ボール ウォッチ・ジャパンから、すべてのクロノグラフ機能をスライドレバーで操作するというユニークな腕時計「エンジニアマスターII スライドクロノ」が登場している。税別価格はラバーベルトタイプが353,000円、ステンレススチールブレスレットタイプが360,000円。ケースサイドの9時位置に設けた1つスライドレバーによって、クロノグラフの積算計をすべて操作できる。例えば、スライドレバーを12時方向に動かすと「スタート・ストップ」、6時方向に動かすと「リセット」だ。操作後、スライドレバーは自動で元に位置に戻る。防水性を確保するため、二重ケース構造を採用。自動巻ムーブメントをインナーケースで守ることによって、50m防水を実現した。また、スライドレバー機構の構造部に浸水した場合でも、ケースバックのウォーター・エバキュエーションから汗や水分を排出する設計となっている。文字盤外周のインナーリング、時分針、スライドレバーには、自発光のマイクロ・ガスライトを装備。蓄光や電池消費を必要とせず、発光の色も異なっているため、暗い場所でも良好な視認性が得られる。ケース素材はステンレススチールで、ケースサイズは直径47.6×厚さ15.5mm、風防は反射防止処理のサファイアクリスタル。耐衝撃性能として「5,000Gs」を備える(1mの高さから自由落下で木の床に落とした時と同等の衝撃テストを実施)。
2015年02月26日エレコムは20日、端子部分がスライド収納式のキャップレスで、高速なデータ転送を可能にするUSB 3.0に対応したUSBメモリ、「MF-KCU3」シリーズを発表した。容量は8/16/32GBを揃え、価格はオープンプライス。発売は2月上旬から。本体内に収納された端子部分を、ストラップホールも兼ねたスライダーで露出させる構造のUSBメモリ。ポップなカラーバリエーションも特長で、ブラック、ブルー、ピンク、ホワイトをラインナップし、ホワイトは簡易パッケージ版となる。購入すると、未登録PCにパスワードロックをかけるタイプ、データをAES256bitで暗号化するタイプの2種類のWindows用セキュリティソフトを、同社Webサイトからダウンロード可能。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP1・SP2) / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 / 10.10。本体サイズはW63×D20×H8mmで、重量は約10g。
2015年01月20日Windows 8.1には、「SlideToShutDown.exe」というコマンドが用意されている。文字どおりスライド操作でPCをシャットダウンするものだ。タッチ機能を持たないPCでは意味がないコマンドだが、タッチ対応のWindowsタブレットなら有用な存在となる。今回は同コマンドの使い方を解説しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○シャットダウンを実行する「SlideToShutDown.exe」Windows 8.1を搭載したPC/タブレットは、チャームバーやスタート画面、コマンド「shutdown.exe」を用いて、再起動やシャットダウンといったアクションを実行する。いずれの操作も、少々冗長な感じだ。チャームバーなら、「設定」→「電源」ボタン→メニューからアクションを選択という数ステップの操作を必要とする。最近、筆者は外出時にWindowsタブレットを持ち歩いているが、この操作を面倒に感じるのだ。そこで冒頭に述べた「SlideToShutDown.exe」の出番。こちらのコマンドはPCを半ロック状態(?)にし、スライド操作でシャットダウンもしくはキャンセルを実行する。○ショートカットファイルから実行するそれでは「SlideToShutDown.exe」の使い方を紹介しよう。一番簡単なのはデスクトップにショートカットファイルを作成する方法だ。これならデスクトップやスタート画面から簡単に呼び出せる。ちなみに、ショートカットファイルを作成する際は、エクスプローラーがアクティブな状態で「Slide~」とキータイプすれば、「SlideToShutDown.exe」を見付けやすくなるので試してほしい。○スタート画面にピン留めする続いて、スタート画面の「SlideToShutDown.exe」を実行するタイルを作成しよう。一部のタブレットは電源ボタンが非表示となるケースがあるので、代用機能として使えるはずだ。以上の手順で「SlideToShutDown.exe」のピン留め、およびアイコンの変更が可能になる。なお、キーボードを多用する環境の場合は、以下の手順でショートカットキーを割り当てるとさらに便利だ。今回、タスクスケジューラから呼び出す方法も考えたが、タブレットの場合はスリープ機能とバッティングする場面もあるため見送ることにした。気になる方はMSDNライブラリ.aspx)の情報を参考にして、アイドル時に「SlideToShutDown.exe」を起動するタスク作成にチャレンジしてほしい。阿久津良和(Cactus)
2014年11月22日エルピクセルは11月18日、ズカンドットコムとの共同開発により、ライフサイエンス研究者向けの論文紹介スライド等を共有するプラットフォーム「ゼミログ」をリリースしたと発表した。「ゼミログ」は、論文紹介やスライドの共有、コメント投稿などが可能なプラットフォーム。論文は分野ごとに分類されており、キーワード検索等と別に研究者が興味ある分野に関するスライドを検索できる。スライド共有機能では投稿や閲覧、コメント、いいねができる。また、「論文200字紹介」と呼ばれる機能では、読んだ論文について200字以内で簡単にまとめて共有できるコミュニティが用意される。共有やコメントといった出来上がったものに対する意見だけではなく、「スライド見本」という機能では伝わりやすい論文紹介のスライド見本が用意され、テンプレートとしても利用できるようになる。ほかにも「フリートーク」という実験、研究、学会、論文についてなど幅広く自由に議論できるコミュニティも提供される予定だ。なお、ゼミログでは、研究発表のユニバーサルデザインの普及を推し広めている片山 なつ氏や高橋 佑磨氏の協力のもとに作成したスライドの見本を提供している。
2014年11月18日金型で「アンダーカット」のある形状を成形する場合、型開き方向に対して垂直に抜けるサイドアクションのあるスライドを加えることで対応できます。ところで、アンダーカットのない成形品であっても、スライドを使うメリットがある場合があります。Protomoldのプロセスでは、立てフライスを使用するのですが、形状の高さに応じた肉厚と抜き勾配が必要になります。それが場合によっては、スライドを使うことで、抜き勾配や肉厚を減らすことができるのです。テーパのついた指サック、あるいはカップのような形状を考えてみましょう(図1)。このような形状を成形する方法として、まず考えられるのは、外側を形成する固定側の型とインサイドコアを形成する可動側の型の二つの型を用意する方法です(図2)。樹脂は、カップの淵沿いのパーティングラインに設置されたタブゲートから充填されます。カップの壁に充分な厚みがあれば、この方法で問題はありませんが、もっと薄肉になった場合には、問題が生じる可能性があります。薄肉の場合に起こりがちなのは、「ショートショット」と呼ばれるキャビティ内に樹脂が完全に充填されない状態です。これは樹脂の冷却が早すぎた場合に起こります。樹脂が充填されなければ成形は失敗します。たとえ、樹脂が完全に充填されたとしても、インサイドコアを挟んでゲートと反対側で樹脂の流動末端が接合したところでウェルドラインができてしまい、成形品の強度を弱める原因となります。この問題を回避するには、ホットチップゲートを使って、円筒形状の閉じた面、すなわちカップの底、あるいは指サックの先端から樹脂を注入するという方法があります。ただし、形状の高さ、樹脂とホットチップとの相性、その他の予期しない問題が原因で、ホットチップゲートを使う方法では成形できない場合もあります。他の方法としては、図3のように、形状を横にした状態に対してスライドを使ってインサイドコアを形成する方法もあります。図3の場合では、指サックのインサイド コアはサイドアクションのあるスライドで形成され、外側の面は固定側の型と可動側の型で形成されます。図に示しているように、パーティングラインがカップの底面から横に走っています。軸対称の形状であるので、タブゲートはカップの底面の中心に配置されています。樹脂はゲートから、キャビティ全体に一様に充填されていきます。さて、どのような形状を成形するときにスライドを適用すればメリットが得られるのかといえば、まさにこの指サックのように深さがあり、壁が薄肉の形状です。また、設計上の都合で2方向抜き金型*3) で必要となる抜き勾配を付加できない形状もスライドを適用することで成形できます。サイドアクションのあるスライドであれば、外側の面が型開き方向に対して直角に抜かれるため、抜き勾配のない形状であっても成形できます。さらには、型開き方向と平行な面にシボ加工のある形状にもスライドは適しています。シンプルな2方向抜き金型ではこのようなシボ加工はアンダーカットの領域となり、きれいに離型することを妨げる原因になります。形状の特性や設計上の必要性に応じて、スライドで対応できる場合があることをご理解いただけたと思います。いずれにしてもカスタマー サービス エンジニアがご相談に応じますので、まずはお問い合わせください。スライドはアンダーカットへの対処のためにだけ存在するものではありません。以下のような場合もスライドを適用して対応できることを覚えておいてください。嵌合相手と接する部分が平行な面であることが必要シボ加工が必要製品番号やロゴが必要ご参考:■樹脂部品設計ガイド■ProtoFlow樹脂流動解析の詳細■ProtoQuote(R)無料解析&見積り本コラムは、プロトラブズ合同会社から毎月配信されているメールマガジン「Protomold Design Tips」より転載したものです。
2014年07月17日