この冬随一の話題作として注目されている『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』。本作の監督スティーヴン・スピルバーグが依頼したことで出演が決まった英国人俳優のサイモン・ペッグとニック・フロストが、“タンタン”の魅力や撮影のエピソードを語った。見分けるにはヒゲに注目!日本では『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!』や、劇場未公開ながら映画ファンの間で話題を呼んだ『ショーン・オブ・ザ・デッド』(どちらもエドガー・ライト監督作)などで知られるペッグとフロスト。彼らは本作でデュボン&デュポンというインターポールきっての敏腕(?)刑事に扮しているが、スピルバーグ監督がコンビを演じられるふたり組みの役者を探していたことから、彼らに白羽の矢が立ったという。フロストいわく「最悪の刑事だ」というデュボンとデュポン。双子のように見えるが赤の他人同士であるこの刑事ふたりを「彼らはローレル&ハーディ(アメリカを代表する喜劇役者)やチャップリンのような、サイレント映画のスターたちの伝統を受け継いだキャラクターだ」とペッグは語る。また主人公タンタンのトレードマークともいえる髪形については「レポーターとしてのプロ根性は人一倍だし、タンタンの最大の武器は大胆さだね。あの髪型にしても、常に上を目指そうとする向上心の表れだと思う。絶対にくじけない不屈の精神の持ち主なんだ」とユニークな見方をしている。さらにふたりは巨匠スピルバーグを「スティーヴンは役者寄りの監督」と表現。「撮影現場での彼がこまめな演技指導なども含め、俳優と密に関わる実践型の監督だったのには驚いた。僕たちの演技に満足な時は素直に褒めてくれるし、ある時なんてカットがかかったあと、演技が最高だったってご満悦でダンスまで披露してくれたんだ!」(ペッグ)と明かす。ペッグとフロストは実は12月23日(金)公開の『宇宙人ポール』でも共演しているのだが、ここにはなんとスピルバーグもカメオ出演を果たしており、そんなところからも親密さがうかがえる。ペッグやフロスト、そして彼らの盟友エドガー・ライトを『タンタン』の脚本に起用するなど若い才能にもくまなく目を向けるところが、スピルバーグの巨匠たる由縁なのかもしれない。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー!
2011年11月25日スティーヴン・スピルバーグ監督初の3D作品『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の公開を記念して、全国51ヵ所のTOHOシネマズで総勢約16,000人が一斉に映画を鑑賞する超拡大試写会が行われ、さらにその上映後3時間にわたってツイート大会が開催されることが決定した。その他の写真本イベントは、10日(木)に行なわれるTOHOシネマズの超拡大試写会で作品を鑑賞した約16,000人の観客が、上映後に感想をTwitterで発信するというもので、公式アカウント(@TINTIN_MovieJP)をフォローしたうえで、ハッシュタグ「#タンタンみた」を付けてツイートする。上映終了後の20時20分頃から180分限定で実施され、観終わった直後の興奮や感想をリアルタイムで共有できる、前代未聞の試みとなる。原作の大ファンだというスピルバーグ監督が、構想に30年をかけ映画化を実現させた最新作とあって、公開を心待ちにしている多くの映画ファンにとっても、評判や口コミを事前にチェックできる注目の機会となりそうだ。全世界で2億冊以上を売り上げているベルギー生まれの同名人気コミックシリーズを原作にした3D映画『タンタンの冒険…』は、少年記者タンタンと相棒の愛犬スノーウィが、17世紀に洋上で姿を消した帆船“ユニコーン号”に隠された財宝をめぐって大冒険を繰り広げるフルデジタル3D映画。Twitterイベント11月10日(木)20時20分頃から23時20分頃まで(180分限定)『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー!
2011年11月09日12月1日(木)より公開されるスティーヴン・スピルバーグ監督作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』。スピルバーグ初の3D作品として話題の本作と、人気女性ファッション誌CanCam(キャンキャン)がコラボレーションしたイベントが、11月6日(日)にベルギー王国大使館で行われた。その他の写真『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は、ベルギーの作家エルジェによる世界的人気コミックが原作。30年前から映画化を構想していたというスピルバーグは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンをプロデューサーに迎え、俳優の表情や動きを取り込むパフォーマンスキャプチャーという映像技術を駆使しながら、自身初となる3D映画として映画化を実現した。一方、多くの人気モデルを輩出してきた女性ファッション誌CanCamも、来年2012年で創刊30周年。名前の響きが似ていることだけでなく、お互いの“30周年”という点も共通することから、今回のコラボが実現した。イベントが行われたのは、タンタンの母国であるベルギー大使館。ドレスアップした読者60名が、CanCamモデルによるトークショーに参加した。最初は、ベルギーで行われたワールドプレミアに参加した専属モデル、平山三春がベルギーの街の魅力やプレミアの様子をレポート。その後、シークレットゲストとしてCanCamを卒業した押切もえと蛯原友里、現役専属モデルを務める安座間美優、舞川あいくの4人が黒いドレス姿で登場すると会場に大きなざわめきが。5人は「タンタンはルイ・ヴィトンとコラボしていてさすが!」(押切)、「勇気がもらえて心にしみる作品。思わず声が出ちゃうほどスリリングだった」(蛯原)、「初めて3Dで映画を観たけど、得した気分」(舞川)、「スピルバーグの『ジュラシック・パーク』と同じようなワクワク感」(平山)、「ホントの人間なんじゃないかと思うくらい映像が素晴らしい」(安座間)などと、本作や登場キャラクターの魅力について語り合った。また、イベント後の報道陣の取材では、「心温まる映画が好き」という蛯原が「最近温まったことは?」と聞かれ「ずっとあったまってます」と苦笑。一昨年結婚していることから、さらに「タンタンのような子供が欲しいか」と聞かれると、「好奇心旺盛な子供が欲しいですね」と答えていた。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)全国ロードショー
2011年11月07日スティーブン・スピルバーグ監督が満を持して3D作品に初挑戦した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が、人気ファッション誌「CanCam」とコラボレートした特別試写会が11月6日(日)、東京・千代田区のベルギー王国大使館で行われた。タンタンとCanCamという不思議な組み合わせに「まさかダジャレ?」と疑いたくなるが、実は「タンタンの冒険」の映画化はスピルバーグ監督にとって30年来の夢。そして「CanCam」は今年創刊30周年を迎えるという共通点があった。タンタンは以前、ルイ・ヴィトンとのコラボも実現したことがあり、ファッション業界ともゆかりが深い存在だ。試写会終了後には同誌の卒業生モデルである押切もえ、蛯原友里、そして現役モデルの舞川あいく、安座間美優、平山美春という豪華メンバーが集結。「CanCam」読者60人を前に、映画の見どころや今後挑戦したい“冒険”についてガールズトークで盛り上がった。「アニメと実写の中間と聞いて、観る前はどんな映画か想像できなかったが、観てみるととにかくスリリングで初めての世界観にドキドキしっぱなし」(押切さん)、「あっという間の上映時間。観ているだけで元気になれるし、勇気をもらった」(蛯原さん)と大人の女性も存分に楽しめる作品だとアピールした。舞川さんは「砂漠や海、そして空を冒険するタンタンがうらやましい。私もファッションの撮影で海外に行ってみたい」と“冒険”願望。安座間さんは「先輩(押切さん、蛯原さん)に続けるように、特別なことをしたい。それが私にとっての冒険」と今後の目標を語った。一方、平山さんは10月に“タンタンの故郷”ベルギーのブリュッセルで開催されたワールドプレミアに参加し、スピルバーグ監督とも遭遇したと言い、「残念ながらおしゃべりはできませんでしたが、まさかお会いできるなんて」と大感激の様子だ。スピルバーグ監督と『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン(本作ではプロデューサー)が初めて本格的タッグを組み、ベルギー生まれの大人気コミック「タンタンの冒険」を映画化した3Dアクション活劇。少年記者のタンタンは偶然手に入れた帆船「ユニコーン号」の模型に隠された羊皮紙をヒントに、幻の財宝を探す大冒険に旅立つ。“相棒”スノーウィとの息もぴったり。世界をまたにかけたアドベンチャーが、最新のフルデジタルCG技術で動き出す瞬間は、映画ファンなら絶対に見逃せないはずだ。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 2011年12月1日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:スピルバーグ初のフルデジタル3D大作『タンタンの冒険』試写会に10組20名様ご招待
2011年11月07日スティーヴン・スピルバーグの最新作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のワールド・プレミアが、10月22日(土)(現地時間)に、タンタンの生まれ故郷であるベルギー・ブリュッセルで行われた。その他の写真『タンタンの冒険…』は、全世界で2億5000万部発行されているベルギー生まれの同名人気コミックが原作。最新の3D技術によって映画化された本作では、世界中を飛び回るタンタン少年と、彼の相棒で勇敢な白い犬・スノーウィが、帆船の模型“ユニコーン号”の秘密を巡って大冒険を繰り広げる。ベルギーでは史上初となるワールド・プレミアということもあり、市内には数えきれないほどのタンタン・ポスターが貼られ、多くのファンが集合した。当日は、スピルバーグとタンタン役を演じたジェイミー・ベルが参加するだけでなく、なんとベルギー王室のアストリッド王女らも登場。さすが本場というだけあって、大歓声のムードの中、国を挙げて映画化を祝った1日となった。30年をかけて映画化を実現させたスピルバーグは、「タンタンの発祥地であるベルギーで最初に映画を披露できて誇りを感じている」と満足げ。タンタンとの出会いのきっかけについては、「『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の制作が出会い。電話で映画化の話をした時、(原作者の)エルジェも『レイダース…』が大好きだと言ってくれた。きっとこの作品を観たら気に入ってくれると思う」と語った。その後、スピルバーグ一行はブリュッセルとパリを結ぶ鉄道“タリス”のタンタン特別列車に乗り、そのまま同日夜にパリでのプレミアに出席。さらには、翌日23日には場所をロンドンに移し、サッカリン役のダニエル・クレイグ、デュポン・デュポン役のサイモン・ペグとニック・フロスト、脚本家のエドガー・ライトらも加えてイベントに参加した。まさに、世界を旅するタンタンにふさわしい、世界3大都市でのワールド・プレミア。ヨーロッパでの公開に次いで、日本では12月1日(木)に全国公開する。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2011年10月25日ドリュー・バリモアがロサンゼルスのバンド「Best Coast」のPVを監督。PVに出演した『キック・アス』、『モールス』のクロエ・グレース・モレッツを絶賛している。今夏来日し、フジロックにも出演したBest Coastの「Our Deal」のPV監督を依頼されたドリューは、クロエを念頭に脚本を執筆したという。「幸運なことにクロエは出演をOKしてくれたの」と語るドリューはこのPVを、様々なストーリーを描きながらも個人的なものにしたかったと語る。クロエともう1人の出演者、ミランダ・コスグローヴ(『スクール・オブ・ロック』)について「彼女たちと自分に共通する何かを感じた」と言う。出世作である『キック・アス』のヒット・ガールから一転、スウェーデン映画『ぼくのエリ200歳の少女』のハリウッド版『モールス』で憂いを帯びた少女を見事に演じ切ったクロエはまだ14歳ながら卓越した演技力を披露している。ドリューも彼女の才能に魅了されたひとり。「私は本物の笑顔や泣き顔が好き。俳優が無理やり涙を流しているかどうかは見ればわかる。でも、クロエは本当に役になりきるのよ。自分の感情をそこまで追い込むことができる。彼女を撮りながら、隣で私も一緒に泣き続けていたわ。すごい、これこそ私が望んでいたものだって思いながら」と興奮気味にその魅力を語った。© AP/AFLO■関連作品:モールス 2011年8月5日よりTOHO シネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Fish Head Productions, LLC All Rights Reserved.キック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.■関連記事:『モールス』で描かれる“純愛”をどう捉える?アンケート結果発表クロエ・グレース・モレッツ インタビュー恋愛映画は初体験、14歳の新しい挑戦映画監督を夢見た少年達の想いが交錯『モールス』&『SUPER8』に見るノスタルジーこの20年のアメリカでNo.1スリラー『モールス』試写会に25組50名様ご招待今夏No.1の切ない系ホラー『モールス』試写会に20組40名様ご招待
2011年08月12日12月1日(木)に日本公開されるスティーヴン・スピルバーグ監督の最新作で、監督初の3D映画でもある『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の最新ビジュアルがこのほど解禁になり、世界をまたにかける壮大な冒険に飛び出す名探偵タンタンの勇姿が公開された。その他の写真『タンタンの冒険…』は、全世界で2億冊以上を売り上げているベルギー生まれの同名人気コミックシリーズを原作にした作品。愛らしいルックスの少年記者タンタンと相棒の白いフォックステリアのスノーウィが、17世紀に洋上で姿を消した船“ユニコーン号”の隠された財宝をめぐって大冒険を繰り広げる姿を描く。このほど公開された最新ビジュアルは、“インターナショナル版最新ポスタービジュアル”と命名されたもので、サイドカー付きの二輪車で荒野をかけるタンタン少年と相棒スノーウィの姿が大きくデザインされ、その背後には物語の鍵を握る“ユニコーン号”や、タンタンと行動を共にする大酒のみのハドック船長も登場。タイトルロゴ下部にはスピルバーグ作品初となる“IN 3D”の文字がデザインされている。スピルバーグ監督は原作の大ファンで、コミックのイメージを損なわないように実写することに力を注いだと以前よりコメントしており、先日パリで行われた記者会見でも「本の中のキャラクターの心は、映画の中のキャラクターの心と一緒なんだ。タンタンは粘り強く、若い探検家であり、レポーターであるという基本的なところは変わらないし、本を読むたびに僕は彼の未解明の謎を解くことにかけての情熱に感動を覚えたよ」と振り返り、「タンタンがいつも何もないところから、大酒のみのハドック船長のような想像もできないパートナーたちと素晴らしい関係を築いていくことを賞賛していたんだ。彼ら二人の関係は影と光の関係で、タンタンはとても正確であるのに対し、ハドック船長はつまづきながら一緒に全ての問題を解決していくんだ。原作本と同様に映画の中でもね」とコメント。原作への深い愛情を表明するのと同時に、原作のテイストを残したままの映像化に自信を見せているようだ。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2011年08月10日年齢も、生活環境も、社会的地位もまったく違う、2人の美しい女たちが出会ったことから始まる、危険な誘惑と官能のサスペンス映画『クロエ』。シネマカフェで映画に関するブログを執筆してくださっていて大の映画好きであるモデルの雅子さんは、シネフィルとして、また女性として、本作をどう観たのか。「愛する人のすべてを見てみたい?」というテーマで集まった、シネマカフェ女性読者からの意見をもとに、本作で描かれる恋愛・結婚観について、語っていただきました。「なかなか凄い映画だなという一言ですね。資料を読まずに映画を観たんですが、何かに似ているなと思ったら、そうだ、『恍惚』だと思って。後で資料を読んだら、やはり『恍惚』がベースでした。展開も、エンディングも全く違いますけれど。今回まず印象に残ったのは、人も羨む生活をしているキャサリンが、なぜこんなに焦燥感を覚えるのかということ。ある年齢までいくと彼女が感じたような孤独感ってあるのかなと考えたりしました。誰もが羨むような生活をしていても、人間って変な考えに囚われてしまうんですね。それが女性だからなのか、年齢のせいなのかは分かりませんが」。映画には、妻であり、母であり、医師でもあるキャサリンと、若く美しい娼婦・クロエという2人の女性が登場するが、雅子さんがより共感したのは、キャサリンだったという。「年齢的にやはり、20代のクロエではなく、キャサリンの気持ちに共感できるんです。でも、クロエを雇って夫の性生活を探るようなことをしますが、ここまで性的なものへの興味はないですし、周りを見回してもここまでひとつのものに固執するタイプの友人はいないので、こんなことってあるのかしらと不思議には思いました。ただ、友人の中には、子育てが一段落しかけている人、良い暮らしをしていて恵まれているのにどこか満たされていない人がいなくはないので、別世界のことではありませんでしたね」。男性とも社会とも、関わり方が全く違う2人の女性が描かれていますが、2人の心理劇をどう見たのだろう。「例えば、若い方がある程度の安定と社会的な地位を得た女性に憧れを持つ気持ちもあるでしょうし、その反対、つまり歳を重ねた女性が、若い女性を羨む気持ちもあるのでしょう。若さに固執する人も多いですから。お互いに、自分が持っていないものに惹かれる、興味を持つ気持ちが上手く描かれていました。それにしても、“若さ”という武器は強いのだなと思いましたね」。『恍惚』では、ファニー・アルダンとエマニュエル・ベアールという2人のキャストが、年齢の違いではなく、女としてのアピールの違いを強調していた。若さを最強の女の武器としていない語り口調は、いかにもフランスを感じさせていたのが印象的だ。「それがハリウッド映画となると、若さが絶対的な存在になるんですよね。あるもので読んだんですが、フランスでは最古の職業が娼婦なんだそうです。職業として娼婦が確立している文化と、若さが絶対的である文化の違い。どんなに、キャサリンのような美しい人でも、若さというものに負けてしまう。女性としての寂しさ、心理は複雑だなと改めて感じましたね。私はそうはならないと思っていても、いつ何時そうなってしまうかは分からないんですよね。そこから若い女性を雇って夫を誘惑させるに至るなんて、どんな心理なのかなと思いながら観ていました」。この作品には、“愛する人の全てを見たいか”というテーマも隠されている。結婚生活を送っていても、相手のことを全て知ることはできないものだが。「この作品を観て、若い人たちが、結婚っていったい何なんだろうと悩んじゃったらどうしようと思いますけれど(笑)。 “あなたは愛する人のすべて全てを見たいですか?”という問いについても、そこまですることないんじゃないかと思います。秘密を持って暮らすのがいいとか悪いとかではなく、全てを語る必要はないと思うんです。多少、ミステリアスな部分があっていいと思うし、それで女性も謎めいて見えるかもしれない。夫婦間であっても。うちは会話が多いほうなんですが、彼の知らない私もあるし、それはお互い様だと思うし、それでもいいと思うんですよね。それに、全てを知りたいと思い始めたらきりがない。いま、世の中では、何でもクリアにして、何でも知りたがる傾向にあるけれど…。あれもどうかと思うんです。知ったところで、どうなるのかなと思うこともありますし。相手は所有物ではもちろんないわけですから」。相手の全てを知りたいという気持ちは、支配欲、独占欲、嫉妬の表れ、と雅子さん。「特に日本人は嫉妬の文化と言われていますよね。キリスト教の七つの大罪にも入っている嫉妬ですから、そこまで嫌なものをわざわざ人に見せなくてもいいんじゃないかと思うんですよね。この映画は映像こそ美しいけれど、人間の愚かさや醜さがいっぱいなんですよ。そこに、ガラスや鏡という煌びやかなモチーフをちりばめ、冬から春にかけた季節特有のピーンと貼りつめた空気感で包み込んで、エゴヤン監督らしい映像美で仕上げていますから、ともすると綺麗な印象しか持たないかもしれません。でも、よくよく見ると人間の罪深さが見えてくる。実にエゴヤン監督らしい面白い演出ですね」。美男美女、社会的に成功し、幸せそうに見えるカップルでも、結婚生活を何十年も続けていけば、こういうこともあるというリアルな部分、つまり結婚の理想と現実も映し出される。「私の場合、いまの結婚は2度目なんです。自分も成長したのかもしれませんが、一番変わったと感じるのは、理想を押しつけないということ。結婚生活って、一緒にいる空間の心地良さを求めることだと思うんです。2人で何をするかというより、2人で一緒にいる空間を大切にしたほうが、結婚生活って上手くいくのかなと思いますね。全てを共有することは考えていません。お互いに仕事を持っていますし、一歩家から出れば、互いに自立する男女。例えば、夫が女性と2人でご飯を食べていても別に気にしないし、私も男友達と食事することはありますから。それについて、互いに携帯のメールをチェックし合ったりすることもないですよ(笑)」。最近は、パートナーの携帯メールを、つい勝手にチェックしてしまう人が案外多いとも聞くが…。「ああいう行為って、一度やってしまうと止められないんでしょうか?自分自身の嫉妬心や独占欲に囚われて。キャサリンも、一度夫を疑い、探り始めると最後まで行かずにはいられなくなる。人間の感情というのは、やはりコントロールできないもの。クロエの方も、“私は物じゃない”と訴えていましたよね。いくらお金が介在していても、生身の人間って、どのように、どんな感情を芽生えさせるか想像がつかない。人をコントロールできない、予想できないという意味では、パートナーとの関係もそうですね」。実は、シネマカフェで読者に「浮気の境界線は何ですか」というアンケートをとったところ、1位は肉体関係、2位は2人きりで出かける、3位はキス、4位は心・気持ちが移ったとき、5位は手を繋ぐ、との結果が。これを雅子さんに見ていただくと…。「2人きりで出かけたら浮気だと考える人が多いんですね。私にはよくあることなので、その感覚は私としてはちょっとありえないですね。2人きりで出かけた延長上に、3位、5位があると考えるのかもしれないですけれど。生活環境で感覚が違うのかもしれませんね。主婦や女性だけの職場で働く方などは、身近な異性はパートナーだけということも多く、異性=恋愛対象と考えやすいのかもしれません。男性のスタッフと出張にも出ることもある身としては、あれ?と思いますね。精神的に自立しないと、無駄な想像力を持ってしまうことになる(笑)。もっと良いことをイメージしたらいいと思いますね」。また、「恋人・夫婦間で、不安や孤独を感じる瞬間」についてもアンケートをとったところ、1人でいるとき、連絡が取れないとき、関心をもたれなくなったとき(無反応)、会話がないときなどに票が集まった。このことについては…「キャサリンほどではないにしろ、誰かと一緒に寝ていても孤独はあるもの。それは誰でもそうだと思いますので、個人的にも彼女が抱える孤独感を多少は理解できます。ただ、それとどう付き合うかが違うだけで。いまは携帯もメールもあるので、すぐに連絡が取れる。だからかえって、ちょっとでも連絡が途絶えたときの不安感は大きいのではないでしょうか。でも、孤独感って素敵なことなんですよ。否定的に語る必要は全くない。満ち足りた孤独は至福なりという、いい言葉があります。仕事をしていて、家庭を持っていても、やはり1人になる瞬間は必要。一緒にいて、会話がない時間を過ごすのもいい。俯瞰で状況を見て、孤独を味わって、ちょっとひとりで考える時間があると良いのではないでしょうか。ただ、関心をもたれなくなったと感じたら、それなりの選択をすることが大事だと思いますね。この場合は、嘆いているだけでなく、違う努力が必要な気がします」。キャサリンの場合は、夫から関心をもたれていないわけではない。劇中、キャサリンが感じた孤独感は、やはり年齢的な不安、女としての焦燥感がもたらしたものが大きいはずだと、雅子さんは分析する。「キャサリンが感じる焦燥感と孤独感が入り混じった感情は、20代のクロエには分からない心理でしょうね。若さから離れていく不安感は、歳を重ねれば誰にだって多少はあるもの。さらに歳を重ねるための通過儀礼なのかもしれません。アラフォー、アラフィフの女性が、そういった感情を乗り越えて、さらに魅力的な女性になっていくための。だから、きちんとそれを乗り越えないと、若さに固執しすぎた危ない、痛い女性になってしまう。キャサリンは、ちょうどその途中にあって、自分をコントロールできなかった例かもしれません」。だからこそ、女性たちにとっては、学ぶところは多いという。「同年代の女性にもぜひ観ていただきたいですね。若さには絶対的な価値があるけれど、危ういもの。それを経験し、危うさを知っているのに、なぜまたそこに固執し、年齢のワナに陥るのか。外国映画では、若さを性の対称として、歳を重ねた女性をその対象外とする描き方が多い。やはり、女の魅力として、性的魅力を比較とするのが、分かりやすいからでしょうか。でも、ヨーロッパ、特にフランスだと歳を重ねるほど魅力的で、40代、50代、60代になってやっと本当の女になると言われます。日本は、20代や10代の女性たちがもてはやされせる世界もある。日本は残念ながらどんどん幼児化していますね。残念です。いまだに、40歳過ぎたら終わりだと言われる。これほど、アラフォーの女性たちがキラキラしていて、頑張っているのに。本作では、悩む40代女性のリアルな姿が映し出されているので、共感しつつも、客観的に観てみると、学ぶところが多くある。この作品は、年齢を重ねながらどう輝くかということについて、考える良い機会を与えてくれると思います」。さらに、2人の女のコントラストを映し出す、インテリアやファッションも見どころ、と雅子さん。「冒頭のホームパーティのシーンも素敵です。キャサリンが、仕事へ行くとき、家でリラックスしているときのファッションも対照的でしたし、外で食事をするシーン、息子の演奏会に行くシーンなど、時と場合に応じて、衣裳もそれぞれ。知的階級の仕事を持つ裕福な家の女性ならではの洗練された生活スタイルが楽しめました。反対に、クロエのファッションが、若さと美貌を強調するものだったのも興味深かったです。もう、存在自体が眩しいような。そんな対比も楽しんでほしいですね」。(text:June Makiguchi)『クロエ』公開初日プレゼント5月28日(土)初回より、先着順にAVEDA「スムーズ インフュージョン ヘアケア システム」のミニセット&オリジナル小バックをプレゼント。(なくなり次第終了)※対象劇場:TOHOシネマズ シャンテ(東京・日比谷)※その他の劇場は『クロエ』公式サイトまで。■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:ジュリアン・ムーア『クロエ』インタビュー「これは私たちの人生を描いた映画なの」『赤ずきん』女性監督が証言、『トワイライト』を超える新たな“恋のジレンマ”真似してみたい『クロエ』ファッション上品&誘惑的な着こなしで男性の心を虜に?あなたは愛する人のすべてを見たい?『クロエ』“美しい髪”セットを10名様プレゼント【シネマモード】鬼才アトム・エゴヤンが描く、2人の女
2011年05月27日カナダの鬼才、アトム・エゴヤン監督が、女性の愛と欲望、そして孤独を描いた禁断のサスペンス『クロエ』。主演ジュリアン・ムーアとアマンダ・セイフライドの緊張感あふれる演技が観る者を引きこむ本作だが、その中で思わず見とれてしまうのが、対照的な美を放つふたりのファッションスタイル。ここで思わず真似したくなる、彼女たちの“美”ファッションを少しだけご紹介します。まずは、タイトルロールになっている、アマンダ扮する魔性の女・クロエのファッション。若く美しい娼婦とあって、セクシーな魅力を最大限に表現する、ザックポーセンのフリル付きピンクドレスでキャサリンの前に登場する。一見、その若さと美貌を挑戦的なまでに生かしている小悪魔ファッションだが、美しい金髪を引き立てるような上品で可愛らしいピンクが、危険な香りの中にも彼女の心の繊細さを表しているようにも。ジュリアン扮するキャサリンに近づくクロエの本性、というのがサスペンスのカギでもあるのだが、ある意味その危険性をカモフラージュし、人を惹きつけているのがガーリーなコート・ファッション。何でも「外界につながる色や模様」を意識しているのだとか。例えば、温室で彼女が着ているプラダのコート(右写真)は、彼女の外側の環境を反映して葉っぱが刺繍されており、白を基調としたキャサリンのオフィスを訪れるシーンでは、波打つ大きなフリルが印象的な、白地×黒の花柄のコート(アンソロポロジー)を上品に着こなしている。そして、徐々にむき出しになっていく毒牙の香りを感じさせるのが、胸が開いた黒と白のガウン姿。シルクに似た光沢感に、思わず見とれてしまうのだが、そこには罠が…。そんなクロエの洋服に共鳴するように作られたというのが、キャサリンのお洋服。こちらは、産婦人科医というキャリアウーマンらしく、TPOに合わせた、シャープでシンプルなラインがキャサリンの知的さを感じさせる。夫とのディナー・シーンでは、白い肌を強調する黒のジャケットスーツに真珠のネックレス、そしてルージュを引くことで大人の色気を表現。お仕事では、控えめなシャツスタイルの中に透け感をプラスすることで上品に、パーティシーンでは体のラインを美しく見せる赤のタイトワンピで客をもてなすなど、“大人の女性”の着こなしはぜひ真似したいところ。時に意のままに、相手を牽制したり翻弄する小道具として、重要な意味をもつファッション。そんなところに目を向けながら、2人のヒロインの揺れ動く心を読み取るのもおもしろいはず。さて、あなたが真似してみたいのは、小悪魔クロエ・ファッション、はたまた大人&知的なキャサリン・ファッション、どっち?『クロエ』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。特集『クロエ』:愛する人のすべてを見てみたい?■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:あなたは愛する人のすべてを見たい?『クロエ』“美しい髪”セットを10名様プレゼント【シネマモード】鬼才アトム・エゴヤンが描く、2人の女名越康文、夫婦の危機にアドバイス「ちょっとした一声が大事」名越康文トークショー付き『クロエ』女性限定試写会に5組10名様ご招待“誘惑”をめぐる危険な展開の予感…『クロエ』ポスター解禁!
2011年05月13日2人の美しき女性と1人の男を巡る、セクシャルな妄想と禁断のドラマを赤裸々に描いた、官能サスペンス『クロエ』のポスター画像がシネマカフェにて先行解禁された。『スウィート ヒアアフター』でカンヌ映画祭グランプリを受賞し、『アララトの聖母』、『秘密のかけら』など、様々な“愛”の形を描いてきた、カナダを代表する監督アトム・エゴヤンの最新作。何不自由ない環境に恵まれながら、年齢を重ねた自分への不安と夫に対する不倫の疑惑に苛まれる主人公・キャサリン、そして彼女が夫の気持ちを確かめるべく雇った若く美しき娼婦・クロエが繰り広げる、危険な情事の描写が大きな話題を呼んだ。本作のポスターでまず目を引くのは、キャサリン(ジュリアン・ムーア)とクロエ(アマンダ・セイフライド)のそれぞれが放つ、洗練された美しさと小悪魔的な美しさの対峙。その間には、ドキドキハラハラの愛憎と欲望のドラマを予感させる男女の描写が…。そして、“キー”となるのは「あの人を誘惑して。」の文字。夫の愛を試すために、若く美しいクロエを接近させるキャサリンの思惑は、果たしてどのような結末を招くのか――?想像を巡らしてみるのも楽しいかもしれない。『クロエ』は5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。■関連作品:クロエ 2011年5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:アマンダの官能的な“罠”にジュリアンは…美しすぎる問題作『クロエ』公開決定!
2011年02月25日ブラッド・ピットがプロデューサーに名を連ね、全米で初登場No.1を獲得したヒーロー・ムービー『キック・アス』に出演している女優のクロエ・グレース・モレッツが来日し、10月28日(木)に都内で記者会見が行われた。クロエは今回が初来日の13歳。今年1月に日本でも公開された『(500)日のサマー』で主演のジョゼフ・ゴードン=レヴィットの妹役を演じ、本作以降も話題作への出演が決まっており、現在はマーティン・スコセッシ監督の『ユゴーの不思議な発明』を撮影中。また、宇多田ヒカルが惚れ込み、翻訳を手掛けた話題の絵本「エミリー・ザ・ストレンジ」の映画化に当たって、主役に抜擢されている。『キック・アス』はアーロン・ジョンソン演じるコミックオタクのデイヴがヒーローに憧れて自前のスーツ&マスクでヒーロー活動を開始し、ネットを中心に“キック・アス”という名で一躍有名になっていく、という物語。クロエはニコラス・ケイジと親子という間柄。美少女ヒーローの“ヒット・ガール”とその父“ビッグ・ダディ”として、2人揃ってデイヴのヒーロー活動に仲間入りする。愛らしい笑顔を浮かべて登場したクロエ。日本について「美しいという印象です。日本人は髪型やファッションにオリジナリティがあって、すごいな、と思いました」と好印象を抱いている様子。劇中で激しいアクションを披露しているが、7か月にわたってトレーニングを重ねたそうで「最初はトロントのサーカスで訓練し、ジャッキー・チェンのスタント・チームと一緒にトレーニングもしたわ。実は、ナイフ・アクションは両手でもできるんですが、それはやり過ぎ、ということで劇中では披露してないんです。みんなに見せると『すごい!』と感心されます」と誇らしげに語った。好きな映画や憧れの俳優を尋ねられると「『Mr.&Mrs.スミス』は大好きです。それから『キック・アス』の撮影に入る前に、参考に『キル・ビル』を観たのですが、あの作品も素晴らしいと思います。また、ナタリー・ポートマンは私にとってのアイドルで、ものすごく才能がある女優さんだと思います。『レオン』のマチルダとヒット・ガールには共通点があると思いますし、小さいときから女優として活動しているという点でも、重なるところがあると思います。そして今回、ヒット・ガールを演じるにあたっては、アンジョリーナ・ジョリーに一番影響を受けました」と明かしてくれた。主人公のデイヴはコミックオタクだが、クロエはというと「父がコミックを大好きで、地下室にたんまりと貯めこんでいます(笑)。ニコラス・ケイジともすっかり意気投合して、撮影のとき、カットがかかるなりアメコミの話をしたりしていて『もう、いいかげんにして!』と思いました(笑)」とややうんざり気味…?そして全米でのヒットを受けて、続編の可能性に話が及ぶと「続編があるなら、Purple DUCATI(※バイク)とガトリングガンを必ず使わせてもらえるように既にお願いしています」とニッコリ。今後については「『ロミオとジュリエット』のジュリエット役は、ジュリエットと同じ年齢の14歳で演じた人がいないので、来年14歳になったときに挑戦してみたい。それから『風と共に去りぬ』が大好きなので、スカーレット・オハラをいつか演じてみたいです」と力強く語ってくれた。『キック・アス』は12月18日(土)よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開。■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXキック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.■関連記事:【シネマモード】芸術の秋、映画で楽しむ英ロック・シーンニコラス・ケイジ、国連親善大使として組織犯罪撲滅を呼びかける【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれから【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?マリエが本気恋愛トーク!安室&淳の熱愛には「素敵。私もアメリカデートしたい」
2010年10月29日サム・ワーシントン主演、神々の戦いを描いた『タイタンの戦い』のワールド・プレミアがロンドンで3月29日(現地時間)に開催された。サムをはじめとする共演陣、スタッフが一堂に会し、会場は大きな盛り上がりを見せる中、サム&ルイ・レテリエ監督からは日本のファンに向けてのメッセージも。晴れの舞台に交際中のナタリー・マークさんと一緒に登場しご機嫌な様子のサム。映画の見どころ、ファンがどんなところを好きになると思うか?と聞かれ「楽しいところだね。ラバーソウル(サンダル)で怪物を倒すんだから」と笑顔で答えた。監督からはスカートをはいてくれと要求されたそうだが「問題ないよ。それで女の子が映画を観てくれるなら、スカートを短くするさ。僕のお尻が巨大すぎて、3Dにするとすごいことになっちゃってたかもしれないけどね(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。一方でこの日の気分を尋ねられると「とてもナーバスになってるよ。木の葉みたいに震えてるよ」と語り「僕はシャイでナーバスな若者なんだ。役の上で強い男を演じているだけで、人生において“タフガイ”だったことはないよ」と意外な一面を自ら明かす一幕も。そして、「もうすぐ日本に行くことになってるんだ。See you!」と日本のファンに向けメッセージを送ってくれた。監督は本作への“『アバター』超え”を期待する声について「それは分からないな。(そうした声が挙がるのは、『アバター』にも主演している)サムのせいだと思うよ。でも、サムが出て、3Dだからってこの映画は『アバター』と同じじゃないよ」とコメント。ちなみに、監督は日本のアニメのファンだとのこと。本作も「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」にインスパイアされたという話もあるが、それについて話を向けると「イエーイ、聖闘士星矢!『聖闘士星矢』のキャラクターは神たちなんだよね。大好きさ。(アニメを)作ってくれて、ヨーロッパ人として、お礼を言うよ」と映画の話以上に(?)ノリノリで語ってくれた。なお、コメントにもあるようにサムと監督は、間もなく来日!4月8日(木)には2人を迎えてジャパン・プレミアイベントも開催される予定。『タイタンの戦い』は4月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:タイタンの戦い 2010年4月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【どちらを観る?】次世代“肉食”イケメン決戦!クリス・パインvsサム・ワーシントンサム・ワーシントン来日!『タイタンの戦い』ジャパン・プレミア・プレイベントに5組10名様ご招待あの神々がスクリーンで暴れ、戦う!『タイタンの戦い』試写会に15組30名様ご招待サム・ワーシントン、今度は“英雄”ペルセウスに!来年公開の主演作の最新映像到着
2010年03月31日