マニキュリストのホリデーカラー新登場パリ生まれのヴィーガンネイルブランド「manucurist(マニキュリスト)」より、ホリデームードを高める限定コレクション4色が新登場。2023年12月1日より、京都BAL店、伊勢丹新宿店および公式オンラインストアで発売される。特別な季節を彩る4色トウモロコシやジャガイモなどの植物由来成分を主成分とし、有害な成分は一切使わずに作られたマニキュリストのネイルポリッシュ「green(グリーン)」シリーズ。2023年のホリデーコレクションとして、指先をシーズナルなよろこびで彩る4つのカラーが登場する。価格は4色とも税込2,970円だ。まずはパールホワイトが上品な輝きを放つ「MOON(ムーン)」。暗い夜空にきらめく月明かりをイメージしたカラーだ。アートに使用するのもおすすめ。いつものフレンチネイルを格上げしてくれる。2色目はディープグリーンにエメラルドグリーンのラメを散りばめた、クリスマスにぴったりの「POISON(ポイズン)」。深みのあるグリーンで大人のホリデーネイルを演出する。続いて3色目は赤みを帯びた上品パープル「AUBERGINE(オーベルジーヌ)」。ベーシックな秋の装いのワンポイントとして使いたい洗練されたカラーで、ゴールドやブロンズのアクセサリーとの相性が良い。最後にマットなサンドベージュで普段使いしやすい「DUNE(デューン)」。ナチュラルなベージュながら、ピンクやオレンジをほんのりと効かせた絶妙カラーでお洒落な指先に。凛とした柔らかさが目を引く。(画像はプレスリリースより)【参考】※「manucurist」公式サイト
2023年12月04日ディオール(DIOR)の「ディオール アルプス」カプセルコレクションから新作が登場。ウェアやバッグなどが展開される。「ディオール アルプス」新作アイテム“パリの地図”を描いたパファージャケット雪山の魅力などにオマージュを捧げた「ディオール アルプス」カプセルコレクションから、新作アイテムが到着。まず最初に目を向けたいのは、スキーにもぴったりなフード付きパファージャケットだ。ウェア全体に、メゾンのアーカイブに着想を得てディオールの歴史発祥の地であるモンテーニュ通りの周辺図を描いた、「プラン ドゥ パリ」モチーフがプリントされている。スターモチーフをあしらったアフタースキーブーツ交差したシューレースが快適な履き心地を叶えるアフタースキーブーツにも、「プラン ドゥ パリ」モチーフをデザイン。ボリューミーなソールはトリコロールカラーで仕上げつつ、アクセントとしてスターモチーフを添えた。「プラン ドゥ パリ」モチーフのブックトートまた、「プラン ドゥ パリ」モチーフの「ディオール ブックトート」もラインナップ。ホワイトをベースに、ブラックで地図を表現することで、シックな印象に仕上げている。【詳細】「ディオール アルプス」新作取扱店舗:ディオール ブティック、公式オンラインブティック価格例:・パファージャケット 920,000円・セーター 270,000円・アフタースキーブーツ 187,000円・ディオール ブックトート 470,000円【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年12月01日2023年9月28日、ウエディングドレスブランド『preparage(プレパラージュ)』が2024年春夏パリ・ファッションウィークで新作コレクションを発表しました。HP : Instagram: BACK STAGE 1■新作コレクションについて【コレクションテーマは“La Rose Malade”】イギリスの詩人 WILLIAM BLAKE の詩、The Sick Roseを題材にしたバレエの演目です。目に見えない邪悪な虫の秘められた愛。それとわかっていても虫の情熱に惹かれ共鳴し、離れられず崩壊していく薔薇。棘を持った気高い薔薇の花びらが一枚一枚散っていくその朽ちていく姿すら美しい。そんな様子からイメジネーションを受け制作したコレクションです。【ブランドのコンセプトは『一生に一度を身に纏う』】人生の新たなスタートをきる大切な日に特別な一着を身に纏ってほしいという願いが込められています。愛する人と人生の新たな一歩をスタートする大切な日。これからの人生が丁寧で豊かで美しい日々であるために、その一歩を歩み出すためのドレスを制作しています。新作ドレスのご試着は東京・目黒のアトリエで11月中旬頃から開始予定です。LOOK1LOOK7-2■ブランド概要デザイナー:坂口 絵里ファッションスクールを卒業し、SONIA RYKIELのライセンスブランドデザイナーとして従事。その結果、自由な発想力、型破りな素材選び、デザインアイディアのスキルを身につけました。2016年よりファッション感覚を持ち合わせたウエディングドレスブランドとして展開しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月19日エーグル(AIGLE)は10月3日(現地時間)、パリ・ファッションウィーク®の公式プログラムで、2度目となるプレゼンテーションを行いました。Courtesy of AIGLE「A JOURNEY-旅-」をテーマにした2024年春夏コレクションは、パリにある国立自然史博物館(Museum national d’Histoire naturelle)とのコラボレーションの一環として、植物園内にある温室で発表。日の光が差し込む中、水面に浮かぶように配置されたアイコニックなラバーブーツのディスプレイや、生物多様性の楽園と共生する春夏コレクションのアイテムをまとったルックを発見しながら、エキゾチックな植物が生い茂る小道を進みます。Courtesy of AIGLECourtesy of AIGLECourtesy of AIGLECourtesy of AIGLECourtesy of AIGLE AIGLEAIGLEは1853年の創業からずっと、アイコンである天然ゴム製のラバーブーツをフランスにてハンドメイドで作り続け、独自のクラフトマンシップを育んできました。 自然に寄りそいながら愉しむ毎日の暮らしを快適にそして豊かに彩るアパレルやアクセサリーは、どんな天候でも活躍する高い 機能と耐久性を備え、かつフレンチブランドらしい洗練された美しいスタイルを提案します。 AIGLEは永く愛用頂ける商品を生み出すフレンチクラフトマンシップと技術、環境に優しい素材の積極採用などにより、環境配 慮に向けた取り組みを続けています。
2023年10月08日置いていた海苔が湿って、ふにゃふにゃになってしまった経験をした人も多いでしょう。海苔は、常温で空気に触れて置いておくとすぐに湿ってしまい、おいしさが半減します。実は、湿った海苔を復活させる術があります。その方法は、意外と簡単です。日常で役に立つライフハックを投稿している、しーばママ(shi_bamama)さんが「湿った海苔をパリパリに復活させる方法」を紹介しています。短時間でパリパリに戻せるので、忙しくて時間がない時でもとても便利です。それでは、見ていきましょう。湿った海苔をパリパリに復活させる方法は2つあります。方法1.フライパンを使った方法フライパンを用意します。油や調味料は使いません。湿った海苔だけをフライパンに広げて並べましょう。中火~強火にして、海苔を片面ずつあぶります。ここで重要なのが、海苔に含まれている水分をしっかりと飛ばすことです。水分が飛んでくると、海苔が縮んで、パリパリになってくるのが分かるでしょう。火を止めて海苔を触って、パリパリになっていたら取り出します。方法2.電子レンジを使う方法皿の上に湿った海苔を広げて置きます。ラップはかけずに、電子レンジに入れましょう。600Wの電子レンジで、海苔を30秒加熱します。海苔を取り出して触ってみて、海苔がまだ湿っている場合は、様子を見ながら10秒ずつ追加で加熱してください。海苔を触ってみて、パリパリになったら取り出しましょう。どちらの方法も数分でできるので、とても便利です。時間がない時でも、フライパンか電子レンジさえあれば、すぐに海苔をパリパリに復活させることができます。海苔がパリパリに復活したら、保存方法に注意しましょう。密閉せずに常温でそのまま置いておくと、海苔が空気中に含まれる水分を吸収して、再び湿ってふにゃふにゃになってしまいます。海苔を保存する時は、チャック付きポリ袋などの密閉できる袋に入れましょう。袋に海苔を入れたら、空気を抜きながらしっかりと密閉します。チャックを閉めたら、冷凍庫に入れて保管しましょう。万が一海苔が湿ってしまったとしても、フライパンや電子レンジを使うだけで、元通りのパリパリになります。この方法を覚えておくと、いつでもパリパリの海苔が楽しめるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月08日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2024年春夏コレクションがフランス・パリで2023年9月30日(土)に発表された。色の衝突ブランドを象徴するカラーである「黒」をベースにしたルックが出てこない、珍しいコレクションとなった今シーズン。ランウェイには、赤、青、ピンク、オレンジ、パープルと沢山の色で溢れている。個性豊かな柄が幅広く提案されたのも印象的。力強い筆致で描かれたフローラルプリントが登場したかと思えば、リズミカルな幾何学模様やクラシカルなチェック柄も登場。西洋画を落とし込んだようなピースは一際存在感を放っていた。レース、チュール、メタリック素材と、素材も色や柄と同じようにバリエーション豊かに。上から順に艶めくブルーの素材、メタリックなシルバーの素材、カラフルなスパンコールが煌めく素材を重ねたルックは、“光沢感”という1つの共通点によって不思議と調和しているように感じられる。シルエットは、前後左右に大きく膨らませてとにかくボリューミーに。ハーネスに付いたリボンや襟のようなディテールも、服に負けないほど巨大化させている。足元に彩りを添えるシューズにも今季のムードが反映されており、カラフルなシューズに大ぶりのストーンやフラワーモチーフなどを敷き詰めて、楽し気な印象に仕上げた。
2023年10月04日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2024年春夏コレクションが2023年9月30日(土)にフランス・パリで発表された。防具を思わせるルック防具の一種である鎖帷子(くさりかたびら)を思わせる、ミステリアスなルックからスタートした今シーズン。ボトムスには、トップスのハードな印象を引き立てるように、ボリューミーでソフトなチュールスカートを合わせている。続くルックでもレザーベストと花々が咲き誇っているようなスカートを合わせ、コントラストを効かせた。クリップを多用したドレスシアーなドレスは、素材が持つやわらかさを守るように、クリップ多用したドレスやサスペンダーを重ねてるのが印象的。ブランドの定番アイテムであるハーネスは、ここ数シーズンはボリューミーでインパクトのあるものを提案してきたが、今季はサスペンダーを再構築したようなシンプルなものが展開される。溢れんばかりのフリルショー中盤には、溢れれんばかりのフリルを配したルックが登場。よく見るとフリルが付いた帯の中央にはボタンが付いており、シャツの前立てを幾重にも重ねているよう。ハリのあるホワイトのフリルに、シアーなブラックのフリルを差し込むことで、アクティブなムードをよりいっそう加速させているようにも思われる。生命力を感じさせるドレスショーのラストは、造形美を感じるアートのようなピースを披露。ふわふわとした小花を咲かせるかすみ草でできたようなドレスから、タンポポの綿毛がそのまま服になったような可憐な表情のドレスまで、生命が宿っているかと思わせるほど瑞々しく繊細な佇まいのルックによって観客を魅了した。
2023年10月03日ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)の2024年春夏コレクションが2023年9月30日(土)にフランス・パリで発表された。彫刻的なフォルムを探求硬くハードな印象の彫刻的なドレスから幕を開けた今シーズンのジュンヤ ワタナベ。素材や色味を変えながら、ダイナミックで構築的なコレクションを展開していく。ショー序盤で提案されたのは、オールブラックのルック。三角錐や筒状のフォルムなど、布地で構成されているとは思えないほど鋭利なラインを描くドレスは、そのダークな色味と相まって、よりエッジィな佇まいに仕上げている。レザーもまた今季らしい構築的なシルエットで登場。ライダースジャケットはショルダーラインを強調してみたり、斬新なカッティングを施してみたり、ベルトのようなディテールを随所に施して動きを出してみたりと、まさにレザーの可能性を探求するようなピースが次々と展開された。柔らかいデニムも立体的に仕上げるのが今季のジュンヤ ワタナベ流。ダブルステッチを縦に、横に、そして斜めに走らせることでよりアクティブな印象に仕上げている。端正に並べられたシルバーのボタンは、そのユニークなシルエットを際立たせているようにも思われる。ラストは、ワイドパンツに個性豊かなツイードジャケットを合わせたルックがランウェイを席巻。ツイードジャケットは、本来クラシカルな印象を与えるアイテムだが、独創的なシルエットを描くことによってパンキッシュな1着へと昇華させた。
2023年10月03日メゾン ヴァレンティノは、10月1日(現地時間)、パリの国立高等美術学校エ コール・デ・ボザール (École Nationale Supérieure des Beaux-Arts) にて、2024年春夏コレクション ‘レコール (L’École)’ を発表しました。Courtesy of Valentinoレコール (L’École)身体は自由の象徴であり、女性の身体は解放を象徴します。クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリによる 2024 年春夏コレクション ‘レコール’ は、フェミニティとヒューマニティを称え、身体にスポットライトを当てます。イデオロギーの反映と、親密さ、個性の表現。結果としてそれらが伝える根本的なフェミニズム。それは身体が社会的な期待、作用から独立するということ。自分自身の肌であるという心地よさ。Courtesy of Valentino挑発するのではなく、むしろ自然な状態として存在する裸。それはクリエーションの中心で解放を主張します。身体を覆うものとして生み出されたファッションは、ここでは、ヌードに対する認識を変えることを目的とした、衣服と女性の内なる部分との本質的なやりとりへと足を踏み入れます。セクシャリティの概念を排除し、決まり文句を破壊することで、コレクションはパーソナルな官能と、衣服と身体の重要な相互関係を探ります。Courtesy of Valentino肌そのものがファブリックに。スカートは短くなり、ダイナミックな動きを可能にするとともに、大胆なカットが身体をあらわにし、フォルムの再考を促します。ヴァレンティノが名付けた新しいテクニック、アルトリリエーヴォ(高浮き彫り)によってファブリックが一見縫い目のない立体へと彫り込まれます。それはバロック様式の葉や果実、花、動物といった自然な形を生み出し、私たちの自然の姿である裸を際立たせます。このテクニックは、身体を中心に築かれた女性を称えるひとつの方法です。精巧でありながらもシンプルな装飾が構造を生み出し、そのシルエットはすべて、衣服を身に着けていると同時に裸でもある身体によって決定づけられます。グリザイユのプリントがフォルムに広がり、ファブリックは切り取られ、肌を露出させています。Courtesy of Valentinoシンプルであるということ。身体と直接触れることによって際立つ T シャツやシャツ、ジーンズといったシンプルな衣服。テーラリングにはコットンポプリンが用いられ、質感と構造はフェミニンな曲線を反映してソフトになっています。そこには優しさと穏やかさ、思いやりが宿ります。シルクの T シャツはプレシャスな表情を称えます。イブニングガウンは長いシルエットにドレープがあしらわれ、精巧なエンブロイダリーが施されています。本質的で私的なダイナミックさの中で、リネンとシルクの生糸がそれらをまとう女性に対して質感を刺激します。Courtesy of Valentinoアクセサリーはファッションと女性の関係を、そして女性の自由を強調します。シューズのヒールは低く、身体と連携して動きを促進します。ヴァレンティノ ガラヴァーニ ‘V ロゴ ムーン’ バッグはしなやかに体になじみ、楕円形の V があしらわれたチェーンが手首を包み、女性と衣服を一体化させます。バッグの素材にはしなやかでくつろいだダブルカーフが用いられています。よろこびを追求し、感覚を楽しむという官能。アーティスト、FKA ツイッグスとダンサーたちによる全身を使ったパフォーマンスが、’レコール’ コレクションのアティチュードと感情を際立たせます。音楽とダンスを組み合わせ、フィジカルな動きをクリエイティブな表現の中心に置き、常に体を使って表現する彼女のパフォーマンスが、身体とその身体的特徴、女性らしさを探り、称えます。Courtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of Valentino#ValentinoLÉcole#VALENTINOGARAVANI#VLogoMoonBag
2023年10月03日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2024年春夏コレクションがフランス・パリにある複合施設「Césure」にて2023年9月29日(金)に発表された。曖昧なものをカタチにテーマに「Grasping the Formless - 見えない形が見えるまで - 」を掲げた今シーズンは、風や光など大自然の中にある輪郭のないものなどから見出された形を、服づくりに取り入れてコレクションを展開。ショーは、風、水、光、炎など一瞬ごとに変化し続ける自然と同じように、留まることを知らない人の身体の可能性を明示するようなダンスパフォーマンスから始まった。ショー序盤で提案されたのは、身体のラインを優しく露わにするようなニットのセットアップやワンピース。シアーな前身頃はゆるやかなドレープを効かせ、後身頃はリブ編みを組み立てた。最初の3ルックは、モデルの顔を布で覆うことでぼんやりとした佇まいに仕上げている。夜明け前の霞んだ空や日没前の神秘的な海など、自然界の曖昧な景色を落とし込んだようなプリントも目を引く。一度フィルムに写した写真に対して、カメラのふたを開けてわざと露光させる手法を用いて作ったという柄は、色同士の境界線がなく、吸い込まれそうなほど美しい。ドレープや縫い目を最小限にした平面的なウェアにプリントすることで、柄の持つ美しさを際立たせているのも魅力的だ。ボリューミーなアウターやブラウスは、動いている瞬間を止める発想から生まれたシリーズ。アウターに見られる肩の部分の折り込みや角張りは、ねじれをプレスして作ったもの。直線的で大胆なシルエットを描くことから硬質な印象を受けるアイテムだが、軽量でストレッチ性のある素材を用いることで、心地よい着用感を実現した。ショーの終盤には、一枚の布をねじることで立体的なシルエットを生み出したウェアが登場。一緒に提案されたハットもまたウェアと同様に布地がたっぷりと使用されており、大らかさやゆとりを演出する。今季はニューバランス(New Balance)と共同制作したフットウェアもリリース。ニューバランスのトレイルランニングモデルの名作「MT10」ベースに、イッセイ ミヤケならではのデザイン性と配色を取り入れた。
2023年10月03日ロエベ(LOEWE)の2024年春夏コレクションがフランス・パリで2023年9月29日(金)に発表された。拡大されたディテールまるで魚眼レンズを通して見ているような、拡大されたディテールが印象的な今季のロエベ。驚くほど巨大な針が差し込まれたレザーパンツやドレスはその好例だ。また、太い毛糸で編み上げられたニットケープや裾の一部だけ長く設定されたティアードスカートも展開された。ポケットに手を入れて歩くモデルたちは、通常よりもぐっと腕を曲げている姿が印象的。ロングパンツはとびきりハイウエストに。テーラードジャケットは胸下にハンドウォーマーポケットが配されている。一見シンプルなアイテムにも、遊び心溢れるこだわりが詰め込まれているのがジョナサン・アンダーソン率いるロエベならでは。レザーのトップスとハーフパンツは裾を切りっぱなしにすることで、レザーが醸し出す上品なムードの中にラフなアクセントをプラス。ロングコートの裾は、左前の裾を折り返し、肩にかけたバッグの中に押し込んでいる。カラーパレットは、ブラック、ブラウン、グレーといったベーシックなカラーを基調に、パープル、ブルー、オレンジのヴィヴィッドなカラーや、淡いイエローやブルーのパステルカラーをプラス。中でも、煌めくフラワーモチーフが浮遊しているようなバイカラーのベストは、一際存在感を放っていた。コレクションに彩りを添えるアクセサリーは、会場に設置されたリンダ・ベングリスのオブジェとリンクする粘土のようにやわらかそうなメタルバングルや、虹色に輝くイヤーカフが登場。バッグは、ゴールドのチェーンが揺れる「スクイーズバッグ」や、グレインカーフの「ペブル バケットバッグ」が展開された。
2023年10月02日イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2024年春夏コレクションが2023年9月28日(木)にフランス・パリで発表された。ボディコンシャスなアイテム身体のラインを強調するボディコンシャスなアイテムが目立つ今季のイザベル マラン。脚を大胆に見せる深いスリットや、女性ならではのウェーブシルエットを露わにするサイドのカットアウトなど、素肌を見せるカッティングも目を引いた。レースや透け感のあるニットワンショルダーのレーストップスやメンズの開襟レースシャツ、透け感のあるニットベストなど春夏らしい軽やかな素材使いも印象的。一方で、本来重たい印象を与えるレザーパンツはマイクロミニ丈に仕上げることで、涼しげなムードを纏わせた。リズミカルなプリントプリントは、花柄のようなパターンや細かい幾何学模様などリズミカルなものが主流。ホルダーネックのドレスは、サイドのカットアウトとドレープを効かせたスカート部分により、よりアクティブな印象に。ミラーなど輝く装飾ショー終盤は、モノトーンカラーのルックがランウェイを席巻。ミラーやスパンコールが輝くインパクトのあるルックを差し込みながら、開放的でリズミカルなコレクションをスタイリッシュに引き締めた。
2023年10月02日サンローラン(Saint Laurent)の2024年夏コレクションがフランス・パリで発表された。先駆的な女性飛行士に思いを馳せて着想源となったのは、航空業界や自動車競技など、かつて男性のものとされたジャンルに進出した先駆的な女性たち。女性飛行士として活躍したアメリカ出身のアメリア・イアハートやフランス出身のアドリエンヌ・ボーランに思いを馳せた今シーズンは、メンズワードローブの中に女性らしさが垣間見える洗練されたコレクションとなっている。キーアイテムとなったのは、サファリジャケットやジャンプスーツといったメゾンを象徴するウェア。胸元のジップは大胆に開け、レザーベルトでしっかりとウエストマークすることで、女性らしい色香を醸し出すスタイリングに仕上げているのが特徴だ。手元に合わせたレザーグローブとバングルは、エレガントなムードを加速させる。そんなメンズライクなアイテムとは対照的に、とことんエレガントに仕上げたドレスも目を引く。柔らかくシアーな生地をたっぷりと使用したフルレングスのドレスは、モデルの歩みに合わせてひらひらとなびき、コレクションに軽やかな風を吹き込んだ。カラーパレットは、オリーブ、マロン、サンド、チョークといったアースカラーで構成。素材は、リネンやコットン素材といったナチュラルなムードを演出するものをベースとしながら、サテンやシアー素材など柔らかく上品な素材をプラスした。コレクションに彩りを添えるアクセサリーは、シャープな印象のものばかり。足元には彫刻的なヒールを合わせたポインテッドトゥのハイヒール、顔周りにはボリューミーなイヤリングやチョーカーを合わせた。
2023年10月01日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2024年春夏コレクションが2023年9月26日(火)にフランス・パリで発表された。“目に見えない”色柄アンリアレイジが掲げた今季のテーマは「INVISIBLE」。“目に見えない”という言葉通り、コレクションのメイン素材には透明のPVC素材を使用した。しかし、これらは普通のPVC素材ではなく2023年秋冬コレクションでも披露された、太陽光に含まれる紫外線に反応する“フォトクロミック材料”を使用したPVC素材。ショーでは無色のシンプルなウェアが、紫外線ライトを浴びることで色付いていく様子を見せて観客を驚かせた。ショー序盤には、空気を入れて膨らませた立体感のあるアイテムが登場。インナーには、PVC素材のボリューミーなウェアとは対照的な、タイトなボディスーツを合わせている。ボディスーツにもフォトクロミック材料が使用されており、紫外線を浴びることで、アンリアレイジのモノグラムロゴがくっきりと浮かび上がる。テーラードジャケットやデニムパンツといった見慣れたウェアも、フォトクロミック材料を使用することでフレッシュなアイテムに。とりわけ目を引いたのは、パッチワークドレスにジャケットとバラクラバを合わせたルック。モデルを照らす紫外線ライトの強さに合わせて、PVC素材が万華鏡のように色が変化していく。そして終盤には、紫外線ライトによってデザインが浮かび上がる華やかなアイテムが登場。コレクションのラストを締め括ったドレスとコートには、ステンドグラスを思わせる複雑なデザインが落とし込まれていた。
2023年09月30日CFCL(シーエフシーエル)の2024年春夏コレクションが2023年9月26日(火)にフランス・パリで発表された。テーマは「New Land」。スマートシティ「ザ・ライン」を着想源にサウジアラビアの砂漠で建設中のスマートシティ「ザ・ライン」。本来住みにくいとされる砂漠という地に、快適に過ごせる空間を作るというこのプロジェクトに興味を持ったCFCLのデザイナー・高橋悠介は、「ザ・ライン」を今季の着想源とし、テーマに「New Land」を掲げた。そんな今季は、自然が持つ複雑な色彩や半透明の素材を使用しながら、曖昧で美しい幻想的なコレクションを展開していく。ラメ糸を使用した近未来的なルック草花を表現したシルバーのオブジェが彩りを添える近未来的な会場。まず最初に現れたのは、会場と呼応するようなシルバーのラメ糸で編み上げられたタートルネックのニットに、ブラックのセットアップを合わせたルックだ。シルバー×ブラックで構成されたルックが終わると、今度はトップスからドレス、バッグまでシルバーで統一されたルックが提案され、コレクションに漂うフューチャリスティックなムードを高めていった。滝をイメージしたストライプ柄乾いた大地に流れ落ちる滝をイメージしたというストライプ柄のドレスは、細いブルーのラインがアクセントに。上部は細め、下部は太めのストライプ柄を採用することで、ダイナミックな印象に仕上げている。見る角度によって表情が変わる柄“菌”を由来するグループは、菌糸のように枝分かれして広がるストライプ柄が特徴。凹凸のある生地となっており、見る角度によって表情が変わるのも面白い。またパイル地のように膨らみのある“リーフ”と名付けられたシリーズも展開された。ミラーフィルムを手縫いしたドレスファーストコレクションから発表し続けている「POTTERY」からは、半透明のドレスに細長いミラーフィルムを施したドレッシーな新作が登場。約2,500枚ものフィルムを65時間かけて手縫いしたドレスなど、コンピュータプログラミングと手仕事を組み合わせたアイテムはコレクションの中でも一際存在感を放っていた。なお、コレクションで登場したサングラスは全て、フォーナインズ(999.9)とコラボレーションしたもの。⼀本の⽷から編み出されるCFCLのニットウェアをイメージして、しなやかな⼀本線を描くようなデザインに仕上げている。
2023年09月29日Mame Kurogouchi は、2024年春夏コレクションをパリで発表しました。Spring Summer 2024 “Fragments”プレコレクションをメインコレクションへと集約し、年に2回の発表へと移⾏後初となる2024年春夏コレクションでは、佐賀県有⽥町を尋ね、17世紀前半の⽇本磁器のあけぼのの記憶を宿す初期伊万⾥の陶⽚を介した、過去と現代の陶⼯たちのものづくりをめぐる対話に⽿を澄ませ、記憶のかけらと⽩磁素地のあわいから⽴ち上がる物語を洋服へと翻訳してゆきます。Courtesy of Mame Kurogouchi⼤陸の陶⼯がもたらした技術から芳醇したものづくりが、時代を経て国内の陶⼯たちの⼿により独⾃の⼟壌を形成する様に⿊河内は魅せられます。現代の作家にして、17世紀初頭の初期伊万⾥の顕現を試みる⼩物成窯の⼭本亮平・平倉ゆき、17世紀中頃からはじまる初期⾊絵への共鳴を作品化する浜野まゆみらによる案内によって、⿊河内は初期伊万⾥が興隆した数⼗年の歴史を再訪しながら、作⾵の和様化と個性化、そしてその裏にある試⾏錯誤や染付が語る⽇常への⽬線を学びます。考古学的探究と対話に基づく過去と現代の並置が洋服として発芽し、今シーズンの多様なスタイルへと落とし込まれます。Courtesy of Mame Kurogouchiさまざまなトーンや質感のホワイト、エクリュ、ミントグリーンのファブリックは、かつての陶⼯たちが恋焦がれた素地の⾊である「⽩」を⽣み出す試⾏錯誤の過程で⽣まれた初期伊万⾥の淡いトーンにインスパイアされ、情感豊かな涼やかさでもって表現され、今季のコレクションを彩るキーカラーとなります。Courtesy of Mame Kurogouchiガラス質の半透明な釉薬が素地に絡みつき、柔らかな輝きを湛える初期伊万⾥の佇まいは、シアーなラメジャージーのシリーズによる艶めきに変換され、まるで釉薬が流れるかのように素肌の上を覆います。ムラ染めのジャカードが印象的なショートブルゾンやロングジレ、⼿作業による絞り染めが施されたアシンメトリーなドレスは、釉薬の奥に朦朧と浮かび上がる景⾊すら想起させます。初期伊万⾥に⾒られる特徴的な技術の⼀つである「陽刻」がもう⼀つの重要な要素となりコレクションの姿を浮かび上がらせます。紋様⼊りの型を押し当て、柄を浮かび上がらせるこの技術にインスパイアされたいくつかのピースは、⿊河内が「やきものを洋服へと変換」する試みの結果、コレクションを代表するテクニックとして採⽤されます。特殊なエンボス技術により、オリジナルの草花モチーフがデニムパンツやデニムジャケット、オーバーサイズシルクコットンドレスやシャツの上で⽂字通り浮かび上がり、静かに、のびのびと躍動します。陽刻が触知させる凹凸は花柄だけでなく、リサイクルポリエステルによる天竺ジャカードのコンパクトなドレスやトップスの幾何学的な肌⽬といったミニマムなピースへも緩やかに接続されます。Courtesy of Mame Kurogouchi初期伊万⾥の陶⽚に描かれた、⼭⽔や花⿃の⾵韻は現代の⾵景へと翻訳され、⿊河内⾃⾝の記憶と混じり合い、表現されます。絵付けで多⽤された草花のモチーフを思わせるジャカードが、ブランドのシグネチャースタイルであるドレスやアクティブなジャンプスーツで登場。唐の景⾊を絵付けの⼿本とする時代を経て、のちの陶⼯が⾃⾝の⾝の回りの景⾊を描き始めたことに習い、⿊河内は⾃⾝が繰り返し訪ねた佐賀の景⾊を洋服に定着させてゆきます。たっぷりした余⽩と共に、まるで陶⽚のような鋭い切り替えが施されたシアーニットのドレスやトップスの胸元を飾る海景にはじまり、シルクのコートやセットアップに織り込まれた唐⾵の景⾊もまた、⿊河内の極めてパーソナルな記憶のかけらの投影であり、同⼀平⾯上に配されたさまざまなモチーフが、過去から現在、現在から過去へと往還する振幅でノスタルジーの世界へ誘います。Courtesy of Mame Kurogouchiアシンメトリーなデザインと繊細なハンドワークによるニットキャミソールや、カジュアルなニットベストは、⼤⼩さまざまな破⽚を繋ぎ合わせたかのようなデザインにより、複雑で個性的なモチーフの共存を可能にしながら、かけらとなり散在してなお雄弁に過去の記憶を伝える陶⽚を柔らかに纏うことを可能にします。Courtesy of Mame Kurogouchiいくつかのルックにディテーリングされた2種の陶器ボタンがコレクションを引き締める重要なフラグメントとなります。染付のボタンは佐賀県有⽥町の⼩物成窯、陽刻のボタンは作家の浜野まゆみのサポートの下、⿊河内の⼿により形作られました。Courtesy of Mame KurogouchiCourtesy of Mame KurogouchiCourtesy of Mame KurogouchiCourtesy of Mame Kurogouchi
2023年09月29日ディオールは、 9月26日15時(現地時間)パリにて、2024年春夏コレクションを発表しました。© Adrien Dirand/Courtesy of DIORディオール ウィメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、過去と未来が同時に存在する「現在」の意味の反映から着想し、2024年春夏コレクションを製作しました。Courtesy of DIOR様々に解釈できる、収束を意味する「現在」というポイントで、これまで以上に、女性が自身の価値に気づき、違いを表現することを手助けする責任がファッションにあるという信念のもと、マリア・グラツィア・キウリはフェミニニティとフェミニズムの関係を探求し続けています。それゆえ彼女は、男性中心の社会において独立を主張し、その体制に異議を唱えてきた反逆者たちに関心を抱きました。Courtesy of DIORその反逆者たちには、魔女や、植物学を伝承し、自然の時間を尊重する、地母神の知恵の継承者などが含まれます。マリア・グラツィア・キウリによる本コレクションのクリエイションにおいては、中世のスタイル、ジャケットがマスキュリニティを体現する、建築的なシルエットが登場しました。いくつかのファブリックは、物質性、時間の記憶、そしてイタリア人アーティストのアルベルト・ブッリの作品に対する深い知識を包含し、裂け目、傷、焦げが洋服の、構成的でパフォーマティブなエレメントとなります。Courtesy of DIORカラーパレットは、灰色、カモミールといった色によって構成されます。ディオールの象徴でもある花柄は、ダークなモチーフとして再解釈され、コントラストを描くX線のフラワーモチーフとなっています。季節を呼ぶ月と太陽の満ち欠け、薬草とファンタジーの動物たちが、このアイコニックなデザインを構成し、時には刺繍として施されます。Courtesy of DIORニットウエアは、体のカーブに寄り添い、締め付けずに包み込むことで、温かくセクシーな印象をもたらし、コレクションにおいて大きな役割を果たします。軽量のメタリックセーターは、鎖帷子を想起させます。Courtesy of DIORエレナ・ベラントーニによるモニュメンタルで、没入感のある芸術作品『NOT HER』は、女性たちを既存の枠組みに閉じ込める固定観念に対して、拒絶する精神を永続させます。Courtesy of DIORCourtesy of DIORこの会場のすべての壁面を占めたビデオインスタレーションは、アナログの反転フラップ表示機を用い、性差別的な広告のビジュアルと、“It’s not her, she’s no longer all that”といった支配的なステレオタイプに対する対位的なフレーズを用いて、エレナ・ベラントーニによってポップな世界観で加工された、彼女自身を含む女性たちが次々に映し出されます。Courtesy of DIORこのようにして、本コレクションは、体と洋服の関係を、とある1日や、懐古的な時間ではなく、複数にまたがる時間の文脈に据える、というアイデアに立ち返らせます。Courtesy of DIORCourtesy of DIORCourtesy of DIORCourtesy of DIORCourtesy of DIORCourtesy of DIOR@DIOR @MariaGraziaChiuri#DIOR #DiorSS24#ディオールファインジュエリーお問い合わせ先:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年09月28日株式会社パリミキ(本社:東京都港区、代表取締役:恒吉裕司)は、日本人の骨格に合うようにデザインされたコーチ ジャパンコレクションを2023年9月15日(金)より先行販売いたします。◆コーチとはコーチは、1941年にニューヨークで創立されたグローバルファッション・ブランドです。生誕の地であるニューヨークの精神にインスピレーションを得て、インクルーシブで勇気あふれる姿勢からインスパイアを受けています。コーチのアイテムは、多くの人々にとってのより良い未来の創造につながるという信念のもと、美しくて永く使い続けることのできる製品作りに努めています。商品概要コーチ ジャパンコレクションHC6230Dは、日本人の骨格に合わせて設計されたモデルです。テンプル部はチタン、フロントは樹脂素材を採用したコンビネーションモデルです。調整可能なノーズパッドを使用することで掛け心地も快適になっています。テンプルチップのさりげないカーブは繊細さを物語ります。col.5736 フォーントランスペアレント・5800 ベリートランスペアレントは遊び心溢れる透明感のある華やかなカラー展開となっています。HC6230Dcol.5002 ブラック/ローズゴールドcol.5120 ダークトータス/ライトゴールドcol.5736 フォーントランスペアレント/ライトゴールドcol.5800 ベリートランスペアレント/ローズゴールドジャパンコレクション用ショッパーコーチ ジャパンコレクションフレームをお買い上げいただいたお客様には、先着順にてジャパンコレクション専用ショッパーを差し上げます。※数量限定のため、なくなり次第終了とさせていただきます。◆商品詳細フレーム価格:23,540円(税込)種類:1型4色付属品:ケース・メガネクロス販売店:パリミキ・OPTIQUE PARIS MIKI (一部取り扱いのない店舗がございます)取扱店舗リスト : ◆会社概要会社名:株式会社 パリミキ設立:2009年1月15日代表者:代表取締役社長恒吉裕司資本金:1億円事業内容:眼鏡およびその関連商品を主に取り扱う眼鏡専門店チェーンURL: ※記載の情報は、発表時点のものです。※最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月15日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の2023-24年秋冬コレクションから、新作ウィメンズバッグが登場。“パリの標識”モチーフのロゴ入りバッグ3型ルイ・ヴィトンの新作ウィメンズバッグは、“パリの標識”を模したデザインがユニーク。グリーンのフレームで縁取ったブルーの背景に「Louis Vuitton Paris」ロゴを配して、パリの街並みを思わせる爽やかなビジュアルに仕上げている。ボディは、ベージュのモノグラム・キャンバスに、カラフルなホワイト & オーチャーカラー & ホワイトのストライプでアクセントをプラス。イエローステッチを施した滑側のトリミングが、メゾンの伝統的なトランクのディテールを彷彿させる。ラインナップは、シティバッグ「スピーディ・バンドリエール 25」、大容量のトートバッグ「ネヴァーフル MM」、エレガントなフォルムの「アルマ BB」の3型を用意している。【詳細】ルイ・ヴィトン 新作ウィメンズバッグアイテム:・「スピーディ・バンドリエール 25」 349,800円サイズ:W25xH19xD15 cm・「ネヴァーフル MM」 344,300円サイズ:W31xH28xD14 cm・「アルマ BB」 308,000円サイズ:W23.5x H17.5x D11.5cm【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854PHOTO CREDIT:LOUIS VUITTON
2023年08月25日ディオール メゾン(DIOR MAISON)の「プラン ドゥ パリ」コレクションから、新作インテリアや雑貨が登場。“パリの街並み”を描いた「プラン ドゥ パリ」コレクションマリア・グラツィア・キウリによる2023年春夏コレクションにて発表された「プラン ドゥ パリ」は、フランスの首都・パリの街並みをモチーフにしたコレクションだ。創設者のムッシュ ディオールが偶然、幸運の星「ラッキー スター」に出会ったフォブール=サントノレ通りから、メゾンを象徴するモンテーニュ通り30番地までを繊細に描いている。ベージュトーンのクッションやマットそんな「プラン ドゥ パリ」コレクションから、新作インテリアや雑貨がお目見え。ベージュの優しいトーンで彩られた、エレガントな長方形のプレースマットや、繊細な刺繍で表現したクッションなどがラインナップする。モノトーンのディナープレート&デザートプレートまた、白地を背景にしたディナープレートとデザートプレートも展開。スタイリッシュな美しさを放つアイテムは、大切な人へのプレゼントにも、自分へのご褒美としてもおすすめだ。【詳細】ディオール メゾン「プラン ドゥ パリ」コレクション展開:ディオール メゾン取扱店舗、公式オンラインブティック・プレースマット 66,000円・スモール スクエア クッション 135,000円・ディナープレート 25,500円・デザートプレート 22,000円【問い合わせ】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年07月22日夜のパリ、アレクサンドル3世橋。トマソ・オットマーノによって撮影された、2023-2024年秋冬 コレクションのキャンペーンビデオが公開されました。街灯の光とエッフェル塔の輝きが織りなす、薄い暗がりの光の街で、カメラはメゾンのアンバサダーである歌手のジュリエット・アルマネとともに、パリの伝説的な場所 オランピア劇場へと向かいます。Courtesy of DIORアイコニックな曲"Non, je ne regrette rien*(水に流して)"の艶やかなリズムに合わせ、マリア・グラツィア・キウリが手掛けたルックが次々と登場し、かつてないほどコンテンポラリーでパワフルなアティテュードが、往年から今日に至るまでのパリジャンのエレガンスに捧げる頌歌のように表現されています。この2023-2024年秋冬 コレクションは、全国のディオールブティックおよび公式オンラインブティックにてお求めいただけます。*エディット・ピアフの解釈(ミシェル・ヴォケール/シャルル・デュモン)によって知られる(C) S.E.M.I, Paris (France), Courtesy of S.E.M.I, Paris (France) #Dior #DiorAW23お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年07月22日ディオールのアンバサダーを務めるエリザベス・デビッキが、パリで開催された2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションに出席しました。© Pierre Mouton/Courtesy of DIORショー当日、エリザベス・デビッキに密着した動画では、マリオン・ベリッシム教授とコレクションのインスピレーション源となったギリシャ神話について意見を交わした後、ショー会場に向かいフロントローでショーを楽しむエリザベス・デビッキの姿をご覧いただけます。© Pierre Mouton/Courtesy of DIOR #Dior #DiorHauteCoutureお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2023年07月18日ディオールは、7月3日15時(現地時間)パリにて、2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションを発表しました。Courtesy of DIORオートクチュールには、はかなさが宿ります。それは、オートクチュールのクリエイションに宿るプロセスと卓越性を反映した特別なテンポなのです。遠く離れた時間が、2つの動きによって記憶とイマジネーションに命を吹き込みます。オートクチュールは、過去が現在の拍子と合致する神聖なリズムの中で進化します。アトリエに紙のパターンは存在せず、スケッチされたフォルムは、刻み込まれたイメージのままに、身体の際立った特徴を讃えながら、ドレスへと変貌を遂げます。Courtesy of DIOR2023-2024年秋冬 オートクチュール コレクションにおいて、マリア・グラツィア・キウリは自身のイデアを探求し、チュニック、ペプラム、ケープ、ストールといった、典型的なサルトリアルの要素を完璧なまでに昇華させました。この神聖な起源への回帰を試みる中で、アーティストであるマルタ・ロベルティと出会い、その作品はランウェイをアートギャラリーへと一変させました。Courtesy of DIORCourtesy of DIOR「絵画史において女神たちがどのように描かれてきたかを研究しました。常にと言っていいほど、女神と動物は結びついています。最初は彼女たちのポーズや動きを自分の体で模倣し、女神の特徴を具現化し、自分自身の女神像を完成させました」と語ります。女神を表現するマルタ・ロベルティの言葉やアプローチにインスピレーションを得て、ウイメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、ドレスとボディを融合させたオートクチュールというポエティックな表現を生み出しました。Courtesy of DIOR過去から現在に至るまで世界を導いてきた女神たちの足跡をたどるかのように、モデルたちは神聖なる歩みを進めます。縦長のシルエットやフラットシューズ、カラーにはホワイト、ベージュ、シルバー、ペールゴールドが用いられています。チェストの下に折り目を施し、構築的に仕立てられたジャケットとコートは、古典的な彫像や円柱の溝彫りを想起させます。Courtesy of DIOR刺繍には純粋さの象徴であるパールがふんだんにあしらわれ、シルバーの糸に織り込まれることで、虹色の輝きを放ちます。ロングスカートとドレスは、60年代からリバイバルを遂げた光沢感のあるテクスチャーを纏います。また、ウールとカシミアが主役となり、聖衣を思わせるケープにあしらわれた刺繍は、さまざまなルックを際立たせます。マスキュリンなジャケットのスリーブに施されたプリーツもまた、重要な役割を果たしています。Courtesy of DIOR女神たちの神聖さを永続させ、古代の創始の象徴を再解釈することによって、本コレクションのショーは現代における儀式となり、私たちが形成するコミュニティを維持するフェミニニティの強さと儚さを示します。このコレクションは、過去を想起しながら、繊細さと細部への本質的なこだわりを備えた未来のビジョンへと私たちを導きます。Courtesy of DIORCourtesy of DIORCourtesy of DIOR@DIOR @MariaGraziaChiuri#DiorCoutureお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年07月05日ウェールズ・ボナー(WALES BONNER)の2024年春夏コレクションが、2023年6月21日(水)、フランス・パリにて発表された。「マラソン」をテーマに今季のウェールズ・ボナーのテーマは「マラソン(MARATHON)」。ランナーへとオマージュを捧げるようにして、ブランドのベースにあるスポーティ、テーラリングを基調としたコレクションを展開した。スポーツウェアは、ブランドのエッセンスであるばかりでなく、今季はそのテーマゆえに直接的な参照源であると言えるだろう。それはたとえばトラックスーツであり、スポーツ用のハーフパンツなどである。トラックスーツはバックの配色を大胆に変えるなど、ベーシックなアイテムの表情を変えている。また、サイドラインには組紐を添わせるなど、アフリカ的な要素を彷彿とさせるディテールが組み込まれている。一方、テーラリングは、ショルダーは端正なセットイン、シルエットは身体に自然に寄り添うラインを描く、洗練された仕立てが貴重。しかし、衿周りの配色を切り替える、ラペルを小さく設定する、デニム素材を用いる、パンツにはスポーティな側章を施すなど、随所にカジュアルな要素を取り込んだ。上で少しふれたように、コレクションにはアフリカの要素を散りばめている。手刺繍を施したラフィア素材は、スカートやベストに採用。ビーズをふんだんに用いたマクラメ編みのベストやスカートも見られる。あるいは、広くスタッズをリズミカルにあしらった装飾も用いられている。カラーは、ベージュ、ホワイトやブラックといったベーシックなものを軸に、ブルーやレッド、イエローといった力強い色味をスポーツウェアに採用。また、アニマル柄や花柄も取り入れ、存在感あるアクセントをもたらした。
2023年06月30日6月24日、 パリの中心部にある歴史的なフランス共和国親衛隊の馬術トレーニングアリーナに設けられた特設会場にてロエベ2024年春夏メンズコレクションショーが開催されました。Courtesy of LOEWEパースペクティブの研究。ものの認識とスケールを決定する「視点」、そして認識とスケールが描きだすシルエットについて。リンダ・ベングリスの巨大な噴水が取り囲む中、観客は広角で、また下から見上げるようにして、ある種の壮大さに圧倒されながらランウェイを眺めます。長いレッグ、高いウエスト、コンパクトなバストからなるシルエットもまた、そのような見方を誘います。Courtesy of LOEWE伸長されたプロポーション、ジェスチャー、製法の探求が、単純なものを婉曲的に、かすかなものを大胆に提示します。コレクションを構成するのはブレザー、コート、バンカーシャツ、ニットポロ、ツインセット、アーガイルニット、ジーンズ、チノパンツ。いずれも捻りをきかせながら、見かけの平凡さが目を欺きます。フィルターのように表面を覆い、緻密なストライプやピンストライプを描くクリスタル。動的カットにより、構築物と化すボディ。シューズはトラウザーへと成長し、地面から生えてきたかのようです。Courtesy of LOEWEこれまで以上にロエベらしく、予期せぬ手法が物事を覆してゆきます。ピンの刺さった、生地見本のような巨大なトップス。アクセサリーは衣類の一部に。切り刻まれたブロケードのトップスの上にクリスタルのハチドリ。きらびやかに装飾されたサングラス。Courtesy of LOEWE熟考されたカラーパレット。柔らかな色合いやソリッドなブルー、ブラックやカーキ。ラウンドトゥのチェルシーブーツやサンダル、バレエシューズ。スエードのペブル バケットバッグやパズルトートなどのオーバーサイズのバッグが、プロポーションに関する研究を深めています。Courtesy of LOEWEアートワークについてショーのセットは、アーティストのリンダ・ベングリス(1941年生、アメリカ・ルイジアナ州)が制作した3つの噴水を中心に展開されています。60年にわたるキャリアの中で、ベングリスは形態と物質性における絶え間ない革新によって芸術作品を再定義し、流体の予測不能な振る舞いを探求してきました。ブロンズ、ポリウレタン、ラテックス、グリッター、紙、プラスター(石灰または石膏を主材料とした塗装材料)、水などといった多様な素材に対して動的かつ物理的にアプローチし、伝統的な彫刻の境界に挑戦してきました。Courtesy of LOEWEベングリスによる最初の噴水は、1984年のニューオーリンズワールドフェアのために制作した《The Wave of the World》です。ショーでは以下の3つの作品が展示されています。《Crescendo》(1983-84/2014-15)は、《The Wave of theWorld》の進化形であり、ドラマティックに張り出した形状はクラッシュする波や火山の噴火を連想させます。3つの巨大な銅製の塔からなるBounty, Amber Waves, Fruited Plane》(2021)は、花のような形状が積み重なり、生命の成長や凍った水の爆発を想起させます。《Knight Mer》(2007-2022)は、藻類に覆われた岩のように水面から突き出ています。壮大でありながら親密なベングリスの噴水は、いきいきと脈打ち、観る者にエネルギーを伝染させながら、感覚と本能を触発します。Courtesy of LOEWEロエベについて1846年スペインにて誕生したロエベは、176年以上にわたって世界的なラグジュアリーブランドの一つとして名を連ねてきました。2013年からはジョナサン・アンダーソンによる指揮のもと、新たな章へ。知的かつ遊び心に満ちたファッションと、大胆でいきいきとしたスペインのライフスタイル、レザーにおける類稀な専門性を背景に、クラフトとカルチャーを重んじるブランドとして存在感を示しています。お問い合わせ:ロエベ ジャパン クライアントサービス電話:03-6215-6116
2023年06月30日ターク(TAAKK)の2024年春夏コレクションが、2023年6月25日(日)、フランス・パリにて発表された。細部の震え、繊細さとダイナミズム今季のタークのテーマ「GOD IS IN THE DETAILS (神は細部に宿る)」とは、多くの場合、建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉とされている。これに少しだけ補助線を引くと、実はこの言葉は、19世紀後半から20世紀前半にかけて生きたドイツの美術史家アビ・ヴァールブルクによって用いられたものでもある。ヴァールブルクが主に対象としたのが、サンドロ・ボッティチェッリをはじめとするルネサンス絵画である。ルネサンスとは古代ギリシア・ローマの文芸の復興のことであったが、この時ヴァールブルクにとって、古代の造形を甦らせて生き生きとした息吹を与えるのが、波打つ衣裳の裾や、風に揺れる髪といった細部であったのだ。たとえば、ボッティチェッリの《ウェヌスの誕生》を思い浮かべればよい。だから、今季のタークには、あたかも細波が震えるようなダイナミズムと静謐さが交錯している。それは、緻密な刺繍で波のようにファブリックを連ね、あるいは流動的な柄を縫いとったシャツやジャケットであるし、波打つように一面にリボンを織りなしたMA-1ブルゾンやパンツであり、あるいはフリンジのように震えるプリントシャツである。このうち、刺繍という技法が、今季デザイナーの森川が徹底してこだわりたかったものであった。そこには、安直に流行のデザインや技法に従って、日本で培われた技術の数々が失われてゆくことに対する危惧があったという。ダブルブレストのテーラードジャケットに施した装飾模様や、ストライプシャツのフロントにあしらったブレードのようなモチーフにおいては、その精緻な技術によって静かに震えるような表情を織りなされている。静かにたゆたい、その震えでもってダイナミックな息吹を感じさせるウェアには、オープンワークでリズミカルな格子模様を生みだしたベストやプルオーバー、甘くランダムな模様に編みあげたニットなどに観ることができる。また、鮮やかなプリントを施したロングコートやシャツなどには、薄く透け感のあるファブリックを用いるなど、風に繊細にゆらめく官能的な佇まいももたらされている。
2023年06月29日sacai(サカイ)の2024年春夏コレクションが、2023年6月25日(月)、フランス・パリのソルボンヌ大学にて発表された。力強く開く花のように突き抜けるような夏の青空のもとで発表された今季のsacaiは、ミリタリーやワークといったブランドが軸とするテイストを基調に、力強い陽の光を受けて育つ植物、あるいは花さながらにダイナミックな造形を示しているように思われる。たとえば、ショーの幕開けとともに登場したデニムウェアは、リジッドデニムのハリのある質感を活かし、立体的に広がり、起伏をなす造形に。裾にかけて広がるデニムジャケットはもちろん、矩形のファブリックを褶曲させることで花のようにいきいきと膨らむベストやスカートなども展開した。素材のひだを活かすことで生まれるフォルムは、ジャケットやドレスなどにも見ることができる。ニットのカーディガンやトップスは、ショルダー周りに余裕を持たせる一方、ウエスト部分には縦に複数のタックを寄せることで、緩急のついたシルエットに。また、トレンチコートをベースにしたノースリーブドレスは、やはり大胆なタックによってウエストから裾にかけて広がるよう仕上げている。このように、デニムジャケットやミリタリーブルゾン、スカートといったウェアは、ハイブリッド的な要素を交えつつ、全体として裾に向かってダイナミックに広がるシルエットを示している。また、MA-1には大胆なサイドスリットを設けるなど、身体の動きに沿った躍動感も示している。柄としては、植物や花がモチーフとして取り入れられている。いずれも大胆に図案化、平面化されたこれらのモチーフは、プルオーバーのトップス、シャツ、カーディガン、スカートといったアイテムを力強く彩った。また、ノーカラージャケットやスカートにのせたクラシカルなチェック柄、ニットに採用したノルディック調パターンなども挙げることができる。カラーは、ブラックやグレー、ネイビー、カーキ、ベージュといったベーシックカラーを基調としつつ、ヴィヴィッドなレッドやブルー、花柄を彩るオレンジやグリーンなどが、コレクションに生命感あふれる色彩を添えた。
2023年06月28日ダブレット(doublet)の2024年春夏コレクションが、2023年6月25日(月)、フランス・パリにて発表された。テーマは「NOW. AND THEN」。表層の戯れ衣服がすぐれて、それを身にまとう人の印象を作りだすものであるのならば、ダブレットはそのシルエットで、素材で、あるいはディテールで、その印象を──ユーモラスに──戯れてみせる。ジャケットを見てみよう。ショルダーには大胆にパッドを施し、パワーショルダーを超えでた力強いフォルムに。全体としてオーバーなサイズ感を採用することで、その下に覆われた身体のシルエットをはぐらかしてやまない。素材はどうか。リラクシングなロングコートに用いたのは、薄く軽やかなビニール素材。しかし、さながら経年変化を帯びたレザーのような表情に仕上げることで、人工素材が(まあおおよそ)示すことのない時間の変化と、レザーではなしえない軽快な表情を示している。シャネルジャケットの力強いモダンさも、ここでは屈折される。もともとのクラシカルなファンシーツイードは、甘く織られたツイードへと変奏。長く愛用されたタオルを彷彿とさせる、柔らかく軽快な素材をオーバーサイズで採用することで、元来のストレートなラインを気怠い佇まいに仕上げた。また、ミリタリーブルゾンもこうした柔らかな素材を用いることで、テイストと質感のギャップを生んでいる。あるいは、金属的な光沢を示すデニム、トロンプルイユのプリントを施したアイテムなど、表層と実体を戯れてやまないユーモラスさを、コレクションを通して提示したように思われる。
2023年06月28日ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の2024年春夏コレクションが、2023年6月24日(土)、フランス・パリにて発表された。テーマは「Memories」。「Memories」をテーマにデザイナー自身が今まで目にしてきた景色、あるいは旅から得た着想源に、自らの経験した時代と情景の変化を「写真」として捉えた、今季のホワイトマウンテニアリング。ブランドがベースとするアウトドア、スポーティなテイストを軸としつつも、したがって、そこには豊かな抒情性が感じられる。コレクションのひとつの中核となるアウトドアやスポーティのウェアは、ブラックを基調に、機能的な素材とディテールでまとめられている。マウンテンパーカーはもちろん、コーチジャケット、ベストなどのほか、シングルブレストジャケットもスポーティな表情でアレンジした。一方、スタイリッシュなブラックの統一とは対照的に、さながら自然を写し入れたかのようなウェアは、色彩とニュアンスに富んだ表情を醸し出している。それは、樹林を彷彿とさせる柄であるし、建物をニュアンスに富んだ色彩で写したプリントであるし、パッチワーク状に組み合わせたチェック柄であるし、あるいはペイズリーや波柄模様である。また、記憶と時間の重層性を仄めかすかのように、レイヤードにより長短のリズミカルな丈感が示されている点も特徴的だ。アウターの下に重ねるシャツは、やや長めの丈感に。また、トップスのコーディネートに変化を加えられるベストやオーバーサイズのクルーネックなども見受けられる。カラーは、上で軽くふれたようにブラックを中心に、グリーン、エクリュやベージュがベース。また、パープルなどの鮮やかな色彩により、存在感をもたらした。
2023年06月28日カラー(kolor)の2024年春夏コレクションが、2023年6月24日(土)、フランス・パリのソルボンヌ大学にて発表された。アウトドアやスポーティを再構築風の吹き荒ぶような音響のなか、幕を開けた今季のカラーのショー。そのコレクションでは、アウトドアやスポーティをベースに、ブランドらしい解体・再構築的なデザインによるウェアを展開している。たとえば、オーバーサイズのロングコートやジャケットには、テクニカル素材を軸に用い、アウトドアやスポーツで活躍するウェアのパーツをコラージュ的に取り入れて構成。配色も、グリーンやオレンジ、ネイビーなど、アウトドアウェアに特徴的な力強いカラーを複数取り入れることで、存在感ある表情に仕上げている。機能的なウェアをベースとはしつつ、その素材は春夏らしく薄く軽やかだ。とりわけ、コートやスカートには透け感のあるファブリックを用いることで、レイヤードを引き立てている。また、コートのバックスタイルにはギャザーを寄せるなど、機能的なウェアとは一線を画する華やぎも反映している。また、冬服に用いられることが多いノルディック柄ニットのモチーフも、こうした軽快なアイテムに装飾的に取り入れられている。ハーフスリーブのニットにのせるのはもちろん、テクニカル素材のアウターのスリーブに組み合わせるほか、バックにもさながらヨークのようにしてあしらった。
2023年06月27日