ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ)の次女役を演じて人気を呼んだ子役の本田望結(みゆ)が、映画『長ぐつをはいたネコ』のためにダンスユニット“長ぐつ隊”を結成。2月26日(日)に、これまで練習してきた「長ネコダンス」を初めて披露した。人気シリーズ『シュレック』に登場する“長ぐつをはいたネコ”ことプスを主人公にした本作。シュレックと出会う以前のプスの冒険、なぜ彼が長ぐつを履くようになったかといった秘密が明らかになる。望結ちゃんは、小名和弥と宮崎厚輔を従えて登場。劇中でも使用されるレディ・ガガの「アメリカーノ」に乗せて、猫の1日を表現しているというキュートなダンスを披露した。踊り終えた望結ちゃんは「たくさんの方がいるので緊張するかなと思ったけど、楽しかったです」と満面の笑み。猫をイメージしたフワフワの衣裳にピンクの長ぐつ姿で「ネコちゃんになった気分です」と嬉しそうに語った。振り付けを担当したのは、「ポッキー」のCMなど数々の振り付けを手がけてきた香瑠鼓(かおるこ)。望結ちゃんについて「プロですね。想像力が素晴らしい」と絶賛した。この日は以前に行われた本作のヒット祈願イベントにも登場した猫のプスプスくんとご対面。マントと長ぐつを身に着けたプスプスくんを抱き上げ「かわいい」と微笑んだ。元々、猫が大好きという望結ちゃんだが、家ではすでに犬を飼っているとのこと。お母さんに猫を飼うようにお願いしても「『犬だけで十分』って言われます…」とちょっぴり残念そう。現在、小学校1年生だがドラマのおかげで学校でも有名人のようで「みんなに(『家政婦のミタ』で演じた)希衣ちゃんって呼ばれて嬉しいです」とニッコリ。声優にも興味があるようで「動物の役をやってみたいです」と意欲を見せていた。なお、望結ちゃんらは本作の公開初日の舞台挨拶で、声優を務めた竹中直人、勝俣州和と共にこの日披露した「長ネコダンス」を踊る予定。『長ぐつをはいたネコ』は3月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:長ぐつをはいたネコ 2012年3月17日より全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.■関連記事:猫ひろし、猫神社での映画ヒット祈願に猫を抱いて登場するも実は猫アレルギー!A・バンデラス、サルマ・ハエックとの相思相愛明かす『長ぐつをはいたネコ』の裏話ネコ史上最大の大冒険!『長ぐつをはいたネコ』独占試写会に20組40名様ご招待人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち竹中&勝俣、「家政婦のミタ」次女との共演にノリノリ!
2012年02月27日第84回米アカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされている『長ぐつをはいたネコ』の公開記念イベントが26日に都内で行われ、本作の応援隊長を務める人気子役の本田望結ちゃんが出席した。ダンスユニット“長ぐつ隊”のリーダーとして、かわいらしい“長ネコダンス”を披露し「最初は緊張したけど、元気に踊ったら楽しかった」とニッコリ。振付を担当した人気振付師の香瑠鼓(かおるこ)も「プロですね。スパッとすぐに振付を覚えるし、想像力も豊か」と望結ちゃんのダンスに太鼓判を押した。その他の写真「ネコちゃんになった気分。フワフワ、キラキラしているところもかわいい」という特製のコスチュームに身を包んだ望結ちゃんは、レディー・ガガが歌う劇中歌『アメリカーノ』に乗せて、元気にダンス。踊るポイントは「ネコの気持ちになって、楽しく踊ること」だといい、「朝起きて『今日も楽しい1日になりそう。何しようかな』って考えている」と“ネコの気持ち”を代弁した。フィギュアスケートも得意なだけに、「最初は難しいかなって思ったけど、練習は1~2 回でした」と運動神経の良さも見せた。大ヒットアニメ『シュレック』シリーズの人気キャラクター“長ぐつをはいたネコ”ことプスが本作では主人公として大活躍。孤児院で一緒に育った不思議な卵のハンプティ・ダンプティら仲間との冒険と友情が3Dで描かれる。「プス君がかっこよくて楽しい映画。ケンカしても、本当の友だちならまた仲良くなれるんだと思った」と望結ちゃん。「(3D)メガネをかけるのを忘れないでくださいね」とアピールも忘れなかった。ちなみに日本語吹替版では竹中直人、勝俣州和がボイスキャストを務めており、望結ちゃんも「声優ですか?いつかやってみたいなって思います」と意欲満々。演じたいのは動物だといい「ネコとか、イヌとか…。でもキリンはしゃべっているところを見たことがないので難しそう」と笑顔で語っていた。『長ぐつをはいたネコ』3月17日(土) 3Dロードショー(一部劇場をのぞく)
2012年02月27日3Dアクション・ホラー『フライトナイト/恐怖の夜』の公開記念イベントが21日に新宿バルト9で開催され、本作の応援団長を務めるオードリーの春日俊彰と若林正恭が登場した。その他の写真子供や女性を含む総勢30名のヴァンパイアに扮した軍団を引き連れて春日が現れると、場内はやや騒然。「血ぃー吸うっ!」「おにがわら!」「カスカスダンス」のギャグ3連発を30人で披露する異様な光景を前に、若林は思わず苦笑いを浮かべていた。また、本作について「冒頭の“ドリーム・ワークス”の字から怖くって、エンドロールまでドキドキした」とボケた春日は、クリスマスツリーを赤くした“血まツリー”の隣で「クリスマスはラジオの仕事がありますので、笑いを届けるサンタクロースになります」と暴走気味のトークを展開。若林はそんな春日を無視して、「小さい子も観られる怖さかと思ったら、予想を上回る怖さ。戦いのシーンやとても大掛かりなカーチェイスがあったり、見応えがあった」と応援団として本作を真面目にPRしたが、それでも春日は「日の光を浴びると灰になっちゃいますから、人生って面白い!」と最後までヴァンパイアになりきっていた。カルト的な人気を誇る1985年公開映画『フライトナイト』を3D映像でリメイクした本作は、アメリカに住むごく普通の高校生チャーリーが、愛する人を守るため、ヴァンパイアと壮絶なバトルを展開する3Dアクション・ホラー。『フライトナイト/恐怖の夜』2012年1月7日(土)3D・2D同時公開
2011年12月21日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰と若林正恭が3Dヴァンパイア映画『フライトナイト/恐怖の夜』の応援隊長に就任。12月21日(水)、都内劇場で開催されたイベントで“最狂ヴァンパイア軍団”を結成すると共に「トゥース!」ならぬ新ネタ「血ぃー吸うっ!」を披露した。1985年に公開された伝説的ヴァンパイア・ムービー『フライトナイト』を新たなキャスト、3D技術で現代に甦らせた本作。隣に引っ越してきた男の正体がヴァンパイアであることを見破った高校生が、愛する恋人を守るために壮絶な戦いを繰り広げる。イベントにはまず、若林さんが登場。その後、春日さんと、春日さんのマスクとピンクのベスト、ヴァンパイアのマントをまとった約30人のヴァンパイア軍団が一斉に登場し、どれが本物の春日さんなのかを若林さんが当てるという手筈となっていた。だが、ヴァンパイア軍団は老若男女が入り乱れ、おまけに春日さん自身はマスクを被らずに、しかも一人だけ目立とうと派手な動きで軍団の中に混じっているため、誰が春日さんなのかは一目瞭然。若林さんは「オードリー名物の茶番ですね、すみません」、「一度、通しでリハをやっておくべきだった」と苦笑を浮かべていた。それでも、よほどヴァンパイアのコスプレが気に入ったのか、春日さんは周囲の失笑をものともせずに「トゥース!」に新ネタの「血ぃー吸うっ!」や、懐かしの(?)“鬼瓦”を披露。さらに、本物の春日さんをいぶり出すために用意された過去の恥ずかしい写真に全力で「やめろー!」とリアクションし、十字架を掲げられると地面を転げまわるなど汗をかきながらの奮闘で笑いを誘っていた。映画に関しては若林さんが「子供も観られるくらいの怖さかと思ってたら、予想を超えてものすごく怖かった」とアピール。2人は揃って本作のTVCMにも出演しているが、ヴァンパイアの牙を装着すると“パ行”が発音できなくなり“ヴァンパイア”と言えなかったなど、撮影のエピソードを明かした。血を吸いたい女性は?との問いに若林さんが「薬を取りに通ってる薬局の薬剤師さんがかわいくて」とリアルに答えたかと思えば、春日さんは司会者の女性に対し「それはあなた以外でということでいいんですか?」と微妙なボケで再び会場の失笑を買っていた。『フライトナイト/恐怖の夜』は2012年1月7日(土)より全国にて公開。特集:2012年最初のきもだめしにGO!『フライトナイト/恐怖の夜』■関連作品:フライトナイト/恐怖の夜 2012年1月7日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:新たな合言葉は「血ぃ~吸う~!」オードリー春日がヴァンパイアに大変身!あなたがヴァンパイアなら、“噛みつきたい”のは?『フライトナイト』投稿受付中コリン・ファレルの“怒り”炸裂!『フライトナイト』衝撃の本編映像到着
2011年12月21日ドリームワークス アニメーションの最新映画『ヒックとドラゴン』の宣伝キャプテンを務めるお笑いコンビ、オードリー(春日俊彰&若林正恭)が6月8日(火)、本作のCM撮影に臨み、ドラゴンの炎に焼かれた特殊メイクで登場した。バイキングとドラゴンが戦いを繰り広げる島を舞台に、弱虫の少年・ヒックが、ひょんなことから傷ついて飛べなくなったドラゴンと出会い、互いの立場を越えて友情を育んでいく姿を描いた感動作。このドラゴンの名前が“トゥース”であり、「トゥース!!」といえば春日さんということで今回、オードリーの2人に白羽の矢が立った。本作は3D映画であり、CMはドラゴンが噴いた炎がスクリーンを飛び出して、映画を鑑賞していた2人を丸焦げにしてしまう、という内容で、春日さんの自慢のテクノカットもピンクのベストも焼けただれてボロボロに。収録後に報道陣の取材に応じた2人。春日さんは「春日の良さを十二分に発揮されたCMになっていると思います」と満足げ。“トゥース”つながりで宣伝キャプテンに就任したことについては「事前にドリームワークスから話がなくて憤っていたのですが」と前置きしつつも、「春日の海外進出第1弾ということで」、「大きく言えば“春日の映画”です!」と映画よりも自身を執拗にアピールし、若林さんから次々とツッコミを受けていた。自慢のベストが焼けてしまった点についても「ベストを(春日さんとドリームワークス側)どちらが用意するのかで少しモメたんですが…」と内幕(?)を暴露しながら「最初に自分で買った1枚は2,000円くらいのもので正直、いまストックは10枚以上ある」と説明。報道陣から「安い」と突っ込まれると「2,000円は安くないでしょう!アンタのつまんない物差しで測るんじゃないよ」と一転、怒りを露わにする一幕も。さらに話題は発足したばかりの菅政権に。“仕分け人”としてその名を轟かせる蓮舫議員について春日さんは「Sっぽさがたまらないですね。『春日、廃止。Get out!』って言われたい」と願望を述べ、報道陣の笑いを誘った。最後のアピールの場でも春日さんは「面白い作品に仕上がってます!」と自信満々。「お前、それ完全に監督のスタンスだろ!お前が作ったのか?」とツッコミを受けても意に介さず「この映画を観ないと、この夏、春日に嫌われるぞ!」と決めてくれた。『ヒックとドラゴン』は8月7日(土)より公開。■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:全米興行加熱!『ヒック』&『シュレック』で史上初ドリームワークスWトップ10入り「デートしたい芸人ランキング」あの人気コンビとのドライブデート希望者多数!3Dで「トゥース!!」オードリーのネタ付き『ヒックとドラゴン』予告編が到着オードリーが3Dで飛び出す!「トゥース」でまさかのハリウッド進出&オスカー?『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着
2010年06月08日日米のキャスト・スタッフが集結し、アカデミー賞脚色賞はじめ各国の賞に輝いた名作『サイドウェイ』を日本版として新たに誕生させた『サイドウェイズ』が10月31日(土)、公開初日を迎えた。初回上映前には主演の小日向文世をはじめ、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子らキャストとチェリン・グラック監督が舞台に登壇し、映画に因みワインで乾杯し門出を祝った。ワインの聖地、カリフォルニア州・ナパを舞台に、そこで出会った男女4人の恋愛と友情、珍道中を描いた本作。現地での撮影を通して意気投合した様子の4人だが、主演の小日向さんは「こんなに宣伝プロモーションで回ったことはないので、正直疲れました」と、公開初日に少々お疲れ気味?劇中で印象に残った台詞を聞くと、「『最短距離がベストな道とは限らない』という言葉が好きです。遠回りしたって結果的には良いことが待っているとポジティブに思えたら、それは素敵なことだと思います」と笑顔で語った。ワインショップに勤務する麻有子を演じた鈴木さんは、映画をワインに例えて「この映画は、良く出来た年のワインのように、素敵な雰囲気といい思い出を醸し出してくれるような作品に仕上がっています。まずは採れたてのボジョレー・ヌーボーのように味わってください。そして、この先も味わっていただける映画なので、DVDになっても楽しんでもらえると思います」と、早くも本作のDVDまでアピールし、会場を和ませた。アメリカを拠点に活躍するグラック監督は、この日のためにわざわざカリフォルニアから来日。観客に向けて「我々、映画ファミリーへようこそ。“手づくり映画”を楽しんでください」とアピールし、4人の日本人キャストを称えた。オリジナル版に劣らず、まさにハマリ役と言える一同だが、お調子者の大介を演じた生瀬さんは役そのままの調子のよさを発揮。この映画出演の功績として「ハリウッドからのオファーがちょこちょこ来てるんだけど、まだ日本でやり残してることがあるのでお断りしてるんです」と告白するや、「今日はみなさんにご紹介しようと思って写真がここにあるんです」と言ってポケットから取り出したのは携帯電話。「釣りでこんなのを釣ったり、あと京香さんとお買いものしたのがこの写真ね…」とちっちゃい画面を披露し、客席を沸かせた。4人の中で一番年下の菊地さんは、撮影について「お兄ちゃんとお姉ちゃんの下で、何しても許される自由な環境で、一番楽しんでました。プレッシャーとか責任とか感じない、こんな現場が続いたらいいなと思います」とマイペースぶりを見せた。舞台上でも小日向さんたちに温かく見守られる中、「ナパは私一人だったらもう二度と行きたくない場所ですが、この4人でならまた一緒に行きたいです」と無邪気な笑顔で語った。最後には、巨大グラスを手に小日向さんの「お客様は神様でーす!」の合図で、一同ワイングラスを交わすと、盛大な拍手に包まれた。『サイドウェイズ』は全国にて公開中。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:小日向文世『サイドウェイズ』インタビュー海外苦手でも鈴木京香さんなら断れない!ジェイク・シマブクロインタビュー天才ウクレリストが奏でる“ワインのある風景”【TIFFレポート】小日向、通訳の英語にタジタジ凛子は監督を「いい加減」と暴露ワインをおいしく!『サイドウェイズ』特製ワインサーモメーターを3名様にプレゼント菊地凛子『サイドウェイズ』インタビューオスカー候補女優が海外に挑戦し続けるワケ
2009年10月31日出演するどの作品でも、常に独特の存在感を示している俳優・小日向文世。その小日向さんが、今度はアカデミー賞を受賞したハリウッド映画の日本版、という画期的な作品に挑んでいる。1か月にも及んだ海外ロケ、俳優としての挑戦について語ってくれた。思わず“ハリウッド映画に出てる気分”に!2人の男がカリフォルニア・ワインの聖地ナパ・バレーのワイナリーを巡るロードムービー、『サイドウェイ』の基本設定はそのまま、キャラクターを日本人に置き換えて新たなストーリーとともに展開される『サイドウェイズ』。本作の撮影が、オリジナル同様にナパ・バレーで行われたのは約1年前のこと。インタビュー部屋に飾られていた映画のポスターを眺めて「『よく行ったなぁ』って感じです…」と小日向さんはつぶやいた。「何か夢のような気分なんですよ。『あー、綺麗なところに行ったんだね〜』って」。最初にプロデューサーからオファーを受けたときは、「ワイナリー巡りよりは九州の焼酎蔵巡りの方が日本人にウケるのでは?」とおもわず考えてしまったほど想像がつかなかった、といまだからこそ明かす。しかし、そんな彼を惹きつけたのは、何よりも海外での撮影だった。「監督含め、スタッフ全員が海外の方。それは確かに面白いと思いましたね。実際、監督はチャーリー・シーンみたいな顔をしているのに、日本語ペラペラなんですけど(笑)。でも監督が『Rolling!Action!』なんて指示を出すと、『おぉ〜何だかハリウッド映画に出てる気分だな〜』って感じがしましたよ」。ところが、「実は海外はあまり好きじゃない」という驚き(!)の告白。「どんなに仕事がハードでも必ず家に帰る、というのは必須条件。でも今回ばかりは『僕はあまり海外が好きじゃないから』って断ったら、後で後悔するんじゃないかなって思いました。しかも、僕が好きになってしまう相手役が鈴木京香さん!これはやっぱり断れないでしょ?案の定キスシーンもありましたし(笑)」。小日向さんの意見も取り入れられながら、何度も書き直されたという脚本。結果、より共感できる、等身大の『サイドウェイズ』が生まれた。オリジナルと比較して観るのも面白いが、ひとつの新しい映画としても、大いに楽しめる作品となっている。「ウジウジしながらも、それなりにもがいて、何とかしたいって思っている。それを1週間ワインを飲みながら、何かひとつ見つけて帰るというところをうまく演じきれたらいいな、と思っていました。僕が思い描いた道雄を、アメリカ版とは違う形でね。どっかで『頑張れよー』ってうしろから後押ししてあげたくなるような人にはなれたかな、って思うんですけど」。「本物のワインを飲ませてくれ!」もちろんオリジナル版同様、映画のキーとなっているのが「ワイン」。とにかくワインを飲むシーンがたくさん登場するが、小日向さん自身もかなりのワイン好きだそう。「カリフォルニア・ワインがこんなにおいしいものだとは、今回の撮影で初めて知りました。フランスワインよりもおいしい!オススメ?僕はナパのピノ・ノワールが好きです。『ニュートン』という銘柄は日本にも輸入されていますよ」。ちなみに、撮影で飲んでいるワインは基本的に中身は全てグレープジュース。しかし、中には本当にワインを飲んでいるシーンもある、と裏話を教えてくれた。「夜、この撮影で今日はもう終わり、というときは『本物を飲ませてくれ!』って頼みました。酔いつぶれるシーンは、本当にワインを飲んでいましたよ(笑)」。ホテルのルームサービスでハンバーグを頼むのが大変だったという話、緊張から一週間便秘になってしまった話、撮影がオフの日にサンフランシスコに遊びに行った話…取材中、たくさんの思い出話を聞かせてくれたが、それだけ、本作は小日向さんの俳優としてのキャリアにも大きな影響を与えたことは間違いない。「1か月間も日本を離れたのは初めて。僕のプロフィールの中で、『サイドウェイズ』という作品は、とても大きな存在になると思います。海外の方が映画を観て、『フミヨを使いたいからこっち来て』って言われたらどうしよう…って言われないか(笑)。これはこれで、僕がいままで色々やってきた中のひとつなので、この映画を足がかりに海外進出したいなんて、これっぽっちも思っていないんです。今度はまた違う、日本に生活している日本人を演じたいと思っています。本当にささやかな家族の話とか演じてみたいですね」。(photo:Yoshio Kumagai/hair & makeup:Yuko Tomioka)衣裳協力:マリテ+フランソワ・ジルボー(タカセ商事)化粧品:アクセーヌ『サイドウェイズ』菊地凛子インタビュー『サイドウェイズ』ジェイク・シマブクロインタビュー■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:ジェイク・シマブクロインタビュー天才ウクレリストが奏でる“ワインのある風景”【TIFFレポート】小日向、通訳の英語にタジタジ凛子は監督を「いい加減」と暴露ワインをおいしく!『サイドウェイズ』特製ワインサーモメーターを3名様にプレゼント菊地凛子『サイドウェイズ』インタビューオスカー候補女優が海外に挑戦し続けるワケ菊地凛子&鈴木京香、仲良くぶどう柄でペアルック?『サイドウェイズ』舞台挨拶
2009年10月29日