手塚治虫の不朽の名作「鉄腕アトム」をアメリカでフルCGアニメーション化した『ATOM』のワールド・プレミアが5日(月)、アトム誕生の地・日本で開催。日本語吹き替え版でアトムの声を担当した上戸彩に同じくテンマ博士の声を担当した役所広司、このプレミアのために来日したデヴィッド・バワーズ監督、手塚治虫の息子で本作の監修、宣伝プロデューサーを務める手塚眞らが来場した。上戸さんは「この仕事をいただいたとき、ヒーローの役をやれることが嬉しくて『やるやる!』って感じでしたが、作品を観て切なくて、悲しくてでも温かくて…前もってこの物語を知っていたら、怖くて出来なかったかもしれません。ファンの方を悲しませないように懸命にやりました」と語った。役所さんとの共演については「一緒に収録というのはなかったんですが、今日、お会いして『テンマ博士がしゃべってる!』って感じです(笑)。役所さんの渋くてかっこいい声のおかげで、アトムの声を入れるときも落ち着いて親子の関係を出せたと思います」と笑顔を見せた。役所さんは「僕は『アトム』で育ちました。お風呂ではいつも髪を“アトムヘア”にしていました」とおどけつつ「手塚さんのメッセージが、21世紀に映画としてさらに力強く伝わると思います」と胸を張った。役所さんにも上戸さんとの共演について聞いてみると「残念なことに僕の方が先の収録だったので、寂しくやってました…」と悲しそうに語り会場の笑いを誘った。バワーズ監督は「ワールド・プレミアがこうしてアトムの故郷の日本で行われることを嬉しく思い、また、みなさんにご覧いただけることに興奮してます!この映画化において僕に対して信を置いて下さったことにも感謝しています」と語りかけた。手塚眞さんは「本来ならこの場に手塚本人が立ってしかるべきなのですが、残念ながら“違う次元”で忙しくしておりまして(笑)。この映画に携わって、何度も作品を拝見しましたが、観るたびに涙しています。手塚の精神を感じさせる作品になっています!」と太鼓判を押し、監督、キャスト陣への感謝の言葉を口にした。さらにこの日は、着ぐるみ(等身大以上)のアトムと共に、同じ“ロボット”つながりということで、Hondaの2足歩行ロボット、ASIMOが祝福に駆けつけ、上戸さんらに花束を渡した。これに合わせて少年たちによる鼓笛隊がおなじみの「鉄腕アトム」のテーマソングを奏で、大きな盛り上がりの中、プレミアは幕を閉じた。『ATOM』は10月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:ATOM 2009年10月10日より全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:『ATOM』上戸彩インタビューアトムに続いて声を演じてみたいキャラクターは…上戸彩つながりで誕生!『ATOM』×ソフトバンク“白戸家”が究極のコラボCM制作上戸彩&役所広司も来場!『ATOM』ワールドプレミア試写会に5組10名様ご招待上戸彩、等身大以上アトムに驚愕『ATOM』アフレコ公開「甥っ子と一緒に観たい」コミコン『ATOM』にもうすっかり大人なフレディ・ハイモア&クリステン・ベル登場
2009年10月06日漫画の神様・手塚治虫が生み出し、世界中を熱狂させた名作「鉄腕アトム」をフルCGアニメとして蘇らせた『ATOM』が10月10日(土)に公開を迎える。日本語吹き替え版でアトムの声を演じるのは上戸彩。そのアフレコ収録の模様が8月18日(火)、報道陣に公開された。この日、公開されたのは、地上界でのシーン。空中都市・メトロシティを飛び出し、地上界で少女・コーラたちと行動を共にするようになったアトムが、放置された建築ロボット・ゾグを見つけ、彼に生命を与える。いつもの上戸さんの声とは少し違った、やや少年っぽさを帯びた声がスタジオに響いた。因みにこの日のスタジオには、等身大…以上、というか上戸さんよりも一回り大きなアトムが登場し、上戸さんにアトムグッズをプレゼント。その大きさに上戸さんは一瞬、驚いた表情を見せつつ「ありがとう!」と笑顔でプレゼントを受け取った。その後、報道陣の取材に応じてくれた上戸さん。今回のアフレコについて「楽しかったです!力が入りすぎて声が枯れてしまったりもしました。ほとんどが戦いのシーンや何かに耐えるシーンだったので…」とふり返った。原作の「鉄腕アトム」については「リアルタイムで知っているわけでもないし、ストーリーも知らないけどなぜか歌は歌えます(笑)。(オファーが来て)すごく嬉しかったです」と笑顔で語った。最近、髪型を変えたことについて尋ねられると「アトムに合わせました…というのはウソです(笑)」とおどけ、さらに映画について「泣けるお話です!甥っ子と一緒に観に行きたいです」と自身も完成が待ちきれない様子だった。『ATOM』は10月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ATOM 2009年10月10日より全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:コミコン『ATOM』にもうすっかり大人なフレディ・ハイモア&クリステン・ベル登場アトムの声に元気ハツラツ上戸彩!テンマ博士の役所広司とフルCGアニメで父子にフルCG版“アトム”の新ビジュアル解禁!テンマ博士&お茶の水博士も登場ドラゴンボール以上の賛否必至?生まれ変わったハリウッド版“アトム”一部画像到着
2009年08月19日生誕80周年を迎え、改めてその偉大な功績が脚光を浴びている“漫画の神様”手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」をフルCGによって、これまでにないスケールで映像化した『ATOM』。このたび、本作の日本語吹き替え版のキャストが正式に決定し、アトムの声を女優の上戸彩が、アトムの生みの親であるテンマ博士を役所広司が務めることになった。これまでに放映されたTVアニメシリーズでは、アトムの声を清水マリ、津村まことが演じており、今回の上戸さんは3人目となる。配給元の角川エンタテインメントは今回の決定について、己の過酷な運命を知ったアトムが、徐々に力強いヒーローへと成長していくさまを演じられる声優として、演技力があり、日本を代表する元気なキャラクターとして国民的な人気を誇る上戸さんがふさわしいとして白羽の矢を立てた、とその起用の理由を説明。上戸さんは「たくさんの方に愛されているアトムのイメージを壊さないようにがんばります!今回の映画『ATOM』は優しくて力持ちなアトムだけではなく、ちょっと切ない部分や深いメッセージがこめられているのでぜひ、たくさんの方に観てほしいです」と喜びと意気込みを語った。一方、役所さんが担当するテンマ博士は、不慮の事故で命を落とした最愛の息子・トビーを自らの手で、新型ロボットとして甦らせ、苦悩を抱えながらも本当の愛に目覚めていくというキャラクター。役所さんは「子供の頃、TVで『鉄腕アトム』を見ていましたし、初めて描いた漫画もアトムでした。この映画に描かれている、血のつながりや人種など関係なく相手を思いやる気持ちがあれば、親子にも友人にもなれるという部分に魅力を感じました」と作品への強い思いを語ってくれた。本作の宣伝プロデューサーを務める手塚治虫の息子である手塚眞氏も、今回のキャスティングについて満足している様子で、「若い世代の人々がこの映画を観て、次の世代に手塚の想いを伝え続けられればと思います」と期待を口にする。ちなみに、海外版ではアトムの声をフレディ・ハイモアが、テンマ博士を「鉄腕アトム」の大ファンを公言するニコラス・ケイジが担当。ほかにも海外版では、お茶の水博士(海外版ではDr.Elefun)の声をビル・ナイが担当するほか、ドナルド・サザーランド、シャーリーズ・セロンらの出演も決まっている。共に豪華声優キャストを揃えた本作、海外版と日本語版を見比べてみても面白いかも。『ATOM』は10月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:ATOM 2009年秋、全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:フルCG版“アトム”の新ビジュアル解禁!テンマ博士&お茶の水博士も登場ドラゴンボール以上の賛否必至?生まれ変わったハリウッド版“アトム”一部画像到着
2009年07月22日手塚治虫の代表作の中の代表作「鉄腕アトム」が海を越え、本格的フルCG技術を駆使し、新たに生まれ変わった。今秋、日本でも公開を迎える『ATOM』。世代を超えて愛される国民的ヒーロー、アトムが映画でATOMとしてどのような変貌を遂げているのか注目が集まるが、本作の新たなキー画像が解禁となった。これまでに日本国内で解禁されたビジュアル画像では、体にコードを巻きつけて吊るされ、影に隠れて表情の見えなかったアトムだが、今回解禁となった1枚では、目をつぶったままとは言え、その顔がはっきりとお目見え!また、アトムの生みの親であるテンマ博士と育ての親、お茶の水博士の原作よりもややシャープな印象を与える姿も明らかとなった。さらに、現在本作の公式サイトでは、公開に先駆けて7月13日(月)より、眠ったままのATOMを呼び起こす「10万馬力キャンペーン」がスタート。画面中央で吊るされ眠ったATOMに、1クリックにつき1馬力のエネルギーを注入できる仕組みになっているが、スタートしてから間もなくアクセスが集中し、早くも10万をはるかに超える馬力に達成するほどの人気ぶり。今後、こちらのATOMは7月22日(水)には目を覚まし、何らかの変化を見せるというが、果たしてどのような姿を見せてくれるのか――?徐々にその全貌が明らかになってきた本作。全米の配給元サミットによれば、メジャー級の公開規模を予定、世界50か国以上での上映を目指しているほか、日本語版でも豪華メンバーを声優キャストとして配する予定だとという。『ATOM』は今秋、全国にて公開。『ATOM』公式サイト■関連作品:ATOM 2009年秋、全国にて公開© 2009 Imagi Crystal LimitedOriginal Manga © Tezuka Productions Co., Ltd.■関連記事:ドラゴンボール以上の賛否必至?生まれ変わったハリウッド版“アトム”一部画像到着
2009年07月15日