ダイキン工業株式会社は、2023年4月3日に大阪市北区にあるグランフロント大阪で入社式を行いました。十河政則 代表取締役社長 兼 CEOは、当社のめざす方向や新入社員に期待することについて以下のように話しました。【十河社長訓辞(要旨)】当社は環境貢献、社会貢献に本気で取り組んでいる会社です。個人の生活や事業活動における消費電力の削減、温室効果ガス削減にむけた冷媒規制の強化などの世の中の動きが強まっています。空調事業と冷媒事業を併せ持つ唯一のメーカーとして、こうした大きな市場の変化をチャンスと受け止め、環境問題を解決し、社会が真に求めている価値ある商品・サービスを提供し続けることが重要なパーパスだと認識しています。この4月から2025年をターゲット年とした戦略経営計画「FUSION25」の後半3カ年計画をスタートさせます。例えば、カーボンニュートラル。欧州の環境規制を追い風としたヒートポンプ暖房事業の大拡大や、将来の環境貢献につながる自然冷媒を用いた商品開発、サーキュラーエコノミーに関わる冷媒の回収再生事業の具体化などに取り組んでいきます。当社が社会に認められ、期待される企業であり続けるために、最も重要なことは皆さん一人ひとりの力の発揮です。いかなる時代においても、企業を根幹で支えるのは「人の力」に他なりません。皆さんはダイキンの成長・発展の「原石」ともいえる人材です。皆さんには、これからのダイキンを担う存在になっていただきたいと切に願っています。そのために、皆さんには、常に挑み続ける人「チャレンジャー」であり、新しい風を吹き込む人であってほしいと思います。変化が激しく、不透明な時代だからこそ、過去にないものを創り出すチャンスの時代ではないかと考えています。失敗を恐れず、自分の可能性を信じて、変革を担える人になってほしいと思います。当社は出る杭を認め、前向きな失敗はとがめない社風を誇りにしています。当社は今年で創業99年目、2024年には100周年を迎えます。皆さんの新しい力とともにさらなる飛躍と発展をめざし、我々とともに挑戦していきましょう。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月03日小林ひろ美さんが登場する「オイル美容体験講座」株式会社オレンジは2018年10月26日(金)、自社内キッチンスタジオであるコトラボ新橋において、「米肌アンバサダー×オレンジページ限定イベント!今こそ注目したい大人のオイル美容体験講座」が開催する。人気美容家の小林ひろ美さんが、オイル美容を日常に取り入れる方法を伝授。9月4日(火)に米肌から発売された「肌潤トリートメントオイル」を使ったスペシャルケアを体感できるイベントとなっている。受け付け開始時間は18:15。開催時間は18:30から20:30頃まで。定員は30名。参加費は無料。「コトラボ」専属講師・SHINOBUさん特製の美肌ごはんを食べることができ、参加特典として「米肌肌潤トリートメントオイル」を含むお土産が用意されている。参加申し込みは、KOSEのウェブサイトにて受け付けている。申し込みの締め切り日時は10月1日(月)23:59となっている。小林ひろ美さんのプロフィール小林ひろ美さんは、翻訳や輸入業を経て、1991年に母の小林照子さんとともに株式会社美・ファイン研究所を設立。海外での暮らしを生かして発信する美容や生活に関する情報が人気となっている。著書には「小林ひろ美のすべてがつまった美肌図鑑」、「小林ひろ美の1日中どこでも 24時間美容」などがある。(画像はオレンジページnetより)【参考】※オレンジページnet
2018年09月23日最新刊『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』を出版し、「とり婚」のススメを呼びかける池内ひろ美先生へのインタビュー第3弾。池内先生の優しくも厳しい回答や書籍に綴られた言葉の数々は、時に容赦なく心に突き刺さります。一人でも多くの女性に結婚を通して成長してほしいと切に願うからこそ、強い言葉で背中を押しているのでしょう。そして、そこには「現実を見なさい」「目を覚ましなさいという」愛のあるメッセージが込められています。誰と結婚しても同じ?これだけ話してもまだわからないのかと怒られそうですが…「とりあえず結婚」しようと思った時には、あまり欲は言えないというか、妥協せざるをえない気がします。正直にそう伝えると、またしても意外な回答が。池内先生:「もちろん誰でもいいわけではないけれど、実は、どなたと結婚してもそんなに大きな違いはありません。お相手がドバイの王子様とか、刑務所に収監されている人とか、売れっ子の芸能人とか、そういう特殊な事情があれば別ですよ。でも一般の社会人と結婚するのなら、相手が誰でもそれほど変わらないんです」そうなんですね。だったら「とりあえず結婚」してから、その先のことを考えてもいいかも。池内先生:「それから、好みにもあまりこだわらないで。自分が成長すると好みのタイプも変わるんです。私は54歳なのですが、今見てステキだなと思う男性を、もし25歳の頃に見たとしても、全然ステキだとは思わなかったでしょうね」なるほど。このお話を聞くと「運命の相手がいつか現れるはず」と夢を見続け、気づいたら50歳になってしまった…なんて人が、いかにもったいないことをしているかよくわかります。残念ながら女性の場合、年齢を無視して結婚を考えることはできないもの。そう思うと「チャンスがあれば」というのは無計画と言わざるを得ません。池内先生:「女優さんだって若い頃には若い役、年齢を重ねたらそれ相応の役を演じるでしょう。一般の女性にもその年代に合わせた役割というものがあります。40歳・50歳にもなって、理想のパートナーを見つけたいと本気で仰るような方は、自立した大人とは言えないですよね」このインタビューには「大人」というキーワードが何度となく登場しました。「コドモ脳のまま年齢だけ重ねる人が多い」と先生。これは「いつかは結婚したい」女性にとっての、今後の大きな課題となりそうです。学歴にはちょっとこだわってもいいところで、20代の男性は同世代の女性と結婚しますが、30代の男性は20代、40代の男性は20~30代の女性を求めることが多いとか。ということは、アラフォー・アラフィフの女性が結婚したいと思ったら、対象となる相手はほとんどいないかも?心配になってそう聞くと、池内先生は「女性の年齢が上がったら、今度は年下の男性と結婚するのもアリです」と一言。今や年の差は結婚のハードルにはならないんですね。池内先生:「職業や年収と同じで、年齢にもこだわる必要はありません。自分が結婚に何を求めているかがわかっていて、それに当てはまる相手なら何歳上でも下でも問題ないでしょう。ただ、年齢も仕事も気にしなくていいけれど、学歴にはこだわってもいいと思います」またもや予想外の回答が。学歴こそ、相手をバイアスのかかった目で見て失敗しそうな気もしますが。池内先生:「出身大学のネームバリューとか、そういう話ではありません。説明するのが難しいのですが、言葉や教育というのは文化の根っこなんです。どんな言葉遣いをするか、どのような教育を受けてきたか。生活習慣や価値観には、そうした背景・環境が表れます。夫婦間でそこに差があると話が合わなくなるでしょう。何より、それなりの学歴がある人は受験勉強をしっかりやった、つまり調べたり覚えたりという行動が習慣として身についていて、やるべき時にやるべきことをできる人だということ。学歴自体が大事なのではなく、受験勉強をしてきたことが大事なんです。そしてその影響は、子育てをする際に一番強く出てくるんですよ。ですから、結婚するなら、そこにはこだわったほうがうまくいくと思います」世界情勢や国会のニュースに耳目を傾ける。何かに関心を持ったら知識を深めるために本を読む。そうした習慣は育った環境の中で自然と身につくもの。また、志望校への合格を目指して必死に机に向かっていた人は、仕事に対しても同じ姿勢で向き合える、というのは納得のいく話です。ちなみに、学歴に差のある男女が結婚したらうまくいかないことが多いのでしょうか?池内先生の答えは「女性のほうが高学歴な場合は話が合わなくて失敗するケースが多いけれど、男性のほうが高学歴な分には特に問題ない」とのことでした。なぜなら女性は語彙が豊富で、雑学的な知識も圧倒的に多いからなのだそうです。仕事中と同じ心配りをパートナーにも似た背景や環境を持つ人と結婚しても、やはり価値観の相違は出てくるもの。それをよそで愚痴るのではなく、不満をはっきり伝えて改善していくのが大人ってことですよね?そう質問してみると…池内先生:「改善するという発想には、自分のほうが正しくて相手を直させようという心理がありますね。それで相手が不満に思わないならいいかもしれませんが、理解しやすい言葉で伝えて、相手を不愉快にさせずに問題を解決するのが大人。自分とは異なる価値観を受け入れることができるのは成熟の証です」例えば、と言って先生が示したのはこんなお話です。卓上の書類を、表を上にして置くか裏を上にして置くか。自分は表向きに置くけれど、彼はいつも裏向きに置く。その場合、「こうやって置いたほうが便利だから、こうしてもらえるとうれしいな」と伝えるのと「なんでそうやって置くの?こう置いたほうが便利に決まってるじゃない」と言うのとでは何が違うでしょうか。どちらも伝わるのは「表を上にしてほしい」というメッセージ。だったらどう伝えればいいか、答えは明らかですよね。そして彼が言うことを聞いてくれたら「やってくれたんだ、ありがとう!」と言えればもう完璧。彼はこの先ずっとあなたのルールに従うことでしょう。あれ、それって、仕事を円滑にするために誰もがやっていることと同じでは?池内先生:「そうですよ。夫婦だから恋人だからといって、特別な人間関係ではないんです。結婚はチーム・ビルディングだと私は説明するのですが、時には夫がリーダーとなり、時には妻がリーダーとなり、チームを作って一つのことをやっていくんです。仕事の相手だったら、お互いが気持ちよく作業するために、どういう言葉をかけるだろうか?と考えれば、夫婦だって自然と相手を思いやる言い方になりますよ」結婚は恩返し、そして恩送り最後にもう一つだけ気になることを聞いてみました。「早く結婚してほしい」「孫の顔を見せてほしい」という母親の期待を重荷に感じている女性は多いのでは?池内先生:「母親は、自分がやってきたのと同じことはもちろん、それ以上のものを与えたいと本気で願って娘を育てています。自分よりもいい教育を受けさせたい、いいものを食べさせたい、美しいものを見せてあげたいと。今の時代、多くの母親がそこまではできるようになりました。でも、結婚して子どもを産むという喜びまでは味あわせてあげられません。結婚してほしいと言うのは、この娘はあの感動をまだ体験していない、だからさせてあげたいという純粋な母心なんです。ですから、どうか母親の言葉をうるさいと思わないでください。お母さんを嫌って幸せになった女性を私は見たことがありません。なるほど母はこういう気持ちだったのかと、いつかわかる時が来ます」この回答には、思わずホロリとしてしまいました。筆者は一児の母なのですが、子育てをしていると、自分が子どもの頃にしてもらえなかったことを思い出し、「もっとこうしてくれればよかったのに」「自分はしてもらえなかった」と両親への恨みに似た感情を抱くことがあります。そんな時、大人の女性ならどうすべきなのか…池内先生のお話を聞いてよくわかりました。それは今さら親にぶつけても仕方のないこと。自分がしてほしかったことを子どもにやってあげればいいんですよね。こちらの話題について、池内先生は書籍にご自身のエピソードを紹介されています。「結婚は親への“恩返し”」であり「子どもへの“恩送り”」その文言には、自然と目頭を熱くさせるパワーが…。書籍には他にも、結婚に尻込みする女性たちに「結婚っていいかも」「結婚しちゃおうかな」と思わしめるようなメッセージがたっぷり詰まっています。気になった方は、ぜひ『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』を手に取ってみてくださいね。構えずに「とりあえず読書」したら、「とりあえず結婚」したくなるかもしれません。(文=石橋真理)『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 (ヨシモトブックス)監修者紹介池内ひろ美東京家族ラボ主宰1961年岡山市生まれ。夫婦・家族問題評論家。夫婦・家族問題コンサルタント。メディエーター。日本ペンクラブ会員。栄中日文化センターはじめ新聞社系文化センター講師。
2016年07月28日前回の記事では、池内ひろ美先生の勧める「とり婚」=「とりあえず結婚」の真意に迫りつつ、なぜ結婚したほうがいいのかをヒアリング。「結婚の素晴らしさを知るには自分が経験するしかない、だから一度は結婚してみよう」という結論に至りました。今回の主題は「ではどうやってパートナーと出会うのか?」ということ。池内先生の最新刊『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 では、お見合いを奨励したり、相手の見つけ方を洋服の選び方になぞらえたりと、ユニークで多様な視点で出会いの手段を紹介しています。男性も本当は結婚したがっている!結婚しない人どころか、恋愛しない人が増えていると言われる昨今。池内先生のご著書には、2010年の統計で25〜29歳女性の約60%、30〜34歳女性の約35%が未婚とありますが、2016年現在、恐らくその数字はもっと上がっているでしょう。夫婦・家族問題の専門家として、長年に渡り相談者の生の声に耳を傾けている池内先生から見て、近年の恋愛・結婚市場はかつてと何が違っているのでしょうか。池内先生:「これまで20年以上に渡り、延べ4万件近いご相談を受けたのですが、かつては私のところにいらっしゃるのは、ほとんどが既婚の方々。ですから相談内容も、夫婦関係、夫の浮気や暴力、子育ての悩み、嫁姑問題などが中心でした。ところが3年ほど前から、相談者の層がガラリと変わりました。どうしたら結婚できるんですか?結婚のメリットって何ですか?と尋ねる独身女性や、年頃の娘・息子が結婚しないのだけれど、どうしたらいい?と悩む親御さん世代が急増したのです」そんな顕著な変化が!未婚者の悩みが既婚者の悩みを上回る。それだけ結婚の手前で足踏みしている人が多い証拠ですね。相談に来るということは、女性には結婚したい気持ちはあるようですが、男性側は?結婚に後ろ向きなのでしょうか?池内先生:「いえ、むしろ男性のほうが結婚したがっていますよ。ただプロポーズしたら断られて傷つくんじゃないか、と思って積極的にアプローチできずにいる方が多いんです」つまり、本当は男女ともに想っているのに、どちらからも踏み込むことをせず、結婚に至らないカップルが少なくないわけですね。相手にもその気があるのに、気づかないまま平行線を辿ってしまうなんてもったいなさすぎる!それではまるで、中学生の初恋のようではないですか…。池内先生:「そういうカップルがいると私は通訳をします。“結婚は君のタイミングのいい時に考えればいいんじゃないかな”というのは、その気がないのではなく、“僕は今すぐにでも結婚したいんだ”っていう意味なんですよと意訳してあげないと、女性に伝わらないんです。昔はお仲人さんがいてその役割をしていたわけですよね」仲人といえば、池内先生は本書の中でお見合いを勧めています。お見合いってちょっと堅苦しい印象ですが、自分の身近な人が推薦し、結婚の意思がある相手と、事前にある程度の条件も確認した上で会えるわけですから、真剣に結婚を考えている人にとっては理想的なシステム。実際に最近は、お見合いってアリだなと考える人が増えているようです。池内先生:「自分で決めることができない人が多い分、お見合い結婚は増えていくでしょうね。何よりお見合いは、最初に相手の意思を確認できるのでムダな時間を使わなくて済みます。忙しく働く女性にとって時間ほど貴重なものはありません。結婚するかどうかわからない相手と2年、3年と付き合い、そろそろ結婚と思ったところで、相手は結婚はまだあと5年くらい先でもいいと思っていることがわかる。そこで泣いても遅いのだけれど、そういうケースは実に多いのです。その点お見合いなら、出会った時から結婚を前提に交際できるから合理的ですね」結婚相手に望む条件を3つに絞るところで、結婚相手として望ましいのはどんな男性なのでしょう。付き合う相手と結婚する相手とでは求めるものが違うとも言うし。「選り好みしてるわけじゃない」と言いつつ「価値観と趣味と仕事に対する姿勢と体の相性と…」なんて希望条件を数え上げる人、いますよね。そして「ピッタリ合う人が見つからない」ってそれ、ものすごく高い要求を掲げてますから。池内先生:「全てが合う人なんて女性同士でもいないんですよ。まして男と女という違いがあればなおさらです。同じ親から生まれて同じ環境で育った姉妹でも、性格も趣味も違うのが普通でしょう?違って当たり前。違うところを楽しむことができるのが大人というものじゃないでしょうか」そうはいっても「これだけは譲れない」ポイントがあるのもまた当然のこと。本書では、結婚相手に望む条件を3つに絞ることを勧めています。理由はいくつもの条件を挙げ連ねても、当てはまる男性が見つかる可能性は極めて低いから。ただし、3つに絞っても希望通りの男性は40人に一人しかいないのだとか!池内先生:「“どういう人がいいかわからない”“どうしても3つに絞れない”という人には、逆に“これだけはイヤ”という3つを挙げてもらっています。“浮気されるのはイヤ”“経済力がないのはイヤ”“姑との同居はイヤ”といった具合にね。この場合は、相手の容姿よりも経済力があるかどうかや、浮気しそうかどうかを重要視していることがわかるでしょう?」「イヤなこと」を3つに絞るのも、それほど簡単ではないかもしれません。でも、先生いわく「あれもこれも」と並べ立てるのは幼い証拠なのだそうです。池内先生:「結婚相手を探すのも、就職活動と同じように考えていただければいいんです。入りたい会社を選ぶ時、あれもイヤこれもイヤとNGポイントばかり挙げる人や、逆に年2回ボーナスが欲しい、夏季休暇は2週間取りたい、希望の部署に配属してもらいたい…とおいしい条件ばかり挙げる人を企業が採用すると思いますか?」確かに自分のことを棚に上げて条件ばかり挙げ連ねたら、いったいあなたは何様?と言われてしまいそう。自分にとって何が必要で何が不要なのか見極めなければ、相手を選ぶこともできないのですね。言い換えればそれは、己を知るということでもあります。通勤電車で好みの男性を選ぶトレーニングただ、本当に大事なものは何かを知るってとても難しいこと。そこで池内先生がお勧めするのは、たくさんの男性の中から考えて一人を選び取る訓練。まずは見る目を養うところから始めましょうというわけです。といっても、対象とするのは男友達や職場の男性ではありません。訓練のお題は「通勤などで利用する電車で、同じ車両に乗り合わせた男性の中の、誰か一人と一緒に暮らさないといけないとしたら誰にしますか?」というもの。それだと容姿しか情報がないじゃないの!と思いますが、よく観察すると、移動時間の過ごし方(スマホゲーム、読書、爆睡、仕事、勉強など)や仕草からその人の知性がなんとなく伺い知れたり、カバンや服装のセンスから趣味嗜好が少し見えてきたりします。毎日続けたら、かなり見る目が養われるに違いありません。でも鍛えられた見る目はどこで発揮すればいいのでしょうか。職場には出会いがないし、合コンや婚活パーティーに行く時間もない!なんて女性の場合は。池内先生:「出会いはいくらでもありますよ。電車の中のおよそ半数は男性ですよね。その人たちと毎朝出会っているじゃないですか」なんと、これは単なる訓練ではなく現実に候補者選びでもあるわけですね。結婚相手を見つけることに、それぐらい日頃からポジティブでいないといけないとは。意表を突かれました。池内先生:「実際にはその3分の2程度は結婚していたり学生だったりしますが、でも残りの3分の1は結婚の対象となる男性でしょう?電車で乗り合わせた人を恋愛対象でないと思い込んでいるから出会いがないんです。コンビニもそう。コンビニの店員さんの多くは独身の男性です」確かに働く女性の多くは、どんなに忙しくても電車に乗るし、コンビニにも行くでしょう。多忙で出会いがないというのは言い訳にならないんですね。その論理でいくと、街を歩けば未来のダンナ様候補だらけという…。池内先生:「私の友人にコンビニの店員さんと結婚した女医さんがいます。彼は売れない役者でした。彼女にとって相手の年収や肩書は重要ではなかったんです。結婚に何を求めるかが明確だったんですね。コンビニの店員さんには、役者のほかミュージシャンも多いので、そういう人を応援したい女性にはうってつけです。夢を追って頑張っている男性以外にも、優秀な幹部候補生が研修でレジに立っていることもあります。また外国人の店員さんは、政府から派遣されたエリートの可能性だってあるでしょう。どこにどういう人がいるかわかりません。見る目があるかどうかの問題なんです」先生がちょっと厳しくそう仰るのは、見る目がなくて失敗してしまった女性の相談を数多く受けてきたから。婚活パーティーで出会った男性の弁護士という肩書を信じて、だまされたと相談に来るなどのケースは後を絶たないそうです。「肩書につられると詐欺に引っかかってしまうんです。肩書ではなく人をきちんと見てください」と先生は強調します。見る目を養うことがいかに大切か、皆さんもイメージできてきたのではないでしょうか。なお、ある種の職業だからといって必ずしも年収が高いとは言い切れないし、一流企業に勤めていても、その会社が数年後も安定しているかどうかはわかりません。詐欺には合わなくても、相手の職業に囚われるとロクなことはなさそうです。近い将来後悔しないためにも、見る目を養うトレーニング、今日から始めてみてはいかがですか?(文=石橋真理)次回予告お相手選びの注意点や、結婚後の夫婦の付き合い方、母親との関係などについてお聞きします。『とりあえず結婚するという生き方 - いま独身女性に考えてほしい50のこと。』 (ヨシモトブックス)監修者紹介池内ひろ美東京家族ラボ主宰1961年岡山市生まれ。夫婦・家族問題評論家。夫婦・家族問題コンサルタント。メディエーター。日本ペンクラブ会員。栄中日文化センターはじめ新聞社系文化センター講師。
2016年07月27日