JR東日本グループのジェイアール東日本フードビジネスは11月1日より、ベッカーズ、ベックスコーヒーショップほかにて、長野県産の鹿肉を使った「信州ジビエ鹿肉バーガー」と「信州鹿肉ジビエドッグ」などの限定販売を順次開始する。○食欲の季節に、エキナカ店舗でジビエのメニューを提供同社では2011年より、JR東日本グループで取り組む、地域再発見プロジェクトへの取り組みの一環として、長野県産鹿肉を活用したメニューを販売しており、今年で4年目となる。今年はハンバーガーショップ「ベッカーズ」(18店舗)と駅カフェ「ベックスコーヒーショップ」(81店舗)など、約100店舗で長野県産鹿肉を活用したメニューを販売する。「信州ジビエ鹿肉バーガー」は、自家焼成の酒種(さかだね)バンズに信州の鹿肉を使用したミートパティ(100g)とグリルした長野県産のあわび茸に、鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだバーガー。注文後ミートパティを焼いて、アツアツで提供する、"別格"シリーズの一品。 販売店舗は、「ベッカーズ」18店舗(カフェ&デリベッカーズ池袋東口店、R・ベッカーズ田町店を除く)。 販売期間は、11月1日~12月31日で、なくなり次第終了。価格は単品690円(税込)。「信州鹿肉ジビエドッグ」は、信州の鹿肉を使用したソーセージと鹿肉のだしと赤ワインの爽やかな酸味のあるソースを挟んだホットドッグ。 販売店舗は、「ベックスコーヒーショップ」81店舗(成田空港店、移動販売車を除く)。 販売期間は、11月10日~12月8日で、なくなり次第終了の予定。価格は単品480円、ドリンク付きセット680円(各税込)。このほか、同社運営のカフェにて「信州ジビエカレー」の販売を4店舗で予定している。
2014年10月20日八丁堀と神田にある「焼きジビエの店」。その名も「罠(わな)」! ジビエというとフレンチやイタリアンでは冬の期間限定メニューとしておなじみだが、ここでは日本各地のハンターから直送される、新鮮なジビエを一年中、しかもリーズナブルに楽しめることができる。自分で肉を焼くスタイルはいわば「ジビエ焼肉」とも言える。今回ご紹介する神田店は入り口を開け放ち、開放的な雰囲気。店内では凛々しい鹿や熊の剥製が出迎えてくれるので苦手な方はビックリしないように注意が必要である。壁にはジビエの種類別、部位別に産地と値段が記載されている。オススメの部位や食べる量などは、フレンドリーなスタッフに相談するのが間違いないだろう。店長に本日のオススメを伺うと「イノシシ盛り合わせ」と「猪豚のハラミ」だと言う。盛り合わせはロース、バラ、ハラミの3種。イタリアンでは冬場の肉料理としてお目にかかることはあったイノシシを、自分で焼くのは初体験。イノシシ盛り合わせ夏の動物達はあまり脂がのらないのだが、甘くてしっかりとした肉質の、美味しいイノシシに驚く。特に猪豚のハラミの脂の優しい味わいは特筆もの。猪豚のハラミサイドメニューは300円台から色々と充実している。他では食べることのできない「イノシシのしうまい」は大きくて食べごたえがある。「煮込」は汁気のないタイプで、ジャガイモがスープを吸っていて誰もが気に入る一品だろう。雉(きじ)も鶏に比べると出会うことの少ない鳥類。「ズリ(別名:砂肝)」は丁寧に筋が取り除かれており、コリコリとした食感が独特。味付けはオマカセでお願いできるが、醤油タレがよく合っている。ガブガブ飲んでほしいんです!と店長が言う通り、酒が安い。ビールはもちろん、ホッピー、焼酎、日本酒、ワイン、何でもアリ。目玉と言えば、一升瓶ワイン。最近国産の一升瓶ワインを出すお店が増えているが、漏斗でボトルネックぎりぎりまで入れてくれる大サービスが酒飲みには嬉しい。ワインは1本1000円で持ち込みできるので、好きなワインを持ち込んで合わせてもイイ。店長はじめスタッフの元気が良くて、一年中ジビエが楽しめ、しかも自分で猪や鹿を焼くなんていう貴重な体験できるお店である。焼ジビエ 罠 神田店住所:東京都千代田区内神田2-10-10電話:03-3251-8899営業時間:月~金17:00~23:30、土16:00~23:00定休日:日曜日
2013年09月30日秋に入るとジビエ(狩猟肉)の季節。その代表格のシカ肉はフランス料理の高級食材としてグルマンな方々の胃袋に幸せを運んでいます。中でも最近注目されているのが、北海道で徐々にファンを増やしているエゾシカ肉。本場欧州のシェフから、「シカ肉の中でもエゾシカは特に肉質が美味」と言われ好まれているそう。とはいえ、野生鳥獣肉に親しみのない方にとっては、ちょっとした味の冒険ですよね。せっかく旬の味を楽しむのなら「おいしい出会い」をお届けしたいもの。そこで、普段からエゾシカ料理を楽しんでいる(舌の肥えた)皆さんに質問してみました。■北海道の森の恵み、エゾシカ料理で旬をいただくお話を聞いたのは「釧路シカ会」の方々。北海道・釧路在住者を中心としたメンバーは、会社員、公務員、管理栄養士、マスコミ、料理人、研究者、男女ハンター、エゾシカ肉販売業者など、さまざまな職種の男女(20歳~50歳代くらいまで)の集まり。毎月第4火曜日の「シカの日」(ダジャレです)には集まって、エゾシカ料理とお酒をワイワイ楽しんでいます。ただいま35名が在籍中。■100%北海道産の天然物!エゾシカ肉のここが好きシカ会の皆さんもはじめから「エゾシカ肉大好き!」だったワケではありません。でも一度そのおいしさを知るととりこになるようで……。「何度も冷凍解凍を繰り返したカタくて臭いシカ肉を食べて嫌いに。その後、適切に処理された、やわらかくてうまみのあるエゾシカ肉を食べて大好物に変わりました。一度でマズいと決めつけ、食わず嫌いしていた自分にバカ!と言いたい」。「もともと赤身肉の臭みが苦手だったんですが、エゾシカ肉の味わいにびっくり!あっさりしているのにコクがあっておいしい」。「天然物なので旬の魚のように味の個体差があるのも楽しい」。「今まで食べた肉の中で一番好き」、との意見が続々。■シカ会おすすめ!エゾシカ料理ビギナーのためのハズさないメニュー ベスト5そこまでおいしいのなら食べてみたい。そこで、エゾシカ料理ビギナーに特におすすめのメニューを推薦してもらいました。(回答15名。複数回答あり)1位カレー2位ひき肉料理(ハンバーグ、ミートソース)3位ロースト4位揚げ物(ザンギ、コロッケ、串カツ)5位焼き肉回答の半数がオススメしたいのがカレーに代表される煮込み料理です。メンバーによると「エゾシカ肉はうまみがしっかりしているので、市販の調味料を多用しなくてもOK。野菜を多めにするのがコツ」。また「最初はポトフ、次の日はトマトソース煮、最後にカレールーを入れて3日楽しむのもよし」との煮込み三段活用のアドバイスも。2位のひき肉はさまざまな部位を使うのでより味わい豊かに。「エゾシカ肉のハンバーグは脂っこくなくて、食後ももたれないんです」なんて意見もありました。より肉の味わいを楽しむならシンプルな味付けのローストや焼き肉で。揚げ物は脂質の少ない部位と好相性。ちなみにザンギとは味付け唐揚げのことです。なかなか自分でエゾシカ肉を調理する機会は少ないと思います。そんな方へのアドバイス、「まず、飲食店で適切に処理されたものを食べてください。フランス料理から味わってみてはいかがでしょう?」 ああ、おなかがすいてきました。■ まさに今、食べたいエゾシカ料理は?この質問、とにかく皆さん回答が多彩。ランキングにできないほどの料理名が並びます。推薦者のコメントとともにどうぞ。※( )内は店名● スペアリブ焼き「骨についた脂身の甘みがしつこくなくておいしい」● 赤ワインの煮込み「エゾシカ肉はフルーティーな味わいと相性がいいのでベリー系のソースでいただきたい」(釧路・イオマンテ)● ロースト「肉の味をやわらげる調理ではなく、肉そのものの風味をシンプルに味わいたい。ジビエらしい個体差の風味も楽しめます」● ミートソーススパゲティ「荒くひいた肉で作るミートソースはクセになります。トマトソースと合わせたい」● 揚げ物「竜田揚げやメンチカツなどにすると油と肉のうまみがジュワ?ッととけ合っておいしい!中でもスネ肉を使ったザンギにやみつきです」● 担々麺「甘辛い味付けとうまみたっぷりのひき肉がめんに絡んで……たまりません」(釧路・めんや 北町)● しゃぶしゃぶ「極薄肉とレタス、ゴボウを一緒にしゃぶしゃぶしてポン酢で。シメは雑炊」● 生ハム「北海道ならではの獣肉を釧路地域ならではの気象条件下で熟成させた逸品」(釧路・イオマンテ)● 阿寒やきとり丼「やきとりと言いつつエゾシカを使った北海道釧路市のご当地グルメ。"焼き、揚げ、こね"の調理法で作ったエゾシカ料理がご飯の上に。イベントでも大人気で、見かけたら絶対に食べます」そのほかにも、餃子、バラ肉のくし焼き、麻婆豆腐、ガレット(そば粉クレープ包み)など、おいしい話は尽きませんでした。■お肉なのにダイエットになる?鉄分豊富でカロリーちょっぴり!女子にうれしい美容食皆さんのお話の中では栄養面の魅力も多く語られました。「とにかく鉄分が豊富!なのに脂質が少ない!」、「少量含まれた脂身も、良質でヘルシーな脂質なんですよ」、「日ごろ食べているお肉の一部をエゾシカ肉に変えたらダイエットになった」と、気になるコメントも。美容と健康のため、特に女性におすすめのエゾシカ料理。これは、食わず嫌いではもったいない食材だということがわかりました。北海道旅行へ行く機会があったら、スキーやドライブだけじゃなく、ぜひエゾシカ料理もプランに組み込んでみてはいかがでしょう。■釧路シカ会メンバーがよく訪れるエゾシカ料理のおいしいお店(すべて北海道釧路市)●釧路フレンチ「レストラン&コミュニティ イオマンテ」住所釧路市末広町2-23●ラーメン「めんや 北町」住所釧路市鳥取大通7丁目5-12●そば処「頓化苑 寿庵」住所釧路市寿1丁目3-17● 居酒屋「逸品料理 てんぞう」住所釧路市川上町4-1 野口ビル1F■北海道釧路市のご当地グルメ、阿寒やきとり丼。参加店などはこちら新岡薫/エトブン社)
2012年11月10日ジェイアール東日本フードビジネスは10月より、藤木徳彦シェフ監修の信州“ジビエ料理”のメニューを期間限定で提供する。同メニューはJR東日本グループが行う地域再発見プロジェクトと連携。「地産地消」の仕事人に認定された、藤木徳彦シェフが監修を務める。昨年も販売を行い、好評だったことから、今回は販売店舗を広げ再販売をすることとなった。ジビエ料理とは野生の獣や鳥を使ったフランス貴族の伝統料理のひとつで、今回のメニューには信州ジビエ(鹿肉)を使用。牛肉・豚肉と比較するとカロリーや脂肪分は半分以下で、たんぱく質やヘム鉄などが豊富に含まれるという。10月1日より東京駅エキナカ「エキュート」のヒントインデックスカフェで、信州ジビエカレー(1,000円)を先行販売。10日10日から長野駅のベックスコーヒーショップ長野店でも同メニューを販売している。12月1日からは上野駅のUPカフェエキュート上野店で信州ジビエカレー(1,000円)を、ブラボー上野中央口店で信州ジビエ鹿肉のシチュー(1,180円)、信州ジビエ鹿肉のミートソース(1,100円)を発売予定。渋谷駅の渋谷珈琲研究所、西新橋駅の西船珈琲研究所では、信州ジビエ鹿肉のシチュー(1,180円)を展開する予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日