Netflixが、カルタゴの将軍・ハンニバルを主人公とした映画(タイトル未定)を製作するという。主演はデンゼル・ワシントン。監督はこれまでにデンゼルと『トレーニング デイ』『イコライザー』シリーズでタッグを組んできたアントワーン・フークアが務める。脚本は、『グラディエーター』『アビエイター』『ヒューゴの不思議な発明』でアカデミー賞に3度のノミネート歴のあるジョン・ローガン。デンゼルとフークア監督は、エリック・ローガン(『エスター』)、アダム・ゴールドワーム(『ラスト・ウィッチ・ハンター』)と共にプロデューサーも務める。Netflixは本作について、「この映画は、歴史上最も偉大な武将として広く知られている実在の戦士ハンニバルをテーマとしています。彼が共和制ローマとの第二次ポエニ戦争中に指揮を執った、極めて重要な戦いを描きます」と説明。映画ファンからは「デンゼル×フークア監督で、題材がハンニバル将軍。なんて魅力的なんだ」「デンゼルは素晴らしい俳優だから期待している」という歓迎の声から、「人種も年齢も当時のハンニバルとは違うのでは?」という疑問の声も上がっている。デンゼルは現在、本作とは別の戦争映画『グラディエーター』の製作に入っており、ポール・メスカル、ペドロ・パスカルらと共演している。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月14日ドラマ「ハンニバル」の製作総指揮を務めたブライアン・フラーが、同ドラマの主演俳優マッツ・ミケルセンと再タッグを組むことを明らかにした。フラーは『Dust Bunny』(原題)というタイトルの映画で脚本と監督を務めるという。「HEROES」「アメリカン・ゴッズ」「スタートレック:ディスカバリー」などの人気ドラマを手掛けてきたフラーだが、長編映画のメガホンを取るのは今作が初めて。また、フラーは『13日の金曜日』の前日譚ドラマも手掛けることが報じられたばかりの多忙な身だ。『Dust Bunny』は、自分の家族を食べたモンスターがベッドの下にいると信じている8歳の少女が、好奇心をそそる隣人の助けを借りてモンスターを退治するというホラー映画。フラーと共に製作を担当する「Thunder Road」のエリカ・リーは、「私たちは長年、ブライアンの大ファンです。『Dust Bunny』は信じられないくらい独創的で、市場にあるものとは違うものです。彼の長編デビューの実現を手伝うことができてとてもうれしいです」とコメントしている。「ハンニバル」のマッツ×フラーコンビの再タッグに、ファンは「喜びの涙を流している」「オーマイゴッド!」とSNSで大興奮。製作は2023年1月にスタートするという。(賀来比呂美)
2022年11月02日テレビ東京「午後のロードショー」枠の4月22日(水)放送回は、ジュリアン・ムーアがFBI捜査官を演じ、アンソニー・ホプキンス演じる天才的殺人鬼を追う『ハンニバル』を放送する。先日本番組でオンエアされた『羊たちの沈黙』の続編となる本作。原作はトマス・ハリスによる同名人気スリラー小説となり、前作から10年後、FBI捜査官として活躍するクラリスと偽名で逃亡を続けるハンニバル・レクターが再び対決していく。全米中を恐怖の渦に落とし入れた“バッファロー・ビル事件”から10年。事件の解決に協力した直後に脱走した、天才的な頭脳を持つ元精神科医で凶悪殺人犯のハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)は逃亡を続けていた。当時はFBIの訓練生だったクラリス(ジュリアン・ムーア)も、いまでは捜査官として第一線で活躍していたが、大物麻薬ディーラーを逮捕する際に多数の死傷者を出してしまったことで、現場の指揮をとっていた彼女は責任をとらされることに…。そんな彼女の窮地に目をつけたのが、レクターのターゲットの中で唯一生き残っていた大富豪メイスン・バージャー(ゲイリー・オールドマン)だった。メイスンはクラリスを餌にレクターをおびき出そうと、政界入りを狙っている司法省のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用し、彼女をレクター捜査へ復帰させる。その頃レクターはイタリアのフィレンツェでフィル博士と名前を変え、司書の仕事についていた。この10年クラリスの動向を追い続けていたレクターは、彼女に1通の手紙を出す。“いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか?”というメッセージを記した――という展開。前作のジョディ・フォスターに代わりクラリスを演じるのは『アリスのままで』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞をはじめ世界の映画賞を総なめにし、『ことの終わり』『マグノリア』『エデンより彼方に』など数々の名作に出演してきたジュリアン・ムーア。本作ではその恐ろしさにより磨きがかかったハンニバル・レクターは、前作に引き続きアンソニー・ホプキンス。2人を再び引き合わせることになる大富豪メイスン・バージャーには『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラックでお馴染みゲイリー・オールドマン。午後のロードショー『ハンニバル』は4月22日(水)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年04月22日「ハンニバル」のハンニバル・レクター役で人気のデンマーク人俳優マッツ・ミケルセンがデビュー18年目にして主演最新映画『悪党に粛清を』を携え初来日。5月12日(火)に舞台挨拶が行われたが「新宿武蔵野館」前には約300名のファンが詰めかけた。デンマークのコペンハーゲン出身のマッツだが母国での活躍に加え、2004年の『キング・アーサー』でハリウッド進出を果たし、『007 カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルに抜擢。2012年より放送の「ハンニバル」では“ファンニバル”とも呼称される熱烈なファンを獲得しており、今回の初来日がアナウンスされるや「マッツ」という言葉がTwitterのトレンド入りをするなど、話題を呼んでいた。本作のメイン館である「新宿武蔵野館」で行われた最速上映会にはチケットを手にすることができた幸運な約120名の観客が足を運び、舞台挨拶と映画を楽しんだが、開場前には劇場の前で、約300人の“ファンニバル”が劇場入りするマッツをひと目見ようと列をなした。舞台挨拶に登壇したマッツは「ハロー!」とファンに挨拶。この日のイベントは報道陣に加え、観客による写真撮影も許可されており、凄まじい数のフラッシュが焚かれた。マッツは「まだ日本に来てからほとんどホテルに缶詰め状態で、窓からしか景色を楽しめてないんだけど、日本の方はみなさん、カメラを持ってるんですね」とニッコリ。「これから2日間、オフがあるから街に繰り出して楽しみたいです」と語った。本作は西部劇で、マッツは妻子を殺されたことで、復讐のために武器を手にするガンマンを演じている。「復讐劇ですが、人はどこまで人間性を保てるのかを描いた映画です」とアピール。撮影は南アフリカで行われており「デンマークの映画でアメリカを舞台にした西部劇で、南アフリカで撮影という何ともおもしろい形式で製作されています。カメラの先には西部劇の光景が広がってるけど、アングルを変えるとシマウマが映っていたり(笑) キャストは西部劇の衣裳なのに、スタッフは現地の南アフリカの言語で会話していたり、シュールな体験でした」と笑顔でふり返った。本作での演技を“抑制された芝居”と指摘されることに関し「取材でもたびたび言われますが、文化の違いかな?デンマーク人にとっては普通のリアリズムと言えると思うけど…」と語る一方で、「ハンニバル」のキャラクターとの違いについて指摘されると「ハンニバルも確かに、抑制した芝居ではあるけど、あの人は実に実に人生を楽しんでいるからね(笑)。今回の映画のキャラクターよりは楽しい人生を送ってると思う」と茶目っ気たっぷりに語り、ファンを沸かせていた。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日現在、映画『羊たちの沈黙』のスピンオフTVドラマ「ハンニバル」で猟奇殺人犯ハンニバル・レクターを演じ、大きな話題となっている“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。いまハリウッドで注目を集める“北欧男子”の第一人者でもある彼の映画主演最新作『悪党に粛清を』から、予告編が解禁となった。1870年代、アメリカ。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、犯人が悪名高いデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから怒りを買うことに。さらに、彼の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの壮絶な復讐が始まった…。かつて、命の価値は駅馬車以下といわれたアメリカ・西部開拓時代。愛を奪われた男と声を失った女が非情すぎる“悪”に粛清を施す本作は、正式出品された2014年カンヌ国際映画祭で大絶賛され、世界中の映画祭でも熱狂をもたらした、かつてないウェスタン・ノワール。妻子を殺され復讐に燃える孤高の男には、『偽りなき者』でカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を受賞したデンマークを代表する国際的俳優マッツ・ミケルセン。謎に包まれた悪党の情婦役には、『007/カジノ・ロワイヤル』でマッツとも共演、『300』シリーズでも知られるエヴァ・グリーン。さらに復讐の相手役を、人気TVドラマ「グレイズ・アナトミー」や「SUPERNATURAL/スーパーナチュラル」、映画『レッド・ドーン』のジェフリー・ディーン・モーガンが務める。解禁された予告編は、愛する者を失い、復讐という業を背負ったマッツとエヴァの、哀しみを押し殺すような抑制された演技が印象的。心優しき男が冷酷なスナイパーとして再び銃を手に取る様子には、誰も観たことのないウェスタン・ノワールを予感させている。同時に、ジェフリー演じる“悪役”の非情極まりない姿は、緊迫感をより増長させている。監督は、マッツと同じデンマーク出身で『キング・イズ・アライヴ』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品されたクリスチャン・レヴリング。ラース・フォン・トリアーやスサンネ・ビア、トマス・ヴィンターベア、ニコラス・ウィンディング・レフンなど、素晴らしい才能を持つ映画監督を数多く輩出するデンマークから、また新星が誕生した。『悪党に粛清を』は6月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月04日世界中を恐怖に陥れた『羊たちの沈黙』のスピンオフ・ドラマが、米NBC製作でテレビシリーズ化されるすることが決定した。今回製作が決定したドラマ「ハンニバル」では、レクター博士役を『007 カジノ・ロワイヤル』でお馴染みのマッツ・ミケルセンが演じることがすでに決まっており、ジリアン・アンダーソンがレクター博士を診る精神科医役を演じる見込みで、同シリーズの複数のエピソードに出演予定のようだ。ブライアン・フラーがNBCで手がける同ドラマシリーズにはすでに、ローレンス・フィッシュバーン、エディー・イザード、アンナ・クラムスキー、ラウル・エスパーザ、ジーナ・トーレスらの出演も決定している。ただ、同ドラマの放映開始日はまだ公表されていない。『羊たちの沈黙』からは、レクター博士のほかに、オリジナルでジョディ・フォスターが演じたクラリス・スターリングの若き日を描いたTVドラマ「クラリス」も米ライフタイムのもとで製作が進行しているようだ。■関連作品:羊たちの沈黙 1991年6月より公開© 1991 Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.
2012年12月17日