30代独身女性のエリカが過去へのタイムスリップを繰り返しながら、人生を見つめ直すファンタスティック・ラブコメディ「ビーイング・エリカ」。現在、日本ではシーズン2が放送されている本作の魅力を語るべく、昨年12月に主演女優エリン・カープラックが来日!主人公・エリカ役をきっかけに人気スターとなった彼女に、作品の見どころはもちろん、自身のことなど、いろいろな話を聞いてきました。謎のセラピスト、ドクター・トムに導かれながら、過去をやり直す時空の旅を繰り広げるエリカ。高学歴でルックスも悪くはないのに、何だか上手くいかない人生に悩まされるエリカを、エリンはこう分析します。「エリカはちょっと早めの“中年の危機”を迎えているような状態なの。自分がどんなことをしたいのか、よく分からないでいるのだと思うわ。でも、エリカのいいところは、たとえ失敗してもとにかくチャレンジすること。落ち込んでも立ち上がれるエリカだからこそ、過去への旅が有益なものになっているんじゃないかしら」。シーズン1のときは大学時代に戻ってキャンパスライフをやり直そうとしたり、最悪だった初体験をやり直そうと高校時代に戻ったり…。とは言え、やり直しの旅は常に成功するわけではなく、エリカは“やり直せなかったこと”や“やり直さなかったこと”からも何かを学んでいきます。「正直に言って、自分の過去を変えたがるエリカには賛成できない部分もあるわ。だって、過去の後悔やミスがあるからこそ、いまの自分があるんだもの。ただし、私にだって、あんなことを言わなきゃよかったなと思うことはあるし、“何で彼とデートしちゃったのかしら?”って言いたくなるような相手も過去にはいる。それに、プールの滑り台から落ちて前歯が全部かけちゃった学生時代にはぜひ戻ってやり直したいわね(笑)。そういった過去に戻ることも含め、エリカはわざと間違った決断をしたりもするけれど、最終的には何かを学ぶの。だからこそ、視聴者のみなさんにも共感してもらえるんだと思うわ」。たしかに、エリカは「戻らなきゃいいのに…」と思うような過去に戻ることもしばしば。けれど、そんな彼女の“間違った決断”こそがハラハラドキドキさせてくれます。エリン自身も脚本を読みながら、「何でそんなことするのよ!エリカ!」と思うことが多々あるのだそう。そのほとんどが恋愛絡みで、決してモテないわけではないのに、恋愛下手がたたってシングル道を突き進んできたエリカの恋模様も見逃せないところとなっています。シーズン1では、妻のいる男友達・イーサンとのもどかしい関係が描かれていました。「シーズン2では、晴れて恋人同士になったイーサンとの関係がより深く描かれていくわ。2人の間には、誰もが直面しそうな問題がいろいろ浮上するの。気持ちがすれ違うこともあれば、性的な欲求不満を抱くこともある。“2人がこんなふうになるなんて悲し過ぎる!”と思いながら演じたこともあったわ」。エリンの言葉が何だか気になりますが、「でも、絶対に共感してもらえると思う!」とも。やはり過去への旅にしろ、恋愛模様にしろ、現在の人生の歩み方にしろ、「分かる、分かる!」と言いたくなるエリカの言動が、作品を見逃せないものにしているポイントのようです。次回は、エリン自身のあれこれに迫ります!(text:Hikaru Watanabe)「ビーイング・エリカ」シーズン24月2日(土)より毎週土曜23:00〜LaLa TVにて放送中公式サイト:© Session I Productions Limited 2009■関連作品:ビーイング・エリカ [海外TVドラマ]© Session I Productions Limited 2009
2011年04月07日井筒和幸監督が5月12日(水)、東京・池袋シネマサンシャイン噴水広場で行われた監督作品『ヒーローショー』のイベントに出席。離婚騒動の渦中にいる女優、沢尻エリカに同情を寄せた。2005年公開の『パッチギ!』でヒロインに起用し、見事な演技を見せてブレイクしただけに、以降、お騒がせ女優となった沢尻さんがコトを起こすたびに感想を求められる、エリカのご意見番的存在に。この日も「ヒーローとは、まつり上げられているだけで、生け贄ですから」と考えを述べたところで、取材陣から沢尻さんの名前を持ち出されると「彼女も血祭りに上げられ、生け贄にされて、それが現代」と同情。「彼女は演技、滅茶苦茶上手いからね。魅力があるから(世間が)叩く、気にするんでしょ。復帰したら活躍してくれる、いい仕事してくれるでしょうねぇ」と期待を寄せた。イベントでは映画初出演で初主演のお笑いコンビ・ジャルジャル、ヒロイン役のちすん、女芸人・椿鬼奴らが、劇中をモチーフにしたヒーローショーの寸劇を“熱演”。だが、すっかり沢尻さんの話題になった中、後藤淳平は「僕らのコメント、(翌日のワイドショーなどで)使われないでしょう。何とかしてください、監督」と大汗。状況を読んだ井筒監督から「ごっちゃんも上手かった。(沢尻と)いっしょにやったらええよ。この続き、やろう、5年後に」と振られ、「沢尻さんとですか?やったー!」と大喜びだった。一方、後藤さんは劇中、ちすんを相手にラブシーンにも挑戦。「フリスクを3箱食べて、臨みました。ベロベロチューでした。ごちそうさまでした!」と無邪気に話し、福徳秀介から「下品な言い方すんな!」と突っ込まれていた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会■関連記事:井筒和幸監督×ジャルジャル『ヒーローショー』試写会に50組100名様ご招待ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5デートしたい芸人といえば?【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る井筒監督、芸能活動再開予定の沢尻エリカにエール「よかったやん」
2010年05月12日