俳優の志尊淳が8日、東京・新木場STUDIO COASTで行われたクリープハイプのライブ「クリープハイプの日」にサプライズゲストとして登場した。志尊淳が出演している日本テレビ系のドラマ『そして、誰もいなくなった』が、11日で最終回を迎える。同ドラマの主題歌「鬼」を歌っているのが、若者からの支持を得ているバンドのクリープハイプで、同ドラマで五木啓太役として出演している志尊淳が、彼らのライブにサプライズで登場した。ライブ前には報道陣の取材に応じ、クリープハイプの魅力について「主題歌の『鬼』は、ドラマの世界観とすごくマッチしているというか、"すげえな!"と思いました。独特の怪訝な感じというか、妙な感じのままストーリーが進むというか、イントロになるとテンションが上がるんです」と熱く語った志尊。クリープハイプのライブに出演が決まった時は「嬉しさはもちろんありましたが、不安の方が強くて『誰だこいつ?』とならなければいいんですけどね(笑)」と不安そうだったが、「役者の友だちもクリープハイプさんのファンが多いので、本当に今日のライブは楽しみでした」と期待を寄せていた。サスペンス要素満載でスリリングに物語が進んでいく同ドラマ。撮影現場は物語とは異なるようで「全然違いますよ(笑)。藤原竜也さんやヒロミさんが直前まで笑いを提供してくれますし、本番に入るとみんなで芝居モードになり、和やかなムードの中でやらせてもらった印象が強いですね」と明かしつつ、最終回の見どころを「今までのストーリーの犯人がわかります。五木自身としての見どころは、衝撃なことをやってからの気持ちの動きを皆さんに共感してもらえる部分があればいいなと思っています」とアピールしていた。
2016年09月09日人気バンド「クリープハイプ」のモバイル会員限定ライブ「クリープハイプの日」が8日(木)に都内で行われ、俳優の志尊淳がサプライズ登場し会場を沸かせた。クリープハイプ(小泉拓/Dr、長谷川カオナシ/Ba、尾崎世界観/Vo&/Gt、小川幸慈/Gt)が、志尊さんが出演する日本テレビ系日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」の主題歌「鬼」を歌っていることから、この日のコラボレーションが実現。志尊さんは企画を聞いた時をふり返り、「嬉しさより不安が強かったです。『誰だコイツ?』みたいにならないかなって。(ファンは)クリープさんの歌を聞きに来ているわけだし…」と心配したことを打ち明ける。しかし、元々クリープのファンであることから、同じステージに立てることに「すごい経験なので緊張すると思いますが、楽しみたい」と大喜び。クリープの面々も「爽やかで優しそう。自分たちにはない真っ直ぐな感じが羨ましいです(笑)」と志尊さんの印象を語りつつ、初タッグに期待を寄せた。ライブがスタートすると、のっけから会場のボルテージは最高潮に達し、クリープは2400人の観客を前に、ファン投票で選ばれた10曲をメインにパフォーマンスを披露。その熱気が収まらない中、アンコールに突入すると、ついに志尊さんが舞台に上がることに。尾崎さんに「突然なんですけど、ゲストを呼んでいまして…。お願いします」と呼び込まれ、「こんにちは」と言いながら志尊さんが現れると、誰だかわからないといった風の観客は「えっ?」と戸惑うが、それが志尊だとわかると「えーっ!」と一気に歓喜の声に変化。尾崎さんが「今日一番盛り上がりました」と嫉妬するほどだった。その後、ドラマ最終話をしっかりアピールした志尊さんは、尾崎さんの「ドラマの曲をやらせていただいてすごく嬉しい。これからも大事に歌い続けていきたいと思います」という決意を聞くと、観客の大拍手を受けながら会場を後にした。そんな志尊さんの後姿を名残惜しそうに見つめる尾崎さんは、思わず「格好いいなぁ」とポツリ。それを受けて客席には「(志尊さんの)顔が小さかった」「身長高かった」と賛辞の声が飛び、尾崎さんをしょんぼりさせるが、そのキュートな素振りがファンのハートをくすぐったようで、自身も「カワイイよ」「イケメン!」と黄色い声援を浴びていた。(text:cinemacafe.net)
2016年09月09日「日本一歌詞が暗い美人シンガー」として話題を集める柴田淳さん。切ない恋心や孤独感を包み隠さず綴る詞と、透明感のある歌声がもたらす独特な世界観は「思わず号泣する」と女性たちの強い共感を呼んでいます。そんな柴田さんが「39歳独身女性」としてのありのままの想いを伝えていくコラム連載がココロニプロロにて近日スタート!それに先がけて今回、占いが大好きと言う柴田さんと日本を代表する占い師・ステラ薫子さんとの対談(鑑定)を実施しました。女性として、アーティストとしての柴田淳の過去・現在・そして未来とは?ステラ先生の圧巻の鑑定によって明かされていく彼女の強い引力と魅力。徹底レポートします。☆柴田淳さんからのスペシャルプレゼントもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!過去の節目節目に起きたあらゆる出来事をどんどん言い当てられ、驚きを隠せない柴田さん。ステラ先生は終始柔らかな笑みを浮かべつつ、今度は彼女の現在の状況をひも解いていきます。今の柴田淳の想いを読むステラ先生:じゃあ、ここからは今の話をしましょう。あなたはすごく疲れてるし、自分はやりたいことをやってきたんだけど、あれって何だったのかな?私は何をしてきたのかな?という感情もあって、一回リセットしたいと思ってるみたい。一回アーティストをやめて、普通の人になりたいっていうくらいの気持ちが出ていて…。柴田:やだ、この前私がしてた話、聞いてたみたい。その通りです。ステラ先生:そうでしょ?でもね、この場合のリセットはやめることではなく、切り替えること。ちょっと休憩するのが大事なの。特に今年の夏から来年の夏くらいにかけての1年間は、これまであなたがやってきたことをリセットして、振り出しに戻るのにいい時期なんですよ。全部ナッシングにするの。ゼロにするのではなく、今までのことはいい「思い出」にするってこと。大変な出来事もたくさんあったけど、苦労も思い出にしていきましょう。試練っていうのはそれを乗り越えらえるから来るのであって、乗り越えられない人のところには、大きな苦労は来ないんです。柴田:そうなんだ…。ステラ先生:それから、あなたの次のステージは精神的なものになりそうね。心の部分を導いてくれる人たちとの出会いによって、新たな考え方や価値観、自分のスタイルが来年、構築されるんです。柴田:ステラさん、本当すごい!昨日、私が話してた通りのことを言ってます!ステラ先生:そう?2017年は「ヒーラー」として新たなステージへ?――今現在の柴田さんの心情が次々と明らかに。そして話題は「これから」のことへと移ってゆきます。途中、思わずハンカチを取り出す場面も…。柴田:「思い出」の話が出たじゃないですか。私、今、一生懸命涙をこらえてるんですけど…実は最近、「歌手だった自分」をちゃんと思い出せずにいるんです。感覚が抜けちゃったというか、何かが取り憑いてたなら、それがいなくなったのかな?というくらい。ファンの方々の前で、ステージに立って歌っている私が想像つかない。感覚的に完全に「普通の人」になってるんです。柴田:全くアーティストモードに戻れないし、前とは別人みたい。また昔みたいに曲創りに打ち込めるのか?それすらわかりません…。でも、15年間のこの苦労を「引退します」と、ポンと捨てる勇気もなくて。ここまで音楽一筋でやってきたから、やめるのは怖い。けど、次に進むのも怖いんです。ステラ先生:何をどうしたらいいのか、わからなくなってるのね?柴田:はい。飽和状態というのか、もう自分がわからない…。だから家に引きこもってばかりいます。趣味も、やりたいことも、行きたい所も、何もなくて。そうやって答えが見つからないから、ファンの方からもらったオラクルカードを自分で引いてみたりするのですが、そうすると「あなたはヒーラーです」ってカードばかり出るんです。ステラ先生:そうなの…。あなたのこれからを、ちょっと予言するわね。リセットはしても引退する必要はありません。今までのアーティストとしての活動は確かに一回終わるけど、それはあなたの一つの世界観だったっていうこと。今後は次のステージに行くから、そのためには多少の時間も必要なの。ということで、あなたは2017年に新たなデビューをするんです。柴田:2017年?結構すぐですね。ステラ先生:あと1年ね。来年の夏くらい。今の世の中には、心が疲れてる人が多いでしょ?あなたの歌には、そんな人たちを癒す力があるんだと思うの。だから「あなたはヒーラー」っていうメッセージの意味は、占い師になるとかって話じゃなくて、より精神的な、ヒーリング要素のある歌を作るってことじゃないかな。柴田:確かに、癒し系とは言われてきました。――「人を癒す歌を歌っていく」。なんだかとても柴田さんにしっくりくる未来のように思えます。「本当の人生」は5年後にスタートステラ先生:それから、あなたの本当の人生は5年後に始まります。柴田:本当の人生?ステラ先生:そう。2021年くらいに「人生大ギャンブル運」が来るの。その前に、2019年には「成功運」があります。ただ、今年はかなりキツいですよ。仕事がキツいとかではなく精神的にね。次のステージに行くために、この状況をどうクリアすればいいか、自問自答を続けてる感じで。柴田:そうです。毎日、自問自答してます。ステラ先生:相当キツいと思うけど、そこを乗り越えなければ次は来ません。ただ、じーっとしててもキツさは変わらないから、次のステージに行くために、どこか知らない所に行ってみるといいわよ。柴田:うわ!私、来月オーストラリア行こうかと思ってて…。ステラ先生:でしょ?行ったほうがいいわ。そうすれば気持ちを切り替えられるから。柴田:何で知ってるんだろう?考えてることを全部読まれてる!(笑)ステラ先生:今は自分を取り戻す作業が必要なんです。自分自身の心が、元いたところからちょっと離れてしまったのは、あなたのせいではなく、たまたま環境が悪かったから。人間関係とか、トラウマになってるものがいろいろあるからね。柴田:ええ。人間関係でばかり悩んでて音楽で悩んでないから、「あなたは音楽をやってない」って言われたこともあります。ステラ先生:ちょっと環境が悪すぎたわね。運命って決まってるの?――と、ここで。柴田さんから素朴な疑問が飛び出します。柴田:さっきから、何もかも読まれてて怖いんですけど…。人間の運命や軌跡は、最初から決まってるものなんですか?ステラ先生:60%は決まっています。いつどこで生まれたかによって、人生はほとんど決まるの。ただね、中国の「四柱推命」のような東洋系の占いでは、結婚するかしないかも、もう断定されていることが多いんです。例えば「あなたはバツイチになります」「長女と結婚します」なんてこともわかっちゃう。柴田:へぇ~。どんな人と結婚するかわかるなら、知りたいです!ステラ先生:そうねぇ。でも、そんなふうに全て決まってたら面白くないじゃない。自分で変えられる部分があるから、人生は楽しいわけでしょ?60%は決まってるけど、40%は自分次第。この運命を変えるお手伝いっていうのが、今日みたいな出会いなのよね。柴田:そうなんですね!でも、何でこのタイミングでご縁があったんだろう?ステラ先生:ご縁があって、ここにあなたと私がいるってことは、もう前々から決まってたんですよ。それはスケジュールの問題ではなく、神様が「そろそろこういう人と出会わせようかな」と決めたから。そこで運命を変えるためには、出会った後にどういう生き方をするかが大事なの。「この人の運をもらおう」とか「これはもう捨てよう」とか。そういう「縁」と、「身の回りの環境」と、それから「自分が何をしたいか」という決断力。これが決まった段階で運命は変えられます。―――「出会った後の生き方が大事」という言葉は胸に刺さります。ちなみに先生の言う環境とは、家や職場、自分を取り巻いている人たち、よく行くお店、旅先など、身の回りの全ての場のことなのだそう。ステラ先生:この3つが決まらない段階では「運命の予備軍」と言って、宿命で運命が変わるところまではいくけど、そこから先のエンジェルのGood Luckは降りて来ません。人はそこで何をするか決断できないと、変えられないんです。柴田:決断しないから動けないんですか?ステラ先生:そういうこと。それを堂々巡りって言うんです。「メビウスの環」って、こう交差しながら、無限に上昇していく形をしてるでしょ?だけどそれがくっついてしまっていると、ただの堂々巡りになってしまう。ほとんどの女性は毎年、同じ悩みばかり繰り返し言ってるの。「出会いたい」「結婚したい」「赤ちゃんを産みたい」「仕事が忙しい」…はい、終わり。いつも同じ渦の中にいるから、出会いがないし、結婚もできないんです。そこから抜け出すには、力と決断力が3倍必要なの。1+1ではなく、1+2のパワーがないと抜け出せません。柴田:なるほどー。柴田淳が本来やるべきことは…――そして話はイマドキ女子の恋愛のことに。ステラ先生:私の所に相談に来る女の子の中には、恋人候補が何人もいて、どの男性がいいか選べない人たちがいるのね。そういう相談を受けたら、私は全部ナッシングって言います。誰か好きだなと思う人ができたら来なさいって。柴田:自分が付き合う人を占いで決めてもらおうとするんですか?ステラ先生:今はそういう子、多いのよ。「AさんとBさんとCさんとDさん、誰と結婚したら一番お金持ちになれますか?」って。柴田:ええっ!例えばステラさんがDさんと言ったら、その子はDさんを好きになれるんですか?ステラ先生:好きとか、そんな感覚はないんじゃない?ハートではなく自分にとって誰がプラスになるか、それしか見てないの。そこに愛はない…だから複数の男性と同時進行で恋愛できるんです。柴田:うわぁ~、ムリムリムリ!ステラ先生:そういう自分を持ってない女の子たちは、誰か強くて、吸引力のある人を求めてるの。あなたのようなアーティストの歌を聴いて、私が言いたいのはこれだ、と思ったりとかね。だからあなたは、頑張って本当の自分を見出していかなければならない。本来やるべきことはそれなのよ。次回予告次回からはいよいよタロット!そして重大トピック「結婚」の話へ…監修者紹介ステラ薫子愛とパワーあふれるメッセージで女性を幸せに導く大御所占い師。幼少の頃より霊感に優れ、数々の怪奇現象を体験する。西洋占星学、タロットを独学で習得し、日本を代表する西洋占星学、タロット占いの第一人者となる。その驚異的な的中率と依頼人の運命を好転へと導く的確なアドバイスには定評がある。日本はもとより広く韓国など海外のメディアからも注目を集めている。韓国や日本で公開されたドラマ「魔王」で物語のキーとなるタロットカードもステラ薫子のタロットが使用されるなど、人気と注目が高まるきっかけとなる。主な著書としては「婚期は12年に7回やってくる」や「One Oracle Tarot」(竹書房) などがある。その他「女性自身」(光文社)、「GLOW」(宝島社)をはじめとする雑誌の連載、ウェブやモバイルのコンテンツ・サービスをはじめ、独自の占いロジックをシステム化したスマートフォンアプリや、オリジナル運気アップグッズの販売など幅広い活動を展開している。プロフィール柴田淳1976年11月19日、東京生まれ。シンガーソングライター。幼少の頃よりピアノのレッスンを受け、20 才の頃より作詞作曲を始める。2001年10月31日デビュー。これまでに10枚のオリジナルアルバムをリリース。シンガーソングライターとしての活動の他にも、中島美嘉「声」などの楽曲提供、ナレーション、ラジオパーソナリティと幅広く活躍している。★柴田淳さんからのスペシャルプレゼント★柴田淳さんの「サイン入り写真」を合計3名様にプレゼント!プロロ読者の女性たちに向けたメッセージも添えて♪※賞品についてはお選びいただけませんのでご了承ください。応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:2016年6月27日(月)7月からコラム連載『柴田淳の「女39歳~月夜はすっぴんで喋りたい~」』をスタート予定!お楽しみに♪
2016年06月16日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が出演するBSジャパンの経済番組『田村淳のBUSINESS BASIC』(4月10日スタート 毎週日曜23:00~)の初回収録がこのほど行われ、田村が取材に応じた。同番組では、ビジネスパーソンが今更恥ずかしくて聞けない時事ネタ、ビジネススキルなどをテーマに、田村が様々な企業のトップや人事担当者とトークセッションを行っていく。解説は「日経ビジネス」発行人の高柳正盛、進行はテレビ東京の狩野恵里アナウンサーが担当する。田村は「こんなに役立つ話を無料で聞けるなんてことは、なかなかない」と、MCながら楽しんでいる様子。初回収録の中で気になったキーワードは、ホテルや旅館が提供する豪華なキャンプ"グランピング"だそうで、「富裕層の人が何を求めているのかをきちんと考え、今までにないちょっと豪華なキャンプを提供するだけで、なんの変哲もない田舎の空き地が魅力的な場所に変わる…という事は素晴らしいと思いますし、興味を持ちました」と硬派な一面を見せた。初回放送では「地方創生」「インバウンド」をテーマに、フリマアプリを提供するメルカリの取締役、三重県観光局次長などが登場する。
2016年04月08日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳がMCを務めるBSジャパンの新番組『就活 SESSION 田村淳の大学生ビジネス会議』(毎週土曜23:30~24:00)が、きょう30日にスタートする。全9回。この番組では、スタジオに、帝人、ソフトバンク、明治、サイバーエージェントという人気企業の人事担当者・若手社員と、これから就職活動を開始する大学生が集結。ここに田村が、企業側・学生側双方の本音に迫り、就活や働くことを通じて、企業や経済の今を知る経済番組となる。解説は、「日経ビジネス」発行人の高柳正盛氏。進行はテレビ東京の鷲見玲奈アナウンサー。
2016年01月30日●広告ビジュアルに携わるプロの作業環境を公開アドビ システムズと玄光社「コマーシャル・フォト」は5月22日、広告写真の最新動向やAdobe PhotoshopやLightroomのテクニックなどを解説する「デジタルフォト&デザインセミナー 2015」を、東京都・渋谷ヒカリエ ホールにて開催した。ここでは、同日15:40~16:30に「レタッチセッション」として実施された、博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部 REMBRANDT レタッチャー 浦田淳氏によるセミナー「広告ビジュアルの表現力を高めるレタッチテクニック」の様子をレポートする。○ハイスペックなPCと液晶ペンタブレットを活用同セミナーの講師を務めた浦田氏は、博報堂プロダクツのフォトクリエイティブ事業本部に所属するプロのレタッチャー。同部署にはカメラマンとレタッチャーが多数在籍し、写真のみならず映像作品も手がけているという。同氏のPhotoshop歴は20年で、レイヤー機能が初めて搭載されたバージョン3.0からのユーザーだ。浦田氏は各バージョンでの進化の過程を振り返り、「画期的な進化ポイント」としてバージョン4.0の「調整レイヤー」、バージョン7.0の「修復ブラシ」、CS2の「スマートオブジェクト」、CC2014の「ぼかしフィルター」などを挙げた。ちなみに浦田氏が今回のデモで使用した機材は、PC本体が「HP Z840」。特筆すべきは、GPUに「Nvidia Quadro K5200」を2基搭載している点だ。同マシンについて同氏は「4K以上の映像制作(特に4K以上のRAWデータの再生)において非常に利点が大きく、信頼性や完成度の高さにも満足している」と述べた。また、レタッチ作業にはワコムの13.3型液晶ペンタブレット「Cintiq Companion 2 (DTH-W1310H/K0)」を活用していることもあわせて紹介。同製品は、PCと接続するケーブルを外すとWindows 8.1を搭載したタブレット端末として利用できることに加え、CPUにはCore i7 5557Uプロセッサー/3.1GHz、メモリーが16GB、ストレージには512GBのSSDを搭載しているという高いスペック面からも「非常におすすめ」だという。○マスク制作の際にペンツールでパスをキレイに描くには…ここからは、実際のグラフィック広告の作例を見せながら、Photoshop上でどのようにして広告ビジュアルが制作されているかの解説となった。プロの現場でのレタッチ作業においての重要ポイントとして挙げたのが「効率的なマスク制作」と「スマートオブジェクトの活用」というふたつのキーワードだ。まずは作例として、"未来の渋谷像"のCGと実際のクルマの写真を合成した、某自動車メーカーの広告ビジュアルを紹介。ここではクルマのボディを切り抜くために「ペンツール」を使用してパスを描く作業過程を見せてくれた。ペンツールは曲線で構成される被写体を選択するのに好都合だという。パスを綺麗に描くコツは「ポイントの間隔をできるだけ長く取り、滑らかな曲線に仕上げること」とのことだ。必要以上に細かくポイントを打つと、曲線がいびつになってしまうという。ボディをグルリと一周パスで囲んだのち、パスパレットの下部にある点線の角丸アイコンをAltキー+クリック(Macの場合はoptionキー+クリック)して選択範囲を作成し(ここでは「ぼかしを半径」を1ピクセルに設定)、選択範囲に変換された状態でレイヤーパレット下部の「レイヤーマスクを追加」をクリックして作成したマスクを背景に貼り付けるまでの手順を実演。グリル部分やエンブレムといった部分についても、各パーツ毎に同様の手順で合成し、コントラストや色調などを個別に調整していくということだ。ちなみに、完成ビジュアルはクルマのボディにCGである背景がごく自然に映り込んでいる。このトリックについて浦田氏は、背景となるCGをプロジェクターで投影し、そのボディへの映り込みを素材としていると明かした。●「粘土をこねるように素材を合成」できるスマートオブジェクト○「スマートオブジェクト」を使えば、試行錯誤できる次に見せてくれた作例は、とあるアーティストのアルバムジャケット。煙の要素が"羽ばたく鳥"を形成したとてもクールなビジュアルだ。この作品を制作するにあたってのキーワードが、先ほどの重要なポイントとしてふたつめに挙げた「スマートオブジェクトの活用」だ。スチーマーや線香、タバコなどを撮影してさまざまな湯気や煙の写真素材を用意したら、それを下絵となる鳥の写真の上に重ねる。ここでレイヤーを右クリックして「スマートオブジェクトに変換」を選択すると、レイヤーの中にファイルが埋め込まれた状態になる。そのまま「自由変形」で変形させたのち確定すると、通常のレイヤーの場合はレンダリングされてしまい後戻りできないが、スマートオブジェクトなら変形の情報が残っているために途中の段階に戻すことができるということだ。浦田氏はスマートオブジェクトの利点について、「粘土をこねるように素材を合成できる」と説明。さらに普通のレイヤーは縮小すると情報が失われ、再び拡大すると画質は劣化するが、スマートオブジェクトなら情報を元データから参照するため、クオリティは常に最高の状態を維持できることを説明し、「試行錯誤しながら効率的にビジュアルを作り上げることができます」とスマートオブジェクトの活用を提案した。○「リンクの配置」と「マスクの調整」で作業効率を向上続いての作例は、スマホ向け放送サービスの広告ビジュアル。7名のヒーローと1匹のマスコットがポーズを取る、戦隊モノの映画ポスターのような仕上がりとなっている。ここでは、昨年の秋に追加されたスマートオブジェクトの新機能である「リンクを配置」を使った制作プロセスが紹介された。前述したスマートオブジェクトはレイヤーの中にファイルが埋め込まれた状態であったのに対して、この「リンクの配置」は外部ファイルをスマートオブジェクトとして関連づけることができるというものだ。ここでは、縦長や横長など複数の形状のファイルに各キャラクター(要素)を同機能で配置した状態から、ひとつのファイルのキャラクターの一部に変更を加えると、自動的にすべてのファイルのキャラクターが更新される様子をデモしてくれた。続いて紹介されたのは、効率的なマスク制作のテクニックだ。ここでは、主人公の髪の毛を正確かつ効率的に選択する手段のひとつとして「明度差」を生かす方法が紹介された。「チャンネル」パネルの「RGB」をcontrolキー+クリック(Macの場合はcommandキー+クリック)するとRGB情報が選択範囲に変換されるので、下部の「選択範囲をチャンネルとして保存」アイコンをクリックしてアルファチャンネルとして保存する(つまり、画像の明度情報をアルファチャンネルに落とし込む)。次に「色調補正」メニューにある「トーンカーブ」を使ってコントラストを上げて背景と被写体の差を明確にしたら、そのアルファチャンネルをcontrolキー+クリック(Macはcommandキー+クリック)して選択範囲として読み込み、ペイントツール(ブラシツール)で細部(ここでは髪の毛の部分)を描いていく。さらに「選択範囲」メニューの「マスクを調整」を開き、輪郭部分をなぞることによって、Photoshopが色の差などを解析して自動的に細かなマスクを作成してくれる様子を見せてくれた。こうした技を組み合わせて、仕上がりの美しいマスクを作成しているということだ。○「Camera Rawフィルター」を色調補正ツールとして活用最後に紹介されたビジュアルは、渋谷の街並みと渓流の風景が一体化した印象的な作品。こちらもスマートオブジェクトを活用し、"粘土をこねるように"素材を重ねたものだ。渋谷の街と渓流の写真は「トーンカーブ」でハイライトを持ち上げるなど色調を補正しているほか、RAW現像を行うための「Camera Rawフィルター」を色調補正ツールとして活用しているという。同フィルターには便利なパラメーターが数多く用意され、そのなかでも「色温度」はPhotoshop本体には備えない、Camera Rawフィルターならではのパラメーターだ。ほかにも「露光量」は、トーンカーブによる調整とは異なり、フイルム面に当たる光の量をコントロールするパラメーターだと説明した。さらに、もうひとつ非常に便利なパラメーターとして、ハッキリしない素材に対して光が当たったかのように演出を追加できる「明瞭度」を挙げた。作例の素材となった元の写真は曇りの日に撮られたものだが、この「明瞭度」を利用してカリッとした印象に仕上げたということだ。○ムービーレタッチにもPhotoshopを応用するここからは、Photoshopのレタッチテクニックを「映像」に応用する「ムービーレタッチ」についての講義となった。現状のテレビ放送はHDサイズだが、総務省のロードマップによれば将来的に解像度が4K~8Kになるという。その精細感(ディテール)はグラフィックと同等になり、現在グラフィック(静止画像)を扱うクリエイターが持つ"ディテールに対するこだわり"が活きる領域に達するという。博報堂プロダクツでは、ムービーレタッチの技術を使って実際にCM制作も行っているということだ。ここで「After Effects」と「Photoshop」を使った、実際のムービーレタッチの方法についてのレクチャーとなった。After Effectsには、平面トラッキングを行う(動画の平面がどのように移動しているかを分析する)「mocha」というソフトが付属しており、ムービーレタッチに応用しているという。これはPhotoshopで修正したレイヤーを分析した情報をもとに貼り付ける(つまりひとコマずつ「自由変形」して貼り付ける)作業を自動的に行ってくれるソフトで、従来のように「ぼかしてごまかす」補正ではなく、Photoshopのスタンプツールのように皮膚の質感をそのまま移植するようなレタッチが実現可能になり、グラフィックと同じクオリティでの映像修正を可能にするいうことだ。そして、動画に写っている人物の肌を修正するムービーレタッチ作業の実演へと移行。まずは動画の中からレタッチのベースとなる1フレームをPSD形式で書き出したものをPhotoshopで開き、スポット修復ブラシツールなどを使って肌を美しく修正して一旦保存する。次にそれをAfter Effectsに読み込んでタイムラインに登録し、レタッチした部分のマスクを作成したら、「アニメーション」メニューの「mocha AE のトラック」を選択して「mocha」を起動。あとはmocha上で分析したい部分を定義してトラッキングボタンをクリックすると、自動的にほかのフレーム上でもその面を分析し、追従して修正される。続いて「Export Tracking Data」ボタンをクリックしてクリップボードにコピーしたら、After Effects上のPhotoshopのレイヤーにペーストすると、修正した部分がほかのフレームでもぴったりと移動する美しい動画に仕上がった。さらにAfter EffectsとPhotoshopはリアルタイムに連携しているため、あとからPhotoshopで修正した内容が自動的にAfter Effectsのムービーに反映するという様子も見せてくれた。ただし、この方法は被写体が上下左右に単純移動する場合には使えるが、角度が3D的に変わる場合や、光の当たり具合が変化するムービーには適さないということだ。○4K映像の制作現場では、グラフィック業界の感性やテクニックを求めている浦田氏はセミナーの最後に、「Creative CloudではインストールボタンをクリックするだけですべてのAdobeソフトが使えるようになったことで、グラフィックやムービーといったジャンルの垣根がなくなっていると思います」と述べ、ハードウェアの面でも気軽に4K以上の解像度で撮れる機材も増えてきていることや、MacやPCのコストパフォーマンスも向上していることについても言及。さらにグラフィック業界に携わる聴講者に向けて「4K以上の映像制作ではグラフィックを扱う人が持っているノウハウが注目されていると思いますので、是非グラフィックで培ってきた感性やテクニックをジャンルの垣根を越えて映像にもチャレンジして下さい。色んな可能性が広がっていくと思います」とエールを贈り、セミナーを締めくくった。
2015年06月03日アドビ システムズと玄光社「コマーシャル・フォト」は、「デジタルフォト&デザインセミナー 2015」を東京・大阪の2会場で開催する。大阪会場(松下IMPホール)の開催日時は5月20日 12:00~18:30。東京会場(渋谷ヒカリエ ホール A)の開催日時は 5月22日 9:30~18:30。参加費は無料(事前登録制)。「デジタルフォト&デザインセミナー 2015」は、プロのフォトグラファーやレタッチャーが登壇し、広告写真の最新動向やAdobe PhotoshopやLightroomのテクニックなどを解説するもの。今回は同セミナーの開催が10回目で、かつPhotoshop生誕25周年の節目の年であることから、例年は実施していなかった「基調講演」を特別に開催(東京会場のみ)。シンガポール出身の有名フォトグラファーであるレスリー・キーが"写真を愛するすべての人"に向けて語る「写真はもっと自由になれる」、およびPhotoshopの生みの親であるアドビ システムズのソフトウェア エンジニア トーマス・ノールがその歴史をひもとく「History of Photoshop (Photoshopの歴史)」の2講演が行われる。また、東京・大阪会場で共通の内容として、凸版印刷のチーフフォトグラファー・南雲暁彦氏が「キヤノンEOS 5Ds」を広告写真に活用する際の使いこなし方を披露する「フォトセッション」、フォトグラファー・BOCO 塚本氏がPhotoshopとLightroomの連携によるワークフローの基本を語る「Back to Basic セッション」、博報堂プロダクツのREMBRANDTレタッチャー・浦田淳氏による「レタッチセッション」、アドビ システムズの栃谷宗央氏が最新版のPhotoshop CC/Lightroom CCの新機能やTipsを披露する「Adobe Photoshop セッション」が予定されている。そのほか、東京会場では、ドリンクや軽食を片手にセッション講師やスポンサー企業、そして来場者との交流の場である「Beer Bash」を開催(18:30~20:00)。先着300名限定での開催で、申し込みは当日、東京会場で受け付ける。なお、東京および大阪会場でのセミナーは事前申し込みとなっており、同セミナーのWebページより申し込み手続きを行うことができる。
2015年04月07日みなさん、こんにちは。コンサルタントの木村隆志です。先日、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが結婚しました。女優からモデル、アーティスト、グラビアアイドルまで、数々の美女と浮き名を流してきた淳さんだけに、相手女性に注目が集まりましたが、フタを開けてみたらアラサーの一般女性。それだけに「他の女性とくらべて、どこが良かったのか?」「そもそも男性が結婚を考える女性とは?」などと大きな話題になっています。今回は田村淳さんの妻・香那さんに見る、“男性が結婚を意識する女性”の特徴を挙げていきます。■あらゆる人に優しい女性は恋人の男性に、「自分だけ特別扱いしてほしい」「他の女性に優しくしないで」と思うことが多いのですが、男性は逆。「自分の友人や同僚にどれだけ優しくできるか」を見ていますし、家族に対しても「大切に扱ってくれるか」を見ています。また、飲食店のスタッフやショップ店員への接し方が優しい女性は、「結婚してもずっとその優しさが続きそう」という安心感を抱くものです。実際、香那さんは、淳さんの両親や芸人仲間はもちろん、顔を合わせる全ての人に優しく接しているそうで、これだけ騒がれても悪い評判が一切漏れてきません。■笑顔が多く、感情の起伏が少ない結婚会見で淳さんは、「隣で笑ってくれる女性がいる僕は幸せ者」と言っていました。仕事熱心な男性も、仕事嫌いでグチの多い男性も、「家に帰ったら仕事を忘れて落ち着きたい」ことに変わりはありません。男性が自分の家に求めるのは、癒しや安らぎなのですが、そのイメージを決定づけるのが妻。「どんな精神状態で家に帰ってきても、変わらない笑顔がある」というだけで男性は愛情を感じるのです。逆に、ストレスや怒りを家に持ち帰り、パートナーに話したがる女性は、徐々に距離を置かれてしまうので気をつけましょう。■包容力があり、柔軟な過ごし方ができる多くの独身男性は、“恋人と過ごす時間”と“それ以外の時間”を分けて考える傾向があります。その理由は、「ずっと2人でいても楽しくないし、別々に楽しんでいる時間があるから、2人きりの時間がより楽しくなる」と考えているから。その点、香那さんは、2人きりのときは淳さんのノリに合わせて楽しみ、別々のときは自分の趣味に集中しているそうです。そんな柔軟性は、彼に「帰りの遅い日は電話しなきゃいけない」「ただ家で待っていられても困る」などの窮屈さを感じさせないことにつながっていきます。また、結婚会見で淳さんは、「香那さんの“包容力”にホレた」と言っていました。これは「私を受け入れて」という女性が多い中で、まず「先に彼を受け入れよう」とする姿勢によるものでしょう。小さな違いに思えるかもしれませんが、「先に相手を受け入れてから、私はあとで受け入れてもらう」という順番こそが包容力なのです。■“実は”しっかり者であること男性が穏やかで心優しい女性を求めるのは事実ですが、それだけで結婚を意識することはありません。精神的・金銭的に自立していない恋人には、「もう少し大人になるまで結婚は無理だな」と感じています。男性は、長い年月一緒にいれば、いいことばかりではなく、ピンチも訪れることを分かっているもの。それだけに、「彼女ならピンチがあっても一緒に乗り越えていける」という女性を求めているのです。よく「かかあ天下の方がうまくいく」と言いますが、これは単に強い女性のことではなく、「男性に好きなことをさせ、間違っているところはビシッと伝えられる」という意味を含んでいます。■好きなタイミングで結婚できる淳さんは仕事で何度かインタビューしたことがあるのですが、とても頭の回転が速く、相手の気持ちを常に考える優しい男性でした。「モテて当然」の男性なのですが、ここで挙げた項目がそろっているからこそ、他の美女ではなく香那さんを選び、何度も復縁を懇願したのでしょう。今回のテーマは、結婚だけでなく、「本命の恋人として大事に扱ってもらえるか」、引いては「主導権を握れるか」の分かれ目でもあります。あなたの結婚願望はさておき、「彼女以上の女性はいないかもしれない」と思わせておけば、自分の好きなタイミングで結婚話を進められるのですから、彼に結婚を意識させるくらいの存在でいてほしいと思います。(木村隆志/ハウコレ)
2013年09月29日