作詞家の森浩美氏が、14日放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)の電話インタビューに応じ、年内で解散するSMAPの名曲に込めた思いや制作秘話を明かした。SMAPのデビュー曲「Can’t Stop!! -LOVING-」や、「オリジナル スマイル」、「青いイナズマ」、「SHAKE」など数々のヒット曲の作詞を手掛けた森氏。ファンからのリクエストによって選ばれた上位50曲を収録するベストアルバム『SMAP 25 YEARS』(12月21日発売)には、森氏が作詞を担当した楽曲が8曲入っている。森氏は「ファン投票というところもあってうれしかった」とアルバムに自身が手掛けた楽曲が多く選ばれたことを喜び、ヒット曲の法則について「ヒットする作品は早くできる。たいがい1晩か2晩か、あっという間」と告白。「SHAKE」は「お風呂で30分で書いた」と明かし、「最速!」と笑った。デビュー曲「Can’t Stop!! -LOVING-」の歌詞には、これからのSMAPに対する期待を込め、名刺代わりにSMAPというグループ名も入れ込んだそう。この楽曲の2年前にSMAPと対面し、「かわいくてフレッシュ」というそのときのイメージを歌詞にしたという。レコーディングは、放課後の部活動のように和気あいあいとやっていたのが印象的だったと振り返った。「オリジナル スマイル」は、デビューから4年、森氏から見てSMAPが苦戦しているなと感じ、頑張っているSMAPにいい歌詞を書いてあげたいと応援の気持ちで歌詞を書いたそう。また、この楽曲をSMAPのライブで5万人が熱唱している光景を見て、「曲や歌詞が人に影響を与えられる」と初めて感じたという。そして、「20年以上前の曲が今も愛されているのはSMAPがずっと歌い続けてくれるから。これからもSMAPと一緒に楽曲も愛してほしい」と思いを伝えた。
2016年11月14日手塚治虫が死の縁まで綴っていた日記の一節を原案に映画化をした『トイレのピエタ』。公開を前日に控えた5日(金)、タワーレコード渋谷店にて松永大司監督と杉咲花さんがトークショーを行った。実は今回が初対談ということで、監督から「二人だと嫌だって言われると怖いな」というと、杉咲さんからすかさず「これ、楽屋でも言われたんですけど、本当にやめて欲しいな、って思っています」と突っ込みが。すると監督は監督で、「泣かされたって杉咲が色々なところで言っていますけど、虚像ですよ、虚像!」と報道を否定。それを聞き、不服そうな杉咲さんの可愛らしい姿に、会場は温かい笑いで包まれた。本作では、パワフルな役を演じた杉咲さんだったが、オーディションでの初対面では、びっくりするほど声が小さく「この子はないだろうな」って思ったと監督が激白。とはいえ、芝居をした瞬間からのパワーがものすごく、そのギャップに惚れ込み、1年間オーディションを行ったとはいうものの、即決だったそうだ。一方で、監督との思い出はやっぱり泣かされたことですか?とMCから尋ねられた杉咲さんは「そうですね。泣かされたことですね」と応答。「監督の第一印象は、すごく大きくて、前髪が斜めだな、って…」というと会場からは笑いと拍手が起こり、「おいおい、拍手が起こっているじゃないかお前!」と監督が苦笑。お互い信頼関係を持ちながら、すっかり打ち解けている様子だった。完成作品を観た杉咲さんは「監督からの最高のプレゼントだなと思いました。凄いものに出逢ってしまったからこそ、ピエタを超えるものを創らないといけいと思いました」と絶賛。また本作は、「RADWIMPS」の野田洋次郎さんが映画初主演を務めるということでも話題を集めている。杉咲さんは、野田さんについて「ずっと宏(本作での役名)でした。とにかく冷静で繊細で気がついたらみんなが宏を見ているような素晴らしい方でした」と魅力を話した。小説としても楽しめるこの作品について、監督は「理想は、映画を観て、本を読んで、また映画を観てもらいたいです。杉咲花という少女のようなあどけない時から、女の子に変わっていく貴重な過程を収めさせてもらったので、ドキュメンタリーとしても是非味わって欲しいです」とPRをした。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より 新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月05日