高杉真宙と柄本時生がW主演するドラマ「三笠のキングと、あと数人」が、HBC北海道放送にて今夏から制作されることが分かった。放送は2025年春を予定している。現代社会で生きづらさを抱えた地元出身の若者達が、盆踊りで巻き起こす騒動とほろ苦い恋物語をベースに、新しい地域のあり方を考え、若者が町と共に成長していく地方と人の創生がテーマのハートフルコメディで、オリジナルストーリー。「北海盆唄」・北海道遺産「北海盆踊り」発祥の地(※)とされる空知の三笠市を舞台にしている。※明治時代、三笠市幾春別の炭鉱街で唄われた「べっちょ節」が、昭和に入り「北海炭坑節」になり、さらに現在の全国的にも知られる「北海盆唄」へと変化したと言われていまる。「三笠北海盆踊り」は無形文化として北海道遺産にも登録されている。毎年8月13日・14日・15日に開催。高杉真宙は、東京でアイドルを目指すも夢破れ、故郷の三笠市に帰ってきた優柔不断でデリケートな性格の主人公・健太を演じる。そんな健太の高校の先輩にあたり、“三笠のキング”を名乗るW主演役には、柄本時生。高校を中退後、何をやっても上手くいかない人生が続いていたが、あることをきっかけに突然、「市長」になることを決意。その目的遂行のために健太を振り回す、自分勝手な超お騒がせ男を演じる。異色の若手俳優2人の競演による、痛快なエンターテインメント作品だ。監督陣には、地方を舞台とした映画やドラマ作りで定評のある門馬直人、榊原有佑、針生悠伺の3人を起用。プロデューサー陣を含めてスタッフが何度も三笠市を訪れ、入念に脚本作りを行った。また、本作の制作にあたり、三笠市民とドラマ制作の実行委員会を作り、三笠市役所の全面バックアップのもと、約1か月に渡りドラマ制作に臨む。市内の各所で撮影が行われるだけでなく、完成までの過程に、市民が参画することにより、三笠市の魅力をさらに深く掘り下げ、全国、世界へ向けたクリエイティブになることが期待される。本作は2025年春のHBCでの放送を皮切りに、全国放送・配信などの展開を予定している。〈高杉真宙(健太役) コメント〉「三笠のキングと、あと数人」に健太として出演することになりました。北海道での撮影は何度も経験したことがあるのですが、三笠市での撮影は初めてなので楽しみにしております。柄本さんとの共演は2度目ですが、前回の撮影の際にたくさんお話しさせてもらって、楽しく魅力的な方だったことを覚えています。今回は役としてもやりとりが多いので全力でぶつかっていけたらと思います。〈柄本時生(先輩役) コメント〉なかなか破天荒な役をやらせていただきます。主要メンバーは少ないのですが、豪華なキャストの皆さんがこれから合流して参加されると伺ったので、その方々との共演を楽しみに頑張っていきたいと思います。〈三笠市・西城賢策市長 コメント〉ドラマのタイトルが決定し、主演も第一線で活躍されている俳優の方々で、いよいよ撮影も始まることを大変嬉しく思います。このドラマで三笠市の良さがどのように表現され、放送されるのか、今から完成がとても楽しみです。また、市民の皆さんにとってもドラマ撮影に触れることができる素晴らしい機会となり、三笠市としても官民一体となって全力でバックアップして盛り上げていきたいと思います。このドラマを通して、三笠市の魅力が北海道から、全国へ発信されていくことを期待しています。「三笠のキングと、あと数人」は、2025年春、地上波北海道ローカルほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年07月19日俳優の賀来賢人、柄本時生、落合モトキ、岡田将生が共演するテレビ東京ドラマ24『錦糸町パラダイス~渋谷から一本~』(毎週金曜0:12)が12日からスタートする。柄本が初プロデュースと俳優を兼ね、かねてから親交の深い役者4人が集結。このほど、賀来、柄本、落合が取材会に参加し、岡田を含め10年来の友人という関係性が活かされた今作への思いを語った。今作は過去の「汚れ」を掃除する掃除屋『整理整頓』の大助(賀来)、裕ちゃん(柄本)、一平(落合)の3人と、過去の「過ち」を暴くルポライターの蒼(岡田)が、東京・墨田区錦糸町を舞台にさまざまな人との出会い、出来事を通じ、自らの過去と向き合っていく…総勢50人以上の人生模様を映し出す人間ドラマ群像劇だ。総監督を務めるのは、柄本が20年前に初めて出演した映像作品『4TEEN』、映画『余命1ヶ月の花嫁』『月の満ち欠け』『母性』、直近ではテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル『生きとし生けるもの』で監督を務めた廣木隆一氏が務める。■俳優兼プロデューサーの苦労と楽しさ――今作は今井隆文さんと柄本さんの初プロデュース作となりました。俳優さんがプロデューサーをやるやりがいや意味を柄本さん自身はどう捉えていらっしゃいますか。柄本:やりがいはすごくある。普段なら衣小合わせ一つとっても自分の衣装や小道具を着終わったら帰るんですけど、一人ずつの衣装や小道具を見て、セットを見て、こうやってひとつの役になるんだとクリエイティブ面を初めてちゃんと知ることができたので、感動とやりがいを感じました。その上で、根っこの部分はずれないように。僕一人のものではないと念頭に置いて『ここだけは逃したくない』ということを譲らずやらせてもらいました。もっと大きい部分、世界観を壊れないようにと必死で考えました。――賀来さん自身もすでにプロデュース業を経験されています。賀来:時生くんも感じていると思いますが、もう“柄本時生プロデュース”となると、もう柄本時生の感性が全面に出る。だからこそめちゃくちゃ恥ずかしいし、もう、言い逃れできない。その感性を、やりたいことをぶちこんだ分、貫かないといけない。それが世間に伝わったときの作品は俳優部だけで参加する時とは違った感覚になる。全体をみるというか、作品が(自分の)子どものようになるだろうし…。柄本:そう!なる!本当に大切。賀来:俳優って基本は受け身なんですよ。受け身な分、今までと脳みそは変えないといけないけど、表現っていう意味では変わらないし、俳優とプロデュースは延長線上にある。結局現場で『こうしたい』と話し合うので立ち位置は延長線上にあるのではないかな。――プロデューサーの柄本さんを現場で見てどのような印象を抱きましたか。賀来:めちゃくちゃ楽しそうにやっている。1秒でいいから現場にいたいみたい(笑)――落合さんはいかがですね。落合:そうですね。僕が初めてプロデュースしたのは…。賀来・柄本:してない、してない(笑)落合:初めて時生ちゃんから話を聞いたときはすごく面白いなと思いました。衣装合わせや読み合わせで時生ちゃんと会って、撮影はこの3人で一緒に始まった。メイクしている時、かっくん(賀来)が時生に『本当に良かったよ、ここまで準備して撮影中止になる現場もあるから本当におめでとう』と言っていて…良かったな、時生って思いました(笑)賀来:撮影するまでが大変っていうからね。――コロナ禍の2020年には「劇団年一」(読み:げきだんねんいち)を結成。同年5月上旬に第1回作品「肌の記録」を配信し、反響を呼びました。すでに、3人のなかで絶妙な空気感が出来上がっていますが、この3人で作品をやる強みはなんでしょうか。柄本:強みはまだわかっていない、というのが本音。(岡田を含め)この3人はもう1人の俳優さんとしてリスペクトしていて親友だと思っている。夢のように語っていたことを実現させるところまできたことが僕にとってはうれしいこと。現場に入り、脚本について『これだとどうなの?』みたいな会話をした時に、“あ、俺らって大人になったんだな”と感じました。『これがやりたかった』という感覚になれた。映像で廣木監督が撮っていただいてそこが見えたら強みになってくれるのかな。――意思疎通のしやすさみたいなものは感じますか。柄本:あるような気はしつつ、緊張をしてます。賀来:緊張しているよね(笑)時生ともっくん(落合)はもう14歳の時から廣木監督とご一緒されていて、まーくん(岡田将生)もやってるし、僕だけ初めてなんですよ。柄本:自然と現場にいて、自然とセリフを言うんですよ。もう感動しちゃって(笑)賀来:僕もこのメンバーである意味っていうは考えたわけですよ。僕たちの関係性を、出さないともったいない。初日に廣木さんが『じゃあ、自由にやってみて』って言ってくれて本当に自由にやってみたら、本当に楽しかった。普段の関係性のまま、それが画面に出る。19歳くらいから知っているみんなとの会話を、お芝居に昇華して垂れ流される。それが幸せだった。作り込んでできるものでもないから、本当に楽しそうに映っていると思う。それがこの3人は幼なじみという設定で、元々の関係性が画面に反映されたドラマってあまりないから面白いんでじゃないかな。落合:10代の時から知っていて、20代前半はプライベートでもほぼ毎週会っていたような4人。各々は各々で仕事したことありましたが、初めて4人で映像で切り取ってもらえるっていうところは夢でもあったし、一緒にいつか4人で仕事したい、芝居したいねと、話をしていたので、夢が1つかなっているのかな。――他の作品を含め、俳優とプロデューサーを兼ねることも増えていますが手を上げやすくなったような、ハードルの高さに変化を感じますか。柄本:環境の変化はすごく感じます。僕らより1つ上の世代だと山田孝之さんが始めていたり、本当に賀来さんがやっていたことが僕のなかでは大きかった。ここまで身近な人間で、やりきった人が1人いるっていうだけで、自分の中で勇気が持てた。『やってみよう』『やっていいんだ』という勇気を与えてくれた。我々の業界内でも、(プロデューサーとして)認めていただける環境になってきたのはすごくいいこと。僕自身も今楽しみながらやらせていただいていますし、これから出てくるものもすごく楽しみにしています。――賀来さんに背中を押されたわけですが…。賀来:押してはいないです(笑)――でも、勇気をもらったという話ではありましたけど、なんか具体的にプロデューサーとしてアドバイスみたいなものはありましたか。賀来:全然、全然ないです。ただ、たまに時生から電話が東京からかかってきて『大変だね。よくやったね』って(笑)。でも別に僕は何も言ってないですし、本当にここまで すばらしいキャストで、チームで。今こうして現場で撮影していることはすごいことだと感じています。――柄本さんはどこに大変さを感じましたか。柄本:全部です(笑)。キャスティング、本打ち、音楽打ち合わせとかも初めてだし、 知らない単語ばっかりなので。うん、衣小打ち合わせの前に衣小イメージ打ち合わせっていうのがあるとか…。“イメージ打ち合わせ”?現場でも僕は真っ白で一言もしゃべらない時間があったり。全部大変で、でも自分のなかですごく必要だなと。でも知ることですごく興味が湧きました。■柄本時生は「守りたい存在」“長男”賀来賢人&“次男”落合モトキが語る――お互いにとってお互いはそれぞれどういった存在ですか。賀来:モトキくんは、彼がいると僕もスイッチが入るんですよ。昔を思い出させてくれる。いろんなとこに僕は言っているんですけど、 多分芸能界で1番面白いんですよ。落合:やめてくれよ(笑)賀来:普段はすごく静かですが、笑わせていただきますし、僕も10代の頃を思い出させてくれる。時生は本当に優しい。なんか利用されたら嫌だなって詐欺とかに遭わないように守ってあげたい存在(笑)柄本:かっちゃんは守ってくれるよね~(笑)落合:かっくんはなんか昔から知っているし、でも昔から知っている分、人生の先輩として 色々積み上げているものがある。2人で路上で(撮影を)待っている時に『こんな時間ないよね』と話していて、ただただベンチに座って路上で待っているだけの時間は、多分後にも先にも、今しかないんだろうな。20代の前半よりも頻繁に会わなくなっていたので、その埋め合わせをするように話ができました。時生ちゃんも昔から知っているし時生ちゃんの家にも2週間ぐらい住んでたこともあったり…現場でもプロデューサーという肩書きだけど、変わらない面影がある。時生ちゃんが『うーん』っていう思ってる時を感じたりすると『どうした?大丈夫?』みたいな感じでケアに回ったりすることがたまにあるかな?僕もかっくんと一緒で、ちょっと後ろを立てたい、守ってあげたい人かもしれないです。柄本:なんなんそれ。みんなそうなんだ…ありがた(笑)落合:なんかね、気にかけちゃう。柄本:僕は4兄弟で考えてた。三男が自分。長男(賀来)、次男(落合)。三男(自分)。まーくんは四男。――この作品を経てなにか関係性に変化は起きそうですか。柄本:俺、ちょっと起きるかなって思ったけど、なんらないよね。賀来:なんらないね(笑)落合:うん(笑)――この企画が実現したのって、やっぱこれだけ長い付き合いを皆さん第一線にやられたからこそだと思うのですが、そこに感慨はありますか。柄本:感慨はすごく深いです。で、撮影始まったら意外とフラットになってきて…一番やばかったのは情報解禁の日で、そこまではずっと蕁麻疹出てるみたいな(笑)でもネットの記事にしてもらったときに、感慨深かった。感動してうれしかった。本当だったんだ、『あ、やれるんだ』っていうのがうれしかった。落合:毎日感慨深いです。毎朝メイクをしてたら、時生ちゃんが入ってきて『おはよう』ってね。かっくんが入ってきたり…きょうも始まるんだな、と思う。台本を読んでカメラの前でちゃんとお芝居する役者の1人としている。ただ自分に近い役で、3人の空気で、ただただ楽しいだけの作品には終わらせたくないなっていうのはある。ちゃんとスタッフさんも巻き込んで、愛される“劇団年一”でありたいなとも思う。その空気を皆さんに届け、より愛されたらいいな。賀来:もっくんの言ってることに完全に同意プラスまったく真逆のことを言うんですけど、本当に…ただ楽しい(笑)。こんな時間ってないんですよ。もう僕も大人で、子どもも2人いるし、みんな、仕事忙しいし…。そんななかでこんなに毎日、みんなとお芝居もできて、おしゃべりもできて。いかにこの時間を育むか。それが画面を通じて伝わればいいな。
2024年07月12日お笑いコンビ・FUJIWARAが、5日放送のTOKYO MX『5時に夢中!』(月~金後5:00)に生出演。藤本敏史は、昨年10月からの自粛を経て、今年3月に活動再開して以降、初の地上波テレビ生番組への出演となった。冒頭、藤本は「MXテレビが初めてじゃないですかね?何かやらかさないと出られないのかなって。(渡部の出演は)聞いてます。渡部、僕でしょう?ちょっと、僕から言うのはなんですが、次、宮迫さんお願いしてもいいですか(笑)?」と笑いを交えて呼びかけた。さらに、生投票テーマが「あなたは最近“厳しいお裁き”を受けたことがありますか?」であったことから、藤本にも同様の質問が寄せられると「それはね…人生長いですから」と答えに困っていると、相方の原西孝幸が「適正なお裁きじゃないですか?」と絶妙な助け舟を出していた。同番組は、女性のストレスを解消する“本音マル出し”ぶっちゃけワイドショー。地上最強のコメンテーターが東京の夕方を一層熱く盛り上げる、トウキョウの主婦たちの応援番組となっている。アシスタントのミッツ・マングローブやコメンテーターの中尾ミエなど個性豊かな出演者を前に、いったいどんなトークが繰り広げられるのか。藤本をめぐっては、吉本興業が昨年10月に公式サイトで藤本が事故を起こしたこと、当面の間、活動を自粛することを発表。藤本も「この度は事故を起こしてしまい、また、事故直後に適切な対応ができておらず、浅はかな行動をとってしまい、被害者の方に対して大変申し訳ない思いです」などと謝罪していた。その後、道交法違反で書類送検され、東京簡裁より罰金2万4000円の略式命令が出されたと報道された。今年3月23日放送のフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』(毎週土曜後11:10)に出演し、活動自粛後初の地上波復帰を果たした。
2024年07月05日吉高由里子主演で現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、柄本佑と黒木華の“君かたり”が公式サイトにて公開された。災害が続く都。この天変地異を治めるためには、彰子(見上愛)を入内させるしかないという。藤原道長役の柄本さんは、そんな状況での娘の入内に「非常に複雑」と言い、「兼家さんがやっていたような入内させていくような、そこの目的と自分がこれからする入内っていうのは、世のためであって自分の家とかそういったことではない」と、父のやっていたことの意味合いとは異なると語る。源倫子役の黒木さんは、「やっぱり子どもの幸せを第一には思っている」と母としての思いを代弁。また、娘の入内を考える道長の「これは生贄だ」というセリフについては、「こうするしかないけど、道長自身もたぶん彰子のことを大事にはしているでしょうし、ただそうするしかないんだっていうことば、すごく切なくも私は受け取りました」とふり返っている。第26回あらすじ災害が続く都をまたも大地震が襲った。まひろ(吉高由里子)は、夫となった宣孝(佐々木蔵之介)の財で家を修繕し、生計を立てていた。道長(柄本佑)は、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)から、この天変地異を治めるためには道長の娘・彰子(見上愛)を入内させるしかないと進言される。心労から体調を崩した一条天皇(塩野瑛久)は、譲位して定子(高畑充希)と暮らしたいと行成(渡辺大知)に相談。それを聞いた道長は…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。※7月7日(日)の放送は都知事選開票速報のため放送休止(第27回は7月14日放送予定)(シネマカフェ編集部)
2024年06月30日柄本時生と今井隆文がドラマ初プロデュース、柄本さんとともに賀来賢人・落合モトキ・岡田将生が出演するテレビ東京系ドラマ24「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」が、7月12日よりスタートする。過去の「汚れ」を掃除する掃除屋の3人と、過去の「過ち」を暴くルポライターの蒼が、東京・墨田区錦糸町を舞台に様々な人との出会い、出来事を通じ、自らの過去と向き合っていく…。登場人物それぞれの心理や感情の動きを丁寧に描いた人間模様を、ドラマのために書き下ろしたオリジナル脚本で映像化。人生で本当に大事なことは何か、生き方の根源や人間の心理について考えさせられる人間ドラマ群像劇が幕を開ける。メインキャストは、劇団も結成している俳優仲間4人掃除屋「整理整頓」の社長・大助役を演じるのは、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」にて原案・主演・プロデューサーを務めたほか、映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』では声優を務めるなど、俳優の枠を超えて存在感がますます増している賀来賢人。賀来賢人掃除屋「整理整頓」の社員で大助の幼馴染・裕ちゃん役を演じるのは、本作のプロデュースも務め、ドラマ「消せない「私」―復讐の連鎖―」ではクセのある役柄を演じきったほか、松田翔太企画のドラマ「THE TRUTH」では本人役でレギュラー出演するなど、映画・舞台・ドラマで多彩な活躍を見せる柄本時生。柄本時生掃除屋「整理整頓」の社員で大助と裕ちゃんの後輩・一平役を演じるのは、ドラマ「やわ男とカタ子」、映画『鯨の骨』など人気ドラマ、映画に多数出演、現在公開中の映画『不死身ラヴァーズ』にも出演するなど、圧巻の演技力で多くの視聴者を魅了する落合モトキ。落合モトキ錦糸町で暗躍するルポライター・蒼役を演じるのは、第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』や、主演を務め反響を呼んだドラマ「ザ・トラベルナース」、そして連続テレビ小説「虎に翼」が控えるなど、数々の話題作へ出演する岡田将生。この4人はプライベートでも親交があり、コロナ禍の2020年には「劇団年一」(読み:げきだんねんいち)を結成。同年5月上旬に第1回作品「肌の記録」を配信し、反響を呼んだ。十年来の友人である4人が芝居を通して作り上げる空気感は期待ができそうだ。総監督を、柄本さんが20年前に初めて出演した映像作品「4TEEN」の監督を務め、映画『月の満ち欠け』『母性』ほか、直近ではテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」でも監督を務めた廣木隆一が担当する。プロデューサー・出演者よりコメント到着■柄本時生/今井裕樹(裕ちゃん)役掃除屋「整理整頓」の社員。大助の幼馴染。子どもの頃から運動が得意でなく、大助についていく形でバスケをしていた。明らかに不向きなバスケを無理に続けることで周囲のメンバーから浮く分、より無意識に大助に依存していく。事故により車椅子生活になるが、自分の中に不自由となった生活への抵抗がないことを内心不思議に思っている。<コメント>元々二十代前半に飲み屋で「なんかやれたらいいよねぇ!」「面白いことやりたいよな!」こんな事を夢みたいに語っていました。三十代になって実現出来るまで来れたんだなと、、、スゴく感慨深い思いです。笑一緒にやろうと言ってくれた監督、プロデューサー、スタッフ、そして何より今日まで友達でいてくれて「こんな企画出してもいいかな?」と聞いた時に「いいよ!」と言ってくれた3人。。本当に感謝です!一生懸命働いて頑張りたいと思います!!「大人」になるというのが今回のテーマの一つです。ゆっくり話は進んで、ゆっくり終わっていきます。この機会に「大人」になる事って悪くないかもと思っていただければなと思います。■賀来賢人/木ノ本大助役掃除屋「整理整頓」の社長。一見明るい人物。かつては、海外でのプロバスケ選手の夢を持つも実際の自分の実力への不安や、家業の跡継ぎとしての責任を放棄することへの罪悪感で、大学の周囲の選手たちに密かに劣等感を持っていた。親や周囲はバスケに協力的でそれもプレッシャーとなっていたが、裕ちゃんの事故により、家業の掃除屋を継ぐ理由付けができたことに安堵している。<コメント>柄本時生がプロデュースする作品のオファーが来ました。断る理由も、断る権利もありません。もう恥ずかしさを通り越して何が起きるか想像もつかない楽しい現場になりそうです。皆様、時生くんの頭の中を、ぜひ深夜にご堪能ください。■落合モトキ/奥田一平 役掃除屋「整理整頓」の社員。大助と裕ちゃんの後輩で、2人をもっとも良く知る人物。事故の後から常に大助と裕ちゃんの仲を心配し、間を取り持とうとするがいつも少し空回りする。関係性が一番近いにも関わらず事故の当事者でない人物として、2人に昔とは違う距離を感じつつ自分が何とかしなければと思い込んで離れることが出来ない。<コメント>「やっと劇団年一の4人で芝居ができる!」この一言につきます!廣木監督とも久し振りにご一緒出来るのも嬉しい限りです。このキャストさん、スタッフさんで仕事出来る機会はこの先ないと思うので、日々の撮影の中で新しいものを見つけていきたいです。人との繋がり、居場所を再確認できる。そんな事を感じられるドラマになっていると思います。毎週この時間を楽しみにして観ていただけたら幸いです。■岡田将生/坂田蒼 役一匹狼のルポライター。表向きは地元住民や再開発が進み増えた観光客向けのフリーペーパーのライターだが、実は世の悪事を暴くために証拠の動画や画像を二次元コードで町中にばらまいている。<コメント>まず、この4人でまた集まり作品をやれることが嬉しいです。そして時生さんが軸となり素晴らしいスタッフと連続ドラマをやれることに興奮しています。わたくしが演じさせもらう蒼という役。とても謎です。しかし回を追うごとに少しずつ人物の背景が浮かび上がっていきます。是非、楽しみながら観ていただけたら嬉しいです。あと、個人的に僕の地元に近い錦糸町。子供の頃から行っていました。このドラマを見たら錦糸町を歩きたくなると思われます。■プロデューサー・脚本・出演今井隆文<コメント>2023年1月。とある作品で地方撮影中、ホテルのラウンジで暇を持て余した柄本時生君から「お茶しませんか?」と誘われ、話しているうちに、とあるノートが出てきました。そこには、時生君が、「劇団年一」でやれたらと思っている企画の数々が、汚い字で殴り書きのようにたくさん書いてありました。(笑)時生君の熱い思いに心を打たれた僕は、ノートをお借りして、時生君が持ち運びやすいように、企画をまとめたものをお渡ししました。そこで僕の役割は終了!と思っていたら、「一緒にやってもらえませんか?」ということで、撮影が終了してからも頻繁に連絡を取りながら、この作品を形にしようと動いていました。なので、実際にこの作品がスタートでき、発表のコメントを書いていることが不思議でなりません。いよいよ始まるということで、自分自身もがっつりプロデュースする初陣になりますので、ドキドキしています!日本映画界を支えてきてくださった、廣木組のスーパースタッフの皆様が集結してくださり、そしてキャストの皆様も時生君への想いに賛同し、すごい方々が集まってくださいました。おそらく、多くの関係者の皆様が、「色々大丈夫?!!!!」と口を揃えて言うと思います!果たして大丈夫なんでしょうか?本当に大丈夫なんでしょうか?テレビ東京さん!クランクインを迎えられたということは、きっと大丈夫でしょう!(笑)これから、乗り越えるべき山はたくさんありますが、皆様と一緒に準備した「錦糸町パラダイス」という土台が、スタッフの皆様と俳優部が入ることによって、どう変化し、監督の編集によって、どんな魔法がかかるのか?いまから楽しみで仕方がありません!企画・プロデューサー・脚本・出演とおそらく、あまり前例がないことをやらせてもらえているので、携わってくださっている皆様、観てくださるであろう皆様への感謝を忘れずに、撮影を頑張っていきたいと思います!金曜日の夜のお時間、僕たちに少しください!「錦糸町パラダイス」楽しみに待っていてください!!ドラマ24「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」は7月12日より毎週金曜深夜24時12分~テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年05月18日吉高由里子が紫式部を演じる現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、藤原道長役の柄本佑、源俊賢役の本田大輔の“君かたり”が、公式サイトにて公開された。第19回では、右大臣に任命され、公卿の頂点となった道長。柄本さんは「第18回までの道長から第19回って、自分としてはちょっと第二期に入るというか、見た目と共にちょっとハッキリした感じに、変わったように見えるかも」と語る。道長に権力が移るのを冷静に見定め、頭角を現していく明子(瀧内公美)の兄・源俊賢について、本田さんは「戦略があったりとかそういうことではなく、正しいと思うところにひかれて、そこに知りたくてついていくっていうような人物」「明子とはちょっと逆な感覚を持っている」と分析。また、伊周(三浦翔平)・隆家(竜星涼)に近づくシーンをふり返り、「敵視しているわけでもなく、正直なことを正直に言いに行っただけ」と説明し、「恩義・礼儀をしっかり持ったうえでやるっていうのを今回テーマに決めていたので、セッションしている感じ」と話している。第19回「放たれた矢」あらすじ道長(柄本佑)が右大臣に任命され公卿の頂点に。これを境に、先を越された伊周(三浦翔平)との軋れきが高まっていく。一方、まひろ(吉高由里子)は、ききょう(ファーストサマーウイカ)のはからいで内裏の登華殿を訪ねることに。定子(高畑充希)との初対面に緊張する中、一条天皇(塩野瑛久)も現れ…。ある夜、隆家(竜星涼)は、女に裏切られたと落ち込む伊周を強引に女の家へ連れていく。これが大事件へと発展することに。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月12日仕事で疲れた時や緊張している時など、心の支えになるようなものがあるといいですよね。現役美大生のNOE (dakerosaaaa)さんが「ネガティブな気持ちをポジティブに変換したい」という思いから、あるアイテムをInstagramに投稿。「かわいい!」と話題になっています。現役美大生が考案!『キズナデ』が超かわいい話題のアイテムとは、『キズナデ』という絆創膏の上から貼れるシールです。シールなので、ケガには直接貼らず、絆創膏の上から貼って使用するのだとか。絆創膏の上に貼る以外にも、日常生活をともにするだけで癒しをプラスしてくれそうですね。自分だけが分かる場所に貼って、こっそりナデナデすれば緊張もほぐれそうですね。NOEさんがアイディア段階の『キズナデ』をXに投稿をしたところ、商品化を望むコメントが殺到。そこで、商品化に向けてクラウドファンディングを開始し、ついに2024年2月22日から販売がスタートしました。検討に検討を重ね、完成した『キズナデ』は、商品化するまでには多くの苦労があったといいます。NOEさんいわく「輪郭を維持しての製造は難しく、キズナデの特徴のちまっとしたサイズは製造会社と協力の末、ようやく完成にいたりました」とのこと。また、さまざまなメーカーと打ち合わせをするも問題が解決できず、白紙に戻ってしまった時はかなり焦ったそうです。NOEさんが特にこだわったという触り心地は、ぜひ一度もふもふしてみたいですね。『キズナデ』は全部で5種類!子供に貼ってあげたり、ちょっとしたプレゼントにしたりと、いろいろな使い方ができる『キズナデ』は、5種類展開です。コメント欄には、あまりのかわいさに悶える人が続出しました。・ずっとなでていたい。・ファッション用として使いたいほどかわいい!・こんなの持ってたら、転ぶ度に幸せになれそう!・一度貼ったらかわいくて剥がせない。『キズナデ』は以下の販売サイトで、2024年2月22日~5月20日の期間限定で発売。気になった人はチェックしてみてくださいね!キズナデ[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年03月28日オスカー俳優ブレンダン・フレイザー主演映画『Rental Family(原題)』に、平岳大、柄本明が出演することが発表された。本作は、5度のアカデミー賞作品賞に輝き今年創立30周年を迎えるサーチライト・ピクチャーズと、長編デビュー作『37セカンズ』(2020) でベルリン国際映画祭ほか世界中の映画祭で喝采を浴びた日本人監督HIKARIがタッグを組んだ作品。フレイザー演じる東京で暮らす孤独で落ちぶれた俳優が、“アメリカ人男性”として日本の「レンタル・ファミリー」会社に雇われ、他人の人生の誰かの身代わりを演じることになる。その過程で、人との繋がりや自らが家族の一員として受け入れられる喜びを思いがけず再発見していくドラマが描かれる。監督を務めるHIKARIは、「この作品『Rental Family(原題)』を世界に届けることはまさに夢のようです」と喜びのコメントを寄せており、「サーチライト・ピクチャーズとSight Unseen Productions(製作会社)の惜しみないサポート、この映画の製作に尽くしてくれる素晴らしいキャスト、スタッフ、そして何より、多才で、信じられないほどの思いやりと魂を持つブレンダン・フレイザーが私たちの映画作りの旅のヒーローになってくれた決断に心から感謝しています」と感謝の想いを語っている。また、サーチライト・ピクチャーズ社長のマシュー・グリーンフィールドは、「この作品は私たちにとって非常にエキサイティングなプロジェクトであり、広く共感を呼ぶと確信しています。HIKARI監督とともに、完璧なキャストと製作陣を準備することができました。皆さんにこの映画を観ていただくのが今から待ちきれません」と期待とともに確かな自信をみせている。本作の撮影は、今月3月から5月まで日本で予定されており、劇場公開日は後日発表される予定だ。<作品情報>『Rental Family(原題)』公開日未定
2024年03月19日『37セカンズ』HIKARI監督による『Rental Family(原題)』に平岳大と柄本明が出演することが分かった。長編デビュー作『37セカンズ』(20)でベルリン国際映画祭ほか世界中の映画祭で喝采を浴びた、日本人監督HIKARI。Netflixシリーズ「BEEF/ビーフ ~逆上~」でも大きな注目を集めたが、最新作となる本作では、オスカー俳優ブレンダン・フレイザー(『ザ・ホエール』)を主演に迎え、山本真理(Apple TV+配信のドラマ「Pachinko パチンコ」)の出演が発表されている。そしてこの度、平岳大と柄本明の出演が決定。いよいよ今月3月より日本での撮影がスタートする。物語は、東京で暮らす孤独で落ちぶれた俳優が、“アメリカ人男性”として日本の「レンタル・ファミリー」会社に雇われ、他人の人生の誰かの身代わりを演じることになる。その過程で、人との繋がりや自らが家族の一員として受け入れられる喜びを思いがけず再発見していくドラマを描いた作品だ。監督を務めるHIKARIは、「この作品『Rental Family(原題)』を世界に届けることはまさに夢のようです」と喜びのコメントを寄せており、「サーチライト・ピクチャーズとSight Unseen Productions(製作会社)の惜しみないサポート、この映画の製作に尽くしてくれる素晴らしいキャスト、スタッフ、そして何より、多才で、信じられないほどの思いやりと魂を持つブレンダン・フレイザーが私たちの映画作りの旅のヒーローになってくれた決断に心から感謝しています」と感謝の想いを語っている。また、サーチライト・ピクチャーズ社長のマシュー・グリーンフィールドは、「この作品は私たちにとって非常にエキサイティングなプロジェクトであり、広く共感を呼ぶと確信しています。HIKARI監督とともに、完璧なキャストと製作陣を準備することができました。皆さんにこの映画を見ていただくのが今から待ちきれません」と期待とともに確かな自信をみせている。本作の撮影は今月3月から5月まで日本で予定されており、劇場公開日は後日発表の予定だ。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Rental Family(原題)
2024年03月19日うつむく、視線を送る、こちらを振り返る。作品の中で見せる些細な動き一つで、私たちの心をかき乱す、俳優の柄本佑さん。いま日本で一番色っぽいと言われている彼に、色気と役者の関係について、聞きました。スタッフと力を結集して初めて、その役の色気が出せる。現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』で、吉高由里子さん演じる主人公のまひろ(紫式部)の心を毎週揺さぶっている、柄本佑さん扮する藤原道長。まだ若く、一見ふわふわしているように見える年頃の道長が、思いがこもった恋文をしたため、熱い眼差しでまひろを見つめ、さらに兄・道兼などに対して感情を爆発させる…。変化し、そのたびに新たな魅力を見せる道長から、まひろだけでなく、私たちも目が離せない。「道長さんを色っぽいと言ってもらえるのは嬉しいです。見ている方に、そんなふうに受け取ってもらえているんだと思うと、いま制作陣が向かっている方向が間違っていないという確信にも繋がる。明日からの撮影に気合が入ります。ありがとうございます(笑)」そう言いながら、にっこりと笑う柄本さん。でも同時に、役柄の色気は自分一人で作り出せるものではない、とも言います。「役を演(や)る上で、“その役柄が放つ色っぽさ”について考えていないわけではないです。でも実は、大石静さんの脚本のト書き部分には、仕草だったりなんだったり、わりと具体的なことが書かれているんですよね。なので、僕がゼロから“道長の色気”について考える必要はそんなにはありません。役者として僕がやるべきことは、脚本という二次元に書かれたものをなるべく邪魔せずに、映像という三次元に上げるか、ということくらいなんです。あとは衣装やメイク、照明、撮影、他にもさまざまな技術を総動員して“役柄の色気”を醸し出していく。役者は、そういうもののほんの一部なんです。だからさっき“色っぽいと言ってもらえるのは嬉しい”と言ったのは、チームとしての仕事を褒めてもらえたわけだから、そこが本当に嬉しい、という気持ちなんです」そんな柄本さんに色っぽいと思う人を挙げてもらうと、まず挙がったのがコメディアンの志村けんさん。そして渥美清さん、小林桂樹さん、三木のり平さん、森繁久彌さん…と、昭和の役者陣がズラリ。また意外なところでは、吉本新喜劇の座長である芸人・すっちーさんの名前も!!「みなさんに共通しているのは、クレバーであり、そして自分自身に対してシニカルな眼差しを持っていること。色気って、僕は“普通であること”と深く関係がある気がしていて。役柄を演じたり、芸人として舞台に立ったりする“自分”と、普通の状態の“自分”の間に距離があればあるほど、その人に奥行きが出ると思うんですよ。普通でいることは、とても大事だと思う。普通の自分がいて、その上でいろんなことに苦悩したりあがくから、色気が出る気がするんですよね…。でもこれ、完全に好みの話ですよね。僕の好きな色気はそういうこと(笑)」笑いながら「色気って難しい…」とつぶやき、ときにじっと黙りつつ思考を巡らせる柄本さん。話をするうち「そういえば…」と、あるエピソードを聞かせてくれた。「僕は高校生のときに映画の世界に足を踏み入れたわけですが、現場が楽しくて、学校がつまんなくなっちゃったんですよ。そのときに母に、“いま楽しいのはいいけれど、そのうちきっと、現場がしんどくなるときがくる。だから学校生活を大事にしなさい”と言われたんです。時は経ち、大人になってひとり暮らしをはじめた頃に学校時代の同級生に会ったら、彼はスーツで会社に行っているのに、自分は撮影がない時期だったこともあり、浮足立ってたんですよね。そのときにふと、日常をきちんと送ることこそが自分と社会を繋ぎ留めてくれ、それがあって初めて役者という仕事ができる、ということが理解できた。母が言っていたのは、こういうことだったんだな、と。以来、ちゃんと着替えるとか、部屋を汚くしないとか、シンクに食器を溜めないとか(笑)、小さなところから地盤を作り、それが今日に繋がっている気がします。芝居の上手い下手よりも、生活者であることのほうが、役者には大事なんだと思います」道長が生きていた平安時代の色っぽい人といえば、字が上手な人一択。簡単に男女が会えるわけではない中、彼らは文(ふみ)を送ることで気持ちを伝え、また綴られた文字や紙にたきしめられた香りから相手を想像し、恋心を膨らませた。「文のやりとりを経て会えたとしても最初は御簾(みす)越し、その向こうで対面できてもほぼ暗闇で、ほとんど見えなかったらしいですから、情報量が圧倒的に少ないんですよね。でもだからこそ、ある意味豊かで広がりがある時代だったような気もしますね。ちなみに道長さんはあまり達筆ではなかったので、そこまでモテたわけではなかったみたい。でも僕は、物語が進むにつれてもっと上手にならなくてはいけないので、頑張って練習しようと思っています(笑)」えもと・たすく東京都出身。2003年、映画『美しい夏キリシマ』でデビュー。映画『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』などで第73回毎日映画コンクール男優主演賞、第92回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞ほかを受賞。近作にドラマ『空白を満たしなさい』や映画『ハケンアニメ!』『シン・仮面ライダー』など。ブルゾン¥418,000ニット¥129,800パンツ¥264,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03・6274・7070)※『anan』2024年3月20日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・林 道雄ヘア&メイク・AMANO(by anan編集部)
2024年03月15日鈴木保奈美、藤原丈一郎(なにわ男子)、尾上松也がトリプル主演を務めるスペシャルドラマ「生ドラ!東京は24時- Starting Over -」の生放送が決定した。様々な終わりを迎えた人々が、24時のTV局で交錯する、3月27日深夜。舞台となる年度末のTV局では、多くの人々が走り回っていた。1人目は、コメンテーター・小川すみれ(鈴木さん)。深夜の報道番組を卒業という形で降板する日、トレードマークの大事なスカーフをなくしてしまい、TV局内を駆け回る。そして2人目は、コンビ解散を決め、最後のTV出演を終えたお笑い芸人・矢崎祐樹(藤原さん)。解散を覆そうとする相方に追われ、TV局からの脱出を図る。そして3人目は、音楽番組のプロデューサー・葛谷潤一郎(松也さん)。不倫相手と働く職場に、歌手の妻が収録にやってきてしまい、右往左往する――。「生ドラ!東京は24時」は、完全ワンカット、生放送のドラマ。2022年3月に初回放送され、第2&3弾が年末年始特番として2週連続で放送、鈴木さんと藤原さんが主演を務めた「シンガロング!」は、「第60回ギャラクシー賞奨励賞」を受賞した。そして、4回目となる今回は、初めて舞台と連動し、本作は鈴木さん主演舞台「逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-」の前日譚として描かれる(※藤原さん、松也さんは「生ドラ!」のみ出演)。鈴木さんが演じるすみれは、女性の労働環境改善と子育て支援のNPOを主宰する傍ら、ニュース番組のコメンテーターを務めるなど、タレントとしても活動。啓発活動の一環としてTVコメンテーターを務めることになったが、正義を貫きたいという本心と、波風立てないように振る舞わなくてはという気持ちとの間で葛藤していた中、番組意図に反する政策批判をして炎上し、年度末で降板することに。さらに、お守りのように大切にしてきたスカーフを取り戻すべく、深夜のTV局を駆け回る中、様々なハプニングに巻き込まれてしまう。そして舞台「逃奔政走」では、すみれのその後のストーリーが描かれる。鈴木さんは「まじですか。また、やるんですか。全員が、信じられないくらい大変だとわかっているのに。高い高い山のてっぺんに何があるのか見に行かずにはいられない、そんな阿呆(あほ)な我々です。そうして山に登る道すがら、転んで膝を擦りむいたり足首を挫(くじ)いたり、空腹に泣けてきたり仲間割れしたり、そんなこんなも全部お客様にお見せして、笑っていただこうじゃありませんか。ジョンも言ってる、“starting over”って。25時にこの曲が聞こえてきたら、きっとちょっぴり泣けますよ」とコメント。また藤原さんが、漫才コンビ「ウェポンズ」のツッコミとして活動、売れっ子芸人への登竜門ともいえる賞レースでネタを飛ばす大失敗をしてしまい、引退を決意、最後のTV出演を終えたはずだったが、相方から引き止められてしまう矢崎を、松也さんが、人気歌手と結婚するも、多くの女性と関係を持ち、現在は同じ番組を担当する部下と不倫関係になっているプロデューサー・葛谷を演じる。藤原さんは「あの『生ドラ!』が再び!という驚きと緊張が一気に来ました(笑)!今回は前回より出演者さんも増え、より一層楽しみが増えています!」と心境を明かし、松也さんは「3人のストーリーが絶妙に重なりあいながら展開していきますので、放送当日が楽しみになりました」と台本の感想を語っている。なお、放送終了後には、恒例の出演者たちのアフタートークほか限定コンテンツを「FOD」「TVer」で配信予定だ。「生ドラ!東京は24時- Starting Over -」は3月27日(水)24時25分~フジテレビにて放送(※関東ローカル)。舞台「逃奔(とうほん)政走(せいそう)-嘘つきは政治家のはじまり?-」東京公演は7月5日(金)~16日(火)三越劇場、京都公演は7月20日(土)・21日(日)京都劇場にて上演。(シネマカフェ編集部)
2024年03月13日なめらかな口当たりが魅力のお菓子・生チョコ。少し高級であることから、贈り物としても人気があります。そんな生チョコの「生」とは、いったい何を表しているのでしょうか。そこで今回は、生チョコの「生」の意味についてご紹介します。生チョコの「生」とは※写真はイメージ生チョコを看板商品に掲げるロイズ公式ホームページには、生チョコの「生」について以下のように記載があります。生チョコレートは、チョコレート生地に生クリームや洋酒を加え、やわらかになめらかに仕上げたチョコレートのことを言います。生チョコレートの「生」はふんだんに使っている生クリームを指すのはもちろん、フレッシュなおいしさ、やわらかさなども表現しています。ロイズーより引用生チョコの「生」には、生クリームの「生」とやわらかくフレッシュな「生」の両方の意味があるようです。「生チョコレート」と表記できるのは規格をクリアしたものだけ生クリームを使用しやわらかく仕上げたチョコレートが、すべて「生チョコレート」と表記できるわけではありません。全国チョコレート業公正取引協議会が定める「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」では、以下の基準すべてを満たしたものが「生チョコレート」と表記できるとされています。・チョコレート生地が全重量の60%以上である・生クリームが全重量の10%以上である・水分が全重量の10%以上こんなに細かい基準があるとはびっくり。ちなみに板チョコに代表される一般的なチョコレートの水分は3%以下ですから、いかに生チョコがやわらかいかが分かります。生チョコは世界でも大人気!※写真はイメージ日本で大人気の生チョコですが、実は世界でも愛されているのをご存じでしょうか。ロイズ公式ホームページには、海外から寄せられたお客さまの声とともに、以下のように記載されています。ロイズのショップは海外にも展開し、シンガポール・香港などアジア諸国をはじめ、ニューヨーク、ドバイなど世界各地にありますが、どの国のショップでも一番人気はやはり生チョコレートです。「信じられないやわらかさ!」「こんなチョコレートに出会ったことがない!」という嬉しい言葉を各国でもいただいています。ロイズーより引用ロイズの海外店舗では、メジャーなクッキーや焼き菓子などを押さえて、生チョコが1番人気とのこと。ちなみに生チョコを英訳せず、あえて“NAMA CHOCOLATE”という名称で販売しているそうです。生チョコの保存方法&おいしく食べるためのワンポイントアドバイスそんな生チョコ、「どうやって保存するとおいしく食べられるのだろう」と悩んだことはありませんか。そこでロイズ広報担当に生チョコをおいしく食べるための保存方法を聞いてみました。「ロイズの生チョコレートについてのご案内になりますが、保存は要冷蔵(10℃以下)保存でお願いしております。お好みですが、食べる少し前に冷蔵庫から出して、室温になじませてから召し上がっていただくとよりなめらかな口どけを感じられると思います」生チョコの賞味期限は2週間~1か月程度と、メーカーや商品によってばらつきがあります。保存は要冷蔵で、なるべく早めに食べるようにしましょう。食べる少し前に冷蔵庫から出すとよりおいしく食べられるそうなので、ロイズの生チョコ以外でも試してみたいところです。[文・構成/grape編集部]
2024年02月02日「吉高さんは大河ドラマの長い撮影期間をともにする柄本さんを“戦友”と表現していました。リラックスして撮影に臨んでいるようです」(制作関係者)NHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原道長を演じる柄本佑(37)。主演の吉高由里子(35)とはドラマでの共演経験もあり、信頼関係にあるようだ。いっぽうで、柄本にはプライベートでも強い信頼を置く人物が。妻の安藤サクラ(37)だ。「柄本さんと安藤さんは’12年に結婚しました。今年は柄本さんが大河に集中するため、安藤さんは仕事を抑えているそうです」(前出・制作関係者)安藤は、結婚を決意した背景を’21年12月に『ボクらの時代』(フジテレビ系)でこう語っている。「結婚するときもこの人なら離婚していいやと思って結婚した」「どんなことが起こってもこの出会いで、その時間が絶対に、自分にとってはそれ以上のものになる」夫妻を知る芸能関係者は言う。「万が一離婚に至ったとしても、柄本さんとの結婚生活は離婚という苦難を上回る素晴らしいものになるという確信があったのでしょう。突飛な表現ですが、それだけ柄本さんとの出会いに強い運命を感じたようです。いっぽうの柄本さんも、初対面のときから『俺はこの人と結婚するな』と感じていたそう。安藤さんの母・安藤和津さん(75)も“この人しかいない!”と太鼓判を押していました」前出の制作関係者も言う。「安藤さんは結婚前から柄本さんの実家で同居していて、出産の前後も柄本さんの実家で過ごしていました。一般的には出産の際は奥さんが自身の実家に里帰りすることも多いでしょうから、安藤さんはかなり珍しいですよね。安藤さんは柄本さんの実家と波長が合うといい、柄本さんの父の柄本明さん(75)と2人でカフェでお茶することもあるそうです」まるでソウルメイトのような2人だが、交際当初は奇妙なルールがあったようで……。「柄本さんは安藤さんに“私の演技を見ないで!”と懇願され、安藤さんの出演作をほとんど見なかったといいます。安藤さんは父が奥田瑛二さん(73)、柄本さんは父の明さんだけでなく母の角替和枝さん(享年64)も俳優と互いに芸能一家。安藤さんは、芝居に関して目が肥えている柄本さんに酷評されるのが怖かったそうです」(前出・芸能関係者)とはいえ、今では互いの作品を見ることも珍しくないという。「安藤さんが朝ドラ『まんぷく』(’18年)でヒロインを務めた際は、柄本さんも『家族まで幸せになる』と喜びをかみしめていたそうです。今は、大河で大役を務める柄本さんの姿を見て安藤さんも幸せを感じていることでしょう」(前出・芸能関係者)奇妙に映る二世婚生活だが、柄本にとっての“光る君”は安藤で間違いなさそうだ。
2024年02月02日柄本佑が主演を務め、阪神淡路大震災で被災者の心のケアに奔走した精神科医の生涯を描いた映画『心の傷を癒すということ 劇場版』が、「能登半島地震」への支援としてオンラインで無料配信されている。本作は、阪神淡路大震災の際に被災者の心のケアに奔走した精神科医・安克昌氏の生涯を元に、1人の人間が未曾有の悲惨な状況の中で必死に心のケアの本質に迫ろうとした姿を描いた作品。被災直後の避難所の様子や、大切な家族を亡くした方、心の動揺を「地震ごっこ」でおさめようとした子どもたちの姿も描かれている。被災者のそばに寄り添う安先生の姿や言葉は、いまの日本で、きっと多くの気づきを与えてくれるはずだ。『心の傷を癒すということ 劇場版』無料配信を企画したのは、阪神淡路大震災から30年となる2025年の1月公開を目指して、富田望生主演の映画『港に灯がともる』の制作準備をしている「合同会社ミナトスタジオ」。1月1日に能登半島地震が発生し、震災で苦しむ方々、被災者を支えたいと思っている方々のために何かできないかと考え、映画『心の傷を癒すということ 劇場版』製作委員会と協力し、今回の無料配信に至った。映画『心の傷を癒すということ 劇場版』は、1995年の阪神・淡路大震災時、自ら被災しながらも、被災者の「心のケア」に奔走した精神科医・安克昌氏が当時の記録を綴った著書「心の傷を癒すということ~神戸... 365日~」(第18回サントリー学芸賞受賞)を原案として、NHKでドラマ化された本編を再編集。『心の傷を癒すということ 劇場版』コロナ禍などで心のケアの大切さが高まった2021年に劇場公開となった。実在の人物をモデルにした主人公・安和隆に扮するのは、大河ドラマ「光る君へ」にも出演中、高い演技力に定評のある柄本佑。その彼を支え続ける妻・安終子役には、海外での受賞歴もあり数々の映画・ドラマで活躍中の尾野真千子。また、和隆の父を石橋凌、母をキムラ緑子、兄を森山直太朗、弟を上川周作が演じ、さらに濱田岳、濱田マリ、近藤正臣と脇を固める実力派俳優たちが集結した。映画「心の傷を癒すということ」製作委員会 安成洋氏コメント今年、1月1日に発災した「能登半島地震」は、甚大な被害を及ぼしました。今も、被災地を中心にたくさんの方々が、様々な困難に直面しておられます。その支援の一助となれば、という思いから、映画『心の傷を癒すということ 劇場版』の「チャリティ・オンライン配信」を行うこととなりました。現在、寄付の応募方法が現金・銀行振込だけでなく、クレジットカード、ポイント使用など、多様化しています。そのため、寄付をする方々それぞれの事情に応じた方法を選択できる幅が広がっています。ご覧頂いたみなさまには、それぞれの思いや考えに沿って寄付をお願いいたします。被災地の外で、多くの人たちが感じている「少しでも被災地のお役に立ちたい」という気持ちが、この簡易な形でのチャリティ・オンライン配信を契機として、能登半島地震への支援という形へと繋がってゆく一助となればと願っております。『心の傷を癒すということ 劇場版』は3月31日まで、noteの「【チャリティ・オンライン配信】開始のご案内|映画「心の傷を癒すということ 劇場版」製作委員会」にあるリンクから無料で視聴可能。(シネマカフェ編集部)■関連作品:心の傷を癒すということ《劇場版》 2021年1月29日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©映画「心の傷を癒すということ」製作委員会
2024年01月26日役所広司主演『PERFECT DAYS』よりオリジナルコンテンツが解禁された。『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』などの名匠ヴィム・ヴェンダースが役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作。この度、役所さん演じる平山の同僚、タカシ(柄本時生)が平山の電話に吹き込んだ留守番電話音声が解禁。映画では描かれなかったタカシの新たな一面を、音声で聞くことができる。本作を観た人は、2人の関係に思いを馳せたくなるコンテンツとなっている。劇中では、仕事にやる気を見出せず、平山とは正反対のタイプに見えるタカシは「借りたお金を返さなそう」など多くの反響を呼ぶ個性的な人気キャラクターとなったが、その彼が留守電になにを吹き込んだのか…。同僚として、微妙で適切な距離を保つ平山とタカシ。これからも続いていく彼らの人生を想像しながら、ぜひ楽しんでほしい。『PERFECT DAYS』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2024年01月22日WOWOWが“モキュメンタリー”という手法を用いて、現代社会の様々な問題に鋭く切り込んでいく新番組『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』が放送・配信される。主演を務めるのは柄本時生と伊藤万理華のふたりだ。“ポータル”と呼ばれる扉の先に広がる、この世界とは別の歴史を辿った並行世界(パラレルワールド)をレポートするドキュメンタリー番組として進んでいく本作。ある世界では、強力な侵略植物による食糧難が起こり、またある世界では極度の少子化が進んでいる。こうした各世界の“失敗事例”を教訓として活かすべく、様々なポータルに足を運び、その現状をリポートするのが、柄本演じる新人リポーターのカイフの役目となる。【予告動画】PORTAL-X~ドアの向こうの観察記録~│ 2024/1/12(金)放送・配信スタート【WOWOW】異次元への扉「PORTAL」はこうして生まれた!/PORTAL-X~ドアの向こうの観察記録~│2024/1/12(金)放送・配信スタート【WOWOW】起こりうる未来について考えてもらえる作品低予算ながらも世界的大ヒットとなった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や白石晃士監督によるホラー『ノロイ』などのモキュメンタリー、フェイクドキュメンタリーと呼ばれる作品を鑑賞したことはあったという柄本だが「“モキュメンタリー”という単語自体は今回のお話をいただいて“はじめまして”でした」と語るように、これまで俳優として出演したことはなく、今回あらためてジャンルとしてその面白さを意識したという。モキュメンタリーという作風に加えて、本作の魅力は作品のテーマ性の鋭さ。柄本は「とにかく、将来的に絶対にありうることや実際に起こっていることを描いているのが面白かった」と語るが、“ポータル”と呼ばれる扉の先のパラレルワールドの現実=リアリティが、モキュメンタリーとしての面白さをさらに強化している。食糧難を解決する画期的な新食材“ハイパーベジタブル”に安易に飛びついた結果、それが侵略植物となり、さらなる食糧難が起きてしまった世界を描く『フードインベーダー』、地底人という“異形の存在”との共存とその崩壊を2編にわたり描く『フロム・アンダーグラウンド』と『ディア・アンダーグラウンド』など、一見シュールでコミカルな設定のようで、“対岸の火事”と笑っていられない厳しい現実を鋭く描き出す。中でも柄本が「一番“おぉっ!”と衝撃を受けた」と言うのが、極端な少子高齢化が進んだ世界で、15年前に生まれた“日本で最後の子ども”の姿を描く『ラストベイビー』だ。「種子法の話(『フードインベーダー』)も面白かったですけど、子どもがいなくなるということは“未来”が確実になくなる――先がなくて、もう無理なんだということを一番分かりやすく見せてくれますよね。あと、個人的に好きなのは、運に頼りきった世界を描く『LACK LUCK』ですね。他のエピソードが、“もっと早く対策をしておけば……”という、ある意味での怠惰の結果を描いているけど、このエピソードは運という個人の責任の問題を描いているところが異色で面白かったですね」モキュメンタリーという点で、普段以上により自然な演技や生々しさ、臨場感を意識した部分はあったのだろうか?「いや、そこは意識せずにやりました。逆に(モキュメンタリーであるということを)意識しちゃうのが、僕は怖かったですね」。あくまでドキュメンタリーとして進み、カイフは各ポータルの現状を取材するリポーターであるため、カイフ自身が画面に映ることもあるが、それ以上に取材対象者たちが話をするシーンが多いのも本作の特徴である。「完成した作品を観て、そこはすごく嬉しかったですね。主演・柄本時生、伊藤万理華ってあるけど、僕らはあんまり出てこない(笑)。その光景はすごく良かったですね。例えば、地底人がインタビューに答えるシーンも、実際は監督がカメラを回しながらカイフのセリフを話していて、僕は後から声を入れているので、作品を観るまで、地底人がああいうビジュアルってことも知らなかったんです(笑)。監督のオタク気質が作品の細かい部分に反映されていて素晴らしいです。僕自身、あまり社会勉強をせずにやってきた人間なんですけど、この作品を通じていろんなことを知り、考えるきっかけになりました。ぜひ起こりうる未来について考えてもらえる作品になっていたら嬉しいです」俳優って、何もできないけど何かができる柄本が演じるカイフと伊藤が演じるシューター(カメラマン)のルナは、コンビで各ポータルの取材を行なっているが、ふたりが一緒に画面に登場する(=共演する)シーンは決して多くはない。そんな中でも、柄本は伊藤が芝居で発する強い感情が印象に残っていると語る。「万理華ちゃんは、すごく“いま”を生きる人だなと芝居を通じて感じましたね。“よーい、スタート!”となった瞬間の感情をすごく大事にしているんだというのが伝わってきて、(段取りのとおりの)これが起きたからこうしよう……というのではなく、その時にわき上がった感情をそのまま出すような衝動的なお芝居で、すごく純度も高かったです」2004年に放送されたドラマW『4TEEN』以来、これまでもWOWOWの作品に出演してきたが、常に感じるのは「自由度の高さ」だという。「そこは毎回、すごいなと思いますし、自分が出ていない作品を観ても思いますね。最近だと『OZU ~小津安二郎が描いた物語~』もそうですよね?俳優やこの業界の関係者がうらやましいと思うような仕事をされているなと感じます」ちなみに、兄の佑はWOWOWの「アクターズ・ショート・フィルム」にて短編作品を手掛けたが、自身も監督をしたい気持ちは?「いや、兄貴が撮ってるから僕は撮らない方がいいかなと(笑)。イヤですよ、わざわざ同じ土俵に上がって比べられるのは(苦笑)。俳優さんって難しくて、何もできないけど何かができるんです。ゼロから1をつくることはできないので、どなたかにゼロから1をつくっていただいて、そこで僕らを利用してもらえたらと思います」2023年も、ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』をはじめ、映画・ドラマと多くの作品に出演。「すごく疲れましたね。いろいろ考えるようになって、少し大人になってきたのかな(笑)?」と笑いつつ、“これから”についてはこう続ける。「映画に携われる人間であれたら嬉しいなと漠然と思っています。あまり変化を求めてもいないし、新しいものもあんまり好きではないんです(笑)。“あぁ、俺、映画に関われているな”と感じられる場所にずっといられたら幸せですね」取材・文:黒豆直樹『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8回)1月12日(金) 放送・配信スタート(第1回無料放送、さらに第1回放送同時刻よりWOWOWオンデマンドで全話一挙配信)監督・脚本・VFX:伊藤峻太撮影・音楽:椎名遼出演:柄本時生、伊藤万理華ほか公式サイト:
2024年01月11日モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』が、1月12日(金) よりWOWOWで放送・配信される。このたび、主演を務める柄本時生と伊藤万理華のオフィシャルインタビューが公開された。本作が描き出すのは、この世界とは別の歴史をたどった並行世界が広がる異次元への扉「ポータル」。各ポータルの失敗事例をわれわれの社会に活かすことを目的に、長年にわたって放送されてきたテレビ番組『PORTAL-X』で、新人番組リポーターのカイフ(柄本)と、番組カメラマンのルナ(伊藤)は、食糧難や不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界など、歴史の転換点で選択を誤り、取り返しのつかない状況に陥っている世界を目の当たりにしていく。この独創的な物語について柄本は「台本を読んで、なんだか不思議な話だなと思ったというのが率直な感想でしたが、ただ確実にいつか起きることだろうなとも思いました。そういうところが面白かったですね」と述懐。伊藤も「台本ってセリフのやりとりなどが書かれているものだと思うんですが、このドラマは、それぞれのポータルの世界観がどのようなものなのかがしっかりと説明されているものでした。台本を読ませていただいて、どういう形で映像化されるのかな、と読み進めながらワクワクしてきて、このような感覚は今までにないものでした」と振り返る。普段は俳優として、“被写体”という立場で活動するふたりだが、本作ではリポーターとカメラマンという“取材する側”として、ポータル内の人たちの言葉や思いを拾いあげていく。「セリフの量が多かったので、覚えるのが大変でしたね」と柄本が振り返ると、伊藤も「わたしはたまたまですが、カメラマン役、ディレクター役、つくり手の役をいただくことが重なったタイミングだったので、自分としてはまったく不自然ではなかったです。撮影中はカメラをずっと構えていて、自分が撮った映像も少しだけ使っていただきました」という。監督・脚本を務めるのは、2021年にWOWOWで放送・配信された『ザ・モキュメンタリーズ~カメラがとらえた架空世界~』で放送文化基金の奨励賞を受賞するなど、大きな評価を受けた伊藤峻太。荒唐無稽さとリアリティーが表裏一体となった物語の世界の中で、伊藤監督の独自の世界観を絶妙に描き出している。柄本は「監督の想像力は本当に豊かだなと思います。ものすごくいろんなことを勉強されてきた方なんだろうなと。監督の中にハッキリとしたビジョンや映像があったので、とてもやりやすかったですね」、伊藤は「監督とは初めてご一緒させていただきましたが、長い年月をかけて、頭にあったものを映像化したとお聞きして、わたしもこの世の中にはいろんな並行世界があるんじゃないかと思っている人間なので、お話を聞いたときにすごく共感しました。壮大で、夢があるなと」と伊藤監督について語った。ふたりは本作が初共演で、柄本は「万理華ちゃんが出るシーンでは、ほぼ一緒だったんで。一緒にお芝居ができて楽しかったですね。万理華ちゃんは感覚的な方なんで、その時その時の感覚に敏感で。それをすごく楽しもうという感覚があって。それと万理華ちゃんは役に没入する時のレベルがものすごく高いんです。それも楽しかったですね」と振り返る。伊藤も「初めてご一緒させていただいて、現場ではずっとフラットに自然体で過ごせました。時生さんが緊張しない雰囲気を作ってくださったのだと思うんですが、普通に隣にいて、なんの違和感もなかったです」と、非常に良い雰囲気で撮影は行われたようだ。また劇中では、並行世界に生きる“俳優の柄本時生と伊藤万理華”が登場するシーンも。自分自身をどう演じたのかについて、柄本は「カイフは管理社会の人間なので、感情の起伏はあまりないように演じたんですが、劇中の柄本時生は“自分を演じた”という感覚がすごく強くて。僕は以前に『バイプレイヤーズ』というドラマで自分を演じたことはあるんですが、あの時の自分とはまた違った感覚ですね。今回はしっかり自分をやっちゃえと思いながら演じました」と述懐。一方の伊藤は「今までいただいた役の中でも、自分に近いなという役が増えてきていたように感じていましたが、伊藤万理華という名前を作品に取り入れてくださったということはめちゃくちゃ光栄だなと思いました」と振り返った。最後に視聴者に向けて、柄本は「飛んでる作品になったなと思います。想像力と、現代のシニカルさがすごく絡み合っていて。これは伊藤監督が、現実世界で絶対にあり得ることを具現化したドラマだと思ったんです。ぜひ皆さんにも、世の中のことについて考えていただく一歩にしてもらえたらなと思っています」と呼びかけた。そして伊藤は「これはある種のドキュメンタリー番組だと思って見てもらえたらと思います。この世には、自分たちが選択しなかった世界があるのかもしれない、ということを考えるだけでワクワクします。宇宙は膨大で、自分たちの知らない世界のことを想像するだけで面白いなって。この作品が、そうした自分の世界を広げていくきっかけになったらいいなと思います」とメッセージを送った。また放送・配信に先駆け、第1話「フードインベーダー」がYouTubeで公開された。モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』第1話「フードインベーダー」<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)1月12日(金) 午後11:30~WOWOWで放送・配信公式サイト:
2024年01月04日2024年1月12日(金) よりWOWOWで放送・配信されるモキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』の予告編が公開された。本作では、今の世の中にある様々な問題や社会の矛盾をモキュメンタリーという手法で描き、真実に迫っていく。柄本時生、伊藤万理華のほか、彦摩呂、小林幸子、早見沙織、佐藤弘道、鈴木もぐら(空気階段)、中山忍といった面々がキャストとして名を連ねている。公開された予告編では、食糧難、不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界など、突如発見された扉の向こうの並行世界「PORTAL」で浮き彫りとなる問題点を、リポーターのカイフ(柄本)とカメラマンのルナ(伊藤)が取材する姿が描かれる。また、本作の前日譚を描いたショートムービーも公開。映像を通して、異次元への扉の発見から現代にいたるまでの歴史や研究の足跡、PORTAL管理の仕組みなどが紹介されている。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』予告編『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』ショートムービー<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)2024年1月12日(金) 午後11:30~WOWOWで放送・配信公式サイト:
2023年12月13日5日間連続で登場人物の扮装写真を公開中の大河ドラマ「光る君へ」。この度新たに、柄本佑、井浦新、玉置玲央、吉田羊、4名の扮装写真が公開された。大石静が「源氏物語」を生み出した紫式部を描く本作。「星降る夜に」「知らなくていいコト」でも大石さんとタッグを組んだ吉高由里子が、紫式部/まひろを演じる。柄本さんが演じるのは、まひろとは幼いころに出会い、特別な絆が生まれ、「源氏物語」の執筆をバックアップし、宮中への出仕を勧める藤原道長。井浦さんと玉置さんが、道長の長兄・道隆&次兄・道兼を演じる。才色ともに優れている道隆は、権力を息子に継がせようと試みる。そして、兄に全てがかなわない道兼は、まひろとの間にある因縁が…。藤原道隆役/井浦新さらに、吉田さんは道長の姉・詮子を演じる。懐仁親王(のちの一条天皇)を溺愛、成人しても常に寄り添い、次第に宮廷での勢力を増していく。藤原詮子役/吉田羊大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)より放送(初回15分拡大)。NHK総合/日曜20時(再放送 翌週土曜13時5分)、BS・BSP4K/日曜18時、BSP4K/日曜12時15分。(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日松田翔太が企画・主演を務める完全オリジナルの新感覚ニュースショー「THE TRUTH」に、藤原ヒロシ、オダギリジョー、菅田将暉、後藤剛範、柄本時生、SUMIRE、寺本莉緒らが出演することが分かった。本作は、松田さん本人がMCを務める架空のニュースショー「THE TRUTH」を舞台に、“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫っていく。ただ、どれもこれも一見すると役に立ちそうで役に立たない、役に立たなそうで役に立つシュールな内容のコーナーばかり…。第1話は、「義憤」をテーマに、YouTuberと暴走族がそれぞれの正義を盾に激しい議論を交わす。YouTuberの真友大介役で劇団「コンプソンズ」の大宮二郎、暴走族・鬼頭大志役で後藤さんが出演。「タイパ」をテーマにした第2話には、番宣に来た俳優・本人役でオダギリさん。観る前に情報を入れすぎる番宣の是非から始まり、なぜか環境活動家や現代アーティスト作家に扮したりと、視聴者を不思議な世界に誘う。「A.I.」がテーマの第3話には、若者の悩みを聞く討論会に登場する俳優として、菅田さんが本人役で登場。「スピード」をテーマにした第4話には、「サンクチュアリ -聖域-」の寺本さんが本人役で出演。2倍速で再生される劇中ドラマで、松田さんと恋人役を演じたり、「アンダーグラウンドとメジャー」についての講義に参加したりと、本作の謎の世界観に飲み込まれていく。ほかにも、街頭インタビューコーナー「TOKIO NOW」に本人役で柄本さん、MC・松田さんのアシスタント役としてSUMIREさん、お料理コーナー「大雑葉子のクッキングクッキング」の料理家・大雑葉子役で永井若葉、謎の人物として世界的クリエーターの藤原さんが出演。藤原さんは、本作の番組タイトルロゴも手掛けている。藤原さんが手掛ける大学FRAGMENT UNIVERSITYの「藤原ヒロシの特殊講義 “非言語マーケティング”」が本作にも登場。独自の仕事術を伝授する特別な講義…になると思いきやまさかの自習に。また、先日のキービジュアルとは別のバージョンも公開された。「DMM TV」では、TV放送未公開部分を含むオリジナルバージョンを各話放送直後より独占配信。ゲストとの未公開トークや収録後の舞台裏オフトークなどが展開される。●第1話あらすじ松田翔太がMCを務める“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫るニュースショー「THE TRUTH」。初回のゲストにYouTuberと暴走族を迎え、「義憤」をテーマにそれぞれの正義に迫る。▼柄本時生の“危険な現場”潜入取材▼使い方次第で一触即発!SUMIRE のワンポイント英会話ヘングリッシュ▼超大物ハリウッド映画プロデューサー・監督特別インタビュー▼松田翔太×藤原ヒロシSP対談 ほかコメント■松田翔太僕が高崎さんと一緒に作品を企画していることに、興味を持ってくれそうな人に作品の内容を打ち明けました。「なるほど。なんとなく面白そうだ。」ということのその先、その奥の部分や本当の意味を分かってくれるだろう方々に打ち明けたら、僕も参加してみたいなと言っていただけて。賛同してくれた皆さんが持っている才能をお借りして、僕らが想像していた範囲を遥かに超えた撮影となりました。「ある面白い企み」を考えている者同士、共感し合えたという感覚です。大変感謝しています。出演者の皆さんもそういうつもりで出てくださっている感じがします。藤原ヒロシさんは、かれこれ十何年、一緒に雪山に行ってスキーやスノーボードをやったり、日々いろんなことを教えて頂いている人生の先輩で、憧れであり尊敬している方です。たまたま「普段、最近何考えてるの?」という話の中で、THE TRUTHの話になり、「ヒロシさん一緒に何かやりませんか?」ということになったんです。実現できて心から嬉しく思っています。出演してくれた皆さんには本当にありがたいと思っています。■高崎卓馬(総合演出・脚本)「やったことないから、面白そう」。参加してくださった豪華なゲストのみなさんがそう言ってくれてうれしかった。才能と勇気のあるひとたちと何が正解かみんなで考えながら試行錯誤する時間は、めちゃくちゃ幸福でした。なんかすごく変な番組になってますがみんなで放送後に感想を言い合うのが楽しみです。■後藤剛範未だにドラマなのか何なのか分かっていないくらい見たことがないようなお話で、松田さん始め、出演者の皆さんでやり取りしながら出来上がっていく、こんな番組を待っていました。私も今40歳なんですが、自分が若いときにこういう番組って有ったような気がするんです。久々にそういう作品をやるんだ!って、ワクワクした感じと共に、出演できるとなってとても嬉しかったです。私が出演する第1話も単純にすごく面白かったのですが、自分たちのセミドキュメンタリーみたいな感じもあり芝居の仕方がとても難しくて…ただやはり自分は好きなジャンルに携われて嬉しいと思っています。撮影はとても楽しんでいた反面、すごく緊張しました。松田さんがどう芝居をしてくるかがわからず、演出も例えば相手役のYouTuberの真友(大宮二郎)やメンバーと事前に会わないで一発本番でやろうとしたり…でもその分やり甲斐があったし、その場の出演者やスタッフ皆が楽しんでいた気がします。■オダギリジョー何はともあれ、新しいものを作るって素晴らしい事ですよ。それはやはり現状に満足してない叫びだし、もっと向こうを見てみたい狂いだろうし。何が答えなのかもわからず、大人がみんなで必死になって、先にあるはずの光を目指す。今回は翔太くんが漕ぎ出した船に誘ってもらい、とんでもなくデカい魚と戦ったり、嵐に飲まれかけたり…とにかく楽しい航海だったような気がしています。見えない旅に、大切な実験に、この人なら…と思い浮かべてくれたことが嬉しいし、いつまでも、そんな荒波に漂いたいと思っています。テレビ離れと言われる時代に、あらがい逆らう、刺激的な作品が観られそうです!■菅田将暉どうなっているのでしょう。何が起こったんでしょう。何が正解なんでしょう。笑えるのか、泣けるのか、問いかけなのか自問なのか。正直手ごたえはありません。しかし、そんな事がどうでもよくなるほど、高崎さんと松田さん率いるクルーの研究室は魅力的でした。悲哀とユーモアに溢れた数々の実験の跡、見たこともないまだ名前すらもないような装置やアイデア、それらに胸を踊らせ、意気揚々と実験に参加させてもらいました。始まってみるとフラスコを傾けすぎたのか何か配合を間違えたのか爆発して髪の毛はボンバー、トライアンドエラー。煤だらけになりながら暗闇の中を歩み続ける感覚。しかしさっきの爆風によって埃や資料の束が吹き飛び、埋もれていたピースがキラリと光る、、。あの撮影の日から、何か得体の知れない欲求が膨れ上がっているように思います。渇望している何かがあります。なんの意味があるのかわからないけれども、その埋もれていたピースを持ち帰りずっと握りしめている自分がいます。「THE TRUTH」放送が待ち遠しいです。■寺本莉緒まさか、こんな豪華なキャストの皆様の中に自分がいるなんて!ととても嬉しい気持ちになりました。同時に、足を引っ張らないように、しっかりと楽しんで努めようと思いました。松田さんを含めスタッフの方々の柔らかい雰囲気がとても居心地が良くて、終始楽しんで撮影ができました。台本があるのかないのか、よく分からなくなる空気が私はとても面白く、ニヤニヤしながら撮影しておりました。クスッと笑えるような作品なので、たまたま流れてきても楽しんでもらえますし、スタンバイして見てくださる方にも何だこの感情は!と不思議な感覚で楽しんでいただけると思います。どこまでが本人で、どこまでが役なのか。クスクス笑いながら楽しんでいただけると嬉しいです!■柄本時生出演オファーがきた時はノリと勢い、本当にそんな感じでした。たまたま(松田)翔太さんから電話がかかってきて、「下北沢のここで飲んでるからちょっと来ない?」って呼ばれたんです。お店に行ったら菅田(将暉)くんがいて、その中で翔太さんが、「今度こういう作品やるんだよね。」と言われて。「え~!すごいっすね~!」と反応したら「出てよ」みたいな(笑)。「出ます出ます!」って返したんですが、その後本当にオファーがきたので、これはもう出るしかないな、という。すごく有難かったです。僕が突撃する取材先の役を演じる俳優の皆さんがとても面白いんです。セリフのやり取りの中で、「脱線しながら、ただ筋だけは逃さないように一緒に作り上げてく」という感覚は凄い久しぶりだったので、ちょっとカロリーを使うな…と思ったのと同時に、「あ、そういや僕って今俳優の仕事してたんだ」という、とても大切なことを思い出させていただきました。僕は作品の中でワタワタしています。そして本題とはずれたところで箸休め的に出てくるので、視聴者の皆様もコーヒーなり飲みながらご覧ください。■SUMIRE学生時代に松田翔太さんが出演されているドラマや映画をよく見ていたので共演出来て率直に嬉しかったです。お話をお聞きしたとき絶対に面白くなるという確信と楽しみがありました。何が正解なのか、みんなで探りながら撮影していて、その行動全てが人間の嘘と真実、日常でこういう反応あるなあとか再確認できたり、撮影中常にユーモアな空気があり楽しく作品を作り上げられました。衣装やセット、撮り方など今までのテレビドラマにない作り方で自分のアイディア発想に良い刺激を受けました。個人的に、大人の嘘と真実の狭間だったり、大人という人間のユーモアな日常空間を今の若い方々に深夜のお供として楽しんで頂きたいです。■藤原ヒロシ翔太君からの誘いなので、お断りする理由もなく、面白そうだな、と思いました。特に撮影という感じではなく、収録に少し遊びに行き、その延長上で、翔太君といつものような話をしただけです。いつもの日常な感じで。僕も内容をきちんと把握していないので、オンエアーを楽しみにしています。「THE TRUTH」は12月5日より毎週火曜日深夜24時30分~テレビ東京ほかにて放送(全4回)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月27日生卵の白身と黄身を分ける時に、困ったことはありませんか。お菓子作りで白身だけ使う時や、料理で黄身だけ使う時など、白身と黄身を分ける場面は意外とあります。日常的に頻度が高いわけではないですが、いざその時になると、どうやって分けようか悩みますよね。この記事では、とても簡単に生卵の白身と黄身を分ける方法を紹介します!超簡単!生卵の白身と黄身を分ける方法使う道具は、なんとスプーンとボウルだけ!まず、生卵をボウルに割り入れます。この時、黄身が割れてしまわないように気を付けてください。次に、割り入れた生卵の黄身をスプーンですくいます。カレー用のスプーンなど、黄身よりも少し大きいものを選ぶと成功しやすいですよ。黄身をすくうと、スプーンから白身がこぼれ落ちていきます。白身と黄身をきれいに分けることができました!とても簡単で、あっという間にできたことに驚きです。ポイントは最初に割り入れた時、黄身が崩れないようにすることと、スプーンで黄身を潰してしまわないこと。この2点に気を付ければ、誰でも簡単に生卵の白身と黄身を分けられるでしょう。特別な道具が必要ないのも嬉しいですよね!気になった人は、ぜひ家で試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年11月01日主演・綾野剛、柄本佑、さとうほなみの共演で描く、ふたりの男とひとりの女が織りなす“湿度の高い”男女の物語『花腐し』。この度、綾野さん演じる栩谷と柄本さん演じる伊関が初めて出会うシーンで、2人の対話に惹き込まれる本編特別映像が解禁となった。もう5年も映画を撮れておらず、自身のアパートの家賃の支払いにも困っていた栩谷は、支払いを待ってもらう代償として、大家からある提案を持ちかけられる。大家の所有する取り壊し予定の古いアパートへ居座り続ける男がいるため、立ち退きを依頼してほしいというものだ。気の向かないまま、アパートを訪れ、なぜか居座り続ける伊関に要件を伝える栩谷だったが、人を喰ったような対応を続ける伊関に栩谷はイラついてしまう…。自身の役割を果たすために凄んでみるものの、どうしても人の良さを隠すことできない栩谷、図々しい態度をとりながらもどこか飄々と憎めない伊関。本格的な共演は初めてだという綾野さんと柄本さんによる、静かながらもどこか滑稽さを醸し出す、そして、2人の対話の魅力に思わず引き込まれるような本編特別映像となっている。『花腐し』は11月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:花腐し 2023年11月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「花腐し」製作委員会
2023年10月17日WOWOWが新たに挑戦するモキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』が、2024年1月に放送・配信されることが決定。併せて柄本時生と伊藤万理華が主演を務めることが発表された。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』では、今の世の中にある様々な問題や社会の矛盾を、モキュメンタリーという手法で描き、真実に迫っていく。突如発見された異次元への扉「ポータル」。何の変哲もないドアの向こうに広がっていたのは、この世界とは別の歴史を辿った並行世界。ドアの向こうの世界を「PORTAL」と名付け、その内部観察が始まってから今年で50年。『PORTAL-X』は、各ポータルの失敗事例を我々の社会に活かすことを目的に、長年にわたって放送されてきた番組だ。あらゆる並行世界をリポートする新人番組ディレクターのカイフ(柄本)と、番組カメラマンのルナ(伊藤)の2人が取材する様々な並行世界・ポータルは、歴史の転換点で選択を誤り、取り返しのつかない状況に陥っている世界ばかり。カメラに映るのは食糧難、不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界。取材を重ねるごとに、明らかになっていくのは、この世界の輪郭と並行世界「PORTAL」の秘密だった――。脚本・監督は、2021年にWOWOWで放送・配信された『ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~』で放送文化基金の奨励賞を受賞するなど、大きな評価を受けた伊藤峻太が務めている。■監督・伊藤峻太 コメントすごいのが誕生しました。せっかく作るなら、前作『ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~』とはまた種類の違う、さらに大きな規模の作品にしたいと意気込んで頭をひねり続けたこの企画。主演の時生さんと万理華さんをはじめ、スタッフ・キャストみんなで試行錯誤を重ね、徹底的に「リアル」「ワクワク」「皮肉」「いま作る意味」を追求しました。自分が今持っているクリエイティブの能力を総動員してお送りする、SFモキュメンタリーです。現実と架空の境い目が曖昧になって脳が揺さぶられる感覚を、ぜひ味わってください。■柄本時生 コメント伊藤監督の想像力が満載になっていて、こんな作品に携われたことをすごく嬉しく思います。現代社会の問題をユーモラスに描いている作品になっております。そしてまさか僕が、出演兼カメラマンをやることになるとは思っていなかったです。そしてもう一人のいとうさんの落ち着きまくった姿、、、必見です。是非楽しんでください。■伊藤万理華 コメントポータルリポーターと共に各ポータルを記録するカメラマンとして参加しました。実際にカメラを回しながら撮影したので、ルナ目線でのポータルの世界が拡がっています。一歩間違えたらそうなっていたかもしれない世界を体感して、いまだに好奇心と恐怖に揺れています!「不思議」という一言では片付けられません。今ある常識は、常識ではないのかもしれません。創作の無限の可能性が詰め込まれています。<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)2024年1月 WOWOWで放送・配信公式サイト:
2023年10月05日連続ドラマW「OZU ~小津安二郎が描いた物語~」第2話「生れてはみたけれど」の詳細が明らかになり、柄本佑、国仲涼子、染谷将太が出演することが分かった。会社員の健介は、妻・英子、息子の良一、啓二と田園の広がる郊外に引っ越しをする。近所に住む専務の岩崎に出世のため取り入ろうとする健介だったが、良一と啓二は家では威厳のある父が上司・岩崎の前で媚びる姿を知って反発する…。映画監督・小津安二郎の初期サイレント映画群をオムニバスドラマ形式で現代リメイクする本作。第2話では、約90年前に公開され、その年のキネマ旬報ベスト・テン第1位を獲得した『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』をドラマリメイク。子どもの純真な目線を通して、大人の悲哀を描く物語だ。WOWOWドラマ初主演となる柄本さんが演じるのは、息子たちの前では威厳のある父親だが、会社では出世のため、専務の岩崎に取り入ろうとヘコヘコする健介。「小津作品は観るものだと思ってました。まさかリメイクという形で小津に関わる事が出来る人生だったとは自分で驚きでした」と今回の出演について語った柄本さんは、「本当に楽しく演ることができました。楽しかっただけに一言文句を言わせてもらいます。(撮影期間が)1週間は短いってぇ。。。現代に蘇った『生れてはみたけれど』。このタイトルの後にどんな言葉が紡がれるのか?観終わった後の皆様の頭ん中が楽しみです」とコメントしている。そして、国仲さんが健介の妻・英子、染谷さんが健介が勤める会社の専務・岩崎を演じるほか、健介の長男・良一役に小山蒼海、弟・啓二役に白鳥廉、岩崎の妻・美恵役に土村芳、ホームレス役に渋川清彦が決定した。脚本・監督を務めるのは、『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』の吉田康弘。「テーマは現代にも通じる人間社会のヒエラルキー。決して古びておりません。主演の柄本佑さんをはじめ、突貫小僧に負けない子役たちを集結し、スタッフ共々やる気満々で撮影しました。ご期待ください」とメッセージを寄せている。連続ドラマW「OZU ~小津安二郎が描いた物語~」は11月、毎週日曜日22時~WOWOWプライム/WOWOW4Kにて放送、WOWOWオンデマンドにて各月の初回放送終了後同月放送分を一挙配信(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月13日主演に綾野剛、共演に柄本佑、さとうほなみを迎え、『火口のふたり』の荒井晴彦が芥川賞受賞小説を脚色・監督した映画『花腐し』。この度、本予告、本ポスタービジュアルとともに奥田瑛二、山崎ハコ、マキタスポーツら追加キャストも解禁となった。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野剛)と脚本家志望だった男・伊関(柄本佑)、そして2人が愛したひとりの女優・祥子(さとうほなみ)。タイトルに引用された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯木(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる雨を表現している。そのタイトル通り、梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。本予告は、栩谷と伊関が梅雨のある日、初めて会うシーンから始まる。会話を重ねるうちに少しずつ警戒心が解けていく2人。やがて、それぞれが自らの朽ちつつある夢とともに、過去に本気で愛した女について語り始めるが、なんとそれが同じ女性・桐岡祥子だったことをお互いは知り、衝撃を受ける。しかも、栩谷は伊関に「桐岡祥子は死んだ」と告げる――。男2人が生きる時間を体現するかのようなモノクロ映像から一転、祥子とそれぞれの男たちの記憶は色鮮やかな映像として蘇り、見るものを引き込んでいく印象的な映像となっている。また、ポスターは栩谷、伊関、祥子の3人が土砂降りの雨の中、虚な目で佇む様子を捉えたもの。「朽ちてなお、生きていく」というコピーが添えられ、降りしきる雨とともに自らの夢も愛も朽ちさせていくかのようなビジュアルとなっている。さらに、追加キャストはピンク映画の監督・桑山役と寺本役にそれぞれ吉岡睦雄と川瀬陽太、中国からの留学生リンリン役にMINAMO、韓国からの留学生ハン・ユジョン役にNia、栩谷が身を寄せるビルのオーナー・金役にマキタスポーツ、韓国スナックのママ役に山崎ハコ、ピンク映画の製作会社社長・小倉役に赤座美代子、脚本家・沢井役に奥田瑛二が発表された『花腐し』は11月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:花腐し 2023年初冬、テアトル新宿ほか全国にて公開予定©2023「花腐し」製作委員会
2023年07月28日ちょっと張り切って料理をする時は、彩りのいい華やかなメニューを選びたいですよね。ライスペーパーを使って、野菜や生ハム、サーモンなどを巻いて食べる『生春巻き』は、簡単なのに見た目も豪華なので、お家パーティーなどで人気の料理の1つ。※写真はイメージしかし、生春巻きを作った後、こんな悩みができたことはありませんか。「ライスペーパーが余って、困った!」再度、材料を揃えて生春巻きを作ってもいいですが、もっと手軽に使えたら…と思うことでしょう。Instagramでライフハックを紹介している、冷凍子ママ(reitoumama)さんは、生春巻き以外のライスペーパーの使い方を紹介しています。余ったライスペーパーの活用法一度、生春巻きを作って満足してしまい、棚に眠らせてしまうことが多い、ライスペーパー。冷凍子ママさんによると、ライスペーパーの使い方は、具材を巻くだけにとどまらないといいます…!まず、ライスペーパーをキッチンバサミで長細くなるように切りましょう。切ったライスペーパーと、お湯で溶かせる中華スープもしくは和風スープの素を器に入れます。後はお湯を入れて、ライスペーパー同士がくっつかないように、すばやくかき混ぜれば…。ベトナムの麺料理『フォー』の出来上がり!ライスペーパーはお湯に溶けやすいので、かき混ぜたらすぐに食べることがポイントだといいます。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る 冷凍子ママ❄️ゆとりと笑顔が産まれる簡単レシピ(@reitoumama)がシェアした投稿 生春巻き以外に、こんな使い方ができるとは目からウロコのアイディアですね!なお冷凍子ママさんは、フォー以外にもライスペーパーの活用方法を紹介しています。・ライスペーパーを切って揚げて、煎餅にする。・バターをひいたフライパンに濡らしたライスペーパーを入れ、卵とハム、チーズを包んでガレット風に。投稿には「めっちゃ納得。その手があったか」「天才ですか!?棚に眠っているのでやります」「こんな使い方があったなんて驚き」といったコメントが寄せられました。食材を余らせて、賞味期限内に食べ切ることができないのは、ショックが大きいもの。もし、ライスペーパーが余って困っている人がいたら、試してみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2023年07月10日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』の主演を務めることが14日、明らかになった。同作は上野瞭氏が1982年に理論社より出版した児童文学の傑作を原作に、蓬莱竜太が脚本・演出を手掛ける。峠に住む野良猫は野良犬たちに狙われており、猫の「片目」は危機感を持っていた。ある時、峠に記憶を無くし自分の名前しか覚えていない猫「ヨゴロウザ」が辿り着いてくる。「片目」は野良犬たちと対抗する組織を作るために「ヨゴロウザ」を峠のリーダーに担ぎ上げ、頑なな心を持った峠の猫たちも、リーダーシップを発揮していく「ヨゴロウザ」に対して徐々に心を開いていく。主演の中島は、2021年の『ウェンディ&ピーターパン』以来、2年ぶりの舞台出演となり、記憶をなくした猫「ヨゴロウザ」を演じる。そして、峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている「片目」役には柄本時生が決定。舞台では初共演となる2人が、互いを必要とする共依存のような関係にある「ヨゴロウザ」と「片目」を演じる。また、音楽で同作を彩るのは国内外において数々の賞を受賞している稲本響で、現在放映中のNHK大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を担当している。東京公演はPARCO劇場にて2023年9月、大阪公演は2023年10月を予定している。○中島裕翔 コメントとても面白い題材だにゃと思いました。まさか自分が猫ににゃるとは…この世界がどう表現されていくのかとても楽しみです。擬人化された猫の社会を覗きに来てほしいにゃと思います。○柄本時生 コメントおそらく蓬莱さんと知り合って10年ぐらいだと思います。その間、ずっとご一緒したいと思っていました。お会いした時に、「いつ呼んでくれるんですか??」って言いました。そうしたら、すごい速さで、この作品の出演が決まりました。嬉しいのと同時に、下手を打てないぞぉというのがすごい頭の中を巡っています。せっかくなのでうんと楽しんでうんと考えてうんと頑張りたいと思います。 宜しくお願い致します。
2023年06月14日9月から10月にかけて東京・大阪にて、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』が上演されることが決定した。本作は、上野瞭が1982年に理論社より出版した児童文学『ひげよ、さらば』を原作に、意欲的に演劇活動を続ける蓬莱竜太が脚本・演出を手掛ける作品。近年は映像作品において監督を務めるなど表現の幅を広げる蓬莱が描きだす本作を音楽で彩るのは、映画・ドラマ・舞台・CMなどの作曲・音楽監督を務め、国内外において数々の賞を受賞している稲本響。現在放映中のNHK大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を担当する稲本が、本公演のドラマティックな物語に花を添える。主演を務めるのは、2021年の『ウェンディ&ピーターパン』以来、2年ぶりの舞台出演となる中島裕翔。Hey! Say! JUMPとしてのグループでの音楽活動に留まらず、ドラマ・映画・舞台など、俳優としてのキャリアも着実に積み上げてきている中島が今回演じるのは、記憶をなくした猫「ヨゴロウザ」。そして、峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている「片目」を演じるのは、独特の存在感と確かな演技力で異彩を放つ柄本時生。舞台では初共演となる二人が、互いを必要とする共依存のような関係にある、「ヨゴロウザ」と「片目」を演じる。■脚本・演出:蓬莱竜太 コメントこれは野良猫たちの物語です。野良犬たちとの争いの中で猫たちは色んな苦難を味わいます。それはまさに人間世界の縮図のようです。幼い頃夢中で読んだ児童文学を、大人になった今の視点で大胆に翻案したいと思います。大人にも子供にも演劇の面白さを伝えられたら嬉しいです。■中島裕翔 コメントとても面白い題材だにゃと思いました。まさか自分が猫ににゃるとは……この世界がどう表現されていくのかとても楽しみです。擬人化された猫の社会を覗きに来てほしいにゃと思います。■柄本時生 コメントおそらく蓬莱さんと知り合って10年ぐらいだと思います。その間、ずっとご一緒したいと思っていました。お会いした時に、「いつ呼んでくれるんですか??」って言いました。そうしたら、すごい速さで、この作品の出演が決まりました。嬉しいのと同時に、下手を打てないぞぉというのがすごい頭の中を巡っています。せっかくなのでうんと楽しんでうんと考えてうんと頑張りたいと思います。 宜しくお願い致します。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』東京公演:9月 PARCO劇場大阪公演:10月予定原作:上野瞭『ひげよ、さらば』(初版1982年理論社より出版)脚本・演出:蓬莱竜太音楽:稲本響出演:中島裕翔、柄本時生 ほか公式サイト:
2023年06月14日元The Cigavettesの山本政幸が2ndデジタルシングル「不思議な海」をリリースした。哀愁を感じさせる海辺の町で撮影されたMUSIC VIDEOには俳優の柄本時生が出演し、編映画のような作品に仕上がっている。また、前作「グリースガン」と同様に、楽曲制作にはThe Cigavettesのメンバー山本幹宗(プロデューサー,Gt)小田淳之介(Gt)、篠崎光徳(Ba)、戸高亮太(Dr)が参加している。【山本幹宗コメント】どうも!お兄ちゃんののカムバック第二弾はビートルズっぽい曲です。コーラスワークがとても素敵ですね。私がやりました。サマーエンドブルーリオさんによるMVには柄本時生くんと私の可愛い息子ちゃんが出演してくれました。そちらも合わせてお楽しみいただければと思います。【リリース情報】山本政幸『不思議な海』作詞:山本政幸/山本幹宗作曲・編曲:山本幹宗Release: 2023.5.17Format: DigitalLabel: Costello MusicMasayuki Yamamoto - Mysterious Seas - Single : 【Costello Music】 【山本幹宗】Twitter: @the_cigavettes【FRIENDSHIP.】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月18日第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品されることとなった『PERFECT DAYS』(原題)の作品情報とメインキャストが発表され、場面写真とティザーポスターが解禁となった。東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去に少しずつ光をあてていく…。数々の傑作を世に送り出し続けたヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかにsmall sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いだ本作。平山を演じるのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまない俳優、役所広司。ふたりの静かなセッションが、その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさを描き出す。共演は、平山のもとに突然訪れる姪役に新人の中野有紗。その母、平山の妹に麻生祐未。平山と奇妙なつながりをもつホームレスに、ダンサーの田中泯。同僚の清掃員に、柄本時生。そのガールフレンドに、アオイヤマダ。平山が休日に訪れる居酒屋のママに、石川さゆり。その元夫に、三浦友和。ほかにも豪華キャストが出演する。併せてティザーポスタービジュアルも解禁。木々のイメージとともに、日常生活を送る主人公の平山がとらえられており、あらゆるものと等しく温かく包む‘木漏れ日’を感じさせるデザインとなっている。(text:cinemacafe.net)
2023年05月16日