楽天の三木谷浩史社長と米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフCEOは4月8日、京都大学の「iPS細胞研究基金」へそれぞれ約2.5億円を寄付する事を発表し、都内で調印式を開催した。調印式には京都大学の山中伸弥教授と三木谷浩史社長が出席、マーク・ベニオフCEOは中継で参加した。2009年4月に設立された同基金はiPS細胞研究所において基礎から応用研究まで実施できる研究環境を整備し、研究の加速化を図ることを目的としている。寄付金は知的財産の確保と維持、優秀な研究者・研究支援者の確保、安定的な研究の推進、医療応用に向けた研究費としての支出などに使用されている。今回の件は、ベニオフCEOが来日した際に山中教授に資金援助を申し出たことがきっかけだという。その際、ベニオフCEOが「他に賛同してくれる人はいないか」と聞いたところ山中教授から三木谷社長の名前が挙がったという。会見で三木谷社長は「山中先生は研究者という立場を超えて再生医療の実現に向けて資金調達をやっておられる。国からの支援も制約があると聞いた。今回の寄付金でより自由に研究できるようになればといい」とコメントした。iPS細胞研究所は国から競争的資金という名目の援助を受けている。しかし、この資金で同研究所でかかる費用の全てをカバーできるわけでなはい。競争的資金では国から許認可を得る専門家、高度な実験を行う技術員などを有期雇用することしかできず、研究所の職員の9割が不安定な立場にとどまっているという。iPS細胞研究の医療応用を目指している同研究所にとって、優秀な研究者や技術員を確保できないということは大きな痛手だ。自身もマラソン大会に参加するなどして資金集めに奮闘している山中教授は「研究所では年間5億から10億円の資金が必要となる。今回の支援をいたたいだことは、研究にとって非常にありがたい。最大限有効に生かして臨床応用の実現に向かってこれからも頑張っていきたい」と感謝を述べた。
2015年04月08日東京都杉並区の明治大学和泉キャンパスで、同校の学園祭「第130回明大祭」行われる。オープニングフェスティバルは10月31日、17時~19時(開場16時30分)、本祭は11月1日~2日、11時~19時(開場10時30分)。○86もの模擬店はバリエーションも豊か同イベントは毎年5,000人以上の明大生が参加し、約5万人の来場者を集めるという明治大学の学園祭。学業、サークルなどの課外活動をステージでのパフォーマンスや教室を利用した発表、仲間と楽しむ模擬店といったさまざまな形で表現する。130回を迎える今回のキャッチコピーは「想いが集う、その先へ」。期間中は、さまざまなジャンルのUK、USの音楽を中心に演奏するバンド・Fred Perry Groupによる「Concert for Low Side Digger」や、ダンスグループ・Cherry Gooseによる「Cherry Goose Live」などを開催する。そのほか、明治大学初の男子チアチーム・ANCHORSのパフォーマンス「男子チアリーディング」、ギターサークルストリートがアコースティックギター演奏を披露する「ギターサークルstreet屋外ライブ!」、MOREMOIによる「アニソンライブ」なども行われるとのこと。屋内企画では、サークルのメンバーが今年旅した世界各国の写真を展示する「アジアの旅人写真展」、絵本工房の部員の作品を展示する「絵本工房秋の巻」、南三陸の魅力を映像や写真、物販で来場者に伝える、きずなInternationalによる「伝えよう!広げよう!南三陸のわくわく」などを展開。さらに、商学部前田陽ゼミナールによる「ブラジル風コロッケ販売」、動物愛護サークルtoutouによる「ケバブ販売」、政治経済学部木谷光宏ゼミナールによる「ミネストローネ販売」、経営学部国際ボランティアプログラムのベトナムに行ったメンバーによる「ベトナム風揚げ春巻き販売」など、86ものブースが自慢の味を披露する模擬店も展開する。
2014年10月30日