トマトの酸味が美味しく感じられる季節になりました。今回はトマトの酸味とアサリの美味しさが詰まった「ボンゴレロッソ」のレシピをご紹介します。使用するパスタは大きな筒の形が特徴の「パッケリ」です。生地に厚みがあるので濃厚なソースによく合います。そのため、スパゲティーの場合には最後にソースをサッとからめて仕上げますが、今回はパッケリに味をしみこませるために煮込むレシピにしました。◆冷やして前菜にしても◎少し長めに煮込むとモッチリとした弾力のある食感が味わえて美味しいように感じます。塩分はアサリから出る塩気のみですが、味をみて薄ければ塩で調味してください。冷めても美味しいので、これからの季節は冷やしてモッツァレラチーズ、バジルを合わせた前菜にしてもいいですね。■ボンゴレロッソのパッケリ調理時間25分レシピ制作:保田 美幸<材料> 2名分パッケリ 14~16個 塩 小さじ2アサリ(砂出し:大粒) 20個ニンニク(みじん切り) 2片分オリーブ油 大さじ1.5<ソース> トマトピューレ 150g 水 大さじ5 白ワイン 大さじ4パセリ(みじん切り) 適量<準備>・アサリは殻をやさしくこすり合わせるように水洗いし、水気をきる。<作り方>1、鍋に湯を沸かして塩を入れ、パッケリを表示の時間より「5分短く」ゆでる。2、フライパンにニンニクとオリーブ油を入れ、弱火にかける。香りがたったらアサリと<ソース>の材料を加えて強火にし、煮たってきたら弱火にして鍋に蓋をする。3、貝が開いたらアサリをいったん取り出し、ソースが残ったフライパンにパッケリを加える。アサリは約半量を殻から身を外す。Point:この時にソースが少なければ水をヒタヒタになるまで足してください4、(3)を弱火で時々混ぜながら煮汁が少なくなるまで5分以上煮る。アサリを全てフライパンに戻し入れて合わせ、器に盛り、お好みでパセリを振る。■ボンゴレロッソに合うイタリアワイン今回合わせるワインは南イタリアで幅広く栽培されている土着品種、ファランギーナで作られた「ディ・マーヨ・ノランテ」です。「マロラクティック発酵」をせずに作られた、豊かな酸と花の香りが特長のシンプルな白ワインで野菜料理や魚介料理、鶏肉のソテーなどによく合います。これから暑い夏にぴったりの白ワイン。気軽に試してみてはいかがでしょうか。商品画像出典: Amazon ファランギーナ・テッレ・デリ・オスチ (ディ・マーヨ・ノランテ)イタリア/モリーゼ/白/750mlI.G.T.エリア(c.ダ・カマルダ)の若い葡萄樹から造られています。畑は標高200mの場所にあり、土壌は石灰質粘土土壌です。酸がしっかりして、香りが良いのが特徴です。爽やかなシトラスと甘い花が混ざった香りが印象的です。 Amazon で詳細・購入 楽天 で詳細・購入 商品画像出典: Amazon ディ・チェコ No.125 パッケリ 500g ×4袋南部イタリアの大きなチューブ形状のショートパスタです。濃厚な肉のラグーソースがお勧めです。ナポリなどでは具材を詰めて使われることもあります。標準ゆで時間:16分 Amazon で詳細・購入 楽天で「パッケリ」の詳細・購入 料理家・ソムリエ 保田 美幸のコラム バックナンバーはこちら>>
2022年06月05日第183飯「こだわりボンゴレ」■材料(2人分)リングイーネ160gあさり450gにんにく2片鷹の爪2本白ワイン100ccパセリのみじん大さじ1(なければ乾燥)塩胡椒適量オリーブオイル大さじ4■作り方【1】あさりはゴシゴシと貝殻をぶつけるようにして洗い、水に対して3%の塩水で砂抜きをする。※バットにあさりを並べ、あさりの頭がちょっと出る位まで塩水を入れ、キッチンペーパーなどでふんわりと蓋をして薄暗いところに2時間程度置く。【2】にんにくは超みじん切りにする。※粒が最小になる位切り、最後は叩いてちょっとネバっとする位まで7〜10分を目安に切る。【3】大きな鍋に多めの湯を沸かし、リングイーネを指定時間よりも少し早めの時間で茹でる。※アルデンテに仕上げる。【4】フライパンにオリーブ油をひき、種を取った鷹の爪とにんにくを一緒に低温で熱し、香りを出す。【5】にんにくが香ばしく色づいたらあさりとパセリを入れ火を強め、白ワインを加えたら蓋をして蒸し煮にする。【6】あさりが開いたら少し火を弱めて煮詰める。茹で上げた麺を移して混ぜ合わせたら再び火を強めおたま1杯分ほどの茹で汁を投入して絡め仕上げる。※茹で汁を入れると乳化作用によってリングイーネにとろみが宿る。(4つの※印がこだわりポイントです)
2018年08月28日