「アメリカのセレブを魅了する」ヘアケアブランド株式会社アルファネットは、「アメリカのセレブを魅了する」ヘアケアブランド「ラウア(rahua)」のシャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアオイルを、11月1日より発売する。「ラウア」は、アマゾン熱帯雨林地域の奥地より集められた原材料を使って作られたヘアケアブランドで、アマゾン・ビューティー社(N.Y.)の製品。日本ではアルファネットが商品を輸入・販売する。「美髪の秘密」として伝承される「ラウアオイル」配合「ラウア」は、アマゾンの一部でしか生息しないヤシ科の「ラウア」と呼ばれる木の実から採取された、「美髪の秘密」として何世紀も伝承されている成分「ラウアオイル」を配合したヘアケア製品。「ラウア シャンプー」(275mL3,990円 )は、「ラウアオイル」をはじめ、ハニーサックル、ヨーロッパキイチゴ、チャ葉などの植物エキスを贅沢に配合したシャンプーで、紫外線やカラーなどでダメージを受けた髪と頭皮を、植物由来の洗浄成分でやさしく洗い上げ、根元から立ち上がるようなハリ・つやのある健やかな髪と頭皮環境を作るという。「ラウア コンディショナー 」(275mL4,200円)は、保湿・補修力のあるオーガニック植物オイルや天然由来のビタミンなど多くの植物性成分を配合したコンディショナー。「ラウアオイル」や「ホホバオイル」などの植物保湿成分が、頭皮の皮脂バランスを整え、髪にしなやかさと驚くほどの指どおりを与え、まとまりのある美しい髪へ導く。「ラウア EXヘアオイル」(30mL18,900円)は、「ラウアオイル」と「パロサント油」のみで出来た100%オーガニックオイル。オイルが髪一本一本をつつみ込み、髪の芯まで深く浸透し補修。さらっとした使い心地で、生命力あふれる植物の力により、輝きのある美しい髪を実現するという。元の記事を読む
2011年10月29日あの日から10年。直後から、各所で国旗がはためき、愛国心みなぎる言葉があふれていたアメリカ。テロ対策、戦争を経て、アメリカは、そして世界は、何かが変わったのでしょうか。政治的、社会的な分析は専門家に任せるとして、映画の世界はどうでしょう。映画の世界では、9.11直後は、事件を直接的に描いた作品も多く見られました。ハリウッドでは、アメリカがこれまで掲げてきた大義や正義を強調する作品も多かったように思います。でも、あれから時が経ち、最近では9.11後のアメリカを生きる人々に、もっと寄り添った作品が増えてきたように思います。その代表が、ラッセ・ハルストレム監督最新作『親愛なるきみへ』。テロ事件で家族や大切な存在を失った人々を登場させるのではなく、テロ事件やそれに端を発した複雑な世界情勢が、様々な形で国民に影響を与えていたことに気づかせてくる作品です。米軍の特殊部隊に所属しているジョン(チャニング・テイタム)と、彼と出会った女子大生・サヴァナ(アマンダ・サイフリッド)との恋を中心に描いていますが、2人の恋愛や生き方、心のありように9.11の事件が間接的にではあっても、深く関わっていく様子を描いています。遺族だけでなく、アメリカ国民、そして他国の人々の多くが、あの事件以前と以後では、何かが変わってしまったと実感しているはず。思わぬところにも、さまざまな悲しみが生まれてしまっていたことを、こんな形で描くことが出来たのも、10年という時を経たからなのかもしれません。また、アメリカが、国として大義や正義を掲げる一方で、それとは全く違う価値観で生きている人々も国内には沢山います。9.11以前、以後、もしかすると事件の真っ只中でも全く変わらない世界があったのかもと思わせるのが『ウィンターズ・ボーン』です。舞台はアメリカ社会から見捨てられたかのようなミズーリ州南部のオザーク山脈。心を病んだ母親と、幼い弟妹の面倒を見ている17歳の少女・リー(ジェニファー・ローレンス)が主人公です。ドラッグ・ディーラーの父親は警察に逮捕され保釈中の身。自宅と土地を保釈金の担保にして失踪したため、一家は家を失う危機に直面しています。そこで、リーは父を出頭させるべく探しに出かけるのですが、荒くれ者揃いの親戚や知人は、彼女に罵声を浴びせたり、暴力を振るったりするのです。それでもくじけないリーは、すさんだ大人たちの心や村の非情な掟に正面から挑み、闇の世界に風穴を開けていくのです。ここで描かれているのは、古くから変わらない貧しい暮らし。多くの人が犯罪に手を染めていますが、それに葛藤を覚える暇などありません。なぜなら、生きるのに必死だから。“苦難にさらされた人間がいかに生き抜いていくか”というテーマを掲げる本作は、人間が持つ動物的な野生、生命力すら感じさせます。そこに、善悪、正義、大義といったきれいごとなど、入り込む余地はありません。彼らは、そんな彼らの世界は、アメリカの“決して変わることのない今”を映し出しているのかもしれません。最後にご紹介したいのは、『ステイ・フレンズ』。意外にもこれは、ラブコメディです。N.Y.に暮らすヘッドハンターのジェイミー(ミラ・クニス)と、L.A.に暮らすアートディレクターのディラン(ジェスティン・ティンバーレイク)の恋を描いています。仕事を通して知り合った2人は出会ってすぐに意気投合。仲の良い友達になります。でも、恋愛感情は全くなし。ところが、ジェイミーの「セックスしたい」という言葉から、恋愛感情なし、甘い言葉も一切なしの、セックス・フレンドになることに。初めはうまくいくのですが、そこはやはりラブコメディ。イイコトずくめの友情関係にも、微妙なズレが生じていくのです。ここで描かれているのは、「現代を生きる人々の、人間関係で本当に何が起きているのか?」だというウィル・グラック監督。理性的に、合理的に生きようとしても、人間は感情を持ってしまう動物です。アメリカといえば、とにかく合理的な国。特にN.Y.はその傾向が顕著です。文化の違う人々が肩を寄せ合って暮らしているのですから、当然なのでしょう。理屈を掲げながら生きている人も多いという印象ですが、いくら正論をぶつけてみても、感情に勝てないことがあるのもまた事実。感情を押し殺し、自分に嘘をつくことで、クールに生きていこうとする主人公たちも、それに気づくときが来るのです。自分たちの足元をもう一度見直そうとする主人公たちの姿に、もしかすると、少しもがき苦しんでいるように見えるいまのアメリカが映し出されているのかもしれません。ここでご紹介した3作品は、いずれも様々な“アメリカのいま”を切り取っています。一見、共通性はないかのようですが、ともに映し出されているのは、日々を生き抜くための勇気。勇気の種類、それぞれが抱える問題の深刻さには違いがあります。でも、誰もが愛国心を抱えながらも、世界のためでなく、アメリカのためでもなく、自分と自分の愛する人の幸せのため、日々懸命に生きている。そういった人々の集合体が、家族となり、国となる。だからきっと、アメリカという“森”ではなく、市民という“木々”を見つめていくことが、いまのアメリカを知る手がかりになるのではないでしょうか。そして、ニュースばかりではなく、人々の姿を丁寧に描いた良質な映画を観ることも、その手助けになるのだなとしみじみ感じながら、かつてお世話になったアメリカのいまに、思いを寄せたのでした。(text:June Makiguchi)■関連作品:ステイ・フレンズ 2011年10月1日よりシネクイントほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.ウィンターズ・ボーン 2011年10月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Winter’s Bone Productions LLC. All Rights Reserved.親愛なるきみへ 2011年9月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 DEAR JOHN, LLC. All rights reserved.■関連記事:誰もが心を揺さぶられる感動作『ウィンターズ・ボーン』試写会に5組10名様ご招待石田純一、東尾理子への嘘はすべて見破られている?いまだからこそ!手紙が2人の距離を縮める『親愛なるきみへ』に見る手紙の効力たった1組に贈る素敵なひととき『親愛なるきみへ』遠距離恋愛・応援プロジェクトミラ・クニス、政治に無関心な同世代の若者に苦言
2011年09月22日目指すは小さな政府!11月2日に行われるアメリカの中間選挙を前に、アメリカの下院共和党は選挙公約「米国との誓約」を発表。小さな政府への路線を明確に打ち出したと共同通信が伝えた。「米国との誓約」は23日に公表されたが、目玉は何といっても医療保険制度改革法の撤廃だろう。これは米国民主党とオバマ大統領の最大の売りであり功績であるが、「財政赤字を増やす」「大きな政府だ」との批判は共和党支持層を中心にくすぶっている。国内での評価は今1つかウォールストリートジャーナルと米3大ネットワークの1つ「NBC」の共同調査によれば、以下のような結果も出ている。オバマ大統領が推進した、「医療保険制度改革法の撤廃を主張する議員候補を支持するか」との設問では、賛成が45%、反対が42%とこれも拮抗。海外では高い評価を得ているオバマ大統領だが、国内では遅々として進まない景気回復に、米国民の苛立ちは募っているという。今回の中間選挙も共和党が有利との見方が広がる中、「人間の尊厳」という理想論をとるか、「規律ある財政」という現実論をとるか、米国民の選択が注目される。
2010年09月26日