メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼を結婚に前向きにさせるにはどうすればいい?」という、裕月さん(38歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■裕月さんのお悩み婚約中の彼と同棲中です。しかし、私が9歳年上のため、彼の両親に結婚を反対され彼が家を出ました。同棲して1年、結婚指輪も作りましたが、社内恋愛の為なかなか公にできず…。そんな中、彼が上司のいじめで8月に退職。そのトラウマで就職が怖いそうです。彼は無職では結婚できないは思っているため、入籍は先延ばしになっています。そして先日、私の年齢を考え、「別れた方がいい」と言われました。無言の圧力をかけてしまっていたのだと思います。私は彼と犬2匹で頑張りたいです。彼の気持ちが冷めたというより反抗期のような感じです。どうしたら彼が結婚に前向きになってくれるでしょうか。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこ裕月さん、婚約おめでとうございます。さらに、9歳下の彼が裕月さんを選んだこと、彼が親の反対をおして、家を出たこと、そこまでほれられたこと、結婚指輪ができあがったこと、同棲が1年続いたこと、おめでとうございます。彼を結婚に前向きにさせる方法…、あきらめてください。反抗期なら、まあ、そういうものでしょう。それに、いじめで退職したら、落ち込むだろうし、自信をなくすだろうし、こんな状態では結婚はできないと悩むのは誠実な人に思えます。反抗期のめんどくさい男は放っておいて、裕月さんが、自分の生活を楽しむ。彼を前向きにしようとか、落ち込んでいる彼を励まそうだとか、余計なお世話で、そんなのどーでもいい。どうしてこういうことを書いたかというと、最初に裕月さんの相談内容を読んだとき、裕月さんの気持ちが見えにくいなあと感じたからです。「今の状態の年下の彼とやっていくのが不安です」なら、まだわかりやすい。彼を前向きにする方法を探すのではなくて、裕月さんは、どう感じてる? 裕月さんは、ほんとは、どうしたい?裕月さんが、彼に文句を言えるとしたら、何て言いたい?もしかしたら、・上司のいじめくらいで退職しないでよ。・退職したならさっさと次の仕事、探してよ。・私だって、大変でも仕事してるんだから。・私のこと守ってよ。・ほんとに私と結婚する気、あるの?なのかもしれない。彼に無言の圧力をかけていた自覚があるということは、裕月さんの中に、言わないけど、言えないけど、くすぶっている気持ちがあると、わかっているのですね。その、くすぶっている気持ちが、実は、とても大切なのです。自分の中の、前向きじゃない気持ち、逃げ出したくなる気持ち。それらを、“排除すべきもの”じゃなくて、大事な私の一部だと、認めてみてください。裕月さんは、がんばりやさんで、気配りの人で、仕事もできて、頼られて、年下の彼にほれられて、若々しくて、とても魅力的な女性なのでしょうね。でも、自分の意見を言うのを遠慮しがちで、わがままを言えなくて、他人を優先してきたのかもしれない。彼のことじゃなくて、私はどう感じてる? 自分の、前向きじゃない気持ち、も見つけてみてください。・私、本当はどうしたいのかな。・私、本当は、〇〇が好きで、〇〇が嫌いなんだ。・私、本当は、さみしい。そんな、自分の気持ちに気づいて、大事にしていくと、目の前の人も変わっていきます。彼が変わるのか、それとも、もっと素敵な人と出会うのか、それとも、もっと違う何かがあるのか。予想を超えたおもしろいことが起こります。カウンセリングやセミナーの中で、そんな人をたくさん見てきましたよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年01月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「息子に恵まれながらも、娘を育てたい思いが募り苦しい」という、まさともさん (35歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■まさともさんのお悩み私は3人の息子に恵まれました。でもずっと娘を育てたいと思っていたので、3人とも男の子で、正直ショックです。 女の子を連れてる人を見ると羨ましくて、胸が苦しくなるくらいです。なぜ私には男の子しか生まれないのか? すごくすごく心が苦しいです。健康で生まれてきてくれたことに感謝しなきゃいけないのに、女の子じゃないことに不足の想いを抱いてしまいます。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりまさともさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。お子さんが3人いらっしゃって、3人とも男の子なのですね。子育て本当にお疲れさまです。私は男兄弟2人の家庭で育ちましたが、いつも母が「男の子は手がかかる」とか「女の子だったら家事も手伝ってくれて楽しく暮らせたのに」とか言っていたのを覚えています。男の子2人でも手がいっぱいなのに3人も育てていらっしゃって本当に素晴らしいですね。女の子を育てたい、娘と一緒に暮らしたい、と願うのはごく当たり前の感情です。とくに男の子が3人もいたら、女の子がいてくれたらいいのに…、と思ってしまうのが普通です。私の母もよく言っていました。まさともさんは、もしかしたら「女の子が生まれてきたらよかったのに」と思ってしまうのが、いけないこと、ダメなこと、だと思っていませんか? 元気な男の子が3人もいるのに、それに満足できない自分を責めてはいませんか?もし今、まさともさんが女の子が生まれてこないことで、自分自身を責めてしまっているのであれば、まずは「女の子が欲しかった」という自分の気持ちを優先してみてください。「女の子が欲しかったなぁ」「女の子がいるお母さん羨ましいなぁ」「女の子と暮らす生活は楽しいだろうなぁ」など十分にその感情に浸ってみてください。そしてできれば、娘さんと暮らしている生活を想像してみてください。そんなことをして何の意味があるのか、と思われるかもしれませんが、ぜひ「女の子が欲しい」「娘がそばにいて欲しい」というその欲求や感情を、まさともさんの心に感じさせてあげてほしいのです。人は感情や欲求を我慢すればするほど、どんどん大きくなってどこかで爆発してしまいます。その爆発がまさともさん自身を傷つけることもあります。そうなる前にちょっとずつ発散してほしいのです。時には息子さんや旦那さんの前でも「私女の子が欲しかったなぁ」とつぶやいてしまっても構いません。イヤな顔をされるかもしれませんし、ムッとされるかもしれませんが、家族の前でも、自分の欲求や感情を我慢することなく優先してみてください。それくらい、自分の心は大切ですし自分で守ってあげる必要があるのです。私がカウンセリングをしてきてわかったことは、どんな感情や悩みや欲求でも、大切なメッセージがある、ということです。まさともさんが今感じている「娘を育てたい」という気持ちは、まさともさんへの大切なメッセージなのです。周りの人には理解されにくい悩みなだけに、心の奥底にその気持ちを押し込めてしまいがちですが、まさともさんが悩んでいるのは、間違いのない事実。まずは、その悩みとちゃんと向き合ってみてほしいのです。「私娘が欲しかったんだ」という気持ちがどうして生まれたのか、その理由がいつか理解できるようになります。そしてその時にまさともさんへの大切なメッセージ、まさともさんがやってみたいことや夢や幸せの形が見つかると思います。
2016年12月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「馬鹿にされたくない、からかわれたくない」という、かめさん(35歳・OL)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■かめさんのお悩み小さい頃から容姿のことで、からかわれることがあります。それも、一番仲の良い友達からです。小さい頃は、泣いたり、怒ってみたりして、自分が嫌なことを表現してきました。それでも、からかうのをやめてくれません。大人になってから、本当にやめてほしいと何度も言ってきましたが、それでも、数人で集まると、悪ノリして何人かで言ってきます。他の言わない人も、止めるわけでもなく、かばうわけでもなく、何も言わず、やり取りを見ているだけです。とても大切な友達たちなので、これからも関係は続けていきたいです。ただ、どうしてからかわれたり、馬鹿にされたりするのかがわかりません。そんなこと言われた時は、とても悲しい気持ちでいっぱいになります。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより人の悩みにはいろいろありますが、突き詰めると人間関係の悩みになります。「お金が足りない」という悩みでさえ、話を聞いていくと「上司との関係がうまくいかず昇進できない」とか「姑に家計のやりくりができていないことを知られたくない」…と結局は人間関係の悩みになってくるものですカウンセリングをしていると、よくこんな相談者さんがあらわれます。悩んでいること、嫌だったこと、怒っていることなどを話しているはずなのに、顔が笑っているのです。作り笑いや愛想笑いが身についているため、無意識に笑っており、本人にそのことを伝えても、まったく気づいていなかったりします。好印象を与えるようにしている作り笑いや愛想笑いが、人間関係をかえって複雑にしているのではないかと感じることがあります。友達は、かめさんが本気で嫌がってることに、気がついていない可能性があります。からかってるつもりはなく、たわいもない冗談のつもりで発言してないでしょうか? むしろ、かめさんは喜んでくれていると思ってるかもしれません。やめて欲しいと伝えても、かめさんが本気で怒っていない分、友達に伝わっていない可能性があるのです。そんな、かめさんへのアドバイスは…かめさんへのアドバイスは、“友人関係が途切れる覚悟を持って、本気で怒ってください”…です。「からかわられた気分になる」「バカにされた気分になる」「そんなことする人は好きになれない、一緒にいたくない」「嫌だ」「やめて欲しい」「腹立たしい」「むかつく」「子どもの頃から気にしている」「傷ついた」「つらい、悲しい、さびしい気持ちになる」自分の気持ち=本音を伝えてみるのです。かめさんは子どもの頃の体験から、自分の気持ちを伝えることをあきらめたり、大人なので怒ることは良くないと思っているのかもしれません。しかし人というものは、自分の気持ちを言わず自分の中に押し込めると、代わりに相手の気持ちを勝手に想像することをはじめます。 例えば、私の事をバカにしてる、軽く見られている… に違いないと、悪い想像をしがちです。そして、いつしか事実ではなく、この悪い想像に振り回されて悩みが大きくなっていきます。この悪い想像を断ち切るためにも「本気で怒る」「本音を伝える」をしてみてほしいのです。もしこれで関係が途絶えるような友達であれば、それはそれでいいのではないか、と思います。自分自身の気持ちを押し込めてまで、付き合っていく必要があるのでしょうか?かめさんの気持ちに触れ、理解してくれるのが大人の友人関係といえるのでないかと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年12月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「両親と義実家との板挟み、自分の気持ちがわからず辛い」という、あこきちさん(29歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■あこきちさんのお悩み私は結婚して半年の専業主婦です。私は親から、「長男の嫁になると何かと大変だから長男は辞めなさいよ」といわれていました。私は一人っ子、今の旦那は次男です。私も30歳目前で仕事もそんなにしたくなくなっていたので、なんとなく、この人でいいかと思い結婚しました。旦那と旦那のご両親には、結婚する前から「お彼岸2回、お盆、お正月は二人揃って、親戚の挨拶回りとお墓回りは必ずしてもらいます」といわれました。しかし「親戚に結婚の報告をしてほしいから帰ってこい」「50回忌に出席しろ」など、なんやかんやで月に一度は向こうの実家に行っている状態です。それを私の母はよく思わず「次男の嫁なのにこんなに苦労させるなら、嫁にやらなきゃよかった」と別れを促してきます。ことがこじれたのは、お盆のことでした。私は地方出身で、旦那は関東地方出身。私の祖母が亡くなり、実家からは「仏様が新しく何かと忙しい、女手が足りないからお盆は早めに帰ってきて手伝ってほしい」と言われていました。しかし、旦那側の実家も「お盆は二人揃って挨拶回りとかお墓参りしてもらうのは義務だから、うちにも必ず来るように」と強要。私の母が「交通費もかかるし、お互いがお互いの実家に帰ればいいのでは?」と提案したら、向こうの両親が激怒。両家の意見が食い違い揉めてしまい、旦那まで参戦する状態に。誰も私の肩は持ってくれず、旦那は、自分の実家に従うよう、うちの両親に強要してきました。そちらが嫁いだのだから、こちらに従うのが筋とのこと。 私の両親は呆れてしまい、「あなたが好きなら仕方ないけど、長くいる相手ではない」と離婚を促してきます。間に挟まれて、私は精神的に疲れてきました。自分の親が心からよく思わない相手と長くいることに、この先すごく不安を感じるし、正直、向こうの家の挨拶回りなど義務化してきて強制されるのは大変苦痛です。私の母も私の性格を知ったうえで、向こうの両親とやりあってしまったのでは、と母の気持ちもわかります。でも、別れてもどうしたらいいかわからない。いつも、母親に否定されてしまうと母に従わねば、と心のどこかに思ってしまいます。逆に母親に背中を押されると、それが正しいと思ってしまいます。自分の気持ちがわからなくなっています。助けてください。このまま自分の気持ちがわからない、母親のいいなりの人生になるのかと思うとますますなにもできなくなってしまいます。今もただソファーに座りっぱなしで、なにもしたくない状態です。ほんとうに辛いです助けてください。※質問の内容を読みやすいように一部編集させていただきました。 ■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりあこきちさん、こんにちは。ずっとお母さんの言うことを聞いてきたようですね。そしてご主人も、お姑さんも「まるでお母さんのように」あこきちさんに「指示・命令」するようになりましたね。失礼ですがまるで下僕のようです。そんな状況なら何もやる気がなくなるのはわかります。でもなぜ、お母さんもご主人もお姑さんも、あこきちさんに「指示・命令」するかわかりますか? それは、そもそもお母さんに「嫌だ」を言わなかったからだと思います。「それは嫌だ」「それはできない」「それはしたくない」そんな言葉をお母さんに言えるでしょうか。多分言えないのではないかと思います。お母さんの顔色を見て、言うことに従い、お母さんに否定されるとやめてきた。自分の本音を押し殺し、次第にわからなくなってきた。周りの人に合わせる人生。そうしていると、あこきちさんのように、自分では決められない、どうしていいかわからない人になっていきます。そして不思議なことに、周りの人が強く「こうしなさい、ああしなさい」と「指示・命令」をするようになるし、そういう人が周りに集まるのです。その人たちも決して悪気はないはずで、あこきちさんが決められない、考えないから、代わりにしてあげてるくらいの気持ちかもしれません。そう、彼らは良かれと思ってしているのです。でも、内心あこきちさんは困っているし、ずっと苦しんできましたよね。本当はどうしたいですか。もし何をしても、お母さんにも誰にも叱られない、がっかりされない、嫌な顔をされないとしたら、あこきちさんはどうしたいですか? それをよく考えてみてください。あこきちさんは、自分の意見を言う前に人(お母さん)の顔色を伺ってしまうだろうし、自分の意見を言うと人(お母さん)に否定される、否定されるのが怖いと思っていると思います。だから小さな頃から自分で考えないようにする習慣がついてしまったと思います。 結婚して誰かと夫婦になるということは、一旦、親の価値観を捨てるということだと思います。お互いの家の価値観を捨てて、二人で新しく二人だけの価値観をすり合わせて作っていく。価値観をすり合わせるというのはなかなかな修行だと思います。だから結婚生活というのは最初は甘い恋愛ムードかもしれませんが、次第にいろんな出来事があると思うのです。一筋縄ではいかないと思うのです。それが人生なのです。結婚したばかりのあこきちさんは、ご主人と価値観のすり合わせをする前に、まず、「お母さんの価値観を捨てる」をしてみてください。それは、実際にお母さんを捨てることではないし、お母さんとの縁が切れることではありません。一人の大人の女性として、これまで育ててくれたことに感謝して、お母さんの子育てを終えてもらうことかもしれません。お母さんに反抗すること、お母さんに嫌だと言うこと、場合によってお母さんと口を聞かないこと。そんなことが、大人になり、お母さんと対等になった証拠かもしれませんよ。自分の心の内を言いたければ言ってもいいんですよ。いや、あこきちさんの場合はむしろ言ってください。心の中と言動を一致させるのです。「お母さん、口を出さないで欲しい」「お母さん、それは言わないで」「お母さん、私を信頼して」「お母さん、私の好きなようにさせて欲しい」「お母さん、私もう大人だよ」言うのは怖いですよね。勇気がいりますよね。お母さんはびっくりするかもしれませんね。悲しむかもしれませんね。でもそれでいいですよ。そんな時はこんな言葉をつぶやいてください。「お母さんを悲しませてもいい」「お母さんの期待に応えなくてもいい」「お母さんを見捨ててもいい」「私はもう大人の女性でいい」やっと、自分で考えてもいいよ、考えなさい。という時期がきたのです。怖くても、言ってみましょうか。お母さんに反抗してもそれは嫌っているからじゃないし、お母さんと考えが違ってもそれは愛してないからじゃない。たとえ、親子であっても意見の相違は当たり前だし、夫婦もそうです。嫁と姑ならなおさらです。これからも、人と意見が違い、言いにくくても自分の意見を言わないといけない場面がたくさん出てきます。その最初のステップが今なのかもしれません。だから、まずはお母さんに「今とてもつらいこと」「やめて」「嫌だ」を言ってみてください。それでもお母さんに愛されているから大丈夫です。お母さんの胸を借りて言ってみましょう。人と気まずくなっても揉めても大丈夫ということがわかると思います。もちろん少し時間はかかるかもしれませんが。するとなぜか、ご主人とお姑さんが変わってみえると思います。彼らの言動が変わるかもしれません。期待に応えない悪い娘、悪い妻、悪い嫁になるように心がけてください。あこきちさんはそれくらいでバランスがとれますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年12月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「望むものが手に入らず苦しい」という、モカクロさん(31歳・パート事務)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■モカクロさんのお悩みはじめまして。私は結婚して4年の31歳です。4年ほど不妊治療をしているのですがなかなか授かる事ができません。去年一度妊娠に至りましたが流産してしまいました。気持ちばかり焦ってしまい、不安定な気持ちが続いています。友人たちから続々と届く妊娠出産報告や、職場の妊婦さん、聞くのや見るのがつらいと思う事があります。膨らんでいくお腹を見て、私もこうなるはずだったのにどうして…、と思ってしまいます。姉が2人いるのですが、姉たちが子どもと接しているのを見ていると、何とも言えず苦しくなります。もっと周りを祝福したり、おおらかな気持ちでいた方が絶対にいいとわかっているのに、胸がちくりと痛みます。実家の両親が孫たちと接しているのを見るのも、つらくなってきました。神様はきっとベストなタイミングで赤ちゃんを授けてくれる、今は2人の時間を楽しんで今しかできないことをしようと思うのですが、子どものいる友人と会うのがつらくなったり、妊婦さんをうらやましく思ったりする自分に疲れてしまいました。病院に通い続けるのがストレスなら、と一度辞めてみたり、鍼灸を試したりして、頑張るのを辞めてみようと思いましたが、何もしないのも不安でいてもたってもいられません。人をうらやむ気持ちや妬む気持ち、悲劇のヒロインぶってる想いから赤ちゃんが私のところへ来てくれないのでは…と思ってしまいます。もっと子どものいる友人や家族と普通に楽しく接したいと思います。こんな私に何かアドバイスをいただけないでしょうか。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりモカクロさん、ご相談ありがとうございます。4年の不妊治療に流産…、つらい思いをされてきたことと思います。今回は、モカクロさんのように「望むものが手に入らず、苦しい」思いをしている方へ、苦しんでしまう3つの理由とその対処法、魔法の言葉をお伝えしますね。望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう1つ目の理由は、自らが勝手に作りだしたマイナスイメージです。モカクロさん!酷ですが、いったん、赤ちゃんを諦めましょう。そう言われたら、どんな気持ちになりますか? 落胆しますか?赤ちゃんが授かれないことで、どんな悲惨な人生が待っていると思っているのでしょう?寂しい人生? 味気ない人生? じっくり考えてみてください。そのマイナスイメージがモカクロさんをつらい気持ちにさせているのです。そのマイナスイメージは、本当ですか? その妄想から抜け出しましょう。授かればバラ色、授からなければどん底…って、人生そんな単純なものではありません。このようなマイナスイメージを自ら作り上げてしまう人の対処法は…まず、「幸せだなぁー」とつぶやいて、今の生活の幸せな部分を再確認してみてください。そして、今後も赤ちゃんがいなくても楽しい人生とは、どのようなものかを想像してみてください。その想像ができたら次は、魔法の言葉「今のままでもいい」とつぶやきながら毎日を過ごしてみてくださいね。今も十分幸せで今のままでもいいけど、今後赤ちゃんを授かったら、また別の幸せがやってくるイメージです。そんなスタンスなら、不妊治療ともストレスなく付き合っていけるのではないでしょうか。そして、望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう2つ目の理由は、“劣等感”です。望むものが手に入らないことで、人と比べて「自分のダメ」さを感じる。「私が○○だからいけないんだ(手に入らないんだ)」と自分を責めてしまう。これまでも「周りと比べてできない」「みんなと同じにできない」ダメな自分に苦しんできませんでしたか? あるいは、これまでは、それを感じたくないから、人並み以上に努力して、できてきた人なのかもしれません。ここでの魔法の言葉は「ダメでもいい」「できなくてもいい」「負けてもいい」です。たくさんつぶやいて、今まで嫌っていた自分を受け入れてくださいね。もう自分のダメなとこ探しをして改善しようとしなくていいです。そして、赤ちゃんを授かった人に出会ったら、自分の「できない」「ない」を自覚して落ち込むためのツールにせず、自分の未来の姿として、「私も、こうなるんだな~」と想像して、ワクワクして、あやかる気持ちを持ってみましょうね。望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう3つ目の理由は、「期待に応えられない」罪悪感です。その望みは、あなたの望みですか? 誰かの望みを知らないうちに背負っていませんか? その望みが叶うことで誰が喜こびますか? 結果として喜んでもらえるのは嬉しいことですが、喜ばすことができないという罪悪感を持つ必要はありません。モカクロさんの場合は、ご両親を喜ばすことができない罪悪感があるようですね。罪悪感のために頑張らなくていいです。ここでの魔法の言葉は「期待に応えなくてもいい!!」「がっかりさせてもいい!!」ですからね。これもつぶやいてください。最後に、モカクロさんは、この4年、うんと努力してやれることは全部やってきたことと思います。だからこそ「何で、私にはできないの?」「私の何がいけないの?」「あと何をすればいいっていうの!?」と苛立ち、疲れていることでしょう。これは、躍起になっている状態です。人間、躍起になっている時は、視野が狭くなってしまい何事もうまくいかないものです。すべての生活を「赤ちゃんを授かるには」の視点で暮らしていませんか? 先に挙げた3つの魔法の言葉を呟きながら、そのガチガチな生活からいったん離れて、「自分が幸せを感じられる」生活をしてみましょう。心と体を緩めることが大事です。夢はいったん手放すと叶うと言われるのは、そのためです。(だからと言って、また「夢を叶えるために手放さなくては!!」と意気込んだら同じことですから、要注意ですよ)モカクロさんの「赤ちゃんがいてもいなくても、いつも幸せ」を応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年12月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人を好きになれない」という、ストライプさん(32歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■ストライプさんのお悩み人を好きになれません。学生時代、多くはありませんが好きな人はいました。現在32歳ですが彼氏がいた期間は1ヶ月です。ほぼ「彼氏居ない歴=年齢」です。男女問わず友達は多く、交友関係は比較的広く、周りにいてくれる人には恵まれてると思っています。しかし、29歳の時に管理職に就いたせいか、物事の考え方や話し方など同年代の男性は幼く頼りなく思えてしまい、恋愛感情を抱く事ができません。合コンに行ったり友達からの紹介を受けたりもしますが、どうしても途中で帰りたくなってしまったり、評価が減点方式になってしまったり…。もともと好きになるのに時間がかかるほうなのですが、最近では、話していて男性として魅力を感じるのは既婚者ばかり。実際に好きになるわけではありませんが、自分の知らない世界を見せてくれる人達に魅力を感じてしまいます。人並みの恋愛をしたいと思うものの、過去に好きな人ができた時に、からからかわれる事が多かったり、自分の中の「女」の部分が出てくることが恥ずかしくなる時があります。まわりの友達はだいたい結婚をし、子供も2人目3人目を産んでいます。友達から「なんで彼氏いないの?」と聞かれることはしばしばで…。私も恋愛をしたいのですが不適合者なのでしょうか。歳を重ねるごとに、彼氏がいないことや、性体験がないことが恥ずかしくなります。アドバイスよろしくお願いします。※お悩みの内容を、読みやすいように一部編集させていただきました。■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんよりご質問ありがとうございます。お返事させていただきますね。はじめに、大切なことを。恋愛不適合者なんて、この世に一人もいないと思っています。ですので、まずひとつめに、この点をご安心くださいね。そして、もうひとつ、おさえていただきたいこと。ストライプさんはいま、恋愛よりも、お仕事や趣味、お友達との交流などを中心に人生を楽しまれているのかもしれません。人生の中で、恋愛が大きなウエイトを占める方もたくさんいますが、一方で、そうではない方もたくさんいます。それはごく普通のことです。恋愛、結婚、子育てという経験をしなくても、魅力ある、実りある素晴らしい人生を送っている素敵な方はたくさんいます。ストライプさんの今の人生を「恋愛の要素がないから」という理由で否定することは誰にもできません。ぜひご自身の人生を自慢に思ってくださいね。この2つをおさえていただいたうえで、「私も恋愛をしたい」とおっしゃるストライプさんに、私のできるお返事をさせていただきますね。さて、29歳で管理職に就かれたとのこと。管理職とは、まわりを俯瞰で見ることが求められる立場ですから、自然と視点が高くなります。ストライプさんが同年代の男性に対してちょっと頼りなく感じてしまうのは、そんな視点の違いにも関係があるかもしれませんね。その視点の高さ、という意味では、既婚男性はちょっと似ているかもしれません。結婚すると、家庭のこと、将来のことなども踏まえながら、さまざまな覚悟も求められる立場へと自然と変わっていくもの。そんな部分が「大人の余裕」のような魅力を感じさせるのかもしれません。もしかしたら、ストライプさんは、お仕事の立場もあってか、人に甘えたり、頼ったりすることが少なかったり、苦手だったりするのではありませんか? とはいえ、「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」というのは、誰にでもあるもの。本当はあるのに、出しにくい気持ち。それが「大人の余裕」を感じる男性の前では出しやすくて、魅力を感じるのかもしれませんね。つまり、女性の恋愛にとって大切なのは、この「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことなんです。これを封印していると、男性に大切に扱われたり、守られたりする機会が、自然と少なくなります。お友達としての対等な交流であれば、それで十分に楽しく、うまくいくのですが、「恋愛対象としての男性の魅力」は感じにくくなってしまうのですよね。ストライプさんは、「『女』の部分が出てくるのが恥ずかしい」と書かれていましたね。女の部分を出すというのは、女性らしいファッションやメイクをしたり、肌を出したり、甘い声を出したり、かわいらしく媚びるように甘えたりすることだけではありません。この誰にでもある「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことこそが女性らしさなんです。「できないんです」「わからないんです」「教えてください」「手伝ってください」そんな言葉を、ぜひ日常生活の中でたくさん使うようにしてみてください。あなたが頼りないと思っている男性に対しても、ですよ。荷物が重かったら、自分で持てると思っても、男性にお願いしてみること。自分で調べられると思っても、苦手な分野のことは教えてもらうこと。ぜひぜひそんなことを意識してやってみてください。きっと、男性の頼もしい部分、優しくて大きな部分を再発見していかれるのではないかなと思います。「過去に好きな人ができた時に周りからからかわれた」とも書かれていますね。確かにからかわれるのは恥ずかしいですよね。でもそれは、ストライプさんが「一人の男性に特別な好意を持つ」そんな素敵な体験をした証拠。恋愛不適合者であるわけがありません。そんな大切な大切な尊い気持ちを味わった自分を、改めて愛おしく思ってあげてくださいね。 最後に、この2つの言葉をプレゼントします。 「私は、弱い部分を見せて、人に頼ってもいい」「私は、男性に大切に扱われ、守られて生きてもいい」ぜひ「そんな自分になっていいんだよ」とご自身にたくさん言ってあげてください。ストライプさんの心の準備が整った頃、「実は、ぴったりの男性が、もうすでに近くにいたんだ!」なんてことに気づくかもしれません。楽しみにしていてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「報われない気持ち、どうしたら抜け出せる?」という、あーママさん(45歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■あーママさんのお悩み5年前に離婚し、子供3人と生活しています。 離婚の原因は、元夫の浮気(本気)、借金、言葉の暴力、そして仕事を転々とすること…。 子どもが大人になるまでは、と思い十数年ずっと我慢してきました。でも、元夫に何度目かの女の影が…。それを機に離婚の話が進みました。精神的にも肉体的にもボロボロ、早く楽になりたかった私は、離婚に踏み切りました。当然、慰謝料・養育費はもらえません。私は仕事をかけ持ちし、現在も休みなく働いています。 その間、元夫は自由で子供たちと連絡を取り、良い父親のふりをしています。ふりというのは、子どもとごはんに行っても割り勘・交通費を出させているのです。そして先日、再婚したらしいのですが、今までどおり子どもたちと連絡を取り合い、楽しそうです。再婚相手にも子どもたちを会わせているようです。 私は苦労の連続だったのに、旦那は幸せそうにしている…。過去を恨んでもしかたないと思いながら、傷つくことばかりです。一生懸命働いて、自分のことは二の次にしてきたのに。元夫にはイライラし、働きすぎだと心配してくれる親にはあたってしまう。最近では、元夫と普通に電話で話をしている子どもにさえ、何で? と嫌悪感。すべて考え方がマイナスで苦しいです。 こんな自分が嫌いです。どうしたら苦しくなくなるのか、教えてください。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりあーママさんこんにちは。心屋塾坂崎ひでこです。仕事をかけ持ち、3人の子どもの世話。自分の時間どころか、睡眠時間も削ってがんばっていらっしゃるのではないでしょうか。精神的にも、肉体的にもボロボロで、楽になりたくて離婚したのに、すべてマイナスで、ちっとも楽にはなっていない現状。その状況では、いろんなことを恨み、のろいたくもなりますよね。そんな恨みつらみ、自分の中にあって当然。そんな自分を嫌いになる気持ちはわかりますが、「恨みがあってあたりまえ。あっていい」と思ってみていただけますか? ここで、私の話をしますね。私は、離婚をしたとき、うつで、ほぼ寝たきりで、無職無収入でした。持っているのは、わずかな貯金のみ。調停後、養育費の送金はありましたが、裁判所が彼の収入から算出した額の最低ライン、もしくは、下回る額。当時は、たいそう腹立たしい思いをしました。が、後から思うと、彼の送金額は、私の望み通りでした。もしも、彼が、じゅうぶんな送金をしたら。もしも、彼が、自分の生活を犠牲にしても子供の生活費を優先したら。彼は、立派な父親になってしまいます。子供を守ろうとする、たくましい父親。そんな立派な父親だと、私が困る。そんな立派な父親と離婚した私が悪いみたい。子供たちを見捨ててはいない、けれど、腹立たしい送金額。それは、私には、ちょうどいい。あんなひどいことをした奴を、悪者にしておける。そして、再婚して幸せそうな元夫を恨みました。また、当時の私は、元夫がお金を出さなくてもいいようなお願いの仕方をしていました。「無理にとは言わないけど、増額を検討できる余裕ありませんか?」みたいな。当然、返事は、「余裕はない」。これを聞いて、あーママさんは、どう思いますか?そして、今まで正しいと思ってやってきた「一生懸命働いて、自分のことは二の次」というやり方。これを続けると、どうなると思いますか? このやり方を続けると、「今の状況」が続くことになるのです。どうしましょうか? 正しい(と思ってきた)道を歩き続けますか? それとも、元旦那さんの歩いている道(あーママさんには、非道に見える道、だけど、楽しそうな道)を選びますか? 否定すればするほど、その状況が目の前にやってくるという法則があるようです。暴力暴言、借金、仕事を転々…これらは、・人に迷惑をかける・自分の気分が優先、わがまま・無責任な行動ですね。元旦那さんの非道に見える行動は、あーママさんが、もっと無責任でわがままで、人に頼って、手を抜いて、自分のことを一番優先してもいいよ、という合図に見えます。無責任なくせに、子どもたちと仲がよさそうな元旦那さんに腹が立つということは、あーママさんが、「うらやましい、私もそうしたい」と思っているということでもあります。仕事減らすなんて、そんなの無理、と思うかもしれません。すぐにできなくても、「そんな無責任なことをしてもいいらしい、それでも大丈夫らしい。」と、思ってみてください。元旦那みたいになってもいい。無責任でもいい。自分のこと優先でいい。そんな言葉を、お経のように、唱えていると、ガチガチに固まったものが、ゆるんできますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月15日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫を心配しているのに、イライラされる」という、ぁゃこーさん(31歳・小学校教員)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■ぁゃこーさんのお悩み夫が仕事のストレスでボロボロです。私には自分で自分を苦しめているようにしか見えないのですが、「世の中そんな甘くない!」「お前たちのために、俺は死ぬ気で頑張っているんだ!」と、すぐイライラし始めます。会話をしようにも、「俺はヘトヘトだ」「面倒な話をするな」ととりあってもらえません。先日、心屋 仁之助さんの著書「一生お金に困らない生き方」を読んで、「これだ!」と思ったので夫に薦めましたが「俺のどこに読む時間があるんだ!?」と見向きもせず…。そういう夫に私がしてしまっているのでしょうか。ちなみに家事は全て私がしています。夫は職場でも親に対しても素は出せず、私に対してだけやたらと強気です。4月に仕事職場復帰するにあたり、夫婦関係の不安がとても大きいです。アドバイスよろしくお願いします。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより「わかってもらえない」こんな気持ちを抱えることから、人間関係の悩みが生まれていくんだな…、とカウンセラーをしていて痛感します。恋愛・結婚・パートナーシップの問題は特に顕著ですね。ぁゃこーさんは 旦那さんのことを想い、ストレスを減らしてあげたい…、と愛情を示してるのに、旦那さんに「わかってもらえない」で悩んでいますよね。旦那さんは ぁゃこーさんのためにヘトヘトになるまで死ぬ気で仕事している…、と愛情を示してるのに、ぁゃこーさんに「わかってもらえない」で悩んでいるかもしれません。 以前の記事、 『「かまってちゃん」を卒業したい! 自立した良い関係を築くには?』 にも書きましたが、男性が一生懸命仕事をするのは、実は愛情表現であったりします。男女では、脳と心の性質に違いがあるといいますね。(男性は人の話を聞かない 女性は地図が苦手…とか)女性は「会話すること」でストレスを減らそうとします。抱えている気持ちを話して相手に共感してもらえるとストレスが軽減されます。ぁゃこーさんは女性の特性である「会話をすること」により、旦那さんのストレスを減らしてあげようとしています。でも実は、かえってストレスを増やしている可能性があるのです。男性は特性として、自分の気持ちについて話すのが苦手で、自分の事で周囲を心配させたくないと思っています。そして特に女性に対して、自分の弱さを見せることは“よくない事”とも思っています。(女性は弱さを見せてくれないのを「信頼されていない」と感じる人も多いようですが…)男性はよく「気分転換」によってストレスを減らそうとします。スポーツ中継やお笑い番組をみる、ゲームをする、お酒を飲む…など、仕事の事を一瞬忘れることで 気分転換をするのです。そして、家庭という場が一番、気分転換できる場であってほしいと願っています。しかしそんな時、ぁゃこーさんは 仕事の話を持ち出してくるのです。これは逆効果かもしれません。そこで、ぁゃこーさんに 試してもらいたい事があります。旦那さまが仕事で疲れているように感じた時、「いつも私達のためにがんばってくれてありがとう」って旦那さまをねぎらってみてください。そうすると旦那さんは、自分が家族にためにがんばっている事を、ぁゃこーさんに「やっと、わかってもらえた」と思えるようになるでしょう。ぜひ、笑顔をそえて、ねぎらってあげてくださいね。旦那さまが家に帰った時、ぁゃこーさんが心配そうな顔をしてるよりも、楽しそうな顔をしてるのがうれしいはずです。仕事の疲れが癒され、くつろげます。一気にストレスが吹っ飛びます。その笑顔のために、男性って仕事を頑張れる生き物なんですよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「元彼のSNSを見てしまう」という、まめまめさん(33歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■まめまめのお悩みこんにちは。いつも読ませていただいて、いろいろ助けられています。そこそこ付き合っていた彼氏に振られ、彼には新しい彼女ができました。 元彼とは、付き合う前から長年の友達で、FacebookやTwitterでまだ繋がっています。新しい彼女との幸せそうな様子を見てしまっては、心が痛みます。 タイムラインに上がってこないように設定もしているのですが、わざわざ見に行ってしまいます。 見なければいいのですが、現実を見て、早く次に行きたいのです。 でも見るたびに、数日は落ち込んでしまいます。 早く「そんなの気にもならないよ」という気持ちになりたいです。 ブロックするべきかなとも思うのですが、 相手にどう思われるのか、共通の友達の間で気まずい感じになるのではないか、と思うとそれもできません。 いつまでもしがみついている自分が嫌です。 その一方で、現実を直視したい!という思いもあります。 いったいどうすればよいのでしょうか?■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりまめまめさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。元彼のことが気になってついSNSを覗いてしまうのですね。それは仕方のないことです。問題ありません。大丈夫です。見てはいけないと思えば思うほど、つい見たくなるものです。ダイエットしようと思って甘いものを我慢すればするほど、ケーキやチョコレートなどの甘いものが食べたくなるのと同じ。だから元彼のことが気になったらSNSを覗いてもいいのです。元彼のことをまだ気になってもいい。未練が残っていてもいい、と自分で自分のことを許してあげられると、まめまめさんの心が楽になりますよ。まめまめさんはなぜ、まだ元彼のことが気になるのだと思いますか?それは元彼に言いたかった言葉があるのです。例えば、もっと私のことを気にかけて欲しかった。もっと私のことを大切にしてほしかった。もっと私のことをちゃんと愛して欲しかった。思い当たる言葉はありますか? ぜひ元彼に言いたかった言葉を探してみてください。本当は助けて欲しかった。本当はちゃんと話を聞いて欲しかった。本当は認めてほしかった。何個でも構いません。ぜひ元彼に言いたかった言葉を書き出してみてください。どうせ元彼のことが気になっているのなら、ぜひとことん元彼と向き合ってみてください。うまく言葉が出てこなければ、バカヤロー! ふざけるな! もう顔も見たくない! などの罵声でも構いません。思い浮かぶだけ書きだしたら、ぜひ目の前に元彼がいるイメージでその書き出した言葉をイメージの元彼にぶつけてみてください。多分すっきりすると思います。簡単なワークですが意外と効果がありますので試してみてください。どうして効果があるかというと、実はその元彼に言いたかった言葉は、元彼ではなく“別の人”に言いたかった言葉だからです。元彼に理解してほしかったまめまめさんの気持ちは、実は別の人に理解してほしかったのです。誰かと言いますと、まめまめさんの両親や子供のころ身近にいた大人たちなのです。私がんばってるよ。私一生懸命やってるよ。私かわいいでしょ。私いい子でしょ。そんな気持ちを子供のころ理解してもらえなかったから、元彼に求めていたりします。でもそれは悪いことではありません。まめまめさんだけでなく人は誰でも同じようなことをしています。ですので、次の恋愛ではぜひまめまめさんの気持ちを理解して癒してくれる素敵な彼氏をみつけてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月01日仕事や家事、子育てなど、ママたちには、やることも考えることもいっぱい。慌ただしく過ぎていく日々のなかで、「誰かにゆっくり心の内を聞いてもらいたい」と思うことも多いのではないでしょうか。心理カウンセラー・心屋仁之助が率いる心屋塾の上級認定講師たちによる連載 「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」 (毎週火曜日更新)では、ユーザーからさまざまなお悩みが寄せられています。11/18(金)~11/27(日)に原宿AREA-Qで行われるイベント、心屋仁之助「心がCafeになる」では、いつもお悩みにお答えしている講師たちが日替わりで登場します。イベントは、90分間の完全入替制。会場では、心屋仁之助考案の「ヂンギスカンカレー」や「健康のフルコース」などのメニューを楽しめるほか、講師に直接アドバイスをもらえるオープンカウンセリングコーナーもあります。心屋さんによる日替わりのビデオメッセージやライブビデオの上映も行われ、心屋色に染まれることまちがいなし。講師陣に悩みを打ち明けたい人はもちろん、空間を楽しみたいという人にもおすすめです。心屋仁之助「心がCafeになる」開催日:11/18(金)~11/27(日)場所:原宿AREA-Q入店チケット:¥3,000 心屋仁之助 「心がCafeになる」 ここに注目!・ご来場者全員に「心がCafeになる」特製「あぶらとり神」をプレゼント!・日替わりで、心屋さんからビデオメッセージが届きます!・心屋塾の人気マスター認定講師が毎回来場! トークやオープンカウンセリングを開催します。※カウンセリングへの参加人数には制限があります 各講師の登場日やチケットの購入など、詳しくはこちら>>
2016年10月31日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「嫉妬やねたみの感情を捨てられない」という、まりさんに、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■まりさんのお悩み旦那と離婚し、現在シングルマザーです。離婚の原因は旦那の浮気です。旦那はその不倫相手と再婚しました。小学生の息子も父親に会いたいはずなのに、2人が幸せに暮らしているのが許せません。いまは仕事や友人に恵まれているので、幸せだと思わないといけないのですが、過去を忘れることができず、嫉妬や憎む気持ちが消えません。2人の不幸を願ってしまいます。嫉妬は何も生まないし、とらわれてもいけない、とわかっているだけに、心をどう持って生きていけばいいのかわかりません。アドバイスをお願いします。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりまりさん、「幸せと思わないといけない」という言葉に引っかかりました。「幸せと思おうとしている人」それは実は「自分は不幸だと思っている人」です。幸せは思おうとするものではなくて、“気がつくと感じているもの”だと思います。だからいまは「私、幸せだと感じられていないんだな」でOKです。人を恨んだりねたんでいる間は幸せを感じるのは難しいのですが、無理に幸せだと思おうとしないでくださいね。まりさんが今すぐした方がいいのは、とことん彼らを恨むこと。二人の不幸を願うことです。ええ、どんどん願ってみてください。ひどいことを言いますよね。でも大丈夫ですよ。枕をたたいたり、お風呂で怒鳴ってみたり、恨みの手紙を書いてそれを破るなど、はたから見たら見苦しいようなことをしてみましょうか。具体的に彼らに何かはしないでくださいね。まりさんが願ったところで彼らには影響もないし、まりさんにも悪影響はありません。その気持ちをなかったことにすることが、まりさんに悪影響です。嫉妬や人を恨むことはできるだけしたくないですが、その感情が生まれた時に、捨てようとしても捨てられないものです。ではどうしたらいいかと言いますと、その感情と添い寝すること。「そこにいていいよ」「一緒にいようね」とその感情に居場所をあげること。「私はまだそんなに恨んでいるんだね」「私はまだ悲しいんだね」「私はまだ苦しいんだね」「怒っているんだね」「ずるいよ」「ひどいよ」「取らないでよ」「捨てないで」「やめてよ」そんな言葉を言ってみてください。怒りが出てくるかもしれませんね。泣けてしまうかもしれませんね。そして次は「悲しかったね」「苦しかったね、つらかったね」「もっと怒っていいよ、恨んでいいよ」「よく頑張ったね」「私はずっと一緒にいるよ」そうやって自分に優しい言葉をかけてあげてください。人に対して悪い感情を持つ時、同時に無意識のうちに自分を責めてしまいがちです。でも自分だけは自分を責めないでくださいね。「嫉妬は何も生まないし、とらわれてもいけない」というのは、それを底までやりきった人が体感することです。頭で考えること、わかったつもりになることと、実際に感じてみることは違います。まりさんは、中途半端な気持ちでいるために、彼のことを手放せていないように感じます。戸籍上は別れたのに、まだ心の中で握っているのです。でも実際はもう離婚して、「元夫」と「元妻」ですよね。二人が夫婦だったことは過去の話。彼が今の奥さんと幸せな家庭を築こうとそこに文句を言う筋合いはないはずなんです。彼の幸せとまりさんの幸せはもはや関係ないですし、彼が不幸せになったらまりさんが幸せになるというものでもないはずです。むしろ彼が幸せでいてくれた方が好都合といつか気がつくはずです。くたびれて飽きるまで彼を憎む、恨む、それをやり続けてください。たぶん1年もしたら、それをしている自分に疲れるだろうし、自分の幸せにつながらないと身をもってわかるでしょう。人を恨むことはとても体力と気力がいることです。そんなことをしてる暇があれば、自分のために時間と心を使う方がいいとわかる時が必ずきます。まりさんにとって、彼と別れたことは決して不幸な出来事ではありません。むしろ、ラッキーなのかもしれないです。もっとすてきな人と出会えるチャンスなのかもしれません。人は無意識に幸せに向かって生きていると思います。不幸に見える出来事でも、後から考えたら転機になっているものです。いまは幸せそうに見える彼らも、これから苦労すること、悩むこともあるだろうし、けんかすることも、もしかしたら別れることだってあるかもしれません。人の未来も自分の未来も何が起こるかわかりません。人生は上がったり、下がったりを繰り返してみんな死に向かっていくだけです。今、不幸せだと思っているまりさんは、後はまた上がっていくだけですよね。今はたまたまそういう時期なだけ。息子さんのことも、信頼してまずは自分の心を満たしていくことを意識してください。お母さんが幸せに生きていれば、息子さんも勝手に幸せになっていきます。お父さんに会いたいかどうかは彼に聞いてみましょうか。勝手に決めつけたり、妄想しないで何でも聞いてみるといいですよ。そして彼にも「よく頑張ったね」「悲しかったね」「つらかったね」「苦しかったね」と、自分にかける言葉と同じ言葉をかけて(言葉に出さなくてもです)抱きしめてあげてください。お子さんも小さいながらも心の深い部分ではお母さんの気持ちをわかっているはず。まずは、気持ちのままに、2人の不幸を思う存分願うところから始めてみてくださいね。「レッツ恨み!」で大丈夫ですから! ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「旦那に捨てられるかもしれない」という、ハッピーライフさん(33歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ハッピーライフさんのお悩み常に不安です。12才の時に、父親が「好きな人ができた」と出ていき、両親は離婚しました。その時は、それでいいと思っていました。大人になり自分も結婚し、親になりました。そして旦那に浮気されました。そこで、自分がいかに夫婦生活に不安を抱いていたかを実感しました。私もいつか旦那に捨てられるかもしれないと。今は旦那の不倫も乗り越えて、まわりから見ればごく普通の、もしかしたら人から羨ましがられるくらい仲のいい夫婦に見える生活を送っています。まわりから「とても良さそうな旦那さん」というイメージの旦那、確かに良い旦那だと思います。でも不安は消えません。いつか心変わりをして、また捨てられてしまうのではないかと。両親の離婚がなければ、こんなに不安になることはなかったのでしょうか。自分にもまったく自信が持てず、どうしたらずっと捨てられずに死ぬまで幸せな家庭でいられるか、そればかり考えてしまいます。旦那を信じることができない自分も嫌いです。自分が幸せなのかも正直よく分かりません。でも幸せでなきゃいけない気がして、幸せなんだと思うようにしています。もともと被害妄想というかネガティブというか、そんな考えをするのは自分のメンタルが弱いからだとも思っています。こんなことばかり考えてる自分が嫌です。面倒な女だなと思います。どうしたら心から幸せな日々を送れるのでしょうか。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりハッピーライフさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。旦那さんの不倫を乗り越えたのですね。すごいことだと思います。さて、ハッピーライフさんの悩みを整理すると、「(旦那さんが)いつか心変わりをして、また捨てられてしまう」不安。そして、「弱い」「自信がない」「旦那を信じることができない」「面倒な女である」自分を責め、嫌い、苦しいこと。つまり、自分で作り出した「不安」と、その不安状態の自分にダメなレッテルを貼り「責め、嫌うこと」が悩みの原因であり、ハッピーライフさんが”幸せを感じられない”原因です。「自分が幸せなのかも正直よく分かりません」とのことですが、“幸せな状況の中、自ら不幸を感じている状態”といえるでしょう。 その大もとの不安について、「両親の離婚がなければ、こんなに不安になることはなかったのでしょうか」の答えは、Yesであり、Noです。どういうことかというと、確かにご両親の離婚は、その不安を生むキッカケになりました。しかし、本当の原因は、そのことを通して、ハッピーライフさんが「私は、好きな人に捨てられる人間なんだ」「男というのは、いつ心変わりをして、妻と子供を捨てるかわからない生き物なんだ」と学習し、信じたことにあります。「私は、好きな人に、愛されなくなる(捨てられる)日がくる」その前提で物事を見ているからです (実は、旦那さんの不倫もそれを現実化したにすぎないのかもしれません)。そんな風に思っていたら、誰だって不安になりますよ! 怯えちゃいますよ! ハッピーライフさんのようになりますよ。だから、もう自分を責めないでくださいね。では、どうすれば、その不安から抜け出せるのでしょうか。それは、その“前提”を捨てることです。そして新たに「私は、大好きな人に、ずっと、うんと愛される人」と信じる。そう、旦那さんを信じるのではなく、“そんな自分だ”と信じてみるのです。だから、「旦那は、死ぬまで私の虜♪ ウフッ」くらいに。なんなら、旦那さんをこんな風に疑ってください。「あなた、もしかして、私のこと、好きで好きでたまらないんじゃないの? 」って。大丈夫、きっと、その証拠があがってくることだと思いますので、旦那さんが、その時その時で示してくれる愛 (そこはちゃんと信じて)を、喜んで受け取ってくださいね。もし、あなたがそんな人だとしたら「どうしたらずっと捨てられず死ぬまで幸せな家庭でいられるか」なんて、考えないですよね? これは捨てられる前提の人が考えることなのです。ですから、もう考えなくていいです。そう考えて実行してきたことも全部やめてください。そんな思いで頑張ってするあれこれは、多分、旦那さんを窮屈にします。なんていうと、「じゃぁ、どうすればいいの?」となりそうなので言っておくと、その代わりに、自分が“幸せでご機嫌で居られること”を考えて行動してください。最後に、お母様は、お父様と別れて、苦しそうに見えてましたか? もし、そうだとしたら、そう見えていただけで「お母さん、あれはあれで結果的に幸せだったんだーーー!!」と驚きながら、つぶやいてみてください。そして、もしも、別れてしまったお母様を反面教師にして、「私は、絶対、別れない。離婚しない!」と頑なに思っているのだとしたら、「離婚してもいい」「お母さんみたいになってもいい」そして「心変わりしてもいい」と、つぶやいてみてくださいね。というのも「捨てられないようにする」とは、つまり旦那さんに「一緒にいるかいないかの権限が全てある」ことを意味しています。そうではなく、ハッピーライフさんも、「旦那さんと一緒にいるかいないか」選ぶことができますし、選んで一緒にいる(選ぶ側の)感覚を持っていて欲しいのです。素敵なパートナーシップのもと、ハッピーライフさんが幸せを実感する日を応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「旦那にダメだしばかりしてしまう」という、もんちさん(41歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■もんちさんのお悩み主人にダメ出しばかりしてしまいます。主人の欠点ばかり見つけてしまい、口うるさく言ってしまいます。自分でもこんなに干渉し、ダメ出しをしていたら主人にとって良くないとわかっているのですが、口を出さずにいられません。私がうるさく言うためか、主人が昔に比べ知ったかぶりをしたり、素直じゃなくなったように思います。主人を下に見て、支配しようとしてしまうのは何故なのか、自分でもわかりません。どうしたら主人と良い関係になれるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりもんちさん、こんにちは。本当はご主人ともっといい関係になりたいと思っているのに、目の前の彼を見るとついあれこれ口を出さずにいられなくなってしまう。きっと、ご自分でも原因をさぐってみたり、反省してみたりしてこられたのだろうなぁと思います。夫婦って、タイミングが合うと想像以上のパワーが出る一方で、近い存在だからこそほんの些細な何かにイライラしたり、爆発したりしてしまいがちですよね。一度感情的になると、いったい何を伝えたくて心が暴走しているのか、自分でもわからなくなってしまいます。この状態ではいくら仲良くいたいと思っても、冷静な会話はなかなか難しくなりますね。 誰かにダメ出しをしたくなるのは、“自分が正しい”ということを分かってほしいからです。つまり今のあなたは「(旦那さんは)間違ってる! 私が正しい!」と言いたくて仕方ない状態と言えるでしょう。自分の正しさを主張するためには、相手に間違っている人でいてもらわないと成立しません。つまり目の前のご主人を何とかしよう、変えようとしてきたのだけれど、本当はご主人を使って「自分は正しい」という心の叫びを叫ばせてもらっているのです。そんな風に今の状態を眺めてみてください。 一般的に女性は男性に比べて口が達者です。一度私(妻)が正しい!という立場を取られ論破されると、ご主人は立場をなくし、何も言えない代わりにますますムキになってしまうこともあるでしょう。ここで戦おうとしてしまうと、いつまでも平行線のまま。戦いたくなるのは、負けたくない、弱みを見せたくないと頑張ってしまうから。後に引けなくなってしまうのですね。自信があるとき、人はあえて戦いません。つまり、自分に自信がなくて頑張っているときこそ、相手への対抗心が燃えるのです。もんちさんの場合はいかがでしょうか。相手に対抗したり、勝ちたくなっているとき、どんな本音が隠れていると思いますか? 実はご主人に分かってほしかった、本当の気持ちがそこにあるような気がします。主語を「私」にして考えてみてください。たとえば、「私を大切にしてほしい」「もっと私を甘やかしてほしい」「私に楽をさせてほしい」「もう頑張れない」などなど、どんな本音が浮かんできたでしょうか。ちょっと素直に相手に言えなそうな心の柔らかい部分が見えてきたかもしれません。本音を言うって恥ずかしいですよね。なんだか負けたような気がしてしまって。でも、ここではあえて頑張って負けてみることはできそうですか? ちょっと難しそうでしょうか。でも、頑張って!こんな弱気なことを思っている自分を隠しておきたいためだけに、旦那さまに強く出てしまっているとしたら、これほどもったいないことはないんです。なぜなら、男性は愛する女性を守るために強くありたいからです。一度、“正しさ”という剣を捨てて、ご主人にあなたを大切に守らせてあげてみてください。最初は「ごっこ遊び」でいいのです。剣を捨てたあなたを感じるだけでもきっと、ご主人は自信を取り戻し、ますます男らしさを発揮することになるでしょう。負けるって、悔しいことではないんですよ。もんちさんご夫婦がより楽しい日々を送られますように。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「マジメで穏やか、良い夫なのにイライラしてしまう」という、まりんさん(42歳・会社役員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■まりんさんのお悩みはじめまして。まりんと申します。悩みは、主人との関係についてです。結婚して15年が経ち、中学生の子供が2人います。下の子供が中学生になり、私が手を掛けることが少なくなり「ふっと」主人に目が行くことが増えました。自分自身が忙しかった時はあまり感じなかったのですが、これといった趣味もなく、社交性もなく、家と仕事と毎日の晩酌だけの毎日。自分からどこへ行きたいと言う訳でもなく、これからの人生をどうしたいとの思いもない人です。旅行や外食、全てにおいて決めるのは全部私。家計のお金や私の買い物、遊びに出ることにも一切口をだしません。ニコニコと行っておいでと言ってくれるし、私のやる事にも一切反対せず、がんばりな、と応援してくれます。仕事にもマジメでとても良い主人だとは思います。しかし、見ていてなんだか物足りないのです。出世欲もなく、お金に対してもそれほど執着もなく、とにかく、欲がなく何が楽しくて過ごしているのかもわからないんです。そして、見ているとイライラして一緒にいても楽しくないのです。主人は私の事をとても大事にしてくれており、離婚は一切考えていないと言っています。そんなに大事にしてくれているのに、私がこんな気持ちで一緒にいていいのかと思うようになりました。離婚をする気はないのですが、一緒にいるのが今は苦しいのです。どうしたら良いでしょうか。アドバイスをよろしくお願い致します。■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんよりまりんさん、こんにちは。ご主人にイライラして、一緒にいても楽しくない。一緒にいるのが苦しい…。それは、ちょっとしんどい状況ですね。思わず、これからどうしようかな、と考えてしまいますよね。まりんさんは、どうされたいのでしょうか?ご主人にどれだけ大事に思われていても、お子様がいらっしゃったとしても、人生のすべてを自分の自由に選んでいいとしたら、まりんさんは、誰とどこでどんな人生を生きたいでしょうか?お子様に手がかからなくなった今だからこそ、まりんさんの人生にとって大切なことにゆっくりと気づくチャンスとして、このお悩みがまりんさんの元へやってきているのではないかなと感じました。趣味もなく、毎日仕事と家の往復で、ご自宅での晩酌が楽しみ。欲もなく、旅行や食事にも意見を持たず、奥さまにお任せのご主人。そんなご主人を見ているとイライラされるとのことですが、その時、まりんさんの心の中では、どんなセリフが渦巻いているのでしょうか? 「もう! そんな人生の一体どこが楽しいの!?」「もっとリードして、私のことを楽しませてよっ」「そんなに人生を無駄にしていたら、もったいないっっ」こんな感じでしょうか? あるいは、「何でもかんでも人任せにして、自分の意見はないのっ!?」「全部、私が決めるのは疲れた。もっとしっかりしてよ」「このままあなたといたら、私の人生がつまらなくなってしまいそう…」こんなセリフも出てきそうでしょうか?「イライラする時」、実はそれは、心の奥で「何かをこわがっている時」ということが多いです。もしも、まりんさんが、そんなご主人とこのままずっと一緒にいたとしたら、どうなってしまいそうでこわいですか?もしもこのままご主人が、「すべて任せるよ」と言い続けたとしたら、どんなことにイヤなことになってしまいそうでしょうか?本当は、何かが不安だったり、本当は何かがちょっとさみしかったり、本当はもっとご主人に頼りたかったり…。そんなお気持ちがひょっこり顔を出したりは、しませんでしょうか?まりんさんの文章から、まりんさんはお仕事で活躍し、周りからも評価され、子育てをしながら、趣味や友人関係を楽しんでいらっしゃる方なのかなと想像いたしました。楽しむこと、活躍すること、欲しい結果を手にすること。それらについて、素晴らしい才能をお持ちの女性のようにお見受けします。心屋塾では、捨ててきた自分、なかったことにしてきた自分を見せてくれる人を「神」とか「師匠」とよんでいます。つまりご主人は、まりんさんにとって「神」であり「師匠」なのかもしれませんね。だとすれば、まりんさんがご自身の人生で「こんなんじゃいけない」と捨ててきたのは、一体ご自分のどんな一部なのでしょうか?そんなに前へ前へ進まなくてもいいよ。そんなに外へ外へ求めなくてもいいよ。つまらなくてもいいんじゃない。のんびりしてもいいじゃない。そんなに人を引っ張っていこうと頑張らなくてもいいよ。もっと任せて、頼ってもいいんだよ。そう言われると、まりんさんはどんな気持ちになりますか?本当は心の奥の奥のほうで求めているけれど、「そんなふうになってはダメ」とフタをしてきたものが、そこに見つかったりはしませんでしょうか?ご主人は、特別なものを持とうとしなくても、特別に楽しい時間を追い求めなくても、すべてが自分の思い通りにならなくても、それでも不安にならず、人生が素晴らしいものであることを知り、奥さまやご家族の幸せを心からの喜びに感じることができる。そんな大きな器をお持ちの方のようですね。まりんさんにとっては、「人生を損している」ような生き方に見えるかもしれませんが、ぜひ一度、「神」であり「師匠」である、ご主人の生き方を真似してみていただけませんか?そして、もしも先ほどの質問で、何かをこわがっている気持ちが出てきたとしたら、「損をする」覚悟で、それをご主人に素直に打ち明けてみてください。もちろん、ご主人を愛せなければ、離婚してもいいのです。まりんさんの人生ですから、ご自身の気持ちを一番大切にすればいいのです。ただその前に、ちょっとだけ、「師匠」が見せてくれている「捨ててきた自分の一部」に気づいてみようとしてみてほしいのです。きっとそこには、まりんさんが今まで知らなかったような大きな安らぎやお金では手に入れられない豊かさが広がっていて、まりんさんを新しい幸せで包み込んでくれるのではないかなと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「前夫が不倫相手と幸せなのが、納得できない」という、まりさん(45歳・介護職)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■まりさんのお悩み小学生の息子を持つシングルマザーです。仕事、友人、家族にも恵まれ、子どももとても良い子に育っています。幸せだと思わないといけないのですが、悩みの種は前夫とその不倫相手の事です。2人は私達夫婦が離婚した後すぐに再婚しました。その後、前夫は昇進し経済的にも恵まれ、子どももでき、義理両親達からも可愛がられているようです。 どうして他人を不幸にした人間が幸せになれるのでしょうか? 過去は忘れ、憎む気持ちは持たない方が良いことはわかっているつもりです。嫉妬は何も生まないし囚われてもいけない、そうわかっていても、2人の不幸を願わずにはいられません。息子を見ていると本当は父親に会いたいのでしょうが、最近はあまり口にしなくなりました。 子どもも幸せにしてあげたいし、私自身もスッキリとした気持ちで毎日生活したいです。私は心をどう持って生きて行けば良いのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりまりさん、こんにちは。心屋塾の坂崎ひでこです。不倫して、まりさんと息子さんを裏切った前夫が、不倫相手と堂々と結婚して、幸せだなんてスッキリしないですよね。せめて、自分よりは、不幸でいてくれないと、腹立たしいですよね。ですが、現実では、前夫は幸せそうです。心屋では、よく「神」という言い方をします。自分がゼッタイにダメだと思うことを平気でする人を「神」と呼んでお手本にします。前夫は、家族を裏切って、自分の「好き」を一番優先しました。そして、仕事、お金、子ども、家族に恵まれています。一方、まりさんは、誠実に、まじめに、生きてこられたのでしょう。お子さんもとても良い子に育っていらっしゃる。それは、とてもすばらしいことです。ですが、ひょっとしたら、相手の気持ちや立場を思いやり、優先して、ご自身の気持ちは後まわしにしてしまう傾向があったかもしれませんね。そのまま前夫のマネをして、不倫しろということではありません。前夫の腹立たしい行動の中に、まりさんがスッキリするヒントがあるということです。まりさんが、強く否定してきたもの。それを少し採用する時期がきたようです。 まりさんの前に、新しい世界の扉があると、思ってみることはできますか?「自分を一番優先してもいい」という扉。「他人を犠牲にして自分が幸せになってもいい」という扉。「私は、他人を犠牲にしても罰をうけないらしい」という扉。とても悔しくて、受け入れがたい、価値観だと思います。「してもいい」と声に出すことから、試してみませんか?と、ここまで書いてきましたが、前夫の幸せそうな様子を聞けば、スッキリしないのは、当然で、しばらくは、そんな気持ちが続くのも、無理もないことです。過去を憎み続けても大丈夫です。「嫉妬は何も生まないし、囚われてもいけない」これも、疑ってみましょう。そういう気持ちを持ってはいけないと思っても、心の中にすでにあるのですから。2人の不幸、とことん、願ってもいいと思いますよ。だって、悔しいですもの。ダメだとおさえつけるほど、くすぶり続けます。私の場合、離婚の原因は、不倫ではありませんでしたが、「この人はもうダメだろう」と思っていた元夫が、数年後に再婚して、仕事もお金も妻の家族とも順調なのをノロケる手紙が届いて数年は腹立たしかったし、相手の不幸を願いました。そして、私といたら、ダメになっていた人が、別の人と結婚したら、ちゃんとしている。私が悪いということか? と、別の意味でも落ち込みました。時間の経過のおかげもあるでしょう。嫉妬や相手の不幸を願う気持ちが自分の中にあることを認めるようにしたら、苦しい気持ちは、ずいぶん減りました。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信を持つことができない」という、月見うどんさん(28歳・公務員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■月見うどんさんのお悩み自分に自信が持てません。発達障害持ちだし、扶養しなきゃいけないワーキングプアの両親がいるし、私自身の見た目も、昔から酷い言われ様でした。他人も、家族も、私はキモいのだそうです。 人と好き合ってみたいし、愛する旦那さんが欲しいと思うようになってきたけれど、自分の良いところが自分の欠点を補えるとも思えない。 旦那さんができたとしても、私なんかでは幸せにしてあげられないし、誰がこんな“要扶養両親”付きで 可愛くもなく、8割り遺伝する発達障害持ちの女を好きになるだろうと思うと、そんな人はいないな、と思うのです。 10歳くらいから、生きる事は辛いことでしかありませんでした。できるだけ早く、望めるなら穏便に死にたいと思います。死んでいく想像は楽しいことで、ああ、やっと楽になれるんだなぁ、と思います。 それでも、親のために生きて、金を稼がなければなりません。とっくの昔に死にたいのに。 今後、生きることが幸せに感じられるようになるのでしょうか。こんなゴミのような自分でも、人を愛して愛されるような現象がおきると、どうやったら信じられるのでしょうか。 女のくせに、女の子のように振る舞えません。男の人のような低音ボイス、振る舞いをしている方が安心します。この世に安心できる所が、どこにもありません。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより月見うどんさん、こんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。誰かから愛されるのはそれほど難しいことではありません。どうすれば人から愛されるかといいますと、ポイントが2つあります。・「私のことをちゃんと愛して欲しい」と相手にしっかり伝えること・「私はちゃんと愛されている」と自分がしっかりと感じていることそれが簡単にできないから悩んでいると怒られそうですが、もう少しだけおつき合いください。何を私が伝えようとしているのか、それは今いるこの世界は「思い込み」でできているということです。 大切なことなのでもう一度言いますね。今月見うどんさんが過ごしている毎日は「思い込み」なのです。何を思い込んでいるかといいますと、・自分に自信がないという思い込み・発達障害を持っていると、結婚できないという思い込み・扶養しないといけない親がいるという思い込み・自分の見た目があまり良くないという思い込み・旦那さんを幸せにできないという思い込み・私は可愛くないという思い込み・発達障害は遺伝するという思い込み・私はモテないという思い込みまだまだたくさんの思い込みがありますが、キリがないのでこれくらいにします。月見うどんさんはこうやって毎日たくさんの思い込みをつくっては信じているのです。今いる世界が自分が勝手に思い込んでいるだけだとしたらどう感じますか? ありもしないものを恐れているだけだとしたらどう感じますか? つまり月見うどんさんは今「おばけがそこにいるよ」って言われて怖がっているだけなのです。実際には「存在していないもの」に恐怖を感じているだけなのです。そしてこの思い込みが作り出したお化けを、月見うどんさんだけではなくてこの世で生きている人すべての人が怖いと思っています。自分で勝手にお化けを作り出して、自分が作ったそのお化けに怯えながら生活をしているのです。そして残念ながら、自分自身が作り出したお化けから逃れられる人はいません。みんなこのお化けに怯えながら生きているのです。では月見うどんさんはどうすればいいと思いますか? この思い込みお化けは残念ながらずーーっと居座り続けます。「私は幸せになれない」という思い込みお化けがでたらどうしますか? お化けが怖いと逃げますか? それとも本当にお化けかどうか立ち向かって確認してみますか?どちらも月見うどんさんの人生なので自由です。ただお化けが怖い怖いと逃げ回ってばかりでは、先に進みません。本当に幸せになりたいなら、やってみたいことがあるなら、そのお化けに立ち向かってみてはどうですか?どうやって立ち向かうかは最初に書いた2つのポイントです。・「私のことをちゃんと愛して欲しい」と相手にしっかり伝える・「私はちゃんと愛されている」と自分がしっかりと感じる自分なりのやり方で大丈夫ですのでぜひやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「かまってちゃんを卒業したい」という、みかさん(27歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■みかさんのお悩み彼に対してかまってちゃんが治りません。私はすぐ会いたくなるし、一緒にいてもいつもスキンシップを取りたくなります。しかし彼はそういうのはあまり好きじゃないので、かまってちゃんだね、まだ子どもだね、と言われます。かまってちゃんを卒業してお互い自立した良い関係を築きたいのですが、どうしたら彼のことばかり考えずにいられるのかがわかりません。また、ちょっとしたことでも不安があると落ち着かず、電話占いに頼ってしまいます。金銭的にも厳しいこともあり辞めたいのですが、不安になったり寂しくなったりすると電話占いに頼ってしまいます。自分自身で解決していくにはどうしたらいいのでしょうか。自立できないと結婚も難しいのではないかと、さらに不安が募り、つらい毎日です。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんよりみかさん、こんにちは、サトーマサトです。僕は男性ですので、今回はどちらかといえば男性視点からの回答です。女性から恋愛・パートナーシップに関する相談を受けると、「へえーっ!?女性ってそう考えるんだ」と目から鱗が落ちることがあります。西野カナさんのヒット曲 “トリセツ” 聴いた事あるでしょうか? 恋する女性の「彼がこうしてくれたら嬉しいのに…」が歌詞になってる曲です。多くの女性は共感するようですが、男性からすると「えっ!? そこ? 気づかないよ」と全く理解できなかったりします。このように、恋愛・パートナーシップにおいて、男性と女性とでは・大事にしている事・愛情表現としていている事が大きく違っているのです。世の中の多くの男性が、「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」で、女性が特に気づきにくい事があります。それは「仕事をがんばること」です。仕事で成功する・社会的地位を得る・安定した収入を得る・パートナーに贅沢をさせる…。男性はパートナーの女性に対して真剣であればあるほど、その傾向は強くなります。ストレートに言葉で愛情表現することが苦手なくせに、がんばっている姿を女性に褒めてもらいたい、成功を一緒に喜んで欲しい…、なんて思っています。女性からすると「えっ!? そこ? がんばるところが違う!」と思いませんか? 連絡がない・変化に気づかない・気持ちを理解してもらえない・一緒にいる時間が少ない…。女性は、男性の心が自分に向いていないと不安になりますよね。男性が女性のために、仕事をがんばってしまえばしまうほど、女性は不安をかかえます。そして「彼が大事にしてくれない」と思うようなり「私から気持ちが離れた」と思ってしまう場合があります。気持ちのすれ違いが生じてしまうのです。 そこで、みかさんにやってもらい事があります。彼が恋愛関係を続けるために「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」を調べてみてください。つまり、彼の “トリセツ” を把握するのです。もしかしたら、みかさんが想像しているものと全く違うことを彼は大事にして、みかさんへの愛情を示しているかもしれません。彼がみかさんのためにしている事に気づかず、見過ごして不安になり「もっと愛情を示して欲しい」と彼を困らせている可能性はありませんか?彼からの愛情表現に気がつけば、「実は私は愛されていた」と不安・寂しさを抱えることも少くなりなります。あと、みかさんが「彼に気づいて欲しい事」があるように、彼にもまた「みかさんに気づいて欲しい事」ことがあるんですよ。そんな彼の気持ちにも気づいてあげられるといいですね。お互いの大事にしていることを理解しあえれば、自立した良い関係を築けるのではないでしょうか。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分も娘も内気な性格」という、ののさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■ののさんのお悩み小学3年生の娘がいます。娘は内気で、自分から話しかけることが少なく、クラスでは一人で過ごすことが多いようです。2年の1学期途中からいじめのようなことがありました。すぐに親が出ていいのかわからず、「嫌だと言ってみよう」と伝え、しばらく様子をみていましたが、本人は言えず、悩んだ末、3学期になって私が先生に手紙を書きました。 先生はすぐに対処してくれましたが、その後も娘は行きたくないということがありました。 先生はなぜ長い期間気づかなかったのだろうか… という思いがあり不信感が大きくなりました。 対処してくれた後も何度か先生と話をしましたが、「神経質な親だな」というふうに見られている気がします。そして、今になって、変な伝え方をしてしまって恥ずかしいという気持ちになっています。 内気な娘が自分のこども時代と重なり、本当は子ども学校にを行かせるのは怖いし、人と接するのが怖いです。 でも子どもの学校のことは逃げたいけど逃げられない。 だから、先生や周りの人たちと普通に話したいのですが、普通って何なのかもわからず…。 娘のことで悩んでいますが、実は自分の問題だ、というのはわかっています。でも、どうしたらよいかわかりません。 アドバイスをお願いします。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんより「普通とはなんなのか」って誰にもわからない、決められないことだと思います。ただ、それでは不都合だから、一応なんとなく「この程度が普通」と誰かが決めているだけ。特に「人間関係」のことは、繊細ですから、普通という基準はないと思うのです。普通にこだわるということは、どこかで自分が普通ではないと感じているということ。それはいつからでしょう。多分子どもの頃からそんな風に思っていたのかもしれませんね。誰しも、周りの人とは違う部分、突出している部分、つまり個性がありますが、それを「普通ではない」とネガティブに思いこんでしまうと生きづらくなりますね。ののさんの場合は、内気で神経質な自分を責めているようですね。神経過敏で、傷つくことが多かったり、人に気をつかったり、相手の顔色が気になったりすることもあるのかもしれませんね。そういう場合、相手に確かめずに、「あの人はこう思っているのではないか」と自分の中でイメージすることが多いと思います。しかも、悪い想像をするほうが多いのではないでしょうか。 けれど、相手の気持ちは確認してみないとわかりません。もしかしたら、何も感じていないかもしれないし、忘れているかもしれない。その可能性もあるのです。傷つきやすい人というのは勝手に傷ついていることが多いです。実際に傷つく前に想像の中で傷ついているのです。そして心の中で相手を悪者、加害者にしている。神経質という特性は、繊細で細かいことに気がついたり、思いやりがあったり、几帳面であったりと、逆から見たら利点でもあります。内気というのは、深く自分を見つめていたり、物静かだったり、ピュアだったり、謙虚だったり、とこちらも美点でもあります。自分の特性を「悪いもの」としてしまうのも、「これは自分らしさ、いい点だ」と思うのも自分次第です。人はそれぞれ違うし、それぞれ特性も異なります。「普通」なんてどこにもないのです。“先生にどう思われているか”が気になってしまうのでしたら「あの時、こういう話をしたことで、自分が神経質な親だと思われていないか気になっているのです」と正直に伝えてみたらいかがでしょうか。きっとほっとする答えが返ってくる気がします。あの時、頼りにならないように感じた先生は、ずぼらで、おおざっぱなのかもしれませんが、もしかしたら、物事を大局的に見る、大らかな先生なのかもしれません。自分を信じるとともに、先生を信じて、正直に自分の気持ちを話してみてください。自分が心を開くと、相手も開いてくれるものだし、そもそも開いていることに気がつくと思います。私の話ですが、今はこんなですが、子どもの頃は内気で友達は少ないし、自分から話しかけるなんてできない性格でした。スイミングスクールに行っても大人である先生としか話をせず、友達を作れない、そんな子どもでした。そんな自分を全く卑下していなかったように思いますが、成長するにつれて、周りには話しかけてくれて、仲間にいれてくれる友達がなぜかいつもいてくれました。自分が内気な自分を責めなかったからかなと思います。神経質な子どもでしたが、意識しておおざっぱになろうとしていたら、だんだんそうなってきました。(笑) 人はそもそもどちらの面も持っています。意識することで今までと違う面を出すこともできます。お嬢さんのことも心配する事なく、大きな心で見守ってあげてください。昔の自分を優しく見守るようにです。お嬢さんも色んな経験を積み大人になっていきます。学んでいきます。お母さんの安心感がお子さんにもきっと伝わるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに優しくすることができない」という、ぱほぱほさん(46歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ぱほぱほさんのお悩み娘に対して、優しく接することができません。息子は優しく可愛げがあって、一緒にいても安心できるのですが、娘は、頑固で可愛げがないところが、女の子らしくなくイライラします。しっかりしているのはいいのですが、私の小さいときに似ていて嫌なんだと思います。また、私のようになってしまうのが心配なのだと思います。自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか教えてください。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりぱほぱほさん、こんにちは。高橋かのんです。娘さんと息子さんに対して、同じように優しくしたいのにできない。一緒にいる時間が長いだけに苦しいですね。お子さんと言えども、人対人です。同じようには関われないことを、まずは責めないでくださいね。心配もひとつの愛情です。「将来、幸せになってほしい」と思っているからこそのもの。その愛ある自分を感じましょう。とはいえ心配からの愛情には、副作用があります。そのひとつが、ぱほぱほさんも体験しているイライラです。相手にとっても「それではダメだ」という否定的メッセージとなり辛いものです。では、なぜ、イライラしてしまうのでしょう。それには、2つの原因が考えられます。・自分がしてはいけないと我慢してきたことを子どもがする・自分の嫌な部分が似ている、自分の嫌な部分を見せられるぱほぱほさんの場合は、後者のようですね。頑固で可愛げがない自分を(誰かにも言われたかもしまれませんが)、誰よりもぱほぱほさん自身がダメだと思って、責めてきたのではないでしょうか。もしかしたら、今では直して、そうでなくなっているかもしれませんね。だとしたら、尚更、自分と同じように直させることに力が入っていることでしょう。つまり、自分が自分にしてきたことを、今度は娘さんにしている。相手が変わっただけのことなのです。 「自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか」と書いてくださっているように、ぱほぱほさんはすでに“自分の問題”であることに気づいていらっしゃいます。はい、娘さんに対しては、どうもしなくていいです(笑)。なんとかしようとしなくていいです。自分との関わりについて取り組んでいきましょう。娘さんは、そのきっかけをくれたのだと思っておいてください。そのために来てくれたと思ってもいいくらい。自分との仲直りができれば、娘さんとの関係も自然と変わっていくことでしょう。では、自分との仲直りとはどうしたらいいのでしょう?それは、嫌っていた自分の「頑固」なところ、「可愛げがない」ところを許してあげることです。そのための一番簡単な方法は、「頑固でもいい」「可愛げがなくてもいい」と呟いて、自分に許可していくこと。もしかすると自分を許すという感覚は、わかりにくいかもしれないですよね? そんな場合は、娘さんの自分と似た部分を「それでもいいんだなぁ」と見習わせてもらうのです。更に言えば、娘さんの「頑固」「可愛げがない」というところを「しっかりしている」ともみていらっしゃいます。もしかしたら、ぱほぱほさん自身も、“しっかりしよう”としてきた人ではないでしょうか? それなら、そのプラス部分も「しっかりしなくていい」と呟いて、ついでに手放しちゃってください(笑)そして、最後のポイントは、「私のようになってしまうのが心配」とおっしゃってる部分。私のようにどうなってしまうというのでしょう? そうである(あった)自分とも仲直りしましょうね。そんな自分をもう嘆かなくていいのです。そして、「娘が私と同じような思いをしてもいい」と覚悟を決めてみましょう。実は、自分がそうだったからといって、娘さんもそうなるとは限らないのです。もう心配しなくていいです。あとは…「平等でなくてもいい」「怒ってもいい」「女の子らしくしなくてもいい」ともつぶやいておきましょうか。このことを通して、ぱほぱほさん自身が、より楽に自由に生きられるようになることを信じています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子宝に恵まれずに辛い」という、きーとんさん(42歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■きーとんさんのお悩み結婚7年目、いまだ子宝に恵まれず辛いです。結婚3年目に不妊治療のおかげでようやく授かった赤ちゃんを死産し、その後しばらくのお休み期間を置いて気力を奮い立たせて治療を再開し現在に至ります。私はひとりっ子で幼い頃から家の跡取りだから婿養子に入ってくれる人と結婚し家を途絶えさせないよう言われて育ちました。しかし両親の思惑通りにはいかず、35歳のときに仕事の関係で出会った夫と36歳で結婚しました。彼は本家の長男で婿養子は望めませんが、彼の人柄の良さと私の年齢の事もあり、その際には両親も反対することはなく、ようやく私が良い人と結婚できたことを心から喜んでくれました。夫の両親もまた、一生独身で通すかと心配していた長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね、と祝福してくれました。私がこのまま子どもを授かることができなければ、私の両親は孫に会えないんだということに改めて気づいたり(夫両親には外孫が1人います)、夫の願いをどうしても叶えてあげたい気持ちが日に日に強くなる一方で、なかなか授かることができない現実を受け入れることができずに苦しいです。最初の子を授かったときの両家の両親の喜びよう、飛び上がって喜んだ夫の姿が時々頭に浮かびます。家に居ても近所から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたり、外に出ても妊婦さんや小さい子どもを見かけては落ち込んだり。人の子どもはどんどん大きくなるのに、どうしてうちだけ…という思いに襲われます。どうすればこの現実を受け入れ、周囲に振り回されることなく穏やかな生活を送れるのでしょうか。教えてください。■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより お悩み、拝見しました。子宝に恵まれないことで、ずいぶんとご自身を責められていらっしゃるように感じて、読んでいる私も切なくなりました。一度授かった命とサヨナラされたご経験、とてもお辛かったことでしょうね。苦しかったことでしょうね。それでも諦めずに今日までの治療生活、本当に頑張ってこられたのですね。 そんなきーとんさんに、私からご提案したいことがあります。今のきーとんさんにとっては、かなり受け入れ難いかもしれないのですが、今の現実をこんなふうに受け取ってみてはいただけないでしょうか? 「私に起こることは、ぜんぶいいこと。今の私がまだ子どもを授かっていないことも、きっと神さまからのプレゼント」 いかがでしょう? ちょっと難しいかもしれないのですが、「もしもそうだったら」と、一度私と一緒に考えてみてはいただけませんでしょうか? ご質問をお読みしていて、きーとんさんは、きっと子供を授かることで、ご主人や、ご主人のご両親、そしてご自分のご両親を喜ばせてあげたいのだろうなぁと思いました。大切な人たちの喜ぶ顔が見たいのですよね。それが、きーとんさんにとっての幸せでもあるのですよね。 ただ、そんなきーとんさんが子どもを授かり、子育てを始められたら、きっと今度は子どものための人生を生き始めるのではないでしょうか。ご主人やご主人のご両親、ご自分のご両親のことを喜ばせてあげたいきーとんさんに、喜ばせてあげなくてはいけない大切な人がまた一人増えることになります。それは一見、とっても幸せな状況のようにも見えますが、一人とっても大切な人の存在を置いてけぼりにしてしまっていることにお気づきになりますでしょうか?それは、きーとんさんご自身です。きーとんさんのご両親もご主人もご主人のご両親も、みんなみんなきーとんさんが幸せになることを心から望んでいらっしゃいます。それは、この短い質問文の中からも十分に伝わってきます。まずは、そんなまわりの人からのお気持ちをしっかりと受け取ってあげてほしいのです。婿養子ではない結婚でも関係なく喜んでくれたご両親のお気持ちを、「長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね」と祝福してくれた義両親のお気持ちを、そして、きーとんさんを幸せにしたくて妻に選んだご主人のお気持ちを、しっかりと受け取ってあげてください。どうしたら受け取れるのか。それは、子どもを産んで恩返しをするのではなく、きーとんさんご自身が「自分のために人生を楽しむ」ということです。想像するに、きーとんさんは、子どもの頃からとってもとっても頑張りやさんだったのではないでしょうか?常に、まわりの人のことを悲しませないように。喜ばせてあげられるように頑張って生きていらっしゃったのではないでしょうか?今、きーとんさんの元へまだ赤ちゃんがやってきていないのは、「もうそろそろ自分のための人生を生きてね」という神さまからのメッセージかもしれません。そんなきーとんさんに魔法の言葉を贈るとしたら、「子どもが産めなくてもいい」「まわりの人の期待に応えられなくてもいい」「大好きな人を悲しませてもいい。がっかりさせてもいい」「そんな私でも愛されている」です。ぜひ口に出して呟いてみてください。そうして、「そんな私でも愛されていいんだ」と自分を許してあげてほしいのです。人の期待に応えようとしないことは、そのままで愛されている自分を受けとることです。「頑張らなくても愛されている自分」。本当はずっとずっと昔から、誰かの期待に応えなくても無条件に愛されていた自分をぜひ思い出してあげてください。確かにご家族は、きーとんさんご夫婦のもとにお子さまがやってきたら喜ばれるでしょうが、それよりもまず、ご家族が見ていたいのは、きーとんさんご自身が幸せに生きている姿ではないでしょうか。子宝を授からなかったとしても、あなたがいるだけで、もう十分にまわりの人を幸せにしてることをぜひ思い出してあげてください。あなたはもう、それ以上、頑張る必要がないのです。ご主人やお友達が食べたいものではなく、自分が食べたいものを食べ、まわりの人が眉をひそめないファッションではなく、自分が着たいと思うお洋服を着て、ご主人が喜ぶところではなく、ご自分が行きたいところへ出かけるデートをする。まずは、そんな毎日を送ってみてください。子供を授かっても授からなくても、もう十分にご家族を愛し、ご家族に愛されている幸せな自分。それをたくさんたくさん味わってみてください。それが自分の人生を楽しむということ。きーとんさんご自身の心が満たされていることが、まわりの人を幸せにしていくことにつながるのです。もしかしたら、お空の上の赤ちゃんも、そんな受け取り上手なお母さんに会いたがっているかもしれませんね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義両親と別居したい」という、ポポさん(36歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ポポさんのお悩み義両親と同居して3年。すぐにでも別居したいです。最初の2年は義両親が住んでいるところに居候させてもらっていたということもあり、なにか不満があってもやり過ごしていました。結構いい嫁を演じていたと思います。義両親は本当に良い人達です。わたしたち夫婦のためにありとあらゆる事をしてくれます。でもプライベートがないし、余計なお世話が多いです。 主人は長男ですし、義両親との同居もうまくいっていたので戸建てを買うことにしました。当初は二世帯の予定でしたが、金銭面で完全同居になりました。今までもやってこれたし、私も適当な性格なため、なんとかやっていけるだろうと思っていました。でも、念願だった私達の家ができてからは、義両親と同居してるのが嫌で嫌でたまりません。せっかく私達で購入した家なのに、家に長くいるのは義両親…。少しは援助してもらったけれど、ほとんど主人のお金です。今までとはスタンスが違うせいか、なんだかプライベートを占領された気分になり、何をしてもらっても感謝できずにいます。喧嘩も1度しました。住んで1ヶ月なのに別居もどうなのか、根性が足りないのではないか、と考え別居はやめました。だって悪いのは私なのです。義両親はいろいろ世話を焼いてくれているのですが、本当は主人と2人で暮らしたい。いちいち義両親を気にする暮らしはもうやめたい。別居をすればストレスもなくなり子供を授かることができるかもしれない。もう高齢出産の年齢のため、早く子どもが欲しいのですが、毎月生理が来るたびに義両親のせいにしたくなります。主人は優しい人なので、親に強く言えません。しかも悪い人たちじゃないし、もうすぐ義理父は70歳。まだ働いてるけど、追い出すにはかわいそうで…。私が我慢すればいいのもわかってますが、ホルモンのバランスが悪く我慢できない時も多いです。 好き嫌いの多い義母の料理も嫌です。同じことを何十回も話す義父の相手も疲れました…。ちょっとした言い回しにも腹が立ちます。妊娠したいんです。親に孫を見せたいです。親にも心置きなく家に遊びに来てほしいです。なんとか、なんとか早く別居したいです。 ■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりポポさんこんにちは心屋塾認定講師の坂崎ひでこです。相手が悪人や意地悪な人なら、ののしることも悪口を言うこともさほど罪悪感なくできるけれど、なまじいい人だと、やっかいですよね。ところで、義両親が「本当にいい人たち」と書いてありますが、ほんとにいい人たちですか?・息子である、ご主人のお金で建てた家に、図々しく遠慮なくいる。・余計なお世話が多くて(つまり、口出しも多いのだろうなあと想像できる)・好き嫌いが多くてめんどくさい義理母・同じ話を何十回も繰り返すわずらわしい義理父おそらく、これらはほんの一例。もっとイライラすることはあるのでしょう。ポポさんがおっしゃるほどの「いい人」には思えません。不満を抱くのは当たり前だと思います。ほかにも、バシっと言ってくれない、親に優しいご主人。味方は一人もいない、しかも、プライベートは義両親に占領されている…という状況。それに加えて、「だって悪いのは私なのです」と、ポポさんまでが義両親の味方をして、自分を責めていらっしゃる。どうでしょうか?ご自身もおっしゃっています、「いい嫁を演じてきた」と。このまま演じ続けますか?いい嫁を演じ続けて、嫌われないように我慢して、我慢のしすぎで体調を崩し、妊活もうまくいかず、気がついたときは妊娠可能年齢をとっくに超えてしまう…。親も友達も家に呼べず、家に自分の居場所はない。それにひきかえ、義両親は、老いて、もっと、わがまま放題、お金もほとんど出さず。もしもそうなったら、さらに恨みが増すでしょう。そして、ますます義両親を嫌いになり、「いい人たち」を嫌う自分を許せなくなりそうです。そのうち、夫ともギクシャク。そうなるまで、いい嫁を演じ続けますか? それとも、今、嫌われる覚悟で悪い嫁になりますか? 「言いたいことを言う」に挑戦しますか? 私は、元夫を大事にしていたつもりでした。でも、それは、「自分がどう思われるか」を気にして「いい嫁」を演じていた状態でした。我慢しているという自覚さえなく、言いたいことを我慢して、相手を優先して「嫌」を言わずに…。そして、うつになって15年間ほぼ寝たきり、結婚は破たんしました。だから、「言いたいことを言う」のが、恐怖なのもわかります。「嫌われる覚悟」が、難しいのもよくわかります。でも、せめて、「自分が悪い」と言うのはやめましょう。言いたいことが言えない、いい嫁を演じる自分を、せめて「ああ、私よくがんばってきたなあ」とねぎらってください。そして、独り言でいいから「うるさーーーーい。いちいち口出しするなーー」「出てけーー。ここは、私の家だーー」「私のなわばりに入ってくるなーーー」そうやって怒ってみてください。ポポさんは、きっと小さいころから、文句を言わずにがんばってきたのでしょう。そんな人は、怒る練習、文句を言う練習だと思ってやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場の人に嫌われているかも」という、まゆみさん(38歳・営業)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■まゆみさんのお悩み職場で他部門の少し年上の方から2年近くいじめと言うか、無視されたり睨まれたりしています。 上司には相談しているので、目をかけてもらっているのですが、それが贔屓されているように映っているかと思います。最近は上司とできているのではないか、といううわさを立てられています。本人が私を嫌いなため、数名の周りの方からの悪口も集まっている様子です。他の人を通して、またはメモ書きで注意を受けたり…など、粗探しされているのを感じます。そろそろ限界のようで、頭痛や不眠などの症状がでてきて、体調もおかしくなりつつあります。 過去にも辞めさせた人を何人か見ているので、そうやって辞めさせてきたのだろうと思います。私も考えないよう意識したいのですが、今はどうすればいいのか、良い考えが浮かびません。基本ポジティブなのですが、非常に消えたい気持ちになります。なぜこんなにも嫌われているのか、とても落ち込みます。 アドバイスをお願い致します。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりまゆみさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。職場の人間関係で悩まれていて、体調にも影響しているのですね。定時に帰宅できていますか? ランチや休憩時間はちゃんと確保できていますか? 調子が出ないときは無理をせず、できるところから休息を取ってみてくださいね。調子がいい時はちょっとぐらいの無理もききますので、誰かの仕事までカバーできるくらいの余裕がありますが、調子が出ないときは社内懇親会の返信メールですら億劫になってしまいます。仕事ができる人は特にですが、自分の普段のペースを調子がいい自分に合わせがちになってしまいます。調子がいい時なんて1カ月も続きません。あとは「あれ?あれ?」と思いながら残業して時間をかけることでカバーしたり、必要以上に自分を追い立てて頑張りすぎたりして辻褄合わせをしているだけです。それを続けていればエネルギー切れを起こしてしまうのも無理はありません。ただでさえ大変な仕事を抱えながら、社内の人間関係の問題もあれば、なおさらです。できるだけ休息を取ってみてくださいね。休息を十分に取った後、ではどうやってこの問題を対処すればいいか、それを次のページでお伝えします。 他部署の年上の先輩についてですが、おそらく今は顔を見るのも嫌だと思います。まゆみさんはポジティブな性格なので、もしかしたらその先輩のことを「嫌ってはいけない」とか「恨んではいけない」などネガティブな感情を抑え込んでいませんか?もしそんなネガティブな感情を抑え込んでいるのであれば、まずは先輩のことを「嫌ってもいい」「恨んでもいい」と自分に許可してみてください。ネガティブな感情は抑え込めば抑え込むほど、心のなかで暴れだします。どういうことかといいますと、「いい人、役に立つ人、認められる人」になろうと自分自身を取り繕うとすればするほど、どんどん自分が自分のことを嫌いになります。なぜなら自分に嘘をついているからです。自分に嘘をついていると自分が自分のことを信じられなくなっていきます。そして自分が信じられないと周りの人のことも信じられなくなってきます。まさに今のまゆみさんの状態です。周りの人が自分の悪口を言っているという状態は、実はまゆみさんがまゆみさん自身に悪口を言っているのです。まゆみさんは今どんな言葉を自分にかけていますか?「もっとがんばれ」と叱咤激励していませんか? それよりも「よくがんばったね」「えらいね」「きれいだね」など自分がかけて欲しい言葉をまずは自分にかけてあげてみてください。そうするといつの間にか周りの人も同じ言葉を言ってくるようになります。あせらず自分のペースでやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「不登校の息子を心配しすぎてしまう」という、ともまむさん(40歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■ともまむさんのお悩みいま私の中学1年の息子が不登校です。不登校は小学6年生の10月から始まりました。精神科では、統合失調症の周辺症状ではないかと言われ、スクールカウンセラーの臨床心理士の先生には「病気じゃないと思う」と言われました。しかしもし統合失調症だったら、と思うと怖くて病院を4回も変え、いまに至っています。息子はここ1ヶ月、別室登校をしています。私は心配のあまり、2月に仕事を辞め、一緒に登校し一緒の部屋で1時間あまりを過ごして帰ってくる毎日です。実は私の叔母が統合失調症を患っております。そのことも関係があるのかもしれません。病院で言われることはいろいろだし、毎日ゴロゴロしてゲームばかりしている息子を見ていると将来を悲観してばかりいます。病気でないとしたら、家相かな、いい開運方法はないかな、心理療法をしてくれるところを探し回ったりもしています。毎日息子に、「学校いくよ~」と声をかけても「行きたくない」と言われると、とても気分が落ち込んでしまいます。私自身も軽度うつのようになり、早朝覚醒が続いたり、ちょっとしたことでも泣いてしまう毎日です。このままでは下の子もかわいそうだし、もし本当に統合失調症だったとしたら、主人と向こうの両親に申し訳ないと頭の中がグチャグチャしていておかしくなりそうです。因みに私の両親は長男を矯正できるような全寮制の学校に入れろと言っており、それを息子に話したら、ママは僕のこといらないって思ってるんでしょ、と言われ2人で泣いてしまいました。誰か助けて…! という状態です。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんよりこんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。最近不登校などに対して、教育現場と医療現場が連携して早期に介入、支援する傾向にあります。しかし、かえって自分の子どもが発達障害、学習障害、精神疾患の疑いがあると専門家から告げられ悩んでしまう…そんな親御さんが増えています。精神医学の専門家に診察を受ければ、何かしら精神疾患であると診断名がついたり、疑いがあると告げられます。しかし、その診断は「その専門家の、その時の見解」にすぎません。あまり重く受け止めない方が良いでしょう。この場合、単に思春期の男の子によくある「反抗期」だけなのかもしれません。そもそも息子さんは なぜ不登校になったのでしょう? 息子さんが病気だからでしょうか? いいえ、きっかけとなった出来事があるはずです。息子さんも何か事情があって不登校になったのではないでしょうか? 学校に行けなくなった「息子さんの気持ち」をまず理解してあげるのが良いでしょう。年頃の息子さんですから、父親の方が本音を喋りやすいかもしれませんね。 以前 母親がうつで悩んでいる方の相談にお答えさせていただきました。▼母親のうつ病に心を痛める女性へ贈る言葉【心屋仁之助塾】 解決のための考え方は基本的には一緒で、ともまむさんがいかに息子さんを信頼し見守ることができるか… だけです。心配し、精神科に連れて行ったところから問題が大きくなってませんでしょうか?ともまむさんが息子さんを心配し、更生させようとすればするほど、息子さんは「僕は異常なんだ」「親からも変と思われている」「ダメな息子なのだ」と思うようになるのです。親の心配を、子どもは「愛情」としては受け取りません。単に「親からの監視」と受け取ります。ともまむさんは息子さんをみていると、ご自身の劣等感・コンプレックスが刺激されるのです。だからつい「心配」してしまう。しかし、この「心配」が問題を大きくしています。ともまむさんの「人の目が気になる」「他人の意見に左右されてしまう」「自分のやっている事に自信がない」… が問題の根本だったりします。ともまむさんへの魔法の言葉は、「誰がなんと言おうが、私の息子だから大丈夫」です。息子さんの行動を見て、気持ちがザワザワした時につぶやいてみて下さい。この言葉がしっくりした時に、ともまむさんの心配も消え、息子さんの行動もずいぶんと変わってくるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年07月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「被害妄想から解放されたい」という、ゆりさん(25歳・社会人)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ゆりさんのお悩み会社の人間関係は良好で、コミュニケーションも苦手な方ではありません。ですが、被害妄想のように、誰もわかってくれない、理解してくれない、という考えが自分に染みついています。小さいころから家族が喧嘩をしていたためか、常に人に気を遣い、家族の雰囲気を守るために自分の気持ちは言わず「いい子」を演じてきました。そのため、私にとっては、家族というものが幸せなものであるとは思えません。そんなふうに考えているのに、家族と幸せそうにしている人たちを見ると、母親のようにはなりたくないと軽蔑してしまったり…。そうかと思えば羨ましい、どうしようもなく寂しいという気持ちになったりもします。どうしたら被害妄想やこの複雑な気持ちから解放されるのでしょうか。人間関係は良好なため、そのギャップにも悩み、どうしたらいいのかわかりません。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりゆりさん、こんにちは。心屋塾認定講師 坂崎ひでこです。私も、小さいころ、酒乱の父と、冷たい空気の漂う両親を見て、他人の顔色をうかがい、おびえて暮らしていました。外でも気を遣い、人並みのコミュニケーションは取れず、会社の人間関係も緊張状態でした。ゆりさんは、ご自身でも書いていらっしゃいますね、「被害妄想」だと。誰も自分をわかってくれない、理解してくれない…、それが被害妄想だとわかっていても、やめられない。そんな状態にもかかわらず良好な人間関係を築いていて、すばらしいと思います。いい関係を築こうと、ものすごくがんばってきたのだと思います。だから、「ギャップに悩む」なんですよね。 そんなゆりさんへのアドバイス。とても残念なお知らせですが、今まで努力してきた「良い人間関係を築く」を、一度、お休みする時期がきたようです。喧嘩を見て育って、あんな関係はいやだと、争いごと、もめごとを避けるようにがんばってきたのでしょう。そうやって築いた今の人間関係は、「良好」ではあるけれどとても寂しいと感じる。お母さんのような人を軽蔑しながらも、羨ましいと感じる。ということは、今までの努力を続けたら、「寂しい」「羨ましい」が続いてしまうということなのです。心屋の考え方で、「今までの逆をやる」「パターン崩し」そんなやり方があります。今まで良いと信じてきたことの「逆」の中に、求める答えを探してみるのです。・争わないように・喧嘩にならないように・もめないように言いたいことを我慢して(我慢しているという自覚さえ無いこともあったでしょう)、親切に、にこやかに、おだやかに、そういう人でいようと努力してきたと思います。その逆ということは、・わがままを言う・文句を言う・不機嫌な態度でいる・笑顔を封印する・他人に不親切にするこんなことに挑戦する時期がきたようです。とはいえ、実行するのはとても恐ろしいでしょう。私は、小さな小さなパターン崩しを少しずつやりました。・優先席にひと駅だけ座る・コンビニでブスっとしたお客さんをする・おやつの袋をあけたときの小さいゴミをポイ捨てするそんな、人としてダメだと思っていること、とんでもないこと、ありえないと思うことを、優しいゆりさんがやったとしても、さほどひどいことはできないと思います。いままでの「逆」を試したら、おもしろいことが起こる。そんな例をたくさん見てきました。ぜひ、ゆりさんも今までの自分とは違った行動をしてみて、自分が求めている答えを探してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年06月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いつか見放されてしまうかもしれない」という不安がある、ゆんさん(28歳・契約社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■ゆんさんのお悩み28歳、既婚の女です。旦那を独り占めしたくなってしまいます。わたしは物心ついたころから、どんな場面でも「いつ見放されるんだろう」という不安でいっぱいです。 子供のころは、親に喜んでもらいたくて必死で勉強をしました。そうしないと、「見放されてしまう、がっかりされてしまう」と思ってきました。 今は、旦那にいつ見放されてしまうのかと不安で仕方ありません。2年の交際を経て昨年夏に結婚した旦那は、わたしが不安定なときもわがままなときも、なんだかんだと受け止めてくれます。情に厚く、優しく、信頼できる人です。 それにも関わらず、わたしはいつも旦那を信じきれません。 私より魅力的な女性ばかりの世界で、すぐに違う人を好きになってそっちへいってしまうんだ、とばかり思ってしまいます。 だから、仕事だろうが生活だろうが、どんなときも旦那の目線や行動が気になって気になって仕方ありません。 私といるとき以外の場所で楽しいことを経験したら、私から離れていってしまうのではないか…とも思ってしまい、ついには独り占めしたいような気持になってしまいます。 本当はもっと楽な気持ちで、力をぬいて楽しく過ごしたいです。今も楽しく過ごしてはいるけれど、旦那のことを信じきれていないような気がします。またまわりの人に対しても「いつもわたしは監視されていて、悪く評価されている」と思ってしまいます。自分のことも旦那のことも大事にできていないようでつらいです。 どうしたら、旦那のことも自分のこともまるごと受け入れられるのでしょうか。どんな考えを持てばいいでしょうか。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりゆんさん、こんにちは心屋流カウンセラーの小林威之です。周りの人から見放されたくない、特に大切な旦那さんにはどうしてもずっとそばにいてほしい。そう思えば思うほどどんどん自分が苦しくなってしまいますよね。旦那さんがゆんさんを大切にしてくれるだけに、他人から見たら何の問題もないような状況なだけに、余計につらいと思います。つい自分を責めてしまいますから。「どうしたら、旦那のことも自分のこともまるごと受け入れられるのでしょうか。どんな考えを持てばいいでしょうか」とありますが、自分を受け入れるためには、まず自分が今「つらい」と思っていることを受け入れましょう。つらい、悲しい、寂しい、そんなネガティブな感情が自分の中にいる。そのネガティブな感情とちゃんと向き合うことが大事です。 ネガティブな感情と向き合うとはどういうことかといいますと、まずは「口に出してみる」のです。「寂しい」「つらい」「苦しい」「悲しい」など、誰もいないところで口に出してみてください。そして次は旦那さんに言ってみてください。例えば旦那さんが飲み会などで帰りが遅くなった時などに、「私寂しかったよ」「私つらかったよ」「私悲しかったよ」など、ゆんさんがその時感じた感情を素直に伝えてみてください。このとき怒りや嫉妬の感情が湧いてくるかもしれません。「私をほったらかしにして自分だけ楽しんでムカつく」「どうせ可愛い子にデレデレしてたのでしょ」そういったことが浮かぶこともあります。そんなときは旦那さんにぶつける前に、まずゆんさんが先に、怒りや嫉妬の気持ちと向き合ってください。「ムカつくんじゃオラーー」とか「デレデレすんなーー」とか一人の時に枕を投げて発散してもいいです。その怒りや嫉妬の奥にあるゆんさんの感情を探してみてください。「ほったらかしにされて寂しかった」のか「なんか私大切にされてない気がして辛かった」のか、そのとき“私”が何を感じているのか、ちゃんと向き合ってみてください。そして、向き合ってみて感じた感情を旦那さんに伝えてみてください。旦那さんとしては、まさかゆんさんが「寂しい」「つらい」「悲しい」なんて感じているとは全く思ってないかもしれません。でもちゃんとゆんさんが旦那さんに伝えることで、旦那さんもそれに答えてくれます。きっと今まで以上に旦那さんからの愛情を感じることができるでしょう。現状「見放されてしまう」という不安をゆんさんは抱えていても大丈夫です。その不安を旦那さんと一緒に癒すことで、今まで以上に愛情に溢れた毎日を送ることができるでしょう。その不安は、ゆんさんがより幸せになるためにそこにいてくれているのです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年06月14日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「義両親を許す気になれない」という、ももんがさん(37歳・パート)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■ももんがさんのお悩み私には3歳の娘がおり、主人の両親と同居しています。悩みは義両親との関係についてです。色々なことが積もり積もって、今では顔もみたくないほど嫌いな存在になってしまいました。 でも、主人は自営業の長男ということもあり、別居はできない、と言います。それならと、私は娘をつれて実家に帰ったこともあります。でも、主人の考えは変わらず、結局私がまた戻ってきました。 毎日、義両親の足音、声に敏感に反応し、なるべく会わないように避ける生活です。精神的にも疲れてしまいます。 なんとか義両親と仲良くできないかと、心理学の本や心屋さんの本も読みましたが、どうしても、ピンとこないし、義両親を許す気になれないのです。「私は悪くない!」という気持ちが、押さえきれません。 でも、私はなんとかこの家で、穏やかに暮らしていきたいのです。どうすれば、義両親を許すことができるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。早く許さないと自分がこの家に住めなくなる等、損得勘定を横に置いて考えた場合、義両親のことを許したいですか? もし純粋に仲良くしたい、許したいと思っておられるなら、その気持ちに素直になるだけであとは時間が何とかしてくれると思います。ところがご相談から、ももんがさんにとっては許すよりも大切なことが他にあるのでは?と感じましたのでその方向でお話させていただきますね。まず結論から言うと、義両親のことは今すぐ努力して許さなくてもよいでしょう。許せない状態は心が苦しいですよね。ですが今は「許す」「許さない」ということから少し離れてみましょう。いま目の前で起こっている問題について、義両親は全く関係ないとしたら? 少し視点を広げて、あなたの心のカラクリを見つめてみると本当にあなたが必要としていることが見えてきます。ももんがさんは過去に義両親に何かいやな気持ちになるようなことをされたと感じ、今でも腹を立てているし、許せないと思っています。またそんな自分を責める気持ちもあるのかもしれません。ですが、まずその腹が立っていたり許せない気持ちを思いきり認めてあげてください。それを何とかしようとするのではなく、ただそう感じている自分がいる。それだけです。また、頭では『感謝しなければいけない』と分かっているのに心がついて行かないですよね。そこは無理に感謝しなくていいのです。感謝「したい」ではなく、しなければという「べき」はあなたの心を苦しめ、ますます頭と心がバラバラになってしまいます。本音はいつも「心」が教えてくれます。そちらに耳を傾けてみてください。さて、許してしまうと、どんな嫌なことが待っているでしょうか。 たとえば、まだ傷ついている心が収まらないまま相手を受け入れなければならなかったり、負担が増えそうな気がしますね。つまり、今のあなたにとって「許す」=ガマンが増える。になっているかもしれません。 ガマンするということは相手に粗末に扱われるのを受け入れる行為で、ますます自分を犠牲にしてしまいそうです。いかがでしょうか。ここで視点を広げてみます。今は義両親のことが許せないのだけれど、もともとあなたは被害者意識を感じやすかったかもしれません。それがいま目の前にいる義理のご両親など目の前の人たちを通して「私は大切にされないみじめなヤツ」「どうせ誰も私の気持ちを分かってくれない」「やっぱりガマンしないといけない」と思いたい自分がいるかもしれないということです。なぜなら自分はこういう人だ(セルフイメージ)と思い込んでいるからです。一度その視点でご家族をぐるりと見まわしてみてください。自分のセルフイメージや心の前提がいまの現実を創っているとはこういうことで、実は知らないうちに他人に粗末に扱われるよう自分で仕組んでいるかもしれないということです。それは自分が自分を粗末に扱ってきたから。何か嫌なことをされて言い返せなかったり、相手の立場を優先しすぎて自分がガマンを重ねたり。また、傷ついているのに「今のままでは自分はダメだ、もっとしっかりしなきゃ。頑張らなきゃ」など、できない自分、弱い自分にまだまだむち打って嫌ってしまったり。心当たりはありませんか?これからは弱い自分のことも、誰かを許せない心の狭い自分のことも、あなた自身がまず優しく受け止めてあげる練習をしてみてください。そして嫌なことを伝えたり、言い返したりしてもいいのです。もしかしたら義両親はあなたが嫌な気持ちになったことすら知らないだけかもしれません。嫌な気持ちをガマンして飲み込むことは、あなたがあなたを傷つけてしまいます。いま起こっている現実を使って、あなたが自分と仲直りするチャンスです。子育てに、嫁業、妻業もがんばっているあなた自身をねぎらいつつ、たくさんわがままを言わせてあげてください。最後に、この魔法の言葉をプレゼントします。「心が狭くてダメな私だけど、どうせ愛されてるし」「本音を言ってもいい」「もうガマンをやめてもいい」「愛されている」のは義両親やご家族を超えたもっともっともっと広い大きな範囲だと想像しながらこの言葉を口にしてみてくださいね。どうか心穏やかな日々が訪れますように。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去のことでどうしても自分を許せない」という、うさきちさん(26歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■うさきちさんのお悩み初めまして。私は26歳の女性です。今まですぐに落ち込んだり、自分を責めたり、嫌われてると思ったり、そうやって生きづらい自分を歩んできました。最近ではマイナスに考えないようになり、大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏…、気づいたら周りに集まっていて、私にはもったいないくらい幸せだな…と、実感する日々です。ですが、私は過去のことでどうしても自分を許せないことがあります。犯罪ではありませんが、人として、決してしてはいけないことをしてしまったのです。そのことで、傷つけてしまった方もいるはずです。そのことを思い出すたびに、後悔の念と、ネガティブな気持ちがフツフツと沸き上がってきます。誰かを傷つけるこんな私は、幸せになってはいけないのでは、と思います。私自身にもとても非があることで、自分自身を許そうと思っても、こればかりは許せません。当時誰かに何かを言われたわけではないですが、自分では許されないことをしたと思っています。このままこの気持ちとどういう風に向き合っていけばいいのか、わからないのです。変えられない過去。取り返しのつかない過去。最低な自分。私は私を許してもいいのでしょうか? どうかアドバイスをいただきたいです。■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんより人として、決してしてはいけないことをしてしまった、と罪悪感を感じていらしゃるのですね。人を傷つけてしまったそのご経験によって、うさきちさんご自身もたくさん心を痛めてこられたのではないでしょうか。今までよくがんばってこられましたね。きっとうさきちさんは「人を大切にしたい」という思いが強い方なのでしょうね。だからこそ、今「勿体ないくらい幸せだな…」と実感するほど、“大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏”に囲まれていらっしゃるのでしょう。そしてまた「人を大切にしたい」という思いが強いからこそ、「人を傷つけてしまった自分」をずっと後悔していらっしゃるのではないでしょうか。うさきちさんは、ご質問文の中で「私は私を、許してもいいのでしょうか?」と書かれていらっしゃいますが、答えは「イエス」です。 ■幸せになってはいけない人はいない自分を許すために「最低な私のままで幸せになってもいい」という言葉を、口に出して言ってみてください。何度も何度も、ご自身に言ってあげてください。ステキな友人や恋人に囲まれたあなたも、過去に誰かを傷つけてしまった“最低”と思うあなたも、どちらも大切で大好きなあなた自身です。過去に誰かを傷つけてしまった、あの頃のあなたも、きっとその瞬間を必死に生きていらっしゃったのではないでしょうか。そして、その後から今日までも、きっと精一杯生きていらっしゃった結果、今のあなたがいるのだと思うのです。まわりの人を大切に思うように、どんな過去のあなたも、大切な愛おしい存在として、いたわってあげてほしいなと思います。幸せになってはいけない人はいません。過去にどんなことがあったとしても。実は、私も過去に「自分で自分を許せないくらいにひどいことをした」と思った経験があります。後悔もたくさんしました。だけど、人を傷つけてしまったあのできごとを経験した結果、今の私がいるのも事実です。それでも、生かされているし、あのできごとがあったからこそ、今の私ができることもあるのです。だからこそ、私は、幸せに遠慮しないでいようと決めています。ニックネームが私のカウンセラー名と似ていたこともあり、他人ごととは思えず、思わずお返事をさせていただきました。ぜひうさきちさんも堂々と幸せでいてくださいね。心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「動くのが面倒くさい。ずっと寝ていたい」という、ちぃさんさん(34歳・無職)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ちぃさんのお悩み私は、現在無職です。20代のころからアルバイトと無職を繰りかえしてきました(1年以上働いたことがありません)。現在は、父に養ってもらっています。正直、動くのが面倒くさいし、時間を拘束されるのもいやで…。結婚って道もいや。やりたいこともないし、ずっと寝ていたい。ずっとこの状態が続けられたらうれしいですが、無理なので、こんなどうしようもない私にアドバイスいただけないでしょうか?「お父さんが働けなくなってから考えてみたらどうですか?」は、勝手ながら勘弁してください。誰かに相談することも考えましたが、本音を隠してきれいごとを言ってしまいそうなので、こちらにお願いしました。よろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりちぃさんこんにちは。15年寝たきりから心屋の認定講師になった、坂崎ひでこです。「やりたいことないし、ずっと寝ていたい」そう書いていますが、やりたいこと、書いてありますよ。「ずっと寝ていたい」ちぃさんが、いま一番やりたいことは、寝ていることですね。動くのが面倒くさい、時間にしばられたくない…。それほど寝ていたいということだと推察します。私は15年以上うつで、ほぼ寝たきりでひきこもりでした。小さな子どもが二人いたのに。あるとき、「もうなにもしたくない。一生寝てやる」と決めたと言うとかっこいいけど、キレて、こんこんと寝つづけました。レトルト食品と紙皿、割りばしを大量に買いこんで、トイレと寝ることと食べること以外は何もしませんでした。でも、一週間ほどしたら、自然と動きたくなりました。レトルトよりも炊きたてのごはんを食べたくなり、子どもにおいしいふりかけを買ってきてもらって無洗米を炊きました。15年間寝ていたときは、炊飯器のスイッチを入れることさえできないことが多かったのに。「これじゃダメだ、これじゃダメだ」と寝ていた15年間は、寝ていてもちっとも休まらなかった。自分を責めつづけた15年でした。これは、「寝てばかりじゃダメ」を「寝てばかりでもいい」ということにすると、起きられるようになる。という私の体験です。ちぃさんは、本音を隠してきれいごとを言ってしまいそうなのでと書いてある。つまり、「言いたいことをがまんしている」自覚があるんですね。本音を言ったら、おそろしいことが起こる。そう思っているのでしょう。世のなかが安全だと思えないんでしょうね。そんな、安全じゃない世のなかに出て行きたくないのは無理もないことです。そんな人が、バイトをしてきた。それは、すごいことだと思いますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月03日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場でも家庭でも孤独を抱えている」という、もくれんさん(40歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■もくれんさんのお悩み職場で、どの部署に異動になっても、誰からも声をかけてもらえません。ほかの人たちは話の輪のなかで盛りあがっており、ひとりひとり話を振られるのに(○○さんはどう? というような感じ)、私だけがいつも振ってもらえずにいます。また、今年4月に異動してきた現在の部長が、ほかの人たちには声をかけるのに、私には仕事以外の話は一切しません(さすがにあいさつは返してくれますが)。存在感がないのか、嫌われているもしくは無視されているのか…。しかし、いまとなってはもはやどうでもよくなってしまい、諦めの境地にいます。家庭内でも、育児のことや家のことでさまざまな悩みがつのり、主人をあてにすることや信頼することもできません。疲れはてて、来年の3月末で退職をしようと思っています。3月末までに、どう気持ちを持ちこたえるか、孤独に耐えられるか。職場でも家庭でも孤独で居場所のない私に、ぜひアドバイスがほしいです。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりもくれんさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。職場でも家庭でもどこにいても孤独感を感じていらっしゃるとのことで、とてもつらい状況だと思います。よくがんばりましたね。よく我慢しましたね。本当に大変だったと思います。おそらく、もくれんさんは、この孤独感を感じる状況から抜けだそうと、さまざまな努力をされたはずです。職場だけでも大変なのに、家に帰っても落ちつける場所がない。そしてこの状況がずっと続くかと思うと、どうしていいのかわからなくなります。こういった状況に追いこまれると、どこか自分に原因があるのではないかと「原因探し」をはじめる人もいます。ですが、原因は自分にはありません。コミュニケーション能力が必要だとか、ポジティブに物ごとを考られるとか、ハキハキ意見を言うとか、自分に自信を持つとか、とりわけビジネスの場では用いられる言葉ですが、これらは、物ごとがうまくいくいかない原因にはなりません。あるに越したことはありませんが、自分の人生を楽しむという観点からは、ほとんど関係のないことです。ですので、もくれんさん自身が何かが足りない、「ない」から、いまの状況が起きているわけではありません。一見すると、ネガティブに感じられる状況は、じつは自分の人生を変える上で大きなターニングポイントになります。言いかえますと、より自分らしく生きるために、より自分を好きになるために、より自分が幸せになるために、ネガティブに見える状況を自分でつくって、それを乗りこえることでポジティブな状況にひっくり返そうとするのです。もくれんさんは、とてもすてきな女性です。育児や家事、仕事をやりつつ、友人関係、近所付きあい、親戚付きあいなどを含めたら、気の休まるときなんてほとんどないと思います。男性なんて「仕事」の1項目もままならない人が多いですが、もくれんさんは、その何倍もやっています。まずは、がんばってきた自分をたくさんほめてあげてくださいね。もちろん、休息もたくさん取ってほしいのですが、それに合わせてやってみてほしいことがあります。それは、「わがままを言う」です。わがままは人に嫌われてしまう大きな原因と思われてしまいがちですが、じつは、わがままには自分の本音が隠れています。そして、わがままは隠しても表情や雰囲気から周りの人になんとなく気づかれてもいます。周りの人は「言ってくれたらいいのに」と思っているのに、本人が言ってくれないと「信頼してもらえない」「距離を置かれている」と感じてしまうものです。なにより、わがままを我慢することは、自分にウソをついていることになります。自分にウソをついていると自分を信用できなくなります。すると、今度は周りの人も信用できなくなります。ですので、ぜひ「わがままを言う」を試してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親のうつ病にどう向きあったらいいのかわからない」というこゆきさん(31歳・会社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■こゆきさんのお悩みこんにちは。私の母は、現在うつ病を患っています。母の病とどう向きあえば良いのか教えてほしいです。よろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんよりこゆきさん、こんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。お母さまがうつ病ということで、心配で相談いただいたかと思いますが…。じつは、お母さまのことを「心配しないこと」が一番いいのです。お母さまのことを「放置する」ぐらいが、ちょうど良かったりします。「えっ!? どういうこと!?」と思われたかもしれません。説明いたしますね。うつ病になる人は、もともと真面目で勤勉、我慢強い、がんばり屋、負けず嫌い、完璧主義、他人を気遣える人です。それが限界を超え、心と体の安全装置・ブレーカーが落ちている状態です。「ちゃんとしたいのにできない」で悩んでいます。うつ病になって「できなくなった自分」を「周囲の人に迷惑をかけてる」と責めているのです。周囲の人が心配し、悩んで暗い表情を浮かべていると、自分のせいで周りを不幸にしているんだ…と、さらに自分を責めます。たとえるならば、お母さまはいま、荒波に飲まれ、海で溺れている状態です。こゆきさんは 海に飛びこんでお母さまを助けようとします。 しかしながら、お母さまの側からすると、自分を助けようと愛娘が荒波に飛びこむ姿に「娘に申し訳ない、迷惑かけている」「自分がこんな病気になったばかりに」とまた自分を責めてしまいがちです。こゆきさんは「助けようとする」する一方で、お母さまは「これ以上迷惑をかけまいと無理をする」。この状態を続けていると…。溺れている人を助けようとして、自分も溺れてしまった。そんなケースになりかねません。陸の上から、お母さまが岸へたどりつけるよう見守るのが良いのです。こゆきさんへの魔法の言葉は、「お母さんを 放っておいてもいい」です。まずは、こゆきさん自身が幸せに暮らすことです。気持ちが明るくなるように好きなことをして、生き生きと人生を楽しみ、輝いた笑顔を見せること。その姿こそが お母さまにとってなによりの良薬です。お母さまが自分を責めずにすみ、安心できます。こゆきさんのような「自分の大切な人が、うつで苦しんでいます」という相談、じつは結構多いのです。上記のことを伝えると、多くの方は「そういわれても…」なんておっしゃいます。その場合は、うつ病で苦しんでいる人が問題でなく、相談者の問題として扱います。こゆきさんに質問です。「うつ病に苦しんでいる母親をみてると どんな気持ちになりますか?」罪悪感や不安感を抱えてるとしたら、その気持ちを解消できるように、こゆきさんが「自分自身の問題と向きあってみる」必要があります。自分自身と問題と向きあい解消できたとき、不思議とお母さまのうつ病も快方へ向かうでしょう(そのようなケースを多くの相談者で見てきました)。最後にオススメの映画があります。宮﨑あおいさん&堺雅人さん主演の『ツレがうつになりまして。』です。夫(ツレ)のうつ体験を通じて夫婦の絆を深めていく物語です(ご覧になったことあるでしょうか?)お母さまのうつ…たいへんな状況かもしれません。しかし、この経験を通じて、こゆきさん自身が自分の生き方を見直し、母娘の関係がより深まる転機になること願っております。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月19日