歌舞伎俳優の市川海老蔵が21日、自身のブログを更新。長男・勸玄くんの「歌舞伎役者になる」宣言に泣きそうになったことを明かした。3月22日は勸玄くんの4歳の誕生日。その前夜に更新したブログで、海老蔵は「3歳最後の日に歌舞伎役者になる。宣言は泣きそうになったな」と明かし、「でもまだまだわからないあたたかく見守ります」と記した。そして、誕生日当日の22日、「ええーーーーまさかまさか!のプレゼントみつかったー」と勸玄くんに渡す前に見つかってしまったことを報告した報告。その後、「実はカンカンへの誕生日プレゼントがもう1つあるんです」と切り出し、それは「踊りの先生を紹介する」というプレゼントだと告白した。さらに、「昨日から4歳になったら、稽古する!と言い切ってまして、よって、24時間頭をひねくり回して、先生を見つけまして、承諾も受けました。帰って報告です」と、「歌舞伎俳優になる」宣言をした息子への愛情たっぷりにつづった。
2017年03月22日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央(34)が22日、ブログを更新。この日、息子の勸玄くんが4歳の誕生日を迎えたことを報告し、「いつも見守って下さり、ありがとうございます」とファンへ感謝の気持ちを伝えた。 『息子4歳!』というタイトルで投稿された記事で、「勸玄が4歳になりました。いつも見守って下さり、ありがとうございます。念願の王子様に変身しました」と王冠をかぶった勸玄くんと笑顔のツーショットを公開。 つづけて勸玄くんが「4歳なのに、なんで、かんかんまだこんなにちっちゃいの??今日、おけいこ??」と聞いてきたといい、麻央は「4歳になったらしっかり稽古をするというパパとの約束に覚悟があるようです」と夫・市川海老蔵(39)と勸玄くんのエピソードを明かした。 麻央は前日、21日のブログでもイチゴのショートケーキを作る様子を公開しており、記事には4本のローソクが飾られたケーキの前に座る勸玄くんの写真もアップされている。 ファンからは「手作りケーキおいしそう!」「麻央さんの笑顔も素敵です」とコメントが寄せられている。
2017年03月22日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央の夫で、歌舞伎俳優の市川海老蔵が10日、自身のブログを更新。「ママを守ってあげる」と頑張る長男・勸玄くんの様子をつづった。海老蔵は、人参がたくさん入ったバケツを運んでいる勸玄くんの写真を公開。「ママの人参ジュースのためにせっせせっせせっせせと」とその様子を伝え、「うん。優しいね、ママを守ってあげるからね、もマンザラでもなさそうですねえらいよ」と感心した。また、勸玄くんが紙や葉っぱで作った"うさぎ"の写真もアップし、「可愛い」とコメント。麻央もブログで「起きたら、息子が作った うさぎ をくれました」と"うさぎ"の写真を公開し、「パパとお散歩で拾ったハート型の葉っぱ。うさぎの耳になっていて、何者ともいえない感じがたまりません」とうれしそうにつづった。
2017年02月11日米津玄師がワンマンライブ「米津玄師 2017 LIVE / RESCUE」を2017年7月14日(金)・15日(土)、東京・国際フォーラムで開催することが決定した。初のホールワンマン、2daysライブとなる。映画『何者』の主題歌を中田ヤスタカと担当したり、映画化が決定している『3月のライオン』のアニメの主題歌を歌うなど、2016年は多岐にわたる才能を発揮した。精力的なライブ活動を経て、初のホールワンマンライブでどんなステージを披露してくれるのか、期待が高まる。本ツアーの最速先行抽選応募シリアルナンバーは2月15日(水)にリリースするニューシングル「orion」の初回生産分に封入される。先行申込期間は2月14日(火)12:00~2月19日(日)23:59まで。「orion」には、大切な人達との繋がりを星座のように結んで欲しいというメッセージが込められている。公開されたミュージックビデオは、タイトル「orion」の星座をモチーフとした電球がちりばめた屋内の世界から、ランドリーマシーンを通じて、星空のきらめく広大な海のシーンへと開けるクライマックスが圧巻の作品に。男女の思い出を、その時着ていた服という生活に密なモノに例え、星の動きをランドリーマシーンに結びつけたユニークな解釈となっている。後半部分に映し出される、真冬の海を背景にしたシーンの美しい。【公演概要】米津玄師 2017 LIVE / RESCUE日程:2017年7月14日(金) OPEN 18:00 / START 19:002017年7月15日(土) OPEN 17:00 / START 18:00会場:東京国際フォーラム ホールAチケット料金:5,000円(税込)チケット先行:2月15日発売シングル「orion」に、チケット最速先行抽選応募のシリアルナンバー封入 ※応募期間は、2月14日(火)12:00〜2月19日(日)23:59まで。■New Single『orion』発売日:2017年2月15日(水)価格:・オリオン盤(初回限定)CD+クリアシート+ハードカバー仕様 1,700円+税 / SRCL-9313・ライオン盤(初回限定)CD+DVD+紙ジャケット仕様 1,700円+税 / SRCL-9314~9315・通常盤 1,200円+税 / SRCL-9316
2017年01月31日歌舞伎俳優の市川海老蔵が9日、自身のブログを更新し、この日放送された日本テレビ系特番『市川海老蔵に、ござりまする。』(22:00~23:30)を長男・勸玄くんと共に視聴している様子を明かした。放送開始直前には「はじまりますね」「みます」と投稿。開始後は、「密着みてます」と報告し、乳がん闘病中の妻・小林麻央が映るテレビ画面に勸玄くんが触っている写真を添えて「ままーーー と、かんげん」と勸玄くんの様子を伝えた。その後も、テレビの目の前で視聴している勸玄くんの写真を公開し、「ち、ちかいよー興味津々こちらに呼び戻しても直ぐ行くカンカン」と説明。「全然見えないよ。カンカンの頭で」とつづった。「遊んでます麗禾あはは」と長女・麗禾ちゃんの様子も伝えつつ、「やたら働いてる人だなーとおもいながら見てます笑」とコメント。さらに、「みながら、ねちゃった」と眠る勸玄くんの写真も公開した。
2017年01月10日国宝の滋賀・彦根城では「錦秋の玄宮園ライトアップ」が2016年11月12日(土)から27日(日)まで開催される。大名庭園「玄宮園」は、江戸文化の贅を尽くした池泉回遊式の庭園だ。「蓬莱山」「武蔵野」「魚躍沼」など園内各所に名前がつけられ、それぞれの木々が赤や黄に変化し、水面に映る姿は息を呑む美しさ。園内をゆっくりと歩きながら夜の紅葉を堪能したい。なお、11/12(土)、22(火)、27(日)には、滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」が登場する。他にもおすすめの、各紅葉スポットを紹介。三井寺琵琶湖南西の長等山中腹に、広大な敷地を有する三井寺。四季折々、異なった表情をみせる境内参道沿いに約300灯の灯具を設置し、もみじをライトアップする。三井寺をバックに照らされた、色鮮やかな紅葉は、毎年多くの人を魅了している。さらに今回は、国宝・指定文化財など堂社の公開・夜間拝観も実施。石山寺毎年多くの来場者数を誇る、石山寺のライトアップ。今年は 「あたら夜もみじ」と題し、境内2000本以上の紅葉と本堂、多宝塔などの建造物をアーティスティックにライトアップする。さらに園内の蓮如堂では、CGアニメーションによる、デジタル縁起絵巻も加わった、歴史×現代アートが織り成す空間となっている。兵主大社 ライトアップ国の名勝に指定される庭園をライトアップ。紅葉の赤、苔の緑が鮮やかなコントラストを演出する。ミニコンサートなどのイベントも開催されるので、音楽と共に紅葉を楽しむことができる。比叡山ドライブウェイ比叡山ドライブウェイと夢見が丘で行われる、ライトアップ。 紅葉のライトアップと共に、琵琶湖の夜景が眼下に広がる。夏と違う、澄みきった空気のなかで秋の夜景を満喫してみてはいかがだろう。【詳細】■国宝彦根城「錦秋の玄宮園ライトアップ」期間:2016年11月12日(土)〜27日(日)時間:18:00〜21:00 (入場は20:30まで)場所:国宝 彦根城 玄宮園住所:滋賀県彦根市金亀町 3 (入場は20:30まで)参加料:大人 700円、小中学生 350円ひこにゃん登場日時:11/12(土)、22(火)、27(日) 18:00頃■2016 三井寺 秋のライトアップ期間:11月18日(金)〜27日(日)時間:17:00〜21:00場所:三井寺住所:滋賀県大津市園城寺町246入山料:大人 600円、中高学生 300円、小学生 200円■大本山石山寺 あたら夜もみじ期間:11月12日(土)〜12月27日(日)時間:17:30〜21:00 ※最終入山 20:30場所:大本山石山寺住所:滋賀県大津市石山寺 1-1-1料金:夜間入山料 中学生以上 600円、小学生 300円■兵主大社 ライトアップ期間:11月17日(木)〜30日(水)時間:17:00〜20:30場所:兵主大社住所:滋賀県野洲市五条 566料金:大人 500円、高校生・大学生 300円、中学生以下無料■比叡山ドライブウェイ期間:10月29日(土)〜11月23日(祝・水)時間:日没〜21:00場所:比叡山ドライブウェイ中腹 夢見が丘住所:滋賀県大津市山上町 776-3
2016年11月10日廣瀬智紀が主演・主題歌を担当する映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』の追加キャストとして、青木玄徳、津田寛治らが決定。併せて、ティザービジュアルが解禁された。紅伊探偵事務所の2代目所長である紅伊玲二(廣瀬智紀)は、相棒の藍彰二(青木玄徳)、地下アイドルの沙織(岸明日香)、玲二の祖母で探偵事務所のオーナーである弥生(田島令子)と共に、祖父から引き継いだ探偵事務所で日々、ペット探しや浮気調査を行っていた。ある日、レンと名乗る少年が父親を探して欲しいと探偵事務所を訪れる。最初は相手にしなかった彰二だったが、情にもろい玲二の気まぐれで依頼を引き受けることに。早速、レンが最後に父親を目撃したという港に赴く玲二と彰二。そこで出会ったレンの母親の証言に違和感を覚えた玲二は、祖父に恩がある任侠ヤクザ桜井(田中要次)に相談。するとレンの父親の失踪には、桜井と敵対する大文字組組長・大文字(津田寛治)が関与している可能性が浮上する。玲二たちは、大文字組と関わりがあると噂されるホストクラブへと潜入するが…。今回出演が明らかになったのは、廣瀬さん演じる風変わりな探偵・紅伊玲二の相棒である藍彰二(あおい しょうじ)役を演じる青木さん。彼は、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」で注目を集め、「仮面ライダー鎧武/ガイム」や映画『闇金ドッグス』シリーズなどへ出演し注目を集めている。そして今回演じている彰二は、玲二が所長を務める紅伊探偵事務所に所属し頭よりも体が先に動く熱血漢男。玲二とは容姿や性格が正反対でありながらも、互いに協力し、時には衝突しながらも依頼人を救っていくという役どころだ。また、そのほかの探偵事務所の面々には、グラビアアイドルながら、映画・バラエティーとマルチに活動する岸明日香、映画・ドラマ・舞台そして声優と様々な分野で長年に渡り活躍する田島令子が出演。さらに、お笑いコンビ「水玉れっぷう隊」の松谷賢示や、小野真弓、竹井亮介に加え、「警視庁捜査一課9係」シリーズや「フラジャイル」など様々なドラマで存在感を残す津田さん、個性派俳優の田中要次という日本映画界のバイプレイヤーまで、個性あふれるキャストが集結した。そして追加キャストの発表に併せて、玲二が強いこだわりを持っているというスーツに、白いハットをかぶる姿と、つなぎを着用した相棒の彰二の姿が写されたティザービジュアルも解禁されている。『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』は2017年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月08日関門海が展開するとらふぐ料理専門店「玄品ふぐ」「玄品以蟹茂」「ふぐ・かに専門 玄品」は2月1日、とらふぐてっさを29円(税別)で販売する「てっさ29円フェア」を開催する。同フェアは、「とらふぐの美味しさを、より多くの人に、もっと身近に感じてほしい」という同社の思いから、2月9日を「ふぐの日」と称して年に一度、期間限定で開催している。同日から9日までの期間限定フェアで、期間中は通常1,180円のとらふぐてっさを29円で提供。同店が提供するとらふぐてっさは、噛(か)めば噛むほどうまみが広がるよう、通常よりふぐ身を厚めに引いているという。期間中は何度来店しても、一度の来店につき、1人1皿限り同メニューを特別価格で食べることができる。また、通常のコースも1,151円引きとなり、付出し・てっさ・てっちり・雑炊・デザートが付く「玄コース」が2,829円で楽しめる(通常価格3,980円)。対象店舗は、「玄品ふぐ」および姉妹店の「玄品以蟹茂」「ふぐ・かに専門玄品」を含めた全国94店舗。※価格はすべて税別
2015年01月30日バンダイの展開するアクションフィギュア「S.H.Figuarts」より、『S.H.Figuarts 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ』の予約受付が、「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年6月発送予定で、価格は5,400円(税込)。「仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ」は、『仮面ライダー鎧武/ガイム』にて、高杉真宙が演じるミッチこと呉島光実が「ヨモツヘグリロックシード」を使用して変身する仮面ライダー。戦極凌馬が開発した試作型ロックシード「ヨモツヘグリロックシード」が凌馬の計略によって光実の手に渡り、龍玄の最強形態として登場する。装着者の生命力を直接エネルギーに変換するため規格外のパワーをもたらすが、装着者の生命力を枯渇させ死に至らしめる危険性を伴う。『仮面ライダー鎧武』本編では、第42話「光実!最後の変身!」、第43話「バロン 究極の変身」で仮面ライダー鎧武と死闘を繰り広げた。『S.H.Figuarts 仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ』は、現在発売中の『S.H.Figuarts 仮面ライダー龍玄』をベースに、劇中どおりの禍々しいカラーリングとアームズの造形を忠実に再現。オーバーロードインベスの武器やキウイ撃輪も付属している。セット内容は本体に加え、交換用手首左右各4種、槍、斧、キウイ撃輪。商品価格は5,400円(税込)で、予約締切日は後日商品ページにてアナウンス。商品の発送は、2015年6月を予定している。(C)2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2015年01月26日働くなでしこのリアルな本音にあらゆる視点でスポットを当て、多くの支持を集めた映画『ガール』。待望のDVDリリースを記念して、女優・玄里が監督・深川栄洋に直撃!弱冠36歳にして『白夜行』、『洋菓子店コアンドル』、『神様のカルテ』、そして本作と引く手数多の売れっ子監督が“映画”にたどり着いたルーツとは?その素顔に迫る!——『ガール』に織り込んだヨーロッパ映画愛玄里:映画を観る前に、本作が日本版「セックス・アンド・ザ・シティ」(「SATC」)と聞いてたのですが、思っていたよりも楽しいだけじゃない部分にも焦点が当てられている気がしました。それは深川監督が意図したものなのでしょうか?深川:この映画のお話をいただいたときに原作(奥田英朗作)を読んだのですが、原作は女の子たちの素朴な心の動きに焦点を合わせていてすごく面白くて、女の子ってこういう考えや悩みを持ってるんだと興味を持ちました。でも今回、日本版「SATC」のような、大人が観れるロマンティック・コメディにしたいという要望があって。僕のやりたい世界でやるのは、難しいさじ加減だなと思いながらも、新しい挑戦が好きだし、やったことのないものをやる前から否定しても面白くないので、僕に期待してくださるならと信じて引き受けました。物語は日本の女の子の話で、「SATC」の主人公たちとは金銭感覚も価値観も違うので、ヨーローッパ映画のようなロマンティック・コメディ寄りにシフトしていったんです。それがプロデューサーの思いを貫徹できてるかは聞いてませんが…(笑)、僕が目指したところには船はたどり着いたかなと。玄里:監督自身は、ハリウッド映画よりヨーロッパ映画が好きなんですか?深川:断然そうですね!特に若いときはそうでした。玄里:具体的に影響を受けた監督はいらっしゃるんですか?深川:若いときに観てドキドキしたのは、アルノー・デプレシャン監督の『そして僕は恋をする』(’97)やケン・ローチ監督の『ケス』(’96)、パトリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』(’91)、『百貨店大百科』(セドリック・クラピッシュ監督/’92年)など、90年代のフランス映画が好きでしたね。『最強のふたり』(現在公開中)も90年代のフランス映画の良き匂いみたいなのを感じました。玄里:おいくつぐらいから映画を観始めたんですか?深川:きっかけは高校3年生のときに付き合ってた女の子が映画が好きで、彼女に付き合って観たり話を合わせたいから、彼女が観たいと言ってた映画を先回りして観て「あの作品観たよ」みたいな形で映画の良さに気づき始めたので、本当に遅いんですよ。ちゃんと映画に向き合ったのは専門学校に入った18歳の頃からで、それまでに観てきた映画以外にもいろんな映画があるんだというのを知って、25歳くらいまでにいろんな映画を観ましたね。いまも新しい匂いがする映画を自分の嗅覚で嗅ぎ分けて、休みがあると観に行きますよ。玄里:監督は専門学校で元々、録音を勉強されていたんですよね?深川:同じクラスだった吉田恵輔監督は照明系をやっていて、僕は録音技師になれたらいいなとぼんやりと考えてたやる気のない学生でした(苦笑)。玄里:なんで録音だったんですか?深川:僕は本当に不勉強で、女の子が好きだから入ってしまった不純な男でお恥ずかしいんですけど、勉強もできないし、監督は無理だろうなと思ってたんです。そのときに観たヴィム・ヴェンダース監督の『リスボン物語』(’95)という映画の主人公が録音技師で、劇中で映画の声をつけたり近所の子供たちと足音や風の音などをつけているのを見て、声や音を吹き込むことで映画が命をもつということを教わったような気がしたんです。こんな仕事は素晴らしいと思って録音のコースに入ったんです。——映画監督の仕事の95%は「我慢」!?玄里:そうだったんですね!監督はその後、かなり早いペースで映画を撮られてますよね。中でも印象が強かったのが『白夜行』、特に劇中の子供たちのシーンに惹かれました。でも、その次の『神様のカルテ』で作風ががらっと変わったので、私の中ですごく意外だったんです。監督自身のジャンルへのこだわりはあるんですか?深川:僕は映画館で映画を観て9割は「面白いな~」って思って出てくるんですけど、それは多岐のジャンルに渡るんです、ホラーは苦手なのですが。いつもこんな映画が観たいなと思う映画にチャレンジしているので、いただいた企画に関しては「映画が生まれてくる意味があるなら」、「僕でお役に立てるなら」という感覚でやってるんです。だからジャンルは特にこだわらない。だから『ガール』も、この映画を観て次の日にこういう風に女性に接してみようという男の子が現れたり、“悩んでるのは私だけじゃないんだ”と思ってくれる女性がいたり。お光さん(檀れい)のような、彼女は周りから若作りしてると言われるけどとても幸せに見えるし、彼女みたいな生き方ができれば女性が幸せになれるんじゃないかなと思ったり。玄里:私も『ガール』の中でお光さんが一番好きです!檀さんのコメディのお芝居も意外でしたし、全体的にいままでの役のイメージと異なるような役をみなさんやってると思いました。キャスティングはかなりこだわったのですか?深川:この作品でパブリックイメージ通りの人を選んでいっても、パンフレットだけで消化できてしまうものになる気がして。そうじゃなくて、映画館の扉を開けて暗闇に包まれたら見たことのない女優さんの表情や苦悩が見れたり、そういうものが映画だと思うんです。俳優さんを苦しめてしまうことは多いんですが…、俳優さんの新しい引き出しを作ってあげることになったり、新しい扉を見せていただくことになったりとか、特別な映画になったよねって響き合いながら作っていきたいので、それをお客さんに観てもらって新しい映画だなと思ってもらえたらいいなと思うんです。玄里:俳優側からすると、すごくありがたい監督だと思います!深川:いや、そう思っていただける方は少ないかもしれません(苦笑)。玄里:じゃあ、監督のお仕事の中で演出が楽しいですか?キャスティングや編集など、色々ありますが。深川:どれも楽しくないですね…どれも苦しい。監督をやってみて思うのは、監督は仕事じゃなくて“状態”だと。監督の“状態”にいるときには楽しいことなんて1個もなくて、一番僕が楽しいと思うのは映画館で映画を観ているときなんです。監督の状態の9割5分は苦しみを耐える我慢。あと5%くらいは響き合えていい芝居撮れたな、ここは絶妙だなと奇跡的な瞬間に幸せを感じるんですけど、それ以外は我慢の連続。すごく孤独だし、それを打ち明ける人もいないし、現場はチームワークで作っていきますが、そのチームワークの頂点にいなきゃいけないときもあれば、いま現場ではこういう流れになってるけど本当に大事なのはこれなんだよね、でも言うのは止めておこう、とかひとりで考えたり…。もう一回人生をやり直すならこの仕事は選びたくないと思いますね(笑)。玄里:それでも深川監督が監督を続けている原動力は何ですか?深川:人に期待されるとそれを返してしまうというか、こういう映画が観たいと思われるうちはやってたいと思っていて。いまはたぶん、お客さんが求めているものと割と近い価値観をもっていると思うんですけど、それは生ものであって、これまでいろんな監督が時代に合った瞬間があったと思うんですけど、それも一瞬。いまは僕がバトンを持って走ってる感覚なんですよね。その役割が果たせなくなったら、今度は自分の感覚から生み出す作品を作っていこうかなと思っています。元々は自主映画で、誰も期待していないところに無理矢理映画を作って、映画館に行って「僕の映画を作ったんです。最高に面白いので公開してください!」と言って回ってた人間なので、またそこに戻っていこうかなと思ってます。玄里:では、一生映画監督は続けられるってことですね?深川:健康なうちは…。『ガール』の撮影前に肺気胸になってしまって、これでだいぶ人に迷惑をかけたので、肺に穴を開けない状況にしなきゃなって。いま10本以上の企画が同時進行していて頭も体もずっと使っているので、倒れないようにいまは体力づくりをし始めているんです。玄里:さっき仰ったバトンをもらってからずっと走り続けている感覚ですね。深川:次の監督が来るまでは頑張って走り続けようと思ってます。玄里:これからも監督の作品を楽しみにしています!(text:cinemacafe.net)
2012年11月26日