力強くも美しい歌声で『ミス・サイゴン』のクリス役など、数々の当たり役を得てきた歌手で俳優の藤岡正明が、ロンドン発のミュージカル『タイタニック』に出演する。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報日本では映画版や壮大なセットで話題を集めたブロードウェイ版などで知られるが、本作は英国の気鋭演出家トム・サザーランドによる新演出版。歴史的悲劇に愛や希望を見出したドラマティックな群像劇だ。「台本を読むだけでも様々な人間の考えや思いが交錯していて、どの目線から見ても物語が成立する。最初にひどいと思った人物も、2度目にその人の立場で物語を読み解くと、痛いほど気持ちが分かったり。悪者がいない。地球上に住む60億人すべての人間の共感に値するものが、絶対にあるんじゃないかな」物語は『NINE』や『ファントム』を手掛けたモーリー・イェストンが紡ぎ出す名曲の数々に彩られる。藤岡が演じるガテン系の機関士バレットにも、恋人へ捧ぐ見せ場のナンバー『プロポーズ/輝く夜』がある。「まだ稽古前ですが、作品をよく知る人たちからは『あの曲を歌ってくれるんですね!』とすでに喜ばれていて。名曲を歌わせてもらえることは、ありがたいですね。ただバレットは、史実とは別の末路をたどるので。そこは難しいチョイスだなと。稽古場では彼が育った環境や服装まで掘り下げて、役に深みを持たせたい」俳優業の傍ら、2012年には演劇ユニット「青唐辛子」を旗揚げ。俳優を目指す若者らと交流することで、一層舞台が好きになったという。「いいものはいいと認めてあげたいし、少しでも才能を見出す一端を担えればと始めましたが、僕自身役者として何をすべきなのか使命感を感じるようになりました。『タイタニック』ではよくぞこの面子を揃えたな!と共演するのが楽しみな方たちばかり。魅力的なキャストと骨太な筋書き、歌を聴くだけでも感動できる。間違いなくおすすめできる作品です」主演は『ボンベイドリームス』への出演も決定している加藤和樹。共演に実力派の鈴木綜馬、戸井勝海、津田英佑、シルビア・グラブ。ヴォーカル・グループ「LEVEL VETS」メンバーの佐藤隆紀。注目の若手より古川雄大、矢崎広、声優としても活躍する入野自由。また宝塚歌劇団花組元トップスターで振付家の安寿ミラほか多彩な顔ぶれでおくる。3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月16日(金)18:00より先行先着「プリセール」を実施。取材・文:石橋法子
2015年01月15日JAF関西本部は6・7日の2日間、舞洲スポーツアイランド(大阪府大阪市)で「モータースポーツフェスティバル in 舞洲 2014」を開催する。6日にはトヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」も展示される。このイベントは昨年12月、JAF創立50周年を記念して実施された。2回目となる今回は2日間開催され、モータースポーツや自動車・バイクの楽しさを体感できるイベントとなっており、モータースポーツ車両の同乗体験も楽しめる。今回はトヨタ自動車の協力により、12月15日の発売が決定したFCV「MIRAI」も展示。12月6日の1日限定だが、話題のモデルを発売前に見られる貴重な機会となる。その他、ハーレーダビッドソン試乗、日産リーフ「シュナウザー(ウルトラマンギンガS)」の展示、キン肉マン、ゼロス、イヌナキンのキャラクターショーも行われる。全国の名物を集めたフードコートやJAF子ども制服記念撮影もあり、家族で楽しめるイベントとなっている。会場は舞洲スポーツアイランドで、開場時間は10~16時。入場は無料だが、ドライビングレッスンや同乗体験の一部は有料となる。
2014年12月04日アートフェスティバル「Todays Art.jp」が11月22日から24日まで天王洲アイルの倉庫街で開催される。プロデュースはエンターテインメント事業を手掛けるアミューズの子会社アミューズエデュテインメント。Todays Artはオランダで発祥したビジュアルアート・パフォーミングアーツ・デザイン・建築・先端技術などのアーティストが参加する、メディアアートやデジタル音楽の分野で世界最大級のアートフェスティバル。今回はオランダ、米国、ベルギー、ロシア、日本などから計10組 のアーティストが参加し、会期中ライブパフォーマンス、作品展示、ワークショップ、トークセッションを行う。インスタレーションではオランダのGabey Tjon a Tham、Mattijs Munnickなどが音と光の作品を展示。22日18時半からはハープと電子音響と映像を用いて即興演奏するCanto Ostinato Audio Visual、デトロイトテクノの代表的グループ・Underground Resistance/TIMELINEがライブパフォーマンスを予定(事前予約制)。また、各日Skeletonics、Jon Dixon & De’Sean Jones、Cornelius Harris、大友良英が登壇するワークショップ・トークイベントが開かれる。【イベント情報】Todays Art.jp 2014 Edition Zero会場:天王州アイル寺田倉庫関連施設住所:東京都品川区東品川2-1、5、6会期:11月22日から24日時間:13:00から19:00入場無料
2014年11月17日神奈川県横浜市では10月11日~12日、市内各会場にて「横濱JAZZ PROMENADE 2014」が開催される。同イベントは、1993年から開催している日本最大級の規模を誇るジャズ・フェスティバルで、今年で22回目の開催となる。横浜みなとみらいホールでは、10月12日にジャズピアニスト・秋吉敏子さんを迎え、「横濱特集」として横浜に縁のあるミュージシャンたちがほぼノンストップで演奏を行う。また、歌手・渡辺真知子さんも初出演する。横浜元町ショッピングストリートでは両日、プロのデキシーランドジャズバンドが街中を練り歩き、街全体を盛り上げる。イベント会場は、横浜市開港記念会館、関内ホール大ホール・小ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫第1号館ほか合計49カ所。開催時間は12時~20時頃(会場により異なる)。
2014年10月09日濱コン事務局は12月1日、神奈川県横浜市・関内で「第7回濱コン hamacon@関内」を開催する。同イベントは、グルメ約30店舗を3時間30分自由に渡り歩きながら、食べ放題飲み放題と出会いを楽しもうというもの。訪問できる店舗数に制限はなく、グルメグランプリ等のミニ企画も行われるという。開催時間は、12時45分~16時30分。開催場所はJR関内駅周辺飲食店約30店舗。参加費用は男性6,500円、女性4,500円だが、4店舗以上訪問してWebアンケートに答えた人へはキャッシュバックが行われ、実質男性1,500円、女性500円で参加できるという。なお、同性2名での参加が必須となる。詳細は「第7回濱コン hamacon@関内」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日1967年に有吉佐和子が小説として発表、すぐに大反響となって舞台化されて以来、数々の名優が演じてきたことでも知られる『華岡青洲の妻』。世界初の全身麻酔手術を成し遂げた華岡青洲の苦難や、その実母と嫁の青洲を巡る闘いを、高い文学性と共に描きだした名作だ。6月から行われる新派公演に出演するのは、水谷八重子と波乃久里子、そして新派初参加となる三田村邦彦。これまで山田五十鈴、杉村春子、淡島千景の演じる姑・於継のもと嫁の加恵を演じてきた水谷が、今回初めて於継に挑戦するのも見どころだ。都内で開かれた記者会見では、三者三様の意気込みが語られた。『華岡青洲の妻』公演情報江戸時代中期の紀州。名門の家から隣町の貧乏医者・華岡青洲(三田村)に嫁いできた加恵(波乃)は、華岡家を取り仕切る美しい姑・於継(水谷)や、口は悪いが優しい義妹・於勝(甲斐京子)、おとなしい義妹・小陸(瀬戸摩純)に囲まれて幸せな毎日を送っていた。京都にいる青洲の遊学費用のため今日も4人で機を織っていると、研究にひと区切りがついたという青洲が急に帰宅する。大喜びの於継はあれこれと青洲の世話を焼くが、新郎不在のまま式を挙げ、そのまま暮らしてきた加恵は出る幕がない。その後も研究に没頭する青洲は加恵に優しく接するものの、姑と嫁との争いは次第に激しさを増してゆく。数年後に青洲の麻酔実験が人体に及ぶと、我れ先にと自らの身を差し出すふたりだったが……。記者会見では、「これまで素敵な於継ばかりを見てきましたので、大きなお役すぎて自分が演じるなんて考えたこともありませんでした」と、率直な心境を吐露した水谷。「でもこれから稽古を通して、加恵に青洲を渡したくないという気持ちをどう感じていけるか。その実感を経て、初日までにまた違った於継を表すことが出来れば」と決意を語った。その横で「(水谷は)於継と性格的に似ているから大丈夫」と笑わせたのは波乃。小陸と加恵で4度の出演経験があり、「杉村先生に厳しく教えていただいたり、父(先代勘三郎)が惚れこんで青洲を演じたりと思い出の詰まった作品。今回はお姉ちゃま(水谷)が於継ということで、加恵として嫁姑の火花を散らさなければと思っています」と語った。「憧れの新派の舞台に出られるとは」と緊張気味の三田村も、「脚本の完成度が素晴らしくて、さすがは有吉先生と感動しました。テレビドラマによくあるような嫁姑の戦いに終始しないのも面白いですね」と感慨深げ。その言葉通り、美しい女同士の闘いを通して、人間の本質が丹念に描かれており、観劇後には深い余韻を残す。そして、於継や加恵、於勝、小陸とそれぞれに女の業を見せる姿に、観る者はつい共鳴してしまう。そこに、本作が愛され続ける理由はあるのだろう。6月4日(月)から23日(土)まら東京・三越劇場にて上演。チケットは4月30日(月)に一般発売開始。その後、栃木、岐阜、京都、岩手、静岡、滋賀、愛知、石川で公演を行う。取材・文:佐藤さくら
2012年04月20日