論。「日本人でおいしいと感じる人は極めて少ないと思われる」。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日これを言うなら“Don’t underestimate me.”「わたしを過小評価するな」なんていうのがお勧め。「なめるな」以外にも「見くびるな」という感覚でも使えます。またもう少しカジュアル(スラング的)な感じで言いたいなら“Don’t monkey around with me.”なんてのもあり。ただしこちらは、馬鹿にする感じでの「なめ」感が強いですけど。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日