チャン・ツィイーの初々しい映画デビュー作『初恋のきた道』や、ジェット・リー、トニー・レオンら豪華キャストが結集した『HERO』、高倉健の主演作『単騎、千里を走る。』など、名だたる映画作品のみならず、北京五輪開会式やAPEC歓迎式典の演出なども手がける巨匠チャン・イーモウ。その監督最新作となる原題『帰来』(英題『Coming Home』)が『妻への家路』として、2015年3月より日本公開されることが決定。あのスティーヴン・スピルバーグも、絶賛の声を寄せていることが分かった。1977年、文化大革命が終結した中国。20年ぶりに解放された陸焉識(ルー・イエンシー/チャオ・ダオミン)は妻の馮婉玉(フォン・ワンイー/コン・リー)と再会するが、夫の帰りを待ちすぎた妻は、心労のあまり記憶障害となり、彼を別人だと思ってしまう。イエンシーは他人として向かいの家に住み、娘の丹丹(タンタン/チャン・ホエウェン)の助けを借りながら、妻に思い出してもらおうと奮闘する。収容所で書き溜めた何百通もの妻への手紙を、来る日も来る日も彼女に読み聞かせ、“いまだ帰らぬ”夫を駅に迎えにいく彼女にそっと寄りそう。夫の隣で、ひたすら夫の帰りを待ち続けるワンイー。彼女の記憶が戻る日は訪れるのか…。アジアのみならず、世界にその名を轟かすチャン・イーモウ監督が、自身のかつてのミューズであり、『SAYURI』『シャンハイ』など同じく世界で活躍する女優コン・リーを主演に迎えた本作。描くのは、文化大革命によって引き裂かれた、夫の顔を忘れてしまった妻と、自分を待ち続ける妻に他人として寄り添う夫の、この世で最も切ない “愛”の物語。「パワフルで深い。涙が止まらなかった」と、スピルバーグ監督も感服したという本作。またひとつ、巨匠と名女優が心震わす名作をつくりあげている。『妻への家路』は2015年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月15日『エリザベート』『モーツァルト!』などを手掛けたミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)のゴールデン・コンビによる新作として、大きな期待が寄せられているミュージカル『レディ・ベス』。2月24日、この注目作の“顔寄せ”が都内にて行われた。『レディ・ベス』チケット情報はこちら“顔寄せ”とは、稽古の初期段階で、作品に関わる者すべてが一堂に会する場。この日はレディ・ベスをWキャストで演じる平野綾、花總まりをはじめ、山崎育三郎、加藤和樹、石丸幹二、山口祐一郎ら出演者からスタッフまで、大勢の関係者が顔を揃えた。大作ミュージカルらしく、その人数は数十人に及ぶ。主催者が「これ以上ない豪華キャスト」と呼ぶキャストの面々はミュージカル界でお馴染みのベテラン揃いで、そのせいか稽古初期段階のこの場でも和気藹々とした和やかな雰囲気だ。ただしヒロインとしてセンターに座る平野、花總はやはり少々緊張気味か。ふたりとも背筋をピンと伸ばして椅子に座っている姿が印象的。物語は約45年もの長きにわたってイギリスを統治した女王・エリザベス1世の、その青春時代を描くもの。作曲のシルヴェスター・リーヴァイは出演者に向かって「レディ・ベスは本当にたびたび命を脅かされるような危険に直面しますが、それをひとつひとつ乗り越えていく。彼女が直面した嫌なものの数々、それは体験すべきものであったし、だからこそあれだけの素晴らしい人物になれたのではないかということについて、皆さんにも思いを馳せていただきたい」と語りかけるとともに、「皆さんは素晴らしい。ただ音符を歌うのではなく、内容を連想して歌ってくださる。つまり稽古のいちばん最初から何が大事かということを皆さんはわかっていらっしゃる。それこそ観客の心を掴む才能。皆さんの幸運を祈ります」とエールを贈った。演出の小池修一郎も「皆さんと未知のものに向かっていくことを楽しみたい」と挨拶。クリエイターチームの熱意ある言葉に、キャストの眼差しにも熱いものがみなぎってくる。日本から世界に向けて発信する大作ミュージカル『レディ・ベス』は、4月11日(金)に幕を開けるワールドプレミアに向け、こうして船出した。公演は帝国劇場にて4月11日(金)にプレビュー公演開幕、東京公演は5月24日(土)まで。チケットは発売中。その後大阪、福岡、愛知でも上演される。
2014年03月05日『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞を受賞するなど、今や世界的な名匠として知られるアン・リー監督。新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が再び賞レースを賑わせている彼が、その注目の新作について語ってくれた。その他の写真アン・リーほどあらゆるジャンルに挑戦し、そのジャンルの地平を拡げてきた監督もいない。ならば彼が自分にとっては初体験のジャンル、ヤン・マーテルのベストセラー冒険小説『パイの物語』を映画化することに何ら不思議はないのかもしれない。「私に言わせればこれは“運命”ですね(笑)。なぜなら原作が出版されたときにすぐに読み、自分でも驚くほど魅了されてしまったのです。映像が次から次へと目に浮かぶんですから! とはいえ、それが実際に映像化できるかというとまた別問題。途方もない資金と技術が必要になるのは明らかでした。ところが、5年前です。スタジオから監督しないかと打診されたのです。ほら、まるで運命に導かれたようでしょ?」。リー監督に行き着くまでの本作の監督候補には、M・ナイト・シャマランやジャン・ピエール・ジュネ、アルフォンソ・キュアロンの名前が挙がっていた。彼らがプロジェクトから離れていったのも、映画化困難だったからにほかならない。「そう、いろんな問題が山積みでした。たとえば構成です。私はこの現実離れした物語を、誰もが信じられるようにするため、中年になったパイに物語を語らせるという方法を選びました。第三者が一人称で語ることで、観客はその話を体験すると同時に吟味できるからです。そして、それ以上の難問は映像でした」。映像こそ本作の命であり本作の魂。海の表情を驚くほど豊かに、信じられないほど雄弁にとらえている。それは3Dだからこその美しさでありスペクタクル。海がもうひとりの主役としての役目を存分に果たしているのだ。「3Dは私にとって絶対でした。これも3Dにすることで第三者の観点を手に入れることができると思ったからです。もうひとつは水と3Dの相性です。3Dで水をとらえると、まったく異なる感覚を手に入れられる。つまり観客は海を体験できるのです」。賞レースの時期を迎え、ハリウッドでは様々なウワサが飛び交っているが、そのなかでも有力候補の筆頭に挙げられているのが本作。アカデミー賞でも注目されるのは間違いない。「そうなったら私も嬉しいですね。3000人ものクルーが私のため、この映画のために4年間も働いてくれたのです。もしそんなことになれば、大きな励みになるし刺激にもなる」。賞を取るのも“運命”。そう思える力がこの映画にはあるのだ。『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:渡辺麻紀『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』1月25日(金)全国ロードショー『ぴあ Movie Special 2012-2013』発売中
2012年12月27日全米批評家から賞賛の嵐を受け、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督までもが「自分の目で確かめてほしい」とまで絶賛したアン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』。早くもアカデミー賞の呼び声高い本作の日本語吹き替え版を、本木雅弘が担当することがこのたび決定し、ロンドンのスタジオにて初の実写洋画吹き替えに挑戦した。文学界の権威あるブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、アカデミー賞に輝く名匠アン・リー監督が映画化した本作。荒々しい海に投げ出された少年に残されたのは、小さなボートと、わずかな非常食、そして一頭のトラ。誰もが目を疑う極限状況の下、あまりにも巨大な試練に直面した少年は、どのようにトラとの共存関係を築き、希望をたぐり寄せていくのだろうか…。主人公・パイの波乱と冒険に満ちた人生の航海が描かれる。今回、本木さんが吹き替えを録音したのは「ビートルズ」や「ザ・フー」、「クイーン」などの伝説的ミュージシャンも収録を行ったという有名スタジオ「デイ・レーン・リー・スタジオ」。ここ数年でもっとも好きな映画が『おくりびと』だというアン・リー監督たってのオファーで、この極めて貴重なコラボレーションが実現した。実は本木さんと本作には不思議な縁があるという。というのも、本木さんが吹き替えを担当したのは本作の主人公を演じるイルファ・カーンの役どころ。そしてイルファンの出演作である『スラムドッグ$ミリオネア』は『おくりびと』が第81回アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年に、作品賞を受賞しているのだ。この奇妙な巡り合わせに、46歳にして初めて挑んだ初の実写洋画吹き替えに、本木さんは「何よりもこの作品が与えてくれた力は、ここ最近で最もインパクトのあるものでした。このプロジェクトに僅かながらも参加できたことに喜びを感じています」と未だ興奮冷めやらぬ様子。『ブロークバック・マウンテン』でアジア人初のアカデミー監督賞を受賞し、いまやハリウッド映画界でもっとも重要なクリエイターのひとりとなったアン・リー監督初の3D作品に、本木さんが吹き込んだ魂はどのように共鳴するのだろうか。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は2013年1月25日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2012年11月29日来年1月に公開されるジェット・リー主演の3Dアクション・アドベンチャー映画『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』の前売券が明日17日(土)から全国で発売され、“飛び出す!ジェット・リーメモパッド”が特典として数量限定でプレゼントされることが決定した。その他の写真本作は、希代のアクション・スター、ジェット・リーが、アジア映画界の巨匠ツイ・ハーク監督と14年ぶりにタッグを組んだ3Dアドベンチャー映画で、明の時代の中国を舞台に、凄腕の義士ジャオ(リー)らが300年前に消失したとされる幻の財宝都市をめぐって壮絶な戦いを繰り広げる様を描く。近年では、『ドラゴン・キングダム』や『エクスペンダブルズ』シリーズで華麗なアクションを披露する一方、『海洋天堂』では文芸作品に挑戦するなど俳優としての幅を広げているリーが、古巣の大陸を舞台に大活躍を見せる本作。注目は彼の超絶アクションを3D映像で楽しめることで、前売特典も、ジャオに扮したリーが飛び出すメモパッドに決定した。前売券は17日(土)から全国発売されるが、特典は数量限定で、なくなり次第、終了となる。『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』2013年1月11日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー(C)2011Bona Entertainment Company Limited. All Rights Reserved
2012年11月16日『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』で知られる名匠アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の予告編映像がこのほど公開された。予告編映像本作は、マーテルの小説『パイの物語』(邦訳:竹書房)をリー監督が壮大なスケールで映像化した感動ドラマ。動物園経営者を父に持つ16歳の少年パイ・パテルが船の事故に遭い、どう猛なベンガル・トラと小さな救命ボートに乗り込んで227日にもおよぶサバイバル生活を展開する様を、美しい自然の風景を交えて描き出す。このほど公開された予告編は、主人公のパイが家族、そして動物園の生き物たちと船の事故に遭い、大海原に投げ出されるダイナミックな場面から始まる。混乱の一夜が明けて海に残されたのはパイ青年と一匹のトラだ。その後の映像は、真っ赤に染まった空を写した水面、咆哮をあげるトラ、海を鮮やかに照らすクラゲの集団、空をはねまわるトビウオ、宙を豪快に舞うクジラなど、思わず息をのむシーンがこれでもかと編集されている。主人公のモノローグがあるものの、海にいる人間はパイ少年だけ。予告編は時に美しく、時に脅威を与える自然と少年の“対話”によって綴られおり、本作は大きな画面でじっくり観賞したくなる作品になっているようだ。また予告編では、なぜ十分な食料がなく腹をすかせたトラと227日間も漂流し、少年が生き延びることができたのか? を問いかけるテロップも登場。逃げ場もなく、助けも来ず、サバイバル能力があるわけではないパイ少年の数奇な227日間について、想像がふくらむ内容に仕上がっている。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』2013年1月25日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開※3D/2D同時上映(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM
2012年11月07日米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)の主演に抜擢された女優のシャイリーン・ウッドリーが、『The Amazing Spider-Man 2』(原題)で出演交渉中のようだ。ジョージ・クルーニー主演作『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、世界的にも高い評価を得たシャイリーンは、先日アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンの続投が発表された同続編で、ヒロインの1人であるメリー・ジェーン・ワトソン役として出演オファーを受けているという。製作を担当するコロンビア・ピクチャーズは、主人公ピーター・パーカーの親友で後に敵となるハリー・オズボーン役も同時に探しているという。ハリー役は、サム・ライミ監督が手掛けた『スパイダーマン』3部作では ジェームズ・フランコが演じていた。さらに続編では、エレクトロがヴィランとして登場するともうわさされている。本作では、ジェフ・ピンクナー、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチーらが脚本を執筆し、アヴィ・アラドとマット・トルマックがプロデューサーを務める。監督も第1作目に引き続き『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが務めることが決定している同続編は、2014年5月2日の全米3D公開に向けて、来年初頭にもクランクインを予定している。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxアメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年10月12日ハリウッドでも活躍する女優のコン・リーが、『The Last Empress』(原題)で女帝・西太后を演じることが決定した。中国とアメリカの共同製作となる本作は、 中国清期の近代化を望んだ中国清朝の第11代皇帝・光緒帝やアメリカ人アドバイザーのコスタなどとの複雑な関係を交えた西太后の人生を描く作品だ。光緒帝の100日間に及ぶ改革は、後の残虐な革命の日々へと繋がってしまう――。本作を手がけるセブン・スターズ社のブルーノ・ウー氏は「この複雑な女帝を演じてもらうためには我々としてはコン・リーを真っ先に考えました。彼女はキャリアを通じて、様々な側面を持ったキャラクターの微妙なニュアンスを表現しつつ、多くの賞を受賞できるパワフルな演技もこなせると定評があります。コン・リーの世界的な知名度を考えると、我々は自信を持ってこの作品を世界中のみなさんにお届けすることができます」と抱負を語った。そんなリーは、現在日本でも公開中の『白雪姫と鏡の女王』のターセム・シン監督が手掛ける、マルコ・ポーロの映画化作品でもモンゴルの女帝を演じる見込みだ。■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年09月21日9月5日(水)より東京・東急シアターオーブにて、ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』が上演される。開幕を前に、キャストのひとり、リーヴァイ・クライスに注目が集まっている。アメリカ国外のツアーにオリジナル・キャストが参加するのは珍しい。しかもクライスは、この作品で2010年のトニー賞最優秀助演男優賞に輝いたパフォーマーだ。トニー賞受賞者が受賞作品で来日するという異例のケースに、胸を高鳴らせるミュージカル・ファンは少なくないだろう。ロックの歴史を語るとき、忘れてはいけない音源がある。1956年12月4日、テネシー州メンフィスのサン・スタジオ。このスタジオのオーナーであり、後に“ロックンロールの父”と呼ばれるサム・フィリップスのもとに、若き4人のアーティストが集まって、一夜限りのレコーディング・セッションが行われた。4人とは、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイスのこと。『ミリオンダラー~』はその史実に基づいた物語で、観客にとっては、奇跡のコラボレーションをライブとして追体験できる趣向がうれしい。クライスは、『火の玉ロック』で知られるシンガーソングライター、ジェリー・リー・ルイスの役を演じている。ピアノが壊れるかと思うほどパワフルな演奏は、ルイス本人を模したものだが、クライスのパフォーマンスは度を越えて激しい。「ピアノを飛び越え、着地してから演奏したり。おかげで3度も膝の靭帯を手術することになってしまった」と苦笑しながらも、「この作品のためなら、手加減はしたくない」と言い切る。恐れを知らぬ彼の情熱はまさに、ロックンロールを生み出した人々のエネルギーと変わらない。アメリカ国内の公演では「若い観客の反応が良くて驚いた」とクライスは言う。「彼らのことをまったく知らない若者たちが、自分たちが聴いているロックのルーツはこうだったんだな、と目をキラキラ輝かせながら観てくれる。保守的だった時代に、表現する自由を貫いた彼らの反骨精神は、今見てもかっこいいと思います」。あのセッションがなければ今の音楽シーンはなかった、とまで言われている。それが真実ならば、すべてのロック・ファンにとって本作が持つ意味はあまりにも大きい。オランジーナプレゼンツ ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』は9月5日(水)から17日(月・祝)まで東急シアターオーブ、9月20日(木)から22日(土・祝)まで大阪・オリックス劇場にて上演。チケットは発売中。
2012年08月21日トミー・リー・ジョーンズが、リュック・ベッソン監督最新作『Malavita』(原題)に出演するようだ。ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーらが共演する本作は、証人保護プログラムによってフランスへ強制移住させられたマフィア一家が、新天地になじもうとするも過去の悪行を隠すのに苦労した挙句、すぐにまた元のマフィアの習慣に戻ってしまうという物語となっている。デ・ニーロとミシェルは、マフィア一家の夫妻を演じる見込みだが、トミーの役柄はまだ不明。トニーノ・ブナキスタの小説「隣のマフィア」を原作に、ベッソン監督とTVドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」を手がけたマイケル・カレオの2人が本作の脚本を執筆し、8月にもフランスでクランクインを予定している。トミーは、今後メリル・ストリープと共演の『Hope Springs』(原題)とスティーヴン・スピルバーグ監督作『Lincoln』(原題)が年内の公開を控えており、『Emperor』(原題)ではマシュー・フォックスと共演。さらに、脚本と監督を兼任する『The Homesman』(原題)も控えている。
2012年07月02日『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、一躍脚光を集めているシャイリーン・ウッドリーが、米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)で主演を務めることが決定した。母親が謎の失踪を遂げた、シャイリーン扮する女の子の身に降りかかる数々の出来事を描くという本作。シャイリーンを主演に抜擢したアラキ監督は今後、失踪するヒロインの母親や父親、さらに事件を捜査する刑事などのキャスティングを進める意向だという。本作以外にも、インディーズ作品の『The Spectacular Now』(原題)にも出演する模様のシャイリーンは今後の活躍に期待したい一人。なお、本作のクランクイン予定はまだ分かっていない。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年07月02日人気海外ドラマ「CHUCK/チャック」のブルーレイ&DVD発売を記念して現在来日中のザッカリー・リーヴァイが、『マイティ・ソー』の続編となる『Thor 2』(原題)への出演交渉をしているという。第1作でファンドラル役を演じたジョシュア・ダラスが、米ABCのファンタジードラマ「Once Upon A Time」の撮影を優先させて続編から降板したため、今回マーベル・スタジオがザッカリーに対して同役の出演交渉を持ちかけたという。ザッカリーは第1作目の際にも今回と同じファンドラル役のオファーを受けていたものの、コメディドラマ「CHUCK/チャック」のスケジュールと重なってしまったため、降板を余儀なくされた経緯がある。クリス・ヘムズワースが主役として続投する本作には、ほかにもナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスらの再登板が決定している。また、本年度カンヌ国際映画祭で栄えある男優賞を受賞したマッツ・ミケルセン(『007/カジノ・ロワイヤル』)が同作の悪役候補となっている。前作のケネス・ブラナー監督に代わって本作でメガホンを握ることとなったアラン・テイラー監督は来月にも同作をクランクインさせるつもりだと言っており、全米公開は2013年11月15日を予定している。■関連作品:CHUCK/チャック [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.
2012年06月12日