名刺管理アプリ「Eight」を提供するSansanとカメラのキタムラは10月30日、名刺スキャン代行サービスの取り扱い店舗を23店舗に拡大した。名刺スキャン代行サービスとは、ユーザーが名刺を店鋪に預けると、カメラの販売・プリントサービスを行うカメラのキタムラが名刺のスキャン作業を代行するもの。仕事でたまった名刺を一度にスキャンし、スマートフォンアプリで管理できるようになる。名刺が一度に整理できるので、連絡先の検索や連絡が手間なく簡単に行える。同サービスは、2014年8月にカメラのキタムラ東京/日本橋店で開始。今回、サービス実験提供の好評を受けて、店舗数を23店舗に拡大した。2015年度には全国900店舗での展開を目指すという。なお、カメラのキタムラではスマートフォン販売時に希望者を対象にアプリのプリインストールサービスを実施しているが、今回無料アプリのメニューにEightを追加した。
2014年10月31日ハイパーギアは、オフィスにある複合機やスキャナで帳票や伝票をスキャンするだけで、指定エリアを自動で読み取り、リネーム・振分けする機能を大幅に強化した「HGPscanServPlus Ver5.5」を、10月20日から販売開始すると発表した。価格は48万5000円(税別)。「HGPscanServPlus」は、ネットワーク内の監視フォルダに対象ファイルを入れるだけで、自動的にPDFに変換する電子文書変換サーバ。「HGPscanServPlus Ver5.5」を使用すれば、書類や帳票を複合機のADF容量分までまとめてスキャンしても、一括で、指定エリアの文字やバーコード、QRコードを認識して、ファイル単位で自動分割し、リネーム、振分け登録まで自動化することができる。これにより、従来なら50回のスキャン作業が必要だった伝票の入力も、ADFにまとめてセットして、複合機のスタートボタンを1回押すだけで、電子化作業を終わらせることも可能になる。「HGPscanServPlus Ver5.5」では、OCRエンジンの基本認識精度を向上やマルチプロセスによるOCR処理の高速化。新画像処理により、エリアOCR認識機能も大幅に強化され、スキャン時のずれ、印刷時の5%程度の縮小、回転などあっても、帳票フィールド(四角形の枠)を検知して自動補正し、OCR処理の精度を改善する。
2014年10月14日JPCERT/CCは10月10日、TCP 10000番ポートへのスキャンが 2014年9月下旬より増加していることを、インターネット定点観測システム (以下、TSUBAME)で確認していると発表した。TCP 10000番ポートは、Webベースのシステム管理ツール「Webmin」の標準ポートとして利用されることが多く、WebminはGNU bashの脆弱性(通称ShellShock)の影響を受けるため、Webminが稼働しているサーバが攻撃者の踏み台になるおそれがあるという。JPCERT/CCは、TCP 10000番ポートへのスキャンを行ってきた一部の送信元 IPアドレスにおいて、Webminのログイン画面と推測される応答を確認している。10月10日現在、TCP 10000番ポートを対象としたスキャンが継続していることから、JPCERT/CCは、影響を受けるバージョンの Webmin およびGNU bash を使用している場合、対策を講じるよう促している。Webminは脆弱性を修正したバージョン1.710へのアップデートが、また、GNU bashはGNU Project から脆弱性を修正したバージョンの適用が推奨される。
2014年10月10日JPCERT/CC(JPCERTコーディネーションセンター)は10日、TCP 10000番ポートへのスキャンが2014年9月下旬より増加しているとし、注意を呼びかけた。実際に攻撃を受け、別の攻撃への踏み台にされているケースも発生している。TCP 10000番ポートは、Webベースのシステム管理ツール「Webmin」の標準ポートとして利用されることが多い。さらに、先日公開されて問題となっている「GNU bash」脆弱性の影響を受ける。JPCERT/CCでは、Webminと脆弱性の影響を受けるバージョンのGNU bashが動作する環境において、Webminの権限で任意のコードが実行可能であること確認済み(Webminは標準インストールでroot権限動作)。JPCERT/CCの観測によると、ポートスキャン元のIPアドレスにおいて、Webminのログイン画面と推測される応答を確認。Webminが稼働するサーバが攻撃を受けた結果、第三者への攻撃の踏み台とされ、TCP 10000番ポートに対するスキャン増加の原因との見解を述べている。実際に攻撃の踏み台となっている事例もあり、JPCERT/CCが判断したIPアドレスのネットワーク管理者に連絡しているという。10月10日現在、TCP 10000番ポートを対象としたスキャンが継続しているため、影響を受けるバージョンのWebminおよびGNU bashを使用している場合は、対策を講じるよう呼びかけている。
2014年10月10日本体のボタンを1つ押すだけで、原稿をスキャンできるのがScanSnapシリーズの大きな特徴だ。しかし、「高解像度のタブレットで表示するため画質を300dpiに固定したい」、「名刺の裏面も読み取りたい」といった具合に、用途に合わせてスキャン設定を変更したいこともあるはず。そこで連載の最後となる今回は、ScanSnap iX500(以下、iX500)で思い通りのスキャンを行うために、設定をカスタマイズする方法を紹介する。○読み取り設定をカスタマイズするスキャンの設定を変更するには、通知トレイ(Windowsデスクトップ画面の右下)にある「ScanSnap Manager」アイコンを右クリックして、メニューから「Scanボタンの設定」(OS Xは「設定」)を選択する。「ScanSnap Manager」が起動して、現在の読み取り設定が表示される。デフォルトで選択されているのは、「おすすめ」設定だ。「コンパクト」や「きれい」を選ぶと、画質が「ファイン」(200dpi)や「スーパーファイン」(300dpi)にそれぞれ固定される。基本の設定は変えずに、スキャン解像度だけを変えたいときは、これらを選ぶことでワンクリックで切り替えることができる。より細かいカスタマイズが行うには「詳細」をクリックする。「保存先」や「読み取りモード」など、6つのタブが表れて、スキャンデータの保存先やファイル名、画質やカラーモードなどを個別に変更可能だ。よく使うのは「読み取りモード」タブだ。画質やカラーモードだけでなく、取り込む書類の種類に合わせて、細かいカスタマイズが行える。例えば、裏表に印刷されている用紙を取り込むときは、読み取り面の選択を「両面読み取り」にする。また一度に取り込めない書類なら、「継続読み取りを有効にします」にチェックを入れると、分割して取り込んだあと、1つのPDFに変換できるようになる。名刺やはがきを読み取るときに便利なのが、「ファイル形式」にあるPDFフォーマットオプションだ。2ページごとにPDFファイルを作るようにすることで、名刺やはがきをまとめてスキャンしたときでも、1枚ずつPDFを作って保存できる。この設定を使うときは、「読み取りモード」タブで「白紙ページを自動的に削除します」が有効になっていると、ページがずれてしまうので、チェックを外しておくとよい。詳細で設定を変更すると、「おすすめ」や「コンパクト」、「きれい」ではなく、「カスタマイズ」に保存される。「おすすめ」を選べば、デフォルトの設定にいつでも戻ることができる。設定を変更したら「OK」(または「適用」)をクリックする。ScanSnap Managerが通知トレイに格納されるので、原稿をセットしてスキャンを行う。●慣れた人におすすめの「詳細設定」登録と使い分け○クイックメニューを使わずにアプリケーションを選択するクイックメニューは、iX500を使いやすくしているユーザーインタフェースの1つだ。iX500本体のスキャンボタンを押すと、スキャン後にクイックメニューが表示され、そこから保存場所やアプリケーションを選ぶ。もし、あらかじめ保存先が決まっているなら、クイックメニューを経由せずに操作ステップを減らすことが可能だ。これは慣れた人向けの設定だが、自分のスキャン用途が決まってくると、スキャン設定の内容も自ずと限られてくる。いつも同じようなスキャンを実行しているなら、ScanSnap Managerを起動して「クイックメニューを使用する」のチェックを外すのもよいだろう。このチェックを外すと、「アプリ選択」のタブで「クイックメニュー」以外の項目が選べるようになる。メニューの内容は、クイックメニューと同じ。ここであらかじめ指定しておくことで、スキャンボタンを1度押すだけで、データの保存まで全自動で行えるようになるというわけだ。ちなみに選んだ項目によっては、「アプリケーションの設定」ボタンが押せる場合もある。例えば「Evernote」を選ぶと、OCR処理を行うための「読み取り可能なPDFにする」というオプションが利用できるようになる。また「ピクチャフォルダに保存」や「Dropbox」を選ぶと、プレビューを表示するしないなどを設定可能だ。○オリジナルの読み取り設定を登録して使い分けるクイックメニューを無効にすると、「読み取り設定」も使えるようになる。これは、カスタマイズした読み取り設定に名前を付けて保存する機能だ。デフォルトでもいくつか登録されており、項目を選ぶだけで、それぞれの用途別にカスタマイズした設定を呼び出せる。名刺の読み取りに適した設定や、自炊用の設定などを作っておけば、スキャンの効率もアップする。設定を保存するには、「読み取り設定」から、「新しい読み取り設定」を選択する。読み取り設定の新規作成画面がポップアップするので、現在の設定に名前を付けて保存すればよい。リストに読み取り設定が追加され、以後は、リストをクリックするだけで、利用したい設定を簡単に呼び出せるようになる。また「読み取り設定の管理」をクリックすると、読み取り設定の順番や名前を変更することが可能だ。不要になった項目もここで整理できる。―――――これまで全10回にわたって「ScanSnap iX500」の使い方を紹介してきた。ドキュメントスキャナとして歴史を持ち、定番の地位を確立しているScanSnapシリーズだけあって、手軽にサクッと使える一面と、詳細な設定で思い通りに使いこなせる深さをうまくミックスしている。購入を検討している人は多いと思うが、この『ゼロからはじめる「ScanSnap」』が多少なりとも参考になれば幸いだ。
2013年12月19日オムロンヘルスケアはこのほど、体重体組成計「カラダスキャンHBF-212/214」の累計販売台数が、12日時点で合計100万台を突破したと発表した。同商品は、女性向けに開発された体重体組成計。体脂肪率や内臓脂肪レベルの測定といった基本機能に加え、収納しやすい薄型・軽量コンパクトな設計や、手入れしやすいガラス仕様のフラットデザインといったコンセプトが受け入れられ販売台数を伸ばしたという。「HBF-212」は、A4サイズの筐体(きょうたい)に体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、BMI測定機能を搭載。「HBF-214」は、HBF-212より大き目の筐体に、同様の機能に加え基礎代謝、骨格筋率、体年齢等の表示機能を搭載した。価格は両商品ともオープン価格。詳細は「オムロンヘルスケア公式ページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日