僕は「コカ・コーラ ゼロ」という炭酸飲料が気に入っている。カロリーゼロ、糖分ゼロなのにコカ・コーラ本来の味が保たれていて、たいへんおいしい。毎日飲みたいと思うし、実際に毎日飲んでいる。中毒かもしれない。せっかくなので、思いの丈を日本コカ・コーラ株式会社の広報・佐藤さん(男性)に伝えてみた。――好きです。「ありがとうございます。コカ・コーラらしいワイルドなイメージがありながらも糖分ゼロ・保存料ゼロという製品の特徴が支持をいただいているようです。20~30代の男性のみならず女性のファンの方も多く、おかげさまで発売3年目を迎える今年も好調です」(佐藤さん)――従来の赤いパッケージのコーラはどうですか?「こちらもあいかわらずの人気で、とくに10代の若い層に支持されています。20代以降になると、コカ・コーラの味は好きだけど、カロリーや糖分は取りたくないという方が増えてきます。『コカ・コーラ ゼロ』は、そうした健康志向の高いお客さまのニーズに応える形で開発されました。味も従来のコカ・コーラに近いものになっているところが、高い評価をいただいています」――健康的っていうのは大切ですね。しかし、完全にゼロカロリーなんですか?糖分もゼロというわりには甘いし。「残念ながら製品の詳しいことに関してはお答えできません。ただ、法律で食品100mlあたり5カロリー未満であればカロリーゼロ、ノンカロリーと表示してよいということにはなっています。ちなみに『コカ・コーラ ゼロ』が糖分ゼロなのに甘いのは、人工甘味料を使用しているからです」――なるほど。しかし、ゼロカロリーで糖分ゼロだったら、まるで水のようなもの。水と同じようにガブガブ飲んでも問題はないのでしょうか?「水でも短時間に大量に飲めば、体に影響をきたしますよね。またコカ・コーラを飲みすぎて、おなかをガブガブに満たすような状態も正常とはいえません。あくまでも適量を守って、楽しく、おいしく飲んでいただければと思います」――それはそうですね。ありがとうございました。「コカ・コーラ ゼロ」は2007年6月に初めて発売された時には、黒地に白フォントのコントラストで構成されたパッケージデザインだったが、今年の2月に行った初めてのリニューアルでは、従来のコカ・コーラブランドのイメージカラーである赤を取り入れ、本来の特別な美味しさを表現したそうだ。これからもぜひおいしいコカ・コーラの味を保ち続けてほしい。しかし、製造方法などこれ以上の込み入った質問にはお答えいただけないのが、なんともコカ・コーラらしい。秘密めいた人物に惹かれるのと同様に、そんなコカ・コーラの秘密もまたどこか魅力的だ。それにしても、なんだかラブレターのような記事である。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】「コカ・コーラ ゼロ」特設ウェブサイト一息つきたいときには欠かせないんですよファミレスのドリンクバー、どれだけ飲めば元を取れるの?がぶ飲みは体に良くないんですよ?
2009年10月02日