これまでメディアに一切顔を出さなかった天才デザイナー、マルタン・マルジェラに迫るドキュメンタリー
2021年09月06日常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー『マルジェラが語る"マルタン・マルジェラ"』より場面写真が解禁となった。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け匿名性を貫いたデザイナーのマルタン・マルジェラ。監督のライナー・ホルツェマーは、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、本作を作り上げた。マルジェラは「このドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作ったバービー人形の服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーの祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退など、これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについてカメラの前で語っている。この度解禁されたのは、劇中の場面写真9点。デビューショーのランウェイ画像から初期マルジェラの代表作の一つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも言える四隅の白いステッチや、アトリエ風景など、謎に包まれてきた秘密の一旦が垣間見えるものばかり。劇中「既にマルジェラっぽい」と本人が明かす、初めて作ったバービー人形の洋服に加え、過去のコレクションの貴重なショットも確認できる。監督のホルツェマーは、「ちょうど展覧会の準備中だったというマルジェラにメールを送ったことが本作製作のきっかけだった」と当時を振り返る。「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったことだ。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ月も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通目のメールは彼の手に渡ったが、他の多くの人も接触していた。マルタンが信頼を寄せる人たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を観ていてくれていて、最高の組み合わせだと彼に助言してくれたんだよ」と、前作があったことで奇跡的に本作を作ることができたと、制作秘話を明かしている。なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか?革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵。本質を見極め決して妥協しない、謎に包まれたその創造性と仕事術の全貌が明かされる、珠玉の一作だ。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年08月09日公の場に一切登場しない、撮影・対面インタビューにも応じない、謎の天才デザイナーが沈黙を破った映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』の予告編が完成した。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、その全てが謎に包まれていた。本作は、初めてマルジェラ本人が製作に協力したドキュメンタリー映画。今回解禁となる予告編では、キャリアを通して一切公の場に姿を現さなかった謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラがついに沈黙を破り、キャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について語り、初めて自身で作った服やドローイングなどを初公開する貴重なものとなっている。なお、8月6日(金)に発売となる全国共通特別鑑賞券の公開劇場窓口&オンライン通販「メイジャー」限定特典は、A5サイズのクリアファイル。デザインは4種。都内上映劇場では、劇場ごとに異なるクリアファイルを1枚、そのほかの劇場、オンライン通販では4種の中からランダムで1枚プレゼントとなっている(※数量限定、先着順)。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年07月30日ドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が、2021年9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開。“謎の天才デザイナー” マルタン・マルジェラとは?メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)の創業者・デザイナーであり、常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたマルタン・マルジェラ。ファッション界に多大な影響を与えながら、キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、匿名性を貫いたミステリアスな人物としても知られている。“本人の言葉でキャリアを綴る”ドキュメンタリー作品これまでも、撮影・対面インタビューにも応じることのなかったマルタン・マルジェラだが、ドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』では、これまでの<ルール>をついに打破。重い沈黙を破って、“マルジェラ本人の言葉”でキャリアやアクティビティを綴る、異例のドキュメンタリー作品が誕生した。映画の中では、初めて公表するドローイングや膨大なメモ、7歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録を見せ、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)のアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメス(HERMÈS)のデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退――その全てをカメラの前でマルジェラ自身の声で明かしている。“謎に包まれた”マルタン・マルジェラの貴重な資料解禁された場面写真には、初期マルジェラの代表作の⼀つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも⾔える四隅の⽩いステッチなどがうつっており、劇中に貴重な資料が多数登場することを伺わせる。デビューショーのラインウェイ画像やアトリエ⾵景などもあり、謎に包まれてきたマルタン・マルジェラの秘密の一旦を垣間見ることができる。監督はドキュメンタリーの名手ライナー・ホルツェマー不可能とも思えたこの作品を作り上げたのは、世界中で決定的瞬間を捉え続けてきた写真家集団を追ったドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ホルツェマー。これまで30本以上のドキ ュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルタン・マルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにする。ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画が製作の鍵にホルツェマーは、ちょうど展覧会の準備中だったというマルタン・マルジェラにメールを送ったことが製作のきっかけだったと明かしており、当時のことを後述のように振り返っている。どうやら、前作『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』が、本人からの承諾を得る鍵となったようだ。<ホルツェマーのコメント>「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったことだ。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ⽉も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通⽬のメールは彼の⼿に渡ったが、他の多くの⼈も接触していた。マルタンが信頼を寄せる⼈たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を⾒ていてくれていて、最⾼の組み合わせだと彼に助⾔してくれたんだよ。」“真っ白な”ティザービジュアルティザービジュアルは、マルジェラのキーカラーである“白”を主役とした大胆なデザインが印象的だ。アップリンク吉祥寺で貴重なアーカイブ展示アップリンク吉祥寺では、マルタン・マルジェラの歴史の中でエポックメーキングとなる貴重なアーカイブを9月6日(月)から10月14日(木)まで展示。また、公開を記念し、トモ コイズミ(Tomo Koizumi)やリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和らが登壇するさまざまなトークイベントを開催する。【詳細】『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』公開日:2021年9月17日(金) 渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか配給・宣伝:アップリンク<全国共通特別鑑賞券>料金:1,500円販売場所:ホワイトシネクエント、HTC有楽町、シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか上映劇場窓口(一部除く)※特典としてクリアファイル付属。数量限定、先着順。購入場所により仕様が異なる。■アーカイブ展示開催期間:2021年9月6日(月)~10月14日(木)会場:アップリンク吉祥寺 ギャラリースペース■映画上映後アフターイベント会場:アップリンク吉祥寺・9月19日(日)13:10の回登壇者:北村道子(スタイリスト)、鈴木親(写真家)、TOMO KOIZUMI(ファッションデザイナー)・9月27日(月)※夜の時間帯で調整中登壇者:山縣良和(writtenafterwards デザイナー/coconogacco 代表)、菅付雅信(編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役)・9月30日(木)※夜の時間帯で調整中登壇者:都築響一(写真家)、谷崎彩(スタイリスト)、マルタンゆかりのスタッフ
2021年06月26日映画『Martin Margiela: In His Own Words』の邦題が『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』に決定し、9月17日(金)に公開。併せてティザービジュアル&場面写真が解禁された。公の場に一切登場せず撮影・対面インタビューにも応じない。謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラの創造性と仕事術、その全貌がいま初めて明かされる。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、その全てが謎に包まれていた。しかし本作では、初めてマルジェラ本人が製作に協力。これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について重い沈黙を破り、これまでにないドキュメンタリー映画が完成した。本作の監督を務めたのは、世界中で決定的瞬間を捉え続けてきた写真家集団を追ったドキュメンタリー映画『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、マルジェラ同様、アントワープ王立芸術学院出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ホルツェマー。これまで30本以上のドキュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにしていく。解禁となったティザービジュアルは、マルジェラのキーカラーである“白”を基調とした大胆なデザインに。マルジェラの代名詞とも言えるシルバーに輝く足袋ブーツほか、洗練されたスタイルを覗かせる場面写真も到着した。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年06月23日1988年の設立以来、常にファッション界に革新的な影響を与え続け、未だ衰えることのない人気を誇る《マルタン・マルジェラ》。そんな《マルタン・マルジェラ》のニットとカットソーは、1990 年代初頭から 2000 年初頭までの間、ニットデザイナーのMISS DEANNA によって製作されていました。 彼女は 1964 年から活動を始め、1970 年代にはヨーロッパを中心とした様々なコレクションブランドとコラボレーションによる製作活動を行っていましたが、90 年代に入ると次世代を担うデザイナーへの好奇心が高まり、彼らの創作活動を支援する思いを込めてマルタン・マルジェラやニール・バレット、ロウレン・スティールやアントニオ・マラスなどの当時若手であったデザイナーとの取り組みが主となりました。 また今回の販売に伴い、上記 3 点の 94AW DOLL COLLECTION ピース(非売品)も特別展示します。こちらも要チェック。 「MISS DEANNA FOR MARTIN MARGIELA -100 KNITTED PIECES」期間:2018 年 12 月 15 日(土)より時間:12:00〜20:00場所:LAILA TOKIO住所:渋谷区渋谷1-5-11TEL: 03-6427-6325
2019年01月03日メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)初のドキュメンタリー映画『We Margiela マルジェラと私たち』が、2019年2月8日より東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国順次公開される。映画公開に先駆け、メインビジュアルと日本版予告編が公開された。ファッショニスタから熱烈に支持され、メディアには匿名性を貫いた「メゾン マルタン マルジェラ」のデザイナー、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が、2008年に表舞台から突然姿を消した。顔は見せず、インタビューは書面のみで「I=私」ではなく「We=私たち」と答える、ファッション界の異端児に何があったのか。マルタン・マルジェラと共にモードを築いたブランドの共同創始者ジェニー・メイレンスや、初期のデザインに関わっていたミス・ディアナことディアナ・フェレッティ・ヴェローニ、メイクアップ・アーティストのインゲ・グログニャール、自身のブランドを持つルッツ・ヒュエル、現在アレキサンダー・マックイーンにて活躍中のハーレー・ヒューズなど、当時のクリエイティヴ・スタッフの「私たち」が語られることのなかった激動の20年間を語り始める。当時のクリエイティブスタッフは、“We=私たち”がマルジェラだと強い意志を持って働いていた。本作は、当時の“私たち”にインタビューを重ね、貴重なアーカイブ映像と共に彼らの証言から、マルジェラの秘密が明らかになっていく。最終更新:12月12日【作品情報】『We Margiela マルジェラと私たち』監督:メンナ・ラウラ・メイール出演:ジェニー・メイレンス(声のみ出演)、ディアナ・フェレッティ・ヴェローニ(ミス・ディアナ)ほか配給:エスパース・サロウ2019年2月8日 Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開公式HP:wemargiela..espace-sarou.com
2018年12月11日ドキュメンタリー映画『We Margiela マルジェラと私たち』が、2019年2月8日(金)からBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。マルジェラ初のドキュメンタリー『We Margiela マルジェラと私たち』は、メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)の創業者・デザイナーであるマルタン・マルジェラの秘密に迫る初のドキュメンタリー。ファッショニスタから熱烈に支持され、メディアには匿名性を貫いたマルタン・マルジェラは、インタビューには顔を出すことなく、書面のみで回答。「I=私」ではなく「We=私たち」として、質問に答えている。2008年以降、表舞台から突然姿を消したファッション界の異端児、マルタン・マルジェラに一体何があったのか?証言からマルジェラ激動の20年間が明らかに作中では、マルタン・マルジェラと共にモードを築いたブランドの共同創始者ジェニー・メイレンス、初期のデザインに関わっていたミス・ディアナことディアナ・フェレッティ・ヴェローニ、メイクアップ・アーティストのインゲ・グログニャール、自身のブランドを持つルッツ・ヒュエル、現在アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)にて活躍中のハーレー・ヒューズなど、当時のクリエイティヴ・スタッフの「私たち」が、今まで語られることのなかった激動の20年間を語り始める。数々のアーカイブと証言から、傷ついた天才と引退の舞台裏が明らかになっていく。詳細映画『We Margiela マルジェラと私たち』公開日:2019年2月8日(金) Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開監督:メンナ・ラウラ・メイール出演:ジェニー・メイレンス(声のみ出演)、ディアナ・フェレッティ・ヴェローニ(ミス・ディアナ)ほか原題:We Margiela
2018年10月12日マルタン・マルジェラが手掛けたエルメス(HERMÈS)のアーカイブなどを揃える展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」が、東京の「Archive Store」にて2018年10月6日(土)から10月14日(日)まで開催される。1998年から2003年まで、エルメスのクリエイティブディレクターを務めていたマルタン・マルジェラ。メゾン マルタン マルジェラに見られるアヴァンギャルドなデザインとは対照的に、エルメスでのクリエーションはミニマルな表現が見て取れた。ホワイト、ベージュ、グレーといったナチュラルカラーの生地に、流れるようなドレープ感が美しい洋服たちは、エレガントな雰囲気を演出する。2017年に、ベルギーのアントワープ州立モード美術館で開催された展覧会「MARGIELA THE HERMES YEAR」も話題を呼び、マルタン・マルジェラの手掛けたエルメスのアイテムには、より一層注目が集まっている。今回の展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」では、深いVネックが特徴の「ヴァルーズ」のシャツやニットをはじめ、上質なレザーやファーを使用したジャケット、コートなどが勢揃い。また、エルメスのピースの他、当時のメゾン マルタン マルジェラのアーカイブも展示する。1人のデザイナーによる、全く異なる2つのクリエーションを一度に楽しめる機会となっている。【詳細】展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」会期:2018年10月6日(土)~10月14日(日)場所:Archive Store住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB1
2018年10月04日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Collections Femme 1989-2009』マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)2018年3月3日から11月15日までパリ市モード美術館(ガリエラ宮)で開催の展覧会「MARGIELA / GALLIERA, 1989-2009」の公式カタログ。アントワープ王立芸術学院出身で「アントワープの6人」と呼ばれる同学院同期卒業の著名なデザイナー6人の1人でもある現代のファッション業界を代表するデザイナー、マルタン・マルジェラ。ガリエラ宮の所蔵するコレクションを通して、ブランド誕生から今日までの作品を振り返るとともにデザイナーの敏感で夢想的な世界観を明らかにする。また、ショーの招待状や装飾の写真などガリエラ宮所蔵の貴重な資料も公開し、これまでに行われた40余りのショーについても年代順に詳細に語る。【書籍情報】『Martin Margiela Collections Femme 1989-2009』出版社:Paris Musees言語:フランス語ハードカバー/160ページ/310×250mm発刊:2018年価格:7,070円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイト『Collections Femme 1989-2009』購入ページ
2018年04月07日「メゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)」の「ライン13:オブジェと出版物のコレクション」から、日本の伝統から着想を得たアイテムのコレクション「リミテッド・エディション・アイテムズ・フォー・ジャパン(Limited edition items for Japan)」が登場する。伊勢丹新宿店館3階で今年3月より1年間オープンしているコンセプトストア「レスパス・メゾン・マルタン・マルジェラ(L’ESPACE Maison Martin Margiela)」で31日から限定発売される。ラインアップは、世界初の路面店として2000年にオープンした東京店のオープニング記念のために制作され、メゾンが初めて発表した"ホワイトオブジェ"であるコットンカバーで覆われた「ミニチュアのエマニュエルチェア」(1万500円)を復刻。その他、ラビットファーで覆われたフラワーベース(ナロー/4万2,000円、ワイド/5万7,750円)、職人によって手作業で作られた薄い紙のようなレザー製のうちわ(1万8,900円)、使用済みのボトルを再生したボトルランプ(7万8,750円)、白いベルギーコットンのボトルカバー(6,300円、7,350円)、京都の職人が編んだ白いシルクのカバー包まれたポプリ(2万6,250円)の7アイテム。
2013年07月19日「ジバンシィ」が「H&M」とコラボレーションをすることになりそうだ。これまでにも「ヴェルサーチ」、「ジミー・チュウ」、「メゾン・マルタン・マルジェラ」などとコラボを重ねてきたH&Mだが、詳細は発表されていないものの、今回コラボ相手としてリカルド・ティッシ率いるジバンシィの名前が挙がっているようだ。ファッションサイトの「ファッション・インダストリー・コンフェッションズ」には「ジバンシィの本部から流れたうわさによると、来年H&Mとコラボレーションする模様です」と掲載されているが、H&Mの広報担当は「私どもはうわさについてはコメントを控えております」とだけ述べている。そんなジバンシィを率いるリカルドは最近、ブラックに夢中だと語っている。「ブラックは常にエレガントだよね。この世で最も完璧なカラーだと思うよ。パレットで全ての色を混ぜてできる色だからね」 。
2012年11月28日