『スパイダーマン』や『アイアンマン』を輩出してきたマーベル・コミックの伝説的なヒーローを実写映画化した『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の本編映像がこのほど公開され、本作がSF超大作『スター・ウォーズ』にオマージュを捧げたと思われる森でのバイク・チェイス場面が披露された。『キャプテン・アメリカ』特別映像『キャプテン・アメリカ…』は、第二次世界大戦中に、兵になることを志願するも不適格の烙印をおされた青年スティーブが、軍の極秘プロジェクト“スーパーソルジャー計画”によって強大な力を手に入れ、レッド・スカル率いるヒドラ党と戦う姿を描いた作品。このほど公開された映像は、“キャプテン・アメリカ”ことスティーブが森の中でバイク・チェイスを展開する場面。深い森の中をバイクが疾走し、スティーブが間一髪で追っ手をかわしながら、知恵と作戦を駆使して相手を撃退するアクション・シーンで、その展開や映像のイメージがどこかしら『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』に登場する惑星エンドアでのスピーダー・バイクのチェイス場面を連想させる。本作を手がけたジョー・ジョンストン監督は、視覚効果アートディレクターとしても活躍し、『スター・ウォーズ』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』ではボバ・フェットやデス・スター内部などのデザインを担当。『レイダース/失われたアーク』ではアカデミー賞の視覚効果賞を受賞するなどVFX界の名匠として知られる一方で、アメリカン・コミックを映画化した『ロケッティア』や『ジュマンジ』『ジュラシック・パークIII』など、映像技術を駆使したアクション大作で高評価を得ている。来週には全世界で『スター・ウォーズ』サーガのブルーレイBOXが発売され、ジョンストン監督の若き日の仕事が鮮明な映像で楽しめるだけに、映画史に残るSF大作と、それを支えた名匠の最新作『キャプテン・アメリカ』を連続して堪能することで、さらなる発見があるのではないだろうか。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』10月14日(金)より丸の内ルーブルほかで全国ロードショー※3D公開(一部地域を除く)
2011年09月09日映画『300(スリーハンドレッド)』や『ウォッチメン』など、革新的な映像で観客を魅了し続けるザック・スナイダー監督の最新作映画『エンジェル ウォーズ』の試写会とトークイベント「COOL JAPAN!!〜世界を変えるクロストーク〜」が秋葉原UDXにて開催され、漫画家の桂正和(「電影少女」、「ZETMAN」)、武田梨奈(アクション女優)、喜屋武ちあき(中野腐女シスターズ・リーダー)、ケーム・デザイナーの須田剛一が登壇。それぞれの得意分野を披露し、映画との関係性などについて熱いトークバトルを行った。映画『KG カラテガール』、『ハイキック・ガール!』などに出演している武田さんは、空手二段の腕前。登場時に華麗な回し蹴りのパフォーマンスで魅せ、会場から大きな拍手を浴びた。本作のCGをふんだんに使用した激しいアクションシーンに、息もできないほど見入ったことを明かし、「いま出演しているものは(ファイトシーンが)現実的なので、映画のようにドラゴンと戦うシーンなんか、憧れます。カッコイイだけじゃなくて、セクシーで美しい。まさに女性アクションって感じ」と感想を述べた。アニメなどに造詣が深い自称“オタク”の喜屋武(きゃん)さんは、『エンジェル ウォーズ』の世界観にどっぷりとはまった様子で、ずっとハイテンション。「主人公のベイビードール(エミリー・ブラウニング)に共感。私も小さいころイジメにあって、妄想世界を作っていた」と驚きのエピソードを披露。「この映画は、“萌えと燃え”、2つのもえ〜が楽しめる」と言い切った。(ちなみに燃えは激しいアクションバトルを指す)ゲーム・デザイナーの須田さんは、フィギュアに一目惚れしすでに購入したことを吐露。「戦闘シーンに出てくるさまざまなアイテムが魅力的。ゲーム感覚で楽しめる」と見どころをアピール。桂さんは、「バトルシーンが圧巻。監督の力量は天才的だ。とにかく、バトルシーンがすごい!してやられたな!って、感じ。やりたい放題、好きにやっている」と監督目線からザック・スナイダー監督を絶賛した。黒澤明監督作品や「マッハ GOGOGO」、「宇宙戦艦ヤマト」などに影響を受けたというスナイダー監督は、同席しなかったが、地震で被災した日本に向けて応援のメッセージをよせていた。日本語の吹き替え版には、人気声優によるスーパーガールズのユニット「スフィア」が起用されている。CGで描かれる臨場感たっぷりのアクションシーンやヒロインをはじめ、5人の女性たちの戦闘服やセーラー服といったコスチュームデザインにも本作の注目ポイントのひとつである。ザック・スナイダー監督の期待を裏切らない映像世界に驚嘆すること間違いなし!映画『エンジェル ウォーズ』は4月15日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:エンジェル ウォーズ 2011年4月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:J・デップ声優出演の『ランゴ』9,000万ドル突破全米1位はあのイケメン主演作少女たちの幻想的な戦いを描く『エンジェル ウォーズ』試写会に15組30名様ご招待
2011年04月12日『300』『ウォッチメン』のザック・スナイダー監督の最新作『エンジェルウォーズ』の日本版予告編が公開された。その他の写真『エンジェルウォーズ』は、ある少女が暗い現実から逃避するために脳内に作り出した世界の中で“自由”を求めて戦う姿を描いたダークファンタジー。VFXを駆使した鮮烈なヴィジュアルで熱狂的なファンを多く生み出したきたスナイダー監督が手がける初のオリジナル作品『エンジェルウォーズ』は、これまでのスナイダー作品で描かれてきた豪快なアクション、こだわり抜かれた映像、個性豊かなキャラクター、奇抜なコスチュームなどの要素がすべて投入されており、公開された予告編は、主人公のベイビードールが何かしらの理由で幽閉されるダークな場面で幕を開け、その後はセーラー服、日本刀、サムライロボット、飛行船に複葉機、そして意味なく露出度の高いガールズのバトル、さらに火をふく飛行ドラゴン……と、完全に“やりたい放題”の映像が連発。ついつい“日本発”のアイテムに眼がいきがちだが、それだけでなく世界のポップカルチャー/ファンタジーの要素が集積/圧縮された“ザック・スナイダー監督にしか映像化できない異次元世界”が描かれるようだ。映画『エンジェルウォーズ』は、3月末に全米、フランス、オーストラリアなどで公開され、4月15日(金)から日本でも公開される。『エンジェルウォーズ』4月15日(金)より丸の内ピカデリー他全国ロードショー(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2011年02月10日「こくみん共済」に4つのタイプ新設全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)では、ニーズの多様化に答えるため、全労済の主力商品である「こくみん共済」に新たな保障タイプを新設し、2011年4月1日から取り扱いを開始します。近年、医療技術の進歩により病気の治療が可能になったり、重い障がいが残った方が活躍できる社会を迎えており、先進医療やがん、後遺障がいなどを手厚く保障する新しい保障タイプ『生きるための保障』を新設することとなりました。新設された新しい保障タイプ・プランは「生きる安心タイプ」、「医療安心タイプ」、「がん保障プラス」、「キッズ満期金付プラン」の4種類、60歳年齢満了時の改善、キッズタイプ・キッズワイドタイプ年齢満了時の改善、他の共済へ移行できるしくみの構築など、継続利用できるしくみが充実されています。
2011年01月15日さて、来日スターでふり返る2010年も後半戦。下半期に来日したスターを一挙ご紹介!上半期にジョニーにジュード、「SATC」4人組などがやって来たこともあって、下半期は地味…?いやいや、心配ご無用!悲願の初来日を果たしたあの人やハリウッド最強の“劇中”カップルなど凄まじいメンツが…。まず7月、M・ナイト・シャマラン監督作『エアベンダー』のジャクソン・ラスボーンが来日。『トワイライト』シリーズにも出演するイケメン俳優の来日にファンからは黄色い声援が。そして今年、最もミステリアスな作品といっても過言ではないクリストファー・ノーラン監督作『インセプション』を引っ提げ、レオナルド・ディカプリオが今年に入って2度目の来日。本作は日本でも撮影が行われたが、共演した我らがスター、渡辺謙も凱旋し、奥様の南果歩と共にプレミアに参加した。ちなみにレオの来日会見と時を同じくして、日本を訪れていたのがニコラス・ケイジ。『魔法使いの弟子』のプロモーションで、盟友でありハリウッドきっての敏腕プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーと共に来日。ミッキーマウスと共に舞台に立って歓声を浴びていた。さらにそこから1週間も経たないうちに、今度はアンジェリーナ・ジョリーが1年半ぶり5度目の来日を果たした。会見では今回は双子と共にお留守番となったパートナー、ブラッド・ピットへの感謝を口にしていた。ちなみに、アンジーが来日すると、必ず立ち寄ると言われているのが、原宿の「キディランド」。このときの来日でも子供たちと共に訪れたようで「ポニョとトトロのグッズを買った」と明かしていた。スターはハリウッドのみならず!8月はアジアンスターも立て続けに来日。松嶋菜々子と共にハリウッドの名作をアジア版としてリメイクした『ゴースト もういちど抱きしめたい』に主演した韓流スター、ソン・スンホンが来日。同じく往年の人気作のリメイク『ベスト・キッド』を携えてジャッキー・チェン日本を訪れた。共演はあのウィル・スミスの息子で天才子役と名高いジェイデン。ということで、必然的に(?)ウィルと奥さんのジェイダ・ピンケットも来日。出演している息子以上にパパが大はしゃぎの来日イベントとなった。そしてこの8月、日本に来たことがない最後のハリウッドの大物女優と言われてきたジュリア・ロバーツがついに来日!『プリティ・ウーマン』以来ずっと日本で愛され続けてきたトップ女優の初来日とあって、会見、イベントに報道陣、ファンが大挙して押し寄せた。9月には人気シリーズ『バイオハザード』の最新第4作『バイオハザードIV アフターライフ』のキャスト陣が揃って来日。ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、そして「プリズン・ブレイク」でおなじみのウェントワース・ミラーが揃って会見、ジャパン・プレミアに参加しファンの大歓声を浴びた。そのしばらく後には、日本でも根強い人気を誇る韓流スター、カン・ドンウォンが日本へ!兵役前の最後の雄姿をファンの前に見せてくれた。ほぼ時を同じくしてソン・スンホンが、ファンミーティングのため2か月連続で来日しファンの心をガッチリとわしづかみ。そして、2010年下半期の目玉の来日スターといえばこの2人。『ナイト&デイ』で『バニラ・スカイ』以来の共演を果たしたトム・クルーズ&キャメロン・ディアスが揃って日本のファンの前へ。変わらぬ人気の高さを見せつけた。さらに、ハリウッドのマッチョな男たちが勢揃いした『エクスペンダブルズ』で監督・主演を果たしたシルヴェスター・スタローンも共演陣のひとりドルフ・ラングレンと共に来日、イベントへの出席に加えTVにも精力的に出演し存在感を発揮した。続く10月は東京国際映画祭の季節。フランスからはカトリーヌ・ドヌーヴが来日、さすが大御所というオーラむんむん。11月もイベントが盛りだくさん。ついにファイナルシーズンを迎えた「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドが来日。本作は映画化が決まっているがその近況を報告してくれた。映画公開の際の来日にも期待!そして世界最強のファンタジーシリーズの最終章前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の公開に合わせて主役の3人の中からロン役のルパート・グリント、さらにハリーの恋人ジニー役のボニー・ライト、ルーナ役のイヴァナ・リンチが来日。熱狂的なファンに迎えられた。さらに『ロビン・フッド』を携えてラッセル・クロウも来日。8年ぶり2度目の日本、パパになってからは初めての日本となった。そしてついに公開を迎えた『ゴースト もういちど抱きしめたい』のソン・スンホンがまさかの同一年内に3度の来日!クリスマス前のイベントでファンの大歓声を浴びていた。師走に入っても大物スターが続々!歌姫クリスティーナ・アギレラは、映画初出演にして主演を果たした『バーレスク』を引っ提げ、共演のクリスティン・ベル、カム・ジガンデーと共に来日。映画の中だけでなく、会見、プレミアもゴージャス!ずば抜けた存在感はさすが。そして年末公開の話題作『トロン:レガシー』のヒロイン、オリヴィア・ワイルドも公開直前に来日し作品をアピール!お笑い芸人のオードリーも出席したプレミアイベントは大きな盛り上がりを見せた。また、韓国からはペ・ヨンジュンが来日し、イベントに出席。ヨン様スマイルにファンからは変わらぬ大歓声が!こうしてふり返ってみると、下半期だけでもかなりの数のスターたちが日本へ。ちなみに来年は、今年も来日したアンジーとジョニーが夢の共演を果たした『ツーリスト』あり、ブラッド・ピットの主演作『マネーボール』ありと今年にも増して話題作、人気のスター出演作が公開!『ハリー・ポッター』シリーズはいよいよ最終章の後編が公開となるため、主役の3人揃っての来日も期待したいところ。2011年もファンを楽しませてくれそうだ。来日スターでふり返る1年前編■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開ロビン・フッド (2010) 2010年12月10日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ナイト&デイ 2010年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えこれを見れば『ハリー・ポッター』が分かる!特別映像が到着 <後編>次のロビン・フッドはウィル・スミス。ウォシャウスキー兄弟と念願のタッグが実現か?これを見れば『ハリー・ポッター』が分かる!特別映像が到着 <前編>日本でリメイクしてほしい映画1位は『プリティ・ウーマン』!和製ジュリアは…?
2010年12月30日大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』の熱狂的なファンの姿を描き、世界中の『スター・ウォーズ』ファンから熱い支持を受けた『ファンボーイズ』が日本でもDVDとなって5月にリリースされる。本作をめぐっては、日本での劇場公開を望む1,000名を超えるファンが署名活動を展開するなど紆余曲折があったが、このたび正式にDVDリリースが決定!1月31日(日)に日本国内の『スター・ウォーズ』ファンが集結して、日本語吹き替え版のアフレコ収録が行われた。本作は、『スター・ウォーズ』オタクで、末期ガンを患い余命わずかの友人に、公開を控えた『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』を見せるために、こちらも『スター・ウォーズ』の熱狂的なファンである主人公たちが奮闘する姿を描いたコメディ。本作の面白さを最も理解しているのは、署名活動を行った熱いファンたちのはず、ということで今回のアフレコ収録が敢行されることになった。当日は、気合いを入れるためにコスプレ着用を義務化!30人にも及ぶコスプレ軍団がスタジオを占拠した。ダースベイダーのコスプレをしたファンは手作りの衣裳の総額を尋ねられ「50万円くらいです。僕の場合は各国のメンバーから提供してもらって、安く抑えています」と告白。さらに「夜、この格好で歩いていたら警察の方に声を掛けられました。職務質問だと思ったら…写真を一緒に撮ってほしいとお願いされました」という驚きのエピソードも。また、「エピソード1」から「エピソード3」までナタリー・ポートマンが演じたパドメ・アミダラに扮したファンは「(劇中と同様に)お腹に2人の子供がいるという設定でお腹を膨らませています」とのこと。さらに、「公開された当初は毎週末映画館に通ってネタ帳を作り、最後にDVDを見てバランスを考えます。100%の完成度を目指して作成しています」と並々ならぬ熱い思いを明かしてくれた。なお、本作には本家『スター・ウォーズ』からレイア姫役のキャリー・フィッシャー、ダース・モール役のレイ・パーク、さらにはランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムスが出演。加えて『スター・ウォーズ』と双璧を成すSF大作『スター・トレック』のカーク船長でおなじみの、ウィリアム・シャトナーまでもがカメオ出演するなど豪華な出演陣も話題を呼んでいる。『ファンボーイズ』DVDは5月12日(水)よりリリース。『ファンボーイズ』DVD価格:3,990円(税込)販売元:ビデオメーカー発売日:5月12日(水)※TSUTAYA独占で同日レンタル開始。■関連作品:ファンボーイズ© 2008 The Weinstein Company,LLC. All rights reserved. Artwork © 2009 Weinstein Company.All rights reserved.
2010年02月01日残りわずかとなった2009年。映画界では、錚々たるハリウッドスターの来日が目立ったが、それに負けず劣らず、隣国である韓国からのスターも数多く来日した一年に。まだまだ韓流ブームの熱が冷めていないことを証明したのはもちろん、幅広いジャンルの作品で新たなる魅力を発揮したスター俳優たちが続々と登場。あなたが気になったのはどのスター?まずは先陣を切って主演作『映画は映画だ』を引っさげ2月、3月と来日したのは、ソ・ジソブ 。兵役後の待望の俳優復帰に、女性ファンは大熱狂!こちらも人気上昇中のカン・ジファンとのダブル主演で、柔和なイメージとは裏腹なヤクザ役でジソブは新境地を開拓、キム・ギドクが製作として参加した作品も高評価を得てヒットを博した。ジソブに至ってはほかにも「カインとアベル」などTVドラマで大活躍、さらに来年公開の『ソフィーの復讐』を携えて共演のチャン・ツィイーと共に来日、仲睦まじい様子を見せた。同月末、2本の主演映画のプロモーションのためチュ・ジフンが来日。『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』、『キッチン〜3人のレシピ〜』と毛色の異なる良作で華麗なるスクリーンデビュー。前作のプレミアの際には2,000人を超えるファンの歓声で迎えられたが、その劇場公開後に起きた騒動により『キッチン』は一時、お蔵入りの危機に…。だが、約半年後の10月に無事公開された。続く5月には、木村拓哉、ジョシュ・ハートネットとの競演で注目を浴びた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』で、韓流スターの中でも絶大なる支持を集めるイ・ビョンホンが登場!3人が揃ったプレミア・イベントでは会場に入れずに外に詰めかけるファンが続出。ビョンホンはその後すぐ、7月にもハリウッドデビューを果たした『G.I.ジョー』を携えて、シエナ・ミラーら共演陣とともに来日を果たし、熱狂を浴びた。さらに、8月には、これまたイ・ビョンホン&チョン・ウソンが、韓国発ウエスタンムービー『グッド・バッド・ウィアード』の公開直前に揃って来日!残念ながら、もう一人の主演ソン・ガンホの来日は叶わなかったが、イケメン俳優2人の登場に、会場となった劇場は興奮の渦に。ビョンホンは今年だけで3本の出演作が日本で公開されるという活躍を見せたが、一方のチョン・ウソンも負けず劣らず、今年はほかに『きみに微笑む雨』で久しぶりのラブストーリーに主演と多彩な活躍を見せた1年となった。9月にはヨン様ことペ・ヨンジュンがアニメ版「冬のソナタ」の発表会見のため、チェ・ジウを伴って笑顔の登場。同ドラマの大ヒット以降、日本でツーショットで会見を行うのは初めてとあって報道陣は殺到、各メディアの注目の的となっていた。そして、韓国四天王と言えばもう一人、この人も復活!10月、ポン・ジュノ監督作『母なる証明』の公開に伴い、俳優復帰を遂げたウォンビンが監督と母親役のキム・ヘジャと共に来日。5年ぶりの映画出演に、ファンのみならずこちらも大勢の報道陣が会場に押し寄せた。そして、今年数多くの作品で日韓の才能のタッグが見られたのも特筆すべきところ。先述の『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』もそうだが、鬼才キム・ギドクの元、オダギリジョーとイ・ナヨンが美しい恋愛模様を魅せたラブストーリー『悲夢』、小雪×チョン・ジヒョンというアジアきっての美貌競演となった『ラスト・ブラッド』、妻夫木聡×ハ・ジョンウが国境を超えた男の友情を築いた『ノーボーイズ、ノークライ ―泣かない男なんていない―』、そして是枝裕和監督とペ・ドゥナがタッグを組んだ『空気人形』などなど、幅広いジャンルの傑作映画が映画ファンを魅了したはず。来年はどんな作品が日本上陸し、観客を魅了するのか?期待は高まるばかりだ。写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】■関連作品:映画は映画だ 2009年3月14日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2008 SPONGE and KIM KI-DUK FILM.All Rights Reservedソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVEDアンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 2009年4月18日より恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町1丁目にて公開、4月25日より梅田ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2008 Showbox/Mediaplex., Inc., United Pictures, SooFilm & ZIP CINEMA. All Rights Reserved.キッチン〜3人のレシピ〜 2009年10月3日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿武蔵野館、渋谷ヒューマントラストシネマ文化村通りほか全国にて公開アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, PhotographerG.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Picturesグッド・バッド・ウィアード 2009年8月29日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.きみに微笑む雨 2009年11月14日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて順次公開© 2009 PANACINEMA Corp., Zonbo Media All Rights母なる証明 2009年10月31日よりシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて公開©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会悲夢(ヒム) 2009年2月7日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷(アミューズCQN改め)ほか全国にて公開© 2008 KIM KI DUK FILM All Rights Reservedラスト・ブラッド 2009年5月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ. All Rights Reserved.■関連記事:ブランジェリーナにザック、ロブ…写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】国内賞レースも本格化『ヴィヨンの妻』『沈まぬ太陽』など日本アカデミー賞最多受賞お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼントチョン・ウソン撮り下ろし写真入りグッズを『きみに微笑む雨』先着入場者にプレゼント大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ
2009年12月30日『アメリカン・グラフィティ』に『スター・ウォーズ』シリーズ、そして昨年復活を遂げた『インディ・ジョーンズ』シリーズと、数え切れないほどのヒット映画に出演してきたハリソン・フォード。そんな彼にとって、デビュー以来、初めてメジャースタジオ以外の出演作となったのが、まもなく公開を迎える『正義のゆくえI.C.E.特別捜査官』である。彼が演じたのは、国境近くの街で働く移民局I.C.Eのベテラン捜査官。これまで演じてきたものとは違った今回の役柄、そして作品についてハリソンが口を開いた。密入国者や不法労働者の捜査を職務とするマックス・ブローガンという男について、ハリソンはこう説明する。「彼は、ちょっとくたびれた感じの男というのかな。プライベートでは離婚を経験して、さらに一人娘との関係も疎遠になっている。仕事の上でも、昔気質でルールよりも感情で動いてしまうところがあって、新米刑事や同僚とぶつかることも多い。自分の周りの人たちと、どうにもうまくなじめなくなっているんだ」。正義感が強く、移民に対し同情的なマックスの視点を通して、アメリカが抱える移民問題、人種問題を鋭く描き出す本作。ハリソンは「アメリカの移民問題に関して、私たちは狭い考え方で捉えがちだ。だが実際は、いくつもの国と様々な人種が絡んだ複雑な問題なんだ」と広い視点でこの問題を考えることを提起する。本作は、決して潤沢な資金に支えられて製作されたわけではない。撮影チームの指揮を執ったウェイン・クラマー監督について、ハリソンの評価は?「ウェインは非常に明確な映像プランの持ち主だね。あらかじめ全シーンの絵コンテを用意しているんだ。あそこまで綿密なプランを持った監督には、いままで出会ったことがないよ。ただそれだけじゃなくて、撮影現場では周囲の意見を聞く余裕をちゃんと持ち合わせている。一緒に仕事をする上で、本当にありがたい存在だ」と20以上も歳の離れた新鋭監督に最大限の称賛を贈る。そして、自身の代表作『インディ・ジョーンズ』を引き合いに出しながら、この作品に出演した喜びを素直にこう表現する。「『正義のゆくえ』と『インディ・ジョーンズ』シリーズほど、かけ離れた作品はないよ。全く異なるタイプの作品に出演して、自分が演じる役にいままでとは違う新たな可能性を得ることができたのは、素晴らしいことだと思う。客層の幅も広がるしね。俳優として様々な役を演じることができるのは最大の喜びだし、そんな機会を与えてもらったことに、感謝の気持ちでいっぱいだよ」。どんなに稼いでも、どんなに名声を得ても、今年で67歳を迎えようとも、この男の挑戦は終わらない。ハン・ソロ(『スター・ウォーズ』シリーズ)やインディを演じた頃と同じ瞳で彼は走り続ける――。■関連作品:正義のゆくえI.C.E.特別捜査官 2009年9月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company, LLC All Rights Reserved.■関連記事:ハリソン・フォード主演最新作『正義のゆくえ』試写会に10組20名様をご招待日本の“正義”は己のみ?鳩山邦夫議員、夏の一戦に向け“白ハト”宣言ハリウッドで最も稼いだ男優、今年の1位はハリソン・フォードハリソンがアメリカの“正義”に一石投じる!『正義のゆくえ』最新映像が到着「将来、何が起きるか楽しみにしていきたい」MITの天才を演じたジム・スタージェス
2009年09月15日夢や希望、成長していく人々の姿を描いた映画を中心に集め、真夏の夜空の下、厳選した名作映画を無料で上映する「スターライトシネマ2009」。今年で記念すべき第10回目を迎える本イベントが、7月17日(金)から8月9日(日)までの計13日間、恵比寿ガーデンプレイスの屋外のセンター広場にて開催される。今年の上映作品のテーマは「心ときめく、明日への扉。」――。近年公開された話題作を中心にラインナップするとともに、今年は恵比寿ガーデンプレイス開業15周年ということもあり、上映する13作品のうち4作品は、恵比寿ガーデンシネマで上映された厳選の20作品の中から来街者の人気投票で選ばれたものとなっている。上映作品には、妻夫木聡主演、ブタの飼育を通して命の大切さを考える感動の実話『ブタがいた教室』や、80歳の老女が再び夢に向かって若かりし夢を追う姿を描き、スマッシュヒットを記録した『マルタのやさしい刺繍』、奇才ミシェル・ゴンドリー監督作『恋愛睡眠のすすめ』、『僕らのミライへ逆回転』など、幅広いジャンルの名作、話題作がズラリ。300インチの大スクリーンにて、週末・祝日に1日1作品、合計13作品が上映される。夏の3連休も目前に控えるが、ぜひ家族や恋人、友人など大切な方と、このロマンティックな夏の夕べを過ごしてみては?「スターライトシネマ2009」期間:7月17日(金)〜8月9日(日)※毎週金曜、土曜、日曜、祝日(計13日間)・荒天中止時間:各日18:45〜上映会場:恵比寿ガーデンプレイス センター広場料金:入場料・鑑賞料共に無料鑑賞方法:当日の上映前に、センター広場内にて整理券を配付します。(1人1枚限り)※19:00以降に空席があった場合、整理券がなくても観客席にて鑑賞できます。※満席の場合でも、会場周囲からの鑑賞も可能です。■上映作品・7月17日(金)『間宮兄弟』・7月18日(土)『恋愛睡眠のすすめ』・7月19日(日)『マルタのやさしい刺繍』・7月20日(月・祝)『潜水服は蝶の夢を見る』・7月24日(金)『黄色い涙』・7月25日(土)『僕らのミライへ逆回転』・7月26日(日)『最高の人生の見つけ方』・7月31日(金)『ビフォア・サンセット』・8月1日(土)『地上5センチの恋心』・8月2日(日)『ブタがいた教室』・8月7日(金)『皇帝ペンギン』・8月8日(土)『サマータイムマシン・ブルース』・8月9日(日)『ラヂオの時間』※ 諸般の事情により、内容、時間などは若干変更になる場合もあります。公式サイト:
2009年07月14日